JP2004226477A - 光配線盤およびその配線方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】低コストかつ高密度にて、ケーブル側光ファイバ60と他の光ファイバ70、70a、70bとを切替可能に接続できる光配線盤1を提供する。
【解決手段】光ファイバ同士の融着接続部を収納する融着ユニット3と、他の光ファイバ70aに対して接続される光部品付き光ファイバ8の光部品80を収納する光部品ユニット4とを備え、前記ケーブル側光ファイバ60に、前記他の光ファイバ70aと接続された前記光部品付き光ファイバ8の光ファイバ82を融着接続することにより、ケーブル側光ファイバ60と他の光ファイバ70aとの間に光部品80を介在できるように構成されており、前記融着ユニット3は、前記ケーブル側光ファイバ60と他の光ファイバ70bとの融着接続部63bと、前記ケーブル側光ファイバ60と光部品付き光ファイバ8の光ファイバ82との融着接続部63aとを取り出し可能に収納するようになっている光配線盤1。
【選択図】 図2
【解決手段】光ファイバ同士の融着接続部を収納する融着ユニット3と、他の光ファイバ70aに対して接続される光部品付き光ファイバ8の光部品80を収納する光部品ユニット4とを備え、前記ケーブル側光ファイバ60に、前記他の光ファイバ70aと接続された前記光部品付き光ファイバ8の光ファイバ82を融着接続することにより、ケーブル側光ファイバ60と他の光ファイバ70aとの間に光部品80を介在できるように構成されており、前記融着ユニット3は、前記ケーブル側光ファイバ60と他の光ファイバ70bとの融着接続部63bと、前記ケーブル側光ファイバ60と光部品付き光ファイバ8の光ファイバ82との融着接続部63aとを取り出し可能に収納するようになっている光配線盤1。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバケーブル(光ケーブル)側の光ファイバであるケーブル側光ファイバを、他の光ファイバと接続する光配線盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図10に示すように、例えば外線となる光ケーブル102を、伝送装置100と接続する手法として、伝送装置100と光配線盤101との間を連絡用光ケーブル103で連絡し、外線光ケーブル102の光ファイバ104を、連絡用光ケーブル103の光ファイバ105と切替可能に接続することが行われている。より具体的には、光ファイバ104、105をファンアウトコード106、107に融着接続することにコネクタ成端し、ファンアウトコード106、107の先端の光コネクタプラグ106a、107aを、成端ユニット109の光コネクタ(アダプタ)109aに挿入することにより、光ファイバ104と光ファイバ105とが、切替可能に光接続される。光ファイバ104、105と、ファンアウトコード106、107との融着接続部110、111は、それぞれ、融着ユニット108および成端ユニット109に収納される。
なお、ファンアウトコードとは、多心光ファイバから個々の単心光ファイバに単心分離され、各単心光ファイバの先端に光コネクタプラグが取り付けられたものである。
このように、光コネクタを介して光ファイバを切替可能に接続する光配線盤は広く知られている(例えば、特許文献1〜4参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第3176906号公報
【特許文献2】
特開2000−231021号公報
【特許文献3】
特開2000−231022号公報
【特許文献4】
特開2000−241629号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような光配線盤101では、使用する光コネクタ106a、107a、109aの個数が多く、コストがかかる。また、一般に、光コネクタによる接続では、0.5dB程度の比較的高い損失が見込まれ、例えばいわゆるケーブルテレビ(CATV)などのように映像伝送を行う場合には、高容量伝送に対応できる接続ユニットが必要になり、さらに高コストとなる。
さらに、どこにも接続されない未接続の光ファイバ120があると、この光ファイバ120を、これをコネクタ成端する光コネクタ120aと併せて収納処理するためのスペースを、成端ユニット109や融着ユニット108とは別に、別途確保する必要があり、光配線盤の高密度化の妨げになるなどの不満もある。
光ファイバ線路に光カプラや光スプリッタなどの光部品を介在させるためには、加えて、ユニット光部品を収納するカプラユニットを、光配線盤か伝送装置に設ける必要があり、光配線盤の大型化、高コスト化が避けられない。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、低コストかつ高密度にて、ケーブル側光ファイバと他の光ファイバとを切替可能に接続することができるように光配線盤を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は、光ファイバ同士の融着接続部を収納する融着ユニットと、前記他の光ファイバに対して接続される光部品付き光ファイバの光部品を収納する光部品ユニットとを備え、
前記ケーブル側光ファイバに、前記他の光ファイバと接続された前記光部品付き光ファイバの光ファイバを融着接続することにより、ケーブル側光ファイバと他の光ファイバとの間に光部品を介在できるように構成されており、
前記融着ユニットは、前記ケーブル側光ファイバと前記他の光ファイバとの融着接続部と、前記ケーブル側光ファイバと前記光部品付き光ファイバの光ファイバとの融着接続部とを取り出し可能に収納するようになっていることを特徴とする光配線盤を提供する。
前記光部品ユニットは、ケーブル側光ファイバに対して未接続の光ファイバの端末部を湾曲収納する未接続光ファイバ収納領域を有することが好ましい。
前記光部品ユニットは、前記ケーブル側光ファイバと接続される前記他の光ファイバが配線される配線領域を備え、この配線領域は、前記未接続光ファイバ収納領域とは区分けされていることが好ましい。
【0007】
上述の光配線盤を用いて光ファイバを配線するには、前記他の光ファイバを所定の本数ずつグループにし、各グループを識別する識別チューブを、当該グループに属する光ファイバを束ねるようにして取り付けることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に基づいて、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明の光配線盤およびその配線方法の一例を示す概略構成図であり、図2は模式図である。図3は、光配線盤の一実施の形態を示す正面図である。
図1〜3に示す光配線盤1は、枠状の函体10と、この函体10内に引き込まれた光ファイバケーブル6、7(以下、光ケーブルということがある)を固定するケーブル固定部2とを備え、外線側光ケーブル6から引き出された外線側光ファイバ60を、機器側光ケーブル7から引き出された機器側光ファイバ70ととを切替可能に接続するために用いられる。
