JP2004214124A - コネクタ - Google Patents

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JP2004214124A JP2003001863A JP2003001863A JP2004214124A JP 2004214124 A JP2004214124 A JP 2004214124A JP 2003001863 A JP2003001863 A JP 2003001863A JP 2003001863 A JP2003001863 A JP 2003001863A JP 2004214124 A JP2004214124 A JP 2004214124A
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Abstract

【課題】本発明は、FPC40又はFFCをコネクタ10に嵌合させた際にハウジング12が変形することなく、コネクタ10の低背位化が可能なコネクタ10を提供せんとするものである。
【解決手段】本発明の目的は、FPC40又はFFCと着脱自在に嵌合するコネクタ10であって、FPC40又はFFCと接触する接触部22を有する所要数のコンタクト14と、このコンタクト14が保持・固定されるとともにFPC40又はFFCが挿入される嵌合口18を有するハウジング12を備えるコネクタ10において、コンタクト14の接触部22と対向する位置に板状片44、46を配置することにより達成できる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話やノートパソコンやデジタルカメラ等に使用されるコネクタに関するもので、特にフレキシブルプリント基板(以下「FPC」という)又はフレキシブルフラットケーブル(以下「FFC」という)にコネクタを取付る場合の補強に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話やCCDカメラ等に使用されるコネクタは、狭ピッチで極薄(所謂軽薄短小)であり、主にハウジングとコンタクトとを備え、ハウジングにFPC又はFFCを挿入し、コンタクトの接触部に接触させる構造のもの(所謂、ノンZIFタイプ)や主にハウジングとコンタクトとスライダーとを備え、ハウジングとスライダーとでFPC又はFFCを挟持する構造のもの(所謂、ZIFタイプとピアノタッチタイプ)がある。ハウジングとスライダーとでFPC又はFFCを保持する方法には、色々考えられるが、中でもハウジングにFPC又はFFCを挿入した後にスライダーを挿入しFPC又はFFCをコンタクトに押しつける構造のものが多い。また、客先の仕様や狭ピッチを図るためには、前記コンタクトの接続部を前記ハウジングの嵌合口側に配置しなければならないこともある。ハウジングには、コンタクトが挿入される所要数の挿入孔が設けられるとともにFPC又はFFCが挿入される嵌合口が設けられている。
前記コンタクトは主にFPC又はFFCと接触する接触部と基板等に接続する接続部とハウジングに固定される固定部とを備えるとともに圧入等によってハウジングに固定され、前記ハウジングの嵌合口にFPC又はFFCを挿入すると前記コンタクトの接触部と接触する構造になっている。
【0003】
【特許文献1】
例えば、ゼロインサーションフォース構造としては、実開平6−60983号がある。実開平6−60983号の要約によると、その目的は、電子機器や通信機器内の狭いスペースに使用されるスライダー付プリント基板用コネクタに関するものであり、その構成は、コネクタのスライダーの両側端部にそのスライダーが挿入されるハウジングへの挿入ガイドとして手前側が固定されたU字形状のアーム部を形成し、そのU字形状のアーム部の開放端側に凸部を設けるとともに、U字形状のアーム部の開放端が挿入方向から目視できるように切欠部を設け、ハウジングの両側端部にはスライダーの凸部が係合する傾斜面を有する突出部を設け、スライダーをフレキシブル・プリント基板の接続端子部とともにハウジングに挿入されるとき、当該スライダーの凸部がハウジングの傾斜面を有する突出部を乗り越えることにより、そのU字形状のアーム部の開放端が一時的に外側に広げられ、かつ挿入完了時にその開放端が正常位置に復帰するようにしたコネクタが開示されている。
【0004】
【特許文献2】
所謂、ピアノタッチ構造としては、特開平13−257020号に、コネクタのコンタクトとFPC叉はFFCのパターンとの位置合わせを確実に行うことを目的とし、該文献2には、FPC叉はFFCが挿入される開口側の、コネクタの端子ブロックの各コンタクト間の稜線上に突起を列設して、端子ブロックにFPC叉はFFCを挿入した後に、スライダを移動させることによってFPC叉はFFCを前記コンタクトに押圧させ、前記スライダでFPC叉はFFCをコンタクトに押しつけ電気接続させる際に、この突起がFPC叉はFFCのパターン間の凹部に入ることにより、コネクタのコンタクトとFPC叉はFFCのパターンとの位置合わせを確実に行うものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
