JP2004215763A

JP2004215763A - Beverage brewer and injection member used for beverage brewing

Info

Publication number: JP2004215763A
Application number: JP2003004576A
Authority: JP
Inventors: Toyohiko Takatsuki; 豊彦高槻; Mitsuharu Santo; 光治山藤; Masatoshi Maekawa; 正敏前川; Kazuhiro Nishikawa; 一浩西川
Original assignee: Zojirushi Corp
Current assignee: Zojirushi Corp
Priority date: 2003-01-10
Filing date: 2003-01-10
Publication date: 2004-08-05
Anticipated expiration: 2023-01-10
Also published as: JP4020790B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To limit a hot water pouring range to a filter cup and to sufficiently bring out the original taste of a raw material. <P>SOLUTION: For this beverage brewer, on the upper part of the filter cup 23, an injection member 25 provided with a bottom part 26 roughly covering the upper end opening of the filter cup 23, an outer wall part 27 projecting upwards from the outer peripheral edge of the bottom part 26, endless annular ribs 28a-28c projecting from the bottom part 26 and a plurality of dripping holes 29a-29d provided inside the annular ribs 28a-28c and between the annular rib 28c and the outer wall part 27 at the bottom part 26 is disposed. By injecting a prescribed amount of hot water in a steaming process, the hot water pouring range to the filter cup 23 is limited by the annular ribs 28a-28c. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コーヒーや紅茶などの抽出を行う飲料抽出装置および飲料抽出に用いる注入部材に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
コーヒメーカーなどの飲料抽出装置は、タンクに貯留した水を加熱手段によって加熱するとともに、給水手段によって飲料抽出原料であるコーヒー粉を収容した漏斗状をなすフィルタカップに供給することにより、コーヒー粉からコーヒー液を抽出し、該コーヒー液を飲料容器に流出させるようになっている。
【０００３】
しかし、給水手段からフィルタカップ内に供給されるお湯は、前記フィルタカップ内に収容させた飲料抽出原料における定位置に集中して供給されるため、飲料抽出原料全体から偏りなく抽出することができない。即ち、過剰に抽出された部分や十分に抽出されない部分が生じるため、原料本来のおいしさを十分に引き出せないという問題がある。
【０００４】
本発明は、この飲料抽出に関するものであり、この飲料抽出に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
【０００５】
【特許文献１】
特開平８−１０３３７５号公報
【０００６】
この特許文献１では、複数の注湯孔を底面に設けた注湯用容器を設け、注入するお湯を均等かつシャワー状にまんべんなくフィルタカップに滴下するように構成している。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フィルタカップは、断面略逆三角形として漏斗状に形成されている。また、フィルタカップに収容させる飲料抽出原料の量は、抽出する飲料の容量によって異なる。そのため、抽出する容量が少ない場合には、大半のお湯がフィルタに滴下され、このフィルタを通じて飲料容器に流出する。その結果、抽出した飲料が薄くなり、やはり原料本来のおいしさを十分に引き出せない。
【０００８】
そこで、本発明では、フィルタカップへの注湯範囲を制限可能とし、原料本来の味を十分に引き出すことができる飲料抽出装置および飲料抽出に用いる注入部材を提供することを課題とするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の飲料抽出装置は、水を貯留するタンクと、該タンク内の水を加熱する加熱手段と、該加熱手段によって加熱したお湯を給水する給水手段と、内部にフィルタを介して飲料抽出原料を収容し前記給水手段からお湯が注入されることにより飲料を抽出する漏斗状をなす上端開口のフィルタカップと、抽出する飲料の容量を入力する入力手段と、前記加熱手段および給水手段を制御する制御手段とを備え、前記入力手段によって入力された抽出容量に対応する飲料抽出原料の量に基づいて所定量のお湯を前記フィルタカップに供給して一旦停止し、所定時間むらし工程を実行した後にドリップ工程を実行する飲料抽出装置において、前記フィルタカップの上部に、該フィルタカップの上端開口を略覆う底部と、該底部の外周縁から上向きに突出する外壁部と、前記底部から突出する無端状の環状リブと、前記底部において前記環状リブ内および前記環状リブと外壁部との間に設けた複数の滴下用孔とを備えた注入部材を配設し、前記むらし工程で、所定量のお湯を注入することにより、前記環状リブによって前記フィルタカップへの注湯範囲を制限する構成としている。
【００１０】
前記飲料抽出装置によれば、蒸らし工程においてフィルタカップへの注湯範囲を制限できるため、フィルタカップに収容されている飲料抽出原料の表面積に応じた注湯が可能になる。そのため、蒸らし工程で全体にわたって十分にお湯を浸透させることができ、原料本来のおいしさを十分に引き出すことができ、理想的な味の飲料を抽出することができる。
【００１１】
この飲料抽出装置では、前記環状リブの形状を、前記フィルタカップにおける水平断面形状と略一致するように長楕円形状とすることが好ましい。
【００１２】
また、前記環状リブを複数設け、各環状リブの全高を内側に向けて階段状に高くなるように相違させることが好ましい。このようにすれば、内側の環状リブにより囲繞された領域にお湯が集中することを抑制できる。
【００１３】
