JP2004219306A - ナビゲーション装置および自動料金収受車載装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のETC車載器では、ユーザが高速道路を走行する予定がなくても、ETCカードが挿入されていなければ、電源をオンする毎に何度もカードの挿入を催促するガイダンスが流れ、煩わしい。
【解決手段】目的地までの経路を探索する経路探索部6と、探索された経路に有料道路が含まれているかどうかを判断する有料道路判断部7と、走行経路に有料道路が含まれていると判断された場合に、ユーザに自動料金収受カードを挿入するように警告を行う表示部8とを備え、ナビゲーション装置1にETC車載器11が接続され、かつETC車載器11からETCカードの未挿入が通知された場合のみ、制御部9が、表示部8に対して、ETCカードを挿入するように警告するので、煩わしい不必要な警告を防止することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】目的地までの経路を探索する経路探索部6と、探索された経路に有料道路が含まれているかどうかを判断する有料道路判断部7と、走行経路に有料道路が含まれていると判断された場合に、ユーザに自動料金収受カードを挿入するように警告を行う表示部8とを備え、ナビゲーション装置1にETC車載器11が接続され、かつETC車載器11からETCカードの未挿入が通知された場合のみ、制御部9が、表示部8に対して、ETCカードを挿入するように警告するので、煩わしい不必要な警告を防止することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナビゲーション装置および高速道路などの有料道路の料金収受を路側装置と車載装置との間の無線通信により完了させる自動料金収受(ETC:Electronic Toll Collection)システムにおける自動料金収受車載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ナビゲーション装置は、現在位置をGPS受信機や車速センサおよびジャイロセンサにより検出し、ユーザが目的地を設定すると、現在位置から目的地までの推奨経路を演算により探索して、モニター画面に表示された道路地図上にその推奨経路を表示するようになっている。一方、ETCシステムにおける自動料金収受車載装置(以下、ETC車載器という。)は、ICカードを用いて通行料金の決済を行っており、ICカードが挿入されているかどうかを判断し、未挿入であれば、ICカードを挿入するように音声などでユーザに知らせていた。また、ナビゲーション装置の現在位置検出機能および画像表示機能を利用して、車両が料金所に近づいた場合に、料金所のETCゲートへの案内表示を行う装置も知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−146598号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のETC車載器では、ユーザが高速道路を走行する予定がなくても、ETCカードであるICカードが挿入されていなければ、電源をオンする毎に何度もカードの挿入を催促するガイダンスが流れ、わずらわしい思いをすることが多かった。
【0005】
本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、高速道路のような有料道路を通る時にのみETCカードの挿着を促す警告を行うようにしたナビゲーション装置および自動料金収受車載装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のナビゲーション装置は、目的地までの経路を探索する経路探索手段と、前記探索された経路に有料道路が含まれているかどうかを判断する有料道路判断手段と、前記経路に有料道路が含まれていると判断された場合に、ユーザに自動料金収受カードの挿入を促すように警告を行う警告手段とを備えたことを特徴とする。この構成により、走行経路中に有料道路が含まれる場合にのみ、ETCカード挿着の警告を行うことができ、不必要な警告を防止することができる。
【0007】
また、本発明のナビゲーション装置は、自動料金収受車載装置を接続する接続手段を備え、前記自動料金収受車載装置が接続されていない場合に、ユーザに自動料金収受車載装置を接続するように警告を行うことを特徴とする。この構成により、自動料金収受車載装置が接続されていない場合にのみ警告を行うので、不必要な警告を防止することができる。
【0008】
また、本発明のナビゲーション装置は、自動料金収受車載装置と接続され、かつ前記自動料金収受車載装置から自動料金収受カードの未挿入が通知された場合のみ、ユーザに自動料金収受カードの挿入を促すように警告を行うことを特徴とする。この構成により、自動料金収受カードが挿入されていない場合にのみ警告を行うので、不必要な警告を防止することができる。
【0009】
