JP2004221250A - 撮像センサおよび撮像装置 - Google Patents

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伸也 松田
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Abstract

【課題】1度の露光によって4以上の波長の入射光の強度を得る。
【解決手段】デジタルカメラが備える撮像センサの複数の画素には、受光面30からの深さが異なる6つのフォトダイオードPDa〜PDfが形成されている。シリコンの光に対しての吸収係数は波長に依存する性質を有しているため、比較的波長の短い入射光は比較的浅い位置で吸収される一方、比較的波長の長い入射光は比較的深い位置で吸収される。このため、6つのフォトダイオードPDa〜PDfにおいてそれぞれ異なる波長の入射光が光電変換される。したがって、1度の露光によって6つの波長の入射光の強度が得られる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の波長の入射光の強度を取得する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、条件等色(メタメリズム)の問題を解決するためや、物体の成分の解析等を行うために、撮像装置で得られる画像から被写体の分光反射率を求める試みがなされている。被写体の分光反射率は、被写体からの反射光の離散的なカラー情報から反射光の分光分布を求め、さらに、反射光の分光分布から照明光の分光分布を取り除くことなどで求めることができる。反射光の離散的なカラー情報から分光分布を求める手法としては、スプライン補間処理、主成分分析による推定、Winner推定などが知られている。
【0003】
その一方で、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラおよびカラースキャナなどの撮像装置では、一般に、RGBに対応する3つの波長に係る被写体からの反射光の強度を取得する撮像センサを備えることで、被写体のカラー情報を得るようにしている(例えば、特許文献1参照。)。これは、人間の色覚を担う錐体がRGBの3色の感度を有するため、このRGBの3色の強度が得られれば人間が知覚できる殆どの色を表現できるためである。
【0004】
しかしながら、このような3色(3つの波長の光の強度)のみでは、上述した反射光の分光分布を高精度に得ることはできない。このため、4以上の波長の光の強度を取得可能な撮像装置であるマルチバンドカメラが提案されている。従来より提案されているマルチバンドカメラの方式としては、以下のものがある。
【0005】
1.分光透過特性の異なる4以上フィルタを円盤状に配置し、これらのフィルタを入射光の行路中に順次に配置して撮像を行うカラーホイール式。
【0006】
2.干渉計や液晶の偏光現象により特定の波長のみを透過する光学素子を用いて、透過する波長を順次変化させて撮像を行うチューナブルフィルタ式。
【0007】
3.入射光を回折により波長ごとに分解し、走査により二次元の撮影を行うグレーティング式。
【0008】
【特許文献1】
特表2002−513145号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来から提案されたマルチバンドカメラは、波長の切り替えや走査が必要なため、いずれも1度の露光では目的とする全ての波長の入射光の強度を得ることができず、撮影に時間がかかり、比較的高速に移動する物体などを被写体にすることができないという問題があった。
【0010】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、1度の露光によって4以上の波長の入射光の強度を得ることができる技術を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、複数の画素を有する撮像センサであって、前記複数の画素はそれぞれ、第1導電型の半導体領域と第2導電型の半導体領域との4以上の特定数の接合部を、入射光の受光面からの深さがそれぞれ異なり、かつ、前記入射光の入射方向と略同方向に重層して有し、前記特定数の接合部それぞれにおける光電変換作用により、前記特定数の前記入射光の強度を検出するものであり、前記撮像センサは、前記画素で検出された前記特定数の前記入射光の強度、および、前記特定数の接合部それぞれの前記受光面からの深さにおいて前記特定数の検出対象波長それぞれの前記入射光が光電変換される割合に基づいて、前記特定数の検出対象波長それぞれの前記入射光の強度を導出する導出手段、を備えている。