なお、前記注入部材は、飲料抽出装置にしか適用できないものではない。即ち、本発明の注入部材は、内部にフィルタを介して飲料抽出原料を収容する漏斗状をなす上端開口のフィルタカップの上部に配設するもので、前記フィルタカップの上端開口を略覆う底部と、該底部の外周縁から上向きに突出する外壁部と、前記底部から突出する無端状の環状リブと、前記底部において前記環状リブ内および前記環状リブと外壁部との間に設けた複数の滴下用孔とを備えたものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図１は本発明の実施形態に係る飲料抽出装置を示す。この飲料抽出装置は、大略、タンク４、加熱手段および給水手段を有する加熱容器本体１の正面に、原料配置機構８と保温機構３０とを設けたものである。
【００１５】
具体的には、前記加熱容器本体１は、その外装体２の上部に蓋３を回動可能に取り付けたもので、その内部には、液体である水を貯留するタンク４が配設されている。このタンク４の底には、このタンク４内に貯留した水を沸騰および保温する加熱手段としてヒータ（図示せず）が配設されている。
【００１６】
また、外装体２とタンク４との間には、該タンク４内の水を後述する原料配置機構８に供給する給水手段としてポンプ５とが配設されている。そして、このポンプ５の送出口には揚水管６が接続され、この揚水管６の先端が、外装体２のノーズ部２ａの下部に配設される原料配置機構８において、注入部材２５の中央に位置するように配管されている。
【００１７】
なお、前記ノーズ部２ａの内部には、前記ヒータやポンプ５を制御する制御基板７が配設されるとともに、この制御基板７の上部に操作パネルが配設されている。この操作パネルは、スイッチからなる複数の入力手段と表示パネルとが配設され、抽出する人数分を入力することにより、抽出容量が設定されるものである。
【００１８】
前記原料配置機構８は、前記外装体２におけるノーズ部２ａの下部に一体的に設けたもので、正面および底面を開口したカバー部９を備えている。このカバー部９の正面開口には、下側に位置する第１蓋体１０と、該第１蓋体１０の開放に連動して開放する第２蓋体１７とが設けられている。具体的には、前記カバー部９は、ノーズ部２ａの突出範囲の半分の領域まで突出しており、その前部が、第１蓋体１０と第２蓋体１７とで閉塞されている。
【００１９】
前記第１蓋体１０は、ノーズ部２ａの平面視形状と一致する前壁部１１と、該前壁部１１の上部を閉塞するように設けた上壁部１２とを備え、この上壁部１２にフィルタカップ２３を一体的に設けたものである。この第１蓋体１０には、カバー部９の内面に設けた軸受部９ａ，９ｂに回動可能に装着するための装着部１３が設けられている。この装着部１３は、図２に示すように、前記上壁部１２から略逆Ｌ字形状に突出した第１取付部１４と、上壁部１２に設けた固定孔１５と、前壁部１１の下端に設けた第２取付部１６とからなる。前記第１取付部１４には、その上端に円形孔と対向位置に設けた位置決め溝とからなる装着孔１４ａと、該装着孔１４ａの下部に設けた装着孔より小径の挿通孔１４ｂとが設けられている。前記固定孔１５は、断面Ｄ字形状の孔からなる。前記第２取付部１６には、その下端面にカバー部９の軸受部９ｂから突出する回動軸（図示せず）に嵌合する円形状の凹部１６ａが設けられている。なお、前記第１取付部１４の下面と上壁部１２の上面との間に、第２蓋体１７より若干広い隙間が形成される。
【００２０】
前記第２蓋体１７は、後述する注入部材２５を着脱可能に配設するシャワーキャップからなる。この第２蓋体１７は、第１蓋体１０と同様に、ノーズ部２ａの平面視形状と一致する形状をなし、前記固定孔１５と対応する位置に連動孔１８が設けられている。この連動孔１８は、前記貫通孔と同一直径を円形孔のうち、略３／４の領域を開口し、残りの１／４の領域を閉塞した孔からなる。
【００２１】
前記第１蓋体１０と第２蓋体１７とは、ピン部材１９によって連動可能に装着される。このピン部材１９は、前記装着孔１４ａの形状に一致する装着板２０を備え、その上面からカバー部９の軸受部９ａに設けた軸孔に嵌合する軸部２１が突設されるとともに、下面から連動軸２２が突設されている。この連動軸２２は、前記連動孔１８を貫通して固定孔１５内に位置する領域が、該固定孔１５と同一の断面Ｄ字形状に形成されている。
【００２２】
このように構成した第１蓋体１０および第２蓋体１７は、図３および図４に示すように、ユーザが第１蓋体１０を開放操作すると、略９０度の範囲は第１蓋体１０のみが回動し、それ以降は、ピン部材１９の連動軸２２が第２蓋体１７の連動孔１８の端面に当接することにより、第２蓋体１７が連動して回動する。
【００２３】
そのため、フィルタカップ２３内のフィルタおよび飲料抽出原料のみを交換したい場合には、図３に示す状態とすることにより、簡単に交換することができる。また、注入部材２５を取り出して洗浄したい場合には、図４に示す状態とすることにより、注入部材２５を簡単に取り外し、および、取り付けることができる。
【００２４】
前記第１蓋体１０に一体的に設けたフィルタカップ２３は、図５に示すように、下方に向けて断面略三角形状をなすように幅を縮めた漏斗状をなす上端開口のものである。このフィルタカップ２３には、その内面とフィルタとの間に隙間を形成するためのリブ２４が突設されている。このフィルタカップ２３の内部には、フィルタを介して飲料抽出原料が抽出目的の人数に応じた分量で収容される。そうすると、前記断面形状のため、飲料抽出原料の量に応じて、その上端部の面積が変わる。なお、本実施形態のフィルタカップ２３は、１０人分（カップ数）の飲料を抽出するための飲料抽出原料を収容可能な大きさのものである。
【００２５】
前記第２蓋体１７に取り付ける注入部材２５は、図５および図６に示すように、前記フィルタカップの上端開口を略覆う底部２６と、該底部２６の外周縁から上向きに突出する外壁部２７と、前記底部２６から突出する無端状の環状リブ２８ａ，２８ｂ，２８ｃと、前記底部２６に設けた複数の滴下用孔２９ａ，２９ｂ，２９ｃ，２９ｄとからなる。
【００２６】
本実施形態では、３つの環状リブ２８ａ，２８ｂ，２８ｃを設けており、各環状リブ２８ａ，２８ｂ，２８ｃは、前記フィルタカップ２３における所定高さの水平断面形状と略一致する長楕円形状に形成されている。具体的には、最内部に位置する環状リブ２８ａは、前記フィルタカップ２３に１〜３人分の飲料抽出原料を収容させた場合において、その飲料抽出原料の堆積高さより若干低い位置のフィルタカップ２３の水平断面形状と略一致するように構成されている。中間部に位置する環状リブ２８ｂは、前記フィルタカップ２３に４〜６人分の飲料抽出原料を収容させた場合において、その飲料抽出原料の堆積高さより若干低い位置のフィルタカップ２３の水平断面形状と略一致するように構成されている。最外部に位置する環状リブ２８ｃは、前記フィルタカップ２３に７〜１０人分の飲料抽出原料を収容させた場合において、その飲料抽出原料の堆積高さより若干低い位置のフィルタカップ２３の水平断面形状と略一致するように構成されている。
【００２７】
また、本実施形態では、前記環状リブ２８ａ，２８ｂ，２８ｃは、最外部に位置する環状リブ２８ｃから内側に向けて、その全高（突出量）が階段状に高くなるように相違させて形成されている。
【００２８】
