JP2004220421A - ネットワーク管理システムおよびネットワーク管理方法、リーダライタおよびその制御方法、ならびに可搬記録媒体 - Google Patents
ネットワーク管理システムおよびネットワーク管理方法、リーダライタおよびその制御方法、ならびに可搬記録媒体 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ネットワークに情報処理機器をネットワーク接続する際のネットワーク環境の設定管理を簡素化する、ネットワーク管理システムおよびネットワーク管理方法、このネットワーク管理に用いられるリーダライタおよびその制御方法、ならびに、このリーダライタが読み取る可搬記録媒体を実現する。
【解決手段】ネットワーク3に接続された情報処理機器のネットワーク環境を管理するネットワーク管理システムは、ネットワーク環境に関する情報を記録した可搬記録媒体2と、ネットワーク3に接続されるとともに、可搬記録媒体2との間で各種データの送受信を行うリーダライタ1であって、可搬記録媒体2から読み取ったネットワーク環境に関する情報に基づいてネットワーク環境を設定するリーダライタ1と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】ネットワーク3に接続された情報処理機器のネットワーク環境を管理するネットワーク管理システムは、ネットワーク環境に関する情報を記録した可搬記録媒体2と、ネットワーク3に接続されるとともに、可搬記録媒体2との間で各種データの送受信を行うリーダライタ1であって、可搬記録媒体2から読み取ったネットワーク環境に関する情報に基づいてネットワーク環境を設定するリーダライタ1と、を備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ICカードまたはICタグのような可搬記録媒体、この可搬記録媒体に記録されたデータを読み取るリーダライタおよびその制御方法、ならびに、このリーダライタを用いたネットワーク管理システムおよびネットワーク管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットもしくはイントラネットなどのネットワークに、コンピュータなどの各種情報処理機器をネットワーク接続する場合、初期設定として、IP(Internet Protocol)アドレスなどのネットワーク情報を設定する必要がある。通常、コンピュータのディスプレイ画面を見ながらキーボードでキー操作して当該コンピュータにネットワーク情報を設定する。
【0003】
また、複数のユーザが上述のようなネットワーク環境を利用する場合は、ユーザ毎にネットワークの設定内容が異なる。
【0004】
ネットワーク情報の設定を簡素化する技術として、ICカードとこれと通信するリーダライタ部を有するポータブルターミナルを備える情報処理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このシステムでは、ICカードに記録されているデータと、ポータブルターミナル用アダプタに予め記録されているデータとを照合し、データが一致した場合、ICカードに記録されているIPアドレスを、ポータブルターミナル用アダプタのIPアドレスとして設定する。
【0005】
また、同じくネットワーク情報の設定を簡素化する技術として、ICカードを用いてネットワーク接続を行う公衆端末システムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。このシステムでは、ネットワーク設定情報が記録されたICカードから読み出されたユーザIDに基づく認証を得てネットワーク接続する。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−168868号公報
【特許文献2】
特開2002−288060号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ネットワーク情報は、キーボードを用いたキー操作によってコンピュータに入力される。しかし、ネットワーク情報は複雑な文字列からなるので、キー操作は煩雑なものとなり、入力ミスも生じやすい。
【0008】
また、例えばコンピュータが故障し、代わりのコンピュータをネットワーク接続するときは、故障したコンピュータに登録されていた情報を、新たにネットワーク接続するコンピュータに登録し直さなければならず、非常に面倒である。
【0009】
従って本発明の目的は、上記問題に鑑み、ネットワークに情報処理機器をネットワーク接続する際のネットワーク環境の設定管理を簡素化する、ネットワーク管理システムおよびネットワーク管理方法、このネットワーク管理に用いられるリーダライタおよびその制御方法、ならびに、このリーダライタが読み取る可搬記録媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を実現するために、本発明によれば、ネットワークに接続されている情報処理機器のネットワーク環境を、可搬記録媒体、およびこの可搬記録媒体と通信するリーダライタを用いて管理する。
【0011】
まず、本発明の第1の態様によれば、ネットワークに接続された情報処理機器のネットワーク環境を管理するネットワーク管理システムは、
ネットワーク環境に関する情報を記録した可搬記録媒体と、
ネットワークに接続されるとともに、可搬記録媒体との間で各種データの送受信を行うリーダライタであって、可搬記録媒体から読み取ったネットワーク環境に関する情報に基づいてネットワーク環境を設定するリーダライタと、を備える。
【0012】
また、ネットワークに接続された情報処理機器のネットワーク環境を管理するネットワーク管理方法は、
ネットワークに接続されたリーダライタを用いて、可搬記録媒体に記録されたデータを読み取る読取りステップと、
可搬記録媒体から読み取られたデータの中に、ネットワーク環境に関する情報が含まれるか否かを判定する判定ステップと、
この判定ステップでデータの中にネットワーク環境に関するデータが含まれると判定された場合、ネットワーク環境に関する情報に基づいてネットワーク環境を設定する設定ステップと、を備える。
【0013】
図1は、本発明の第1の態様によるリーダライタを示すブロック図である。
【0014】
情報処理機器が接続されたネットワークに接続され、可搬記録媒体2との間で各種データの送受信を行うリーダライタ1は、
可搬記録媒体2に記録されたデータを読み取る読取り手段11と、
可搬記録媒体2から読み取ったデータの中に、ネットワークに接続された情報処理機器のネットワーク環境に関する情報が含まれるか否かを判定する判定手段12と、
この判定手段12においてデータの中にネットワーク環境に関するデータが含まれると判定された場合、ネットワーク環境に関する情報に基づいてネットワーク環境を設定する設定手段13と、を備える。
【0015】
情報処理機器が接続されたネットワークに接続され、可搬記録媒体との間で各種データの送受信を行うリーダライタの制御方法は、
可搬記録媒体に記録されたデータを読み取る読取りステップと、
