JP2004220725A - Device for laminating and method for laminating - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば光情報記録ディスク基板、大容量ホログラムメモリ基板、複合光学レンズ、複合ガラス板等の被貼り合わせ部材を貼り合わせる装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
特公平4−53012号公報や特許第2742524号に開示されているように、光ディスク基板の信号面上に同心円状に紫外線硬化型接着剤を塗布し、もう一方の光ディスク基板あるいはダミー基板をその上に置き、2枚の基板を高速回転させながら接着剤を基板間に充填し、紫外線照射によって接着剤を硬化せしめる方法が知られており、DVDビデオディスクでは一般に用いられている。
【0003】
この方法とは別に、比較的高粘度の紫外線硬化型接着剤を光ディスク基板に塗布し、高速回転して塗布厚みを安定化させてから、真空中で加圧・貼り合わせ、紫外線照射によって接着剤を硬化せしめる方法、あるいは特開平8−203125号公報や特開平8−306077号公報に開示されているように、厚みの一定な粘着シートを用いて加圧・貼り合わせする方法も使われている。
【0004】
上記のような加圧によりディスク基板を貼り合わせる工程において、ディスク基板と接する面は平坦であるため、貼り合わせ時にディスク基板はその反りが矯正される方向に動き、押圧体あるいは支持体との摺動によりディスク基板に傷が発生する。このため特開平1−303649号公報で開示されるように、押圧体や支持体のディスク基板と対向する側に剛性の低い緩衝層を設けている。
【0005】
従来の光ディスクとは別に、記録光と参照光の干渉を利用して、記録層の厚み方向の干渉点に記録し、参照光で干渉点に記録された情報を読み出す大容量ホログラムメモリが提案されている。
【0006】
大容量ホログラムメモリの場合、特許第2121870号で開示されているような基板の内周と外周のみでディスク基板を支持すると、基板剛性が不十分で、ホログラムメモリに要求される平坦性が得られず、平坦な支持材上で内周と外周のみを吸着保持した場合でも、吸着部に応力が発生し、この近傍で平坦性が悪くなり、ホログラムメモリとして記録したデータ情報が読めなくなる。逆に、基板を保持していないと、接着層の硬化収縮に起因する厚みムラが生じ、基板間の平行度が不十分になる。
【特許文献1】
特開平8−203125号
【特許文献2】
特開平8−306077号
【特許文献3】
特開平1−303649号
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
金属やセラミックなどの平坦な硬質支持材でホログラムメモリ用基板を保持すると基板加圧時の基板滑りによるズレで基板表面に傷が入りやすく、プラスチックなどの軟質支持材で前記基板を保持すると十分な平坦性が得られない。
【0008】
また前記特開平1−303649号公報で開示されるように、ゴム系シートや不織布のような剛性の低い緩衝層支持材上を設け、基板を受けて貼り合わせている場合、柔軟性があるため緩衝性には優れるが、前述のように大容量ホログラムメモリでは緩衝層の凹凸が貼り合わせた基板表面の凹凸に影響を与え、ホログラムメモリとして記録したデータ情報が読めなくなるなどの欠点を有している。
【0009】
本発明の目的は、従来のこのような欠点を解消し、被貼り合わせ部材である基板表面の平坦性ならびに被貼り合わせ部材に対する緩衝性が確保され、さらに耐久性に優れた貼り合わせ装置及び貼り合わせ方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、例えば屈折率変調型ホログラム記録材料を含有するポリマーマトリックスを構成する接着剤を介して2枚のホログラム記録用基板などの被貼り合わせ部材を支持体と押圧体にそれぞれ吸着・保持し、この間で押圧して前記被貼り合わせ部材を接着する貼り合わせ装置において、前記支持体または押圧体のうち少なくとも一方の前記被貼り合わせ部材と対向する側に例えば金属やセラミックの多孔層を有し、前記多孔質体に接続する減圧手段でもって均一に基板を保持することにより、被貼り合わせ部材の滑りによる傷発生の防止や貼り合わせ後も平坦性を備えたホログラムメモリを提供することを特徴とするものである。
【0011】