さらに、前記滴下用孔２９ａ，２９ｂ，２９ｃ，２９ｄの直径は、各環状リブ２８ａ，２８ｂ，２８ｃおよび外壁部２７により囲繞された容積と、後述する蒸らし工程で注入する湯量との関係で設定されている。具体的には、環状リブ２８ａにより囲繞された領域Ｒ１は１６ｃｃのお湯を収容可能な容積であり、その領域Ｒ１内に形成する滴下用孔２９ａの直径は２．５ｍｍとされている。また、環状リブ２８ａと環状リブ２８ｂにより囲繞された領域Ｒ２は１２．１ｃｃのお湯を収容可能な容積であり、前記領域Ｒ１との合計で２８．１ｃｃであるため、領域Ｒ２内に形成する滴下用孔２９ｂの直径は２．０ｍｍとされている。さらに、環状リブ２８ｂと環状リブ２８ｃにより囲繞された領域Ｒ３は１２．１ｃｃのお湯を収容可能な容積であり、前記領域Ｒ１，Ｒ２との合計で４０．２ｃｃであるため、領域Ｒ３内に形成する滴下用孔２９ｃの直径は１．７ｍｍとされている。さらにまた、環状リブ２８ｃと外壁部２７により囲繞された領域Ｒ４は６３．６ｃｃのお湯を収容可能な容積であり、前記領域Ｒ１，Ｒ２，３との合計で１０３．８ｃｃであるため、領域Ｒ４内に形成する滴下用孔２９ｄの直径は２．０ｍｍとされている。
【００２９】
前記保温機構３０は、前記原料配置機構８の下部に設けられている。この保温機構３０は、外装体２の正面下端にジャグ３１を載置する台座部３２が設けられ、この台座部３２内に保温ヒータ３３を配設したものである。
【００３０】
前記構成の飲料抽出装置は、前記制御基板７に配設したマイコンによって、タンク４内に貯留された水を加熱する。そして、操作パネルによって、入力された抽出容量に基づいて所定量のお湯を注入して一旦停止し、所定時間むらし工程を実行する。また、このむらし工程が終了すると、所定量のお湯を断続的に注湯するドリップ工程を実行するものである。以下の表１に、マイコンによる飲料抽出に係る制御の一例を示す。
【００３１】
【表１】

【００３２】
前記表１に示すように、ユーザが操作パネルを操作することによって１カップ分の飲料を抽出するように設定した場合には、まず、０．７秒、ポンプ５を動作させて注湯した後、３０秒、注湯動作を停止して蒸らし工程を実行する。その後、４．３秒、ポンプ５を動作させ、ドリップ工程を実行する。なお、ポンプ５の動作時間のうち、最初の０．５秒は、お湯が揚水管６内を流動する時間あたるため、実際に注湯される時間は０．２秒である。なお、この現象は以下のポンプ５の動作でも同様である。
【００３３】
そうすると、前記蒸らし工程では、前記注湯時間により注入部材２５を介してフィルタカップ２３には７ｃｃのお湯が注湯される。そのため、この蒸らし工程では、前記注入部材２５には、各領域Ｒ１〜Ｒ４の容積と滴下用孔２９ａ〜２９ｄの直径との関係で、領域Ｒ１のみに注湯され、フィルタカップ２３にも対応する範囲のみ注湯される。
【００３４】
また、ドリップ工程では、前記注湯時間により注入部材２５を介してフィルタカップ２３には１５０ｃｃのお湯が注湯される。そのため、このドリップ工程では、前記注入部材２５には、全ての領域Ｒ１〜Ｒ４からフィルタカップ２３内に注湯される。
【００３５】
一方、ユーザが操作パネルを操作することによって２カップ分の飲料を抽出するように設定した場合には、まず、０．９秒、ポンプ５を動作させて注湯した後、３０秒、注湯動作を停止して蒸らし工程を実行する。その後、ポンプ５を４．３秒オン、６０秒オフ、４．３秒オンするように動作させ、ドリップ工程を実行する。即ち、４．３秒オン、６０秒オフを１セットとし、そのセットを抽出するカップ数分行う。
【００３６】
そうすると、前記蒸らし工程では、前記注湯時間により注入部材２５を介してフィルタカップ２３には１４ｃｃのお湯が注湯される。そのため、この蒸らし工程では、前記注入部材２５には、各領域Ｒ１〜Ｒ４の容積と滴下用孔２９ａ〜２９ｄの直径との関係で、領域Ｒ１に注湯され、フィルタカップ２３にも対応する範囲のみ注湯される。
【００３７】
また、ドリップ工程では、前記注入部材２５の全ての領域Ｒ１〜Ｒ４からフィルタカップ２３内に注湯され、合計の注湯時間により注入部材２５を介してフィルタカップ２３には１５０ｃｃづつ、合計で３００ｃｃのお湯が注湯される。なお、このドリップ工程では、各セット間の６０秒のインターバルにより、１セット目に注湯したお湯が残り、２セット目に注湯したお湯が溢れることはない。また、前記インターバルの時間は、本発明者等が鋭意実験した結果見出したものであり、このようにすることにより、フィルタカップ２３内のお湯が完全にはジャグ３１に滴下されず、飲料抽出原料の上に泡状のアク成分が残った状態に維持できる。
【００３８】
一方、ユーザが操作パネルを操作することによって３カップ分の飲料を抽出するように設定した場合には、まず、１．１秒、ポンプ５を動作させて注湯した後、３０秒、注湯動作を停止して蒸らし工程を実行する。その後、ポンプ５を４．３秒オン、６０秒オフのドリップ工程を３セットを実行する。
【００３９】
そうすると、前記蒸らし工程では、前記注湯時間により注入部材２５を介してフィルタカップ２３には２１ｃｃのお湯が注湯される。そのため、この蒸らし工程では、前記注入部材２５には領域Ｒ１に注湯され、フィルタカップ２３にも対応する範囲のみ注湯される。また、ドリップ工程では、合計の注湯時間により注入部材２５を介してフィルタカップ２３には１５０ｃｃづつ、合計で４５０ｃｃのお湯が注湯される。
【００４０】
一方、ユーザが操作パネルを操作することによって４カップ分の飲料を抽出するように設定した場合には、まず、１．３秒、ポンプ５を動作させて注湯した後、３０秒、注湯動作を停止して蒸らし工程を実行する。その後、ポンプ５を４．３秒オン、６０秒オフのドリップ工程を４セットを実行する。
【００４１】
そうすると、前記蒸らし工程では、前記注湯時間により注入部材２５を介してフィルタカップ２３には２８ｃｃのお湯が注湯される。そのため、この蒸らし工程では、前記注入部材２５には領域Ｒ１，Ｒ２に注湯され、フィルタカップ２３にも対応する範囲のみ注湯される。また、ドリップ工程では、合計の注湯時間により注入部材２５を介してフィルタカップ２３には１５０ｃｃづつ、合計で６００ｃｃのお湯が注湯される。
【００４２】
一方、ユーザが操作パネルを操作することによって５カップ分の飲料を抽出するように設定した場合には、まず、１．５秒、ポンプ５を動作させて注湯した後、３０秒、注湯動作を停止して蒸らし工程を実行する。その後、ポンプ５を４．３秒オン、６０秒オフのドリップ工程を５セットを実行する。
【００４３】
そうすると、前記蒸らし工程では、前記注湯時間により注入部材２５を介してフィルタカップ２３には３５ｃｃのお湯が注湯される。そのため、この蒸らし工程では、前記注入部材２５には領域Ｒ１，Ｒ２に注湯され、フィルタカップ２３にも対応する範囲のみ注湯される。また、ドリップ工程では、合計の注湯時間により注入部材２５を介してフィルタカップ２３には１５０ｃｃづつ、合計で７５０ｃｃのお湯が注湯される。
【００４４】
一方、ユーザが操作パネルを操作することによって６カップ分の飲料を抽出するように設定した場合には、まず、１．７秒、ポンプ５を動作させて注湯した後、３０秒、注湯動作を停止して蒸らし工程を実行する。その後、ポンプ５を４．３秒オン、６０秒オフのドリップ工程を６セットを実行する。
【００４５】
そうすると、前記蒸らし工程では、前記注湯時間により注入部材２５を介してフィルタカップ２３には４２ｃｃのお湯が注湯される。そのため、この蒸らし工程では、前記注入部材２５には領域Ｒ１，Ｒ２に注湯され、フィルタカップ２３にも対応する範囲のみ注湯される。また、ドリップ工程では、合計の注湯時間により注入部材２５を介してフィルタカップ２３には１５０ｃｃづつ、合計で９００ｃｃのお湯が注湯される。
【００４６】
一方、ユーザが操作パネルを操作することによって７カップ分の飲料を抽出するように設定した場合には、まず、１．９秒、ポンプ５を動作させて注湯した後、３０秒、注湯動作を停止して蒸らし工程を実行する。その後、ポンプ５を４．３秒オン、６０秒オフのドリップ工程を７セットを実行する。
【００４７】
