JP2004213364A - 穀物情報提供方法、穀物情報提供サーバ、穀物情報提供システム及び穀物情報提供プログラム - Google Patents

穀物情報提供方法、穀物情報提供サーバ、穀物情報提供システム及び穀物情報提供プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】生産者が栽培した穀物に関する情報を購入者に提供できる穀物情報提供サーバを提供する。
【解決手段】穀物情報提供サーバ11は、購入者端末12から穀物に関する検索条件を受信する入出力制御手段22と、受信した検索条件に従って、生産者別マスタデータベース24に記憶された穀物に関する穀物特徴情報を検索する制御部21と、検索された穀物特徴情報を購入者端末12に送信する手段とを有する。また購入者端末1から穀物の注文を受け付けた際に、注文を受け付けた穀物に関する帳票を生成し、生成した該帳票を購入者端末12に送信する。
【選択図】 図12

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、穀物情報提供方法、穀物情報提供サーバ、穀物情報提供システム及び穀物情報提供プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
米の過剰基調が継続し、これが在庫の増嵩、米価の低下を引き起こし、その結果、担い手を中心として水田農業経営が困難な状況に立ち至っている。他方、購入者(消費者、卸業者、加工業者等)のニーズが多様化し、これにきめ細やかに対応した安定的供給の必要性が高まってきている。
【0003】
図25は従来の穀物(米)の流通形態を説明するための図である。図25に示すように、A集落、B集落、A大規模農家、C大規模農家で、栽培した米を品種のみで分別し、CE(カントリエレベータ)、RC(ライスセンター)に搬入し、大量に乾燥、調製して購入者に提供していた。
【0004】
また、従来の作物の価格、出荷量、及び天気予測の情報を提供するシステムとして特許文献1記載のシステムが提案されている。この特許文献1記載のシステムによれば、サーバは、インターネット上で農作物市況ページを提供する。ページに表示される農作物名の中からユーザが1つを選択すると、サーバの検索プログラムが起動される。検索プログラムは、ユーザが選択した農作物に対応する価格情報、出荷量情報、および価格予想情報を市況データベースから検索する。
【0005】
また検索プログラムは天気予測データベースから現時点の最新の長期天気予測情報を検索する。さらに検索プログラムは、検索した価格情報および出荷量情報から、それぞれグラフのような横軸に月をとった価格推移グラフおよび出荷量推移グラフを作成する。作成されたグラフ、価格予想情報および長期天気予測情報はユーザの端末に送信される。これにより、ユーザは、作物の価格、出荷量、および天気予測の情報を簡単に得ることができるというものである。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−278968号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の流通形態では、CE、RCにおいて、大量に乾燥、調製されて購入者に提供されていたため、生産者の多様な生産条件を活かして生産された特徴ある米をそのまま購入者に届けることができなかった。つまり、購入者は、高くても好みにあった米が欲しい、味が一般的でも安い米が欲しい、粘りがあって甘い米が欲しい、粘りがなくて淡白な米が欲しい、どんな所でどんな作り方をした米か知りたい、冷めてもおいしい米が欲しい、もちもちした触感の米が欲しい、低アレルギーの米が欲しいなどのように、多様な品質、食味の米を要求しているが、これらのニーズを考慮した米などの穀物及び該穀物に関する情報を購入者に提供することができなかった。
【0007】
また、卸業者、加工業者も、ファミリレストラン用飯米が欲しい、弁当、おにぎり用等コンビニエンス向けの米が欲しい、すし、ピラフ、パエリア用等飲食店向けの米が欲しい、レトルト米、冷凍米用等原料米に適した米が欲しい、ポン菓子、まんじゅう用等加工適性がある米が欲しい等のように、多様な品質、食味の米を要求しているが、これらのニーズを考慮した米などの穀物及び該穀物に関する情報を消費者、卸業者、加工業者等に提供することができないという問題があった。また、従来、生産者は購入者ニーズを十分知ることができなかったため、穀物の実需者のニーズを穀物の生産に反映させることができないという問題もあった。
【0008】
また、特許文献1記載のシステムは、作物の価格、出荷量、および天気予測の情報を提供しているものの、集落毎や農家毎の生産の特徴等の情報を最終的に購入者に十分提供することができないという問題があった。
【0009】
そこで、本発明は上記問題点に鑑みなされたものであって、生産者が栽培した特徴ある穀物に関する多様な生産情報を購入者に提供できる穀物情報提供方法、穀物情報提供サーバ、穀物情報提供システム及び穀物情報提供プログラムを提供することを目的とする。
【0010】
さらに、生産者に対し、穀物に対する購入者のニーズや評価と生産環境を踏まえた生産指導を行うための情報を提供できる穀物情報提供方法、穀物情報提供サーバ、穀物情報提供システム及び穀物情報提供プログラムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の穀物情報提供方法は、ネットワークを介して外部から穀物に関する検索条件を受信する第1の段階と、該第1の段階により受信した前記検索条件に従って、生産者別マスタデータベースに記憶された穀物に関する穀物特徴情報を検索する第2の段階と、該第2の段階により検索された穀物特徴情報を前記ネットワークを介して前記外部に送信する第3の段階とを有することを特徴とする。
【0012】
請求項1記載の発明によれば、外部から穀物に関する検索条件を受信し、受信した検索条件に従って、生産者別マスタデータベースに記憶された穀物に関する穀物特徴情報を検索して、検索された穀物特徴情報を外部に送信するようにしたので、購入者の多様なニーズに応える地域の特性を活かした穀物作りを行う生産者(農家又は経営体)が生産した穀物に関する穀物特徴情報を購入者に提供することができる。
【0013】
また、請求項2記載の穀物情報提供方法は、請求項1記載の穀物情報提供方法において、更に、前記ネットワークを介して外部から依頼を受けた穀物に関する評価又は要望を入力するための帳票を生成し、生成した該帳票を前記ネットワークを介して前記外部に送信する第4の段階を有することを特徴とする。請求項2記載の発明によれば、外部からの依頼により帳票を生成し、生成した帳票を外部に送信するようにしたので、購入者から評価、要望等を取得することができる。
【0014】
また、請求項3記載の穀物情報提供方法は、請求項1又は2記載の穀物情報提供方法において、更に、外部から前記ネットワークを介して穀物の注文を受けた際に、注文内容に応じた穀物の出荷情報をグレインプロセッサを制御する情報処理装置に出力する第5の段階を有することを特徴とする。請求項3記載の発明によれば、情報処理装置に穀物の出荷情報を出力して、グレインプロセッサを制御することができる。
【0015】
また、請求項4記載の穀物情報提供方法は、請求項1から3のいずれか一項に記載の穀物情報提供方法において、更に、外部から前記ネットワークを介して穀物の注文を受けた際に、注文内容に基づいて、前記生産者別マスタデータベースを参照し、注文を受けた穀物の販売価格を算出し、算出した該販売価格を前記ネットワークを介して前記外部に送信する第6の段階を有することを特徴とする。請求項4記載の発明によれば、購入者は、外部(購入者端末)から販売価格を知ることができる。
【0016】
また、請求項5記載の穀物情報提供方法は、請求項1から4のいずれか一項に記載の穀物情報提供方法において、更に、前記帳票を介して取得した情報及び生産指導データベースに記憶された生産条件情報に基づいて、生産者に対する穀物の生産指示情報を生成し、生成した該生産指示情報を前記所定のネットワークを介して外部に送信する第7の段階を有することを特徴とする。
【0017】
請求項5記載の発明によれば、帳票を介して取得した情報及び生産指導データベースに記憶された生産条件情報に基づいて、生産者に対する穀物の生産指示情報を生成し、生成した生産指示情報を外部(生産者)に送信するようにしたので、生産者は購入者のニーズを得ることができる。これにより、生産者は生産指示情報に基づいて、作付け栽培を行うことにより、購入者のニーズにあった穀物を生産することができる。すなわち、生産者に対し、穀物に対する購入者のニーズや評価と生産環境を踏まえた生産指導を行うための情報を提供できる。
【0018】
また、請求項6記載の穀物情報提供方法は、請求項1から5のいずれか一項に記載の穀物情報提供方法において、更に、外部から前記ネットワークを介して受信した穀物特徴情報を前記生産者別マスタデータベースに登録する第8の段階を有することを特徴とする。請求項6記載の発明によれば、外部から受信した穀物特徴情報を生産者別マスタデータベースに登録するようにしたので、何時、何処で、誰が、どんな生産をしたのか等を示す穀物特徴情報を購入者に提供することができる。
