JP2004226733A - 内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板 - Google Patents
内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004226733A JP2004226733A JP2003015003A JP2003015003A JP2004226733A JP 2004226733 A JP2004226733 A JP 2004226733A JP 2003015003 A JP2003015003 A JP 2003015003A JP 2003015003 A JP2003015003 A JP 2003015003A JP 2004226733 A JP2004226733 A JP 2004226733A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting sheet
- synthetic resin
- resin body
- display
- characters
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
Abstract
【課題】コンパクトで比較的安価に実施でき、任意の絵柄,図形や文字等の表示を昼夜間において明瞭に表示でき、省エネ,省資源化と高寿命化の図れる内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板を提供する。
【解決手段】合成樹脂体2の内部にはレーザ加工により任意の絵柄,図形や文字4が描画されると共に合成樹脂体2にはカッティングシート3が重合され、絵柄,図形や文字になぞらえて形成される。これ等の重合体は枠体5により周縁を保持され、枠体5内に配置されている照明体のLED6等により照明される。夜間はLED6で照明された内部の絵柄,図形や文字4等が表示され、昼間はカッティングシート3による絵柄,図形や文字が表示される。
【選択図】 図2
【解決手段】合成樹脂体2の内部にはレーザ加工により任意の絵柄,図形や文字4が描画されると共に合成樹脂体2にはカッティングシート3が重合され、絵柄,図形や文字になぞらえて形成される。これ等の重合体は枠体5により周縁を保持され、枠体5内に配置されている照明体のLED6等により照明される。夜間はLED6で照明された内部の絵柄,図形や文字4等が表示され、昼間はカッティングシート3による絵柄,図形や文字が表示される。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部に絵柄,図形や文字等をレーザ加工により形成する合成樹脂体とこの絵柄,図形や文字になぞらして重合貼着されるカッティングシートとの重合体からなる表示板に係り、特に、各種の情報や案内を昼夜間において明瞭に表示できる内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種の情報や案内を表示する表示板としては極めて多種類のものが採用されている。例えば、プリント板を蛍光灯で照明するものや、多数個のLEDを配置し、任意の絵柄,図面や文字等をカラフルに表示するものや、同一出願人の発明による合成樹脂板の内部に任意の絵柄等をレーザ加工により形成し、LED等の照明体を用いてこれ等をカラフルに表示するもの等が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記した表示板は夫々特徴を有するものであるが、全体形態がコンパクトにまとめられ、比較的安価に実施できると共に昼夜間において明瞭な表示ができ、しかも省エネ,省資源の要請を満足するものは見られない。なお、同一出願人による前記表示板は前記の要請の殆どを満たすものであるが、昼夜間における明瞭表示の点において不十分のものである。
【0004】
本発明は、以上の事情に鑑みて発明されたものであり、省エネ,省資源の要請を満足することは勿論、コンパクトにまとめられ、比較的安価に実施でき、昼夜間においても絵柄等を明瞭表示ができ、かつ数種類の表示ができ、その表示内容の交換,改良も簡単にできる内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板を提供することを特徴とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上の目的を達成するために、請求項1の発明は、透明又は半透明の合成樹脂体とカッティングシートとを重合させてなる表示板であって、前記合成樹脂体は内部にレーザ加工により絵柄,図形や文字等を形成するものからなり、前記カッティングシートは前記絵柄等になぞられた形態からなり、前記両者により情報や案内表示を行うことを特徴とする。合成樹脂体の内部に形成した絵柄,図形や文字等は照明体により照明されることにより昼夜間においてその内容を明瞭に表示できる。一方、絵柄等になぞらえてカッティングシートを重合することにより、昼間において絵柄等を明瞭に表示することができる。従って、この重合体により昼夜間ともその情報や案内を明瞭に確認することができる。しかも薄体や薄膜を重合したものであり、コンパクトにまとめられ、比較的安価に実施できる。
