JP2004213888A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 レイアウト面積を小さくする。
【解決手段】 アクセスすべきメモリセルのトランジスタTa−ビット線対(Bai1,/Bai1),(Bai2,/Bai2)−列選択スイッチ14ai,15ai−データ線対DBaの経路のポートAと、アクセスすべきメモリセルのトランジスタTb−ビット線対(Bbi1,/Bbi1),(Bbi2,/Bbi2)−列選択スイッチ14bi,15bi−データ線対DBbの経路のポートBとをクロックCLKの2周期でインターリーブ動作させる。データ線対DBa,DBbに転送されたデータはトランスファゲート50,51によってクロックCLKの1周期ごとに交互にデータ線対RDBに転送され、リードアンプ25によって増幅され入出力バッファ27へ出力される。入出力バッファ27はリードアンプ25からのデータをクロックCLKの1周期で外部へ出力する。
【選択図】 図1

Description

この発明はDRAM(ダイナミックランダムアクセスメモリ)などの半導体記憶装置に関する。
DRAMと呼ばれる半導体記憶装置では1サイクル時間ごとにメモリセルへの再書き込みおよびビット線のプリチャージを行う必要がある。このためアクセス時間の約2倍のサイクル時間を要する。このビット線のプリチャージを見かけ上かくすことによってアクセス時間とほぼ同等にまでサイクル時間を短くする技術として、2つのトランジスタと1つのキャパシタとで構成されるメモリセルを用いて内部の2つのポートをインターリーブ動作させる技術がある。この技術を適用したDRAMの概略構成を図19に示す。このDRAMのメモリセルMC1−MC4は、2つのトランジスタTa,Tbと1つのキャパシタCとを含む。そしてこのDRAMでは、(トランジスタTa)−(ビット線BLa1またはBLa2)−(データバスDBa)−(リードアンプ&ライトドライバ1103a)の経路によって形成されるポートAと、(トランジスタTb)−(ビット線BLb1またはBLb2)−(データバスDBb)−(リードアンプ&ライトドライバ1103b)の経路によって形成されるポートBとをインターリーブ動作させている。以下、メモリセルからデータを読み出す場合を例としてインターリーブ動作について説明する。
まず、行デコーダ1101によってワード線WLa1が活性化され、メモリセルMC1およびMC3のトランジスタTaがオンになる。これによりメモリセルMC1およびMC3のキャパシタCに蓄積されていたデータがビット線BLa1およびBLa2に読み出され、センスアンプ(図示せず)によって増幅される。そして列デコーダ1102aによってビット線BLa1が選択され、ビット線BLa1とデータバスDBaとが接続される。これにより、メモリセルMC1からビット線BLa1に読み出されたデータがデータバスDBaに転送される。また、ビット線BLa1およびBLa2に読み出されたデータがメモリセルMC1およびMC3に再書き込みされる。そして行デコーダ1101によってワード線WLa1が不活性化され、メモリセルMC1およびMC3のトランジスタTaがオフになる。上述の動作が行われている間にビット線BLb1およびBLb2がプリチャージされる。
データバスDBaに転送されたデータはリードアンプ&ライトドライバ1103aによって増幅されて入出力バッファ1104に与えられ、入出力バッファ1104によって外部へ出力される。一方、行デコーダ1101によってワード線WLb2が活性化され、メモリセルMC2およびMC4のトランジスタTbがオンになる。これによりメモリセルMC2およびMC4のキャパシタCに蓄積されていたデータがビット線BLb1およびBLb2に読み出され、センスアンプ(図示せず)によって増幅される。そして列デコーダ1102bによってビット線BLb1が選択され、ビット線BLb1とデータバスDBbとが接続される。これにより、メモリセルMC2からビット線BLb1に読み出されたデータがデータバスDBbに転送される。また、ビット線BLb1およびBLb2に読み出されたデータがメモリセルMC2およびMC4に再書き込みされる。そして行デコーダ1101によってワード線WLb1が不活性化され、メモリセルMC2およびMC4のトランジスタTbがオフになる。上述の動作が行われている間にこんどはビット線BLa1およびBLa2がプリチャージされる。
そして、データバスDBbに転送されたデータがリードアンプ&ライトドライバ1103bによって増幅されて入出力バッファ1104に与えられ、入出力バッファ1104によって外部へ出力される。
このように内部の2つのポートをインターリーブ動作させることによってビット線のプリチャージを見かけ上かくし、アクセス時間とほぼ同等にまでサイクル時間を短くしている。
図19に示したDRAMでは、ポートAに対してはリードアンプ&ライトドライバ1103a、ポートBに対してはリードアンプ&ライトドライバ1103bというように各ポートに対してそれぞれリードアンプ&ライトドライバが設けられている。したがって、ビット幅が大きい仕様を要求された場合(例えば混載DRAMなどの場合)に、リードアンプ&ライトドライバを含む周辺回路の面積が大きくなる。
この発明は上記のような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、レイアウト面積を小さくすることができる半導体記憶装置を提供することである。
この発明に従うと、半導体記憶装置は、第1のメインアンプと、第1のトライステートバッファと、第1のラッチ回路とを備える。第1のメインアンプは、活性の第1のイネーブル信号に応答して活性化され、第1のメモリセルから読み出されたデータを増幅する。第1のトライステートバッファは、第1のイネーブル信号が活性のとき、第1のメインアンプによって増幅されたデータに応じて自身の出力ノードを駆動し、第1のイネーブル信号が不活性のとき、出力ノードをハイインピーダンス状態にする。第1のラッチ回路は、第1のトライステートバッファの出力ノードのデータをラッチし外部へ出力する。
上記半導体記憶装置では、第1のメインアンプが活性化されてから外部にデータが出力されるまでの間 第1のラッチ回路においてタイミング調整することなく高速にデータを出力することができる。
また、第1のイネーブル信号が不活性のとき第1のトライステートバッファは出力ノードをハイインピーダンス状態にするため、第1のラッチ回路によって保持されているデータの破壊を防ぐことができる。
好ましくは、上記半導体記憶装置はさらに、第2のラッチ回路と、スイッチとを備える。スイッチは、トライステートバッファの出力ノードと第2のラッチ回路との間に接続され、テストモードのときトライステートバッファの出力ノードと第2のラッチ回路とを接続状態にし、通常モードのときトライステートバッファの出力ノードと第2のラッチ回路とを非接続状態にする。
上記半導体記憶装置では、トライステートバッファの出力ノードと第2のラッチ回路との間にスイッチを設けたため、複数のノーマル出力を出力端でスイッチなどを使って電気的に束ねて1つのテスト出力として検査する場合に比べて出力バッファの負荷が小さくなり、出力データを受けるシステムへの信号の伝達を通常モードのときと同等にすることができる。
また、トライステートバッファの出力ノードと第2のラッチ回路との間にスイッチを設けたため、テストモードにおいて使用する第2のラッチ回路のタイミングを調整する必要がない。したがって、第1のメインアンプが活性化されてからタイミングレスで高速にテストデータが外部へ出力される
好ましくは、上記半導体記憶装置はさらに、第2のメインアンプと、第2のトライステートバッファと、第2のラッチ回路と、スイッチとを備える。第2のメインアンプは、活性の第2のイネーブル信号に応答して活性化され、第2のメモリセルから読み出されたデータを増幅する。第2のトライステートバッファは、第2のイネーブル信号が活性のとき、第2のメインアンプによって増幅されたデータに応じて自身の出力ノードを駆動し、第2のイネーブル信号が不活性のとき、出力ノードをハイインピーダンス状態にする。第2のラッチ回路は、第2のトライステートバッファの出力ノードのデータをラッチし外部へ出力する。スイッチは、第1のラッチ回路の出力ノードと第2のラッチ回路の出力ノードとの間に接続され、読み出しデータのビット幅に応じてオン/オフする。
上記半導体記憶装置では、第1のラッチ回路の出力ノードと第2のラッチ回路の出力ノードとの間にスイッチを設けたため、読み出しデータのビット幅を変更して使用する場合においても第1および第2のラッチ回路のタイミングを調整する必要がない。
好ましくは、上記半導体記憶装置は、第1および第2のラッチ回路のうち使用されないラッチ回路をラッチできないように制御する。
上記半導体記憶装置によれば、第1のラッチ回路と第2のラッチ回路との間でのデータの衝突を防ぐことができる。
この発明のもう1つの局面に従うと、半導体記憶装置は、メモリセルから読み出されたデータを出力端子へ出力する出力バッファを備える。出力バッファは、第1および第2のバッファを含む。第1のバッファは、メモリセルからの読み出しデータに応じて上記出力端子を駆動する。第2のバッファは、活性状態および不活性状態を有し、活性状態のとき、メモリセルからの読み出しデータに応じて上記出力端子を駆動する。
上記半導体記憶装置では、第2のバッファを活性化/不活性化することにより出力バッファの駆動能力を変えることができる。
好ましくは、上記第2のバッファは、メモリセルからの読み出しデータのビット幅に応じて活性化/非活性化される。
上記半導体記憶装置では、メモリセルからの読み出しデータのビット幅に応じて出力バッファの駆動能力を変えることができるため、ビット幅によるアクセス時間のばらつきを小さくすることができる。
好ましくは、上記第2のバッファは、メモリセルからの読み出しデータのビット幅を認識できる外部信号に応じて活性化/非活性化される。
好ましくは、上記第2のバッファの活性化/不活性化は、メモリセルからの読み出しデータのビット幅を表すフューズを活用することによって制御される。
好ましくは、上記半導体記憶装置はさらに検知回路を備える。検知回路は、上記半導体記憶装置の動作周波数を検知する。そして上記第2のバッファは、検知回路によって検知された動作周波数に応じて活性化/不活性化される。
上記半導体記憶装置では、動作周波数に応じて出力バッファの駆動能力を変えることができるため、消費電力を最適化することができる。
以上に説明したように、この発明による半導体記憶装置によれば第1のメインアンプが活性化されてから外部にデータが出力されるまでの間 第1のラッチ回路においてタイミング調整することなく高速にデータを出力することができる。
また、第1のイネーブル信号が不活性のとき第1のトライステートバッファは出力ノードをハイインピーダンス状態にするため、第1のラッチ回路によって保持されているデータの破壊を防ぐことができる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
(第1の実施形態)
<DRAMの全体構成>
図1は、この発明の第1の実施形態によるDRAMの全体構成を示すブロック図である。図1に示すDRAMは、クロックCLKに同期して動作するシンクロナスDRAMである。このDRAMは、メモリセルアレイMAai,MAbi(i=1〜n;nは正の整数)と、センスアンプアレイSAai,SAbi(i=1〜n;nは正の整数)と、行デコーダ10a,10bと、列デコーダ11a,11bと、ワード線ドライバWDai,WDbi(i=1〜n;nは正の整数)と、列選択回路CRai,CWai,CRbi,CWbi(i=1〜n;nは正の整数)と、読み出し用データ線対RDBと、書き込み用データ線対WDBと、データ線プリチャージ回路20R,20Wと、コマンドデコーダ21と、アドレスバッファ22と、制御回路23と、分周器24と、リードアンプ25と、ライトドライバ26と、入出力バッファ27とを備える。
メモリセルアレイおよびセンスアンプアレイは、(メモリセルアレイMAa1)−(センスアンプアレイSAa1)−(メモリセルアレイMAb1)−(センスアンプアレイSAb1)−(メモリセルアレイMAa2)−・・・の順に列方向に配置される。なお、説明を簡単にするため図1ではメモリセルアレイMAai,MAbi,MAa(i+1)およびセンスアンプアレイSAai,SAbiについてのみ示している。また、ワード線ドライバおよび列選択回路についてもワード線ドライバWDai,WDbiおよび列選択回路CRai,CWai,CRbi,CWbiについてのみ示している。
メモリセルアレイMAaiは、メモリセルMCai1−MCai4と、ワード線Wai1,Wai2,Wb(i−1)3,Wb(i−1)4と、ビット線Bai1,Bai2,/Bb(i−1)1,/Bb(i−1)2とを含む。メモリセルMCai1−MCai4は行および列に配置される。ワード線Wai1,Wai2,Wb(i−1)3,Wb(i−1)4は行に配置される。ワード線Wai1,Wb(i−1)3は、メモリセルMCai1,MCai3に対応して配置される。ワード線Wai2,Wb(i−1)4は、メモリセルMCai2,MCai4に対応して配置される。ビット線Bai1,Bai2,/Bb(i−1)1,/Bb(i−1)2は列に配置される。ビット線Bai1,/Bb(i−1)1は、メモリセルMCai1,MCai2に対応して配置される。ビット線Bai2,/Bb(i−1)2は、メモリセルMCai3,MCai4に対応して配置される。
メモリセルMCai1−MCai4の各々は、2つのトランジスタTa,Tbと1つのキャパシタCとを含む。メモリセルMCai1のトランジスタTaは、ビット線Bai1とキャパシタCとの間に接続され、ワード線Wai1の電圧をゲートに受ける。メモリセルMCai1のトランジスタTbは、ビット線/Bb(i−1)1とキャパシタCとの間に接続され、ワード線Wb(i−1)3の電圧をゲートに受ける。メモリセルMCai2−MCai4のトランジスタTaは、ビット線Bai1,Bai2,Bai2とキャパシタCとの間に接続され、ワード線Wai2,Wai1,Wai2の電圧をゲートに受ける。メモリセルMCai2−MCai4のトランジスタTbは、ビット線/Bb(i−1)1,/Bb(i−1)2,/Bb(i−1)2とキャパシタCとの間に接続され、ワード線Wb(i−1)4,Wb(i−1)3,Wb(i−1)4の電圧をゲートに受ける。
メモリセルアレイMAbiは、メモリセルMCbi1−MCbi4と、ワード線Wai3,Wai4,Wbi1,Wbi2と、ビット線/Bai1,/Bai2,Bbi1,Bbi2とを含む。メモリセルMCbi1−MCbi4は行および列に配置される。ワード線Wai3,Wai4,Wbi1,Wbi2は行に配置される。ワード線Wai3,Wbi1は、メモリセルMCbi1,MCbi3に対応して配置される。ワード線Wai4,Wbi2は、メモリセルMCbi2,MCbi4に対応して配置される。ビット線/Bai1,/Bai2,Bbi1,Bbi2は列に配置される。ビット線/Bai1,Bbi1は、メモリセルMCbi1,MCbi2に対応して配置される。ビット線/Bai2,Bbi2は、メモリセルMCbi3,MCbi4に対応して配置される。
メモリセルMCbi1−MCbi4の各々は、2つのトランジスタTa,Tbと1つのキャパシタCとを含む。メモリセルMCbi1−MCbi4のトランジスタTaは、ビット線/Bai1,/Bai1,/Bai2,/Bai2とキャパシタCとの間に接続され、ワード線Wai3,Wai4,Wai3,Wai4の電圧をゲートに受ける。メモリセルMCbi1−MCbi4のトランジスタTbは、ビット線Bbi1,Bbi1,Bbi2,Bbi2とキャパシタCとの間に接続され、ワード線Wbi1,Wbi2,Wbi1,Wbi2の電圧をゲートに受ける。
コマンドデコーダ21は、外部から入力されるコマンドをクロックCLKに同期して取り込み、これに応じたコマンド信号CMDを出力する。
アドレスバッファ22は、外部から入力されるアドレスをクロックCLKに同期して取り込み、これに応じた行アドレス信号RAD,列アドレス信号CADを出力する。
制御回路23は、コマンドデコーダ21からのコマンド信号CMDおよびアドレスバッファ22からの列アドレス信号CADに応答してイネーブル信号WE,REを活性化する。具体的には制御回路23は、コマンド信号CMDが「読み出し」を示すときはイネーブル信号REを活性化し、コマンド信号CMDが「書き込み」を示すときはイネーブル信号WEを活性化する。
分周器24は、アドレスバッファ22からの行アドレス信号RADおよび列アドレス信号CADを受け、クロックCLKの2倍の周期で行アドレス信号RADa,RADbおよび列アドレス信号CADa,CADbとして出力する。具体的には図2に示すように、アドレスバッファ22から分周器24へ行アドレス信号RAD(RA1−RA4)がクロックCLKに同期して与えられる。分周器24は、クロックCLKの2倍の周期のクロックCLKaに同期して行アドレス信号RAD(RA1,RA3)を取り込み、これを行アドレス信号RADa(RA1,RA3)として出力する。また分周器24は、クロックCLKaと相補のクロックCLKbに同期して行アドレス信号RAD(RA2,RA4)を取り込み、これを行アドレス信号RADb(RA2,RA4)として出力する。列アドレス信号CAD,CADa,CADbについても同様である。