近年、この種のコネクタには、電気機器(電子機器)等の小型化に伴い、狭ピッチで極薄(所謂軽薄短小)であり、より一層の低背位化の要求が強くなってきており、その使用用途によってはFPCに取付られることがあった。
上述した構造のコネクタでは低背位化が進み、前記ハウジングの上下側の肉厚は、0.15〜0.25mmという極薄になってきている。このように極薄になっているコネクタに、FPC又はFFCを取付ると、FPC又はFFCをコネクタに嵌合させた際に、FPC又はFFCとコンタクトとの接触圧に耐えられず、ハウジングが変形し安定した接触圧を得ることが出来ず、しいてはハウジングが破損したりして接続不良が発生するといった課題があった。
また、ハウジングが変形しないように肉厚を厚くすると低背位化に逆行し相反することになる。
上記に挙げた、文献1及び文献2では、コネクタが狭ピッチで極薄(所謂軽薄短小)であり、より一層の低背位化すると、ここに記載した問題が発生することになる。
【0006】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、FPC又はFFCをコネクタに嵌合させた際にハウジングが変形することなく、コネクタの低背位化が可能なコネクタを提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、前記FPC40又は前記FFCと着脱自在に嵌合するコネクタ10であって、該FPC40又は前記FFCと接触する接触部22を有する所要数のコンタクト14と、このコンタクト14が保持・固定されるとともに前記FPC40又は前記FFCが挿入される嵌合口18を有するハウジング12を備えるコネクタ10において、前記コンタクト14の接触部22と対向する位置に板状片44、46を配置することにより達成できる。
【0008】
前記板状片44、46を前記ハウジング12の嵌合口18内に突出するように配置する。このように配置することで、容易に前記板状片44、46を前記ハウジング12に固定することができる。
前記板状片44、46を前記コンタクト14の接触部22と対向する部分にだけ配置する。
前記板状片46を前記ハウジング12の長手方向両側より外側に突出させ、固定具としての役割を持たせる。このように固定具としての役割も持たせることで、確実にFPC等に固定することができる。
前記板状片44、46を前記ハウジング12と一体構造にする。
前記板状片44、46を0.08〜0.12mm程度の厚さのステンレスにする。0.08mm以下では前記ハウジング12の変形を防ぐことができなく、0.12mm以上にするとコネクタ10の低背位化を妨げることになる。理想的には、0.1mmが良い。
前記板状片44、46を前記ハウジング12に一体成形又は後付けにより一体にする。
前記コネクタ10にスライダー16を装着し、前記コンタクト14の接触部22と接続部24との間に弾性部34と支点部32とを設けるとともに前記接触部22と前記弾性部34と前記支点部32と前記接続部24とを略クランク形状に配置し、かつ、前記接続部24と対向する位置に前記弾性部34から延設された押受部20を設け、スライダー16に長手方向に連設した押圧部36を設け、該押圧部36が前記コンタクト14の接続部24と押受部20との間で回動自在に前記スライダー16を前記ハウジング12に装着する。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の重要な特徴は、「前記コンタクトの接触部と対向する位置に板状片を配置した」点にある。この特徴を活かした形態には、3つのタイプがあり、FPC又はFFCをコンタクトに接触させる構造である点では同じであるが、FPC又はFFCをコンタクトに接触させる仕方に相違がある。
第一の構造のコネクタは、主にハウジングとコンタクトとスライダーとを備えており、前記スライダーが回動してFPC又はFFCをコンタクトに押しつけるタイプのものであり、所謂ピアノタッチ方式と称するタイプのコネクタである。前記スライダーを回動させる位置としては、嵌合側であったり、コンタクト接続側(テール側)であったりするが、本発明のように板状片を配置するものではコンタクト接続側(テール側)で回動するものであり、以下の実施例では、このタイプのものを図1から図3に基づいて詳細に説明する。
【0010】
第二の構造のコネクタは、第一と同様に主にハウジングとコンタクトとスライダーとを備えており、前記スライダーを前記ハウジングの嵌合口へ挿入して、前記FPC又は前記FFCを前記コンタクトに押しつけるタイプのものであり、所謂ZIF構造(ゼロ インサーション フォース)タイプ)のコネクタと称するものである。即ち、前記ハウジングの嵌合口から前記FPC又は前記FFCを挿入した後に、前記スライダーを前記嵌合口内に挿入して、前記FPC又は前記FFCを前記コンタクトに押しつけるものである。
