JP2004228744A - ディジタルカメラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ディジタル画像の描画時のレイアウトであって外部記憶手段に格納されているレイアウトの選択を受け付ける(S400)選択受付手段と、選択されたレイアウトを入力する(S410)レイアウト入力手段と、入力されたレイアウトが格納される内部メモリと、変換手段が変換したディジタル画像を、選択受付手段によって選択されたレイアウトに関連付けてリムーバブルメモリに格納する(S430及びS440)被写体画像出力手段と、内部メモリに格納されたレイアウトを、被写体画像出力手段によってディジタル画像が格納されるリムーバブルメモリに格納する(S460)レイアウト出力手段と、を備える。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はディジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
ディジタルカメラには、例えば合成画像の素材としての被写体を記録するという用途がある。合成画像は、写真付挨拶状、枠付き写真シールなどを印刷するために広く用いられている。
従来、縁取りや背景を表すディジタル画像(既定画像)と被写体を表すディジタル画像(被写体画像)とを合成して得た合成画像を外部メモリに記録するディジタルカメラが知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
また、被写体画像とともに、被写体画像を証明写真等のアスペクト比に応じてクリッピング等して印刷するための枠の情報をメモリに記録し、被写体画像を枠の情報に基づいてプリンタに印刷させるディジタルカメラが知られている(例えば特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−45352号公報
【特許文献2】
特開2000−358206号公報(段落0075)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に開示されたディジタルカメラによると、外部メモリに記録する前に既定画像と被写体画像とを合成してしまうため、合成前の被写体画像が外部メモリに記録されない。このため、撮影前に選択した既定画像と合成する用途以外に被写体画像を転用することができない。
【0006】
また、特許文献2に開示されたディジタルカメラによると、枠の情報をディジタルカメラに入力するインタフェースがないため、ユーザが利用できる枠の情報が限定されている。
本発明の第一の目的は、多様なレイアウトを選択でき、選択したレイアウトで描画可能かつ選択したレイアウトと別個に描画可能に被写体画像を記録できるディジタルカメラを提供することを目的とする。
【0007】
本発明の第二の目的は、多様な既定画像を選択でき、選択した既定画像と合成して描画可能かつ選択した既定画像と別個に描画可能に被写体画像を記録できるディジタルカメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記第一の目的を達成するため、本発明に係るディジタルカメラは、被写体の光学像を結像させる光学系と、結像された被写体の光学像をディジタル画像に変換する変換手段と、ディジタル画像の描画時のレイアウトであって外部記憶手段に格納されているレイアウトの選択を受け付ける選択受付手段と、選択されたレイアウトを入力するレイアウト入力手段と、入力されたレイアウトが格納される内部メモリと、前記変換手段が変換したディジタル画像を、前記選択受付手段によって選択されたレイアウトに関連付けてリムーバブルメモリに格納する被写体画像出力手段と、前記内部メモリに格納されたレイアウトを、前記被写体画像出力手段によってディジタル画像が格納されるリムーバブルメモリに格納するレイアウト出力手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
外部記憶手段に格納されているレイアウトを選択可能にすることにより、ユーザは多様なレイアウトを選択できる。また、選択されたレイアウトを内部メモリに格納するため、例えばリムーバブルメモリなどの着脱自在な外部記憶媒体を利用する外部記憶手段から選択するとした場合、選択後にリムーバブルメモリを交換しても、交換前に選択していたレイアウトにディジタル画像を関連付けできなくなるという不具合は生じない。また、被写体画像をレイアウトに基づいて編集した画像ではなく被写体画像そのものをリムーバブルメモリに格納することにより、選択したレイアウトで描画可能かつ選択したレイアウトと別個に描画可能に被写体画像を記録できる。また、レイアウトを被写体のディジタル画像とともにリムーバブルメモリに格納することにより、プリンタ等の描画装置において被写体画像をディジタルカメラにおいて選択したレイアウトに従って確実に描画できる。
