JP2004219504A - 計算機による学習システム - Google Patents

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Abstract

【課題】計算機を用いた学習システムにより、学習プログラムの自習を行う自習者が、該学習プログラムを修了したことの認定する手段を与える。
【解決手段】自習者の使用する計算機にデジタルカメラを具備させ、学習システムソフトウェアの制御により、学習中の自習者を乱数により決められた時刻に撮影し、撮影した映像情報を通信回線経由で学習システムのサーバへ転送して、日時や成績などと共に学習記録として蓄積し、学習プログラムの修了を認定する際に、該映像情報を確認し、認定書に該映像情報を含ませることで、第3者が身代わりとなって計算機を操作することにより修了の認証を得ようとする行為を防ぐ。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、計算機、もしくは、ネットワークで接続された複数計算機上で動作するソフトウェアにより制御により、学習者が操作する計算機上に教材情報を表示し、学習者は該教材情報に基づいて計算機へ入力を行うことで自習を進める、計算機を利用した学習システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークを利用した計算機システムによる遠隔教育は、一般的にeラーニングと呼称され、様々な事例が報告されている。eラーニングは、その実施方法や使用する技術により様々な分類がなされているが、特に、インターネットまたはイントラネットを利用したウェブによる学習方法であるWBT(Wab Based Training)は、計算機やインターネットの普及する中で注目を集めている。
【0003】
WBTシステムの機能は、管理機能・教材作成機能・受講者サポート機能・マルチメディア対応機能のように分類される(「eラーニング白書 2001/2002年版」、先進学習基盤協議会(ALIC)、第1版、p131)。このうち、管理機能については、学習進捗管理機能・成績管理機能・受講者管理機能・アンケート集計機能が含まれる。
【0004】
このうち、受講者管理機能については、IEEE PAPI(Public and Private Information)や、IMS LIP(Leaner Information Packaging)などの規格の標準化が検討されており、個人情報としては、住所・氏名・電話番号などが想定されている。
【0005】
また、WBTシステムを利用する際に本人であることを確認するための認証技術については、電子商取引の場合と同じく、通常はユーザIDとパスワードによる組み合わせを用いることが想定されている(「eラーニング白書 2001/2002年版」、先進学習基盤協議会(ALIC)、第1版、p148)。他にも、指紋による認証や、CA(Certificate Authority、認証局)という認証サービスを行う機関から発行された電子的な身分証明書により認証することも行われ始めている。このような認証技術は、不正アクセスの防止や情報漏洩の阻止、システムの安定性保持などを目的にして行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の計算機を用いた学習システムには、次のような問題がある。
【0007】
WBTにて学習を進める際、学習者が純粋に知識や技術などを身に付けることを望んでいる場合には、学習者が他の人に学習システムの利用を委ねることに対する対策は必要がない。しかしながら、学習カリキュラムの受講の修了により、資格が授与されたり修了の証書が発行されたりする場合には、資格認定や修了証書の取得を目的として、学習者が不正に他の人に学習システムの利用を委ねる事態が発生し得る。よって、このような身代わりの受講に対しての対策が必要となってくる。
【0008】
本人が試験場に出向いて受験する試験により資格認定や修了証書が行われる場合、習得した知識・技術の確認とともに、本人であることが認証される。このような本人の試験場への出席最終試験に向けた学習システムの場合、学習システムの利用における身代わりを監視する必要は生じない。しかしながら、本人の試験場への出席を伴う最終試験を前提とした場合、次に述べる3つの問題点がある。
【0009】