本発明では、支持体または押圧体のうち少なくとも一方の被貼り合わせ部材と対向する側に多孔質体を有し、被貼り合わせ部材を支持体と押圧体にそれぞれ吸着・保持することで、前記被貼り合わせ部材が支持体や押圧体表面で動くことによって発生する傷の抑制や優れた平坦性が確保できる。また、その多孔質体の表面に樹脂コーティングやプラズマ重合、弗素含有樹脂のスパッタリングによる樹脂緩衝膜形成、或いは炭化水素系ガスのCVD(化学蒸着)などによるダイヤモンドライクカーボン(DLC)保護膜形成を行なった後、多孔質体に貫通する微細孔を形成することにより、緩衝性が向上し、被貼り合わせ部材の反りなどを抑止すると共に傷などによる歩留り低下を防止することができる。また、支持体または押圧体の表面で、光ディスク基板やホリグラムメモリ用基板を吸着・保持することで、被貼り合わせ部材のうねりが矯正され、貼り合わせた後の基板表面平坦度や2枚の基板間の平行度も良好なものになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図に従って説明する。図1は実施形態に係る貼り合わせ装置の概略構成図、図2はその貼り合わせ装置の第1の具体例における貼り合わせ部の断面図である。
【0013】
貼り合わせ装置は図1に示すように、被貼り合わせ部材(基板1)の供給ユニット101、接着剤16の塗布ユニット102、低速回転ユニット103、反転ユニット104、貼り合わせユニット105、検査ユニット106、貼り合わせディスク集積ユニット107から主に構成されている。
【0014】
前記貼り合わせユニット105は、基板供給部108、貼り合わせ部109、紫外線照射部110、貼り合わせディスク取出部111のステーションを有し、これらは図1に示すように回転テーブル112の回転中心から等距離の位置にそれぞれ設けられている。
【0015】
回転テーブル112上には、基板供給部108−貼り合わせ部109(紫外線照射部110−貼り合わせディスク取出部11)と同じ間隔で6つの基板支持体113が周方向に等間隔に取り付けられている。基板支持部113は図2に示すように、外径が128mm、内径が18mm、厚さ20mmの多孔質板10と、3分割された外径が15.0mm、偏芯量が15μm以下で取り付けられた位置決めピン8を備えている。
【0016】
図1に示した貼り合わせ部109には、基板支持部113に対向して基板押圧体116がエアーシリンダ117に連結され、上下動可能に支持されている。押圧体116の下部には外径が128mm、内径が18mm、厚みが20mmの多孔質板9が取り付けられ、押圧体116と多孔質板118の中心部に前記位置決めピン7の上部が嵌合する嵌合孔が設けられている。
【0017】
前記多孔質板9,10は、アルミニウムやステンレスなどの金属、あるいはアルミナなどセラミックの所定粒度分布を有する粉末を真空焼結して多孔質体を得て、両面のラッピング及び端面の面取りを行ない、洗浄乾燥したものである。あるいは、ガス置換法やスピンコーティング法などによりディスク接触面に熱硬化性あるいは光硬化性もしくは両方の性質を持つ樹脂120を塗布し、多孔質体表層に樹脂を含浸させた後、高速回転して余分な樹脂を振り切り、熱や光により硬化(架橋)させ、表面に緩衝層として膜厚が約1〜50μmの架橋樹脂薄膜121を形成してもよい。
【0018】
ここで用いる樹脂としては、例えばウレタン変性,エポキシ変性あるいはシリコン変性された多官能アクリレート(ジアクリレート、トリアクリレート)などが挙げられる。また、架橋型アクリレート樹脂をコーティングする代りに、弗素含有樹脂のスパッタリングやプラズマ重合膜のような有機薄膜あるいは化学蒸着法によるダイヤモンドライクカーボン薄膜などの真空薄膜技術を用いたコーティングであってもよい。
【0019】
表面に緩衝層を形成した多孔質板の場合、それらの中に樹脂が所定の深さ含浸して架橋され、多孔質板9,10の表面にそれの架橋樹脂膜121が形成され、含浸して架橋された樹脂120と架橋樹脂膜121は三次元の多孔質構造を介して一体に連結されている。樹脂硬化後、多孔質板9,10の表面に高出力レーザを照射し、複数の微細な貫通孔を形成し、多孔質板9,10裏面が連結部11,12を介して真空ポンプなどの減圧手段に接続される。
【0020】
以下に、第1の具体例に係るホログラムメモリの製造フローについて説明する。
約2mm間隔で同心円状に設けられたサーボパターンが記録されたスタンパを基板成形用金型に取り付け、射出成形法により前記サーボパターンを表面に転写した外径130mm、内径15mm、厚さ1.0mmのサーボ用基板2を射出成形する(工程1)。基板用樹脂としては、ノルボルネン系のアモルファスポリオレフィンが挙げられる。
【0021】
前記サーボパターンを転写した基板(被貼り合わせ部材2)表面にスパッタ法により反射防止膜を形成する(工程2)。次に基板搬送ユニット(図示せず)により図1に示す貼り合わせ装置のディスク基板供給ユニット1に移送し、搬送アームによりその反射防止処理した基板2を接着剤塗布ユニット102上に反射防止膜が付いた側を下にして置き、基板表面の内周20mm付近から外側に粘度10,000mPa・sから20、000mPa・sの屈折率変調型ホログラムメモリに用いる紫外線硬化型樹脂を含有し、紫外線効果型樹脂のポリマーマトリックスになる2液硬化型接着剤を混合した接着剤を塗布し、低速回転ユニット103に移動する。
【0022】
