JP2004208487A - Generator-motor system - Google Patents
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- H01L2224/40—Structure, shape, material or disposition of the strap connectors after the connecting process of an individual strap connector
Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、発電機および電動機として機能するモータに流す電流を制御する複数のスイッチング素子に対する冷却効果を有する発電電動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両に搭載されるエンジンを始動する三相電動機の機能と、バッテリを充電する三相交流発電機の機能とを併せ持つ始動発電機が特開平2−266855号公報に開示されている。
【0003】
図13を参照して、特開平2−266855号公報に開示された始動発電機300は、モータ部301と、駆動部302とを備える。モータ部301は、固定子および回転子を含む。駆動部302は、モータ部301の端面301Aに設けられる。そして、駆動部302は、筒部材302Aと、パワーモジュール302Bとを含む。パワーモジュール302Bは、筒部材302Aの表面に形成される。すなわち、パワーモジュール302Bは、筒部材302Aの半径方向303に垂直な方向、およびモータ部301の回転軸301Bの長手方向304に配置される。
【0004】
そして、パワーモジュール302Bは、モータ部301に含まれるコイルに電流を流して回転子が所定のトルクを出力するようにモータ部301を駆動し、モータ部301の回転子がエンジンの回転力により回転することにより3つの固定子に誘起された交流電圧を直流電圧に変換してバッテリを充電する。
【0005】
このように、パワーモジュール302Bは、モータ部301の端面301Aに設けられ、モータ部301を電動機または発電機として駆動する。
【0006】
【特許文献1】
特開平2−266855号公報
【0007】
【特許文献2】
特開平11−284122号公報
【0008】
【特許文献3】
特開平4−11757号公報
【0009】
【特許文献4】
特開平9−143649号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の始動発電機では、パワーモジュールは、回転軸を中心とした半径方向に垂直な方向および回転軸の長手方向に配置されるため、モータの駆動を制御する制御回路を小型化することが困難であるという問題があった。
【0011】
また、従来の始動発電機においては、パワーモジュールを十分に冷却することができないという問題があった。
【0012】
そこで、この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、制御回路の占有面積を低減し、かつ、スイッチング素子に対する冷却効果を有する発電電動装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
この発明によれば、発電電動装置は、モータと、複数のスイッチング素子と、バスバーとを備える。モータは、発電機および/または電動機として機能する。複数のスイッチング素子は、モータに供給される電流を制御する。バスバーは、複数のスイッチング素子を連結する。そして、バスバーとスイッチング素子との面積比率は、5以上である。
【0014】
好ましくは、発電電動装置は、緩衝材をさらに備える。緩衝材は、バスバーとスイッチング素子との間に設けられ、バスバーとスイッチング素子との熱膨張差を吸収する。
【0015】
好ましくは、緩衝材は、銅系またはアルミ系材質からなる。
好ましくは、バスバーは、銅からなる。
【0016】
好ましくは、バスバーは、モータの端面に設けられ、円弧形状を有する。
好ましくは、バスバーは、第1〜第3のバスバーを含む。第1のバスバーは、電源ラインを構成する。第2のバスバーは、モータのコイルに接続される。第3のバスバーは、アースラインを構成する。また、複数のスイッチング素子は、複数の第1のスイッチング素子と、複数の第2のスイッチング素子とを含む。複数の第1のスイッチング素子は、第1のバスバー上に設置される。複数の第2のスイッチング素子は、第2のバスバー上に設置される。発電電動装置は、第1および第2の平面電極をさらに備える。第1の平面電極は、複数の第1のスイッチング素子を第2のバスバーに接続する。第2の平面電極は、複数の第2のスイッチング素子を第3のバスバーに接続する。
【0017】
この発明による発電電動装置においては、モータの固定子に流す電流を制御する複数のスイッチング素子は、バスバーと同じ材質から成る緩衝材を介してバスバーに固定される。そして、複数のスイッチング素子で発生した熱は、緩衝材または緩衝材および平面電極を介してバスバーへ伝達される。
【0018】
また、この発明による発電電動装置においては、モータの固定子に流す電流を制御するスイッチング素子の面積と、バスバーの面積との面積比率が5以上に設定される。
【0019】
したがって、この発明によれば、スイッチング素子を効果的に冷却することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0021】
図1を参照して、この発明による発電電動装置100は、ツェナーダイオード21,DT1〜DT3と、MOSトランジスタTr1〜Tr6と、電源26と、MOSドライバ27と、オルタネータ50と、カスタムIC70と、電極板81,82A〜82C,83と、基板84と、端子84A〜84Dと、配線85A〜85D,86A〜86Dとを備える。
【0022】
電極板81,82A〜82C,83および基板84は、オルタネータ50の端面に形成される。電極板81,82A〜82Cは、銅(Cu)からなる。電極板81は、円弧形状を有し、オルタネータ50の回転軸50Aの周囲に設けられる。電極板82A〜82Cは、電極板81の外側に電極板81を取り囲むように設けられる。そして、電極板82A〜82Cは、所定の間隔を空けて配置される。電極板83は、回転軸50Aからの距離が電極板82A〜82Cとほぼ同じ位置に配置される。そして、電極板83の一部は、電極板82A〜82Cの下に配置される。基板84は、電極板81の円弧形状の切欠部に電極板81,82A〜82C,83の面内方向と同じ方向に配置される。
【0023】
MOSトランジスタTr1,Tr3,Tr5は、電極板81上に配置され、MOSトランジスタTr2およびツェナーダイオードDT1は、電極板82A上に配置され、MOSトランジスタTr4およびツェナーダイオードDT2は、電極板82B上に配置され、MOSトランジスタTr6およびツェナーダイオードDT3は、電極板82C上に配置される。
【0024】
MOSトランジスタTr1は、ドレインが電極板81に接続され、ソースが電極板82Aに接続される。MOSトランジスタTr2は、ドレインが電極板82Aに接続され、ソースが電極板83に接続される。ツェナーダイオードDT1は、一方端子が電極板82Aに接続され、他方端子が電極板83に接続される。そして、電極板82Aは、オルタネータ50のU相コイルの一方端51Aに接続される。
【0025】
MOSトランジスタTr3は、ドレインが電極板81に接続され、ソースが電極板82Bに接続される。MOSトランジスタTr4は、ドレインが電極板82Bに接続され、ソースが電極板83に接続される。ツェナーダイオードDT2は、一方端子が電極板82Bに接続され、他方端子が電極板83に接続される。そして、電極板82Bは、オルタネータ50のV相コイルの一方端52Aに接続される。
【0026】
MOSトランジスタTr5は、ドレインが電極板81に接続され、ソースが電極板82Cに接続される。MOSトランジスタTr6は、ドレインが電極板82Cに接続され、ソースが電極板83に接続される。ツェナーダイオードDT3は、一方端子が電極板82Cに接続され、他方端子が電極板83に接続される。そして、電極板82Cは、オルタネータ50のW相コイルの一方端53Aに接続される。
【0027】
したがって、MOSトランジスタTr1,Tr2は、電極板82Aを介して電極板81と電極板83との間に直列に接続される。また、MOSトランジスタTr3,Tr4は、電極板82Bを介して電極板81と電極板83との間に直列に接続される。さらに、MOSトランジスタTr5,Tr6は、電極板82Cを介して電極板81と電極板83との間に直列に接続される。そして、電極板82A〜82Cは、それぞれ、オルタネータ50のU相コイル、V相コイルおよびW相コイルに接続される。