光配線盤1は、函体10内に、外線側光ファイバ60と機器側光ファイバ70(他の光ファイバ70b)との融着接続部63bを収納する融着ユニット3と、機器側光ファイバ70a(70)を分岐する光部品(光カプラ)80を収納する光部品ユニット4とを具備している。
機器側光ファイバ70には、光カプラ付き光ファイバ8と接続されるもの70aと、外線側光ファイバ60と融着接続されるもの70bとの二種類があるので、以下、適宜異なる符号により区別して説明する。
なお、光部品80は、ここでは光カプラであるが、光スプリッタや光フィルタ等とすることもできる。
【0009】
図1に示すように、機器側光ケーブル7は、ここでは伝送装置90と光配線盤1とを連絡する光ケーブルである。また、外線側光ケーブル6は、光配線盤1と融着架92とを連絡する光ケーブルである。融着架92は、外線側光ケーブル6の光ファイバ60と、外線となる光ケーブル91の光ファイバ91aとの融着接続部94を収納する融着ユニット93を備えた公知の架体である。
【0010】
この光配線盤1においては、詳しくは後述するように、外線側光ファイバ60と機器側光ファイバ70との接続は、機器側光ファイバ70(70a)を光カプラ80の入力側光ファイバ81に融着接続し、光カプラ80の出力側光ファイバ82を外線側光ファイバ60と融着接続することにより行うことができる。また、機器側光ファイバ70(70b)を光カプラ80と接続することなく、直接、外線側光ファイバ60と融着接続することもできる。
【0011】
光ケーブル6、7は、函体10下部に開口したケーブル導入口20からケーブル固定部2に引き込まれ、函体10奥側の背面板11に固定されて配列されたケーブル把持具21にシース61、71(シース)が把持されることにより、固定される。ここでは、ケーブル固定部2にはさらにスロット固定具22が設けられており、ここに、光ケーブル6、7の端末に露出されたスロット62、72を固定できるようになっている。
【0012】
外線側光ケーブル6としては、単心あるいは多心の光ファイバテープ心線等の光ファイバ心線を収納した光ケーブルが普通であるが、例えば、光ファイバコード等を収納した光コードケーブルなども採用可能である。
機器側光ケーブル7としては、1心ごとの切替接続を容易にするため、単心の光ファイバ心線を収納した光ケーブルが好適に用いられる。
【0013】
図3、4に示すように、ケーブル固定部2と、その上方に配設された融着ユニット3との間には、外線側光ケーブル6から引き出された外線側光ファイバ60をガイドするRガイド24と、機器側光ケーブル7から引き出された機器側光ファイバ70をガイドするRガイド25とが設けられている。
Rガイド24とRガイド25とは、一体に形成されており、Rガイド24側が函体10の背面板11に固定されている。つまり、Rガイド24が函体10の奥側(図4(a)における左側)に、また、Rガイド25が函体10の手前側(図4(a)における右側、作業側)に配置されている。
【0014】
外線側光ファイバ60は、Rガイド24により、若干下に湾曲するように懸架されてから融着ユニット3脇のRガイド26に巻き掛けられる。Rガイド24とRガイド26との間では、外線側光ファイバ60は、各Rガイド26のやや下方に配設されたフラットクランプ27にクランプされ、函体10下部の空間14に湾曲するように配線されることで、余長が吸収される。
【0015】
機器側光ファイバ70は、Rガイド25により、若干下に湾曲するように懸架されてから、函体10の側面板12に鉛直方向(図3、4の上下方向)に延在して取り付けられたトンネル状のダクト28に挿通され、ダクト28のやや上方に配設されたスポンジクランプ29に、その中間部を把持される。機器側光ファイバ70の端末側は、光部品ユニット4に引き入れられる。
【0016】
図5、6は、光部品ユニットの概略の構成を示す図であり、図5は平面図、図6は斜視図である。但し、図6は、光部品ユニット4に配線される光ファイバ等を省略した図となっている。
光部品ユニット4は、概略、背面板11に対して引き出し式に取り付けられた配線棚40の上に、カプラ等の光部品を収納するカプラトレー50を積層状態に取り付けることにより構成されている。カプラトレー50は、ここでは手前側(図5の下側)と奥側とに設けられたカプラトレー積層部41a、41bに積層され、入れ替え可能に収納されている。
【0017】
配線棚40の側縁部42、43は、下方に湾曲した円弧状となっており、光部品ユニット4に引き込まれ、あるいは、光部品ユニット4から引き出される光ファイバ70、82を、適度に湾曲した配線状態に維持することができるようになっている。また、光ファイバ70、82を固定して保持するため、側縁部42、43には、クランプ42a、43a〜dが設けられている。
【0018】
カプラトレー積層部41a、41bの間には、カプラ等の光部品に接続されることなく、機器側光ファイバ70bが光部品ユニット4を引き通して配線される配線領域44が設けられており、この配線領域44には、機器側光ファイバ70bを保護する一対の保護シート44aが設けられている。
【0019】
配線棚40の奥側のカプラトレー積層部41bの裏手には、光部品80や外線側光ファイバ60に対して未接続の光ファイバ70a、70b、82の先端部が置かれる未接続光ファイバ収納領域45a、45b、45cが、それぞれ確保されている。図5、6では、光ファイバ収納領域45aは、導入側の側縁部42に近い側(図面左側)に、光ファイバ収納領域45b、45cは、導出側の側縁部43に近い側(図面右側)に確保されている。光ファイバ収納領域45b、45cは共有された領域となっているが、後述するように、光ファイバ70の先端部には識別チューブが3個、光ファイバ82の先端部には識別チューブが4個、取り付けられるので、識別は容易である。また、袋75b、85も異なるものを用いるので(図1、2参照)、区分けして収納することができる。
【0020】
機器側光ファイバ70aには、1×N分岐のカプラ80の入力側および出力側に光ファイバ81、82が接続されたカプラ付き光ファイバ8を融着接続することができ、これにより、機器側光ファイバ70の光信号を1×N分岐することができる。
【0021】
図7に示すように、カプラトレー50は、薄型のケース51内に、カプラ80を保持するカプラ収納部52a、52bおよび、カプラ80の入力側光ファイバ81と機器側光ファイバ70との融着接続部83を保持する融着接続部保持部53を備えて構成されている。なお、ここでは、カプラ収納部52aは、1×4または1×8のPLCカプラ80aを収納するものであり、カプラ収納部52bは、1×2のカプラ80bを収納するものである。融着接続部保持部53は、カプラ収納部52bを兼ねている。
カプラトレー50は、カプラ収納部52a、52bや融着接続部保持部53の種類や個数が異なるものを取り混ぜて、カプラトレー積層部41a、41bに積層して使用することができる。
【0022】
