JP2004215967A - 脱毛用ピッカー及び脱毛装置 - Google Patents

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岩男 山▲崎▼
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Abstract

【課題】脱毛効率を向上させることができる脱毛用ピッカー及びこの脱毛用ピッカーを備えた脱毛装置を提供する。
【解決手段】脱毛用ピッカー10は、むだ毛を挟持するコイルバネ16とコイルバネ挟持部材11とから構成されている。コイルバネ16表面は、粗面化されている。一方、コイルバネ挟持部材11は、基部12と基部12から突出したコイルバネ挟持片13、14とから構成されており、コイルバネ挟持片13、14の先端部13a、14aには、コイルバネ16が固定されている。このような脱毛用ピッカー10では、先端部13aと先端部14bと間の間隔を狭めることによりコイルバネ16を圧縮させて、コイルバネ16にむだ毛を挟持させる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、毛を引き抜く脱毛装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、美容が特に注目されており、美容に関する装置の開発が進んでいる。それに伴い、むだ毛を引き抜く脱毛装置の開発も進んでいる。現在、脱毛装置には様々なタイプのものがある。例えば、ピンセット状の金具でむだ毛を挟持して、むだ毛を引き抜く脱毛装置(特許文献1参照。)及びコイルバネでむだ毛を挟持して、むだ毛を引く抜く脱毛装置が知られている(特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−169226号公報
【特許文献2】
特開2000−342327号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1の脱毛装置は、むだ毛を1本づつ抜いているため脱毛効率が低いという問題がある。また、特許文献2の脱毛装置は、コイルバネの表面を粗面化しているが、コイルバネを回転させてむだ毛を挟持しているため、挟持し損ねるむだ毛が多く脱毛効率が低いという問題がある。
【0005】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものである。即ち、脱毛効率を向上させることができる脱毛用ピッカー及びこの脱毛用ピッカーを備えた脱毛装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決しようとする手段】
本発明の脱毛用ピッカーは、表面が粗面化された、毛を挟持するコイルバネと、一方の先端部と他方の先端部とにコイルバネの端部が取り付けられ、一方の先端部と他方の先端部との間の間隔が変えられる一対のコイルバネ挟持片と、を具備することを特徴としている。本発明の脱毛用ピッカーは、一方の先端部と他方の先端部との間の間隔が変えられるため、一方の先端部と他方の先端部との間の間隔を狭めることができ、コイルバネに毛を挟持させることができる。このため、多量の毛を挟持することができる。また、確実に毛を挟持させることができる。それ故、本発明の脱毛用ピッカーを使用して脱毛した場合には、脱毛効率を向上させることができる。
【0007】
上記コイルバネの表面粗さRmax(最大高さ)は、1〜400μmであることが好ましい。このようなコイルバネを使用することにより、確実に毛を挟持することができる。
【0008】
本発明の請求項1又は2記載の脱毛用ピッカーと、間隔を狭めて、コイルバネに毛を挟持させる間隔可変機構と、脱毛用ピッカーをコイルバネ挟持片の後端部側に向けて移動させて、コイルバネに挟持された毛を引き抜く、脱毛用ピッカー移動機構と、を具備することを特徴としている。本発明の脱毛装置は、請求項1又は2記載の脱毛用ピッカーを備えているので、脱毛効率を向上させることができる。また、間隔可変機構を備えているので、容易にコイルバネに毛を挟持させることができる。更に、ピッカー移動機構を備えているので、容易にコイルバネに挟持された毛を引き抜くことができる。
【0009】