可搬記録媒体から読み取ったデータの中に、ネットワークに接続された情報処理機器のネットワーク環境に関する情報が含まれるか否かを判定する判定ステップと、
この判定ステップでデータの中にネットワーク環境に関するデータが含まれると判定された場合、ネットワーク環境に関する情報に基づいてネットワーク環境を設定する設定ステップと、を備える。
【0016】
本発明の第2の態様によれば、ネットワークに接続された情報処理機器のネットワーク環境を管理するネットワーク管理システムは、
ネットワーク環境に関する情報を記録した可搬記録媒体と、
情報処理機器に接続されるとともに、可搬記録媒体との間で各種データの送受信を行うリーダライタであって、可搬記録媒体から読み取ったネットワーク環境に関する情報に基づいて情報処理機器のネットワーク環境を設定するリーダライタと、を備える。
【0017】
また、ネットワークに接続された情報処理機器のネットワーク環境を管理するネットワーク管理方法は、
情報処理機器に接続されたリーダライタを用いて、可搬記録媒体に記録されたデータを読み取る読取りステップと、
可搬記録媒体から読み取ったデータの中に、ネットワーク環境に関する情報が含まれるか否かを判定する判定ステップと、
この判定ステップでデータの中にネットワーク環境に関するデータが含まれると判定された場合、ネットワーク環境に関する情報に基づいて情報処理機器のネットワーク環境を設定する設定ステップと、を備える。
【0018】
図2は、本発明の第2の態様によるリーダライタを示すブロック図である。
【0019】
情報処理機器に接続され、可搬記録媒体2との間で各種データの送受信を行うリーダライタ1は、
可搬記録媒体2に記録されたデータを読み取る読取り手段11と、
可搬記録媒体2から読み取ったデータの中に、情報処理機器が接続されたネットワーク上における当該情報処理機器のネットワーク環境に関する情報が含まれるか否かを判定する判定手段12と、
この判定手段12においてデータの中にネットワーク環境に関するデータが含まれると判定された場合、ネットワーク環境に関する情報に基づいて情報処理機器のネットワーク環境を設定する設定手段と13、を備える。
【0020】
情報処理機器に接続され、可搬記録媒体との間で各種データの送受信を行うリーダライタの制御方法は、
可搬記録媒体に記録されたデータを読み取る読取りステップと、
可搬記録媒体から読み取ったデータの中に、情報処理機器が接続されたネットワーク上における当該情報処理機器のネットワーク環境に関する情報が含まれるか否かを判定する判定ステップと、
この判定ステップでデータの中にネットワーク環境に関するデータが含まれると判定された場合、ネットワーク環境に関する情報に基づいて情報処理機器のネットワーク環境を設定する設定ステップと、を備える。
【0021】
上述の第1および第2の態様においては、可搬記録媒体との間で各種データの送受信を行うリーダライタを備えるネットワークについてのネットワーク環境を管理するシステムで用いられる可搬記録媒体は、ネットワークに接続された情報処理機器のネットワーク環境に関する情報が記録される。
【0022】
本発明によれば、ネットワークに情報処理機器をネットワーク接続する場合におけるネットワーク環境の設定管理を簡素化することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明においては、可搬記録媒体として、例えばICタグもしくはICカードを用いる。ICカードまたはICタグのような可搬記録媒体は、データ記憶用のICメモリを内蔵しており、通信手段の違いから非接触型と接触型とがあるが、その携帯性の高さ、耐久性の高さ、メンテナンス性の良さなどから、例えばクレジットカードや定期券、商品管理タグ等、様々な場面で適用されている。
【0024】
可搬記録媒体からのデータの読取りおよび可搬記録媒体へのデータの書込みは、リーダライタを介して行われる。リーダライタは、リーダライタに設けられたアンテナを介して電磁誘導現象を利用して情報を送受信する非接触型リーダライタと、リーダライタ本体内に設けられた可搬記録媒体挿入口に可搬記録媒体を挿入し、可搬記録媒体との間で情報を送受信する接触型リーダライタと、に大別される。
【0025】
ここでは、非接触型のICタグを本発明に適用した例について説明する。
【0026】
図3は、本発明の第1の実施例におけるネットワークの概略図である。また、図4は、本発明の第1の実施例のネットワーク管理システムの動作を示すフローチャートである。
【0027】
本発明の第1の実施例では、ネットワーク3に接続されている情報処理機器のネットワーク環境を、ICタグ2、およびこのICタグ2と通信するリーダライタ1を用いて管理する。
【0028】
特に、情報処理機器としてコンピュータ21〜24が接続されているネットワーク3上において、リーダライタ1の現在の接続先のコンピュータを切り替える場合について例示する。
【0029】
ネットワーク3には、本実施例によるリーダライタ1が、例えばイーサネット(登録商標)を介して接続される。リーダライタ1は、コンピュータなどの情報処理機器を接続するためのシリアルインタフェース(RS−232C)やUSBインタフェースをさらに備えてもよい。
【0030】
本実施例によるネットワーク管理システムでは、リーダライタ1内に設けられるメモリ(図示せず)には、現在の接続先のIPアドレス情報が保存されている。
【0031】
一方、ICタグ2には、ネットワーク3に接続される情報処理装置に固有のIPアドレス情報が予め記録される。本実施例では、1つのICタグに対して、ネットワーク3上の1つのコンピュータのIPアドレスが記録される。なお、リーダライタ1に対してもIPアドレスを割り振り、これをICタグに記録しておいてもよい。
【0032】
本実施例においても、一般的な非接触型のリーダライタと同様に、リーダライタ1は、該リーダライタ1に設けられたアンテナ(図示せず)から絶えず電波を送っており、通信可能なICタグ2がリーダライタ1の通信圏内に存在するか否かを常に監視している。そして、非接触型のICタグ2がリーダライタ1のアンテナの通信圏内に入ると、リーダライタ1は、通信可能なICタグであるか否かを判定する。ここで通信可能であると判別されると、当該ICタグ2は活性化され、リーダライタ1とICタグ2との間の通信が確立される。
【0033】
このとき、図4のステップS101において、リーダライタ1は、ICタグ2に記録されているデータを読み取る。
【0034】
次に、ステップS102において、リーダライタ1は、ICタグ2から読み取ったデータの中に、ネットワーク3上の情報処理機器のネットワーク環境に関する情報が含まれるか否かを判定する。ネットワーク環境に関する情報とは、本実施例では、IPアドレス情報を意味する。
【0035】
ステップS102において、ネットワーク環境に関する情報が含まれていないと判定された場合は、読み取ったデータは、通常のデータ通信の所定の手順に従って処理される。
【0036】
ステップS102において、ネットワーク環境に関する情報が含まれていると判定された場合、ステップS103へ進む。
【0037】