第三の構造のコネクタは、主にハウジングとコンタクトとを備えており、前記FPCを前記ハウジングの嵌合口へ挿入して、前記FPC又は前記FFCを前記コンタクトに接触させる(押しつける)タイプのものであり、スライダーを使用しない所謂NON ZIFタイプのコネクタと称されるものである。即ち、前記FPC又は前記FFCの厚さより狭い、前記コンタクト接触部間や前記コンタクトと前記ハウジングとの間に、前記FPC又は前記FFCを無理に挿入して、前記コンタクトに接触させる(押しつける)ものである。
上述した3つの構造のもの全てに、前記コンタクトの接触部と対向する位置に板状片を配置し、前記ハウジングを補強していることは言うまでもない。
【0011】
【実施例】
図1から図4に基づいて、本発明のコネクタの一実施例について説明する。図1(A)はスライダーが開いた状態の嵌合口側からみた本発明のコネクタの斜視図であり、(B)はスライダーが開いた状態のテール側からみた本発明のコネクタの斜視図である。図2(A)はスライダーが開いた状態のあるコンタクト部分で切断した本発明のコネクタの斜視図であり、(B)はスライダーが閉じた状態のあるコンタクト部分で切断した本発明のコネクタの斜視図である。図3はスライダーの斜視図である。図4(A)は板状片の一例を示した斜視図であり、(B)は板状片の別の一例を示した斜視図である。
本発明のコネクタは、主にハウジングとコンタクトとスライダーと板状片とを備えている。
【0012】
図に基づいて本発明のコネクタの構成部品について説明する。
まず、本発明のポイントである板状片について説明する。
該板状片44、46の役割は、前記FPC40又はFFCを前記ハウジング12の嵌合口18内に挿入した際に前記コンタクト14の接触部22の接触力によって前記FPC40又は前記FFCが下方向(図2の下側 )に押され、しいては前記ハウジング12が下方向に押された時に、前記ハウジング12の変形を防止するためのものである。
前記板状片44、46の材質としては、前記ハウジング12の変形を防止するとともにコネクタ10の低背位化も要求されるので、薄くて堅く、加工性(メッキ加工を含む)がよいものが良いことから、ステンレスが理想的である。前記板状片44、46の大きさは、上記役割や芯数やコンタクトピッチ等によって適宜設計されている。
【0013】
前記板状片44、46を0.08〜0.12mm程度の厚さにする。0.08mm以下では前記ハウジング12の変形を防ぐことができなく、0.12mm以上にするとコネクタ10の低背位化を妨げることになる。理想的には、0.1mmが良い。
前記板状片44、46は、何らかの手段によって前記ハウジング12に一体構造になるように固着されている。ここでいう固着とは、一体成形や圧入や接着やフックなどによって前記ハウジング12と一体構造にすることである。一体成形の場合、前記板状片44、46が完全に絶縁物である前記ハウジング12に覆われるものでも良いし、前記板状片44、46の一部が表面に露出したものでも良い。(例えば、嵌合口18内とか、コンタクト14の接続部24側とか。)
【0014】
前記板状片44、46の形状は、上述した役割を満足出来ればいかなるものでもよく、例えば、図4(A)のような薄い板条材でもよい。
上述した役割以外の機能を持たせても良い。例えば、図1及び図4(B)のように板状片46をコネクタ10の長手方向両側より突出させて、突出させた部分をFPCや基板等に半田付け出来る形状にし、固定具としての機能を持たせてもよい。
【0015】
次に、ハウジングについて説明する。このハウジングは電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリフェニレンサルファイド(PPS)やポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。
前記ハウジング12には、前記FPC40や前記FFCが挿入される嵌合口18が設けられており、また、所要数のコンタクト14が装着される挿入溝38が設けられ、圧入や引っ掛け(ランス)や溶着等によって固定されている。また、長手方向両側には、前記スライダー16の軸28が回動可能に装着される軸受部が設けられている。この軸受部の形状や大きさは、スライダー16の軸28が回動できるように装着されていれば如何なるものでもよく、この役割やハウジング12の強度や大きさ等を考慮して適宜設計する。なお、長手方向両側には、前記スライダー16のロック部に対応した位置に係止部が設けられている。
【0016】
次に、コンタクトについて説明する。このコンタクトは金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記コンタクトの材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。