【0028】
基板84は、セラミック基板からなる。そして、電源26、カスタムIC70、MOSドライバ27および端子84A〜84Dは、基板84上に配置される。そして、電源26、カスタムIC70およびMOSドライバ27は、基板84上で樹脂モールドされる。
【0029】
端子84Aは、信号M/Gを受け、その受けた信号M/Gを配線85Aを介してカスタムIC70へ出力する。端子84Bは、信号RLOを受け、その受けた信号RLOを配線85Bを介してカスタムIC70へ出力する。端子84Cは、信号CHGLを受け、その受けた信号CHGLを配線85Cを介してカスタムIC70へ出力する。端子84Dは、バッテリ10から出力された直流電圧を受け、その受けた直流電圧を配線85Dを介して電源26へ供給する。
【0030】
配線86A〜86Fは、基板84から電極板81,82A〜82Cへ配線する場合に、回転軸50Aと電極板81との間の空間部において回転軸50Aを取り囲む円周に沿って配置される。そして、配線86Bは、点Cで曲げられ、電極板81の下側を通って電極板82Aまで配線される。また、配線86Dは、点Dで曲げられ、電極板81の下側を通って電極板82Bまで配線される。さらに、配線86Fは、点Eで曲げられ、電極板81の下側を通って電極板82Cまで配線される。
【0031】
MOSドライバ27は、配線86A〜86Fを介してそれぞれMOSトランジスタTr1〜Tr6のゲートへ制御信号を出力する。
【0032】
ツェナーダイオード21は、基板84と電極板81,83との間の空間部に配置され、電極板81と電極板83との間に接続される。また、コンデンサ22は、基板84と電極板81,82C,83との間の空間部に配置され、電極板81と電極板83との間に接続される。
【0033】
なお、電極板81は、後述する正母線として機能し、その一方端が端子87に接続される。そして、電極板81は、直流電源から出力された直流電圧を端子87を介して受ける。また、電極板83は、後述する負母線として機能する。
【0034】
図2は、図1に示すMOSトランジスタTr1の平面図とMOSトランジスタTr1および電極板81,82Aの断面図とを示す。図2を参照して、MOSトランジスタTr1は、ゲートG、ソースSおよびドレインDを備える。ゲートGは、配線86Aに接続される。また、ソースSは、ゲートGの横に配置され、配線GLによって電極板82Aに接続される。したがって、MOSトランジスタTr1は、ゲートGが配線86Aに接続され易く、かつ、ソースSが配線GLによって電極板82Aに接続され易くするために、ゲートGを回転軸50A側に向け、ソースSを電極板82A側に向けて配置される。ドレインDは電極板81に接続される。
【0035】
MOSトランジスタTr2〜Tr6の各々は、MOSトランジスタTr1と同じようにゲートG、ソースSおよびドレインDを備え、MOSトランジスタTr1と同じように配置される。
【0036】
MOSトランジスタTr1〜Tr6のような大型パワー素子においては、上述したように、ゲートGを素子周辺部のある一辺の中央部に設けることが多い。これは、素子外部からの信号入力線をできる限り短くするためと、出力端子用のパッドをできる限り大きくするためである。
【0037】
したがって、MOSトランジスタTr1〜Tr6のドレインDを素子の裏面に設けた場合、ソースSからの配線GLは、ゲートGが存在する側と反対側に取出されるように実装される。
【0038】
そうすると、MOSトランジスタTr1〜Tr6を電極板81,82A,82B,82C上に配置する場合、配線86A,86B,86C,86D,86E,86F,GLを短くするには、ゲートGが回転軸50A側に向き、ソースSが外周側に向くようにMOSトランジスタTr1〜Tr6を配置する必要がある。
【0039】
そして、MOSトランジスタTr1,Tr3,Tr5は、オルタネータ50の各相コイルに流す電流を制御するインバータの上アームを構成し、MOSトランジスタTr2,Tr4,Tr6は、オルタネータ50の各相コイルに流す電流を制御するインバータの下アームを構成するので、MOSトランジスタTr1〜Tr6の配置方向を考慮すると、電極板81を最内周に配置し、電極板82A,82B,82C,83を電極板81の外側に配置するのが、MOSトランジスタTr1〜Tr6の冷却効率を高くし(MOSトランジスタTr1〜Tr6をオルタネータ50の端面の内周側に配置した方が外部からオルタネータ50に吸入される空気流によってMOSトランジスタTr1〜Tr6を冷却できる。)、または配線86A,86B,86C,86D,86E,86F,GLを短くする観点から最良である。
【0040】
また、電極板83の配置に関しては、電極板83は、負母線を構成するものであり、オルタネータ50のカバーまたはフレームに接続して接地することも可能であるので、最外周側に配置するのが効率的である。
【0041】
したがって、電極板81を最内周に配置し、電極板82A,82B,82C,83を電極板81の外側に配置することにしたものである。
【0042】
図3は、図1に示すA−A線における断面から見たオルタネータ50の断面構造図である。図3を参照して、回転軸50Aにロータ55が固定され、ロータコイル54がロータ55に巻回される。固定子56,57がロータ55の外側に固定され、U相コイル51が固定子56に巻回され、V相コイル52が固定子57に巻回される。なお、図3においては、W相コイルが巻回された固定子は省略されている。
【0043】
回転軸50Aの一方端には、プーリ160が連結されており、オルタネータ50が発生したトルクをベルトを介してエンジンのクランク軸または補機類へ伝達するとともに、エンジンのクランク軸からの回転力を回転軸50Aに伝達する。
【0044】
プーリ160が連結された回転軸50Aの一方端と反対側の他方端側には、電極板81,83が回転軸50Aを取り囲むように配置される。また、ブラシ58が回転軸50Aに接するように配置される。基板84が回転軸50Aの上側に設置され、コンデンサ22が基板84の手前に配置される。
【0045】
電極板81を挟んでコンデンサ22と反対側にMOSトランジスタ40が設置される。MOSトランジスタ40は、ドレインが電極板81に接続され、ソースがロータコイル54に接続される。オルタネータ50が発電するとき、その発電量は、ロータコイル54に流れるロータ電流によって決定される。したがって、MOSトランジスタ40は、オルタネータ50が指令発電量を発電するために必要なロータ電流をロータコイル54に流す。
【0046】
このように、オルタネータ50の発電量を決定するロータ電流を制御するMOSトランジスタ40は、B方向から見た場合に基板84の裏側に配置される。
【0047】
図4は、図1に示すMOSトランジスタTr1が配置された領域の断面図を示す。図4を参照して、緩衝材812は、半田811により電極板81に接着される。そして、MOSトランジスタTr1は、半田813によって緩衝材812に接着される。緩衝材812は、銅(Cu)または銅−モリブデン、銅−タングステンなどの銅系の材料からなり、その厚さは、0.1〜2.0mmの範囲である。つまり、緩衝材812は、電極板81と同じ材質からなる。また、半田811,813は、PbフリーのAg−Cu−Sn系の半田である。そして、緩衝材812は、電極板81とMOSトランジスタTr1との間の熱膨張差を吸収する。したがって、MOSトランジスタTr1が動作することにより温度が上昇し、電極板81およびMOSトランジスタTr1が膨張しても、緩衝材812は、MOSトランジスタTr1が電極板81から剥離するのを防止する。
【0048】
図5を参照して、従来、MOSトランジスタTr1の実装部は、DBC(Direct Bond Copper)820と、AlSiC/CuMo等から成るヒートシンク830とにより構成されていた。DBC820は、セラミック821の両側に銅(Cu)822,823を形成した断面構造を有する絶縁基板である。そして、MOSトランジスタTr1は、DBC820を介してヒートシンク830上に設置されていた。また、MOSトランジスタTr1は、DBC820の銅(Cu)の代わりにアルミニウム(Al)を用いたDBA(DirectBond Aluminum)を介してヒートシンク830上に設置されていた。このような方法でMOSトランジスタTr1をヒートシンク830上に設置した場合、セラミック821は絶縁物であるので、MOSトランジスタTr1で発生した熱がヒートシンク830へ伝達されにくく、MOSトランジスタTr1の冷却が不十分である。
【0049】