【0012】
また、請求項2の発明は、複数の画素を有する撮像センサを備えた撮像装置であって、前記複数の画素はそれぞれ、第1導電型の半導体領域と第2導電型の半導体領域との4以上の特定数の接合部を、入射光の受光面からの深さがそれぞれ異なり、かつ、前記入射光の入射方向と略同方向に重層して有し、前記特定数の接合部それぞれにおける光電変換作用により、前記特定数の前記入射光の強度を検出するものであり、前記撮像装置は、前記画素で検出された前記特定数の前記入射光の強度、および、前記特定数の接合部それぞれの前記受光面からの深さにおいて前記特定数の検出対象波長それぞれの前記入射光が光電変換される割合に基づいて、前記特定数の検出対象波長それぞれの前記入射光の強度を導出する導出手段、を備えている。
【0013】
また、請求項3の発明は、撮像装置であって、入射光を複数の方向に分離する分離手段と、分離された前記入射光をそれぞれ受光可能に、前記複数の方向それぞれに配置された複数の撮像センサと、を備え、前記複数の撮像センサはそれぞれ、第1導電型の半導体領域と第2導電型の半導体領域との2以上の特定数の接合部を、前記入射光の受光面からの深さがそれぞれ異なり、かつ、前記入射光の入射方向と略同方向に重層して有し、前記特定数の接合部それぞれにおける光電変換作用により、前記特定数の検出対象波長それぞれの前記入射光の強度を検出する画素、を複数備え、前記接合部の前記受光面からの深さは、前記複数の撮像センサ間において相違することを特徴とする。
【0014】
また、請求項4の発明は、請求項2または3に記載の撮像装置において、前記接合部の前記受光面からの深さは、前記撮像センサの形成過程において、前記画素の表面に溝を形成することにより調整されることを特徴とする。
【0015】
また、請求項5の発明は、請求項2または3に記載の撮像装置において、前記接合部の前記受光面からの深さは、前記撮像センサの形成過程において、前記画素の表面に半導体層を積層することにより調整されることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。なお、以下においては、撮像装置の一例としてデジタルスチルカメラ(以下、「デジタルカメラ」という。)について説明する。
【0017】
<1.第1の実施の形態>
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置であるデジタルカメラ1の概略構成を示す図である。図に示すようにデジタルカメラ1は主として、レンズ2、撮像部40、A/D変換器41、画像処理部42、全体制御部50、カードスロット43、操作入力部44およびデータ出力端子45を備えている。
【0018】
撮像部40は、レンズ2によって結像された被写体の光像を光電変換して画像信号を出力する撮像センサ3を備えている。撮像センサ3から出力された画像信号は、A/D変換器41によってデジタル信号とされ、画像処理部42によって所定の処理が施される。これにより生成される画像データは、カードスロット43に装着されるメモリカード91に記憶されたり、データ出力端子45を介して接続されるコンピュータなどの外部装置92に送信される。
【0019】
操作入力部44は、撮像開始の指示などの各種コマンドをユーザから受け付けるための操作部材を示している。デジタルカメラ1は、操作入力部44の操作に応答して所定の動作を行う。
【0020】
全体制御部50は、上述したデジタルカメラ1の各部を統括制御する制御機能や、各種データ処理を行うデータ処理機能を有し、マイクロコンピュータを備えて構成されている。具体的には、全体制御部50は、その本体部であるCPU51、制御プログラムなどを記憶するROM52、および、作業領域となるRAM53などを備えている。全体制御部50の各種の機能は、ROM52に記憶された制御プログラムをCPU51が実行することにより実現される。
【0021】
撮像部40が備える撮像センサ3は、複数の画素を二次元に配列して備えており、複数の画素のそれぞれにおいて6つの波長の入射光(被写体からの反射光)の強度が得られるようになっている。つまり、デジタルカメラ1は、6色分の被写体のカラー情報を取得するマルチバンドカメラとなっている。以下、デジタルカメラ1が検出対象とする光の波長を「検出対象波長」という。以下において、撮像センサ3について詳細に説明する。
【0022】
