JP2004228460A - プラズマ処理装置およびプラズマ処理装置の高周波特性測定方法 - Google Patents

プラズマ処理装置およびプラズマ処理装置の高周波特性測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004228460A
JP2004228460A JP2003017002A JP2003017002A JP2004228460A JP 2004228460 A JP2004228460 A JP 2004228460A JP 2003017002 A JP2003017002 A JP 2003017002A JP 2003017002 A JP2003017002 A JP 2003017002A JP 2004228460 A JP2004228460 A JP 2004228460A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
frequency power
electrode
directional coupler
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003017002A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4123945B2 (ja
Inventor
Masakazu Taki
正和 滝
Mutsumi Tsuda
睦 津田
Kenji Shintani
賢治 新谷
Minoru Hanazaki
稔 花崎
Keiichi Sugawara
慶一 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2003017002A priority Critical patent/JP4123945B2/ja
Publication of JP2004228460A publication Critical patent/JP2004228460A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4123945B2 publication Critical patent/JP4123945B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Plasma Technology (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Abstract

【課題】高周波特性を精度良く測定することのできるプラズマ処理装置、特にプラズマ発生中の高周波特性を精度良く測定することのできるプラズマ処理装置を得る。
【解決手段】処理室内に設置された電極に高周波電力を供給する高周波電源と、電極と高周波電源とを接続する伝送線路間に高周波電力が透過するよう挿入された方向性結合器と、方向性結合器の電極と接続された端子と結合する端子に接続され、電極に所望の周波数の高周波信号を印加する可変周波数発生器と、方向性結合器の電極と接続された端子と結合する端子に接続され、可変周波数発生器から印加された高周波信号の電極からの反射波を測定する高周波特性検出器とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高周波を用いるプラズマ処理装置およびプラズマ処理装置の高周波特性測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体製造に用いられるプラズマ処理装置では、装置の安定稼動を阻害する装置・プロセスの経時変化や、量産での装置間機差が問題となっている。しかし、従来、経時変化や、装置間機差が発生しても検知する方法がなく、実際に処理された製品に不具合が生じた時点で異常が発生したと判断して、装置のメンテナンスを実施している。
【0003】
また、製品に不具合を生じさせないためには、経験に基づいて、装置・プロセスが経時変化し異常が発生する時期をおおよそ推測して、装置のメンテナンスを定期的に行なうことで対処してきた。
【0004】
これに対して、プラズマ処理装置において装置やプロセスの変化を電気的に検知する方法が考案されている。例えば、プラズマ処理室と高周波電源の間に方向性結合器を挿入し、その方向性結合器により進行波と反射波電力の位相と振幅の信号をそれぞれ取り出す。そして、その取り出した信号を処理することによりプラズマ処理装置の高周波特性の一つであるインピーダンスを求め、その変化から装置・プロセスの経時変化を評価したり、それをプラズマ処理装置にフィードバックしてプラズマ処理条件の最適化を行ない装置の安定稼動をはかる方法が示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−195698号公報(第2−4頁)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、高周波回路の高周波特性を精度良く把握するには、広範囲な周波数域での測定が望ましい。さらに、高周波特性の変化をより精度良く測定するには、高周波特性の変化が大きい周波数帯域で評価するのが良い。
【0007】
しかし先行例は、高周波電源の発振周波数(例えば13.56MHz)の高周波について、プラズマを含むプラズマ処理装置全体のインピーダンスを測定する方法である。そのため得られる進行波と反射波は、13.56MHzの高周波信号となり、その信号より求められるインピーダンスは13.56MHzの周波数での値となる。そのため、先行例においてはプラズマ処理装置の高周波電源の単一周波数における、プラズマを含むプラズマ処理装置のインピーダンスが得られるだけである。そのために高周波特性を精度良く把握することができず、高周波特性の変化を精度良く測定することができない問題点があった。
【0008】