これに対して、図4に示すように、電極板81と同じ材質から成る緩衝材812によってMOSトランジスタTr1を電極板81上に直接配置した場合、MOSトランジスタTr1と電極板81との間には金属しか存在しない。また、緩衝材812および電極板81は、シリコン(Si)から成るMOSトランジスタTr1よりも熱伝導率が大きい。したがって、MOSトランジスタTr1で発生した熱は、ヒートシンクとしての電極板81に伝達され易く、MOSトランジスタTr1は効果的に冷却される。
【0050】
このように、この発明においては、MOSトランジスタTr1を電極板81と同じ材質もしくは同系金属からなる緩衝材812を介して電極板81上に設置することを特徴とする。そして、電極板81と同じ材質もしくは同系金属により緩衝材812を構成する場合、その厚さが重要であり、上述したように厚さを0.1〜2.0mmの範囲に設定することにより緩衝材として機能させることができる。
【0051】
また、緩衝材812は、電極板81と同じ材質で構成されていなくてもよい。たとえば、緩衝材812は、銅(Cu)に代えてアルミニウム(Al)により構成されていてもよい。さらに、緩衝材812は、アルミ系の材質により構成されていればよい。この場合も、緩衝材812の厚さは0.1〜2.0mmの範囲である。
【0052】
MOSトランジスタTr2〜Tr6についても、MOSトランジスタTr1と同じように電極板81,82A〜82C上に固定される。
【0053】
図6および図7を参照して、MOSトランジスタTr1〜Tr6と電極板81,82A〜82Cとの面積比率について説明する。図6を参照して、オルタネータ50の回転軸50Aの中心をOとして、電極板81の両端が中心Oと成す角度をθ1とする。そして、電極板82Aの両端が中心Oと成す角度をθ2とする。
【0054】
また、電極板81の内径をD1とし、電極板81の外径をD2とする。さらに、電極板82A〜82Cは、電極板81と同様に円弧状に配置されるため、電極板82Aの内径をD3とし、電極板82Aの外径をD4とする。
【0055】
この実施の形態においては、MOSトランジスタTr1〜Tr6のサイズを3mm角、内径D1を40mm、外径D2を70mm、内径D3を75mm、外径D4を120mmにそれぞれ固定し、角度θ1を80〜150°の範囲で変化させ、角度θ2を70〜90°の範囲で変化させて、MOSトランジスタTr1〜Tr6の温度が許容限界以下になるときのMOSトランジスタTr1〜Tr6と電極板81,82A〜82Cとの面積比率を求めた。
【0056】
角度θ1が84°であり、角度θ2が78°である場合における電極板81,82Aの面積およびMOSトランジスタTr1,Tr2と電極板81,82Aとの面積比率を表1に示す。
【0057】
【表1】
【0058】
表1において、「P極」は電極板81を意味し、P極の面積:520mm2は、1つのMOSトランジスタTr1に対する電極板81の面積を意味する。つまり、P極の面積:520mm2は、電極板81の全体の面積の3分の1に相当する。
【0059】
3つのMOSトランジスタTr1,Tr3,Tr5が電極板81上に設置されるため、電極板81の全体面積に1/3を乗算した面積を用いないと、1つのMOSトランジスタと電極板との正確な面積比率を求めることができないからである。
【0060】
また、表1における「U相」は、電極板82Aを意味する。
MOSトランジスタTr3,Tr5と電極板81との面積比率は、表1のP極に示した数値と同じであり、MOSトランジスタTr4と電極板82Bとの面積比率およびMOSトランジスタTr6と電極板82Cとの面積比率は、表1のU相に示した数値と同じである。
【0061】
上述した数値を用いて電極板81,82A〜82Cの面積を計算した場合、電極板81の面積がMOSトランジスタTr1,Tr3,Tr5の面積の6.4倍あるとき、MOSトランジスタTr1〜Tr6の温度が許容限界以下になった。
【0062】
角度θ1を135°から小さくすることにより、電極板81の面積が大きくなり、角度θ2を角度75°から大きくすることにより、電極板82Aの面積が大きくなる。
【0063】
したがって、角度θ1,θ2を変化させて電極板81,82A〜82Cの面積を変え、MOSトランジスタと電極板との面積比率と、MOSトランジスタTr1〜Tr6の温度との関係を調べた。
【0064】
図7は、MOSトランジスタTr1〜Tr6の温度上昇とバスバー面積/素子面積との関係を示す。図7において、縦軸は素子温度上昇を表わし、横軸はバスバー面積/素子面積を表わす。また、バスバー面積とは、電極板81,82A〜82Cの面積を意味する。さらに、曲線k1は、過渡時、すなわち、モータ動作時を意味し、曲線k2は、発電動作時を意味する。
【0065】
図7を参照して、曲線k1で表わされるモータ動作時の方が、曲線k2で表わされる発電動作時よりもMOSトランジスタTr1〜Tr6の温度が上昇する。したがって、この発明においては、曲線k1において素子の温度上昇が許容限界以下になる面積比率以上の面積比率を有するようにMOSトランジスタTr1〜Tr6の面積と電極板81,82A〜82Cの面積とを決定する。すなわち、面積比率(=バスバー面積/素子面積)が6以上になるように、MOSトランジスタTr1〜Tr6の面積と電極板81,82A〜82Cの面積を決定する。
【0066】
これにより、MOSトランジスタTr1〜Tr6で発生した熱は、緩衝材812を介して電極板81,82A〜82Cに伝達され、MOSトランジスタTr1〜Tr6の温度上昇が許容限界以下になるようにMOSトランジスタTr1〜Tr6が冷却される。
【0067】
図8は、発電電動装置100およびバッテリ10の回路ブロック図を示す。制御回路20は、基板84と電極板81,83との間に配置されたツェナーダイオード21と、基板84と電極板81,82C,83との間に配置されたコンデンサ22と、電極板81上に配置されたMOSトランジスタTr1,Tr3,Tr5と、それぞれ電極板82A〜82C上に配置されたMOSトランジスタTr2,Tr4,Tr6と、基板84上に配置された電源26、MOSドライバ27、カスタムIC70、MOSトランジスタ40およびダイオード41とを含む。
【0068】
MOSトランジスタTr1,Tr2は、U相アーム23を構成し、MOSトランジスタTr3,Tr4は、V相アーム24を構成し、MOSトランジスタTr5,Tr6は、W相アーム25を構成する。
【0069】
カスタムIC70は、同期整流器28および制御部29,30からなる。回転角センサー60は、オルタネータ50に内蔵される。
【0070】
オルタネータ50は、U相コイル51と、V相コイル52と、W相コイル53と、ロータコイル54とを含む。そして、U相コイル51の一方端51Aは、MOSトランジスタTr1とMOSトランジスタTr2との間のノードN1に接続される。V相コイル52の一方端52Aは、MOSトランジスタTr3とMOSトランジスタTr4との間のノードN2に接続される。W相コイル53の一方端53Aは、MOSトランジスタTr5とMOSトランジスタTr6との間のノードN3に接続される。
【0071】
フューズFU1は、バッテリ10の正極と制御回路20との間に接続される。つまり、フューズFU1は、ツェナーダイオード21よりもバッテリ10側に配置される。このように、フューズFU1をツェナーダイオード21よりもバッテリ10側に配置することにより、過電流検知が不要になり、制御回路20を小型化できる。フューズFU2は、バッテリ10の正極と電源26との間に接続される。
【0072】
ツェナーダイオード21およびコンデンサ22は、正母線L1と負母線L2との間に並列に接続される。
【0073】
U相アーム23、V相アーム24およびW相アーム25は、正母線L1と負母線L2との間に並列に接続される。ツェナーダイオードDT1は、ノードN1と負母線L2との間にMOSトランジスタTr2に並列に接続される。ツェナーダイオードDT2は、ノードN2と負母線L2との間にMOSトランジスタTr4に並列に接続される。ツェナーダイオードDT3は、ノードN3と負母線L2との間にMOSトランジスタTr6に並列に接続される。
【0074】
ツェナーダイオード40は、バッテリ10の正極とノードN4との間に接続される。ダイオード41は、ノードN4と接地ノードGNDとの間に接続される。
【0075】
なお、MOSトランジスタTr1〜Tr6,40に並列に接続されているダイオードは、MOSトランジスタTr1〜Tr6,40と半導体基板との間に形成される寄生ダイオードである。
【0076】
バッテリ10は、たとえば、12Vの直流電圧を出力する。ツェナーダイオード21は、正母線L1と負母線L2との間に発生したサージ電圧を吸収する。つまり、ツェナーダイオード21は、所定の電圧レベル以上のサージ電圧が正母線L1と負母線L2との間に印加された場合、そのサージ電圧を吸収し、コンデンサ22およびMOSトランジスタTr1〜Tr6に印加される直流電圧を所定の電圧レベル以下にする。したがって、コンデンサ22の容量およびMOSトランジスタTr1〜Tr6のサイズを、サージ電圧を考慮して大きくしなくてもよい。その結果、コンデンサ22およびMOSトランジスタTr1〜Tr6を小型化できる。