【0006】
また、請求項2の発明は、前記合成樹脂体とカッティングシートとの重合体が複数組配置されることを特徴とする。重合体を複数組配置することにより、多様な情報や案内等を表示でき、かつ全体としてコンパクトにまとめられるため省スペース化が図れる。即ち、狭い空間内に配置することができる。
【0007】
また、請求項3の発明は、前記絵柄等は前記合成樹脂体まわりに配置される照明体によりカラー照明されることを特徴とする。これにより、絵柄,図形や文字等を明瞭に、かつカラフルに表示することができる。
【0008】
また、請求項4の発明は、前記照明体がLED又はEEFLであることを特徴とする。LEDを用いるため、省エネができ、かつ故障もなく、寿命の大幅な向上ができる。
【0009】
また、請求項5の発明は、前記合成樹脂体とカッティングシートとの重合体の表面及び/又は裏面には保護膜が重合されることを特徴とする。保護膜を配置することにより汚れが防止され、高寿命化が図れる。
【0010】
また、請求項6の発明は、前記合成樹脂体とカッティングシートとの重合体の裏面には反射体が重合されることを特徴とする。これにより、絵柄,図形や文字等をより明瞭に表示することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板の実施の形態を図面を参照して詳述する。図1は本発明の内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板を模式的に表示した平面図であり、図2はこのA−A線に沿う模式的断面図である。図1及び図2に示すように、本発明の内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板1(以下、単に表示板1という)は大別して合成樹脂体2と、カッティングシート3とを重合した重合体からなる。合成樹脂体2内には任意の絵柄,図形や文字4等(図示ではA,Bの文字や横棒が記載されているが、勿論これに限定するものではなく、各種の絵柄,横棒や文字その他の図柄,マーク等が挙げられる)がレーザ加工により形成されている。なお、合成樹脂体2の内部にレーザ加工により絵柄,図形や文字等を描画する技術は同一出願人等の発明により採用されているものである。
【0012】
一方、カッティングシート3は公知のものであり、各種の色彩が施されているシート状のものからなり、絵柄等になぞらえてカッティングして使用するものである。図1、図2では合成樹脂体2の内部にレーザ加工により描画されたA,Bの文字や横棒の形状になぞらえてこの内側にカッティングシート3が配置されている。
【0013】
合成樹脂体2とカッティングシート3との重合体は図1,図2に示すように、バラバラにならないように枠体5によりその周縁を保持されている。また、この枠体5内には照明体の1つであるLED6が適宜数だけ配置され、このLED6は図略の電源や制御部に連結されている。
【0014】
図1及び図2は単に合成樹脂体2とカッティングシート3とを重合したものであるが、図3はカッティングシート3の裏面側にハードコード又は反射板7が重合したものである。これにより絵柄,図形や文字4がより鮮明に表示される。また、図4は合成樹脂体2の表面側にカッティングシート3を重合したものである。この場合にも裏面側にハードコード又は反射板7が重合されている。
【0015】
図5は合成樹脂体2等に描画される絵柄等の1つの例を示すものであり、例えば、AB駅からCD駅までのバスや電車等の行き先き表示したものである。また、図6は郵便を取り扱っている店等に配置されている郵便マークの表示板に本発明を利用した例を示すものである。
【0016】
LED6を照明することにより、合成樹脂体2内の絵柄,図形や文字4がLED6の色彩にならった色で明瞭に表示される。よって図1,図4,図5においてA,Bや横棒、AB駅、CD駅、郵便マーク等は色彩表示され、夜間において特に明瞭に表示される。勿論、昼間でもLED6からの光の照射によりこれ等の描画像は明瞭に表示される。一方、LED6を照射しなくとも絵柄,図形や文字4はカッティングシート3によりその輪郭がなぞらえているため、絵柄,図形や文字4は明瞭に表示され、認識することができる。即ち、昼間においてはカッティングシート3の部分を見ることにより絵柄,図形や文字4を明瞭に視読することができる。以上により、昼夜間をとわず、表示板1の表示は鮮明に表示され、認識することができる。
【0017】
表示板1は単に合成樹脂体2やカッティングシート3を重合しただけのものではなく、例えば、その表面にはこの重合体を保護するための保護膜7が配設される。この保護膜7は任意のものでよいが透明又は半透明のものがよく、例えば、ポリカーボネートのハードコードや紫外線がカットフィルム等が挙げられる。