本発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、高周波特性を精度良く測定することのできるプラズマ処理装置、特にプラズマ発生中の高周波特性を精度良く測定することのできるプラズマ処理装置およびプラズマ処理装置の高周波特性測定方法を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のプラズマ処理装置は、処理室内に設置された電極に高周波電力を供給する高周波電源と、電極と高周波電源とを接続する伝送線路間に高周波電力が透過するよう挿入された方向性結合器と、方向性結合器の電極と接続された端子と結合する端子に接続され、電極に所望の周波数の高周波信号を印加する可変周波数発生器と、方向性結合器の電極と接続された端子と結合する端子に接続され、可変周波数発生器から印加された高周波信号の電極からの反射波を測定する高周波特性検出器とを有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1について説明する。
図1は本実施の形態に係るプラズマ処理装置の構成図である。図1において、処理室1内に、ウエハ5を載置する下部電極4と上部電極6とが設置されている。下部電極4は表面に構成されている下部電極板2と、下部電極板2を処理室1から電気的に絶縁するとともに真空シールする絶縁部材3とからなっている。下部電極板2と上部電極6はここでは平行平板に設置されている。処理室1には真空に排気するために真空ポンプ(図示せず)に連結されている排気口8とエッチングガスを導入するためのガス導入口7とが設けられている。上部電極6と処理室1のチャンバとはともにアース電位になっている。下部電極板2は高周波電源10と接続されている。高周波電源10の発振周波数は13.56MHzである。高周波電源10と下部電極2の間に方向性結合器9が挿入されている。
【0011】
ここで方向性結合器9について説明する。
方向性結合器9は2つの入力端子9a、9bと入力端子9bと結合している結合端子9cと入力端子9aと結合している結合端子9dとの計4つの端子を持つ。4つの端子間の関係は次のようになっている。入力端子9aから入射した高周波は入力端子9bへ透過すると同時に、その一部は入力端子9aと結合している結合端子9dへ出力される。しかし、入力端子9aと結合していない結合端子9cへはほとんど出力されない。一方、入力端子9bから入射した高周波は入力端子9aへ透過すると同時に、その一部は入力端子9bと結合している結合端子9cへ出力される。しかし、入力端子9bと結合していない結合端子9dへはほとんど出力されない。
【0012】
入力端子9aから透過した高周波が結合端子9dへ出力される割合は結合度と呼ばれ、ここでは例えば60デシベルである。すなわち入力端子9aに1000Wの高周波が入力された場合、結合端子9dへは1mWに減衰された高周波信号が出力される。同様に、入力端子9bに入射された高周波も、結合端子9cへは60デシベルの割合で減衰されて高周波信号が出力される。また、結合端子9c、9dの出力の差は方向性結合器の方向性と呼ばれ、ここでは例えば20デシベルである。
【0013】
本実施の形態においては、高周波電源10と方向性結合器9の入力端子9aが接続されている。また、下部電極板2と方向性結合器の入力端子9bが接続されている。入力端子9bと結合している結合端子9cにはネットワークアナライザ11が接続されている。
【0014】
ここでネットワークアナライザについて説明する。ネットワークアナライザとは回路や素子に高周波信号を入力し、回路からの反射波、通過波を測定して回路や素子の高周波特性を求める測定装置である。装置の構成は測定対象に測定する範囲の周波数の信号を掃引入力する可変周波数発生器と掃引入力した信号の測定対象からの反射波や透過波を測定する高周波特性検出器を兼ね備える。
【0015】
以上のような構成とすることにより、高周波電源10より高周波電力を供給した場合、方向性結合器9の結合端子9cには、下部電極板2からの反射波が60デシベル減衰されて出力される。一方、高周波電源からの入射波は結合度と方向性とから結合度と方向性の和である80デシベルに減衰され出力する。結合端子9cから出力される入射波の信号は80デシベルに減衰された微小信号であるため、60デシベルに減衰された反射波の信号に比べて十分小さく、反射波は入射波の影響を受けずに取り出すことができる。
【0016】
なお、方向性結合器の結合度と方向性とは上記の値に限定するものではく、所望の出力を得るために適宜、結合度と方向性とは選択すれば良い。
【0017】
続いて本構成のプラズマ処理装置におけるプラズマ処理について説明する。処理室1にガス導入口7から導入されたエッチングガスは排気口8から排気される。エッチングガスとしてはNやArの不活性ガスや種々の反応性ガスが用いられる。この状態で下部電極板2に高周波電源10から高周波電力を供給すると、下部電極板2と上部電極6の間で放電が開始されプラズマが生成される。高周波電源10から高周波電力を供給する場合は、一般にはインピーダンス整合器を介して行なわれるがここでは省略している。生成されたプラズマによりウエハ5をエッチング処理する。所定のエッチング処理が終了したならば、高周波電力の供給を停止し、エッチングガスを排気した後、ウエハ5を交換する。上記操作を繰り返すことにより、連続してウエハ5のエッチングが行なわれる。
【0018】
次に本実施の形態に係る動作について詳細に説明する。前記プラズマ処理を行なう時は、高周波電源10から高周波電力が供給されている。その際に同時にネットワークアナライザ11から測定を行ないたい周波数範囲の信号を出力して結合端子9cから信号を入力する。ここでは、1〜50MHzの信号を入力する。ここで、方向性結合器9の結合端子9cには、方向性結合器9を透過する高周波電源10から供給される高周波電力と結合端子9cから入力された1〜50MHzの信号との合成された反射波が60デシベル減衰し出力される。一方、入力端子9aから給電された高周波電力の入射波は方向性結合器9の方向性により結合端子9cには80デシベル減衰されるためほとんど出力されない。この方向性を有する方向性結合器を用いることにより、入力波の影響を受けることなく、反射波を測定することができる。この測定結果より反射法によりインピーダンス測定が可能になる。
【0019】
なお、方向性結合器の結合端子9cにバンドパスフィルターを取り付け、13.56MHzの信号がネットワークアナライザ11に入力されないようにしても良い。このようにすれば、13.56MHzの高周波の影響を極力受けずにインピーダンスを測定することができる。