また、本発明のナビゲーション装置は、ユーザへの警告を音声により行うことを特徴とする。この構成により、警告を聴覚的に確認することができる。
【0010】
また、本発明のナビゲーション装置は、ユーザへの警告を文字により行うことを特徴とする。この構成により、警告を視覚的に確認することができる。
【0011】
また、本発明のナビゲーション装置は、経路探索が終了した直後にユーザへの警告を行うことを特徴とする。この構成により、警告のタイミングを経路検索直後すなわち経路案内初期時に行うことができる。
【0012】
また、本発明のナビゲーション装置は、経路探索された高速道路のインターチェンジ入口付近に自車が近づいたと判断した時に、ユーザへの警告を行うことを特徴とする。この構成により、高速道路を通過する走行経路が案内されていて、かつ高速道路に近づいたタイミングで通知することができる。
【0013】
また、本発明の自動料金収受車載装置は、ナビゲーション装置と接続する接続手段と、前記接続手段を通じて前記ナビゲーション装置から有料道路通過情報が送られてきたかどうかを判断する有料道路通過情報判断手段と、前記有料道路通過情報が送られてきた場合に、ユーザに自動料金収受カードを挿入するように警告を行う警告手段とを備えたことを特徴とする。この構成により、走行経路中に有料道路が含まれる場合にのみ、ETCカード挿着の警告を行うことができ、不必要な警告を防止することができる。
【0014】
また、本発明の自動料金収受車載装置は、自動料金収受カードの挿入または未挿入を検出する手段を備え、前記自動料金収受カードが未挿入であった場合にのみ警告を行うことを特徴とする。この構成により、自動料金収受カードが挿入されていない場合にのみ警告を行うので、不必要な警告を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるナビゲーション装置とETC車載器(自動料金収受車載装置)の概略構成を示すブロック図である。図1において、ナビゲーション装置1には、接続手段である接続ケーブル10を介してETC車載器11が接続されている。ナビゲーション装置1において、GPS受信器2は、GPS衛星から送信されている信号を受信することにより、このナビゲーション装置が搭載されている車両の位置および方位を検出する。車速センサ3は、単位時間当たりの車輪の回転数またはGPS受信信号の周波数ドップラーシフト等を計測することにより車両の移動速度を検出する。ジャイロセンサ4は、圧電振動ジャイロ等を利用して車両の水平方向に生じる旋回角速度を検出する。地図データ取得部5は、道路地図をディジタル化したディジタル地図データを取得する手段であり、DVDから地図データを読み取るDVDディスクドライブまたはハードディスクに蓄積された地図データを読み取るハードディスクドライブまたは外部のサーバから地図データをダウンロードする通信手段のいずれでもよい。経路探索部6は、現在位置からユーザがリモコンまたはタッチパネル等で入力した目的地までの走行経路のうち最もリンクコストの低い推奨経路を地図データから演算により求める経路探索手段であり、プログラムにより構成されている。有料道路判断部7は、探索された走行経路中に高速道路などの有料道路が含まれているかどうかを地図データを基に判断する手段であり、プログラムにより構成されている。表示部8は、地図データ取得部5により取得された地図データを基に地図を表示する液晶モニターであり、探索された走行経路中に有料道路が含まれている場合には、スピーカからの音声出力または文字(記号を含む)表示により、ETCカードをETC車載器11に挿入するように、またETC車載器11をナビゲーション装置1に接続するように警告を発する警告手段を兼ねている。ETCカード21は、ICカード、メモリカード、SDカード等であり、クレジット機能やプリペイド機能を備えている。制御部9は、ナビゲーション装置1の全体を制御するマイクロコンピュータであり、また接続ケーブル10を介してETC車載器11が接続されているかどうかを判断する。ETC車載器11は、ナビゲーション装置1の制御部9と通信を行う制御部12と、ETCカード21がETC車載器11に挿入されたかどうかを検出するカード検出部13とを備えている。
【0016】
次に、本実施の形態の動作について図2を参照して説明する。ナビゲーション装置1において、制御部9は、GPS受信器2と車速センサ3およびジャイロセンサ4からの信号を基に現在位置を検出し(ステップS1)、その現在位置を含む地図データを地図データ取得部5から取り出して表示部8の地図画面上に表示する(ステップS2)。次いで、制御部9は、ユーザの操作より目的地が設定されると、経路探索部6に現在位置からその目的地までの推奨ルートを検索させる(ステップS3)。さらに、制御部9は、有料道路判断部7に対して、探索された推奨ルートに高速道路が含まれているかどうかを判断させ(ステップS4)、高速道路が含まれている場合には、接続ケーブル10を介してETC車載器11が接続されているかどうかを判断し(ステップS5)、接続されていない場合には、表示部8に対して、例えば「高速道路を走行します。