低速回転ユニット103では回転テーブルを10rpmから300rpmの低速で回転させ、反射防止膜付き基板2裏面全体に均等に広げる(工程3)、基板供給部108に待機している基板支持体113(図2の下ブロック)上に移し、位置決めピン8に反射防止処理したサーボ用基板2の中心孔を嵌合するように置く。
【0023】
もう一方の基板供給ユニット1に、外径130mm、内径15mm、厚さ1.0mmの透明なカバー基板1(被貼り合わせ部材)が配置されている(工程4)。カバー基板1は、前述の反射防止膜付き基板2と同じ材質の成形体からなる。
【0024】
サーボ用基板2と同様に反射防止処理したカバー基板1を、反転ユニット104で反転して、貼り合わせ部109のディスク押圧体116(図2の上ブロック)に移し、反射防止処理した側を吸着・保持する。
【0025】
貼り合わせ部109に移動した前記接着剤層を塗布したサーボ用基板2の上に、前記カバー基板1を配置し、位置決めピン7を介してサーボ用基板2とカバー基板1の中心を合わせる。
【0026】
貼り合わせ部109で電動制御されたシリンダで基板ディスク押圧体116に100KPaから150KPaの圧力を加え、基板ディスク押圧体116を降下させ、基板ディスク支持体113との位置合わせのために設けた位置決めピン上端を嵌合孔に嵌入することにより、基板ディスク支持体113と基板ディスク押圧体116の相対的な位置関係を保ち、接着剤の硬化収縮に応じて徐々に降下させる。基板ディスク押圧体116によりサーボ用基板2とカバー基板1を基板ディスク支持体113側に押圧して、サーボ用基板2とカバー基板1を均一に加圧して貼り合わせる(工程5)。ここで、基板ディスク押圧体116に設けられた基準面をレーザ測長器で測定し、各点の位置をフィードバックして2枚の前記基板1、2の間隔を一定に保つことで、5μm以下の平行度が得られる。基板ディスク支持体113との間隔は光学研磨された平行度及び平坦度が5μm以下の厚さ3mmの基準ガラスを用い、電動制御されたシリンダの圧力センサで検知した圧力が同一になる状態を基準点として調整する。
なお、この具体例では大気中で貼り合せたが、2枚の基板1、2で囲まれた接着剤層16を減圧下に置いて貼り合せることもある。(図3)
【0027】
貼り合わせ、硬化が完了したディスク126は、貼合せディスク取出部111から検査ユニット106移送して基板の平面度、平行度や表面の傷などを検査する(工程7)。
【0028】
検査が済んだディスク126は、集積ユニット107によりディスクマガジンに集積され(工程8)、次の工程に送られ、カートリッジに装着される。
【0029】
図1に示す貼り合わせ装置は接着剤塗布ユニット102と低速回転ユニット103を2つずつ並設してあり、第1の具体例の場合は接着剤を塗布しないカバー基板1と接着剤を塗布するサーボ用基板2を貼り合わせるため、一方の接着剤塗布ユニット102と低速回転ユニット103だけを使用するが、2枚の基板に共に接着剤を塗布するため、両方の接着剤塗布ユニット102,102aとスピンナーユニット103,103aを使用してもよい。
また、サーボ用基板2とカバー基板1を逆にして、カバー基板に接着剤を塗布してもよい。
【0030】
次に第2の具体例に係るDVD基板に適用した場合について説明する。貼り合わせ装置の概略構成は図1とほぼ同じである。トラックピッチ0.74μm、チャネルピットピッチ0.144μmでスパイラル状に再生専用情報がピット列で記録されたスタンパを基板成形用金型に取り付け、射出成形法により前記ピット列を表面に転写した外径120mm、内径15mm、厚さ0.6mmのポリカーボネート製のディスク基板を成形する。
【0031】
一方のディスク基板の表面にスパッタ法によりアルミニウム反射膜を形成して反射膜付き基板130を製作し、他方のディスク基板の表面にスパッタ法により金半透明膜を形成して、半透明膜付き基板131を製作する。次にこれらディスク基板130,131をディスク搬送ユニット(図示せず)により貼り合わせ装置のディスク基板供給ユニット101,101aに分けて移送し、搬送アームにより前記反射膜付き基板123は反射膜側を上にして接着剤塗布ユニット102上に置く。
【0032】
次に反射膜付き基板130の反射膜表面の内周30mm付近に円環状に粘度500mPa・sから700mPa・sの紫外線硬化型接着剤を塗布し、スピンナーユニット103に移動させる。前記反射膜付き基板130上に接着剤を介して半透明膜付き基板131を反転して半透明膜が対向するように重ね、スピンナーテーブルを2,000rpmから3,000rpmで回転させ、厚さ45μm〜55μmの紫外線硬化型接着剤層128を形成する。紫外線硬化型接着剤としては、例えば大日本インキ工業製SD−698、日本化薬製DVD−0893、JSR製Z8412Hなどが用いられる。
【0033】
接着剤を介して、前記反射膜付き基板130と前記半透明膜付き基板131を重ねたディスク126を貼り合わせ部109で待機しているディスク支持体113の上に載置し、位置決めピン115で位置決め後、吸着・保持する。次に、ディスク押圧体116でディスク126を軽く押え、ディスク反りを矯正する。
