JP2004222944A - パチンコ玉通過検出スイッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】機械的振動による誤検出の防止およびチャタリングを回避する。
【解決手段】スイッチ本体10にパチンコ玉の通過を許容するパチンコ玉通路12が形成される。また、スイッチ本体10はパチンコ玉通路12に常には先端を臨ませ、パチンコ玉の通過により押圧されて移動する突起20と、パチンコ玉通路12の外方に臨んで接離可能な第1接点30および第2接点32が配設される。そして、突起20の移動により第1接点30と第2接点32とを閉成または開放させるよう構成される。パチンコ玉通過検出スイッチは、突起20を弾力的に付勢して、該突起20の先端部22を常にはパチンコ玉通路12に臨ませる弾性片40を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】スイッチ本体10にパチンコ玉の通過を許容するパチンコ玉通路12が形成される。また、スイッチ本体10はパチンコ玉通路12に常には先端を臨ませ、パチンコ玉の通過により押圧されて移動する突起20と、パチンコ玉通路12の外方に臨んで接離可能な第1接点30および第2接点32が配設される。そして、突起20の移動により第1接点30と第2接点32とを閉成または開放させるよう構成される。パチンコ玉通過検出スイッチは、突起20を弾力的に付勢して、該突起20の先端部22を常にはパチンコ玉通路12に臨ませる弾性片40を備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パチンコ機のパチンコ玉流通路に設けられるパチンコ玉通過検出スイッチに関し、更に詳細には、機械的振動による誤作動およびチャタリングを防止して、信頼性を更に高めたパチンコ玉通過検出スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のようにパチンコ機においては、その遊技盤に入賞具や入賞装置等が配設され、遊技盤に打出されたパチンコ玉が入賞具や入賞装置に入って、所謂セーフ玉となった場合は、各種の賞球操作が実行されるようになっている。また、入賞具や入賞装置等に入らなかったその他のパチンコ玉は、外れ玉としてパチンコ遊技盤の裏面に流出される。このように、パチンコ機では、遊技盤に打出されたパチンコ玉がセーフ玉か外れ玉かを判別したり、その個数等を正確に検出する必要がある。そこで、パチンコ機の背面側に設けられるパチンコ玉流通路の各所に、パチンコ玉通過検出スイッチを取付け、該スイッチによりパチンコ玉を検出するようにしている。
【0003】
従来のパチンコ玉通過検出スイッチは、図6に示すように、スイッチ本体10にパチンコ玉の通過を許容するパチンコ玉通路12が画成され、該通路12がパチンコ玉流通路の一部となるようパチンコ機(図示せず)に配設される。このスイッチ本体10には、パチンコ玉通路12に常には前進状態で臨み、パチンコ玉の通過により押圧されて後退移動する突起20が配設されると共に、パチンコ玉通路12の外方に離間的に配設した導電性を有する板バネ等の弾性部材からなる第1接点30および第2接点32を備える。すなわち、この状態でパチンコ玉通路12をパチンコ玉が通過すると、該パチンコ玉により突起20が押圧され、該突起20により第1接点30を押圧して第2接点32と機械的に接触させることで、パチンコ玉の通過を検出するよう構成されている。そして、パチンコ玉が通過した後は、前記突起20は第1接点30の弾力によりパチンコ玉通路12の検出位置に戻るよう設定されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
登録実用新案第2552648号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のパチンコ玉通過検出スイッチには、以下のような欠点が指摘される。
▲1▼パチンコ玉通過検出スイッチで所謂ノーマルオープン(常開接点形式)のタイプのものは、常には第1接点30と第2接点32とは機械的接触を解除された状態に保持されており、前記突起20の後退移動により第1接点30を押圧することで第2接点32に機械的に接触させるようになっている。この場合に、パチンコ玉流通路を連続して流れてくる複数のパチンコ玉を、個別に検出し得るように、突起20のストローク、すなわち第1接点30と第2接点32との離間間隔は比較的短かく設定してある。このため、パチンコ玉がパチンコ玉流通路の内面に衝突したり、あるいはスイッチ本体10に衝突した際に生ずる機械的な振動によって、第1接点30と第2接点32とが時として接触し、パチンコ玉の通過を誤検出してしまうことがあった。また、遊技客がパチンコ機のガラス面等を手で叩き、その衝撃で第1接点30が第2接点32に接触してしまい、同じくパチンコ玉の通過を誤検出することもある。