ステップS103では、ステップS101で読み取ったIPアドレス情報を、既に保存してあったICアドレス情報に替えて新たに保存する。つまり、リーダライタ内のメモリに保存されるIPアドレス情報が書き換えられる。
【0038】
次いで、ステップS104において、上記メモリ内に新たに保存されたIPネットワーク環境に関する情報を読み出し、この情報に基づいて、ネットワーク環境を設定する。すなわち、本実施例ではリーダライタ1の接続先が、新たなるIPアドレス情報に対応したコンピュータに切り替えられる。
【0039】
なお、リーダライタ1に割り振ったIPアドレスをICタグに記録しておいた場合は、当該ICタグをリーダライタ1で読み取れば、リーダライタ1自体がネットワーク3上から見てメインサーバであるかのように機能させることができる。したがって、ネットワーク上のコンピュータはクライアント機器とみなされ、メインサーバとなったリーダライタ1に接続させるようにすることも容易に実現できる。
【0040】
以上説明したように、本発明の第1の実施例によれば、複数の情報処理機器(例えばコンピュータ)が接続されているネットワーク上において、リーダライタの現在の接続先の情報処理機器を、別の情報処理機器に切り替えたい場合、所望の情報処理機器のIPアドレスが記録された可搬記録媒体(例えばICタグ)を用いることにより、簡単に切り替えることができる。つまり、従来のようなキーボードを用いたキー操作によってIPアドレスを入力する必要がなく、持ち運びが可能な可搬記録媒体をリーダライタに読み取らせるだけでよいので、ネットワーク環境の管理が簡素化される。
【0041】
なお、本実施例では情報処理機器としてコンピュータを示したが、ワークステーションのサーバ、プリンタあるいはスキャナなどのその他の情報処理機器であってもよい。
【0042】
図5は、本発明の第2の実施例におけるネットワークの概略図である。また、図5は、本発明の第2の実施例のネットワーク管理システムの動作を示すフローチャートである。
【0043】
本発明の第2の実施例においても、ネットワーク3に接続されている情報処理機器のネットワーク環境を、ICタグ2、およびこのICタグ2と通信するリーダライタ1を用いて管理する。
【0044】
本実施例では、情報処理機器としてコンピュータ21〜23が接続されているネットワーク3上において、コンピュータ21〜23それぞれに対して、リーダライタ1−21〜1−23が接続される。本実施例では、各リーダライタはシリアルインタフェース(RS−232C)を介してコンピュータに接続されるが、USBインタフェースを介して接続してもよい。
【0045】
ICタグ2には、ネットワークに関する情報が予め記録される。本実施例では、ICタグがユーザ毎に貸与されることを想定して、1つのICタグについて、1つのIPアドレスが記録される。なお、このIPアドレス情報以外にも、ユーザ固有に設定したネットワーク環境および/またはコンピュータ環境に関する情報を記録してもよい。例えば、IPアドレス情報と共に、ユーザ固有の情報、例えば利用可能なアプリケーションに関する情報、アクセス可能なファイルに関する情報、および/または個別にカスタマイズしたコンピュータディスプレイ表示に関する情報などを、ICタグに記録しておいてもよい。
【0046】
本実施例においても、一般的な非接触型のリーダライタと同様に、リーダライタ1は、該リーダライタ1に設けられたアンテナ(図示せず)から絶えず電波を送っており、通信可能なICタグ2がリーダライタ1の通信圏内に存在するか否かを常に監視する。
【0047】
ユーザは、コンピュータを新たにネットワーク接続して利用する場合、もしくはコンピュータのネットワーク環境の設定を変更した場合は、ICタグ2を、複数のリーダライタ1−21〜1−23のうち、所望のコンピュータに接続されたリーダライタの近傍にかざす。ここでは、例として、コンピュータ21を新たにネットワーク接続して利用する場合を考える。この場合、ICタグ2をリーダライタ1−21近傍にかざす。
【0048】
そして、非接触型のICタグ2がリーダライタ1−21のアンテナの通信圏内に入ると、リーダライタ1−21は、通信可能なICタグであるか否かを判定する。ここで通信可能であると判別されると、当該ICタグ2は活性化され、リーダライタ1−21とICタグ2との間の通信が確立される。
【0049】
このとき、図6のステップS201において、リーダライタ1−21は、ICタグ2に記録されているデータを読み取る。
【0050】
次に、ステップS202において、リーダライタ1−21は、ICタグ2から読み取ったデータの中に、ネットワーク環境に関する情報が含まれるか否かを判定する。ネットワーク環境に関する情報とは、本実施例では、IPアドレス情報を意味する。また、その他のユーザ固有の情報、例えば利用可能なアプリケーションに関する情報、アクセス可能なファイルに関する情報、および/または個別にカスタマイズしたコンピュータディスプレイ表示に関する情報などをさらに含んでもよい。
【0051】
ステップS202において、ネットワーク環境に関する情報が含まれていないと判定された場合は、読み取ったデータは、通常のデータ通信の所定の手順に従って処理される。
【0052】
ステップS202において、ネットワーク環境に関する情報が含まれていると判定された場合、ステップS203へ進む。
【0053】
ステップS203では、ステップS201でリーダライタ1−21が読み取ったIPアドレス情報を、リーダライタ1−21が接続されているコンピュータ21へ、シリアルインタフェースを介してロードする。これにより、コンピュータ21のネットワーク3に対するネットワーク環境が設定される。なお、IPアドレス情報の他に、利用可能なアプリケーションに関する情報、アクセス可能なファイルに関する情報、および/または個別にカスタマイズしたコンピュータディスプレイ表示に関する情報などがリーダライタによって読み取られていたならば、これらについてもネットワーク環境および/またはコンピュータ環境にも反映される。
【0054】
以上説明したように、本発明の第2の実施例によれば、複数の情報処理機器(例えばコンピュータ)が接続されているネットワーク上において、所望の情報処理装置のネットワーク環境を、IPアドレスが記録された可搬記録媒体(例えばICタグ)を用いることにより、簡単に設定することができる。また、IPアドレス情報とともに、利用可能なアプリケーションに関する情報、アクセス可能なファイルに関する情報、および/または個別にカスタマイズしたコンピュータディスプレイ表示に関する情報など、ネットワーク環境および/またはコンピュータ環境に関する情報についても、可搬記録媒体に予め記録しておけば、これらについても容易に設定することができる。つまり、従来のようなキーボードを用いたキー操作によってIPアドレスおよびその他の設定情報を入力する必要がなく、持ち運びが可能な可搬記録媒体をリーダライタに読み取らせるだけでよいので、ネットワーク環境の管理が簡素化される。
【0055】
なお、上述した第1の実施例および第2の実施例を同時に実現してもよい。この場合は、リーダライタ内に、イーサネット(登録商標)およびシリアルインタフェースもしくはUSBインタフェースのコネクタを設けるとともに、図1および図2を参照して説明した各手段を設ければよい。