【0018】
また、LED6としては各色のものがあるがフルカラのものでもよく、かつ色彩の変化するものでもよい。また、LEDの替りに省エネの機能を有し、かつより鮮度の高い照明体を用いてもよい。
【0019】
前記の表示体1は1枚の合成樹脂体2及びカッティングシート3を重合した単一の重合体について説明したが、勿論、複数組のものでもよい。図7は前記重合体を複数(図示のものは2組)配設したものである。夫々の合成樹脂体2a,2bには異なった絵柄,図形や文字4a,4bが描画され、夫々カッティングシート3a,3bによりなぞらえられている。例えば、図8,図9に示すように、1つの合成樹脂体2aにはAB行きの表示が描画され、もう1つの合成樹脂体2bにはSOSが描画されている。これにより、通常時にはAB行きの表示が昼夜間において明瞭表示され、乗客に便宜を与えると共に、緊急事態発生時には昼夜間を問われずSOSが同一の表示場所において表示され、危険状態にあることを周囲の人々に知らせることができる。なお、本発明の表示板1は比較的薄厚のものからなるため、狭い空間内において多層に配置することができる。従って、既存のバスや電車の行き先き表示板の内部にSOS等の緊急事態発生を表示する表示板を特別の改造を行うことなく設けることが容易に、かつ安価にできる。また、図7に示すように、その表面側にはハードコードや紫外線カットフィルム8が設けられ、裏面側にはハードコード又は反射板7が重合される。
【0020】
本発明に関する表示板1についての以上の説明は極めて限定された内容についてのみであり、本発明の用途やアプリケーションは多方向に展開されることは勿論である。特に、本発明は昼夜間の明瞭表示が可能であり、かつ省エネ、省資源化ができ比較的安価に実施でき、省スベース化が図れるため、すべての表示体の替りに用いることができる。
【0021】
【発明の効果】
1)本発明の請求項1の表示体によれば、合成樹脂体の内部描画とこれになぞらえて表示されたカッティングシートにより昼夜間を問わず、あらゆる情報,案内等を明瞭に表示することができる。また、簡便構造のもので比較的安価に実施でき、省スペース化を図ることもできる。
2)本発明の請求項2の表示体によれば、重合体を複数組配設することにより、多くの情報,案内を省スペースの同一場所において表示することができる。勿論、その内容は変更可能である。
3)本発明の請求項3の表示体によれば、絵柄等を照明体で照明することにより鮮明な表示が行われる。
4)本発明の請求項4の表示体によれば、照明体としてLED又はEEFLを用いるため、省エネ化ができ、高寿命化が図れる。また、多色のカラー表示が可能になる。
5)本発明の請求項5の表示体によれば、保護膜を配置することにより汚れを防止し、発傷防止ができ、より高い高寿命化が図れる。
6)本発明の請求項6の表示体によれば、反射体を配置することにより、より鮮明な表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板の概要構造を示す模式的平面図。
【図2】図1のA−A線に沿う模式的断面図。
【図3】図1の応用側を示す部分断面図。
【図4】図1の別の応用側を示す部分断面図。
【図5】本発明の内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板の適用例の1つを示す模式的平面図。
【図6】本発明の内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板の適用例の他の1つを示す模式的平面図。
【図7】重合体を複数組(図示は2組)配列した適用例を示す模式的断面図。
【図8】図7の1つの重合体の絵柄等の例を示す模式的平面図。
【図9】図7のもう1つの重合体の絵柄等の例を示す模式的平面図。
【符号の説明】
1 内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板(表示体)
2 合成樹脂体
2a 合成樹脂体
2b 合成樹脂体
3 カッティングシート
3a カッティングシート
3b カッティングシート
4 絵柄,図形や文字
4a 絵柄,図形や文字
4b 絵柄,図形や文字
5 枠体
5a 枠体
6 LED
6a LED
6b LED
7 ハードコード又は反射体
8 保護膜(ハードコード又は紫外線カットシート)
