JP2004214731A - 複合機及びその制御方法、データ配信管理システム、プログラム - Google Patents

複合機及びその制御方法、データ配信管理システム、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】配信対象のファイルを効率的に管理し、かつ配信することができる複合機及びその制御方法、データ配信管理システム、プログラムを提供する。
【解決手段】複合機50を介して配信元から配信先へデータを配信するために、配信先毎に、その配信方法及び配信条件、データの配信を配信先へ通知する通知方法及び通知条件を有する設定情報とそれに対応する配信対象のデータを、複合機50は、該データの配信元となる外部端末61からネットワーク10を介して受信する。受信した設定情報に基づいて、対応する配信対象のデータの配信を制御する。そして、その制御に基づいて、配信対象のデータを配信先へネットワーク10を介して送信する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介して外部端末から受信するデータを配信先へ出力する複合機及びその制御方法、データの配信元端末と、該データの配信先端末と、該配信元端末から受信するデータを配信先端末へ出力する複合機とがネットワークを介して接続されて構成されるデータ配信管理システム、プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ機能、コピー機能、ネットワークプリンタ機能を有する複合機では、例えば、FAX受信したデータを、この複合機にネットワークを介して接続されているパーソナルコンピュータ(PC)等の端末に配信する仕組みが実施されている。
【0003】
この仕組みは、複合機とは別に、複合機が受信したデータを一時的に記憶し、それを指定の配信先へ配信するファイル配信用サーバを構成して実現することが典型的な例である。例えば、特許文献1では、端末から送信条件定義ファイルとファクシミリ送信原稿ファイルをサーバの共有ディレクトリに転送すると、サーバ側で一種のプリンタドライバが起動し、送信条件に記載された条件に基づいてデジタル複合機に対して規定されたフォーマットで送出する構成が開示されている。
【0004】
また、その応用として、複合機がメールを受信可能であり、そのメールの添付データを配信する場合には、複合機とネットワークを介して接続されるメールサーバに配信機能を持たせることで、指定の配信先へ配信することも実現されている。
【0005】
更に、特許文献2では、複合機と連動してエンドユーザ端末を中心としたプッシュ/プルの概念を実現可能な、複数の論理プリンタ及びスプールを備えて印刷先を仕分けしたりすることが可能である。また、画像データに対してサーバでOCR処理を行い、その画像データ中のキーワード画像が認識された後、その認識されたキーワードに従って保管先の仕分けを行って保管するファイリング処理部等を複合機に持たせ、仕分け結果を指定の通知先に通知を行うネットワークシステムが開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−126539号公報
【特許文献2】
特開平10−285324号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術のように、複合機と、その複合機とは別にネットワークを介して接続されるサーバが協働してデータ配信処理等を行うネットワークシステムを構築する場合、以下のような問題点がある。
【0007】
・サーバを管理するためのコスト(人件費)がかかる。特に、OS等の専門知識を備えた管理者が不在の部署や会社が多く、仮に管理者が居たとしても管理すべきサーバの台数が増えてしまい業務負荷が重くなる。
【0008】
・汎用のPCをサーバとして用いた場合、セキュリティに問題がある。
【0009】
・プッシュ型では、各クライアントに書込み可能な共有フォルダを設定する必要がある
・プル型では、ファイル配信用サーバがクラッキングされる怖れがある。
【0010】
・メール添付型では、メールサーバがクラッキングされる怖れがある。
【0011】
・プル時の振り分けフォルダの作成に手間がかかる(特に、フォルダの種類が多い場合や階層化されている場合)。
【0012】
また、特開平10−285324号公報のように、サーバでOCR処理やプリント処理を行ってから複合機と連動する仕組みでは、例えば、時刻を指定して印刷を行い、印刷したことを通知する場合では、印刷物を受け取るべき人が不在であっても、指定時刻になれば、印刷が開始されてしまうので、長時間印刷物が放置されてしまうという問題がある。加えて、サーバがフロントサイドにあるため、OCR処理等でサーバ側の処理負荷が高まると、複合機側の処理まで遅くなるという問題がある。
【0013】
このように、上記従来技術では、配信/保存対象のデータの機密ランクや属性に応じて、きめ細かい通知方法や配信方法を柔軟に選択することが難しい。
【0014】
また、FAX送信と同時に、プリンタや複数の端末に同一データを配信する場合、送信先別に送信に係る設定を行う必要があり手間がかかる。
【0015】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、配信対象のファイルを効率的に管理し、かつ配信することができる複合機及びその制御方法、データ配信管理システム、プログラムを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明による複合機は以下の構成を備える。即ち、
ネットワークを介して外部端末から受信するデータを配信先へ出力する複合機であって、
当該複合機を介して配信元から配信先へデータを配信するために、配信先毎に、その配信方法及び配信条件、データの配信を配信先へ通知する通知方法及び通知条件を有する設定情報とそれに対応する配信対象のデータを、該データの配信元となる外部端末から前記ネットワークを介して受信する受信手段と、
前記受信手段で受信した設定情報に基づいて、対応する配信対象のデータの配信を制御する制御手段と、
前記制御手段の制御に基づいて、前記配信対象のデータを配信先へ前記ネットワークを介して送信する送信手段と
を備える。
【0017】
また、好ましくは、当該複合機は、スキャナ機能、プリンタ機能及びファクシミリ機能を有する基本機能に加えて、配信サーバ機能を有し、
前記複数の配信先としては、前記プリンタ機能、前記ファクシミリ機能、前記配信サーバ機能、前記ネットワーク上の外部機器を含む。
【0018】
また、好ましくは、前記受信手段で受信したデータを記憶する第1記憶手段と、
配信対象のデータを前記配信サーバ機能の記憶部中の所望の振分先に振り分けて保存するための振分設定画面を生成する生成手段と、
前記第1記憶手段に記憶されたデータのコピーと、前記振分設定画面を介して設定された振分設定情報を、配信元毎に対応づけて管理する振分テーブルを記憶する第2記憶手段とを更に備え、
前記配信サーバ機能は、前記配信対象のデータを受信した場合、前記振分テーブルを参照し、該データの配信元に対応する振分設定情報に従って、該データを対応する振分先へ保存する。
【0019】
また、好ましくは、前記設定情報は、更に、配信対象のデータの保存期間を指定する指定情報を含み、
前記制御手段は、前記受信手段で受信したデータを対応する設定情報中の前記指定情報で指定される保存期間だけ前記第1記憶手段に記憶保持する。
【0020】
また、好ましくは、前記配信対象のデータの配信の種類には、プッシュ型配信及びプル型配信がある。
