JP2004230242A - ラバー付きマットの洗浄方法 - Google Patents

ラバー付きマットの洗浄方法 Download PDF

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JP2004230242A
JP2004230242A JP2003019736A JP2003019736A JP2004230242A JP 2004230242 A JP2004230242 A JP 2004230242A JP 2003019736 A JP2003019736 A JP 2003019736A JP 2003019736 A JP2003019736 A JP 2003019736A JP 2004230242 A JP2004230242 A JP 2004230242A
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water
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Michimasa Hiramatsu
道正 平松
Katsuhiro Kawada
勝大 川田
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OKAYAMA PREF GOV TAORU KK
Amano Corp
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OKAYAMA PREF GOV TAORU KK
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Abstract

【課題】アルカリ剤やブラシを使用せずに、比較的簡単な構造の洗濯機を用いてマットに付着した汚れを確実に洗い落すことができると共に、すすぎ洗いの回数を減らして排水等の環境上の問題も発生することがなく、衛生的に、且つ、経済的に洗浄できるように工夫したラバー付きマットの洗浄方法を提供する。
【解決手段】40〜50℃に加温した少くともpH12以上の電解アルカリ水を用いて、ラバー付きマットの予備洗浄と本洗浄を済ませた後、電解酸性水で中和すすぎ洗浄を行い、最後に冷水ですすぎ洗浄を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、玄関や厨房等の出入り口に敷いて使用されるラバー付きマットの洗浄方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1には、マットを移送しながら塵落しを行った後、洗浄水を噴射して予備洗浄し、次いで、もみ洗いとすすぎ洗いを順番に行ってこれを脱水し、最後に乾燥を行って取り出す構成の「マット洗浄機」が記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−46990号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に記載の「マット洗浄機」や、その他各種洗浄機或は洗濯機を用いてマットを洗浄する場合は、一般的には洗剤を用いて洗浄しているが、通常の汚れならともかく、靴底に付着していた汚れが例えば植物油、鉱物油、泥、塵埃、水分等が混ざった複合汚染物で、これがそのままマットに付着している場合には、いわゆる化学洗浄だけではこれ等の複合汚染物を洗い落すことができないため、メタ珪酸ソーダや、トリポリリン酸ソーダといったアルカリ剤を加えて洗浄を行う必要がある。
【0005】
上記アルカリ剤を使用することで洗浄力は著しく向上し、上記複合汚染物を始めとする各種の汚れを容易に洗い落すことが可能になる。しかし、マットにはアルカリ剤の使用によって「ぬめり」が残り易くなって、洗浄後のすすぎ洗いが不十分な場合には、マットの繊維が色あせたり、劣化或は断絶したりする問題があった。即ち、マット植毛の各根元部分には特に多くのアルカリ剤が付着浸透するため、すすぎ洗いを何回も繰返してこれを洗い落す必要があるが、すすぎ洗いを何回も繰返すことは洗浄作業を著しく煩雑化するだけではなく、多くの時間とコストが費やされてしまう問題があり、また、このすすぎ洗いの回数を減らした場合には、上述した諸問題が発生してしまうジレンマがあった。
【0006】
更にアルカリ剤を使用した場合には、アルカリ剤を含む排水の処理が環境問題になるため、排水処理施設が大掛かりで高価なものになってしまう問題があった。
【0007】
また、アルカリ剤を使用せずに洗浄機のブラシ等によって直接汚れを除去することも考えられるが、強力なブラシ洗浄はマット繊維に必要以上のダメージを加えると共に、ブラシ洗浄のパワーアップのために洗浄機そのものが大掛かりなものになってしまって、経済性に欠ける問題もあった。
【0008】
本発明は上述した各問題点を解決するために開発されたものであって、その技術的課題は、アルカリ剤やブラシを使用せずに、比較的簡単な構造の洗濯機を用いてマットに付着した汚れを確実に洗い落すことができると共に、すすぎ洗いの回数を減らして排水等の環境上の問題も発生することがなく、衛生的に、且つ、経済的に洗浄できるように工夫したラバー付きマットの洗浄方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の技術的課題を解決するために、本発明に係るラバー付きマットの洗浄方法では、玄関や厨房等の出入り口に敷いて使用されるラバー付きマットを、回転式洗濯槽を有する洗濯機を用いて洗浄するラバー付きマットの洗浄方法であって、単体又は複数枚のラバー付きマットを、相対するマットの植毛同士が互いに間隔を保つようにして上記洗濯機の洗濯槽に収納する工程と、上記ラバー付きマットを収納した洗濯槽に対して、40〜50℃に加温した少くともpH12以上の電解アルカリ水を入れ、且つ、洗濯槽を所定時間回転してラバー付きマットの予備洗浄を行う予備洗浄工程と、上記予備洗浄を終えた洗浄水を排水し、且つ、洗濯槽を回転してラバー付きマットの脱水処理を行う予備洗浄水の脱水工程と、