JP2004224974A - Curable aqueous dispersion composition - Google Patents
Curable aqueous dispersion composition Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004224974A JP2004224974A JP2003016446A JP2003016446A JP2004224974A JP 2004224974 A JP2004224974 A JP 2004224974A JP 2003016446 A JP2003016446 A JP 2003016446A JP 2003016446 A JP2003016446 A JP 2003016446A JP 2004224974 A JP2004224974 A JP 2004224974A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aqueous dispersion
- water
- compound
- parts
- curable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
Description
【0001】
【発明の属する分野】
本発明は、硬化性水分散体組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
塗料、コーティング分野に於いて、作業環境保持の観点から、溶剤系樹脂から水系、粉体、UV硬化などの技術に転換されてきている。特に塗布時に特別の装置を必要としない水系が種々の分野で応用されている。
【0003】
水系で使用可能な架橋反応は種々あるが、一液での安定性、可使時間が充分でかつ、より低温で有効に架橋が進行するシステムが要求されている。
【0004】
アミノ基とイソシアネート基との反応は、瞬時に起こるために均一系で使用すると充分な一液安定性や可使時間が取れない。このため、溶剤系では使用されない。
【0005】
イソシアネート基は水と反応するため、水中で用いることは困難である。このため、ケチミン等でブロックする所謂ブロックドイソシアネート基として使用される。しかし、ブロックを外してイソシアネート基を再生するためには高温が必要であった。また水分散体として使用する場合は、一定の可使時間を確保できることから、比較的反応が緩やかな水酸基との組み合わせで使用されているが、アミノ基が共存すると瞬時に反応することは避けることができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記現状を鑑みてなされたものであり、環境負荷が少なく、硬化性能に優れることから多様な用途に適応することができ、しかも本硬化性水分散体により形成される塗膜が充分な耐性を備える硬化性水分散体組成物を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、 1級及び/又は2級アミノ基含有重合体(A)の水分散体と、2個以上のイソシアネート基を有する化合物(B)の水分散体とを含有することを特徴とする硬化性水分散体組成物である。
【0008】
本発明はまた、上記硬化性水分散体組成物を含む水系コーティング用組成物でもある。
【0009】
以下に本発明を詳述する。
【0010】
本発明の硬化性水分散性組成物は、1級及び/又は2級アミノ基含有重合体(A)の水分散体、2個以上のイソシアネート基を有する化合物(B)の水分散体を含む。
【0011】
本発明の硬化性水分散性組成物は、1級及び/又は2級アミノ基含有重合体(A)を含むことにより、各種基材との良好な密着性を有する。これにより、厚膜で使用される塗料用樹脂や薄膜で使用されるプライマー用樹脂等、膜厚に依存することなく、充分な基材密着性を得ることができる。
上記1級及び/又は2級アミノ基含有重合体(A)としては、例えば以下のものが挙げられる。本発明におけるカルボキシル基および1級および/または2級アミノ基を有する重合体(A)において、アリルアミンや(メタ)アクリル酸アミノエチル等のアミノ基含有不飽和単量体を用いる方法が挙げられる。しかしながら、アリルアミンは他の不飽和単量体との低重合性のため、種々の用途に適した重合体(A)を得ることは困難であり、また(メタ)アクリル酸アミノエチルは、不安定な単量体のため使用には特別な配慮が必要となる。しかしながら、ここに挙げたカルボキシル基含有重合体のカルボキシル基をアルキレンイミンによってアミノ基に変性する方法は、上記の問題がなく、カルボキシル基および1級および/または2級アミノ基を有する重合体(A)を容易に得ることができる優れた方法である。
【0012】
