【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、木造またはこれに準じた木質系構造からなる小屋組架構に屋根パネルを固定する屋根構造と、該屋根構造に使用される屋根パネルに関する。
【０００２】
【従来の技術】
木質系住宅の分野では、従来より、現場施工の省力化や施工品質の安定を図るため、予め工場で部材を加工してパネルやユニット等の形態に組み立てることが広く行われている。屋根構造についても、工場生産した屋根パネルを小屋組架構の上に設置して屋根を形成する工法が採用されている（例えば特許文献１及び２、非特許文献１等）。さらに、このようなパネル式の屋根構法では、切妻屋根のケラバや寄棟屋根の隅部など一般部とは異なる特殊部位を、一般部とは形状の異なる変形パネルによって施工する工法も提案されている（例えば特許文献３等）。
【０００３】
本出願人も、図４〜図５に示すような屋根構造を実用化している。この屋根構造は、棟木１と軒桁２との間に垂木３を架設し、隣り合う垂木間に枠組みした屋根パネル４を固定するものである。屋根パネル４は、屋根の勾配方向に配される一対の縦枠材４１，４１と、棟側に水平方向に配される横枠材４２とによって外周部が枠組みされ、この枠体の内側に、母屋４３等の補強材が接合されている。枠材４１，４２と母屋４３等の断面高さは同寸となされ、それらの上面には野地板に相当する屋根下地用面材４４が貼設されている。縦枠材４１，４１の対向間隔は、隣り合う垂木３，３の間に微小なクリアランスをもって納まる寸法となされ、面材４４は、縦枠材４１の縁部から垂木３の幅の半分に相当する寸法だけ外方に張り出している。そして、図５に示すように、面材４４の張出縁部を垂木３の上面に載せ掛けた状態で垂木３，３間に載架され、各縦枠材４１を側方から垂木３に釘打ちして固定される。
【０００４】
【特許文献１】
特開平３−１６９９４６号公報
【０００５】
【特許文献２】
特開平４−４４５５１号公報
【０００６】
【特許文献３】
特開２００１−４９７８５号公報
【０００７】
【非特許文献１】
建築知識スーパームック「地震に強い木造住宅の設計マニュアル」、株式会社建築知識、１９９６年１月２１日、ｐ．１８０−１８１
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の屋根構造では、通常、屋根パネルを小屋組架構に固定するための納まりが、一般部とケラバなどの特殊部位との間で異なった形態になる。本出願人の実用化にかかる前記屋根構造では、図６に示すように、小屋組架構の妻側端部に位置する小屋梁５上に棟束６１及び小屋束６２を立設し、棟束６１と小屋束６２との間に勾配梁７を架設するとともに、小屋束６２の軒側には三角形状の破風フレーム８を取り付けて、破風フレーム８の斜材８１と勾配梁７の上面にケラバ用の屋根パネル４’を載架する構造を採用している。
【０００９】
この構造では、破風フレーム８の斜材８１と勾配梁７の上面（以下、これらを区別せずに「ケラバ支持面」という。）が、一般部の垂木３の上面よりも低い位置に設けられる。ケラバ用屋根パネル４’は、このケラバ支持面上に載架されて、その一部が建物の外側に突出するので、ケラバ用屋根パネル４’の浮き上がりに抗するため、各母屋４３を図７に示すようなアングル状の金物９で、ケラバ支持面に固定している。この金物９は、ケラバ用屋根パネル４’の母屋４３の位置に合わせて、ケラバ支持面に予め釘止めされる。金物９と母屋４３には、それぞれボルト孔が予め形成され、ケラバ用屋根パネル４’を載架した後、各母屋４３と各金物９とがボルト・ナットで連結される。
【００１０】
しかしながら、このように複数本の母屋４３と複数個の金物９とをそれぞれボルト・ナットで連結する構造は、個々の母屋４３や金物９の取付位置、ボルト孔の形成位置等に微小なズレや加工誤差が避けられないことから、すべての箇所を無理なく連結することが困難である。これにより、施工現場では、ケラバ用屋根パネル４’の位置決めや固定に相当の手間がかかっているのが実情である。
【００１１】
そこで本発明は、例えば前記のような屋根パネルの納まりにおいて、屋根パネルの位置決めと固定を容易に行いうる屋根構造と、かかる屋根構造に適した屋根パネルを提供することを解決課題とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
本発明の屋根構造は、小屋組架構の棟木から軒桁にかけて斜めに架設された斜材の上面に、予め枠組みされた屋根パネルを載架して、この屋根パネルを前記斜材に固定するものである。この屋根構造における斜材とは、例えば前記ケラバ支持面を構成する破風フレームの斜材や勾配梁であるが、これ以外にも、屋根パネルを下面側から支承しうる適宜の斜材を含み、かつ、その位置もケラバに限定されるものではない。
【００１３】