そうすると、前記蒸らし工程では、前記注湯時間により注入部材２５を介してフィルタカップ２３には４９ｃｃのお湯が注湯される。そのため、この蒸らし工程では、前記注入部材２５には領域Ｒ１〜Ｒ３に注湯され、フィルタカップ２３にも対応する範囲のみ注湯される。また、ドリップ工程では、合計の注湯時間により注入部材２５を介してフィルタカップ２３には１５０ｃｃづつ、合計で１０５０ｃｃのお湯が注湯される。
【００４８】
一方、ユーザが操作パネルを操作することによって８カップ分の飲料を抽出するように設定した場合には、まず、２．１秒、ポンプ５を動作させて注湯した後、３０秒、注湯動作を停止して蒸らし工程を実行する。その後、ポンプ５を４．３秒オン、６０秒オフのドリップ工程を８セットを実行する。
【００４９】
そうすると、前記蒸らし工程では、前記注湯時間により注入部材２５を介してフィルタカップ２３には５６ｃｃのお湯が注湯される。そのため、この蒸らし工程では、前記注入部材２５には領域Ｒ１〜Ｒ３に注湯され、フィルタカップ２３にも対応する範囲のみ注湯される。また、ドリップ工程では、合計の注湯時間により注入部材２５を介してフィルタカップ２３には１５０ｃｃづつ、合計で１２００ｃｃのお湯が注湯される。
【００５０】
一方、ユーザが操作パネルを操作することによって９カップ分の飲料を抽出するように設定した場合には、まず、２．３秒、ポンプ５を動作させて注湯した後、３０秒、注湯動作を停止して蒸らし工程を実行する。その後、ポンプ５を４．３秒オン、６０秒オフのドリップ工程を９セットを実行する。
【００５１】
そうすると、前記蒸らし工程では、前記注湯時間により注入部材２５を介してフィルタカップ２３には６３ｃｃのお湯が注湯される。そのため、この蒸らし工程では、前記注入部材２５には領域Ｒ１〜Ｒ３に注湯され、フィルタカップ２３にも対応する範囲のみ注湯される。また、ドリップ工程では、合計の注湯時間により注入部材２５を介してフィルタカップ２３には１５０ｃｃづつ、合計で１３５０ｃｃのお湯が注湯される。
【００５２】
一方、ユーザが操作パネルを操作することによって１０カップ分の飲料を抽出するように設定した場合には、まず、２．５秒、ポンプ５を動作させて注湯した後、３０秒、注湯動作を停止して蒸らし工程を実行する。その後、ポンプ５を４．３秒オン、６０秒オフのドリップ工程を１０セットを実行する。
【００５３】
そうすると、前記蒸らし工程では、前記注湯時間により注入部材２５を介してフィルタカップ２３には７０ｃｃのお湯が注湯される。そのため、この蒸らし工程では、前記注入部材２５には領域Ｒ１〜Ｒ３に注湯され、フィルタカップ２３にも対応する範囲のみ注湯される。また、ドリップ工程では、合計の注湯時間により注入部材２５を介してフィルタカップ２３には１５０ｃｃづつ、合計で１５００ｃｃのお湯が注湯される。
【００５４】
このように、本発明の飲料抽出装置では、フィルタカップ２３の上部に環状リブ２８によって区画した注入部材２５を配設しているため、入力された抽出容量に基づいて所定量のお湯をフィルタカップ２３に供給する蒸らし工程において、該フィルタカップ２３への注湯範囲を制限することができる。この際、複数の滴下用孔２９ａ〜２９ｄにより、その範囲内において飲料抽出原料全体に偏りなく滴下させることができる。しかも、複数の環状リブ２８ａ，２８ｂ，２８ｃは、その全高を内側に向けて階段状に高くなるように相違させているため、内側の環状リブ２８ａにより囲繞された領域Ｒ１にお湯が集中することを抑制できる。
【００５５】
そのため、フィルタカップ２３に収容されている飲料抽出原料の表面積に応じた注湯が可能になる。また、ドリップ工程では、全領域に偏りなく注湯できるうえ、前記蒸らし工程で全体にわたって十分にお湯が浸透しているため、原料本来のおいしさを十分に引き出すことができ、理想的な味の飲料を抽出することができる。
【００５６】
なお、本発明の飲料抽出装置は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
【００５７】
例えば、前記実施形態では、ドリップ工程において、所定時間（６０秒）毎に所定量（１５０ｃｃ）の注湯を行うようにしたが、超音波センサやフロート式の水位センサなどの液面検出手段を設け、フィルタカップ２３内のお湯の残量が所定位置に達すると、次の注湯動作を行い、所定位置まで注湯すると、その注湯動作を停止するようにしてもよい。
【００５８】
また、前記実施形態では、ドリップ工程では、注入部材２５の領域Ｒ１〜Ｒ４の全体から注湯するようにしたが、このドリップ工程においても抽出容量に対応する飲料抽出原料の量に基づいた領域からのみ、注湯するようにしてもよい。
【００５９】
さらに、前記実施形態では、第１蓋体１０および第２蓋体１７を別体のピン部材１９により連動可能に装着したが、このピン部材１９は第１蓋体１０に一体に設けてもよい。さらに、第２蓋体１７は、第１蓋体１０と同一方向に連動して開放するようにしたが、ラックとピニオンとの組合せにより、逆方向に開放するようにしてもよい。
【００６０】
さらにまた、前記実施形態では、注入部材２５に形成する環状リブ２８ａ，２８ｂ，２８ｃの全高を内側に向けて階段状に高くなるように相違させたが、全て同一高さに形成してもよい。即ち、この環状リブ２８ａ，２８ｂ，２８ｃの高さは、各領域Ｒ１〜Ｒ４に形成する滴下用孔２９ａ〜２９ｄの直径との関係で希望に応じて変更可能である。
【００６１】
しかも、前記注入部材２５は、蒸らし工程とドリップ工程とを備えた飲料抽出装置にしか適用できないものではない。例えば、注入部材２５を単独で使用することも可能である。即ち、内部にフィルタを介して飲料抽出原料を収容する漏斗状をなす上端開口のフィルタカップをコップなどの上に直接設置し、手でポットまたはやかんのお湯を注ぐ際に、前記フィルタカップの上部に注入部材２５を配置することにより、原料本来のおいしさを十分に引き出した理想的な味の飲料を簡単に抽出できる。
【００６２】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の飲料抽出装置では、注入部材に設けた環状リブにより、該注入部材への注湯量を変更することにより、フィルタカップへの注湯範囲を制限することができる。その際、複数の滴下用孔により、その範囲において偏りなく飲料抽出原料の表面にお湯を滴下させることができる。そのため、飲料抽出原料全体にわたって十分にお湯を浸透させ、原料本来のおいしさを十分に引き出すことができ、理想的な味の飲料を抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の飲料抽出装置を示す断面図である。
【図２】第１蓋体と第２蓋体との取付構造を示す斜視図である。
【図３】第１蓋体を開放操作した第１の状態を示す平面図である。
【図４】第１蓋体を開放操作することにより第２蓋体が連動して開放した第２の状態を示す平面図である。
【図５】注入部材とフィルタカップとの関係を示す断面図である。
【図６】注入部材を示し、（Ａ）は斜視図、（Ｂ）は平面図である。
【符号の説明】
１…加熱容器本体、３…蓋、４…タンク、５…ポンプ、６…揚水管、８…原料配置機構、１０…第１蓋体、１７…第２蓋体、２３…フィルタカップ、２５…注入部材、２６…底部、２７…外壁部、２８ａ〜２８ｃ…環状リブ、２９ａ〜２９ｄ…滴下用孔、３０…保温機構、３１…ジャグ。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a beverage extraction device for extracting coffee, tea, and the like, and an injection member used for beverage extraction.