上記間隔可変機構は、脱毛用ピッカーをコイルバネ挟持片の後端部側に向けて移動させる脱毛用ピッカー移動部材と、コイルバネ支持片を挟むように配設され、脱毛用ピッカーが脱毛用ピッカー移動部材により移動された際にコイルバネ支持片を押圧する押圧部材と、を備えていることが好ましい。脱毛用ピッカー移動部材と押圧部材とを備えることにより、確実にコイルバネに毛を挟持させることができる。
【0010】
上記脱毛装置は、コイルバネに高周波電流を供給する高周波発振回路をさらに備えることが好ましい。高周波発振回路を備えることにより、毛の再生を抑制することができる。また、脱毛をスムーズに行うことができる。
【0011】
上記脱毛装置は、脱毛する部分の皮膚にレーザ光を照射するレーザ光照射機構をさらに備えていることが好ましい。レーザ光照射機構を備えることにより、毛の成長を抑制することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態に係る脱毛装置について説明する。図1は本実施の形態に係る脱毛装置の外観を模式的に示した平面図であり、図2は本実施の形態に係る脱毛装置の模式的な水平断面図であり、図3は本実施の形態に係る脱毛装置の模式的な垂直断面図である。図4は本実施の形態に係るコイルバネの模式的な垂直断面図であり、図5は本実施の形態に係る脱毛装置の制御系を示すブロック図である。
【0013】
図1〜図3に示されるように、脱毛装置1は、前後方向に長いケース2を備えている。ケース2の前側側面及び後側側面には、開口2a、2bが形成されている。ケース2の上面には、後述するスライド部材21を挟んで2つのスイッチ3、4が配設されている。スイッチ3は、脱毛装置1の電源のオン/オフを行うとともに、レーザ光の強度の調節を行うためのものである。また、スイッチ4は、高周波電流を後述するコイルバネ16に流しながら脱毛を行う高周波脱毛モード、レーザ光を皮膚に照射しながら脱毛を行うレーザ脱毛モード、高周波電流をコイルバネ16に流すとともにレーザ光を皮膚に照射しながら脱毛を行う高周波・レーザ脱毛モードの切り替えを行うためのものである。
【0014】
スイッチ3、4の前方には、LED5、6が配設されている。LED5はレーザ光の強度状況を視覚的に示すためのものであり、LED6はモード状況を視覚的に示すためのものである。なお、LED5、6は、脱毛装置1の電源がオンすると、発光するように構成されているので、脱毛装置1の電源のオン/オフを確認することができる。
【0015】
ケース2の開口2aからは、脱毛用ピッカー10の一部が突出している。脱毛用ピッカー10は、後述するコイルバネ16を挟持するコイルバネ挟持部材11を備えている。コイルバネ挟持部材11は、基部12と基部12から突出した一対のコイルバネ挟持片13、14とから構成されている。コイルバネ挟持片13、14は互いにほぼ平行になるように基部12から突出している。また、コイルバネ挟持片13、14の先端部13a、14aは開口2aを介してケース2の外側に突出している。
【0016】
コイルバネ挟持片13、14の外側側部には、コイルバネ挟持片の後端部に向けて先細となった突部13b、14bが形成されている。このような突部13b、14bを形成することにより、脱毛用ピッカー10がケース2後方に向けてスライドしたとき、後述するローラ23間に突部13b、14bが入り込む。
【0017】
コイルバネ挟持片13、14の中間部には、開口が形成された板状部材15が取り付けられている。具体的には、板状部材15の開口には、コイルバネ挟持片13、14が挿入されている。コイルバネ挟持片13、14を板状部材15の開口に挿入することにより、コイルバネ挟持片13、14の広がりが抑制される。
【0018】
コイルバネ挟持片13、14の先端部13a、14aには、むだ毛を挟持するためのコイルバネ16が固定されている。コイルバネ16をコイルバネ挟持片13、14に固定することにより、先端部13aと先端部14aとの間の間隔を狭めたとき、コイルバネ16が圧縮され、むだ毛がコイルバネ16に挟持される。
なお、コイルバネ16は軸線方向がコイルバネ挟持片13、14と直交するように先端部13a、14aに固定されている。
【0019】
コイルバネ16は、例えば、洋白、リン青銅、チタン銅、及びコルソン合金のような銅合金、ステンレス、高ニッケル合金、チタン、硬鋼線、ピアノ線、シリマン、或いはクロシリ等から構成されている。なお、これらの材料に限らず、むだ毛よりも硬質な材料であれば、コイルバネ16を構成する材料として使用することができる。また、コイルバネの断面は、断面が略円形状に形成されている。