かかる屋根構造において、本発明は、前記屋根パネルに、当該屋根パネルを前記斜材上に載架した状態で前記斜材の側面に重合する添垂木が、屋根パネルの下面側に突出して設けられ、この添垂木が前記斜材の側面に釘打ち固定されたことを特徴とする。
【００１４】
さらに本発明の屋根構造は、前記添垂木に、軒桁の上面及び側面に係合しうるあご部が切欠形成されていることを特徴とする。
【００１５】
また、本発明の屋根パネルは、外周部を構成する枠材と、前記枠材の内側に梯子状または格子状に配設された補強材と、前記枠材及び補強材の上面に貼設された屋根下地用面材とを備える屋根パネルにおいて、当該屋根パネルを小屋組架構の棟木から軒桁にかけて斜めに架設された斜材の上面に載架したときに、前記斜材の側面に重合しうる添垂木が下面側に突出して設けられていることを特徴とする。
【００１６】
さらに本発明の屋根パネルは、前記添垂木に、軒桁の上面及び側面に係合しうるあご部が切欠形成されていることを特徴とする。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、前記従来の屋根構造（図４〜図６）と機能的に共通する部位・部材には、共通の名称及び符号を使用する。
【００１８】
図１は、屋根パネルを小屋組架構から分離した状態を示し、図２は、屋根パネルを小屋組架構に載架した状態を示す。また、図３は屋根パネルを載架した状態の側面形状を示す。
【００１９】
例示の小屋組架構は切妻屋根の妻側端部で、図６に示した小屋組架構と基本的に同じである。垂木３は、図示しない仕口金物を用いて、上下両端がそれぞれ棟木１と軒桁２に接合されている。妻側端部に架設された小屋梁５上には棟束６１及び小屋束６２が立設され、棟束６１と小屋束６２との間には勾配梁７が架設されるとともに、小屋束６２の軒側には側面視三角形状の破風フレーム８が取り付けられている。そして、勾配梁７の上面と破風フレーム８の斜材８１の上面が、ケラバ用の屋根パネル４０を支持するケラバ支持面になっている。このケラバ支持面は、垂木３の上面よりも低い位置、詳細には、一般部に載架される屋根パネル４（図４）の下面と一致する高さに設けられる。ただし、本発明においてケラバ支持面を構成する部材は、図示のように小屋束６２を挟んで接続される２本の部材に限らず、棟から軒まで１本で架設された斜材であってもよい。
【００２０】
ケラバ用の屋根パネル４０は、屋根の勾配方向に配される一対の縦枠材４１，４１’と、棟側に水平方向に配される横枠材４２とによって外周部が枠組みされ、この枠体の内側に、母屋４３等の補強材が接合されている。枠材４１，４２と母屋４３等の断面高さは同寸となされ、その上面には野地板に相当する屋根下地用面材４４が貼設されている。
【００２１】
ただし、例示の形態では、妻側に張り出して保持される縦枠材４１’が破風下地板を兼ねるため、この縦枠材４１’には一般部側の縦枠材４１よりも断面高さの大きい部材が使用されている。また、例示の形態では、屋根パネル４０を小屋組架構に設置した後、屋根パネル４０の下縁部に軒先母屋４５（図２参照）が取り付けられるので、枠体の下側が開放した形態になっているが、この軒先母屋４５に相当する下側の枠材は、予め屋根パネル４０に接合されていてもよい。
【００２２】
本発明の要部は、勾配方向に沿って屋根パネル４０の略中央に配置された添垂木４６にある。この添垂木４６は、一般部側の縦枠材４１や母屋４３よりも断面高さの大きい部材、具体的には垂木３と同程度の断面寸法を有する部材で、その上面が縦枠材４１や母屋４３の上面と揃うように取り付けられている。そのため、添垂木４６の下縁部は、図３に示すように、縦枠材４１や母屋４３の下面よりも下方に突出している。添垂木４６と母屋４３との交差部は、添垂木４６の上面に母屋４３の断面寸法に合致する切欠部を形成し、そこに母屋４３を嵌め込んで接合されている。
【００２３】
屋根パネル４０の幅方向における添垂木４６の位置は、この屋根パネル４０を小屋組架構の所定位置に載架したときに、添垂木４６が、勾配梁７及び破風フレーム８の建物本体側の側面に微小なクリアランスをもって重なり合うように設定されている。
【００２４】
さらに、この添垂木４６の下端部近傍の下面側には、前記載架状態で軒桁２の上面及び側面に係合しうるあご部４７が切欠形成されている。
【００２５】
このように構成された屋根パネル４０を棟木１と軒桁２との間に載架すると、図２〜図３に示すように、屋根パネル４０は、添垂木４６に形成されたあご部４７と軒桁２との係合によって勾配方向に仮保持される。同時に、添垂木４６を勾配梁７及び破風フレーム８の側面に当てがうことにより、水平方向にも位置決めされる。従って、現場では、微小なクリアランスの範囲で屋根パネル４０の位置を調整するだけで済む。
【００２６】