【0010】
上記第二の目的を達成するため、本発明に係るディジタルカメラは、被写体の光学像を結像させる光学系と、結像された被写体の光学像をディジタル画像に変換する変換手段と、ディジタル画像に合成される既定画像であって外部記憶手段に格納されている既定画像の選択を受け付ける選択受付手段と、選択された既定画像を入力する既定画像入力手段と、入力された既定画像が格納される内部メモリと、前記変換手段が変換したディジタル画像を、前記選択受付手段によって選択された既定画像に関連付けてリムーバブルメモリに格納する被写体画像出力手段と、前記内部メモリに格納された既定画像を、前記被写体画像出力手段によってディジタル画像が格納されるリムーバブルメモリに格納する既定画像出力手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
外部記憶手段に格納されている既定画像を選択可能にすることにより、ユーザは多様な既定画像を選択できる。また、選択された既定画像を内部メモリに格納するため、例えばリムーバブルメモリなどの着脱自在な外部記憶媒体を利用する外部記憶手段から選択するとした場合、選択後にリムーバブルメモリを交換しても、交換前に選択していた既定画像にディジタル画像を関連付けできなくなるという不具合は生じない。また、被写体画像を既定画像と合成した画像ではなく被写体画像そのものをリムーバブルメモリに格納することにより、選択した既定画像で描画可能かつ選択した既定画像と別個に描画可能に被写体画像を記録できる。また、既定画像を被写体のディジタル画像とともにリムーバブルメモリに格納することにより、プリンタ等の描画装置において被写体画像をディジタルカメラにおいて選択した既定画像に従って確実に描画できる。
【0012】
尚、本発明に備わる複数の手段の各機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、又はそれらの組み合わせにより実現される。また、これら複数の手段の各機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。
【0013】
【発明の実施の形態】
図2は、本発明の一実施例に係るディジタルカメラ101の構成を示すブロック図である。図3(A)、図3(B)は、それぞれディジタルカメラ101の外観を示す背面図、正面図である。
光学系130は、筐体164に収容されたレンズ168、絞り等で構成されている。光学系130はイメージセンサ132の受光面に被写体の光学像を結像させる。
【0014】
変換手段としてのイメージセンサ132は、2次元空間に離散的に配置された光電変換素子とCCD(Charge Coupled Device)等の電荷転送素子とを備えたエリアイメージセンサである。イメージセンサ132は、センサコントローラ140によって制御される。イメージセンサ132は、光電変換して得られる電荷を光電変換素子毎に一定時間蓄積し、光電変換素子毎の受光量に応じた電気信号を出力する。受光面にC(Cyan)、M(Magenta)、Y(Yellow)及びG(Green)の4色の補色フィルタ、又はR(Red)、G(Green)及びB(Blue)の原色フィルタを設けることによりカラー画像を形成することが可能になる。
【0015】
変換手段としてのA/D変換部(ADC)134は、イメージセンサ132から出力されるアナログ信号を量子化しディジタル信号に変換する。具体的には例えば、ADC134は、アナログ信号に含まれる雑音の低減処理、ゲインの調整によるアナログ信号のレベル調整処理、量子化処理等を行う。
変換手段としての画像形成部136は、ADC134から出力されたディジタル信号に対し、画像形成処理、ホワイトバランス補正、γ補正、色空間変換等を施し、各画素についてR、G、Bの階調値や、Y、Cb、Crの階調値などを表す画像データを出力する。尚、ここでいう画像形成処理とは、一色分の濃度情報からなる画素を近傍画素の異なる色の濃度情報で補間することにより画素毎にRGB又はYCbCrの3つの階調値を持つディジタル画像データを出力する処理である。
【0016】
圧縮・伸張部138は、ディジタル画像データを圧縮又は伸張する。具体的には、ディジタル画像データの系列変換及びエントロピー符号化を行うことによりディジタル画像データを圧縮し、それらの逆変換を施すことによりディジタル画像データを伸張する。具体的には例えば離散コサイン変換、ウェーブレット変換、ランレングス符号化、ハフマン符号化等を用いてディジタル画像データを圧縮する。圧縮・伸張部138で圧縮されたディジタル画像データは入出力部150によって不揮発性メモリとしてのリムーバブルメモリ156に格納される。
【0017】
