JP2004213089A - File system management method, file system management program and recording/reproducing device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば光ディスクなどに記録されるデータの管理に利用されるファイルシステムを管理するファイルシステム管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ハードディスクや光磁気ディスクといった読み書き可能な記録媒体を用いて、該記録媒体上の任意の記録領域に情報を記録、更新するとともに、その記録媒体から情報を読取る情報記録再生装置が広く普及している。このような記録媒体では、記録されている情報が不要になった場合には、不要になった情報を削除することによって、その情報が記録されていた記録領域を、他の情報を記録するための領域として再利用することが可能となっている。
【0003】
上記のような情報記録再生装置では、情報のアクセスの利便性を高めるために、ファイルシステムを利用することが一般的である。ファイルシステムを用いることによって、記録されている情報をファイルとして管理することができるとともに、ディレクトリ階層を構築することによって、記録されている情報の管理を行いやすくすることができる。ファイルシステムとしては、広く普及しているFAT(File Allocation Table)方式や、DVD(Digital Versatile Disc)などで導入されているOSTA(Optical Storage Technology Association)のUDF(Universal Disk Format)方式などが挙げられる。
【0004】
ファイルシステムを導入すると、記録媒体に記録される実データの他に、実データを特定するための識別情報(例えばファイル名)や、実データが記録された記録媒体上の位置情報などを含む管理情報も、記録媒体に記録される。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−315360号公報(公開日1996年11月29日)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、汎用性を挙げるために管理情報の情報長に制限の無いファイルシステムが多く、実際の利用シーンではそれほどの高機能は必要しないことがある。具体的には、従来のファイルシステムでは、ファイルの実体と管理情報とを別々に記録しており、ファイルの実体の記録位置が複数箇所に分断しても管理可能になっている。しかしながら、分断数が所定数を越えた場合には、管理情報を拡張する必要が生じることになる。
【0007】
また、ディレクトリに含まれるファイルもしくはディレクトリの数にも制限がないので、無制限である管理情報を解析する手段をファイルシステムドライバの構成に含める必要が生じている。
【0008】
また、上記従来の構成では、各記録領域の記録更新回数に大きなバラツキが発生することが多い。例えば、ある記録領域には、頻繁に更新が行われるデータが記録されていることにより、記録更新回数が非常に大きくなっている一方、他の記録領域では、ほとんど更新が行われないデータが記録されていることにより、記録更新回数が極めて少ない、というような状況は頻繁に発生するものである。したがって、記録媒体として、書き換え可能回数が制限された記録媒体を採用すると、記録更新回数が大きくなっている記録領域に引っ張られて、まだ書き換え可能回数に余裕がある記録領域が多く存在している場合でも、その記録媒体の書き換えが不可能となったと判断される場合が考えられる。すなわち、ユーザが記録媒体を使用可能な期間が短くなるおそれがあるという問題が生じる。
【0009】
具体的には、従来のファイルシステムでは、ファイルの実体と管理情報とを別々に記録しており、ディレクトリ構造上の移動時などには、ファイルの実体が変更されずに、管理情報のみが更新されることがある。一方、ファイルの実体が更新される場合であっても、ファイルの実体を記録する領域が変更されれば、管理情報も更新される。また、管理情報には、更新日時等の付加的な情報が記録されているため、ファイルの実体を記録する領域が変更されない場合であっても、ファイルの実体の更新によって更新されることが多い。
【0010】
このような問題に対して、媒体の所定の領域に、当該媒体のオーバーライト回数を記録し、これが所定の回数以上になった場合に上書きを禁止する手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、この方法では、オーバーライト回数が所定値以上となった際に、媒体に対する書き込みを禁止するという手法が示されているのみに過ぎない。すなわち、媒体におけるファイルシステムの構造などについては一切考慮されておらず、また、上書きを禁止するのみで、代替手段を提供していないものであり、根本的な解決とはなっていない。
【0011】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、記録されている情報の信頼性を高く維持した状態で、記録媒体を効率よく利用することを可能とするファイルシステム管理方法、ファイルシステム管理プログラム、および記録再生装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明に係るファイルシステム管理方法は、情報の書き込みおよび読み出しが行われる記録媒体に記録される情報を、実データに相当するファイル、および/または、上記ファイルをまとめたディレクトリとして記録するファイルシステムを管理するファイルシステム管理手段が実行するファイルシステム管理方法であって、上記ファイルおよび/または上記ディレクトリと、該ファイルおよび/または該ディレクトリの管理情報とが上記記録媒体に記録されるものとし、上記管理情報に記録されている内容に基づいて、該管理情報によって管理されるファイルおよび/またはディレクトリの更新回数に応じて異なる処理を行うことを特徴としている。
【0013】
上記の方法では、ファイルおよび/またはディレクトリと、該ファイルおよび/またはディレクトリの管理情報とを記録媒体に記録することによって管理されるファイルシステムにおいて、管理情報に記録されている内容に基づいて、該管理情報によって管理されるファイルおよび/またはディレクトリの更新回数に応じて異なる処理が行われるようになっている。したがって、例えば書き換え可能回数に制限があるような記録媒体の場合、特定の領域で書き換え可能回数に達している、あるいは近づいている際に、例えば更新を禁止したり、警告を出したりというような対応を行うことが可能となる。
【0014】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記の方法において、上記ファイルシステム管理手段が、上記管理情報のサイズに基づいて上記更新回数を推定する方法としてもよい。
【0015】
管理情報は、更新回数が多くなると、管理しているデータの分断数が増加することによって、そのサイズが大きくなる傾向がある。よって、上記の方法によれば、管理情報に特定の情報を付加することなく、管理情報の更新回数を推定することが可能となる。
【0016】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記の方法において、上記ファイルシステム管理手段が、上記管理情報に記録されている作成時刻情報および更新時刻情報に基づいて、上記更新回数を推定する方法としてもよい。
【0017】
管理情報には、多くの場合、作成時刻情報および更新時刻情報が記録されている。ここで、作成時刻と更新時刻との差分をとることによって、該管理情報が存在している期間を特定することが可能となるので、この時間に基づいて、更新回数を推定することが可能となる。すなわち、上記の方法によれば、管理情報にもともと含まれている情報に基づいて、管理情報の更新回数を推定することが可能となる。
【0018】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記の方法において、上記ファイルシステム管理手段が、上記管理情報に記録されている更新カウンタに基づいて、上記更新回数を推定する方法としてもよい。
【0019】
上記のように、管理情報に記録されている更新カウンタに基づいて更新回数を推定することによって、より的確に更新回数を認識することが可能となる。
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記の方法において、上記管理情報に、当該管理情報の更新回数情報が含まれているものとし、上記ファイルシステム管理手段が、上記更新回数が所定の値以上となったことを検出する方法としてもよい。
【0020】
上記の方法では、ファイルおよび/またはディレクトリと、該ファイルおよび/またはディレクトリの管理情報とを記録媒体に記録することによって管理されるファイルシステムにおいて、管理情報が、当該管理情報の更新回数情報が含んでいるようになっている。そして、この更新回数情報によって示される更新回数が所定の値以上となったことが検出されるようになっている。ここで、上記所定の値を、記録媒体の書き換え可能回数に基づいて設定することによって、例えば書き換え可能回数を超えて更新が行われることを防止することが可能となり、記録状態の信頼性の低下を防止することができる。
【0021】
また、上記の方法では、管理情報に関して更新を制限するようになっているので、特定の管理情報の更新が制限されるようになっても、その他の記録領域に関しては、更新回数の制限条件に達していない限りは更新を行うことが可能となっていることになる。したがって、記録媒体における記録領域の全域にわたって、書き換え可能回数を十分に使い切ることが可能となるので、記録媒体の利用効率を向上させることが可能となる。
【0022】
すなわち、上記の方法によれば、記録されている情報の信頼性を高く維持した状態で、記録媒体を効率よく利用することを可能とするファイルシステム管理方法を提供することができる。
【0023】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記の方法において、上記ファイルシステム管理手段が、上記更新回数が所定の値以上となった場合に、当該管理情報によって管理されているファイルおよび/またはディレクトリの更新回数が所定の値以上となった旨をユーザに対して提示する方法としてもよい。
【0024】
上記の方法によれば、ユーザは、特定のファイルおよび/またはディレクトリに関して更新回数が所定の値以上となったことを把握することができるので、該当ファイルおよび/またはディレクトリの信頼性を評価することが可能となる。この場合、ユーザは、例えば信頼性が低くなっているファイルおよび/またはディレクトリを別の記録領域にコピーするというような処理を行うことによって、信頼性が極度に低下してデータが消失する、というような事態を回避することが可能となる。また、信頼性が低くなっている領域に記録されているファイルおよび/またはディレクトリのみをコピーすればよいことになるので、記録媒体全体において書き換え寿命をフルに使い切ることが可能となり、記録媒体を効率的に使うことができる。
【0025】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記の方法において、上記ファイルシステム管理手段が、上記更新回数の制限回数と、現在の該当ファイルおよび/または該当ディレクトリを管理する管理情報における更新回数との関係をユーザに対して提示する方法としてもよい。
【0026】
上記の方法によれば、ユーザは、更新回数の制限回数と、現在のファイルおよび/またはディレクトリを管理する管理情報における更新回数との関係を把握することが可能となるので、各ファイルおよび/またはディレクトリがあとどれだけ更新を行うことができるかということを認識することが可能となる。よって、このような情報を認識することにより、ユーザは、各ファイルおよび/またはディレクトリの更新を今後どのように行っていくべきかなどを判断することが可能となる。
【0027】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記の方法において、上記ファイルシステム管理手段が、上記更新回数が所定の値以上となった場合に、当該管理情報の記録媒体上での記録位置を変更して更新を行う方法としてもよい。
【0028】
上記の方法によれば、特定の管理情報における更新回数が所定の値以上となった場合に、その管理情報が記録されている位置を移動して更新するようになっているので、更新された後の管理情報は、更新回数の制限条件に対して余裕がある状態となる。すなわち、記録されている情報の信頼性を低下させることなく、更新回数が所定の値以上となっている管理情報に対しても更新を行うことが可能となる。
【0029】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記の方法において、上記ファイルシステム管理手段が、上記更新回数が所定の値以上となった場合に、当該管理情報の記録媒体上での記録位置を変更して更新を行うとともに、該管理情報によって管理されるデータの記録媒体上での記録位置、および/または、該管理情報によって管理されるディレクトリに含まれているファイルを特定するためのファイル同定情報の記録媒体上での記録位置を変更する方法としてもよい。
【0030】
上記の方法によれば、特定の管理情報における更新回数が所定の値以上となった場合に、管理情報とともに、管理されるデータおよび/またはファイル同定情報も記録位置を移動するようになっている。ここで、管理情報の更新回数が所定の値以上となっている場合には、この管理情報によって管理されているデータおよび/またはファイル同定情報の更新回数も、更新回数の制限に近くなっていることが予想される。すなわち、上記の方法によれば、直接的に更新回数がカウントされている管理情報のみならず、更新回数の制限に近くなっていると予想されるデータおよび/またはファイル同定情報に関しても、記録されている情報の信頼性を高く維持することが可能となる。
【0031】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記の方法において、上記ファイルシステム管理手段が、特定の管理情報およびこれに管理されるファイルおよび/またはディレクトリを記録するための領域を予め確保しておき、この確保している領域内で、上記管理情報およびファイルおよび/またはディレクトリの記録位置の移動を行う方法としてもよい。
【0032】
上記の方法によれば、例えば更新回数が多くなることが予測できるファイルおよび/またはディレクトリを記録するための領域を、記録位置の移動を考慮した状態で予め確保しておくことが可能となる。よって、特定の管理情報およびこれに管理されるファイルおよび/またはディレクトリに対して、信頼性を長期的に保証することが可能となる。
【0033】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記の方法において、上記ファイルシステム管理手段が、上記管理情報のサイズに上限を設ける方法としてもよい。
【0034】
従来は、管理情報にはサイズに関して制限はなく、更新が多数行われたりすることによって、管理情報は際限なく大きくなるようになっていた。この場合、例えばファイルの検索を行う際には、管理情報をメモリにロードして、このメモリ内で検索をかけるというような処理を行うことになるが、管理情報のサイズに制限がないことによって、メモリの容量を比較的大きく余裕をもたせる必要があった。メモリの容量が小さい場合には、順次管理情報をメモリに読み出して内容を確認するという処理を繰り返すことになり、処理時間の遅延を招くという問題があった。
【0035】
これに対して、上記の方法によれば、ファイルおよび/またはディレクトリと、該ファイルおよび/またはディレクトリの管理情報とを記録媒体に記録することによって管理されるファイルシステムにおいて、管理情報のサイズに上限が設けられているので、この上限に合わせてメモリの容量を設定すればよいことになる。よって、必要最低限の容量のメモリを用意すればよいことになるので、上記の方法によって管理されている記録媒体の記録再生を行う装置の装置コストを低減することができる。
【0036】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記の方法において、上記ファイルシステム管理手段が、1つの管理情報によって管理されるファイルおよび/またはディレクトリの記録媒体上での分断数に制限を設ける方法としてもよい。
【0037】
管理情報には、その管理情報によって管理されるファイルおよび/またはディレクトリの位置情報が含まれている。ここで、管理されているファイルおよび/またはディレクトリが複数の記録領域に分断されて記録されている場合、各分断領域に関する位置情報が管理情報に含められることになる。すなわち、ファイルおよび/またはディレクトリの分断数が多くなると、それに比例して管理情報のサイズも大きくなる。これに対して、上記の方法では、1つの管理情報によって管理されるファイルおよび/またはディレクトリの記録媒体上での分断数に制限が設けられるので、管理情報のサイズを所定の大きさ以内に設定することができる。
【0038】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記の方法において、上記ファイルシステム管理手段が、上記ディレクトリを管理する管理情報が、該ディレクトリに含まれているファイルを特定するためのファイル同定情報を管理しているものとし、上記ファイルシステム管理手段が、1つの管理情報によって管理される上記ファイル同定情報群のサイズに制限を設ける方法としてもよい。