行デコーダ10aは、分周器24からの行アドレス信号RADaに応答して、ワード線ドライバWDa1−WDanのうち当該行アドレス信号RADaに対応するワード線ドライバWDaiに行アドレス信号RADaiを与える。
行デコーダ10bは、分周器24からの行アドレス信号RADbに応答して、ワード線ドライバWDb1−WDbnのうち当該行アドレス信号RADbに対応するワード線ドライバWDbiに行アドレス信号RADbiを与える。
ワード線ドライバWDaiは、メモリセルアレイMAaiおよびMAbiに対応して設けられる。ワード線ドライバWDaiは、行デコーダ10aからの行アドレス信号RADaiに応答して、対応するワード線Wai1,Wai2,Wai3,Wai4を活性化する。
ワード線ドライバWDbiは、メモリセルアレイMAbiおよびMAa(i+1)に対応して設けられる。ワードドライバWDbiは、行デコーダ10bからの行アドレス信号RADbiに応答して、対応するワード線Wbi1,Wbi2,Wbi3,Wbi4を活性化する。
列デコーダ11aは、分周器24からの列アドレス信号CADaに応答して、列選択回路(CRa1,CWa1)−(CRan,CWan)のうち当該列アドレス信号CADaに対応する列選択回路(CRai,CWai)に列アドレス信号CADaiを与える。
列デコーダ11bは、分周器24からの列アドレス信号CADbに応答して、列選択回路(CRb1,CWb1)−(CRbn,CWbn)のうち当該列アドレス信号CADbに対応する列選択回路(CRbi,CWbi)に列アドレス信号CADbiを与える。
列選択回路CRai,CWaiは、コマンドデコーダ21からのコマンド信号CMDおよび列デコーダ11aからの列アドレス信号CADaiに応答して、対応する列選択信号Rai1,Rai2,Wai1,Wai2を活性化する。具体的には、列選択回路CRaiは、コマンドデコーダ21からのコマンド信号CMDが「読み出し」を示すとき、列選択信号Rai1,Rai2のうち列アドレス信号CADaiに対応する信号を活性化する。列選択回路CWaiは、コマンドデコーダ21からのコマンド信号CMDが「書き込み」を示すとき、列選択信号Wai1,Wai2のうち列アドレス信号CADaiに対応する信号を活性化する。
列選択回路CRbi,CWbiは、コマンドデコーダ21からのコマンド信号CMDおよび列デコーダ11bからの列アドレス信号CADbiに応答して、対応する列選択信号Rbi1,Rbi2,Wbi1,Wbi2を活性化する。具体的には、列選択回路CRbiは、コマンドデコーダ21からのコマンド信号CMDが「読み出し」を示すとき、列選択信号Rbi1,Rbi2のうち列アドレス信号CADbiに対応する信号を活性化する。列選択回路CWbiは、コマンドデコーダ21からのコマンド信号CMDが「書き込み」を示すとき、列選択信号Wbi1,Wbi2のうち列アドレス信号CADbiに対応する信号を活性化する。
センスアンプアレイSAaiは、センスアンプ12ai,13aiと、ビット線プリチャージ回路18ai,19aiと、列選択スイッチ14ai−17aiとを含む。
センスアンプ12aiは、センスアンプ活性化信号SEaに応答して活性化され、メモリセルMCai1,MCai2,MCbi1,MCbi2からビット線対(Bai1,/Bai1)に読み出されたデータ信号を増幅する。センスアンプ13aiは、センスアンプ活性化信号SEaに応答して活性化され、メモリセルMCai3,MCai4,MCbi3,MCbi4からビット線対(Bai2,/Bai2)に読み出されたデータ信号を増幅する。
ビット線プリチャージ回路18ai,19aiは、プリチャージ信号EQaに応答して活性化され、ビット線対(Bai1,/Bai1),(Bai2,/Bai2)をプリチャージする。
列選択スイッチ14aiは、列選択回路CRaiからの列選択信号Rai1に応答してビット線対(Bai1,/Bai1)と読み出し用データ線対RDBとを接続/非接続にする。列選択スイッチ15aiは、列選択回路CRaiからの列選択信号Rai2に応答してビット線対(Bai2,/Bai2)と読み出し用データ線対RDBとを接続/非接続にする。列選択スイッチ16aiは、列選択回路CWaiからの列選択信号Wai1に応答してビット線対(Bai1,/Bai1)と書き込み用データ線対WDBとを接続/非接続にする。列選択スイッチ17aiは、列選択回路CWaiからの列選択信号Wai2に応答してビット線対(Bai2,/Bai2)と書き込み用データ線対WDBとを接続/非接続にする。
センスアンプアレイSAbiは、センスアンプ12bi,13biと、ビット線プリチャージ回路18bi,19biと、列選択スイッチ14bi−17biとを含む。
センスアンプ12biは、センスアンプ活性化信号SEbに応答して活性化され、メモリセルMCbi1,MCbi2,MCa(i+1)1,MCa(i+1)2からビット線対(Bbi1,/Bbi1)に読み出されたデータ信号を増幅する。センスアンプ13biは、センスアンプ活性化信号SEbに応答して活性化され、メモリセルMCbi3,MCbi4,MCa(i+1)3,MCa(i+1)4からビット線対(Bbi2,/Bbi2)に読み出されたデータ信号を増幅する。
ビット線プリチャージ回路18bi,19biは、プリチャージ信号EQbに応答して活性化され、ビット線対(Bbi1,/Bbi1),(Bbi2,/Bbi2)をプリチャージする。
列選択スイッチ14biは、列選択回路CRbiからの列選択信号Rbi1に応答してビット線対(Bbi1,/Bbi1)と読み出し用データ線対RDBとを接続/非接続にする。列選択スイッチ15biは、列選択回路CRbiからの列選択信号Rbi2に応答してビット線対(Bbi2,/Bbi2)と読み出し用データ線対RDBとを接続/非接続にする。列選択スイッチ16biは、列選択回路CWbiからの列選択信号Wbi1に応答してビット線対(Bbi1,/Bbi1)と書き込み用データ線対WDBとを接続/非接続にする。列選択スイッチ17biは、列選択回路CWbiからの列選択信号Wbi2に応答してビット線対(Bbi2,/Bbi2)と書き込み用データ線対WDBとを接続/非接続にする。
データ線プリチャージ回路20Rは、読み出し用データ線対RDBをプリチャージする。データ線プリチャージ回路20Wは、書き込み用データ線対WDBをプリチャージする。
リードアンプ25は、読み出し用データ線対RDBと入出力バッファ27との間に設けられる。リードアンプ25は、制御回路23からの活性のイネーブル信号REに応答して活性化し、読み出し用データ線対RDBからのデータ信号をクロックCLKに同期して増幅し入出力バッファ27に転送する。
ライトドライバ26は、入出力バッファ27と書き込み用データ線対WDBとの間に設けられる。ライトドライバ26は、制御回路23からの活性のイネーブル信号WEに応答して活性化し、入出力バッファ27からのデータ信号をクロックCLKに同期して増幅し書き込み用データ線対WDBに転送する。
入出力バッファ27は、リードアンプ25からのデータ信号をクロックCLKに同期して外部へ出力しかつ外部からのデータ信号をクロックCLKに同期してライトドライバ26へ出力する。
<読み出し動作>
次に、以上のように構成されたDRAMの読み出し動作(READ)について図3を参照しつつ説明する。
周知のとおり、図1に示したDRAMのように2つのトランジスタTa,Tbと1つのキャパシタCとを含むメモリセルを備えたDRAMではアクセス時間とサイクル時間とをほぼ同等にできるためクロックCLKの1サイクルごとに外部からコマンドを入力することが可能となる。
まず時刻Aにおいて、読み出しコマンド(READ)がコマンドデコーダ21に与えられ、アクセスすべきメモリセル(ここではMCai1とする。)に対応するアドレスがアドレスバッファ22に与えられる。コマンドデコーダ21は、クロックCLKの立ち上がりのタイミングで読み出しコマンドを取り込み、「読み出し」を示すコマンド信号CMDを出力する。アドレスバッファ22は、クロックCLKの立ち上がりのタイミングでアドレスを取り込み、メモリセルMCai1に対応する行アドレス信号RADおよび列アドレス信号CADを出力する。これに応答して分周器24は、メモリセルMCai1に対応する行アドレス信号RADaを行デコーダ10aに与え、列アドレス信号CADaを列デコーダ11aに与える。行デコーダ10aは、メモリセルMCai1に対応する行アドレス信号RADaiをワード線ドライバWDaiに与える。列デコーダ11aは、メモリセルMCai1に対応する列アドレス信号CADaiを列選択回路CRai,CWaiに与える。そしてワード線Wai1がワード線ドライバWDaiによって活性化される。これによりメモリセルMCai1のトランジスタTaがオンになり、メモリセルMCai1からビット線Bai1にデータが読み出される。センスアンプ活性化信号SEaが活性化され、ビット線対(Bai1,/Bai1)の電位差がセンスアンプ12aiによって増幅される。
一方、時刻Aから時刻Bまでの期間 活性のプリチャージ信号EQbがビット線プリチャージ回路18bi,19biに与えられ、ビット線対(Bbi1,/Bbi1),(Bbi2,/Bbi2)がプリチャージされる。
次いで時刻Bにおいて、メモリセルMCai1に対応する列選択信号Rai1が列選択回路CRaiによって活性化され、列選択スイッチ14aiがオンになる。これにより、ビット線対(Bai1,/Bai1)と読み出し用データ線対RDBとが接続される。また、活性のイネーブル信号REがリードアンプ25に与えられる。これにより、ビット線対(Bai1,/Bai1)の電位差が読み出し用データ線対RDBに転送され、リードアンプ25によって増幅されて入出力バッファ27へ送られる。入出力バッファ27への転送後、イネーブル信号RE,列選択信号Rai1およびセンスアンプ活性化信号SEaが不活性化される。そしてデータ線プリチャージ回路20Rによって読み出し用データ線対RDBがプリチャージされる。また、活性のプリチャージ信号EQaがビット線プリチャージ回路18ai,19aiに与えられ、ビット線対(Bai1,/Bai1),(Bai2,/Bai2)がプリチャージされる。
一方、時刻Bにおいてプリチャージ信号EQbが不活性化され、ビット線プリチャージ回路18bi,19biによるビット線対(Bbi1,/Bbi1),(Bbi2,/Bbi2)のプリチャージが終了する。そして、読み出しコマンド(READ)がコマンドデコーダ21に与えられ、アクセスすべきメモリセル(ここではMCbi1とする。)に対応するアドレスがアドレスバッファ22に与えられる。コマンドデコーダ21は、クロックCLKの立ち上がりのタイミングで読み出しコマンドを取り込み、「読み出し」を示すコマンド信号CMDを出力する。アドレスバッファ22は、クロックCLKの立ち上がりのタイミングでアドレスを取り込み、メモリセルMCbi1に対応する行アドレス信号RADおよび列アドレス信号CADを出力する。これに応答して分周器24は、メモリセルMCbi1に対応する行アドレス信号RADbを行デコーダ10bに与え、列アドレス信号CADbを列デコーダ11bに与える。行デコーダ10bは、メモリセルMCbi1に対応する行アドレス信号RADbiをワード線ドライバWDbiに与える。列デコーダ11bは、メモリセルMCbi1に対応する列アドレス信号CADbiを列選択回路CRbi,CWbiに与える。そしてワード線Wbi1がワード線ドライバWDbiによって活性化される。これによりメモリセルMCbi1のトランジスタTbがオンになり、メモリセルMCbi1からビット線Bbi1にデータが読み出される。センスアンプ活性化信号SEbが活性化され、ビット線対(Bbi1,/Bbi1)の電位差がセンスアンプ12biによって増幅される。
次いで時刻Cにおいて、メモリセルMCai1から読み出されたデータDQ1が入出力バッファ27によって外部へ出力される。
また、メモリセルMCbi1に対応する列選択信号Rbi1が列選択回路CRbiによって活性化され、列選択スイッチ14biがオンになる。これにより、ビット線対(Bbi1,/Bbi1)と読み出し用データ線対RDBとが接続される。また、活性のイネーブル信号REが制御回路23からリードアンプ25に与えられる。これにより、ビット線対(Bbi1,/Bbi1)の電位差が読み出し用データ線対RDBに転送され、リードアンプ25によって増幅されて入出力バッファ27へ送られる。入出力バッファ27への転送後、イネーブル信号RE,列選択信号Rbi1およびセンスアンプ活性化信号SEbが不活性化される。そしてデータ線プリチャージ回路20Rによって読み出し用データ線対RDBがプリチャージされる。また、活性のプリチャージ信号EQbがビット線プリチャージ回路18bi,19biに与えられ、ビット線対(Bbi1,/Bbi1),(Bbi2,/Bbi2)がプリチャージされる。
一方、プリチャージ信号EQaが不活性化され、ビット線プリチャージ回路18ai,19aiによるビット線対(Bai1,/Bai1),(Bai2,/Bai2)のプリチャージが終了する。そして、読み出しコマンド(READ)がコマンドデコーダ21に与えられ、アクセスすべきメモリセル(ここではMCai1とする。)に対応するアドレスがアドレスバッファ22に与えられる。コマンドデコーダ21は、クロックCLKの立ち上がりのタイミングで読み出しコマンドを取り込み、「読み出し」を示すコマンド信号CMDを出力する。アドレスバッファ22は、クロックCLKの立ち上がりのタイミングでアドレスを取り込み、メモリセルMCai1に対応する行アドレス信号RADおよび列アドレス信号CADを出力する。これに応答して分周器24は、メモリセルMCai1に対応する行アドレス信号RADaを行デコーダ10aに与え、列アドレス信号CADaを列デコーダ11aに与える。行デコーダ10aは、メモリセルMCai1に対応する行アドレス信号RADaiをワード線ドライバWDaiに与える。列デコーダ11aは、メモリセルMCai1に対応する列アドレス信号CADaiを列選択回路CRai,CWaiに与える。そしてワード線Wai1がワード線ドライバWDaiによって活性化される。これによりメモリセルMCai1のトランジスタTaがオンになり、メモリセルMCai1からビット線Bai1にデータが読み出される。センスアンプ活性化信号SEaが活性化され、ビット線対(Bai1,/Bai1)の電位差がセンスアンプ12aiによって増幅される。
次いで時刻Dにおいて、メモリセルMCbi1から読み出されたデータDQ2が入出力バッファ27によって外部へ出力される。
また、メモリセルMCai1に対応する列選択信号Rai1が列選択回路CRaiによって活性化され、列選択スイッチ14aiがオンになる。これにより、ビット線対(Bai1,/Bai1)と読み出し用データ線対RDBとが接続される。また、活性のイネーブル信号REが制御回路23からリードアンプ25に与えられる。これにより、ビット線対(Bai1,/Bai1)の電位差が読み出し用データ線対RDBに転送され、リードアンプ25によって増幅されて入出力バッファ27へ送られる。入出力バッファ27への転送後、イネーブル信号RE,列選択信号Rai1およびセンスアンプ活性化信号SEaが不活性化される。そしてデータ線プリチャージ回路20Rによって読み出し用データ線対RDBがプリチャージされる。また、活性のプリチャージ信号EQaがビット線プリチャージ回路18ai,19aiに与えられ、ビット線対(Bai1,/Bai1),(Bai2,/Bai2)がプリチャージされる。
次いで時刻Eにおいて、メモリセルMCai1から読み出されたデータDQ3が入出力バッファ27によって外部へ出力される。
以上のように、図1に示したDRAMでは、[アクセスすべきメモリセルのトランジスタTa]−[当該トランジスタTaに対応するビット線対(Bai1,/Bai1),(Bai2,/Bai2)]−[当該ビット線対に対応する列選択スイッチ14ai,15ai]−[読み出し用データ線対RDB]の経路によって形成されるポートAと、[アクセスすべきメモリセルのトランジスタTb]−[当該トランジスタTbに対応するビット線対(Bbi1,/Bbi1),(Bbi2,/Bbi2)]−[当該ビット線対に対応する列選択スイッチ14bi,15bi]−[読み出し用データ線対RDB]の経路によって形成されるポートBとをクロックCLKの2周期でインターリーブ動作させる。そして、リードアンプ25は、ビット線対から読み出し用データ線対RDBに転送されたデータをクロックCLKの1周期で増幅して入出力バッファ27へ出力し、入出力バッファ27は、リードアンプ25からのデータをクロックCLKの1周期で外部へ出力する。すなわちリードアンプ25および入出力バッファ27はインターリーブ動作させない。このように内部の2つのポートをインターリーブ動作させることによってビット線のプリチャージを見かけ上かくし、アクセス時間とほぼ同等にまでサイクル時間を短くしている。