【0019】
また、請求項7記載のように、請求項6記載の穀物情報提供方法において、前記穀物特徴情報は、前記穀物の生産条件を含むことを特徴とする。
【0020】
また、請求項8記載の穀物情報提供サーバは、ネットワークを介して外部から穀物に関する検索条件を受信する第1の手段と、該第1の手段により受信した前記検索条件に従って、生産者別マスタデータベースに記憶された穀物に関する穀物特徴情報を検索する第2の手段と、該第2の手段によって検索された穀物特徴情報を前記ネットワークを介して前記外部に送信する第3の手段とを有することを特徴とする。
【0021】
請求項8記載の発明によれば、外部(購入者)から穀物に関する検索条件を受信し、受信した検索条件に従って、生産者別マスタデータベースに記憶された穀物に関する穀物特徴情報を検索して、検索された穀物特徴情報を外部に送信するようにしたので、購入者の多様なニーズに応える地域の特性を活かした穀物作りを行う生産者(農家又は経営体)が生産した穀物に関する穀物特徴情報を購入者に提供することができる。
【0022】
請求項9記載の穀物情報提供サーバは、請求項8記載の穀物情報提供サーバにおいて、更に、外部から前記ネットワークを介して依頼を受けた穀物に関する評価又は要望を入力するための帳票を生成し、生成した該帳票を前記ネットワークを介して前記外部に送信する第4の手段を有することを特徴とする。請求項9記載の発明によれば、外部からの依頼により帳票を生成し、生成した帳票を外部に送信するようにしたので、購入者から評価、要望等を取得することができる。
【0023】
また、請求項10記載の穀物情報提供サーバは、請求項8又は9記載の穀物情報提供サーバにおいて、更に、外部から前記ネットワークを介して穀物の注文を受けた際に、注文内容に応じた穀物の出荷情報をグレインプロセッサを制御する情報処理装置に出力する第5の手段を有することを特徴とする。請求項10記載の発明によれば、情報処理装置に穀物の出荷情報を出力して、グレインプロセッサを制御することができる。
【0024】
また、請求項11記載の穀物情報提供サーバは、請求項8から10のいずれか一項に記載の穀物情報提供サーバにおいて、更に、外部から前記ネットワークを介して穀物の注文を受けた際に、注文内容に基づいて、前記生産者別マスタデータベースを参照し、注文を受けた穀物の販売価格を算出し、算出した該販売価格を前記ネットワークを介して前記外部に送信する第6の手段を有することを特徴とする。請求項11記載の発明によれば、購入者は、外部(購入者端末)から販売価格を知ることができる。
【0025】
また、請求項12記載の穀物情報提供サーバは、請求項8から11のいずれか一項に記載の穀物情報提供サーバにおいて、更に、前記帳票を介して取得した情報及び生産指導データベースに記憶された生産条件情報に基づいて、生産者に対する穀物の生産指示情報を生成し、生成した該生産指示情報を前記所定のネットワークを介して外部に送信する第7の手段を有することを特徴とする。
【0026】
請求項12記載の発明によれば、帳票を介して取得した情報及び生産指導データベースに記憶された生産条件情報に基づいて、生産者に対する穀物の生産指示情報を生成し、生成した生産指示情報を外部(生産者)に送信するようにしたので、生産者は購入者の評価、要望等にあった生産を行うための情報を得ることができる。これにより、生産者は生産指示情報に基づいて、作付け栽培を行うことにより、購入者のニーズにあった穀物を生産することができる。すなわち、生産者に対し、穀物に対する購入者のニーズや評価と生産環境を踏まえた生産指導を行うための情報を提供できる。
【0027】
請求項13記載の穀物情報提供サーバは、請求項8から12のいずれか一項に記載の穀物情報提供サーバにおいて、更に、外部から前記ネットワークを介して受信した穀物特徴情報を前記生産者別データベースに登録する第8の手段を有することを特徴とする。請求項13記載の発明によれば、外部から受信した穀物特徴情報を生産者別データベースに登録するようにしたので、何時、何処で、誰が、どんな栽培をしたのか等を示す穀物特徴情報を購入者に提供することができる。
【0028】
また、請求項14記載のように、請求項13記載の穀物情報提供サーバにおいて、前記穀物特徴情報は、前記穀物の生産条件を含むことを特徴とする。
【0029】
また、請求項15記載の穀物情報提供システムは、情報処理装置と、該情報処理装置にネットワークを介して接続された穀物情報提供サーバとを有し、該穀物情報提供サーバは、請求項8から14のいずれか一項に記載された穀物情報提供サーバであることを特徴とする。
【0030】
また、請求項16記載の穀物情報提供システムは、穀物情報提供サーバと、ネットワークを介して穀物に関する検索条件を前記穀物情報提供サーバに送信する購入者端末と、グレインプロセッサを制御する情報処理装置と、穀物の生産指示情報を前記穀物情報提供サーバから受信するとともに、穀物特徴情報を前記穀物情報提供サーバに送信する生産者端末とから構成される穀物情報提供システムであって、前記穀物情報提供サーバは、前記購入者端末から受信した前記検索条件に従って、生産者別マスタデータベースに記憶された穀物に関する穀物特徴情報を検索し、検索された該穀物特徴情報を前記購入者端末に送信する手段と、前記購入者端末から穀物の注文を受けた際に、注文内容に応じた穀物の出荷情報を前記情報処理装置に出力する手段と、生産指示データベースの情報から生成した生産指示情報を前記生産者端末に送信する手段と、前記生産者端末から生産した穀物に関する穀物特徴情報を受信する手段とを有することを特徴とする。
【0031】
また、請求項17記載の穀物情報提供プログラムは、穀物に関する穀物特徴情報を外部に提供するためにコンピュータを、外部から穀物に関する検索条件を取得する第1の手段、該第1の手段により取得した前記検索条件に従って、生産者別マスタデータベースに記憶された穀物に関する穀物特徴情報を検索する第2の手段、該第2の手段によって検索された穀物特徴情報を前記外部に出力する第3の手段として機能する。
【0032】
請求項17記載の発明によれば、受信した検索条件に従って、生産者別マスタデータベースに記憶された穀物に関する穀物特徴情報を検索して、検索された穀物特徴情報を外部に出力するようにしたので、購入者の多様なニーズに応える地域の特性を活かした穀物作りを行う生産者(農家又は経営体)が生産した穀物に関する穀物特徴情報を購入者に提供することができる。
【0033】
また、請求項18記載の穀物情報提供プログラムは、請求項17記載の穀物情報提供プログラムにおいて、更に、前記ネットワークを介して外部から依頼を受けた該穀物に関する評価又は要望を入力するための帳票を生成し、生成した該帳票を前記外部に出力する第4の手段を有することを特徴とする。請求項18記載の発明によれば、外部からの依頼により帳票を生成し、生成した帳票を外部に出力するようにしたので、購入者から評価、要望等を取得することができる。
【0034】
また、請求項19記載の穀物情報提供プログラムは、請求項17又は18記載の穀物情報提供プログラムにおいて、更に、外部から穀物の注文を受けた際に、注文内容に応じた穀物の出荷情報をグレインプロセッサを制御する情報処理装置に出力する第5の手段を有することを特徴とする。請求項19記載の発明によれば、情報処理装置に穀物の出荷情報を出力して、グレインプロセッサを制御することができる。
【0035】
また、請求項20記載の穀物情報提供プログラムは、請求項17から19のいずれか一項に記載の穀物情報提供プログラムにおいて、更に、外部から前記ネットワークを介して穀物の注文を受けた際に、注文内容に基づいて、前記生産者別マスタデータベースを参照し、注文を受けた穀物の販売価格を算出し、算出した該販売価格を前記外部に出力する第6の手段を有することを特徴とする。請求項20記載の発明によれば、購入者は、外部(購入者端末)から販売価格を知ることができる。
【0036】
また、請求項21記載の穀物情報提供プログラムは、請求項17から20のいずれか一項に記載の穀物情報提供プログラムにおいて、更に、前記帳票を介して取得した情報及び生産指導データベースに記憶された生産条件情報に基づいて、生産者に対する穀物の生産指示情報を生成し、生成した該生産指示情報を外部に出力する第7の手段を有することを特徴とする。
【0037】
請求項21記載の発明によれば、帳票を介して取得した情報及び生産指導データベースに記憶された生産条件情報に基づいて、生産者に対する穀物の生産指示情報を生成し、生成した生産指示情報を外部(生産者)に出力するようにしたので、生産者は購入者の評価、要望等にあった生産を行うための情報を得ることができる。これにより、生産者は生産指示情報に基づいて、作付け栽培を行うことにより、購入者のニーズにあった穀物を生産することができる。すなわち、生産者に対し、穀物に対する購入者のニーズや評価と生産環境を踏まえた生産指導を行うための情報を提供できる。
【0038】