【0077】
コンデンサ22は、入力された直流電圧を平滑化し、その平滑化した直流電圧をU相アーム23、V相アーム24およびW相アーム25に供給する。MOSトランジスタTr1〜Tr6は、MOSドライバ27からの制御信号をゲートに受け、その受けた制御信号によりオン/オフされる。そして、MOSトランジスタTr1〜Tr6は、コンデンサ22から供給された直流電圧によってオルタネータ50のU相コイル51、V相コイル52およびW相コイル53に流れる直流電流を切換えてオルタネータ50を駆動する。また、MOSトランジスタTr1〜Tr6は、MOSドライバ27からの制御信号によってオルタネータ50のU相コイル51、V相コイル52およびW相コイル53が発電した交流電圧を直流電圧に変換し、バッテリ10を充電する。
【0078】
ツェナーダイオードDT1〜DT3は、オルタネータ50のU相コイル51、V相コイル52およびW相コイル53が発電するとき、それぞれ、MOSトランジスタTr2,Tr4,Tr6に過電圧が印加されるのを防止する。つまり、ツェナーダイオードDT1〜DT3は、オルタネータ50の発電モード時、U相アーム23、V相アーム24およびW相アーム25の下アームを保護する。
【0079】
電源26は、バッテリ10から出力される直流電圧をフューズFU2を介して受け、その受けた直流電圧を電圧レベルが異なる2つの直流電圧としてMOSドライバ27へ供給する。より具体的には、電源26は、バッテリ10から受けた12Vの直流電圧に基づいて、たとえば、5Vの直流電圧を生成し、その生成した5Vの直流電圧と、バッテリ10から受けた12Vの直流電圧とをMOSドライバ27へ供給する。
【0080】
MOSドライバ27は、電源26から供給される5Vおよび12Vの直流電圧により駆動される。そして、MOSドライバ27は、同期整流器28からの同期信号に同期してMOSトランジスタTr1〜Tr6をオン/オフするための制御信号を生成し、その生成した制御信号をMOSトランジスタTr1〜Tr6のゲートへ出力する。より具体的には、MOSドライバ27は、同期整流器28からの同期信号SYNG1〜SYNG6に基づいて、オルタネータ50の発電モードにおいてMOSトランジスタTr1〜Tr6をオン/オフするための制御信号を生成し、同期整流器28からの同期信号SYNM1〜SYNM6に基づいて、オルタネータ50の駆動モードにおいてMOSトランジスタTr1〜Tr6をオン/オフするための制御信号を生成する。
【0081】
同期整流器28は、制御部30から信号GSを受けると、制御部29からのタイミング信号TG1〜TG6に基づいて同期信号SYNG1〜SYNG6を生成し、その生成した同期信号SYNG1〜SYNG6をMOSドライバ27へ出力する。また、同期整流器28は、制御部30から信号MSを受けると、制御部29からのタイミング信号TM1〜TM6に基づいて同期信号SYNM1〜SYNM6を生成し、その生成した同期信号SYNM1〜SYNM6をMOSドライバ27へ出力する。
【0082】
制御部29は、回転角センサー60からの角度θ3,θ4,θ5を受け、その受けた角度θ3,θ4,θ5に基づいてオルタネータ50に含まれるロータ55の回転数MRNを検出する。
【0083】
角度θ3は、U相コイル51によって発生される磁力の方向とロータコイル54によって発生される磁力の方向との角度であり、角度θ4は、V相コイル52によって発生される磁力の方向とロータコイル54によって発生される磁力の方向との角度であり、角度θ5は、W相コイル53によって発生される磁力の方向とロータコイル54によって発生される磁力の方向との角度である。そして、角度θ3,θ4,θ5は、0度〜360度の範囲で周期的に変化する。したがって、制御部29は、角度θ3,θ4,θ5が所定の期間に0度〜360度の範囲で周期的に変化する回数を検出して回転数MRNを検出する。
【0084】
そして、制御部29は、角度θ3,θ4,θ5に基づいて、オルタネータ50のU相コイル51、V相コイル52およびW相コイル53に誘起される電圧Vui,Vvi,Vwiのタイミングを検出し、その検出したタイミングに基づいて、U相コイル51、V相コイル52およびW相コイル53に誘起された電圧Vui,Vvi,Vwiを直流電圧に変換するためにMOSトランジスタTr1〜Tr6をオン/オフするタイミングを示すタイミング信号TG1〜TG6を生成する。
【0085】
また、制御部29は、角度θ3,θ4,θ5と、検出した回転数MRNとに基づいて、オルタネータ50を駆動モータとして動作させるためにMOSトランジスタTr1〜Tr6をオン/オフするタイミングを示すタイミング信号TM1〜TM6を生成する。
【0086】
そして、制御部29は、生成したタイミング信号TG1〜TG6,TM1〜TM6を同期整流器28へ出力する。
【0087】
制御部30は、外部に設けられたエコランECU(Electrical Control Unit)(これについては後述する)から信号M/G、信号RLOおよび信号CHGLを受ける。また、制御部30は、オルタネータ50のU相コイル51、V相コイル52およびW相コイル53に印加される電圧Vu,Vv,Vwを受ける。
【0088】
制御部30は、信号M/Gに基づいて、オルタネータ50を発電機として動作させるか駆動モータとして動作させるかを判定し、発電機として動作させるとき信号GSを生成して同期整流器28へ出力する。一方、制御部30は、オルタネータ50を駆動モータとして動作させるとき、電圧Vu,Vv,Vwに基づいて、U相コイル51、V相コイル52およびW相コイル53に電流を流す通電方式を決定し、その決定した通電方式でオルタネータ50を駆動するための信号MSを生成して同期整流器28へ出力する。
【0089】
また、制御部30は、信号RLOに基づいて、オルタネータ50が指令発電量を発電するためのロータ電流を演算し、その演算したロータ電流をロータコイル54に流すための信号RCTを生成してMOSトランジスタ40のゲートへ出力する。
【0090】
さらに、制御部30は、信号CHGLに基づいて、U相アーム23、V相アーム24およびW相アーム25のいずれが故障しているかを判定し、U相アーム23、V相アーム24およびW相アーム25のいずれかが故障しているとき、MOSトランジスタTr1〜Tr6を停止させる。
【0091】
MOSトランジスタ40は、制御部30からの信号RCTに基づいて、バッテリ10からロータコイル54に供給されるロータ電流を所定値に設定する。ダイオード41は、ノードN4から接地ノードGNDへ電流が流れるのを防止する。
【0092】
オルタネータ50は、駆動モータまたは発電機として動作する。そして、オルタネータ50は、駆動モータとして動作する駆動モードにおいて、エンジンの始動時、制御回路20からの制御によって所定のトルクを発生し、その発生した所定のトルクによってエンジンを始動する。また、オルタネータ50は、エンジンの始動時以外、制御回路20からの制御によって所定のトルクを発生し、その発生した所定のトルクによって発電電動装置100が搭載された車両の駆動輪を駆動する。さらに、オルタネータ50は、エンジンの始動時以外、発生した所定のトルクによって補機類を駆動する。
【0093】
一方、オルタネータ50は、発電機として動作する発電モードにおいて、ロータコイル54に流れるロータ電流に応じた交流電圧を発電し、その発電した交流電圧をU相アーム23、V相アーム24およびW相アーム25へ供給する。
【0094】
回転角センサー60は、角度θ3,θ4,θ5を検出し、その検出した角度θ3,θ4,θ5を制御部29へ出力する。
【0095】
発電電動装置100における全体動作について説明する。制御部30は、エコランECUからの信号M/Gに基づいて、オルタネータ50を発電機として動作させるか駆動モータとして動作させるかを判定し、発電機として動作させるとき信号GSを生成して同期整流器28へ出力する。また、制御部30は、エコランECUからの信号RLOに基づいて信号RCTを生成してMOSトランジスタ40のゲートへ出力する。
【0096】
そうすると、MOSトランジスタ40は、バッテリ10からロータコイル54に供給されるロータ電流を信号RCTに応じて切換える。そして、オルタネータ50のロータ55は、エンジンの回転力により回転し、オルタネータ50は、指定発電量を発電してU相アーム23、V相アーム24およびW相アーム25へ供給する。
【0097】
一方、制御部29は、回転角センサー60から角度θ3,θ4,θ5を受け、その受けた角度θ3,θ4,θ5に基づいて、上述した方法によってタイミング信号TG1〜TG6,TM1〜TM6を生成して同期整流器28へ出力する。