本発明の硬化性水分散体組成物において、1級及び/又は2級アミノ基含有重合体(A)の含有割合としては特に限定されず、例えば硬化性水分散体組成物1000gあたり5〜700gが好ましい。5g未満であるとイソシアネート基との反応効率が低下する畏れがあり、700gを超えると、組成物粘度が高く取り扱いが困難になる畏れがある。
【0013】
これらは単独で用いても良いし、2種以上を併用してもよい。
【0014】
本発明における2個以上のイソシアネート基を有する化合物(B)としては特に限定されない。低分子化合物であっても高分子化合物であっても構わない。より好ましくは、1分子当たりのイソシアネート基が2〜10000個であることが好ましい。
【0015】
水中に安定に分散させる目的で、乳化剤を用いても良い。乳化剤は、アミノ基とイソシアネート基の反応を阻害することなく、また硬化後の塗膜の物性を低下させないものが好ましい。
【0016】
これらは単独で用いても良いし、2種以上を併用してもよい。
【0017】
上記2個以上のイソシアネート基を有する化合物(B)の含有割合としては特に限定されず、例えば、硬化性水分散体組成物1000gあたり2.5〜700gが好ましい。2.5g未満であるとアミノ基との反応効率が低下する畏れがあり、700gを超えると、組成物粘度が高く取り扱いが困難になる畏れがある。
また、密着性の低下する畏れもある。
【0018】
上記2個以上のイソシアネート基を有する化合物(B)としては、ポリイソシアネ−ト化合物としては、例えばテトラメチレンジイソシアネ−ト、ペンタメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネ−ト、リジンジイソシアネートなどの脂肪族ジイソシアネ−ト;4・4´−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネ−ト)、イソホロンジイソシアネ−トなどの脂環族ジイソシアネ−ト;キシリレンジイソシアネ−ト、トリレンジイソシアネ−ト、ジフェニルメタンジイソシアネ−ト、ポリフェニルメタンジイソシアネ−ト(以下ポリメリックMDI)などの芳香族ジイソシアネ−ト;及びこれらのイソシアヌレ−ト体やビュウレット体等の類似の化合物が挙げられ、これらは1種又は2種以上混合して使用できる。これらのうち、特に脂肪族ジイソシアネ−ト又は脂環族ジイソシアネ−ト、及びこれらの誘動体が好適である。
【0019】
これらのイソシアネート基を有する化合物(B)に乳化部位を結合した化合物も、好適に用いることができる。本発明においてノニオン性の親水基を導入した水分散性ポリイソシアネート(B)は、1分子中にイソシアネ−ト基を少なくとも3個以上含有するポリイソシアネ−ト化合物にポリオキシアルキレン単位を含むノニオン性界面活性剤を反応させてなるものである。
【0020】
イソシアネート基を有する化合物(B)として市販品を用いることもでき、例えば、アクアネート100、110、200、210(いずれも商品名、日本ポリウレタン社製)、デュラネートWB−40−100(商品名、旭化成社製)、バイヒジュール3100、VP LS2319、VP LS2336、VP LS2150/1(商品名、住友バイエル社製)、タケネートWD−720、WD−725,WD−730(商品名、三井武田ケミカル社製)を挙げることができる。
【0021】
上記2個以上のイソシアネート基を有する化合物(B)は、公知の手法で水分散体とすることができる。水分散体の合成手法としては、攪拌化上述の上記2個以上のイソシアネート基を有する化合物(B)を水中に添加することで分散体を得ることができる。攪拌方法は必要に応じて、例えば機械的攪拌、ビーズミルやボールミルを用いた分散混合や、ホモジナイザーなどのせん断力を利用した分散混合を行うことも好ましい形態である。乳化剤の添加順序は特に限定されない。水分散体としたあとで(A)と混合しても良いし、(A)を含む水分散体に(B)を乳化させても良い。
【0022】
(B)の分散状態は、平均粒子経が、0.01〜1000μmであることが好ましい。0.1μm以下の分散状態では、分散粒子の表面積が大きいことから、水と反応するイソシアネート基の量が多くなり有効な架橋密度を得ることが困難となる。また、アミノ基との反応も進行する畏れがある。一方、1000μm以上の平均粒子経では、分散状態が不安定で、沈降が生じる畏れがある。好ましくは平均粒子経が0.1〜500μmの分散状態である。
【0023】
本発明の硬化性水分散性組成物は、(A)(B)の他に、フィラーや無機、有機顔料等の充填剤を併用することが好ましい。
【0024】
本発明において顔料類は、従来公知の顔料類が使用でき、例えばチタン白、カーボンブラック、ベンガラなどの着色顔料;微細アルミニウム粉末などのメタリック顔料;炭酸カルシウム、クレー、タルク、マイカ、バリタ、シリカなどの体質顔料;トリポリリン酸アルミニウム、リンモリブデン酸アルミニウム、リン酸亜鉛などの防錆顔料などが挙げられる。これら顔料類は、1級及び/又は2級アミノ基含有重合体(A)に対し、50重量部〜250重量部用いることが好ましい。250重量部以上配合すると、本水分散性硬化性組成物の硬化特性が損なわれる畏れがある。本発明において顔料類の更に好ましい配合量は100重量部〜150重量部である。