第一に、本人が試験場へ赴く手間は残り、遠隔にて完了する学習プログラムとはならない。物理的な距離による障壁を無くすことは、ネットワークを利用した学習システムの意義の中でも重要な要素であり、1回のみの最終試験としても、情報化社会としての要件に悖ることとなる。
【0010】
第二に、試験のみによる資格認定は、本来的には望ましいものでは無い。試験では、学習カリキュラムで学ぶ知識・技術の全体から抽出したものについて、その能力を試すものであり、当然ながら出題内容による運不運が伴う。資格試験の受験条件として、定められた講義の受講時間や実務経験期間などを課す場合があるのを見ても、試験のみでなく学習プログラム全体での評価が望ましい。
【0011】
第三の点は、学習カリキュラムにおける、出席の問題に関係する。例えば大学での講義では、最終試験を伴う時でも、出席回数は成績に加味される場合が多い。単純に試験での高得点により修了可能な学習プログラムでは、講義自体が形骸化しかねず、単純な資格試験に陥りかねない。
【0012】
また、従来本人であることを確認するための認証技術は、悪意の第三者が本人に成りすますことを防ぐ技術であり、本人が身代わりを立てることを防ぐ技術ではない。例えば、ユーザIDとパスワードによる認証では、本人が身代わりとなる人にこれらを教えることで、簡単に身代わりが可能となり、これを見破る術は無い。指紋を用いた認証は、身代わりを監視する要件を満たすが、本人が学習する姿を確認する訳ではなく、間接的である。また、指紋の採取には専門の装置が必要であり、煩雑である。
【0013】
本発明は、上記に示した問題点を解決し、ネットワークを用いた遠隔学習において、本人であることの記録を残す仕組みを導入することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による学習システムでは、計算機を使用して自習を行う者を確認するために、学習が行なわれている際に自習者の姿を撮影して映像情報ファイルとして取得して蓄積するため、自習者が使用する計算機にデジタルカメラを付属させる。
【0015】
また、自習者を撮影した映像情報ファイルを、学習システムを提供する組織の設備として設置されたサーバと呼ぶ計算機に撮影直後に転送するため、ネットワークを介した通信を行う。
【0016】
また、学習にて使用する計算機の前に、自習者が映像情報の撮影時のみに限定して立つことを防ぐため、撮影する時刻を決めるために乱数を用いる。
【0017】
また、自習者を確認するために撮影情報の取得が行われる際に、予め撮影しておいた映像情報をそれにすり替える不正を防ぐために、映像情報取得時のディスプレイ装置の画面表示を映像に写しこむよう、鏡を用いる。
【0018】
また、学習プログラムの履修完了を証明する修了証書や資格の認定書に用いる本人確認のための映像情報として、自習者を確認するために撮影した映像情報を用いる。
【0019】
また、計算機で利用するソフトウェアを販売する際に、自習者を確認するための映像情報ファイルの作成・蓄積・転送に必要なソフトウェアを併せて収録する。
【0020】
【発明の実施例】
発明の実施の形態を、実装例にもとづき図面を参照して説明する。
【0021】
図1に、本発明を適用する計算機による学習システムでの、学習プログラムの実施例を示す。なお、図1は、本発明に固有な内容を含んでおらず、学習システムの説明のために示したものである。図1中、学習プログラム(100)は、3回の講義(101)から成っている。それぞれの講義では、解説(111)、演習(112)、および、試験(113)が行われる。自習にて使用する計算機の画面(120)では、解説を表示したウィンドウ(131)、演習の指示を表示して演習での入力を受け付けるウィンドウ(132)、試験の指示を表示して解答である入力を受け付けるウィンドウ(133)が、学習プログラムに応じて表示される。自習者は、これらの表示を見ながら、演習と試験とでは表示された指示に基づく入力を行い、学習を進める。図1の学習プログラムは一例であり、本発明は、学習プログラムの内容に拠らず、広範囲な学習システムに適用することが出来る。
【0022】