また、請求項22記載の穀物情報提供プログラムは、請求項17から21のいずれか一項に記載の穀物情報提供プログラムにおいて、更に、外部から取得した穀物特徴情報を前記生産者別マスタデータベースに登録する第8の手段を有することを特徴とする。請求項22記載の発明によれば、外部から受信した穀物特徴情報を生産者別マスタデータベースに登録するようにしたので、何時、何処で、誰が、どんな生産をしたのか等を示す穀物特徴情報を購入者に提供することができる。
【0039】
また、請求項23記載のように、請求項22記載の穀物情報提供プログラムにおいて、前記穀物特徴情報は、前記穀物の生産条件を含むことを特徴とする。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を穀物の情報提供を行う穀物情報提供システムに適用した実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態の概要について説明するための図である。米に対するマーケットの多様なニーズにきめ細かく対応する多様な生産環境を活かす日本型精密農業、品質管理を重視した栽培管理により多様な品質・規格のコメを、消費者や卸業、加工業者へおいしく届ける、新たな米生産、流通システムを提供する。
【0041】
図1に示すように、お米に対する消費と生産は本来、実に多様なものがある。消費者や卸業者、加工業者には、例えば、「粘りのあるコメがほしい」、「淡白なコメがほしい」、「大粒のコメがほしい」、「高くてもいいから粘りのある甘いコメがほしい」、「味は一般的でいい安いコメがほしい」、「おにぎり用にさめてもおいしい大粒のコメがほしい」、「冷凍食品用に蛋白で粒のそろった安いコメがほしい」といった多様なニーズがある。
【0042】
一方で、産地では、平地の大規模な水田や中山間地の小さな水田、東北や北海道、九州などの地域性や、肥沃な土壌、痩せている土壌、水質がよい、降水量が少ない、病気が発生しやすい等個々の水田の生産環境に多様な違いがある。これら多様な生産環境を活かした低コスト生産や高付加価値生産、有機栽培や無農薬栽培なども行われている。しかしながら、現在のコメの生産・流通の大勢はこのような多様な購入者ニーズと多様なコメ生産をきめ細かく結び付けるところまではいっていなかった。
【0043】
図2は、本実施の形態の概要について説明するための図である。図2に示すように、今後の米の生産、流通には、これらの多様なニーズと産地の多様な生産条件を結び付けることが重要である。多様なニーズと産地の多様な生産条件を結び付けること、すなわち、市場のニーズを的確に反映した商品としての米のコンセプトをしっかり定め、品質管理を重視した多様な品質・規格の米づくりを進めることが極めて重要である。
【0044】
また、低コストの米や粘りや粒の大きさ、食味など品質に特徴のある米をブレンドなどによりどう組み合わせれば様々な消費ニーズに最も合う米を作れるのか、また、どうすれば新たな消費ニーズを作り出すことが可能となるのかを考えることが必要である。
【0045】
図3は、本実施の形態に係る新しい米づくりの基本的な流れを説明するための図である。図3に示すように、まず、第一に、マーケットがどのような食味や品質、価格のコメを求めているのかを徹底的に調査することから始まる。次に、産地では一枚毎の水田について土壌、水質、気象等の生産条件を調べ、どの品種をどのように栽培すれば、どのような食味や品質のコメが生産できるのかを調べる。
【0046】
この二つの調査結果を踏まえ最も適切なマーケットを定め、そのマーケットニーズに最も適する商品としての米のコンセプトを定め、品種の選定から栽培管理マニュアル(栽培方法)の決定へと進む。さらに、栽培期間中はリモートセンシング等の手法を用いて品質重視の徹底した生産管理を行う。栽培管理状況はデータとして保管し、購入者の求める米の穀物特徴情報として活用される。
【0047】
また、購入者に届いたそれぞれのコメに対する評価や購入者のニーズが生産者へ帰ってきて、次の生産に反映される。このように、この新しい米づくりでは、購入者と生産者の間で商品としての米に対する生産流通履歴情報のトレーサビリティが確保される。これにより、多様なマーケットニーズと多様な生産条件を結び付けた品質管理重視の新しい米作りを行うことができる。
【0048】
図4はトレーサビリティについて説明するための図である。図4に示すように、この米づくりでは、トレーサビリティは、単に購入者に対する生産情報の提供に止まらず、生産者にとっては、購入者の評価やニーズを把握し、さらにより良いコメづくりを進めるためのアンテナであり、生産者と購入者の両者を双方向で結びつけ、信頼のコメづくりを共同して築いていくための大事な道具となる。
【0049】
図5は、本実施の形態の概要について説明するための図である。図5に示すように、まず、最初に、マーケットがどのようなコメの食味や品質等の規格を求めているのかを調べるマーケッティングを行う。次に、自分たちの生産環境を最大限活かした最も有利な米づくりは何か、即ち、ターゲットを明らかにする。さらに、ターゲットに対して単品での対応が良いのか、ブレンドによる対応がよいのかの判断をする。その上で、どのような品種をどのように栽培するのか生産計画づくりをする。なお、品種選定と生産計画は後述するサーバ11において行われる。
【0050】
図6は、水田マップについて説明するための図である。図6に示すように、一枚の水田でも場所によって所々土壌の成分に違いがあり、精密に栽培していくには、その状態を把握する必要がある。水田をメッシュで分割し、土を複数、採取し、分析する。この時、採取した位置を記録し、土壌分析の結果と、過去の収量データ、淡白含量データ、栽培管理データなどを重ねた水田マップを作成する。これを精密栽培管理の基礎資料とする。この水田マップは、栽培管理データとして後述する生産者別マスタデータベース24に格納される。この他に、地域の気象データや水田の水質データ等を栽培管理データとして活用する。
【0051】
図7は、品種選定と生産計画について説明するための図である。図7に示すように、多様なニーズにきめ細かく対応した米づくりを行うための生産計画と水田一枚一枚毎の栽培管理データに基づき、水田毎に品種選定と栽培管理計画を定め、地域の水田に張り付けていく。この栽培管理計画に基づき、品質管理を重視したメッシュ毎の精密な栽培管理を行う。例えば、A水田は品種1(50ha)を低コストで生産、B水田は品種2(10ha)の味付け米を生産、C水田は品種3(50ha)の銘柄米を生産するなどのように栽培管理を行う。なお、品種と生産計画は、栽培管理データに基づき、後述するサーバ11によって行われる。
【0052】
図8は、生産状況生育マップについて説明するための図である。図8に示すように、精密な品質管理を前提とする米の生産には、イネの生育の状況に高じて、肥料の散布の時期や量をきめ細かく的確に判断する必要がある。このため、無人ヘリコプターに搭載した特殊なカメラ等で水田を撮影し、イネの葉の色を測定、これを分析し、イネの生育状況をきめ細かに判断する。生育状況マップは、栽培管理データとして後述する生産者別マスタデータベース24に格納される。
【0053】
図9は、本実施の形態の概要について説明するための図である。図9に示すように、各集落、各農家で生産された多様な品質の米を、それぞれのコメの特徴を活かしたままで購入者へ届けるシステムが必要となる。ミニサイロとグレインプロセッサを組み合わせることにより、生産者がつくった米を類似の米ごとに小分けして分類し、遠赤外線を利用しておいしく乾燥した籾をミニサイロにバラで貯蔵し、購入者の求める時に、好みにあったコメを、グレインプロセッサを使ってフレッシュな今摺り米として購入者へ届けることができる。
【0054】
「粘りの強い甘いコメ」、「粘りがなく淡白なコメ」、「安くて粘りもあるコメ」、「普通のコメ」等多様なニーズに応じたきめ細かな規格のコメが購入者個々の好みにあった形で届けることができる。すなわち、各集落、各農家では、多様な生産条件を活かし品質管理を重視した多様な生産が行われ、栽培情報が確保された地域の特徴ある米を、おいしさをそのままに消費者、卸業者、加工業者の個々の好みに合わせて確実に届けることができる。
【0055】
図10は、本実施の形態の概要について説明するための図である。図10に示すように、地域のJA(農業協同組合)の共乾施設やコメセンターなどでは、このような精密な栽培管理のもとに生産した米を栽培管理データとともに管理する。消費者や卸業者、加工業者等のマーケットの求める食味や品質の規格を受けて、管理している米の中でニーズにあった最適な米を栽培管理情報を付けて提供する。この商品としてのコメの評価や新たなニーズを収集、分析し、今後の品種選定などの作付管理や精密な栽培管理に関する指導を生産者に対して行う。
【0056】
図11は、本実施の形態の概要について説明するための図である。図11に示すように、この新たな米生産、流通システムは、購入者にとっては、それぞれの購入者ニーズにあった多様なコメとその生産流通履歴情報把握(トレーサビリティ)を提供する安全でおいしい、信頼性の高い流通を実現する。生産者にとっては、購入者の求める食味、品質等に関するニーズを反映した市場性の高い米づくりに通ずる高付加価農業を実現する。すなわち、生産者は、食味、品質等の品質管理を重視し、土壌、水質、気象等生産条件の違いを活かした最適生産を行うことができる。これにより、消費ニーズにきめ細かく対応した商品としてのコメづくりを実現できる。