なお、ここでは読み出し動作について詳しく説明したけれども、書き込み動作のときにも同様に、入出力バッファ27は、外部からのデータをクロックCLKの1周期でライトドライバ26へ転送し、ライトドライバ26は、入出力バッファ27からのデータを増幅してクロックCLKの1周期で書き込み用データ線対WDBに転送する。すなわち、入出力バッファ27およびライトドライバ26はインターリーブ動作させない。そして、[アクセスすべきメモリセルのトランジスタTa]−[当該トランジスタTaに対応するビット線対(Bai1,/Bai1),(Bai2,/Bai2)]−[当該ビット線対に対応する列選択スイッチ16ai,17ai]−[書き込み用データ線対WDB]の経路によって形成されるポートAと、[アクセスすべきメモリセルのトランジスタTb]−[当該トランジスタTbに対応するビット線対(Bbi1,/Bbi1),(Bbi2,/Bbi2)]−[当該ビット線対に対応する列選択スイッチ16bi,17bi]−[書き込み用データ線対WDB]の経路によって形成されるポートBとをクロックCLKの2周期でインターリーブ動作させる。
<効果>
この発明の第1の実施形態によるDRAMでは、ポートAとポートBとに共通のリードアンプ25およびライトドライバ26を設けたため、ポートAおよびポートBのそれぞれに対してリードアンプおよびライトドライバを設けた場合に比べると回路のレイアウト面積を小さくすることができる。
また、メモリセルから読み出したデータをリードアンプ25に転送するための読み出し専用のデータ線対RDBと、ライトドライバ26からの書き込みデータをメモリセルへ転送するための書き込み専用のデータ線対WDBとを設けたため、データ線対RDBに対しては読み出し用の制御を行うだけでよく、データ線対WDBに対しては書き込み用の制御を行うだけでよい。これにより、1つのデータ線対に対して読み出し用の制御および書き込み用の制御の両方を行う場合に比べてデータ線対RDB,WDBに対する制御およびタイミングの設計を容易に行うことができる。
<なお書き>
なお、ここでは同期型のDRAMについて説明したけれどもこれに代えて非同期型のDRAMとした場合にも同様の効果が得られる。
また、ここでは双対方式のデータ線対RDB,WDBを用いたけれどもこれに代えて単一方式のデータ線を用いてもよい。これによりデータ線のプリチャージを考慮する必要がなくなるため、より高速設計が可能となる。
(第2の実施形態)
<DRAMの全体構成>
図4は、この発明の第2の実施形態によるDRAMの全体構成を示すブロック図である。図4に示すDRAMは、クロックCLKに同期して動作するシンクロナスDRAMである。このDRAMは、メモリセルアレイMAai,MAbi(i=1〜n;nは正の整数)と、センスアンプアレイSAai,SAbi(i=1〜n;nは正の整数)と、行デコーダ10a,10bと、列デコーダ11a,11bと、ワード線ドライバWDai,WDbi(i=1〜n;nは正の整数)と、列選択回路CRai,CWai,CRbi,CWbi(i=1〜n;nは正の整数)と、データ線対DBa,DBb,RDB,WDBと、制御回路23,40−43と、トランスファゲート50−53と、データ線プリチャージ回路20R,20Wと、コマンドデコーダ21と、アドレスバッファ22と、分周器24と、リードアンプ25と、ライトドライバ26と、入出力バッファ27とを備える。
メモリセルアレイおよびセンスアンプアレイは、(メモリセルアレイMAa1)−(センスアンプアレイSAa1)−(メモリセルアレイMAb1)−(センスアンプアレイSAb1)−(メモリセルアレイMAa2)−・・・の順に列方向に配置される。なお、説明を簡単にするため図4ではメモリセルアレイMAai,MAbi,MAa(i+1)およびセンスアンプアレイSAai,SAbiについてのみ示している。また、ワード線ドライバおよび列選択回路についてもワード線ドライバWDai,WDbiおよび列選択回路CRai,CWai,CRbi,CWbiについてのみ示している。
センスアンプアレイSAaiは、センスアンプ12ai,13aiと、ビット線プリチャージ回路18ai,19aiと、列選択スイッチ44ai−47aiとを含む。
列選択スイッチ44ai,45aiは、列選択回路CRaiからの列選択信号Rai1,Rai2に応答してビット線対(Bai1,/Bai1),(Bai2,/Bai2)とデータ線対DBaとを接続/非接続にする。
列選択スイッチ46ai,47aiは、列選択回路CWaiからの列選択信号Wai1,Wai2に応答してビット線対(Bai1,/Bai1),(Bai2,/Bai2)とデータ線対DBaとを接続/非接続にする。
センスアンプアレイSAbiは、センスアンプ12bi,13biと、ビット線プリチャージ回路18bi,19biと、列選択スイッチ44bi−47biとを含む。
列選択スイッチ44bi,45biは、列選択回路CRbiからの列選択信号Rbi1,Rbi2に応答してビット線対(Bbi1,/Bbi1),(Bbi2,/Bbi2)とデータ線対DBbとを接続/非接続にする。
列選択スイッチ46bi,47biは、列選択回路CWbiからの列選択信号Wbi1,Wbi2に応答してビット線対(Bbi1,/Bbi1),(Bbi2,/Bbi2)とデータ線対DBbとを接続/非接続にする。
制御回路40−43は、コマンドデコーダ21からのコマンド信号CMDおよび分周器24からの列アドレス信号CADa,CADbに応答して切り替え信号SW40−SW43を出力する。具体的には制御回路40は、コマンド信号CMDが「読み出し」を示すとき、列アドレス信号CADaの切り替わりに応答して所定期間(クロックCLKの1周期以内の期間)活性の切り替え信号SW40を出力する。それ以外のとき制御回路40は不活性の切り替え信号SW40を出力する。制御回路41は、コマンド信号CMDが「読み出し」を示すとき、列アドレス信号CADbの切り替わりに応答して所定期間(クロックCLKの1周期以内の期間)活性の切り替え信号SW41を出力する。それ以外のとき制御回路41は不活性の切り替え信号SW41を出力する。制御回路42は、コマンド信号CMDが「書き込み」を示すとき、列アドレス信号CADaの切り替わりに応答して所定期間(クロックCLKの1周期以内の期間)活性の切り替え信号SW42を出力する。それ以外のとき制御回路42は不活性の切り替え信号SW42を出力する。制御回路43は、コマンド信号CMDが「書き込み」を示すとき、列アドレス信号CADbの切り替わりに応答して所定期間(クロックCLKの1周期以内の期間)活性の切り替え信号SW43を出力する。それ以外のとき制御回路43は不活性の切り替え信号SW43を出力する。
トランスファゲート50は、制御回路40からの活性の切り替え信号SW40に応答してデータ線対DBaとデータ線対RDBとを接続し、不活性の切り替え信号SW40に応答してデータ線対DBaとデータ線対RDBとを非接続にする。トランスファゲート51は、制御回路41からの活性の切り替え信号SW41に応答してデータ線対DBbとデータ線対RDBとを接続し、不活性の切り替え信号SW41に応答してデータ線対DBbとデータ線対RDBとを非接続にする。トランスファゲート52は、制御回路42からの活性の切り替え信号SW42に応答してデータ線対DBaとデータ線対WDBとを接続し、不活性の切り替え信号SW42に応答してデータ線対DBaとデータ線対WDBとを非接続にする。トランスファゲート53は、制御回路43からの活性の切り替え信号SW43に応答してデータ線対DBbとデータ線対WDBとを接続し、不活性の切り替え信号SW43に応答してデータ線対DBbとデータ線対WDBとを非接続にする。
データ線対DBa,DBbはメモリセルアレイMAai,MAbi上に配線され、データ線対RDB,WDBは周辺回路上に配線される。
<読み出し動作>
次に、以上のように構成されたDRAMの読み出し動作(READ)について図5を参照しつつ説明する。
まず時刻Aにおいて、読み出しコマンド(READ)がコマンドデコーダ21に与えられ、アクセスすべきメモリセル(ここではMCai1とする。)に対応するアドレスがアドレスバッファ22に与えられる。コマンドデコーダ21は、クロックCLKの立ち上がりのタイミングで読み出しコマンドを取り込み、「読み出し」を示すコマンド信号CMDを出力する。アドレスバッファ22は、クロックCLKの立ち上がりのタイミングでアドレスを取り込み、メモリセルMCai1に対応する行アドレス信号RADおよび列アドレス信号CADを出力する。これに応答して分周器24は、メモリセルMCai1に対応する行アドレス信号RADaを行デコーダ10aに与え、列アドレス信号CADaを列デコーダ11aに与える。行デコーダ10aは、メモリセルMCai1に対応する行アドレス信号RADaiをワード線ドライバWDaiに与える。列デコーダ11aは、メモリセルMCai1に対応する列アドレス信号CADaiを列選択回路CRai,CWaiに与える。そしてワード線Wai1がワード線ドライバWDaiによって活性化される。これによりメモリセルMCai1のトランジスタTaがオンになり、メモリセルMCai1からビット線Bai1にデータが読み出される。センスアンプ活性化信号SEaが活性化され、ビット線対(Bai1,/Bai1)の電位差がセンスアンプ12aiによって増幅される。
一方、時刻Aから時刻Bまでの期間 活性のプリチャージ信号EQbがビット線プリチャージ回路18bi,19biに与えられ、ビット線対(Bbi1,/Bbi1),(Bbi2,/Bbi2)がプリチャージされる。
次いで時刻Bにおいて、メモリセルMCai1に対応する列選択信号Rai1が列選択回路CRaiによって活性化され、列選択スイッチ44aiがオンになる。これにより、ビット線対(Bai1,/Bai1)とデータ線対DBaとが接続される。また、活性の切り替え信号SW40がトランスファゲート50に与えられ、データ線対DBaとデータ線対RDBとが接続される。また、活性のイネーブル信号REがリードアンプ25に与えられる。これにより、ビット線対(Bai1,/Bai1)の電位差がデータ線対DBa,RDBに転送され、リードアンプ25によって増幅されて入出力バッファ27へ送られる。入出力バッファ27への転送後、切り替え信号SW40が不活性化され、データ線対DBaとデータ線対RDBとが非接続にされ、データ線対RDBがプリチャージされる。また、イネーブル信号RE,列選択信号Rai1およびセンスアンプ活性化信号SEaが不活性化される。そして、活性のプリチャージ信号EQaがビット線プリチャージ回路18ai,19aiに与えられ、ビット線対(Bai1,/Bai1),(Bai2,/Bai2)がプリチャージされる。
一方、時刻Bにおいてプリチャージ信号EQbが不活性化され、ビット線プリチャージ回路18bi,19biによるビット線対(Bbi1,/Bbi1),(Bbi2,/Bbi2)のプリチャージが終了する。そして、読み出しコマンド(READ)がコマンドデコーダ21に与えられ、アクセスすべきメモリセル(ここではMCbi1とする。)に対応するアドレスがアドレスバッファ22に与えられる。コマンドデコーダ21は、クロックCLKの立ち上がりのタイミングで読み出しコマンドを取り込み、「読み出し」を示すコマンド信号CMDを出力する。アドレスバッファ22は、クロックCLKの立ち上がりのタイミングでアドレスを取り込み、メモリセルMCbi1に対応する行アドレス信号RADおよび列アドレス信号CADを出力する。これに応答して分周器24は、メモリセルMCbi1に対応する行アドレス信号RADbを行デコーダ10bに与え、列アドレス信号CADbを列デコーダ11bに与える。行デコーダ10bは、メモリセルMCbi1に対応する行アドレス信号RADbiをワード線ドライバWDbiに与える。列デコーダ11bは、メモリセルMCbi1に対応する列アドレス信号CADbiを列選択回路CRbi,CWbiに与える。そしてワード線Wbi1がワード線ドライバWDbiによって活性化される。これによりメモリセルMCbi1のトランジスタTbがオンになり、メモリセルMCbi1からビット線Bbi1にデータが読み出される。センスアンプ活性化信号SEbが活性化され、ビット線対(Bbi1,/Bbi1)の電位差がセンスアンプ12biによって増幅される。
次いで時刻Cにおいて、メモリセルMCai1から読み出されたデータDQ1が入出力バッファ27によって外部へ出力される。
また、データ線プリチャージ回路20Rが活性化され、時刻Dまでの間にデータ線対DBaがプリチャージされる。
また、メモリセルMCbi1に対応する列選択信号Rbi1が列選択回路CRbiによって活性化され、列選択スイッチ44biがオンになる。これにより、ビット線対(Bbi1,/Bbi1)とデータ線対DBbとが接続される。また、活性の切り替え信号SW41がトランスファゲート51に与えられ、データ線対DBbとデータ線対RDBとが接続される。また、活性のイネーブル信号REがリードアンプ25に与えられる。これにより、ビット線対(Bbi1,/Bbi1)の電位差がデータ線対DBb,RDBに転送され、リードアンプ25によって増幅されて入出力バッファ27へ送られる。入出力バッファ27への転送後、切り替え信号SW41が不活性化され、データ線対DBbとデータ線対RDBとが非接続にされ、データ線対RDBがプリチャージされる。また、イネーブル信号RE,列選択信号Rbi1およびセンスアンプ活性化信号SEbが不活性化される。そして、活性のプリチャージ信号EQbがビット線プリチャージ回路18bi,19biに与えられ、ビット線対(Bbi1,/Bbi1),(Bbi2,/Bbi2)がプリチャージされる。
一方、時刻Cにおいてプリチャージ信号EQaが不活性化され、ビット線プリチャージ回路18ai,19aiによるビット線対(Bai1,/Bai1),(Bai2,/Bai2)のプリチャージが終了する。そして、読み出しコマンド(READ)がコマンドデコーダ21に与えられ、アクセスすべきメモリセル(ここではMCai1とする。)に対応するアドレスがアドレスバッファ22に与えられる。コマンドデコーダ21は、クロックCLKの立ち上がりのタイミングで読み出しコマンドを取り込み、「読み出し」を示すコマンド信号CMDを出力する。アドレスバッファ22は、クロックCLKの立ち上がりのタイミングでアドレスを取り込み、メモリセルMCai1に対応する行アドレス信号RADおよび列アドレス信号CADを出力する。これに応答して分周器24は、メモリセルMCai1に対応する行アドレス信号RADaを行デコーダ10aに与え、列アドレス信号CADaを列デコーダ11aに与える。行デコーダ10aは、メモリセルMCai1に対応する行アドレス信号RADaiをワード線ドライバWDaiに与える。列デコーダ11aは、メモリセルMCai1に対応する列アドレス信号CADaiを列選択回路CRai,CWaiに与える。そしてワード線Wai1がワード線ドライバWDaiによって活性化される。これによりメモリセルMCai1のトランジスタTaがオンになり、メモリセルMCai1からビット線Bai1にデータが読み出される。センスアンプ活性化信号SEaが活性化され、ビット線対(Bai1,/Bai1)の電位差がセンスアンプ12aiによって増幅される。
次いで時刻Dにおいて、メモリセルMCbi1から読み出されたデータDQ2が入出力バッファ27によって外部へ出力される。
また、データ線プリチャージ回路20Wが活性化され、時刻Eまでの間にデータ線対DBbがプリチャージされる。
また、メモリセルMCai1に対応する列選択信号Rai1が列選択回路CRaiによって活性化され、列選択スイッチ44aiがオンになる。これにより、ビット線対(Bai1,/Bai1)とデータ線対DBaとが接続される。また、活性の切り替え信号SW40がトランスファゲート50に与えられ、データ線対DBaとデータ線対RDBとが接続される。また、活性のイネーブル信号REがリードアンプ25に与えられる。これにより、ビット線対(Bai1,/Bai1)の電位差がデータ線対DBa,RDBに転送され、リードアンプ25によって増幅されて入出力バッファ27へ送られる。入出力バッファ27への転送後、切り替え信号SW40が不活性化され、データ線対DBaとデータ線対RDBとが非接続にされ、データ線対RDBがプリチャージされる。また、イネーブル信号RE,列選択信号Rai1およびセンスアンプ活性化信号SEaが不活性化される。そして、活性のプリチャージ信号EQaがビット線プリチャージ回路18ai,19aiに与えられ、ビット線対(Bai1,/Bai1),(Bai2,/Bai2)がプリチャージされる。
次いで時刻Eにおいて、メモリセルMCai1から読み出されたデータDQ3が入出力バッファ27によって外部へ出力される。また、データ線プリチャージ回路20Rが活性化され、データ線対DBaがプリチャージされる。
以上のように、図4に示したDRAMでは、[アクセスすべきメモリセルのトランジスタTa]−[当該トランジスタTaに対応するビット線対(Bai1,/Bai1),(Bai2,/Bai2)]−[当該ビット線対に対応する列選択スイッチ14ai,15ai]−[データ線対DBa]の経路によって形成されるポートAと、[アクセスすべきメモリセルのトランジスタTb]−[当該トランジスタTbに対応するビット線対(Bbi1,/Bbi1),(Bbi2,/Bbi2)]−[当該ビット線対に対応する列選択スイッチ14bi,15bi]−[データ線対DBb]の経路によって形成されるポートBとをクロックCLKの2周期でインターリーブ動作させる。そしてデータ線対DBa,DBbに転送されたデータは、トランスファゲート50,51によって、クロックCLKの1周期ごとに交互にデータ線対RDBに転送される。データ線対RDBに転送されたデータは、リードアンプ25によって、クロックCLKの1周期で増幅され入出力バッファ27へ出力される。入出力バッファ27は、リードアンプ25からのデータをクロックCLKの1周期で外部へ出力する。
