JP2004213328A - 通信電子辞書、電子辞書プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通信電子辞書10は、見出し語情報に対応して少なくとも1つの語義の分類情報ごとに分類された説明情報を記録する辞書を、同辞書を識別する特定情報を付加して記録する辞書データ22bを有している。通信電子辞書10は、他の電子機器から送信された特定情報と見出し語情報と語義の分類情報とを受信して、特定情報と見出し語情報と語義情報とに対応する説明情報を辞書データ22bから読み出して表示する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子化された見出し語情報に対応する説明情報の検索を行うための通信電子辞書、電子辞書プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、英和辞典、和英辞典、国語辞典、百科事典など各種の事典や辞書の内容を電子化して記録し、簡単に検索することができる機能が搭載された電子辞書(装置)が広く利用されている。こうした電子辞書では、見出し語と、その見出し語に対応する説明内容とが関連付けられて記録されており、見出し語を選択するあるいは文字列を入力することで、この入力された見出し語(あるいは文字列)に対応する説明内容を表示させることができる。
【0003】
近年では、携帯電話などにおいても英和辞典などの電子辞書の機能を搭載し、この電子辞書によって検索した単語や検索結果を電子メールの本文やメモに貼り付けて利用できるようになっている。
【0004】
また、特許文献1に掲載されているように電子辞書に通信機能を搭載し、パーソナルコンピュータなど他の電子装置と通信することができるものも考えられている。特許文献1に記載されている電子辞書は、パーソナルコンピュータの表示部で表示された英文のテキスト中で検索対象とする単語が範囲指定されることで、この範囲指定された単語データを通信によって受信し、この単語データについての検索を実行して、検索結果をパーソナルコンピュータに送信して表示させることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−188795号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電子辞書を利用する場合には、検索しようとする単語などを探して、その単語を見出し語として逐次選択(あるいは入力)しなければならず作業が非常に煩雑となっていた。また、電子辞書が高機能化する程、1つの単語に対して複数の語義の説明情報が用意されていることが多く、見出し語を指定して検索された検索結果から、自らが必要としている内容の語義についての説明情報を、その説明情報を確認しながら探さなくてはならなかった。さらに従来の電子辞書では、見出し語の指定に応じて検索した結果(説明内容)については、その電子辞書を使用しているユーザだけしか参照することができない。電子辞書には、ヒストリ機能と呼ばれる過去の検索結果を保存する機能を有しているものもあるが、このヒストリ機能を使用しても、実際に検索を実行した電子辞書でなければ検索結果を利用することができなかった。
【0007】
また、携帯電話に搭載された電子辞書の機能では、電子メールに検索結果を貼り付けることで、電子メールの本文として他の携帯電話の利用者に検索結果を閲覧させることができる。しかしながら、電子辞書の検索結果としてではなく、メール本文として閲覧できるだけである。さらに、電子メールの送信側では、例えば電子辞書の機能によって、ある1つの単語に対して多数の語義についての説明情報が得られた場合には、辞書から検索された説明情報の全てを送信するか、あるいは前述と同様にして必要とする語義の説明情報を的確に選択してメールに貼り付けて送信しなければならない。
【0008】
また、特許文献1に掲載された電子辞書においても、パーソナルコンピュータからの要求に応じて検索を実行するので、その検索結果についてはパーソナルコンピュータにおいて利用できるのみとなっていた。また、電子辞書を利用するたびに通信によって検索要求を送信し、その検索結果を取得しなければならなかった。さらに、この場合も電子辞書によって検索された検索結果が1つの単語に対して複数の語義の説明情報が含まれる場合には、必要とする語義の説明情報をさらに探す必要がある。
【0009】
さらに、電子辞書(装置)の違いによって記録されている辞書の内容が異なる場合がある。特に、見出し語に対応して複数の語義がある場合には、電子辞書毎に語義の数や優先順(記載順)が異なっている場合がある。従って、ある電子辞書に記録されたある見出し語に対する語義に関する情報(例えば、語義の記載順などを表す語義番号)を知り得たとしても、他の電子辞書で利用することで必要とする語義の説明情報を得ることはできなかった。
【0010】
本発明は、前記のような問題に鑑みなされたもので、見出し語に対して複数の語義の説明情報がある場合であっても、他の辞書における語義に関する情報を利用して必要とする説明情報を簡単に利用することが可能となる通信電子辞書、電子辞書プログラムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の通信電子辞書によれば、辞書記録手段により、見出し語情報に対応して少なくとも1つの語義の分類情報ごとに分類された説明情報を記録する辞書を、同辞書を識別する特定情報を付加して記録される。受信手段により他の電子機器から送信された特定情報と見出し語情報と語義の分類情報とが受信されると、説明情報表示手段により、前記受信手段によって受信された特定情報と見出し語情報と語義情報とに対応する前記情報記録手段に記録された説明情報が表示される。
【0012】
これにより、見出し語に対して複数の語義の説明情報がある場合であっても、他の辞書における語義に関する情報を利用して必要とする説明情報を簡単に表示させることができる。
【0013】
また本発明の請求項2の通信電子辞書によれば、特定情報判別手段により、前記受信手段によって受信された特定情報と前記辞書記録手段によって記録された辞書の特定情報とが一致するかが判別され、前記特定情報判別手段によって特定情報が一致しないと判別された場合、前記受信手段によって受信された見出し語情報と語義の分類情報に対応する、前記辞書記録手段に記録された辞書の見出し語情報と語義の分類情報とが検出手段により検出される。そして、前記説明情報表示手段により、前記検出手段によって検出された見出し語情報と語義の分類情報に対応する前記情報記録手段に記録された説明情報が表示される。
【0014】
これにより、受信した見出し語情報と語義の分類情報が異なる辞書によるものか特定情報により判別することができ、異なる辞書の見出し語情報と語義の分類情報を受信したことが判別できた場合には、辞書記録手段に記録された自辞書の見出し語情報と語義の分類情報を検出して、自辞書における説明情報を表示させることができる。
【0015】
本発明の請求項3の通信電子辞書によれば、語義リンク記録手段により、複数の辞書に記録された共通する見出し語情報毎に、各辞書の見出し語情報に対応する語義の分類情報が前記複数の辞書間で同じ語義同士を関連づけて記録される。そして。前記検出手段により、前記語義リンク記録手段により関連付けて記録された各辞書の見出し語に対応する語義の分類情報をもとに、見出し語情報と語義の分類情報が検出される。
【0016】
これにより、語義リンク記録手段によって記録された、各辞書の見出し語情報毎の語義の分類情報の関連づけを参照することで、受信した見出し語情報と語義の分類情報に対する自辞書の語義情報を簡単に取得して、該当する説明情報を読み出して表示させることができる。
【0017】