【0039】
あるディレクトリ内のファイルを検索する際には、該ディレクトリ内に含まれるファイル同定情報群をメモリにロードし、メモリ上で検索が行われることになる。ここで、ファイル同定情報が再現なく追加されることになると、ファイル同定情報群のサイズが大きくなることになり、メモリの容量を超えてしまうことが考えられる。
【0040】
これに対して、上記の方法では、1つの管理情報によって管理されるファイル同定情報群のサイズに制限が設けられている。したがって、この制限に基づいて、必要最低限のメモリの容量を設定すればよいことになるので、上記の方法によって管理されている記録媒体の記録再生を行う装置の装置コストを低減することができる。
【0041】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記の方法において、上記ファイルシステム管理手段が、上記管理情報のサイズが上限値以上となった場合に、当該管理情報によって管理されているファイルおよび/またはディレクトリの更新が制限されている旨をユーザに対して提示する方法としてもよい。
【0042】
上記の方法によれば、ユーザは、特定のファイルおよび/またはディレクトリに関して更新が制限されていることを把握することができるので、例えば該当ファイルやディレクトリを他の場所にコピーするなどの処理を行うことによって、これに対応することができる。
【0043】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記の方法において、上記ファイルシステム管理手段が、上記管理情報のサイズの上限と、現在の該当ファイルおよび/または該当ディレクトリを管理する管理情報サイズとの関係をユーザに対して提示する方法としてもよい。
【0044】
上記の方法によれば、ユーザは、管理情報のサイズの上限と、現在のファイルおよび/またはディレクトリを管理する管理情報のサイズとの関係を把握することが可能となるので、各ファイルおよび/またはディレクトリがあとどれだけ更新を行うことができるかの目安を認識することが可能となる。よって、このような情報を認識することにより、ユーザは、各ファイルおよび/またはディレクトリの更新を今後どのように行っていくべきかなどを判断することが可能となる。
【0045】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、Universal Disk Formatに準拠しているファイルシステムにおいて好適に用いることができる。
【0046】
また、本発明に係るファイルシステム管理プログラムは、上記本発明に係るファイルシステム管理方法をコンピュータに実行させることを特徴としている。
【0047】
上記プログラムをコンピュータによって実行させることによって、上記ファイルシステム管理方法をユーザに提供することができる。
【0048】
また、本発明に係る記録再生装置は、情報の書き込みおよび/または読み出しが行われる記録媒体に対して、情報の書き込みおよび/または読み出し処理を行う記録再生装置において、上記記録媒体に対して書き込みおよび/または読み出しを行う際に、上記本発明に係るファイルシステム管理方法を用いることを特徴としている。
【0049】
上記の構成によれば、上記で示したように、記録されている情報の信頼性を高く維持した状態で、記録媒体を効率よく利用することができ、また、装置コストも低減することができる。
【0050】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1ないし図15に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0051】
(装置構成)
図13は、本実施形態に係る記録再生装置1の概略構成例を示すブロック図である。同図に示すように、記録再生装置1は、記録媒体2に対して情報の記録および再生を行う装置であり、デバイスドライバ3、ファイルシステムドライバ(ファイルシステム管理手段)4、アプリケーションプログラム5、表示部6、および操作部7を備えた構成となっている。
【0052】
記録媒体2としては、例えばDVD−R、DVD−RAMなどの光ディスクが想定されるが、これに限定されるものではなく、情報の読み出しが可能であるとともに、情報の書き込みも可能となっている記録媒体であれば、どのような媒体であってもよい。また、図ではディスク状の記録媒体が示されているが、例えばEEPROM(Electrically Erasable/Programmable Read Only Memory)などの半導体を用いた記録媒体でも構わない。
【0053】
デバイスドライバ3は、記録媒体2に対して情報の読み書きを行う際の機械的および/または電気的な動作を制御するドライバである。例えば記録媒体2が光ディスクである場合には、デバイスドライバ3は、記録再生に用いられる光ピックアップや磁気ピックアップの動作を制御する制御部の処理を規定するドライバに相当する。
【0054】
ファイルシステムドライバ4は、記録媒体2に対して情報の読み書きを行う際に、どのようにファイルを管理するかを規定する処理を行うドライバである。このファイルシステムドライバ4は、処理を行う内容が記述されたプログラムをコンピュータが実行することによって実現されるものである。このプログラムは、記録再生装置1が備える図示しない記憶装置(例えばROMやRAMなど)に記憶されており、必要時に読み出されて実行されることになる。また、このファイルシステムドライバ4を実現するプログラムは、外部から記録媒体を介して入力されたり、通信回線を介して入力されたりすることが可能となっていてもよい。
【0055】
アプリケーションプログラム5は、記録媒体2に対して記録再生動作を行う際の実際の処理を行うプログラムである。そして、このアプリケーションプログラム5によって行われる処理の内容は、適宜表示部6に表示され、ユーザに提示されることになる。また、ユーザからの操作入力は、操作部7を介してアプリケーションプログラム5に入力され、相当する処理がアプリケーションプログラム5によって行われることになる。
【0056】
なお、上記の構成では、記録再生装置1が表示部6、操作部7、およびアプリケーションプログラム5を備えた構成となっているが、これに限定されるものではなく、これらの構成は外部の装置、例えばPC(Personal Computer)によって実現されるような構成であってもよい。この場合、記録再生装置1は、記録媒体2に対して記録再生動作のみを行う記録媒体ドライブとして機能する装置となる。
【0057】
(ファイルシステム)
以下に、本発明の実施の一形態に係るファイルシステム管理方法について説明していく。まず最初に、DVD(Digital Versatile Disc)などに利用されているファイルシステムであるUDF(Universal Disk Format)について簡単に説明する。
【0058】
UDFファイルシステムでは、記録媒体における記録領域がセクタと呼ばれる単位に分割され、そのセクタに対して0から最終論理セクタまでの論理セクタ番号LSN(Logical Sector Number)が割り当てられるようになっている。そして、記録領域は、パーティションと呼ばれる1つ以上の領域として確保されている。
【0059】
パーティション領域内では、その先頭セクタからセクタ単位で論理ブロック番号LBN(Logical Block Number)が0から最終論理ブロック番号まで割り当てられている。このパーティション領域内には、ファイルの実データおよびその管理情報、さらにディレクトリの管理情報が記録される。
【0060】
各管理情報は用途毎に記述子(Descriptor)と呼ばれる構造体に格納される。全ての記述子は、構造体の先頭にDescriptor Tagと呼ばれる識別子用のフィールドを持ち、これによって記述子の種類が判別される。
【0061】
図8にパーティション内の構造の例を示す。この例では、記録媒体801に、3つの要素をもつ1つのディレクトリと、1つのファイルとが記録された状態が示されている。ディレクトリは、FE(File Entry)(管理情報)802と、1つ以上(この例では3つ)のFID(File Identifier Descriptor)(ファイル同定情報)803・804・805とによって構成される。FE802には、ディレクトリの管理情報およびFID803・804・805の記録領域を管理する情報が記録される。FID803・804・805は、ディレクトリ内に含まれるファイルもしくはディレクトリの管理情報から構成される。これらのうち、FID805は、FE806の記録領域を管理する情報となっている。ファイルは、FE806と実データ807とによって構成される。FE806には、ファイルの管理情報および実データ807の記録領域を管理する情報が記録される。
【0062】
(記述子の構造)
次に、FEの構造規格について説明する。図9は、FEの構造規格を示している。同図において、BPの欄には、論理ブロックの先頭からの絶対位置(単位はバイト)が示されており、Lengthの欄には、各フィールドの長さが示されており、Nameの欄には、各フィールドの名称が示されている。
【0063】
Descriptor Tagフィールドには、当該Descriptorがどのような種類の記述子であるかを示す情報が記録される。この場合には、FEであることを示すTagが記録されていることになる。ICB Tagフィールドには、FEの内部的な属性情報が記録される。Uid、Gidフィールドには、それぞれ管理者のユーザID、グループIDが記録される。Permissionsフィールドには、ファイルもしくはディレクトリのアクセス権限情報が記録される。File Link Countフィールドには、このFEへの参照数が記録される。Information Lengthフィールドには、ファイルサイズもしくはFID情報列の大きさが記録される。Logical Blocks Recordedフィールドには、このFEが管理する情報が記録された論理ブロック数が記録される。Access Date and Timeフィールドには、このFEへアクセスが行われた時刻が記録される。Modification Date and Timeフィールドには、このFEの更新時刻が記録される。
【0064】
Attribute Date and Timeフィールドには、このFEのAttributeフィールドの更新が行われた時刻が記録される。Extended Attribute ICBフィールドには、拡張情報ICBの記録位置が記録される。Implementation Identifierフィールドは、実装依存で使用される。Unique IDには、そのFE固有のIDが記録される。Length of Extended Attributesフィールドには、拡張属性フィールドExtended Attributesフィールドのサイズが記録される。Length of Allocation DescriptorsフィールドにはAllocation Descriptorsを記録するAllocation Descriptorsフィールドのサイズが記録される。なおRecord Formatフィールド、Record Display Attributesフィールド、Record Lengthフィールド、およびCheckpointフィールドはUDFにおいては使用されない。
【0065】
FEに設けられたAllocation Descriptorsフィールドには、FEが管理するデータの記録領域情報が記録される。Allocation Descriptor(AD)には用途に応じて複数の型が存在するが、UDF規格では、Short Allocation Descriptor型が用いられる。Short Allocation Descriptorの構造規格を図10に示す。
【0066】
Extent Lengthフィールドには、参照する情報のサイズが記録される。また、Extent Positionフィールドには、参照する情報の記録開始LBNが格納される。もしFEが管理する実データもしくはFIDの記録領域が複数の領域に分断されている場合、このフィールドには各分断の位置情報を格納したADが分断数と同数記録される。ただし、FEは、1論理ブロックに収まらなくてはならない。ADの数が多く、FEが1論理ブロックに収まらない場合は、以下に述べるAED(Allocation Extent Descriptor)と呼ばれる記述子を用いてADの記録領域の拡張を行わなければならない。その際、FEに記録される最後のADを用いて、AEDの記録領域を指定する。
【0067】
AEDの構造規格を図11に示す。Previous Allocation Extent Locationフィールドは、UDFでは使用しない。Length of Allocation Descriptorsフィールドには、AED以下に記録されるAD情報列の長さが記録される。FEに収まりきらなかったADは、AEDに続けて記録される。
【0068】
FIDの構造規格を図12に示す。RBPの欄には、各フィールドが記録される位置(記述子の先頭を0とした相対位置)が示されており、Lengthの欄には、各フィールドの長さが示されており、Nameの欄には、各フィールドの名前が示されている。
【0069】
Descriptor Tagフィールドには、当該Descriptorがどのような種類の記述子であるかを示す情報が記録される。この場合には、FIDであることを示すTagが記録されていることになる。File Version Numberフィールドには1が記録される。File Characteristicsフィールドには、FIDを管理するFEが管理するファイルもしくはディレクトリの属性情報が記録される。Length of File Identifierフィールドには、後述するFile Identifierフィールドのサイズが記録される。ICBフィールドには、対応するFEの記録領域情報が記録される。Length of Implementation Useフィールドには、後述するImplementation Useフィールドのサイズが記録される。Implementation Useフィールドは実装依存のフィールドである。File Identifierフィールドには、ファイル名またはディレクトリ名が記録される。このような構成のFIDは、FEが管理する領域に連続して記録される。
【0070】
なお、FIDは連続して複数記録することができるものであり、ファイルの実データのように1次元のバイト列として管理され、分断も認められるものである。ただし、FIDの先頭は4バイトアライメントされているので、ひとつのFID全体長が4バイトの倍数になるように後端に0〜3バイトの値0がパディングされる。
【0071】
(ファイルシステム管理方法)
以下に、本実施形態に係るファイルシステム管理方法の具体的な実施例について述べる。まず、第1および第2の実施例として、ファイルシステムの構成を簡素にすることを目的とするファイルシステム管理方法の例について説明する。
【0072】
(第1の実施例)
第1の実施例として、AED構造体を使わないファイルシステム管理方法としての機能限定のUDFドライバについて説明する。FEに含まれる情報は、Extended Attributesフィールドの長さが0であるとすると、Allocation Descriptorsフィールドを除いた部分は、図9に示すように176バイトとなる。セクタサイズを2048バイトとすると、Allocation Descriptorsフィールドは、最大で2048−176=1872バイトとなる。Short Allocation Descriptorは、図10に示すように8バイト分の大きさであるので、最大のAllocation Descriptorsフィールドには、Short Allocation Descriptorが1872/8=234個入ることになる。
【0073】
そこで、本実施例におけるUDFドライバでは、1つのFEが管理する実データもしくはFIDの記録領域に関して、234個までの分断を認めるが235個目の分断は作成しないものとする。また、234番目のAllocation Descriptorが次のAEDを指していた場合、233番目の分断までしか読み込まないものとする。
【0074】
以上の処理の流れについて、図1に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。まずステップ11(以降、単にS11のように称する)において、ディレクトリまたはファイルの更新指令がなされたか否かが判定される。更新指令がなされていない場合(S11においてNO)には、S11の処理が繰り返される。すなわち、S11は、更新指令の待機状態を示していることになる。
【0075】
更新指令がなされた場合(S11においてYES)には、S12において、更新によって変更されるFEが管理する実データもしくはFIDの分断数が所定値、上記の例では234個以上であるか否かが判定される。分断数が所定値未満であると判定された場合(S12においてNO)には、S13において更新指令に応じて該当FEの更新処理が行われ、S11に戻る。
【0076】
一方、分断数が所定値以上であると判定された場合(S12においてYES)には、S14において更新指令が却下され、更新は禁止される。ここで適宜ユーザに対して更新ができない旨が通知されるようになっていてもよい。その後、S11に戻って更新指令の待機状態に戻る。
【0077】