【0098】
そうすると、同期整流器28は、制御部30からの信号GSに基づいて、タイミング信号TG1〜TG6に同期した同期信号SYNG1〜SYNG6を生成してMOSドライバ27へ出力する。MOSドライバ27は、同期信号SYNG1〜SYNG6に同期してMOSトランジスタTr1〜Tr6をオン/オフするための制御信号を生成してMOSトランジスタTr1〜Tr6のゲートへ出力する。
【0099】
そうすると、MOSトランジスタTr1〜Tr6は、MOSドライバ27からの制御信号によってオン/オフされ、オルタネータ50によって発電された交流電圧を直流電圧に変換してバッテリ10を充電する。
【0100】
この場合、ツェナーダイオードDT1〜DT3は、オルタネータ50によって発電された交流電圧にサージ電圧が重畳されていても、そのサージ電圧を吸収する。つまり、ツェナーダイオードDT1〜DT3は、MOSトランジスタTr2,Tr4,Tr6に耐圧以上の電圧が印加されるのを防止する。また、ツェナーダイオード21は、正母線L1と負母線L2との間の直流電圧にサージ電圧が重畳されていても、そのサージ電圧を吸収する。つまり、ツェナーダイオード21は、MOSトランジスタTr1,Tr3,Tr5に耐圧以上の電圧が印加されるのを防止する。
【0101】
制御部30は、信号M/Gに基づいて、オルタネータ50を駆動モータとして駆動すると判定したとき、電圧Vu,Vv,Vwに基づいて、U相アーム23、V相アーム24およびW相アーム25への通電方式を決定し、その決定した通電方式によってオルタネータ50を駆動するための信号MSを生成して同期整流器28へ出力する。
【0102】
制御部29は、回転角センサー60から角度θ3,θ4,θ5を受け、その受けた角度θ3,θ4,θ5に基づいて、上述した方法によってタイミング信号TG1〜TG6,TM1〜TM6を生成して同期整流器28へ出力する。
【0103】
そうすると、同期整流器28は、制御部30からの信号MSに基づいて、タイミング信号TM1〜TM6に同期した同期信号SYNM1〜SYNM6を生成してMOSドライバ27へ出力する。MOSドライバ27は、同期信号SYNM1〜SYNM6に同期してMOSトランジスタTr1〜Tr6をオン/オフするための制御信号を生成してMOSトランジスタTr1〜Tr6のゲートへ出力する。
【0104】
そうすると、MOSトランジスタTr1〜Tr6は、MOSドライバ27からの制御信号によってオン/オフされ、バッテリ10からオルタネータ50のU相アーム23、V相アーム24およびW相アーム25に供給する電流を切換えてオルタネータ50を駆動モータとして駆動する。これにより、オルタネータ50は、エンジンの始動時、エンジンのクランク軸に所定のトルクを供給し、エンジンの始動時以外、駆動輪に所定のトルクを供給する。
【0105】
この場合、ツェナーダイオード21は、MOSトランジスタTr1〜Tr6がオン/オフされることにより正母線L1と負母線L2との間に発生したサージ電圧を吸収する。つまり、ツェナーダイオード21は、MOSトランジスタTr1,Tr3,Tr5に耐圧以上の電圧が印加されるのを防止する。また、ツェナーダイオードDT1〜DT3は、MOSトランジスタTr1,Tr3,Tr5がオン/オフされてMOSトランジスタTr2,Tr4,Tr6にサージ電圧が印加されても、そのサージ電圧を吸収する。つまり、ツェナーダイオードDT1〜DT3は、MOSトランジスタTr2,Tr4,Tr6に耐圧以上の電圧が印加されるのを防止する。
【0106】
上述したように、MOSトランジスタTr1〜Tr6は、オルタネータ50の端面に設けられた電極板81,82A〜82C,83上に配置される。このような配置が可能なのは、ツェナーダイオード21,DT1〜DT3を設けることにより、MOSトランジスタTr1〜Tr6に過電圧が印加されるのを防止し、MOSトランジスタTr1〜Tr6のサイズを小さくしたからである。そして、特に、3つのMOSトランジスタTr1,Tr3,Tr5を1個のツェナーダイオード21によって保護するようにしたため、基板84と電極板81,83との間の空間部を利用して、3つのMOSトランジスタTr1,Tr3,Tr5を保護するツェナーダイオード21を配置することが可能になった。
【0107】
また、ツェナーダイオード21は、コンデンサ22に過電圧が印加されることも防止するため、コンデンサ22の容量を小さくできる。その結果、コンデンサ22を基板84と電極板81,82C,83との間の空間部に配置することが可能になった。
【0108】
これらの要因によって、制御回路20は、回路全体が小型化され、オルタネータ50の端面に配置され得る。つまり、制御回路20は、オルタネータ50の回転軸50Aの長手方向ではなく、回転軸50Aの軸方向に垂直な平面内に配置され得る。
【0109】
そして、MOSトランジスタTr1〜Tr6を電極板81,82A〜82Cと同じ材質から成る緩衝材812を介して電極板81,82A〜82Cに固定したので、またはMOSトランジスタTr1〜Tr6の面積と電極板81,82A〜82Cの面積との面積比率を6以上に設定したので、MOSトランジスタTr1〜Tr6を効果的に冷却することができるようになった。
【0110】
図9は、発電電動装置100を備えるエンジンシステム200のブロック図を示す。図9を参照して、エンジンシステム200は、バッテリ10と、制御回路20と、オルタネータ50と、エンジン110と、トルクコンバータ120と、オートマチックトランスミッション130と、プーリ140,150,160と、ベルト170と、補機類172と、スタータ174と、電動油圧ポンプ180と、燃料噴射弁190と、電動モータ210と、スロットルバルブ220と、エコランECU230と、エンジンECU240と、VSC(Vehicle Stability Control)−ECU250とを備える。
【0111】
オルタネータ50は、エンジン110に近接して配置される。制御回路20は、上述したようにオルタネータ50の端面に配置される。
【0112】
エンジン110は、オルタネータ50またはスタータ174によって始動され、所定の出力を発生する。より具体的には、エンジン110は、エコノミーランニングシステム(「エコラン」とも言う。)による停止後の始動時、オルタネータ50によって始動され、イグニッションキーによる始動時、スタータ174によって始動される。そして、エンジン110は、発生した出力をクランク軸110aからトルクコンバータ120またはプーリ140へ出力する。
【0113】
トルクコンバータ120は、クランク軸110aからのエンジン110の回転をオートマチックトランスミッション130に伝達する。オートマチックトランスミッション130は、自動変速制御を行ない、トルクコンバータ120からのトルクを変速制御に応じたトルクに設定して出力軸130aへ出力する。
【0114】
プーリ140は、エンジン110のクランク軸110aに連結される。また、プーリ140は、ベルト170を介してプーリ150,160と連動する。
【0115】
ベルト170は、プーリ140,150,160を相互に連結する。プーリ150は、補機類172の回転軸に連結される。
【0116】
プーリ160は、オルタネータ50の回転軸に連結され、オルタネータ50またはエンジン110のクランク軸110aによって回動される。
【0117】
補機類172は、エアコン用コンプレッサ、パワーステアリングポンプおよびエンジン冷却用ウォータポンプの1つまたは複数からなる。そして、補機類172は、オルタネータ50からの出力をプーリ160、ベルト170およびプーリ150を介して受け、その受けた出力により駆動される。
【0118】
オルタネータ50は、制御回路20により駆動される。そして、オルタネータ50は、エンジン110のクランク軸110aの回転力をプーリ140、ベルト170およびプーリ160を介して受け、その受けた回転力を電気エネルギーに変換する。つまり、オルタネータ50は、クランク軸110aの回転力により発電する。なお、オルタネータ50が発電する場合には、2つの場合がある。1つは、エンジンシステム200が搭載されたハイブリッド自動車の通常走行時にエンジン110が駆動されることによりクランク軸110aの回転力を受けて発電する場合である。もう1つは、エンジン110は駆動されないが、ハイブリッド自動車の減速時に駆動輪の回転力がクランク軸110aに伝達され、その伝達された回転力を受けて、オルタネータ50が発電する場合である。
【0119】
また、オルタネータ50は、制御回路20によって駆動され、所定の出力をプーリ160へ出力する。そして、所定の出力は、エンジン110を始動するとき、ベルト170およびプーリ140を介してエンジン110のクランク軸110aへ伝達され、補機類172を駆動するとき、ベルト170およびプーリ150を介して補機類172へ伝達される。