図2は、撮像センサ3の一の画素31の断面構造を示す図である。図に示すように、画素31は、シリコンのP型半導体基板37上に、N型半導体領域L6、P型半導体領域L5、N型半導体領域L4、P型半導体領域L3、N型半導体領域L2およびP型半導体領域L1を、下層からこの順に形成した構造となっている。半導体領域L1〜L6は、直近下層の半導体領域(半導体基板37を含む)内にそれぞれ形成される。このような構造は、フォトレジストをマスクに使用しつつ、N型およびP型の不純物を交互に用いて熱拡散あるいはイオン注入を行うことによって形成される。なお、このような半導体領域(半導体基板37を含む)それぞれの導電型(P型またはN型)は逆であってもよい。
【0023】
このような構造により画素31は、入射光の受光面30からの深さがそれぞれ異なり、かつ、入射光の入射方向と略同方向に重層して、6つのPN接合部を有している。これら6つのPN接合部はそれぞれ、フォトダイオードを形成することとなる。すなわち、半導体領域L1,L2に係るPN接合部は第1フォトダイオードPDa、半導体領域L2,L3に係るPN接合部は第2フォトダイオードPDb、半導体領域L3,L4に係るPN接合部は第3フォトダイオードPDc、半導体領域L4,L5に係るPN接合部は第4フォトダイオードPDd、半導体領域L5,L6に係るPN接合部は第5フォトダイオードPDe、半導体領域L6と半導体基板37とに係るPN接合部は第6フォトダイオードPDfをそれぞれ形成している。
【0024】
これら6つのフォトダイオードPDはそれぞれPN接合部において入射光を光電変換して入射光の強度を信号として検出することとなるが、PN接合部の受光面30からの深さが異なることから、検出される光に含まれる波長はフォトダイオードPD間で相違する。これは、シリコンの光に対しての吸収係数が波長に依存する性質を有しているためである。
【0025】
図3は、光に対するシリコンの吸収係数、および、光のシリコンに対する貫通深さを示し、図において横軸は光の波長を示している。図3に示すように、波長が比較的短い光は、吸収係数が比較的高く大部分が受光面30から比較的浅い位置でシリコンに吸収されるため、比較的浅い位置までしか到達しない。逆に、波長が比較的長い光は、吸収係数が比較的低く大部分が受光面30から比較的深い位置でシリコンに吸収されるため、比較的深い位置まで到達する。このことから、比較的浅い位置に形成されるフォトダイオードPDは主として比較的短い波長の光を、比較的深い位置に形成されるフォトダイオードPDは主として比較的長い波長の光をそれぞれ光電変換することとなる。したがって、フォトダイオードPDのPN接合部を一の検出対象波長の貫通深さに合わせることで、該フォトダイオードPDはその検出対象波長の入射光の強度を主として検出することができる。本実施の形態では、各フォトダイオードPDに対応する検出対象波長、および、各フォトダイオードPDのPN接合部の深さは次の表1のようになっている。
【0026】
【表1】
Figure 2004221250
【0027】
なお、半導体領域L1〜L6を形成する際に、熱拡散で形成するときは温度や時間を、イオン注入で形成するときは注入エネルギーをそれぞれ制御することで、PN接合部の深さは調整することができる。
【0028】
図2に戻り、半導体基板37の下面には電極e7が設けられる一方、画素31の各半導体領域L1〜L6にはそれぞれオーミックコンタクトがとられた電極e1〜e6が設けられている。各フォトダイオードPDで検出される信号は、これらの電極e1〜e6から取り出される。図4は、図2に示す画素31の等価回路を主として示す図である。図に示すように、画素31の各フォトダイオードPDa〜PDfに対応する電極e1〜e6には、それぞれ読出回路32が設けられている。各フォトダイオードPDa〜PDfで得られた信号は、それぞれ電極e1〜e6を介して読出回路32へ入力される。
【0029】
6つの読出回路32は、全て同様の構成となっている。すなわち、6つの読出回路32はそれぞれ、リセットトランジスタ32a、ソースフォロアトランジスタ32bおよび選択トランジスタ32cを備えている。リセットトランジスタ32aは、フォトダイオードPDにて入射光を受光する前に電極e1〜e6の電位を所定の電位にリセットする。これにより、各フォトダイオードPDa〜PDfは、所定のバイアス電圧がかけられた状態となる。この状態で画素31が入射光を受光すると、各フォトダイオードPDにおいてキャリアが発生し、このキャリアが信号として検出される。ソースフォロアトランジスタ32bは、このようなフォトダイオードPDで得られた信号を増幅する。また、選択トランジスタ32cは、いずれのフォトダイオードPDの信号を取り出すかを選択するスイッチとして機能する。
【0030】