ETC車載器を接続して下さい」などの案内フレーズを制御部9のメモリから読み出して、音声または文字により出力する(ステップS6)。次いで、制御部9は、ETC車載器11からETCカード挿入検出信号が入力されているかどうかを判断し(ステップS7)、カード挿入が検出されない場合には、表示部8に対して、例えば「高速道路を走行します。ETCカードを挿入して下さい。」などの案内を音声で出力するか、または文字で表示する(ステップS8)。警告のタイミングは、ステップ4のルート探索において高速道路が含まれていると判断された時に直ちに行ってもよく、また、ルート探索が終了した直後に行ったり、ルート探索された高速道路のIC入口付近を自車が近づいた時または通過した時に行うことができる。これらの警告を表示された時は、ユーザは一端車両を停止し、ETCカード21をETC車載器11に挿入することが要求される。
【0017】
このように、本実施の形態1によれば、目的地までの経路を探索する経路探索部6と、探索された経路に有料道路が含まれているかどうかを判断する有料道路判断部7と、走行経路に有料道路が含まれていると判断された場合に、ユーザに自動料金収受カードを挿入するように警告を行う表示部8とを備え、ナビゲーション装置1にETC車載器11が接続され、かつETC車載器11からETCカードの未挿入が通知された場合のみ、制御部9が、表示部8に対して、ETCカードを挿入するように警告するので、煩わしい不必要な警告を防止することができる。
【0018】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態2が上記実施の形態1と異なるのは、ナビゲーション装置が警告を発生するのではなく、ETC車載器が警告を発生するようにしたものである。図3は本実施の形態2におけるナビゲーション装置とETC車載器の概略構成を示すブロック図である。ETC車載器11Aにおいて、高速道路通過情報判断部14は、ナビゲーション装置1Aから高速道路通過情報が送られてきたかどうかを判断する有料道路通過情報判断手段であり、実際には制御部12が行う。警告部15は、ナビゲーション装置1Aから有料道路通過情報が送られてきた場合、かつETCカード21が未挿入の場合に、制御部12の判断の基にユーザにETCカードを挿入するように警告を行う警告手段であり、点滅するLEDまたはブザー音発生器である。他の構成要素は、図1に示したものと同様であり、同様な構成要素には同様な符号を付して、重複した説明は省略する。
【0019】
次に、本実施の形態2の動作について図4および図5を参照して説明する。図4において、ナビゲーション装置1Aの制御部9は、GPS受信器2と車速センサ3およびジャイロセンサ4からの信号を基に現在位置を検出し(ステップS11)、その現在位置を含む地図データを地図データ取得部5から読み出して表示部8の地図画面上に表示する(ステップS12)。次いで、制御部9は、ユーザの操作より目的地が設定されると、経路探索部6に現在位置からその目的地までの推奨ルートを検索させる(ステップS13)。さらに、制御部9は、有料道路判断部7に対して探索された推奨ルートに高速道路が含まれているかどうかを判断させ(ステップS14)、高速道路が含まれている場合には、接続ケーブル10を介してETC車載器11が接続されているかどうかを判断し(ステップS15)、接続されていない場合には、表示部8に対して、例えば「高速道路を走行します。ETC車載器を接続して下さい」などの案内フレーズを制御部9のメモリから読み出して、音声または文字により出力する(ステップS16)。ここまでは実施の形態1と同じである。次に、制御部9は、ステップ14で取得した高速道路通過情報を含む制御信号(走行ルート上に高速道路があるかないかの信号)をETC車載器11Aに向けて送出する(ステップS17)。これでナビゲーション装置の処理を終了する。
【0020】
一方、図5に示すように、ナビゲーション装置1Aから高速道路通過情報を含む信号を受信したETC車載器11Aは(ステップS21)、制御部12の制御の基に、高速道路通過情報判断部14において走行ルート上に高速道路があるかどうかを判断し(ステップS22)、ある場合には、次にカード検出部13がETCカード21が挿入されているかどうかを検出し(ステップS23)、未挿入の場合は、警告部15のLEDを点滅させたり、ブザー音を発生させてユーザにETCカードを挿入するように警告を行う((ステップS24)。
【0021】
