JP2004228590A - 回路形成基板の製造装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 放電電極間を通過するレーザー媒質気体の流速、放電電極の幅、放電電極間のアパーチャの位置を、所望の値に設定することが可能なレーザービーム発振器20と、全反射ミラー22、開閉手段を有するシャッタ34、走査手段23、集光レンズ24とを備えた回路形成基板の製造装置。
【選択図】 図13
Description
図1(a)〜(f)は本発明の第1の実施の形態における回路形成基板の製造方法を示す工程断面図である。基板材料11は図1(a)に示すように熱硬化性樹脂12と織布または不織布の有機繊維材料からなるアラミド繊維13の複合材料となっている。熱硬化性樹脂12は完全に硬化したものではなく、未硬化分を含むいわゆるBステージ状態であり、基板材料11は通常プリプレグと呼ばれるものである。
図2から図4は本発明の第2の実施の形態における基板材料11への穴加工を示すパルス波形概略図と加工部断面図である。
図5(a)〜(f)は本発明の第3の実施の形態における回路形成基板の製造方法を示す工程断面図である。本発明の第1の実施の形態と異なるのは基板材料が熱硬化性樹脂12のみから構成されている点である。回路形成基板の要求される性能によってはこのような構成を採用することも可能である。本実施の形態においても第1の実施の形態と同様に変質層16の形成により導電ペースト17の拡散が防止される。なお、第1および第3の実施の形態についてはいずれも両面回路形成基板について記載したが、工程を繰り返すことにより多層回路形成基板が得られることは言うまでもない。また、不織布の代わりに織布を使用することおよび織布あるいは不織布を構成する繊維としてアラミド以外の有機繊維材料あるいはガラスなどの無機繊維材料を使用すること、熱硬化性樹脂12に代えて熱可塑性樹脂を用いることも可能である。
図6は本発明の第4の実施の形態における回路形成基板の製造装置を示す概略構成図である。レーザービーム発振器20より導出されたレーザービーム14は全反射ミラー22等を経由してマスク21に入射し所望のビーム径にマスクされ走査手段23を経由して集光レンズ24によって基板材料11上に照射される。基板材料11上の所望位置に照射するために走査手段23には高速で動作するガルバノミラー等が用いられ、基板材料11はXYステージ(図示せず)等に固定される、等の方法が用いられる。
図10は本発明の第5の実施の形態における回路形成基板の製造方法を示す工程断面図である。基板材料11として図10(a)に示すような内層回路が形成された多層回路形成基板用材料を用いる。内層回路25は金属箔およびめっき層により形成されており、絶縁層にはアラミド繊維13と熱硬化性樹脂12の複合材料が用いられている。次に図10(b)に示すように非貫通穴26をレーザービーム(図示せず)の照射により基板材料11の表面に形成する。その際に加工条件の最適化により非貫通穴26の内壁に変質層16を同時に形成する。炭酸ガスレーザを用いた場合には、金属箔への加工性が悪いことを利用して図中に示すように非貫通形状の加工が容易である。
図11は本発明の第6の実施の形態における回路形成基板の製造方法を示す工程断面図である。図11(a)に示す基板材料11は熱硬化性樹脂12からなる板状の材料であり、両面にフィルム31がラミネート等の工法により接着されている。フィルム31はポリエチレンテレフタレート等の有機材料あるいは金属箔を用いることができる。次に図11(b)に示すようにレーザービーム14を用いて貫通穴15を形成する。次に図11(c)に示すように基板材料11にディッピングあるいはスプレー法などを用いて樹脂層32を形成する。樹脂層32の材料は溶剤で希釈した熱硬化性樹脂等が好適であり、塗布後に乾燥炉等で溶剤を除去し樹脂層32の硬度を増しておくことが望ましい。
図12は本発明の第7の実施の形態における回路形成基板の製造方法を示す工程断面図である。図12(a)に示す基板材料11は熱硬化性樹脂12からなる板状の材料であり前述の実施の形態の説明と同様にBステージ化されている。次に図12(b)に示すようにレーザービーム14を用いて貫通穴15を形成する。次に図12(c)に示すように導電ペースト17を貫通穴15に充填する。導電ペースト17に熱硬化性樹脂12と反応する材料を加えておくことが貫通穴15の壁面付近に硬化層33が形成される。熱硬化性樹脂12は後の工程でBステージから完全硬化させるためこの段階では硬化剤は潜在的なものとなっている。そこで、活性の高い硬化剤を導電ペースト17に加えておくことで図12(c)の段階で導電ペースト17と熱硬化性樹脂12の接触面で硬化層33を形成することができる。この後は、前述の本発明の第3の実施の形態に説明したような工程を実施することで回路形成基板を製造することができ、硬化層33は拡散防止手段としての効果を発揮するものである。