本発明の請求項4の通信電子辞書によれば、一覧表示手段により、前記受信手段によって受信された見出し語情報と語義の分類情報とが一覧表示され、選択手段によって、前記一覧表示手段により一覧表示された見出し語情報と語義の分類情報から何れかの見出し語と語義の分類情報の組が選択される。そして、前記説明情報表示手段により、前記選択手段によって選択された見出し語情報と語義の分類情報の組に対応する前記情報記録手段に記録された説明情報が表示される。
【0018】
これにより、複数の見出し語情報と語義の分類情報が受信された場合であっても、一覧表示中から任意に選択された何れかの見出し語と語義の分類情報の組に対応する説明情報を表示させることができるので、必要とする説明情報を簡単に利用することができる。
【0019】
本発明の請求項5の通信電子辞書によれば、前記一覧表示手段により、前記見出し語情報と語義の分類情報と共に前記見出し語情報と語義の分類情報に対応する説明情報の一部が表示される。
【0020】
これにより、一覧表示中から必要とする説明情報を容易に確認でき、また説明情報の一部を表示させることで、複数の見出し語(語義)に対応する説明情報を表示させる必要があっても高速な表示が可能となり、さらに限られた表示画面エリアを有効に利用(より多くの情報を表示することが)できる。
【0021】
本発明の請求項6の通信電子辞書によれば、語義別見出し記録手段により、前記情報記録手段に記録される各見出し語情報とそれぞれ語義の分類情報に対応する説明情報の一部が記録される。そして、前記一覧表示手段により、前記見出し語情報と語義の分類情報と共に前記語義別見出し記録手段に記録された説明情報の一部が表示される。
【0022】
これにより、見出し語情報と語義の分類情報に対応する説明情報の一部を、辞書記録手段からではなく、語義別見出し記録手段から読み出すことができるので、一覧表示に用いるデータを高速に読み出して表示させることができる。
【0023】
本発明の請求項7の通信電子辞書によれば、前記受信手段により、特定情報と見出し語情報と語義の分類情報と共に送信者名を示す情報が受信される。そして、前記一覧表示手段により、見出し語情報と語義の分類情報と共に前記送信者名が表示される。
【0024】
これにより、送信者を容易に把握することができ、また検索の対象となった例えば書籍などを推測することができる。
【0025】
本発明の請求項8の通信電子辞書によれば、前記一覧表示手段により、前記受信手段によって受信した送信者名に対応する図像が表示される。
【0026】
これにより、視覚的に容易に送信者を把握することができ、検索の対象(例えば書籍など)を推測することができる。
【0027】
本発明の請求項9の通信電子辞書によれば、前記一覧表示手段により、見出し語情報と語義の分類情報と共に、同情報が前記受信手段によって受信された日付が表示される。
【0028】
これにより、日付をもとにして、必要としているヒストリ(検索結果)であるかを推測することができる。
【0029】
本発明の請求項10の通信電子辞書によれば、辞書記録手段により、見出し語情報に対応して少なくとも1つの語義の分類情報ごとに分類された説明情報を記録する辞書を、同辞書を識別する特定情報が付加して記録される。情報検索手段により、入力された文字列をもとに前記情報記録手段に記録された見出し語情報が検索され、前記文字列に対応する語義の分類情報と説明情報とが取得されると、一覧表示手段により、前記情報検索手段によって取得された見出し語情報と語義の分類情報とが一覧表示される。そして、選択手段により、前記一覧表示手段によって表示された見出し語情報と語義の分類情報の一覧表示から何れかの見出し語と語義の分類情報の組が選択され、送信先指定入力手段により、前記選択手段によって選択された見出し語情報と語義の分類情報の送信先を示す指定が入力されると、変更手段により、前記選択手段によって選択された見出し語情報と語義の分類情報が、前記送信先指定入力手段によって指定された送信先に応じた見出し語情報と語義の分類情報に変更される。そして、送信手段により、前記変更手段によって変更された見出し語情報と語義の分類情報が、前記送信先指定入力手段によって指定された送信先に送信される。
【0030】
これにより、一覧表示から選択された見出し語情報と語義の分類情報を、指定された送信先に応じた見出し語情報と語義の分類情報に変更して送信することができるので、辞書記録手段に記録された自辞書と送信先の辞書とが異なる場合であっても、同じ語義に対応する説明情報を送信先において表示させることができる。
【0031】
本発明の請求項11の通信電子辞書によれば、語義リンク記録手段により、複数の辞書に記録された共通する見出し語情報毎に、各辞書の見出し語情報に対応する語義の分類情報が前記複数の辞書間で同じ語義同士が関連づけて記録される。そして、前記変更手段により、前記語義リンク記録手段により関連付けて記録された各辞書の見出し語に対応する語義の分類情報をもとに、見出し語情報と語義の分類情報が変更される。
【0032】
これにより、語義リンク記録手段によって記録された、各辞書の見出し語情報毎の語義の分類情報の関連づけを参照することで、簡単に見出し語情報と語義の分類情報に対する送信先の自辞書の語義情報を取得して送信することができる。
【0033】
本発明の請求項12の電子辞書プログラムによれば、コンピュータにより実行させることで、見出し語情報に対応して少なくとも1つの語義の分類情報ごとに分類された説明情報を記録する辞書を、同辞書を識別する特定情報を付加して記録する辞書記録手段と、他の電子機器から送信された特定情報と見出し語情報と語義の分類情報とを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された特定情報と見出し語情報と語義情報とに対応する前記情報記録手段に記録された説明情報を表示する説明情報表示手段とに機能させることができる。
【0034】
これにより、コンピュータにおいて、見出し語に対して複数の語義の説明情報がある場合であっても、他の辞書における語義に関する情報を利用して必要とする説明情報を簡単に表示させることができる。
【0035】
本発明の請求項13の電子辞書プログラムによれば、コンピュータにより実行させることで、見出し語情報に対応して少なくとも1つの語義の分類情報ごとに分類された説明情報を記録する辞書を、同辞書を識別する特定情報を付加して記録する辞書記録手段と、入力された文字列をもとに前記情報記録手段に記録された見出し語情報を検索して、前記文字列に対応する語義の分類情報と説明情報とを取得する情報検索手段と、前記情報検索手段によって取得された見出し語情報と語義の分類情報とを一覧表示する一覧表示手段と、前記一覧表示手段によって表示された見出し語情報と語義の分類情報の一覧表示から何れかの見出し語と語義の分類情報の組を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された見出し語情報と語義の分類情報の送信先を示す指定を入力する送信先指定入力手段と、前記選択手段によって選択された見出し語情報と語義の分類情報を、前記送信先指定入力手段によって指定された送信先に応じた見出し語情報と語義の分類情報に変更する変更手段と、前記変更手段によって変更された見出し語情報と語義の分類情報を、前記送信先指定入力手段によって指定された送信先に送信する送信手段とに機能させることができる。
【0036】