【0034】
貼り合わせた光ディスク126を紫外線照射部110において半透明膜付き基板131側から積算照度2J/m2 から3J/m2 の紫外線を照射し、前記接着剤128を硬化させる。貼り合わせ、硬化が完了した光ディスク126はディスク取出部111からカバー層厚み・チルト・傷検査ユニット106に移送して検査する。
【0035】
検査の結果、歩留りは95%であり、接着剤層厚みの変動も±5μm以下であった。また、10,000枚連続稼働後もディスク支持体113の平面度は5μm以下で変化が無かった。
【0036】
図4は、前記第1の具体例により得られた大容量ホログラムメモリの一部拡大断面図である。同図に示されているようにサーボパターンを有する基板2とカバー基板1は屈折率変調型ホログラムメモリの記録層となる接着剤層16により貼り合わされ、カバー基板1の方が光入射側となる。
【0037】
前記実施形態は光情報記録用基板どうしを貼り合わせる例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば複合レンズや複合ガラス板など他の部材、部品などの貼り合わせにも適用可能である。
【0038】
前記実施形態では2つ(2枚)の被貼り合わせ部材を貼り合わせる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、3つ(3枚)以上の被貼り合わせ部材を貼り合わせる場合にも適用可能である。
【0039】
【発明の効果】
本発明は前述のように、接着剤を介して2つ以上の被貼り合わせ部材を重ねて貼り合わせる支持体または押圧体のうち少なくとも一方の前記被貼り合わせ部材と対向する側に多孔質体を有し、前記被貼り合わせ部材が減圧状態で負圧になった前記多孔質体に密着するため、押圧力を均等に被貼り合わせ部材に伝達することができるための平坦性及び剛性、ならびに被貼り合わせ部材に対する傷を防止する緩衝機能を備えており、均一性の高い貼り合わせが可能となる。また、多孔質体表面に薄膜の緩衝層を形成し、減圧手段と連結された多硬質体に貫通する微細孔が設けることにより、貼り合わせ部材と接する面が平坦であり、かつ、貼り合わせ部材を吸着・保持することで、貼り合わせ部材の反りを矯正した状態で貼り合せることができ、かつ、緩衝性に優れた平坦な基板面を有する貼り合せ方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る貼り合わせ装置の概略構成図である。
【図2】その貼り合わせ装置の第1の具体例における貼り合わせ部の断面図である。
【図3】減圧貼り合わせする場合のディスク支持体ならびにディスク押圧体の要部拡大断面図である。
【図4】第1の具体例で製作されたディスクの一部拡大断面図である。
【符号の説明】
1、2 被貼り合わせ部材(基板)
3、4 多孔質板保持ブロック
5、6 吸引ハウジング
7、8 位置決めピン
9、10 多孔質板
11、12 減圧手段への連結部(基板の負圧吸着用)
13、14 減圧手段への連結部(接着剤層の減圧用)
15 真空室隔壁
16 ホログラム記録材料含有接着剤
101 デイスク基板供給ユニット
102 接着剤塗布ユニット
103 スピンナーユニット
104 反転ユニット
105 貼り合わせユニット
108 デイスク供給部
109 貼り合わせ部
110 紫外線照射部
112 回転テーブル
113 ディスク支持体
116 ディスク押圧体
117 シリンダ
120 樹脂
121 架橋樹脂膜
126 光ディスク
127 反射膜
128 接着剤層
129 半透明膜
130 半透明膜付き基板[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an apparatus and a method for bonding members to be bonded such as an optical information recording disk substrate, a large-capacity hologram memory substrate, a composite optical lens, and a composite glass plate.
[0002]
[Prior art]
As disclosed in Japanese Patent Publication No. Hei 4-53012 and Japanese Patent No. 2742524, an ultraviolet curable adhesive is applied concentrically on the signal surface of an optical disk substrate, and the other optical disk substrate or dummy substrate is placed thereon. A method of filling an adhesive between the substrates while rotating the two substrates at a high speed and curing the adhesive by irradiating ultraviolet rays is known, and is generally used for DVD video disks.