【0025】
更に、本発明の硬化性水分散性組成物は、pH調整剤、顔料分散剤、染料、可塑剤、成膜助剤、流動性調整剤、界面活性剤、消泡剤,レベリング剤、湿潤剤、粉末シリカ、コロイダルシリカ、カップリング剤、防錆剤、増粘剤、紫外線吸収剤、光安定剤、などを併用して使用することができる。
添加剤の好ましい使用量特に限定されず、用途に応じて適宜設定することができる。
【0026】
上記硬化性水分散性組成物は、安全で環境負荷が少なく、一液安定性に優れ且つ優れた硬化特性を有する。また本願の硬化性水分散性組成物を含む組成物によって形成される塗膜は、各種基材への密着性に優れ、且つ種々の耐性に優れることから、塗料、プライマー、プライマーサーフェイサー、アンカーコート剤、表面処理剤、接着剤、粘着剤、セラミックバインダー、紙力増強剤、繊維処理剤等の幅広い用途に好適に用いられる。本発明は、これらの用途の中でも、低温での成膜性、架橋反応性、密着性に優れることから、プライマーやプライマーサーフェイサーの構成成分として用いることが好適である。
【0027】
【実施例】
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。なお、「部」は、「重量部」を示す。
合成例1
アクリル酸48部、メチルメタクリレート57部、ブチルアクリレート157部及びスチレン138部を、水、アニオン性乳化剤及びラジカル重合開始剤の存在下で重合を行い、乳化重合物を得た。これにエチレンイミン30部を加え反応することで、不揮発分が40%の1級及び/又は2級アミノ基含有重合体(1)を得た。
合成例2
メタクリル酸80部、メチルメタクリレート81部、ブチルアクリレート137部及びスチレン70部を、イソプロピルアルコール280部及びブトキシエタノール126部中、ラジカル重合開始剤の存在下で重合を行い、更にトリエチルアミン41部を添加した重合物の溶液を得た。これにエチレンイミン23部を加え反応後、脱イオン水を加えることで、不揮発分が40%の水希釈性1級及び/又は2級アミノ基含有重合体(2)を得た。
調整例1
合成例1で得られた 1級及び/又は2級アミノ基含有重合体(A)の水分散体(1)に、2個以上のイソシアネート基を有する化合物(B)として、アクアネート200(商品名、日本ポリウレタン社製)を3部配合し、充分に攪拌したて、水分散性硬化性樹脂組成物を得た。
調整例2
2個以上のイソシアネート基を有する化合物(B)として、バイヒジュールVP LS2336(商品名、住友バイエル社製)を20部用いたほかは、調整例1と同様に実施した。
調整例3
2個以上のイソシアネート基を有する化合物(B)として、タケネートWD−725(商品名、三井武田ケミカル社製)を30部用いたほかは、調整例1と同様に実施した。
調整例4
合成例2で得られた 水希釈性の1級及び/又は2級アミノ基含有重合体に、2個以上のイソシアネート基を有する化合物(B)として、バイヒジュールVPLS2336(商品名、住友バイエル社製)を20部用いたほかは、充分に攪拌したて、水分散性硬化性樹脂組成物を得た。
調整例5
2個以上のイソシアネート基を有する化合物(B)として、バイヒジュールVP LS2336(商品名、住友バイエル社製)を50部用いたほかは、調整例1と同様に実施した。
調整例6
架橋剤として、水分散性エポキシ化合物(エピレッツ5522W,商品名、ジャパンエポキシレジン社製)を55部用いたほかは、調整例1と同様に実施した。
実施例1
調整例1で得た水分散性硬化性樹脂組成物を、亜鉛処理鋼板に塗布し、60℃で30分間乾燥した。各評価は表1の通りに実施した。
実施例2
調整例2で得た水分散性硬化性樹脂組成物を用い、実施例1と同様に実施した。
実施例3
調整例3で得た水分散性硬化性樹脂組成物を用い、実施例1と同様に実施した。
比較例1
調整例4で得た水分散性硬化性樹脂組成物を用い、実施例1と同様に実施した。
比較例2
調整例5で得た水分散性硬化性樹脂組成物を用い、実施例1と同様に実施した。
比較例3
調整例6で得た水分散性硬化性樹脂組成物を用い、実施例1と同様に実施した。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】
本発明の硬化性水分散体組成物は、上述のような構成よりなり、混合時の反応を抑制し、更に塗布乾燥後に成膜すると同時に急速に硬化する水分散性硬化性組成物であり、プライマーサーフェーサー用等に好適に用いる事ができる。[0001]
[Field of the Invention]
The present invention relates to a curable aqueous dispersion composition.