【0057】
次に、本実施の形態における米の流通形態について説明する。図12は、本実施の形態における米の流通形態を説明するための図である。図12において、A集落、B集落、C大規模農家、D大規模農家、E農家、F農家、中山間地のG集落、中山間地のH集落は生産者1である。また、生産者1は、土壌、水、気象等の地域の多様な生産条件を活かした多収量・普通食味米生産、低収量・良食味米生産、高粘り・味付け米生産、低粘り・低蛋白米生産、香り米生産などの多様な食味、品質、規格の米作りを行うことができる。
【0058】
グレインプロセッサ2は、グレインプロセッサ乾燥部4、グレインプロセッサ調製部5とから構成され、情報処理装置15により制御される。このグレインプロセッサ2は、遠赤外線を利用した乾燥機構及び遠心力を利用した籾摺機構を有し、乾燥、籾摺、選別、精米を一貫して行うことのできる装置である。食味、品質の規格が類似の穀物をロット3毎に分別し、乾燥、貯蔵、精米を行うようになっている。
【0059】
グレインプロセッサ2の出荷方式は、個別農家、集落等で生産した米をそのまま出荷する方式とブレンドして出荷する方式が可能となる。ブレンドは、ブレンド後に貯蔵する方法と貯蔵後出荷前にブレンドする2通りの方式が可能となる。貯蔵は複数の容量の貯蔵庫でロット毎に個別に実施する。グレインプロセッサ2の乾燥部4は、遠赤外線乾燥機を用いてロット毎に省エネ乾燥を行う。グレインプロセッサ2の調製部5は、ロット毎に精米する。これにより、購入者に応じた多様な米を精米出荷できる。ロット毎の貯蔵は、籾で貯蔵することにより、おいしい米はおいしく、粘りのある米は粘りを保持する等長期間米の特徴を保持することができる。
【0060】
生産者1は、▲1▼サーバ11に穀物特徴情報を予め登録しておく。▲2▼購入者6がサーバ11に要望入力画面を要求すると、サーバ11は▲3▼要望入力画面を購入者6に送信する。▲4▼購入者6は要望入力画面に検索条件を入力し、サーバ11に検索条件を送信する。▲5▼サーバ11は購入者6に検索結果画面を送信する。▲6▼購入者6は、検索結果画面等を参照し、注文内容をサーバ11に送信する。▲7▼サーバ11はグレインプロセッサ2を制御する情報処理装置15に籾すり・精米指示データを送信する。グレインプロセッサ2は、ブレンド米、A米、ABブレンド米、C米、D米、E米、F米、Gブレンド米、H米を購入者6に提供する。これにより、購入者6は、生産流通履歴情報を確保した多種多様なつきたて(旬)のおいしい米を購入できる。また、同時に▲8▼サーバ11は購入者6に提供したコメの穀物特徴情報と要望と評価を記載する帳票を送信する。▲9▼購入者6は届いたコメの評価や新たなニーズを帳票に回答しサーバ11に送信する。10.サーバ11はこの回答を分析し、予めサーバ11に蓄積された生産者別マスタデータベースの生産条件データとともに分析結果を踏まえたコメづくりのために生産指示情報を生産者1に送信する。ここで、帳票とは、米に対する要望や評価を入力するものであり、インターネットを介して送られる場合には、例えば帳票画面として購入者6に送られる。この帳票はインターネット以外の方法により購入者6に提供するようにしてもよい。
【0061】
従って、購入者6は、高級志向、低価格志向、一般購入者向け、飲食業者向け、加工業者向け等を考慮した米を購入することができ、特徴のある米が普通の米と区別され、購入者の元へ提供される。よって、生産者各自の努力が反映される。また、上記▲9▼の帳票により購入者やマーケットの評価やニーズが生産者1に提供される。これにより、生産者に対し、穀物に対する購入者のニーズや評価と生産環境を踏まえた生産指導を行うための情報を提供できる。
【0062】
次に、図12に示した米の流通を実現するための穀物情報提供システムについて説明する。図13は、本実施の形態に係る穀物情報提供システムのブロック図である。図13に示すように、穀物情報提供システム10は、グレインプロセッサ2と、サーバ11と、購入者端末12と、生産者端末13と、情報処理装置15とを有する。また、サーバ11は、インターネットなどのネットワーク14を介して、購入者端末12、生産者端末13に接続されている。
【0063】
サーバ11は、全体としてwebサイトを構成する。サーバ11は、購入者端末12に対して要望入力画面を提供したり、帳票画面を提供するなどの各種のサービスを行う。また、サーバ11は、生産者端末13に対して、生産指示情報の提供などのサービスを行う。また、サーバ11は、共同乾燥、精米施設及び個別の生産者(農家又は経営体)における穀物管理、収支管理を行う。サーバ11は、地方公共団体(市町村等)、農協、各種農業経営体(農業集団等)に設置される。さらに、サーバ11には土壌測定器を接続して生産者の土壌分析試料から土壌条件を取得できるようにしてもよい。なお、サーバ11は、出荷管理、在庫管理を行うこともできる。
【0064】
購入者端末12は、購入者6が使用するものであり、例えばパーソナルコンピュータで構成されている。生産者端末13は、生産者1が使用するものであり、例えばパーソナルコンピュータで構成されている。生産者端末13Aは図1に示すA集落に、生産者端末13BはB集落に、生産者端末13CはC大規模農家に、生産者端末13DはD大規模農家に、生産者端末13EはE農家に、生産者端末13FはF農家に、生産者端末13Gは中山間地のG集落にそれぞれ設置される。
【0065】
また、購入者端末12、生産者端末13のウェブブラウザは、ユーザが指定したURL(Uniform Resource Locator)に従って、サーバ11に対してHTML情報の送信を要求する。このHTML情報の送信要求を受けたサーバ11は、購入者端末12、生産者端末13からの要求に対応する必要な情報を取得して、取得した情報を用いて後述するウェブページを構成し、HTMLソースコードとしてウェブブラウザに返送する。
【0066】
各端末12、13のウェブブラウザは、サーバ11から受け取ったHTMLソースコードを解析し、そのソースコード中に含まれるテキスト情報等を画面表示する。また、生産者端末12、購入者端末13は、携帯電話機、PHS(登録商標)、又はPDA(Personal Digital Assistants:個人用情報機器)などの携帯端末を用いることもできる。また、購入者端末12及び生産者端末13は情報処理装置にも相当する。
【0067】
また、ネットワーク14は、インターネットの代わりに、専用回線、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等を用いてもよい。情報処理装置15は、サーバ11からの注文データなどに基づき、グレインプロセッサ2を制御する。情報処理装置15は、サーバ11からの注文データにブレンド情報が含まれている場合には、注文データに従ってブレンド処理を行う。ブレンド処理は、詳細は後述するがグレインプロセッサ調製部5により行われる。なお、図13では、情報処理装置15は、ネットワーク14を介してサーバ11に接続されているが、図14に示すように、サーバ11の入出力制御手段22に接続するようにしてもよい。
【0068】
また、サーバ11は、制御部21と、入出力制御手段22と、外部記憶装置23とを有する。制御部21は、サーバ11全体を制御し、サーバ11の中央演算処理装置として実現可能である。制御部21は、購入者端末12から受信した検索条件に従って、生産者別マスタデータベース24に記憶された穀物に関する穀物生産情報を検索し、検索された穀物生産情報を購入者端末12に出力する。
【0069】
また、制御部21は、購入者端末12から依頼を受けた穀物に関する帳票を生成し、生成した帳票を購入者端末12に出力する。また、制御部21は、購入者端末12から取得した帳票を介して取得した情報及び生産指導データベース28に記憶された生産指示情報に基づいて、生産者に対する穀物の生産指示情報を生成し、生成した生産指示情報を生産者端末13に出力する。また、制御部21は、生産者端末13から取得した穀物特徴情報を生産者別マスタデータベース24に登録する。なお、制御部21は、所定のプログラムを読み込んで上記各処理を実行する。入出力制御手段22は、ネットワーク14との間で情報の送受信を行う。
【0070】
外部記憶装置23は、生産者別マスタデータベース24、マーケット調査データベース25、市場調査結果データベース26、顧客データベース27、生産指導データベース28、労務管理データベース29等の各種データベースを保存する。外部記憶装置23は例えば磁気ディスク装置で構成される。
【0071】
生産者別マスタデータベース24は、個々の生産者が生産する米の特徴情報を記憶する。また、上述した水田マップ、生育状況マップの他、土壌成分マップなども記憶する。具体的には、生産者別マスタデータベース24の特徴情報は、1.穀物に関する情報、2.栽培情報(穀物の生産条件)、3.単品市場価格、4.ポストハーベスト施設における乾燥・調製・貯蔵・精米条件などである。詳細は以下の通りである。