[0003]
Separately from this method, a relatively high-viscosity UV-curable adhesive is applied to an optical disk substrate, and the applied thickness is stabilized by high-speed rotation. As described in JP-A-8-203125 and JP-A-8-306077, and a method of pressing and bonding using a pressure-sensitive adhesive sheet having a constant thickness is also used. .
[0004]
In the step of bonding the disk substrates by pressing as described above, since the surface in contact with the disk substrate is flat, the disk substrate moves in the direction in which the warpage is corrected during bonding, and slides with the pressing body or the support. The movement causes scratches on the disk substrate. For this reason, as disclosed in JP-A-1-303649, a buffer layer having low rigidity is provided on the side of the pressing body or the support which faces the disk substrate.
[0005]
Apart from the conventional optical disk, a large-capacity hologram memory has been proposed in which recording is performed at an interference point in a thickness direction of a recording layer by using interference between a recording light and a reference light, and information recorded at the interference point is read by the reference light. ing.
[0006]
In the case of a large-capacity hologram memory, if the disk substrate is supported only by the inner and outer peripheries of the substrate as disclosed in Japanese Patent No. 21221870, the rigidity of the substrate is insufficient and the flatness required for the hologram memory can be obtained. However, even when only the inner and outer peripheries are adsorbed and held on a flat support member, stress is generated in the adsorbed portion, flatness is deteriorated in the vicinity thereof, and data information recorded as a hologram memory cannot be read. On the other hand, if the substrate is not held, unevenness in thickness due to curing shrinkage of the adhesive layer occurs, resulting in insufficient parallelism between the substrates.