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部に絵柄,図形や文字等をレーザ加工により形成する合成樹脂体とこの絵柄,図形や文字になぞらして重合貼着されるカッティングシートとの重合体からなる表示板に係り、特に、各種の情報や案内を昼夜間において明瞭に表示できる内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種の情報や案内を表示する表示板としては極めて多種類のものが採用されている。例えば、プリント板を蛍光灯で照明するものや、多数個のLEDを配置し、任意の絵柄,図面や文字等をカラフルに表示するものや、同一出願人の発明による合成樹脂板の内部に任意の絵柄等をレーザ加工により形成し、LED等の照明体を用いてこれ等をカラフルに表示するもの等が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記した表示板は夫々特徴を有するものであるが、全体形態がコンパクトにまとめられ、比較的安価に実施できると共に昼夜間において明瞭な表示ができ、しかも省エネ,省資源の要請を満足するものは見られない。なお、同一出願人による前記表示板は前記の要請の殆どを満たすものであるが、昼夜間における明瞭表示の点において不十分のものである。
【0004】
本発明は、以上の事情に鑑みて発明されたものであり、省エネ,省資源の要請を満足することは勿論、コンパクトにまとめられ、比較的安価に実施でき、昼夜間においても絵柄等を明瞭表示ができ、かつ数種類の表示ができ、その表示内容の交換,改良も簡単にできる内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板を提供することを特徴とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上の目的を達成するために、請求項1の発明は、透明又は半透明の合成樹脂体とカッティングシートとを重合させてなる表示板であって、前記合成樹脂体は内部にレーザ加工により絵柄,図形や文字等を形成するものからなり、前記カッティングシートは前記絵柄等になぞられた形態からなり、前記両者により情報や案内表示を行うことを特徴とする。合成樹脂体の内部に形成した絵柄,図形や文字等は照明体により照明されることにより昼夜間においてその内容を明瞭に表示できる。一方、絵柄等になぞらえてカッティングシートを重合することにより、昼間において絵柄等を明瞭に表示することができる。従って、この重合体により昼夜間ともその情報や案内を明瞭に確認することができる。しかも薄体や薄膜を重合したものであり、コンパクトにまとめられ、比較的安価に実施できる。
【0006】
また、請求項2の発明は、前記合成樹脂体とカッティングシートとの重合体が複数組配置されることを特徴とする。重合体を複数組配置することにより、多様な情報や案内等を表示でき、かつ全体としてコンパクトにまとめられるため省スペース化が図れる。即ち、狭い空間内に配置することができる。
【0007】
また、請求項3の発明は、前記絵柄等は前記合成樹脂体まわりに配置される照明体によりカラー照明されることを特徴とする。これにより、絵柄,図形や文字等を明瞭に、かつカラフルに表示することができる。
【0008】
また、請求項4の発明は、前記照明体がLED又はEEFLであることを特徴とする。LEDを用いるため、省エネができ、かつ故障もなく、寿命の大幅な向上ができる。
【0009】
また、請求項5の発明は、前記合成樹脂体とカッティングシートとの重合体の表面及び/又は裏面には保護膜が重合されることを特徴とする。保護膜を配置することにより汚れが防止され、高寿命化が図れる。
【0010】
また、請求項6の発明は、前記合成樹脂体とカッティングシートとの重合体の裏面には反射体が重合されることを特徴とする。これにより、絵柄,図形や文字等をより明瞭に表示することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板の実施の形態を図面を参照して詳述する。図1は本発明の内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板を模式的に表示した平面図であり、図2はこのA−A線に沿う模式的断面図である。図1及び図2に示すように、本発明の内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板1(以下、単に表示板1という)は大別して合成樹脂体2と、カッティングシート3とを重合した重合体からなる。合成樹脂体2内には任意の絵柄,図形や文字4等(図示ではA,Bの文字や横棒が記載されているが、勿論これに限定するものではなく、各種の絵柄,横棒や文字その他の図柄,マーク等が挙げられる)がレーザ加工により形成されている。なお、合成樹脂体2の内部にレーザ加工により絵柄,図形や文字等を描画する技術は同一出願人等の発明により採用されているものである。
【0012】
一方、カッティングシート3は公知のものであり、各種の色彩が施されているシート状のものからなり、絵柄等になぞらえてカッティングして使用するものである。図1、図2では合成樹脂体2の内部にレーザ加工により描画されたA,Bの文字や横棒の形状になぞらえてこの内側にカッティングシート3が配置されている。
【0013】