▲2▼前記パチンコ玉通過検出スイッチにおいて、連続して通過するパチンコ玉を正確に検出するためには、前記突起20を検出位置(前記突起20の先端部がパチンコ玉通路12に臨む位置)に素早く復帰させる必要がある。そこで従来は、第1接点30と第2接点32との離間間隔を短縮させたり、第1接点30の弾力を高めたりすることで対処している。しかし、第1接点30の弾力を高めると、前記突起20の押圧状態が解除された際に、第1接点30の弾力が過大なため該第1接点30が大きく振動し、例えばオンするときは、接点同士が衝突した瞬間一度では安定せず、例えばボールがバウンドするように暴れながら最終的に接触状態に落ち着くような挙動(チャタリング)を示す。また、オフするときは第1接点30から瞬時に接触圧が無くなると、該第1接点30がバウンドしながらやがて第2接点32から離間していくような挙動を示す。このようにチャタリングを生ずると、単一のパチンコ玉の通過にも拘わらず複数のパチンコ玉が通過した如く検出してしまい、パチンコ店舗に損害を与えることになってしまう。
【0006】
【発明の目的】
この発明は、従来の技術に係るパチンコ玉通過検出スイッチに内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、機械的振動による誤検出の防止を図ると共に、チャタリングを回避し得る信頼性の高いパチンコ玉通過検出スイッチを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所定の目的を達成するため、本発明に係るパチンコ玉通過検出スイッチは、
パチンコ玉の通過を許容するパチンコ玉通路と、このパチンコ玉通路に常には先端を臨ませ、該パチンコ玉の通過により押圧されて移動する突起と、前記パチンコ玉通路の外方に配設した第1接点および第2接点とを備え、前記突起の移動により前記第1接点および第2接点の閉成または開放を行なうよう構成したパチンコ玉通過検出スイッチにおいて、
前記突起を弾力的に付勢して、該突起の先端を常には前記パチンコ玉通路に臨ませ得る弾性片を設けたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るパチンコ玉通過検出スイッチにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、説明の便宜上、従来のパチンコ玉通過検出スイッチの構成要素と同一の要素については、同一の符号を使用して詳細な説明は省略する。また、実施例のパチンコ玉通過検出スイッチとして、接点がパチンコ玉の通過時に電気的に導通し、常には電気的に開放したノーマルオープンのタイプのものにつき説明する。
【0009】
図1は、実施例に係るパチンコ玉通過検出スイッチを一部切欠いて示す平面図であって、該パチンコ玉通過検出スイッチ(以下、単に検出スイッチともいう)は、パチンコ機における遊技盤の裏面に画成されてパチンコ玉が流通するパチンコ玉流通路2(図2参照)の所要箇所に配設される。前記検出スイッチは、パチンコ機に配設した際にパチンコ玉流通路2の一部となる穴(以下、「パチンコ玉通路」という)を有する枠体14が設けられたスイッチ本体10と、パチンコ玉通路12に所要長さだけ突出すると共に進退移動自在な突起20と、この突起20のストッパ部26に配設されて、該突起20をパチンコ玉通路12の方向に付勢する板バネからなる弾性片40と、金属製の板バネを材質とし、接点として機能する第1接点30および第2接点32とを基本的に備えている。
【0010】
前記突起20は、パチンコ玉通路12側に突出している先端部(先端)22と、パチンコ玉通路12から離間する方向に延在する後端部(後端)24と、先端部22と後端部24との間に設けられ、前記突起20の移動方向と直交する方向に開放する溝26aが形成された鍔状のストッパ部26とからなる。前記突起20は、前記スイッチ本体10に形成された収納部16にストッパ部26を収納した状態で配設され、該収納部16の前端(パチンコ玉通路12側)に形成した前規制部16aと、後端(第1接点30側)に形成した後規制部16bでストッパ部26の移動を規制することで、突起20の移動範囲が規定されている。前記ストッパ部26の溝26aには、前記弾性片40の中央部が嵌合するよう配設され、該弾性片40の両端部は、前記収納部16に形成された中間規制部16cにより移動規制されるよう構成されている。また前記突起20の後端部24は、板状に形成された金属等の導体を材質とする第1接点30の腕部34に弾力的に当接している。すなわち突起20は、図3(a)に示す如く、前記弾性片40および前記腕部34によりストッパ部26が収納部16の前規制部16aに当接し、その先端部22がパチンコ玉通路12へ臨む方向に常に付勢されている。なお、第1接点30の腕部34には、前記突起20の後端部24が当接する面と反対側に屈曲された接触部34aが形成され、該接触部34aが接点として機能する。