そして、屋根パネル４０の添垂木４６を、側方から勾配梁７及び破風フレーム８の側面に向けて釘打ち固定すれば、屋根パネル４０の固定が完了する。この釘は、添垂木４６と、勾配梁７及び破風フレーム８との重合面全体（図３中に示した網かけ部分）にわたって乱に打つことができる。したがって、各補強材と金物との位置を合わせてボルト・ナット連結する従来の構造（図６）に比べて、屋根パネルの位置決め及び固定作業をはるかに効率的に行うことができる。また、釘の本数や間隔を適切に設定することで、屋根パネルの取付強度も十分に確保される。こうして、屋根パネル４０の載架及び固定作業における施工性が向上する。
【００２７】
なお、以上の説明では切妻屋根のケラバ部分を例に挙げたが、本発明はこのような部位に限定されるものではない。勾配方向に配置された斜材の上面に屋根パネルを載架する構造であれば、当該斜材の側面に重合しうるような添垂木を屋根パネルに設けることで、広く他の部位にも適用することが可能である。
【００２８】
【発明の効果】
本発明によれば、屋根パネルの下面側に突出して設けられた添垂木を、小屋組架構の棟から軒桁にかけて斜めに架設された斜材の側面に重合させて、側方から釘打ち固定することができる。この釘は、添垂木の側面のほぼ全体にわたって乱に打つことができるので、屋根パネルの位置決め及び固定作業を効率的に行うことができる。
【００２９】
また、屋根パネルを構成する添垂木の下端部にあご部を切欠形成して、このあご部を軒桁に係合させるようにすれば、屋根パネルが勾配方向に対して仮保持されるので、屋根パネルの位置決めがさらに容易になり、施工性や安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の屋根構造及び屋根パネルの実施の形態を示す斜視図であり、屋根パネルを小屋組架構から分離した状態を示す図である。
【図２】同じく本発明の屋根構造及び屋根パネルの実施の形態を示す斜視図であり、屋根パネルを小屋組架構に載架した状態を示す図である。
【図３】図２に示した屋根パネルの載架状態の側面図である。
【図４】従来の屋根構造（一般部）と屋根パネルを示す斜視図である。
【図５】図４に示した屋根パネルと垂木との連結形態を示す部分断面図である。
【図６】従来の屋根構造（ケラバ部分）と屋根パネルを示す斜視図である。
【図７】図６中の丸囲み部分Ａにおける小屋組架構と屋根パネルとの連結形態を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
１ 棟木
２ 軒桁
４０ 屋根パネル
４１ 縦枠材
４２ 横枠材
４３ 母屋（補強材）
４４ 屋根下地用面材
４６ 添垂木
４７ あご部
７ 勾配梁（斜材）
８ 破風フレーム[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a roof structure for fixing a roof panel to a cabin framing structure made of a wooden structure or a similar wooden structure, and a roof panel used for the roof structure.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In the field of wood-based houses, members have been widely processed in a factory in advance and assembled into panels, units, and the like in order to save labor on site and stabilize construction quality. As for the roof structure, a method of forming a roof by installing a factory-produced roof panel on a hut frame structure is adopted (for example, Patent Documents 1 and 2, Non-Patent Document 1 and the like). Furthermore, in such a panel-type roof construction method, a construction method has been proposed in which a special part different from the general part, such as a gable roof of a gable roof or a corner of a ridge roof, is constructed with a deformed panel having a different shape from the general part. (For example, Patent Document 3 etc.).