1.穀物に関する情報
(1)品種名
(2)品質:香り、味、粘り、堅さ、光沢、総合評価、水分、整粒割合、被害粒割合(胴割れ粒、虫害粒、発芽粒、砕粒等)、未熟粒割合、蛋白含量、アミロース含量、アミロペクチン含量、脂肪酸、アミノ酸、各種ミネラル、その他成分)、白度、粒径、粒長、粒厚、(3)在庫量、(4)単品市場価格。
2.栽培情報(穀物の生産条件)
(1)気象、(2)収穫時期、(3)土壌条件(窒素、PH等)、(4)施肥量(化学、有機)、(5)農薬散布量(化学、天敵等)、(6)栽培農家名、(7)栽培地名、(8)その他。
3.単品市場価格
・単品及びブレンド米の価格決定方法と決定値。
4.ポストハーベスト施設における乾燥・調製・貯蔵・精米条件
(1)乾燥:日時、温度、穀物水分、乾燥方式(遠赤外線、熱風)、雰囲気温度、湿度等。
(2)調製:籾摺機等機械の仕様(種類)、選別機網目、雰囲気温度、湿度。
(3)貯蔵:気象、貯蔵庫内温度、穀物層温度、穀物水分。
(4)精米:精米圧力、流量、穀物温度、搗精度、歩留、精米ロール回転数。
【0072】
なお、生産者別マスタデータベース24の穀物特徴情報は、ネットワーク14を介して取得するだけでなく、他の方法で取得するようにしてもよい。
【0073】
マーケット調査データベース25は、マーケットの調査結果やマーケットの調査結果から得られた分析データなどを記憶する。市場調査結果データベース26は、市場調査で得られた情報を記憶する。顧客データベース27は、購入者名、住所、電話番号、性別、年齢、家族人数、嗜好(銘柄(品質等詳細データ))、購入数量等の顧客情報を記憶する。生産指導データベース28は、品種、作付面積、肥料、農薬の種類、散布量、散布時期、収穫日等の農家指導などを記憶する。詳細は後述する。労務管理データベース29は、労務管理(人員配置、給料、勤務時間等の労務情報を記憶する。
【0074】
次に、本実施の形態に係る穀物出荷管理システムの動作について説明する。図15は、穀物出荷管理システムの動作フローチャートである。図15に示すように、サーバ11は、穀物特徴情報取得、穀物検索条件取得、要望入力画面生成、評価帳票生成、記入済み帳票取得、生産指示情報取得に関する各処理を行う。
【0075】
ステップ101において、サーバ11は、穀物特徴情報を取得する。つまり、サーバ11は、生産地の土壌、水質、気象条件等の異なる多様な穀物特徴情報を生産者端末13から取得する。サーバ11は取得した穀物特徴情報を生産者別マスタデータベース24に格納する。ステップ102において、サーバ11は、購入者端末11から穀物に関する検索条件を取得する。ステップ103において、サーバ11は、検索結果画面を生成する。
【0076】
ステップ104において、サーバ11は、帳票を生成する。ステップ105において、サーバ11は、記入済み帳票を取得する。ステップ106において、サーバ11は、生産指示情報を生成する。この生産指示情報を生産者本人へ返信し、生産者の翌年以降の生産に反映させる。これにより、前年までの購入者の要望、評価等から、農家に対して要望、評価等に応えられる米を生産するために作付け栽培を指示することができる。
【0077】
次に、図16を用いて、購入者が検索結果受信までの処理について説明する。図16は、購入者が検索結果受信までの処理フローチャートを示す図である。購入者は、米に関する要望をサーバ11から取得したい場合には、購入者端末12のキーボード、マウスなどの入力装置を用いて、サーバ11が提供しているホームページにネットワーク14を介してアクセスし、自身のユーザID及びパスワードを入力するための操作し(ステップ201)、購入者端末12は、サーバ12へユーザID及びパスワードを送信する(ステップ202)。
【0078】
サーバ11は、購入者端末12から入力されたユーザID及びパスワードをもとに認証処理を行い、購入者端末12のユーザが正当であるか否かを判定する(ステップ203)。もし、正当と判定されたならば、サーバ11は入力されたユーザIDを持つユーザの購入者端末12からのログインを許し、外部記憶装置23に保存されている顧客データベース27を参照し(ステップ204)、その参照結果に基づいてWebページとしての米に関する要望入力画面を生成して(ステップ205)、購入者端末12に送信する(ステップ206)。
【0079】
購入者端末12は、サーバ11から要望入力画面を受信する(ステップ207)。購入者は、購入者端末12のキーボードまたはマウスを操作して、各条件を入力し(ステップ208)、検索開始ボタン(図示省略)を押すと、検索条件がサーバ11に送信される(ステップ209)。サーバ11は、検索条件を受信する(ステップ210)。サーバ11は、購入者端末12からの検索要求を受け付けると、検索条件に従って生産者別マスタデータベース24から当該条件に合致する穀物特徴情報を検索する検索処理を行う(ステップ211)。
【0080】
サーバ11は、検索処理の結果、検索条件に合致したデータが検索できたならば、その検索結果を示す検索結果画面を生成する(ステップ211)。サーバ11は、生成した検索結果画面を購入者端末12に送信する(ステップ212)。すなわち、検索された穀物特徴情報を購入者端末12に送信する。購入者端末12は、検索結果画面を受信する(ステップ213)。これにより、購入者端末12に現在表示中の検索条件入力画面上の検索結果表示エリアに、検索結果画面が表示され、穀物特徴情報を取得できる。ここでは、検索条件に合致したデータが検索できなかった場合には、その旨を通知する検索結果画面が表示される。また、ニーズにより類似の米に関する情報を提供するようにしてもよい。
【0081】
次に、図17を用いて、米の注文から米評価帳票の画面の受信までの処理について説明する。図17は、米の注文から米評価のための帳票画面の受信までの処理フローチャートを示す図である。購入者は、米を注文したい場合には、購入者端末12のキーボード、マウスなどの入力装置を用いて、検索結果画面に注文内容を入力する(S301)。ここで、購入者は、ブレンド米を注文することもできる。
【0082】
購入者端末12は、米注文データをサーバ11に送信する(ステップ302)。サーバ11は、注文内容を受信すると(ステップ303)、外部記憶装置23に保存されている生産者別マスタデータベース24などを参照し、その参照結果に基づいて米注文データを生成し(ステップ304)、生成した米注文データを情報処理装置15に出力し(ステップ305)、情報処理装置15はサーバ11からの注文データに従ってグレインプロセッサ2を制御する。
【0083】
グレインプロセッサ2は、この注文データに基づいて、ブレンドなどの処理を行う。具体的には、グレインプロセッサ2は、この注文データに基づいて、米の乾燥、貯蔵、調製段階で各々の米の特徴を活かすために品質、食味等規格の同じ米を小ロットでグルーピングし個別に管理する。その米を消費ニーズに的確に対応して届けるために単品、又は数種のブレンドに調製出荷する。また、出荷する米の情報(農家名、ほ場名(田畑)、品質、乾燥日時、精米日時等)を付して購入者に米を販売する。
【0084】
ここで、グレインプロセッサ2での単品出荷とブレンド出荷について説明する。サーバ11は、ブレンド出荷を行う場合、外部からの注文に基づいて、生産者別マスタデータベース24などを参照し、以下のようにお米を選択する。米の香りを強くしたい場合には、ベースとなる米に強香り品種を添加し、米の香りを弱くしたい場合には、ベースとなる米に弱香り品種を添加する。また、米の味を強くしたい場合には、ベースとなる米に強味品種を添加する。
【0085】
また、米の味を弱くしたい場合には、ベースとなる米に弱味品種を添加する。また、米の硬さを強くしたい場合には、ベースとなる米に硬質米を添加する。また、米の硬さを弱くしたい場合には、ベースとなる米に軟質米を添加する。そして、サーバ11は、選択した米から籾すり精米指示データを生成し、情報処理装置15に出力する。
【0086】
図19は、単品出荷とブレンド出荷を説明するための図である。また、図20はブレンド出荷における発注から米の配送までの流れを説明するための図である。以下の処理はサーバ11が生成した注文データに基づいて行われる。図19において、5A、5B、5C、5Dはグレインプロセッサ2の調製部をそれぞれ示している。グレインプロセッサ2の調製部5A、5B、5C、5Dは情報処理装置15からの制御信号に基づいて定量排出を行う。グレインプロセッサ調製部5A、5B、5C、5Dでの単品出荷、ブレンド出荷の処理は以下の通りである。
・単品出荷の場合には、グレインプロセッサ調製部5Aから定量排出された穀物▲1▼、グレインプロセッサ調製部5Bから定量排出された穀物▲2▼、グレインプロセッサ調製部5Cから定量排出された穀物▲3▼、グレインプロセッサ調製部5Dから定量排出された穀物▲4▼をそれぞれ出荷する。
・ブレンド出荷で混合比1:1の場合には、▲1▼穀物A+▲2▼穀物B、