【0120】
バッテリ10は、上述したように、12Vの直流電圧を制御回路20へ供給する。
【0121】
制御回路20は、エコランECU230からの制御によって、上述したように、バッテリ10からの直流電圧を交流電圧に変換し、その変換した交流電圧によってオルタネータ50を駆動する。また、制御回路20は、エコランECU230からの制御によって、オルタネータ50が発電した交流電圧を直流電圧に変換し、その変換した直流電圧によってバッテリ10を充電する。
【0122】
スタータ174は、エコランECU230からの制御によってエンジン110を始動する。電動油圧ポンプ180は、オートマチックトランスミッション130に内蔵され、エンジンECU240からの制御によって、オートマチックトランスミッション130の内部に設けられた油圧制御部に対して作動油を供給する。なお、この作動油は、油圧制御部内のコントロールバルブにより、オートマチックミッション130内部のクラッチ、ブレーキおよびワンウェイクラッチの作動状態を調整し、シフト状態を必要に応じて切替える。
【0123】
エコランECU230は、オルタネータ50および制御回路20のモード制御、スタータ174の制御およびバッテリ10の蓄電量制御を行なう。なお、オルタネータ50および制御回路20のモード制御とは、オルタネータ50が発電機として機能する発電モードと、オルタネータ50が駆動モータとして機能する駆動モードとを制御することを言う。また、エコランECU230からバッテリ10への制御線は図示されていない。
【0124】
また、エコランECU230は、オルタネータ50に内蔵された回転角センサー60からの角度θ1,θ2,θ3に基づく回転数MRN、エコランスイッチからの運転者によるエコランシステムの起動有無、その他のデータを検出する。
【0125】
燃料噴射弁190は、エンジンECU240からの制御によって、燃料の噴射を制御する。電動モータ210は、エンジンECU240からの制御によってスロットルバルブ220の開度を制御する。スロットルバルブ220は、電動モータ210によって所定の開度に設定される。
【0126】
エンジンECU240は、エンジン冷却用ウォータポンプを除く補機類172のオン/オフ制御、電動油圧ポンプ180の駆動制御、オートマチックトランスミッション130の変速制御、燃料噴射弁190による燃料噴射制御、電動モータ210によるスロットルバルブ220の開度制御、およびその他のエンジン制御を行なう。
【0127】
また、エンジンECU240は、水温センサーからのエンジン冷却水温、アイドルスイッチからのアクセルペダルの踏み込み有無状態、アクセル開度センサーからのアクセル開度、舵角センサーからのステアリングの操舵角、車速センサーからの車速、スロットル開度センサーからのスロットル開度、シフト位置センサーからのシフト位置、エンジン回転数センサーからのエンジン回転数、エアコンスイッチからのオン/オフ操作有無、およびその他のデータを検出する。
【0128】
VSC−ECU250は、ブレーキスイッチからのブレーキペダルの踏み込み有無状態、およびその他のデータを検出する。
【0129】
エコランECU230、エンジンECU240およびVSC−ECU250は、マイクロコンピュータを中心として構成され、内部のROM(Read Only Memory)に書き込まれているプログラムに応じてCPU(Central Processing Unit)が必要な演算処理を実行し、その演算結果に基づいて各種制御を実行する。これらの演算処理結果および検出されたデータは、エコランECU230、エンジンECU240およびVSC−ECU250間で相互にデータ通信が可能となっており、必要に応じてデータを交換して相互に連動して制御を実行することが可能である。
【0130】
エンジンシステム200の動作としては、既に公知であるアイドルストップ制御を行なうようにすればよい。具体的には、車両の減速や停車を各種センサの出力により検知することでエンジンを停止し、次に運転者が発進を意図した際(ブレーキやアクセルのペダル操作状況により検知可能である)にエンジンをオルタネータ50により起動するようにすればよい。エンジンシステム200においては、オルタネータ50を制御する制御回路20は、オルタネータ50の端面に設けられ、エコランECU230からの指示に従ってオルタネータ50を駆動モータまたは発電機として駆動する。そして、オルタネータ50を駆動モータまたは発電機として駆動する際において、制御回路20のMOSトランジスタTr1〜Tr6によって発生された熱は緩衝材812を介して電極板81,82A〜82Cへ伝達され、MOSトランジスタTr1〜Tr6は、効果的に冷却される。
【0131】
この発明による発電電動装置は、図10に示す発電電動装置101であってもよい。図10を参照して、発電電動装置101は、図1に示す発電電動装置100においてMOSトランジスタTr1〜Tr6と電極板82A〜82C,83とをワイアボンディング(W/B)に代えて平面電極91〜96によって接続したものであり、その他は、発電電動装置100と同じである。
【0132】
平面電極91〜96の各々は、銅系の材料からなり、厚さは0.1〜2.0mmの範囲である。
【0133】
平面電極91は、MOSトランジスタTr1のソースを電極板82Aに接続する。平面電極92は、MOSトランジスタTr2のソースを電極板83に接続する。平面電極93は、MOSトランジスタTr3のソースを電極板82Bに接続する。平面電極94は、MOSトランジスタTr4のソースを電極板83に接続する。平面電極95は、MOSトランジスタTr5のソースを電極板82Cに接続する。平面電極96は、MOSトランジスタTr6のソースを電極板83に接続する。
【0134】
図11は、図10に示すMOSトランジスタTr1の平面図とMOSトランジスタTr1および電極板81,82Aの断面図とを示す。図11は、図2における配線GLを平面電極91に代えたものであり、その他は、図2と同じである。
【0135】
平面電極91は、MOSトランジスタTr1のソースSを電極板82Aに接続する。そして、平面電極91は、半田付けによりMOSトランジスタTr1のソースSおよび電極板82Aに接続される。この場合、PbフリーのAg−Cu−Sn系の半田が用いられる。この半田は、通常の半田に比べ、熱伝導率が2倍程度高いためMOSトランジスタTr1において発生した熱を平面電極91および電極板82Aに効率良く伝導でき、MOSトランジスタTr1の放熱効果を高くできる。
【0136】
ソースSは、好ましくは、Al−Ni−Auからなる。この場合、アルミニウム(Al)は、MOSトランジスタTr1の材料であるシリコン(Si)に接するように形成される。すなわち、ソースSは、MOSトランジスタTr1(Si)上にアルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)および金(Au)を、順次、堆積することにより作製される。これにより、平面電極91をMOSトランジスタTr1のソースSに半田付けするときの平面電極91とMOSトランジスタTr1のソースSとの接着力を向上できる。なお、ゲートGも、ソースSと同様にAl−Ni−Auによって作製してもよい。また、ソースSおよびゲートGをAl−Niによって作製してもよい。
【0137】
平面電極92をMOSトランジスタTr2のソースSおよび電極板83に接続する場合、平面電極93をMOSトランジスタTr3のソースSおよび電極板82Bに接続する場合、平面電極94をMOSトランジスタTr4のソースSおよび電極板83に接続する場合、平面電極95をMOSトランジスタTr5のソースSおよび電極板82Cに接続する場合、および平面電極96をMOSトランジスタTr6のソースSおよび電極板83に接続する場合も、平面電極91をMOSトランジスタTr1のソースSおよび電極板82Aに接続する場合と同じ半田が用いられる。その他は、図2において説明したとおりである。
【0138】
図10に示すMOSトランジスタTr2〜Tr6についても、MOSトランジスタTr1と同じように平面電極92〜96によって電極板82B,82C,83に接続される。
【0139】
このように、発電電動装置101においては、MOSトランジスタTr1〜Tr6は、それぞれ、平面電極91〜96によって電極板82A,83,82B,83,82C,83と接続される。
【0140】