[0002]
[Prior art]
In the field of paints and coatings, there has been a shift from solvent-based resins to water-based, powder, UV curing and other techniques from the viewpoint of maintaining the working environment. In particular, aqueous systems that do not require special equipment at the time of application are applied in various fields.
[0003]
There are various cross-linking reactions that can be used in an aqueous system. However, there is a demand for a system that has sufficient stability and pot life in one solution, and that allows cross-linking to proceed effectively at lower temperatures.
[0004]
Since the reaction between the amino group and the isocyanate group occurs instantaneously, when used in a homogeneous system, sufficient one-pack stability and pot life cannot be obtained. Therefore, it is not used in a solvent system.
[0005]
It is difficult to use isocyanate groups in water because they react with water. Therefore, it is used as a so-called blocked isocyanate group which is blocked with ketimine or the like. However, high temperatures were required to remove the blocks and regenerate the isocyanate groups. In addition, when used as an aqueous dispersion, a certain pot life can be secured, so it is used in combination with a hydroxyl group that reacts relatively slowly, but avoid reacting instantaneously when amino groups coexist. Can not.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above circumstances, has a low environmental load, can be applied to various applications because of its excellent curing performance, and moreover, a coating film formed by the present curable aqueous dispersion can be used. It is an object of the present invention to provide a curable aqueous dispersion composition having sufficient resistance.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is characterized by containing an aqueous dispersion of a polymer having a primary and / or secondary amino group (A) and an aqueous dispersion of a compound (B) having two or more isocyanate groups. It is a curable aqueous dispersion composition.
[0008]
The present invention is also a water-based coating composition containing the curable aqueous dispersion composition.
[0009]
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0010]
The curable water-dispersible composition of the present invention contains an aqueous dispersion of a polymer having a primary and / or secondary amino group (A) and an aqueous dispersion of a compound having at least two isocyanate groups (B). .
[0011]
The curable water-dispersible composition of the present invention has good adhesion to various substrates by including the primary and / or secondary amino group-containing polymer (A). This makes it possible to obtain sufficient substrate adhesion without depending on the film thickness, such as a coating resin used for a thick film and a primer resin used for a thin film.
Examples of the primary and / or secondary amino group-containing polymer (A) include the following. In the polymer (A) having a carboxyl group and a primary and / or secondary amino group in the present invention, a method using an amino group-containing unsaturated monomer such as allylamine or aminoethyl (meth) acrylate may be mentioned. However, since allylamine has low polymerizability with other unsaturated monomers, it is difficult to obtain a polymer (A) suitable for various uses, and aminoethyl (meth) acrylate is unstable. Special considerations are required for use of these monomers. However, the method of modifying the carboxyl group of the carboxyl group-containing polymer to an amino group with an alkylene imine described above does not have the above-described problem, and the polymer having a carboxyl group and a primary and / or secondary amino group (A ) Is an excellent method that can be easily obtained.
[0012]
In the curable aqueous dispersion composition of the present invention, the content ratio of the primary and / or secondary amino group-containing polymer (A) is not particularly limited, and is, for example, 5 to 700 g per 1000 g of the curable aqueous dispersion composition. Is preferred. If the amount is less than 5 g, the reaction efficiency with the isocyanate group may decrease, and if it exceeds 700 g, the viscosity of the composition may be high and handling may be difficult.
[0013]
These may be used alone or in combination of two or more.