入出力部150は、メモリコントローラと、リムーバブルメモリ156を脱着自在に接続するためのカードスロットとを備える。メモリコントローラはCPU142によって制御され、リムーバブルメモリ156へのデータの格納や読み出しを行う。尚、本実施例では入出力部150とリムーバブルメモリ156とを特許請求の範囲に記載の外部記憶手段としても用いるものとする。
【0018】
選択受付手段としての操作部144は、ダイヤルスイッチ160、押しボタンスイッチ114、116、120、十字キー118、シャッタスイッチ162等を備える。ダイヤルスイッチ160は回転角度に応じて撮影モード、再生モード、ダイレクトプリントモード等のモードを設定するためのダイヤルスイッチである。押しボタンスイッチ120は、LCD(Liquid Crystal Display)154にメニューを呼び出すためのスイッチである。押しボタンスイッチ114、116、十字キー118は、LCD154に表示されるメニューを操作するためのスイッチである。シャッタスイッチ162は、静止画像記録指示を入力するためのスイッチである。撮影モードでは、シャッタスイッチ162を押すことにより静止画記録指示を入力することができる。
【0019】
LCD154は、撮影モードで電子ビューファインダとして機能する。ディスプレイコントローラ152は、LCD154の一画面分のディジタル画像データを格納するためのフレームバッファと、フレームバッファに格納されたディジタル画像データに基づいてLCD154を駆動するための表示回路とを備える。撮影モードでは、被写体を表すディジタル動画像、被写体を表すディジタル画像(被写体画像)に合成される画像の全体又は一部を表すディジタル静止画像、これら2つの画像を合成するためのαチャンネル情報、メニューを構成するオブジェクト等がワークメモリ148に格納される。表示回路はワークメモリ148からこれらの画像等を表示可能に合成してフレームバッファに転送し、フレームバッファに格納されたこれらのオブジェクトをLCD154に表示する。
【0020】
CPU142は、内部メモリとしてのフラッシュメモリ146に記憶されているコンピュータプログラムを実行することにより、ディジタルカメラ101の全体を制御する。ワークメモリ148は、プログラムやデータを一時的に記憶するためのメモリである。
図4は、フラッシュメモリ146及びリムーバブルメモリ156に格納されるファイルをディレクトリ構造と共に示す模式図である。「¥internal」はフラッシュメモリ146のルートディレクトリに対応し、「¥removable」はリムーバブルメモリ156のルートディレクトリに対応する。尚、図4はリムーバブルメモリ156に格納されているレイアウト定義ファイルがフラッシュメモリ146に格納された直後の状態を示しており、レイアウト定義ファイルに関連付けられた被写体画像が1つも記録されていない状態を示している。
【0021】
拡張子が「.jpg」のファイルは被写体画像であって、リムーバブルメモリ156に格納される。被写体画像をリムーバブルメモリ156に格納することにより、リムーバブルメモリ156を媒体としてプリンタ等の描画装置に被写体画像を容易に転送することができる。
拡張子が「.usd」のファイルは被写体画像の描画時のレイアウトと描画時に被写体画像に合成される既定画像とを定義する情報(レイアウト定義ファイル)であって、用紙サイズ毎に保存されている。レイアウト定義ファイルについては後に詳述する。拡張子が「.usm」のファイルはインデックスファイルである。インデックスファイルには、用紙サイズが互いに異なり互いに相似の関係にある複数のレイアウト定義ファイルのインデックス情報が記述されている。具体的には例えば、インデックスファイルには、互いに相似の関係にあるレイアウト定義ファイルの数や、互いに相似の関係にあるレイアウト定義ファイルのファイル名等が記述されている。拡張子が「.eff」のファイルはレイアウト定義ファイルに基づいて被写体画像と合成されるディジタル画像(既定画像)である。拡張子が「.usf」のファイルは描画装置用サムネイルである。描画装置用サムネイルは、レイアウト定義ファイルで定義しているレイアウトをプリンタやパーソナルコンピュータなどの描画装置のモニタに表示するためのサムネイル画像ファイルである。拡張子が「.ctf」のファイルはカメラ用サムネイルである。カメラ用サムネイルは、レイアウト定義ファイルで定義しているレイアウト及び既定画像をディジタルカメラ101のLCD154に画像として表示するためのサムネイル画像ファイルである。既定画像、描画装置用サムネイル及びカメラ用サムネイルは、描画装置用サムネイル及びカメラ用サムネイルによって表示されるレイアウトを定義したレイアウト定義ファイルのファイル名が記述されたインデックスファイルのファイル名と同名のフォルダに格納されている。すなわち、カメラ用サムネイルとインデックスファイルとはカメラ用サムネイルが格納されているフォルダの名前によって互いに関連付けられている。
【0022】