前記コンタクト14は、図2(A)のように略逆h字形状をしており、主にFPC40又はFFCと接触する接触部22と基板に接続する接続部24とハウジング12に固定する固定部42と前記接触部22と前記接続部24との間に設けられた弾性部34及び支点部32と前記接続部24と対向する位置に前記弾性部34から延設された押受部20とを備えている。前記接触部22と前記弾性部34と前記支点部32と前記接続部24とは、略クランク形状に配置されている。前記接触部22は、FPC40又はFFCと接触し易いように凸部形状にしており、前記接続部24は本実施例では図1のように表面実装タイプ(SMT)にしているが、ディップタイプでも良い。
【0017】
前記支点部32と前記弾性部34と前記押受部20とは、前記FPC40又はFFCが挿入された際に、次のような作用を果たすための部分である。前記FPC40又はFFCが前記ハウジング12の嵌合口18内に挿入された後に、前記スライダー16の押圧部36が前記コンタクト14の接続部24と押受部20との間で回動すると、前記押受部20が押圧部36によって押し上げられることで前記コンタクト14の支点部32を支点にし、前記コンタクト14の弾性部34が前記接触部22側に傾くことによって、前記接触部22が前記FPC40又はFFC側に押圧される。前記支点部32と前記弾性部34と前記押受部20の大きさや形状は、このような作用を果たすために、適宜設計されている。
また、前記コンタクト14の押受部20の先端に突出部26を設け、スライダー16の押圧部36をコンタクト14の押受部20と接続部24との間で回動させるときスライダー16の回動に対する反発力が強い為に、スライダー16の中央部が図1(B)の矢印「ロ」方向に膨れてしまうことを防ぐようにすることが望ましい。前記突出部26の大きさは、このような役割を果たすことが出来れば如何なる大きさでもよく、スライダー16の押圧部36が引っ掛かる程度に適宜設計する。
前記ハウジング12の嵌合口18に前記FPC40又はFFCの挿入されると、前記コンタクト14の接触部22によって前記FPC40又はFFCは下方向に押しつけられた際に、前記ハウジング12の反発力により、前記コンタクト14と前記FPC40又は前記FFCとが安定した接続が得られるようになっている
【0018】
最後に、スライダーについて説明する。このスライダーは電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリフェニレンサルファイド(PPS)やポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。該スライダー16は主にハウジング12に回動可能に装着される軸28部分と前記コンタクト14の押受部20を押圧する押圧部36と前記コンタクト14の突出部26が係合する係止孔30とを備えている。前記軸28は、スライダー16を回動するための支点であり、ハウジング12の長手方向両側にスライダー16が回動可能に適宜装着されている。また、長手方向両側には、前記コンタクト14の押受部20を押圧した際にスライダー16が高さ(図1の上)方向に持ち上がらないようにするためにハウジング12と係合するロック部が設けられている。ロック部の形状や大きさ等は、ハウジング12に係合できれば如何なるものでもよく、上述の役割やコネクタの大きさや強度等を考慮して適宜設計する。
【0019】
前記押圧部36は、コンタクト14の押受部20に押し付ける部分であり、その形状としては細長形状にすることが望ましく、本実施例では楕円形状をしている。このように楕円形状にすることによって、図2(A)のようにスライダー16を矢印「イ」方向に回動させ、コンタクト14の押受部20と接続部24との間で回転させることで、押圧部36の大きさの変化によりコンタクト14の押受部20が持ち上げられ、FPC40又はFFCをコンタクト14の接触部22側に押し付けている。押圧部36の形状としては、コンタクト14の押受部20と接続部24との間で回転でき、長軸と短軸といった大きさの違いによりコンタクト14の押受部20を押し上げられれば、如何なるものでもよい。
また、前記スライダー16を回動した際に、スライダー16の回動に対する反発力が強く、スライダー16の中央部が図1(B)の矢印「ロ」方向に膨れてしまうことを防ぐようにする為に、前記コンタクト14の突出部26が係合する係止孔30が別個独立に設けられている。前記係止孔30を別個独立に設けることで、スライダー16の強度アップや回動時の変形を防止している。
【0020】
上述した「発明の実施の形態」で記載した第二の構造のコネクタ(所謂ZIF構造(ゼロ インサーション フォース)タイプ))と第三の構造のコネクタ(スライダーを使用しない所謂NON ZIFタイプ)でも、「前記コンタクトの接触部と対向する位置に板状片を配置した」ことを基本に、上述したようなことを注意しながら適宜設計する。
【0021】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のコネクタによると、次のような優れた効果が得られる。
