JP2004225571A - 排気ガス浄化装置 - Google Patents

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Hisao Igawa
久夫 井川
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Abstract

【課題】ガスの有害成分を洗浄液に溶解させて浄化する湿式浄化法による排気ガス浄化装置において、構成部品の減少等により製造コスト、運転コストの低廉化を図り、小型化、設置スペースの狭小化を可能にし、又排気ガスと洗浄液との接触割合を高めて排気ガスの浄化度を良くする。
【解決手段】排気ガスのガス導入口1aとガス排出口1bを有するタンク状の装置本体1と、この装置本体1内に、横軸4を中心に回転自在に且つ装置本体1内の洗浄液5に下側を浸けた状態で設けて導入口1aから流入する排気ガスの風力で回転する気液接触用のドラム形部材3と、このドラム形部材3内を軸方向に流れて後端面から流出するガスに含まれている水分を除去するための気液分離用フィルタ11とを備えて形成する。ドラム形部材3に排気ガスと洗浄液5との接触度を高める気液接触促進部材6を充填する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排気ガス浄化装置に関し、更に詳しくは例えばディーゼル車の排気ガスや、産業廃棄物処理施設等から排出されるガスから、大気汚染の原因となる窒素酸化物や硫黄酸化物等の有害成分を除去し、ガスを清浄化できるよう形成した排気ガス浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の装置としては、例えば横型円筒状ケーシング内にモータで回転する多孔羽根スクリュウシャフトを貫通させ、多孔羽根の下半面を洗浄液に浸けた状態で洗浄液を入れた洗浄機内へ排気ガスを注入してガスを洗浄液に攪拌接触させ、ガスに含まれる有害成分を洗浄液に溶解させて除去するよう形成しているものがある(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002ー201928号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで従来のこの種の装置は、上記の通り、多孔羽根スクリュウシャフトをモータで回転させるものであったから、従来品によると、モータやモータ駆動用の電気エネルギー等が必要になり、その分、部品コスト、製造コスト、運転コストがかかり、又装置が大型化し、設置スペースが大きく必要になる、という問題点があった。
又従来は、上記の通り、多孔羽根にガスを当て、多孔羽根に連続して形成される液体表面張力膜にガスを攪拌接触させ、洗浄液に有害成分を溶解させる仕組みであった。そのため従来装置の場合は、ガスと多孔羽根との接触割合が低く、洗浄液に有害成分を充分溶解させることができず、その結果従来品によるとガスを清浄化できない、という問題点があった。
【0005】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、提案されたものである。
従って本発明の技術的課題は、ガスの有害成分を洗浄液に溶解させて浄化する湿式浄化法による排気ガス浄化装置において、構成部品の減少等により製造コスト、運転コストの低廉化を図り、小型化、設置スペースの狭小化を可能にし、又排気ガスと洗浄液との接触割合を高めて排気ガスの浄化度が良くなるよう形成した排気ガス浄化装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、次のような技術的手段を採る。
【0007】
即ち本発明は、図1等に示されるように、排気ガスのガス導入口1aとガス排出口1bを有するタンク状の装置本体1と、この装置本体1内に、横軸4を中心に回転自在に且つ装置本体1内の洗浄液5に下側が浸けられた状態で設けられて上記の導入口1aから流入する排気ガスの風力で回転する気液接触用のドラム形部材3と、このドラム形部材3内を軸方向に流れて後端面から流出するガスに含まれている水分を除去するための気液分離用フィルタ11とを備えて形成され、上記のドラム形部材3に排気ガスと洗浄液5との接触度を高める気液接触促進部材6が充填されていることを特徴とする(請求項1)。