これにより、コンピュータにより、一覧表示から選択された見出し語情報と語義の分類情報を、指定された送信先に応じた見出し語情報と語義の分類情報に変更して送信することができるので、辞書記録手段に記録された自辞書と送信先の辞書とが異なる場合であっても、同じ語義に対応する説明情報を送信先において表示させることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施形態における通信電子辞書10の構成を示すブロック図である。通信電子辞書10は、見出し語情報と、その見出し語情報に対応して少なくとも1つの語義の分類情報(語義番号)ごとに分類された説明情報を記録する辞書データを有し、見出し語が選択される、あるいは文字列が入力されることで、この入力された見出し語(あるいは文字列)に対応する語義番号と説明情報とを検索して表示する電子辞書機能が搭載されている。通信電子辞書10は、さらに通信機能が搭載されており、他の通信電子辞書10との間の通信により検索結果の履歴(ヒストリ)のデータを送受信することができる。ヒストリには、検索された見出し語だけでなく、見出し語に対して複数の語義がある場合にユーザが選択した語義の語義番号を含んでいる。
【0038】
図1に示すように、通信電子辞書10は、CPU20がメモリ22、記録装置24、入力部26、表示部27、及び通信部28と相互に接続されて構成される。
【0039】
CPU20は、通信電子辞書10全体の制御を司るもので、メモリ22に記録されたプログラムを実行することにより各種の処理を実行する。CPU20は、メモリ22に記録された辞書管理制御プログラム22a(電子辞書プログラム)を実行することにより、入力された文字列(見出し語)をもとに辞書データ22bを検索し、該当する見出し語に対応する説明情報を表示する電子辞書機能(辞書検索処理(図4、図5)、辞書ヒストリ表示処理(図6))を実現する。
【0040】
メモリ22は、CPU20によってアクセスされるプログラムやデータが記録されるもので、本実施形態では例えば辞書管理制御プログラム22aなどの各種プログラムや、各プログラムを実行する際に用いられる各種データの他、作業用のデータを一時的に記録するためのワークエリアなどが設定される。辞書管理制御プログラム22aの実行に伴って格納される各種データとしては、見出し語情報と少なくとも1つの語義番号ごとに分類された説明情報とが関連付けられて記録された辞書の内容が電子化された辞書データ22b、複数の異なる辞書に記録された共通する見出し語毎に、各辞書の見出し語に対応する語義の語義番号(分類情報)を複数の辞書間で同じ語義同士を関連づけて記録する語義リンクテーブル22c(詳細については後述する(図2、図3))、辞書データ22bを用いた検索結果(見出し語、語義番号)の履歴を記録するMyヒストリデータ22d、他の通信電子辞書10において実行された検索結果を受信して記録する受信ヒストリデータ22e、他の通信電子辞書に対して送信した検索結果(見出し語、語義番号)の履歴を記録する送信ヒストリデータ22f、他の通信電子辞書の利用者に関するデータ、例えば、利用者名、利用者の似顔絵を図像化したアイコンデータ、利用者が所持している通信電子辞書に搭載されている辞書名(辞書を識別する特定情報)などを含むデータが記録された似顔絵友達帳データ22gなどが含まれている。なお、辞書データ22bには、辞書を識別する特定情報、すなわち辞書名のデータが付加されているものとする。また、似顔絵友達帳データ22gに登録されるデータ(利用者名、アイコンデータ、辞書名など)は、必ずしも全てが登録されている必要はない。
【0041】
記録装置24は、記録媒体25を有しており、記録媒体25に対するプログラム、データ等の記録や読み出しを実行する。記録媒体25は磁気的、光学的記録媒体、もしくは半導体メモリで構成され、記録装置24に固定的に設けたもの、もしくは着脱自在に装着するものである。また、記録媒体25に記録されるプログラム、データ等は、通信回線等を介して接続された他の機器から受信して記録する構成にしても良く、さらに、通信回線等を介して接続された他の機器側に記録媒体を備えた記録装置を設け、この記録媒体に記録されているプログラムやデータを、通信回線を介して使用する構成にしても良い。
【0042】
入力部26は、複数の文字キーが配列されたキーボードや、マウスなどポインティングデバイスにより構成され、データや各種の指示を入力するために用いられる。また、入力部26には、上下左右方向を指示するためのカーソルキー、検索履歴を表示するヒストリーモードへの移行を指示するためのヒストリーキー、辞書データ22bの説明情報中に含まれる用例の表示を指示するための用例キー、検索に利用する辞書を選択するための辞書キー、入力した検索文字列(見出し語)に対する説明情報の表示や選択決定などを指示するための訳/決定キーなどが設けられている。
【0043】
表示部27は、各種情報を表示するためのもので、メモリ22に格納された各種プログラムの実行に伴う画面を表示する。
通信部28は、CPU20の制御のもとで他の通信電子辞書との通信を実行する。
【0044】
次に、通信電子辞書10において管理される語義リンクテーブル22cの詳細について説明する。図2及び図3には、本実施形態における語義リンクテーブル22cのデータ構成の一例を示している。
【0045】
語義リンクテーブル22cは、複数の異なる辞書に記録された共通する見出し語毎に、各辞書の見出し語に対応する語義の語義番号(分類情報)を複数の辞書間で同じ語義同士を関連づけて記録するもので、異なる辞書の辞書データにそれぞれ対応する複数の語義見出しテーブルを組み合わせて作成されている。語義見出しテーブルは、辞書データ22bに登記憶されている見出し語毎に、見出し語に対して辞書データ22bに登録されている説明情報の一部として、品詞と語義番号(語義の分類情報)と説明情報のうち先頭部分にあるデータ(先頭データ)とが対応づけられて格納されている。1つの見出し語に対して複数の品詞についての説明情報が記録されている場合には、各品詞のそれぞれについての先頭データが記録されている。また、1つの見出し語について複数の語義についての説明内容が記録される場合には、語義のそれぞれについての先頭データが語義番号と対応づけて記録されている。
【0046】
例えば、図2及び図3に示すジ○ニアス英和辞書では、見出し語「life」については、品詞として「名(名詞)」が登録されているが、この品詞について12つの語義番号1〜12が記憶されており、それぞれの語義番号1〜12に対応する先頭データ、すなわち[生命、命…][生物、生き物…][人生、この世に生きること]…がそれぞれの語義番号と対応づけられて記録されている。図2及び図3には、その他にもニュ○セ○チュリー英和辞書、デ○リーコ○サイス英和辞書についての語義見出しテーブルが含まれている。
【0047】
そして、各辞書に対応する語義見出しテーブルは、各見出し語毎に、各辞書の見出し語に対応する語義の語義番号を複数の辞書間で同じ(あるいは類似した)語義同士を関連づけている。
【0048】
例えば、見出し語「life」に対応する語義「生命」については、ジ○ニアス英和辞書の語義番号「1」、ニュ○セ○チュリー英和辞書の語義番号「1」、デ○リーコ○サイス英和辞書の語義番号「2」とが対応付けられている。なお、図3に示す見出し語「remember」のように、例えばデ○リーコ○サイス英和辞書のみに「遺産を残してくれる」の語義が登録されており、ジ○ニアス英和辞書及びニュ○セ○チュリー英和辞書には該当する語義が登録されていない。こうした場合、見出し語「remember」に対して語義番号として「0」を記録しておく。
【0049】
なお、図2及び図3に示す語義リンクテーブル22cでは、各辞書毎に見出し語と対応づけて品詞、語義番号、及び先頭データとを対応づけて登録しているが、見出し語と対応づけて語義番号のみが登録された構成とすることもできる。
【0050】
次に、本実施形態における通信電子辞書10の動作について、図4乃至図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、通信電子辞書10における辞書検索処理について、図4及び図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0051】