[0003]
The present applicant has also commercialized a roof structure as shown in FIGS. In this roof structure, a rafter 3 is erected between a purlin 1 and an eave girder 2, and a roof panel 4 framed between adjacent rafters is fixed. The outer periphery of the roof panel 4 is framed by a pair of vertical frame members 41, 41 arranged in the gradient direction of the roof and a horizontal frame member 42 arranged horizontally on the ridge side. And a reinforcing material such as a purlin 43 are joined. The cross-section heights of the frame members 41 and 42 and the purlin 43 and the like are the same size, and a roof base surface member 44 corresponding to a field board is stuck on the upper surfaces thereof. The interval between the vertical frame members 41, 41 is set to a size that can be accommodated with a small clearance between the adjacent rafters 3, 3, and the face member 44 is equivalent to half the width of the rafter 3 from the edge of the vertical frame member 41. It protrudes outward by the size to be made. Then, as shown in FIG. 5, the overhanging edge portion of the face material 44 is mounted on the rafters 3 while being placed on the upper surface of the rafters 3, and each vertical frame material 41 is placed on the rafters 3 from the side. It is fixed by nailing.
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-3-169946 [0005]
[Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open Publication No. 4-44551
[Patent Document 3]
JP 2001-49785 A
[Non-patent document 1]
Architectural Knowledge Super Mook "Design Manual for Wooden Houses Resistant to Earthquake", Architectural Knowledge Inc., January 21, 1996, p. 180-181
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-mentioned conventional roof structure, usually, the fitting for fixing the roof panel to the hut frame structure is different between a general part and a special part such as a keraba. In the roof structure according to the practical application of the present applicant, as shown in FIG. 6, a ridge bundle 61 and a hut bundle 62 are erected on the hut beam 5 located at the end of the hut frame structure on the wife side, and The gradient beam 7 is erected between the shed bundle 61 and the shed bundle 62, and a triangular gable frame 8 is attached to the eaves side of the shed bundle 62. The structure which mounts the roof panel 4 'for a vehicle is adopted.
[0009]
In this structure, the upper surface of the diagonal member 81 of the gable frame 8 and the upper surface of the gradient beam 7 (hereinafter, referred to as “kerava support surface” without distinguishing them) is provided at a position lower than the upper surface of the rafter 3 in the general part. . The roof panel 4 'for keraba is mounted on the support surface for keraba, and a part of the ridge panel protrudes outside the building. An angle-shaped metal member 9 as shown in FIG. The metal fitting 9 is previously nailed to the keraba supporting surface in accordance with the position of the purlin 43 of the keraba roof panel 4 '. Bolt holes are formed in advance in the hardware 9 and the purlin 43, and the roof panel 4 'for keraba is mounted thereon. Then, the purlins 43 and the hardware 9 are connected by bolts and nuts.
[0010]
However, such a structure in which the plurality of purlins 43 and the plurality of hardware 9 are respectively connected by bolts and nuts has a small deviation or the like in the mounting positions of the individual purlins 43 and the hardware 9, the formation positions of the bolt holes, and the like. Since processing errors are inevitable, it is difficult to connect all the parts without difficulty. As a result, in the construction site, the positioning and fixing of the roof panel for keraba 4 ′ require a considerable amount of time.