以上のような構成により、第1フォトダイオードPDaから主として第1青色波長の入射光の強度Daを示す信号、第2フォトダイオードPDbから主として第2青色波長の入射光の強度Dbを示す信号、第3フォトダイオードPDcから主として第1緑色波長の入射光の強度Dcを示す信号、第4フォトダイオードPDdから主として第2緑色波長の入射光の強度Ddを示す信号、第5フォトダイオードPDeから主として第1赤色波長の入射光の強度Deを示す信号、第6フォトダイオードPDfから主として第2赤色波長の入射光の強度Dfを示す信号がそれぞれ取り出される。つまり、一の画素31から、入射光の強度を示す6つの信号を取り出すことができるわけである。以下、フォトダイオードPDa〜PDfから取り出される6つの入射光の強度Da〜Dfを「実測値」という。
【0031】
ところで、各フォトダイオードPDa〜PDfにて検出されたこれら実測値Da〜Dfは、各フォトダイオードPDa〜PDfに対応する検出対象波長の入射光の強度を正確に示しているわけではなく、他の波長の入射光の強度にも影響される。これは例えば、波長が比較的長い光は、その貫通深さだけではなく、それより浅い位置においても吸収されるためである。このため、フォトダイオードPDa〜PDfから取り出された実測値Da〜Dfは、信号転送線33を介して転送され、撮像センサ3が備える演算部34に入力される。そして、演算部34において、実測値Da〜Dfに基づいて、6つの検出対象波長それぞれの入射光の強度が導出されるようになっている。
【0032】
以下、演算部34が、6つの検出対象波長それぞれの入射光の強度を導出する手法について説明する。なお以下、第1青色波長の入射光を「第1青色光」、第2青色波長の入射光を「第2青色光」、第1緑色波長の入射光を「第1緑色光」、第2緑色波長の入射光を「第2緑色光」、第1赤色波長の入射光を「第1赤色光」、第2赤色波長の入射光を「第2赤色光」とそれぞれ称する。そして、求めるべき第1青色光、第2青色光、第1緑色光、第2緑色光、第1赤色光および第2赤色光の強度をそれぞれB1,B2,G1,G2,R1,R2とする。
【0033】
前述したように、例えばフォトダイオードPDaで得られる実測値Daには、第1青色光の強度B1に係る値以外に、他の波長の入射光の強度B2,G1,G2,R1,R2に係る値が含まれている。したがって、実測値Daは、次の数1で表現することができる。
【0034】
【数1】
Figure 2004221250
【0035】
ここで、b1aは、第1青色光の強度B1が実測値Daに影響を与える割合、すなわち、第1フォトダイオードPDaのPN接合部の深さにおいて第1青色光が光電変換される割合を示す係数である。同様に、b2a、g1a、g2a、r1aおよびr2aはそれぞれ、第1フォトダイオードPDaのPN接合部の深さにおいて第2青色光、第1緑色光、第2緑色光、第1赤色光および第2赤色光のそれぞれが光電変換される割合を示す係数である。
【0036】
また、他の実測値Db〜Dfに関しても、上記数1とほぼ同様に表現できるため、実測値Da〜Dfは次の数2として表現することができる。
【0037】
【数2】
Figure 2004221250
【0038】
ここで、数2をD=H・Xと表現する。行列Hに含まれる係数b1a〜r2fは、上述したb1aと同様、各フォトダイオードPDa〜PDfのPN接合部の深さにおいて、第1青色光、第2青色光、第1緑色光、第2緑色光、第1赤色光および第2赤色光のそれぞれが光電変換される割合を示している。この係数b1a〜r2fは、6つの検出対象波長それぞれについてのシリコンの吸収係数、および、各フォトダイオードPDa〜PDfのPN接合部の深さに基づいて容易に求めることができる。したがって、求めるべき6つの検出対象波長の入射光の強度を示すベクトルXは、X=H−1・Dにより求めることができる。
【0039】
演算部34には、この行列H−1に相当するデータが予め記憶されており、演算部34は、このデータと、各画素31から出力される実測値Da〜Dfとに基づいて、6つの検出対象波長それぞれの入射光の強度を導出する。
【0040】
このようにして撮像センサ3の各画素31ごとに得られる6つの検出対象波長それぞれの入射光の強度は、撮像センサ3から画像信号として出力される。この画像信号は、A/D変換器41および画像処理部42において所定の処理がなされ、これにより被写体の同一点のカラー情報を6色で表現した画像データを得ることができる。この画像データは、通常の3色でカラー情報を表現した画像データよりも分光分解能が高いため、全体制御部50や外部装置92等において被写体からの反射光の分光分布を導出する場合などにおいて、導出精度を飛躍的に向上させることができる。そしてこれにより、被写体に関して様々な分析を行うことができる。また、本実施の形態の撮像センサ3では、一の画素で6つの波長の入射光の強度、すなわち、6色を1度の露光で得ることができる。このため、被写体のマルチバンド撮像を瞬時に行うことができ、比較的高速に移動する物体などを被写体にすることができる。