なお、ここでは読み出し動作について詳しく説明したけれども、書き込み動作のときにも同様に、入出力バッファ27は、外部からのデータをクロックCLKの1周期でライトドライバ26へ転送し、ライトドライバ26は、入出力バッファ27からのデータを増幅してクロックCLKの1周期でデータ線対WDBに転送する。データ線対WDBに転送されたデータは、トランスファゲート52,53によって、クロックCLKの1周期ごとに交互にデータ線対DBa,DBbに転送される。そして、[アクセスすべきメモリセルのトランジスタTa]−[当該トランジスタTaに対応するビット線対(Bai1,/Bai1),(Bai2,/Bai2)]−[当該ビット線対に対応する列選択スイッチ16ai,17ai]−[データ線対DBa]の経路によって形成されるポートAと、[アクセスすべきメモリセルのトランジスタTb]−[当該トランジスタTbに対応するビット線対(Bbi1,/Bbi1),(Bbi2,/Bbi2)]−[当該ビット線対に対応する列選択スイッチ16bi,17bi]−[データ線対DBb]の経路によって形成されるポートBとをクロックCLKの2周期でインターリーブ動作させる。
<効果>
以上のように、この発明の第2の実施形態によるDRAMでは、トランスファゲート50−53と制御回路40−43とを設けたため、ポートAおよびBのそれぞれに対してリードアンプおよびライトドライバを設ける必要がない。すなわち、ポートAとポートBとに共通のリードアンプ25およびライトドライバ26を設ければよい。これにより、ポートAおよびポートBのそれぞれに対してリードアンプおよびライトドライバを設けた場合に比べると回路のレイアウト面積を小さくすることができる。
また、データ線対DBa,DBbにおけるデータ転送およびプリチャージをクロックCLKの2周期で行っている。そして、データ線対DBbがプリチャージされているときにはデータ線対DBaとデータ線対RDB,WDBとの間でデータ転送を行い、データ線対DBaがプリチャージされているときにはデータ線対DBbとデータ線対RDB,WDBとの間でデータ転送を行う。これにより、データ線対DBa,DBbのプリチャージを見かけ上かくすことができる。
また、メモリセルアレイ上に配線される比較的負荷の重いデータ線対DBa,DBbにおけるデータ転送およびプリチャージをクロックCLKの2倍の周期で行い、周辺回路上に配線される比較的負荷の軽いデータ線対RDB,WDBにおけるデータ転送およびプリチャージをクロックCLKの1周期で行うため、図1に示したDRAMと比べると、データ転送にマージンを持たせた設計を実現することができる。
(第3の実施形態)
<全体構成>
図6は、この発明の第3の実施形態によるDRAMの全体構成を示すブロック図である。図6に示すDRAMは、メモリセルMC61−MC68と、ワード線WL1,WL2と、ビット線BL1−BL4,/BL1−/BL4と、センスアンプS61−S64と、NチャネルMOSトランジスタT61−T68,T71−T78と、ライトドライバ60と、列アドレスデコーダ61と、コマンドデコーダ62と、列選択回路63,64と、ビット線プリチャージ回路65と、センスアンプドライバ66と、データ線対(DL,/DL)と、データ線プリチャージ回路67とを備える。
メモリセルMC61−MC68は行および列に配置される。ワード線WL1,WL2は行に配置される。ワード線WL1はメモリセルMC61−MC64に対応して配置される。ワード線WL2はメモリセルMC65−MC68に対応して配置される。ビット線BL1−BL4,/BL1−/BL4は列に配置される。ビット線BL1−BL4はメモリセルMC61−MC64に対応して配置される。ビット線/BL1−/BL4はメモリセルMC65−MC68に対応して配置される。
NチャネルMOSトランジスタT61−T64は、データ線DLとNチャネルMOSトランジスタT71−T74との間に接続され、データ線DLの電圧をゲートに受ける。NチャネルMOSトランジスタT71−T74は、NチャネルMOSトランジスタT61−T64とビット線BL1−BL4との間に接続され、列選択回路64からの列選択信号WS1−WS4に応答してオン/オフする。
NチャネルMOSトランジスタT65−T68は、データ線/DLとNチャネルMOSトランジスタT75−T78との間に接続され、データ線/DLの電圧をゲートに受ける。NチャネルMOSトランジスタT75−T78は、NチャネルMOSトランジスタT65−T68とビット線/BL1−/BL4との間に接続され、列選択回路63からの列選択信号WS5−WS8に応答してオン/オフする。
列アドレスデコーダ61は、列アドレスに応答して列アドレス信号C1,C2を出力する。コマンドデコーダ62は、書き込みコマンド(WRITE)に応答して活性のイネーブル信号WEを出力する。
列選択回路63は、コマンドデコーダ62からの活性のイネーブル信号WEに応答して活性化し、列選択信号WS5−WS8のうち列アドレスデコーダ61からの列アドレス信号C2に対応する列選択信号を活性化する。
列選択回路64は、コマンドデコーダ62からの活性のイネーブル信号WEに応答して活性化し、列選択信号WS1−WS4のうち列アドレスデコーダ61からの列アドレス信号C2に対応する列選択信号を活性化する。
ライトドライバ60は、AND回路AD61,AD62と、トライステートバッファB61,B62とを含む。AND回路AD61は、書き込みデータDINと列アドレスデコーダ61からの列アドレス信号C1との論理積を出力する。AND回路62は、書き込みデータの反転データ/DINと列アドレスデコーダ61からの列アドレス信号C1との論理積を出力する。トライステートバッファB61,B62は、コマンドデコーダ62からのイネーブル信号WEに応答して活性化し、AND回路AD61,AD62の出力に応じてデータ線DL,/DLを駆動する。
データ線プリチャージ回路67は、プリチャージ信号PR1に応答してデータ線対(DL,/DL)を接地電圧レベルにプリチャージする。ビット線プリチャージ回路65は、プリチャージ信号PR2に応答してビット線BL1−BL4,/BL1−/BL4を1/2VDDレベル(VDDは電源電圧)にプリチャージする。センスアンプドライバ66は、センスアンプ活性化信号(図示せず)に応答してセンスアンプS61−S64を活性化する。センスアンプS61−S64は、ビット線対(BL1,/BL1)−(BL1,/BL4)の電位差を増幅する。
<書き込み動作>
次に、以上のように構成されたDRAMの書き込み動作について説明する。ここではメモリセルMC61にHレベルのデータを書き込む場合を例に説明する。
最初、データ線対(DL,/DL)は接地電圧(VSS)レベルにプリチャージされている。また、ビット線対(BL1,/BL1)−(BL4,/BL4)は1/2VDDレベルにプリチャージされている。そして、書き込みコマンド(WRITE)がコマンドデコーダ62に入力される。書き込みコマンドに応答してコマンドデコーダ62は活性のイネーブル信号WEを出力する。データを書き込むべきメモリセルMC61に対応するワード線WL1が活性化される。また、データを書き込むべきメモリセルMC61に対応した列アドレス信号が列アドレスデコーダ61に与えられる。この列アドレス信号に応答して列アドレスデコーダ61は活性の列アドレス信号C1をAND回路AD61,AD62に出力する。また列アドレスデコーダ61はアクセスすべきメモリセルに対応する列アドレス信号C2を列選択回路63,64に出力する。
そして書き込みデータDINがAND回路AD61,AD62に与えられる。書き込みデータDINの値に応じてAND回路AD61,AD62のいずれか一方の出力が活性化される。ここではAND回路AD61の出力が活性化されるものとする。活性化されたほうの出力を受けるトライステートバッファB61によってデータ線DLが活性化される。これにより、データ線DLが電源電圧(VDD)レベルまで昇圧される。他方のデータ線/DLは接地電圧レベルのままである。
データ線DLが電源電圧(VDD)レベルに昇圧されることによってNチャネルMOSトランジスタT61−T64がオンになる。列アドレスデコーダ61からの列アドレス信号C2に応答して列選択回路63,64はアクセスすべきメモリセルに対応するビット線対に対応する列選択信号WS1−WS4,WS5−WS8を活性化する。ここでは列選択信号WS1,WS5が活性化されるものとする。これにより、NチャネルMOSトランジスタT71,T75がオンになる。そして1/2VDDレベルにプリチャージされたビット線BL1が、電源電圧VDDレベルからNチャネルMOSトランジスタT61,T71のしきい値電圧Vtn分だけ降下したレベル(VDD−Vtn)となる。一方、NチャネルMOSトランジスタT65はオフしているためビット線/BL1の電位は1/2VDDのままである。
その後、センスアンプドライバ66によってセンスアンプS61が活性化され、ビット線対(BL1,/BL1)の電位差が増幅されメモリセルMC61にHレベルのデータが書き込まれる。
<効果>
以上のように、この発明の第3の実施形態によるDRAMでは、書き込みデータDINと当該データを書き込むべきメモリセルに対応した列アドレス信号C1とに基づいてライトドライバ60はデータ線DL,/DLのうち一方を活性化する。そして、データ線DL,/DLからビット線BL1−BL4,/BL1−/BL4に当該データを書き込むためのNチャネルMOSトランジスタT61−T68のオン/オフをデータ線DL,/DLの電圧によって制御する。したがって、NチャネルMOSトランジスタT61−T68のオン/オフを制御するための信号線を列方向に配線する必要がない。これにより、配線層のレイアウト面積を大幅に削減することができる。
さらに、NチャネルMOSトランジスタT61−T68のオン/オフを制御するための信号線を配置する代わりに電源配線を配置することができる。これにより電源を強化することができるばかりでなく、データ線DL,/DLのシールド効果を高めることもできる。
<なお書き>
なお、NチャネルMOSトランジスタT61−T68に代えてPチャネルMOSトランジスタを用いても同様の効果が得られる。ただしこの場合にはデータ線対(DL,/DL)を接地電圧レベルではなく電源電圧レベルにプリチャージする必要がある。
また、NチャネルMOSトランジスタT61−T68に代えてCMOS型トランジスタを用いてもよい。これによれば高電圧側にも低電圧側にも書き込めるため、書き込みレベルをより強化することができる。
また、データ線DLの電圧をNチャネルMOSトランジスタT65−T68のゲートに与え、データ線/DLの電圧をNチャネルMOSトランジスタT61−T64に与えてもよい。これにより、ビット線への書き込みレベルがトランジスタのしきい値電圧分だけ電源電圧よりも降下するということがなくなる。この効果は、NチャネルMOSトランジスタT61−T68に代えてPチャネルMOSトランジスタやCMOS型トランジスタを用いた場合にもあてはまる。
また、図1および図4に示したDRAMに対してもこの実施形態による技術を適用することができる。
(第4の実施形態)
<全体構成>
図7は、この発明の第4の実施形態によるDRAMの全体構成を示すブロック図である。図7に示すDRAMは図6に示したDRAMと以下の点が異なる。すなわち、図6に示したデータ線プリチャージ回路67を設けていない。ライトドライバ60は、図6に示したトライステートバッファB61,B62を含んでいない。NチャネルMOSトランジスタT61−T68は、接地電圧を受ける接地ノードとNチャネルMOSトランジスタT71−T78との間に接続される。制御回路68をさらに備える。制御回路68は、コマンドデコーダ62からのイネーブル信号WEに応答して活性化し、列アドレスデコーダ61からの列アドレス信号C1に応じて活性の信号をAND回路AD61,AD62の入力に与える。AND回路AD61は、書き込みデータDINと制御回路68からの信号との論理積を出力する。AND回路AD62は、書き込みデータDINの反転データと制御回路68からの信号との論理積を出力する。上述の点のほかは図6に示したDRAMと同様である。
<書き込み動作>
次に、以上のように構成されたDRAMの書き込み動作について説明する。ここではメモリセルMC61にLレベルのデータを書き込む場合を例に説明する。
書き込みコマンド(WRITE)がコマンドデコーダ62に入力される。書き込みコマンドに応答してコマンドデコーダ62は活性のイネーブル信号WEを出力する。データを書き込むべきメモリセルMC61に対応するワード線WL1が活性化される。また、データを書き込むべきメモリセルMC61に対応した列アドレス信号が列アドレスデコーダ61に与えられる。この列アドレス信号に応答して列アドレスデコーダ61は活性の列アドレス信号C1を制御回路68に出力する。これに応答して制御回路68は活性の信号をAND回路AD61,AD62の入力に出力する。また列アドレスデコーダ61はアクセスすべきメモリセルに対応する列アドレス信号C2を列選択回路63,64に出力する。
そして書き込みデータDINがAND回路AD61,AD62に与えられる。書き込みデータDINの値に応じてAND回路AD61,AD62のいずれか一方の出力が活性化される。すなわちデータ線DL,/DLのうち一方が活性化される。ここではAND回路AD61の出力すなわちデータ線DLが活性化されるものとする。活性化されたほうのデータ線DLは電源電圧(VDD)レベルまで昇圧される。
データ線DLが電源電圧(VDD)レベルに昇圧されることによってNチャネルMOSトランジスタT61−T64がオンになる。列アドレスデコーダ61からの列アドレス信号C2に応答して列選択回路63,64は、アクセスすべきメモリセルに対応するビット線対に対応する列選択信号WS1−WS4,WS5−WS8を活性化する。ここでは列選択信号WS1,WS5が活性化されるものとする。これによりNチャネルMOSトランジスタT71がオンになり、ビット線BL1が接地電圧レベルとなる。一方、NチャネルMOSトランジスタT65はオフしているためビット線/BL1の電位は1/2VDDのままである。
その後、センスアンプドライバ66によってセンスアンプS61が活性化され、ビット線対(BL1,/BL1)の電位差が増幅されメモリセルMC61にLレベルのデータが書き込まれる。
<効果>
以上のように、この発明の第4の実施形態によるDRAMでは、NチャネルMOSトランジスタT61−T68のオン/オフを制御する信号線としてのみデータ線DL,/DLを用いるため、図6に示したDRAMによって得られる効果に加えてさらに以下の効果が得られる。
すなわち、図6に示したDRAMと比べると回路のレイアウトが容易になり、小面積化を図ることができる
また、データ線DL,/DLをプリチャージする回路を設ける必要がないため、回路のレイアウト面積および消費電力を小さくすることができる。
<なお書き>
なお、NチャネルMOSトランジスタT61−T68に代えてPチャネルMOSトランジスタまたはCMOS型トランジスタを用いてもよい。
また、図1および図4に示したDRAMに対してもこの実施形態による技術を適用することができる。
(第5の実施形態)
第3および第4の実施形態ではビット線対のうち一方をプルアップまたはプルダウンすることによって書き込みを行った。第5の実施形態では、このような書き込み動作を行う場合にさらに有効な技術について説明する。以下、図7および図8を参照しつつ説明する。ここでは、Lレベルのデータが書き込まれているメモリセルMC65にHレベルのデータを書き込む場合を例に説明する。
書き込みコマンド(WRITE)がコマンドデコーダ62に入力される。書き込みコマンドに応答してコマンドデコーダ62は活性のイネーブル信号WEを出力する。また、データを書き込むべきメモリセルMC65に対応した列アドレス信号が列アドレスデコーダ61に与えられる。この列アドレス信号に応答して列アドレスデコーダ61は活性の列アドレス信号C1を制御回路68に出力する。これに応答して制御回路68は活性の信号をAND回路AD61,AD62の入力に出力する。また列アドレスデコーダ61は、メモリセルMC65に対応するビット線対(BL1,/BL1)に対応する列アドレス信号C2を列選択回路64に出力する。
メモリセルMC65に対応するワード線WL2が活性化され、メモリセルMC65からビット線/BL1にLレベルのデータが読み出される。これにより、1/2VDDレベルにプリチャージされていたビット線/BL1の電位が低下する。
Hレベルの書き込みデータDINがAND回路AD61,AD62に与えられる。これに応答してAND回路AD61の出力が活性化され、データ線DLが電源電圧(VDD)レベルまで昇圧される。データ線DLが電源電圧(VDD)レベルに昇圧されることによってNチャネルMOSトランジスタT61−T64がオンになる。列アドレスデコーダ61からの列アドレス信号C2に応答して列選択回路64,63は列選択信号WS1,WS5を活性化する。これによりNチャネルMOSトランジスタT71,T75がオンになる。この結果、1/2VDDレベルにプリチャージされていたビット線BL1が接地電圧レベルにプルダウンされる。
