JP2004229318A - ヘッダ復元装置およびヘッダ復元方法 - Google Patents

ヘッダ復元装置およびヘッダ復元方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ヘッダ復元されたパケットのエラーの状態に応じて参照情報の更新を要求するヘッダ復元方法を提供する。
【解決手段】 ヘッダ復元装置709において、ヘッダ復元部703は、参照情報管理部707における参照情報を参照して、パケット受信部704によって受信されたパケットの圧縮ヘッダを復元する。エラー検出部702は、パケット受信部704によってヘッダ復元されたパケットのCRCエラーを検出し、正しいパケットだけをパケット出力部701から出力する。連続復元エラーカウント部705は、エラー検出部702によって検出された連続するエラーの数を数え、連続復元成功カウント部706は、連続する復元成功の数を数える。これらのカウント数を参照して、更新要求部708は、必要に応じて更新要求を送信側へ送信する。参照情報管理部707は、ヘッダ復元のための参照情報を管理する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、パケット伝送の際に行われるヘッダ圧縮方法に関し、より特定的には、パケットを伝送する際にエラーが発生したとき、参照情報の更新要求を行うヘッダ圧縮方法に関する。
現在、インターネット上でのデータ伝送を行う代表的な伝送プロトコルとしては、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)やUDP(User Datagram Protocol)/IPなどが挙げられる。低ないし中ビットレートの伝送路上において、これらの伝送プロトコルを利用してデータを伝送する場合には、TCPやUDP、IPなどのヘッダサイズが大きいことが原因となって、通信オーバヘッドの問題が生じることがある。例えば、10バイトのデータをUDP/IPで送信する場合、10バイトのデータ部分を含むUDP/IPのトータルサイズは38バイトとなり、実際に送信しようとするデータの4倍程度となる。このようなことが多発すると、結果として伝送路の実効速度が著しく低下してしまう。
このようなヘッダによるオーバヘッドを低減させる手法としては、RFC1144およびRFC2508に規定されるV.Jacobsonのヘッダ圧縮方式がある。このヘッダ圧縮方式では、連続するパケットにおけるヘッダの中で、前のパケットから変化したフィールドのみを送信する。実際には、内容が変わっている部分は少ないことから、ヘッダを圧縮してパケットを送信することができる。ただし、この方法は、図5に示すような有線区間向けに規定されたヘッダ圧縮手法であって、頻繁にエラーが起こる伝送路では、効率的でないとされている。
図6は、近年加入者が大幅に増加している携帯電話網(W−CDMAなど)の無線端末を対象とする通信網を示す図である。このような携帯電話網は、前述のような頻繁にエラーが起こる無線伝送区間を含む。このように伝送エラーが多発するという特徴をもつ無線区間向けのヘッダによるオーバヘッド低減手法としては、IETF(Internet Engineering Task Force)で審議されているROHC(RObust Header Compression)によるヘッダ圧縮方式が挙げられる。ROHCによるヘッダ圧縮方式については、「draft−ietf−rohc−rtp−00.txt(29 June 2000)」において、詳細に説明されている。
このROHCによるヘッダ圧縮方式は、送信側(圧縮側)と受信側(復元側)とのデータ圧縮/復号に際して、双方によって共有される参照情報が設けられる。すなわち、送信側のデータ圧縮に際して用いられた参照情報は、受信側のデータ復元に際してもまた用いられる。このように参照情報を共有化することによって、データ復元を正しく行うことができる。図7は、このようなROHCによるヘッダ圧縮方式を行うデータ伝送例を示した図である。
図7において、データ送信が開始される際に、送信側および受信側は互いに正しい参照情報αを保持している。まず、送信側がヘッダH1およびデータD1を受信側へ伝送する場合について考える。送信側は、参照情報αを利用してヘッダH1に対するデータ圧縮を行う。ここで、ヘッダH1と、データ圧縮を経て受信側へ送信される圧縮ヘッダH’1との関係は、次式(1)のように表すことができる。
P1 = H1*α …(1)
上式(1)において、演算記号*の表す演算方法は、圧縮対象情報領域ごとに異なる。例えば、圧縮対象領域がUDPポート番号である場合は不変であり、RTPシーケンス番号である場合は、通常は1ずつ増加し RTPタイムスタンプである場合には、50ずつ増加する、といった具合である。
このように、参照情報αには、上記のような各情報領域ごとの圧縮に必要な情報が全て含まれている。したがって、この参照情報αが送信側と同内容のまま、受信側においても正しく保持されている限り、受信側は受信した圧縮ヘッダH’1を正しく元のヘッダH1に復元することができる。そうして、受信側はヘッダH1およびデータD1を正しく受け取ることができる。さらに、ヘッダH2およびデータD2からヘッダH4およびデータD4も、参照情報αを利用してヘッダを圧縮されて、同様に伝送される。