以上のようなUDFドライバによれば、記録媒体に記録されるFEには、AED構造体が用いられていないことになるので、ファイルシステムドライバ4に、AED構造体を解析するための解析モジュールを実装する必要がなくなる。したがって、ファイルシステムドライバ4の簡素化を図ることが可能となるので、ファイルシステムドライバ4の設計開発の負担を低減することができ、また、バージョンアップなどを行う際にも、バグ処理などの負担を軽減することが可能となる。
【0078】
また、AED構造体が用いられる場合には、FEに関する情報は、際限なく大きくなることが予想されるが、上記のようにAED構造体を用いないようにすることによって、FEに関する情報のサイズを所定の値以下にすることが可能となる。よって、FEに関する情報をロードするためのメモリの容量を低減することが可能となるので、UDFドライバを実現するハードウェア構成の簡素化を図ることが可能となる。
【0079】
なお、上記では、1つのFEが管理する実データもしくはFIDの記録領域に関して、234個までの分断を認める、というように規定しているが、この分断の数は限定されるものではなく、実装状態に応じて適宜設定すればよい。
【0080】
(第2の実施例)
第2の実施例として、1つのディレクトリに含まれるFID情報列の長さを限定するUDFドライバについて説明する。FIDは可変長情報であり、またそのインデックス情報などは用意されていない。よって、特定のFIDを読み出すためには、FIDの集合として記録されたFID情報列の先頭から順に探索する必要がある。
【0081】
また、FID情報列は、ファイルの実データと同様に分断して記録することができるようになっている。よって、特定のFIDを探索するためには、そのFIDが含まれていると考えられる全てのFID情報列をロードするために充分なメモリを確保し、メモリ内で検索するか、FIDを順次ロードして、逐一確認していくかを行う必要がある。
【0082】
そこで、本実施例におけるUDFドライバでは、FID情報列の長さに上限を設けるようにし、上限を超した情報列を有するFIDを追加することができないように設計する。例えば、FID情報列の長さの上限を1セクタとする。ファイル名が、識別子8文字、ピリオド、拡張子3文字、および終端コードの13バイトで定義されているFIDのサイズは84バイトとなる。なお、このFIDのサイズは、Length of File Identifier=13、Length of Implementation Use=32とした場合を想定しており、この状態で、FIDのサイズは全体で83バイトとなるが、4バイトアライメント用のパディングが1足されるので、FIDのサイズは84バイトとなる。
【0083】
ここで、1セクタのセクタサイズを2048バイトとすると、同程度の長さのFIDであれば約24個のFIDがひとつのセクタに収まる計算になる。ここで、先頭のFIDは親ディレクトリを指すことが決まっているため、1つ少なく見積もって、1ディレクトリに含まれるファイルおよびディレクトリは合わせて23個程度が上限となる。
【0084】
以上の処理の流れについて、図2に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。まずS21において、FIDの追加指令がなされたか否かが判定される。追加指令がなされていない場合(S21においてNO)には、S21の処理が繰り返される。すなわち、S21は、FID追加指令の待機状態を示していることになる。
【0085】
追加指令がなされた場合(S21においてYES)には、S22において、FIDが追加されることによって、該当ディレクトリにおけるFID情報列の長さが所定値以上となるか否かが判定される。FID情報列の長さが所定値未満であると判定された場合(S22においてNO)には、S23においてFID追加処理が行われ、S21に戻る。
【0086】
一方、FID情報列の長さが所定値以上であると判定された場合(S22においてYES)には、S24においてFID追加指令が却下され、FIDの追加は禁止される。ここで適宜ユーザに対して追加ができない旨が通知されるようになっていてもよい。その後、S21に戻ってFID追加指令の待機状態に戻る。
【0087】
ここで、上記ファイルシステム専用のファイルシステムドライバによるディレクトリ管理情報のロード手順を図14を用いて説明する。ディレクトリの読み込み(ロード)が開始されると、まず、必要なメモリサイズが特定されているものとすると、これに基づいてメモリの確保が行われる(ステップ1、以降、S1のように称する)。この例では、2セクタ分のメモリを確保するものとする。
【0088】
次に、対象となるディレクトリに対応する、1セクタで構成されるFEを、S1において確保したメモリにロードする(S2)。ここで、FEをAEDによって拡張しないためには、第1の実施例で説明したように、FID情報列の分割数の上限が235個未満である必要があるが、上記のように、FID情報列を23個程度以下としているので、AEDによる拡張が行われることはないことになる。
【0089】
次に、対象ディレクトリのFID情報列をメモリにロードする(S3)。ここでは、FID情報列の上限を1セクタとしているので、S1において確保した2セクタ分のメモリのうち、使用していない1セクタを利用する。上記例では、FID情報列の上限を1セクタとしたが、ファイルシステムの用途、メモリの余裕などから適当な値に調整すると良い。FID情報列全体がメモリに載った後は、このメモリに対してFIDの探索を行う(S4)ことによって、充分に高速な探索を行うことができる。
【0090】
以上のように、FID情報列の長さに上限を設けることによって、FID情報列をロードするために必要とされるメモリのサイズを所定の値以下に抑えることが可能となる。また、比較的小さいサイズのメモリ内に、検索に必要なFID情報列を全てロードし、このメモリ上で検索を行うことが可能となるので、高速な検索を行うことが可能となる。
【0091】
次に、書き換え回数を管理し、記録媒体の劣化による読出しエラーの発生の確率を減少させることを目的とするファイルシステム管理方法の例について説明する。まず、このようなファイルシステム管理方法として、FEの更新回数を計数するUDFドライバについて説明する。FID情報列の更新や、ファイルの実体の更新によってその長さが変更されると、FEも更新されることになる。さらに通常のデバイスドライバでは、セクタ単位で書き換えが行われるため、例えばFEにおける一部のフィールドの情報が更新される際にもFE全体が更新されることになる。
【0092】
そこで、本実施例では、固定位置で更新されがちなFEに対して更新カウンタを用意するものとする。この更新カウンタとして、本実施例では、FEにおけるExtended Attributes(EA)フィールドを使用する。この更新カウンタによるカウンタ値が更新回数情報に相当することになる。
【0093】
図15にExtended Attributesフィールドに記録するフォーマット例としてCounter Formatを示す。同図において、RBPの欄には、EAフィールドにおける各フィールドが記録される位置(記述子の先頭を0とした相対位置)が示されており、Lengthの欄には、各フィールドの長さが示されており、Nameの欄には、各フィールドの名前が示されており、Contentsの欄には、各フィールドの内容が示されている。
【0094】
Counter Formatは16バイトで構成され、先頭の8バイトにCounter Formatであることを示すIDが記録される。次の2バイトに、Rewrite Counterとして、更新回数カウンタを設ける。このRewrite Counterは、0からスタートするインクリメントカウンタとして扱われるものとする。残り6バイトは予備領域として確保してある。
【0095】
Rewrite Counterは、FEに編集が加えられる毎にインクリメントされ、同時に更新される。ここで一例として、ディレクトリのFEに上記カウンタを設置する場合を考える。ディレクトリの要素としてファイルが追加され、FID情報列にFIDが追加されたとすると、FEの管理するFID情報列の長さが書き換えられることになる。このとき同時にCounter FormatのRewrite Counter値がインクリメントされる。
【0096】
以上のように、FEに編集が加えられる毎にカウントが行われることによって、Rewrite Counterが示すカウンタ値は、FEが記録されている領域の劣化を推測する指標として用いることができる。例えば、記録媒体の書き換え寿命がN回であるとすると、カウンタ値がNの90%に到達したとき、このFEが記録されている領域の信頼性が低くなってきていると判断することが可能となる。
【0097】
ある記録領域に対して信頼性が低いと判断された場合の対処方法として次の3つの方法が挙げられる。第1の方法は、信頼性が低くなっている記録領域に記録されているファイルもしくはディレクトリの更新を禁止する方法である。第2の方法は、特定の記録領域の信頼性が低くなっている旨をユーザに通知する方法である。この第2の方法については後述する。第3の方法は、信頼性が低くなっている記録領域に記録されているファイルもしくはディレクトリのFEの物理的な記録位置を移動する方法である。この場合、FEが記録されていた、信頼性が低くなっている領域はすでに劣化が激しいので、再利用されるのは望ましくない。したがって、FEの物理的な記録位置を移動した後は、信頼性が低くなっている領域を使用不可領域に設定する、もしくはダミーファイルを作成し、データ領域として管理するなどを行うことによって、再利用を防ぐことが好ましい。
【0098】
(第3の実施例)
ここで、第3の実施例として、上記第3の方法における処理手順について図3(a)ないし図3(c)を参照しながら以下に説明する。まず、図3(a)に示す状態は、FE301がFID302、303、304を管理している状態となっている。ここで、FIDを追加すると、通常は図3(b)に示す状態となる。すなわち、FE301は更新され、FID302、303、304、305を管理するようになる。
【0099】
一方、FE301のカウンタ値が更新されて書き換え寿命Nの90%に到達した場合には、図3(c)に示す状態となる。すなわち、FE301は新たな領域にFE306として更新され、同様にFID302、303、304、305を管理するものとする。このとき、FE306におけるカウンタ値はリセットされる。そしてFE301が記録されていた領域301は、既に信頼性の低い領域と判断され、FE307によって管理されるダミーファイルの実データ領域として管理される。実際には、領域301には何も書き込みは行われないことになるが、ダミーファイルとして管理されることによって、他のファイルやディレクトリに使用されることを防ぐことができる。
【0100】
なお、上記の例では、カウンタ値が書き換え寿命Nの90%を越えた場合に信頼性が低くなっていると判断とする例について示したが、この判断基準に限定されるものではない。また、上記の例では、カウンタ値を、領域劣化を推測する指標としたが、これに限定されるものでなく、例えば、Creation Timeからの時間に基づいて上記の領域劣化を推測することも可能であり、また、FID情報列の情報量や、FIDの個数でも推測は可能である。以下にこのことについて説明する。
【0101】
一般的な利用方法であれば、利用開始頃はファイル数も少なく、一つのディレクトリに含まれるFIDの個数は少ない。利用を繰り返すうちに一つのディレクトリに含まれるファイル数、FID数が増加してくる。つまりFEの更新回数も増えているといえる。結果として、カウンタを持たなくてもFID数やFID情報列長から、更新回数を推測することができる。また、FIDは、File Characteristicsフィールドにdeleted bitを持っており、ファイルが削除されてもFID数が減らない場合がある。特にファイル名の長さがまちまちである場合には、上書きが難しいので、ファイルが削除されてもFID数が減少することが少なくなる。よって、FID数に基づいて更新回数を推測することが可能となる。
【0102】
また、FEに記録される作成時刻情報および更新時刻情報に基づいて、作成時刻と更新時刻との差分を算出することによって更新回数を推測する方法も考えられる。
【0103】
上記の方法を、1個または複数個のディレクトリに特化して繰り返し運用する方法について、図4(a)ないし図4(c)を参照しながら以下に説明する。まず、図4(a)に示す状態について説明する。ディレクトリのFE401がFID情報列402、403、404を管理している。このときFE401のカウンタ値は、書き換え寿命Nの90%より1少ない値であったとする。
【0104】
次の更新としてFID405が追加された状態を図4(b)に示す。まず、図4(a)に示す状態において、FE401が記録されている領域は、記録媒体の信頼性が下がっている状態である。この場合、FE401に管理されているFIDが記録されている領域も、FE401の更新とともに更新されていることが予想される。すなわち、FE401の残り更新可能回数が少なくなっているならば、これに管理されているFIDも、残り更新可能回数が少なくなっていることが予想されるので、書き換え寿命Nに対して十分に余裕がある状態とは言えないことになる。
【0105】
そこで、図4(b)に示すように、書き換え条件に達したFE401の記録位置変更と同時に、FID402、403、404、および、追加されたFID405を新規領域に書き換えるようにする。この場合、図4(a)に示す状態においてFEやFIDが記録されていた領域は、ダミーファイルのFE407が管理する実データ領域408として確保される。このときFE401のカウンタ値はリセットされる。
【0106】
さらに、図4(b)に示す状態で更新が進み、FE401のカウンタ値が書き換え寿命Nの90%より1少ない値になったとする。ここで、次の更新として、FID406が追加された状態について、図4(c)を用いて説明する。図4(b)に示す状態において、FE401、FID402、403、404、405が記録されている領域は信頼性が低くなっていることが予想されるので、これらの情報は、追加されたFID406とともに新規領域に書き込まれ、図4(c)に示す状態となる。また、図4(b)に示す状態においてFE401、FID402、403、404、405が記録されていた領域は、ダミーファイルの実データ領域として管理される。このとき、新たにダミーファイルとして設定された領域は、図4(b)に示す状態におけるダミーデータ領域と結合するようにする。
【0107】
以上のような手法によれば、カウンタ値によって信頼性を判断できるFEの領域のみならず、このFEによって管理されるFIDの領域に関しても、信頼性が高い状態を保つことが可能となる。よって、特定のディレクトリの信頼性を長期的に保証することが可能となる。
【0108】
また、上記の手法を応用することによって、1または複数個のディレクトリに特化して特定領域内で運用する方法も実現可能である。図5(a)ないし図5(c)を参照しながら以下にその方法について説明する。
【0109】
まず図5(a)に示す状態について説明する。ディレクトリのFE501がFID情報列502、503、504を管理している。また、予約領域として、ダミーファイルの実データ領域508がダミーファイルのFE507によって管理されている。
【0110】
前例と同様にFID505を追加する際に、FE501のカウンタ値が書き換え条件に達したとすると、FE501、FID502、503、504、そして追加されたFID505は、予約領域508として確保されていた領域内に書き込まれる。このとき、FE501のカウンタ値はリセットされ、予約領域508は上記記録に使用された分だけ縮小される。また、これらが書き込まれていた領域、すなわち、図5(a)におけるFE501、FID502、503、504の領域は、ダミーファイルの前半部509としてFE507によって管理される。この状態が、図5(b)に示す状態となる。
【0111】
さらにFID506を追加する際に、FE501のカウンタ値が書き換え条件に達したとすると、FE501、FID502、503、504、505、そして追加されたFID506は、予約領域508として確保されていた領域内に書き込まれる。このとき、FE501のカウンタ値はリセットされ、予約領域508は上記記録に使用された分だけ縮小される。また、これらが書き込まれていた領域、すなわち、図5(b)におけるFE501、FID502、503、504、505の領域は、ダミーファイルの前半部509に結合されFE507によって管理される。この状態が、図5(c)に示す状態となる。
【0112】
以上のような手法によれば、更新回数が多くなることが予測できる特定のディレクトリ構造を記録する為の領域を、記録位置の移動を考慮した状態で予め確保しておくことが可能となる。よって、特定のディレクトリに対して、信頼性を長期的に保証することが可能となる。
【0113】
(第4の実施例)
第4の実施例として、ある記録領域に対して信頼性が低いと判断された場合の対処方法としての上記第2の方法、すなわち、特定のFEの信頼性が低いと判断された場合に、これをユーザに明示する手段について説明する。例えば、図6に示すように、表示部6にGUI(Graphical User Interface)として表示されたディレクトリ601、602、603やファイル604、605、606のアイコンの上に、対応するFEの劣化予測をメータの形式で明示する。
【0114】
信頼性が充分にある場合は、ディレクトリ601やファイル604のように、メータが「SAFE(安全)」寄りにあるように表示する。書き換え寿命N回の90%を超えた場合、ディレクトリ602やファイル605のように、メータが「SAFE(安全)」と「DANGER(危険)」との中間あたりにあるように表示する。書き換え寿命N回よりも更新回数が増えた場合には、ディレクトリ603やファイル606のように、メータが「DANGER(危険)」寄りにあるように表示する。
