JP2004213831A - ハードディスクレコーダ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タイムシフトバッファ領域71の終端ブロックまでAV信号を記録したとき、タイムシフトバッファ領域71に1ブロックの空き領域73を追加してAV信号を引き続いて記録する。AV信号の記録が終了したとき、タイムシフトバッファ領域71の先頭から1ブロックの領域74に記録されているAV信号を削除する。これにより、タイムシフトバッファ領域71が1ブロック移動される。このようにして、タイムシフトバッファ領域71を随時移動させながらAV信号の記録を行い、ハードディスクの磁気劣化を防止する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像/音声信号を記録・再生するハードディスクレコーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、映像/音声信号(AV信号)を記録するにあたっては、DVD(Digital Versatile Disk)に代表されるような、大容量のデジタル信号の記録に適した光ディスクが利用されている。また、最近では、AV信号をハードディスクに記録するハードディスクレコーダが登場し、デジタル放送の配信開始と相まって、急速に普及しつつある。このようなハードディスクレコーダにあって、テレビジョン番組を録画しながら数分前に録画した番組を再生するタイムシフト再生(追いかけ再生)機能を備え、使い勝手の向上を図ったものが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。タイムシフト再生は、AV信号をタイムシフトバッファ領域に一時的に記録し、この記録されたAV信号を再生することによりなされる。
【0003】
タイムシフトバッファ領域は、ハードディスク内に、通常の録画領域とは別個に所定の容量だけ設けられている。タイムシフトのためのAV信号は、該タイムシフトバッファ領域の先頭ブロックから順次記録され、終端ブロックまで記録されると先頭ブロックに戻って上書きされ、更新される。従って、タイムシフト再生における再生遅延が可能な時間は、タイムシフトバッファ領域の容量に依存することとなる。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−320657号公報
【特許文献2】
特表2001−527346号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献のハードディスクレコーダにおいても、タイムシフトバッファ領域にAV信号が繰り返し記録・再生されることになるため、ハードディスク内の同一ブロックばかりが酷使され経時的に磁気劣化し、記録・再生ミスを起こす可能性がある。
【0006】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、タイムシフトバッファ領域をハードディスクの空き領域内で随時移動させ、同バッファ領域にタイムシフト再生のためのAV信号を繰り返して記録・再生しても、ハードディスク内の同一ブロックばかりが酷使されることがないようにして、経時的な磁気劣化による記録・再生ミスを防止したハードディスクレコーダを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、放送局から放送された映像/音声信号(AV信号)を受信する受信手段と、この受信手段が受信したAV信号、又は外部から入力されたAV信号を圧縮符号化する信号符号手段と、ハードディスク内に作成した録画ファイルに信号符号手段が圧縮符号化したAV信号を記録するハードディスク装置とを備え、ハードディスクは、タイムシフト再生のためのAV信号を一時的に記録するタイムシフトバッファ領域を有するハードディスクレコーダにおいて、タイムシフトバッファ領域に信号符号手段が圧縮符号化したAV信号を記録するバッファ領域記録手段と、このバッファ領域記録手段がタイムシフトバッファ領域の終端ブロックまでAV信号を記録したかを確認する終端確認手段と、バッファ領域記録手段がタイムシフトバッファ領域の終端ブロックまでAV信号を記録したとき、ハードディスク内に所定ブロックの空き領域が存在するかを確認する空き領域確認手段と、ハードディスク内に所定ブロックの空き領域が存在するとき、タイムシフトバッファ領域に該所定ブロックの空き領域を追加して、この追加した領域にAV信号を引き続いて記録し、このAV信号の記録が終了したとき、タイムシフトバッファ領域の先頭から所定ブロックに記録されているAV信号を削除して、該タイムシフトバッファ領域を移動するバッファ領域移動手段とをさらに有し、タイムシフトバッファ領域をハードディスクの空き領域内で移動させながら、この移動させたタイムシフトバッファ領域にタイムシフト再生のためのAV信号を記録するものである。