次に、参照情報が変化する場合について考える。図8は、途中で参照情報が変化する場合のデータ伝送例を示した図である。図8において、ヘッダH2およびデータD2を伝送した後に、参照情報はαからβに変更され、ヘッダH3は変更された参照情報βを利用して圧縮される。
例えば、伝送されるヘッダのRTPタイムスタンプが50ずつ増加していたものが、データD3を伝送しようとする際に、100ずつ増加するように変化したとする。このとき、送信側はこれまで保持していた参照情報α(「RTPタイムスタンプを50ずつ増加させる」という内容)をβ(「RTPタイムスタンプを100ずつ増加させる」という内容)へと変更させる。このような参照情報の更新は、図8に示されるように、伝送する圧縮ヘッダ(ここではヘッダH’3)に対して、さらに付加された参照更新情報が用いられる。受信側は、この参照更新情報に基づいて参照情報を更新する。
なお、参照更新情報が明示的に送信されることなく、参照情報が更新される場合もある。以下、簡単に説明する。圧縮ヘッダでは、シーケンス番号は4ビットが用意されている。4ビットでは、15までの整数が表せるが、16以上の整数は表せない。そこで、16以上の整数Nは、Nmod16で表現する。したがって、受信側では、受信されたシーケンス番号が最大値(ここでは15)から最小値(ここでは0)に変わるたびに、Lを1だけインクリメントし、L*16+(受信されたシーケンス番号)を計算することによって、シーケンス番号を算出する。この方法では、更新情報を明示的に送信することはしないが、シーケンス番号が最大値を超えた場合に、送信側と受信側の両者で参照情報が更新される場合であると考えることができる。
以上のような、ヘッダ復元方法は、以下のようなヘッダ復元装置によって実現することができる。図9は、従来例に示されたヘッダ復元方法を実現するヘッダ復元装置の構成を示すブロック図である。
図9において、ヘッダ復元装置1007は、パケット出力部1001と、エラー検出部1002と、ヘッダ復元部1003と、パケット受信部1004と、参照情報管理部1005と、更新要求部1006とを備える。
パケット受信部1004は、送信側から送れられたヘッダ圧縮されたパケットをヘッダ復元部1003へ出力する。ヘッダ復元部1003は、参照情報管理部1005において管理されている参照情報を参照して、圧縮されたヘッダを復元し、エラー検出部1002へ出力する。また、圧縮されたヘッダに参照更新情報が付加されている場合には、ヘッダ復元部1003は、参照情報管理部1005において管理されている参照情報を更新する。エラー検出部1002は、ヘッダ復元されたパケットのエラーを検出し、正しく復元できたパケットをパケット出力部1001へ出力する。なお、正しく復元できなかったパケットは廃棄される。更新要求部1006は、エラー検出部1002によって検出されたエラー通知を受け、更新要求を送信側へ向けて送信する。前述の「draft−ietf−rohc−rtp−00.txt(29 June 2000)」によれば、更新要求部1006は、具体的にはNACKパケットを送信する。参照情報管理部1005は、ヘッダ復元のための参照情報を管理する。パケット出力部1001は、ヘッダ復元されたパケットを出力する。
このようにヘッダ復元装置1007は圧縮されたヘッダのエラーを検出する。ここで、典型的には、圧縮されたヘッダには、ヘッダ復元されたパケットにエラーがあるか否かを判定するCRC(Cyclic Redundancy Code)が付加されている。したがって、圧縮されたヘッダやペイロードに無線伝送中のノイズなどによってエラーが発生した場合には、これを検出して誤ったパケットを廃棄することができる。
図10は、無線伝送中のノイズによってエラーが生じたデータ伝送例を示した図である。図10において、ヘッダH2をヘッダ圧縮したヘッダH’2およびデータD2を無線区間等において伝送中に、圧縮ヘッダH’2がノイズ等の影響を受け、エラーが生じている。図中では点線の×印で示されている。したがって、図中では実線の×印で示されているように、受信側では、ヘッダが正しく復元されず、パケット全体が廃棄される。
また、伝送中のエラーは、もちろん参照更新情報を付加された圧縮ヘッダについても起こりうる。図11は、参照更新情報を付加されたヘッダにエラーが生じ、参照情報が誤って更新される例を示した図である。図11において、ヘッダH3をヘッダ圧縮したヘッダH’3およびデータD3を無線区間等において伝送中に、圧縮ヘッダH’3に付加された参照更新情報がノイズ等の影響を受け、その内容が変化している。図中では点線の×印で示されている。したがって、受信側では、変化した参照更新情報β’に基づいて参照情報が誤って更新されてしまうので、誤った参照情報を参照して復元されたヘッダH3は、送信側においてヘッダ圧縮される前のヘッダH3とは異なるものとなる。さらに、その後に伝送されてきたヘッダH4以下も同様である。したがって、図中では実線の×印で示されているように、受信側では、ヘッダが正しく復元されないことからエラーとなり、パケット全体が廃棄されるのが通常である。