【0020】
本実施の形態に係る動作により測定した装置の初期状態の1〜50MHzにおけるインピーダンス特性の測定結果を図2(イ)に示す。また、図2(ロ)は装置の初期状態においてプラズマを発生させずに同様の測定法で1〜50MHzの周波数域におけるインピーダンスを測定した結果である。なお、横軸は測定周波数であり、縦軸はインピーダンスである。
【0021】
図2(イ)、(ロ)に示すように周波数に対してインピーダンスが大きく変化している。図2(イ)においては27MHz近傍において、また、図2(ロ)においては30MHz近傍でインピーダンスが最小となる共振特性がみられた。
ここで図2(ロ)は、プラズマ処理装置の主な構成要素である高周波電源10および、下部電極4と上部電極6とを含む処理室1内部の抵抗成分、誘導成分、容量成分を合成したインピーダンス特性を示している。また、30MHz近傍の共振は、上記装置内の電気的な誘導成分と容量成分によるL、C共振特性である。一方、図2(イ)は前記、高周波電源10および、下部電極4と上部電極6とを含む処理室1内部の抵抗成分、誘導成分、容量成分を合成したインピーダンス特性に上部電極6と下部電極板2との間に発生するプラズマのインピーダンス特性が重畳されたものとなっている。
【0022】
なお、装置の構成によりこのような共振特性が得られない場合は、インピーダンス変化の大きい周波数領域でのインピーダンス特性を測定すれば良い。さらに、インピーダンス特性は連続した周波数範囲でなくとも、複数の単一周波数に対して測定しても良い。
【0023】
次に、前記エッチング処理を連続して1ヶ月間行なった時点でのプラズマ発生中のインピーダンス特性を図3(イ)に示す。ここで、装置の初期状態におけるインピーダンス特性も合わせて図3(ロ)に示している。図3(ロ)は図2(イ)と同じ測定結果である。両者を比較すると、共振周波数付近のインピーダンスが大きく変化していることがわかる。
【0024】
ここで測定したインピーダンス特性は上記の通り、高周波電源10および、下部電極4と上部電極6とを含む処理室1内部の抵抗成分、誘導成分、容量成分を合成したインピーダンス特性に上部電極6と下部電極板2との間に発生するプラズマのインピーダンス特性が重畳されたものである。
そして、このインピーダンス特性の大きな変化は高周波電源10および、下部電極4と上部電極6とを含む処理室1内部の抵抗成分、誘導成分、容量成分を合成したインピーダンス特性もしくは、上部電極6と下部電極板2との間に発生するプラズマのインピーダンス特性の変化によって起こったと考えられる。
【0025】
このような装置の変化もしくはプラズマの変化が発生した場合、エッチング特性が変化してしまい、所定のエッチングが行なわれない不具合が発生する。
そこで、このようなインピーダンス特性の変化が発生した場合、エッチング処理を停止して、装置の点検、メンテナンスを行なう必要があると判断することができる。
【0026】
ここで、本発明と従来の方法を比較する。図3のグラフ上の周波数13.56MHzでのインピーダンスが、従来の方法により測定したインピーダンスである。グラフから明らかのように13.56MHzでのインピーダンスは、初期状態と1ヶ月連続処理後ではほとんど差がない。つまり、単一周波数でのインピーダンス変化からは精度良くエッチング装置の状態を判断できないことがわかる。一方、本発明によると、1〜50MHzの広範囲にわたるインピーダンス特性で、かつインピーダンス変化の大きい共振周波数領域を含む高周波特性が測定できる。そのために、わずかなプラズマ処理装置の状態変化でも検知することができる。そのため、精度良く正常な高周波特性との差異を判断することができる。
【0027】
次に、本方法を用いてインピーダンス特性の変化が装置の異状によるものか、プラズマ特性が変化したためのものであるかを判断する方法について述べる。インピーダンス特性が初期状態と大きく異なった場合、まず、プラズマの無い状態でのインピーダンス特性の計測を行なう。計測したプラズマの無い状態でのインピーダンス特性と初期状態のインピーダンス特性と比較する。2つのインピーダンス特性が一致すれば、プラズマの無い場合の装置の状態は初期状態から変化していないと判断できる。
【0028】
すなわち、プラズマのインピーダンス特性が変化していると考えられる。
エッチング処理を長時間行なうと、徐々に下部電極4や上部電極6を含む処理室1内壁にエッチング生成物が付着する。あるいは、処理室1内の部材がエッチングガスにより消耗する。そのために、処理室1の内部状態が変化し、プラズマのインピーダンス特性が変化する。あるいは、放電条件が変化したためにプラズマのインピーダンス特性が変化しているとも考えられる。
【0029】
上記の場合は、プロセス条件の変動確認や、処理室の内壁の状態を初期状態に戻すクリーニング等の対策をとれば良い。
【0030】
一方、プラズマ発生中のインピーダンス特性が初期状態と大きく異なった時点でのプラズマを発生していない状態のインピーダンス特性と初期状態におけるプラズマの発生していない状態でのインピーダンス特性が異なるならば、エッチング装置の状態が変化したことを示している。すなわち、エッチング装置の高周波電源10および、下部電極4と上部電極6とを含む処理室1内部の抵抗成分、誘導成分、容量成分が変化している。この場合は、装置のメンテナンスを実施し、装置状態を正常な状態に戻せば良い。
【0031】
なお、図3の(ハ)に示した異常と判断されたインピーダンス特性の場合では、上記方法により原因を調べた結果、プラズマ処理装置のステージ部材の消耗と、高周波電源10と下部電極板2を接続するケーブルの締め付け部の緩みが原因であることが判明した。
【0032】
以上述べたように本実施の形態の構成をとることにより、任意の周波数におけるプラズマ処理装置の高周波特性を測定することができる。特に、プラズマ発生中においても任意の周波数における高周波特性を測定することができる。
【0033】
このことにより、装置の状態変化に敏感な周波数の高周波特性をモニターすることができ、装置状態の微細な変動をも的確に知ることができる。
【0034】
また、高周波特性の変動の原因を即座に、精度良く判断することができる。
【0035】
実施の形態2.