図12は、図10に示すMOSトランジスタTr1〜Tr6の温度上昇とバスバー面積/素子面積との関係を示す。図12において、曲線k1,k2は、配線GLによってMOSトランジスタTr1〜Tr6を電極板82A,82B,82C,83に接続した場合のMOSトランジスタTr1〜Tr6の温度上昇とバスバー面積/素子面積との関係を示し、曲線k3,k4は、平面電極91〜96によってMOSトランジスタTr1〜Tr6を電極板82A,82B,82C,83に接続した場合のMOSトランジスタTr1〜Tr6の温度上昇とバスバー面積/素子面積との関係を示す。そして、曲線k3は、過渡時、すなわち、モータ動作時を意味し、曲線k4は、発電動作時を意味する。なお、曲線k1,k2については、図7において説明したとおりである。
【0141】
図12を参照して、MOSトランジスタTr1〜Tr6を平面電極91〜96によって電極板82A,82B,82C,83に接続することにより、モータ動作時においてMOSトランジスタTr1〜Tr6の温度上昇を約35%低減でき(曲線k1,k3参照)、発電動作時においてMOSトランジスタTr1〜Tr6の温度上昇を3〜6%低減できる(曲線k2,k4参照)。
【0142】
そして、素子温度上昇の許容限界以下の領域では、曲線k4で表わされる発電動作時の方が、曲線k3で表わされるモータ動作時よりもMOSトランジスタTr1〜Tr6の温度が上昇する。したがって、この発明においては、平面電極91〜96を用いた場合、曲線k4において素子の温度上昇が許容限界以下になる面積比率以上の面積比率を有するようにMOSトランジスタTr1〜Tr6の面積と電極板81,82A〜82Cの面積とを決定する。すなわち、面積比率(=バスバー面積/素子面積)が5以上になるように、MOSトランジスタTr1〜Tr6の面積と電極板81,82A〜82Cの面積を決定する。
【0143】
これにより、MOSトランジスタTr1〜Tr6で発生した熱は、緩衝材812および平面電極91〜96を介して電極板81,82A〜82Cに伝達され、MOSトランジスタTr1〜Tr6の温度上昇が許容限界以下になるようにMOSトランジスタTr1〜Tr6が冷却される。
【0144】
このように、MOSトランジスタTr1〜Tr6を平面電極91〜96によって電極板82A,83,82B,83,82C,83と接続することにより、MOSトランジスタTr1〜Tr6において発生した熱は、それぞれ、平面電極91〜96を介して放熱される。その結果、発電電動装置100のように、MOSトランジスタTr1〜Tr6をワイヤボンディング(W/B)によって電極板82A〜82C,83に接続した場合、MOSトランジスタTr1〜Tr6の温度上昇が許容限界以下になるようにMOSトランジスタTr1〜Tr6を冷却するにはMOSトランジスタTr1〜Tr6に対する電極板81,82A〜82Cの面積比率を6以上に設定する必要があるが、発電電動装置101のように、MOSトランジスタTr1〜Tr6を平面電極91〜96によって電極板82A〜82C,83に接続した場合、MOSトランジスタTr1〜Tr6の温度上昇が許容限界以下になるようにMOSトランジスタTr1〜Tr6を冷却するためのMOSトランジスタTr1〜Tr6に対する電極板81,82A〜82Cの面積比率を6よりも小さい5に設定できる。
【0145】
したがって、MOSトランジスタTr1〜Tr6の面積が一定である場合、MOSトランジスタTr1〜Tr6を平面電極91〜96によって電極板82A〜82C,83に接続することにより、電極板81,82A〜82Cの面積を小さくできる。
【0146】
なお、発電電動装置101をエンジンシステム200に適用できることは言うまでもない。
【0147】
この発明においては、オルタネータ50は、固定子および回転子を含み、発電機および電動機として機能する「モータ」を構成する。
【0148】
また、この発明においては、電極板81,82A〜82C,83は、「バスバー」を構成する。
【0149】
さらに、この発明においては、電極板81は、「第1のバスバー」を構成し、電極板82A〜82Cは、「第2のバスバー」を構成し、電極板83は、「第3のバスバー」を構成する。
【0150】
さらに、この発明による発電電動装置においては、素子面積とバスバー面積との面積比(バスバー面積/素子面積)は、5以上であればよい。
【0151】
この発明の実施の形態によれば、発電電動装置においては、発電機および駆動モータとして機能するオルタネータのコイルに流す電流を制御する複数のスイッチング素子は、複数のスイッチング素子を固定する電極板と同じ材質から成る緩衝材を介して電極板に固定されるので、複数のスイッチング素子を効果的に冷却することができる。
【0152】
また、この発明の実施の形態によれば、発電電動装置においては、発電機および駆動モータとして機能するオルタネータのコイルに流す電流を制御する複数のスイッチング素子の各々の面積と、複数のスイッチング素子を固定する電極板の面積との面積比率を6以上にしたので、複数のスイッチング素子を効果的に冷却できる。
【0153】
なお、本実施の形態においては、エコランECUとエンジンECUとを別体としていたが、それらの機能を統合して1つのエンジン制御ECUとして構成できることは言うまでもない。また、本実施の形態のトランスミッションは、AT(いわゆる自動変速機)に限らず、CVTやMTなどの公知の変速機を組合わせてもよい。
【0154】
さらに、本実施の形態では、エコランシステムであるが、モータにて大きな駆動力を発生できるハイブリッド自動車に適用できる。オルタネータ50については、他にも周知の発電電動機(モータジェネレータとも呼ぶ)に置換えても本発明を成立できる。車両の駆動やエンジンの始動に必要なトルクを与えられるような発電電動機を適宜選定すればよいことは言うまでもない。
【0155】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による発電電動装置の平面図である。
【図2】図1に示すMOSトランジスタTr1の平面図とMOSトランジスタTr1および電極板81,82Aの断面図とである。
【図3】図1に示すA−A線における断面図である。
【図4】図1に示すMOSトランジスタTr1の領域における断面構造図である。
【図5】MOSトランジスタの従来の固定方法を説明するための断面構造図である。
【図6】MOSトランジスタと電極板との面積比率を計算するための平面図である。
【図7】素子温度上昇とバスバー面積/素子面積との関係図である。
【図8】図1に示す発電電動装置およびバッテリの回路ブロック図である。
【図9】図1に示す発電電動装置を備えるエンジンシステムの概略ブロック図である。
【図10】この発明による発電電動装置の他の平面図である。
【図11】図10に示すMOSトランジスタTr1の平面図とMOSトランジスタTr1および電極板81,82Aの断面図である。
【図12】図10に示すMOSトランジスタTr1〜Tr6の温度上昇とバスバー面積/素子面積との関係図である。
【図13】従来の始動発電機の斜視図である。
【符号の説明】
10 バッテリ、20 制御回路、21,DT1,DT2,DT3 ツェナーダイオード、22 コンデンサ、23 U相アーム、24 V相アーム、25 W相アーム、26 電源、27 MOSドライバ、28 同期整流器、29,30 制御部、40,Tr1〜Tr6 MOSトランジスタ、41 ダイオード、50 オルタネータ、50A,301B 回転軸、51 U相コイル、51A,52A,53A 一方端、52 V相コイル、53 W相コイル、54 ロータコイル、55 ロータ、56,57 固定子、58 ブラシ、60 回転角センサー、70 カスタムIC、81,82A〜82C,83 電極板、84 基板、84A〜84D 端子、85A〜85D,86A〜86F,GL 配線、87端子、91〜96 平面電極、100,101 発電電動装置、110 エンジン、110a クランク軸、120 トルクコンバータ、130 オートマチックトランスミッション、130a 出力軸、140,150,160 プーリ、170 ベルト、172 補機類、174 スタータ、180 電動油圧ポンプ、190 燃料噴射弁、200 エンジンシステム、210 電動モータ、220 スロットルバルブ、230 エコランECU、240 エンジンECU、250 VSC−ECU、300 始動発電機、301 モータ部、301A 端面、302 駆動部、302A 筒部材、302B パワーモジュール、303 半径方向、304 長手方向、811,813 半田、812 緩衝材、820 DBC、821 セラミック、822,823 銅、830 ヒートシンク、FU1,FU2 フューズ、L1 正母線、L2 負母線。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a generator motor having a cooling effect on a plurality of switching elements for controlling a current flowing through a motor functioning as a generator and a motor.