【0008】
ここで、接触度を高める気液接触促進部材6とは、排気ガスの有害成分が洗浄液5に溶解し易くなるよう、排気ガスを滞留させて洗浄液5との接触時間を長くさせる耐熱性部材を意味し、具体的には金属細線等の線状材や、金属、セラミックス等の小片、粒状材があり、これらを単独又は適宜混合して線状材の場合は螺旋状、網状等に処理し、小片等の場合はアトランダムにドラム形部材3に充填することにより実現される。
【0009】
又この場合本発明は、ドラム形部材3が、その前端面の側に、横軸4に沿って多数の小孔10aが貫通されている円板形フィルタ10を同心状に備えて形成されているのが好ましい(請求項2)。
【0010】
なぜならこれによると、排気ガスに含まれる粒径の大きな不純物を円板形フィルタ10の小孔10aで事前に除去でき、浄化効率が良くなるからである。
【0011】
又本発明は、図12等に示されるように、請求項1又は2記載の排気ガス浄化装置が並設され、一方の装置のガス排出口1bが隣り合う他方の装置のガス導入口1aに連通状に接続されて形成されるのでも良い(請求項3)。
【0012】
なぜならこれによると、大きな改良を伴うことなく、排気ガスの浄化度をアップできるからである。なおこの本発明の場合、装置本体1は独立状に形成されている場合には限られず、例えば図示されるように洗浄液5の貯溜部1fが一体状に形成されているのでも良い。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に従って説明する。
【0014】
図1等において、1は、排気ガスのガス導入口1aとガス排出口1bを有するタンク状の装置本体である。この装置本体1の外面は、波板状に形成され、使用時に水温が上昇して高熱になることを防止できるよう形成されている。ガス導入口1aは、この実施形態では装置本体1の一方の側面に開口され、反対側の他方の側面にガス排出口1bが開口されている。本発明装置は、この実施形態ではディーゼル車に搭載され、ガス導入口1aはマフラー2と連通状に接続されている。1cは、ドレーンコックであり、1dは排気ガスの誘導板である。又装置本体1は、ガス排出口1bの付近に、気泡の飛び出しを確実に防止するための気泡飛び出し防止板1eを備えて形成されている。
【0015】
3は、上記のガス導入口1aから流入する排気ガスの風力で回転する気液接触用のドラム形部材である。このドラム形部材3は、装置本体1内に、横軸4を中心に回転自在に且つ装置本体1内の洗浄液5に下側が浸けられた状態で設けられている。
【0016】
ドラム形部材3には、排気ガスと洗浄液5との接触度を高める気液接触促進部材6が充填されている。この気液接触促進部材6は、この実施形態では細幅テープ状に形成されたステンレス細線が使用され、螺旋形に形作られて充填されている。
【0017】
7は、排気ガスの風力を受けてドラム形部材3を回転させる羽根である。この羽根7は横軸4に放射状に固定され、横軸4とドラム形部材3とは固定されている。横軸4は、両端が軸受け8を介して支脚9に支持されている。又10は、横軸4に沿って多数の小孔10aが貫通されている円板形フィルタである。この円板形フィルタ10は、ドラム形部材3の前端面に、ドラム形部材3と同心状に固定されている。
【0018】
11は、ドラム形部材3内を軸方向に流れて後端面から流出するガスに含まれている水分を除去するための気液分離用フィルタである。この気液分離用フィルタ11は、装置本体1の上面から他方の側面にわたって装置本体1内に傾斜状に設けられ、図6〜図11に示されるように、前側部材11Aと後側部材11Bとが重ね合わされることにより形成されている。11aは、排気ガスから分離した水分を回収するための桟であり、11bは排気通路である。桟11aは、前側部材11Aと後側部材11Bとも同一角度に傾斜され、向きが反対に形成されている。又桟11aは、その下部に、水を装置本体1内に落下回収させるための孔11cが複数形成されている。なお図9において、11dは桟11aに付着している気泡を示す。
【0019】
次に本発明装置の作用を説明する。
【0020】