このように、本実施の形態2によれば、ナビゲーション装置1Aが、目的地までの経路を探索する経路探索部6と、探索された経路に有料道路が含まれているかどうかを判断する有料道路判断部7と、有料道路が含まれているかどうかの情報をETC車載器11Aに送出する制御部9とを備え、ETC車載器11Aは、ナビゲーション装置1Aから有料道路通過情報が送られてきたかどうかを判断する有料道路通過情報判断部14と、送られてきた場合、かつETC車載器11AにETCカードが未挿入の場合に、ETCカードを挿入するように警告する警告部15を備えているので、煩わしい不必要な警告を防止することができる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のナビゲーション装置は、目的地までの経路を探索する経路探索手段と、探索された経路に有料道路が含まれているかどうかを判断する有料道路判断手段と、経路に有料道路が含まれていると判断された場合に、ユーザに自動料金収受カードの挿入を促すように警告を行う警告手段とを備えているので、走行経路中に有料道路が含まれる場合にのみ、ETCカードを挿着するように警告を行うことができ、煩わしい不必要な警告を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるナビゲーション装置およびETC車載器の概略構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態におけるナビゲーション装置の警告動作を示すフロー図
【図3】本発明の実施の形態2におけるナビゲーション装置およびETC車載器の概略構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態におけるナビゲーション装置の警告動作を示すフロー図
【図5】本発明の実施の形態におけるETC車載器の警告動作を示すフロー図
【符号の説明】
1、1A ナビゲーション装置
2 GPS受信器
3 車速センサ
4 ジャイロセンサ
5 地図データ取得部
6 経路探索部
7 有料道路判断部
8 表示部(警告部)
9 制御部
10 接続ケーブル
11、11A ETC車載器(自動料金収受車載装置)
12 制御部
13 カード検出部
14 有料道路通過情報判断部
15 警告部
21 ETCカード(自動料金収受カード)
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナビゲーション装置および高速道路などの有料道路の料金収受を路側装置と車載装置との間の無線通信により完了させる自動料金収受(ETC:Electronic Toll Collection)システムにおける自動料金収受車載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ナビゲーション装置は、現在位置をGPS受信機や車速センサおよびジャイロセンサにより検出し、ユーザが目的地を設定すると、現在位置から目的地までの推奨経路を演算により探索して、モニター画面に表示された道路地図上にその推奨経路を表示するようになっている。一方、ETCシステムにおける自動料金収受車載装置(以下、ETC車載器という。)は、ICカードを用いて通行料金の決済を行っており、ICカードが挿入されているかどうかを判断し、未挿入であれば、ICカードを挿入するように音声などでユーザに知らせていた。また、ナビゲーション装置の現在位置検出機能および画像表示機能を利用して、車両が料金所に近づいた場合に、料金所のETCゲートへの案内表示を行う装置も知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−146598号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のETC車載器では、ユーザが高速道路を走行する予定がなくても、ETCカードであるICカードが挿入されていなければ、電源をオンする毎に何度もカードの挿入を催促するガイダンスが流れ、わずらわしい思いをすることが多かった。
【0005】
本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、高速道路のような有料道路を通る時にのみETCカードの挿着を促す警告を行うようにしたナビゲーション装置および自動料金収受車載装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のナビゲーション装置は、目的地までの経路を探索する経路探索手段と、前記探索された経路に有料道路が含まれているかどうかを判断する有料道路判断手段と、前記経路に有料道路が含まれていると判断された場合に、ユーザに自動料金収受カードの挿入を促すように警告を行う警告手段とを備えたことを特徴とする。この構成により、走行経路中に有料道路が含まれる場合にのみ、ETCカード挿着の警告を行うことができ、不必要な警告を防止することができる。
【0007】
また、本発明のナビゲーション装置は、自動料金収受車載装置を接続する接続手段を備え、前記自動料金収受車載装置が接続されていない場合に、ユーザに自動料金収受車載装置を接続するように警告を行うことを特徴とする。この構成により、自動料金収受車載装置が接続されていない場合にのみ警告を行うので、不必要な警告を防止することができる。
【0008】
また、本発明のナビゲーション装置は、自動料金収受車載装置と接続され、かつ前記自動料金収受車載装置から自動料金収受カードの未挿入が通知された場合のみ、ユーザに自動料金収受カードの挿入を促すように警告を行うことを特徴とする。この構成により、自動料金収受カードが挿入されていない場合にのみ警告を行うので、不必要な警告を防止することができる。