図5はレイアウト定義ファイル170の内容を示す模式図である。図6(A)は、レイアウト定義ファイル170を用いて描画される画像を説明するための模式図である。図6(B)はレイアウト定義ファイル170を用いて印刷したはがき174を示す平面図である。レイアウト定義ファイル170には、被写体画像のレイアウトがスクリプトによって定義されている。スクリプトは、被写体画像を印刷用紙に配置するための位置情報、被写体画像を回転して印刷用紙に配置するための情報、被写体画像を拡大又は縮小するための情報等をプリンタ等で一義的に解釈可能に定義する。具体的には例えば、用紙サイズ(例えば「はがき」)、印刷用紙の向きを規定する情報(例えば「縦長」)、被写体画像を配置する枠(被写体画像枠)を規定する情報(例えば枠の左上座標「(x1,y1)」と枠の右下座標「(x2,y2)」)、その枠に被写体画像を配置するときの回転を規定する情報(例えば「反時計回りに90度回転」)等がレイアウト定義ファイル170にスクリプトによって記述されている。
【0023】
レイアウト定義ファイル170には、被写体画像に合成する画像(既定画像)を特定するための情報(例えば既定画像のファイル名としての「birthday.eff」)、既定画像を配置する枠を規定する情報(例えば枠の左上座標「(x3,y3)」と枠の右下座標「(x4,y4)」)、αチャンネル情報を規定する情報(例えばαチャンネル情報のタグ)等をスクリプトによって記述してもよい。また、レイアウト定義ファイル170にはαチャンネル情報172を格納してもよい。αチャンネル情報とは、2つの画像を重畳合成するときにどちらの画像の画素を合成画像に反映させるかを画素毎に定義した情報である。既定画像を特定するための情報がスクリプトによって記述されているレイアウト定義ファイル170が選択されることは、当該既定画像が選択されることに等しい。
【0024】
図7はカメラ用サムネイル178の内容を示す模式図である。カメラ用サムネイル178には、レイアウト定義ファイル170に定義されたレイアウトの全体を示すディジタル静止画像(全体サムネイル)117が格納されている。また、カメラ用サムネイル178には、全体サムネイル117と被写体画像とを合成表示するためのαチャンネル情報176が格納されている。全体サムネイル117及びαチャンネル情報176は、JPEG等のデータ形式で圧縮されていることが好ましい。さらにカメラ用サムネイル178には、付属情報として、全体サムネイル117の向きを規定する情報(例えば「縦長」)、被写体画像を配置する枠を規定する情報(例えば枠の左上座標「(x1,y1)」と枠の右下座標「(x2,y2)」)、被写体画像を配置する枠の向きを規定する情報(例えば「縦長」)等が付属情報として格納されている。
【0025】
以降の説明においては、レイアウト定義ファイル、インデックスファイル、既定画像、描画装置用サムネイル及びカメラ用サムネイルをまとめてレイアウトファイルセットというものとする。
図1は、レイアウトの選択を受け付けてからレイアウトをリムーバブルメモリに格納するまでの処理の流れを示すフローチャートである。図8はこの処理のためのHMIを説明するための模式図であってLCD154の画面の遷移を示している。図9、10及び11は、図1に示す処理によって変化するフラッシュメモリ146及びリムーバブルメモリ156の状態を示す模式図である。尚、図9、10及び11、並びに前述した図4はレイアウトファイルセットが一つしかない場合を示しているが、リムーバブルメモリ156には一つ以上のレイアウトファイルセットを格納でき、フラッシュメモリ146にも一つ以上のレイアウトファイルセットを格納できるものとする。図1に示す処理は、撮影モードで押しボタンスイッチ120及び押しボタンスイッチ116が続けて押されると開始され、CPU142がフラッシュメモリ146に格納された所定のプログラムを実行することにより進行する。すなわち、CPU142はフラッシュメモリ146に格納された所定のプログラムを実行することにより選択受付手段、レイアウト入力手段、既定画像入力手段、被写体画像出力手段、レイアウト出力手段及び既定画像出力手段として機能する。
【0026】
S400では、リムーバブルメモリ156に格納されたレイアウト及び既定画像の選択を受け付ける。尚、この時点でフラッシュメモリ146には図9に示すように未だレイアウトファイルセットは格納されておらず、レイアウトファイルセットはリムーバブルメモリ156にだけ格納された状態にある。レイアウト及び既定画像の選択は、具体的には例えば次のようにして受け付ける。撮影モードで押しボタンスイッチ120及び押しボタンスイッチ116が続けて押されると、リムーバブルメモリ156に格納されたレイアウトファイルセットの識別子123と、リムーバブルメモリ156に格納されたカメラ用サムネイルに基づいてレイアウト定義ファイルの内容を示す画像121とを画面15のようにLCD154に表示する。画面15が表示された状態で十字キー118の上端又は下端が押されると、リムーバブルメモリ156に格納された次のレイアウトファイルセットの識別子125とレイアウト定義ファイルの内容を表す画像127とを例えば画面16のようにLCD154に表示する。画面15又は画面16のように現在選択中のレイアウトファイルセットの識別子123、125と、レイアウト定義ファイルの内容を示す画像121、127とが表示されている状態で押しボタンスイッチ116が押されると、選択中のレイアウトファイルセットを選択されたレイアウトファイルセットとして特定する。