しかしながら、例外的に、ヘッダが正しく復元されなくてもエラーとはならずに、パケットが廃棄されないこともある。図12は、参照情報が誤って更新された場合にも、エラーとはならないパケットがあることを示した図である。図12において、受信側の参照情報が送信側の参照情報αとは異なるα’に誤って更新されていることから、受信側においてヘッダH1およびH2は誤って復元される。したがって、ヘッダが正しく復元されないことからCRCエラーとなり、パケット全体が廃棄される。しかし、CRCでは全ての誤りをもれなく検出することが原理的に不可能であるから、誤って復元されたヘッダは、偶然に正しいと判定される場合もある。図12においては、ヘッダH3およびデータD3が、偶然に正しいと判定されて破棄されなかったパケットである。
以上のように、或る一つのエラーが検出されたとしても、その一つのエラーがノイズに基づく復元エラーであるか、参照情報が誤っていることに基づく復元エラーであるかを判別することはできない。したがって、前述した従来例によれば、エラーが生じるたびに更新要求(典型的にはNACK)が送信されることになる。しかし、参照情報が正しく、ただノイズによるエラーが生じている場合にも、不要な更新要求が送信されることになるので、従来例によれば、ノイズによるエラーが多いほど、ヘッダ圧縮の効率が悪くなるという問題点がある。
そこで、本発明の目的は、ヘッダ復元したパケットのエラーの状態に応じて、不要な更新要求を行うことなく、参照情報更新を要求するヘッダ圧縮方法を提供することである。
本発明は、上記のような目的を達成するために、以下に述べる特徴を有している。
第1の発明は、ヘッダ圧縮を行ってパケットを伝送するときに、送信側がヘッダ圧縮を行う際に利用した参照情報と同一の参照情報を用いてヘッダ復元を行うヘッダ復元装置であって、送信側からパケットを受信するパケット受信部と、参照情報を格納して管理する参照情報管理部と、受信されたパケットが入力されて、参照情報管理部に格納されている参照情報を参照して、ヘッダ復元を行うヘッダ復元部と、復元されたヘッダを含むパケットのエラーを検出するエラー検出部と、エラー検出部によって検出されたエラーの有無を計数し、エラーが有るパケットの数とエラーが無いパケットの数との関係を記憶する計数記憶部と、計数記憶部が記憶するパケット数の関係に基づいて、参照情報管理部に格納されている参照情報を更新する必要があると判定したときには、参照情報を更新するための更新情報を要求する更新要求を送信側に送信する更新要求部とを備え、参照情報管理部は、送信側から更新情報が伝送されてきたときには、参照情報管理部に格納されている参照情報を、伝送されてきた更新情報に更新することを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明に従属する発明であって、計数記憶部は、エラー検出部が検出したエラーの有るパケットが連続する回数Xを計数して記憶する連続復元エラーカウント部と、連続復元エラーカウント部による計数の停止後、エラー検出部が検出したエラーの無いパケットが連続する回数Yを計数して記憶する連続復元成功カウント部とを含み、更新要求部は、計数記憶部が計数したXおよびYの値に基づいて、参照情報管理部に格納されている参照情報を更新する必要があるか否かを判定することを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明に従属する発明であって、更新要求部は、XおよびYの関係が、X≧Yであるときには、参照情報管理部に格納されている参照情報を更新する必要があると判定することを特徴とする。
第4の発明は、ヘッダ圧縮を行ってパケットを伝送するときに、送信側がヘッダ圧縮を行う際に利用した参照情報と同一の参照情報を用いてヘッダ復元を行うヘッダ復元方法であって、送信側からパケットを受信するパケット受信ステップと、受信されたパケットが入力されて、格納されている参照情報を参照して、ヘッダ復元を行うヘッダ復元ステップと、復元されたヘッダを含むパケットのエラーを検出するエラー検出ステップと、エラー検出ステップによって検出されたエラーの有無を計数し、エラーが有るパケットの数とエラーが無いパケットの数との関係を記憶する計数記憶ステップと、計数記憶ステップにおいて記憶されたパケット数の関係に基づいて、格納されている参照情報を更新する必要があると判定したときには、参照情報を更新するための更新情報を要求する更新要求を送信側に送信する更新要求ステップとを含む。
第5の発明は、第4の発明に従属する発明であって、計数記憶ステップは、エラー検出ステップにおいて検出されたエラーの有るパケットが連続する回数Xを計数して記憶する連続復元エラーカウントステップと、連続復元エラーカウントステップによる計数の停止後、エラー検出ステップにおいて検出されたエラーの無いパケットが連続する回数Yを計数して記憶する連続復元成功カウントステップとを含み、更新要求ステップは、計数記憶ステップにおいて計数されたXおよびYの値に基づいて、格納されている参照情報を更新する必要があるか否かを判定することを特徴とする。
第6の発明は、第5の発明に従属する発明であって、更新要求ステップは、XおよびYの関係が、X≧Yであるときには、格納されている参照情報を更新する必要があると判定することを特徴とする。