【0009】
また、本発明のナビゲーション装置は、ユーザへの警告を音声により行うことを特徴とする。この構成により、警告を聴覚的に確認することができる。
【0010】
また、本発明のナビゲーション装置は、ユーザへの警告を文字により行うことを特徴とする。この構成により、警告を視覚的に確認することができる。
【0011】
また、本発明のナビゲーション装置は、経路探索が終了した直後にユーザへの警告を行うことを特徴とする。この構成により、警告のタイミングを経路検索直後すなわち経路案内初期時に行うことができる。
【0012】
また、本発明のナビゲーション装置は、経路探索された高速道路のインターチェンジ入口付近に自車が近づいたと判断した時に、ユーザへの警告を行うことを特徴とする。この構成により、高速道路を通過する走行経路が案内されていて、かつ高速道路に近づいたタイミングで通知することができる。
【0013】
また、本発明の自動料金収受車載装置は、ナビゲーション装置と接続する接続手段と、前記接続手段を通じて前記ナビゲーション装置から有料道路通過情報が送られてきたかどうかを判断する有料道路通過情報判断手段と、前記有料道路通過情報が送られてきた場合に、ユーザに自動料金収受カードを挿入するように警告を行う警告手段とを備えたことを特徴とする。この構成により、走行経路中に有料道路が含まれる場合にのみ、ETCカード挿着の警告を行うことができ、不必要な警告を防止することができる。
【0014】
また、本発明の自動料金収受車載装置は、自動料金収受カードの挿入または未挿入を検出する手段を備え、前記自動料金収受カードが未挿入であった場合にのみ警告を行うことを特徴とする。この構成により、自動料金収受カードが挿入されていない場合にのみ警告を行うので、不必要な警告を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるナビゲーション装置とETC車載器(自動料金収受車載装置)の概略構成を示すブロック図である。図1において、ナビゲーション装置1には、接続手段である接続ケーブル10を介してETC車載器11が接続されている。ナビゲーション装置1において、GPS受信器2は、GPS衛星から送信されている信号を受信することにより、このナビゲーション装置が搭載されている車両の位置および方位を検出する。車速センサ3は、単位時間当たりの車輪の回転数またはGPS受信信号の周波数ドップラーシフト等を計測することにより車両の移動速度を検出する。ジャイロセンサ4は、圧電振動ジャイロ等を利用して車両の水平方向に生じる旋回角速度を検出する。地図データ取得部5は、道路地図をディジタル化したディジタル地図データを取得する手段であり、DVDから地図データを読み取るDVDディスクドライブまたはハードディスクに蓄積された地図データを読み取るハードディスクドライブまたは外部のサーバから地図データをダウンロードする通信手段のいずれでもよい。経路探索部6は、現在位置からユーザがリモコンまたはタッチパネル等で入力した目的地までの走行経路のうち最もリンクコストの低い推奨経路を地図データから演算により求める経路探索手段であり、プログラムにより構成されている。有料道路判断部7は、探索された走行経路中に高速道路などの有料道路が含まれているかどうかを地図データを基に判断する手段であり、プログラムにより構成されている。表示部8は、地図データ取得部5により取得された地図データを基に地図を表示する液晶モニターであり、探索された走行経路中に有料道路が含まれている場合には、スピーカからの音声出力または文字(記号を含む)表示により、ETCカードをETC車載器11に挿入するように、またETC車載器11をナビゲーション装置1に接続するように警告を発する警告手段を兼ねている。ETCカード21は、ICカード、メモリカード、SDカード等であり、クレジット機能やプリペイド機能を備えている。制御部9は、ナビゲーション装置1の全体を制御するマイクロコンピュータであり、また接続ケーブル10を介してETC車載器11が接続されているかどうかを判断する。ETC車載器11は、ナビゲーション装置1の制御部9と通信を行う制御部12と、ETCカード21がETC車載器11に挿入されたかどうかを検出するカード検出部13とを備えている。
【0016】
次に、本実施の形態の動作について図2を参照して説明する。ナビゲーション装置1において、制御部9は、GPS受信器2と車速センサ3およびジャイロセンサ4からの信号を基に現在位置を検出し(ステップS1)、その現在位置を含む地図データを地図データ取得部5から取り出して表示部8の地図画面上に表示する(ステップS2)。次いで、制御部9は、ユーザの操作より目的地が設定されると、経路探索部6に現在位置からその目的地までの推奨ルートを検索させる(ステップS3)。さらに、制御部9は、有料道路判断部7に対して、探索された推奨ルートに高速道路が含まれているかどうかを判断させ(ステップS4)、高速道路が含まれている場合には、接続ケーブル10を介してETC車載器11が接続されているかどうかを判断し(ステップS5)、接続されていない場合には、表示部8に対して、例えば「高速道路を走行します。