【0021】
また、好ましくは、前記制御手段は、前記設定情報に基づいて、前記プル型配信で前記配信対象のデータを配信する場合、該配信対象のデータの受信を促す通知を配信先へ送信する。
【0022】
上記の目的を達成するための本発明によるデータ配信管理システムは以下の構成を備える。即ち、
データの配信元端末と、該データの配信先端末と、該配信元端末から受信するデータを配信先端末へ出力する複合機とがネットワークを介して接続されて構成されるデータ配信管理システムであって、
前記配信元端末は、前記複合機を介して配信元から配信先へデータを配信するために、配信先毎に、その配信方法及び配信条件、データの配信を配信先へ通知する通知方法及び通知条件を有する設定情報を入力する入力手段と、
前記設定情報とそれに対応する配信対象のデータを、前記ネットワークを介して前記複合機へ送信する第1送信手段とを備え、
前記複合機は、
前記配信元端末から前記配信対象のデータとその設定情報を前記ネットワークを介して受信する受信手段と、
前記受信手段で受信した設定情報に基づいて、対応する配信対象のデータの配信を制御する制御手段と、
前記制御手段の制御に基づいて、前記配信対象のデータを配信先へ前記ネットワークを介して送信する第2送信手段と
を備える。
【0023】
上記の目的を達成するための本発明による複合機の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
ネットワークを介して外部端末から受信するデータを配信先へ出力する複合機の制御方法であって、
当該複合機を介して配信元から配信先へデータを配信するために、配信先毎に、その配信方法及び配信条件、データの配信を配信先へ通知する通知方法及び通知条件を有する設定情報とそれに対応する配信対象のデータを、該データの配信元となる外部端末から前記ネットワークを介して受信する受信工程と、
前記受信工程で受信した設定情報に基づいて、対応する配信対象のデータの配信を制御する制御工程と、
前記制御工程の制御に基づいて、前記配信対象のデータを配信先へ前記ネットワークを介して送信する送信工程と
を備える。
【0024】
上記の目的を達成するための本発明によるプログラムは以下の構成を備える。
即ち、
ネットワークを介して外部端末から受信するデータを配信先へ出力する複合機の制御をするためのプログラムであって、
当該複合機を介して配信元から配信先へデータを配信するために、配信先毎に、その配信方法及び配信条件、データの配信を配信先へ通知する通知方法及び通知条件を有する設定情報とそれに対応する配信対象のデータを、該データの配信元となる外部端末から前記ネットワークを介して受信する受信工程のプログラムコードと、
前記受信工程で受信した設定情報に基づいて、対応する配信対象のデータの配信を制御する制御工程のプログラムコードと、
前記制御工程の制御に基づいて、前記配信対象のデータを配信先へ前記ネットワークを介して送信する送信工程のプログラムコードと
を備える。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0026】
尚、以下の説明において、「サーバ」とは、WWWシステムにおいてHTML文書や画像などの情報を蓄積しておき、Webブラウザなどのクライアントソフトウェアからの要求を受けてインターネットなどのネットワークを通じて情報送信を行うWebサーバ(ウェブサーバ)や、ネットワークを通じてユーザからの要求を受けて、データベースシステムなどの処理に橋渡しを行う機能を備えたアプリケーションサーバ(または、Webアプリケーションサーバ)を意味するものである。
【0027】
また、「クライアント」とは、ネットワークにおいてサーバの提供する機能やデータを利用するコンピュータ、およびソフトウェアを意味するものである。このクライアントとしては、本実施形態では、例えば、図1のネットワーク10に接続されたクライアントA61〜C63(通常、パーソナルコンピュータ)や、ネットワーク10上に接続される各種コンピュータ上で動作するWebブラウザ、ビューワ等が該当する。
【0028】
また、以下に説明する本発明の実施形態では、ネットワーク10を介するWeb環境下で、クライアントA61〜C63と、複合機50、プリンタ40間で実現するデータ配信/保存/出力(FAX送信、メール送信、データ送信、印刷を含む)の管理例を挙げて説明するが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。つまり、複合機50が提供する機能に係る処理を実行するための各種操作画面がクライアントのブラウザ(ビューワ)上で表示可能な形態を提供できるようなコンピュータネットワーク環境であれば、本発明を適用することができる。
【0029】
図1は本発明の実施形態のデータ配信管理システムの構成を示す図である。
【0030】
図1において、50はファクシミリ機能、コピー機能及びプリンタ機能の基本機能に加えて、データやファイルの配信・管理を行う配信サーバ機能を有する複合機である。この複合機50は、専用CPUと専用OS(オペレーティングシステム)で制御され、配信情報記憶機能と情報配信機能を備える情報処理装置として機能する。複合機50のOSは、汎用OSを用いても良いが、専用OSにすることで不正接続(いわゆる、ハッキング)を困難にすることができる。複合機50とクライアントA61〜C63及びプリンタ40はネットワーク10を介して相互に接続されている。
【0031】
この複合機50では、特に、図2に示すように複合機用CPU21と配信用CPU41の2つのCPUを有している。また、ネットワーク10と接続するネットワークインタフェース(IF)として、複合機用ネットワークIF58、配信用ネットワークIF59を有している。
【0032】
つまり、複合機50では、複合機の基本機能(ファクシミリ機能、コピー機能及びネットワークプリンタ機能)を実現するための専用ハードウエアと、ネットワーク10を介して受信したファイルを指定の配信先へ配信したり、管理するための配信サーバ機能を実現するための専用ハードウエアを構成している。
【0033】
尚、複合機50のハードウエア構成の詳細については後述する。
【0034】
このような構成によって、例えば、FAX送受信やプリント中に、データ配信を行う場合でも、複合機50全体のパフォーマンスが低下することを防止することができる。
【0035】
複合機50は、ネットワーク10を介して複合機用ネットワークIF58で受信したファイルを、制御部51の制御によって情報記憶部A55に記憶する。この情報記憶部A55には、受信ファイルの配信先別の振分先(プリント部53、ファクシミリ部54、配信サーバ60(情報記憶部B56、ストレージ管理部57、配信用ネットワークIF59から構成される))が登録されている。
【0036】
特に、受信ファイルの配信先が配信サーバ60である場合、複合機用CPU21は、ストレージ管理部57の制御によって、この情報記憶部A55に記憶されたファイルを情報記憶部B56にコピーし、そのファイルを管理するための指定フォルダへ格納する(逆方向のコピーは不可)。
【0037】
ここで、情報記憶部B56は、コピーされたファイルを指定フォルダに記憶すると共にそのファイルのアクセス権限や、ファイルを保存する振分先となるフォルダを決定するための振分テーブルや配信方法を記憶している。この情報記憶部A55と情報記憶部B56は、物理的に別のハードディスクで構成しても良いし、同一のハードディスク上の別の記憶領域に構成しても良い。
【0038】