【0056】
また、以上説明した第1および第2の実施例においては、非接触型のICタグを用いたが、接触型でもあってもよい。
【0057】
また、1つのICタグに1つのIPアドレス情報を記録した。IPアドレスは、例えば「172.30.128.111」などのように4つの数字を1組として表現されるが、これら4つの数字をそれぞれ別々のICタグに記録し、4枚のICタグによって1つのIPアドレスを構成するようにしてもよい。特に非接触型のICタグを用いているので特に有効である。なお、複数のICタグがリーダライタの通信圏内に入った場合はリーダライタと複数のICタグとの間の各通信が衝突することになるので、この衝突を防止するために、リーダライタが一意にICカードを識別するアンチコリジョンと呼ばれる処理が実行される。このアンチコリジョン処理を経て通信可能であると判別されたICカードに対して、リーダライタ1との通信が順次確立されることになる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ネットワークに情報処理機器をネットワーク接続する際のネットワーク環境の設定管理を簡素化することができる。
【0059】
本発明の第1の態様によれば、複数の情報処理機器が接続されているネットワーク上において、リーダライタの現在の接続先の情報処理機器を、別の情報処理機器に切り替えたい場合、所望の情報処理機器のIPアドレスが記録された可搬記録媒体を用いることにより、簡単に切り替えることができる。つまり、従来のようなキーボードを用いたキー操作によってIPアドレスを入力する必要がなく、持ち運びが可能な可搬記録媒体をリーダライタに読み取らせるだけでよいので、ネットワーク環境の管理が簡素化される。
【0060】
例えば、現在利用していたコンピュータが故障し、代わりのコンピュータをネットワーク接続する場合は、故障したコンピュータのIPアドレスを記録した可搬記録媒体を、ネットワークに接続されている本発明のリーダライタに読み取らせるだけで、代わりのコンピュータを簡単にネットワーク接続することができる。
【0061】
また、本発明の第2の態様によれば、複数の情報処理機器が接続されているネットワーク上において、所望の情報処理装置のネットワーク環境を、IPアドレスが記録された可搬記録媒体を用いることにより、簡単に設定することができる。また、IPアドレス情報とともに、利用可能なアプリケーションに関する情報、アクセス可能なファイルに関する情報、および/または個別にカスタマイズしたコンピュータディスプレイ表示に関する情報など、ネットワーク環境および/またはコンピュータ環境に関する情報についても、可搬記録媒体に予め記録しておけば、これらについても容易に設定することができる。つまり、従来のようなキーボードを用いたキー操作によってIPアドレスおよびその他の設定情報を入力する必要がなく、持ち運びが可能な可搬記録媒体をリーダライタに読み取らせるだけでよいので、ネットワーク環境の管理が簡素化される。
【0062】
例えば、複数のコンピュータが接続され、ユーザごとにネットワーク環境およびコンピュータ環境が異なるネットワークにおいては、各コンピュータに本発明のリーダライタを接続しておけば、ネットワーク環境およびコンピュータ環境の設定管理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の態様によるリーダライタを示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の態様によるリーダライタを示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施例におけるネットワークの概略図である。
【図4】本発明の第1の実施例のネットワーク管理システムの動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施例におけるネットワークの概略図である。
【図6】本発明の第2の実施例のネットワーク管理システムの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、1−21、1−22、1−23…リーダライタ
2…ICタグ
3…ネットワーク
11…読取り手段
12…判定手段
13…設定手段
21、22、23、24…コンピュータ
【発明の属する技術分野】
本発明は、ICカードまたはICタグのような可搬記録媒体、この可搬記録媒体に記録されたデータを読み取るリーダライタおよびその制御方法、ならびに、このリーダライタを用いたネットワーク管理システムおよびネットワーク管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットもしくはイントラネットなどのネットワークに、コンピュータなどの各種情報処理機器をネットワーク接続する場合、初期設定として、IP(Internet Protocol)アドレスなどのネットワーク情報を設定する必要がある。通常、コンピュータのディスプレイ画面を見ながらキーボードでキー操作して当該コンピュータにネットワーク情報を設定する。
【0003】
また、複数のユーザが上述のようなネットワーク環境を利用する場合は、ユーザ毎にネットワークの設定内容が異なる。
【0004】
ネットワーク情報の設定を簡素化する技術として、ICカードとこれと通信するリーダライタ部を有するポータブルターミナルを備える情報処理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このシステムでは、ICカードに記録されているデータと、ポータブルターミナル用アダプタに予め記録されているデータとを照合し、データが一致した場合、ICカードに記録されているIPアドレスを、ポータブルターミナル用アダプタのIPアドレスとして設定する。
【0005】
また、同じくネットワーク情報の設定を簡素化する技術として、ICカードを用いてネットワーク接続を行う公衆端末システムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。このシステムでは、ネットワーク設定情報が記録されたICカードから読み出されたユーザIDに基づく認証を得てネットワーク接続する。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−168868号公報
【特許文献2】
特開2002−288060号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ネットワーク情報は、キーボードを用いたキー操作によってコンピュータに入力される。しかし、ネットワーク情報は複雑な文字列からなるので、キー操作は煩雑なものとなり、入力ミスも生じやすい。
【0008】
また、例えばコンピュータが故障し、代わりのコンピュータをネットワーク接続するときは、故障したコンピュータに登録されていた情報を、新たにネットワーク接続するコンピュータに登録し直さなければならず、非常に面倒である。
【0009】