第7の発明は、ヘッダ圧縮を行ってパケットを伝送するときに、送信側がヘッダ圧縮を行う際に利用した参照情報と同一の参照情報を用いてヘッダ復元を行うコンピュータシステムに、送信側からパケットを受信するパケット受信ステップと、受信されたパケットが入力されて、格納されている参照情報を参照して、ヘッダ復元を行うヘッダ復元ステップと、復元されたヘッダを含むパケットのエラーを検出するエラー検出ステップと、エラー検出ステップによって検出されたエラーの有無を計数し、エラーが有るパケットの数とエラーが無いパケットの数との関係を記憶する計数記憶ステップと、計数記憶ステップにおいて記憶されたパケット数の関係に基づいて、格納されている参照情報を更新する必要があると判定したときには、参照情報を更新するための更新情報を要求する更新要求を送信側に送信する更新要求ステップとを、実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
第8の発明は、第7の発明に従属する発明であって、計数記憶ステップは、エラー検出ステップにおいて検出されたエラーの有るパケットが連続する回数Xを計数して記憶する連続復元エラーカウントステップと、連続復元エラーカウントステップによる計数の停止後、エラー検出ステップにおいて検出されたエラーの無いパケットが連続する回数Yを計数して記憶する連続復元成功カウントステップとを含み、更新要求ステップは、計数記憶ステップにおいて計数されたXおよびYの値に基づいて、格納されている参照情報を更新する必要があるか否かを判定することを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
第9の発明は、ヘッダ圧縮を行ってパケットを伝送するときに、送信側がヘッダ圧縮を行う際に利用した参照情報と同一の参照情報を用いてヘッダ復元を行うコンピュータシステムに、送信側からパケットを受信するパケット受信ステップと、受信されたパケットが入力されて、格納されている参照情報を参照して、ヘッダ復元を行うヘッダ復元ステップと、復元されたヘッダを含むパケットのエラーを検出するエラー検出ステップと、エラー検出ステップによって検出されたエラーの有無を計数し、エラーが有るパケットの数とエラーが無いパケットの数との関係を記憶する計数記憶ステップと、計数記憶ステップにおいて記憶されたパケット数の関係に基づいて、格納されている参照情報を更新する必要があると判定したときには、参照情報を更新するための更新情報を要求する更新要求を送信側に送信する更新要求ステップとを実行させるためのプログラムである。
第10の発明は、第9の発明に従属する発明であって、計数記憶ステップは、エラー検出ステップにおいて検出されたエラーの有るパケットが連続する回数Xを計数して記憶する連続復元エラーカウントステップと、連続復元エラーカウントステップによる計数の停止後、エラー検出ステップにおいて検出されたエラーの無いパケットが連続する回数Yを計数して記憶する連続復元成功カウントステップとを含み、更新要求ステップは、計数記憶ステップにおいて計数されたXおよびYの値に基づいて、格納されている参照情報を更新する必要があるか否かを判定することを特徴とするプログラムである。
上記のように、本発明によれば、計数記憶部が計数したエラーの有無に関する情報に基づいて、更新要求部が参照情報を更新する必要があるか否かを判断するので、参照情報の誤りに起因する廃棄パケット数を少なくして、効率的にパケットを伝送することができる。また、本発明によれば、受信側で連続して起こる復元エラーの数および復元成功の数に応じて、送信側に更新要求をする。このことによって、参照情報の誤りに起因する廃棄パケット数を少なくして、効率的にパケットを伝送することができる。さらに、本発明によれば、少なくともX≧Yの関係にある場合には、連続する復元エラーが多いことから、参照情報に誤りがある可能性が高いと言えるので、参照情報の誤りに起因する廃棄パケット数を少なくして、効率的にパケットを伝送することができる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係るヘッダ圧縮方法は、図1および図2に示されるようなヘッダ圧縮装置およびヘッダ復号装置によって実現される。以下、これらの図を参照しつつ、各装置の構成について説明する。
図1は、ヘッダ圧縮装置607の構成を示すブロック図である。図1において、ヘッダ圧縮装置607は、パケット入力部601と、CRC付加部602と、ヘッダ圧縮部603と、パケット送信部604と、参照情報管理部605と、更新要求受付部606とを備える。
パケット入力部601は、入力されたパケットをCRC付加部602へ出力する。CRC付加部602は、入力されたパケットにCRCを付加してヘッダ圧縮部603へ出力する。ヘッダ圧縮部603は、参照情報管理部605において管理されている参照情報を参照して入力されたパケットのヘッダを圧縮し、パケット送信部604へ出力する。なお、ヘッダをどのように圧縮するかについては後述する。パケット送信部604は、入力されたヘッダ圧縮されたパケットを受信側へ送信する。参照情報管理部605は、ヘッダ圧縮部603によって用いられる参照情報を管理する。更新要求受付部606は、送信側からの更新要求を受付け、参照情報管理部605へ通知する。通知を受けた参照情報管理部605は、ヘッダ圧縮部603に対して管理している参照情報を出力し、圧縮ヘッダへ付加するように指示する。