【0027】
S410では、選択されたレイアウト及び既定画像を入力し、フラッシュメモリ146に格納する。具体的には、CPU142は押しボタンスイッチ116が押されたときに選択中のレイアウトファイルセットをメモリコントローラを制御してリムーバブルメモリ156から読み込む。これによりレイアウト及び既定画像をディジタルカメラ101に入力する。次に、読み込んだレイアウトファイルセットを図4に示すようにフラッシュメモリ146に格納する。本実施例では、例えばフラッシュメモリ146の記憶容量の残りが少なくレイアウトファイルセットを格納できない場合、あるいは複数のレイアウトファイルセットのデータ量の合計が予め設定したデータ量を超える場合、あるいはレイアウトファイルセットの数が予め設定した数を超える場合、最も後で選択されたレイアウトファイルセットほど最も利用する可能性が高いものとして、フラッシュメモリ146において最も先に選択されたレイアウトファイルセットを格納している記憶領域に最も後で選択されたレイアウトファイルセットを上書きする。すなわちレイアウトファイルセットはフラッシュメモリ146にキャッシュされることになる。
【0028】
S420では、撮影モードに戻り、現在選択されているレイアウトファイルセットであってフラッシュメモリ146にキャッシュされているレイアウトファイルセットを構成するレイアウト定義ファイルの内容の一部を表す画像124、並びに被写体動画像126とメニュー127とを画面17のように合成表示する。被写体動画像126は、画像形成部136から所定の時間間隔で出力される被写体画像から構成される。
【0029】
S430の処理は、レイアウトファイルセットが選択されている撮影モードにおいてシャッタスイッチ162が押されると開始される。S430では、画像形成部136から出力され圧縮・伸張部138で圧縮された被写体画像がメモリコントローラによってリムーバブルメモリ156に格納される。
S440では、現在選択されているレイアウトファイルセットのインデックスファイルのファイル名を記述した関連付けファイルが被写体画像と同一のフォルダに格納される。この結果、現在選択されているレイアウトファイルセットに関連付けて被写体画像がリムーバブルメモリ156に格納される。関連付けファイルにはインデックスファイルのファイル名が記述され、インデックスファイルに記述されたレイアウト定義ファイルに関連付けようとする被写体画像のファイル名と同一のファイル名を付ける。図11に示す拡張子が「.ust」のファイルは、上述した関連付けファイルである。例えば「0003.ust」の関連付けファイルには、「daen_0.usm」というファイル名が記述されている。すなわち、被写体画像と関連付けファイルとはそれらのファイル名によって互いに関連付けられる。関連付けファイルとインデックスファイルとは、関連付けファイルに記述されたファイル名によって関連付けられる。インデックスファイルとレイアウト定義ファイルとは、インデックスファイルに記述されたレイアウト定義ファイルのファイル名によって関連付けられる。これら複数のファイルによる関連付けによって、用紙サイズが異なり互いに相似の関係にある複数のレイアウト定義ファイルが1つの被写体画像に関連付けられる。
【0030】
S450では、キャッシュされているレイアウトファイルセットがリムーバブルメモリ156に格納されているか否かを判別する。キャッシュされているファイルセットが既にリムーバブルメモリ156に格納されていれば処理を終了する。リムーバブルメモリ156の空き容量に余裕があれば交換は不要であるが、空き容量が不足している場合、S400でレイアウトファイルセットを選択した後、S430の前までにリムーバブルメモリ156が交換されている場合がある。しかしながら、交換後のリムーバブルメモリ156には必ずしも現在選択されているレイアウトファイルセットが格納されているとは限らず、多くの場合、交換直後は図10に示すように現在選択されているレイアウトファイルセットは交換後のリムーバブルメモリ156には格納されていない。この場合、現在選択されているレイアウトファイルセットを交換後のリムーバブルメモリ156に格納すれば選択したレイアウトで被写体画像を描画可能にできる。しかしながら、本実施例では単に現在選択されているレイアウトファイルセットが交換後のリムーバブルメモリ156に格納されているか否かを判別するのではなく、キャッシュされているレイアウトファイルセットが全てリムーバブルメモリ156に格納されているか否かを判別する。キャッシュされているレイアウトファイルセットの一つでもリムーバブルメモリ156に格納されていない場合、S460に進む。