[Patent Document 1]
JP-A-8-203125 [Patent Document 2]
JP-A-8-306077 [Patent Document 3]
JP-A-1-303649
[Problems to be solved by the invention]
If the hologram memory substrate is held by a flat hard support such as metal or ceramic, the substrate surface is likely to be scratched due to displacement due to slippage of the substrate when the substrate is pressed, and it is sufficient to hold the substrate with a soft support such as plastic. Flatness cannot be obtained.
[0008]
In addition, as disclosed in the above-mentioned Japanese Patent Application Laid-Open No. 1-303649, when a low-rigidity buffer layer support material such as a rubber-based sheet or a nonwoven fabric is provided and a substrate is received and bonded, there is flexibility. Although it has excellent buffering properties, the large-capacity hologram memory has the disadvantage that the unevenness of the buffer layer affects the unevenness of the bonded substrate surface as described above, making it impossible to read data information recorded as a hologram memory. I have.
[0009]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to solve the conventional drawbacks described above, to ensure the flatness of the surface of the substrate as the member to be bonded and the buffering property for the member to be bonded, and to provide a bonding device and a bonding device having excellent durability. It is to provide a matching method.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention relates to a method in which a member to be bonded, such as two hologram recording substrates, is bonded to a support via an adhesive constituting a polymer matrix containing a refractive index modulation type hologram recording material. In a bonding apparatus that adsorbs and holds each of the pressing members and presses between them to bond the member to be bonded, at least one of the support or the pressing member is provided with a metal on a side facing the member to be bonded. And a porous layer made of ceramics and ceramics, and uniformly holding the substrate by a pressure reducing means connected to the porous body, thereby preventing scratches due to slippage of the members to be bonded and providing flatness even after bonding. A hologram memory is provided.
[0011]
In the present invention, at least one of the support and the pressing body has a porous body on the side facing the member to be bonded, and the member to be bonded is suctioned and held by the support and the pressing body, respectively. It is possible to suppress scratches caused by the member to be bonded moving on the surface of the support or the pressing body and to ensure excellent flatness. Further, a resin buffer film is formed on the surface of the porous body by resin coating, plasma polymerization, sputtering of a fluorine-containing resin, or a diamond-like carbon (DLC) protective film is formed by CVD (chemical vapor deposition) of a hydrocarbon gas. After that, by forming the fine holes penetrating the porous body, the buffering property is improved, the warpage of the members to be bonded can be suppressed, and the decrease in the yield due to scratches can be prevented. Also, by adsorbing and holding the optical disk substrate or the hologram memory substrate on the surface of the support or the pressing body, the undulation of the members to be bonded is corrected, and the substrate surface flatness after bonding and the two The parallelism between the substrates is also good.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a bonding device according to an embodiment, and FIG. 2 is a cross-sectional view of a bonding portion in a first specific example of the bonding device.
[0013]
As shown in FIG. 1, the bonding apparatus includes a supply unit 101 for a member to be bonded (substrate 1), a
[0014]
The bonding unit 105 includes a
[0015]
On the rotary table 112, six substrate supports 113 are attached at equal intervals in the circumferential direction at the same intervals as the
[0016]
In the
[0017]
The
[0018]
Examples of the resin used here include urethane-modified, epoxy-modified or silicon-modified polyfunctional acrylates (diacrylate, triacrylate). Instead of coating with a cross-linkable acrylate resin, coating using vacuum thin film technology such as sputtering of fluorine-containing resin or an organic thin film such as a plasma polymerized film or a diamond-like carbon thin film by a chemical vapor deposition method may be used.
[0019]
In the case of a porous plate having a buffer layer formed on the surface, a resin is impregnated into the porous plate at a predetermined depth and crosslinked, and a crosslinked resin film 121 is formed on the surface of the
[0020]
Hereinafter, a manufacturing flow of the hologram memory according to the first specific example will be described.
A stamper having servo patterns recorded concentrically provided at intervals of about 2 mm was attached to a substrate molding die, and the servo patterns were transferred to the surface by an injection molding method. The outer diameter was 130 mm, the inner diameter was 15 mm, and the thickness was 1.0 mm. Is injection molded (step 1). Examples of the substrate resin include norbornene-based amorphous polyolefin.