【0041】
以上、第1の実施の形態について説明したように、本実施の形態のデジタルカメラ1の撮像センサ3においては、各画素が、入射光の受光面30からの深さがそれぞれ異なり、かつ、入射光の入射方向と略同方向に重層して6つのPN接合部を有している。そして、6つのPN接合部それぞれにおける光電変換作用により、6つの入射光の強度が検出される。さらに、各画素で検出された6つの入射光の強度、および、6つのPN接合部それぞれの深さにおいて6つの検出対象波長それぞれの入射光が光電変換される割合に基づいて、演算部34により6つの検出対象波長それぞれの入射光の強度が導出される。これにより、1度の露光によって、被写体の同一点からの6つの波長の入射光の強度を高精度に得ることができる。
【0042】
<2.第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態においては検出対象波長の入射光の強度を1つの撮像センサ3によって取得するようにしていたが、本実施の形態においては2つの撮像センサによって取得するようにしている。本実施の形態のデジタルカメラ1の構成は、図1に示すものとほぼ同様であるが、撮像部40の構成が相違する。
【0043】
図5は、本実施の形態の撮像部40の構成を示す図である。図に示すように、撮像部40は、レンズ2からの入射光を2つの方向に分離するハーフミラー5および2つの撮像センサ(第1撮像センサ6、第2撮像センサ7)を備えている。レンズ2からの入射光21は、ハーフミラー5によって直進する透過光21aと直角方向に反射する反射光21bとに分離される。第1撮像センサ6はハーフミラー5からの透過光21aを受光可能な位置に配置される一方、第2撮像センサ7はハーフミラー5からの反射光21bを受光可能な位置に配置される。つまり、入射光は2つの撮像センサ6,7のそれぞれに受光されることとなる。
【0044】
第1撮像センサ6および第2撮像センサ7の双方は、第1の実施の形態の撮像センサ3と同様に、複数の画素を二次元に配列して備えている。図6は、2つの撮像センサ6,7のそれぞれの一の画素の断面構造を示す図である。図中の左側は第1撮像センサ6の一の画素61を示しており、右側は第2撮像センサ7の一の画素71を示している。
【0045】
図に示すように、画素61,71のそれぞれは、第1の実施の形態の画素31と同様に、入射光の受光面30からの深さがそれぞれ異なり、かつ、入射光の入射方向と略同方向に重層して、複数のPN接合部を有している。そして、これら複数のPN接合部がそれぞれフォトダイオードを形成している。ただし、PN接合部の数は3つとなっており、画素61,71のそれぞれには3つのフォトダイオードが形成される。画素61においては受光面30側からフォトダイオード6a、フォトダイオード6b、フォトダイオード6cがこの順に形成され、画素71においては受光面30側からフォトダイオード7a、フォトダイオード7b、フォトダイオード7cがこの順に形成される。したがって画素61,71においては、それぞれ3つの入射光の強度を得ることができる。
【0046】
また、図に示すようにこれらのフォトダイオード6a〜6b,7a〜7bのPN接合部の受光面からの深さは、第1撮像センサ6と第2撮像センサ7との間で相違されている。より具体的には、第1撮像センサ6におけるフォトダイオード6aは第1青色波長、フォトダイオード6bは第1緑色波長、フォトダイオード6cは第1赤色波長をそれぞれ検出対象波長としている。一方、第2撮像センサ7におけるフォトダイオード7aは第2青色波長、フォトダイオード7bは第2緑色波長、フォトダイオード7cは第2赤色波長をそれぞれ検出対象波長としている。つまり、検出対象波長が2つの撮像センサ6,7間で相違されているわけである。
【0047】
本実施の形態の撮像センサ6,7においても第1の実施の形態の撮像センサと同様に、フォトダイオード6a〜6b,7a〜7bにて得られる信号は、それぞれ電極を介して読み出されて読出回路にて増幅された後、演算部に入力される。そして、2つの撮像センサ6,7の演算部において、それぞれ3つの検出対象波長の強度が導出される。つまり、デジタルカメラ1としては、互いに異なる6つの検出対象波長の入射光の強度が得られることとなる。
【0048】
以上のような構成により、本実施の形態のデジタルカメラ1においても、1度の露光によって、被写体の同一点からの6つの波長の入射光の強度を得ることができる。また、第1の実施の形態の場合と比較すると、同一数の検出対象波長の入射光の強度を得ようとするとき、撮像センサが重層して有すべきフォトダイオード(PN接合部)の数を1/2にすることができる。このため、撮像センサを比較的容易に製造することができる。