[0014]
The compound (B) having two or more isocyanate groups in the present invention is not particularly limited. It may be a low molecular compound or a high molecular compound. More preferably, the number of isocyanate groups per molecule is from 2 to 10,000.
[0015]
An emulsifier may be used for the purpose of stably dispersing in water. The emulsifier is preferably one that does not inhibit the reaction between the amino group and the isocyanate group and does not decrease the physical properties of the cured coating film.
[0016]
These may be used alone or in combination of two or more.
[0017]
The content ratio of the compound (B) having two or more isocyanate groups is not particularly limited, and for example, is preferably 2.5 to 700 g per 1000 g of the curable aqueous dispersion composition. If the amount is less than 2.5 g, the reaction efficiency with amino groups may decrease, and if it exceeds 700 g, the viscosity of the composition may be high and handling may be difficult.
In addition, there is a fear that the adhesion is reduced.
[0018]
Examples of the compound (B) having two or more isocyanate groups include polyisocyanate compounds such as tetramethylene diisocyanate, pentamethylene diisocyanate, hexamethylene diisocyanate, and trimethylhexamethylene diisocyanate. -Aliphatic diisocyanates such as tolidine and lysine diisocyanate; alicyclic diisocyanates such as 4.4'-methylenebis (cyclohexyl isocyanate) and isophorone diisocyanate; xylylene diisocyanate; Aromatic diisocyanates such as range isocyanate, diphenylmethane diisocyanate, and polyphenylmethane diisocyanate (hereinafter referred to as polymeric MDI); and similar compounds such as isocyanurates and burettes. These are one kind It can be used by mixing two or more types. Of these, aliphatic diisocyanates or alicyclic diisocyanates, and their inducers are particularly preferred.
[0019]
A compound in which an emulsified site is bonded to the compound (B) having an isocyanate group can also be suitably used. In the present invention, the water-dispersible polyisocyanate (B) into which a nonionic hydrophilic group is introduced is a nonionic interface containing a polyoxyalkylene unit in a polyisocyanate compound containing at least three or more isocyanate groups in one molecule. It is obtained by reacting an activator.
[0020]
Commercially available products can also be used as the compound (B) having an isocyanate group. For example, Aquanate 100, 110, 200, 210 (all trade names, manufactured by Nippon Polyurethane Co., Ltd.), Duranate WB-40-100 (trade names, Asahi Kasei Corporation), Baihijur 3100, VP LS2319, VP LS2336, VP LS2150 / 1 (trade name, manufactured by Sumitomo Bayer), Takenate WD-720, WD-725, WD-730 (trade name, manufactured by Mitsui Takeda Chemical) Can be mentioned.
[0021]
The compound (B) having two or more isocyanate groups can be made into an aqueous dispersion by a known method. As a method for synthesizing an aqueous dispersion, a dispersion can be obtained by adding the above-mentioned compound (B) having two or more isocyanate groups to water with stirring. As a stirring method, it is also preferable to perform, for example, mechanical stirring, dispersion mixing using a bead mill or a ball mill, or dispersion mixing using a shearing force such as a homogenizer. The order of adding the emulsifier is not particularly limited. After forming the aqueous dispersion, it may be mixed with (A), or (B) may be emulsified in the aqueous dispersion containing (A).
[0022]
The dispersion state of (B) preferably has an average particle diameter of 0.01 to 1000 μm. In a dispersion state of 0.1 μm or less, since the surface area of the dispersed particles is large, the amount of isocyanate groups that react with water increases, making it difficult to obtain an effective crosslink density. In addition, there is a fear that the reaction with the amino group proceeds. On the other hand, when the average particle size is 1000 μm or more, the dispersion state is unstable, and there is a fear that sedimentation may occur. Preferably, it is in a dispersed state with an average particle diameter of 0.1 to 500 μm.
[0023]
It is preferable that the curable water-dispersible composition of the present invention uses a filler such as a filler or an inorganic or organic pigment in addition to (A) and (B).