図2は、ヘッダ復元装置709の構成を示すブロック図である。図2において、ヘッダ復元装置709は、パケット出力部701と、エラー検出部702と、ヘッダ復元部703と、パケット受信部704と、連続復元エラーカウント部705と、連続復元成功カウント部706と、参照情報管理部707と、更新要求部708とを備える。
パケット受信部704は、送信側から送られてきたヘッダ圧縮されたパケットを受信して、ヘッダ復元部703へ出力する。ヘッダ復元部703は、参照情報管理部707において管理されている参照情報を参照して圧縮されたヘッダを復元し、エラー検出部702へ出力する。エラー検出部702は、ヘッダ復元されたパケットのCRCエラーを検出し、正しく復元できたパケットだけをパケット出力部701へ出力する。連続復元エラーカウント部705は、エラー検出部702によって検出された連続するエラーの数を数える。連続復元成功カウント部706は、エラー検出部702によって検出された連続する復元成功の数を数える。更新要求部708は、連続復元エラーカウント部705および連続復元成功カウント部706のカウント数を参照して、後述するように更新要求の必要性を判定し、必要に応じて更新要求を送信側へ送信する。参照情報管理部707は、ヘッダ復元のための参照情報を管理する。
なお、本発明において、上述のような連続する状態とは、エラーのある状態が2回以上連続し、あるいは、エラーのない状態が2回以上連続する場合のほか、エラーのある状態が1回だけ存在し、或いは、エラーのない状態が1回だけ存在する場合を含むものとする。
以上のように構成された本実施形態に係るヘッダ圧縮装置およびヘッダ復元装置の動作について、以下、具体的に説明する。なお、入力されるパケットは、映像や音声のデータにRTP/UDP/IPのヘッダが付加されたパケットであるものとする。
まず、図1のヘッダ圧縮装置607の具体的な動作について説明する。パケット入力部601は、外部より入力されたRTP/UDP/IPのパケットをCRC付加部602へ出力する。CRC付加部602は、パケット全体に対してCRCを計算し、パケットに付加する。
ヘッダ圧縮部603は、参照情報管理部605によって管理されている参照情報を用いて、ヘッダ圧縮を行う。ここで行われるヘッダ圧縮は、シーケンス番号からヘッダ復元を行うことができる場合には、参照情報を更新せず、シーケンス番号のみをヘッダとする。また、シーケンス番号からヘッダ復元を行うことができない場合には、当該ヘッダ情報の更新情報とともにシーケンス番号をヘッダとする。パケット送信部604は、このようにヘッダ圧縮されたパケットを受信側へと送信する。
参照情報管理部605は、ヘッダ圧縮部603によって用いられる参照情報を蓄積し、管理する。ヘッダ圧縮部603が参照情報を更新すれば、参照情報管理部605は、蓄積した参照情報を更新する。また、更新要求受付部606から更新要求を受け付けた旨の通知があれば、参照情報管理部605は、ヘッダ圧縮部603に対して、更新情報をヘッダに付加するように指示する。
更新要求受付部606は、受信側から出された更新要求を受け付ける。更新要求を受け付けると、更新要求受付部606は、参照情報管理部605へ更新要求を受け付けた旨を通知する。
次に、図2におけるヘッダ復元装置709の具体的な動作について説明する。パケット受信部704は、図1のパケット送信部604から送信されたヘッダ圧縮パケットを受信して、ヘッダ復元部703へ出力する。
ヘッダ復元部703は、参照情報管理部707における参照情報を参照して、ヘッダ圧縮されたパケットのヘッダを復元する。ヘッダ復元されたパケットは、エラー検出部702へ出力される。また、ヘッダに参照情報の更新情報が付加されている場合には、ヘッダ復元部703は、当該更新情報を参照情報管理部707へ通知する。
エラー検出部702は、ヘッダ復元されたパケットにおけるエラーの有無を、CRCを用いて検査する。さらに、エラー検出部702は、エラーの有無を連続復元エラーカウント部705および連続復元成功カウント部706へそれぞれ通知する。また、エラー検出部702は、エラーが検出された場合は、パケットを廃棄し、エラーが検出されなかった場合は、パケットからCRCを除いてパケット出力部701へ出力する。パケット出力部701は、エラー検出されなかったRTP/UDP/IPパケットを外部へ出力する。
参照情報管理部707は、ヘッダを復元するために必要な参照情報を蓄積、管理する。参照情報管理部707は、圧縮されたヘッダに参照情報が含まれている場合には、ヘッダ復元部703から通知された新しい参照情報を用いて、蓄積されている参照情報を更新する。
連続復元エラーカウント部705は、エラー検出部702から通知されたエラーの有無に基づいて、連続するエラーの数Xをカウントする。例えば、或るパケットにエラーが検出されたときには、Xは1であり、続くパケットにもエラーが検出されたときには、Xは2となる。さらに、続いてエラーが検出されたときには、Xは3から1つずつ増加していくが、パケットにエラーが検出されないと、そこで連続性が遮断されて、カウントが止まる。
また、連続復元成功カウント部706では、エラー検出部702から通知されたエラーの有無に基づいて、連続する復元成功の数Yをカウントする。例えば、或るパケットにエラーが検出されないときには、Yは1であり、続くパケットにもエラーが検出されないときには、Yは2となる。さらに、続いてエラーが検出されないときには、Yは3から1つずつ増加していくが、パケットにエラーが検出されると、そこで連続性が遮断されて、カウントが止まる。