図2に、本発明を適用する、自習者確認のために映像ファイルを蓄積する学習システムの構成を示す。図2中、自習者A(201)と自習者B(202)とは、それぞれ、制御部(211)、記憶部(212)、IO制御部(213)、および、通信制御部(214)を備え、さらに、デジタルカメラ(221)、ディスプレイ(222)、キーボード(223)、および、スピーカ(224)が接続された計算機(210)を操作する。自習者の操作する計算機(210)は、それぞれ、ネットワーク(230)を介して、サーバ(240)に接続されている。サーバ(240)は、制御部(241)、記憶部(250)、IO制御部(243)、および、通信制御部(244)を備え、資格認定者(203)が使用する、ディスプレイ(291)とキーボード(293)に接続されている。サーバ(240)の記憶部(250)には、自習者Aの学習記録(261)を保持する部分があり、ここには、自習者Aが自習を行ったごとの内容を記録する記録ファイル(271)が、複数保持されている。記録ファイル(271)には、日時(272)に関する情報、自習時の成績(273)に関する情報などに加えて、自習者の映像情報(274)が記録されている。自習者Bの学習記録(262)を保持する部分にも同様に、自習者Bが自習を行ったごとの内容を記録する記録ファイル(281)に、自習者の映像情報(284)が記録されている。
【0023】
自習者A(201)は、計算機(210)に接続されたディスプレイ(222)とスピーカ(224)とから出力される教材を用い、キーボード(223)を操作しながら、図1に示したような学習プログラムに従って自習を進める。その際、自習者の使用する計算機(210)の制御部(211)上にて動作する学習用のソフトウェアは、通信制御部(214)からネットワーク(230)を介して、サーバ(240)上の制御部(241)上で動作する学習用のソフトウェアとの通信コネクションを確立する。自習中、サーバ側のソフトウェアから通信による指示を受けて、制御部(211)上にて動作する学習用のソフトウェアは、IO制御部(213)を介してデジタルカメラ(221)を起動し、自習者A(201)の映像を撮影させる。撮影された映像情報を含むファイルは、制御部(211)上の学習用ソフトウェアの制御により、記憶部(212)に転送され、さらに通信制御部(214)を介してサーバへ転送される。
【0024】
サーバ(240)では、制御部(241)上で動作する学習用のソフトウェアの制御により、通信制御部(244)を介して転送された自習者Aの映像情報を受信し、記憶部(250)に蓄積する。蓄積の際、映像情報(274)は、記憶部内(250)の自習者Aの学習記録(261)として、その機会ごとの自習者Aの記録ファイル(271)に、日時(272)や成績(273)などとともに、分類されて蓄積される。
【0025】
自習者Aが履修を終了して、資格の認定を希望したときは、資格の認定を行う者(203)が、サーバ(240)上の自習者Aの学習記録(261)を参照して、合否を決定する。その際、資格認定者(203)は、サーバ(204)に接続されたキーボード(293)を操作して、学習記録(261)内の自習者Aの映像情報(274)をディスプレイ(291)に表示させて、学習を行った者が自習者Aであることを確認する。自習者Aの映像情報(274)を含む学習記録(261)は、制御部(241)上で動作する学習用のソフトウェアの制御により、記録部(250)からIO制御部(243)を経て、ディスプレイ(291)へ表示される。
【0026】
資格認定者(203)が映像情報により自習者Aを確認するには、自習者Aの写真を予め登録しておき、資格認定者が参照出来るようにしておけば良い。もしくは、資格認定の証書において、自習者Aの映像情報(274)を添付することにより、写真の登録を省略することが可能である。
【0027】
図3に、本発明を適用する、自習者確認のための映像ファイルを蓄積する学習システムのソフトウェア構成を示す。図3中、自習者(301)、資格認定者(303)、計算機(310)、制御部(311)、記憶部(312)、IO制御部(313)、通信制御部(314)、デジタルカメラ(321)、ディスプレイ(322)、キーボード(323)、スピーカ(324)、および、ネットワーク(330)は、図2中の、自習者(201)、資格認定者(203)、計算機(210)、制御部(211)、記憶部(212)、IO制御部(213)、通信制御部(214)、デジタルカメラ(221)、ディスプレイ(222)、キーボード(223)、スピーカ(224)、および、ネットワーク(230)に、それぞれ対応する。また、図3中、サーバ(340)、制御部(341)、記憶部(342)、IO制御部(343)、通信制御部(344)、ディスプレイ(391)、および、キーボード(393)は、図2中の、サーバ(240)、制御部(241)、記憶部(250)、IO制御部(243)、通信制御部(244)、ディスプレイ(291)、および、キーボード(293)に、それぞれ対応する。