【0115】
以上のような手法によれば、ユーザは、記録媒体の劣化に関して、少なくともFEが記録されている領域については把握することができる。よって、ユーザは、FEの劣化状態を認識することによって、該当するディレクトリやファイルの信頼性を評価することが可能となる。この場合、例えば信頼性が低くなっているディレクトリやファイルを別の記録領域にコピーすることによって、信頼性が極度に低下してデータが消失する、というような事態を回避することが可能となる。また、信頼性が低くなっている領域に記録されているディレクトリやファイルのみをコピーすればよいことになるので、記録媒体全体において書き換え寿命をフルに使い切ることが可能となり、記録媒体を効率的に使うことが出来る。
【0116】
なお、上記の例では、領域の信頼性を明示する手段として、ディレクトリやファイルのアイコン上にメータを表示する手法を採用したが、これに限定されるものではない。例えば、アイコンの色や形状を変化させる方法でもよいし、カウンタ値をそのまま表示するなどでもかまわない。また、上記実施例では、書き換え条件を90%としたが、もちろんこの値に限定されるものではなく、記録媒体の特性などを考慮して適宜設定すればよい。
【0117】
ただし、上記の例では、領域の信頼性の判断基準としてFEのカウンタ値を用いているが、これは、カウンタが設置される直前まで該当領域が未記録領域であることが前提となるものである。
【0118】
(第5の実施例)
次に、第5の実施例として、ある記録領域に対して信頼性が低いと判断された場合の対処方法としての上記第1の方法、すなわち、更新を禁止する処理に関して、更新を禁止する内容をユーザに明示する手段、および、更新禁止までの期限を明示する手段について説明する。なお、この実施例は、前記した第1の実施例における、1つのFEが管理する実データもしくはFIDの記録領域に関して、234個までの分断を認めるが235個目の分断は作成しないものとする方法、および、第2の実施例において、FID情報列の長さに上限を設けるようにし、上限を超した情報列を有するFIDを追加することができないようにする方法においても、同様に適用することが可能なものである。
【0119】
例えば、図7に示すように、表示部6にGUIとして表示されたディレクトリやファイルに、対応するFEの使用制限情報、もしくは使用制限までの余裕に関する情報を明示するようにする。ここでは一例として、上記第2の実施例におけるシステム管理方法、すなわち、FID情報列の長さに上限を設けた場合について説明する。
【0120】
図7において、ディレクトリ701を示すアイコンには、FID情報列の長さが制限に達し、要素、すなわちFIDを追加できない状態を示すマークとして、×マークが示されている。また、図7において、ディレクトリ702を示すアイコンには、あとおよそ3つの要素がこのディレクトリに追加できる状態を示すマークとして、数字の3が示されている。ここで、追加できる要素が「およそ」3つであるとしているのは、追加されるファイルのファイル名によってFIDの長さが変わるからである。また、図7において、ファイル703を示すアイコンには、このファイルをあと5回編集できることを示すマークとして、数字の5が示されている。
【0121】
ユーザは、以上のような情報を把握することによって、例えば使用制限までに余裕がないディレクトリやファイルに対しては、これの更新を控えて、使用制限までに余裕があるディレクトリにコピーしたり、ファイルを移動させたりなどの処理を行うことが可能となる。よって、記録媒体における全ての記録領域にわたって効率的に利用することが可能となる。
【0122】
なお、上記の例では、×マークおよび数字によって、追加可能な要素に関する情報を示しているが、これに限定されるものではなく、例えばグラフなどを用いてもかまわない。
【0123】
以上の各実施例では、ファイルシステムとしてUDFを想定した例について示したが、これに限定するものではなく、同様の構成を持つファイルシステムであれば同様の処理を行い、同様の作用・効果を得ることが可能である。
【0124】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るファイルシステム管理方法は、情報の書き込みおよび読み出しが行われる記録媒体に記録される情報を、実データに相当するファイル、および/または、上記ファイルをまとめたディレクトリとして記録するファイルシステムを管理するファイルシステム管理手段が実行するファイルシステム管理方法であって、上記ファイルおよび/または上記ディレクトリと、該ファイルおよび/または該ディレクトリの管理情報とが上記記録媒体に記録されるものとし、上記管理情報に記録されている内容に基づいて、該管理情報によって管理されるファイルおよび/またはディレクトリの更新回数に応じて異なる処理を行う方法である。
【0125】
これにより、例えば書き換え可能回数に制限があるような記録媒体の場合、特定の領域で書き換え可能回数に達している、あるいは近づいている際に、例えば更新を禁止したり、警告を出したりというような対応を行うことが可能となるという効果を奏する。
【0126】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記ファイルシステム管理手段が、上記管理情報のサイズに基づいて上記更新回数を推定する方法としてもよい。
【0127】
これにより、上記の方法による効果に加えて、管理情報に特定の情報を付加することなく、管理情報の更新回数を推定することが可能となるという効果を奏する。
【0128】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記ファイルシステム管理手段が、上記管理情報に記録されている作成時刻情報および更新時刻情報に基づいて、上記更新回数を推定する方法としてもよい。
【0129】
これにより、上記の方法による効果に加えて、管理情報にもともと含まれている情報に基づいて、管理情報の更新回数を推定することが可能となるという効果を奏する。
【0130】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記ファイルシステム管理手段が、上記管理情報に記録されている更新カウンタに基づいて、上記更新回数を推定する方法としてもよい。
【0131】
これにより、上記の方法による効果に加えて、管理情報に記録されている更新カウンタに基づいて更新回数を推定することによって、より的確に更新回数を認識することが可能となる。
【0132】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記管理情報に、当該管理情報の更新回数情報が含まれているものとし、上記ファイルシステム管理手段が、上記更新回数が所定の値以上となったことを検出する方法としてもよい。
【0133】
これにより、上記の方法による効果に加えて、上記所定の値を、記録媒体の書き換え可能回数に基づいて設定することによって、例えば書き換え可能回数を超えて更新が行われることを防止することが可能となり、記録状態の信頼性の低下を防止することができるという効果を奏する。
【0134】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記ファイルシステム管理手段が、上記更新回数が所定の値以上となった場合に、当該管理情報によって管理されているファイルおよび/またはディレクトリの更新回数が所定の値以上となった旨をユーザに対して提示する方法としてもよい。
【0135】
これにより、上記の方法による効果に加えて、ファイルおよび/またはディレクトリの信頼性を評価することが可能となるので、記録媒体全体において書き換え寿命をフルに使い切ることが可能となり、記録媒体を効率的に使うことができるという効果を奏する。
【0136】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記ファイルシステム管理手段が、上記更新回数の制限回数と、現在の該当ファイルおよび/または該当ディレクトリを管理する管理情報における更新回数との関係をユーザに対して提示する方法としてもよい。
【0137】
これにより、上記の方法による効果に加えて、各ファイルおよび/またはディレクトリがあとどれだけ更新を行うことができるかということを認識することが可能となるので、ユーザは、各ファイルおよび/またはディレクトリの更新を今後どのように行っていくべきかなどを判断することが可能となるという効果を奏する。
【0138】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記ファイルシステム管理手段が、上記更新回数が所定の値以上となった場合に、当該管理情報の記録媒体上での記録位置を変更して更新を行う方法としてもよい。
【0139】
これにより、上記の方法による効果に加えて、記録されている情報の信頼性を低下させることなく、更新回数が所定の値以上となっている管理情報に対しても更新を行うことが可能となるという効果を奏する。
【0140】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記ファイルシステム管理手段が、上記更新回数が所定の値以上となった場合に、当該管理情報の記録媒体上での記録位置を変更して更新を行うとともに、該管理情報によって管理されるデータの記録媒体上での記録位置、および/または、該管理情報によって管理されるディレクトリに含まれているファイルを特定するためのファイル同定情報の記録媒体上での記録位置を変更する方法としてもよい。
【0141】
これにより、上記の方法による効果に加えて、直接的に更新回数がカウントされている管理情報のみならず、更新回数の制限に近くなっていると予想されるデータおよび/またはファイル同定情報に関しても、記録されている情報の信頼性を高く維持することが可能となるという効果を奏する。
【0142】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記ファイルシステム管理手段が、特定の管理情報およびこれに管理されるファイルおよび/またはディレクトリを記録するための領域を予め確保しておき、この確保している領域内で、上記管理情報およびファイルおよび/またはディレクトリの記録位置の移動を行う方法としてもよい。
【0143】
これにより、上記の方法による効果に加えて、特定の管理情報およびこれに管理されるファイルおよび/またはディレクトリに対して、信頼性を長期的に保証することが可能となるという効果を奏する。
【0144】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記ファイルシステム管理手段が、上記管理情報のサイズに上限を設ける方法としてもよい。
【0145】
これにより、上限に合わせてメモリの容量を設定すればよいことになる。よって、必要最低限の容量のメモリを用意すればよいことになるので、上記の方法によって管理されている記録媒体の記録再生を行う装置の装置コストを低減することができるという効果を奏する。
【0146】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記ファイルシステム管理手段が、1つの管理情報によって管理されるファイルおよび/またはディレクトリの記録媒体上での分断数に制限を設ける方法としてもよい。
【0147】
これにより、上記の方法による効果に加えて、1つの管理情報によって管理されるファイルおよび/またはディレクトリの記録媒体上での分断数に制限が設けられるので、管理情報のサイズを所定の大きさ以内に設定することができるという効果を奏する。
【0148】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記ファイルシステム管理手段が、上記ディレクトリを管理する管理情報が、該ディレクトリに含まれているファイルを特定するためのファイル同定情報を管理しているものとし、上記ファイルシステム管理手段が、1つの管理情報によって管理される上記ファイル同定情報群のサイズに制限を設ける方法としてもよい。
【0149】
これにより、上記の方法による効果に加えて、制限に基づいて、必要最低限のメモリの容量を設定すればよいことになるので、上記の方法によって管理されている記録媒体の記録再生を行う装置の装置コストを低減することができるという効果を奏する。
【0150】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記ファイルシステム管理手段が、上記管理情報のサイズが上限値以上となった場合に、当該管理情報によって管理されているファイルおよび/またはディレクトリの更新が制限されている旨をユーザに対して提示する方法としてもよい。
【0151】
これにより、上記の方法による効果に加えて、例えば該当ファイルやディレクトリを他の場所にコピーするなどの処理を行うことによって、これに対応することができるという効果を奏する。
【0152】
また、本発明に係るファイルシステム管理方法は、上記ファイルシステム管理手段が、上記管理情報のサイズの上限と、現在の該当ファイルおよび/または該当ディレクトリを管理する管理情報サイズとの関係をユーザに対して提示する方法としてもよい。
【0153】
これにより、上記の方法による効果に加えて、各ファイルおよび/またはディレクトリがあとどれだけ更新を行うことができるかの目安を認識することが可能となる。よって、このような情報を認識することにより、ユーザは、各ファイルおよび/またはディレクトリの更新を今後どのように行っていくべきかなどを判断することが可能となるという効果を奏する。
【0154】
また、本発明に係るファイルシステム管理プログラムは、上記本発明に係るファイルシステム管理方法をコンピュータに実行させるものである。
【0155】
これにより、上記プログラムをコンピュータによって実行させることによって、上記ファイルシステム管理方法をユーザに提供することができるという効果を奏する。
【0156】
また、本発明に係る記録再生装置は、情報の書き込みおよび/または読み出しが行われる記録媒体に対して、情報の書き込みおよび/または読み出し処理を行う記録再生装置において、上記記録媒体に対して書き込みおよび/または読み出しを行う際に、上記本発明に係るファイルシステム管理方法を用いる構成である。
【0157】
これにより、記録されている情報の信頼性を高く維持した状態で、記録媒体を効率よく利用することができ、また、装置コストも低減することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】AED構造体を使わないファイルシステム管理方法としての機能限定のUDFドライバが行う処理の流れを示すフローチャートである。
【図2】FID情報列の長さに上限を設けるファイルシステム管理方法としての機能限定のUDFドライバが行う処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】同図(a)ないし(c)は、本発明の一実施形態に係るファイルシステム管理方法の処理の一例に関して、その流れを説明する図である。
【図4】同図(a)ないし(c)は、本発明の一実施形態に係るファイルシステム管理方法の処理の他の例に関して、その流れを説明する図である。
【図5】同図(a)ないし(c)は、本発明の一実施形態に係るファイルシステム管理方法の処理のさらに他の例に関して、その流れを説明する図である。
【図6】特定のFEの信頼性が低いと判断された場合に、これをユーザに明示する手段としてのGUIを示す図である。
【図7】FEの使用制限情報、もしくは使用制限までの余裕に関する情報を明示する手段としてのGUIを示す図である。
【図8】記録媒体の記録領域における、パーティション内の構造の例を示す図である。
【図9】FEの構造規格を示す図である。
【図10】Short Allocation Descriptorの構造規格を示す図である。
【図11】AEDの構造規格を示す図である。
【図12】FIDの構造規格を示す図である。
【図13】本実施形態に係る記録再生装置の概略構成例を示すブロック図である。
【図14】上記ファイルシステム管理方法に基づくファイルシステムドライバによるディレクトリ管理情報のロード手順を示すフローチャートである。
【図15】Extended Attributesフィールドに記録するフォーマット例としてのCounter Formatを示す図である。
【符号の説明】
1 記録再生装置
2 記録媒体
3 デバイスドライバ
4 ファイルシステムドライバ(ファイルシステム管理手段)
5 アプリケーションプログラム
6 表示部
7 操作部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a file system management method for managing a file system used for managing data recorded on an optical disk, for example.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, an information recording / reproducing apparatus that records and updates information in an arbitrary recording area on a recording medium using a readable and writable recording medium such as a hard disk or a magneto-optical disk and reads information from the recording medium has been widely used. ing. In such a recording medium, when the recorded information is no longer needed, the unnecessary area is deleted so that the recording area where the information is recorded can be used for recording other information. It can be reused as an area.