ここではケース51は上方(図7の紙面手前向き)に開口した細長形状に形成されており、カプラ収納部52a、52bや融着接続部保持部53は、ケース51の長手方向(図7の左右方向)の中央付近に設けられている。ケース51の長手方向の両側部は、光ファイバの余長を収納する余長収納部56、57になっている。ケース51の開口端縁の数箇所には、余長収納部56、57等に収納される光ファイバのはみ出しを防ぐ舌状の押さえ片58が、ケース51の底板と平行に、開口部の内方に向かって突設されている。
ケース51の側部には、機器側光ファイバ70aが引き入れられる導入口54と、カプラ80の出力側光ファイバ82が引き出される導出口55が形成されている。
【0023】
このカプラトレー50は、機器側光ファイバ70aと入力側光ファイバ81とを融着接続した後、機器側光ファイバ70aを導入口54に差し入れ、融着接続部83を融着接続部保持部53に保持させるとともに、カプラ80a、80bをカプラ収納部52a、52bに保持させ、機器側光ファイバ70aおよび入力側光ファイバ81の余長を余長収納部56、57に収納することにより、機器側光ファイバ70aとカプラ付き光ファイバ8との接続およびその収納を行えるようになっている。
【0024】
光部品ユニット4から引き出された光ファイバ70b、82は、函体10の右側の側面板13に取り付けられたコードガイド15に挿通され、さらに、コードクランプ16とRガイド17とにより湾曲配線されて、融着ユニット3に引き込まれる。
【0025】
図8に示すように、融着ユニット3は、複数の融着トレー31を多段に引き出し式に収納した融着トレー収納棚30と、融着トレー収納棚30に引き込まれる光ファイバ70b、82を保持するサポート部材36とを備えている。
融着トレー31には、融着ユニット3に引き込まれた外線側光ファイバ60と、光ファイバ70b、82とを融着接続してなる融着接続部63a、63bを保持して収納する融着接続部保持部32が設けられている。
【0026】
融着接続部保持部32の一側(図8の左側)には、融着接続された外線側光ファイバ60をクランプして保持するコードクランプ33aが設けられており、前記一側部と反対側の他側(図8の右側)には、融着接続された光ファイバ70b、82をクランプして保持するコードクランプ33bが設けられている。
融着接続部保持部32とコードクランプ33a、33bとの間の領域は、光ファイバ60、70b、82の余長を収納する余長収納領域34a、34bとなっている。余長収納領域34aは、光ファイバ70b、82に対して未接続の外線側光ファイバ60の先端部を収納する未接続光ファイバ収納領域35にもなっている。
【0027】
次に、以上説明した本実施の形態の光配線盤1を使用して、外線側光ファイバ60と機器側光ファイバ70とを接続する方法を説明する。
【0028】
外線側光ケーブル6については、先端から必要長のシース61を除去し、スロット62のスロット溝ごとに光ファイバ60を束ねてから、光ファイバ60の外周にスパイラルチューブ64を取り付ける。
スロット62はシース61を除去した端部から適当な寸法を残して除去し、光ケーブル6をケーブル導入口20からケーブル固定部2に導入して、シース61の上から光ケーブル6をケーブル把持具21により把持、固定する。また、スロット62をスロット固定具22に把持、固定する。
外線側光ファイバ60は、途中をRガイド24、26に巻き掛け、フラットクランプ27により把持、固定して、先端部を融着ユニット3に引き入れる。
【0029】
機器側光ケーブル7については、先端から必要長のシース71を除去し、スロット72のスロット溝ごとに光ファイバ70を束ねてから、光ファイバ70の外周の所定箇所にスパイラルチューブを取り付ける。
スロット72はシース71を除去した端部から適当な寸法を残して除去し、機器側光ケーブル7をケーブル導入口20からケーブル固定部2に導入して、シース71の上から機器側光ケーブル7をケーブル把持具21により把持、固定する。また、スロット72をスロット固定具22に把持、固定する。
機器側光ファイバ70は、Rガイド25に巻き掛けたのち、ダクト28を経由してスポンジクランプ29に把持、固定して、先端部を光部品ユニット4に引き入れる。
【0030】
機器側光ファイバ70を光部品ユニット4内で配線するには、まず、光部品ユニット4の配線棚40を作業側(作業者の手前側)に引き出し、機器側光ファイバ70をクランプ42aに把持、固定する。
【0031】
(1)機器側光ファイバ70(70a)をカプラ付き光ファイバ8と接続する場合、まず、カプラ80の入力側光ファイバ81と接続するのに必要な長さを残して機器側光ファイバ70aの先端側を切断するとともに、カプラトレー50のカプラ収納部52a、52bにカプラ80を保持し、機器側光ファイバ70aと入力側光ファイバ81とを突き合わせて融着接続する。融着接続部83を融着接続部保持部53に保持させてから、機器側光ファイバ70aの余長を右側の余長収納部56に収納し、入力側光ファイバ81の余長を左側の余長収納部57に収納する。さらに、出力側光ファイバ82は、右側の余長収納部56に一周分収納してから、導出口55を通してカプラトレー50外に出力し、光部品ユニット4外に引き出す。
【0032】
(2)機器側光ファイバ70(70b)を直接外線側光ファイバ60と融着接続する場合、融着ユニット3で外線側光ファイバ60と接続するのに必要な長さを残して機器側光ファイバ70bの先端側を切断し、配線領域44を引き通して配線し、保護シート44aに挟んで保護し、光部品ユニット4外に引き出す。
(3)機器側光ファイバ70(70a)を直ちにカプラ付き光ファイバ8と接続せずに接続を保留する場合、カプラ80の入力側光ファイバ81と接続するのに必要な長さを残して機器側光ファイバ70aの先端側を切断してから、先端部をらせん状に巻き、プラスチックの袋75aに入れて未接続光ファイバ収納領域45aに収納する。この光ファイバ70aは、必要時に取り出して、カプラ付き光ファイバ8と融着接続してカプラトレー50に配線することができる。
【0033】
図9に示すように、光部品ユニット4外に引き出された光ファイバ70b、82は、外周に保護チューブ9を取り付け、先端に光ファイバを識別するためのカラーチューブ9a〜9cを取り付けてから、所定のクランプ43a〜43cにクランプする。
カラーチューブ9a〜9cは、先端側から決まった順序で、(a)光ケーブルの番号ごと、(b)スロット溝の番号ごと、(c)グループの番号ごとに色分けしたチューブを取り付ける。光ファイバがカプラ80の出力側光ファイバ82の場合、さらに、カプラ80の種類を識別するカラーチューブ9dを取り付ける。
【0034】
光部品ユニット4の出口側における光ファイバ70b、82のクランプは、当該光ファイバ70b、82が、手前側のカプラトレー積層部41aのカプラトレー50から引き出された光ファイバ82である場合には、手前側のクランプ43aを用い、光ファイバ70b、82が、保護シート44aに挟まれて保護された光ファイバ70bである場合には、クランプ43bを用い、光ファイバ70、82が奥側のカプラトレー積層部41bのカプラトレー50から引き出された光ファイバ82である場合には、奥寄りのクランプ43cを用いる。
このように、クランプ43a〜43cを区分けして用いることにより、光ファイバ70b、82が仕分けされるので、選択が容易になる。