図4は本実施の形態に係る電子サイクロトロン共鳴(ECR:Electron Cyclotron Resonance)プラズマ処理装置の構成図である。図4において処理室1には真空封止されたマイクロ波導入窓21が設けられている。また、導波管22が一端面をマイクロ波導入窓21に接続するように設置され、導波管22の他端面には2.45GHzのマイクロ波を発生するマイクロ波発生器23が接続されている。さらに、処理室1の外周部には電子サイクロトロン共鳴を生じさせるための磁場発生コイル24が設けられている。
【0036】
下部電極4、ウエハ5、ガス導入口6、排気口8、方向性結合器9、高周波電源10、ネットワークアナライザ11については実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
【0037】
本実施の形態における動作について説明する。
処理室1に導入されたエッチングガスは排気口7から排気される。この状態でマイクロ波発生器23からマイクロ波を発生すると、導波管22からマイクロ波導入窓21を介して処理室1内にマイクロ波が供給される。また、磁場コイルにより例えば875ガウスの磁場を発生させると、処理室1内にECR(電子サイクロトロン共鳴)プラズマが生成される。さらに、下部電極板2に高周波電源10から高周波電力を供給すると、下部電極板2上にRFバイアスが印加される。高周波電源10から高周波電力を供給する場合は、一般的にはインピーダンス整合器を介して行なわれるがここでは省略している。生成されたECRプラズマとRFバイアスにより、ウエハ5をエッチング処理する。所定のエッチング処理が終了したならば、高周波電力の供給とマイクロ波の供給を停止し、エッチングガスを排気した後、ウエハ5を交換する。上記操作を繰り返すことにより、連続してウエハ5のエッチングが行なわれる。
【0038】
このようなECRプラズマエッチング装置において、実施の形態1と同様の方法でインピーダンスを測定する。こうすることにより、ECRプラズマを用いたエッチング装置においても、任意の周波数におけるプラズマ処理装置の高周波特性を測定することができる。特に、プラズマ発生中においても任意の周波数における高周波特性を測定することができる。
【0039】
このことにより、装置の状態変化に敏感な周波数の高周波特性をモニターすることができ、装置状態の微細な変動をも的確に知ることができる。
【0040】
また、高周波特性の変動の原因を即座に、精度良く判断することができる。
【0041】
実施の形態3.
図5は本実施の形態に係る誘導結合プラズマ(ICP:Inductivity Coupled Plasma)処理装置の構成図である。図5において処理室1には真空封止された誘電体のベルジャー31が設けられている。また、誘電体ベルジャー31の外周部にはICPコイル32が設置されている。さらにICPコイル32に高周波電力を供給するよう接続されたICPRF電源33が設けられている。
【0042】
下部電極4、ウエハ5、ガス導入口6、排気口8、方向性結合器9、高周波電源10、ネットワークアナライザ11については実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
【0043】
次に本実施の形態における動作について説明する。
処理室1に導入されたエッチングガスは排気口7から排気される。この状態でICPRF電源33からICPコイル32に高周波電力を供給すると、誘電体ベルジャー31内に誘導結合プラズマが生成される。さらに、下部電極板2に高周波電源10から高周波電力を供給すると、下部電極板2上にRFバイアスが印加される。高周波電源10から高周波電力を供給する場合は、一般的にはインピーダンス整合器を介して行なわれるがここでは省略している。生成されたICPプラズマとRFバイアスにより、ウエハ5をエッチング処理する。所定のエッチング処理が終了したならば、高周波電源10とICPRF電源32とからの高周波電力の供給を停止し、エッチングガスを排気した後、ウエハ5を交換する。上記操作を繰り返すことにより、連続してウエハ5のエッチングが行なわれる。
【0044】
このようなECRプラズマエッチング装置において、実施の形態1と同様の方法でインピーダンスを測定する。こうすることにより、誘導結合プラズマを用いたエッチング装置においても、任意の周波数におけるプラズマ処理装置の高周波特性を測定することができる。特に、プラズマ発生中においても任意の周波数における高周波特性を測定することができる。
【0045】
このことにより、装置の状態変化に敏感な周波数の高周波特性をモニターすることができ、装置状態の微細な変動をも的確に知ることができる。
【0046】
また、高周波特性の変動の原因を即座に、精度良く判断することができる。
【0047】
実施の形態4.