・ブレンド出荷で混合比2:1の場合には、▲1▼穀物A+▲2▼穀物A+▲3▼穀物B、
・ブレンド出荷で混合比3:1の場合には、▲1▼穀物A+▲2▼穀物A+▲3▼穀物A+▲4▼穀物B、
・ブレンド出荷で混合比1:1:2の場合には、▲1▼穀物A+▲2▼穀物B+▲3▼穀物C+▲4▼穀物Cで出荷する。これにより、複数のグレインプロセッサ調製部5A、5B、5C、5Dと複数の品種により様々なブレンド穀物を生産することができる。これにより、あらゆるニーズに応えることができる。なお、定量排出する際に、流量を調整することもできる。
【0087】
次に、図20を用いて、購入者が粘りと香りの強い米を注文した場合のシステムの処理方法について説明する。購入者は購入者端末12、ネットワーク14を介してサーバ11に注文をする。注文を受けたサーバ11は、生産者別マスタデータベース24等を参照し、注文データを生成し、生成した注文データを施設に設置された情報処理装置15に送る。情報処理装置15は、注文データに基づき、貯蔵装置(サイロ等)の排出装置B及びDをオンにして、香りの強い貯蔵米Bと、粘りの強い貯蔵米Dを排出し、グレインプロセッサ2の調製部5に送られ、その後にブレンドされる。その後、購入者の要望に応える粘りと香りの強い米が購入者に配送される。
【0088】
図17に戻って、次に、ステップ306において、サーバ11は、販売価格を算出する。サーバ11における単品価格とブレンド販売価格の決定方法は以下の通りである。
・単品販売価格;▲1▼A円/トン、▲2▼B円/トン、▲3▼C円/トン、▲4▼D円/トン。
・ブレンド販売価格I1で混合比率1:1の場合には、I1円/トン×2Yトン>A円/トン×Yトン+B円/トン×Yトン、
・ブレンド販売価格I2で混合比率1:1:1の場合には、I2円/トン×3Yトン>A円/トン×Yトン+B円/トン×Yトン+C円/トン×Yトン、
・ブレンド販売価格I3で混合比1:2の場合には、I3円/トン×3Yトン>A円/トン×Yトン+D円/トン×2Yトンとなる。なお、サーバ11は算出した販売価格を購入者端末12に送信するようにしてもよい。これにより、ユーザは購入者端末12に接続されたディスプレイにより販売価格を知ることができる。
【0089】
ステップ307において、サーバ11は、注文条件に従って、注文を受けた米に関する帳票を購入者に入力してもらうための帳票画面を生成する(ステップ307)。サーバ11は、生成した帳票画面を購入者端末12に送信する(ステップ308)。購入者端末12は、帳票画面を受信する(ステップ309)。
【0090】
次に、図18を用いて、購入者端末12での帳票画面から生産者端末13での生産指示情報の表示までの処理について説明する。図18は、帳票画面受信から生産指示情報の表示までの処理フローチャートである。購入者端末12は、帳票画面を受信すると(ステップ401)、購入者端末12に接続されたディスプレイに帳票画面を表示する(ステップ402)。購入者は、購入者端末12のキーボードまたはマウスを操作して、帳票画面の各項目に評価を入力する(ステップ403)。
【0091】
図21は、購入者、実需者への帳票画面の一例を示した図である。図21に示すように、帳票画面には、炊飯米の項目として、外観、香り、味、粘り、硬さ、総合があり、玄米、白米の項目として外観がある。購入者は、購入者端末12に接続されたマウス等を用いて、各項目に対して、満足、やや満足、普通、やや不満、不満のチェックボックスにチェックを付けることにより、その項目の評価を入力することができる。
【0092】
図22は、図21に示した帳票の各項目について、更に詳しい要望を聞くための帳票画面の一例である。図22に示すように、炊飯米の項目は、外観、香り、味、粘り、硬さがあり、玄米、白米の項目は、外観がある。購入者は、購入者端末12に接続されたマウス等を用いて、各項目に対してチェックをする。具体的には、炊飯米の外観の欄には、大きい方が良い、小さい方が良い、粒が揃っていた方が良い、光沢がある方が良い、その他の中から希望する箇所のチェックボックスにチェックをする。また、炊飯米の香りの欄には、香りが強い方が良い、香りが弱い方が良い、香りがない方が良い、その他の中から希望する箇所のチェックボックスにチェックをする。
【0093】
また、炊飯米の味の欄には、もっと味がある方が良い、味はうすい方が良い、味はない方が良い、その他の中から希望する箇所のチェックボックスにチェックをする。また、炊飯米の粘りの欄には、粘りが強い方が良い、粘りは弱い方が良い、その他の中から希望する箇所のチェックボックスにチェックをする。また、炊飯米の硬さの欄には、もっと硬い方が良い、もっと柔らかい方が良い、その他の中から希望する箇所のチェックボックスにチェックをする。
【0094】
白米の外観の欄には、粒が大きかった、粒が小さかった、粒が揃っていなかった、着色粒があった、石その他が入っていたの中から希望する箇所のチェックボックスにチェックをする。玄米の外観の欄には、粒が大きかった、粒が小さかった、粒が揃っていなかった、着色粒があった、石その他が入っていたの中から希望する箇所のチェックボックスにチェックをする。満足、やや満足、普通、やや不満、不満のチャックボックスにチャックを付けることにより、その項目の評価を入力することができる。
【0095】
そして、購入者は、ブラウザに表示される送信ボタン(図示省略)を押すと、その入力条件に基づく記入済み帳票がネットワーク14を介してサーバ11に送信される(ステップ404)。サーバ11は、購入者端末12からの記入済み帳票を受信する(ステップ405)。
【0096】
サーバ11は、受信した帳票を介して取得した情報及び生産条件に基づいて、生産指導データベース28を参照して、生産者に対して生産の指示を行う生産指示情報を生成する(ステップ406)。図23は生産指導データベースの内容の一例を示す図である。図23に示すように、米の粘りを強くしたい場合には、蛋白を少なくし、アミロースを少なくし、アミロペクチンを多くする。また、米の粘りを弱くしたい場合には、蛋白を多くし、アミロースを多くし、アミロペクチンを少なくする。なお、これらは水田に施用する窒素の量に依存する。
【0097】
図18に戻って、ステップ407において、サーバ11は、生成した生産指示情報を生産者別データベース24に登録する(ステップ407)。サーバ11は、生成した生産指示情報を生産者端末13に送信する(ステップ408)。なお、ここでの生産指示情報の送信は、定期的に自動で送信するようにしてもよい。ステップ409において、生産者端末13は、サーバ11から生産情報を受信する。ステップ410において、生産者端末13は、接続されたディスプレイに生産指示情報を表示する。
【0098】
図24は、生産指示情報をディスプレイに表示した例を示している。図24に示すように、生産指示情報には、施肥(元肥、追肥)には窒素・リン・カリ・有機、防除には無農薬・減農薬・通常防除、収穫時期、作付け品種、作付面積等が示されている。これにより、生産者に対し、穀物に対する購入者の要望や評価と生産環境を踏まえた生産指導を行うための情報を提供できる。
【0099】
また、生産指示情報の他の例としては以下の通りである。粒の大きいコメを生産するために、出穂期以降の窒素成分の肥料散布量を増やすような栽培指導を行う。例えば、栽培途中において巡回指導によって育成が遅れている場合は以下のような生産指示情報を生産者に発信する。
・○月○日圃場番号○番の生育状況
・穂ばらみ遅れ気味
・要 肥料散布(○月○日頃に化成肥料(商品名)○kg/10a程度)
次に、サーバ11が行う穀物特徴情報の他の提供方法について説明する。また、サーバ11は、生産者別マスタデータベース24に関連し、所定の条件(例えば作物名など)を選択可能なページをインターネット上で提供する手段と、外部(購入者端末)からのアクセスに応じて前記ページを送信する手段と、該ページ上に表示される所定の条件をユーザがクリックするイベントに応じて前記生産者別マスタデータベース24を検索し、該クリックされた所定の条件に対応する穀物特徴情報をHTML文書で前記外部に送信する手段とを有するようにしてもよい。送信された穀物特徴情報には例えば以下のようなものが含まれる。
・生産者;○○県○○郡○○村○○○○。
・産地;○○県○○郡○○村、土壌養分量多い(窒素含有量○mg/100g)、水質良(地下水利用)。
・気象;成育期間中、気温○℃〜○℃、降水量○○mm、日照多。
・品種名;コシヒカリ。
・栽培方法;低農薬栽培、
・施肥;○月○日、有機肥料○kg/10a。
・施肥;○月○日、化成肥料(商品名)○kg/10a。
・防除;○月○日、農薬(商品名)○kg/10a。
・収穫方法;機械刈(○月○日)
・品質;粒の大きさ(大・艶・良)
・品質;粒ぞろい(良)
・品質;硬さ(柔・粘り・弱)
・品質;香り(弱・味・良)
・品質;蛋白含量(少)、アミロース含量(多)
・乾燥;遠赤外線による乾燥(○月○日○時間)
・貯蔵;○月○日〜○月○日○℃で○日間(○○県○○郡○○村コメセンター)
・精米;○月○日(○○県○○郡○○村コメセンター)
・留意事項;水を少な目(○割減)に炊飯、蒸らしを十分に行ってください。粘りが少なく淡白な味なのでカレー等にあう。