【0031】
S460では、キャッシュされているレイアウトファイルセットのうちリムーバブルメモリ156に格納されていないレイアウトファイルセットを図11に示すようにリムーバブルメモリ156に格納する。キャッシュされているレイアウトファイルセットをリムーバブルメモリ156に格納すると、現在選択されているレイアウトファイルセットで被写体画像を描画可能、かつ選択したレイアウトファイルセットと別個に描画可能に被写体画像を記録できる。更に、リムーバブルメモリ156を交換した後に例えば前回選択したレイアウトファイルセットを再度利用したい場合、前回選択したレイアウトファイルセットが格納されているリムーバブルメモリ156に再度交換する必要がなく、従って前回選択したレイアウトファイルセットを再度利用する際の手間が低減できる。
【0032】
尚、本実施例では被写体画像をリムーバブルメモリ156に格納した後でレイアウトファイルセットを当該リムーバブルメモリ156に格納しているが、被写体画像を格納する前にレイアウトファイルセットをリムーバブルメモリ156に格納してもよい。例えば、リムーバブルメモリ156が交換されたことを検知し、交換を検知した時点でキャッシュされているレイアウトファイルセットを交換後のリムーバブルメモリ156に格納するようにしてもよい。
【0033】
以上説明した本発明の一実施例に係るディジタルカメラ101によると、リムーバブルメモリ156に格納されたレイアウトファイルセットを選択可能であるため、ユーザは多様なレイアウトファイルセットを選択することができる。
さらに、ディジタルカメラ101によると、選択されたレイアウトファイルセットをフラッシュメモリ146に格納するため、レイアウトファイルセットをリムーバブルメモリ156から選択し、選択後にリムーバブルメモリ156を交換しても、交換前に選択していたレイアウトファイルセットに被写体画像を関連付けできなくなるという不具合は生じない。従ってユーザはリムーバブルメモリ156を交換しても交換前に選択していたレイアウトファイルセットを継続して利用できる。また、継続して利用する場合、ユーザは継続して利用するための何等かの操作を要求されることがなく、複数のリムーバブルメモリ156を交換しながら利用する際のユーザの手間が低減される。
【0034】
さらに、ディジタルカメラ101によると、リムーバブルメモリ156に被写体のディジタル画像とレイアウトファイルセットとを互いに関連付けて出力するため、ディスプレイ、プリンタ等の描画装置において、被写体画像を、選択したレイアウトファイルセットに従って確実に描画することができる。
さらに、ディジタルカメラ101によると、選択されたレイアウトファイルセットを、当該レイアウトファイルセットに関連付ける被写体画像をリムーバブルメモリ156に出力した後に、リムーバブルメモリ156に出力するため、選択されたレイアウトファイルセットを無駄なく確実にリムーバブルメモリ156に出力することができる。
【0035】
さらに、ディジタルカメラ101によると、リムーバブルメモリ156に格納されているレイアウトファイルセットを重複してリムーバブルメモリ156に出力しないため、リムーバブルメモリ156の記憶領域の浪費を防止できる。
尚、本実施例では入出力部150とリムーバブルメモリ156とを外部記憶手段としても用いているが、外部記憶手段はディジタルカメラ101以外の他の装置が備えていてもよい。具体的には例えばディジタルカメラ101をBluetoothなどの通信手段でネットワークに接続可能にし、当該ネットワークに接続されている他の装置が備えるハードディスクドライブなどの磁気ディスク装置に格納されているレイアウトファイルセットの選択を受け付けるようにしてもよい。
【0036】
また、本実施例ではリムーバブルメモリ156からレイアウトファイルセットが選択されたとき常にフラッシュメモリ146に格納しているが、選択されたレイアウトファイルセットをフラッシュメモリ146に格納するか否か、すなわち当該レイアウトファイルセットをキャッシュするか否かをユーザが設定できるようにしてもよい。例えば、リムーバブルメモリ156を交換しつつ継続して利用するレイアウトファイルセットと、一度だけ単発的に利用するレイアウトファイルセットとがある場合、単発的に利用するレイアウトファイルセットで継続して利用するレイアウトファイルセットが上書きされると、継続して利用するレイアウトファイルセットを利用するとき、ユーザは当該レイアウトファイルセットが格納されているリムーバブルメモリ156に交換して再度選択しなければならないという手間がある。キャッシュするか否かをユーザが設定できるようにすると、選択の手間を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタルカメラの処理を示すフローチャートである。
