JP2004226090A - カーナビゲーションシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】最終目的地への誘導経路の途中で、誘導経路に沿って容易に出入り可能な途中目標物へ誘導できるようにしたカーナビゲーションシステムを提供する。
【解決手段】自車の現在位置を含む地図情報を表示する表示装置2と、出発地点と目的地点間の途中でガソリンスタンドやコンビニなどの途中目標物を探索する途中目標物検索手段14と、この途中目標物のうち自車線側の途中目標物のみを表示装置2の地図上に重ね表示する選択目標物表示手段17とを設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】自車の現在位置を含む地図情報を表示する表示装置2と、出発地点と目的地点間の途中でガソリンスタンドやコンビニなどの途中目標物を探索する途中目標物検索手段14と、この途中目標物のうち自車線側の途中目標物のみを表示装置2の地図上に重ね表示する選択目標物表示手段17とを設けた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、目的地点への誘導経路中で途中に立ち寄る途中目標物を検索するカーナビゲーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自車を目的地に誘導するカーナビゲーションシステムは、多数市販されており、例えば、目的別の項目を利用者に選択させ、自車座標からなるべく近くまたは短時間で到達できることが予想される目的地を順位付けして表示し、利用者がそこから選択した目的地への経路を案内するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−89982号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のカーナビゲーションシステムにおいては、自車座標から最も短時間で到達できる施設への案内を目的としており、出人りの容易さに関しては何等考慮されていなかった。例えば、最終目的地への誘導経路中、途中で立ち寄る途中目標物の検索がなされたとき、距離的には最も近いものの誘導経路の対向車線側に位置していて出入りの困難な施設があった場合、その少し先に自車線側で出入りの容易な同様の施設があったとしても、距離的に近い出人り困難な施設の方に案内されてしまう。
【0005】
本発明の目的は、最終目的地への誘導経路の途中で、誘導経路に沿って容易に出入り可能な途中目標物へ誘導できるようにしたカーナビゲーションシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、自車の現在座標を測定する自車座標測定手段と、この自車座標測定手段により測定された自車の現在座標を含む地図情報を表示装置に表示する地図表示手段と、出発地点と目的地点間の誘導経路を探索する経路探索手段とを備えたカーナビゲーションシステムにおいて、自車の現在座標と目的地間の上記誘導経路に沿った途中目標物を検索する途中目標物検索手段と、この途中目標物検索手段により検索した途中目標物のうち自車線側の途中目標物のみを選択して上記地図表示手段により表示した地図情報に重ね表示する選択目標物表示手段とを設けたことを特徴とする。
【0007】
本発明によるカーナビゲーションシステムは、自車の現在座標と目的地間の上記誘導経路に沿った途中目標物を検索する途中目標物検索手段と、この途中目標物検索手段により検索した途中目標物のうち自車線側の途中目標物のみを選択して上記地図表示手段により表示した地図情報に重ね表示する選択目標物表示手段とを設けたため、目的地に向かう途中でガソリンスタンドやコンビニや飲食店などの途中目標物を探す場合、途中目標物の検索指示を与えることにより、目的地への誘導経路における自車線側に存在する途中目標物を検索表示することができるので、近いという理由だけで出入りが難しい対向車線側に存在する途中目標物を検索してしまうことがなく、出入りの容易な自車線側の途中目標物を利用することができる。
【0008】
また請求項2に記載の本発明は、請求項1記載のものにおいて、上記選択目標物表示手段により自車線側の途中目標物のみを選択して上記表示装置により表示した地図情報に重ね表示するとき、上記表示装置への表示範囲を指定可能な範囲指定手段を設けたことを特徴とするため、表示装置の画面上から外れない位置にある途中目標物を表示されて、得ようとする情報を素早く入手することができる。
【0009】
また請求項3に記載の本発明は、請求項1記載のものにおいて、上記選択目標物表示手段により自車線側の途中目標物のみを選択して上記表示装置により表示した地図情報に重ね表示するとき、その情報を音声によって知らせる音声ガイダンス手段を設けたことを特徴とするため、通常の誘導経路に関する補足情報と同様に音声による誘導を行うことができる。
【0010】
また請求項4に記載の本発明は、請求項1記載のものにおいて、上記途中目標物検索手段によって検索するとき、上記誘導経路から離れる距離を指定する設定データ変更手段を設けたことを特徴とするため、設定データ変更手段によって距離を変更することによって、誘導経路沿いに限定したり、誘導経路から離れた位置の情報も入手することが可能になる。
【0011】