・価格;○kg○○○○円
これにより、生産者が栽培した特徴ある穀物に関する多様な生産情報を購入者に提供できる
本実施の形態によれば、外部(購入者)から穀物に関する検索条件を受信し、受信した検索条件に従って、生産者別マスタデータベースに記憶された穀物に関する穀物生産情報を検索して、検索された穀物生産情報を外部に送信するようにしたので、購入者の多様なニーズや評価に応える地域の特性を活かした米作りを行う生産者(農家又は経営体)が栽培した穀物に関する情報を購入者に提供することができる。
【0100】
また、帳票を介して取得した情報及び生産指導データベースに記憶された生産指導情報に基づいて、生産者に対する穀物の生産指示情報を生成し、生成した生産指示情報を外部(生産者)に送信するようにしたので、生産者は購入者のニーズや評価を得ることができる。これにより、生産者は生産指示情報に基づいて、作付け栽培を行うことにより、購入者のニーズや評価にあった穀物を栽培することができる。
【0101】
すなわち、購入者は、高くても好みにあった米、味が一般的でも安い米、粘りがあって甘い米、粘りがなくて淡白な米、冷めてもおいしい米、もちもちした触感の米、低アレルギーの米などのように、多様な品質、食味の米を購入することができる。また、卸業者、加工業者も、ファミリレストラン用飯米、弁当、おにぎり用等コンビニエンス向けの米、すし、ピラフ、パエリア用等飲食店向けの米、レトルト米、冷凍米用等原料米に適した米、ポン菓子、まんじゅう用等加工適性がある米のように、多様な品質、食味の米を購入することができる。
【0102】
また、上記穀物情報提供システム、穀物情報提供サーバ、穀物情報提供方法及び穀物情報提供プログラムは、以下のようにしてもよい。
【0103】
また、穀物情報提供システムは、生産者別マスタデータベースと、生産者別マスタデータベースに関連し、所定の条件(例えば作物名など)を選択可能なページをインターネット上で提供する穀物情報提供サーバと、購入者端末とを有し、前記穀物情報提供サーバは、購入者端末からのアクセスに応じて前記ページを送信し、該ページ上に表示される所定の条件をユーザがクリックするイベントに応じて前記生産者別マスタデータベースを検索し、該クリックされた所定の条件に対応する穀物特徴情報をHTML文書で前記購入者端末に送信する。
【0104】
また、穀物情報提供サーバは、生産者別マスタデータベースに関連し、所定の条件(例えば作物名など)を選択可能なページをインターネット上で提供する手段と、外部(購入者端末)からのアクセスに応じて前記ページを送信する手段と、該ページ上に表示される所定の条件をユーザがクリックするイベントに応じて前記生産者別マスタデータベースを検索し、該クリックされた所定の条件に対応する穀物特徴情報をHTML文書で前記外部に送信する手段とを有するようにしてもよい。
【0105】
ここで、外部からのアクセスには、購入した穀物などに付された個別コード番号をユーザが指定する場合も含まれる。
【0106】
また、穀物情報提供サーバは、生産者別マスタデータベースを参照して、穀物に関する帳票を生成する手段と、外部(購入者端末)からのアクセスに応じて、前記帳票を生成し、生成した前記帳票を外部へ送信する手段とを有する。なお、ここで、外部からのアクセスには、購入した穀物などに付された個別コード番号をユーザが指定する場合も含まれる。
【0107】
また、穀物情報提供サーバは、外部からネットワークを介して受信した穀物特徴情報に基づいて、水田マップを生成する手段を有する。
【0108】
また、穀物情報提供サーバは、外部からネットワークを介して受信した穀物特徴情報に基づいて、生育状況マップを生成する手段を有する。
【0109】
また、穀物情報提供サーバが生成する生産者に対する穀物の生産指示情報には、品種名と生産計画が含まれる。
【0110】
また、穀物情報提供方法は、生産者別マスタデータベースに関連し、所定の条件を選択可能なページをインターネット上で提供する段階と、外部(購入者端末)からのアクセスに応じて前記ページを送信する段階と、該ページ上に表示される所定の条件をユーザがクリックするイベントに応じて前記生産者別マスタデータベースを検索し、該クリックされた所定の条件に対応する穀物特徴情報をHTML文書で前記外部に送信する段階とを有する。
【0111】
また、穀物情報提供方法は、生産者別マスタデータベースを参照して、穀物に関する帳票を生成する段階と、外部(購入者端末)からのアクセスに応じて、前記帳票を生成し、生成した前記帳票を外部へ送信する段階とを有する。
【0112】
また、穀物情報提供方法は、外部からネットワークを介して受信した穀物特徴情報に基づいて、水田マップを生成する段階を有する。
【0113】
また、穀物情報提供方法は、外部からネットワークを介して受信した穀物特徴情報に基づいて、生育状況マップを生成する段階を有する。
【0114】
また、穀物情報提供プログラムは、生産者別マスタデータベースに関連し、所定の条件を選択可能なページをインターネット上で提供する手段、外部からのアクセスに応じて前記ページを出力する手段、該ページ上に表示される所定の条件をユーザがクリックするイベントに応じて前記生産者別マスタデータベースを検索し、該クリックされた所定の条件に対応する穀物特徴情報をHTML文書で前記外部に出力するする手段として機能する。
【0115】
また、穀物情報提供プログラムは、生産者別マスタデータベースを参照して、穀物に関する帳票を生成する手段と、外部(購入者端末)からのアクセスに応じて、前記帳票を生成し、生成した前記帳票を外部へ出力する手段とを有する。
【0116】
また、穀物情報提供プログラムは、外部からネットワークを介して取得した穀物特徴情報に基づいて、水田マップを生成する手段を有する。
【0117】
また、穀物情報提供プログラムは、外部からネットワークを介して取得した穀物特徴情報に基づいて、生育状況マップを生成する手段を有する。
【0118】
以上説明した本実施形態の穀物情報提供システムは、コンピュータのCPUあるいはMPU、RAM、ROM、インターフェースなどで構成されるものであり、RAMやROMに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。したがって、コンピュータが上記機能を果たすように動作させるプログラムを、例えばCD−ROMのような記録媒体に記録し、コンピュータに読み込ませることによって実現できるものである。上記プログラムを記録する記録媒体としては、CD−ROM以外に、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光ディスク、光磁気ディスク、DVD、不揮発性メモリカード等を用いることができる。
【0119】
また、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合や、供給されたプログラムの処理の全てあるいは一部がコンピュータの機能拡張ボードや機能拡張ユニットにより行われて上述の実施形態の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明の実施形態に含まれる。
【0120】
以上、本発明の一実施の形態を説明した。本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々変形が可能であり、例えば上記穀物は米に限るものではなく、種々のものが含まれる。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、生産者が栽培した特徴ある穀物に関する多様な生産情報を購入者に提供する穀物情報提供方法、穀物情報提供サーバ、穀物情報提供システム及び穀物情報提供プログラムを提供できる。さらに、生産者に対し、穀物に対する購入者のニーズや評価と生産環境を踏まえた生産指導を行うための情報を提供する穀物情報提供方法、穀物情報提供サーバ、穀物情報提供システム及び穀物情報提供プログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の概要について説明するための図である。
【図2】本実施の形態の概要について説明するための図である。
【図3】本実施の形態に係る新しい米づくりの基本的な流れを説明するための図である。
【図4】トレーサビリティについて説明するための図である。
【図5】本実施の形態の概要について説明するための図である。
【図6】水田マップについて説明するための図である。
【図7】品種と生産計画について説明するための図である。
【図8】生育状況マップについて説明するための図である。
【図9】本実施の形態の概要について説明するための図である。
【図10】本実施の形態の概要について説明するための図である。
【図11】本実施の形態の概要について説明するための図である。
【図12】本実施の形態における米の流通形態を説明するための図である。
【図13】本実施の形態に係る穀物情報提供システムのブロック図である。
【図14】穀物情報提供システムの他の構成例である。
【図15】穀物情報提供システムの動作フローチャートである。