【0011】
前記スイッチ本体10には、図1に示す如く、第1接点30の腕部34を挟んで前記突起20と反対側(パチンコ玉通路12と離間する方向)に、第1接点30とは左右対称の略L状に形成された金属等の導体を材質とする第2接点32が、その接触腕36を第1接点30の腕部34と所要間隔をもって平行に対向するよう配置されている。前記第1接点30および第2接点32は、図3(a)に示す如く、常には第1接点30の接触部34aが第2接点32から離間する機械的接触を解除された状態に保持されており、前記検出スイッチはオフ状態となるよう設定されている。そして、突起20がパチンコ玉4により押圧されると、図3(b)に示すように、該突起20の後退移動により第1接点30の腕部34が第2接点32方向に湾曲し、第1接点30の接触部34aが第2接点32の接触腕36に接触する。これにより、当該検出スイッチがオン状態となり、パチンコ玉4の通過を検出するようになっている。
【0012】
そして、前記パチンコ玉4の通過による前記突起20の押圧状態が解除された際には、突起20の先端部22を前記パチンコ玉通路12へ臨む方向に常に付勢する前記弾性片40および第1接点30の弾力により、該突起20の先端部22をパチンコ玉通路12の検出位置に復帰させるよう構成されている。
【0013】
なお、前記突起20の移動量は、パチンコ玉4で先端部22が押されたときと押されていないときとで、第1接点30および第2接点32の接触・離間状態が変化する長さに設定される。
【0014】
【実施例の作用】
次に、実施例に係るパチンコ玉通過検出スイッチの作用について説明する。前記検出スイッチは、電源投入状態のもとで、前記第1接点30の接触部34aは、図3(a)に示す如く、前記第2接点32の接触腕36に対して非接触状態になっている。このもとで、前記パチンコ玉流通路2を流通するパチンコ玉4は、該流通路2の所要箇所に配設した前記検出スイッチに到来する。
【0015】
前記パチンコ玉4が前記検出スイッチのパチンコ玉通路12を通過すると、図2および図3(b)に示す如く、前記突起20が押圧されて第1接点30の方向へ移動し、前記弾性片40が第1接点30方向へ撓曲すると共に、前記第1接点30の接触腕34が第2接点32方向に湾曲される。これにより、第1接点30の接触部34aが第2接点32の接触腕36に接触し、第1接点30と第2接点32とが機械的に接触することで、前記検出スイッチがオン状態となってパチンコ玉4の通過を検出する。
【0016】
次いで、パチンコ玉4がパチンコ玉通路12を通過してしまうと、図3(a)に示すように、前記突起20が弾性片40および第1接点30の腕部34の弾力作用下に瞬時に押し戻されて、その先端部22がパチンコ玉4を検出し得る状態でパチンコ玉通路12に突出する。これにより、前記第1接点30の接触部34aが第2接点32の接触腕36から離間し、第1接点30と第2接点32との機械的接触が解除されて前記検出スイッチはオフ状態となり、パチンコ玉4の通過検出を完了する。
【0017】
実施例の検出スイッチは、前記突起20の先端部22を前記弾性片40によりパチンコ玉通路12へ臨む方向に付勢した状態で保持しているので、パチンコ玉流通路12を流通するパチンコ玉4が該流通路12の内面や検出スイッチのスイッチ本体10に衝突した際に生ずる振動によって、第1接点30と第2接点32とが簡単に電気的な導通状態となるのを防止することができる。すなわち、パチンコ玉4の衝突等によりスイッチ本体10に振動等が生じても、前記突起20と嵌合している前記弾性片40が衝撃を緩和することで、該突起20が移動することを防止し、第1接点30が第2接点32に接触することが無くなる。従って、振動等による誤検出の発生を防止し、信頼性を向上し得る。
【0018】
また、前記検出スイッチは、前記突起20の検出位置への復帰動作を、該突起20に設けられた前記弾性片20の弾力により行なっているので、前記第1接点30は、該突起20の押し戻しのための弾力は必要とされない。従って、第1接点30は接点間の接触を開放するための弾力のみを有していればよく、過剰な弾力の付加によるチャタリングの弊害を抑制することができる。
【0019】
更に、前記突起20の移動を独立して制御する前記弾性片40が設けられているため、該弾性片40の弾力を調整するだけで、該突起20を最適に動作するよう設定することができる。すなわち、例えば前記弾性片40として板バネを用いた場合、前記弾性片40の材質に起因する弾力の選択および板バネの厚さによる弾力の調整等が考えられる。
【0020】
【変更例】