従って本発明の目的は、上記問題に鑑み、ネットワークに情報処理機器をネットワーク接続する際のネットワーク環境の設定管理を簡素化する、ネットワーク管理システムおよびネットワーク管理方法、このネットワーク管理に用いられるリーダライタおよびその制御方法、ならびに、このリーダライタが読み取る可搬記録媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を実現するために、本発明によれば、ネットワークに接続されている情報処理機器のネットワーク環境を、可搬記録媒体、およびこの可搬記録媒体と通信するリーダライタを用いて管理する。
【0011】
まず、本発明の第1の態様によれば、ネットワークに接続された情報処理機器のネットワーク環境を管理するネットワーク管理システムは、
ネットワーク環境に関する情報を記録した可搬記録媒体と、
ネットワークに接続されるとともに、可搬記録媒体との間で各種データの送受信を行うリーダライタであって、可搬記録媒体から読み取ったネットワーク環境に関する情報に基づいてネットワーク環境を設定するリーダライタと、を備える。
【0012】
また、ネットワークに接続された情報処理機器のネットワーク環境を管理するネットワーク管理方法は、
ネットワークに接続されたリーダライタを用いて、可搬記録媒体に記録されたデータを読み取る読取りステップと、
可搬記録媒体から読み取られたデータの中に、ネットワーク環境に関する情報が含まれるか否かを判定する判定ステップと、
この判定ステップでデータの中にネットワーク環境に関するデータが含まれると判定された場合、ネットワーク環境に関する情報に基づいてネットワーク環境を設定する設定ステップと、を備える。
【0013】
図1は、本発明の第1の態様によるリーダライタを示すブロック図である。
【0014】
情報処理機器が接続されたネットワークに接続され、可搬記録媒体2との間で各種データの送受信を行うリーダライタ1は、
可搬記録媒体2に記録されたデータを読み取る読取り手段11と、
可搬記録媒体2から読み取ったデータの中に、ネットワークに接続された情報処理機器のネットワーク環境に関する情報が含まれるか否かを判定する判定手段12と、
この判定手段12においてデータの中にネットワーク環境に関するデータが含まれると判定された場合、ネットワーク環境に関する情報に基づいてネットワーク環境を設定する設定手段13と、を備える。
【0015】
情報処理機器が接続されたネットワークに接続され、可搬記録媒体との間で各種データの送受信を行うリーダライタの制御方法は、
可搬記録媒体に記録されたデータを読み取る読取りステップと、
可搬記録媒体から読み取ったデータの中に、ネットワークに接続された情報処理機器のネットワーク環境に関する情報が含まれるか否かを判定する判定ステップと、
この判定ステップでデータの中にネットワーク環境に関するデータが含まれると判定された場合、ネットワーク環境に関する情報に基づいてネットワーク環境を設定する設定ステップと、を備える。
【0016】
本発明の第2の態様によれば、ネットワークに接続された情報処理機器のネットワーク環境を管理するネットワーク管理システムは、
ネットワーク環境に関する情報を記録した可搬記録媒体と、
情報処理機器に接続されるとともに、可搬記録媒体との間で各種データの送受信を行うリーダライタであって、可搬記録媒体から読み取ったネットワーク環境に関する情報に基づいて情報処理機器のネットワーク環境を設定するリーダライタと、を備える。
【0017】
また、ネットワークに接続された情報処理機器のネットワーク環境を管理するネットワーク管理方法は、
情報処理機器に接続されたリーダライタを用いて、可搬記録媒体に記録されたデータを読み取る読取りステップと、
可搬記録媒体から読み取ったデータの中に、ネットワーク環境に関する情報が含まれるか否かを判定する判定ステップと、
この判定ステップでデータの中にネットワーク環境に関するデータが含まれると判定された場合、ネットワーク環境に関する情報に基づいて情報処理機器のネットワーク環境を設定する設定ステップと、を備える。
【0018】
図2は、本発明の第2の態様によるリーダライタを示すブロック図である。
【0019】
情報処理機器に接続され、可搬記録媒体2との間で各種データの送受信を行うリーダライタ1は、
可搬記録媒体2に記録されたデータを読み取る読取り手段11と、
可搬記録媒体2から読み取ったデータの中に、情報処理機器が接続されたネットワーク上における当該情報処理機器のネットワーク環境に関する情報が含まれるか否かを判定する判定手段12と、
この判定手段12においてデータの中にネットワーク環境に関するデータが含まれると判定された場合、ネットワーク環境に関する情報に基づいて情報処理機器のネットワーク環境を設定する設定手段と13、を備える。
【0020】
情報処理機器に接続され、可搬記録媒体との間で各種データの送受信を行うリーダライタの制御方法は、
可搬記録媒体に記録されたデータを読み取る読取りステップと、
可搬記録媒体から読み取ったデータの中に、情報処理機器が接続されたネットワーク上における当該情報処理機器のネットワーク環境に関する情報が含まれるか否かを判定する判定ステップと、
この判定ステップでデータの中にネットワーク環境に関するデータが含まれると判定された場合、ネットワーク環境に関する情報に基づいて情報処理機器のネットワーク環境を設定する設定ステップと、を備える。
【0021】
上述の第1および第2の態様においては、可搬記録媒体との間で各種データの送受信を行うリーダライタを備えるネットワークについてのネットワーク環境を管理するシステムで用いられる可搬記録媒体は、ネットワークに接続された情報処理機器のネットワーク環境に関する情報が記録される。
【0022】
本発明によれば、ネットワークに情報処理機器をネットワーク接続する場合におけるネットワーク環境の設定管理を簡素化することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明においては、可搬記録媒体として、例えばICタグもしくはICカードを用いる。ICカードまたはICタグのような可搬記録媒体は、データ記憶用のICメモリを内蔵しており、通信手段の違いから非接触型と接触型とがあるが、その携帯性の高さ、耐久性の高さ、メンテナンス性の良さなどから、例えばクレジットカードや定期券、商品管理タグ等、様々な場面で適用されている。
【0024】
可搬記録媒体からのデータの読取りおよび可搬記録媒体へのデータの書込みは、リーダライタを介して行われる。リーダライタは、リーダライタに設けられたアンテナを介して電磁誘導現象を利用して情報を送受信する非接触型リーダライタと、リーダライタ本体内に設けられた可搬記録媒体挿入口に可搬記録媒体を挿入し、可搬記録媒体との間で情報を送受信する接触型リーダライタと、に大別される。
【0025】
ここでは、非接触型のICタグを本発明に適用した例について説明する。
【0026】
図3は、本発明の第1の実施例におけるネットワークの概略図である。また、図4は、本発明の第1の実施例のネットワーク管理システムの動作を示すフローチャートである。
【0027】
本発明の第1の実施例では、ネットワーク3に接続されている情報処理機器のネットワーク環境を、ICタグ2、およびこのICタグ2と通信するリーダライタ1を用いて管理する。