【0028】
自習者側の計算機(310)でのソフトウェア構成は、制御部(311)内に示されている。講義管理(360)は、講義の進行全般を管理するソフトウェアである。解説シナリオ(361)、演習シナリオ(362)、試験シナリオ(363)は、講義管理(360)により起動される。これらの学習シナリオのソフトウェアがシナリオエンジン(364)により解釈・実行されることにより、OS(368)を介して、ディスプレイ(321)、キーボード(323)、スピーカ(324)に入出力が行われ、自習者(301)は学習を進める。本実施例では、学習シナリオのソフトウェアは、講義ごとにサーバ(340)側からネットワーク(330)を介してダウンロードすることとする。また、学習シナリオのソフトウェアすべてを計算機(310)内に具備しておく方法もある。
【0029】
受講者サポート(365)は、自習者による電子メールを用いた質疑応答や、学習スケジュールの確認等の機能を果たす。通信管理(367)は、サーバ(340)とのアプリケーション・プロトコルに基づく通信機能を果たす。
【0030】
以上の各ソフトウェアは従来の遠隔学習システムの機能と同様の役割を果たす。本発明において固有の機能は、主に出席監視(366)が担う。出席管理(366)は、講義管理(360)から起動され、OS(368)を介してデジタルカメラ(321)を制御し、学習中の自習者(301)の映像を撮影し、該映像情報は、サーバ(340)へ転送される。
【0031】
サーバ(340)側でのソフトウェア構成は、制御部(341)内に示されている。講座管理(370)は、学習プログラムの進行全般を管理するソフトウェアである。シナリオ管理(371)は、記憶部(342)内に蓄積された学習シナリオを管理し、これらの学習シナリオは、自習者側の計算機(310)へダウンロードされる。
【0032】
講師サポート(372)は、自習者側の計算機(310)の自習者サポート機能(365)に対応する。通信管理(377)は、自習者側の計算機(310)とのアプリケーション・プロトコルに基づく通信機能を果たす。
【0033】
教務データ管理(376)は、図2中261、262に示した自習者の学習記録を管理する。蓄積される自習記録は、進捗管理(373)、成績管理(374)などにより作成される。本発明において固有の機能を担う出席管理(375)も、教務データ管理(376)上で機能し、自習者側の計算機(310)から送られてきた映像情報ファイルを管理する。
【0034】
図4に、本発明を適用する学習システムでの、自習者確認のための映像ファイル蓄積処理の概要を示す。図4では、図2、図3と同様に、自習者側の環境(401)、および、サーバ側の計算機環境(402)が、ネットワーク(403)を介して接続されている場合を想定している。以下、自習者側の計算機環境(401)の中の自習者(411)と計算機(412)、および、サーバ側の計算機環境(402)の中のサーバ(413)とサーバ内の記憶部(414)の4つの相互の動作について説明する。
【0035】
自習者が自習ソフトウェアを起動(421)すると、これを受けた計算機では、サーバとの通信を開始し、自習開始を通知(431)する。サーバでは、記憶部から学習記録を所得(441)し、これに基づいて決定した学習シナリオを取得(442)して、自習者側の計算機に該学習シナリオを配布(432)する。この際、乱数を発生させて、その値に基づく時間間隔をおくタイマを起動しておく。
【0036】
配布された学習シナリオによる自習(423)に先立って、自習者側の計算機では自習者の映像を撮影(422)し、サーバへ該自習者映像を転送(433)する。
【0037】
サーバでは、乱数値によるタイマ起動(443)により、自習者側の計算機に対して、映像撮影を指示(434)する。該指示を受けた計算機では、自習者映像を撮影(424)し、サーバへ該自習者映像を転送(435)する。
【0038】
自習者が自習を終了(425)した旨を計算機に入力すると、自習者側の計算機よりサーバ側へ、自習終了が通知(436)される。サーバでは、再度、映像撮影を指示(437)し、計算機では自習者映像を撮影(426)して、サーバへ自習者映像を転送(438)する。サーバでは、自習者映像情報を含む学習記録を更新(444)して処理を終了する。