さらに請求項5に記載の本発明は、請求項1記載のものにおいて、上記選択目標物表示手段によって上記誘導経路に沿った途中目標物が選択できなかったとき、上記途中目標物検索手段によって検索された他の途中目標物が自車線側となるように上記誘導経路を変更する経路再検索手段を設けたことを特徴とするため、途中目標物が余り多く存在しないような状況でも、誘導経路を変更して望む途中目標物の情報を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態によるカーナビゲーションシステムを示す機能ブロック図である。
このカーナビゲーションシステムは、中央処理装置1と、液晶ディスプレイ等の表示装置2と、タッチパネル等の入力装置3と、表示装置2への表示に用いる地図データを管理する地図データファイル4と、経路探索のための情報を管理する道路ネットワークデータファイル5と、ガソリンスタンドやコンビニや飲食店などの立ち寄り対象となる途中目標物の名称、座標、形状情報等を含む目標物情報を管理する目標物データファイル6を備えて構成している。
【0013】
上述した中央処理装置1は、自車座標を測定する自車座標測定手段11と、この自車座標測定手段11により取得した自車座標を中心とした地図を表示装置2に表示する地図表示手段12と、入力手段3により入力した出発地点と最終目的地点の間の誘導経路を道路ネットワークデータファイル5から探索する経路探索手段13と、立ち寄り対象である途中目標物の検索を指示したときに当該途中目標物を目標物管理ファイル7より検索する途中目標物検索手段14と、この途中目標物検索手段14による検索に当たって設定データを変更する設定データ変更手段15と、目標物検索手段14による検索によって途中目標物がなかったときに途中目標物を含む誘導経路を再検索して変更する経路再検索手段16と、途中目標物検索手段14により検索した途中目標物の中から経路探索手段13で探索した誘導経路に沿って自車線側の途中目標物のみを選択して表示する選択目標物表示手段17と、選択目標物表示手段17に関連して音声ガイダンスを流す音声ガイダンス手段18と、選択目標物表示手段17により自車線側の途中目標物のみを選択して表示装置2により表示した地図情報に重ね表示するとき表示装置2への表示範囲を指定可能な範囲指定手段19とを備えて構成している。
【0014】
図2は、上述したカーナビゲーションシステムによる地図の表示処理手順を示すフローチャートである。
カーナビゲーションシステムが起動すると、ステップS1で自車座標測定手段11が自車の位置を計測し、ステップS2でこの位置座標を含む地図データを地図データフアイル4から読み込み、ステップS3では表示装置2にその地図データを表示し、ステップS1に戻る。
【0015】
図3は、地図データファイル4の構成例を示す模式図である。
地図を管理する地図データ管理レコード7は、この地図データ管理レコード7の管理する地図領域の左上座標を格納する左上座標フィールド8と、右下座標を格納する右下座標フィールド9と、地図領域の地図形状データを格納する地図形状データフィールド10を含んで構成している。すなわち、地図データ管理レコード7から、左上座標フィールド8と右下座標フィールド9で示される矩形領域の内部に、自車座標測定手段11で測定した自車の位置座標を含むレコードを検索し、当該レコードの地図形状データフィールド10の地図形状データを取出し、表示装置2に表示する。このときの自車座標の測定手段としては、GPS(Global Positioning System)を利用すれば良いが、GPSを使用した位置の測定方法は、例えば、特開平10−300466号公報に記載されており、ここでの詳細は省略する。
【0016】
図4は、上述したカーナビゲーションシステムにおける経路の探索処理手順を示すフローチャートである。
今、ステップS4で経路探索を指示すると、ステップS5では目的地点を選択するダイアログ画面を表示装置2に表示する。そこで、利用者はステップS6として入力装置3を使用して目的地を指定すると、ステップS7でこの指定した目的地の位置座標を目的地点として設定する。目的地の指定が完了するとステップS8では自車座標測定手段11が自車座標を計測し、ステップS9では自車座標を出発地点として設定し、ステップS10で目的地点の位置座標と出発地点の位置座標を用いて、経路データファイルの探索を行い誘導経路を決定する。
【0017】
図5は道路ネットワークデータファイル5の構成例を示す模式図である。
道路ネットワークのノードを管理するノード管理レコード20は、図5(イ)に示すようにノードを識別するIDを格納するノードIDフィールド21と、このノードの座標を格納する座標フィールド22とを含んで構成している。また道路ネットワークデータファイル5のノードを結ぶリンクを管理するリンク管理レコード23は、図5(ロ)に示すようにリンクを識別するIDを格納するリンクIDフィールド24と、このリンクの両端のノードIDを管理するノードIDフィールド25とを含んで構成している。
【0018】
図6は、目標物データファイル6の構成例を示す模式図である。
目標物を管理する目標物管理レコード26は、目標物の種別を格納する目標物種別フィールド27と、この目標物の座標を格納する目標物座標フィールド28と、目標物の詳細情報を格納する目標物情報フィールド29とを含んで構成している。
【0019】