【0028】
特に、情報処理機器としてコンピュータ21〜24が接続されているネットワーク3上において、リーダライタ1の現在の接続先のコンピュータを切り替える場合について例示する。
【0029】
ネットワーク3には、本実施例によるリーダライタ1が、例えばイーサネット(登録商標)を介して接続される。リーダライタ1は、コンピュータなどの情報処理機器を接続するためのシリアルインタフェース(RS−232C)やUSBインタフェースをさらに備えてもよい。
【0030】
本実施例によるネットワーク管理システムでは、リーダライタ1内に設けられるメモリ(図示せず)には、現在の接続先のIPアドレス情報が保存されている。
【0031】
一方、ICタグ2には、ネットワーク3に接続される情報処理装置に固有のIPアドレス情報が予め記録される。本実施例では、1つのICタグに対して、ネットワーク3上の1つのコンピュータのIPアドレスが記録される。なお、リーダライタ1に対してもIPアドレスを割り振り、これをICタグに記録しておいてもよい。
【0032】
本実施例においても、一般的な非接触型のリーダライタと同様に、リーダライタ1は、該リーダライタ1に設けられたアンテナ(図示せず)から絶えず電波を送っており、通信可能なICタグ2がリーダライタ1の通信圏内に存在するか否かを常に監視している。そして、非接触型のICタグ2がリーダライタ1のアンテナの通信圏内に入ると、リーダライタ1は、通信可能なICタグであるか否かを判定する。ここで通信可能であると判別されると、当該ICタグ2は活性化され、リーダライタ1とICタグ2との間の通信が確立される。
【0033】
このとき、図4のステップS101において、リーダライタ1は、ICタグ2に記録されているデータを読み取る。
【0034】
次に、ステップS102において、リーダライタ1は、ICタグ2から読み取ったデータの中に、ネットワーク3上の情報処理機器のネットワーク環境に関する情報が含まれるか否かを判定する。ネットワーク環境に関する情報とは、本実施例では、IPアドレス情報を意味する。
【0035】
ステップS102において、ネットワーク環境に関する情報が含まれていないと判定された場合は、読み取ったデータは、通常のデータ通信の所定の手順に従って処理される。
【0036】
ステップS102において、ネットワーク環境に関する情報が含まれていると判定された場合、ステップS103へ進む。
【0037】
ステップS103では、ステップS101で読み取ったIPアドレス情報を、既に保存してあったICアドレス情報に替えて新たに保存する。つまり、リーダライタ内のメモリに保存されるIPアドレス情報が書き換えられる。
【0038】
次いで、ステップS104において、上記メモリ内に新たに保存されたIPネットワーク環境に関する情報を読み出し、この情報に基づいて、ネットワーク環境を設定する。すなわち、本実施例ではリーダライタ1の接続先が、新たなるIPアドレス情報に対応したコンピュータに切り替えられる。
【0039】
なお、リーダライタ1に割り振ったIPアドレスをICタグに記録しておいた場合は、当該ICタグをリーダライタ1で読み取れば、リーダライタ1自体がネットワーク3上から見てメインサーバであるかのように機能させることができる。したがって、ネットワーク上のコンピュータはクライアント機器とみなされ、メインサーバとなったリーダライタ1に接続させるようにすることも容易に実現できる。
【0040】
以上説明したように、本発明の第1の実施例によれば、複数の情報処理機器(例えばコンピュータ)が接続されているネットワーク上において、リーダライタの現在の接続先の情報処理機器を、別の情報処理機器に切り替えたい場合、所望の情報処理機器のIPアドレスが記録された可搬記録媒体(例えばICタグ)を用いることにより、簡単に切り替えることができる。つまり、従来のようなキーボードを用いたキー操作によってIPアドレスを入力する必要がなく、持ち運びが可能な可搬記録媒体をリーダライタに読み取らせるだけでよいので、ネットワーク環境の管理が簡素化される。
【0041】
なお、本実施例では情報処理機器としてコンピュータを示したが、ワークステーションのサーバ、プリンタあるいはスキャナなどのその他の情報処理機器であってもよい。
【0042】
図5は、本発明の第2の実施例におけるネットワークの概略図である。また、図5は、本発明の第2の実施例のネットワーク管理システムの動作を示すフローチャートである。
【0043】
本発明の第2の実施例においても、ネットワーク3に接続されている情報処理機器のネットワーク環境を、ICタグ2、およびこのICタグ2と通信するリーダライタ1を用いて管理する。
【0044】
本実施例では、情報処理機器としてコンピュータ21〜23が接続されているネットワーク3上において、コンピュータ21〜23それぞれに対して、リーダライタ1−21〜1−23が接続される。本実施例では、各リーダライタはシリアルインタフェース(RS−232C)を介してコンピュータに接続されるが、USBインタフェースを介して接続してもよい。
【0045】
ICタグ2には、ネットワークに関する情報が予め記録される。本実施例では、ICタグがユーザ毎に貸与されることを想定して、1つのICタグについて、1つのIPアドレスが記録される。なお、このIPアドレス情報以外にも、ユーザ固有に設定したネットワーク環境および/またはコンピュータ環境に関する情報を記録してもよい。例えば、IPアドレス情報と共に、ユーザ固有の情報、例えば利用可能なアプリケーションに関する情報、アクセス可能なファイルに関する情報、および/または個別にカスタマイズしたコンピュータディスプレイ表示に関する情報などを、ICタグに記録しておいてもよい。
【0046】
本実施例においても、一般的な非接触型のリーダライタと同様に、リーダライタ1は、該リーダライタ1に設けられたアンテナ(図示せず)から絶えず電波を送っており、通信可能なICタグ2がリーダライタ1の通信圏内に存在するか否かを常に監視する。
【0047】
ユーザは、コンピュータを新たにネットワーク接続して利用する場合、もしくはコンピュータのネットワーク環境の設定を変更した場合は、ICタグ2を、複数のリーダライタ1−21〜1−23のうち、所望のコンピュータに接続されたリーダライタの近傍にかざす。ここでは、例として、コンピュータ21を新たにネットワーク接続して利用する場合を考える。この場合、ICタグ2をリーダライタ1−21近傍にかざす。
【0048】
そして、非接触型のICタグ2がリーダライタ1−21のアンテナの通信圏内に入ると、リーダライタ1−21は、通信可能なICタグであるか否かを判定する。ここで通信可能であると判別されると、当該ICタグ2は活性化され、リーダライタ1−21とICタグ2との間の通信が確立される。
【0049】
このとき、図6のステップS201において、リーダライタ1−21は、ICタグ2に記録されているデータを読み取る。
【0050】