実施例におけるパチンコ玉通過検出スイッチでは、第1接点30の腕部34は弾力性を持った材質で構成したが、図4に示す変更例に係るパチンコ玉通過検出スイッチのように、前記突起20の後端部24が当接する第1接点30を、弾性部材42により常には該突起20の先端部22を前記パチンコ玉通路12へ臨む方向に付勢するよう構成してもよい。すなわち、前記第1接点30の腕部34は、一端が電気的導通を保ちつつ揺動自在に軸支され、他端をコイルバネ等の前記弾性部材42により、常には該突起20の先端部22を前記パチンコ玉通路12へ臨む方向に付勢するよう構成される。従って、パチンコ玉4が前記パチンコ玉通路12を通過すると、前記先端部22が前記パチンコ玉4に押圧されて第1接点30の方向に移動し、前記後端部24が第1接点30を押圧する。前記第1接点30は軸支された点を支点としてシーソーの如く揺動し、第1接点30と第2接点32とを機械的に接触させて電気的に導通するものである。そして、前記パチンコ玉4の通過による前記突起20の押圧状態が解除された際には、突起20の先端部22を前記パチンコ玉通路12へ臨む方向に常に付勢する前記弾性片40および弾性部材42の弾力により、該突起20の先端部22をパチンコ玉通路12の検出位置に復帰させるようになっている。これに伴い、前記第1接点30は、前記弾性部材42の弾力により、前記第2接点32との接触状態が解除される。
【0021】
【別の変更例】
図5は、別の変更例に係るパチンコ玉通過検出スイッチを示すものであって、前記突起21は、Vの字状に形成された本体部23と、該本体部23の一端部に形成されてパチンコ玉通路12に臨む先端部22と、該本体部23の他端部に形成されて第1接点30に当接する後端部24と、該先端部22の近傍に設けられた溝25とから構成され、前記本体部23が、そのVの字の折曲点で軸28を介して揺動自在に軸支されている。また、前記突起21の溝25に一端を嵌合させた弾性片41の他端が、スイッチ本体10に形成された規制溝17に挿入されて位置規制されており、該弾性片41により突起21は、その先端部22を常には前記パチンコ玉通路12へ臨む方向に付勢するよう構成してある。
【0022】
すなわち、図5に示す別の変更例においては、パチンコ玉4が前記パチンコ玉通路12を通過すると、前記先端部22が押圧されて、前記突起21は軸28を支点にしてシーソーの如く揺動し、前記弾性片41を撓曲させると共に、前記後端部24が第1接点30を第2接点32方向に湾曲させ、第1接点30と第2接点32とを機械的に接触させて電気的に導通する。そして、前記パチンコ玉4の通過による前記突起21の押圧状態が解除された際には、突起21の先端部22を前記パチンコ玉通路12へ臨む方向に常に付勢する前記弾性片41および第1接点30の弾力により、該突起21の先端部22をパチンコ玉通路12の検出位置に復帰させるようになっている。
【0023】
実施例および変更例のパチンコ玉通過検出スイッチとして、接点がパチンコ玉4の通過時に電気的に導通し、常には電気的に開放したノーマルオープンのタイプのスイッチについて説明した。しかし本願はこれに限定されず、常には両接点30,32間が機械的に接触した電気的導通状態であって、パチンコ玉4の通過に伴う前記突起20の移動により、片方の接点30を他方の接点32から離間させ、両接点30,32間の電気的導通を遮断するよう構成した、ノーマルクローズ(常閉接点形式)のタイプのものであってもよい。
【0024】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明に係るパチンコ玉通過検出スイッチによれば、突起の先端を、常に前記パチンコ玉通路に臨ませるよう、該突起を弾力的に付勢する弾性片を設けることで、機械的振動による誤検出の防止を図ると共に、チャタリングを回避し得る信頼性の高いパチンコ玉通過検出スイッチを得ることができる。また、前記弾性片を設けることで、前記突起が押圧されることによる該突起の移動形態、すなわち該突起が直線的に進退移動して第1接点および第2接点を開閉する形態、あるいはシーソーの如く揺動して第1接点および第2接点を開閉する形態等、その他何れの形態であっても信頼性を向上させ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係るパチンコ玉通過検出スイッチを一部切欠いて示す平面図である。
【図2】パチンコ機のパチンコ玉流通路に配設されたパチンコ玉通過検出スイッチによりパチンコ玉の通過を検出する状態を示す説明図である。
【図3】図1に示すパチンコ玉通過検出スイッチの内部構造を示すものであって、(a)は突起がパチンコ玉により押圧されていない状態であり、(b)は突起がパチンコ玉により押圧された状態を示す要部拡大平面図である。
【図4】変更例に係るパチンコ玉通過検出スイッチを一部切欠いて示す平面図である。
【図5】別の変更例に係るパチンコ玉通過検出スイッチを一部切欠いて示す平面図である。
【図6】従来の技術に係るパチンコ玉通過検出スイッチを一部切欠いて示す平面図である。
【符号の説明】