【0035】
外線側光ファイバ60と融着接続される光ファイバ70b、82は、函体10の右側の側面板13に取り付けられたコードガイド15に挿通され、さらに、コードクランプ16とRガイド17とにより湾曲配線されて、融着ユニット3に引き込まれる。
【0036】
これに対して、光ファイバ70b、82のうち、直ちに外線側光ファイバ60と融着接続せずに接続を保留する場合は、クランプ43a〜43cにクランプして一旦は光部品ユニット4から下方に垂らして湾曲配線してから、再び光部品ユニット4に引き入れてクランプ43dによりクランプし、先端部をらせん状に巻き、プラスチックの袋75b、85に入れて未接続光ファイバ収納領域45bに収納する。この光ファイバ70b、82は、必要時に取り出して、融着ユニット3に引き入れて外線側光ファイバ60と融着接続することができる。
光ファイバ70b、82の配線後、配線棚40は、光部品ユニット4に押し入れられる。
【0037】
融着ユニット3において、外線側光ファイバ60と光ファイバ70b、82とを融着接続するには、融着トレー31を融着トレー収納棚30から引き出してから、外線側光ファイバ60をクランプ33aにクランプし、光ファイバ70b、82をクランプ33bでクランプする。光ファイバ60、70b、82のクランプを融着トレー31を引き出した状態で行うのは、融着トレー31の引き出しに必要な余長(引き出し余長)を確保するためである。
【0038】
外線側光ファイバ60を光ファイバ70b、82と突き合わせて融着接続してから、融着接続部63a、63bを、融着トレー31上の融着接続部保持部32に保持する。外線側光ファイバ60が多心光ファイバである場合には、融着接続に先立って、一括被覆を除去して単心光ファイバとなるように単心分離する。
さらに、図8に示すように、外線側光ファイバ60および光ファイバ70b、82の、クランプ33a、33bにクランプされた箇所と、融着接続部63a、63bとの間の部分の余長を、それぞれ余長収納領域34a、34bに収納する。
外線側光ファイバ60のうち、直ちに光ファイバ70b、82と融着接続せずに接続を保留するものは、先端部をらせん状に巻き、プラスチックの袋65に入れて未接続光ファイバ収納領域35に収納する。
【0039】
光ファイバの接続切替を行う場合には、融着接続部63a、63bを切断してから、接続余長を取り直して、所望の光ファイバと融着接続するようにする。上述したように、各光ファイバ70b、82には識別チューブ9a〜9dが取り付けられているので識別および管理は容易である。
【0040】
このように、本実施の形態の光配線盤によれば、当該光配線盤に引き込まれた光ケーブルから引き出された外線側光ファイバおよび機器側光ファイバを、切替接続可能に、直接融着接続することができる。また、光ファイバに光カプラなどの光部品を介在させる場合でも、融着接続部の個数を最小限にとどめることができる。従って、極めて低損失な接続が達成され、高速度、高容量な伝送を低コストにて実現することができる。
また。未接続の光ファイバ60、70a、70b、82は、それぞれ、袋65、75a、75b、85に入れて未接続光ファイバ収納領域35、45a、45b、45cに収納することができるので、未接続光ファイバの収納に大きなスペースを必要としない。また、未接続光ファイバ収納領域を35、45a、45b、45cを区分けして収納されるので、必要時の選別や取り出しも容易である。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の光配線盤は、本発明は、光ファイバ同士の融着接続部を収納する融着ユニットと、前記他の光ファイバに対して接続される光部品付き光ファイバの光部品を収納する光部品ユニットとを備え、前記ケーブル側光ファイバに、前記他の光ファイバと接続された前記光部品付き光ファイバの光ファイバを融着接続することにより、ケーブル側光ファイバと他の光ファイバとの間に光部品を介在できるように構成されており、前記融着ユニットは、前記ケーブル側光ファイバと前記他の光ファイバとの融着接続部と、前記ケーブル側光ファイバと前記光部品付き光ファイバの光ファイバとの融着接続部とを取り出し可能に収納するようになっているので、光コネクタを使用することなくケーブル側光ファイバと他の光ファイバとを接続することができ、低コストかつ低損失な配線が可能になる。また、未接続の光ファイバは、コネクタ成端されていないので嵩ばらず、未接続光ファイバ収納領域として比較的小さいスペースを確保して収納することができる。従って、光配線盤の低コスト化、高密度化が達成される。
【0042】
前記光部品ユニットが、ケーブル側光ファイバに対して未接続の光ファイバの端末部を湾曲収納する未接続光ファイバ収納領域を有することにより、未接続光ファイバを整理して収納することができる。未接続光ファイバはコネクタ成端されないので、嵩ばらず、大きな収納スペースを必要としない。
前記光部品ユニットが、前記ケーブル側光ファイバと接続される前記他の光ファイバが配線される配線領域を備えており、この配線領域は、前記未接続光ファイバ収納領域とは区分けされていれば、光部品を介在させる必要のない光ファイバを、区分けして配線でき、配線の整理や管理が容易になる。
【0043】
このような光配線盤に光ファイバを配線する本発明の光配線盤の配線方法は、外線側光ファイバと融着接続される光ファイバを所定の本数ずつグループにし、各グループを識別する識別チューブを、当該グループに属する光ファイバを束ねるようにして取り付けるものであるので、光ケーブルの増設にも確実に対応でき、光ファイバの識別および配線の管理を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光配線盤およびその配線方法の一例を示す概略構成図である。
【図2】本発明に係る光配線盤およびその配線方法の一例を示す模式図である。
【図3】本発明に係る光配線盤の第1実施形態を示す正面図である。
【図4】図3の光配線盤の部分拡大図であり、(a)左側面図、(b)正面図である。
【図5】光部品ユニットの斜視図である。
【図6】光部品ユニットの平面図である。
【図7】カプラトレーの平面図である。
【図8】融着トレーの平面図である。
【図9】光ファイバに識別チューブを取り付けた状態の一例を示す図である。