図6は本実施の形態に係るプラズマ処理装置の構成図である。本実施の形態においては、実施の形態1におけるネットワークアナライザ11に代わり、方向性結合器9の入力端子9bと結合している結合端子9cに高周波電流電圧検出器42が接続されている。また、可変周波数発生器41も同様に結合端子9cに接続されている。他は実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
【0048】
可変周波数発生器41は1〜50MHzの周波数の高周波信号を発振し、下部電極板2に方向性結合器9を通して高周波信号を印加する。本実施の形態においては、印加する高周波信号はプロセスに影響を与えない程度の、微小なマイクロワットからミリワット程度である。そして、高周波電流電圧検出器42において印加した高周波信号の反射波の高周波電流電圧を測定する。この電流と電圧の測定結果よりインピーダンスを計算することができる。このインピーダンスの変化から実施の形態1で述べた方法により装置状態を把握することができる。
【0049】
以上の構成を用いることにより安価でかつ簡便な方法で、広範囲な周波数に対するインピーダンス特性が測定することができる。
【0050】
実施の形態5.
本実施の形態に係るプラズマ処理装置の構成図を図7に示す。図7において上部電極53は表面に構成されている上部電極板51と、上部電極板51を処理室1から絶縁するとともに真空シールする絶縁部材52とからなっている。処理室1、下部電極4は実施の形態1と同様の構成をとっているので説明を省略する。下部電極板2は第1の高周波電源55と接続されている。上部電極板51は第2の高周波電源57と電気的に接続されている。第1の高周波電源55と第二の高周波電源57の発振周波数はともに13.56MHzである。また、第1の高周波電源55と下部電極板2との間には第1の方向性結合器54が挿入されている。同様に第二の高周波電源57と上部電極板53との間には第二の方向性結合器56が挿入されている。
【0051】
第1の方向性結合器54の接続は次のようになっている。第1の高周波電源55と第1の方向性結合器54の入力端子54aとが接続されており、下部電極板2と第1の方向性結合器54の入力端子54bとが接続されている。また、第1の方向性結合器54の入力端子54bと結合している結合端子54cにネットワークアナライザ11が接続されている。
また、第2の高周波電源57と第1の方向性結合器56の入力端子56aとが接続されており、上部電極板51と第2の方向性結合器56の入力端子56bとが接続されている。また、第2の方向性結合器56の入力端子56bと結合している結合端子56cにネットワークアナライザ11が接続されている。
【0052】
ここで方向性結合器の端子間の結合度と方向性は次のようになっている。第1の方向性結合器54においては、入力端子54aと入力端子54aと結合している結合端子54dとの間の結合度は60デシベルである。また、入力端子54bと入力端子54bと結合している結合端子54cとの間の結合度も60デシベルである。さらに、結合端子54cと結合端子54dの方向性は20デシベルである。また、第2の方向性結合器56においても第1の方向性結合器54と同様に、入力端子56aと結合端子56dとの間の結合度と入力端子56bと結合端子56cとの間の結合度はともに60デシベルであり、結合端子56cと結合端子56dの方向性は20デシベルである。
【0053】
次に本実施の形態における動作について説明する。本実施の形態に係るプラズマ処理装置は上部電極板51および下部電極板2のいずれにも高周波を給電する二周波励起の平行平板型エッチング装置である。本プラズマ処理装置の場合において、第1の高周波電源55と第2の高周波電源57とから高周波を給電し、プラズマを発生させる。その際にネットワークアナライザ11を用いて所望の高周波信号を第1の方向性結合器54の結合端子54cに印加する。印加された高周波信号の一部は反射波となって第1の方向性結合器54の結合端子54cから出力される。また印加された高周波信号の別の一部は下部電極板2、プラズマ、上部電極板51を伝播する。そして、第2の方向性結合器56の結合端子56cから上部電極板51からの反射波とともに高周波信号の透過波は出力される。印加した高周波信号の透過波および反射波をネットワークアナライザ11によって測定する。
【0054】
本方法をプラズマ処理装置に用いることにより高周波反射特性だけではなく、伝送特性も計測することができる。
そのため、より高精度にプラズマがある状態でのインピーダンス特性を測定することができる。そのことにより、装置の状態の判定をより高精度に行なうことができる。
また、透過法では、上部電極板51を透過した透過波を測定することにより上部電極板51の状態も精度良く把握することができる。
【0055】
なお、方向性結合器の結合度と方向性とは上記の値に限定するものではく、所望の出力を得るために適宜、結合度と方向性とは選択すれば良い。
【0056】
実施の形態6.