12 パチンコ玉通路,20 突起,21 (別の変更例の)突起
22 先端部(先端),24 後端部(後端),30 第1接点,32 第2接点
40 弾性片,41 (別の変更例の)弾性片,42 弾性部材
【発明の属する技術分野】
この発明は、パチンコ機のパチンコ玉流通路に設けられるパチンコ玉通過検出スイッチに関し、更に詳細には、機械的振動による誤作動およびチャタリングを防止して、信頼性を更に高めたパチンコ玉通過検出スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のようにパチンコ機においては、その遊技盤に入賞具や入賞装置等が配設され、遊技盤に打出されたパチンコ玉が入賞具や入賞装置に入って、所謂セーフ玉となった場合は、各種の賞球操作が実行されるようになっている。また、入賞具や入賞装置等に入らなかったその他のパチンコ玉は、外れ玉としてパチンコ遊技盤の裏面に流出される。このように、パチンコ機では、遊技盤に打出されたパチンコ玉がセーフ玉か外れ玉かを判別したり、その個数等を正確に検出する必要がある。そこで、パチンコ機の背面側に設けられるパチンコ玉流通路の各所に、パチンコ玉通過検出スイッチを取付け、該スイッチによりパチンコ玉を検出するようにしている。
【0003】
従来のパチンコ玉通過検出スイッチは、図6に示すように、スイッチ本体10にパチンコ玉の通過を許容するパチンコ玉通路12が画成され、該通路12がパチンコ玉流通路の一部となるようパチンコ機(図示せず)に配設される。このスイッチ本体10には、パチンコ玉通路12に常には前進状態で臨み、パチンコ玉の通過により押圧されて後退移動する突起20が配設されると共に、パチンコ玉通路12の外方に離間的に配設した導電性を有する板バネ等の弾性部材からなる第1接点30および第2接点32を備える。すなわち、この状態でパチンコ玉通路12をパチンコ玉が通過すると、該パチンコ玉により突起20が押圧され、該突起20により第1接点30を押圧して第2接点32と機械的に接触させることで、パチンコ玉の通過を検出するよう構成されている。そして、パチンコ玉が通過した後は、前記突起20は第1接点30の弾力によりパチンコ玉通路12の検出位置に戻るよう設定されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
登録実用新案第2552648号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のパチンコ玉通過検出スイッチには、以下のような欠点が指摘される。
▲1▼パチンコ玉通過検出スイッチで所謂ノーマルオープン(常開接点形式)のタイプのものは、常には第1接点30と第2接点32とは機械的接触を解除された状態に保持されており、前記突起20の後退移動により第1接点30を押圧することで第2接点32に機械的に接触させるようになっている。この場合に、パチンコ玉流通路を連続して流れてくる複数のパチンコ玉を、個別に検出し得るように、突起20のストローク、すなわち第1接点30と第2接点32との離間間隔は比較的短かく設定してある。このため、パチンコ玉がパチンコ玉流通路の内面に衝突したり、あるいはスイッチ本体10に衝突した際に生ずる機械的な振動によって、第1接点30と第2接点32とが時として接触し、パチンコ玉の通過を誤検出してしまうことがあった。また、遊技客がパチンコ機のガラス面等を手で叩き、その衝撃で第1接点30が第2接点32に接触してしまい、同じくパチンコ玉の通過を誤検出することもある。
▲2▼前記パチンコ玉通過検出スイッチにおいて、連続して通過するパチンコ玉を正確に検出するためには、前記突起20を検出位置(前記突起20の先端部がパチンコ玉通路12に臨む位置)に素早く復帰させる必要がある。そこで従来は、第1接点30と第2接点32との離間間隔を短縮させたり、第1接点30の弾力を高めたりすることで対処している。しかし、第1接点30の弾力を高めると、前記突起20の押圧状態が解除された際に、第1接点30の弾力が過大なため該第1接点30が大きく振動し、例えばオンするときは、接点同士が衝突した瞬間一度では安定せず、例えばボールがバウンドするように暴れながら最終的に接触状態に落ち着くような挙動(チャタリング)を示す。また、オフするときは第1接点30から瞬時に接触圧が無くなると、該第1接点30がバウンドしながらやがて第2接点32から離間していくような挙動を示す。このようにチャタリングを生ずると、単一のパチンコ玉の通過にも拘わらず複数のパチンコ玉が通過した如く検出してしまい、パチンコ店舗に損害を与えることになってしまう。
【0006】
【発明の目的】
この発明は、従来の技術に係るパチンコ玉通過検出スイッチに内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、機械的振動による誤検出の防止を図ると共に、チャタリングを回避し得る信頼性の高いパチンコ玉通過検出スイッチを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所定の目的を達成するため、本発明に係るパチンコ玉通過検出スイッチは、