【0020】
コイルバネ16の表面は粗面化されている。具体的には、コイルバネ16の表面粗さRmaxは約1〜400μmとなっている。ここで、表面粗さRmaxの下限を約1μmとしたのは、むだ毛の直径が約0.01〜0.2mmであるので、約1μmを下回ると、むだ毛がコイルバネ16の表面で滑ってしまい、むだ毛を確実に挟持することができないからである。一方、表面粗さRmaxの上限を約400μmとしたのは、約400μmを上回ると、むだ毛を挟持する際にむだ毛が切れてしまうとともにむだ毛がコイルバネ16表面の溝に入り込んでしまい、むだ毛を確実に挟持することができないからである。なお、このようなコイルバネ16の表面の粗面化は、例えば、ショットピーニング等のブラスト処理、プレス加工、化学梨地、エッチング、或いはアルミナ砥粒の付着等により行うことができる。
【0021】
コイルバネ挟持部材11付近には、先端部13aと先端部14aとの間の間隔を変える間隔可変機構20が配設されている。間隔可変機構20は、脱毛用ピッカー10をコイルバネ挟持片13、14の後端部側に向けて、即ち本実施の形態ではケース2後方に向けてスライドさせるスライド部材21を備えている。
【0022】
スライド部材21は、ケース2上面に露出した指かけ部21aと、コイルバネ挟持片13とコイルバネ挟持片14との間に位置し、かつ指かけ部21aに対して略垂直に取り付けられた棒状部21bを備えている。棒状部21bは、このような位置に棒状部21bを位置させることにより、指で指かけ部21aをケース2後方に向けて移動させたとき、基部12が棒状部21bにより押される。これにより、脱毛用ピッカー10がケース2後方に向けてスライドする。また、この際、棒状部21bは、後述するソレノイド作動スイッチ33を押す。
【0023】
ケース2とスライド部材21には、スライドした脱毛用ピッカー10を元の位置に戻すためのコイルバネ22が接続されている。コイルバネ挟持片13、14よりも外側の位置及び突部13b、14bよりも基部12側の位置には、コイルバネ挟持片13、14を外側から挟み込む一対のローラ23が配設されている。
このような位置にローラ23を配設することにより、脱毛用ピッカー10がケース2後方に向けてスライドしたとき、突部13b、14bがローラ23の間に入り込む。これにより、コイルバネ挟持片13、14がローラ23により押され、先端部13aと先端部14bと間の間隔が狭められる。なお、ローラ23はケース2に固定されたローラ支持部材24により回転可能に支持されている。
【0024】
コイルバネ挟持部材11よりも後方には、脱毛用ピッカー10を牽引してコイルバネ16に挟持されたむだ毛を引き抜くソレノイド31が配設されている。ソレノイド31中には、コイルバネ挟持部材11の基部12に接続された金属製の棒状部材32が挿入されている。ソレノイド31が作動することにより、棒状部材32が更にソレノイド31中に引き込まれ、むだ毛を挟持した脱毛用ピッカー10が更にケース2後方に移動する。これにより、むだ毛が引き抜かれる。
【0025】
基部12の下側には、ソレノイド31を作動させるソレノイド作動スイッチ33が配設されている。棒状部21bが脱毛用ピッカー10をスライドさせる際にソレノイド作動スイッチ33を押すことにより、ソレノイド31に電流が流され、ソレノイド31が作動する。
【0026】
ケース2の開口2b付近の位置には、プラグソケット41が配設されている。
プラグソケット41には、コード42が接続されたプラグ43が挿入されている。
【0027】
ケース2の開口2a付近には、開口2aを介して脱毛する部分の皮膚にレーザ光を照射するレーザ光照射機構50が配設されている。レーザ光照射機構50は、レーザ光を発生させるためのレーザダイオード51を備えている。
【0028】
レーザダイオード51は、例えば、GaAs(ガリウムアルセナイド)等の化合物半導体から構成されている。レーザダイオード51は、アルミニウム等から形成されたヒートシンク52に固定されている。レーザダイオード51をヒートシンク52に固定することにより、レーザダイオード51から発せられる熱を逃がすことができ、レーザダイオード51の性能の低下を抑制することができる。