(1)前記FPC40又は前記FFCを前記ハウジング12の嵌合口18内に挿入すると、前記コンタクト14の接触部22の接触力によって前記FPC40又は前記FFCが下方向(図2の下側 )に押され、しいては前記ハウジング12が下方向に押されることになるが、前記ハウジング12に固着された板状片44、46によりハウジング12の変形が防止されるので、安定した接続を得ることができる。
(2)前記板状片44、46の厚さを0.08〜0.12mm程度にしているので、コネクタ10の低背位化に影響を与えることがない。
(3)前記板状片44、46を前記ハウジング12の嵌合口18内に突出するように配置しているので、容易に前記板状片44、46を前記ハウジング12に固定することができる。
(4)前記板状片46を前記ハウジング12の長手方向両側より外側に突出させ、固定具としての役割を持たせることで、確実にFPC等に固定することができる。
(5)前記板状片44、46を前記ハウジング12に固着することで、前記コンタクト14を前記コンタクトの支点部32から嵌合口18方向へ延設する必要がなくなり、該延設部分より前記板状片44、46の方が薄くすることができ、かつ、前記ハウジングも前記コンタクトの延設部分を保持するよりは肉厚を薄くすることが出来るので、総合的により一層の低背位化が可能になった。
(6)前記板状片44、46を前記ハウジング12に固着することで、前記FPC40又は前記FFCを嵌合口18に挿入した際に、0.2mm以下の前記ハウジング12の肉厚(板状片44、46を含めた肉厚)でも変形することが無くなった。
(7)前記ハウジング12と前記板状片44、46を一体成形や後付けにより一体構造にすることにより、より安定した接続を得ることができる。
(8)前記板状片44、46をステンレスにすることで、前記ハウジング12が変形することがなく、安定した接続を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)
スライダーが開いた状態の嵌合口側からみた本発明のコネクタの斜視図である。
(B)
スライダーが開いた状態の接続部側からみた本発明のコネクタの斜視図である。
【図2】(A)
スライダーが開いた状態のあるコンタクト部分で切断した本発明のコネクタの斜視図である。
(B)
FPCが挿入されスライダーが閉じた状態のあるコンタクト部分で切断した本発明のコネクタの斜視図である。
【図3】スライダーの斜視図である。
【図4】(A)
板状片の一例を示した斜視図である。
(B)
板状片の別の一例を示した斜視図である。
【符号の説明】
10 コネクタ
12 ハウジング
14 コンタクト
16 スライダー
18 嵌合口
20 押受部
22 接触部
24 接続部
26 突出部
28 軸
30 係止孔
32 支点部
34 弾性部
36 押圧部
38 挿入溝
40 FPC
42 固定部
44、46 板状片

Claims (8)

  1. フレキシブルプリント基板(FPC)又はフレキシブルフラットケーブル(FFC)と着脱自在に嵌合するコネクタであって、該フレキシブルプリント基板又は前記フレキシブルフラットケーブルと接触する接触部を有する所要数のコンタクトと、このコンタクトが保持・固定されるとともに前記フレキシブルプリント基板又は前記フレキシブルフラットケーブルが挿入される嵌合口を有するハウジングを備えるコネクタにおいて、
    前記コンタクトの接触部と対向する位置に板状片を配置したことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記板状片を前記ハウジングの嵌合口内に突出するように配置したことを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記板状片を前記コンタクトの接触部と対向する部分にだけ配置したことを特徴とする請求項1乃至2記載のコネクタ。
  4. 前記板状片を前記ハウジングの長手方向両側より外側に突出させ、固定具としての役割を持たせたことを特徴とする請求項1乃至2記載のコネクタ。
  5. 前記板状片を前記ハウジングと一体構造にしたことを特徴とする請求項3乃至4記載のコネクタ。
  6. 前記板状片を0.08〜0.12mm程度の厚さのステンレスにしたことを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
  7. 前記板状片を前記ハウジングに一体成形又は後付けにより一体にしたことを特徴とする請求項5記載のコネクタ。
  8. 前記コンタクトの接触部と接続部との間に弾性部と支点部とを設けるとともに前記接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを略クランク形状に配置し、かつ、前記接続部と対向する位置に前記弾性部から延設された押受部を設け、スライダーに長手方向に連設した押圧部を設け、該押圧部が前記コンタクトの接続部と押受部との間で回動自在に前記スライダーを前記ハウジングに装着したことを特徴とする請求項4記載のコネクタ。
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