[0003]
In the information recording / reproducing apparatus as described above, it is common to use a file system in order to enhance the convenience of information access. By using a file system, recorded information can be managed as a file, and by constructing a directory hierarchy, recorded information can be easily managed. Examples of the file system include a widely spread FAT (File Allocation Table) system and a UDF (Universal Disk Format) system of OSTA (Optical Storage Technology Association) introduced in DVD (Digital Versatile Disc) and the like. .
[0004]
When a file system is introduced, management including identification information (for example, a file name) for specifying the actual data, position information on the recording medium where the actual data is recorded, and the like, in addition to the actual data recorded on the recording medium, are provided. Information is also recorded on the recording medium.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-8-315360 (published November 29, 1996)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described conventional configuration, there are many file systems in which the information length of the management information is not limited in order to increase versatility, and there are cases where such a high function is not required in an actual use scene. Specifically, in the conventional file system, the entity of the file and the management information are separately recorded, so that even if the recording position of the entity of the file is divided into a plurality of locations, it can be managed. However, when the number of divisions exceeds a predetermined number, it becomes necessary to extend the management information.
[0007]
Further, since the number of files or directories included in the directory is not limited, it is necessary to include a means for analyzing unlimited management information in the configuration of the file system driver.
[0008]
Further, in the above-described conventional configuration, a large variation often occurs in the number of recording updates in each recording area. For example, since data that is frequently updated is recorded in a certain recording area, the number of times of recording update is extremely large, while data that is hardly updated is recorded in another recording area. As a result, a situation in which the number of record updates is extremely small frequently occurs. Therefore, when a recording medium having a limited number of rewritable times is adopted as a recording medium, there are many recording areas that are pulled by the recording area where the number of times of record renewal is large and still have a margin for the number of rewritable times. Even in such a case, it may be determined that the rewriting of the recording medium has become impossible. That is, there is a problem that the period during which the user can use the recording medium may be shortened.
[0009]
Specifically, in the conventional file system, the file entity and the management information are separately recorded, and when the directory structure is moved, the file entity is not changed and only the management information is updated. May be done. On the other hand, even when the file entity is updated, the management information is updated if the area for recording the file entity is changed. Further, since additional information such as the update date and time is recorded in the management information, the file is often updated by updating the file entity even if the area for recording the file entity is not changed. .
[0010]
To cope with such a problem, a method has been proposed in which the number of overwrites of the medium is recorded in a predetermined area of the medium and overwriting is prohibited when the number of overwrites exceeds the predetermined number of times (see, for example, Patent Document 1). 1). However, this method merely discloses a method of prohibiting writing to a medium when the number of overwrites is equal to or more than a predetermined value. That is, the structure of the file system in the medium is not considered at all, and only the overwriting is prohibited, and no alternative is provided, and this is not a fundamental solution.
[0011]
The present invention has been made to solve the above problems, and an object of the present invention is to provide a file system that enables efficient use of a recording medium while maintaining high reliability of recorded information. A management method, a file system management program, and a recording / reproducing device are provided.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, a file system management method according to the present invention provides a method for storing information recorded on a recording medium in which information is written and read out from a file corresponding to actual data, and / or A file system management method executed by a file system management unit that manages a file system recorded as a combined directory, wherein the file and / or the directory and the management information of the file and / or the directory are stored in the storage medium. And performing different processing in accordance with the number of updates of files and / or directories managed by the management information, based on the contents recorded in the management information.
[0013]
In the above method, in a file system managed by recording a file and / or a directory and management information of the file and / or the directory on a recording medium, based on the content recorded in the management information, Different processing is performed according to the number of updates of the file and / or directory managed by the management information. Therefore, for example, in the case of a recording medium having a limited number of rewritable times, when the number of rewritable times has reached or approached in a specific area, for example, updating is prohibited or a warning is issued. It is possible to take measures.
[0014]
In the file system management method according to the present invention, in the above method, the file system management means may estimate the number of updates based on the size of the management information.
[0015]
When the number of updates of the management information increases, the size of the managed data tends to increase due to an increase in the number of divisions of the managed data. Therefore, according to the above method, it is possible to estimate the number of updates of the management information without adding specific information to the management information.
[0016]
Further, in the file system management method according to the present invention, in the above method, the file system management means estimates the number of updates based on the creation time information and the update time information recorded in the management information. It may be.
[0017]
In most cases, the management information includes creation time information and update time information. Here, by taking the difference between the creation time and the update time, it is possible to specify the period in which the management information exists, and it is possible to estimate the number of updates based on this time. Become. That is, according to the above method, it is possible to estimate the number of updates of the management information based on the information originally included in the management information.