【0049】
<3.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
【0050】
例えば、上記第1の実施の形態の撮像センサ3は6つの検出対象波長の入射光の強度を検出するものであったが、検出対象波長の数はこれに限定されるものではなく4以上であればどのような数であってもよい。つまり、一の画素に関してフォトダイオード(PN接合部)を4以上形成すれば、被写体の同一点からの4以上の検出対象波長の入射光の強度を1度の露光によって得ることができる。精度の高い分光分布を得るためには、少なくとも4以上の検出対象波長の入射光の強度を得る必要がある。
【0051】
また、上記第2の実施の形態の撮像センサ6,7はそれぞれ、3つの検出対象波長の入射光の強度を検出するものであったが、検出対象波長の数は2以上であればどのような数であってもよい。2つの撮像センサが、それぞれ2以上の検出対象波長の強度を得ることができれば、被写体の同一点からの4以上の検出対象波長の入射光の強度を1度の露光によって得ることができる。
【0052】
また、上記第2の実施の形態においては、ハーフミラーにより入射光を2つの方向に分離するようにしていたが、ハーフミラーやプリズムなどを組み合わせて入射光を3以上の方向に分離し、分離された入射光をそれぞれ受光可能に3以上の撮像センサを配置するようにしてもよい。例えば、入射光を3つの方向に分離する場合は、2つの検出対象波長の入射光の強度を検出可能な3つの撮像センサを分離された入射光の3つの行路にそれぞれ配置することで、デジタルカメラとしては6つの検出対象波長の入射光の強度を得ることができる。
【0053】
また、上記第2実施の形態では、6つの検出対象波長の入射光の強度を、波長が短い側から交互に第1撮像センサ6と第2撮像センサ7とで取得するようにしているが、図7に示すように一方の撮像センサ6の3つのPN接合部を比較的浅く形成し、他方の撮像センサ7の3つのPN接合部を比較的深く形成して、一方の撮像センサ6で波長が短い側の3つの検出対象波長の入射光の強度を取得し、他方の撮像センサ7で波長が長い側の3つの検出対象波長の入射光の強度を取得するようにしてもよい。
【0054】
一般に、レンズを通過した光が合焦する位置(焦点位置)は、波長に応じて相違する。このため、図7に示すような検出対象とする波長域が異なる2つの撮像センサを用い、対象とする波長域の光が最も合焦する位置にそれぞれを配置することで、取得される画像データ中の色収差や被写体像のボケを減少させることができる。
【0055】
また、図8に示すように、各PN接合部の受光面からの深さが所定となる撮像センサ8を生成しておき、この撮像センサ8の画素の表面を加工することにより、PN接合部の深さを調整するようにしてもよい。例えば、PN結合部が受光面30から比較的浅く、比較的短い波長域を検出対象波長とする撮像センサ8aは、フォトレジストをマスクに用いてシリコン基板のエッチングを選択的に行って画素の表面に溝81aを形成することにより生成することができる。一方、PN結合部が受光面30から比較的深く、比較的長い波長を検出対象波長とする撮像センサ8bは、フォトレジストをマスクに用いて画素の表面にシリコン層の積層を選択的に行うことで生成することができる。PN接合部の深さは、撮像センサの形成過程においてこのような加工を行うことで容易に調整できるため、撮像センサの製造が容易となる。さらに、図7にて説明したような検出対象とする波長域が異なる2種類の撮像センサも容易に製造することができる。
【0056】
また、上記実施の形態においては、検出対象波長は全て可視波長であったが、シリコンで構成されるフォトダイオードは近紫外の波長(約300nm)から近赤外の波長(約1100nm)までの光の光電変換が可能であるため、検出対象波長として近紫外や近赤外の波長を設定してもよい。一のフォトダイオードのPN接合部を青色波長を検出対象波長とするフォトダイオードよりも浅く形成すれば、検出対象波長に近紫外の波長を含めることができる。また、一のフォトダイオードのPN接合部を赤色波長を検出対象波長とするフォトダイオードよりも深く形成すれば、検出対象波長に近赤外の波長を含めることができる。近紫外光の波長帯は、昆虫などが視感度を有する波長帯であるため、近紫外の波長の入射光の強度が得られれば、植物などの被写体に関して種々の分析を行うことができる。また、近紫外光は被写体における散乱が多いため、顔のしわやしみの検出にも適している。一方、近赤外光は、被写体における散乱や水の吸収が少なく生体を透過しやすいため、近赤外の波長の入射光の強度が得られれば、生体の被写体に関して種々の分析を行うことができる。