[0002]
[Prior art]
A beverage brewing device such as a coffee maker heats water stored in a tank by a heating means, and supplies the water to a funnel-shaped filter cup containing coffee grounds as a beverage extraction raw material by a water supply means. The coffee liquor is extracted and the coffee liquor is caused to flow out into a beverage container.
[0003]
However, the hot water supplied into the filter cup from the water supply means is concentrated and supplied to a fixed position in the beverage extraction raw material accommodated in the filter cup, so that it cannot be extracted without bias from the entire beverage extraction raw material. . That is, there is a problem that a portion that is excessively extracted or a portion that is not sufficiently extracted occurs, so that the original taste of the raw material cannot be sufficiently extracted.
[0004]
The present invention relates to this beverage extraction, and the following prior art document information related to the beverage extraction is provided.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-8-103375
[0006]
In Patent Document 1, a pouring container having a plurality of pouring holes provided on a bottom surface is provided, and hot water to be poured is uniformly and shower-dried onto a filter cup evenly.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, the filter cup is formed in a funnel shape with a substantially inverted triangular cross section. Further, the amount of the beverage extraction raw material to be accommodated in the filter cup varies depending on the volume of the beverage to be extracted. Therefore, when the volume to be extracted is small, most of the hot water is dropped on the filter and flows out to the beverage container through the filter. As a result, the extracted beverage becomes thin, and the original taste of the raw material cannot be sufficiently extracted.
[0008]
In view of the above, an object of the present invention is to provide a beverage extraction device and a pouring member used for beverage extraction that can restrict the range of pouring into a filter cup and sufficiently extract the original taste of the raw material. .
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the beverage extraction device of the present invention includes a tank for storing water, a heating unit for heating water in the tank, a water supply unit for supplying hot water heated by the heating unit, and a water supply unit. A filter cup having a funnel-shaped upper end opening for accommodating a beverage extraction raw material via a filter and extracting the beverage by injecting hot water from the water supply means, an input means for inputting a volume of the beverage to be extracted, and the heating Means for controlling the water supply means and the water supply means, and supplies a predetermined amount of hot water to the filter cup based on the amount of the beverage extraction raw material corresponding to the extraction volume input by the input means, temporarily stops, In a beverage brewing apparatus that performs a drip process after performing a time variance process, a top portion of the filter cup that substantially covers an upper end opening of the filter cup; An outer wall protruding upward from an outer peripheral edge of the portion, an endless annular rib protruding from the bottom, and a plurality of drip holes provided in the annular rib and between the annular rib and the outer wall at the bottom. Is provided, and a predetermined amount of hot water is injected in the unevenness step, so that a range of pouring into the filter cup is limited by the annular rib.
[0010]
According to the beverage extraction device, the range of pouring into the filter cup can be limited in the steaming process, so that pouring can be performed according to the surface area of the beverage extraction raw material contained in the filter cup. Therefore, it is possible to sufficiently infiltrate the hot water throughout the steaming step, sufficiently extract the original taste of the raw material, and extract a beverage having an ideal taste.
[0011]
In this beverage extraction device, it is preferable that the shape of the annular rib is an oblong shape so as to substantially match the horizontal cross-sectional shape of the filter cup.
[0012]
In addition, it is preferable that a plurality of the annular ribs are provided, and the total height of each annular rib is made different so that the total height increases stepwise toward the inside. With this configuration, it is possible to suppress the concentration of hot water in a region surrounded by the inner annular rib.
[0013]
In addition, the said injection | pouring member is not what can be applied only to a beverage extraction apparatus. That is, the injection member of the present invention is disposed at the top of the filter cup having a funnel-shaped upper end opening for accommodating a beverage extraction material through a filter therein, and a bottom portion substantially covering the upper end opening of the filter cup. An outer wall protruding upward from an outer peripheral edge of the bottom, an endless annular rib protruding from the bottom, and a plurality of drippings provided in the annular rib and between the annular rib and the outer wall at the bottom. And a hole for use.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 shows a beverage brewing apparatus according to an embodiment of the present invention. This beverage extraction device generally has a raw material disposing mechanism 8 and a heat retaining mechanism 30 provided on the front of a heating container main body 1 having a tank 4, a heating means and a water supply means.
[0015]
Specifically, the heating vessel main body 1 has a lid 3 rotatably mounted on an upper part of an exterior body 2, and a tank 4 for storing water as a liquid is disposed inside the heating vessel main body 1. I have. A heater (not shown) is provided at the bottom of the tank 4 as a heating means for boiling and keeping the temperature of the water stored in the tank 4.
[0016]
A pump 5 is provided between the exterior body 2 and the tank 4 as water supply means for supplying water in the tank 4 to a raw material arrangement mechanism 8 described later. A pumping pipe 6 is connected to the outlet of the pump 5, and the tip of the pumping pipe 6 is connected to the center of the injection member 25 in the raw material disposing mechanism 8 disposed below the nose portion 2 a of the exterior body 2. It is plumbed to be located in.
[0017]
A control board 7 for controlling the heater and the pump 5 is provided inside the nose portion 2a, and an operation panel is provided above the control board 7. This operation panel is provided with a plurality of input means composed of switches and a display panel, and sets the extraction capacity by inputting the number of persons to be extracted.
[0018]
The raw material disposing mechanism 8 is integrally provided below the nose portion 2a of the exterior body 2, and includes a cover portion 9 having front and bottom openings. A first lid 10 located below and a second lid 17 that opens in conjunction with the opening of the first lid 10 are provided at a front opening of the cover 9. Specifically, the cover portion 9 projects to a half area of the projecting range of the nose portion 2a, and its front portion is closed by the first lid 10 and the second lid 17.