例えばユーザAは、図7に示すような、教科書に掲載された英文中の単語の意味を通信電子辞書10を使って調べるものとする。ユーザAは、通信電子辞書10に用意されているジ○ニアス英和辞書辞書(辞書データ22b)を検索対象とする辞書として、例えば「英和」辞書を示す辞書キーを押すことで指定する。CPU20は、辞書キーが押されることで、英和辞書を検索する辞書モードに移行する。英和辞書を検索する辞書モードの初期画面では、検索文字列を入力するための入力欄の他、Myヒストリデータ22d、受信ヒストリデータ22e、送信ヒストリデータ22fの内容を表示するためのタグ(「MYヒストリ」「受信ヒストリ」「送信ヒストリ」)が設けられている。
【0052】
CPU20は、入力部26を通じてユーザAにより、検索対象とする検索文字列(単語)が入力され(ステップA1)、「訳/決定」キーの操作によって検索実行が指示されると、この検索文字列(単語)について辞書データ22bに登録された見出し語を対象として検索を実行する(ステップA2)。
【0053】
例えば、図8(a)に示すように、検索対象とする辞書として「英和」(ここではジ○ニアス英和辞書を示す)が指定され、検索文字列として図7(a)に示す英文中の単語「life」が入力されたものとする。
【0054】
CPU20は、辞書データ22bから検索対象とする検索文字列(単語)に該当する見出し語が得られると、その見出し語と、この見出し語に対応する各語義の語義番号と説明情報とを表示部27において一覧表示させる(ステップA3)。例えば、図8(b)に示すように、見出し語(検索文字列)「life」に対応する複数の語義の語義番号と先頭データの内容が、表示部27の画面で表示可能な分(ここでは語義番号1〜5)について表示される。
【0055】
また、CPU20は、この検索によって得られた検索結果、すなわち現在検索対象となった見出し語を示すデータをMYヒストリデータ22dに仮登録し(ステップA4)、表示画面中に設けられたヒストリ表示エリア(例えば表示画面中の上部に設けられる)に、MYヒストリデータ22dから最後に登録された順に3単語を読み出して表示させる(ステップA5)。図8(b)に示す例では、「in shape」「kind」「life」の単語がMYヒストリデータ22dの最新3単語として表示されている。
【0056】
ここで、上または下方向のスクロールキーが押された場合(ステップA10)、CPU20は、反転カーソルの位置を現在の語義番号から上または下の次の語義番号に移動させる。そして、スクロールキーが繰り返し押され、反転カーソルの位置が画面端の語義番号にまで移動されると、画面スクロールさせて新たな語義番号に反転カーソルの位置を移動させて、この語義番号に対応する説明情報を表示させる(ステップA11)。こうして、任意の語義についての説明情報を表示させることができる。
【0057】
説明情報には語義に対して「用例」に関する情報が付加されている。そして、この「用例」の情報が付加された語義に対しては「用例」を表す記号が表示されている。CPU20は、用例キーが押されると(ステップA12)、その時の反転カーソルが位置している語義番号に対応する説明情報に「用例」の情報が付加されていれば用例表示モードへ移行し、その語義についての「用例」の情報を表示させる。また、辞書キーが押されると(ステップA13)、CPU20は、指定された辞書を検索対象として辞書検索処理を実行するための辞書モードに移行する。
【0058】
一方、見出し語に対する語義番号と各語義の説明情報が一覧表示されている状態でヒストリキーが押された場合(ステップA6)、CPU20は、ヒストリモードに移行し、ヒストリ表示エリアの現在の見出し語(ここでは「life」)を例えば反転表示などによって強調表示する。そして、検索結果として表示されている見出し語に対する複数の語義についての一覧表示において、最初の語義(例えば語義番号のみ)を例えば反転カーソル表示などにより強調表示する(ステップA7)。例えば、図8(c)に示すように、「ヒストリ」キーを押すことで、ヒストリ表示エリア中の最新の見出し語「life」が反転表示されると共に、検索結果として一覧表示されている語義番号「1」が反転カーソル表示される。
【0059】
ここで、上または下方向のスクロールキーが押された場合(ステップA8)、CPU20は、反転カーソルの位置を現在の語義番号から上または下の次の語義番号に移動させる。そして、スクロールキーが繰り返し押され、反転カーソルの位置が画面端の語義番号にまで移動されると、画面スクロールさせて新たな語義番号に反転カーソルの位置を移動させて、この語義番号に対応する説明情報を表示させる(ステップA7)。例えば、図9(a)に示すように、下スクロールキーが複数回押されることで、語義番号「6」に移動され、それに伴って画面スクロールにより語義番号「6」の説明情報を表示させる。また、Myヒストリデータ22dに仮登録された最新の単語(ここでは「life」)に対して指定された語義番号「6」と品詞「名(名詞)」を追加登録し、ヒストリ表示エリアにおける表示も見出し語と共に品詞と語義番号とを表示させる。
【0060】
ここで、「訳/決定」キーが押された場合(ステップA14)、CPU20は、検索結果の送信先を指定するための送信先の指定表示画面(サブウィンドウ)を表示させる(ステップA15)。CPU20は、似顔絵友達帳データ22gに予め記録されている他の通信電子辞書の利用者に関するデータをもとに、利用者名と利用者の似顔絵を図像化したアイコンとを対応づけて一覧表示する。
【0061】
例えば、図9(b)に示すように、送信先の指定表示画面を表示する。図9(b)に示す例では、「ミユキ」「アミ」「ツヨシ」の3人の利用者(友人)の名前とアイコンとが対応付けて表示されている。また、検索結果を他の通信電子辞書に対して送信しないことを指示するための「送信せず」の項目も用意されている。
【0062】
ここで、「送信せず」の項目が選択されて「訳/決定」キーが押された場合には(ステップA24)(図9(b))、CPU20は、見出し語と反転カーソルによって指定されている語義番号と品詞を示すデータとを、Myヒストリデータ22dに登録して辞書検索処理を終了する(ステップA25)。
【0063】
一方、例えば左右方向のカーソルキーが押されることで、「友人のアイコン」が指定された場合(ステップA16)、CPU20は、指定された友人に対して検索結果を送信するための処理を実行する。
【0064】
例えば、図9(c)では、右カーソルキーが押されることで、送信先の指定表示画面において「ミユキ」と「アミ」(ここでは2人)が送信先として指定されている。なお、送信先としては複数指定するだけでなく、当然ながら1人毎に指定することができる。ここで、図10(a)に示すように、「訳/決定」キーが押されることで、CPU20は、「ミユキ」と「アミ」に対する検索結果(ヒストリデータ)の送信を以下のようにして実行する。
【0065】
まず、CPU20は、送信先として指定された「友人」について、似顔絵友達帳データ22gを参照して、利用者が所持している通信電子辞書に搭載されている辞書名のデータが登録されているかを判別する(ステップA17)。
【0066】
辞書名のデータが登録されていない場合(ステップA17、No)、CPU20は、指定された友人が使用している他の通信電子辞書に対して、Myヒストリデータ22dに登録されたデータ、すなわち見出し語と語義番号(及び品詞のデータ)と共に、辞書データ22bに付加された辞書名のデータ(辞書を識別する特定情報)と送信者名のデータとを、通信部28を通じて送信する(ステップA21)。なお、送信先として指定された友人の通信電子辞書は、予め識別情報などをそれぞれ登録しておき、相互に識別情報を送受信して認証することで確認するようにしても良い。この場合、認証が成功した場合にヒストリデータの送信を実行する。