図8は本実施の形態に係るプラズマ処理装置の構成図である。本実施の形態においては、方向性結合器9と下部電極2との間に補正回路81が挿入されている。また、ネットワークアナライザ11の測定結果に基づいてインピーダンスを適宜調整するように補正回路81を制御する制御装置82が接続されている。その他は実施の形態1と同様であるので説明を省略する。補正回路81はプラズマ処理装置のインピーダンス特性が正常な状態と異なった場合に、そのインピーダンス特性を補正するものである。
【0057】
図9は補正回路81の構成図である。補正回路81は補正素子部91と方向性結合器9と上部電極2とを直結するか補正素子部91を挿入するかを切り替える切り替えスイッチ92とから構成されている。
【0058】
次に、補正回路81でインピーダンス特性を補正する方法について説明する。
正常な状態においては制御装置82からの指示に基づき補正回路81の切り替えスイッチ92により方向性結合器9と下部電極2は直結されている。
【0059】
次に、インピーダンス特性が正常なインピーダンス特性と異なり、インピーダンス特性の補正が必要になった時点で制御装置82からの指示に基づき、切り替えスイッチ92を切り替え、補正素子部91を方向性結合器9と下部電極2とに接続する。このことにより、補正素子部91が高周波給電系に挿入される。補正素子部91が挿入されることにより方向性結合器9からみたインピーダンス特性は装置のインピーダンスと補正素子部91のインピーダンスを合成したものとなる。そして、正常な状態のインピーダンス特性となるように補正素子部91のインピーダンス特性を制御装置81からの指示に基づき調整し、合成したインピーダンス特性を補正する。
【0060】
ここでインピーダンス特性の補正について説明する。方向性結合器からみたインピーダンス特性が、正常インピーダンス特性からズレて、容量成分が大きくなった場合は、補正素子部91の可変誘導素子を変化させて、ズレた容量成分量を打ち消すようにする。逆に誘導成分が大きくなった場合は、補正素子部91の可変容量素子を変化させて、ズレた誘導成分量を打ち消すようにする。これにより方向性結合器からみた、補正素子部91のインピーダンスを含む装置インピーダンスが、装置が正常な状態時のインピーダンスと同じになる。
【0061】
本実施の形態によれば、測定したインピーダンス特性をもとにインピーダンス特性を補正することにより、安定したプラズマ処理を長期間にわたって行なうことができ、メンテナンス頻度を少なくすることができ、装置の稼動率を高めることができる。
【0062】
ここで、補正素子部91は、高周波電源10と下部電極2の間であればどの位置に挿入されても良いが、プラズマ処理装置のインピーダンス特性を測定する方向性結合器9と下部電極2との間に挿入することが望ましい。これは、補正素子部91を方向性結合器9と下部電極2との間に挿入したほうが、インピーダンス特性の測定誤差が小さくなるためである。
【0063】
本実施の形態においては、高周波電源が1個の例を示したが、対向する電極にも高周波電源を有する二周波励起型のプラズマエッチング装置に適用することも可能である。
【0064】
さらに、本実施の形態においては、平行平板型のプラズマエッチング装置の例を示したが、ECRプラズマエッチング装置や誘導結合プラズマエッチング装置に適用することも可能である。
【0065】
また、上記においては、プラズマ処理装置のインピーダンス特性が経時変化した場合のインピーダンス特性の補正について説明したが、複数のプラズマ処理装置間でインビーダンス特性が異なる場合に、基準となる正常なインピーダンス特性に各プラズマ処理装置のインピーダンス特性を補正する場合にも適用可態である。
【0066】
ここで、基準となる正常なインピーダンス特性は、プラズマ処理装置を新規に導入した場合、工場に納入された時の立会い試験時のインビーダンス特性とすることが考えられる。しかし、これに限るものではなく、所望のエッチング特性が得られている装置のインピーダンス特性を適宜選択しても良い。
【0067】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、任意の周波数におけるプラズマ処理装置の高周波特性を測定することができる。特に、プラズマ発生中においても任意の周波数における高周波特性を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係るプラズマ処理装置の構成図である。
【図2】実施の形態1に係るプラズマ処理装置の初期状態におけるインピーダンス特性を示す図である。
【図3】実施の形態1に係るプラズマ処理装置のプラズマ発生中のインピーダンス特性を示す図である。
【図4】実施の形態2に係るプラズマ処理装置の構成図である。
【図5】実施の形態3に係るプラズマ処理装置の構成図である。
【図6】実施の形態4に係るプラズマ処理装置の構成図である。
【図7】実施の形態5に係るプラズマ処理装置の構成図である。
【図8】実施の形態6に係るプラズマ処理装置の構成図である。
【図9】実施の形態6に係る補正回路の構成図である。
【符号の説明】
1 処理室、2 下部電極板、4 下部電極、6 上部電極、9 方向性結合器、9a 9b 54a 54b 56a 56b 入力端子、9c 9d 54c 54d 56c 56d 結合端子、10 高周波電源、11 ネットワークアナライザ、21 マイクロ波導入窓、22 導波管、23 マイクロ波発生器、24 磁場発生コイル、31 誘電体ベルジャー、32 ICPコイル、33 ICPRF電源、41 可変周波数発生器、42 高周波電流電圧検出器、51 上部電極板、53 上部電極、54 第1の方向性結合器、55 第1の高周波電源、56 第2の方向性結合器、57 第2の高周波電源、81 補正回路、82 制御装置、91 補正素子部、92 切り替えスイッチ。

Claims (7)

  1. 処理室内に設置された電極に高周波電力を供給する高周波電源と、
    前記電極と前記高周波電源とを接続する伝送線路間に高周波電力が透過するよう挿入された方向性結合器と、
    前記方向性結合器の前記電極に接続された端子と結合する端子に接続され、前記電極に所望の周波数の高周波信号を印加する可変周波数発生器と、
    前記方向性結合器の前記電極に接続された端子と結合する端子に接続され、前記可変周波数発生器から印加された高周波信号の前記電極からの反射波を測定する高周波特性検出器と、