[0019]
The first lid 10 includes a front wall portion 11 that matches the shape of the nose portion 2a in a plan view, and an upper wall portion 12 that is provided so as to close an upper portion of the front wall portion 11. 12, a filter cup 23 is integrally provided. The first lid 10 is provided with a mounting portion 13 for being rotatably mounted on bearings 9 a and 9 b provided on the inner surface of the cover 9. As shown in FIG. 2, the mounting portion 13 includes a first mounting portion 14 protruding from the upper wall portion 12 in a substantially inverted L-shape, a fixing hole 15 provided in the upper wall portion 12, and a front wall portion 11. And a second mounting portion 16 provided at the lower end of the second mounting portion. The first mounting portion 14 is provided with a mounting hole 14a having a circular hole at the upper end thereof and a positioning groove provided at an opposing position, and an insertion hole 14b having a smaller diameter than the mounting hole provided below the mounting hole 14a. Have been. The fixing hole 15 is a hole having a D-shaped cross section. The second mounting portion 16 is provided at its lower end surface with a circular concave portion 16a that fits into a rotating shaft (not shown) that protrudes from the bearing portion 9b of the cover portion 9. A gap slightly wider than the second lid 17 is formed between the lower surface of the first mounting portion 14 and the upper surface of the upper wall portion 12.
[0020]
The second lid 17 is formed of a shower cap in which an injection member 25 described later is detachably provided. Like the first lid 10, the second lid 17 has a shape corresponding to the shape of the nose portion 2a in plan view, and an interlocking hole 18 is provided at a position corresponding to the fixing hole 15. The interlocking hole 18 is a hole having the same diameter as that of the through-hole and having a substantially 3/4 region opened and a remaining 1/4 region closed.
[0021]
The first lid 10 and the second lid 17 are mounted so as to be interlocked by a pin member 19. The pin member 19 includes a mounting plate 20 that matches the shape of the mounting hole 14a, and a shaft portion 21 that fits into a shaft hole provided in the bearing portion 9a of the cover portion 9 protrudes from an upper surface thereof. An interlocking shaft 22 protrudes from the lower surface. The area of the interlocking shaft 22 penetrating the interlocking hole 18 and located in the fixing hole 15 is formed in the same D-shaped cross section as the fixing hole 15.
[0022]
As shown in FIGS. 3 and 4, when the user opens the first lid 10, the first lid 10 and the second lid 17 configured as described above have a range of approximately 90 degrees within the first lid 10. Only 10 rotates, and thereafter, the interlocking shaft 22 of the pin member 19 abuts against the end surface of the interlocking hole 18 of the second lid 17, whereby the second lid 17 rotates in conjunction with it.
[0023]
Therefore, when it is desired to replace only the filter and the beverage extraction raw material in the filter cup 23, the state shown in FIG. 3 can be easily replaced. When the injection member 25 is to be taken out and cleaned, the state shown in FIG. 4 allows the injection member 25 to be easily removed and attached.
[0024]
As shown in FIG. 5, the filter cup 23 integrally provided on the first lid body 10 has a funnel-shaped upper end opening whose width is reduced so as to form a substantially triangular cross section downward. . The filter cup 23 is provided with a rib 24 for forming a gap between its inner surface and the filter. In the inside of the filter cup 23, a beverage extraction raw material is accommodated via a filter in an amount corresponding to the number of persons to be extracted. Then, due to the cross-sectional shape, the area of the upper end portion changes according to the amount of the beverage extraction raw material. In addition, the filter cup 23 of this embodiment is a size which can accommodate the drink extraction raw material for extracting the drink for 10 persons (the number of cups).
[0025]
As shown in FIGS. 5 and 6, the injection member 25 attached to the second lid 17 includes a bottom 26 that substantially covers the upper end opening of the filter cup, and an outer wall 27 that projects upward from the outer peripheral edge of the bottom 26. And endless annular ribs 28a, 28b, 28c protruding from the bottom 26, and a plurality of

drip holes

29a, 29b, 29c, 29d provided in the bottom 26.
[0026]
In the present embodiment, three annular ribs 28a, 28b, 28c are provided, and each of the annular ribs 28a, 28b, 28c is formed in a long elliptical shape that substantially matches the horizontal cross-sectional shape of the filter cup 23 at a predetermined height. Have been. More specifically, the annular rib 28a located at the innermost position is located at a position slightly lower than the pile height of the beverage extract material when the filter cup 23 accommodates the beverage extract material for one to three persons. 23 so as to substantially coincide with the horizontal cross-sectional shape. The annular rib 28b located in the middle portion has a horizontal cross-sectional shape of the filter cup 23 at a position slightly lower than the pile height of the beverage extraction raw material when the filter cup 23 accommodates the beverage extraction raw material for 4 to 6 persons. It is configured so as to approximately match. The outermost annular rib 28c has a horizontal cross-sectional shape of the filter cup 23 at a position slightly lower than the pile height of the beverage extraction material when the filter cup 23 accommodates the beverage extraction material for 7 to 10 persons. It is configured so as to approximately match.
[0027]
In the present embodiment, the annular ribs 28a, 28b, and 28c are formed so as to be different from each other so that the total height (projection amount) increases stepwise from the outermost annular rib 28c toward the inside. ing.
[0028]
Further, the diameters of the dropping

holes

29a, 29b, 29c, 29d are set according to the relationship between the volume surrounded by each of the annular ribs 28a, 28b, 28c and the outer wall 27 and the amount of hot water to be injected in a steaming step described later. ing. Specifically, a region R1 surrounded by the annular rib 28a has a volume capable of storing 16 cc of hot water, and a diameter of the dropping hole 29a formed in the region R1 is 2.5 mm. The region R2 surrounded by the annular rib 28a and the annular rib 28b has a capacity capable of accommodating 12.1 cc of hot water, and the total volume of the region R1 and the region R1 is 28.1 cc. The diameter of the hole 29b is 2.0 mm. Further, a region R3 surrounded by the annular rib 28b and the annular rib 28c has a volume capable of storing 12.1 cc of hot water, and since the total of the regions R1 and R2 is 40.2 cc, the region R3 is formed in the region R3. The diameter of the dropping hole 29c is 1.7 mm. Furthermore, a region R4 surrounded by the annular rib 28c and the outer wall 27 has a volume capable of storing 63.6 cc of hot water, and the total of the regions R1, R2, and 3 is 103.8 cc. The diameter of the dropping hole 29d formed therein is 2.0 mm.
[0029]
The heat retaining mechanism 30 is provided below the raw material disposing mechanism 8. The heat retaining mechanism 30 is provided with a pedestal portion 32 on which a jug 31 is placed at the lower front end of the exterior body 2, and a heat retaining heater 33 is disposed in the pedestal portion 32.
[0030]
In the beverage brewing apparatus having the above-described configuration, the water stored in the tank 4 is heated by the microcomputer provided on the control board 7. Then, the operation panel injects a predetermined amount of hot water based on the input extraction volume, temporarily stops, and executes the unevenness process for a predetermined time. Further, when the unevenness step is completed, a drip step of intermittently pouring a predetermined amount of hot water is executed. Table 1 below shows an example of control relating to beverage extraction by the microcomputer.
[0031]
[Table 1]

[0032]
As shown in Table 1 above, when the user operates the operation panel to set one cup of beverage to be extracted, the pump 5 is first operated for 0.7 seconds, and then poured. For 30 seconds, the pouring operation is stopped and the steaming process is executed. Thereafter, the pump 5 is operated for 4.3 seconds to execute the drip process. Note that the first 0.5 seconds of the operation time of the pump 5 corresponds to the time during which the hot water flows in the pumping pipe 6, and the actual time during which the hot water is poured is 0.2 seconds. This phenomenon is the same in the operation of the pump 5 described below.