パチンコ玉の通過を許容するパチンコ玉通路と、このパチンコ玉通路に常には先端を臨ませ、該パチンコ玉の通過により押圧されて移動する突起と、前記パチンコ玉通路の外方に配設した第1接点および第2接点とを備え、前記突起の移動により前記第1接点および第2接点の閉成または開放を行なうよう構成したパチンコ玉通過検出スイッチにおいて、
前記突起を弾力的に付勢して、該突起の先端を常には前記パチンコ玉通路に臨ませ得る弾性片を設けたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るパチンコ玉通過検出スイッチにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、説明の便宜上、従来のパチンコ玉通過検出スイッチの構成要素と同一の要素については、同一の符号を使用して詳細な説明は省略する。また、実施例のパチンコ玉通過検出スイッチとして、接点がパチンコ玉の通過時に電気的に導通し、常には電気的に開放したノーマルオープンのタイプのものにつき説明する。
【0009】
図1は、実施例に係るパチンコ玉通過検出スイッチを一部切欠いて示す平面図であって、該パチンコ玉通過検出スイッチ(以下、単に検出スイッチともいう)は、パチンコ機における遊技盤の裏面に画成されてパチンコ玉が流通するパチンコ玉流通路2(図2参照)の所要箇所に配設される。前記検出スイッチは、パチンコ機に配設した際にパチンコ玉流通路2の一部となる穴(以下、「パチンコ玉通路」という)を有する枠体14が設けられたスイッチ本体10と、パチンコ玉通路12に所要長さだけ突出すると共に進退移動自在な突起20と、この突起20のストッパ部26に配設されて、該突起20をパチンコ玉通路12の方向に付勢する板バネからなる弾性片40と、金属製の板バネを材質とし、接点として機能する第1接点30および第2接点32とを基本的に備えている。
【0010】
前記突起20は、パチンコ玉通路12側に突出している先端部(先端)22と、パチンコ玉通路12から離間する方向に延在する後端部(後端)24と、先端部22と後端部24との間に設けられ、前記突起20の移動方向と直交する方向に開放する溝26aが形成された鍔状のストッパ部26とからなる。前記突起20は、前記スイッチ本体10に形成された収納部16にストッパ部26を収納した状態で配設され、該収納部16の前端(パチンコ玉通路12側)に形成した前規制部16aと、後端(第1接点30側)に形成した後規制部16bでストッパ部26の移動を規制することで、突起20の移動範囲が規定されている。前記ストッパ部26の溝26aには、前記弾性片40の中央部が嵌合するよう配設され、該弾性片40の両端部は、前記収納部16に形成された中間規制部16cにより移動規制されるよう構成されている。また前記突起20の後端部24は、板状に形成された金属等の導体を材質とする第1接点30の腕部34に弾力的に当接している。すなわち突起20は、図3(a)に示す如く、前記弾性片40および前記腕部34によりストッパ部26が収納部16の前規制部16aに当接し、その先端部22がパチンコ玉通路12へ臨む方向に常に付勢されている。なお、第1接点30の腕部34には、前記突起20の後端部24が当接する面と反対側に屈曲された接触部34aが形成され、該接触部34aが接点として機能する。
【0011】
前記スイッチ本体10には、図1に示す如く、第1接点30の腕部34を挟んで前記突起20と反対側(パチンコ玉通路12と離間する方向)に、第1接点30とは左右対称の略L状に形成された金属等の導体を材質とする第2接点32が、その接触腕36を第1接点30の腕部34と所要間隔をもって平行に対向するよう配置されている。前記第1接点30および第2接点32は、図3(a)に示す如く、常には第1接点30の接触部34aが第2接点32から離間する機械的接触を解除された状態に保持されており、前記検出スイッチはオフ状態となるよう設定されている。そして、突起20がパチンコ玉4により押圧されると、図3(b)に示すように、該突起20の後退移動により第1接点30の腕部34が第2接点32方向に湾曲し、第1接点30の接触部34aが第2接点32の接触腕36に接触する。これにより、当該検出スイッチがオン状態となり、パチンコ玉4の通過を検出するようになっている。
【0012】
そして、前記パチンコ玉4の通過による前記突起20の押圧状態が解除された際には、突起20の先端部22を前記パチンコ玉通路12へ臨む方向に常に付勢する前記弾性片40および第1接点30の弾力により、該突起20の先端部22をパチンコ玉通路12の検出位置に復帰させるよう構成されている。
【0013】