【0067】
そして、CPU20は、送信したヒストリデータ(見出し語、語義番号(及び品詞))と辞書名と日付のデータを受信ヒストリデータ22eとして登録する(ステップA22)。ここで、送信先として指定された全ての友人に対して処理が終了すれば(ステップA23、No)、辞書検索処理を終了する。全ての友人に対して処理が終了全ての友人に対して処理が終了していなければ、前述したステップA17の処理に戻る。
【0068】
一方、辞書名のデータが似顔絵友達帳データ22gに登録されていた場合(ステップA17、Yes)、CPU20は、辞書名のデータが示す辞書についての語義見出しテーブルが、語義リンクテーブル22cに含まれているかを判別する(ステップA18)。語義リンクテーブル22cに送信先の辞書についての語義部差見出しテーブルがない場合には、Myヒストリデータ22dに登録されたデータ、すなわち見出し語と語義番号(及び品詞のデータ)と共に、辞書データ22bに付加された辞書名のデータ(辞書を識別する特定情報)と送信者名のデータとを、通信部28を通じて送信する(ステップA21)。
【0069】
語義リンクテーブル22cに送信先の辞書についての語義見出しテーブルがある場合、CPU20は、送信対象となっているヒストリデータ中の見出し語について、辞書データ22bの辞書(ここではジ○ニアス英和辞書)の語義番号を、この語義番号に関連付けて記録されている友人の辞書における語義番号を読み出して変換する(ステップA19)。例えば、「ミユキ」が使用している通信電子辞書に搭載されている辞書がニュ○セ○チュリー英和辞書であった場合、図2に示す語義リンクテーブル22cに関連付けられた語義番号をもとに、ジ○ニアス英和辞書における見出し語「life」の語義番号「6」(「生活、暮らし(方)、生き方…」の語義を示す)を、ニュ○セ○チュリー英和辞書用の語義番号「13」(「(特定の)生活…、暮らし方…」の語義を示す)に変換する。
【0070】
CPU20は、指定された友人が使用している他の通信電子辞書に対してヒストリデータ、すなわち見出し語、語義リンクテーブル22cを用いて送信先の辞書に合わせて変換した語義番号(及び品詞のデータ)、送信先の辞書名のデータ(辞書を識別する特定情報)、及び送信者名の各データを、通信部28を通じて送信する(ステップA20)。
【0071】
そして、CPU20は、送信したヒストリデータ(見出し語、語義番号、辞書名のデータ)を受信ヒストリデータ22eとして登録する(ステップA22)。ここで、送信先として指定された全ての友人に対して処理が終了すれば(ステップA23、No)、辞書検索処理を終了する。全ての友人に対して処理が終了全ての友人に対して処理が終了していなければ、前述したステップA17の処理に戻る。
【0072】
こうして、ユーザAは通信電子辞書10における辞書(ジ○ニアス英和辞書)を用いた検索結果(ヒストリデータ)を、友人が使用する通信電子辞書に搭載されている辞書に合わせて、検索対象となった見出し語の語義番号に変換して送信することができる。
【0073】
ユーザAは、図7に示す九箇所の英文中の(B)(C)(D)に示す単語「problem」「remember」「precious」について、前述と同様にして通信電子辞書10(ジ○ニアス英和辞書)を用いて検索を実行し、検索結果ヒストリデータ、すなわち「problem、名、1」「remember、動他、2」「precious、形、1」を「ミユキ」「アミ」に対して送信したものとする。
【0074】
この他の通信電子辞書に対して送信したヒストリデータは、送信ヒストリデータ22fとして記録される。ここで、「英和」辞書を示す辞書キーが押され、英和辞書を検索する辞書モードに移行すると、CPU20は、英和辞書を検索する辞書モードの初期画面を表示させる。ここで、例えば図10(b)に示すように、右カーソルキーが2回押されることで、「送信ヒストリ」タグが指定されると、CPU20は、受信ヒストリデータ22eの内容、すなわち見出し語、語義番号、及び品詞と対応づけて、送信先の友人のアイコンと日付と共に、見出し語と語義番号から検索される辞書データ22bの説明情報(あるいは語義リンクテーブル22cに記憶された先頭データ)を表示する。図10(b)に示す例では、友人の「ツヨシ」に対して、11月23日に見出し語「kind」についてのヒストリデータを送信し、「ミユキ」「アミ」に対して、11月25日に見出し語「life」「problem」「remember」「precious」についてのヒストリデータを送信したことが分かる。なお、友人のアイコンを表示させることで、視覚的に容易に送信者を把握し、通信電子辞書10を用いて検索の対象となった書籍など(例えば送信者が同じクラスに所属していれば授業で使用する教科書など)を推測することができる。また、日付を表示させることで、送信者と日付をもとにして、必要としているヒストリ(検索結果)であるかを推測することができる。例えば、当日の日付であれば、翌日の英語の授業で扱われる教科書中の単語の検索結果であることが推測できる。
【0075】
なお、前述した辞書検索処理の説明では、入力された検索文字列に対して辞書データ22bを対象として検索を実行しているが、語義リンクテーブル22cに登録されたジ○ニアス英和辞書に対応する語義別見出しテーブル(見出し語、品詞、語義番号、先頭データが対応づけられている)の見出し語を対象として検索を実行するようにしても良い。CPU20は、語義リンクテーブル22cから検索対象とする単語に該当する見出し語が得られると、その見出し語と、この見出し語に対応する語義リンクテーブル22cに記録されている各語義の語義番号と説明情報の一部(先頭データ)とを表示部27において一覧表示させる。そして、一覧表示中から何れかの語義番号を選択する指示が入力部26から入力された場合に、CPU20は、選択された見出しの語義番号に対応する説明情報を辞書データ22bから読み出して表示部27に表させる。
【0076】
こうして、入力された検索文字列(単語)に対して、辞書データ22bの一部が記録された語義リンクテーブル22cを対象として検索することで、検索を高速化することができると共に、最初に表示する情報量が少ないために表示速度も向上させることができる。
【0077】
次に、受信ヒストリ表示処理について、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
ここでは、ユーザ「ミユキ」が使用する通信電子辞書10を対象として、他の通信電子辞書からヒストリデータを受信する場合について説明する。例えばユーザ「ミユキ」は、通信電子辞書10に用意されているニュ○セ○チュリー英和辞書(辞書データ22b)を検索対象とする辞書として、例えば「英和」辞書を示す辞書キーを押すことで指定する。CPU20は、辞書キーが押されることで、英和辞書を検索する辞書モードに移行する。英和辞書を検索する辞書モードの初期画面では、検索文字列を入力するための入力欄の他、Myヒストリデータ22d、受信ヒストリデータ22e、送信ヒストリデータ22fの内容を表示するためのタグ(「MYヒストリ」「受信ヒストリ」「送信ヒストリ」)が設けられている。例えば、図11(a)に示すように、「MYヒストリ」「受信ヒストリ」「送信ヒストリ」タグが表示された初期画面が表示される(「MYヒストリ」が選択された状態)。ここでは、任意にタグを指定して、該当するヒストリの内容を一覧表示させることができる。
【0078】
ここで、通信電子辞書10は、他の通信電子辞書(例えばユーザAが使用する通信電子辞書)から通信部28を通じてヒストリデータの受信があった場合(ステップB1)、先頭の受信したヒストリデータを指定し(ステップB9)、その受信したヒストリデータ(見出し語、辞書名、語義番号(及び品詞)、送信者名を示す各データ)を読み出す(ステップB10)。
【0079】