    を有することを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 処理室内に設置された第1の電極に高周波電力を供給する第1の高周波電源と、
    前記処理室内の前記第1の電極と対向する位置に設けられた第2の電極に高周波電力を供給する第2の高周波電源と、
    前記第1の電極と前記第1の高周波電源とを接続する伝送線路間に高周波電力が透過するよう挿入された第1の方向性結合器と、
    前記第2の電極と前記第2の高周波電源とを接続する伝送線路間に高周波電力が透過するよう挿入された第2の方向性結合器と、
    前記第1の電極に接続された前記第1の方向性結合器の端子と結合する端子に接続され、前記第1の電極に所望の周波数の高周波信号を印加する可変周波数発生器と、
    前記第1の電極に接続された前記第1の方向性結合器の端子に結合する端子と前記第2の電極に接続された前記第2の方向性結合器の端子に結合する端子とに接続された高周波特性検出器と、
    を有することを特徴とするプラズマ処理装置。
  3. 前記高周波電源から供給された高周波電力で前記処理室内にプラズマが発生中に、
    前記可変周波数発生器から印加した高周波信号の反射波と透過波との少なくとも一方を前記高周波特性検出器により測定することを特徴とする請求項1または2記載のプラズマ処理装置。
  4. 処理室内に設置された電極に高周波電力を供給する高周波電源と、
    前記電極と前記高周波電源とを接続する伝送線路間に高周波電力が透過するよう挿入された方向性結合器と、
    前記方向性結合器の前記電極に接続された端子と結合する端子に接続され、前記電極に所望の周波数の高周波信号を印加する可変周波数発生器と、
    前記方向性結合器の前記電極に接続された端子と結合する端子に接続された高周波特性検出器と、
    前記高周波電源と前記電極とを接続する伝送線路間に高周波特性補正回路を有することを特徴とするプラズマ処理装置。
  5. 処理室内に設置された第1の電極に高周波電力を供給する第1の高周波電源と、
    前記処理室内の前記第1の電極と対向する位置に設けられた第2の電極に高周波電力を供給する第2の高周波電源と、
    前記第1の電極と前記第1の高周波電源とを接続する伝送線路間に高周波電力が透過するよう挿入された第1の方向性結合器と、
    前記第2の電極と前記第2の高周波電源とを接続する伝送線路間に高周波電力が透過するよう挿入された第2の方向性結合器と、
    前記第1の電極に接続された前記第1の方向性結合器の端子と結合する端子に接続され、前記第1の電極に所望の周波数の高周波信号を印加する可変周波数発生器と、
    前記第1の電極に接続された前記第1の方向性結合器の端子に結合する端子と前記第2の電極に接続された前記第2の方向性結合器の端子に結合する端子とに接続された高周波特性検出器と、
    前記第1の高周波電源と前記第1の電極とを接続する伝送線路間に高周波特性補正回路を有することを特徴とするプラズマ処理装置。
  6. 前記高周波電源からの高周波電力で前記処理室内にプラズマが発生中に、
    前記可変周波数発生器から印加した高周波信号から求めた高周波特性が正常な高周波特性と異なった場合に、
    前記高周波特性を前記高周波特性補正回路で補正することを特徴とする請求項4または5記載のプラズマ処理装置。
  7. 高周波電源からの高周波電力を処理室内の電極に供給することによりプラズマ処理装置の処理室内にプラズマが発生中に、
    高周波電力を印加している前記電極に所望の高周波信号を印加し、その印加した高周波信号の反射波と透過波との少なくとも一方を測定することを特徴とするプラズマ処理装置の高周波特性測定方法。
JP2003017002A 2003-01-27 2003-01-27 プラズマ処理装置およびプラズマ処理装置の高周波特性測定方法 Expired - Lifetime JP4123945B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003017002A JP4123945B2 (ja) 2003-01-27 2003-01-27 プラズマ処理装置およびプラズマ処理装置の高周波特性測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003017002A JP4123945B2 (ja) 2003-01-27 2003-01-27 プラズマ処理装置およびプラズマ処理装置の高周波特性測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004228460A true JP2004228460A (ja) 2004-08-12
JP4123945B2 JP4123945B2 (ja) 2008-07-23

Family

ID=32904269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003017002A Expired - Lifetime JP4123945B2 (ja) 2003-01-27 2003-01-27 プラズマ処理装置およびプラズマ処理装置の高周波特性測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4123945B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005015963A1 (ja) * 2003-08-08 2005-02-17 Sekisui Chemical Co., Ltd. プラズマ処理方法及び装置
JP2009099496A (ja) * 2007-10-19 2009-05-07 Hitachi High-Technologies Corp プラズマ処理装置およびプラズマ処理装置状態を検出する方法
JP2009187673A (ja) * 2008-02-01 2009-08-20 Nec Electronics Corp プラズマ処理装置及び方法
US8363168B2 (en) 2007-09-27 2013-01-29 Renesas Electronics Corporation Signal processing apparatus and signal processing method performing gamma correction