次に、ステップS202において、リーダライタ1−21は、ICタグ2から読み取ったデータの中に、ネットワーク環境に関する情報が含まれるか否かを判定する。ネットワーク環境に関する情報とは、本実施例では、IPアドレス情報を意味する。また、その他のユーザ固有の情報、例えば利用可能なアプリケーションに関する情報、アクセス可能なファイルに関する情報、および/または個別にカスタマイズしたコンピュータディスプレイ表示に関する情報などをさらに含んでもよい。
【0051】
ステップS202において、ネットワーク環境に関する情報が含まれていないと判定された場合は、読み取ったデータは、通常のデータ通信の所定の手順に従って処理される。
【0052】
ステップS202において、ネットワーク環境に関する情報が含まれていると判定された場合、ステップS203へ進む。
【0053】
ステップS203では、ステップS201でリーダライタ1−21が読み取ったIPアドレス情報を、リーダライタ1−21が接続されているコンピュータ21へ、シリアルインタフェースを介してロードする。これにより、コンピュータ21のネットワーク3に対するネットワーク環境が設定される。なお、IPアドレス情報の他に、利用可能なアプリケーションに関する情報、アクセス可能なファイルに関する情報、および/または個別にカスタマイズしたコンピュータディスプレイ表示に関する情報などがリーダライタによって読み取られていたならば、これらについてもネットワーク環境および/またはコンピュータ環境にも反映される。
【0054】
以上説明したように、本発明の第2の実施例によれば、複数の情報処理機器(例えばコンピュータ)が接続されているネットワーク上において、所望の情報処理装置のネットワーク環境を、IPアドレスが記録された可搬記録媒体(例えばICタグ)を用いることにより、簡単に設定することができる。また、IPアドレス情報とともに、利用可能なアプリケーションに関する情報、アクセス可能なファイルに関する情報、および/または個別にカスタマイズしたコンピュータディスプレイ表示に関する情報など、ネットワーク環境および/またはコンピュータ環境に関する情報についても、可搬記録媒体に予め記録しておけば、これらについても容易に設定することができる。つまり、従来のようなキーボードを用いたキー操作によってIPアドレスおよびその他の設定情報を入力する必要がなく、持ち運びが可能な可搬記録媒体をリーダライタに読み取らせるだけでよいので、ネットワーク環境の管理が簡素化される。
【0055】
なお、上述した第1の実施例および第2の実施例を同時に実現してもよい。この場合は、リーダライタ内に、イーサネット(登録商標)およびシリアルインタフェースもしくはUSBインタフェースのコネクタを設けるとともに、図1および図2を参照して説明した各手段を設ければよい。
【0056】
また、以上説明した第1および第2の実施例においては、非接触型のICタグを用いたが、接触型でもあってもよい。
【0057】
また、1つのICタグに1つのIPアドレス情報を記録した。IPアドレスは、例えば「172.30.128.111」などのように4つの数字を1組として表現されるが、これら4つの数字をそれぞれ別々のICタグに記録し、4枚のICタグによって1つのIPアドレスを構成するようにしてもよい。特に非接触型のICタグを用いているので特に有効である。なお、複数のICタグがリーダライタの通信圏内に入った場合はリーダライタと複数のICタグとの間の各通信が衝突することになるので、この衝突を防止するために、リーダライタが一意にICカードを識別するアンチコリジョンと呼ばれる処理が実行される。このアンチコリジョン処理を経て通信可能であると判別されたICカードに対して、リーダライタ1との通信が順次確立されることになる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ネットワークに情報処理機器をネットワーク接続する際のネットワーク環境の設定管理を簡素化することができる。
【0059】
本発明の第1の態様によれば、複数の情報処理機器が接続されているネットワーク上において、リーダライタの現在の接続先の情報処理機器を、別の情報処理機器に切り替えたい場合、所望の情報処理機器のIPアドレスが記録された可搬記録媒体を用いることにより、簡単に切り替えることができる。つまり、従来のようなキーボードを用いたキー操作によってIPアドレスを入力する必要がなく、持ち運びが可能な可搬記録媒体をリーダライタに読み取らせるだけでよいので、ネットワーク環境の管理が簡素化される。
【0060】
例えば、現在利用していたコンピュータが故障し、代わりのコンピュータをネットワーク接続する場合は、故障したコンピュータのIPアドレスを記録した可搬記録媒体を、ネットワークに接続されている本発明のリーダライタに読み取らせるだけで、代わりのコンピュータを簡単にネットワーク接続することができる。
【0061】
また、本発明の第2の態様によれば、複数の情報処理機器が接続されているネットワーク上において、所望の情報処理装置のネットワーク環境を、IPアドレスが記録された可搬記録媒体を用いることにより、簡単に設定することができる。また、IPアドレス情報とともに、利用可能なアプリケーションに関する情報、アクセス可能なファイルに関する情報、および/または個別にカスタマイズしたコンピュータディスプレイ表示に関する情報など、ネットワーク環境および/またはコンピュータ環境に関する情報についても、可搬記録媒体に予め記録しておけば、これらについても容易に設定することができる。つまり、従来のようなキーボードを用いたキー操作によってIPアドレスおよびその他の設定情報を入力する必要がなく、持ち運びが可能な可搬記録媒体をリーダライタに読み取らせるだけでよいので、ネットワーク環境の管理が簡素化される。
【0062】
例えば、複数のコンピュータが接続され、ユーザごとにネットワーク環境およびコンピュータ環境が異なるネットワークにおいては、各コンピュータに本発明のリーダライタを接続しておけば、ネットワーク環境およびコンピュータ環境の設定管理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の態様によるリーダライタを示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の態様によるリーダライタを示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施例におけるネットワークの概略図である。
【図4】本発明の第1の実施例のネットワーク管理システムの動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施例におけるネットワークの概略図である。
【図6】本発明の第2の実施例のネットワーク管理システムの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、1−21、1−22、1−23…リーダライタ
2…ICタグ
3…ネットワーク
11…読取り手段
12…判定手段
13…設定手段
21、22、23、24…コンピュータ
Claims (18)
- ネットワークに接続された情報処理機器のネットワーク環境を管理するネットワーク管理システムであって、
前記ネットワーク環境に関する情報を記録した可搬記録媒体と、