【図10】従来の光配線盤およびその配線方法の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1…光配線盤、3…融着ユニット、4…光部品ユニット、6…光ファイバケーブル(光ケーブル)、8…光部品付き光ファイバ、9a〜9d…識別チューブ、44…配線領域、45b…未接続光ファイバ収納領域、60…ケーブル側光ファイバ、63b…融着接続部、70(70a、70b)…機器側光ファイバ、80…光部品(光カプラ)、82…光ファイバ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバケーブル(光ケーブル)側の光ファイバであるケーブル側光ファイバを、他の光ファイバと接続する光配線盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図10に示すように、例えば外線となる光ケーブル102を、伝送装置100と接続する手法として、伝送装置100と光配線盤101との間を連絡用光ケーブル103で連絡し、外線光ケーブル102の光ファイバ104を、連絡用光ケーブル103の光ファイバ105と切替可能に接続することが行われている。より具体的には、光ファイバ104、105をファンアウトコード106、107に融着接続することにコネクタ成端し、ファンアウトコード106、107の先端の光コネクタプラグ106a、107aを、成端ユニット109の光コネクタ(アダプタ)109aに挿入することにより、光ファイバ104と光ファイバ105とが、切替可能に光接続される。光ファイバ104、105と、ファンアウトコード106、107との融着接続部110、111は、それぞれ、融着ユニット108および成端ユニット109に収納される。
なお、ファンアウトコードとは、多心光ファイバから個々の単心光ファイバに単心分離され、各単心光ファイバの先端に光コネクタプラグが取り付けられたものである。
このように、光コネクタを介して光ファイバを切替可能に接続する光配線盤は広く知られている(例えば、特許文献1〜4参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第3176906号公報
【特許文献2】
特開2000−231021号公報
【特許文献3】
特開2000−231022号公報
【特許文献4】
特開2000−241629号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような光配線盤101では、使用する光コネクタ106a、107a、109aの個数が多く、コストがかかる。また、一般に、光コネクタによる接続では、0.5dB程度の比較的高い損失が見込まれ、例えばいわゆるケーブルテレビ(CATV)などのように映像伝送を行う場合には、高容量伝送に対応できる接続ユニットが必要になり、さらに高コストとなる。
さらに、どこにも接続されない未接続の光ファイバ120があると、この光ファイバ120を、これをコネクタ成端する光コネクタ120aと併せて収納処理するためのスペースを、成端ユニット109や融着ユニット108とは別に、別途確保する必要があり、光配線盤の高密度化の妨げになるなどの不満もある。
光ファイバ線路に光カプラや光スプリッタなどの光部品を介在させるためには、加えて、ユニット光部品を収納するカプラユニットを、光配線盤か伝送装置に設ける必要があり、光配線盤の大型化、高コスト化が避けられない。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、低コストかつ高密度にて、ケーブル側光ファイバと他の光ファイバとを切替可能に接続することができるように光配線盤を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は、光ファイバ同士の融着接続部を収納する融着ユニットと、前記他の光ファイバに対して接続される光部品付き光ファイバの光部品を収納する光部品ユニットとを備え、
前記ケーブル側光ファイバに、前記他の光ファイバと接続された前記光部品付き光ファイバの光ファイバを融着接続することにより、ケーブル側光ファイバと他の光ファイバとの間に光部品を介在できるように構成されており、
前記融着ユニットは、前記ケーブル側光ファイバと前記他の光ファイバとの融着接続部と、前記ケーブル側光ファイバと前記光部品付き光ファイバの光ファイバとの融着接続部とを取り出し可能に収納するようになっていることを特徴とする光配線盤を提供する。
前記光部品ユニットは、ケーブル側光ファイバに対して未接続の光ファイバの端末部を湾曲収納する未接続光ファイバ収納領域を有することが好ましい。
前記光部品ユニットは、前記ケーブル側光ファイバと接続される前記他の光ファイバが配線される配線領域を備え、この配線領域は、前記未接続光ファイバ収納領域とは区分けされていることが好ましい。
【0007】
上述の光配線盤を用いて光ファイバを配線するには、前記他の光ファイバを所定の本数ずつグループにし、各グループを識別する識別チューブを、当該グループに属する光ファイバを束ねるようにして取り付けることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に基づいて、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明の光配線盤およびその配線方法の一例を示す概略構成図であり、図2は模式図である。図3は、光配線盤の一実施の形態を示す正面図である。
図1〜3に示す光配線盤1は、枠状の函体10と、この函体10内に引き込まれた光ファイバケーブル6、7(以下、光ケーブルということがある)を固定するケーブル固定部2とを備え、外線側光ケーブル6から引き出された外線側光ファイバ60を、機器側光ケーブル7から引き出された機器側光ファイバ70ととを切替可能に接続するために用いられる。
光配線盤1は、函体10内に、外線側光ファイバ60と機器側光ファイバ70(他の光ファイバ70b)との融着接続部63bを収納する融着ユニット3と、機器側光ファイバ70a(70)を分岐する光部品(光カプラ)80を収納する光部品ユニット4とを具備している。
機器側光ファイバ70には、光カプラ付き光ファイバ8と接続されるもの70aと、外線側光ファイバ60と融着接続されるもの70bとの二種類があるので、以下、適宜異なる符号により区別して説明する。
なお、光部品80は、ここでは光カプラであるが、光スプリッタや光フィルタ等とすることもできる。
【0009】
図1に示すように、機器側光ケーブル7は、ここでは伝送装置90と光配線盤1とを連絡する光ケーブルである。また、外線側光ケーブル6は、光配線盤1と融着架92とを連絡する光ケーブルである。融着架92は、外線側光ケーブル6の光ファイバ60と、外線となる光ケーブル91の光ファイバ91aとの融着接続部94を収納する融着ユニット93を備えた公知の架体である。
【0010】
この光配線盤1においては、詳しくは後述するように、外線側光ファイバ60と機器側光ファイバ70との接続は、機器側光ファイバ70(70a)を光カプラ80の入力側光ファイバ81に融着接続し、光カプラ80の出力側光ファイバ82を外線側光ファイバ60と融着接続することにより行うことができる。また、機器側光ファイバ70(70b)を光カプラ80と接続することなく、直接、外線側光ファイバ60と融着接続することもできる。
【0011】
光ケーブル6、7は、函体10下部に開口したケーブル導入口20からケーブル固定部2に引き込まれ、函体10奥側の背面板11に固定されて配列されたケーブル把持具21にシース61、71(シース)が把持されることにより、固定される。ここでは、ケーブル固定部2にはさらにスロット固定具22が設けられており、ここに、光ケーブル6、7の端末に露出されたスロット62、72を固定できるようになっている。
【0012】
外線側光ケーブル6としては、単心あるいは多心の光ファイバテープ心線等の光ファイバ心線を収納した光ケーブルが普通であるが、例えば、光ファイバコード等を収納した光コードケーブルなども採用可能である。