[0024]
In the present invention, as the pigments, conventionally known pigments can be used, for example, coloring pigments such as titanium white, carbon black and red iron; metallic pigments such as fine aluminum powder; calcium carbonate, clay, talc, mica, barita, silica, etc. Rust preventive pigments such as aluminum tripolyphosphate, aluminum phosphomolybdate, and zinc phosphate. These pigments are preferably used in an amount of 50 parts by weight to 250 parts by weight based on the primary and / or secondary amino group-containing polymer (A). If it is added in an amount of 250 parts by weight or more, the curing properties of the water-dispersible curable composition may be impaired. In the present invention, the more preferable amount of the pigments is 100 parts by weight to 150 parts by weight.
[0025]
Further, the curable water-dispersible composition of the present invention comprises a pH adjuster, a pigment dispersant, a dye, a plasticizer, a film forming aid, a fluidity adjuster, a surfactant, an antifoaming agent, a leveling agent, and a wetting agent. , Powdered silica, colloidal silica, coupling agents, rust inhibitors, thickeners, ultraviolet absorbers, light stabilizers, and the like can be used in combination.
The amount of the additive used is not particularly limited, and can be appropriately set according to the application.
[0026]
The curable water-dispersible composition is safe, has a low environmental load, has excellent one-pack stability, and has excellent curing characteristics. Further, the coating film formed by the composition containing the curable water-dispersible composition of the present application is excellent in adhesion to various substrates, and is excellent in various resistances, so that the paint, primer, primer surfacer, anchor coat It is suitably used for a wide range of applications such as agents, surface treatment agents, adhesives, pressure-sensitive adhesives, ceramic binders, paper strength agents, and fiber treatment agents. Among these uses, the present invention is preferably used as a component of a primer or a primer surfacer because of its excellent film-forming properties at low temperatures, crosslinking reactivity, and adhesion.
[0027]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to Examples, but the present invention is not limited to these Examples. Note that “parts” indicates “parts by weight”.
Synthesis Example 1
48 parts of acrylic acid, 57 parts of methyl methacrylate, 157 parts of butyl acrylate and 138 parts of styrene were polymerized in the presence of water, an anionic emulsifier and a radical polymerization initiator to obtain an emulsion polymer. To this, 30 parts of ethyleneimine was added and reacted to obtain a primary and / or secondary amino group-containing polymer (1) having a nonvolatile content of 40%.
Synthesis Example 2
80 parts of methacrylic acid, 81 parts of methyl methacrylate, 137 parts of butyl acrylate and 70 parts of styrene were polymerized in the presence of a radical polymerization initiator in 280 parts of isopropyl alcohol and 126 parts of butoxyethanol, and 41 parts of triethylamine were further added. A solution of the polymer was obtained. To this was added 23 parts of ethyleneimine, and after the reaction, deionized water was added to obtain a water-dilutable primary and / or secondary amino group-containing polymer (2) having a nonvolatile content of 40%.
Adjustment example 1
The aqueous dispersion (1) of the primary and / or secondary amino group-containing polymer (A) obtained in Synthesis Example 1 was converted to Aquanate 200 (commercially available) as a compound (B) having two or more isocyanate groups. (Trade name, manufactured by Nippon Polyurethane Co., Ltd.) were mixed and thoroughly stirred to obtain a water-dispersible curable resin composition.
Adjustment example 2
Preparation Example 1 was carried out in the same manner as in Preparation Example 1, except that 20 parts of Bihydur VP LS2336 (trade name, manufactured by Sumitomo Bayer) was used as the compound (B) having two or more isocyanate groups.
Adjustment example 3
Preparation Example 1 was carried out in the same manner as in Preparation Example 1, except that 30 parts of Takenate WD-725 (trade name, manufactured by Mitsui Takeda Chemical Co., Ltd.) was used as the compound (B) having two or more isocyanate groups.
Adjustment example 4
The compound (B) having two or more isocyanate groups in the water-dilutable primary and / or secondary amino group-containing polymer obtained in Synthetic Example 2 is used as a compound (B) having a bihydule VPLS2336 (trade name, manufactured by Sumitomo Bayer). Was used, and the mixture was sufficiently stirred to obtain a water-dispersible curable resin composition.
Adjustment example 5
Preparation Example 1 was carried out in the same manner as in Preparation Example 1, except that 50 parts of Bihydur VP LS2336 (trade name, manufactured by Sumitomo Bayer Ltd.) was used as the compound (B) having two or more isocyanate groups.