クライアントA61〜C63は、ネットワーク10を介して接続される複合機50によって、指定の配信先へのファイル配信や、ファイルの印刷/FAX送受信を行う。このクライアントA61〜C63の具体例としては、パーソナルコンピュータ、携帯端末、携帯電話、PDA等が挙げられる。
【0039】
特に、本実施形態では、クライアントA61は、ファイルの配信元のクライアント端末とし、クライアントB62とクライアントC63はファイルの配信先のクライアント端末として説明する。
【0040】
40はプリンタであり、典型的にはカラープリンタやモノクロプリンタである。また、プリンタ40の印刷形式は、例えば、インクジェット方式、レーザビーム方式、熱転写方式等の各種印刷方式を利用することができる。このプリンタ40では、クライアントA61〜C63の各クライアントから印刷データを直接受信して印刷したり、複合機50経由で印刷データを受信して印刷することもできる。後者の場合、プリンタ40は、複合機50から見れば、配信対象のファイルの配信先の一つになる。
【0041】
10はネットワークであり、典型的にはインターネットや無線/有線LANやWANや電話回線、専用デジタル回線、ATMやフレームリレー回線、通信衛星回線、ケーブルテレビ回線、データ放送用無線回線等のいずれか、またはこれらの組み合わせにより実現されるいわゆる通信ネットワークであり、データの送受信が可能であれば良い。
【0042】
次に、図1の複合機50のハードウエア構成について、図2を用いて説明する。
【0043】
図2は本発明の実施形態の複合機のハードウエア構成を示す図である。
【0044】
図2において、複合機用CPU21、RAM22、ROM23、複合機用ネットワークIF58、ファクシミリエンジン25、スキャナエンジン26、プリンタエンジン27、ハードディスク28、ゲートウェイ45、操作部29はそれぞれシステムバス30を介して互いに接続されている。システムバス30は、例えば、PCIバス、AGPバス、メモリバス等を意味する。また、図2では、各バス間の接続用チップやキーボードインタフェースやいわゆるSCSIやATAPIのような入出力用インタフェースは省略されている。
【0045】
複合機用CPU21は、四則演算や比較演算等の各種の演算や、複合機50の基本機能を実現するためのハードウェアやソフトウェアの制御を行う。RAM22には、ハードディスク28等の記憶媒体から読み出されたOSやアプリケーションプログラム等が記憶され、これらは複合機用CPU21の制御の元に実行される。
【0046】
ROM23にはOSと協働してハードディスク等への入出力を司るいわゆるBIOS等が記憶される。複合機用ネットワークIF58は、複合機用CPU21によって制御されるOSの通信プログラムと協働してネットワーク10を介した外部との通信を行う。
【0047】
ハードディスク28はOSや以下に示す各端末で実行されるフローチャートのステップに対応する部分を実行するためのアプリケーションプログラムや、各種データを記憶している。
【0048】
操作部29は、例えば、タッチパネルと表示部から構成され、複合機50で実現する各種機能の実行や各種設定を行うためのユーザインタフェースを提供する。また、タッチパネルに加えて、テンキーや各種ボタンが配置されていてももちろん構わない。
【0049】
以上の構成要素が、上述の複合機50の基本機能を実現するための専用ハードウエアとなる。一方、本実施形態の複合機50では、ゲートウェイ45を介して、配信サーバ60の専用ハードウエアを構成している。
【0050】
この構成において、配信用CPU41、SRAM42、ROM43、配信用ネットワークIF59、ハードディスク48はそれぞれシステムバス49を介して互いに接続されている。システムバス49は、システムバス30と同様に、例えば、PCIバス、AGPバス、メモリバス等を意味し、各バス間の接続用チップやキーボードインタフェースやいわゆるSCSIやATAPIのような入出力用インタフェースは省略している。
【0051】
配信用CPU41は、四則演算や比較演算等の各種の演算や、配信サーバ60の各種機能を実現するためのハードウェアやソフトウェアの制御を行う。SRAM42には、ハードディスク48等の記憶媒体から読み出されたOSのプログラムやアプリケーションプログラム等が記憶され、これらは配信用CPU41の制御の元に実行される。また、電源オフ時にも記憶データは保持される。
【0052】
ROM43にはOSと協働してハードディスク48等への入出力を司るいわゆるBIOS等が記憶される。配信用ネットワークIF59は、配信用CPU41によって制御されるOSの通信プログラムと協働してネットワーク10を介した外部との通信を行う。
【0053】
ハードディスク48はOSや以下に示す各端末で実行されるフローチャートのステップに対応する部分を実行するためのアプリケーションプログラムや、各種データを記憶している。
【0054】
次に、クライアントA61〜C63の各種端末のハードウエア構成について、図3を用いて説明する。
【0055】
図3は本発明の実施形態の各種端末のハードウエア構成を示す図である。
【0056】
図3において、CPU31、SRAM32、ROM33、ネットワークインタフェース34、ビデオアダプタ35、入力IF36、CD−ROMドライブ37、ハードディスク38はそれぞれシステムバス39を介して互いに接続されている。システムバス39は、例えば、PCIバス、AGPバス、メモリバス等を意味する。また、図3では、各バス間の接続用チップやキーボードインタフェースやいわゆるSCSIやATAPIのような入出力用インタフェースは省略されている。
【0057】
CPU31は四則演算や比較演算等の各種の演算や、ハードウェアやソフトウェアの制御を行う。SRAM32には、ハードディスク38やCD−ROMドライブ37に装着されたCD−ROMやCD−R等の記憶媒体から読み出されたOSのプログラムやアプリケーションプログラム等が記憶され、これらはCPU31の制御の元に実行される。また、電源オフ時にも記憶データは保持される。
【0058】
ROM33にはOSと協働してハードディスク38等への入出力を司るいわゆるBIOS等が記憶される。ネットワークインタフェース34は、CPU31によって制御されるOSの通信プログラムと協働してネットワーク10を介した外部との通信を行う。ビデオアダプタ35はディスプレイに出力する画像信号を生成する。入力IF36は、キーボードやマウス等の入力デバイスと接続し、この入力デバイスからの各種指示の入力を受け付ける。
【0059】
ハードディスク38はOSや以下に示す各端末で実行されるフローチャートのステップに対応する部分を実行するためのアプリケーションプログラムや、各種データを記憶している。
【0060】
CD−ROMドライブ39は、CD−ROMやCD−RやCD−R/W等の記憶媒体を装着してアプリケーションプログラムをハードディスク28にインストールするのに用いる。尚、CD−ROMドライブ39の代わりにCD−RドライブやCD−R/WドライブやMOドライブ等を用いても良いのは言うまでもない。
【0061】
本実施形態の配信管理システムの特徴的な処理の1つとしては、例えば、クライアントA61から複合機50内の配信サーバ60の情報記憶部B56で管理されている特定フォルダへファイルを直接格納(配信)することができる。クライアントA61は、フォルダ別に参照権限や修正権限が設定可能になっている。ディフォルトでは、同一グループに属するクライアント群内のユーザは参照が可能で、本人以外も修正可能とするが、原本は別途保管される。また、削除は本人だけができるように設定される。但し、保管期限を超過すると、配信サーバ60がそのファイルを自動的にアーカイブしてから削除する。また、このアーカイブは情報記憶部A及び情報記憶部Bとも削除対象ファイルの自動アーカイブ(DVD−RW等への外部記憶媒体への自動書き出し)を行っても良い。