機器側光ケーブル7としては、1心ごとの切替接続を容易にするため、単心の光ファイバ心線を収納した光ケーブルが好適に用いられる。
【0013】
図3、4に示すように、ケーブル固定部2と、その上方に配設された融着ユニット3との間には、外線側光ケーブル6から引き出された外線側光ファイバ60をガイドするRガイド24と、機器側光ケーブル7から引き出された機器側光ファイバ70をガイドするRガイド25とが設けられている。
Rガイド24とRガイド25とは、一体に形成されており、Rガイド24側が函体10の背面板11に固定されている。つまり、Rガイド24が函体10の奥側(図4(a)における左側)に、また、Rガイド25が函体10の手前側(図4(a)における右側、作業側)に配置されている。
【0014】
外線側光ファイバ60は、Rガイド24により、若干下に湾曲するように懸架されてから融着ユニット3脇のRガイド26に巻き掛けられる。Rガイド24とRガイド26との間では、外線側光ファイバ60は、各Rガイド26のやや下方に配設されたフラットクランプ27にクランプされ、函体10下部の空間14に湾曲するように配線されることで、余長が吸収される。
【0015】
機器側光ファイバ70は、Rガイド25により、若干下に湾曲するように懸架されてから、函体10の側面板12に鉛直方向(図3、4の上下方向)に延在して取り付けられたトンネル状のダクト28に挿通され、ダクト28のやや上方に配設されたスポンジクランプ29に、その中間部を把持される。機器側光ファイバ70の端末側は、光部品ユニット4に引き入れられる。
【0016】
図5、6は、光部品ユニットの概略の構成を示す図であり、図5は平面図、図6は斜視図である。但し、図6は、光部品ユニット4に配線される光ファイバ等を省略した図となっている。
光部品ユニット4は、概略、背面板11に対して引き出し式に取り付けられた配線棚40の上に、カプラ等の光部品を収納するカプラトレー50を積層状態に取り付けることにより構成されている。カプラトレー50は、ここでは手前側(図5の下側)と奥側とに設けられたカプラトレー積層部41a、41bに積層され、入れ替え可能に収納されている。
【0017】
配線棚40の側縁部42、43は、下方に湾曲した円弧状となっており、光部品ユニット4に引き込まれ、あるいは、光部品ユニット4から引き出される光ファイバ70、82を、適度に湾曲した配線状態に維持することができるようになっている。また、光ファイバ70、82を固定して保持するため、側縁部42、43には、クランプ42a、43a〜dが設けられている。
【0018】
カプラトレー積層部41a、41bの間には、カプラ等の光部品に接続されることなく、機器側光ファイバ70bが光部品ユニット4を引き通して配線される配線領域44が設けられており、この配線領域44には、機器側光ファイバ70bを保護する一対の保護シート44aが設けられている。
【0019】
配線棚40の奥側のカプラトレー積層部41bの裏手には、光部品80や外線側光ファイバ60に対して未接続の光ファイバ70a、70b、82の先端部が置かれる未接続光ファイバ収納領域45a、45b、45cが、それぞれ確保されている。図5、6では、光ファイバ収納領域45aは、導入側の側縁部42に近い側(図面左側)に、光ファイバ収納領域45b、45cは、導出側の側縁部43に近い側(図面右側)に確保されている。光ファイバ収納領域45b、45cは共有された領域となっているが、後述するように、光ファイバ70の先端部には識別チューブが3個、光ファイバ82の先端部には識別チューブが4個、取り付けられるので、識別は容易である。また、袋75b、85も異なるものを用いるので(図1、2参照)、区分けして収納することができる。
【0020】
機器側光ファイバ70aには、1×N分岐のカプラ80の入力側および出力側に光ファイバ81、82が接続されたカプラ付き光ファイバ8を融着接続することができ、これにより、機器側光ファイバ70の光信号を1×N分岐することができる。
【0021】
図7に示すように、カプラトレー50は、薄型のケース51内に、カプラ80を保持するカプラ収納部52a、52bおよび、カプラ80の入力側光ファイバ81と機器側光ファイバ70との融着接続部83を保持する融着接続部保持部53を備えて構成されている。なお、ここでは、カプラ収納部52aは、1×4または1×8のPLCカプラ80aを収納するものであり、カプラ収納部52bは、1×2のカプラ80bを収納するものである。融着接続部保持部53は、カプラ収納部52bを兼ねている。
カプラトレー50は、カプラ収納部52a、52bや融着接続部保持部53の種類や個数が異なるものを取り混ぜて、カプラトレー積層部41a、41bに積層して使用することができる。
【0022】
ここではケース51は上方(図7の紙面手前向き)に開口した細長形状に形成されており、カプラ収納部52a、52bや融着接続部保持部53は、ケース51の長手方向(図7の左右方向)の中央付近に設けられている。ケース51の長手方向の両側部は、光ファイバの余長を収納する余長収納部56、57になっている。ケース51の開口端縁の数箇所には、余長収納部56、57等に収納される光ファイバのはみ出しを防ぐ舌状の押さえ片58が、ケース51の底板と平行に、開口部の内方に向かって突設されている。
ケース51の側部には、機器側光ファイバ70aが引き入れられる導入口54と、カプラ80の出力側光ファイバ82が引き出される導出口55が形成されている。
【0023】
このカプラトレー50は、機器側光ファイバ70aと入力側光ファイバ81とを融着接続した後、機器側光ファイバ70aを導入口54に差し入れ、融着接続部83を融着接続部保持部53に保持させるとともに、カプラ80a、80bをカプラ収納部52a、52bに保持させ、機器側光ファイバ70aおよび入力側光ファイバ81の余長を余長収納部56、57に収納することにより、機器側光ファイバ70aとカプラ付き光ファイバ8との接続およびその収納を行えるようになっている。
【0024】
光部品ユニット4から引き出された光ファイバ70b、82は、函体10の右側の側面板13に取り付けられたコードガイド15に挿通され、さらに、コードクランプ16とRガイド17とにより湾曲配線されて、融着ユニット3に引き込まれる。
【0025】
図8に示すように、融着ユニット3は、複数の融着トレー31を多段に引き出し式に収納した融着トレー収納棚30と、融着トレー収納棚30に引き込まれる光ファイバ70b、82を保持するサポート部材36とを備えている。
融着トレー31には、融着ユニット3に引き込まれた外線側光ファイバ60と、光ファイバ70b、82とを融着接続してなる融着接続部63a、63bを保持して収納する融着接続部保持部32が設けられている。
【0026】
融着接続部保持部32の一側(図8の左側)には、融着接続された外線側光ファイバ60をクランプして保持するコードクランプ33aが設けられており、前記一側部と反対側の他側(図8の右側)には、融着接続された光ファイバ70b、82をクランプして保持するコードクランプ33bが設けられている。