従って、図4のステップS5で目的地点が選択された場合、図3に示した目標物管理レコード7よりその目的地点の目標物座標フィールド9の値が取り出され、次に、図5に示したノード管理レコード20の座標フィールド22から取り出した値との距離を計算し、最も距離の近いノードの座標が目的地点の座標として設定される。また、図4のステップS9における出発地点の座標決定の場合、自車座標の座標と図5に示したノード管理レコード20の座標フィールド22の値との直線距離を計算し、最も距離の近いノードの座標が設定される。
【0020】
また、図4に示したステップS10の経路探索方法としては、簡単には道路ネットワークデータファイル5から目的地点、および出発地点の各々に一番近いノードを検索して、それら二地点間の経路を全探索して最短のものを選択すれば良いが、必ずしもこれに限られるわけでない。
【0021】
図7は、上述したカーナビゲーションシステムにおける途中目標物の表示処理を示すフローチャートである。
今、ステップS11で途中目標物検索が指示されると、図1に示した途中目標物検索手段14が作動し、ステップS12で図8に示すような途中目標物アイコン30〜33を種別に選択するダイアログ画面34を表示装置2に表示する。利用者は、この目標物種別アイコン30〜33の中からステップS13として所望の目標物種別アイコンを入力装置3にて指定すると、その目標物種別アイコンの表す目標物種別が選択される。
【0022】
すると途中目標物検索手段14は、ステップS14でこの選択した種別の途中目標物を目標物データファイル6より検索する。その後、ステップS15で途中目標物検索手段14は現在の誘導経路から外れる範囲が所定距離以下であり、かつ現在位置から目的地点に向かって左側、すなわち対向車線を横切ることなく出入りできる自車線側の途中目標物のみを選択表示し、この途中目標物への案内を行う。ここで所定距離とは、途中目標物が誘導経路に面すると考えられる範囲の値、例えば10mといった値を初期設定値に使用すれば良いが、必ずしもこの値である必要はない。
【0023】
図9は、途中目標物の選択表示を行っていない状態の地図表示例であり、自車座標を示すマーク35に対して誘導経路37と目的地36が表示され、その周辺の地図領域内にガソリンスタンド38,39,40が存在している。上述したステップS15の選択で、例えば、図10に示すように誘導経路34から外れる範囲が10m以内と設定してあれば、選択範囲41は図示の斜線で表す部分となり、図11に示すように誘導経路37に沿って対向車線を横切ることのない自車線側のガソリンスタンド39のみが選択されることになる。
【0024】
この途中目標物検索手段14による選択結果は、表示装置2に既に表示されている地図情報に重ね書きして表示する。従って、利用者は既に表示されている自車位置と比較しながら、新たに上書きされた途中目標物の位置を容易に確認することができる。ただし、選択目標物表示手段17により自車線側の途中目標物のみを選択して表示装置2に既に表示している地図情報に重ね表示するとき、必ずしも表示装置2に表示している地図情報の上に途中目標物が位置するとは限らない。そこで、表示装置2への表示範囲を指定可能な範囲指定手段19を設けており、この範囲指定手段19が表示装置2における現在表示中の表示範囲を指定したとき、この指定された範囲内に存在する途中目標物のみを検索するようにしている。また、この範囲指定手段19は表示装置2への表示範囲を変更することができる。現在の表示範囲を外れた位置にしか途中目標物がない場合、あるいは選択された途中目標物の有無や、その途中目標物の簡単な情報を、通常の誘導経路に沿って提供する補足情報と同様に周知の音声ガイダンス手段18によって知らせることができる。
【0025】
このようなカーナビゲーションシステムによれば、目的地36に向かう途中でガソリンスタンドやコンビニや飲食店などの途中目標物を探す場合、途中目標物検索指示を与えることにより、目的地36への誘導経路37における自車線側に存在する途中目標物を検索表示することができるので、近いという理由だけで出入りが難しい対向車線側に存在する途中目標物を検索してしまうことがなく、出入りの容易な自車線側の途中目標物を利用することができる。
【0026】
図7に示したステップS15では、現在の誘導経路から外れる範囲が所定距離以下で、かつ現在位置から目的地点に向かって対向車線を横切ることなく出入りできる自車線側の途中目標物のみを選択するように設定したが、現在の誘導経路から外れる距離は図1に示した設定データ変更手段15によって使用者が独自に設定することができる。この設定データ変更手段15は、図8に示したダイアログ画面34の種別選択後に、設定画面を表示させ、この設定画面で誘導経路から外れる所定距離を使用者が自由に設定したり、さらには、現在位置から目的地点に向かっての所定距離後あるいは平均的な走行速度での所定時間後などの設定データを入力できるようにすることもできる。
【0027】
このように現在の誘導経路から外れる距離、所定距離後あるいは所定時間後を指定できるようにした設定データ変更手段15を設けると、この入力データに基づいて所望の位置から目的地点に向かって自車線側、すなわち対向車線を横切ることなく容易に出入りできる途中目標物のみを選択するようにすることもできると共に、近いという理由だけで出入りが難しい対向車線側に存在する途中目標物を検索してしまうことがなく、また、現在のガソリンの残量から少し先の給油位置を決定したり、休憩時間や食事時間に合わせて途中目標物を事前に決定することもでき、物事を計画的に決めることができるようになる。
【0028】