【0062】
まず、クライアントA61が複合機50へ配信対象のファイルを登録する登録処理について、図4を用いて説明する。
【0063】
図4は本発明の実施形態の配信対象のファイルの登録処理を示すフローチャートである。
【0064】
まず、クライアントA61は、例えば、ワープロアプリケーションで作成したファイルに対する印刷指示を行う(ステップS401)。
【0065】
尚、ここでいう印刷指示とは、ワープロアプリケーションが起動された状態で、ワープロアプリケーションが提供する印刷メニューによるものでも良いし、OSが提供する印刷メニューによるものでも良い。
【0066】
次に、その印刷指示によって表示されるプリンタ一覧画面から複合機50が選択されたか否かを判定する。(ステップS402)。複合機50が選択されない場合(ステップS402でNO)、その複合機50以外のプリンタ一覧画面で選択されたプリンタに対して印刷データを送信する。一方、複合機が選択された場合(ステップS402でYES)、ステップS403に進み、複合機50を制御するためのドライバ画面(図9)を表示する(ステップS403)。
【0067】
ここで、ドライバ画面について、図9を用いて説明する。
【0068】
図9は本発明の実施形態のドライバ画面の一例を示す図である。
【0069】
図9のドライバ画面900において、901は、配信先の複合機を選択するプルダウンメニューである。902は、複合機50を介して配信する配信先の詳細である詳細配信先(PC配信、FAX等)の種類と、その詳細配信先を特定する情報を指定するためのプルダウンメニュー群である。詳細配信先を特定する情報とは、詳細配信先がクライアントである場合には、そのクライアントのホスト名又はIPアドレス又はユーザ名等である。また、詳細配信先がFAXである場合には、そのFAX番号である。
【0070】
尚、詳細配信先としては、上記以外にもメール配信、携帯電話等が挙げられる。
【0071】
903は、配信対象のファイルの機密ランクを指定するプルダウンメニューであり、この機密ランクは、例えば、「通常」、「社外秘」、「部外秘」、「極秘」等がある。そして、この機密ランクに応じて、配信対象のファイルに対して暗号化を施す。例えば、「社外秘」以上の場合は、自動的に配信対象のファイルが暗号化されて配信されるようにしても良い。
【0072】
904は配信対象のファイルの配信を配信先へ通知する通知方法や、配信先への配信方法、それらの各種条件を設定するプルダウンメニュー群である。
【0073】
このプルダウンメニュー群904で指定できる通知方法としては、「メッセージ」と「電子メール」が示されている。これ以外にも、「電話」を通知方法として選択することができる。
【0074】
通知方法の1つである「メッセージ」は、メッセージングソフトのようなアプリケーションによってファイルの配信を通知するメッセージダイアログを配信先へ送信して、配信先のディスプレイに表示させる通知方法である。また、この場合の通知条件としては、例えば、「配信先PCが電源ON」や「通知時刻が業務時間内」や「通知時刻が一つ又は複数の特定時刻と一致」等がある。
【0075】
このメッセージダイアログの具体例としては、例えば、図10があり、ここでは、送信元(「田中一夫」)、ファイル名(「日報1031.doc」)、配信先フォルダ名(「業務管理2002下」)及び配信時刻(「12:45」)等の通知内容を含むメッセージダイアログとなっている。また、このメッセージダイアログには、配信対象のファイルへワンタッチでアクセスできるファイル一覧ボタンを構成しているが、この配信対象のファイルへアクセス可能なURLを記述するようにしても良い。
【0076】
また、通知方法の1つである「電子メール」は、メールによってファイルの配信を通知する通知方法である。また、この場合の通知条件としては、配信先のメールアドレスを指定することになる。
【0077】
このメールの具体例としては、例えば、図11があり、ここでは、送信元(「田中一夫」)、ファイル名(「日報1031.doc」)、配信先フォルダ名(「業務管理2002下」)及び配信時刻(「12:45」)等の通知内容を含むメールとなっている。
【0078】
更に、通知方法の1つである「電話」は、電話によってファイルの配信を通知する通知方法である。また、この場合の通知条件としては、配信先の電話番号を指定することになる。この場合、通知内容は、音声によって読み上げられることになる。
【0079】
次に、このプルダウンメニュー群904で指定できる配信方法として、複合機50経由で配信する場合には、例えば、「ファクシミリ」、「プリンタ」、「プル」や「プッシュ」、「メール添付」、「他のプリンタ」、「指定時刻送信」がある。他にリモートの複合機経由で遠隔地の複合機に一旦配信し、その遠隔地の複合機から更に「プル」や「プッシュ」「他のプリンタ」で配信しても良い。
【0080】
また、「配信条件」には、例えば、「配信先PCが電源ON」や「業務時間内」や「通知時刻が一つ又は複数の特定時刻と一致」等がある。
【0081】
尚、図9では、通知方法と通知条件、配信方法と配信条件、2組の入力が可能な画面例であるが、用途や目的に応じて、3つ以上にしても良いことは言うまでもない。
【0082】
905は配信対象のファイルを複合機50内の配信サーバで保存するファイル保存期間を指定するプルダウンメニューである。この保存期間には、例えば、「1週間」、「10日」、「1ヶ月」等の期間が指定可能である。また、906は同時配信ファイルを指定するための入力フィールドである。特に、配信対象のファイル以外に、他のファイルを同時に配信する場合には、この指定フィールド906にファイル名を入力する。
【0083】
907は緊急度を指定するプルダウンメニューである。この緊急度には、例えば、「高」、「中」、「低」等の緊急度が指定可能である。特に、通知方法に電子メールが指定され、かつこの緊急度が「高」に指定される場合には、通知方法として電子メールに代えて、クライアントのユーザが所有する携帯電話や固定電話に配信対象のファイルの配信の通知を行う。また、この際、ドライバ設定画面900には、配信先の電話番号を入力する入力フィールドがプルダウンメニュー907の下に表示される。
【0084】
908は印刷ボタンである。この印刷ボタン908が押下されると、処理対象のファイルの印刷指示とともに、ドライバ画面900の各種プルダウンメニューで指定された内容に従って、そのファイルを配信するための各種設定情報を含む配信データが複合機50へ送信される。909はキャンセルボタンである。このキャンセルボタン909が押下されると、ドライバ画面900の表示を終了する。
【0085】
図4の説明に戻る。
【0086】
クライアントA61は、ドライバ画面900に対する各種設定情報の入力を受け付ける(ステップS404)。次に、ドライバ画面900上の印刷ボタン908の押下の有無を判定する(ステップS405)。押下がない場合(ステップS405でNO)、ステップS404に戻る。一方、押下がある場合(ステップS405でYES)、ステップS406に進み、ドライバ画面900を介して入力された各種設定情報と配信対象のファイルと、そのファイルの配信先にプリンタが指定されている場合にはその印刷指示を含む配信データを複合機50へ送信する。