[0033]
Then, in the steaming step, 7 cc of hot water is poured into the filter cup 23 via the pouring member 25 according to the pouring time. Therefore, in this steaming step, the pouring member 25 is poured only into the region R1 due to the relationship between the volume of each region R1 to R4 and the diameter of the drip holes 29a to 29d, and also corresponds to the filter cup 23. Only the area is poured.
[0034]
In the drip process, 150 cc of hot water is poured into the filter cup 23 via the pouring member 25 by the pouring time. Therefore, in this drip process, the pouring member 25 is poured into the filter cup 23 from all the regions R1 to R4.
[0035]
On the other hand, when the user operates the operation panel to extract two cups of beverage, first, the pump 5 is operated for 0.9 seconds to perform pouring, and then 30 seconds, for pouring. The operation is stopped and the steaming process is performed. Thereafter, the pump 5 is operated to be turned on for 4.3 seconds, turned off for 60 seconds, and turned on for 4.3 seconds, and the drip process is executed. That is, 4.3 seconds on and 60 seconds off are set as one set, and the set is performed for the number of cups to be extracted.
[0036]
Then, in the steaming step, 14 cc of hot water is poured into the filter cup 23 via the pouring member 25 according to the pouring time. Therefore, in this steaming step, the pouring member 25 is poured into the region R1 according to the relationship between the volume of each region R1 to R4 and the diameter of the dropping holes 29a to 29d, and the region corresponding to the filter cup 23. Only poured.
[0037]
Further, in the drip process, the molten metal is poured into the filter cup 23 from all the regions R1 to R4 of the pouring member 25, and 150 cc is added to the filter cup 23 via the pouring member 25 for a total pouring time, for a total of 300 cc. Hot water is poured. In the drip process, the hot water poured into the first set remains due to the 60-second interval between each set, and the hot water poured into the second set does not overflow. Further, the interval time was found as a result of earnest experiments by the present inventors and the like, whereby the hot water in the filter cup 23 was not completely dropped on the jug 31, and the beverage extraction raw material was not removed. It is possible to maintain a state in which a foamy ac component remains on the surface.
[0038]
On the other hand, in a case where the user operates the operation panel to extract three cups of beverage, first, the pump 5 is operated for 1.1 seconds, and then the hot water is poured for 30 seconds. The operation is stopped and the steaming process is performed. After that, three sets of drip processes in which the pump 5 is turned on for 4.3 seconds and turned off for 60 seconds are performed.
[0039]
Then, in the steaming step, 21 cc of hot water is poured into the filter cup 23 via the pouring member 25 according to the pouring time. Therefore, in this steaming step, the injection member 25 is poured into the region R1, and only the region corresponding to the filter cup 23 is poured. In the drip process, a total of 450 cc of hot water is poured into the filter cup 23 via the pouring member 25 by a total of 150 cc for a total pouring time.
[0040]
On the other hand, if the user operates the operation panel to extract four cups of the beverage, first, the pump 5 is operated for 1.3 seconds, and then the hot water is poured for 30 seconds. The operation is stopped and the steaming process is performed. After that, four sets of drip processes in which the pump 5 is turned on for 4.3 seconds and turned off for 60 seconds are executed.
[0041]
Then, in the steaming step, 28 cc of hot water is poured into the filter cup 23 via the pouring member 25 according to the pouring time. Therefore, in this steaming step, the injection member 25 is poured into the regions R1 and R2, and only the region corresponding to the filter cup 23 is poured. In the drip process, a total of 600 cc of hot water is poured into the filter cup 23 via the pouring member 25 by a total of 150 cc for the total pouring time.
[0042]
On the other hand, when the user operates the operation panel to extract 5 cups of beverage, first, the pump 5 is operated for 1.5 seconds, and then the hot water is poured for 30 seconds. The operation is stopped and the steaming process is performed. After that, five sets of drip processes in which the pump 5 is turned on for 4.3 seconds and turned off for 60 seconds are performed.
[0043]
Then, in the steaming step, 35 cc of hot water is poured into the filter cup 23 via the injection member 25 according to the pouring time. Therefore, in this steaming step, the injection member 25 is poured into the regions R1 and R2, and only the region corresponding to the filter cup 23 is poured. In the drip process, a total of 750 cc of hot water is poured into the filter cup 23 via the pouring member 25 by a total of 150 cc for the total pouring time.
[0044]
On the other hand, if the user operates the operation panel to extract 6 cups of beverage, the pump 5 is first operated for 1.7 seconds, and then poured, and then 30 seconds. The operation is stopped and the steaming process is performed. After that, six sets of drip processes in which the pump 5 is on for 4.3 seconds and off for 60 seconds are performed.
[0045]
Then, in the steaming step, 42 cc of hot water is poured into the filter cup 23 via the injection member 25 according to the pouring time. Therefore, in this steaming step, the injection member 25 is poured into the regions R1 and R2, and only the region corresponding to the filter cup 23 is poured. In the drip step, a total of 900 cc of hot water is poured into the filter cup 23 via the pouring member 25 by a total of 150 cc for a total pouring time.
[0046]
On the other hand, when the user operates the operation panel to set a setting to extract 7 cups of beverage, first, the pump 5 is operated for 1.9 seconds, and then the hot water is poured for 30 seconds. The operation is stopped and the steaming process is performed. After that, seven sets of drip processes in which the pump 5 is turned on for 4.3 seconds and turned off for 60 seconds are executed.
[0047]
Then, in the steaming step, 49 cc of hot water is poured into the filter cup 23 via the pouring member 25 according to the pouring time. Therefore, in this steaming step, the injection member 25 is poured into the regions R1 to R3, and only the region corresponding to the filter cup 23 is poured. In the drip step, a total of 1050 cc of hot water is poured into the filter cup 23 via the pouring member 25 by a total of 150 cc for a total pouring time.
[0048]
On the other hand, if the user operates the operation panel to extract eight cups of beverage, first, the pump 5 is operated for 2.1 seconds, and then the hot water is poured for 30 seconds. The operation is stopped and the steaming process is performed. Thereafter, eight sets of the drip process in which the pump 5 is turned on for 4.3 seconds and turned off for 60 seconds are executed.
[0049]
Then, in the steaming step, 56 cc of hot water is poured into the filter cup 23 via the pouring member 25 according to the pouring time. Therefore, in this steaming step, the injection member 25 is poured into the regions R1 to R3, and only the region corresponding to the filter cup 23 is poured. In the drip process, a total of 1200 cc of hot water is poured into the filter cup 23 via the pouring member 25 by a total of 150 cc for a total pouring time.
[0050]
On the other hand, when the user operates the operation panel to extract 9 cups of beverage, first, the pump 5 is operated for 2.3 seconds, and then the hot water is poured for 30 seconds. The operation is stopped and the steaming process is performed. Thereafter, nine sets of drip processes in which the pump 5 is on for 4.3 seconds and off for 60 seconds are performed.
[0051]
Then, in the steaming step, 63 cc of hot water is poured into the filter cup 23 via the pouring member 25 according to the pouring time. Therefore, in this steaming step, the injection member 25 is poured into the regions R1 to R3, and only the region corresponding to the filter cup 23 is poured. In the drip process, a total of 1350 cc of hot water is poured into the filter cup 23 via the pouring member 25 by a total of 150 cc for a total pouring time.