融着接続部保持部32とコードクランプ33a、33bとの間の領域は、光ファイバ60、70b、82の余長を収納する余長収納領域34a、34bとなっている。余長収納領域34aは、光ファイバ70b、82に対して未接続の外線側光ファイバ60の先端部を収納する未接続光ファイバ収納領域35にもなっている。
【0027】
次に、以上説明した本実施の形態の光配線盤1を使用して、外線側光ファイバ60と機器側光ファイバ70とを接続する方法を説明する。
【0028】
外線側光ケーブル6については、先端から必要長のシース61を除去し、スロット62のスロット溝ごとに光ファイバ60を束ねてから、光ファイバ60の外周にスパイラルチューブ64を取り付ける。
スロット62はシース61を除去した端部から適当な寸法を残して除去し、光ケーブル6をケーブル導入口20からケーブル固定部2に導入して、シース61の上から光ケーブル6をケーブル把持具21により把持、固定する。また、スロット62をスロット固定具22に把持、固定する。
外線側光ファイバ60は、途中をRガイド24、26に巻き掛け、フラットクランプ27により把持、固定して、先端部を融着ユニット3に引き入れる。
【0029】
機器側光ケーブル7については、先端から必要長のシース71を除去し、スロット72のスロット溝ごとに光ファイバ70を束ねてから、光ファイバ70の外周の所定箇所にスパイラルチューブを取り付ける。
スロット72はシース71を除去した端部から適当な寸法を残して除去し、機器側光ケーブル7をケーブル導入口20からケーブル固定部2に導入して、シース71の上から機器側光ケーブル7をケーブル把持具21により把持、固定する。また、スロット72をスロット固定具22に把持、固定する。
機器側光ファイバ70は、Rガイド25に巻き掛けたのち、ダクト28を経由してスポンジクランプ29に把持、固定して、先端部を光部品ユニット4に引き入れる。
【0030】
機器側光ファイバ70を光部品ユニット4内で配線するには、まず、光部品ユニット4の配線棚40を作業側(作業者の手前側)に引き出し、機器側光ファイバ70をクランプ42aに把持、固定する。
【0031】
(1)機器側光ファイバ70(70a)をカプラ付き光ファイバ8と接続する場合、まず、カプラ80の入力側光ファイバ81と接続するのに必要な長さを残して機器側光ファイバ70aの先端側を切断するとともに、カプラトレー50のカプラ収納部52a、52bにカプラ80を保持し、機器側光ファイバ70aと入力側光ファイバ81とを突き合わせて融着接続する。融着接続部83を融着接続部保持部53に保持させてから、機器側光ファイバ70aの余長を右側の余長収納部56に収納し、入力側光ファイバ81の余長を左側の余長収納部57に収納する。さらに、出力側光ファイバ82は、右側の余長収納部56に一周分収納してから、導出口55を通してカプラトレー50外に出力し、光部品ユニット4外に引き出す。
【0032】
(2)機器側光ファイバ70(70b)を直接外線側光ファイバ60と融着接続する場合、融着ユニット3で外線側光ファイバ60と接続するのに必要な長さを残して機器側光ファイバ70bの先端側を切断し、配線領域44を引き通して配線し、保護シート44aに挟んで保護し、光部品ユニット4外に引き出す。
(3)機器側光ファイバ70(70a)を直ちにカプラ付き光ファイバ8と接続せずに接続を保留する場合、カプラ80の入力側光ファイバ81と接続するのに必要な長さを残して機器側光ファイバ70aの先端側を切断してから、先端部をらせん状に巻き、プラスチックの袋75aに入れて未接続光ファイバ収納領域45aに収納する。この光ファイバ70aは、必要時に取り出して、カプラ付き光ファイバ8と融着接続してカプラトレー50に配線することができる。
【0033】
図9に示すように、光部品ユニット4外に引き出された光ファイバ70b、82は、外周に保護チューブ9を取り付け、先端に光ファイバを識別するためのカラーチューブ9a〜9cを取り付けてから、所定のクランプ43a〜43cにクランプする。
カラーチューブ9a〜9cは、先端側から決まった順序で、(a)光ケーブルの番号ごと、(b)スロット溝の番号ごと、(c)グループの番号ごとに色分けしたチューブを取り付ける。光ファイバがカプラ80の出力側光ファイバ82の場合、さらに、カプラ80の種類を識別するカラーチューブ9dを取り付ける。
【0034】
光部品ユニット4の出口側における光ファイバ70b、82のクランプは、当該光ファイバ70b、82が、手前側のカプラトレー積層部41aのカプラトレー50から引き出された光ファイバ82である場合には、手前側のクランプ43aを用い、光ファイバ70b、82が、保護シート44aに挟まれて保護された光ファイバ70bである場合には、クランプ43bを用い、光ファイバ70、82が奥側のカプラトレー積層部41bのカプラトレー50から引き出された光ファイバ82である場合には、奥寄りのクランプ43cを用いる。
このように、クランプ43a〜43cを区分けして用いることにより、光ファイバ70b、82が仕分けされるので、選択が容易になる。
【0035】
外線側光ファイバ60と融着接続される光ファイバ70b、82は、函体10の右側の側面板13に取り付けられたコードガイド15に挿通され、さらに、コードクランプ16とRガイド17とにより湾曲配線されて、融着ユニット3に引き込まれる。
【0036】
これに対して、光ファイバ70b、82のうち、直ちに外線側光ファイバ60と融着接続せずに接続を保留する場合は、クランプ43a〜43cにクランプして一旦は光部品ユニット4から下方に垂らして湾曲配線してから、再び光部品ユニット4に引き入れてクランプ43dによりクランプし、先端部をらせん状に巻き、プラスチックの袋75b、85に入れて未接続光ファイバ収納領域45bに収納する。この光ファイバ70b、82は、必要時に取り出して、融着ユニット3に引き入れて外線側光ファイバ60と融着接続することができる。
光ファイバ70b、82の配線後、配線棚40は、光部品ユニット4に押し入れられる。
【0037】
融着ユニット3において、外線側光ファイバ60と光ファイバ70b、82とを融着接続するには、融着トレー31を融着トレー収納棚30から引き出してから、外線側光ファイバ60をクランプ33aにクランプし、光ファイバ70b、82をクランプ33bでクランプする。光ファイバ60、70b、82のクランプを融着トレー31を引き出した状態で行うのは、融着トレー31の引き出しに必要な余長(引き出し余長)を確保するためである。
【0038】
外線側光ファイバ60を光ファイバ70b、82と突き合わせて融着接続してから、融着接続部63a、63bを、融着トレー31上の融着接続部保持部32に保持する。外線側光ファイバ60が多心光ファイバである場合には、融着接続に先立って、一括被覆を除去して単心光ファイバとなるように単心分離する。
さらに、図8に示すように、外線側光ファイバ60および光ファイバ70b、82の、クランプ33a、33bにクランプされた箇所と、融着接続部63a、63bとの間の部分の余長を、それぞれ余長収納領域34a、34bに収納する。
外線側光ファイバ60のうち、直ちに光ファイバ70b、82と融着接続せずに接続を保留するものは、先端部をらせん状に巻き、プラスチックの袋65に入れて未接続光ファイバ収納領域35に収納する。