【0087】
複合機50は、配信データ(配信対象のファイルと、対応する設定情報(パラメータ)を、複合機用IF58で受信し、情報記憶部A55(ハードディスク28)に設定情報に従って一定期間(例えば、1週間)記憶する(ステップS421)。その後、配信対象のファイルは所定期間経過後、自動的に削除される。
【0088】
次に、出力先(配信先)がPC又は他のプリンタであるか否かを判定する(ステップS422)。この判定の結果、配信先が他のプリンタである場合(ステップS422でNO)、配信先である他のプリンタがファクシミリであるか否かを判定する(ステップS423)。配信先がファクミリである場合(ステップS423でYES)、配信対象のファイルをFAXデータとして配信先へFAX送信する(ステップS424)。
【0089】
一方、配信先である他のプリンタが複合機50のプリンタ機能である場合(ステップS423でNO)、直ちに複合機50本体のプリンタ機能で印刷する(ステップS425)。この複合機50側でのファイルの配信先の振分を決定するための振分テーブルは情報記憶部A55に記憶されている。この振分テーブルを使用することで、配信先を複数のクライアント群からなるグループで指定したり、PC配信と同時にファクシミリで送信することも可能である。
【0090】
一方、ステップS422で、配信先がPC等のクライアントや他のプリンタである場合(ステップS422でYES)、その配信対象のファイルをハードディスク28に保存する(ステップS426)。その後、ゲートウェイ45経由で配信サーバ60に転送し、そのファイルを情報記憶部B56中の指定フォルダに記憶する(ステップS427)。
【0091】
尚、図4において、ファイルの配信後も情報記憶部A55には、一定期間、配信済ファイルが記憶されているので、例えば、配信サーバ60側の情報記憶部B56のファイルが誤って消されても、クライアント側から、再度配信を指定して配信対象のファイルの再配信を実行することができる。具体的には、再配信時は、情報記憶部A55にあるファイルを参照・選択して、複合機50が生成する再配信用画面(不図示)上の「再配信」ボタンを押すことで、簡単に配信サーバ60側に送ることができる。
【0092】
次に、配信サーバ60が、配信対象のファイルを情報記憶部B内の指定フォルダへ振り分けて格納する振分処理について、図5を用いて説明する。
【0093】
本実施形態では、例えば、クライアントA61がクライアントB62へ複合機50を介してファイルを配信する場合には、そのファイルが一旦配信サーバ60で管理されることになる。この場合、クライアントA61には、配信サーバ60で管理されるフォルダ群のいずれかに配信対象のファイルを振り分けて格納するための振分設定画面(図12)が提供される。これにより、クライアントA61において、配信対象のファイルの振分先となるフォルダを設定することができる。
【0094】
ここで、振分処理を説明する前に、振分設定画面について、図12を用いて説明する。
【0095】
図12は本発明の実施形態の振分設定画面の一例を示す図である。
【0096】
図12の振分設定画面1200において、1201、1202、1203はそれぞれ、配信対象のファイルの振分先のフォルダを特定するためのプルダウンメニュー群である。
【0097】
尚、振分先の種類を示す振分区分としては、本実施形態では、「送信元(配信元)」、「キーワード」、「ファイル名」を定義しているが、振分区分はこれらに限定されず、振分区分として定義できる情報(例えば、ファイルの種類、配信先等)であればどのようなものでも良い。
【0098】
プルダウンメニュー群1201では、振分先のフォルダを決定するための振分区分として「送信元」を指定しており、これは送信元に関する送信元情報(ユーザID、クライアント名、ユーザ名等)を有するフォルダ名のフォルダに配信対象のファイルを保存させる場合である。この場合、送信元情報を振分条件として指定する。
【0099】
プルダウンメニュー群1202では、振分先のフォルダを決定するための振分区分として「キーワード」を指定しており、これは配信対象のファイル中の文字情報を有するフォルダ名のフォルダに配信対象のファイルを保存させる場合である。この場合、キーワードとなる文字情報を振分条件として指定する。
【0100】
プルダウンメニュー1203は、配信対象のファイルを振分先として所望のフォルダを指定している。このプルダウンメニュー1203には、通常、配信サーバ60が現在管理しているフォルダ群が表示される。あるいは、配信先のクライアントフォルダが共有フォルダとして、ネットワーク上に公開している場合には、そのフォルダ群もクライアント別に表示する。
【0101】
これにより、配信元では、単にクライアントへ配信対象のファイルを配信するだけでなく、クライアントが管理するフォルダへ配信対象のファイルを配信することもできる。
【0102】
1204は配信対象のファイルを振分先として新規のフォルダを配信サーバ60内に作成する場合のフォルダ名を指定するための入力フィールドである。
【0103】
1205は登録ボタンである。この登録ボタン1205が押下されると、振分設定画面1200の振分設定情報が情報記憶部B56内の振分テーブルに記憶される。1206はキャンセルボタンである。このキャンセルボタン1206が押下されると、振分設定画面1200の表示を終了する。
【0104】
尚、この振分設定画面1200では、単に、配信対象のファイルを振分先であるフォルダを特定するための情報を入力する構成としているが、更に、図9のドライバ画面で説明したような配信対象のファイルの通知方法と通知条件、配信方法と配信条件を設定できる構成としても良い。
【0105】
また、情報記憶部B56内の振分テーブルは、配信対象のファイルの配信元別に、振分設定画面1200で設定された振分設定情報が対応づけられて管理されている。
【0106】
図5は本発明の実施形態の配信サーバが実行する振分処理を示すフローチャートである。
【0107】
まず、配信サーバ60が配信対象のファイルを受信すると、そのファイルの配信元と情報記憶部B56内の振分テーブルとのマッチングを行う(ステップS801)。
【0108】
マッチング結果に基づいて、振分設定が送信元振分であるか否かを判定する(ステップS802)。送信元振分でない場合(ステップS802でNO)、ステップS804に進み、振分設定がファイル名振分であるか否かを判定する。ファイル名振分でない場合(ステップS804でNO)、ステップS806に進み、振分設定がキーワード振分であるか否かを判定する。キーワード振分でない場合(ステップS806でNO)、ステップS808に進み、振分先のない配信対象のファイルとして、そのファイルをエラー用フォルダに保存する。その後、振分処理過程を記録する振分ログを更新する(ステップS809)。
【0109】
一方、ステップS802において、振分設定が送信元振分である場合(ステップS802でYES)、ステップS803に進み、配信対象のファイルを対応する振分先である送信元別フォルダに保存する。次に、振分設定がファイル名振分であるか否かを判定する(ステップS810)。ファイル名振分である場合(ステップS810でYES)、ステップS811に進み、配信対象のファイルを対応する振分先である送信元・ファイル名別フォルダ(送信元別フォルダ内のファイル名別フォルダ)に保存する。その後、ステップS809に進む。一方、ファイル名振分でない場合(ステップS810でNO)、ステップS814に進み、振分設定がキーワード振分であるか否かを判定する。キーワード振分でない場合(ステップS814でNO)、ステップS809に進む。