【0039】
図5に、本発明を適用する学習システムでの、自習者確認のための映像に、ディスプレイ画面を写しこむ方法を示す。図5では、デジタルカメラ(504)とディスプレイ(503)を備えた計算機(502)を利用して、自習者(501)が自習を行う状況にて、自習者の背後に鏡(505)が設置されている。
【0040】
自習者確認のための映像を撮影する際のディスプレイには、511に示したような画面が表示されている。該表示画面中、自習者の撮影映像に写り込ませて映像の確認時に用いるための表示として、撮影キーウィンドウ(512)が設けられている。
【0041】
511の画面をディスプレイ(503)に表示しながら、デジタルカメラ(504)で自習者を撮影した映像を、521に示す。該撮影映像(521)中には、自習者の像(525)とともに、設置した鏡(505)に写った鏡像(522)が写りこんでいる。さらにその鏡像(522)の中には、511の表示画面に対応するディスプレイ画面の像(523)が、さらにその中には、撮影キーウィンドウ(512)に対応する撮影キーウィンドウの像(524)が写りこむ。
【0042】
この撮影映像(521)は、サーバ(532)へ転送され、記憶部(533)内の自習者の学習記録(534)の一部として、記録ファイル(535)内に蓄積される。その際、記録ファイル(535)には、日時(536)、成績(537)、該撮影映像(539)とともに、撮影キー(538)が記録される。記録ファイルを参照して、自習者本人を確認する際には、撮影映像(539)に、撮影キー(538)に対応した映像が写り込んでいることを確認する。
【0043】
図5の説明では、撮影キーとして乱数による文字を利用することとしたが、これは図形や色としても良い。また、図5の撮影映像(521)内の鏡像(522)には、本来反転された像が写るはずであるが、図の了解性を考慮して、反転させない像を記した。
【0044】
図6に、本発明を適用する学習システムでの、認定書に自習者の映像情報を含ませる方法を示す。図6中、サーバ側の計算機(640)の記憶部(650)には、通信制御部(644)を通じて自習者側の計算機から受信したデータに基づき蓄積された、自習者Aの学習記録(661)が蓄積されている。
【0045】
資格認定者(603)が認定書の発行を行う際、ディスプレイ装置(691)とキーボード(693)とを操作することで、制御部(641)で動作するソフトウェアを利用する。該ソフトウェアの動作により、自習者Aの学習記録(661)内の記録ファイル(671)の内容が調べられる。記録ファイル(671)中の日時(672)や成績(673)が、認定書の発行に値するか否かが調べられ、認定することとなった場合、IO制御部(643)を通じてプリンタ(610)より認定書(620)が印刷される。この際、自習者Aの学習記録内の映像情報(674)に基づいた映像写真(621)が認定書(620)内に印刷される。
【0046】
電子的なファイルとして認定書を発行する場合にも、図6に示した方法と同様に、自習者の学習記録内の映像情報を利用して、該ファイル内に映像情報を含ませる。
【0047】
図7に、本発明を適用する学習システムでの、販売するソフトウェアを収めた蓄積メディアに、請求項1および2の学習システムにて使用するソフトウェアを収録する方法の概要を示す。図7中、蓄積メディア(701)には、文書作成用ソフトウェア“xxx”(702)に加えて、文書作成用ソフトウェア“xxx”の学習システムのソフトウェア(703)が収録されている。蓄積メディアに収録されたこれら2つのソフトウェアは、一緒に販売される。これを購入した利用者は、該蓄積メディアを用いて、文書作成用ソフトウェア“xxx”、および、その学習システムのソフトウェアを計算機へのインストールすることにより、計算機の画面(711)上のフォルダ・ウィンドウ(712)上に、文書作成用ソフトウェア“xxx”起動アイコン(713)とその学習システム起動アイコン(714)が利用できるようになる。学習システム起動アイコン(714)をダブルクリックすることにより、図1に示したような学習を、図2に示した構成にて行えるようになる。
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果がある。
【0048】