【0008】
この構成においては、タイムシフト再生のためのAV信号は、タイムシフトバッファ領域に記録され、該バッファ領域の終端ブロックまで記録されると、追加された所定ブロックの空き領域に引き続き記録される。この追加された領域へのAV信号の記録が終了したとき、タイムシフトバッファ領域の先頭から所定ブロックに記録されているAV信号は削除される。このタイムシフトバッファ領域の追加、追加された領域へのAV信号の記録及び先頭ブロックに記録されたAV信号の削除を繰り返すことにより、タイムシフトバッファ領域が所定のブロック単位で移動されると共に、この移動されたタイムシフトバッファ領域にAV信号が順次記録される。このタイムシフトバッファ領域の移動は、ハードディスク内に所定ブロックの空き領域が存在するときのみ行われ、空き領域が存在しないときは、バッファ領域の移動は行わない。従って、通常の再生用に記録されたAV信号が誤って消去される虞もない。
【0009】
請求項2の発明は、放送局から放送された映像/音声信号(AV信号)を受信する受信手段と、この受信手段が受信したAV信号、又は外部から入力されたAV信号を圧縮符号化する信号符号手段と、ハードディスク内に作成した録画ファイルに信号符号手段が圧縮符号化したAV信号を記録するハードディスク装置とを備え、ハードディスクは、タイムシフト再生のためのAV信号を一時的に記録するタイムシフトバッファ領域を有するハードディスクレコーダにおいて、タイムシフトバッファ領域に信号符号手段が圧縮符号化したAV信号を記録するバッファ領域記録手段と、このバッファ領域記録手段がタイムシフトバッファ領域の終端ブロックまでAV信号を記録したかを確認する終端確認手段と、バッファ領域記録手段がタイムシフトバッファ領域の終端ブロックまでAV信号を記録したとき、ハードディスク内に所定ブロックの空き領域が存在するかを確認する空き領域確認手段と、ハードディスク内に所定ブロックの空き領域が存在するとき、タイムシフトバッファ領域をハードディスクの空き領域に移動させるバッファ領域移動手段とをさらに有し、バッファ領域移動手段によって移動されたタイムシフトバッファ領域にタイムシフト再生のためのAV信号を記録するものである。
【0010】
この構成においては、タイムシフト再生のためのAV信号は、タイムシフトバッファ領域に記録され、該領域の終端ブロックまで記録されると、移動されたタイムシフトバッファ領域に引き続き記録される。このタイムシフトバッファ領域の移動は、ハードディスク内に所定ブロックの空き領域が存在するときのみ行われ、空き領域が存在しないときは、バッファ領域の移動は行わない。従って、通常の再生用に記録されたAV信号が誤って消去される虞もない。
【0011】
請求項3の発明は、請求項2に記載のハードディスクレコーダにおいて、バッファ領域移動手段は、タイムシフトバッファ領域に該所定ブロックの空き領域を追加して、この追加した領域にAV信号を引き続いて記録し、このAV信号の記録が終了したとき、タイムシフトバッファ領域の先頭から所定のブロックに記録されているAV信号を削除して該タイムシフトバッファ領域を移動させ、バッファ領域記録手段は、バッファ領域移動手段によって移動されたタイムシフトバッファ領域の先頭ブロックよりAV信号の記録を継続するものである。
【0012】
この構成においては、タイムシフト再生のためのAV信号は、タイムシフトバッファ領域の終端ブロックまで記録されると、追加された所定ブロックの空き領域に引き続き記録され、追加された領域へのAV信号の記録が終了したとき、タイムシフトバッファ領域の先頭から所定ブロックに記録されているAV信号は削除され、タイムシフトバッファ領域は所定ブロックだけ移動される。その後、AV信号は、移動されたタイムシフトバッファ領域の先頭ブロックより引き続いて記録(上書き)される。
【0013】
請求項4の発明は、請求項3に記載のハードディスクレコーダにおいて、タイムシフトバッファ領域の容量及びこのタイムシフトバッファ領域に追加される空きブロック領域の容量は、相互に関連しつつ可変とされ、該タイムシフトバッファ領域の容量が小さく設定されているときは、所定のブロック領域の容量は大きく設定されるものである。
【0014】