【0110】
一方、ステップS804において、振分設定がファイル名振分である場合(ステップS804でYES)、ステップS805に進み、配信対象のファイルを対応する振分先であるファイル名別フォルダに保存する。次に、振分設定がキーワード振分であるか否かを判定する(ステップS812)。キーワード振分である場合(ステップS812でYES)、ステップS813に進み、配信対象のファイルを対応する振分先であるファイル名・キーワード別フォルダ(ファイル名別フォルダ内のキーワード別フォルダ)に保存する。その後、ステップS809に進む。一方、キーワード振分でない場合(ステップS812でNO)、ステップS809に進む。
【0111】
一方、ステップS806において、振分設定がキーワード振分である場合(ステップS806でYES)、ステップS807に進み、配信対象のファイルを対応する振分先であるキーワード名別フォルダに保存する。その後、ステップS809に進む。
【0112】
以上のようにして、振分テーブルに設定されている振分設定に従って、配信対象のファイルを振分先のフォルダに保存することができる。
【0113】
尚、ファイル名とキーワードのように振分条件が2種類以上あり、その振分条件に従う振分先が存在しない場合は、その振分条件が指定されている順番で振分条件に従う2階層のフォルダを自動作成して、配信対象のファイルを保存する。この場合では、振分条件で指定されているファイル名のファイル名別フォルダを作成し、更に、そのファイル名別フォルダ内に振分条件で指定されているキーワードのキーワード別フォルダを自動作成し、そのキーワード別フォルダに配信対象のファイルを保存することになる。
【0114】
また、上記振分処理での振分先は、配信サーバ60が管理するフォルダとしているが、これ以外にも、配信サーバに接続可能なDVD−RW、DVD−R等の外部記憶装置を振分先にすることも可能である。
【0115】
次に、配信対象のファイルが複合機の配信サーバ60に管理された後、そのファイルを実際に配信先へ配信する配信処理について説明する。
【0116】
この配信処理としては、配信対象のファイルを配信先へ配信サーバ60が送信する(プッシュ型)場合と、配信先が配信サーバ60へ要求して、配信先が配信対象のファイルを配信サーバ60から受信する(プル型)場合の2種類を想定している。
【0117】
以下、それぞれの場合の配信処理について、説明して行く。
【0118】
まず、プッシュ型配信処理について、図6を用いて説明する。
【0119】
図6は本発明の実施形態のプッシュ型配信処理を示すフローチャートである。
【0120】
まず、配信サーバ60は、配信対象のファイルの配信条件が合致するか否かを判定する(ステップS701)。
【0121】
尚、この判定は、例えば、現在の時刻が配信条件で指定されている時間内であるか否か等である。
【0122】
そして、判定結果に基づいて、配信条件を満足するか否かを判定する(ステップS702)。配信条件を満足しない場合(ステップS702でNO)、ステップS703に進み、配信条件が合致するまで待機する。一方、配信条件を満足する場合(ステップS702でYES)、ステップS704に進み、配信先がプリンタであるか否かを判定する。配信先がプリンタである場合(ステップS704でYES)、ステップS705に進み、配信対象のファイルを印刷データとしてプリンタに配信する。一方、配信先がプリンタでない場合(ステップS704でNO)、ステップS706に進み、配信サーバ60は、配信先のクライアント(例えば、クライアントB62)に対してリモートログイン要求を送信する(ステップS706)。
【0123】
一方、クライアントB62は、配信サーバ60からログイン要求を受信する(ステップS707)。次に、ログイン許可設定を行う(ステップS708)。次に、許可メッセージを配信サーバ60へ送信する(ステップS709)。
【0124】
配信サーバ60は、クライアントB62から許可メッセージを受信する(ステップS710)。次に、配信対象のファイルの設定情報中の機密ランクに基づいて、暗号化を施した配信対象のファイルをクライアントB62へ送信する(ステップS711)。
【0125】
クライアントB62は、配信サーバ60から配信対象のファイルを受信する(ステップS712)。次に、ファイルの受信が正常終了したか否かを判定する(ステップS713)。正常終了した場合(ステップS713でYES)、ステップS714へ進み、ファイルを正常受信した旨を示す完了メッセージを配信サーバ60へ送信する。一方、正常終了していない場合(ステップS713でNO)、ステップS715へ進み、ファイルを正常受信していない旨を示すエラーメッセージを配信サーバ60へ送信する。
【0126】
配信サーバ60は、クライアントB62からメッセージ(完了メッセージあるいはエラーメッセージ)を受信する(ステップS716)。その後、配信処理過程を記録する配信ログを更新する(ステップS717)。
【0127】
以上の処理によって、特に、配信先がクライアントである場合、配信サーバ60が複合機50から配信対象のファイルを受信すると、次に振分処理を実行し、一旦配信対象のファイルを振分設定に従うフォルダに保存する。次に、現在の状態が配信条件に合致している否かを判定し、配信条件を満足している場合には、配信サーバ60から配信対象のファイルを配信先へ配信することがわかる。
【0128】
また、複合機50が受信した配信対象のファイルが印刷データである場合、所定時間後(一定時刻、即時、一定時間経過後、特定ファイル到着後、特定クライアントの電源ON時)に振分先のプリンタに送信したり、複合機内のプリンタ機能で印刷することも可能である。これにより、その印刷データの印刷物が長時間の放置されてしまうことを防止することができる。
【0129】
次に、プル型配信処理について、図7及び図8を用いて説明する。
【0130】
尚、プル型配信処理の場合は、まず、配信サーバ60が、配信対象のファイルに設定されている通知条件に従って、配信対象のファイルの存在を配信先のクライアントへ通知する通知処理(図5)を実行する。その後、その通知処理による通知を受信したクライアントが配信対象のファイルを受信する受信処理(図6)、つまり、配信サーバ30に対するプル型配信処理を実行する。
【0131】
図7は本発明の実施形態の通知処理を示すフローチャートである。
【0132】
まず、配信サーバ60は、配信対象のファイルの通知条件が合致するか否かを判定する(ステップS501)。
【0133】
尚、この判定は、例えば、配信先の電源ONの有無を判定する。
【0134】
判定結果に基づいて、通知条件を満足するか否かを判定する(ステップS502)。通知条件を満足しない場合(ステップS502でNO)、ステップS503に進み、通知条件が合致するまで待機する。一方、通知条件を満足する場合(ステップS502でYES)、ステップS503に進む。
【0135】
次に、配信対象のファイルの設定情報に従う通知内容を生成する(ステップS504)。次に、通知方法に基づいて、その通知内容をメッセージで通知するか否かを判定する(ステップS505)。メッセージで通知する場合(ステップS505でYES)、ステップS506に進み、通知先の接続が確立しているか否かを判定する。確立していない場合(ステップS506でNO)、ステップS509に進む。一方、確立している場合(ステップS506でYES)、ステップS507に進み、通知内容を含むメッセージダイアログを通知先のクライアント(例えば、クライアントB62)へ送信する(ステップS507)。