なお、ヒートシンク52に表面積を増やすために複数の貫通孔を形成してもよい。
【0029】
ダイオード51より前方には、レーザダイオード51から発せられたレーザ光を集める球レンズ53を配設されている。また、ケース2の開口2a付近には、レーザ光を安全に皮膚に照射するための一対のタッチセンサ54が配設されている。タッチセンサ54には図示しないリード線が接続されており、後述するタッチセンサ回路67と電気的に接続されている。
【0030】
ケース2の内部には、基板60が配設されている。基板60は、図5に示されるように脱毛装置1を統括的に制御するCPU61を備えている。CPU61には、インターフェイス62〜65を介して、モードの切り替えを行うモード切替回路66、タッチセンサ54の皮膚への接触を検出するタッチセンサ回路67、高周波電流を発生させる高周波発振回路68、レーザダイオード51を駆動させるレーザダイオード駆動回路69が電気的に接続されている。また、CPU61には、各種プログラムを記憶したメモリ70が電気的に接続されている。
【0031】
タッチセンサ回路67は、タッチセンサ54が皮膚に接触したときに発生する微弱な交流電圧を、それぞれ帯域フィルタ、整流回路、増幅器を介して直流電圧に変換し、これを波形整形、レベル調整、オフセット調整した後、A/D変換器、インタフェース62を介してCPU61に入力するように構成されている。なお、タッチセンサ回路67は、接点式の他、静電容量や抵抗等のインピーダンス変化を検知するものや、圧電素子によって圧力変化を検知するものでもよい。高周波発振回路68は、商用電源により供給された交流電流から27MHzの高周波電流を発生させるように構成されている。
【0032】
CPU61は、タッチセンサ回路67から出力された信号に基づいてタッチセンサ54が皮膚に接触しているか否かを判断する。例えば、高周波・レーザ脱毛モードを選択した場合で、タッチセンサ54が皮膚に接触していると判断した場合には、コイルバネ16に高周波電流が流れるような信号を高周波発振回路68に出力するとともにレーザダイオード51からレーザ光が発せられるような信号をレーザダイオード駆動回路69に出力する。
【0033】
以下、脱毛装置1の使用方法について、説明する。図6及び図7は本実施の形態に係る脱毛装置1の作動状態を模式図である。
【0034】
まず、スイッチ3を押し、脱毛装置1の電源をオンにする。次いで、スイッチ4、3を押し、所望のモードを選択するとともにレーザ光の強度を調節する。なお、本実施の形態では、高周波・レーザ脱毛モードを選択した場合について説明する。
【0035】
上記操作が完了した後、脱毛する部分の皮膚にコイルバネ16を押し当て、コイルバネ16の間にむだ毛を入り込ませる。ここで、コイルバネ16を皮膚に押し当てると、タッチセンサ54が皮膚に接触する。そして、CPU61でタッチセンサ54が皮膚に接触したと判断されると、高周波発振回路68から27MHzの高周波電流が発生し、コイルバネ16に高周波電流が流される。また、レーザダイオード51からレーザ光が発せられ、脱毛する部分の皮膚にレーザ光が照射される。
【0036】
次に、その状態で、指で指かけ部21aをケース2後方に向けて移動させて、図6(a)及び図6(b)に示されるように脱毛用ピッカー10をケース2後方に向けてスライドさせる。これにより、先端部13aと先端部14aとの間の間隔が狭められ、コイルバネ16にむだ毛Hが挟持される。また、この際、棒状部21bによりソレノイド作動スイッチ33が押される。
【0037】
ソレノイド作動スイッチ33が押されると、ソレノイド31に電流が流されて、図7(a)及び図7(b)に示されるように脱毛用ピッカー10が牽引される。これにより、コイルバネ16に挟持されたむだ毛Hが引き抜かれる。
【0038】
本実施の形態では、コイルバネ16を圧縮して、コイルバネ16にむだ毛を挟持させているので、脱毛効率を向上させることができる。即ち、コイルバネ16を圧縮して、コイルバネ16にむだ毛を挟持させているので、多量のむだ毛を挟持することができる。また、コイルバネ16を回転させずにコイルバネ16にむだ毛を挟持させているので、コイルバネ16の間に入り込んだむだ毛を確実に挟持することができる。それ故、脱毛効率を向上させることができる。
【0039】