この構成においては、ハードディスク内の総空き容量に応じて、タイムシフトバッファ領域の容量を変更することができる。ここで、タイムシフトバッファ領域の容量が小さく設定されているときは、所定のブロック領域の容量は大きく設定して、タイムシフトバッファ領域の移動量を大きくする。これにより、同一ブロックへのAV信号の上書き回数を減少させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本発明の一実施形態によるハードディスクレコーダについて図面を参照して説明する。図1はハードディスクレコーダのブロック構成を示している。ハードディスクレコーダ1は、AV信号を入出力するAVブロック2と、AV信号をハードディスク31に記録するハードディスク装置3と、DVDに記録されたAV信号を再生するDVD再生装置4と、ハードディスクレコーダ1のフロントパネルに装着され、ユーザが操作を行うときのインタフェースとして機能するフロントパネルブロック5と、AV信号を符号・復号すると共に、ハードディスクレコーダ1の各ブロックを制御するメインブロック6と、各ブロックに電源を供給する電源装置7等によって構成されており、放送局から放送されたAV信号等をハードディスク31に録画して再生するAV機器である。
【0016】
AVブロック2は、テレビジョン放送を受信するTVチューナ(受信手段)21と、AV信号をA/D変換又はD/A変換する信号処理部(信号変換手段)22と、AVブロックの制御を司るマイコン23と、AV出力端子24、AV入力端子(外部入力端子)25、デジタル音声出力端子26及びAV入出力端子27等によって構成される。TVチューナ21は、アンテナ28が接続されるRF入力端子21aを備え、放送局から放送されたAV信号及び番組選択のためのVPS信号、PDC信号を受信する。信号処理部22は、AV入出力端子27から入力されたデジタルのAV信号をアナログに変換してAV出力端子24を介してモニタ装置8に出力すると共に、ハードディスクレコーダ1の外部からAV入力端子25を介して入力されたアナログのAV信号をデジタルに変換してAV入出力端子27に出力する。マイコン23は、フロントパネルCPU54及びメインCPU63と随時通信を行いながらAVブロック2を制御する。
【0017】
ハードディスク装置3は、40GB/プラッタのハードディスク31を内蔵し、メインブロック6内で圧縮符号化されたAV信号をハードディスク31に記録する。ハードディスク装置3のインターフェースはATA/IDE規格に準拠され、ハードディスク装置3とメインブロック6とは、ATA/IDEコネクタ32,66を介して接続されている。
【0018】
フロントパネルブロック5は、リモコン装置(リモートコントローラ)9から送信された赤外線信号を受光する赤外線受光器51と、ユーザが操作指令を直接入力するための操作キー52と、ハードディスクレコーダ1の動作状態を表示するVFD(Vacuum Fluorescent Display)53と、フロントパネルブロック5の制御を司るフロントパネルCPU54等によって構成され、ハードディスクレコーダ1とユーザとのインターフェースとして機能する。すなわち、ユーザは、VFD53の表示を確認しながらリモコン装置9又は操作キー52を操作することによって、タイムシフト再生の指令をハードディスクレコーダ1に入力することができる。
【0019】
メインブロック6は、AV信号をMPEG2(Moving Picture Experts GroupPhase 2)規格に準拠して圧縮符号化又は伸張復号化するCODEC(信号符号手段)61と、CODEC61が圧縮符号化又は伸張復号化するAV信号を一時的に記憶するメモリ(SDRAM)62と、ハードディスクレコーダ1の制御を司るメインCPU(バッファ領域記録手段、終端確認手段、空き領域確認手段、バッファ領域移動手段)63と、メインCPU63の動作プログラムが格納されたフラッシュメモリ64と、ハードディスク31に記録する録画ファイルのAV信号を一時的に記憶するメモリ(SDRAM)65と、ATA/IDEコネクタ66と、AV入出力端子67と、サービス用ポート68等によって構成されている。メモリ62及びメモリ65は、記憶領域を分割して使用する単一のメモリによって構成されていてもよい。メインCPU63は、所定のOS(例えば、VxWorks)に基づいて動作し、CODEC61を制御する他、ハードディスク装置3、AVブロック2を制御するマイコン23、及びフロントパネルブロック53を制御するフロントパネルCPU54と接続され、これらとの間で通信を行いながらハードディスクレコーダ1の各部を制御する。
【0020】
上記のように構成されたハードディスクレコーダ1は、タイムシフト再生のためのAV信号を記録するためのタイムシフトバッファ領域をハードディスク内で随時移動させ、同領域にAV信号を繰り返し記録・再生しても、ハードディスク内の同一ブロックばかりが酷使されることがないようにする機能を有している。