CN106199138A (zh) * 2016-08-30 2016-12-07 中广核达胜加速器技术有限公司 一种用于检测加速器电极板电压及频率的装置
JP2021141010A (ja) * 2020-03-09 2021-09-16 東京エレクトロン株式会社 検査方法及びプラズマ処理装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005015963A1 (ja) * 2003-08-08 2005-02-17 Sekisui Chemical Co., Ltd. プラズマ処理方法及び装置
US8363168B2 (en) 2007-09-27 2013-01-29 Renesas Electronics Corporation Signal processing apparatus and signal processing method performing gamma correction
JP2009099496A (ja) * 2007-10-19 2009-05-07 Hitachi High-Technologies Corp プラズマ処理装置およびプラズマ処理装置状態を検出する方法
JP2009187673A (ja) * 2008-02-01 2009-08-20 Nec Electronics Corp プラズマ処理装置及び方法
CN106199138A (zh) * 2016-08-30 2016-12-07 中广核达胜加速器技术有限公司 一种用于检测加速器电极板电压及频率的装置
JP2021141010A (ja) * 2020-03-09 2021-09-16 東京エレクトロン株式会社 検査方法及びプラズマ処理装置
JP7374023B2 (ja) 2020-03-09 2023-11-06 東京エレクトロン株式会社 検査方法及びプラズマ処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4123945B2 (ja) 2008-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3977114B2 (ja) プラズマ処理装置
US9837249B2 (en) Radial waveguide systems and methods for post-match control of microwaves
US7095178B2 (en) Plasma processing apparatus, method for operating the same, designing system of matching circuit, and plasma processing method
TWI579912B (zh) 電漿處理裝置
US7292047B2 (en) High-frequency power source
TW530324B (en) Addition of power at selected harmonics of plasma processor drive frequency
US10510513B2 (en) Plasma processing device and high-frequency generator
US20100258529A1 (en) Plasma Processing Apparatus and Plasma Processing Method
JP4728405B2 (ja) 表面処理装置
JP6997642B2 (ja) プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
US6440260B1 (en) Plasma monitoring method and semiconductor production apparatus
JP2011014579A (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
KR101632603B1 (ko) 전류 측정 센서 및 플라즈마 기판 처리 장치
JP7108623B2 (ja) 高温環境において高周波電力を測定するための電圧-電流プローブ、及び電圧-電流プローブを較正する方法
TW202329193A (zh) 射頻電漿處理腔室中的失真電流減緩
US20190267216A1 (en) Microwave output device and plasma processing apparatus
JP4123945B2 (ja) プラズマ処理装置およびプラズマ処理装置の高周波特性測定方法
KR20210113949A (ko) 검사 방법 및 플라즈마 처리 장치
JP2004296612A (ja) プラズマインピーダンス検出装置
US9977070B2 (en) Method for inspecting magnetron
US20240079212A1 (en) Scanning impedance measurement in a radio frequency plasma processing chamber
TW202416337A (zh) 原位電場偵測方法及設備
JPH05206067A (ja) プラズマ処理装置におけるプラズマ制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040712

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051012

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080415

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080428

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4123945

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140516

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term