【0057】
また、上記第2の実施の形態と同様のデジタルカメラにおいて、図7に示すような検出対象とする波長域が異なる2つの撮像センサを採用する場合で、その一方の撮像センサにおける検出対象波長を可視波長とし、他方の撮像センサにおける検出対象波長を近赤外の波長とするときには、入射光を2つの方向に分離する分離手段としてハーフミラーではなくコールドミラーを採用することが好ましい。コールドミラーは、可視光を全て反射し赤外光を全て透過する性質を有するため、反射光を受光可能に配置される撮像センサにおける検出対象波長を可視波長とし、透過光を受光可能に配置される撮像センサにおける検出対象波長を近赤外の波長とすれば、ハーフミラーを採用した際と比較して撮像センサに到達する光量が2倍となり、撮像感度を向上することができる。
【0058】
また、上記第2の実施の形態の撮像センサにおいては、演算部において3つの検出対象波長の入射光の強度を導出するようにしているが、一の画素に係る検出対象波長の数が3以下であれば、フォトダイオードの実測値は検出対象波長の他の波長の入射光の強度にあまり影響されないため、フォトダイオードの実測値をそのまま検出対象波長の入射光の強度としてもよい。
【0059】
また、上記実施の形態においては、撮像センサが備える演算部において検出対象波長の入射光の強度を導出するようにしているが、例えば、デジタルカメラ1が備える画像処理部42や全体制御部50などの他の演算手段(導出手段)により、検出対象波長の入射光の強度を導出するようにしてもよい。
【0060】
また、上記実施の形態においては、デジタルカメラについて説明を行ったが、ビデオカメラ、カラースキャナや測色計など、複数の画素を有する撮像センサを備えた撮像装置であれば、どのようなものであっても本発明に係る技術を適用することが可能である。
【0061】
◎なお、上述した具体的実施の形態には以下の構成を有する発明が含まれている。
【0062】
(1) 請求項1に記載の撮像センサにおいて、
前記検出対象波長には、近紫外または近赤外の波長が含まれることを特徴とする撮像センサ。
【0063】
これによれば、近紫外または近赤外の波長の光の強度を高精度に得ることができるため、被写体に対して様々な分析を行うことができる。
【0064】
(2) 請求項2または3に記載の撮像装置において、
前記検出対象波長には、近紫外または近赤外の波長が含まれることを特徴とする撮像装置。
【0065】
これによれば、近赤外の波長の光の強度を高精度に得ることができるため、被写体に対して様々な分析を行うことができる。
【0066】
(3) 請求項3に記載の撮像装置において、
前記分離手段は、可視光を反射し赤外光を透過するコールドミラーを備え、
前記複数の撮像センサのうち、
前記コールドミラーの反射光を受光可能に配置される撮像センサにおける前記検出対象波長は可視波長であり、
前記コールドミラーの透過光を受光可能に配置される撮像センサにおける前記検出対象波長は赤外波長であることを特徴とする撮像装置。
【0067】
これによれば、撮像感度を向上することができる。
【0068】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1および2の発明によれば、被写体の同一点からの4以上の検出対象波長の入射光の強度を1度の露光によって得ることができる。これとともに、画素において検出される入射光の強度と、接合部の受光面からの深さにおいて検出対象波長の入射光が光電変換される割合とに基づいて検出対象波長の入射光の強度を導出するため、検出対象波長の入射光の強度を高精度に得ることができる。
【0069】
また、請求項3の発明によれば、被写体の同一点からの4以上の波長の入射光の強度を1度の露光によって得ることができる。
【0070】
また、請求項4の発明によれば、画素の表面に溝を形成することにより接合部の受光面からの深さが調整されるため、撮像センサの製造が容易である。
【0071】
また、請求項5の発明によれば、画素の表面に半導体層を積層することにより接合部の受光面からの深さが調整されるため、撮像センサの製造が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルカメラの概略構成を示す図である。
【図2】撮像センサの一の画素の断面構造を示す図である。
【図3】光に対するシリコンの吸収係数、および、光のシリコンに対する貫通深さを示す図である。