【0021】
図2は、ハードディスクレコーダ1のハードディスク31内の記録領域を模式的に表した図であり、タイムシフトバッファ領域71がAV信号を記録しながら移動される様子が示されている。ここでは、タイムシフト再生が可能な最大シフト時間は30分に、タイムシフトバッファ領域71の移動量(1ブロック)は1分に設定されている。また、図中の矢印Bは、AV信号を記録中のブロック領域を示している。
【0022】
タイムシフトバッファ領域71は、当初、ハードディスク31の記録領域の先頭部分に割当てられている。タイムシフト再生のための録画が開始されると、タイムシフトバッファ領域71の先頭ブロックから終端ブロックまでAV信号が順次記録される。AV信号がタイムシフトバッファ領域71の終端ブロックまで記録され、録画時間が30分を超えると、タイムシフトバッファ領域71の終端に1ブロック(1分)の空き領域73を追加して、この追加された領域73にAV信号を引き続き記録する。
【0023】
追加された領域73へのAV信号の記録が終了すると、タイムシフトバッファ領域71の先頭から1ブロックの領域74に記録されたAV信号を削除して、新たな空き領域74として開放する。ここで、空き領域74と空き領域75との合計領域は、当初の空き領域72と同等とされる。さらにタイムシフト再生のための録画を継続する場合は、上記と同様に、タイムシフトバッファ領域71の終端に1ブロックの空き領域を追加して、この追加した領域にAV信号を引き続き記録し、その後、タイムシフトバッファ領域71の先頭の1ブロックに記録されたAV信号を削除する。このようにして、タイムシフトバッファ領域71が、ハードディスクの空き領域内72を順次移動され、この移動されたバッファ領域にAV信号が上書きされることなく記録される。
【0024】
タイムシフト再生のための録画時におけるメインCPU63の処理について、図3を参照して説明する。ユーザによるタイムシフト領域71への録画開始指令の入力を受けると、タイムシフトバッファ領域71にAV信号を記録して録画を開始する(#1)。その後、ユーザからタイムシフトバッファ領域71への録画終了指令が入力されなければ(#2においてNO)、終端ブロック(バッファエンド)までAV信号を記録したかを確認する(#3)。終端ブロックまでAV信号を記録していれば(#3においてYES)、移動のための空き領域容量(ここでは1ブロック)が存在するかを確認する(#4)。空き領域容量が存在すれば(#4においてYES)、タイムシフトバッファ領域71に1ブロックの空き領域を追加し(#5)、追加したバッファ領域に録画を継続する(#6)。追加した1ブロックの録画が終了すると(#7)、先頭の1ブロックのAV信号を削除して(#8)、#4に戻る。以後、#4〜#8で示されるループを繰り返して、タイムシフトバッファ領域71を移動する。なお、#4において移動可能な容量の空き領域が存在しなければ、バッファ先頭に戻って録画を継続する。この場合は、従来のハードディスクレコーダの動作と同等である。また、#2において、ユーザからタイムシフト領域への録画終了指令が入力されれば(#2においてYES)、処理を終了する。
【0025】
このように、本実施形態のハードディスクレコーダ1によれば、タイムシフトバッファ領域71をハードディスク31の空き領域72内で移動させながら、この移動させた領域にタイムシフト再生のためのAV信号を記録するので、ハードディスク31内の同一ブロックばかりが酷使されることがなくなり、経時的な磁気劣化によるハードディスク31の故障(記録・再生ミス)を防止することができるようになる。また、タイムシフトバッファ領域の移動は、追加した領域へのAV信号の記録と、先頭の領域に記録されているAV信号の削除によって成されるので、タイムシフトバッファ領域の移動とAV信号の記録が速やかに行われ、コマ落ちのないスムーズな再生画像を得ることができるようになる。また、タイムシフトバッファ領域71の移動は、ハードディスク31内に所定ブロックの空き領域73が存在するときのみ行われるので、通常の再生用に記録されたAV信号が誤って消去される虞もない。
【0026】
(実施形態2)
本発明の別の実施形態によるハードディスクレコーダについて図面を参照して説明する。本実施形態においても、図1に示したハードディスクレコーダ1と同等のブロック構成を有している。
【0027】
図4は、本実施形態2によるハードディスクレコーダ1のハードディスク31内の記録領域において、タイムシフトバッファ領域71が移動される様子を模式的に示している。本実施形態においても、タイムシフトバッファ領域71の終端に追加した空き領域73にAV信号を記録し、先頭の1ブロック領域74のAV信号を削除するまでのステップは、実施形態1と同様である。本実施形態においては、先頭の1ブロック領域74が削除された後のタイムシフトバッファ領域71の先頭ブロックに戻ってAV信号を上書きする点で、実施形態1とは相違する。