【図2】ディジタルカメラのブロック図である。
【図3】(A)はディジタルカメラの背面図、(B)はディジタルカメラに係る正面図である。
【図4】格納されたレイアウト及び既定画像を示す模式図である。
【図5】レイアウトを定義するファイルの模式図である。
【図6】(A)はレイアウトに基づいた描画を説明する模式図であり、(B)はレイアウトに基づいた描画の結果を示す平面図である。
【図7】レイアウトを表すサムネイル画像を示す模式図である。
【図8】ディジタルカメラが表示する画面の遷移を示す模式図である。
【図9】格納されたレイアウト及び既定画像を示す模式図である。
【図10】格納されたレイアウト及び既定画像を示す模式図である。
【図11】格納されたレイアウト及び既定画像を示す模式図である。
【符号の説明】
101 ディジタルカメラ、130 光学系、132 イメージセンサ(変換手段)、134 ADC(変換手段)、136 画像形成部(変換手段)、142CPU(選択受付手段、レイアウト入力手段、既定画像入力手段、被写体画像出力手段、レイアウト出力手段、既定画像出力手段)、144 操作部(選択受付手段)、146 フラッシュメモリ(内部メモリ)、150 入出力部(外部記憶手段、選択受付手段、レイアウト出力手段、既定画像入力手段、被写体画像出力手段、レイアウト出力手段、既定画像出力手段)、152 (選択受付手段)、154 LCD(選択受付手段)、156 リムーバブルメモリ(外部記憶手段)
Claims (2)
- 被写体の光学像を結像させる光学系と、
結像された被写体の光学像をディジタル画像に変換する変換手段と、
ディジタル画像の描画時のレイアウトであって外部記憶手段に格納されているレイアウトの選択を受け付ける選択受付手段と、
選択されたレイアウトを入力するレイアウト入力手段と、
入力されたレイアウトが格納される内部メモリと、
前記変換手段が変換したディジタル画像を、前記選択受付手段によって選択されたレイアウトに関連付けてリムーバブルメモリに格納する被写体画像出力手段と、
前記内部メモリに格納されたレイアウトを、前記被写体画像出力手段によってディジタル画像が格納されるリムーバブルメモリに格納するレイアウト出力手段と、
を備えることを特徴とするディジタルカメラ。 - 被写体の光学像を結像させる光学系と、
結像された被写体の光学像をディジタル画像に変換する変換手段と、
ディジタル画像に合成される既定画像であって外部記憶手段に格納されている既定画像の選択を受け付ける選択受付手段と、
選択された既定画像を入力する既定画像入力手段と、
入力された既定画像が格納される内部メモリと、
前記変換手段が変換したディジタル画像を、前記選択受付手段によって選択された既定画像に関連付けてリムーバブルメモリに格納する被写体画像出力手段と、
前記内部メモリに格納された既定画像を、前記被写体画像出力手段によってディジタル画像が格納されるリムーバブルメモリに格納する既定画像出力手段と、を備えることを特徴とするディジタルカメラ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003012058A JP2004228744A (ja) | 2003-01-21 | 2003-01-21 | ディジタルカメラ |
US10/543,056 US7884859B2 (en) | 2003-01-21 | 2003-12-25 | Digital camera |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003012058A JP2004228744A (ja) | 2003-01-21 | 2003-01-21 | ディジタルカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004228744A true JP2004228744A (ja) | 2004-08-12 |
Family
ID=32900785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003012058A Withdrawn JP2004228744A (ja) | 2003-01-21 | 2003-01-21 | ディジタルカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004228744A (ja) |
-
2003
- 2003-01-21 JP JP2003012058A patent/JP2004228744A/ja not_active Withdrawn
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