更新要求部708では、連続復元エラーカウント部705の出力であるXと、連続復元成功カウント部706の出力であるYとを一組にして、更新要求をするかしないかを判定する。この判定動作について、図3を参照しながら、さらに詳しく説明する。
図3は、パケットP1からパケットP11までが受信された場合における、復元の様子とXおよびYの値とを例示した図である。なお、図3において、図示されないパケットP12は、復元エラーを生じているものとする。
図3において、パケットP1にエラーが検出されたときには、X=1となるが、パケットP2にはエラーが検出されないので、Xは1のまま保持されて、Y=1となる。その後、パケットP4までエラーが検出されないので、X=1、Y=3となる。次に、パケットP5にエラーが検出されたときには、一組のエラーの有無に対応する新たな組合わせとなる。したがって、パケットP1からP4までのX、Yの値は一組のものとして、X=1、Y=3と確定される。同様に、パケットP5からP8まではエラーが検出されるので、X=4となり、パケットP9からP11まではエラーが検出されないので、Y=3となる。その後、パケットP12にエラーが検出されると新たな組み合わせとなるので、X=4、Y=3と確定される。
このように、更新要求部708は、連続復元エラーとそれに続く連続復元成功を一組として、これらのXおよびYの値を所定の値と比較する。例えば、Xが10より大きく、かつYが2より小さい場合は、参照情報に誤りがあるとして、送信側に更新を要求する。もちろん、これらの所定の値は例示に過ぎず、これらに限られるものではない。ただし、少なくとも、X≧Yの関係にある場合には、連続する復元エラーが多いことから、参照情報に誤りがある可能性が高いと言える。
以上のように、本実施形態に係るヘッダ復元装置709は、受信側で連続して起こる復元エラーの数と、復元成功の数に応じて、送信側に更新要求をする。このことによって、参照情報の誤りに起因する廃棄パケット数を少なくして、効率的にパケットを伝送することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係るヘッダ圧縮方法は、図1および図4に示されるようなヘッダ圧縮装置およびヘッダ復号装置によって実現される。したがって、第2の実施形態に係るヘッダ圧縮装置の構成は、図1のヘッダ圧縮装置607の構成と同一であるので、説明を省略する。以下、図4を参照しつつ、本実施形態に係るヘッダ復号装置の構成について説明する。
図4は、ヘッダ復元装置908の構成を示すブロック図である。図4において、ヘッダ復元装置908は、パケット出力部901と、エラー検出部902と、ヘッダ復元部903と、パケット受信部904と、復元エラー有無記憶部905と、参照情報管理部906と、更新要求部907とを備える。
パケット受信部904は、送信側から送られたヘッダ圧縮されたパケットをヘッダ復元部903へ出力する。ヘッダ復元部903は、参照情報管理部906における参照情報を参照して圧縮されたヘッダを復元し、エラー検出部902へ出力する。エラー検出部902は、ヘッダ復元されたパケットのエラーを検出して、正しく復元できたパケットをパケット出力部901へ出力する。復元エラー有無記憶部905は、エラー検出部902によって検出されたパケットにおけるエラーの有無をカウントして記憶する。更新要求部907は、復元エラー有無記憶部905においてカウントされた数が入力されて、後述するように更新要求の必要性を判定し、必要に応じて更新要求を送信側へ送信する。参照情報管理部906は、ヘッダ復元のための参照情報を管理する。
以上のように構成された本実施形態に係るヘッダ復元装置の動作について、以下、具体的に説明する。なお、送信側であるヘッダ圧縮装置607の動作は第1の実施形態の場合と同様であり、入力されるパケットも同様に、映像や音声のデータにRTP/UDP/IPのヘッダが付加されたパケットであるものとする。
図4のヘッダ復元装置908において、パケット受信部904は、図1のパケット送信部604から送信されたヘッダ圧縮パケットを受信して、ヘッダ復元部903へ出力する。
ヘッダ復元部903は、参照情報管理部906における参照情報を参照して、ヘッダ圧縮されたパケットのヘッダを復元する。ヘッダ復元されたパケットは、エラー検出部902へ出力される。また、ヘッダに参照情報の更新情報が付加されている場合には、ヘッダ復元部903は、当該更新情報を参照情報管理部906へ出力する。
エラー検出部902は、ヘッダ復元されたパケットにおけるエラーの有無を、CRCを用いて検査する。さらに、エラー検出部902は、エラーの有無を復元エラー有無記憶部905へ通知する。また、エラー検出部902は、エラーが検出された場合は、パケットを廃棄し、エラーが検出されなかった場合は、パケットからCRCを除いてパケット出力部901へ出力する。パケット出力部901は、エラー検出されなかったRTP/UDP/IPパケットを外部へ出力する。