上記の洗濯槽に40〜50℃に加温した少くともpH12以上の電解アルカリ水を入れ、且つ、上記の予備洗浄時よりも長い時間洗濯槽を回転してラバー付きマットの本洗浄を行う本洗浄工程と、上記本洗浄を終えた洗浄水を排水し、且つ、洗濯槽を回転してラバー付きマットの脱水処理を行う本洗浄水の脱水工程と、上記洗濯槽に電解酸性水を入れて洗濯槽を回転することにより、上記本洗浄を済ませたラバー付きマットのすすぎ洗浄を行う中和すすぎ洗浄工程と、上記中和すすぎ洗浄を終えた中和すすぎ洗浄水を排水し、且つ、洗濯槽を回転してラバー付きマットの脱水処理を行う中和すすぎ洗浄水の脱水工程と、上記洗濯槽に冷水を入れて回転することにより、中和すすぎ洗浄を済ませたラバー付きマットをすすぎ洗いする冷水すすぎ洗浄工程と、上記すすぎ洗浄を終えた冷水を排水し、且つ、洗濯槽を回転してラバー付きマットの脱水処理を行う冷水の脱水工程、とから成ることを特徴とするものである。
【0010】
上記本発明に係るラバー付きマットの洗浄方法によれば、各マット間の間隔を維持して、植毛同士が重なったり接触したりしない状態にすると共に、洗濯槽を回転させてラバー付きマットの洗浄を行うため、いわゆる叩き洗いやブラシ洗いによってマットを洗浄することがなく、マットの植毛に対して殆どダメージを与えることなく洗浄することができる。また、植毛に対して電解水生成手段によって生成されたアルカリ電解水から成る洗浄水が流れて洗浄を行うことになるので、植毛同士が擦れ合ったり押し合ったりして傷付くことがなく、優れた洗浄効果とすすぎ効果を発揮することができると共に、マットの寿命を延ばすことを可能にする。
【0011】
更に洗剤としてアルカリ剤を使用せずに、アルカリ剤と同様の洗浄効果を発揮できるアルカリ電解水を用いて洗浄を行うため、マットにアルカリ剤が残留せず、すすぎ洗いを簡単に済ませてその回数を減らすことができると共に、排水等の環境上の問題も解決でき、また、電解酸性水による中和すすぎ洗浄によって、電解アルカリ水で洗浄したマットを中和処理するため、冷水によるすすぎ洗浄の時間と回数を更に少くして、優れた仕上がりのマット洗浄を経済的に行うことができる。
【0012】
加えて、ラバー付きマットを洗濯槽の回転式洗濯槽に入れた状態のまま、予備洗浄とそのすすぎ及び脱水、並びに、本洗浄とそのすすぎ及び脱水の各洗浄工程を済ませることができるため、回転ドラム式洗濯槽のような比較的簡単な構造の装置(洗濯機)を用いて、ラバー付きマットを確実に、且つ、経済的に洗浄できると共に、予備洗浄と本洗浄を40〜50℃の比較的低い温度で行うため、マットの植毛のちぢれや変色等を防止することを可能にする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係るラバー付きマットの洗浄方法の実施の形態を図面と共に説明すると、図1は本発明によるラバー付きマットの洗浄工程を順番に説明したフローチャートであって、ステップS1で単体又は複数枚のラバー付きマットを相対するマットの植毛同士が互いに間隔を保つようバッチ式洗濯機の回転式洗濯槽内に収納する。間隔を保持するためには例えば保持具やスペーサを用いればよく、また、洗濯槽の構造をマットを1枚ずつ間隔的に収納する構成にしてもよい。
【0014】
次いでステップS2に進んで、上記洗濯機の洗濯槽に対して、電解水生成手段によって生成された少くともpH12以上の電解アルカリ水を40〜50℃に加温したものに、汚れ具合やその汚れの状況に照して必要量の洗剤(家庭用・工業用洗剤を含む一般的な洗剤)を加えた洗浄水を給水し、且つ、洗濯槽を約5分間通常回転してラバー付きマットを予備洗浄する。その後、ステップS3に進んで、予備洗浄を終えた洗浄水を洗濯槽から排水し、且つ、洗濯槽を約1分間高速回転してラバー付きマットから予備洗浄水を脱水する。
【0015】
次ぎに、ステップS4に進んで、上記予備洗浄と同じ少くともpH12以上で、且つ、40〜50℃に加温した電解アルカリ水に、同じく必要に応じて必要量の洗剤を加えた洗浄水を、上記予備洗浄と脱水を済ませた洗濯槽に給水し、洗濯槽を約10分間通常回転してラバー付きマットを本洗浄する。その後、ステップS5に進んで、本洗浄を終えた洗浄水を洗濯槽から排水し、且つ、洗濯槽を約1分間高速回転してラバー付きマットから本洗浄水を脱水する。
【0016】
上記ステップS5の本洗浄が済んだら次ぎのステップS6に進んで、電解水生成手段によって生成された電解酸性水を給水しながら、洗濯槽を約3分間通常回転することにより、本洗浄を済ませたラバー付きマットを電解酸性水で中和すすぎ洗浄する。その後、ステップS7に進んで中和すすぎ洗浄を済ませた洗浄水を洗濯槽から排水し、且つ、洗濯槽を約1分間高速回転して、ラバー付きマットから中和すすぎ洗浄水を脱水する。
【0017】
次ぎのステップS8では、冷水を給水しながら洗濯槽を約3分間通常回転し、上記中和すすぎ洗浄を済ませたラバー付きマットを冷却しながらすすぎ洗浄し、その後、ステップS9に進んで洗濯槽から冷水のすすぎ洗浄水を排水し、且つ、洗濯槽を高速で5分間脱水回転して、ラバー付きマットの洗浄を終える。
【0018】
【発明の効果】
以上述べた次第で、本発明に係るラバー付きマットの洗浄方法によれば、叩き洗いやブラシ洗いではなく、アルカリ剤に代えて電解生成手段によって生成した電解アルカリ水を、マットの植毛間に流す流し洗浄によってラバー付きマットの予備洗浄と本洗浄を行うと共に、同じく電解生成手段によって生成された電解酸性水を用いて中和すすぎ洗浄を行うため、洗浄による植毛の色あせや、退色、劣化、或は、繊維の断絶といった問題が発生せず、マットの耐用期間(寿命)を長く延ばすことができるものであって、回転ドラム式洗濯機のような比較的簡単な設備を用いて経済的にラバー付きマットの洗浄ができる点、すすぎ洗いの回数を大幅に減らすことができる点、並びに、排水等の環境上の問題を解決した点と相俟って、まことに画期的な洗浄方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラバー付きマットの洗浄方法による処理工程を説明したフローチャートである。