通信電子辞書10は、受信したヒストリデータ中の辞書名のデータと、辞書データ22bに付加されている辞書名のデータとを比較して、一致しているかを判別する(ステップB11)。すなわち、受信した語義番号が、受信側の通信電子辞書10に搭載されている辞書(例えばジ○ニアス英和辞書)に用いられている語義番号であるか、自辞書(例えばニュ○セ○チュリー英和辞書)用に変換されている語義番号であるかを判別する。
【0080】
受信した辞書名のデータが自分の辞書名のデータと一致しない場合(ステップB11、No)、CPU20は、受信した辞書名のデータが示す辞書に対応する語義見出しテーブルが語義リンクテーブル22cに存在するかを判別する。該当する語義別見出しテーブルが存在しない場合には(ステップB12、No)、自辞書で用いることができる語義番号に変換できないのでエラーとする。
【0081】
一方、受信した辞書名のデータに該当する語義別見出しテーブルが存在する場合には(ステップB12、Yes)、CPU20は、語義リンクテーブル22cを参照して、受信したヒストリデータ中の見出し語について、受信した語義番号に対応する辞書データ22b(自辞書)の語義番号を読み出す(ステップB13)。ここでは、対象としている見出し語について、ジ○ニアス英和辞書における語義番号に関連付けられた、ニュ○セ○チュリー英和辞書における語義番号を読み出す。
【0082】
CPU20は、辞書名のデータが一致した場合(ステップB11、Yes)、及び語義リンクテーブル22cにより受信した語義番号を自辞書に対応する語義番号に変換できた場合、受信したヒストリデータ(見出し語、辞書名、語義番号(及び品詞)、送信者名を示す各データ)を、受信ヒストリデータ22eとして登録する。
【0083】
以下、同様にして、他の通信電子辞書から受信したヒストリデータが他にあれば、同様の処理をそれぞれのヒストリデータに対して繰り返して実行する(ステップB10〜B14)。
【0084】
全ての受信したヒストリデータを受信ヒストリデータ22eとして登録すると(ステップB15、Yes)、CPU20は、受信ヒストリデータ22eをもとに受信ヒストリを一覧表示させる(ステップB2)。なお、「英和」辞書モードに移行した初期画面において、図11(b)に示すように、例えば右カーソルキーが押された場合に、選択タグを「受信ヒストリ」に移動させて、受信ヒストリデータ22eをもとに受信ヒストリを一覧表示させることもできる。
【0085】
CPU20は、受信ヒストリデータ22eから見出し語、語義番号(自辞書用)、品詞のデータを表示する。また、このデータと対応づけて送信者名のデータに応じて似顔絵友達帳データ22gから読み出したアイコンデータによる友人のアイコンと送信日とを表示させる。また、自辞書用に変換された語義番号に応じて、語義リンクテーブル22cから先頭データ(説明情報の一部)を読み出して表示する。
【0086】
また、CPU20は、受信ヒストリの表示エリアにおいて、現在選択されている見出し語(初期段階では先頭の見出し語)(品詞及び語義番号を含む)に反転カーソルを設定し、反転表示により強調する(ステップB3)。
【0087】
ここで、上または下方向のスクロールキーが押された場合(ステップB4)、CPU20は、反転カーソルの位置を現在の見出し語から上または下の次の見出し語に移動させる。そして、スクロールキーが繰り返し押され、反転カーソルの位置が画面端の見出し語にまで移動されると、画面スクロールさせて新たな見出し語に反転カーソルの位置を移動させて、この見出し語に対応する先頭データを表示させる(ステップB5)。こうして、何れかの見出し語を任意に選択することができる。例えば、図11(c)は、受信ヒストリに一覧表示された複数のヒストリデータから見出し語「life」が反転カーソルによって選択されている状態を表している。
【0088】
ここで、「訳/決定」キーが押された場合(ステップB6)、CPU20は、現在選択されている見出し語及び語義番号に応じて、辞書データ22bから対応する説明情報を読み出して表示させる(ステップB7)。また、CPU20は、この検索によって得られた検索結果、すなわち現在検索対象となった見出し語を示すデータをMYヒストリデータ22dに登録し、表示画面中に設けられたヒストリ表示エリア(例えば表示画面中の上部に設けられる)に、MYヒストリデータ22dから最後に登録された順に3単語を読み出して表示させる(ステップB8)。図12(a)に示す例では、「remember」「problem」の他、最後に説明情報を表示させた「life」の単語がMYヒストリデータ22dの最新3単語として表示されている。
【0089】
以下、「ミユキ」が使用する通信電子辞書10では、前述した辞書検索処理におけるステップA6以降の処理を実行することができる。例えば、上下カーソルキーの操作によって、前後の語義の説明情報を表示させたり、説明情報中の「用例」を選択して用例の内容を表示させるといったことができる。
【0090】
次に、ユーザ「アミ」が使用する通信電子辞書10における表示例について説明する。ユーザ「アミ」が使用する通信電子辞書10は、デ○リーコ○サイス英和辞書の辞書データ22bが記憶されており、ユーザ「ミユキ」の使用する通信電子辞書と同じヒストリデータを他の通信電子辞書から受信しているものとする。
【0091】
図12(b)には、ユーザ「ミユキ」の通信電子辞書10の初期画面を表している。ここで、右カーソルキーの操作によって「受信ヒストリ」タグが選択されると、図12(c)に示すように、他の通信電子辞書から受信した受信ヒストリデータ22eの内容が一覧表示される。通信電子辞書10は、他の通信電子辞書から受信したヒストリデータ中の語義番号が自辞書用でない場合には、この語義番号を語義リンクテーブル22cに登録されたデ○リーコ○サイス英和辞書に対応する語義別見出しテーブルを用いて自辞書の語義番号に変換して、この語義番号に対応する先頭データ(説明情報の一部)を見出し語と語義番号と対応づけて一覧表示する。
【0092】
受信ヒストリの一覧表示中では、図13(a)に示すように、見出し語(品詞、語義番号)をカーソルキーによる反転カーソルの移動操作によって任意に選択することができる。ここで、何れかの見出し語が選択された状態で「訳/決定」キーを押すことで、選択した見出し語及び語義番号をもとに、辞書データ22b(ここではデ○リーコ○サイス英和辞書)を検索して、該当する説明情報を表示させることができる。図13(b)には、受信ヒストリ中から選択された見出し語「life」に該当する説明情報が表示された画面の一例を示している。なお、デ○リーコ○サイス英和辞書は、他の辞書(ジ○ニアス英和辞書、ニュ○セ○チュリー英和辞書)と比較して、説明情報の情報量を少なくした構成であるので、複数の語義についての説明情報を一括して表示している。従って、該当すする語義番号に対応する説明情報(ここでは「生活」)を反転表示によって表している。
【0093】
このようにして、他の通信電子辞書と異なる辞書を搭載している場合であっても、他の通信電子辞書から受信したヒストリデータに含まれる辞書名を示すデータが自辞書を示す場合であれば、受信した見出し語と語義番号をもとに辞書データ22bから検索して説明情報を表示させることができる。また辞書名を示すデータが自辞書を示さない場合であっても、語義リンクテーブル22cに記録された複数の辞書の見出し語毎の各語義の関係をもとに自辞書の語義番号に変換することができるので、この変換後の語義番号を用いて自辞書から該当する語義の説明情報を表示させることができる。従って、見出し語に対して複数の語義の説明情報がある場合であっても、他の辞書における語義に関する情報を利用して必要とする説明情報を簡単に利用することが可能となる。
【0094】