[0011]
Therefore, an object of the present invention is to provide a roof structure capable of easily positioning and fixing the roof panel when the roof panel is accommodated as described above, and a roof panel suitable for such a roof structure.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The roof structure of the present invention is a roof structure in which a pre-framed roof panel is mounted on an upper surface of a diagonal member erected diagonally from a purlin to a eaves girder of a hut-frame structure, and the roof panel is fixed to the diagonal member. It is. The diagonal material in this roof structure is, for example, a diagonal material or a gradient beam of a gable frame constituting the keraba supporting surface, but in addition to this, includes a suitable diagonal material capable of supporting the roof panel from the lower surface side, Moreover, the position is not limited to the keraba.
[0013]
In such a roof structure, the present invention provides the roof panel, wherein a splint that is superimposed on a side surface of the diagonal member in a state where the roof panel is mounted on the diagonal member protrudes from a lower surface side of the roof panel. The splint is nailed and fixed to a side surface of the diagonal member.
[0014]
Further, the roof structure according to the present invention is characterized in that a jaw portion capable of engaging with the upper surface and the side surface of the eaves girder is notched in the litter.
[0015]
Further, the roof panel of the present invention has a frame material constituting an outer peripheral portion, a reinforcing material arranged in a ladder shape or a lattice shape inside the frame material, and affixed to the upper surfaces of the frame material and the reinforcing material. When the roof panel is mounted on the upper surface of a diagonally erected diagonally from the purlin to the eaves girder of the cabin frame structure, the roof panel overlaps with the side surface of the diagonal member. It is characterized in that a splint is provided so as to protrude to the lower surface side.
[0016]
Further, the roof panel according to the present invention is characterized in that a jaw portion capable of engaging with the upper surface and the side surface of the eaves girder is notched in the litter.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. Parts and members that are functionally common to the conventional roof structure (FIGS. 4 to 6) are denoted by common names and reference numerals.
[0018]
FIG. 1 shows a state in which the roof panel is separated from the hut frame structure, and FIG. 2 shows a state in which the roof panel is mounted on the hut frame structure. FIG. 3 shows a side view of a state where a roof panel is mounted.
[0019]
The illustrated hut-frame structure is basically the same as the hut-frame structure shown in FIG. 6 at the end of the gable roof on the wife side. The rafter 3 is joined to the purlin 1 and the eaves girder 2 at both upper and lower ends using a fitting (not shown). A ridge bundle 61 and a hut bundle 62 are erected on the hut beam 5 erected at the end on the wife side, and a gradient beam 7 is erected between the ridge bundle 61 and the hut bundle 62, and the hut bundle 62. A gable frame 8 having a triangular shape in a side view is attached to the eaves side. The upper surface of the gradient beam 7 and the upper surface of the diagonal member 81 of the gable frame 8 serve as a keraba supporting surface that supports the roof panel 40 for keraba. The keraba supporting surface is provided at a position lower than the upper surface of the rafter 3, specifically, at a height corresponding to the lower surface of the roof panel 4 (FIG. 4) mounted on a general part. However, in the present invention, the members constituting the keraba supporting surface are not limited to the two members connected with the shed bundle 62 interposed therebetween as shown in the figure, but are diagonal members erected from the ridge to the eaves by one. Is also good.
[0020]
The outer periphery of the roof panel 40 for keraba is framed by a pair of vertical frame members 41, 41 'arranged in the gradient direction of the roof and a horizontal frame member 42 arranged horizontally on the ridge side. A reinforcing material such as a purlin 43 is joined to the inside of the body. The cross-section heights of the frame members 41 and 42 and the purlin 43 are the same size, and a roof base material 44 corresponding to a field board is attached to the upper surface thereof.
[0021]
However, in the illustrated embodiment, since the vertical frame member 41 ′ that is extended and held to the wife side also serves as a gable base plate, the vertical frame member 41 ′ has a higher sectional height than the vertical frame member 41 on the general part side. Large components are used. Further, in the illustrated embodiment, after the roof panel 40 is installed in the hut frame structure, the eaves purlin 45 (see FIG. 2) is attached to the lower edge of the roof panel 40, so that the lower side of the frame is open. However, the lower frame member corresponding to the eaves purlin 45 may be joined to the roof panel 40 in advance.