【0039】
光ファイバの接続切替を行う場合には、融着接続部63a、63bを切断してから、接続余長を取り直して、所望の光ファイバと融着接続するようにする。上述したように、各光ファイバ70b、82には識別チューブ9a〜9dが取り付けられているので識別および管理は容易である。
【0040】
このように、本実施の形態の光配線盤によれば、当該光配線盤に引き込まれた光ケーブルから引き出された外線側光ファイバおよび機器側光ファイバを、切替接続可能に、直接融着接続することができる。また、光ファイバに光カプラなどの光部品を介在させる場合でも、融着接続部の個数を最小限にとどめることができる。従って、極めて低損失な接続が達成され、高速度、高容量な伝送を低コストにて実現することができる。
また。未接続の光ファイバ60、70a、70b、82は、それぞれ、袋65、75a、75b、85に入れて未接続光ファイバ収納領域35、45a、45b、45cに収納することができるので、未接続光ファイバの収納に大きなスペースを必要としない。また、未接続光ファイバ収納領域を35、45a、45b、45cを区分けして収納されるので、必要時の選別や取り出しも容易である。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の光配線盤は、本発明は、光ファイバ同士の融着接続部を収納する融着ユニットと、前記他の光ファイバに対して接続される光部品付き光ファイバの光部品を収納する光部品ユニットとを備え、前記ケーブル側光ファイバに、前記他の光ファイバと接続された前記光部品付き光ファイバの光ファイバを融着接続することにより、ケーブル側光ファイバと他の光ファイバとの間に光部品を介在できるように構成されており、前記融着ユニットは、前記ケーブル側光ファイバと前記他の光ファイバとの融着接続部と、前記ケーブル側光ファイバと前記光部品付き光ファイバの光ファイバとの融着接続部とを取り出し可能に収納するようになっているので、光コネクタを使用することなくケーブル側光ファイバと他の光ファイバとを接続することができ、低コストかつ低損失な配線が可能になる。また、未接続の光ファイバは、コネクタ成端されていないので嵩ばらず、未接続光ファイバ収納領域として比較的小さいスペースを確保して収納することができる。従って、光配線盤の低コスト化、高密度化が達成される。
【0042】
前記光部品ユニットが、ケーブル側光ファイバに対して未接続の光ファイバの端末部を湾曲収納する未接続光ファイバ収納領域を有することにより、未接続光ファイバを整理して収納することができる。未接続光ファイバはコネクタ成端されないので、嵩ばらず、大きな収納スペースを必要としない。
前記光部品ユニットが、前記ケーブル側光ファイバと接続される前記他の光ファイバが配線される配線領域を備えており、この配線領域は、前記未接続光ファイバ収納領域とは区分けされていれば、光部品を介在させる必要のない光ファイバを、区分けして配線でき、配線の整理や管理が容易になる。
【0043】
このような光配線盤に光ファイバを配線する本発明の光配線盤の配線方法は、外線側光ファイバと融着接続される光ファイバを所定の本数ずつグループにし、各グループを識別する識別チューブを、当該グループに属する光ファイバを束ねるようにして取り付けるものであるので、光ケーブルの増設にも確実に対応でき、光ファイバの識別および配線の管理を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光配線盤およびその配線方法の一例を示す概略構成図である。
【図2】本発明に係る光配線盤およびその配線方法の一例を示す模式図である。
【図3】本発明に係る光配線盤の第1実施形態を示す正面図である。
【図4】図3の光配線盤の部分拡大図であり、(a)左側面図、(b)正面図である。
【図5】光部品ユニットの斜視図である。
【図6】光部品ユニットの平面図である。
【図7】カプラトレーの平面図である。
【図8】融着トレーの平面図である。
【図9】光ファイバに識別チューブを取り付けた状態の一例を示す図である。
【図10】従来の光配線盤およびその配線方法の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1…光配線盤、3…融着ユニット、4…光部品ユニット、6…光ファイバケーブル(光ケーブル)、8…光部品付き光ファイバ、9a〜9d…識別チューブ、44…配線領域、45b…未接続光ファイバ収納領域、60…ケーブル側光ファイバ、63b…融着接続部、70(70a、70b)…機器側光ファイバ、80…光部品(光カプラ)、82…光ファイバ。
Claims (4)
- 光ファイバケーブル(6)側の光ファイバであるケーブル側光ファイバ(60)と他の光ファイバ(70、70a、70b)とを切替接続する光配線盤であって、
光ファイバ同士の融着接続部を収納する融着ユニット(3)と、前記他の光ファイバに対して接続される光部品付き光ファイバ(8)の光部品(80)を収納する光部品ユニット(4)とを備え、
前記ケーブル側光ファイバに、前記他の光ファイバと接続された前記光部品付き光ファイバの光ファイバ(82)を融着接続することにより、ケーブル側光ファイバと他の光ファイバとの間に光部品を介在できるように構成されており、
前記融着ユニットは、前記ケーブル側光ファイバと前記他の光ファイバとの融着接続部(63b)と、前記ケーブル側光ファイバと前記光部品付き光ファイバの光ファイバとの融着接続部(63a)とを取り出し可能に収納するようになっていることを特徴とする光配線盤(1)。 - 前記光部品ユニットは、ケーブル側光ファイバに対して未接続の光ファイバの端末部を湾曲収納する未接続光ファイバ収納領域(45b)を有することを特徴とする光配線盤。
- 前記光部品ユニットは、前記ケーブル側光ファイバと接続される前記他の光ファイバ(70b)が配線される配線領域(44)を備えており、この配線領域は、前記未接続光ファイバ収納領域(45b)とは区分けされていることを特徴とする請求項1または2に記載の光配線盤。
- 請求項1ないし3のいずれかに記載の光配線盤に光ファイバを配線する光配線盤の配線方法であって、前記他の光ファイバを所定の本数ずつグループにし、各グループを識別する識別チューブ(9a〜9d)を、当該グループに属する光ファイバを束ねるようにして取り付けることを特徴とする光配線盤の配線方法。
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JP2003011144A JP2004226477A (ja) | 2003-01-20 | 2003-01-20 | 光配線盤およびその配線方法 |
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- 2003-01-20 JP JP2003011144A patent/JP2004226477A/ja not_active Withdrawn
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