また、図7に示したステップS14の目標物検索で、自車座標を示すマーク35から目的地36までの誘導経路37中に対象となる途中目標物が存在しないことも考えられる。このような場合、上述した設定データ変更手段15により現在の誘導経路から外れる距離を増加して上述した途中目標物検索手段14による再検索を行うか、あるいは図1に示した経路再探索手段16を作動させる。この経路再探索手段16は、最も近くに存在する途中目標物から順次選定し、その中から自車線側となる途中目標物を含むように、図4に示したステップS10の経路探索と同様に現在の自車座標から目的地33までの経路の再探索を行う。
【0029】
このように経路再探索手段16は、近くに存在する途中目標物が自車線側となるように経路探索を再度行うため、当面の目標である途中目標物を自車線側から容易に利用し、その後、新たに設定した目的地までの誘導経路を表示装置2に表示して案内することができる。
【0030】
また、選択目標物表示手段17により自車線側の途中目標物のみを選択して表示手段2により表示した地図情報に重ね表示するとき、表示装置2への表示範囲を指定可能な範囲指定手段19を設けている。選択目標物表示手段17により自車線側の途中目標物のみを選択したとき、この途中目標物が表示装置2の現在の画面上から外れた位置にあることも考えられる。しかし、このとき、予め検索する範囲を範囲指定手段19によって指定することができる。例えば、現在表示している範囲の地図上で検索する場合はこの範囲で検索を行ない、また指定された範囲に合わせて表示することも可能であるから、得ようとする情報を素早く入手することができる。また、このとき現在の表示している地図上には検索対象の途中目標物がなかったときは、上述した音声ガイダンス手段18によってこの旨を音声通知するとよい。途中目標物を表示されて、得ようとする情報を素早く入手することができる。
【0031】
また、上述した実施の形態では、図7に示したステップS14で途中目標物が自車線側にあるものを選定して表示装置2に表示するようにしたが、立体交差では自車線側にある途中目標物でも実際には利用できない。そこで、立体交差での自車線側に位置する途中目標物を除く立体交差途中目標物除去手段を設け、この立体交差途中目標物除去手段によって表示装置2へ表示しないようにする。この立体交差途中目標物除去手段によって途中目標物検索手段の信頼性を一層向上させることができる。
【0032】
尚、上述した実施の形態では、出発地点と目的地点間の途中でガソリンスタンドなどの途中目標物を探索する途中目標物検索手段14を作動させ、検索した途中目標物のうち自車線側に位置する途中目標物そのものを表示装置2の地図上に重ね表示する選択目標物表示手段17を設けたが、地図データファイル4にこれらの途中目標物がすでに表示されている場合、選択目標物表示手段17は、途中目標物検索手段14で検索した途中目標物のうち自車線側の途中目標物を点滅や色別などの注意喚起手段で強調するように重ね表示しても良い。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のカーナビゲーションにシステムよれば、目的地点への誘導経路の走行中に途中に立ち寄る途中目標物を検索する場合、誘導経路に沿い、かつ自車線側の途中目標物のみを表示するので、出入りが難しくなる対向車線側を避けて出入りの容易な途中目標物への安全な誘導が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるカーナビゲーションシステムの機能ブロック図である。
【図2】図1に示したカーナビゲーションシステムにおける地図の表示処理手順を示すフローチャートである。
【図3】図1に示したカーナビゲーションシステムにおける地図データファイルの構成例を示す模式図である。
【図4】図1に示したカーナビゲーションシステムにおける経路の探索処理手順を示すフローチャートである。
【図5】図1に示したカーナビゲーションシステムにおける道路ネットワークデータファイルの構成例を示す模式図である。
【図6】図1に示したカーナビゲーションシステムにおける目標物データファイルの構成例を示す模式図である。
【図7】図1に示したカーナビゲーションシステムにおける途中目標物の表示処理手順を示すフローチャートである。
【図8】図1に示したカーナビゲーションシステムにおけるダイアログ画面を示す正面図である。
【図9】図1に示したカーナビゲーションシステムにおける途中目標物の選択表示を行わないときの表示装置の正面図である。
【図10】図1に示したカーナビゲーションシステムにおける途中目標物の選択表示範囲を示した表示装置の正面図である。
【図11】図1に示したカーナビゲーションシステムにおける途中目標物の選択表示を行ったときの表示装置の正面図である。
【符号の説明】
1 中央処理装置
2 表示装置
3 入力装置
4 地図データファイル
5 道路ネットワークデータファイル
6 目標物データファイル
11 自車座標測定手段
12 地図表示手段
13 経路探索手段
14 途中目標物検索手段
15 設定データ変更手段
16 経路再探索手段
17 選択目標物表示手段
18 音声ガイダンス手段