Adjustment example 6
The same procedure as in Preparation Example 1 was carried out except that 55 parts of a water-dispersible epoxy compound (Epilet 5522W, trade name, manufactured by Japan Epoxy Resin Co., Ltd.) was used as a crosslinking agent.
Example 1
The water-dispersible curable resin composition obtained in Preparation Example 1 was applied to a zinc-treated steel sheet and dried at 60 ° C. for 30 minutes. Each evaluation was performed as shown in Table 1.
Example 2
Using the water-dispersible curable resin composition obtained in Preparation Example 2, the same procedure as in Example 1 was carried out.
Example 3
Using the water-dispersible curable resin composition obtained in Preparation Example 3, the same procedure as in Example 1 was carried out.
Comparative Example 1
Using the water-dispersible curable resin composition obtained in Preparation Example 4, the same procedure as in Example 1 was carried out.
Comparative Example 2
Using the water-dispersible curable resin composition obtained in Preparation Example 5, the same procedure as in Example 1 was carried out.
Comparative Example 3
Using the water-dispersible curable resin composition obtained in Preparation Example 6, the same procedure as in Example 1 was carried out.
[0028]
[Table 1]
[0029]
【The invention's effect】
The curable aqueous dispersion composition of the present invention is a water-dispersible curable composition having the above-described structure, suppressing the reaction during mixing, and rapidly curing at the same time as forming a film after coating and drying, It can be suitably used for primer surfacer and the like.
Claims (5)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003016446A JP2004224974A (en) | 2003-01-24 | 2003-01-24 | Curable aqueous dispersion composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003016446A JP2004224974A (en) | 2003-01-24 | 2003-01-24 | Curable aqueous dispersion composition |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004224974A true JP2004224974A (en) | 2004-08-12 |
Family
ID=32903901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003016446A Pending JP2004224974A (en) | 2003-01-24 | 2003-01-24 | Curable aqueous dispersion composition |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004224974A (en) |
-
2003
- 2003-01-24 JP JP2003016446A patent/JP2004224974A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2848584B2 (en) | Aqueous resin composition, its production method and use | |
RU2462487C9 (en) | Radiation-cured formulations containing silicic acid and dispersant, improving protection of metal substrates from corrosion | |
JP3274401B2 (en) | Room temperature curable two-part aqueous epoxy resin coating composition | |
KR100786046B1 (en) | Acrylic resin composition dispersed in water | |
JPWO2009044912A1 (en) | Hydrophilic coating agent, hydrophilic coating, and hydrophilic substrate | |
WO2010035641A1 (en) | Aqueous coating composition | |
JPH10298491A (en) | Water-base curable resin composition, coating material, and adhesive | |
JPWO2020026743A1 (en) | Water-based paint composition | |
KR20050062420A (en) | Acrylic resin composition dispersed in water | |
JP2006257141A (en) | Two-part curable aqueous coating composition and coating film forming method | |
US9738793B2 (en) | Procedure summary of water-based polymer resin doped titanium dioxide nanotubes as application corrosion coating | |
JP2001262053A (en) | Aqueous two-component primer coating composition | |
JP4000573B2 (en) | Cationic electrodeposition coating composition having excellent repellency resistance | |
JP4419053B2 (en) | Aqueous curable composition, paint and adhesive comprising the aqueous curable composition | |
JP2004224974A (en) | Curable aqueous dispersion composition | |
JP2009298874A (en) | Epoxy group-containing acrylic resin aqueous dispersion and aqueous curable resin composition | |
JP3798497B2 (en) | Water-soluble acrylic resin and water-based resin composition containing the same | |
JP3811046B2 (en) | Aqueous curable resin composition | |
EP0775176B1 (en) | Water dispersible acrylic based graft copolymers, a method of manufacture and aqueous paints | |
EP3891233A1 (en) | Dispersant and waterborne epoxy coating composition | |
JP4736148B2 (en) | Vinyl-modified epoxy ester resin and production method thereof, resin composition and paint | |
JPH0649367A (en) | Aqueous resin dispersion composition | |
JP3499223B2 (en) | Method for producing curable composition | |
JP2017115092A (en) | Aqueous coating material | |
JP4333013B2 (en) | Aqueous resin dispersion |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051005 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080225 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080304 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080701 |