【0136】
これにより、クライアントB62は、配信サーバ60からメッセージダイアログを受信し、その内容をディスプレイに表示する(ステップS508)。
【0137】
一方、ステップS505において、メッセージで通知しない場合(ステップS505でNO)、設定情報中の緊急度が「高」であるか否かを判定する(ステップS509)。緊急度が「高」である場合(ステップS509でYES)、ステップS510へ進み、指定されている電話番号に発呼し、通知内容の音声メッセージを送信する。一方、緊急度が「高」でない場合(ステップS509でNO)、ステップS511に進み、通知内容を含むメールを通知先のクライアントへ送信する。
【0138】
これにより、クライアントB62は、配信サーバ60からメールを受信する(ステップS512)。
【0139】
次に、プル型配信処理について、図8を用いて説明する。
【0140】
図8は本発明の実施形態のプル型配信処理を示すフローチャートである。
【0141】
まず、クライアント(例えば、クライアントB62)は、配信サーバ60のログイン要求(ユーザID、パスワード)を行う(ステップS601)。
【0142】
これに対し、配信サーバ60は、クライアントB62からログイン要求を受信する(ステップS602)。次に、ログイン要求に対する認証処理を実行する(ステップS603)。認証処理の処理結果に基づいて、認証OKであるか否かを判定する(ステップS604)。認証OKでない場合(ステップS604でNO)、ステップS605に進み、エラーメッセージをクライアントB62へ送信する。これにより、クライアントA61には、認証エラーを示すエラーメッセージが表示されることになる。一方、認証OKである場合(ステップS604でYES)、クライアントB62に配信対象のファイルを受信させる(プルさせる)ためのファイル受信用画面(例えば、図10のファイル一覧ボタンを有するメッセージダイアログ)を含む表示情報をクライアントB62へ送信する。
【0143】
一方、クライアントB62は、配信サーバ60から受信する表示情報に基づいてファイル受信用画面を表示する(ステップS607)。次に、そのファイル受信用画面を介して配信対象のファイルを指定するためのファイル指定情報を配信サーバ60へ送信する(ステップS608)。
【0144】
これに対し、配信サーバ60は、クライアントB62からファイル指定情報を受信する(ステップS609)。次に、そのファイル指定情報に対応するファイルをクライアントB62へ送信する(ステップS610)。
【0145】
これによって、クライアントB62は、配信サーバ60からファイル指定情報に対応するファイルを受信する(ステップS611)。
【0146】
一方、配信サーバ60は、ファイルの送信が正常終了したか否かを判定する(ステップS611)。正常終了した場合(ステップS611でYES)、ステップS612へ進み、ファイルを正常受信した旨を示す完了メッセージをクライアントB62へ送信する。その後、配信処理過程を記録する配信ログを更新する(ステップS613)。一方、正常終了していない場合(ステップS611でNO)、ステップS614へ進み、ファイルを正常受信していない旨を示すエラーメッセージをクライアントB62へ送信する。その後、配信処理過程を記録する配信ログを更新する(ステップS613)。
【0147】
これにより、クライアントA61は、配信サーバ60からメッセージ(完了メッセージあるいはエラーメッセージ)を受信する(ステップS615)。
【0148】
尚、ファイル受信用画面においては、例えば、ファイル一覧ボタンによって、配信先に配信対象のファイルの一覧画面が提示され、この一覧画面から、1つ又は複数の配信対象のファイルを選択することが可能である。また、この一覧画面では、配信対象のファイルを削除するまでの残り日数をファイル毎に表示しても良い。
【0149】
以上説明したように、本実施形態によれば、複合機50に配信サーバ60を内蔵し、配信対象のデータを二重化して管理することで、以下のような効果が得られる。
【0150】
1)複合機50と配信サーバ60が一体になって構成されているので、ネットワーク10上で転送されるパケット量を約2/3(つまり、従来構成のパケットフローはクライアント→複合機→配信サーバ→クライアントであるのに対し、本実施形態の構成のパケットフローはクライアント→複合機(配信サーバ)→クライアントとなるからである)にすることができ、ネットワークの負荷を軽減することができる。
【0151】
また、従来構成(複合機→ネットワーク→配信サーバ)で必要とされていた配信対象のファイルを暗号化する必要が無いので高いスループットを得ることができる。
【0152】
更に、配信サーバ単体の運用管理工数が不要となるので、管理負荷を軽減することができる。加えて、複合機のリモートメンテナンスサービス機能を付加することで、複合機と配信サーバの同時メンテナンスが実現できる。
【0153】
2)配信対象のファイルの通知条件や配信条件をきめ細かく指定できるので、高い利便性と高いセキュリティを確保することができる。特に、配信対象のファイルの配信先がプリンタである場合には、その配信条件として、プリンタの傍のクライアントが電源オンであるとか、配布対象の人が使用するクライアントが電源オンの時に印刷を実行するようにすれば、長時間の印刷物放置等を防止することができる(特に、他のプリンタでの印刷実行も制御できるので効果が大きい)。
【0154】
3)配信対象のファイルの配信先や通知先を一度に複数カテゴリ(ファクシミリとクライアント等)指定可能であり、さらに配信先として、複数のクライアントからなるグループ指定も可能なので、簡単な設定で効率よく、ファイルの配信を実行することができる。
【0155】
4)配信サーバ60を複合機50に組み込み、かつ専用OSを用いて管理することで高いセキュリティを確保することができる。
【0156】
5)ファイルの配信時に、そのファイルを保存するフォルダを配信サーバ内に自動的に生成するので、配信先のフォルダを作成する工数を節約することができる。
【0157】
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0158】
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
【0159】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0160】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、もしくはこのインタプリタ部分とPDLの手順短縮も範疇に含む、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
【0161】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
【0162】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