ETC車載器を接続して下さい」などの案内フレーズを制御部9のメモリから読み出して、音声または文字により出力する(ステップS6)。次いで、制御部9は、ETC車載器11からETCカード挿入検出信号が入力されているかどうかを判断し(ステップS7)、カード挿入が検出されない場合には、表示部8に対して、例えば「高速道路を走行します。ETCカードを挿入して下さい。」などの案内を音声で出力するか、または文字で表示する(ステップS8)。警告のタイミングは、ステップ4のルート探索において高速道路が含まれていると判断された時に直ちに行ってもよく、また、ルート探索が終了した直後に行ったり、ルート探索された高速道路のIC入口付近を自車が近づいた時または通過した時に行うことができる。これらの警告を表示された時は、ユーザは一端車両を停止し、ETCカード21をETC車載器11に挿入することが要求される。
【0017】
このように、本実施の形態1によれば、目的地までの経路を探索する経路探索部6と、探索された経路に有料道路が含まれているかどうかを判断する有料道路判断部7と、走行経路に有料道路が含まれていると判断された場合に、ユーザに自動料金収受カードを挿入するように警告を行う表示部8とを備え、ナビゲーション装置1にETC車載器11が接続され、かつETC車載器11からETCカードの未挿入が通知された場合のみ、制御部9が、表示部8に対して、ETCカードを挿入するように警告するので、煩わしい不必要な警告を防止することができる。
【0018】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態2が上記実施の形態1と異なるのは、ナビゲーション装置が警告を発生するのではなく、ETC車載器が警告を発生するようにしたものである。図3は本実施の形態2におけるナビゲーション装置とETC車載器の概略構成を示すブロック図である。ETC車載器11Aにおいて、高速道路通過情報判断部14は、ナビゲーション装置1Aから高速道路通過情報が送られてきたかどうかを判断する有料道路通過情報判断手段であり、実際には制御部12が行う。警告部15は、ナビゲーション装置1Aから有料道路通過情報が送られてきた場合、かつETCカード21が未挿入の場合に、制御部12の判断の基にユーザにETCカードを挿入するように警告を行う警告手段であり、点滅するLEDまたはブザー音発生器である。他の構成要素は、図1に示したものと同様であり、同様な構成要素には同様な符号を付して、重複した説明は省略する。
【0019】
次に、本実施の形態2の動作について図4および図5を参照して説明する。図4において、ナビゲーション装置1Aの制御部9は、GPS受信器2と車速センサ3およびジャイロセンサ4からの信号を基に現在位置を検出し(ステップS11)、その現在位置を含む地図データを地図データ取得部5から読み出して表示部8の地図画面上に表示する(ステップS12)。次いで、制御部9は、ユーザの操作より目的地が設定されると、経路探索部6に現在位置からその目的地までの推奨ルートを検索させる(ステップS13)。さらに、制御部9は、有料道路判断部7に対して探索された推奨ルートに高速道路が含まれているかどうかを判断させ(ステップS14)、高速道路が含まれている場合には、接続ケーブル10を介してETC車載器11が接続されているかどうかを判断し(ステップS15)、接続されていない場合には、表示部8に対して、例えば「高速道路を走行します。ETC車載器を接続して下さい」などの案内フレーズを制御部9のメモリから読み出して、音声または文字により出力する(ステップS16)。ここまでは実施の形態1と同じである。次に、制御部9は、ステップ14で取得した高速道路通過情報を含む制御信号(走行ルート上に高速道路があるかないかの信号)をETC車載器11Aに向けて送出する(ステップS17)。これでナビゲーション装置の処理を終了する。
【0020】
一方、図5に示すように、ナビゲーション装置1Aから高速道路通過情報を含む信号を受信したETC車載器11Aは(ステップS21)、制御部12の制御の基に、高速道路通過情報判断部14において走行ルート上に高速道路があるかどうかを判断し(ステップS22)、ある場合には、次にカード検出部13がETCカード21が挿入されているかどうかを検出し(ステップS23)、未挿入の場合は、警告部15のLEDを点滅させたり、ブザー音を発生させてユーザにETCカードを挿入するように警告を行う((ステップS24)。
【0021】