本実施の形態では、コイルバネ16の表面粗さRmaxを約1〜400μmとしていので、確実にむだ毛を挟持することができる。
【0040】
本実施の形態では、脱毛を行う際にコイルバネ16に高周波電流を流しているので、むだ毛の再生を抑制することができるとともに脱毛をスムーズに行うことができる。即ち、コイルバネ16に高周波電流が流されると、高周波熱によりコイルバネ16に挟持されたむだ毛のシースと毛根の水分が蒸発する。これにより、むだ毛の再生が抑制される。一方、コイルバネ16に高周波電流が流されると、高周波熱により毛穴に働いている筋肉(起毛筋)が縮まり、毛穴が開く。それ故、むだ毛が抜け易り、脱毛がスムーズに行われる。
【0041】
本実施の形態では、脱毛を行う際に皮膚にレーザ光を照射するので、むだ毛の成長を抑制することができる。即ち、一般に、レーザ光は、他の光に比べてエネルギ密度が高いため、生体組織に照射した場合、照射部分の温度を比較的容易に上昇させることができる。これにより、レーザ光は、生体組織の所望の部位の蛋白質の変成などを意図的に引き起こさせる光熱反応や、また、代謝機能を促進するための、いわゆる非熱反応(40°Cを超えない程度の比較的低い温度で起こる光化学反応、光磁気反応、イオン化反応などの生体反応)を誘起させることができる。従って、レーザ光を皮膚に照射することにより、毛母細胞の蛋白質の変成が促進され、むだ毛の成長が抑制される。
【0042】
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と重複する内容については説明を省略することもある。本実施の形態では、人手で直接脱毛用ピッカーを扱う例について説明する。図8(a)及び図8(b)は本実施の形態に係る脱毛用ピッカーの使用状態を模式図である。
【0043】
脱毛用ピッカー10を直接手にし、脱毛する部分の皮膚にコイルバネ16を押し当て、コイルバネ16の間にむだ毛を入り込ませる。その状態で、指でコイルバネ挟持片13、14を外側から押圧し、図8(a)に示されるように先端部13aと先端部14aとの間の間隔を狭めて、コイルバネ16にむだ毛Hを挟持させる。コイルバネ16にむだ毛Hを挟持させた後、図8(b)に示されるように人手で脱毛用ピッカー10を皮膚から遠ざけて、コイルバネ16に挟持されたむだ毛Hを引き抜く。
【0044】
なお、本発明は上記実施の形態の記載内容に限定されるものではなく、構造や材質、各部材の配置等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。上記実施の形態では、断面が略円形のコイルバネ16を使用しているが、断面が多角形のコイルバネを使用していもよい。この場合でも、断面が略円形のコイルバネ16と同様の効果が得られる。
【0045】
上記実施の形態では、基部12とコイルバネ挟持片13、14とが一体化しているが、別体であってもよい。また、第1及び第2の実施の形態では、コイルバネ挟持片13、14が互いに平行になっているが、先端部13aと先端部14aとの間の間隔がコイルバネ挟持片13、14における根元部の間の間隔よりも広くしてもよい。この場合には、コイルバネ挟持片13、14に突部13b、14bを形成しなくとも、脱毛用ピッカー10をケース2後方に向けてスライドさせるだけで先端部13aと先端部14bとの間の間隔を狭めることができる。
【0046】
上記実施の形態では、ソレノイド31を使用してコイルバネ16に挟持されたむだ毛を引き抜いているが、例えば、ゴム、モータ、バネ、或いはエアピストン等を使用してむだ毛を引き抜いてもよい。
【0047】
上記実施の形態では、圧縮型のコイルバネ16を使用してむだ毛を挟持しているが、ピッチが極めて小さい引張型のコイルバネを使用してむだ毛を挟持してもよい。この場合には、まず、コイルバネに力を加えて、コイルバネを引張り、コイルバネのピッチを広げる。コイルバネのピッチが広げられた状態で、コイルバネ間にむだ毛を入り込ませる。その後、コイルバネに加えられた力を取り除き、コイルバネを元も状態に戻す。これにより、コイルバネにむだ毛が挟持される。
【0048】
上記実施の形態では、一つのコイルバネ16でむだ毛を挟持しているが、複数のコイルバネ16でむだ毛を挟持してもよい。
【0049】