合成樹脂体2とカッティングシート3との重合体は図1,図2に示すように、バラバラにならないように枠体5によりその周縁を保持されている。また、この枠体5内には照明体の1つであるLED6が適宜数だけ配置され、このLED6は図略の電源や制御部に連結されている。
【0014】
図1及び図2は単に合成樹脂体2とカッティングシート3とを重合したものであるが、図3はカッティングシート3の裏面側にハードコード又は反射板7が重合したものである。これにより絵柄,図形や文字4がより鮮明に表示される。また、図4は合成樹脂体2の表面側にカッティングシート3を重合したものである。この場合にも裏面側にハードコード又は反射板7が重合されている。
【0015】
図5は合成樹脂体2等に描画される絵柄等の1つの例を示すものであり、例えば、AB駅からCD駅までのバスや電車等の行き先き表示したものである。また、図6は郵便を取り扱っている店等に配置されている郵便マークの表示板に本発明を利用した例を示すものである。
【0016】
LED6を照明することにより、合成樹脂体2内の絵柄,図形や文字4がLED6の色彩にならった色で明瞭に表示される。よって図1,図4,図5においてA,Bや横棒、AB駅、CD駅、郵便マーク等は色彩表示され、夜間において特に明瞭に表示される。勿論、昼間でもLED6からの光の照射によりこれ等の描画像は明瞭に表示される。一方、LED6を照射しなくとも絵柄,図形や文字4はカッティングシート3によりその輪郭がなぞらえているため、絵柄,図形や文字4は明瞭に表示され、認識することができる。即ち、昼間においてはカッティングシート3の部分を見ることにより絵柄,図形や文字4を明瞭に視読することができる。以上により、昼夜間をとわず、表示板1の表示は鮮明に表示され、認識することができる。
【0017】
表示板1は単に合成樹脂体2やカッティングシート3を重合しただけのものではなく、例えば、その表面にはこの重合体を保護するための保護膜7が配設される。この保護膜7は任意のものでよいが透明又は半透明のものがよく、例えば、ポリカーボネートのハードコードや紫外線がカットフィルム等が挙げられる。
【0018】
また、LED6としては各色のものがあるがフルカラのものでもよく、かつ色彩の変化するものでもよい。また、LEDの替りに省エネの機能を有し、かつより鮮度の高い照明体を用いてもよい。
【0019】
前記の表示体1は1枚の合成樹脂体2及びカッティングシート3を重合した単一の重合体について説明したが、勿論、複数組のものでもよい。図7は前記重合体を複数(図示のものは2組)配設したものである。夫々の合成樹脂体2a,2bには異なった絵柄,図形や文字4a,4bが描画され、夫々カッティングシート3a,3bによりなぞらえられている。例えば、図8,図9に示すように、1つの合成樹脂体2aにはAB行きの表示が描画され、もう1つの合成樹脂体2bにはSOSが描画されている。これにより、通常時にはAB行きの表示が昼夜間において明瞭表示され、乗客に便宜を与えると共に、緊急事態発生時には昼夜間を問われずSOSが同一の表示場所において表示され、危険状態にあることを周囲の人々に知らせることができる。なお、本発明の表示板1は比較的薄厚のものからなるため、狭い空間内において多層に配置することができる。従って、既存のバスや電車の行き先き表示板の内部にSOS等の緊急事態発生を表示する表示板を特別の改造を行うことなく設けることが容易に、かつ安価にできる。また、図7に示すように、その表面側にはハードコードや紫外線カットフィルム8が設けられ、裏面側にはハードコード又は反射板7が重合される。
【0020】
本発明に関する表示板1についての以上の説明は極めて限定された内容についてのみであり、本発明の用途やアプリケーションは多方向に展開されることは勿論である。特に、本発明は昼夜間の明瞭表示が可能であり、かつ省エネ、省資源化ができ比較的安価に実施でき、省スベース化が図れるため、すべての表示体の替りに用いることができる。
【0021】
【発明の効果】
1)本発明の請求項1の表示体によれば、合成樹脂体の内部描画とこれになぞらえて表示されたカッティングシートにより昼夜間を問わず、あらゆる情報,案内等を明瞭に表示することができる。また、簡便構造のもので比較的安価に実施でき、省スペース化を図ることもできる。
2)本発明の請求項2の表示体によれば、重合体を複数組配設することにより、多くの情報,案内を省スペースの同一場所において表示することができる。勿論、その内容は変更可能である。
3)本発明の請求項3の表示体によれば、絵柄等を照明体で照明することにより鮮明な表示が行われる。
4)本発明の請求項4の表示体によれば、照明体としてLED又はEEFLを用いるため、省エネ化ができ、高寿命化が図れる。また、多色のカラー表示が可能になる。
5)本発明の請求項5の表示体によれば、保護膜を配置することにより汚れを防止し、発傷防止ができ、より高い高寿命化が図れる。
6)本発明の請求項6の表示体によれば、反射体を配置することにより、より鮮明な表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板の概要構造を示す模式的平面図。