このように、本実施の形態2によれば、ナビゲーション装置1Aが、目的地までの経路を探索する経路探索部6と、探索された経路に有料道路が含まれているかどうかを判断する有料道路判断部7と、有料道路が含まれているかどうかの情報をETC車載器11Aに送出する制御部9とを備え、ETC車載器11Aは、ナビゲーション装置1Aから有料道路通過情報が送られてきたかどうかを判断する有料道路通過情報判断部14と、送られてきた場合、かつETC車載器11AにETCカードが未挿入の場合に、ETCカードを挿入するように警告する警告部15を備えているので、煩わしい不必要な警告を防止することができる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のナビゲーション装置は、目的地までの経路を探索する経路探索手段と、探索された経路に有料道路が含まれているかどうかを判断する有料道路判断手段と、経路に有料道路が含まれていると判断された場合に、ユーザに自動料金収受カードの挿入を促すように警告を行う警告手段とを備えているので、走行経路中に有料道路が含まれる場合にのみ、ETCカードを挿着するように警告を行うことができ、煩わしい不必要な警告を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるナビゲーション装置およびETC車載器の概略構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態におけるナビゲーション装置の警告動作を示すフロー図
【図3】本発明の実施の形態2におけるナビゲーション装置およびETC車載器の概略構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態におけるナビゲーション装置の警告動作を示すフロー図
【図5】本発明の実施の形態におけるETC車載器の警告動作を示すフロー図
【符号の説明】
1、1A ナビゲーション装置
2 GPS受信器
3 車速センサ
4 ジャイロセンサ
5 地図データ取得部
6 経路探索部
7 有料道路判断部
8 表示部(警告部)
9 制御部
10 接続ケーブル
11、11A ETC車載器(自動料金収受車載装置)
12 制御部
13 カード検出部
14 有料道路通過情報判断部
15 警告部
21 ETCカード(自動料金収受カード)
Claims (9)
- 目的地までの経路を探索する経路探索手段と、前記探索された経路に有料道路が含まれているかどうかを判断する有料道路判断手段と、前記経路に有料道路が含まれていると判断された場合に、ユーザに自動料金収受カードの挿入を促すように警告を行う警告手段とを備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
- 自動料金収受車載装置を接続する接続手段を備え、前記自動料金収受車載装置が接続されていない場合に、ユーザに自動料金収受車載装置を接続するように警告を行うことを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
- 自動料金収受車載装置と接続され、かつ前記自動料金収受車載装置から自動料金収受カードの未挿入が通知された場合のみ、ユーザに自動料金収受カードの挿入を促すように警告を行うことを特徴とする請求項1または請求項2記載のナビゲーション装置。
- ユーザへの警告を音声により行うことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のナビゲーション装置。
- ユーザへの警告を文字により行うことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のナビゲーション装置。
- 経路探索が終了した直後にユーザへの警告を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のナビゲーション装置。
- 経路探索された高速道路のインターチェンジ入口付近に自車が近づいたと判断した時に、ユーザへの警告を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のナビゲーション装置。
- ナビゲーション装置と接続する接続手段と、前記接続手段を通じて前記ナビゲーション装置から有料道路通過情報が送られてきたかどうかを判断する有料道路通過情報判断手段と、前記有料道路通過情報が送られてきた場合に、ユーザに自動料金収受カードを挿入するように警告を行う警告手段とを備えたことを特徴とする自動料金収受車載装置。
- 自動料金収受カードの挿入または未挿入を検出する手段を備え、前記自動料金収受カードが未挿入であった場合にのみ警告を行うことを特徴とする請求項8に記載の自動料金収受車載装置。
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2003
- 2003-01-16 JP JP2003008173A patent/JP2004219306A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006277614A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Denso Corp | Etc車載器 |
JP4591154B2 (ja) * | 2005-03-30 | 2010-12-01 | 株式会社デンソー | Etc車載器 |
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