参照情報管理部906は、ヘッダを復元するために必要な参照情報を蓄積、管理する。参照情報管理部906は、圧縮されたヘッダに参照情報が含まれている場合には、ヘッダ復元部903から通知された新しい参照情報を用いて、蓄積されている参照情報を更新する。
復元エラー有無記憶部905は、エラー検出部902から通知されたエラーの有無に基づいて、典型的には、過去のW個のパケットについて、そのうちのエラーの数Rを記憶しておく。
更新要求部907では、復元エラー有無記憶部905から出力されるWおよびRの値と所定の値とを比較して、更新要求をするかしないかを判定する。例えば、過去50個のパケットのうち、45個がエラーの場合には、所定の値以上の誤りがあるとして、送信側に更新を要求する。すなわち、W=50であって、R>=45の場合には、参照情報に誤りがあるものとして、送信側に更新を要求する。もちろん、上述した所定の値は例示に過ぎず、これらに限られるものではない。
以上のように、本実施形態に係るヘッダ復元装置908は、受信側で過去に受信したパケットのうち、復元エラーの数が多くなると、送信側に更新要求をする。このことによって、参照情報の誤りに起因する廃棄パケット数を少なくして、効率的にパケットを伝送することができる。
本発明は、送信側によるパケットのヘッダ圧縮と受信側によるパケットのヘッダ復元とが同一の参照情報を用いて行われるシステム等に利用可能であり、特に、パケット伝送にエラーが発生したときに受信側が送信側に参照情報更新を要求する場合等に適している。
第1の実施形態に係るヘッダ圧縮装置607の構成を示したブロック図 第1の実施形態に係るヘッダ復元装置709の構成を示したブロック図 パケットP1からパケットP11までが受信された場合における、復元の様子とXおよびYの値とを例示した図 第2の実施形態に係るヘッダ復元装置908の構成を示したブロック図 有線におけるヘッダ圧縮区間を説明するための図 無線におけるヘッダ圧縮区間を説明するための図 従来のROHCによるヘッダ圧縮方式を行うデータ伝送例を示した図 従来のヘッダ圧縮において、途中で参照情報が変化する場合のデータ伝送例を示した図 従来例に示されたヘッダ復元方法を実現するヘッダ復元装置の構成を示すブロック図 従来のヘッダ圧縮において、無線伝送中のノイズによってエラーが生じたデータ伝送例を示した図 従来のヘッダ圧縮において、参照更新情報を付加されたヘッダにエラーが生じ、参照情報が誤って更新される例を示した図 従来のヘッダ圧縮において、参照情報が誤って更新された場合にも、エラーとはならないパケットがあることを示した図
符号の説明
601 パケット入力部
602 CRC付加部
603 ヘッダ圧縮部
604 パケット送信部
605、906、1005 参照情報管理部
606 更新要求受付部
607 ヘッダ圧縮装置
701、901、1001 パケット出力部
702、902、1002 エラー検出部
703、903、1003 ヘッダ復元部
704、904、1004 パケット受信部
705 連続復元エラーカウント部
706 連続復元成功カウント部
707 参照情報管理部
708、907、1006 更新要求部
709、908、1007 ヘッダ復元装置
905 復元エラー有無記憶部

Claims (10)

  1. ヘッダ圧縮を行ってパケットを伝送するときに、送信側がヘッダ圧縮を行う際に利用した参照情報と同一の参照情報を用いてヘッダ復元を行うヘッダ復元装置であって、
    前記送信側からパケットを受信するパケット受信部と、
    前記参照情報を格納して管理する参照情報管理部と、
    受信されたパケットが入力されて、前記参照情報管理部に格納されている参照情報を参照して、前記ヘッダ復元を行うヘッダ復元部と、
    復元されたヘッダを含むパケットのエラーを検出するエラー検出部と、
    前記エラー検出部によって検出されたエラーの有無を計数し、エラーが有るパケットの数とエラーが無いパケットの数との関係を記憶する計数記憶部と、
    前記計数記憶部が記憶するパケット数の関係に基づいて、前記参照情報管理部に格納されている参照情報を更新する必要があると判定したときには、前記参照情報を更新するための更新情報を要求する更新要求を前記送信側に送信する更新要求部とを備え、
    前記参照情報管理部は、前記送信側から前記更新情報が伝送されてきたときには、前記参照情報管理部に格納されている参照情報を、伝送されてきた更新情報に更新することを特徴とする、ヘッダ復元装置。
  2. 前記計数記憶部は、
    前記エラー検出部が検出したエラーの有るパケットが連続する回数Xを計数して記憶する連続復元エラーカウント部と、
    前記連続復元エラーカウント部による計数の停止後、前記エラー検出部が検出したエラーの無いパケットが連続する回数Yを計数して記憶する連続復元成功カウント部とを含み、
    前記更新要求部は、前記計数記憶部が計数したXおよびYの値に基づいて、前記参照情報管理部に格納されている参照情報を更新する必要があるか否かを判定することを特徴とする、請求項1に記載のヘッダ復元装置。
  3. 前記更新要求部は、前記XおよびYの関係がX≧Yであるときには、前記参照情報管理部に格納されている参照情報を更新する必要があると判定することを特徴とする、請求項2に記載のヘッダ復元装置。
  4. ヘッダ圧縮を行ってパケットを伝送するときに、送信側がヘッダ圧縮を行う際に利用した参照情報と同一の参照情報を用いてヘッダ復元を行うヘッダ復元方法であって、