[0052]
On the other hand, when the user operates the operation panel to extract 10 cups of the beverage, first, the pump 5 is operated for 2.5 seconds to perform pouring, and then 30 seconds. The operation is stopped and the steaming process is performed. After that, 10 sets of drip processes in which the pump 5 is turned on for 4.3 seconds and turned off for 60 seconds are executed.
[0053]
Then, in the steaming step, 70 cc of hot water is poured into the filter cup 23 via the pouring member 25 according to the pouring time. Therefore, in this steaming step, the injection member 25 is poured into the regions R1 to R3, and only the region corresponding to the filter cup 23 is poured. In the drip step, a total of 1500 cc of hot water is poured into the filter cup 23 via the pouring member 25 by a total of 150 cc for a total pouring time.
[0054]
As described above, in the beverage brewing apparatus of the present invention, since the injection member 25 partitioned by the annular rib 28 is disposed above the filter cup 23, a predetermined amount of hot water is filtered based on the input extraction volume. In the steaming step of supplying to the filter cup 23, the range of pouring into the filter cup 23 can be limited. At this time, the plurality of dropping holes 29a to 29d allow the beverage to be dropped evenly over the entire beverage extraction raw material within the range. Moreover, since the plurality of annular ribs 28a, 28b, and 28c are different so that the total height thereof increases stepwise toward the inside, hot water concentrates on the region R1 surrounded by the inside annular rib 28a. Can be suppressed.
[0055]
Therefore, pouring according to the surface area of the beverage extraction raw material contained in the filter cup 23 becomes possible. In addition, in the drip process, the hot water can be poured evenly in all regions, and since the hot water has sufficiently penetrated throughout the steaming process, the original taste of the raw material can be sufficiently extracted, and the ideal taste can be obtained. The beverage can be extracted.
[0056]
In addition, the beverage extraction device of the present invention is not limited to the configuration of the above embodiment, and various modifications are possible.
[0057]
For example, in the above-described embodiment, in the drip step, a predetermined amount (150 cc) of pouring is performed every predetermined time (60 seconds). However, a liquid level detecting unit such as an ultrasonic sensor or a float type water level sensor is used. When the remaining amount of hot water in the filter cup 23 reaches a predetermined position, the next pouring operation may be performed, and when pouring to the predetermined position, the pouring operation may be stopped.
[0058]
In the above-described embodiment, in the drip step, pouring is performed from the entire region R1 to R4 of the injection member 25. However, in the drip step, the pouring is performed from the region based on the amount of the beverage extraction raw material corresponding to the extraction capacity. Only the hot water may be poured.
[0059]
Further, in the above-described embodiment, the first lid 10 and the second lid 17 are mounted so as to be interlocked by a separate pin member 19, but the pin member 19 may be provided integrally with the first lid 10. . Further, the second lid 17 is opened in conjunction with the first lid 10 in the same direction, but may be opened in the opposite direction by a combination of a rack and a pinion.
[0060]
Furthermore, in the above-described embodiment, the total height of the annular ribs 28a, 28b, 28c formed on the injection member 25 is made different from each other so as to increase stepwise toward the inside, but they may all be formed at the same height. . That is, the height of the annular ribs 28a, 28b, 28c can be changed as desired in relation to the diameter of the dropping holes 29a to 29d formed in the respective regions R1 to R4.
[0061]
Moreover, the injection member 25 is not only applicable to a beverage extraction device having a steaming step and a drip step. For example, the injection member 25 can be used alone. That is, a filter cup having a funnel-shaped upper end opening for accommodating a beverage extraction raw material through a filter therein is directly installed on a cup or the like, and when pouring hot water from a pot or kettle by hand, the upper part of the filter cup is closed. By arranging the injecting member 25 in the container, it is possible to easily extract a beverage having an ideal taste that sufficiently draws out the original taste of the raw material.
[0062]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, in the beverage brewing apparatus of the present invention, the range of pouring into the filter cup is limited by changing the amount of pouring into the pouring member by the annular rib provided on the pouring member. Can be. At that time, the plurality of dropping holes allows hot water to be dropped on the surface of the beverage extraction raw material without bias in the range. Therefore, it is possible to sufficiently infiltrate hot water into the entire beverage extraction raw material, sufficiently extract the original taste of the raw material, and extract a beverage having an ideal taste.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a beverage extraction device of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a mounting structure of a first lid and a second lid.
FIG. 3 is a plan view showing a first state in which a first lid is opened.
FIG. 4 is a plan view showing a second state in which the second lid is opened in conjunction with the first lid by opening the first lid.
FIG. 5 is a cross-sectional view illustrating a relationship between an injection member and a filter cup.
6A and 6B show an injection member, wherein FIG. 6A is a perspective view and FIG. 6B is a plan view.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Heating container main body, 3 ... Lid, 4 ... Tank, 5 ... Pump, 6 ... Pumping pipe, 8 ... Raw material arrangement mechanism, 10 ... 1st lid, 17 ... 2nd lid, 23 ... Filter cup, 25 ... Injection member, 26 bottom, 27 outer wall, 28a-28c annular rib, 29a-29d drip hole, 30 heat retaining mechanism, 31 jug.

Claims

A tank for storing water, a heating means for heating the water in the tank, a water supply means for supplying hot water heated by the heating means, and a beverage extraction material accommodated therein via a filter therein, and hot water is supplied from the water supply means. A filter cup having a funnel-shaped upper end opening for extracting a beverage by being injected, input means for inputting the volume of the beverage to be extracted, and control means for controlling the heating means and the water supply means, the input comprising: Beverage extraction in which a predetermined amount of hot water is supplied to the filter cup based on the amount of the beverage extraction raw material corresponding to the extraction volume input by the means, temporarily stopped, and after performing the drying process for a predetermined time, the drip process is performed. In the device,
A bottom portion substantially covering an upper end opening of the filter cup, an outer wall portion projecting upward from an outer peripheral edge of the bottom portion, an endless annular rib projecting from the bottom portion, and the annular portion at the bottom portion; An injection member having a plurality of drip holes provided in the rib and between the annular rib and the outer wall portion is disposed,
A beverage extraction device, wherein a predetermined amount of hot water is injected in the spotting step, so that a range of pouring into the filter cup is limited by the annular rib.

The injection member according to claim 1, wherein the shape of the annular rib is an elliptical shape so as to substantially match the horizontal cross-sectional shape of the filter cup.

The injection member according to claim 1, wherein a plurality of the annular ribs are provided, and the total height of the annular ribs is increased stepwise toward the inside.

It is arranged on the upper part of the filter cup of the upper end opening that forms a funnel that stores the beverage extraction raw material through the filter inside,
A bottom portion substantially covering an upper end opening of the filter cup, an outer wall portion projecting upward from an outer peripheral edge of the bottom portion, an endless annular rib projecting from the bottom portion, and the inside and the annular rib at the bottom portion of the annular rib; An injecting member for beverage extraction, comprising: a plurality of drip holes provided between the outer wall portion.