ビット線BL1が接地電圧レベルまでプルダウンされた後、プリチャージ信号PR2を所定期間 活性化する。これにより、ビット線BL1,/BL1が昇圧される。ビット線/BL1は1/2VDDレベル付近まで昇圧され、ビット線BL1は接地電圧レベルからわずかに昇圧される。
その後、プリチャージ信号PR2を不活性化する。これにより、ビット線BL1はふたたび接地電圧レベルまでプルダウンされ、ビット線/BL1は1/2VDDレベルに維持される。
その後、センスアンプ活性化信号が活性化される。これに応答してセンスアンプS61が活性化され、ビット線対(BL1,/BL1)の電位差が増幅されメモリセルMC65にHレベルのデータが書き込まれる。
以上のように、ビット線対のうち一方をプルダウン(またはプルアップ)することによって書き込みを行う方式では、メモリセルから読み出されたデータによって書き込みマージンが小さくなってしまう。これは、電源電圧が低くなりビット線とメモリセルとの容量比が小さくなるにつれ無視できなくなる。
しかし第5の実施形態による書き込み方式では、メモリセルからデータが読み出されたビット線を一度プリチャージレベルまで昇圧するため、少なくとも読み出し動作時のビット線間の電位差を確保でき、十分なマージンを持って書き込み動作を行うことができる。
(第6の実施形態)
<DRAMの全体構成>
図9は、この発明の第6の実施形態によるDRAMの全体構成を示すブロック図である。図9に示すDRAMは、メモリブロックBK0,BK1と、データ線対(DL0,/DL0),(DL1,/DL1)と、ワード線WLa,WLbと、列選択線CSL0,CSL1と、リードアンプRA0,RA1と、トランスファゲートTG1,TG2と、出力バッファ90−92と、データ出力端子DOUT0,DOUT1,PDOUTとを備える。
メモリブロックBK0,BK1の各々は、行および列に配置された複数のメモリセル(図9では代表的にMCaおよびMCbを示す。)と、行に配置された複数のワード線(図9では代表的にWLaおよびWLbを示す。)と、列に配置された複数のビット線対(図9では代表的に(BLa,BLb)を示す。)と、ビット線対(BLa,BLb)の電位差を増幅するセンスアンプSAと、列選択ゲートCSGとを含む。列選択ゲートCSGは、ビット線対BLaおよびBLbに対応して設けられ、対応するビット線対(BLa,BLb)とデータ線対(DL0,/DL0),(DL1,/DL1)との間に接続される。
ワード線WLa,WLbはメモリブロックBK0,BK1を縦断するように配置される。列選択線CSL0,CSL1は、列アドレス信号に応答して対応する列選択ゲートCSGをオン/オフする。
リードアンプRA0は、メインアンプMA0とトライステートバッファTB0とを含む。メインアンプMA0は、活性のイネーブル信号RE0に応答して活性化し、データ線対(DL0,/DL0)上の信号を増幅する。トライステートバッファTB0は、イネーブル信号RE0が活性のときメインアンプMA0の出力に応じて出力ノードN0を駆動し、イネーブル信号RE0が不活性のとき出力ノードN0をHi−Z(ハイインピーダンス)状態にする。具体的にはトライステートバッファTB0は、イネーブル信号RE0が活性でありかつメインアンプMA0によって増幅されたデータ線対(DL0,/DL0)の信号レベルが(H,L)レベルであるとき出力ノードN0をHレベル(電源電圧VDDレベル)に駆動する。一方、トライステートバッファTB0は、イネーブル信号RE0が活性でありかつメインアンプMA0によって増幅されたデータ線(DL0,/DL0)の信号レベルが(L,H)レベルであるとき出力ノードN0をLレベル(接地電圧VSSレベル)に駆動する。
リードアンプRA1は、メインアンプMA1とトライステートバッファTB1とを含む。メインアンプMA1は、活性のイネーブル信号RE1に応答して活性化し、データ線対(DL1,/DL1)上の信号を増幅する。トライステートバッファTB1は、イネーブル信号RE1が活性のときメインアンプMA1の出力に応じて出力ノードN1を駆動し、イネーブル信号RE1が不活性のとき出力ノードN1をHi−Z(ハイインピーダンス)状態にする。具体的にはトライステートバッファTB1は、イネーブル信号RE1が活性でありかつメインアンプMA1によって増幅されたデータ線対(DL1,/DL1)の信号レベルが(H,L)レベルであるとき出力ノードN1をHレベル(電源電圧VDDレベル)に駆動する。一方、トライステートバッファTB1は、イネーブル信号RE1が活性でありかつメインアンプMA1によって増幅されたデータ線(DL1,/DL1)の信号レベルが(L,H)レベルであるとき出力ノードN1をLレベル(接地電圧VSSレベル)に駆動する。
トランスファゲートTG2は、トライステートバッファTB0の出力ノードN0とトライステートバッファTB1の出力ノードN1との間に接続され、ビット幅選択信号BWSに応答してオン/オフする。読み出しデータのビット幅が1ビットのとき活性のビット幅選択信号BWSが与えられる。活性のビット幅選択信号BWSに応答してトランスファゲートTG2はオンになる。読み出しデータのビット幅が2ビットのとき不活性のビット幅選択信号BWSが与えられる。不活性のビット幅選択信号に応答してトランスファゲートTG2はオフになる。
出力バッファ90は、ラッチ回路L90とインバータIV90とを含む。ラッチ回路L90は、トライステートバッファTB0の出力ノードN0の電圧レベルをラッチしインバータIV90へ出力する。インバータIV90は、ラッチ回路L90からの出力を反転してデータ出力端子DOUT0へ与える。
出力バッファ91は、ラッチ回路L91とインバータIV91とを含む。ラッチ回路L91は、トライステートバッファTB91の出力ノードN1の電圧レベルをラッチしインバータIV91へ出力する。インバータIV91は、ラッチ回路L91からの出力を反転してデータ出力端子DOUT1へ与える。
トランスファゲートTG1は、トライステートバッファTB0の出力ノードN0とノードN2との間に接続され、テストモード信号TESTに応答してオン/オフする。DRAMがテストモードのとき活性のテストモード信号TESTが与えられる。活性のテストモード信号TESTに応答してトランスファゲートTG1がオンになる。これによりノードN0とノードN2とが接続される。DRAMが通常モードのとき不活性のテストモード信号TESTが与えられる。不活性のテストモード信号TESTに応答してトランスファゲートTG1がオフになる。これによりノードN0とノードN2とが非接続状態になる。
出力バッファ92は、ラッチ回路L92とインバータIV92とを含む。ラッチ回路L92は、ノードN2の電圧レベルをラッチしインバータIV92へ出力する。インバータIV92は、ラッチ回路L92からの出力を反転してデータ出力端子PDOUTへ与える。
<読み出し動作>
次に、以上のように構成されたDRAMの読み出し動作について説明する。ここでは、通常モードのときとテストモードのときとに分けて説明する。
(1)通常モードのとき
不活性のテストモード信号TESTが与えられ、トランスファゲートTG1はオフになる。ビット幅選択信号BWSによって読み出しデータのビット幅が選択される。ここでは2ビットまたは1ビットが選択される。以下、読み出しデータのビット幅が2ビットのときと1ビットのときとに分けて説明する。
(a)読み出しデータのビット幅が2ビットのとき
不活性のビット幅選択信号BWSが与えられ、トランスファゲートTG2がオフになる。行デコーダ(図示せず)によって、行アドレス信号に対応するワード線(ここではWLaとする。)が選択される。列デコーダ(図示せず)によって、列アドレス信号に対応する列選択線CSL0およびCSL1が選択される。これにより、列選択線CSL0およびCSL1に対応する列選択ゲートCSGがオンになり、メモリブロックBK0およびBK1内のビット線対(BLa,BLb)とデータ線対(DL0,/DL0)および(DL1,/DL1)とが接続される。そして、メモリブロックBK0およびBK1内のメモリセルMCaからビット線対(BLa,BLb)に読み出されたデータがデータ線対(DL0,/DL0)および(DL1,/DL1)に転送される。
活性のイネーブル信号RE0およびRE1がリードアンプRA0およびRA1に与えられ、リードアンプRA0およびRA1が活性化される。これにより、データ線対(DL0,/DL0)および(DL1,/DL1)に読み出されたデータがメインアンプMA0およびMA1によって増幅される。メインアンプMA0およびMA1によって増幅されたデータに応じてトライステートバッファTB0およびTB1は出力ノードN0およびN1をHレベルまたはLレベルに駆動する。トライステートバッファTB0およびTB1によって駆動されたノードN0およびN1の電圧がラッチ回路L90およびL91によってラッチされ、インバータIV90およびIV91によって反転されてデータ出力端子DOUT0およびDOUT1から2ビットデータとして外部に出力される。このように、メインアンプMA0およびMA1が活性化されてからデータ出力端子DOUT0およびDOUT1にデータが出力されるまでの間 ラッチ回路L90およびL91においてタイミング調整がなされることなく高速にデータが出力される。そしてイネーブル信号RE0およびRE1が不活性化され、トライステートバッファTB0およびTB1と出力ノードN0およびN1とが等価的に非接続状態(Hi−Z状態)になる。これにより、ラッチ回路L90およびL91によって保持されているデータの破壊を防ぐことができる。また、もし読み出し動作命令が入力された場合でもイネーブル信号RE0およびRE1が活性化されないかぎり、ラッチ回路L90およびL91によって保持されているデータが破壊されることはない。
(b)読み出しデータのビット幅が1ビットのとき
活性のビット幅選択信号BWSが与えられ、トランスファゲートTG2がオンになる。行デコーダ(図示せず)によって、行アドレス信号に対応するワード線(ここではWLaとする。)が選択される。列デコーダ(図示せず)によって、列アドレス信号に対応する列選択線CSL0またはCSL1(ここではCSL1とする。)が選択される。これにより、列選択線CSL1に対応する列選択ゲートCSGがオンになり、メモリブロックBK1内のビット線対(BLa,BLb)とデータ線対(DL1,/DL1)とが接続される。そして、メモリブロックBK1内のメモリセルMCaからビット線対(BLa,BLb)に読み出されたデータがデータ線対(DL1,/DL1)に転送される。
不活性のイネーブル信号RE0がリードアンプRA0に与えられ、活性のイネーブル信号RE1がリードアンプRA1に与えられる。不活性のイネーブル信号RE0に応答してメインアンプMA0およびトライステートバッファTB0が不活性化される。これにより、トライステートバッファTB0と出力ノードN0とが等価的に非接続状態(Hi−Z状態)となる。一方、活性のイネーブル信号RE1に応答してメインアンプMA1およびトライステートバッファTB1が活性化される。これにより、データ線対(DL1,/DL1)に読み出されたデータがメインアンプMA1によって増幅される。メインアンプMA1によって増幅されたデータに応じてトライステートバッファTB1は出力ノードN1をHレベルまたはLレベルに駆動する。トライステートバッファTB1によって駆動された出力ノードN1の電圧がトランスファゲートTG2を介して出力ノードN0に転送されラッチ回路L90によってラッチされる。ラッチ回路L90によってラッチされたデータはインバータIV90によって反転されてデータ出力端子DOUT0から1ビットデータとして外部に出力される。このように、メインアンプMA1が活性化されてからデータ出力端子DOUT0にデータが出力されるまでの間 ラッチ回路L90においてタイミング調整がなされることなく高速にデータが出力される。そしてイネーブル信号RE1が不活性化され、トライステートバッファTB1と出力ノードN1とが等価的に非接続状態(Hi−Z状態)になる。
なお、読み出しデータのビット幅が1ビットのとき、使用されないラッチ回路L91はデータをラッチできないように制御されている。これにより、出力ノードN0と出力ノードN1とを接続状態にしたときに生じるラッチ回路同士のデータの衝突を防ぐことができる。
以上のように、リードアンプRA0およびRA1は、活性のイネーブル信号RE0およびRE1に応答して活性化され、データ線対(DL0,/DL0)および(DL1,/DL1)に読み出されたデータに応じて出力ノードN0およびN1を駆動し、不活性のイネーブル信号RE0およびRE1に応答して不活性化され、出力ノードN0およびN1をHi−Z状態にする。これにより、後段のラッチ回路L90およびL91におけるデータラッチおよび出力のタイミングを制御する必要がなくなる。したがって、メインアンプMA0およびMA1が活性化されてからタイミングレスで高速にデータ出力端子DOUT0およびDOUT1にデータが出力される。
また、ラッチ回路L90およびL91のタイミングを制御する必要がなくイネーブル信号RE0およびRE1の活性/不活性を制御すればよいため、制御回路のレイアウト面積を小さくすることができる。
また、ラッチ回路L90の前段の出力ノードN0とラッチ回路L91の前段の出力ノードN1との間にトランスファゲートTG2を設けたため、読み出しデータのビット幅を変更して使用する場合においてもラッチ回路90および91のタイミングを調整する必要がない。
(2)テストモードのとき
活性のテストモード信号TESTが与えられ、トランスファゲートTG1はオンになる。またトランスファゲートTG2もオンになる。メモリブロックBK0またはBK1内のメモリセルからテストデータが読み出され、通常モードのときと同様に、データ線対(DL0,/DL0)または(DL1,/DL1)に転送される。データ線対(DL0,/DL0)または(DL1,/DL1)に転送されたテストデータは、通常モードのときと同様に、リードアンプRA0またはRA1によって増幅されて出力ノードN0またはN1に出力される。出力ノードN0またはN1に出力されたテストデータはトランスファゲートTG1(およびTG2)を介してノードN2に転送され、ラッチ回路L92によってラッチされる。ラッチ回路L92によってラッチされたテストデータはインバータIV92によって反転され、テストデータ出力用のデータ出力端子PDOUTから出力される。
図9に示したDRAMでは、ラッチ回路L92の前段のノードN2と出力ノードN0との間にトランスファゲートTG1を設けたため、複数のノーマル出力を出力端でスイッチなどを使って電気的に束ねて1つのテスト出力として検査する場合に比べて出力バッファの負荷が小さくなり、出力データを受けるシステムへの信号の伝達を通常モードのときと同等にすることができる。
また、ラッチ回路L92の前段のノードN2と出力ノードN0との間にトランスファゲートTG1を設けたため、テストモードにおいて使用するラッチ回路92のタイミングを調整する必要がない。したがって、メインアンプMA0またはMA1が活性化されてからタイミングレスで高速にデータ出力端子PDOUTにテストデータが出力される。
なお、テストモードのときは出力バッファ90および91のラッチ回路L90およびL91をラッチできないように制御しておけば、ノードN2と出力ノードN0およびN1とを接続状態にしたときに生じるラッチ回路同士のデータの衝突を防ぐことができる。これにより、テストモードにおけるラッチ回路L92のデータ保持特性を通常モードにおけるラッチ回路L90およびL91のデータ保持特性と同様にすることができ、また負荷の軽減によるラッチ能力特性の向上も図れる。
(第7の実施形態)
<DRAMの全体構成>
図10は、この発明の第7の実施形態によるDRAMの全体構成を示すブロック図である。図10に示すDRAMは、メモリブロックBK0,BK1と、データ線対(DL0,/DL0),(DL1,/DL1)と、ワード線WLa,WLbと、列選択線CSL0,CSL1と、リードアンプRA10,RA11と、出力バッファ100,110と、トランスファゲートTG10と、データ出力端子DOUT0,DOUT1とを備える。
リードアンプRA10,RA11は、活性のイネーブル信号RE10,RE11に応答して活性化し、データ線対(DL0,/DL0),(DL1,/DL1)上の信号を増幅する。
出力バッファ100,110は、活性のイネーブル信号RE10,RE11に応答して活性化し、ビット幅選択信号BWSに応じた駆動能力でリードアンプRA10,RA11からの出力信号をデータ出力端子DOUT0,DOUT1へ出力する。
トランスファゲートTG10は、ノードN10とノードN11との間に接続され、ビット幅選択信号BWSに応答してオン/オフする。ノードN10,N11は、出力バッファ100,110の出力ノードとデータ出力端子DOUT0,DOUT1との間のノードである。読み出しデータのビット幅が1ビットのとき活性のビット幅選択信号BWSが与えられる。活性のビット幅選択信号BWSに応答してトランスファゲートTG10はオンになる。読み出しデータのビット幅が2ビットのとき不活性のビット幅選択信号BWSが与えられる。不活性のビット幅選択信号に応答してトランスファゲートTG10はオフになる。
<出力バッファの内部構成>