[0018]
Further, in the file system management method according to the present invention, in the above method, the file system management means may estimate the number of updates based on an update counter recorded in the management information.
[0019]
As described above, by estimating the number of updates based on the update counter recorded in the management information, it is possible to more accurately recognize the number of updates.
Also, in the file system management method according to the present invention, in the above method, the management information may include update number information of the management information, and the file system management unit may determine that the update number is a predetermined number. A method of detecting that the value has exceeded the value may be used.
[0020]
In the above method, in a file system managed by recording a file and / or a directory and management information of the file and / or the directory on a recording medium, the management information includes an update count information of the management information. It is supposed to be. Then, it is detected that the number of updates indicated by the update number information has become a predetermined value or more. Here, by setting the predetermined value based on the number of rewritable times of the recording medium, it is possible to prevent the update from being performed, for example, exceeding the number of rewritable times, thereby lowering the reliability of the recording state. Can be prevented.
[0021]
Further, in the above method, the update of the management information is restricted. Therefore, even if the update of the specific management information is restricted, the update condition is not restricted for the other recording areas. Unless it has reached, it will be possible to update. Therefore, it is possible to fully use the rewritable number over the entire recording area of the recording medium, so that the utilization efficiency of the recording medium can be improved.
[0022]
That is, according to the above-described method, it is possible to provide a file system management method that enables efficient use of a recording medium while maintaining high reliability of recorded information.
[0023]
Further, in the file system management method according to the present invention, in the above-mentioned method, the file system management means may be configured such that, when the number of updates is equal to or more than a predetermined value, the file and / or the file managed by the management information A method may be used in which the user is notified that the number of times the directory has been updated is equal to or greater than a predetermined value.
[0024]
According to the above method, since the user can know that the number of updates for a specific file and / or directory has reached a predetermined value or more, the user can evaluate the reliability of the file and / or directory. Becomes possible. In this case, the user may perform processing such as copying a file and / or directory with low reliability to another recording area, thereby extremely reducing reliability and losing data. Such a situation can be avoided. In addition, since only the files and / or directories recorded in the low-reliability area need be copied, the entire rewriting life of the entire recording medium can be fully used, and the efficiency of the recording medium can be reduced. You can use it.
[0025]
Further, in the file system management method according to the present invention, in the above method, the file system management means may include the limited number of updates and the number of updates in management information for managing the current applicable file and / or applicable directory. May be presented to the user.
[0026]
According to the above method, the user can grasp the relationship between the limited number of updates and the number of updates in the management information for managing the current file and / or directory. It is possible to recognize how much more the directory can update. Therefore, by recognizing such information, the user can determine how to update each file and / or directory in the future.
[0027]
Further, in the file system management method according to the present invention, in the above method, the file system management means may determine a recording position of the management information on a recording medium when the update count is equal to or greater than a predetermined value. A method of changing and updating may be used.
[0028]
According to the above method, when the number of updates in the specific management information is equal to or more than a predetermined value, the position where the management information is recorded is moved and updated. The later management information is in a state where there is room for the limit condition of the number of updates. That is, it is possible to update management information whose update count is equal to or more than a predetermined value without lowering the reliability of the recorded information.
[0029]
Further, in the file system management method according to the present invention, in the above method, the file system management means may determine a recording position of the management information on a recording medium when the update count is equal to or greater than a predetermined value. File identification for specifying a file contained in a directory managed by the management information and / or a recording position of the data managed by the management information on a recording medium, and / or performing a change and an update. A method of changing the recording position of the information on the recording medium may be used.
[0030]
According to the above method, when the number of updates in the specific management information becomes equal to or more than a predetermined value, the recording position of the managed data and / or file identification information is moved together with the management information. . Here, when the number of updates of the management information is equal to or more than a predetermined value, the number of updates of the data and / or file identification information managed by this management information is also close to the limit of the number of updates. It is expected that. That is, according to the above-described method, not only the management information in which the number of updates is directly counted, but also data and / or file identification information expected to be close to the limit of the number of updates is recorded. It is possible to maintain high reliability of the information.
[0031]
Further, in the file system management method according to the present invention, in the above method, the file system management unit may secure an area for recording specific management information and files and / or directories managed by the specific management information in advance. Alternatively, the recording position of the management information and the file and / or directory may be moved within the secured area.
[0032]
According to the above-described method, for example, an area for recording a file and / or a directory in which the number of updates can be predicted to be large can be reserved in advance in consideration of the movement of the recording position. Therefore, the reliability of the specific management information and the files and / or directories managed by the specific management information can be guaranteed for a long time.
[0033]
In the file system management method according to the present invention, in the above method, the file system management means may set an upper limit on the size of the management information.
[0034]
Conventionally, there is no limit on the size of the management information, and the management information has become infinitely large due to a large number of updates. In this case, for example, when searching for a file, processing such as loading the management information into a memory and performing a search in this memory is performed, but the size of the management information is not limited. However, the capacity of the memory has to be relatively large to allow a margin. When the capacity of the memory is small, the process of sequentially reading the management information into the memory and checking the contents is repeated, which causes a problem of delaying the processing time.
[0035]
On the other hand, according to the above method, in a file system managed by recording a file and / or a directory and management information of the file and / or the directory on a recording medium, an upper limit is imposed on the size of the management information. Is provided, the capacity of the memory may be set according to this upper limit. Therefore, it is only necessary to prepare a memory having a minimum necessary capacity, and it is possible to reduce the apparatus cost of an apparatus for recording and reproducing the recording medium managed by the above method.
[0036]
Further, in the file system management method according to the present invention, in the above method, the file system management means may set a limit on the number of files and / or directories managed by one management information on a recording medium. It may be.
[0037]
The management information includes position information of files and / or directories managed by the management information. Here, when the managed file and / or directory is divided and recorded in a plurality of recording areas, the position information on each divided area is included in the management information. That is, as the number of divided files and / or directories increases, the size of the management information increases in proportion thereto. On the other hand, in the above method, the number of divisions of files and / or directories managed by one management information on the recording medium is limited, so that the size of the management information is set within a predetermined size. can do.
[0038]
Further, in the file system management method according to the present invention, in the above method, the file system management means may be configured so that the management information for managing the directory includes file identification information for specifying a file included in the directory. The file system management unit may be configured to limit the size of the file identification information group managed by one management information.
[0039]
When searching for a file in a certain directory, the file identification information group included in the directory is loaded into the memory, and the search is performed on the memory. Here, if the file identification information is added without being reproduced, the size of the file identification information group will increase, possibly exceeding the memory capacity.
[0040]
On the other hand, in the above method, the size of the file identification information group managed by one management information is limited. Therefore, it is sufficient to set the minimum necessary memory capacity based on this restriction, and it is possible to reduce the apparatus cost of the apparatus for recording and reproducing the recording medium managed by the above method. .
[0041]
Further, in the file system management method according to the present invention, in the above method, when the size of the management information is equal to or more than an upper limit value, the file system management unit may execute a file and / or a file managed by the management information. Alternatively, a method may be used in which the user is informed that updating of the directory is restricted.
[0042]
According to the above-described method, the user can know that the update of a specific file and / or directory is restricted, and thus performs a process such as copying the file or directory to another location. Thus, this can be dealt with.
[0043]
Further, in the file system management method according to the present invention, in the above method, the file system management means may include an upper limit of the size of the management information and a management information size for managing the current corresponding file and / or corresponding directory. The relationship may be presented to the user.
[0044]
According to the above method, the user can grasp the relationship between the upper limit of the size of the management information and the size of the management information for managing the current file and / or directory. It is possible to recognize how much the directory can be updated. Therefore, by recognizing such information, the user can determine how to update each file and / or directory in the future.
[0045]
Further, the file system management method according to the present invention can be suitably used in a file system conforming to the Universal Disk Format.
[0046]
A file system management program according to the present invention causes a computer to execute the file system management method according to the present invention.
[0047]
By causing the computer to execute the program, the file system management method can be provided to the user.
[0048]
Further, the recording / reproducing apparatus according to the present invention is a recording / reproducing apparatus for performing information writing and / or reading processing on a recording medium on which information is written and / or read, wherein the recording / reproducing apparatus performs writing and / or reading on the recording medium. And / or when reading, the file system management method according to the present invention is used.
[0049]
According to the above configuration, as described above, the recording medium can be efficiently used while maintaining the reliability of the recorded information at a high level, and the apparatus cost can be reduced. .
[0050]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
One embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS.
[0051]
(Device configuration)
FIG. 13 is a block diagram illustrating a schematic configuration example of the recording / reproducing
[0052]
As the
[0053]
The
[0054]
The
[0055]
The
[0056]
In the above configuration, the recording / reproducing
[0057]
(File system)
Hereinafter, a file system management method according to an embodiment of the present invention will be described. First, a UDF (Universal Disk Format), which is a file system used for a DVD (Digital Versatile Disc) or the like, will be briefly described.
[0058]
In the UDF file system, a recording area on a recording medium is divided into units called sectors, and a logical sector number LSN (Logical Sector Number) from 0 to the last logical sector is assigned to the sector. The recording area is secured as one or more areas called partitions.
[0059]
In the partition area, a logical block number LBN (Logical Block Number) from 0 to the last logical block number is allocated in sector units from the first sector. In this partition area, real data of files and their management information, and furthermore, directory management information are recorded.
[0060]
Each management information is stored in a structure called a descriptor for each application. All descriptors have an identifier field called Descriptor Tag at the beginning of the structure, and the type of the descriptor is determined by this.
[0061]
FIG. 8 shows an example of the structure in the partition. In this example, a state in which one directory having three elements and one file are recorded on the
[0062]
(Descriptor structure)
Next, the FE structural standard will be described. FIG. 9 shows the structure standard of the FE. In the figure, the BP column shows the absolute position (unit: byte) from the beginning of the logical block, the Length column shows the length of each field, and the Name column shows Indicates the name of each field.
[0063]
The Descriptor Tag field records information indicating what kind of descriptor the Descriptor is. In this case, a Tag indicating the FE is recorded. In the ICB Tag field, internal attribute information of the FE is recorded. The Uid and Gid fields record the user ID and group ID of the administrator, respectively. In the Permissions field, file or directory access permission information is recorded. The number of references to this FE is recorded in the File Link Count field. In the Information Length field, the file size or the size of the FID information sequence is recorded. The Logical Blocks Recorded field records the number of logical blocks in which information managed by the FE is recorded. In the Access Date and Time field, the time when this FE was accessed is recorded. The FE update time is recorded in the Modification Date and Time field.
[0064]
The Attribute Date and Time field records the time when the FE attribute field was updated. The recording position of the extended information ICB is recorded in the Extended Attribute ICB field. The Implementation Identifier field is used depending on the implementation. In the Unique ID, an ID unique to the FE is recorded. In the Length of Extended Attributes field, the size of the Extended Attributes field is recorded. In the Length of Allocation Descriptors field, the size of the Allocation Descriptors field for recording Allocation Descriptors is recorded. Note that the Record Format field, Record Display Attributes field, Record Length field, and Checkpoint field are not used in UDF.
[0065]
In the Allocation Descriptors field provided in the FE, recording area information of data managed by the FE is recorded. There are a plurality of types of Allocation Descriptor (AD) depending on the application. In the UDF standard, the Short Allocation Descriptor type is used. FIG. 10 shows the structure standard of the Short Allocation Descriptor.
[0066]
The size of the information to be referred to is recorded in the Extent Length field. The Extent Position field stores the recording start LBN of the information to be referred to. If the recording area of the real data or FID managed by the FE is divided into a plurality of areas, ADs storing the position information of each division are recorded in this field in the same number as the number of divisions. However, the FE must fit within one logical block. If the number of ADs is large and the FE does not fit in one logical block, the recording area of the AD must be extended using a descriptor called AED (Allocation Extent Descriptor) described below. At this time, the recording area of the AED is designated using the last AD recorded in the FE.
[0067]
FIG. 11 shows the structure standard of the AED. The Previous Allocation Extent Location field is not used in UDF. In the Length of Allocation Descriptors field, the length of the AD information sequence recorded below the AED is recorded. AD that does not fit into the FE is recorded following the AED.
[0068]
FIG. 12 shows the structure standard of the FID. The RBP column indicates the position where each field is recorded (relative position with the beginning of the descriptor being 0). The Length column indicates the length of each field. The column shows the name of each field.