19 範囲指定手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、目的地点への誘導経路中で途中に立ち寄る途中目標物を検索するカーナビゲーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自車を目的地に誘導するカーナビゲーションシステムは、多数市販されており、例えば、目的別の項目を利用者に選択させ、自車座標からなるべく近くまたは短時間で到達できることが予想される目的地を順位付けして表示し、利用者がそこから選択した目的地への経路を案内するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−89982号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のカーナビゲーションシステムにおいては、自車座標から最も短時間で到達できる施設への案内を目的としており、出人りの容易さに関しては何等考慮されていなかった。例えば、最終目的地への誘導経路中、途中で立ち寄る途中目標物の検索がなされたとき、距離的には最も近いものの誘導経路の対向車線側に位置していて出入りの困難な施設があった場合、その少し先に自車線側で出入りの容易な同様の施設があったとしても、距離的に近い出人り困難な施設の方に案内されてしまう。
【0005】
本発明の目的は、最終目的地への誘導経路の途中で、誘導経路に沿って容易に出入り可能な途中目標物へ誘導できるようにしたカーナビゲーションシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、自車の現在座標を測定する自車座標測定手段と、この自車座標測定手段により測定された自車の現在座標を含む地図情報を表示装置に表示する地図表示手段と、出発地点と目的地点間の誘導経路を探索する経路探索手段とを備えたカーナビゲーションシステムにおいて、自車の現在座標と目的地間の上記誘導経路に沿った途中目標物を検索する途中目標物検索手段と、この途中目標物検索手段により検索した途中目標物のうち自車線側の途中目標物のみを選択して上記地図表示手段により表示した地図情報に重ね表示する選択目標物表示手段とを設けたことを特徴とする。
【0007】
本発明によるカーナビゲーションシステムは、自車の現在座標と目的地間の上記誘導経路に沿った途中目標物を検索する途中目標物検索手段と、この途中目標物検索手段により検索した途中目標物のうち自車線側の途中目標物のみを選択して上記地図表示手段により表示した地図情報に重ね表示する選択目標物表示手段とを設けたため、目的地に向かう途中でガソリンスタンドやコンビニや飲食店などの途中目標物を探す場合、途中目標物の検索指示を与えることにより、目的地への誘導経路における自車線側に存在する途中目標物を検索表示することができるので、近いという理由だけで出入りが難しい対向車線側に存在する途中目標物を検索してしまうことがなく、出入りの容易な自車線側の途中目標物を利用することができる。
【0008】
また請求項2に記載の本発明は、請求項1記載のものにおいて、上記選択目標物表示手段により自車線側の途中目標物のみを選択して上記表示装置により表示した地図情報に重ね表示するとき、上記表示装置への表示範囲を指定可能な範囲指定手段を設けたことを特徴とするため、表示装置の画面上から外れない位置にある途中目標物を表示されて、得ようとする情報を素早く入手することができる。
【0009】
また請求項3に記載の本発明は、請求項1記載のものにおいて、上記選択目標物表示手段により自車線側の途中目標物のみを選択して上記表示装置により表示した地図情報に重ね表示するとき、その情報を音声によって知らせる音声ガイダンス手段を設けたことを特徴とするため、通常の誘導経路に関する補足情報と同様に音声による誘導を行うことができる。
【0010】
また請求項4に記載の本発明は、請求項1記載のものにおいて、上記途中目標物検索手段によって検索するとき、上記誘導経路から離れる距離を指定する設定データ変更手段を設けたことを特徴とするため、設定データ変更手段によって距離を変更することによって、誘導経路沿いに限定したり、誘導経路から離れた位置の情報も入手することが可能になる。
【0011】
さらに請求項5に記載の本発明は、請求項1記載のものにおいて、上記選択目標物表示手段によって上記誘導経路に沿った途中目標物が選択できなかったとき、上記途中目標物検索手段によって検索された他の途中目標物が自車線側となるように上記誘導経路を変更する経路再検索手段を設けたことを特徴とするため、途中目標物が余り多く存在しないような状況でも、誘導経路を変更して望む途中目標物の情報を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態によるカーナビゲーションシステムを示す機能ブロック図である。
このカーナビゲーションシステムは、中央処理装置1と、液晶ディスプレイ等の表示装置2と、タッチパネル等の入力装置3と、表示装置2への表示に用いる地図データを管理する地図データファイル4と、経路探索のための情報を管理する道路ネットワークデータファイル5と、ガソリンスタンドやコンビニや飲食店などの立ち寄り対象となる途中目標物の名称、座標、形状情報等を含む目標物情報を管理する目標物データファイル6を備えて構成している。
【0013】