図11は、図10に示した出力バッファ100の内部構成を示すブロック図である。図11を参照して、出力バッファ100はトライステートバッファTB101,TB102を含む。
トライステートバッファTB101は、NAND回路ND101と、NOR回路NR101と、PチャネルMOSトランジスタPT101と、NチャネルMOSトランジスタNT101とを含む。NAND回路ND101は、リードアンプRA10からの出力信号とイネーブル信号RE10とのNANDを出力する。NOR回路NR101は、イネーブル信号RE10の反転信号とリードアンプRA10からの出力信号とのNORを出力する。PチャネルMOSトランジスタPT101は、電源ノードと出力ノードN101との間に接続され、NAND回路101の出力をゲートに受ける。電源ノードは電源電圧VDDを受ける。NチャネルMOSトランジスタNT101は、出力ノードN101と接地ノードとの間に接続され、NOR回路NR101の出力をゲートに受ける。接地ノードは接地電圧VSSを受ける。出力ノードN101は、図10に示したノードN10に接続される。
以上のように構成されたトライステートバッファTB101は、イネーブル信号RE10が活性のとき、リードアンプRA10からの出力信号に応じて出力ノードN101を駆動し、イネーブル信号RE10が不活性のとき出力ノードN101をHi−Z(ハイインピーダンス)状態にする。
トライステートバッファTB102は、NAND回路ND102と、NOR回路NR102と、PチャネルMOSトランジスタPT102と、NチャネルMOSトランジスタNT102とを含む。NAND回路ND102は、リードアンプRA10からの出力信号とイネーブル信号RE10とビット幅選択信号BWSとのNANDを出力する。NOR回路NR102は、ビット幅選択信号BWSの反転信号とイネーブル信号RE10の反転信号とリードアンプRA10からの出力信号とのNORを出力する。PチャネルMOSトランジスタPT102は、電源ノードと出力ノードN102との間に接続され、NAND回路ND102の出力をゲートに受ける。NチャネルMOSトランジスタNT102は、出力ノードN102と接地ノードとの間に接続され、NOR回路NR102の出力をゲートに受ける。出力ノードN102は、図10に示したノードN10に接続される。
以上のように構成されたトライステートバッファTB102は、ビット幅選択信号BWSおよびイネーブル信号RE10がともに活性のとき、リードアンプRA10からの出力信号に応じて出力ノードN102を駆動し、ビット幅選択信号BWSおよびイネーブル信号RE10のうち少なくとも一方が不活性のとき出力ノードN102をHi−Z(ハイインピーダンス)状態にする。
なお、図10に示した出力バッファ110の内部構成も、図11に示した出力バッファ100の内部構成と同様である。
<読み出し動作>
次に、以上のように構成されたDRAMの読み出し動作について図10および図11を参照しつつ説明する。このDRAMでは読み出しデータのビット幅をビット幅選択信号BWSに応じて2ビットまたは1ビットに切り換えることができる。以下、読み出しデータのビット幅が2ビットのときと1ビットのときとに分けて説明する。
(1)読み出しデータのビット幅が2ビットのとき
不活性のビット幅選択信号BWSが与えられ、トランスファゲートTG10がオフになる。また、出力バッファ100,110内のトライステートバッファTB102が不活性化され、出力ノードN102がHi−Z(ハイインピーダンス)状態になる。
行デコーダ(図示せず)によって、行アドレス信号に対応するワード線(ここではWLaとする。)が選択される。列デコーダ(図示せず)によって、列アドレス信号に対応する列選択線CSL0およびCSL1が選択される。これにより、列選択線CSL0およびCSL1に対応する列選択ゲートCSGがオンになり、メモリブロックBK0およびBK1内のビット線対(BLa,BLb)とデータ線対(DL0,/DL0)および(DL1,/DL1)とが接続される。そして、メモリブロックBK0およびBK1内のメモリセルMCaからビット線対(BLa,BLb)に読み出されたデータがデータ線対(DL0,/DL0)および(DL1,/DL1)に転送される。
活性のイネーブル信号RE10およびRE11がリードアンプRA10およびRA11ならびに出力バッファ100および110に与えられる。活性のイネーブル信号RE10およびRE11に応答してリードアンプRA10およびRA11が活性化され、データ線対(DL0,/DL0)および(DL1,/DL1)に読み出されたデータがリードアンプRA10およびRA11によって増幅される。
活性のイネーブル信号RE10およびRE11に応答して出力バッファ100および110内のトライステートバッファTB101が活性化される。トライステートバッファTB102は不活性化されたままである。出力バッファ100および110内のトライステートバッファTB101は、リードアンプRA10およびRA11からの出力信号に応じて出力ノードN101を駆動する。出力バッファ100および110内のトライステートバッファTB101によって駆動された出力ノードN101の電圧がデータ出力端子DOUT0およびDOUT1から2ビットデータとして外部に出力される。
(2)読み出しデータのビット幅が1ビットのとき
活性のビット幅選択信号BWSが与えられ、トランスファゲートTG10がオンになる。行デコーダ(図示せず)によって、行アドレス信号に対応するワード線(ここではWLaとする。)が選択される。列デコーダ(図示せず)によって、列アドレス信号に対応する列選択線CSL0またはCSL1(ここではCSL0とする。)が選択される。これにより、列選択線CSL0に対応する列選択ゲートCSGがオンになり、メモリブロックBK0内のビット線対(BLa,BLb)とデータ線対(DL0,/DL0)とが接続される。そして、メモリブロックBK0内のメモリセルMCaからビット線対(BLa,BLb)に読み出されたデータがデータ線対(DL0,/DL0)に転送される。
活性のイネーブル信号RE10がリードアンプRA10に与えられ、不活性のイネーブル信号RE11がリードアンプRA11に与えられる。不活性のイネーブル信号RE11に応答してリードアンプRA11および出力バッファ110が不活性化される。これにより、出力バッファ110内のトライステートバッファTB101およびTB102の出力ノードN101およびN102がHi−Z状態になる。活性のイネーブル信号RE10に応答してリードアンプRA10が活性化され、データ線対(DL0,/DL0)に読み出されたデータがリードアンプRA10によって増幅される。また、活性のイネーブル信号RE10に応答して出力バッファ100内のトライステートバッファTB101およびTB102が活性化される。出力バッファ100内のトライステートバッファTB101およびTB102は、リードアンプRA10からの出力信号に応じて出力ノードN101およびN102を駆動する。すなわち、トライステートバッファTB101およびTB102によってノードN10が駆動される。読み出しデータのビット幅が1ビットのときにはノードN10とノードN11との間の配線やトランスファゲートTG10などによってビット幅が2ビットのときよりも出力バッファ100,110の負荷が大きくなる。そこでこのDRAMでは、読み出しデータのビット幅が1ビットのときはトライステートバッファTB101およびTB102をともに動作させることによってビット幅が2ビットのときよりも出力バッファ100,110の駆動能力を大きくしている。出力バッファ100内のトライステートバッファTB101およびTB102によって駆動されたノードN10の電圧は(トランスファゲートTG10)−(ノードN11)を介してデータ出力端子DOUT1から1ビットデータとして外部に出力される。
なお、ここではデータ出力端子DOUT1を1ビットデータの出力端子としたけれどもデータ出力端子DOUT0を1ビットデータの出力端子としてもよい。このとき出力バッファ110は上述の出力バッファ100におけるのと同様にして駆動能力を大きくする。
<効果>
以上のように第7の実施形態によるDRAMでは、出力バッファ100,110内にトライステートバッファTB101,TB102を設けたため、読み出しデータのビット幅が2ビットのときの出力バッファ100,110の駆動能力よりもビット幅が1ビットのときの出力バッファ100,110の駆動能力を大きくすることができる。これにより、読み出しデータのビット幅が2ビットのときと1ビットのときとでアクセス時間のばらつきを小さくすることができる。
また、読み出しデータのビット幅が1ビットのとき出力バッファ100または110のうちデータの読み出しに関与しない出力バッファは不活性化されるため、データの読み出しに関与する出力バッファの駆動能力を大きくしてもDRAM全体の消費電力の増加を抑えることができる。
<なお書き>
なお、ここでは読み出しデータのビット幅が2ビット/1ビットの場合について説明したけれどもこれ以外のビット幅の場合にも上述の出力バッファを同様に適用することができる。
また、ここでは出力バッファ100,110内のトライステートバッファの数を2つとしたけれども3つ以上にしてもよい。
また、出力バッファ内のトライステートバッファの制御は、ビット幅に対応して配置されたトライステートバッファをそれぞれ所定のビット幅のときに活性化したり、あるビット幅以下のときに初めて活性化したりする制御でもよい。
また、ビット幅を認識できる外部入力やビット幅に割り当てられたフューズを活用してビット幅選択信号BWSを制御してもよい。
また、ここではビット幅に応じて駆動能力を変えることができるバッファの適用例の1つとして出力バッファ100,110を説明した。この出力バッファ100,110と同様のバッファを、ビット幅に応じて負荷が変わる入力回路や出力回路などにも適用することができる。
また、ここでは読み出しデータのビット幅に応じて出力バッファ100,110の駆動能力を変えているけれども、実デバイスでアクセス時間など性能に問題が生じた場合にも出力バッファ100,110の駆動能力を変えることができるようにしておけばより最適な半導体記憶装置を提供できる。
(第8の実施形態)
この発明の第8の実施形態によるDRAMは、図11に示した出力バッファ100,110に代えて図12に示す出力バッファ100,110を備え、さらに図12に示す周波数検知回路120を備える。その他の構成は図10に示したDRAMと同様である。
図12を参照して、周波数検知回路120は、DRAMの動作周波数が所定の周波数以上であるとき活性の判定信号FSを出力し、それ以外のときは不活性の判定信号FSを出力する。
トライステートバッファTB102内のNAND回路ND102は、リードアンプRA10(RA11)からの出力信号とイネーブル信号RE10(RE11)と判定信号FSとのNANDを出力する。NOR回路NR102は、判定信号FSの反転信号とイネーブル信号RE10(RE11)の反転信号とリードアンプRA10(RA11)からの出力信号とのNORを出力する。図12に示すトライステートバッファTB102は、判定信号FSおよびイネーブル信号RE10(RE11)がともに活性のとき、リードアンプRA10(RA11)からの出力信号に応じて出力ノードN102を駆動し、判定信号FSおよびイネーブル信号RE10(RE11)のうち少なくとも一方が不活性のとき出力ノードN102をHi−Z(ハイインピーダンス)状態にする。
次に、以上のように構成された出力バッファ100(110)の動作について説明する。
DRAMの動作周波数が所定の周波数よりも低いとき、周波数検知回路120は不活性の判定信号FSを出力する。不活性の判定信号FSに応答してトライステートバッファTB102が不活性化され、出力ノードN102がHi−Z状態になる。これにより、出力バッファ100(110)は、トライステートバッファTB101のみによってノードN10(N11)を駆動する。
一方、DRAMの動作周波数が所定の周波数以上のとき、周波数検知回路120は活性の判定信号FSを出力する。これにより、出力バッファ100(110)は、トライステートバッファTB100およびTB101によってノードN10(N11)を駆動する。
以上のように出力バッファ100および110は、DRAMの動作周波数が所定の周波数よりも低いときトライステートバッファTB102を不活性化するため、トライステートバッファTB102による消費電力の分だけ全体の消費電力を少なくすることができる。
また、動作周波数に応じて出力バッファの駆動能力を変えることにより、仕様上アクセス時間やサイクル時間を律速させないような場合においては最適な消費電力を自動で設定することができる。
(第9の実施形態)
<DRAMの全体構成>
図13は、この発明の第9の実施形態によるDRAMの全体構成を示すブロック図である。図13に示すDRAMは、書き込み回路130と、メインブロックMBK0,MBK1と、データ線対(DL0,/DL0)−(DL3,/DL3)とを備える。
書き込み回路130は、インバータIV0−IV3と、NチャネルMOSトランジスタT0−T7と、AND回路AD130−AD137と、制御回路131とを含む。NチャネルMOSトランジスタT0,T2,T4,T6は、ノードN130−N133とノードN134−N137との間に接続され、アドレスビットA0に応答してオン/オフする。アドレスビットA0は、アクセスすべきメモリセルに対応するアドレス信号の一部である。ノードN130−N133は書き込みデータDI0−DI3を受ける。インバータIV0−IV3は、ノードN130−N133とNチャネルMOSトランジスタT1,T3,T5,T7との間に接続され、書き込みデータDI0−DI3を反転する。NチャネルMOSトランジスタT1,T3,T5,T7は、インバータIV0−IV3の出力ノードとノードN134−N137との間に接続され、アドレスビットA1に応答してオン/オフする。アドレスビットA1は、アクセスすべきメモリセルに対応するアドレス信号の一部である。制御回路131は、列アドレス信号に応答して制御信号C10−C13を出力する。AND回路AD130,AD132,AD134,AD136は、ノードN134−N137に与えられる書き込みデータと制御回路131からの制御信号C10−C13との論理積をデータ線DL0−DL3に出力する。AND回路AD131,AD133,AD135,AD137は、ノードN134−N137に与えられる書き込みデータの反転データと制御回路131からの制御信号C10−C13との論理積をデータ線/DL0−/DL3に出力する。
メインブロックMBK0は、サブブロックSBK00−SBK03と、列選択回路141,142と、列選択線WS141−WS148と、ビット線プリチャージ回路143と、センスアンプドライバ144と、配線NGA0,NGB0とを含む。配線NGA0,NGB0の一端は、電源電圧VDDを受ける電源ノードに接続され、他端はサブブロックSBK00−SBK03に共通に接続される。サブブロックSBK00−SBK03はデータ線対(DL0,/DL0)−(DL3,/DL3)に対応して設けられる。列選択回路141,142は、アドレスビットA0に応答して活性化し、列アドレス信号に対応する列選択線WS141−WS144,WS145−WS148を活性化する。ビット線プリチャージ回路143は、プリチャージ信号PR10に応答してサブブロックSBK00−SBK03内のビット線(図示せず)を配線SEP,SENを介して1/2VDDレベルにプリチャージする。センスアンプドライバ144は、サブブロックSBK00−SBK03内のセンスアンプ(図示せず)を活性化する。
メインブロックMBK1は、サブブロックSBK10−SBK13と、列選択回路151,152と、列選択線WS151−WS158と、ビット線プリチャージ回路153と、センスアンプドライバ154と、配線NGA1,NGB1とを含む。配線NGA1,NGB1の一端は、接地電圧VSSを受ける接地ノードに接続され、他端はサブブロックSBK10−SBK13に共通に接続される。サブブロックSBK10−SBK13はデータ線対(DL0,/DL0)−(DL3,/DL3)に対応して設けられる。列選択回路151,152は、アドレスビットA1に応答して活性化され、列アドレス信号に対応する列選択線WS151−WS154,WS155−WS158を活性化する。ビット線プリチャージ回路153は、プリチャージ信号PR11に応答してサブブロックSBK10−SBK13内のビット線(図示せず)を配線SEP,SENを介して1/2VDDレベルにプリチャージする。センスアンプドライバ154は、サブブロックSBK10−SBK13内のセンスアンプ(図示せず)を活性化する。
<サブブロックSBK00の内部構成>
図14は、図13に示したサブブロックSBK00の内部構成を示すブロック図である。図14を参照して、サブブロックSBK00は、メモリセルMC141−MC148と、ワード線WL11,WL12と、ビット線対(BL11,/BL11)−(BL14,/BL14)と、センスアンプS141−S144と、NチャネルMOSトランジスタT141−T148,T151−T158とを含む。