【図4】画素に係る回路構成を示す図である。
【図5】第2の実施の形態の撮像部の構成を示す図である。
【図6】2つの撮像センサそれぞれの一の画素の断面構造を示す図である。
【図7】2つの撮像センサそれぞれの一の画素の断面構造を示す図である。
【図8】画素のPN結合部の深さを調整する手法を説明する図である。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ
2 レンズ
3,6,7 撮像センサ
5 ハーフミラー
30 受光面
34 演算部

Claims (5)

  1. 複数の画素を有する撮像センサであって、
    前記複数の画素はそれぞれ、
    第1導電型の半導体領域と第2導電型の半導体領域との4以上の特定数の接合部を、入射光の受光面からの深さがそれぞれ異なり、かつ、前記入射光の入射方向と略同方向に重層して有し、前記特定数の接合部それぞれにおける光電変換作用により、前記特定数の前記入射光の強度を検出するものであり、
    前記撮像センサは、
    前記画素で検出された前記特定数の前記入射光の強度、および、前記特定数の接合部それぞれの前記受光面からの深さにおいて前記特定数の検出対象波長それぞれの前記入射光が光電変換される割合に基づいて、前記特定数の検出対象波長それぞれの前記入射光の強度を導出する導出手段、
    を備えることを特徴とする撮像センサ。
  2. 複数の画素を有する撮像センサを備えた撮像装置であって、
    前記複数の画素はそれぞれ、
    第1導電型の半導体領域と第2導電型の半導体領域との4以上の特定数の接合部を、入射光の受光面からの深さがそれぞれ異なり、かつ、前記入射光の入射方向と略同方向に重層して有し、前記特定数の接合部それぞれにおける光電変換作用により、前記特定数の前記入射光の強度を検出するものであり、
    前記撮像装置は、
    前記画素で検出された前記特定数の前記入射光の強度、および、前記特定数の接合部それぞれの前記受光面からの深さにおいて前記特定数の検出対象波長それぞれの前記入射光が光電変換される割合に基づいて、前記特定数の検出対象波長それぞれの前記入射光の強度を導出する導出手段、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  3. 撮像装置であって、
    入射光を複数の方向に分離する分離手段と、
    分離された前記入射光をそれぞれ受光可能に、前記複数の方向それぞれに配置された複数の撮像センサと、
    を備え、
    前記複数の撮像センサはそれぞれ、
    第1導電型の半導体領域と第2導電型の半導体領域との2以上の特定数の接合部を、前記入射光の受光面からの深さがそれぞれ異なり、かつ、前記入射光の入射方向と略同方向に重層して有し、前記特定数の接合部それぞれにおける光電変換作用により、前記特定数の検出対象波長それぞれの前記入射光の強度を検出する画素、
    を複数備え、
    前記接合部の前記受光面からの深さは、前記複数の撮像センサ間において相違することを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項2または3に記載の撮像装置において、
    前記接合部の前記受光面からの深さは、前記撮像センサの形成過程において、前記画素の表面に溝を形成することにより調整されることを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項2または3に記載の撮像装置において、
    前記接合部の前記受光面からの深さは、前記撮像センサの形成過程において、前記画素の表面に半導体層を積層することにより調整されることを特徴とする撮像装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007184603A (ja) * 2005-12-29 2007-07-19 Magnachip Semiconductor Ltd バックサイド照明構造のcmosイメージセンサ及びその製造方法
JP2010532869A (ja) * 2007-07-09 2010-10-14 ボリーメディアコミュニケーションズ(シンチェン)カンパニーリミテッド マルチスペクトルセンシング装置及びその製造方法
US9711675B2 (en) 2013-11-06 2017-07-18 Samsung Electronics Co., Ltd. Sensing pixel and image sensor including the same

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