    前記送信側からパケットを受信するパケット受信ステップと、
    受信されたパケットが入力されて、格納されている参照情報を参照して、前記ヘッダ復元を行うヘッダ復元ステップと、
    復元されたヘッダを含むパケットのエラーを検出するエラー検出ステップと、
    前記エラー検出ステップによって検出されたエラーの有無を計数し、エラーが有るパケットの数とエラーが無いパケットの数との関係を記憶する計数記憶ステップと、
    前記計数記憶ステップにおいて記憶されたパケット数の関係に基づいて、格納されている参照情報を更新する必要があると判定したときには、前記参照情報を更新するための更新情報を要求する更新要求を前記送信側に送信する更新要求ステップとを含む、ヘッダ復元方法。
  5. 前記計数記憶ステップは、
    前記エラー検出ステップにおいて検出されたエラーの有るパケットが連続する回数Xを計数して記憶する連続復元エラーカウントステップと、
    前記連続復元エラーカウントステップによる計数の停止後、前記エラー検出ステップにおいて検出されたエラーの無いパケットが連続する回数Yを計数して記憶する連続復元成功カウントステップとを含み、
    前記更新要求ステップは、前記計数記憶ステップにおいて計数されたXおよびYの値に基づいて、格納されている参照情報を更新する必要があるか否かを判定することを特徴とする、請求項4に記載のヘッダ復元方法。
  6. 前記更新要求ステップは、前記XおよびYの関係がX≧Yであるときには、格納されている参照情報を更新する必要があると判定することを特徴とする、請求項5に記載のヘッダ復元方法。
  7. ヘッダ圧縮を行ってパケットを伝送するときに、送信側がヘッダ圧縮を行う際に利用した参照情報と同一の参照情報を用いてヘッダ復元を行うコンピュータシステムに、
    前記送信側からパケットを受信するパケット受信ステップと、
    受信されたパケットが入力されて、格納されている参照情報を参照して、前記ヘッダ復元を行うヘッダ復元ステップと、
    復元されたヘッダを含むパケットのエラーを検出するエラー検出ステップと、
    前記エラー検出ステップによって検出されたエラーの有無を計数し、エラーが有るパケットの数とエラーが無いパケットの数との関係を記憶する計数記憶ステップと、
    前記計数記憶ステップにおいて記憶されたパケット数の関係に基づいて、格納されている参照情報を更新する必要があると判定したときには、前記参照情報を更新するための更新情報を要求する更新要求を前記送信側に送信する更新要求ステップとを、実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  8. 前記計数記憶ステップは、
    前記エラー検出ステップにおいて検出されたエラーの有るパケットが連続する回数Xを計数して記憶する連続復元エラーカウントステップと、
    前記連続復元エラーカウントステップによる計数の停止後、前記エラー検出ステップにおいて検出されたエラーの無いパケットが連続する回数Yを計数して記憶する連続復元成功カウントステップとを含み、
    前記更新要求ステップは、前記計数記憶ステップにおいて計数されたXおよびYの値に基づいて、格納されている参照情報を更新する必要があるか否かを判定することを特徴とする、請求項7に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. ヘッダ圧縮を行ってパケットを伝送するときに、送信側がヘッダ圧縮を行う際に利用した参照情報と同一の参照情報を用いてヘッダ復元を行うコンピュータシステムに、
    前記送信側からパケットを受信するパケット受信ステップと、
    受信されたパケットが入力されて、格納されている参照情報を参照して、前記ヘッダ復元を行うヘッダ復元ステップと、
    復元されたヘッダを含むパケットのエラーを検出するエラー検出ステップと、
    前記エラー検出ステップによって検出されたエラーの有無を計数し、エラーが有るパケットの数とエラーが無いパケットの数との関係を記憶する計数記憶ステップと、
    前記計数記憶ステップにおいて記憶されたパケット数の関係に基づいて、格納されている参照情報を更新する必要があると判定したときには、前記参照情報を更新するための更新情報を要求する更新要求を前記送信側に送信する更新要求ステップとを、実行させるためのプログラム。
  10. 前記計数記憶ステップは、
    前記エラー検出ステップにおいて検出されたエラーの有るパケットが連続する回数Xを計数して記憶する連続復元エラーカウントステップと、
    前記連続復元エラーカウントステップによる計数の停止後、前記エラー検出ステップにおいて検出されたエラーの無いパケットが連続する回数Yを計数して記憶する連続復元成功カウントステップとを含み、
    前記更新要求ステップは、前記計数記憶ステップにおいて計数されたXおよびYの値に基づいて、格納されている参照情報を更新する必要があるか否かを判定することを特徴とする、請求項9に記載のプログラム。

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