【図2】図1のA−A線に沿う模式的断面図。
【図3】図1の応用側を示す部分断面図。
【図4】図1の別の応用側を示す部分断面図。
【図5】本発明の内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板の適用例の1つを示す模式的平面図。
【図6】本発明の内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板の適用例の他の1つを示す模式的平面図。
【図7】重合体を複数組(図示は2組)配列した適用例を示す模式的断面図。
【図8】図7の1つの重合体の絵柄等の例を示す模式的平面図。
【図9】図7のもう1つの重合体の絵柄等の例を示す模式的平面図。
【符号の説明】
1 内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板(表示体)
2 合成樹脂体
2a 合成樹脂体
2b 合成樹脂体
3 カッティングシート
3a カッティングシート
3b カッティングシート
4 絵柄,図形や文字
4a 絵柄,図形や文字
4b 絵柄,図形や文字
5 枠体
5a 枠体
6 LED
6a LED
6b LED
7 ハードコード又は反射体
8 保護膜(ハードコード又は紫外線カットシート)
Claims (6)
- 透明又は半透明の合成樹脂体とカッティングシートとを重合させてなる表示板であって、前記合成樹脂体は内部にレーザ加工により絵柄,図形や文字等を形成するものからなり、前記カッティングシートは前記絵柄等になぞられた形態からなり、前記両者により情報や案内表示を行うことを特徴とする内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板。
- 前記合成樹脂体とカッティングシートとの重合体が複数組配置されることを特徴とする請求項1に記載の内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板。
- 前記絵柄等は前記合成樹脂体まわりに配置される照明体によりカラー照明されることを特徴とする請求項1又は2に記載の内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板。
- 前記照明体がLED又はEEFLであることを特徴とする請求項3に記載の内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板。
- 前記合成樹脂体とカッティングシートとの重合体の表面及び/又は裏面には保護膜が重合されることを特徴とする請求項1又は2に記載の内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板。
- 前記合成樹脂体とカッティングシートとの重合体の裏面には反射体が重合されることを特徴とする請求項1,2及び5のいずれかに記載の内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003015003A JP2004226733A (ja) | 2003-01-23 | 2003-01-23 | 内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003015003A JP2004226733A (ja) | 2003-01-23 | 2003-01-23 | 内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004226733A true JP2004226733A (ja) | 2004-08-12 |
Family
ID=32902883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003015003A Pending JP2004226733A (ja) | 2003-01-23 | 2003-01-23 | 内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004226733A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006154698A (ja) * | 2004-11-05 | 2006-06-15 | Olympus Corp | フォーカシングスクリーン及び表示部材 |
WO2008064574A1 (fr) * | 2006-12-01 | 2008-06-05 | Shanghai Jump Display Product Co., Ltd | Boîtier d'éclairage dynamique à led et son procédé de fabrication |