図13は本発明の第8の実施の形態における回路形成基板の製造装置を示す概略構成図である。レーザービーム発振器20より導出されたレーザービーム14は全反射ミラー22等を経由してシャッタ34に入射し走査手段23を経由して集光レンズ24によって基板材料11上に照射される。基板材料11上の所望位置に照射するために走査手段23には高速で動作するガルバノミラー等が用いられ、基板材料11はXYステージ(図示せず)等に固定される等の方法が用いられる。
図14は本発明の第9の実施の形態における回路形成基板の製造装置のレーザー発振部を示す斜視図である。上下の放電電極35の間に放電電圧(図示せず)が印加され、ガス流方向38と図示した方向にレーザー媒質気体が一定の流速で通過している。励起粒子36はレーザー媒質気体の分子であり放電電極35の間に発生する放電現象によって励起され、励起した状態から通常状態に励起粒子36が戻る際にレーザービームが発生し、発生したレーザービームは発振部内で増幅されアパーチャ39からレーザー導出方向37に向かって外部に取り出される。
12 熱硬化性樹脂
13 アラミド繊維
14 レーザービーム
15 貫通穴
16 変質層
17 導電ペースト
18 金属箔
19 回路
20 レーザービーム発振器
21 マスク
22 全反射ミラー
23 走査手段
24 集光レンズ
25 回路
26 非貫通穴
27 めっき層
29 炭化層
32 樹脂層
33 硬化層
34 シャッタ
35 放電電極
36 励起粒子
37 レーザー導出方向
38 ガス流方向
39 アパーチャ
Claims (3)
- レーザービーム発振器と、全反射ミラー、開閉手段を有するシャッタ、走査手段、集光レンズとを備えた回路形成基板の製造装置であって、
前記レーザービーム発振器は、放電電圧が印加された上下の放電電極と、その間を一定の流速で通過するレーザー媒質気体と、放電電極による放電現象によってレーザー媒質気体分子が励起された励起粒子を備え、
前記励起粒子は励起した状態から通常状態に戻る際にレーザービームを発生し、そのレーザービームを増幅させ、放電電極間に位置するアパーチャからレーザー導出方向に向かって外部に取り出すことによりレーザービームを発振することを特徴とする回路形成基板の製造装置。 - 放電電極間を通過するレーザー媒質気体の流速と、放電電極の幅と、放電電極間のアパーチャの位置は、所望の値に設定することが可能であることを特徴とする請求項1に記載の回路形成基板の製造装置。
- シャッタの開閉、あるいはレーザービーム発振器に与える発振指令信号のパルス幅を変化させることにより、レーザービームのパルス幅を設定することが可能であることを特徴とする請求項1に記載の回路形成基板の製造装置。
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JP2004068574A JP2004228590A (ja) | 2004-03-11 | 2004-03-11 | 回路形成基板の製造装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010247206A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | Muneharu Kutsuna | 複合材料のレーザ加工法 |
JP2013527601A (ja) * | 2010-04-02 | 2013-06-27 | エレクトロ サイエンティフィック インダストリーズ インコーポレーテッド | 選択されたターゲットクラスに対して三角形状の調整レーザパルスを用いるレーザシステム及び方法 |
WO2014010046A1 (ja) * | 2012-07-11 | 2014-01-16 | 三菱電機株式会社 | レーザ共振器制御電源、レーザ発振器およびレーザ発振システム |
JP2016000426A (ja) * | 2014-06-12 | 2016-01-07 | 住友ベークライト株式会社 | 樹脂フィルム加工装置 |
-
2004
- 2004-03-11 JP JP2004068574A patent/JP2004228590A/ja active Pending
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