なお、通信電子辞書10における辞書データ22bでは、1つの見出し語情報に対して少なくとも1つの語義番号によって説明情報を分類しているが、語義番号によらず他の分類情報、例えば記号、文字列などによって分類する形式であっても良い。
【0095】
また、通信電子辞書10は、電子辞書機能が搭載された専用装置に限らず、携帯電話やPDA(personal digital assistant)などの携帯を目的とした装置に電子辞書機能を搭載して実現されても良い。携帯を目的とした携帯電話やPDAなど、記憶容量や表示画面が比較的小さい装置によって通信電子辞書10を実現する場合には、前述したデ○リーコ○サイス英和辞書など情報量を少なくした辞書データを扱うようにすることが好ましい。
【0096】
また、前述した説明では、他の通信電子辞書との間で直接通信によってデータの送受信を行うものとしているが、ネットワークを介して接続された他の通信電子辞書との間でデータの送受信をするようにしても良い。また、辞書データについては、ネットワークを通じて、他の装置(他の通信電子辞書やサーバなど)からダウンロードして使用できるようにしても良い。
【0097】
また、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、前述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良い。前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られるので有れば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0098】
また、前述した各実施形態において記載した処理は、コンピュータに実行させることのできる電子辞書プログラム(辞書管理制御プログラム22a)として、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に提供することができる。また、通信媒体により伝送して各種装置に提供することも可能である。通信電子辞書を実現するコンピュータは、記録媒体に記録された情報取得プログラムを読み込み、または通信媒体を介して電子辞書プログラムを受信し、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
【0099】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1の通信電子辞書によれば、見出し語に対して複数の語義の説明情報がある場合であっても、他の辞書における語義に関する情報を利用して必要とする説明情報を簡単に表示させることができる。
【0100】
また本発明の請求項2の通信電子辞書によれば、受信した見出し語情報と語義の分類情報が異なる辞書によるものか特定情報により判別することができ、異なる辞書の見出し語情報と語義の分類情報を受信したことが判別できた場合には、辞書記録手段に記録された自辞書の見出し語情報と語義の分類情報を検出して、自辞書における説明情報を表示させることができる。
【0101】
また本発明の請求項3の通信電子辞書によれば、語義リンク記録手段によって記録された、各辞書の見出し語情報毎の語義の分類情報の関連づけを参照することで、受信した見出し語情報と語義の分類情報に対する自辞書の語義情報を簡単に取得して、該当する説明情報を読み出して表示させることができる。
【0102】
また本発明の請求項4の通信電子辞書によれば、複数の見出し語情報と語義の分類情報が受信された場合であっても、一覧表示中から任意に選択された何れかの見出し語と語義の分類情報の組に対応する説明情報を表示させることができるので、必要とする説明情報を簡単に利用することができる。
【0103】
また本発明の請求項5の通信電子辞書によれば、一覧表示中から必要とする説明情報を容易に確認でき、また説明情報の一部を表示させることで、複数の見出し語(語義)に対応する説明情報を表示させる必要があっても高速な表示が可能となり、さらに限られた表示画面エリアを有効に利用(より多くの情報を表示することが)できる。
【0104】
また本発明の請求項6の通信電子辞書によれば、見出し語情報と語義の分類情報に対応する説明情報の一部を、辞書記録手段からではなく、語義別見出し記録手段から読み出すことができるので、一覧表示に用いるデータを高速に表示させることができる。
【0105】
また本発明の請求項7の通信電子辞書によれば、送信者を容易に把握することができ、また検索の対象となった例えば書籍などを推測することができる。
【0106】
また本発明の請求項8の通信電子辞書によれば、視覚的に容易に送信者を把握することができ、検索の対象(例えば書籍など)を推測することができる。
【0107】
また本発明の請求項9の通信電子辞書によれば、日付をもとにして、必要としているヒストリ(検索結果)であるかを推測することができる。
【0108】
また本発明の請求項10の通信電子辞書によれば、一覧表示から選択された見出し語情報と語義の分類情報を、指定された送信先に応じた見出し語情報と語義の分類情報に変更して送信することができるので、辞書記録手段に記録された自辞書と送信先の辞書とが異なる場合であっても、同じ語義に対応する説明情報を送信先において表示させることができる。
【0109】
また本発明の請求項11の通信電子辞書によれば、語義リンク記録手段によって記録された、各辞書の見出し語情報毎の語義の分類情報の関連づけを参照することで、簡単に見出し語情報と語義の分類情報に対する送信先の自辞書の語義情報を取得して送信することができる。
【0110】
また本発明の請求項12の電子辞書プログラムによれば、コンピュータにおいて、見出し語に対して複数の語義の説明情報がある場合であっても、他の辞書における語義に関する情報を利用して必要とする説明情報を簡単に表示させることができる。
【0111】
また本発明の請求項13の電子辞書プログラムによれば、コンピュータにより、一覧表示から選択された見出し語情報と語義の分類情報を、指定された送信先に応じた見出し語情報と語義の分類情報に変更して送信することができるので、辞書記録手段に記録された自辞書と送信先の辞書とが異なる場合であっても、同じ語義に対応する説明情報を送信先において表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における通信電子辞書10の構成を示すブロック図。
【図2】本実施形態における語義リンクテーブル22cのデータ構成の一例を示す図。
【図3】本実施形態における語義リンクテーブル22cのデータ構成の一例を示す図。
【図4】本実施形態における通信電子辞書10における辞書検索処理について説明するためのフローチャート。
【図5】本実施形態における通信電子辞書10における辞書検索処理について説明するためのフローチャート。
【図6】本実施形態における受信ヒストリ表示処理について説明するためのフローチャート。
【図7】英文の一例を示す図。
【図8】本実施形態における通信電子辞書10(送信側)の表示画面の一例を示す図。
【図9】本実施形態における通信電子辞書10(送信側)の表示画面の一例を示す図。
【図10】本実施形態における通信電子辞書10(送信側)の表示画面の一例を示す図。
【図11】本実施形態における通信電子辞書10(受信側)の表示画面の一例を示す図。
【図12】本実施形態における通信電子辞書10(受信側)の表示画面の一例を示す図。
【図13】本実施形態における通信電子辞書10(受信側)の表示画面の一例を示す図。
【符号の説明】
10…通信電子辞書、20…CPU、22…メモリ、22a…辞書管理制御プログラム、22b…辞書データ、22c…語義リンクテーブル、22d…Myヒストリデータ、22e…受信ヒストリデータ、22f…送信ヒストリデータ、22g…似顔絵友達帳データ、24…記録装置、26…入力部、27…表示部、28…通信部。
Claims (13)