[0021]
An anti-reflection film is formed by sputtering on the surface of the substrate (
[0022]
In the low-
[0023]
In the other
[0024]
The
[0025]
The
[0026]
A cylinder electrically controlled by the
In this specific example, the bonding is performed in the air, but the bonding may be performed by placing the adhesive layer 16 surrounded by the two
[0027]
The disk 126 that has been bonded and cured is transferred from the bonded disk take-out unit 111 to the
[0028]
The inspected disks 126 are accumulated in a disk magazine by the accumulation unit 107 (step 8), sent to the next step, and mounted on a cartridge.
[0029]
The bonding apparatus shown in FIG. 1 has two
Alternatively, the
[0030]
Next, a case where the present invention is applied to a DVD substrate according to the second specific example will be described. The schematic configuration of the bonding apparatus is almost the same as that of FIG. A stamper having a track pitch of 0.74 μm and a channel pit pitch of 0.144 μm in which read-only information is recorded in a pit row in a spiral manner is mounted on a substrate molding die, and the outer diameter of the pit row transferred to the surface by injection molding. A disc substrate made of polycarbonate having a size of 120 mm, an inner diameter of 15 mm, and a thickness of 0.6 mm is formed.
[0031]
An aluminum reflective film is formed on the surface of one disk substrate by a sputtering method to produce a substrate 130 with a reflective film, and a gold translucent film is formed on the surface of the other disk substrate by a sputtering method. 131 is manufactured. Next, these disk substrates 130 and 131 are separated and transported to disk
[0032]
Next, an ultraviolet curable adhesive having a viscosity of 500 mPa · s to 700 mPa · s is applied in an annular shape around the inner circumference 30 mm of the reflective film surface of the reflective film-coated substrate 130, and moved to the
[0033]
The disc 126 on which the reflective film-attached substrate 130 and the translucent film-attached substrate 131 are stacked is placed on the
[0034]
The optical disc 126 by bonding the accumulated illuminance 2J / m 2 from a translucent film-coated substrate 131 side in the
[0035]
As a result of the inspection, the yield was 95%, and the variation in the thickness of the adhesive layer was ± 5 μm or less. Further, even after the continuous operation of 10,000 sheets, the flatness of the
[0036]
FIG. 4 is a partially enlarged sectional view of the large-capacity hologram memory obtained by the first specific example. As shown in the figure, a
[0037]
Although the embodiment has been described with respect to an example in which optical information recording substrates are bonded together, the present invention is not limited to this. For example, other members such as a composite lens or a composite glass plate may be bonded to components. Applicable.
[0038]
In the above embodiment, the case where two (two) members to be bonded are bonded is described, but the present invention is not limited to this, and three (three) or more members to be bonded are bonded. It is also applicable when matching.
[0039]
【The invention's effect】
As described above, the present invention provides a porous body on at least one of a support body and a pressing body, which opposes the member to be bonded, of two or more members to be bonded to each other with an adhesive interposed therebetween. And the flatness and rigidity for transmitting the pressing force evenly to the bonded member because the bonded member is in close contact with the porous body that has been under negative pressure in a reduced pressure state. It has a buffer function for preventing damage to the bonding member, and enables bonding with high uniformity. Further, by forming a thin buffer layer on the surface of the porous body and providing fine holes penetrating the multi-hard body connected to the decompression means, the surface in contact with the bonding member is flat, and the bonding member By adsorbing and holding, the bonding members can be bonded in a state where the warpage of the bonding members has been corrected, and a bonding method having a flat substrate surface with excellent buffering properties can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a bonding device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a bonding portion in a first specific example of the bonding device.
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view of a main part of a disk support and a disk pressing body in the case of vacuum bonding.
FIG. 4 is a partially enlarged cross-sectional view of the disk manufactured in the first specific example.
[Explanation of symbols]
1, 2 bonded members (substrate)
3, 4 Porous
13, 14 Connecting part to decompression means (for decompression of adhesive layer)
15 Vacuum chamber partition 16 Adhesive containing hologram recording material 101 Disk
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- 2003-01-17 JP JP2003008935A patent/JP2004220725A/en active Pending
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