なお、前記突起20の移動量は、パチンコ玉4で先端部22が押されたときと押されていないときとで、第1接点30および第2接点32の接触・離間状態が変化する長さに設定される。
【0014】
【実施例の作用】
次に、実施例に係るパチンコ玉通過検出スイッチの作用について説明する。前記検出スイッチは、電源投入状態のもとで、前記第1接点30の接触部34aは、図3(a)に示す如く、前記第2接点32の接触腕36に対して非接触状態になっている。このもとで、前記パチンコ玉流通路2を流通するパチンコ玉4は、該流通路2の所要箇所に配設した前記検出スイッチに到来する。
【0015】
前記パチンコ玉4が前記検出スイッチのパチンコ玉通路12を通過すると、図2および図3(b)に示す如く、前記突起20が押圧されて第1接点30の方向へ移動し、前記弾性片40が第1接点30方向へ撓曲すると共に、前記第1接点30の接触腕34が第2接点32方向に湾曲される。これにより、第1接点30の接触部34aが第2接点32の接触腕36に接触し、第1接点30と第2接点32とが機械的に接触することで、前記検出スイッチがオン状態となってパチンコ玉4の通過を検出する。
【0016】
次いで、パチンコ玉4がパチンコ玉通路12を通過してしまうと、図3(a)に示すように、前記突起20が弾性片40および第1接点30の腕部34の弾力作用下に瞬時に押し戻されて、その先端部22がパチンコ玉4を検出し得る状態でパチンコ玉通路12に突出する。これにより、前記第1接点30の接触部34aが第2接点32の接触腕36から離間し、第1接点30と第2接点32との機械的接触が解除されて前記検出スイッチはオフ状態となり、パチンコ玉4の通過検出を完了する。
【0017】
実施例の検出スイッチは、前記突起20の先端部22を前記弾性片40によりパチンコ玉通路12へ臨む方向に付勢した状態で保持しているので、パチンコ玉流通路12を流通するパチンコ玉4が該流通路12の内面や検出スイッチのスイッチ本体10に衝突した際に生ずる振動によって、第1接点30と第2接点32とが簡単に電気的な導通状態となるのを防止することができる。すなわち、パチンコ玉4の衝突等によりスイッチ本体10に振動等が生じても、前記突起20と嵌合している前記弾性片40が衝撃を緩和することで、該突起20が移動することを防止し、第1接点30が第2接点32に接触することが無くなる。従って、振動等による誤検出の発生を防止し、信頼性を向上し得る。
【0018】
また、前記検出スイッチは、前記突起20の検出位置への復帰動作を、該突起20に設けられた前記弾性片20の弾力により行なっているので、前記第1接点30は、該突起20の押し戻しのための弾力は必要とされない。従って、第1接点30は接点間の接触を開放するための弾力のみを有していればよく、過剰な弾力の付加によるチャタリングの弊害を抑制することができる。
【0019】
更に、前記突起20の移動を独立して制御する前記弾性片40が設けられているため、該弾性片40の弾力を調整するだけで、該突起20を最適に動作するよう設定することができる。すなわち、例えば前記弾性片40として板バネを用いた場合、前記弾性片40の材質に起因する弾力の選択および板バネの厚さによる弾力の調整等が考えられる。
【0020】
【変更例】
実施例におけるパチンコ玉通過検出スイッチでは、第1接点30の腕部34は弾力性を持った材質で構成したが、図4に示す変更例に係るパチンコ玉通過検出スイッチのように、前記突起20の後端部24が当接する第1接点30を、弾性部材42により常には該突起20の先端部22を前記パチンコ玉通路12へ臨む方向に付勢するよう構成してもよい。すなわち、前記第1接点30の腕部34は、一端が電気的導通を保ちつつ揺動自在に軸支され、他端をコイルバネ等の前記弾性部材42により、常には該突起20の先端部22を前記パチンコ玉通路12へ臨む方向に付勢するよう構成される。従って、パチンコ玉4が前記パチンコ玉通路12を通過すると、前記先端部22が前記パチンコ玉4に押圧されて第1接点30の方向に移動し、前記後端部24が第1接点30を押圧する。前記第1接点30は軸支された点を支点としてシーソーの如く揺動し、第1接点30と第2接点32とを機械的に接触させて電気的に導通するものである。そして、前記パチンコ玉4の通過による前記突起20の押圧状態が解除された際には、突起20の先端部22を前記パチンコ玉通路12へ臨む方向に常に付勢する前記弾性片40および弾性部材42の弾力により、該突起20の先端部22をパチンコ玉通路12の検出位置に復帰させるようになっている。これに伴い、前記第1接点30は、前記弾性部材42の弾力により、前記第2接点32との接触状態が解除される。
【0021】
【別の変更例】