[0069]
The Descriptor Tag field records information indicating what kind of descriptor the Descriptor is. In this case, a Tag indicating the FID is recorded. 1 is recorded in the File Version Number field. In the File Characteristics field, attribute information of a file or a directory managed by the FE managing the FID is recorded. In the Length of File Identifier field, the size of a File Identifier field described later is recorded. In the ICB field, recording area information of the corresponding FE is recorded. In the Length of Implementation Use field, the size of an Implementation Use field described later is recorded. The Implementation Use field is an implementation-dependent field. A file name or a directory name is recorded in the File Identifier field. The FID having such a configuration is continuously recorded in an area managed by the FE.
[0070]
A plurality of FIDs can be recorded continuously, and are managed as one-dimensional byte strings like actual data of a file, and division is recognized. However, since the head of the FID is 4-byte aligned, a
[0071]
(File system management method)
Hereinafter, a specific example of the file system management method according to the present embodiment will be described. First, as a first and a second embodiment, an example of a file system management method for simplifying the configuration of a file system will be described.
[0072]
(First embodiment)
As a first embodiment, a function-limited UDF driver as a file system management method that does not use an AED structure will be described. Assuming that the length of the Extended Attributes field of the information included in the FE is 0, the portion excluding the Allocation Descriptors field is 176 bytes as shown in FIG. Assuming that the sector size is 2048 bytes, the Allocation Descriptors field has a maximum of 2048-176 = 1873 bytes. Since the Short Allocation Descriptor has a size of 8 bytes as shown in FIG. 10, the largest Allocation Descriptors field contains 187 Short Allocation Descriptors = 1872/8.
[0073]
Therefore, in the UDF driver according to the present embodiment, it is assumed that up to 234 divisions are recognized for the recording area of the actual data or FID managed by one FE, but the 235th division is not created. When the 234th Allocation Descriptor points to the next AED, it is assumed that the data is read only up to the 233rd division.
[0074]
The flow of the above processing will be described below with reference to the flowchart shown in FIG. First, in step 11 (hereinafter simply referred to as S11), it is determined whether a directory or file update command has been issued. If the update command has not been issued (NO in S11), the process of S11 is repeated. That is, S11 indicates a standby state of the update command.
[0075]
If an update command has been issued (YES in S11), in S12, it is determined whether the number of divisions of the real data or FID managed by the FE to be updated by the update is a predetermined value, in the above example, 234 or more. Is determined. If it is determined that the number of divisions is less than the predetermined value (NO in S12), the corresponding FE is updated in S13 according to the update command, and the process returns to S11.
[0076]
On the other hand, if it is determined that the number of divisions is equal to or more than the predetermined value (YES in S12), the update command is rejected in S14, and the update is prohibited. Here, the user may be appropriately notified that the update cannot be performed. Thereafter, the flow returns to S11 to return to the standby state for the update command.
[0077]
According to the UDF driver as described above, since the AED structure is not used for the FE recorded on the recording medium, the
[0078]
When the AED structure is used, the information about the FE is expected to be endlessly large. However, by not using the AED structure as described above, the size of the information about the FE is reduced. It is possible to reduce the value to a predetermined value or less. Therefore, the capacity of the memory for loading the information about the FE can be reduced, and the hardware configuration for realizing the UDF driver can be simplified.
[0079]
Note that, in the above description, up to 234 divisions are permitted for the recording area of the actual data or FID managed by one FE. However, the number of divisions is not limited. What is necessary is just to set suitably according to a state.
[0080]
(Second embodiment)
As a second embodiment, a UDF driver that limits the length of the FID information sequence included in one directory will be described. The FID is variable-length information, and its index information is not prepared. Therefore, in order to read out a specific FID, it is necessary to sequentially search from the top of the FID information sequence recorded as a set of FIDs.
[0081]
The FID information sequence can be divided and recorded like the actual data of the file. Therefore, in order to search for a specific FID, a memory sufficient for loading all the FID information strings considered to include the FID is secured, and the FID is searched in the memory or the FID is sequentially loaded. Then, it is necessary to check each time.
[0082]
Therefore, the UDF driver according to the present embodiment is designed so that an upper limit is set for the length of the FID information sequence, and a FID having an information sequence exceeding the upper limit cannot be added. For example, the upper limit of the length of the FID information sequence is one sector. The size of the FID whose file name is defined by an identifier of 8 characters, a period, an extension of 3 characters, and a termination code of 13 bytes is 84 bytes. Note that the size of the FID is assumed to be Length of File Identifier = 13 and Length of Implementation Use = 32. In this state, the size of the FID is 83 bytes in total, but is 4 bytes for alignment. Is added, so that the size of the FID is 84 bytes.
[0083]
Here, assuming that the sector size of one sector is 2048 bytes, if the FIDs have the same length, about 24 FIDs can be included in one sector. Here, since the first FID is determined to indicate the parent directory, the upper limit is about 23 files and directories included in one directory, if one is estimated.
[0084]
The flow of the above processing will be described below with reference to the flowchart shown in FIG. First, in S21, it is determined whether an FID addition command has been issued. If the addition command has not been issued (NO in S21), the process of S21 is repeated. That is, S21 indicates a standby state of the FID addition command.
[0085]
If the addition command has been issued (YES in S21), it is determined in S22 whether the length of the FID information sequence in the corresponding directory is equal to or larger than a predetermined value by adding the FID. If it is determined that the length of the FID information string is less than the predetermined value (NO in S22), FID addition processing is performed in S23, and the process returns to S21.
[0086]
On the other hand, if it is determined that the length of the FID information string is equal to or greater than the predetermined value (YES in S22), the FID addition command is rejected in S24, and the addition of the FID is prohibited. Here, the user may be appropriately notified that addition is not possible. Thereafter, the process returns to S21 to return to the standby state for the FID addition command.
[0087]
Here, a procedure for loading the directory management information by the file system driver dedicated to the file system will be described with reference to FIG. When the reading (loading) of the directory is started, first, assuming that a necessary memory size is specified, a memory is secured based on the specified memory size (
[0088]
Next, the FE composed of one sector corresponding to the target directory is loaded into the memory secured in S1 (S2). Here, in order to prevent the FE from being extended by the AED, as described in the first embodiment, the upper limit of the number of divisions of the FID information sequence needs to be less than 235. Since the number of columns is about 23 or less, expansion by the AED is not performed.
[0089]
Next, the FID information sequence of the target directory is loaded into the memory (S3). Here, since the upper limit of the FID information sequence is one sector, one unused sector among the two sectors of memory secured in S1 is used. In the above example, the upper limit of the FID information sequence is set to one sector, but it may be adjusted to an appropriate value depending on the purpose of the file system, the margin of the memory, and the like. After the entire FID information sequence is stored in the memory, a sufficiently high-speed search can be performed by searching the memory for the FID (S4).
[0090]
As described above, by setting an upper limit to the length of the FID information sequence, the size of the memory required for loading the FID information sequence can be suppressed to a predetermined value or less. Further, all of the FID information strings necessary for the search can be loaded into a relatively small-sized memory, and the search can be performed on this memory, so that a high-speed search can be performed.
[0091]
Next, an example of a file system management method for managing the number of rewrites and reducing the probability of occurrence of a read error due to deterioration of a recording medium will be described. First, a UDF driver that counts the number of FE updates will be described as such a file system management method. When the length is changed by updating the FID information sequence or updating the substance of the file, the FE is also updated. Further, in a normal device driver, rewriting is performed in sector units, so that, for example, even when information of some fields in the FE is updated, the entire FE is updated.
[0092]
Therefore, in this embodiment, an update counter is prepared for FEs that are likely to be updated at fixed positions. In this embodiment, an Extended Attributes (EA) field in the FE is used as the update counter. The count value of this update counter corresponds to the update count information.
[0093]
FIG. 15 shows Counter Format as an example of a format recorded in the Extended Attributes field. In the figure, the RBP column shows the position where each field in the EA field is recorded (relative position with the beginning of the descriptor being 0), and the Length column shows the length of each field. In the column of Name, the name of each field is shown, and in the column of Contents, the contents of each field are shown.
[0094]
The Counter Format is composed of 16 bytes, and an ID indicating the Counter Format is recorded in the first 8 bytes. An update counter is provided in the next two bytes as a rewrite counter. This Rewrite Counter is treated as an increment counter starting from 0. The remaining 6 bytes are reserved as a spare area.
[0095]
The Rewrite Counter is incremented each time an edit is added to the FE and updated at the same time. Here, as an example, consider a case where the above counter is installed in the FE of the directory. If a file is added as a directory element and an FID is added to the FID information sequence, the length of the FID information sequence managed by the FE will be rewritten. At this time, the Rewrite Counter value of the Counter Format is simultaneously incremented.
[0096]
As described above, the count is performed each time the FE is edited, so that the counter value indicated by the Rewrite Counter can be used as an index for estimating the deterioration of the area where the FE is recorded. For example, assuming that the rewriting life of the recording medium is N times, when the counter value reaches 90% of N, it can be determined that the reliability of the area where the FE is recorded has become lower. It becomes.
[0097]
There are the following three methods for dealing with the case where the reliability of a certain recording area is determined to be low. A first method is a method of prohibiting updating of a file or directory recorded in a recording area having low reliability. The second method is a method of notifying a user that the reliability of a specific recording area is low. This second method will be described later. The third method is a method of moving the physical recording position of the FE of the file or directory recorded in the recording area with low reliability. In this case, the area where the FE has been recorded and the reliability is low is already severely deteriorated, and it is not desirable to reuse the area. Therefore, after the physical recording position of the FE is moved, the area with low reliability is set as an unusable area, or a dummy file is created and managed as a data area. It is preferable to prevent use.
[0098]
(Third embodiment)
Here, as a third embodiment, a processing procedure in the third method will be described below with reference to FIGS. 3 (a) to 3 (c). First, the state illustrated in FIG. 3A is a state in which the
[0099]
On the other hand, when the counter value of the
[0100]
Note that, in the above example, an example has been described in which the reliability is determined to be low when the counter value exceeds 90% of the rewrite life N, but the present invention is not limited to this determination criterion. In the above example, the counter value is used as an index for estimating the area degradation.However, the present invention is not limited to this.For example, the area degradation can be estimated based on the time from the Creation Time. In addition, it is possible to infer from the information amount of the FID information sequence and the number of FIDs. This will be described below.
[0101]
In the case of a general use method, the number of files is small at the start of use, and the number of FIDs included in one directory is small. As the use is repeated, the number of files and the number of FIDs included in one directory increase. In other words, it can be said that the number of updates of the FE is also increasing. As a result, the number of updates can be estimated from the number of FIDs and the length of the FID information sequence without having a counter. Also, the FID has a deleted bit in the File Characteristics field, and the number of FIDs may not decrease even if a file is deleted. In particular, if the file names have different lengths, it is difficult to overwrite the file names, so that even if the file is deleted, the number of FIDs is less likely to decrease. Therefore, it is possible to estimate the number of updates based on the number of FIDs.
[0102]
A method of estimating the number of updates by calculating the difference between the creation time and the update time based on the creation time information and the update time information recorded in the FE is also conceivable.
[0103]
A method for repeatedly operating the above method for one or a plurality of directories will be described below with reference to FIGS. 4 (a) to 4 (c). First, the state shown in FIG. The
[0104]
FIG. 4B shows a state in which the
[0105]
Therefore, as shown in FIG. 4B, the
[0106]
Further, it is assumed that the update progresses in the state shown in FIG. Here, as the next update, a state in which the
[0107]
According to the above-described method, it is possible to maintain a high reliability state not only in the FE region where the reliability can be determined based on the counter value but also in the FID region managed by the FE. Therefore, it is possible to guarantee the reliability of a specific directory for a long term.
[0108]
Further, by applying the above method, it is also possible to realize a method of operating in a specific area specialized for one or a plurality of directories. The method will be described below with reference to FIGS. 5 (a) to 5 (c).
[0109]
First, the state shown in FIG. The
[0110]
As in the previous example, when adding the
[0111]
If the counter value of the
[0112]
According to the above-described method, an area for recording a specific directory structure that can be expected to increase the number of updates can be reserved in advance in consideration of the movement of the recording position. Therefore, it is possible to guarantee the reliability of a specific directory for a long term.