【0028】
図5は、タイムシフト再生のための録画時におけるメインCPU63の処理を示している。本実施形態2では、#8において先頭の1ブロック領域74のAV信号を削除した後、#9に移行してタイムシフトバッファ領域71の先頭ブロックからAV信号の記録を継続する。
【0029】
このように本実施形態2によれば、タイムシフトバッファ領域71をハードディスク31の空き領域72内で移動させながら、この移動させた領域にタイムシフト再生のためのAV信号を記録するので、実施形態1と同等の効果を得ることができる。
【0030】
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られることなく種々の変形が可能であり、例えば、#5において追加する空き領域、及び、#8において削除する領域は1ブロック単位に限られることなく、所定数のブロック単位であってもよい。
【0031】
また、実施形態2のハードディスクレコーダ1において、タイムシフトバッファ領域71の容量は、ハードディスク31内の総空き容量に応じて変更できるようにしてもよい。このとき、タイムシフトバッファ領域71の容量が小さく設定されているときは、追加するブロック領域73及び削除するブロック領域74の容量は大きく設定するのが望ましい。このようにすれば、タイムシフトバッファ領域71の移動量が大きくなるので、同一ブロックへの上書き回数を減少させることができる。
【0032】
また、ハードディスク31に記録するAV信号は、MPEG2規格に準拠して圧縮復号化された信号に限られることなく、MPEG4等の他の規格に準拠して圧縮復号化された信号であってもよい。また、優れた画質及び音質を記録・再生するために、非圧縮のデジタル信号を記録するようにしても構わない。この場合にあっては、ハードディスク31の記録速度及び記録容量を確保するために、複数のハードディスク装置3によって分散処理を行うように構成することが望ましい。さらにまた、メインブロック6は、CPU63、CODEC61、メモリ62,65を統合化した1チップのLSIで構成されていてもよい。さらに、信号処理部がAVブロック2に含まれる形態に限られることなく、メインブロック6に含まれる形態であっても構わない。
【0033】
【発明の効果】
以上のように請求項1の発明によれば、タイムシフトバッファ領域をハードディスクの空き領域内で移動させながら、この移動させた領域にタイムシフト再生のためのAV信号を記録するので、ハードディスク内の同一ブロックばかりが酷使されることがなくなり、経時的な磁気劣化によるハードディスクの故障(記録・再生ミス)を防止することができるようになる。また、タイムシフトバッファ領域の移動は、ハードディスク内に所定ブロックの空き領域が存在するときのみ行われるので、通常再生用に記録されたAV信号が誤って消去される虞もない。
【0034】
請求項2の発明によれば、タイムシフトバッファ領域をハードディスクの空き領域内で移動させるので、ハードディスク内の同一ブロックばかりが酷使されることがなくなり、経時的な磁気劣化によるハードディスクの故障(記録・再生ミス)を防止することができるようになる。また、タイムシフトバッファ領域の移動は、ハードディスク内に所定ブロックの空き領域が存在するときのみ行われるので、通常再生用に記録されたAV信号が誤って消去される虞もない。
【0035】
請求項3の発明によれば、タイムシフトバッファ領域に所定の空き領域を追加してAV信号を記録し、タイムシフトバッファ領域の先頭に記録されているAV信号を削除することによりタイムシフトバッファ領域を移動させ、この移動させたタイムシフトバッファ領域の先頭ブロックよりAV信号を上書きして記録するので、タイムシフトバッファ領域の移動とAV信号の記録が速やかに行われ、コマ落ちのないスムーズな再生画像を得ることができるようになる。
【0036】
請求項4の発明によれば、タイムシフトバッファ領域の容量が小さく設定されているときは、所定のブロック領域の容量を大きく設定するので、タイムシフトバッファ領域の移動量が大きくなり、同一ブロックへの上書き回数を減少させることができ、経時的な磁気劣化によるハードディスクの故障(記録・再生ミス)を防止することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるハードディスクレコーダの構成を示すブロック図。
【図2】同レコーダのハードディスク内の記録領域を示す図。