計算機を用いた学習システムにおいて、デジタルカメラにより撮影した学習者の映像情報を蓄積して該映像を確認することにより、学習システムを利用して学習を行なった者を同定して、該学習者に学習プログラム修了の証書を発行することが出来る。
【0049】
また、デジタルカメラにより撮影した学習者の映像情報を、ネットワークを介して学習システムを提供する組織内のサーバ計算機に転送することにより、映像情報の改ざんの恐れを軽減することが出来る。
【0050】
また、乱数に基づく値により決めた時刻に自習者の映像を撮影することにより、計算機を用いた学習は身代わりの者が行い、別の者が撮影時刻に合わせて現れることで映像に映るようにする不正が行われる恐れを軽減することが出来る。
【0051】
また、自習者を撮影する映像に、学習に利用している計算機の画面の一部を、鏡を用いて写りこませ、映像情報にて自習者を確認する際には、写りこんだ計算機画面の一部の内容を確認することにより、自習者を撮影した映像情報を予め準備した映像情報に差し替える不正が行われる恐れを軽減することが出来る。
【0052】
また、自習者が学習プログラムを用いて学習中に撮影した映像情報を、該学習プログラムの修了認定書や資格認定書に掲載することにより、該学習プログラムの提供者による学習者の認証が不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】学習プログラムの実施例である。
【図2】自習者確認のために映像ファイルを蓄積する学習システムの構成である。
【図3】自習者確認のために映像ファイルを蓄積する学習システムのソフトウェア構成である。
【図4】自習者確認のための映像ファイルの蓄積処理の概要である。
【図5】自習者確認のための映像に、ディスプレイ画面を写しこむ方法を表す図である。
【図6】認定書に自習者の映像情報を含ませる方法を現す図である。
【図7】販売するソフトウェアを収めた蓄積メディアに、該ソフトウェアの使用方法を学習するためのソフトウェアを収録する方法の概要である。
【符号の説明】
100 講座プログラム
101 講義プログラム
111 解説プログラム
112 演習プログラム
113 試験プログラム
120 自習にて使用する計算機の画面
131 解説を行うウィンドウ
132 演習を行うウィンドウ
133 試験を行うウィンドウ
201 自習者A
202 自習者B
210 計算機
211 制御部
212 記憶部
213 IO制御部
214 通信制御部
221 デジタルカメラ
222 ディスプレイ
223 キーボード
224 スピーカ
230 ネットワーク
240 サーバ
241 制御部
243 IO制御部
244 通信制御部
250 記憶部
261 自習者Aの学習記録
262 自習者Bの学習記録
271 記録ファイル
272 日時
273 成績
274 自習者Aの映像情報
281 記録ファイル
284 自習者Bの映像情報
301 自習者
303 資格認定者
310 計算機
311 制御部
312 記憶部
313 IO制御部
314 通信制御部
321 デジタルカメラ
322 ディスプレイ
323 キーボード
324 スピーカ
330 ネットワーク
340 サーバ
341 制御部
342 記憶部
343 IO制御部
344 通信制御部
360 講座管理ソフトウェア
361 解説シナリオ
362 演習シナリオ
363 試験シナリオ
364 シナリオエンジン
365 受講者サポートソフトウェア
366 出席管理ソフトウェア
367 通信管理ソフトウェア
368 OS
370 講座管理ソフトウェア
371 シナリオ管理ソフトウェア
372 講師サポートソフトウェア
373 進捗管理ソフトウェア
374 成績管理ソフトウェア
375 出席管理ソフトウェア
376 教務データ管理ソフトウェア
377 通信管理ソフトウェア
378 OS
391 ディスプレイ
393 キーボード
401 自習者側の計算機環境
402 サーバ側の計算機環境
403 ネットワーク
411 自習者
412 計算機
413 サーバ
414 サーバ内の記憶部
421〜426、431〜438、441〜444 シーケンス上でのイベント501 自習者
502 計算機
503 ディスプレイ
504 デジタルカメラ
505 鏡
511 ディスプレイ上の画面
512 撮影キーウィンドウ
521 撮影映像
522 鏡像
523 表示画面に対応するディスプレイ画面の像
524 撮影キーウィンドウの像
532 サーバ
533 記憶部