上記実施の形態では説明していないが、脱毛装置1に以下のものを取り付けてもよい。例えば、コイルバネ16に振動を与えるための振動発生器を脱毛装置1に取り付けてもよい。脱毛装置1に振動発生器を取り付けて、コイルバネ16にむだ毛を挟持させたときにコイルバネ16に振動を与えることにより、むだ毛が抜け易くなる。振動発生器としては、例えば、偏心モータ、超音波発振器等が挙げられる。
【0050】
コイルバネ16を加熱するためヒータを脱毛装置1に取り付けてもよい。脱毛装置1にヒータを取り付けて、コイルバネ16にむだ毛を挟持させたときにコイルバネ16を加熱することにより、むだ毛が乾燥し、むだ毛が抜け易くなる。
【0051】
脱毛状況を撮影する小型カメラ及び小型カメラで撮影した脱毛状況を映し出すモニタを脱毛装置1に取り付けてもよい。脱毛装置1に小型カメラ及びモニタを取り付けて、脱毛状況を撮影するとともに脱毛状況を映し出すことにより、まつ毛等の局所の脱毛が容易に行い得る。
【0052】
脱毛装置1に対する脱毛用ピッカー10の向きを変えるための向き可変機構を脱毛装置1に取り付けてもよい。脱毛装置1に向き可変機構を取り付けて、脱毛用ピッカー10の向きを変えることにより、むだ毛の向きに沿ってむだ毛を引き抜くことができる。
【0053】
脱毛ピッカー10を皮膚に対して垂直に回転させるための回転機構を脱毛装置1に取り付けてもよい。脱毛装置1に回転機構を取り付けて、コイルバネ16にむだ毛を挟持させた状態で脱毛ピッカーを皮膚に対して垂直に回転させることにより、むだ毛が抜け易くなる。
【0054】
【発明の効果】
以上、詳説したように本発明の脱毛用ピッカー及び脱毛装置によれば、脱毛効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1の実施の形態に係る脱毛装置の外観を模式的に示した斜視図である。
【図2】図2は第1の実施の形態に係る脱毛装置の模式的な水平断面図である。
【図3】図3は第1の実施の形態に係る脱毛装置の模式的な垂直断面図である。
【図4】図4は第1の実施の形態に係るコイルバネの模式的な垂直断面図である。
【図5】図5は第1の実施の形態に係る脱毛装置の制御系を示すブロック図である。
【図6】図6(a)及び図6(b)は第1の実施の形態に係る脱毛装置の作動状態を模式図である。
【図7】図7(a)及び図7(b)は第1の実施の形態に係る脱毛装置の作動状態を模式図である。
【図8】図8(a)及び図8(b)は第2の実施の形態に係る脱毛用ピッカーの使用状態を模式図である。
【符号の説明】
1…脱毛装置
10…脱毛用ピッカー
11…コイルバネ挟持部材
13、14…コイルバネ挟持片
13a、14a…先端部
16…コイルバネ
20…間隔可変機構
21…スライド部材
23…ローラ
31…ソレノイド

Claims (6)

  1. 表面が粗面化された、毛を挟持するコイルバネと、
    一方の先端部と他方の先端部とに前記コイルバネの端部が取り付けられ、前記一方の先端部と前記他方の先端部との間の間隔が変えられる一対のコイルバネ挟持片と、を具備することを特徴とする脱毛用ピッカー。
  2. 前記コイルバネの表面粗さRmaxは、1〜400μmであることを特徴とする請求項1記載の脱毛用ピッカー。
  3. 請求項1又は2記載の脱毛用ピッカーと、
    前記間隔を狭めて、前記コイルバネに毛を挟持させる間隔可変機構と、
    前記脱毛用ピッカーを前記コイルバネ挟持片の後端部側に向けて移動させて、前記コイルバネに挟持された毛を引き抜く、脱毛用ピッカー移動機構と、を具備することを特徴とする脱毛装置。
  4. 前記間隔可変機構は、前記脱毛用ピッカーを前記コイルバネ挟持片の後端部側に向けて移動させる脱毛用ピッカー移動部材と、
    前記コイルバネ支持片を挟むように配設され、前記脱毛用ピッカーが脱毛用ピッカー移動部材により移動された際に前記コイルバネ支持片を押圧する押圧部材と、を備えていることを特徴とする請求項3記載の脱毛装置。
  5. 前記コイルバネに高周波電流を供給する高周波発振回路をさらに備えることを特徴とする請求項3又は4記載の脱毛装置。
  6. 脱毛する部分の皮膚にレーザ光を照射するレーザ光照射機構をさらに備えていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の脱毛装置。
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