上述した中央処理装置1は、自車座標を測定する自車座標測定手段11と、この自車座標測定手段11により取得した自車座標を中心とした地図を表示装置2に表示する地図表示手段12と、入力手段3により入力した出発地点と最終目的地点の間の誘導経路を道路ネットワークデータファイル5から探索する経路探索手段13と、立ち寄り対象である途中目標物の検索を指示したときに当該途中目標物を目標物管理ファイル7より検索する途中目標物検索手段14と、この途中目標物検索手段14による検索に当たって設定データを変更する設定データ変更手段15と、目標物検索手段14による検索によって途中目標物がなかったときに途中目標物を含む誘導経路を再検索して変更する経路再検索手段16と、途中目標物検索手段14により検索した途中目標物の中から経路探索手段13で探索した誘導経路に沿って自車線側の途中目標物のみを選択して表示する選択目標物表示手段17と、選択目標物表示手段17に関連して音声ガイダンスを流す音声ガイダンス手段18と、選択目標物表示手段17により自車線側の途中目標物のみを選択して表示装置2により表示した地図情報に重ね表示するとき表示装置2への表示範囲を指定可能な範囲指定手段19とを備えて構成している。
【0014】
図2は、上述したカーナビゲーションシステムによる地図の表示処理手順を示すフローチャートである。
カーナビゲーションシステムが起動すると、ステップS1で自車座標測定手段11が自車の位置を計測し、ステップS2でこの位置座標を含む地図データを地図データフアイル4から読み込み、ステップS3では表示装置2にその地図データを表示し、ステップS1に戻る。
【0015】
図3は、地図データファイル4の構成例を示す模式図である。
地図を管理する地図データ管理レコード7は、この地図データ管理レコード7の管理する地図領域の左上座標を格納する左上座標フィールド8と、右下座標を格納する右下座標フィールド9と、地図領域の地図形状データを格納する地図形状データフィールド10を含んで構成している。すなわち、地図データ管理レコード7から、左上座標フィールド8と右下座標フィールド9で示される矩形領域の内部に、自車座標測定手段11で測定した自車の位置座標を含むレコードを検索し、当該レコードの地図形状データフィールド10の地図形状データを取出し、表示装置2に表示する。このときの自車座標の測定手段としては、GPS(Global Positioning System)を利用すれば良いが、GPSを使用した位置の測定方法は、例えば、特開平10−300466号公報に記載されており、ここでの詳細は省略する。
【0016】
図4は、上述したカーナビゲーションシステムにおける経路の探索処理手順を示すフローチャートである。
今、ステップS4で経路探索を指示すると、ステップS5では目的地点を選択するダイアログ画面を表示装置2に表示する。そこで、利用者はステップS6として入力装置3を使用して目的地を指定すると、ステップS7でこの指定した目的地の位置座標を目的地点として設定する。目的地の指定が完了するとステップS8では自車座標測定手段11が自車座標を計測し、ステップS9では自車座標を出発地点として設定し、ステップS10で目的地点の位置座標と出発地点の位置座標を用いて、経路データファイルの探索を行い誘導経路を決定する。
【0017】
図5は道路ネットワークデータファイル5の構成例を示す模式図である。
道路ネットワークのノードを管理するノード管理レコード20は、図5(イ)に示すようにノードを識別するIDを格納するノードIDフィールド21と、このノードの座標を格納する座標フィールド22とを含んで構成している。また道路ネットワークデータファイル5のノードを結ぶリンクを管理するリンク管理レコード23は、図5(ロ)に示すようにリンクを識別するIDを格納するリンクIDフィールド24と、このリンクの両端のノードIDを管理するノードIDフィールド25とを含んで構成している。
【0018】
図6は、目標物データファイル6の構成例を示す模式図である。
目標物を管理する目標物管理レコード26は、目標物の種別を格納する目標物種別フィールド27と、この目標物の座標を格納する目標物座標フィールド28と、目標物の詳細情報を格納する目標物情報フィールド29とを含んで構成している。
【0019】
従って、図4のステップS5で目的地点が選択された場合、図3に示した目標物管理レコード7よりその目的地点の目標物座標フィールド9の値が取り出され、次に、図5に示したノード管理レコード20の座標フィールド22から取り出した値との距離を計算し、最も距離の近いノードの座標が目的地点の座標として設定される。また、図4のステップS9における出発地点の座標決定の場合、自車座標の座標と図5に示したノード管理レコード20の座標フィールド22の値との直線距離を計算し、最も距離の近いノードの座標が設定される。
【0020】
また、図4に示したステップS10の経路探索方法としては、簡単には道路ネットワークデータファイル5から目的地点、および出発地点の各々に一番近いノードを検索して、それら二地点間の経路を全探索して最短のものを選択すれば良いが、必ずしもこれに限られるわけでない。
【0021】
図7は、上述したカーナビゲーションシステムにおける途中目標物の表示処理を示すフローチャートである。
今、ステップS11で途中目標物検索が指示されると、図1に示した途中目標物検索手段14が作動し、ステップS12で図8に示すような途中目標物アイコン30〜33を種別に選択するダイアログ画面34を表示装置2に表示する。利用者は、この目標物種別アイコン30〜33の中からステップS13として所望の目標物種別アイコンを入力装置3にて指定すると、その目標物種別アイコンの表す目標物種別が選択される。
【0022】