前記ネットワークに接続されるとともに、前記可搬記録媒体との間で各種データの送受信を行うリーダライタであって、前記可搬記録媒体から読み取った前記ネットワーク環境に関する情報に基づいて前記ネットワーク環境を設定するリーダライタと、
を備えることを特徴とするネットワーク管理システム。 - 前記ネットワーク環境に関する情報は、前記情報処理機器のネットワーク上におけるIPアドレス情報を備える請求項1に記載のネットワーク管理システム。
- ネットワークに接続された情報処理機器のネットワーク環境を管理するネットワーク管理システムであって、
前記ネットワーク環境に関する情報を記録した可搬記録媒体と、
前記情報処理機器に接続されるとともに、前記可搬記録媒体との間で各種データの送受信を行うリーダライタであって、前記可搬記録媒体から読み取った前記ネットワーク環境に関する情報に基づいて前記情報処理機器のネットワーク環境を設定するリーダライタと、
を備えることを特徴とするネットワーク管理システム。 - 前記リーダライタは、前記可搬記録媒体との間で非接触でデータの送受信を行う非接触型リーダライタである請求項1〜3のいずれか一項に記載のネットワーク管理システム。
- ネットワークに接続された情報処理機器のネットワーク環境を管理するネットワーク管理方法であって、
前記ネットワークに接続されたリーダライタを用いて、可搬記録媒体に記録されたデータを読み取る読取りステップと、
前記可搬記録媒体から読み取った前記データの中に、前記ネットワーク環境に関する情報が含まれるか否かを判定する判定ステップと、
該判定ステップで前記データの中に前記ネットワーク環境に関するデータが含まれると判定された場合、前記ネットワーク環境に関する情報に基づいて前記ネットワーク環境を設定する設定ステップと、
を備えることを特徴とするネットワーク管理方法。 - 前記ネットワーク環境に関する情報は、前記情報処理機器のネットワーク上におけるIPアドレス情報を備える請求項5に記載のネットワーク管理方法。
- ネットワークに接続された情報処理機器のネットワーク環境を管理するネットワーク管理方法であって、
前記情報処理機器に接続されたリーダライタを用いて、可搬記録媒体に記録されたデータを読み取る読取りステップと、
前記可搬記録媒体から読み取った前記データの中に、前記ネットワーク環境に関する情報が含まれるか否かを判定する判定ステップと、
該判定ステップで前記データの中に前記ネットワーク環境に関するデータが含まれると判定された場合、前記ネットワーク環境に関する情報に基づいて前記情報処理機器のネットワーク環境を設定する設定ステップと、
を備えることを特徴とするネットワーク管理方法。 - 前記リーダライタは、前記可搬記録媒体との間で非接触でデータの送受信を行う非接触型リーダライタである請求項5〜7のいずれか一項に記載のネットワーク管理方法。
- 情報処理機器が接続されたネットワークに接続され、可搬記録媒体との間で各種データの送受信を行うリーダライタの制御方法であって、
前記可搬記録媒体に記録されたデータを読み取る読取りステップと、
前記可搬記録媒体から読み取った前記データの中に、前記ネットワークに接続された情報処理機器のネットワーク環境に関する情報が含まれるか否かを判定する判定ステップと、
該判定ステップで前記データの中に前記ネットワーク環境に関するデータが含まれると判定された場合、前記ネットワーク環境に関する情報に基づいて前記ネットワーク環境を設定する設定ステップと、
を備えることを特徴とするリーダライタの制御方法。 - 前記ネットワーク環境に関する情報は、前記情報処理機器のネットワーク上におけるIPアドレス情報を備える請求項9に記載のリーダライタの制御方法。
- 情報処理機器に接続され、可搬記録媒体との間で各種データの送受信を行うリーダライタの制御方法であって、
前記可搬記録媒体に記録されたデータを読み取る読取りステップと、
前記可搬記録媒体から読み取った前記データの中に、前記情報処理機器が接続されたネットワーク上における当該情報処理機器のネットワーク環境に関する情報が含まれるか否かを判定する判定ステップと、
該判定ステップで前記データの中に前記ネットワーク環境に関するデータが含まれると判定された場合、前記ネットワーク環境に関する情報に基づいて前記情報処理機器の前記ネットワーク環境を設定する設定ステップと、
を備えることを特徴とするリーダライタの制御方法。 - 前記リーダライタは、前記可搬記録媒体との間で非接触でデータの送受信を行う非接触型リーダライタである請求項9〜11のいずれか一項に記載のリーダライタの制御方法。
- 情報処理機器が接続されたネットワークに接続され、可搬記録媒体との間で各種データの送受信を行うリーダライタであって、
前記可搬記録媒体に記録されたデータを読み取る読取り手段と、
前記可搬記録媒体から読み取った前記データの中に、前記ネットワークに接続された情報処理機器のネットワーク環境に関する情報が含まれるか否かを判定する判定手段と、
該判定手段において前記データの中に前記ネットワーク環境に関するデータが含まれると判定された場合、前記ネットワーク環境に関する情報に基づいて前記ネットワーク環境を設定する設定手段と、
を備えることを特徴とするリーダライタ。 - 前記ネットワーク環境に関する情報は、前記情報処理機器のネットワーク上におけるIPアドレス情報を備える請求項13に記載のリーダライタ。
- 情報処理機器に接続され、可搬記録媒体との間で各種データの送受信を行うリーダライタであって、
前記可搬記録媒体に記録されたデータを読み取る読取り手段と、
前記可搬記録媒体から読み取った前記データの中に、前記情報処理機器が接続されたネットワーク上における当該情報処理機器のネットワーク環境に関する情報が含まれるか否かを判定する判定手段と、
該判定手段において前記データの中に前記ネットワーク環境に関するデータが含まれると判定された場合、前記ネットワーク環境に関する情報に基づいて前記情報処理機器の前記ネットワーク環境を設定する設定手段と、
を備えることを特徴とするリーダライタ。 - 前記可搬記録媒体との間で非接触でデータの送受信を行う非接触型リーダライタである請求項13〜15のいずれか一項に記載のリーダライタ。
- 可搬記録媒体との間で各種データの送受信を行うリーダライタを備えるネットワークについてのネットワーク環境を管理するシステムで用いられる可搬記録媒体であって、
ネットワークに接続された情報処理機器のネットワーク環境に関する情報が記録されたことを特徴とする可搬記録媒体。 - 前記リーダライタとの間で非接触でデータの送受信を行う非接触型可搬記録媒体である請求項17に記載の可搬記録媒体。
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Cited By (2)
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2003
- 2003-01-16 JP JP2003008393A patent/JP2004220421A/ja active Pending
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