メモリセルMC141−MC148は行および列に配置される。ワード線WL11,WL12は行に配置される。ワード線WL11はメモリセルMC141−MC144に対応して配置される。ワード線WL12はメモリセルMC145−MC148に対応して配置される。ビット線対(BL11,/BL11)−(BL14,/BL14)は列に配置される。ビット線BL11−BL14はメモリセルMC141−MC144に対応して配置される。ビット線/BL11−/BL14はメモリセルMC145−MC148に対応して配置される。
NチャネルMOSトランジスタT141−T144は、配線NGB0とNチャネルMOSトランジスタT151−T154との間に接続され、データ線DL0の電圧をゲートに受ける。NチャネルMOSトランジスタT151−T154は、NチャネルMOSトランジスタT141−T144とビット線BL11−BL14との間に接続され、列選択線WS141−WS144の電圧レベルに応答してオン/オフする。
NチャネルMOSトランジスタT145−T148は、配線NGA0とNチャネルMOSトランジスタT155−T158との間に接続され、データ線/DL0の電圧をゲートに受ける。NチャネルMOSトランジスタT155−T158は、NチャネルMOSトランジスタT145−T148とビット線/BL11−/BL14との間に接続され、列選択線WS145−WS148の電圧レベルに応答してオン/オフする。
センスアンプS141−S144は、ビット線対(BL11,/BL11)−(BL14,/BL14)の電位差を増幅する。
なお、サブブロックSBK01−SBK03,SBK10−SBK13の内部構成も図14に示したサブブロックSBK00の内部構成と同様である。
<書き込み動作>
次に、以上のように構成されたDRAMの書き込み動作について説明する。このDRAMでは、1/2VDDレベルにプリチャージされたビット線対の一方をプルアップまたはプルダウンすることによってデータを書き込む。具体的には、メインブロックMBK0内のサブブロックSBK00−SBK13に対してはビット線対の一方をプルアップすることによってデータを書き込み、メインブロックMBK1内のサブブロックSBK10−SBK13に対してはビット線対の一方をプルダウンすることによってデータを書き込む。また、アドレス信号のうちのアドレスビットA0によってメインブロックMBK0が選択され、アドレスビットA1によってメインブロックMBK1が選択される。以下では、メインブロックMBK0内のメモリセルにデータを書き込む場合とメインブロックMBK1内のメモリセルにデータを書き込む場合とに分けて説明する。
(1)メインブロックMBK0内のメモリセルにデータを書き込む場合
サブブロックSBK00−SBK03内のメモリセルMC141にHレベルのデータDIN0−DIN3を書き込む場合を例に説明する。
最初、サブブロックSBK00−SBK03内のビット線対(BL11,/BL11)−(BL14,/BL14)はビット線プリチャージ回路143によって1/2VDDレベルにプリチャージされている。
アクセスすべきメモリセルに対応するアドレス信号が与えられる。アドレス信号のうちアドレスビットA0は活性化され、アドレスビットA1は不活性化されている。活性のアドレスビットA0に応答して書き込み回路130内のNチャネルMOSトランジスタT0,T2,T4,T6がオンになる。一方、不活性のアドレスビットA1に応答してNチャネルMOSトランジスタT1,T3,T5,T7はオフになる。Hレベルの書き込みデータDIN0−DIN3がNチャネルMOSトランジスタT0,T2,T4,T6を介してAND回路AD130−AD137の入力に与えられる。また、アドレス信号に応答して制御回路131は活性の制御信号C10−C13をAND回路AD130−AD137に与える。これにより、AND回路AD130,AD132,AD134,AD136の出力は活性化され、AND回路AD131,AD133,AD135,AD137の出力は不活性化される。すなわち、データ線DL0−DL3はHレベル(VDDレベル)になり、データ線/DL0−/DL3はLレベル(VSSレベル)になる。この結果、サブブロックSBK00−SBK03内のNチャネルMOSトランジスタT141−T144はオンになり、NチャネルMOSトランジスタT145−T148はオフになる。
アドレス信号に応答してサブブロックSBK00−SBK03内のワード線WL11が活性化される。これにより、サブブロックSBK00−SBK03内のメモリセルMC141からビット線BL11にデータが読み出される。また、活性のアドレスビットA0に応答して列選択回路141,142が活性化され、列選択回路141,142によって列選択線WS141,WS145が活性化される。これにより、サブブロックSBK00−SBK03内のNチャネルMOSトランジスタT151,T155がオンになる。NチャネルMOSトランジスタT141はオンであるため、サブブロックSBK00−SBK03内のビット線BL11と配線NGB0とが接続される。配線NGB0の他端は電源ノードに接続されている。したがってビット線BL11の電位はプリチャージレベルから上昇する。一方、NチャネルMOSトランジスタT145はオフであるため、ビット線/BL11の電位は1/2VDDレベルのままである。そしてセンスアンプS141が活性化され、ビット線対(BL11,/BL11)の電位差が増幅される。これにより、ビット線BL11の電位はVDDレベル、ビット線/BLの電位はVSSレベルになる。このようにしてサブブロックSBK00−SBK03内のメモリセルMC141にHレベルのデータDIN0−DIN3が書き込まれる。
(2)メインブロックMBK1内のメモリセルにデータを書き込む場合
サブブロックSBK10−SBK13内のメモリセルMC141にHレベルのデータDIN0−DIN3を書き込む場合を例に説明する。
最初、サブブロックSBK10−SBK13内のビット線対(BL11,/BL11)−(BL14,/BL14)はビット線プリチャージ回路153によって1/2VDDレベルにプリチャージされている。
アクセスすべきメモリセルに対応するアドレス信号が与えられる。アドレス信号のうちアドレスビットA0は不活性化され、アドレスビットA1は活性化されている。活性のアドレスビットA1に応答して書き込み回路130内のNチャネルMOSトランジスタT1,T3,T5,T7がオンになる。一方、不活性のアドレスビットA0に応答してNチャネルMOSトランジスタT0,T2,T4,T6はオフになる。Hレベルの書き込みデータDIN0−DIN3はインバータIV0−IV3によって反転され、NチャネルMOSトランジスタT1,T3,T5,T7を介してAND回路AD130−AD137の入力に与えられる。また、アドレス信号に応答して制御回路131は活性の制御信号C10−C13をAND回路AD130−AD137に与える。これにより、AND回路AD131,AD133,AD135,AD137の出力は活性化され、AND回路AD130,AD132,AD134,AD136の出力は不活性化される。すなわち、データ線DL0−DL3はLレベル(VSSレベル)になり、データ線/DL0−/DL3はHレベル(VDDレベル)になる。この結果、サブブロックSBK10−SBK13内のNチャネルMOSトランジスタT145−T148はオンになり、NチャネルMOSトランジスタT141−T144はオフになる。
アドレス信号に応答してサブブロックSBK10−SBK13内のワード線WL11が活性化される。これにより、サブブロックSBK10−SBK13内のメモリセルMC141からビット線BL11にデータが読み出される。また、活性のアドレスビットA1に応答して列選択回路151,152が活性化され、列選択回路151,152によって列選択線WS151,WS155が活性化される。これにより、サブブロックSBK10−SBK13内のNチャネルMOSトランジスタT151,T155がオンになる。NチャネルMOSトランジスタT141はオフであるため、ビット線BL11の電位は1/2VDDレベルのままである。一方、NチャネルMOSトランジスタT145はオンであるため、サブブロックSBK10−SBK13内のビット線/BL11と配線NGA1とが接続される。配線NGA1の他端は接地ノードに接続されている。したがってビット線/BL11の電位はプリチャージレベルから下降する。そしてセンスアンプS141が活性化され、ビット線対(BL11,/BL11)の電位差が増幅される。これにより、ビット線BL11の電位はVDDレベル、ビット線/BLの電位はVSSレベルになる。このようにしてサブブロックSBK10−SBK13内のメモリセルMC141にHレベルのデータDIN0−DIN3が書き込まれる。
<効果>
メモリセルアレイや電源線の配置の影響によってビット線のプリチャージレベルが変動することがある。ビット線のプリチャージレベルが1/2VDDレベルよりも高くなる場合において、ビット線対の一方をプルアップすることによって書き込みを行うときには書き込みマージンが少なくなる。また、ビット線のプリチャージレベルが1/2VDDレベルよりも低くなる場合において、ビット線対の一方をプルダウンすることによって書き込みを行うときにはマージンが少なくなる。
第9の実施形態によるDRAMでは、アドレスビットA0で認識できるメインブロックMBK0内のメモリセルへの書き込みはビット線対の一方をプルアップすることによって行い、アドレスビットA1で認識できるメインブロックMBK1内のメモリセルへの書き込みはビット線対の一方をプルダウンすることによって行う。したがって、ビット線のプリチャージレベルが1/2VDDレベルよりも上昇する箇所にメインブロックMBK1を配置したり、ビット線のプリチャージレベルが1/2VDDレベルよりも下降する箇所にメインブロックMBK0を配置したりすれば、よりマージンのある書き込みを行うことができる。
(第10の実施形態)
図15は、この発明の第10の実施形態によるDRAMの全体構成を示すブロック図である。図15に示すDRAMは、図13に示したDRAMに加えてさらに、インバータIV151,IV152と、NチャネルMOSトランジスタT151−T154とを備える。インバータIV151は、接地電圧VSSを反転して出力する。NチャネルMOSトランジスタT151は、インバータIV151の出力ノードとノードN151との間に接続され、アドレスビットA0に応答してオン/オフする。NチャネルMOSトランジスタT153は、接地電圧VSSを受ける接地ノードとノードN151との間に接続され、アドレスビットA1に応答してオン/オフする。インバータIV152は、接地電圧VSSを反転して出力する。NチャネルMOSトランジスタT152は、インバータIV152の出力ノードとノードN152との間に接続され、アドレスビットA0に応答してオン/オフする。NチャネルMOSトランジスタT154は、接地ノードとノードN152との間に接続され、アドレスビットA1に応答してオン/オフする。
また、配線NGA0およびNGA1の一端はノードN151に接続され、配線NGB0およびNGB1の一端はノードN152に接続される。
以上のように構成されたDRAMでは、アドレスビットA0が活性でありかつアドレスビットA1が不活性のとき、NチャネルMOSトランジスタT151,T152がオンになり、T153,T154がオフになる。これにより、ノードN151およびN152を介して配線NGA0,MGB0の一端に電源電圧VDDが与えられる。そして第9の実施形態において説明したのと同様にしてメインブロックMBK0内のサブブロックSBK00−SBK03に対してビット線対の一方をプルアップすることによってデータが書き込まれる。
一方、アドレスビットA0が不活性でありかつアドレスビットA1が活性のとき、NチャネルMOSトランジスタT151,T152はオフになり、NチャネルMOSトランジスタT153,T154はオンになる。これにより、ノードN151およびN152を介して配線NGA1,NGB1の一端に接地電圧VSSが与えられる。そして第9の実施形態において説明したのと同様にしてメインブロックMBK1内のサブブロックSBK10−SBK13に対してビット線対の一方をプルダウンすることによってデータが書き込まれる。
このように、配線NGA0,NGB0,NGA1,NGB1の電圧レベルをアドレスビットA0,A1に応じてVDDまたはVSSに制御することができる。
(第11の実施形態)
図16は、この発明の第11の実施形態によるDRAMの全体構成を示すブロック図である。図16に示すDRAMは、図15に示したDRAMに加えてさらに周波数検知回路160とインバータIV161とを備える。周波数検知回路160は、DRAMの動作周波数が所定の周波数以上であるとき活性の判定信号FSを出力し、それ以外のときは不活性の判定信号FSを出力する。インバータIV161は、周波数検知回路160からの判定信号FSを反転する。NチャネルMOSトランジスタT1,T3,T5,T7,T153,T154は、周波数検知回路160からの判定信号FSに応答してオン/オフする。NチャネルMOSトランジスタT0,T2,T4,T6,T151,T152は、インバータIV161の出力に応答してオン/オフする。
次に、以上のように構成されたDRAMの書き込み動作について説明する。
DRAMの動作周波数が所定の周波数よりも低いとき、周波数検知回路160は不活性の判定信号FSを出力する。不活性の判定信号FSに応答してNチャネルMOSトランジスタT1,T3,T5,T7,T153,T154はオフになる。一方、インバータIV161からの活性の信号に応答してNチャネルMOSトランジスタT0,T2,T4,T6,T151,T152はオンになる。これにより、ノードN151およびN152を介して配線NGA0,NGA1,MGB0,NGB1に電源電圧VDDが与えられる。そして第9の実施形態において説明したのと同様にしてメインブロックMBK0内のサブブロックSBK00−SBK03に対してビット線対の一方をプルアップすることによってデータが書き込まれる。また、メインブロックMBK0内のサブブロックSBK00−SBK03に対するのと同様にしてメインブロックMBK1内のサブブロックSBK10−SBK13に対してもビット線対の一方をプルアップすることによってデータが書き込まれる。
DRAMの動作周波数が所定の周波数以上のとき、周波数検知回路160は活性の判定信号FSを出力する。活性の判定信号FSに応答してNチャネルMOSトランジスタT1,T3,T5,T7,T153,T154はオンになる。一方、インバータIV161からの不活性の信号に応答してNチャネルMOSトランジスタT0,T2,T4,T6,T151,T152はオフになる。これにより、ノードN151およびN152を介して配線NGA0,NGA1,MGB0,NGB1に接地電圧VSSが与えられる。そして第9の実施形態において説明したのと同様にしてメインブロックMBK1内のサブブロックSBK10−SBK13に対してビット線対の一方をプルダウンすることによってデータが書き込まれる。また、メインブロックMBK1内のサブブロックSBK10−SBK13に対するのと同様にしてメインブロックMBK0内のサブブロックSBK00−SBK03に対してもビット線対の一方をプルダウンすることによってデータが書き込まれる。
DRAMの動作周波数が低いときにはビット線のプリチャージレベルを1/2VDDレベルに十分に維持できる。これに対してDRAMの動作周波数が高くなると、ビット線のプリチャージレベルを1/2VDDレベルに維持することが電源回路および電源線を強化するだけでは困難になる。その結果、ビット線のプリチャージレベルが1/2VDDレベルよりも上昇し、書き込みマージンが少なくなる。しかし第11の実施形態によるDRAMでは、動作周波数が所定の周波数以上のときはビット線対の一方をプルダウンすることによってデータを書き込む。したがって、動作周波数が高いときにも十分な書き込みマージンを確保できる。なお、ここではDRAMの動作周波数が高くなるとビット線のプリチャージレベルが上昇し書き込みマージンが少なくなる場合について説明した。これとは逆にDRAMの動作周波数が高くなるとビット線のプリチャージレベルが下降し書き込みマージンが少なくなる場合も考えられる。この場合には、動作周波数が所定の周波数以上のときはビット線対の一方をプルアップすることによってデータを書き込むようにすればよい。たとえば、周波数検知回路160からの判定信号FSの論理を反転させることによって実現できる。
(第12の実施形態)
図17は、この発明の第12の実施形態によるDRAMの全体構成を示すブロック図である。図17に示すDRAMは、図16に示した周波数検知回路160に代えてビット線レベル検知回路171および比較器172を備える。ビット線レベル検知回路171は、サブブロックSBK00−SBK03,SBK10−SBK13内のビット線のうちいずれかのビット線のプリチャージ状態での電圧レベルを検知し、これをビット線電圧Vbpとして比較器172に出力する。比較器172は、ビット線レベル検知回路171からのビット線電圧Vbpと参照電圧Vbprefとを比較し、比較結果に応じた判定信号BSを出力する。参照電圧Vbprefは、あらかじめ設定されたプリチャージレベル(ここでは1/2VDD)である。比較器172は、ビット線電圧Vbpが参照電圧Vbprefよりも高いとき活性の判定信号BSを出力し、ビット線電圧Vbpが参照電圧Vbprefよりも低いとき不活性の判定信号BSを出力する。インバータIV161は、ビット線レベル検知回路171からの判定信号BSを反転する。NチャネルMOSトランジスタT1,T3,T5,T7,T153,T154は、ビット線レベル検知回路171からの判定信号BSに応答してオン/オフする。