すると途中目標物検索手段14は、ステップS14でこの選択した種別の途中目標物を目標物データファイル6より検索する。その後、ステップS15で途中目標物検索手段14は現在の誘導経路から外れる範囲が所定距離以下であり、かつ現在位置から目的地点に向かって左側、すなわち対向車線を横切ることなく出入りできる自車線側の途中目標物のみを選択表示し、この途中目標物への案内を行う。ここで所定距離とは、途中目標物が誘導経路に面すると考えられる範囲の値、例えば10mといった値を初期設定値に使用すれば良いが、必ずしもこの値である必要はない。
【0023】
図9は、途中目標物の選択表示を行っていない状態の地図表示例であり、自車座標を示すマーク35に対して誘導経路37と目的地36が表示され、その周辺の地図領域内にガソリンスタンド38,39,40が存在している。上述したステップS15の選択で、例えば、図10に示すように誘導経路34から外れる範囲が10m以内と設定してあれば、選択範囲41は図示の斜線で表す部分となり、図11に示すように誘導経路37に沿って対向車線を横切ることのない自車線側のガソリンスタンド39のみが選択されることになる。
【0024】
この途中目標物検索手段14による選択結果は、表示装置2に既に表示されている地図情報に重ね書きして表示する。従って、利用者は既に表示されている自車位置と比較しながら、新たに上書きされた途中目標物の位置を容易に確認することができる。ただし、選択目標物表示手段17により自車線側の途中目標物のみを選択して表示装置2に既に表示している地図情報に重ね表示するとき、必ずしも表示装置2に表示している地図情報の上に途中目標物が位置するとは限らない。そこで、表示装置2への表示範囲を指定可能な範囲指定手段19を設けており、この範囲指定手段19が表示装置2における現在表示中の表示範囲を指定したとき、この指定された範囲内に存在する途中目標物のみを検索するようにしている。また、この範囲指定手段19は表示装置2への表示範囲を変更することができる。現在の表示範囲を外れた位置にしか途中目標物がない場合、あるいは選択された途中目標物の有無や、その途中目標物の簡単な情報を、通常の誘導経路に沿って提供する補足情報と同様に周知の音声ガイダンス手段18によって知らせることができる。
【0025】
このようなカーナビゲーションシステムによれば、目的地36に向かう途中でガソリンスタンドやコンビニや飲食店などの途中目標物を探す場合、途中目標物検索指示を与えることにより、目的地36への誘導経路37における自車線側に存在する途中目標物を検索表示することができるので、近いという理由だけで出入りが難しい対向車線側に存在する途中目標物を検索してしまうことがなく、出入りの容易な自車線側の途中目標物を利用することができる。
【0026】
図7に示したステップS15では、現在の誘導経路から外れる範囲が所定距離以下で、かつ現在位置から目的地点に向かって対向車線を横切ることなく出入りできる自車線側の途中目標物のみを選択するように設定したが、現在の誘導経路から外れる距離は図1に示した設定データ変更手段15によって使用者が独自に設定することができる。この設定データ変更手段15は、図8に示したダイアログ画面34の種別選択後に、設定画面を表示させ、この設定画面で誘導経路から外れる所定距離を使用者が自由に設定したり、さらには、現在位置から目的地点に向かっての所定距離後あるいは平均的な走行速度での所定時間後などの設定データを入力できるようにすることもできる。
【0027】
このように現在の誘導経路から外れる距離、所定距離後あるいは所定時間後を指定できるようにした設定データ変更手段15を設けると、この入力データに基づいて所望の位置から目的地点に向かって自車線側、すなわち対向車線を横切ることなく容易に出入りできる途中目標物のみを選択するようにすることもできると共に、近いという理由だけで出入りが難しい対向車線側に存在する途中目標物を検索してしまうことがなく、また、現在のガソリンの残量から少し先の給油位置を決定したり、休憩時間や食事時間に合わせて途中目標物を事前に決定することもでき、物事を計画的に決めることができるようになる。
【0028】
また、図7に示したステップS14の目標物検索で、自車座標を示すマーク35から目的地36までの誘導経路37中に対象となる途中目標物が存在しないことも考えられる。このような場合、上述した設定データ変更手段15により現在の誘導経路から外れる距離を増加して上述した途中目標物検索手段14による再検索を行うか、あるいは図1に示した経路再探索手段16を作動させる。この経路再探索手段16は、最も近くに存在する途中目標物から順次選定し、その中から自車線側となる途中目標物を含むように、図4に示したステップS10の経路探索と同様に現在の自車座標から目的地33までの経路の再探索を行う。
【0029】
このように経路再探索手段16は、近くに存在する途中目標物が自車線側となるように経路探索を再度行うため、当面の目標である途中目標物を自車線側から容易に利用し、その後、新たに設定した目的地までの誘導経路を表示装置2に表示して案内することができる。
【0030】
また、選択目標物表示手段17により自車線側の途中目標物のみを選択して表示手段2により表示した地図情報に重ね表示するとき、表示装置2への表示範囲を指定可能な範囲指定手段19を設けている。選択目標物表示手段17により自車線側の途中目標物のみを選択したとき、この途中目標物が表示装置2の現在の画面上から外れた位置にあることも考えられる。しかし、このとき、予め検索する範囲を範囲指定手段19によって指定することができる。例えば、現在表示している範囲の地図上で検索する場合はこの範囲で検索を行ない、また指定された範囲に合わせて表示することも可能であるから、得ようとする情報を素早く入手することができる。また、このとき現在の表示している地図上には検索対象の途中目標物がなかったときは、上述した音声ガイダンス手段18によってこの旨を音声通知するとよい。途中目標物を表示されて、得ようとする情報を素早く入手することができる。