Claims (1)

  1. 玄関や厨房等の出入り口に敷いて使用されるラバー付きマットを、回転式洗濯槽を有する洗濯機を用いて洗浄するラバー付きマットの洗浄方法であって、
    単体又は複数枚のラバー付きマットを、相対するマットの植毛同士が互いに間隔を保つようにして上記洗濯機の洗濯槽に収納する工程と、
    上記ラバー付きマットを収納した洗濯槽に対して、40〜50℃に加温した少くともpH12以上の電解アルカリ水を入れ、且つ、洗濯槽を所定時間回転してラバー付きマットの予備洗浄を行う予備洗浄工程と、
    上記予備洗浄を終えた洗浄水を排水し、且つ、洗濯槽を回転してラバー付きマットの脱水処理を行う予備洗浄水の脱水工程と、
    上記の洗濯槽に40〜50℃に加温した少くともpH12以上の電解アルカリ水を入れ、且つ、上記の予備洗浄時よりも長い時間洗濯槽を回転してラバー付きマットの本洗浄を行う本洗浄工程と、
    上記本洗浄を終えた洗浄水を排水し、且つ、洗濯槽を回転してラバー付きマットの脱水処理を行う本洗浄水の脱水工程と、
    上記洗濯槽に電解酸性水を入れて洗濯槽を回転することにより、上記本洗浄を済ませたラバー付きマットのすすぎ洗浄を行う中和すすぎ洗浄工程と、
    上記中和すすぎ洗浄を終えた中和すすぎ洗浄水を排水し、且つ、洗濯槽を回転してラバー付きマットの脱水処理を行う中和すすぎ洗浄水の脱水工程と、
    上記洗濯槽に冷水を入れて回転することにより、中和すすぎ洗浄を済ませたラバー付きマットをすすぎ洗いする冷水すすぎ洗浄工程と、
    上記すすぎ洗浄を終えた冷水を排水し、且つ、洗濯槽を回転してラバー付きマットの脱水処理を行う冷水の脱水工程、
    とから成ることを特徴とするラバー付きマットの洗浄方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017144408A (ja) * 2016-02-19 2017-08-24 新日本空調株式会社 ゴム面の洗浄方法

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