【図3】同レコーダのCPUによるタイムシフト再生のための録画処理を示すフローチャート。
【図4】本発明の別の実施形態によるハードディスクレコーダのハードディスク内の記録領域を示す図。
【図5】同レコーダのCPUによるタイムシフト再生のための録画処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ハードディスクレコーダ
3 ハードディスク装置
21 TVチューナ(受信手段)
22 信号処理部(信号変換手段)
31 ハードディスク
61 CODEC(信号符号手段)
63 メインCPU(バッファ領域記録手段、終端確認手段、空き領域確認手段、バッファ領域移動手段)
Claims (4)
- 放送局から放送された映像/音声信号(AV信号)を受信する受信手段と、この受信手段が受信したAV信号、又は外部から入力されたAV信号を圧縮符号化する信号符号手段と、ハードディスク内に作成した録画ファイルに前記信号符号手段が圧縮符号化したAV信号を記録するハードディスク装置とを備え、
前記ハードディスクは、タイムシフト再生のためのAV信号を一時的に記録するタイムシフトバッファ領域を有するハードディスクレコーダにおいて、
前記タイムシフトバッファ領域に前記信号符号手段が圧縮符号化したAV信号を記録するバッファ領域記録手段と、
このバッファ領域記録手段が前記タイムシフトバッファ領域の終端ブロックまでAV信号を記録したかを確認する終端確認手段と、
前記バッファ領域記録手段が前記タイムシフトバッファ領域の終端ブロックまでAV信号を記録したとき、ハードディスク内に所定ブロックの空き領域が存在するかを確認する空き領域確認手段と、
前記ハードディスク内に所定ブロックの空き領域が存在するとき、前記タイムシフトバッファ領域に該所定ブロックの空き領域を追加して、この追加した領域にAV信号を引き続いて記録し、このAV信号の記録が終了したとき、前記タイムシフトバッファ領域の先頭から所定ブロックに記録されているAV信号を削除して、該タイムシフトバッファ領域を移動するバッファ領域移動手段とをさらに有し、
前記タイムシフトバッファ領域を前記ハードディスクの空き領域内で移動させながら、この移動させたタイムシフトバッファ領域にタイムシフト再生のためのAV信号を記録することを特徴とするハードディスクレコーダ。 - 放送局から放送された映像/音声信号(AV信号)を受信する受信手段と、この受信手段が受信したAV信号、又は外部から入力されたAV信号を圧縮符号化する信号符号手段と、ハードディスク内に作成した録画ファイルに前記信号符号手段が圧縮符号化したAV信号を記録するハードディスク装置とを備え、
前記ハードディスクは、タイムシフト再生のためのAV信号を一時的に記録するタイムシフトバッファ領域を有するハードディスクレコーダにおいて、
前記タイムシフトバッファ領域に前記信号符号手段が圧縮符号化したAV信号を記録するバッファ領域記録手段と、
このバッファ領域記録手段が前記タイムシフトバッファ領域の終端ブロックまでAV信号を記録したかを確認する終端確認手段と、
前記バッファ領域記録手段が前記タイムシフトバッファ領域の終端ブロックまでAV信号を記録したとき、ハードディスク内に所定ブロックの空き領域が存在するかを確認する空き領域確認手段と、
前記ハードディスク内に所定ブロックの空き領域が存在するとき、前記タイムシフトバッファ領域を前記ハードディスクの空き領域に移動させるバッファ領域移動手段とをさらに有し、
前記バッファ領域移動手段によって移動されたタイムシフトバッファ領域にタイムシフト再生のためのAV信号を記録することを特徴とするハードディスクレコーダ。 - 前記バッファ領域移動手段は、前記タイムシフトバッファ領域に該所定ブロックの空き領域を追加して、この追加した領域にAV信号を引き続いて記録し、このAV信号の記録が終了したとき、前記タイムシフトバッファ領域の先頭から所定のブロックに記録されているAV信号を削除して該タイムシフトバッファ領域を移動させ、
バッファ領域記録手段は、前記バッファ領域移動手段によって移動されたタイムシフトバッファ領域の先頭ブロックよりAV信号の記録を継続することを特徴とする請求項2に記載のハードディスクレコーダ。 - 前記タイムシフトバッファ領域の容量及びこのタイムシフトバッファ領域に追加される空きブロック領域の容量は、相互に関連しつつ可変とされ、該タイムシフトバッファ領域の容量が小さく設定されているときは、前記所定のブロック領域の容量は大きく設定されることを特徴とする請求項3に記載のハードディスクレコーダ。
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