WO2008100020A1 (en) * | 2007-02-14 | 2008-08-21 | Kyung Won Co., Ltd | Multi-layer billboard with different day and night operation modes |
JP2009258459A (ja) * | 2008-04-18 | 2009-11-05 | Sunlight Co Ltd | 発光表示装置 |
CN102855828A (zh) * | 2012-08-28 | 2013-01-02 | 京东方科技集团股份有限公司 | 信息展示装置及其信息承载层 |
-
2003
- 2003-01-23 JP JP2003015003A patent/JP2004226733A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006154698A (ja) * | 2004-11-05 | 2006-06-15 | Olympus Corp | フォーカシングスクリーン及び表示部材 |
WO2008064574A1 (fr) * | 2006-12-01 | 2008-06-05 | Shanghai Jump Display Product Co., Ltd | Boîtier d'éclairage dynamique à led et son procédé de fabrication |
WO2008100020A1 (en) * | 2007-02-14 | 2008-08-21 | Kyung Won Co., Ltd | Multi-layer billboard with different day and night operation modes |
JP2009258459A (ja) * | 2008-04-18 | 2009-11-05 | Sunlight Co Ltd | 発光表示装置 |
CN102855828A (zh) * | 2012-08-28 | 2013-01-02 | 京东方科技集团股份有限公司 | 信息展示装置及其信息承载层 |
CN102855828B (zh) * | 2012-08-28 | 2015-07-01 | 京东方科技集团股份有限公司 | 信息展示装置及其信息承载层 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3145177U (ja) | 光る看板の構造 | |
EP0549679B1 (en) | A display system | |
US7635202B2 (en) | Self-illuminated banner | |
AU3202499A (en) | Sign for illumination utilizing translucent layers | |
KR20080079359A (ko) | 광고 와 인테리어 간접조명 표시매체 | |
CN104956430A (zh) | 用于印刷图形的自发光标牌 | |
JP2004528589A (ja) | 燐光標識 | |
KR101118096B1 (ko) | 양면 표시판 | |
JP2004226733A (ja) | 内部描画とカッティングシートとの組合せによる表示板 | |
JP6796330B2 (ja) | グラフィックス表示体 | |
JP2003200700A (ja) | 外面刻印部を有する集合透明体 | |
ATE363112T1 (de) | Sicherheitsvignette zum anbringen wechselnder aufschriften | |
US3905141A (en) | Light fixture with luminous signs | |
JP3149653U (ja) | 表示装置 | |
KR20100041723A (ko) | 광고 와 인테리어 간접조명 표시매체 | |
KR100541229B1 (ko) | 광표출장치 | |
US20050193605A1 (en) | Solar/electric powered multi-layered signs using LED lamps and/or fibre optic light sources to enhance readability | |
KR200249928Y1 (ko) | 다중 디스플레이식 광고간판 | |
KR200312959Y1 (ko) | 광투과부가 형성된 광확산필름과 이를 이용한 광고간판 | |
JPH06274113A (ja) | 表示装置 | |
JPH0660879U (ja) | イメージ板 | |
CN202512826U (zh) | 发光式奖牌复制件 | |
WO2005022491A1 (ja) | 表示装置 | |
KR100996685B1 (ko) | 광고용 조명패널, 이를 위한 무늬지 시트, 및 이 무늬지 시트의 제조방법 | |
US20040150658A1 (en) | Display device |