【0031】
また、上述した実施の形態では、図7に示したステップS14で途中目標物が自車線側にあるものを選定して表示装置2に表示するようにしたが、立体交差では自車線側にある途中目標物でも実際には利用できない。そこで、立体交差での自車線側に位置する途中目標物を除く立体交差途中目標物除去手段を設け、この立体交差途中目標物除去手段によって表示装置2へ表示しないようにする。この立体交差途中目標物除去手段によって途中目標物検索手段の信頼性を一層向上させることができる。
【0032】
尚、上述した実施の形態では、出発地点と目的地点間の途中でガソリンスタンドなどの途中目標物を探索する途中目標物検索手段14を作動させ、検索した途中目標物のうち自車線側に位置する途中目標物そのものを表示装置2の地図上に重ね表示する選択目標物表示手段17を設けたが、地図データファイル4にこれらの途中目標物がすでに表示されている場合、選択目標物表示手段17は、途中目標物検索手段14で検索した途中目標物のうち自車線側の途中目標物を点滅や色別などの注意喚起手段で強調するように重ね表示しても良い。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のカーナビゲーションにシステムよれば、目的地点への誘導経路の走行中に途中に立ち寄る途中目標物を検索する場合、誘導経路に沿い、かつ自車線側の途中目標物のみを表示するので、出入りが難しくなる対向車線側を避けて出入りの容易な途中目標物への安全な誘導が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるカーナビゲーションシステムの機能ブロック図である。
【図2】図1に示したカーナビゲーションシステムにおける地図の表示処理手順を示すフローチャートである。
【図3】図1に示したカーナビゲーションシステムにおける地図データファイルの構成例を示す模式図である。
【図4】図1に示したカーナビゲーションシステムにおける経路の探索処理手順を示すフローチャートである。
【図5】図1に示したカーナビゲーションシステムにおける道路ネットワークデータファイルの構成例を示す模式図である。
【図6】図1に示したカーナビゲーションシステムにおける目標物データファイルの構成例を示す模式図である。
【図7】図1に示したカーナビゲーションシステムにおける途中目標物の表示処理手順を示すフローチャートである。
【図8】図1に示したカーナビゲーションシステムにおけるダイアログ画面を示す正面図である。
【図9】図1に示したカーナビゲーションシステムにおける途中目標物の選択表示を行わないときの表示装置の正面図である。
【図10】図1に示したカーナビゲーションシステムにおける途中目標物の選択表示範囲を示した表示装置の正面図である。
【図11】図1に示したカーナビゲーションシステムにおける途中目標物の選択表示を行ったときの表示装置の正面図である。
【符号の説明】
1 中央処理装置
2 表示装置
3 入力装置
4 地図データファイル
5 道路ネットワークデータファイル
6 目標物データファイル
11 自車座標測定手段
12 地図表示手段
13 経路探索手段
14 途中目標物検索手段
15 設定データ変更手段
16 経路再探索手段
17 選択目標物表示手段
18 音声ガイダンス手段
19 範囲指定手段
Claims (5)
- 自車の現在座標を測定する自車座標測定手段と、この自車座標測定手段により測定された自車の現在座標を含む地図情報を表示装置に表示する地図表示手段と、出発地点と目的地点間の誘導経路を探索する経路探索手段とを備えたカーナビゲーションシステムにおいて、自車の現在座標と目的地間の上記誘導経路に沿った途中目標物を検索する途中目標物検索手段と、この途中目標物検索手段により検索した途中目標物のうち自車線側の途中目標物のみを選択して上記地図表示手段により表示した地図情報に重ね表示する選択目標物表示手段とを設けたことを特徴とするカーナビゲーションシステム。
- 請求項1記載のものにおいて、上記選択目標物表示手段により自車線側の途中目標物のみを選択して上記表示装置により表示した地図情報に重ね表示するとき、上記表示装置への表示範囲を指定可能な範囲指定手段を設けたことを特徴とするカーナビゲーションシステム。
- 請求項1記載のものにおいて、上記選択目標物表示手段により自車線側の途中目標物のみを選択して上記表示装置により表示した地図情報に重ね表示するとき、その情報を音声によって知らせる音声ガイダンス手段を設けたことを特徴とするカーナビゲーションシステム。
- 請求項1記載のものにおいて、上記途中目標物検索手段によって検索するとき、上記誘導経路から離れる距離を指定する設定データ変更手段を設けたことを特徴とするカーナビゲーションシステム。
- 請求項1記載のものにおいて、上記選択目標物表示手段によって上記誘導経路に沿った途中目標物が選択できなかったとき、上記途中目標物検索手段によって検索された他の途中目標物が自車線側となるように上記誘導経路を変更する経路再検索手段を設けたことを特徴とするカーナビゲーションシステム。
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