【図16】検索結果受信までの処理フローチャートを示す図である。
【図17】米の注文から帳票画面の受信までの処理フローチャートを示す図である。
【図18】帳票画面受信から生産指示情報の表示までの処理フローチャートである。
【図19】単品出荷とブレンド出荷を説明するための図である。
【図20】ブレンド出荷における発注から米の配送までの流れを説明するための図である。
【図21】帳票画面を示した図である。
【図22】図21に示した帳票の各項目について、更に詳しい要望を聞くための帳票画面である。
【図23】生産指導データベースの内容の一例を示す図である。
【図24】生産指示情報をディスプレイに表示した例を示している。
【図25】従来の穀物(米)の流通形態を説明するための図である。
【符号の説明】
10 穀物情報提供システム
11 サーバ
12 購入者端末
13 生産者端末
21 制御部
23 外部記憶装置
24 生産者別マスタデータベース
28 生産指導データベース

Claims (23)

  1. ネットワークを介して外部から穀物に関する検索条件を受信する第1の段階と、
    該第1の段階により受信した前記検索条件に従って、生産者別マスタデータベースに記憶された穀物に関する穀物特徴情報を検索する第2の段階と、
    該第2の段階により検索された穀物特徴情報を前記ネットワークを介して前記外部に送信する第3の段階とを有することを特徴とする穀物情報提供方法。
  2. 前記穀物情報提供方法は更に、前記ネットワークを介して外部から依頼を受けた穀物に関する評価又は要望を入力するための帳票を生成し、生成した該帳票を前記ネットワークを介して前記外部に送信する第4の段階を有することを特徴とする請求項1記載の穀物情報提供方法。
  3. 前記穀物情報提供方法は更に、外部から前記ネットワークを介して穀物の注文を受けた際に、注文内容に応じた穀物の出荷情報をグレインプロセッサを制御する情報処理装置に出力する第5の段階を有することを特徴とする請求項1又は2記載の穀物情報提供方法。
  4. 前記穀物情報提供方法は更に、外部から前記ネットワークを介して穀物の注文を受けた際に、注文内容に基づいて、前記生産者別マスタデータベースを参照し、注文を受けた穀物の販売価格を算出し、算出した該販売価格を前記ネットワークを介して前記外部に送信する第6の段階を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の穀物情報提供方法。
  5. 前記穀物情報提供方法は更に、前記帳票を介して取得した情報及び生産指導データベースに記憶された生産条件情報に基づいて、生産者に対する穀物の生産指示情報を生成し、生成した該生産指示情報を前記所定のネットワークを介して外部に送信する第7の段階を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の穀物情報提供方法。
  6. 前記穀物情報提供方法は更に、外部から前記ネットワークを介して受信した穀物特徴情報を前記生産者別マスタデータベースに登録する第8の段階を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の穀物情報提供方法。
  7. 前記穀物特徴情報は、前記穀物の生産条件を含むことを特徴とする請求項6記載の穀物情報提供方法。
  8. ネットワークを介して外部から穀物に関する検索条件を受信する第1の手段と、
    該第1の手段により受信した前記検索条件に従って、生産者別マスタデータベースに記憶された穀物に関する穀物特徴情報を検索する第2の手段と、
    該第2の手段によって検索された穀物特徴情報を前記ネットワークを介して前記外部に送信する第3の手段とを有することを特徴とする穀物情報提供サーバ。
  9. 前記穀物情報提供サーバは更に、外部から前記ネットワークを介して依頼を受けた穀物に関する評価又は要望を入力するための帳票を生成し、生成した該帳票を前記ネットワークを介して前記外部に送信する第4の手段を有することを特徴とする請求項8記載の穀物情報提供サーバ。
  10. 前記穀物情報提供サーバは更に、外部から前記ネットワークを介して穀物の注文を受けた際に、注文内容に応じた穀物の出荷情報をグレインプロセッサを制御する情報処理装置に出力する第5の手段を有することを特徴とする請求項8又は9記載の穀物情報提供サーバ。
  11. 前記穀物情報提供サーバは更に、外部から前記ネットワークを介して穀物の注文を受けた際に、注文内容に基づいて、前記生産者別マスタデータベースを参照し、注文を受けた穀物の販売価格を算出し、算出した該販売価格を前記ネットワークを介して前記外部に送信する第6の手段を有することを特徴とする請求項8から10のいずれか一項に記載の穀物情報提供サーバ。
  12. 前記穀物情報提供サーバは更に、前記帳票を介して取得した情報及び生産指導データベースに記憶された生産条件情報に基づいて、生産者に対する穀物の生産指示情報を生成し、生成した該生産指示情報を前記所定のネットワークを介して外部に送信する第7の手段を有することを特徴とする請求項8から11のいずれか一項に記載の穀物情報提供サーバ。
  13. 前記穀物情報提供サーバは更に、外部から前記ネットワークを介して受信した穀物特徴情報を前記生産者別マスタデータベースに登録する第8の手段を有することを特徴とする請求項8から12のいずれか一項に記載の穀物情報提供サーバ。
  14. 前記穀物特徴情報は、前記穀物の生産条件を含むことを特徴とする請求項13記載の穀物情報提供サーバ。
  15. 情報処理装置と、該情報処理装置にネットワークを介して接続された穀物情報提供サーバとを有し、該穀物情報提供サーバは、請求項8から14のいずれか一項に記載された穀物情報提供サーバであることを特徴とする穀物情報提供システム。
  16. 穀物情報提供サーバと、ネットワークを介して穀物に関する検索条件を前記穀物情報提供サーバに送信する購入者端末と、グレインプロセッサを制御する情報処理装置と、穀物の生産指示情報を前記穀物情報提供サーバから受信するとともに、穀物特徴情報を前記穀物情報提供サーバに送信する生産者端末とから構成される穀物情報提供システムであって、
    前記穀物情報提供サーバは、
    前記購入者端末から受信した前記検索条件に従って、生産者別マスタデータベースに記憶された穀物に関する穀物特徴情報を検索し、検索された該穀物特徴情報を前記購入者端末に送信する手段と、
    前記購入者端末から穀物の注文を受けた際に、注文内容に応じた穀物の出荷情報を前記情報処理装置に出力する手段と、
    生産指示データベースの情報から生成した生産指示情報を前記生産者端末に送信する手段と、
    前記生産者端末から生産した穀物に関する穀物特徴情報を受信する手段とを有することを特徴とする穀物情報提供システム。
  17. 穀物に関する穀物特徴情報を外部に提供するためにコンピュータを、
    外部から穀物に関する検索条件を取得する第1の手段、
    該第1の手段により取得した前記検索条件に従って、生産者別マスタデータベースに記憶された穀物に関する穀物特徴情報を検索する第2の手段、
    該第2の手段によって検索された穀物特徴情報を前記外部に出力する第3の手段として機能させるための穀物情報提供プログラム。
  18. 前記穀物情報提供プログラムは更に、前記ネットワークを介して外部から依頼を受けた該穀物に関する評価又は要望を入力するための帳票を生成し、生成した該帳票を前記外部に出力する第4の手段を有することを特徴とする請求項17記載の穀物情報提供プログラム。
  19. 前記穀物情報提供プログラムは更に、外部から穀物の注文を受けた際に、注文内容に応じた穀物の出荷情報をグレインプロセッサを制御する情報処理装置に出力する第5の手段を有することを特徴とする請求項17又は18記載の穀物情報提供プログラム。
  20. 前記穀物情報提供プログラムは更に、外部から前記ネットワークを介して穀物の注文を受けた際に、注文内容に基づいて、前記生産者別マスタデータベースを参照し、注文を受けた穀物の販売価格を算出し、算出した該販売価格を前記外部に出力する第6の手段を有することを特徴とする請求項17から19のいずれか一項に記載の穀物情報提供プログラム。
  21. 前記穀物情報提供プログラムは更に、前記帳票を介して取得した情報及び生産指導データベースに記憶された生産条件情報に基づいて、生産者に対する穀物の生産指示情報を生成し、生成した該生産指示情報を外部に出力する第7の手段を有することを特徴とする請求項17から20のいずれか一項に記載の穀物情報提供プログラム。
  22. 前記穀物情報提供プログラムは更に、外部から取得した穀物特徴情報を前記生産者別マスタデータベースに登録する第8の手段を有することを特徴とする請求項17から21のいずれか一項に記載の穀物情報提供プログラム。
  23. 前記穀物特徴情報は、前記穀物の生産条件を含むことを特徴とする請求項22記載の穀物情報提供プログラム。
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