図5は、別の変更例に係るパチンコ玉通過検出スイッチを示すものであって、前記突起21は、Vの字状に形成された本体部23と、該本体部23の一端部に形成されてパチンコ玉通路12に臨む先端部22と、該本体部23の他端部に形成されて第1接点30に当接する後端部24と、該先端部22の近傍に設けられた溝25とから構成され、前記本体部23が、そのVの字の折曲点で軸28を介して揺動自在に軸支されている。また、前記突起21の溝25に一端を嵌合させた弾性片41の他端が、スイッチ本体10に形成された規制溝17に挿入されて位置規制されており、該弾性片41により突起21は、その先端部22を常には前記パチンコ玉通路12へ臨む方向に付勢するよう構成してある。
【0022】
すなわち、図5に示す別の変更例においては、パチンコ玉4が前記パチンコ玉通路12を通過すると、前記先端部22が押圧されて、前記突起21は軸28を支点にしてシーソーの如く揺動し、前記弾性片41を撓曲させると共に、前記後端部24が第1接点30を第2接点32方向に湾曲させ、第1接点30と第2接点32とを機械的に接触させて電気的に導通する。そして、前記パチンコ玉4の通過による前記突起21の押圧状態が解除された際には、突起21の先端部22を前記パチンコ玉通路12へ臨む方向に常に付勢する前記弾性片41および第1接点30の弾力により、該突起21の先端部22をパチンコ玉通路12の検出位置に復帰させるようになっている。
【0023】
実施例および変更例のパチンコ玉通過検出スイッチとして、接点がパチンコ玉4の通過時に電気的に導通し、常には電気的に開放したノーマルオープンのタイプのスイッチについて説明した。しかし本願はこれに限定されず、常には両接点30,32間が機械的に接触した電気的導通状態であって、パチンコ玉4の通過に伴う前記突起20の移動により、片方の接点30を他方の接点32から離間させ、両接点30,32間の電気的導通を遮断するよう構成した、ノーマルクローズ(常閉接点形式)のタイプのものであってもよい。
【0024】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明に係るパチンコ玉通過検出スイッチによれば、突起の先端を、常に前記パチンコ玉通路に臨ませるよう、該突起を弾力的に付勢する弾性片を設けることで、機械的振動による誤検出の防止を図ると共に、チャタリングを回避し得る信頼性の高いパチンコ玉通過検出スイッチを得ることができる。また、前記弾性片を設けることで、前記突起が押圧されることによる該突起の移動形態、すなわち該突起が直線的に進退移動して第1接点および第2接点を開閉する形態、あるいはシーソーの如く揺動して第1接点および第2接点を開閉する形態等、その他何れの形態であっても信頼性を向上させ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係るパチンコ玉通過検出スイッチを一部切欠いて示す平面図である。
【図2】パチンコ機のパチンコ玉流通路に配設されたパチンコ玉通過検出スイッチによりパチンコ玉の通過を検出する状態を示す説明図である。
【図3】図1に示すパチンコ玉通過検出スイッチの内部構造を示すものであって、(a)は突起がパチンコ玉により押圧されていない状態であり、(b)は突起がパチンコ玉により押圧された状態を示す要部拡大平面図である。
【図4】変更例に係るパチンコ玉通過検出スイッチを一部切欠いて示す平面図である。
【図5】別の変更例に係るパチンコ玉通過検出スイッチを一部切欠いて示す平面図である。
【図6】従来の技術に係るパチンコ玉通過検出スイッチを一部切欠いて示す平面図である。
【符号の説明】
12 パチンコ玉通路,20 突起,21 (別の変更例の)突起
22 先端部(先端),24 後端部(後端),30 第1接点,32 第2接点
40 弾性片,41 (別の変更例の)弾性片,42 弾性部材
Claims (3)
- パチンコ玉の通過を許容するパチンコ玉通路(12)と、このパチンコ玉通路(12)に常には先端(22)を臨ませ、該パチンコ玉の通過により押圧されて移動する突起(20,21)と、前記パチンコ玉通路(12)の外方に配設した第1接点(30)および第2接点(32)とを備え、前記突起(20,21)の移動により前記第1接点(30)および第2接点(32)の閉成または開放を行なうよう構成したパチンコ玉通過検出スイッチにおいて、
前記突起(20,21)を弾力的に付勢して、該突起(20,21)の先端(22)を常には前記パチンコ玉通路(12)に臨ませ得る弾性片(40,41)を設けたことを特徴とするパチンコ玉通過検出スイッチ。 - 前記突起(20,21)の後端(24)は第1接点(30)に当接し、該第1接点(30)は弾性部材(42)により常には該突起(20,21)の先端を前記パチンコ玉通路(12)へ臨ませる方向に付勢されている請求項1記載のパチンコ玉通過検出スイッチ。
- 前記弾性片(40,41)は板バネからなる請求項1または2記載のパチンコ玉通過検出スイッチ。
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