次に、以上のように構成されたDRAMの書き込み動作について説明する。
ビット線電圧Vbpが参照電圧Vbpref(=1/2VDD)よりも高いとき、比較器172は活性の判定信号BSを出力する。活性の判定信号BSに応答してNチャネルMOSトランジスタT1,T3,T5,T7,T153,T154はオンになる。一方、インバータIV161からの不活性の信号に応答してNチャネルMOSトランジスタT0,T2,T4,T6,T151,T152はオフになる。これにより、ノードN151およびN152を介して配線NGA0,NGA1,MGB0,NGB1に接地電圧VSSが与えられる。そして第9の実施形態において説明したのと同様にしてメインブロックMBK1内のサブブロックSBK10−SBK13に対してビット線対の一方をプルダウンすることによってデータが書き込まれる。また、メインブロックMBK1内のサブブロックSBK10−SBK13に対するのと同様にしてメインブロックMBK0内のサブブロックSBK00−SBK03に対してもビット線対の一方をプルダウンすることによってデータが書き込まれる。
ビット線電圧Vbpが参照電圧Vbpref(=1/2VDD)よりも低いとき、比較器172は不活性の判定信号BSを出力する。不活性の判定信号BSに応答してNチャネルMOSトランジスタT1,T3,T5,T7,T153,T154はオフになる。一方、インバータIV161からの活性の信号に応答してNチャネルMOSトランジスタT0,T2,T4,T6,T151,T152はオンになる。これにより、ノードN151およびN152を介して配線NGA0,NGA1,MGB0,NGB1に電源電圧VDDが与えられる。そして第9の実施形態において説明したのと同様にしてメインブロックMBK0内のサブブロックSBK00−SBK03に対してビット線対の一方をプルアップすることによってデータが書き込まれる。また、メインブロックMBK0内のサブブロックSBK00−SBK03に対するのと同様にしてメインブロックMBK1内のサブブロックSBK10−SBK13に対してもビット線対の一方をプルアップすることによってデータが書き込まれる。
通常、ビット線のプリチャージレベルは1/2VDDに設定されている。ところが、メモリセルの“1”レベル電荷保持特性を向上させるためにビット線のプリチャージレベルを1/2VDDレベルよりも低くする場合がある。この場合には、ビット線対の一方をプルダウンするよりもプルアップすることによって書き込みを行ったほうが書き込みマージンをより多く確保することができる。第12の実施形態によるDRAMでは、ビット線電圧Vbpが参照電圧Vbpref(=1/2VDD)よりも低いときはビット線対の一方をプルアップすることによってデータを書き込む。したがって、このような場合であっても十分な書き込みマージンを確保できる。また、上述の場合の他にも何らかの原因によってプリチャージ状態のビット線の電圧レベルが1/2VDDよりも低くなる場合にも同様に十分な書き込みマージンを確保できる。さらに、第12の実施形態によるDRAMでは、ビット線電圧Vbpが参照電圧Vbpref(=1/2VDD)よりも高いときはビット線対の一方をプルダウンすることによってデータを書き込む。したがって、何らかの原因によってプリチャージ状態のビット線の電圧レベルが1/2VDDよりも高くなる場合であっても十分な書き込みマージンを確保できる。
(第13の実施形態)
図18は、この発明の第13の実施形態によるDRAMの全体構成を示すブロック図である。図18に示すDRAMは、図13に示したDRAMに加えてさらに、AND回路AD181,AD182と、インバータIV181−IV187と、OR回路OR181と、NチャネルMOSトランジスタT181−T188とを備える。
AND回路AD181は、アドレスビットA0と制御信号EXA0とのANDを出力する。AND回路AD182は、アドレスビットA1と制御信号EXA1とのANDを出力する。OR回路OR181は、AND回路AD181の出力とAND回路AD182の出力とのORを出力する。インバータIV181は、OR回路OR181の出力を反転する。NチャネルMOSトランジスタT1,T3,T5,T7は、OR回路OR181の出力に応答してオン/オフする。NチャネルMOSトランジスタT0,T2,T4,T6は、インバータIV181の出力に応答してオン/オフする。
インバータIV182は、制御信号EXA0を反転する。インバータIV183は、接地電圧VSSを反転して出力する。NチャネルMOSトランジスタT181は、インバータIV183の出力ノードとノードN181との間に接続され、インバータIV182の出力に応答してオン/オフする。NチャネルMOSトランジスタT183は、接地電圧VSSを受ける接地ノードとノードN181との間に接続され、制御信号EXA0に応答してオン/オフする。インバータIV184は、接地電圧VSSを反転して出力する。NチャネルMOSトランジスタT182は、インバータIV184の出力ノードとノードN182との間に接続され、インバータIV182の出力に応答してオン/オフする。NチャネルMOSトランジスタT184は、接地ノードとノードN182との間に接続され、制御信号EXA0に応答してオン/オフする。
インバータIV185は、制御信号EXA1を反転する。インバータIV186は、接地電圧VSSを反転して出力する。NチャネルMOSトランジスタT185は、インバータIV186の出力ノードとノードN183との間に接続され、インバータIV185の出力に応答してオン/オフする。NチャネルMOSトランジスタT187は、接地電圧VSSを受ける接地ノードとノードN183との間に接続され、制御信号EXA1に応答してオン/オフする。インバータIV187は、接地電圧VSSを反転して出力する。NチャネルMOSトランジスタT186は、インバータIV187の出力ノードとノードN184との間に接続され、インバータIV185の出力に応答してオン/オフする。NチャネルMOSトランジスタT188は、接地ノードとノードN184との間に接続され、制御信号EXA1に応答してオン/オフする。
また、配線NGA0,NGB0,NGA1,NGB1の一端はそれぞれノードN181−N184に接続される。
次に、以上のように構成されたDRAMの書き込み動作について説明する。
不活性の制御信号EXA0,EXA1が外部から与えられると、NチャネルMOSトランジスタT181,T182,T185,T186はオンになり、NチャネルMOSトランジスタT183,T184,T187,T188はオフになる。これにより、ノードN181−N184を介して配線NGA0,MGB0,NGA1,NGB1に電源電圧VDDが与えられる。アドレスビットA0が活性かつアドレスビットA1が不活性のとき、書き込み回路130内のNチャネルMOSトランジスタT0,T2,T4,T6はオンになりNチャネルMOSトランジスタT1,T3,T5,T7はオフになる。そして第9の実施形態において説明したのと同様にしてメインブロックMBK0内のサブブロックSBK00−SBK03に対してビット線対の一方をプルアップすることによってデータが書き込まれる。また、アドレスビットA0が不活性かつアドレスビットA1が活性のときもメインブロックMBK0内のサブブロックSBK00−SBK03に対する書き込みと同様に、メインブロックMBK1内のサブブロックSBK10−SBK13に対してビット線対の一方をプルアップすることによってデータが書き込まれる。
活性の制御信号EXA0が外部から与えられると、NチャネルMOSトランジスタT181,T182はオフになり、NチャネルMOSトランジスタT183,T184はオンになる。これにより、ノードN181,N182を介して配線NGA0,MGB0に接地電圧VSSが与えられる。アドレスビットA0が活性かつアドレスビットA1が不活性のとき、書き込み回路130内のNチャネルMOSトランジスタT0,T2,T4,T6はオフになりNチャネルMOSトランジスタT1,T3,T5,T7はオンになる。そして第9の実施形態において説明したメインブロックMBK1内のサブブロックSBK10−SBK13に対する書き込みと同様に、メインブロックMBK0内のサブブロックSBK00−SBK03に対してビット線対の一方をプルダウンすることによってデータが書き込まれる。
活性の制御信号EXA1が外部から与えられると、NチャネルMOSトランジスタT185,T186はオフになり、NチャネルMOSトランジスタT187,T188はオンになる。これにより、ノードN183,N184を介して配線NGA1,MGB1に接地電圧VSSが与えられる。アドレスビットA0が不活性かつアドレスビットA1が活性のとき、書き込み回路130内のNチャネルMOSトランジスタT0,T2,T4,T6はオフになりNチャネルMOSトランジスタT1,T3,T5,T7はオンになる。そして第9の実施形態において説明したのと同様に、メインブロックMBK1内のサブブロックSBK10−SBK13に対してビット線対の一方をプルダウンすることによってデータが書き込まれる。
以上のように第13の実施形態によるDRAMでは、メインブロックMBK0,MBK1内のメモリセルへの書き込みをビット線対の一方をプルアップすることによって行うかプルダウンすることによって行うかを外部から与えられる制御信号EXA0,EXA1に応じて変えることができる。これにより、チップの検査評価時に、ビット線対の一方をプルアップすることによってデータを書き込むときとプルダウンすることによってデータを書き込むときとでどちらがより書き込みマージンを確保できるかをメインブロックMBK0,MBK1ごとに調べることができる。この結果、メインブロックMBK0,MBK1内のメモリセルへの書き込み方式をそれぞれマージンの多いほうの書き込み方式にすることができる。
この発明の第1の実施形態によるDRAMの全体構成を示すブロック図である。 図1に示した分周器の動作を説明するためのタイミングチャートである。 図1に示したDRAMの読み出し動作を説明するためのタイミングチャートである。 この発明の第2の実施形態によるDRAMの全体構成を示すブロック図である。 図4に示したDRAMの読み出し動作を説明するためのタイミングチャートである。 この発明の第3の実施形態によるDRAMの全体構成を示すブロック図である。 この発明の第4の実施形態によるDRAMの全体構成を示すブロック図である。 この発明の第5の実施形態による書き込み動作を説明するためのタイミングチャートである。 この発明の第6の実施形態によるDRAMの全体構成を示すブロック図である。 この発明の第7の実施形態によるDRAMの全体構成を示すブロック図である。 図10に示した出力バッファの内部構成を示すブロック図である。 この発明の第8の実施形態による出力バッファの内部構成を示すブロック図である。 この発明の第9の実施形態によるDRAMの全体構成を示すブロック図である。 図13に示したメモリブロックの内部構成を示すブロック図である。 この発明の第10の実施形態によるDRAMの全体構成を示すブロック図である。 この発明の第11の実施形態によるDRAMの全体構成を示すブロック図である。 この発明の第12の実施形態によるDRAMの全体構成を示すブロック図である。 この発明の第13の実施形態によるDRAMの全体構成を示すブロック図である。 2つのトランジスタと1つのキャパシタとで構成されるメモリセルを有する従来のDRAMの全体構成を示すブロック図である。
符号の説明
MCai1−MCai4,MCbi1−MCbi4,MC61−MC68,MC141−MC148 メモリセル
Wai1−Wai4,Wbi1−Wbi4,WL1,WL2,WL11,WL12 ワード線
ワード線
Bai1,Bai2,/Bai1,/Bai2,Bbi1,Bbi2,/Bbi1,/Bbi2 ビット線
(BL1,/BL1)−(BL4,/BL4),(BL11,/BL11)−(BL14,/BL14) ビット線対
RDB,WDB,DBa,DBb,(DL,/DL),(DL0,/DL0),(DL1,/DL1) データ線対
14ai−17ai,14bi−17bi 列選択スイッチ
WDai,WDbi ワード線ドライバ
CRai,CWai,CRbi,CWbi,63,64 列選択回路
25 リードアンプ
26 ライトドライバ
27 入出力バッファ
50−53,TG1,TG2,TG10 トランスファゲート
60 ライトドライバ
61 列アドレスデコーダ
T61−T68,T71−T78 NチャネルMOSトランジスタ
MA0,MA1 メインアンプ
TB0,TB1,TB101,TB102 トライステートバッファ
L90−L92 ラッチ回路
RE0,RE1 イネーブル信号
100,110 出力バッファ
120 周波数検知回路
130 書き込み回路

Claims (9)

  1. 活性の第1のイネーブル信号に応答して活性化され、第1のメモリセルから読み出されたデータを増幅する第1のメインアンプと、
    前記第1のイネーブル信号が活性のとき、前記第1のメインアンプによって増幅されたデータに応じて自身の出力ノードを駆動し、前記第1のイネーブル信号が不活性のとき、前記出力ノードをハイインピーダンス状態にする第1のトライステートバッファと、
    前記第1のトライステートバッファの出力ノードのデータをラッチし外部へ出力する第1のラッチ回路とを備える
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 請求項1に記載の半導体記憶装置において、
    第2のラッチ回路と、
    前記トライステートバッファの出力ノードと前記第2のラッチ回路との間に接続され、テストモードのとき前記トライステートバッファの出力ノードと前記第2のラッチ回路とを接続状態にし、通常モードのとき前記トライステートバッファの出力ノードと前記第2のラッチ回路とを非接続状態にするスイッチとをさらに備える
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 請求項1に記載の半導体記憶装置において、
    活性の第2のイネーブル信号に応答して活性化され、第2のメモリセルから読み出されたデータを増幅する第2のメインアンプと、
    前記第2のイネーブル信号が活性のとき、前記第2のメインアンプによって増幅されたデータに応じて自身の出力ノードを駆動し、前記第2のイネーブル信号が不活性のとき、前記出力ノードをハイインピーダンス状態にする第2のトライステートバッファと、
    前記第2のトライステートバッファの出力ノードのデータをラッチし外部へ出力する第2のラッチ回路と、
    前記第1のラッチ回路の出力ノードと前記第2のラッチ回路の出力ノードとの間に接続され、読み出しデータのビット幅に応じてオン/オフするスイッチとをさらに備える
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の半導体記憶装置において、
    前記第1および第2のラッチ回路のうち使用されないラッチ回路をラッチできないように制御する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  5. メモリセルから読み出されたデータを出力端子へ出力する出力バッファを備え、
    前記出力バッファは、
    メモリセルからの読み出しデータに応じて前記出力端子を駆動する第1のバッファと、
    活性状態および不活性状態を有し、活性状態のとき、前記読み出しデータに応じて前記出力端子を駆動する第2のバッファとを含む
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 請求項5に記載の半導体記憶装置において、
    前記第2のバッファは、メモリセルからの読み出しデータのビット幅に応じて活性化/非活性化される
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 請求項6に記載の半導体記憶装置において、
    前記第2のバッファは、メモリセルからの読み出しデータのビット幅を認識できる外部信号に応じて活性化/非活性化される
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  8. 請求項6に記載の半導体記憶装置において、
    前記第2のバッファの活性化/不活性化は、メモリセルからの読み出しデータのビット幅を表すフューズを活用することによって制御される
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  9. 請求項5に記載の半導体記憶装置において、
    前記半導体記憶装置の動作周波数を検知する検知回路をさらに備え、
    前記第2のバッファは、前記検知回路によって検知された動作周波数に応じて活性化/不活性化される
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
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