[0113]
(Fourth embodiment)
As a fourth embodiment, when the reliability of a specific recording area is determined to be low, the above-described second method, that is, when the reliability of a specific FE is determined to be low, Means for clearly indicating this to the user will be described. For example, as shown in FIG. 6, the deterioration prediction of the corresponding FE is displayed on the icons of the
[0114]
If the reliability is sufficient, the display is such that the meter is closer to “SAFE (safety)” as in the
[0115]
According to the method as described above, the user can grasp at least the area where the FE is recorded with respect to the deterioration of the recording medium. Therefore, the user can evaluate the reliability of the corresponding directory or file by recognizing the deterioration state of the FE. In this case, for example, by copying a directory or a file with low reliability to another recording area, it is possible to avoid a situation in which the reliability is extremely reduced and data is lost. . Also, since only the directories and files recorded in the low-reliability area need to be copied, the entire rewriting life of the entire recording medium can be completely used, and the recording medium can be efficiently used. Can be used.
[0116]
In the above example, as a means for clearly indicating the reliability of the area, a method of displaying a meter on the icon of a directory or a file is adopted, but the present invention is not limited to this. For example, a method of changing the color or shape of the icon may be used, or a counter value may be displayed as it is. Further, in the above embodiment, the rewriting condition is set to 90%, but it is needless to say that the rewriting condition is not limited to this value, and may be appropriately set in consideration of the characteristics of the recording medium.
[0117]
However, in the above example, the FE counter value is used as a criterion for determining the reliability of the area, but this is based on the premise that the area is an unrecorded area until immediately before the counter is installed. is there.
[0118]
(Fifth embodiment)
Next, as a fifth embodiment, the above-described first method as a method for coping with a case where it is determined that the reliability of a certain recording area is low, that is, the content of the update prohibition process Will be described, and a means for specifying the time limit until the update is prohibited will be described. In this embodiment, it is assumed that up to 234 divisions are allowed for the recording area of the actual data or FID managed by one FE in the first embodiment, but the 235th division is not created. The same applies to the method and the second embodiment in which an upper limit is set for the length of the FID information sequence so that an FID having an information sequence exceeding the upper limit cannot be added. It is possible.
[0119]
For example, as shown in FIG. 7, in a directory or a file displayed as a GUI on the
[0120]
In FIG. 7, the icon indicating the
[0121]
By grasping the above information, the user can refrain from updating, for example, copying a directory or a file to which there is no margin for the use limit, copying the directory or file to a directory having the margin for use, Processing such as moving a file can be performed. Therefore, it is possible to efficiently use all the recording areas in the recording medium.
[0122]
Note that, in the above example, the information about the elements that can be added is indicated by the X mark and the number, but the present invention is not limited to this, and a graph or the like may be used, for example.
[0123]
In each of the above embodiments, an example in which a UDF is assumed as a file system has been described. However, the present invention is not limited to this. If the file system has the same configuration, the same processing is performed, and the same operation and effect are obtained. It is possible to get.
[0124]
【The invention's effect】
As described above, according to the file system management method of the present invention, information recorded on a recording medium on which information is written and read is stored as a file corresponding to actual data and / or a directory in which the files are put together. A file system management method executed by a file system management means for managing a file system to be recorded, wherein the file and / or the directory and management information of the file and / or the directory are recorded on the recording medium. In this method, based on the contents recorded in the management information, a different process is performed according to the number of updates of the file and / or directory managed by the management information.
[0125]
Thus, for example, in the case of a recording medium having a limited number of rewritable times, when the number of rewritable times has reached or approached in a specific area, for example, updating is prohibited or a warning is issued. This makes it possible to take appropriate measures.
[0126]
Further, in the file system management method according to the present invention, the file system management means may estimate the number of updates based on the size of the management information.
[0127]
Thereby, in addition to the effect of the above-described method, there is an effect that the number of updates of the management information can be estimated without adding specific information to the management information.
[0128]
In the file system management method according to the present invention, the file system management means may estimate the number of updates based on creation time information and update time information recorded in the management information.
[0129]
Thereby, in addition to the effect of the above method, there is an effect that the number of updates of the management information can be estimated based on information originally included in the management information.
[0130]
In the file system management method according to the present invention, the file system management means may estimate the number of updates based on an update counter recorded in the management information.
[0131]
Accordingly, in addition to the effect of the above method, by estimating the number of updates based on the update counter recorded in the management information, the number of updates can be more accurately recognized.
[0132]
Further, in the file system management method according to the present invention, the management information may include update count information of the management information, and the file system management unit may determine that the update count is equal to or greater than a predetermined value. May be detected.
[0133]
Accordingly, in addition to the effect of the above method, by setting the predetermined value based on the number of rewritable times of the recording medium, it is possible to prevent the update from being performed, for example, exceeding the number of rewritable times. Thus, it is possible to prevent the reliability of the recording state from being lowered.
[0134]
Further, in the file system management method according to the present invention, the file system management means may be configured such that, when the number of updates is equal to or more than a predetermined value, the number of updates of the file and / or directory managed by the management information is reduced. A method of presenting to the user that the value has become equal to or more than the predetermined value may be used.
[0135]
This makes it possible to evaluate the reliability of the file and / or directory in addition to the effect of the above method, so that the entire rewriting life of the recording medium can be fully used, and the recording medium can be efficiently used. This has the effect that it can be used for
[0136]
Also, in the file system management method according to the present invention, the file system management means may notify the user of a relationship between the limited number of updates and the number of updates in management information for managing the current applicable file and / or applicable directory. Alternatively, a method of presenting the information may be used.
[0137]
This allows the user to recognize how much more each file and / or directory can be updated, in addition to the effect of the method described above, so that the user can select each file and / or directory. This makes it possible to determine how to update the data in the future.
[0138]
Further, in the file system management method according to the present invention, the file system management means updates the update by changing the recording position of the management information on the recording medium when the update count becomes a predetermined value or more. The method may be performed.
[0139]
Thereby, in addition to the effect of the above-described method, it is possible to update the management information whose update count is equal to or more than a predetermined value without lowering the reliability of the recorded information. It has the effect of becoming.
[0140]
Further, in the file system management method according to the present invention, the file system management means updates the update by changing the recording position of the management information on the recording medium when the update count becomes a predetermined value or more. Performing, on the recording medium, the recording position of the data managed by the management information on the recording medium and / or the file identification information for specifying the file included in the directory managed by the management information. Alternatively, a method of changing the recording position in the above may be used.
[0141]
Accordingly, in addition to the effect of the above method, not only the management information in which the number of updates is directly counted, but also data and / or file identification information expected to be close to the limit of the number of updates. This has the effect that the reliability of the recorded information can be maintained high.
[0142]
Further, in the file system management method according to the present invention, the file system management means reserves in advance an area for recording specific management information and files and / or directories managed by the specific management information. The recording position of the management information and the file and / or the directory may be moved within the area where the management information is recorded.
[0143]
As a result, in addition to the effect of the above-described method, there is an effect that it is possible to guarantee the reliability of the specific management information and the files and / or directories managed by the specific management information for a long term.
[0144]
In the file system management method according to the present invention, the file system management means may set an upper limit on the size of the management information.
[0145]
As a result, the memory capacity may be set according to the upper limit. Therefore, it is only necessary to prepare a memory having a minimum necessary capacity, and it is possible to reduce the cost of the apparatus for recording and reproducing the recording medium managed by the above method.
[0146]
Further, in the file system management method according to the present invention, the file system management means may set a limit on the number of files and / or directories managed by one management information on a recording medium.
[0147]
Thereby, in addition to the effect of the above method, the number of divisions of files and / or directories managed by one management information on the recording medium is limited, so that the size of the management information is within a predetermined size. This has the effect of being able to be set to
[0148]
Also, in the file system management method according to the present invention, the file system management means manages the file identification information for specifying a file included in the directory, wherein the management information for managing the directory is managed. The file system management means may set a limit on the size of the file identification information group managed by one management information.
[0149]
Thus, in addition to the effect of the above method, the minimum necessary memory capacity may be set based on the restriction. Therefore, the apparatus for recording and reproducing the recording medium managed by the above method This has the effect that the cost of the device can be reduced.
[0150]
Further, in the file system management method according to the present invention, when the size of the management information is equal to or more than the upper limit, the file system management unit updates the file and / or directory managed by the management information. A method of presenting the restriction to the user may be used.
[0151]
As a result, in addition to the effect of the above-described method, there is an effect that, for example, by performing processing such as copying the file or directory to another location, it is possible to cope with this.
[0152]
Also, in the file system management method according to the present invention, the file system management means may notify the user of a relationship between an upper limit of the size of the management information and a management information size for managing the current applicable file and / or applicable directory. May be presented.
[0153]
Thereby, in addition to the effect of the above-described method, it is possible to recognize how much each file and / or directory can be updated. Accordingly, by recognizing such information, the user can determine how to update each file and / or directory in the future.
[0154]
A file system management program according to the present invention causes a computer to execute the file system management method according to the present invention.
[0155]
Accordingly, there is an effect that the file system management method can be provided to the user by causing the computer to execute the program.
[0156]
Further, the recording / reproducing apparatus according to the present invention is a recording / reproducing apparatus for performing information writing and / or reading processing on a recording medium on which information is written and / or read, wherein the recording / reproducing apparatus performs writing and / or reading on the recording medium. And / or When reading, the file system management method according to the present invention is used.
[0157]
As a result, the recording medium can be used efficiently while maintaining the reliability of the recorded information at a high level, and the cost of the apparatus can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a flowchart illustrating a flow of processing performed by a UDF driver having a limited function as a file system management method that does not use an AED structure.
FIG. 2 is a flowchart showing a flow of processing performed by a UDF driver having a limited function as a file system management method for setting an upper limit on the length of an FID information sequence.
FIGS. 3A to 3C are diagrams for explaining the flow of an example of processing of a file system management method according to an embodiment of the present invention.
FIGS. 4A to 4C are diagrams for explaining the flow of another example of the processing of the file system management method according to the embodiment of the present invention.
FIGS. 5A to 5C are diagrams for explaining the flow of still another example of the processing of the file system management method according to the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a diagram illustrating a GUI as a means for clearly indicating to a user when the reliability of a specific FE is determined to be low.
FIG. 7 is a view showing a GUI as a means for specifying use restriction information of the FE or information relating to a margin before use restriction.
FIG. 8 is a diagram illustrating an example of a structure in a partition in a recording area of a recording medium.
FIG. 9 is a diagram showing a structural standard of an FE.
FIG. 10 is a diagram showing a structure standard of a Short Allocation Descriptor.
FIG. 11 is a diagram showing a structural standard of an AED.
FIG. 12 is a diagram showing a structure standard of FID.
FIG. 13 is a block diagram illustrating a schematic configuration example of a recording / reproducing apparatus according to the embodiment.
FIG. 14 is a flowchart showing a procedure for loading directory management information by a file system driver based on the file system management method.
FIG. 15 is a diagram illustrating a Counter Format as a format example recorded in an Extended Attributes field.
[Explanation of symbols]
1 Recording and playback device
2 Recording media
3 Device driver
4 File system driver (file system management means)
5 Application programs
6 Display
7 Operation section
Claims (21)
上記ファイルおよび/または上記ディレクトリと、該ファイルおよび/または該ディレクトリの管理情報とが上記記録媒体に記録されるものとし、
上記管理情報に記録されている内容に基づいて、該管理情報によって管理されるファイルおよび/またはディレクトリの更新回数に応じて異なる処理を行うことを特徴とするファイルシステム管理方法。A file executed by a file system management means for managing a file corresponding to actual data and / or a file system for recording the information recorded on a recording medium on which information is written and read as a directory in which the files are collected. A system management method,
The file and / or the directory and management information of the file and / or the directory are recorded on the recording medium,
A file system management method, wherein different processes are performed based on the contents recorded in the management information according to the number of updates of a file and / or directory managed by the management information.
上記ファイルシステム管理手段が、1つの管理情報によって管理される上記ファイル同定情報群のサイズに制限を設けることを特徴とする請求項10記載のファイルシステム管理方法。The file system management means is assumed that the management information for managing the directory manages file identification information for specifying a file included in the directory,
11. The file system management method according to claim 10, wherein said file system management means limits a size of said file identification information group managed by one management information.
上記記録媒体に対して書き込みおよび/または読み出しを行う際に、請求項1ないし19のいずれか一項に記載のファイルシステム管理方法を用いることを特徴とする記録再生装置。In a recording / reproducing apparatus for performing information writing and / or reading processing on a recording medium on which information is written and / or read,
20. A recording / reproducing apparatus using the file system management method according to claim 1 when writing and / or reading data from / to the recording medium.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002378466A JP2004213089A (en) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | File system management method, file system management program and recording/reproducing device |
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2002
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