【0163】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0164】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0165】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【0166】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、配信対象のファイルを効率的に管理し、かつ配信することができる複合機及びその制御方法、データ配信管理システム、プログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のデータ配信管理システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態の複合機のハードウエア構成を示す図である。
【図3】本発明の実施形態の各種端末のハードウエア構成を示す図である。
【図4】本発明の実施形態の配信対象のファイルの登録処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態の配信サーバが実行する振分処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態のプッシュ型配信処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態の通知処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態のプル型配信処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施形態のドライバ画面の一例を示す図である。
【図10】本発明の実施形態のメッセージダイアログの一例を示す図である。
【図11】本発明の実施形態のメールの一例を示す図である。
【図12】本発明の実施形態の振分設定画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
40 プリンタ
50 複合機
51 制御部
52 スキャン部
53 プリンタ部
54 ファクシミリ部
55 情報記憶部A
56 情報記憶部B
57 ストレージ管理部
58 複合機用ネットワークIF
59 配信用ネットワークIF
61 クライアントA
62 クライアントB
63 クライアントC

Claims (9)

  1. ネットワークを介して外部端末から受信するデータを配信先へ出力する複合機であって、
    当該複合機を介して配信元から配信先へデータを配信するために、配信先毎に、その配信方法及び配信条件、データの配信を配信先へ通知する通知方法及び通知条件を有する設定情報とそれに対応する配信対象のデータを、該データの配信元となる外部端末から前記ネットワークを介して受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した設定情報に基づいて、対応する配信対象のデータの配信を制御する制御手段と、
    前記制御手段の制御に基づいて、前記配信対象のデータを配信先へ前記ネットワークを介して送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする複合機。
  2. 当該複合機は、スキャナ機能、プリンタ機能及びファクシミリ機能を有する基本機能に加えて、配信サーバ機能を有し、
    前記複数の配信先としては、前記プリンタ機能、前記ファクシミリ機能、前記配信サーバ機能、前記ネットワーク上の外部機器を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の複合機。
  3. 前記受信手段で受信したデータを記憶する第1記憶手段と、配信対象のデータを前記配信サーバ機能の記憶部中の所望の振分先に振り分けて保存するための振分設定画面を生成する生成手段と、
    前記第1記憶手段に記憶されたデータのコピーと、前記振分設定画面を介して設定された振分設定情報を、配信元毎に対応づけて管理する振分テーブルを記憶する第2記憶手段とを更に備え、
    前記配信サーバ機能は、前記配信対象のデータを受信した場合、前記振分テーブルを参照し、該データの配信元に対応する振分設定情報に従って、該データを対応する振分先へ保存する
    ことを特徴とする請求項2に記載の複合機。
  4. 前記設定情報は、更に、配信対象のデータの保存期間を指定する指定情報を含み、
    前記制御手段は、前記受信手段で受信したデータを対応する設定情報中の前記指定情報で指定される保存期間だけ前記第1記憶手段に記憶保持する
    ことを特徴とする請求項3に記載の複合機。
  5. 前記配信対象のデータの配信の種類には、プッシュ型配信及びプル型配信がある
    ことを特徴とする請求項1に記載の複合機。
  6. 前記制御手段は、前記設定情報に基づいて、前記プル型配信で前記配信対象のデータを配信する場合、該配信対象のデータの受信を促す通知を配信先へ送信する
    ことを特徴とする請求項5に記載の複合機。
  7. データの配信元端末と、該データの配信先端末と、該配信元端末から受信するデータを配信先端末へ出力する複合機とがネットワークを介して接続されて構成されるデータ配信管理システムであって、
    前記配信元端末は、前記複合機を介して配信元から配信先へデータを配信するために、配信先毎に、その配信方法及び配信条件、データの配信を配信先へ通知する通知方法及び通知条件を有する設定情報を入力する入力手段と、
    前記設定情報とそれに対応する配信対象のデータを、前記ネットワークを介して前記複合機へ送信する第1送信手段とを備え、
    前記複合機は、
    前記配信元端末から前記配信対象のデータとその設定情報を前記ネットワークを介して受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した設定情報に基づいて、対応する配信対象のデータの配信を制御する制御手段と、
    前記制御手段の制御に基づいて、前記配信対象のデータを配信先へ前記ネットワークを介して送信する第2送信手段と
    を備えることを特徴とするデータ配信管理システム。
  8. ネットワークを介して外部端末から受信するデータを配信先へ出力する複合機の制御方法であって、
    当該複合機を介して配信元から配信先へデータを配信するために、配信先毎に、その配信方法及び配信条件、データの配信を配信先へ通知する通知方法及び通知条件を有する設定情報とそれに対応する配信対象のデータを、該データの配信元となる外部端末から前記ネットワークを介して受信する受信工程と、
    前記受信工程で受信した設定情報に基づいて、対応する配信対象のデータの配信を制御する制御工程と、
    前記制御工程の制御に基づいて、前記配信対象のデータを配信先へ前記ネットワークを介して送信する送信工程と
    を備えることを特徴とする複合機の制御方法。
  9. ネットワークを介して外部端末から受信するデータを配信先へ出力する複合機の制御をするためのプログラムであって、
    当該複合機を介して配信元から配信先へデータを配信するために、配信先毎に、その配信方法及び配信条件、データの配信を配信先へ通知する通知方法及び通知条件を有する設定情報とそれに対応する配信対象のデータを、該データの配信元となる外部端末から前記ネットワークを介して受信する受信工程のプログラムコードと、
    前記受信工程で受信した設定情報に基づいて、対応する配信対象のデータの配信を制御する制御工程のプログラムコードと、
    前記制御工程の制御に基づいて、前記配信対象のデータを配信先へ前記ネットワークを介して送信する送信工程のプログラムコードと
    を備えることを特徴とするプログラム。
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