- 見出し語情報に対応して少なくとも1つの語義の分類情報ごとに分類された説明情報を記録する辞書を、同辞書を識別する特定情報を付加して記録する辞書記録手段と、
他の電子機器から送信された特定情報と見出し語情報と語義の分類情報とを受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された特定情報と見出し語情報と語義情報とに対応する前記情報記録手段に記録された説明情報を表示する説明情報表示手段と
を具備したことを特徴とする通信電子辞書。 - 前記受信手段によって受信された特定情報と前記辞書記録手段によって記録された辞書の特定情報とが一致するかを判別する特定情報判別手段と、
前記特定情報判別手段によって特定情報が一致しないと判別された場合、前記受信手段によって受信された見出し語情報と語義の分類情報に対応する、前記辞書記録手段に記録された辞書の見出し語情報と語義の分類情報を検出する検出手段とを具備し、
前記説明情報表示手段は、前記検出手段によって検出された見出し語情報と語義の分類情報に対応する前記情報記録手段に記録された説明情報を表示することを特徴とする請求項1記載の通信電子辞書。 - 複数の辞書に記録された共通する見出し語情報毎に、各辞書の見出し語情報に対応する語義の分類情報を前記複数の辞書間で同じ語義同士を関連づけて記録する語義リンク記録手段を有し、
前記検出手段は、前記語義リンク記録手段により関連付けて記録された各辞書の見出し語に対応する語義の分類情報をもとに、見出し語情報と語義の分類情報を検出することを特徴とする請求項2記載の通信電子辞書。 - 前記受信手段によって受信された見出し語情報と語義の分類情報とを一覧表示する一覧表示手段と、
前記一覧表示手段により一覧表示された見出し語情報と語義の分類情報から何れかの見出し語と語義の分類情報の組を選択する選択手段とを有し、
前記説明情報表示手段は、前記選択手段によって選択された見出し語情報と語義の分類情報の組に対応する前記情報記録手段に記録された説明情報を表示することを特徴とする請求項1記載の通信電子辞書。 - 前記一覧表示手段は、前記見出し語情報と語義の分類情報と共に前記見出し語情報と語義の分類情報に対応する説明情報の一部を表示することを特徴とする請求項4記載の通信電子辞書。
- 前記情報記録手段に記録される各見出し語情報とそれぞれ語義の分類情報に対応する説明情報の一部を記録する語義別見出し記録手段を有し、
前記一覧表示手段は、前記見出し語情報と語義の分類情報と共に前記語義別見出し記録手段に記録された説明情報の一部を表示することを特徴とする請求項4記載の通信電子辞書。 - 前記受信手段は、特定情報と見出し語情報と語義の分類情報と共に送信者名を示す情報を共に受信し、
前記一覧表示手段は、見出し語情報と語義の分類情報と共に前記送信者名を表示することを特徴とする請求項4記載の通信電子辞書。 - 前記一覧表示手段は、前記受信手段によって受信した送信者名に対応する図像を表示することを特徴とする請求項7記載の通信電子辞書。
- 前記一覧表示手段は、見出し語情報と語義の分類情報と共に、同情報が前記受信手段によって受信された日付を表示することを特徴とする請求項4記載の通信電子辞書。
- 見出し語情報に対応して少なくとも1つの語義の分類情報ごとに分類された説明情報を記録する辞書を、同辞書を識別する特定情報を付加して記録する辞書記録手段と、
入力された文字列をもとに前記情報記録手段に記録された見出し語情報を検索して、前記文字列に対応する語義の分類情報と説明情報とを取得する情報検索手段と、
前記情報検索手段によって取得された見出し語情報と語義の分類情報とを一覧表示する一覧表示手段と、
前記一覧表示手段によって表示された見出し語情報と語義の分類情報の一覧表示から何れかの見出し語と語義の分類情報の組を選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択された見出し語情報と語義の分類情報の送信先を示す指定を入力する送信先指定入力手段と、
前記選択手段によって選択された見出し語情報と語義の分類情報を、前記送信先指定入力手段によって指定された送信先に応じた見出し語情報と語義の分類情報に変更する変更手段と、
前記変更手段によって変更された見出し語情報と語義の分類情報を、前記送信先指定入力手段によって指定された送信先に送信する送信手段と
を具備したことを特徴とする通信電子辞書。 - 複数の辞書に記録された共通する見出し語情報毎に、各辞書の見出し語情報に対応する語義の分類情報を前記複数の辞書間で同じ語義同士を関連づけて記録する語義リンク記録手段を有し、
前記変更手段は、前記語義リンク記録手段により関連付けて記録された各辞書の見出し語に対応する語義の分類情報をもとに、見出し語情報と語義の分類情報を変更することを特徴とする請求項10記載の通信電子辞書。 - コンピュータを、
見出し語情報に対応して少なくとも1つの語義の分類情報ごとに分類された説明情報を記録する辞書を、同辞書を識別する特定情報を付加して記録する辞書記録手段と、
他の電子機器から送信された特定情報と見出し語情報と語義の分類情報とを受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された特定情報と見出し語情報と語義情報とに対応する前記情報記録手段に記録された説明情報を表示する説明情報表示手段とに機能させるための電子辞書プログラム。 - コンピュータを、
見出し語情報に対応して少なくとも1つの語義の分類情報ごとに分類された説明情報を記録する辞書を、同辞書を識別する特定情報を付加して記録する辞書記録手段と、
入力された文字列をもとに前記情報記録手段に記録された見出し語情報を検索して、前記文字列に対応する語義の分類情報と説明情報とを取得する情報検索手段と、
前記情報検索手段によって取得された見出し語情報と語義の分類情報とを一覧表示する一覧表示手段と、
前記一覧表示手段によって表示された見出し語情報と語義の分類情報の一覧表示から何れかの見出し語と語義の分類情報の組を選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択された見出し語情報と語義の分類情報の送信先を示す指定を入力する送信先指定入力手段と、
前記選択手段によって選択された見出し語情報と語義の分類情報を、前記送信先指定入力手段によって指定された送信先に応じた見出し語情報と語義の分類情報に変更する変更手段と、
前記変更手段によって変更された見出し語情報と語義の分類情報を、前記送信先指定入力手段によって指定された送信先に送信する送信手段と
に機能させるための電子辞書プログラム。
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JP2002382195A JP4228697B2 (ja) | 2002-12-27 | 2002-12-27 | 通信電子辞書、電子辞書プログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010176678A (ja) * | 2010-02-08 | 2010-08-12 | Casio Computer Co Ltd | 辞書情報表示制御装置、辞書情報表示制御プログラム、及び辞書情報表示制御方法 |
JP2012008738A (ja) * | 2010-06-23 | 2012-01-12 | Casio Comput Co Ltd | 辞書検索装置及びプログラム |
JP2016062519A (ja) * | 2014-09-22 | 2016-04-25 | カシオ計算機株式会社 | 情報表示機器、情報表示プログラムおよび情報表示方法 |
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