先ず、排気ガスが装置本体1内に流入すると、その風力を羽根7が受け、ドラム形部材3が横軸4を中心に回転する。排気ガスに含まれる炭素成分等の比較的大きな粒径の不純物は、円板形フィルタ10の小孔10aを通る際に除去される。そしてドラム形部材3の一方の側面の上部からドラム形部材3内に流入した排気ガスは、ドラム形部材3の水面上の上部を軸方向に流れる間に、気液接触促進部材6に絡まって洗浄液5に接触し、硫黄酸化物等の有害成分が発生する泡に吸着され、洗浄液5に溶解される。洗浄液5は、定期的にドレーンコック1cを外して回収し、新しい溶液と交換する。
【0021】
次にドラム形部材3の後端面から流出したガスは、気液分離用フィルタ11で水分が除去される。具体的には気液分離用フィルタ11を通過する際に、水分が桟11aに付着し、この水分が桟11aの凹湾曲状の内面を伝わって孔11cから装置本体1内に流れ落ち、回収されるものである。そして水分が除去され、清浄化されたガスが、ガス排出口1bから排出される。
【0022】
以上の処において、本発明は、例えば図12等に示されるように、装置が並設され、一方の装置のガス排出口1bが隣り合う他方の装置のガス導入口1aに連通状に接続されて設置されるのでも良い。この場合、装置本体1は例えば同図に示されるように、左右一対のドラム形部材3に跨って、洗浄液5の貯溜部1fが連通状に形成されているのでも良い。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、排気ガスの風力でドラム形部材を回転させ、排気ガスをドラム形部材内に充填している気液接触促進部材を介して洗浄液に接触させ、有害成分を除去した後のガスに含まれている水分を気液分離用フィルタで分離除去し、これにより排気ガスを清浄化するよう形成しているものである。
【0024】
従って本発明の装置は、モータ等の駆動機構や電気エネルギーを伴うことなくドラム形部材を回転させて排気ガスを処理できるから、これによれば部品コスト、製造コスト、運転コストを低廉化でき、小型化、設置スペースの狭小化を図ることができる。
又本発明の場合は、気液接触促進部材によって排気ガスと洗浄液との接触度が良くなるから、これによれば排気ガスを綺麗にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の好適な一実施形態を示す要部縦断面図である。
【図2】同上装置の要部斜視図である。
【図3】同上装置のガス導入口側の要部側面図である。
【図4】羽根を示し、Aは正面図、Bは斜視図である。
【図5】Aは円板形フィルタの正面図、BはAのB―B線拡大断面図である。
【図6】図1のVIーVI線から見た気液分離用フィルタの前側部材の要部正面図である。
【図7】図6のVIIーVII線から見た桟の要部平面図である。
【図8】図7のVIIIーVIII線における断面図である。
【図9】桟の要部斜視図である。
【図10】図1のXーX線から見た気液分離用フィルタの後側部材の要部正面図である。
【図11】前側部材と後側部材を重ねた状態の気液分離用フィルタの要部正面図である。
【図12】同上装置の他の実施形態を示す要部斜視図である。
【図13】図12の本発明品の要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 装置本体
1a ガス導入口
1b ガス排出口
3 ドラム形部材
4 横軸
5 洗浄液
6 気液接触促進部材
11 気液分離用フィルタ

Claims (3)

  1. 排気ガスのガス導入口とガス排出口を有するタンク状の装置本体と、この装置本体内に、横軸を中心に回転自在に且つ装置本体内の洗浄液に下側が浸けられた状態で設けられて上記の導入口から流入する排気ガスの風力で回転する気液接触用のドラム形部材と、このドラム形部材内を軸方向に流れて後端面から流出するガスに含まれている水分を除去するための気液分離用フィルタとを備えて形成され、上記のドラム形部材に排気ガスと洗浄液との接触度を高める気液接触促進部材が充填されていることを特徴とする排気ガス浄化装置。
  2. 請求項1記載の排気ガス浄化装置であって、ドラム形部材が、その前端面の側に、横軸に沿って多数の小孔が貫通されている円板形フィルタを同心状に備えて形成されていることを特徴とする排気ガス浄化装置。
  3. 請求項1又は2記載の排気ガス浄化装置が並設され、一方の装置のガス排出口が隣り合う他方の装置のガス導入口に連通状に接続されていることを特徴とする排気ガス浄化装置。
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