534 自習者の学習記録
535 記録ファイル
536 日時
537 成績
538 撮影キー
539 映像情報
603 資格認定者
610 プリンタ
620 認定書
621 自習者の映像
640 サーバ
641 制御部
643 IO制御部
644 通信制御部
650 サーバの記憶部
661 自習者Aの学習記録
671 記録ファイル
672 日時
673 成績
674 映像情報
691 ディスプレイ
693 キーボード
701 蓄積メディア
702 文書作成用ソフトウェア
703 学習システムソフトウェア
711 計算機の画面
712 フォルダ・ウィンドウ
713 文書作成ソフトウェア起動アイコン
714 学習システム起動アイコン

Claims (6)

  1. 画像や音声による教材情報を計算機上に出力し、計算機を操作する自習者が該教材情報を見聞きした内容に基づき計算機の入力装置を操作して自習を進める学習システムにおいて、デジタル化された映像情報をファイルとして出力するデジタルカメラを計算機に付属させ、前記教材情報の出力と自習者の入力とを制御する計算機上のソフトウェアから該デジタルカメラによる撮影とその映像情報ファイルの取得とを行えるようにし、前記自習が行われている際に、前記ソフトウェアから前記計算機の操作者である自習者を撮影して映像ファイルを蓄積し、蓄積された該映像ファイルを映像化して、撮影された自習者を第三者が確認することにより、特定の自習者が該学習システムを利用して自習を行ったことを証明することを特徴とした、計算機による学習システム。
  2. ネットワークに接続された計算機により請求項1記載の学習システムを実現する際に、自習者が使用する計算機とネットワークを介して通信が可能なサーバと呼ぶ計算機を、学習システムを提供する組織の設備として設け、自習者が前記計算機を使用して自習を行う際には該計算機と前記サーバとの通信を行い、請求項1記載の自習者を撮影した映像ファイルを、撮影直後にサーバに転送することを特徴とした、計算機による学習システム。
  3. 自習者の映像を撮影する時刻を、乱数に基づく値により決めることを特徴とした、請求項1および2の、計算機による学習システム。
  4. 前記デジタルカメラと前記計算機の画面との正面に鏡を設置し、デジタルカメラにて撮影する映像に計算機画面の部分が写るように、デジタルカメラ、計算機の画面、および、鏡の位置と方向とを調整し、自習者の映像の撮影時には計算機の画面に表示している画像イメージを映像情報とともにファイルに蓄積しておき、映像ファイルにより自習者を確認する際には、自習者が撮影された映像に写った計算機画面の部分が、撮影時に計算機の画面に表示していた画像イメージと一致しているかを確認出来るようにすることを特徴とした、請求項1もしくは2記載の、計算機による学習システム。
  5. 自習者を確認するために撮影した映像情報を使い、自習者が学習プログラムの履修完了を証明する修了証書や資格の認定書に対して、自習者の映像写真を掲載すること、もしくは、自習者を確認するために撮影した映像情報を、電子的な記憶媒体に蓄積する前期修了書や前期認定書に含ませることを特徴とする、請求項1もしくは2記載の、計算機による学習システム。
  6. 計算機で利用するソフトウェアの使用方法を習熟するための学習を、請求項1および2の学習システムで行うために、該ソフトウェアを販売する際の蓄積メディア、もしくは、ネットワークを介して配信されるファイル群に、請求項1および2の学習システムにて自習者の使用する計算機に必要なソフトウェアを併せて収録し、これを用いて請求項1および2の学習システムにて自習者を確認しながら学習を進めることで、自習者が該ソフトウェアの操作に習熟した認定を行うことを特徴とした、請求項1および2の計算機による学習システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014120117A (ja) * 2012-12-19 2014-06-30 Crowdworks Inc 作業情報管理システム、作業情報管理プログラム及び作業情報管理装置
GB2620974A (en) * 2022-07-28 2024-01-31 Tooth Care Project Ltd Event monitoring system and method

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