[0022]
The main part of the present invention is a dumbbell 46 arranged substantially at the center of the roof panel 40 along the gradient direction. The attached rafter 46 is a member having a larger sectional height than the vertical frame member 41 and the purlin 43 on the general part side, specifically, a member having the same cross-sectional dimension as the rafter 3. It is mounted so as to be flush with the upper surface of the main house 43. Therefore, as shown in FIG. 3, the lower edge of the rafter 46 protrudes below the lower surfaces of the vertical frame member 41 and the purlin 43. The intersection of the dumbwood 46 and the purlin 43 forms a cutout on the upper surface of the dumbbell 46 that matches the cross-sectional dimension of the purlin 43, and the purlin 43 is fitted and joined thereto.
[0023]
When the roof panel 40 is mounted on a predetermined position of the hut frame structure, when the roof panel 40 is mounted on a predetermined position of the hut frame structure, the side tree 46 is positioned on the side of the gradient beam 7 and the gable frame 8 on the building body side. Are set to overlap with a small clearance.
[0024]
Further, a jaw portion 47 that can be engaged with the upper surface and the side surface of the eaves girder 2 in the above-described suspended state is cut out on the lower surface side near the lower end portion of the attachment tree 46.
[0025]
When the roof panel 40 configured as described above is mounted between the purlin 1 and the eaves girder 2, the roof panel 40 is connected to the jaw 47 formed on the drapery 46, as shown in FIGS. It is temporarily held in the gradient direction by engagement with the eaves girder 2. At the same time, the dumbbells 46 are applied to the side surfaces of the gradient beam 7 and the gable frame 8 to be positioned in the horizontal direction. Therefore, at the site, it is only necessary to adjust the position of the roof panel 40 within a small clearance range.
[0026]
Then, if the ditch 46 of the roof panel 40 is nailed and fixed from the side toward the side of the gradient beam 7 and the gable frame 8, the fixing of the roof panel 40 is completed. The nail can be hammered over the entire overlapping surface (the shaded portion shown in FIG. 3) of the drapery 46, the gradient beam 7 and the gable frame 8. Therefore, the positioning and fixing of the roof panel can be performed much more efficiently than the conventional structure (FIG. 6) in which the positions of the reinforcing members and the hardware are aligned and bolts and nuts are connected. In addition, by appropriately setting the number and the interval of the nails, the mounting strength of the roof panel is sufficiently ensured. In this way, the workability in mounting and fixing the roof panel 40 is improved.
[0027]
In the above description, the keraba part of the gable roof is taken as an example, but the present invention is not limited to such a part. If the roof panel is mounted on the upper surface of the diagonal material arranged in the gradient direction, the roof panel is provided with a splint that can be superimposed on the side surface of the diagonal material, so that it can be widely applied to other parts. It is possible to do.
[0028]
【The invention's effect】
According to the present invention, a splint provided protruding from the lower surface side of the roof panel is superimposed on a side surface of a diagonal member erected diagonally from the ridge of the hut frame structure to the eave girder, and nailed and fixed from the side. can do. Since the nail can be hammered over substantially the entire side of the rafter, positioning and fixing of the roof panel can be performed efficiently.
[0029]
Also, if a jaw is cut out at the lower end of the drapery constituting the roof panel and this jaw is engaged with the eaves girder, the roof panel is temporarily held in the gradient direction, The positioning of the roof panel becomes easier, and the workability and safety are improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of a roof structure and a roof panel of the present invention, and is a view showing a state where a roof panel is separated from a shed frame structure.
FIG. 2 is a perspective view showing an embodiment of the roof structure and the roof panel according to the present invention, showing a state where the roof panel is mounted on a hut frame structure.
FIG. 3 is a side view of the roof panel shown in FIG. 2 in a mounted state.
FIG. 4 is a perspective view showing a conventional roof structure (general part) and a roof panel.
5 is a partial cross-sectional view showing a connection form between the roof panel and the rafter shown in FIG.
FIG. 6 is a perspective view showing a conventional roof structure (kerava portion) and a roof panel.
FIG. 7 is a partial perspective view showing a form of connection between a hut frame structure and a roof panel in a circled portion A in FIG. 6;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 purlin 2 eaves girder 40 roof panel 41 vertical frame material 42 horizontal frame material 43 Purlin (reinforcement material)
44 Roof base material 46 Attached tree 47 Jaw part 7 Gradient beam (diagonal material)
8 Gout frame