[0002]
[Prior art]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2-266855 discloses a starting generator having both a function of a three-phase motor for starting an engine mounted on a vehicle and a function of a three-phase AC generator for charging a battery.
[0003]
Referring to FIG. 13, a
[0004]
Then, the
[0005]
As described above, the
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-2-266855
[0007]
[Patent Document 2]
JP-A-11-284122
[0008]
[Patent Document 3]
JP-A-4-11757
[0009]
[Patent Document 4]
JP-A-9-143649
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional starting generator, the power module is arranged in the direction perpendicular to the radial direction around the rotation axis and in the longitudinal direction of the rotation axis, so that the control circuit for controlling the driving of the motor needs to be downsized. There was a problem that was difficult.
[0011]
Further, the conventional starting generator has a problem that the power module cannot be sufficiently cooled.
[0012]
Therefore, the present invention has been made to solve such a problem, and an object of the present invention is to provide a generator motor that reduces the area occupied by a control circuit and has a cooling effect on a switching element. .
[0013]
Means for Solving the Problems and Effects of the Invention
According to the present invention, a generator motor includes a motor, a plurality of switching elements, and a bus bar. The motor functions as a generator and / or an electric motor. The plurality of switching elements control a current supplied to the motor. The bus bar connects a plurality of switching elements. The area ratio between the bus bar and the switching element is 5 or more.
[0014]
Preferably, the generator motor further includes a cushioning material. The buffer is provided between the bus bar and the switching element, and absorbs a difference in thermal expansion between the bus bar and the switching element.
[0015]
Preferably, the cushioning material is made of a copper-based or aluminum-based material.
Preferably, the bus bar is made of copper.
[0016]
Preferably, the bus bar is provided on an end face of the motor and has an arc shape.
Preferably, the bus bar includes first to third bus bars. The first bus bar forms a power supply line. The second bus bar is connected to a coil of the motor. The third bus bar forms an earth line. Further, the plurality of switching elements include a plurality of first switching elements and a plurality of second switching elements. The plurality of first switching elements are installed on the first bus bar. The plurality of second switching elements are provided on the second bus bar. The generator motor further includes first and second planar electrodes. The first plane electrode connects the plurality of first switching elements to the second bus bar. The second plane electrode connects the plurality of second switching elements to the third bus bar.
[0017]
In the generator motor according to the present invention, the plurality of switching elements for controlling the current flowing through the stator of the motor are fixed to the bus bar via a buffer made of the same material as the bus bar. Then, the heat generated by the plurality of switching elements is transmitted to the bus bar via the buffer material or the buffer material and the plane electrode.
[0018]
In the generator motor according to the present invention, the area ratio between the area of the switching element for controlling the current flowing through the stator of the motor and the area of the bus bar is set to 5 or more.
[0019]
Therefore, according to the present invention, the switching element can be effectively cooled.
[0020]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In the drawings, the same or corresponding portions have the same reference characters allotted, and description thereof will not be repeated.
[0021]
Referring to FIG. 1, a
[0022]
The
[0023]
MOS transistors Tr1, Tr3, Tr5 are arranged on
[0024]
The MOS transistor Tr1 has a drain connected to the
[0025]
The MOS transistor Tr3 has a drain connected to the
[0026]
The MOS transistor Tr5 has a drain connected to the
[0027]
Therefore, MOS transistors Tr1 and Tr2 are connected in series between
[0028]
The
[0029]
[0030]
The
[0031]
The
[0032]
The
[0033]
The
[0034]
FIG. 2 shows a plan view of the MOS transistor Tr1 shown in FIG. 1 and a cross-sectional view of the MOS transistor Tr1 and the
[0035]
Each of the MOS transistors Tr2 to Tr6 has a gate G, a source S, and a drain D as in the case of the MOS transistor Tr1, and is arranged in the same manner as the MOS transistor Tr1.
[0036]
In a large power device such as the MOS transistors Tr1 to Tr6, as described above, the gate G is often provided at the center of one side where the device is located. This is to make the signal input line from outside the element as short as possible and to make the pad for the output terminal as large as possible.
[0037]
Therefore, when the drains D of the MOS transistors Tr1 to Tr6 are provided on the back surface of the element, the wiring GL from the source S is mounted so as to be taken out on the side opposite to the side where the gate G exists.
[0038]
Then, when the MOS transistors Tr1 to Tr6 are arranged on the
[0039]
The MOS transistors Tr1, Tr3, Tr5 form the upper arm of the inverter that controls the current flowing through each phase coil of the
[0040]
Regarding the arrangement of the
[0041]
Therefore, the
[0042]
FIG. 3 is a cross-sectional structural view of the
[0043]
A
[0044]
[0045]
[0046]
As described above, the
[0047]
FIG. 4 is a sectional view of a region where the MOS transistor Tr1 shown in FIG. 1 is arranged. Referring to FIG. 4,
[0048]
With reference to FIG. 5, conventionally, the mounting portion of the MOS transistor Tr1 is configured by a DBC (Direct Bond Copper) 820 and a
[0049]
On the other hand, as shown in FIG. 4, when the MOS transistor Tr1 is directly disposed on the
[0050]
As described above, the present invention is characterized in that the MOS transistor Tr1 is provided on the
[0051]
Further, the
[0052]
The MOS transistors Tr2 to Tr6 are also fixed on the
[0053]
The area ratio between MOS transistors Tr1 to Tr6 and
[0054]
The inner diameter of the
[0055]
In this embodiment, the sizes of the MOS transistors Tr1 to Tr6 are fixed at 3 mm square, the inner diameter D1 is 40 mm, the outer diameter D2 is 70 mm, the inner diameter D3 is 75 mm, and the outer diameter D4 is 120 mm, and the angle θ1 is 80 to 150 mm. The angle θ2 is changed in the range of 70 to 90 ° to change the MOS transistors Tr1 to Tr6 and the
[0056]
Table 1 shows the area of the
[0057]
[Table 1]
[0058]
In Table 1, “P pole” means the
[0059]
Since the three MOS transistors Tr1, Tr3, Tr5 are provided on the
[0060]
“U phase” in Table 1 means the
The area ratio between the MOS transistors Tr3 and Tr5 and the
[0061]
When the areas of the
[0062]
By reducing the angle θ1 from 135 °, the area of the
[0063]
Accordingly, the areas of the
[0064]
FIG. 7 shows the relationship between the temperature rise of the MOS transistors Tr1 to Tr6 and the bus bar area / element area. In FIG. 7, the vertical axis represents the element temperature rise, and the horizontal axis represents the bus bar area / element area. The busbar area means the area of the
[0065]
Referring to FIG. 7, the temperature of MOS transistors Tr1 to Tr6 is higher during the motor operation represented by curve k1 than during the power generation operation represented by curve k2. Therefore, in the present invention, the areas of the MOS transistors Tr1 to Tr6 and the areas of the
[0066]
As a result, the heat generated by the MOS transistors Tr1 to Tr6 is transmitted to the
[0067]
FIG. 8 shows a circuit block diagram of the
[0068]
MOS transistors Tr1 and Tr2 configure a
[0069]
The
[0070]
The
[0071]
Fuse FU1 is connected between the positive electrode of
[0072]
[0073]
[0074]
[0075]
The diodes connected in parallel to the MOS transistors Tr1 to Tr6, 40 are parasitic diodes formed between the MOS transistors Tr1 to Tr6, 40 and the semiconductor substrate.
[0076]
[0077]
[0078]
Zener diodes DT1 to DT3 prevent the overvoltage from being applied to MOS transistors Tr2, Tr4, Tr6 when
[0079]
[0080]
The
[0081]
When receiving the signal GS from the
[0082]
The
[0083]
The angle θ3 is the angle between the direction of the magnetic force generated by the
[0084]
Then, the
[0085]
Further, the
[0086]
Then, the
[0087]
[0088]
The
[0089]
Further, the
[0090]
Further,
[0091]
[0092]
The
[0093]
On the other hand, in the power generation mode in which the
[0094]
The
[0095]
The overall operation of the
[0096]
Then,
[0097]
On the other hand, the
[0098]
Then, based on signal GS from
[0099]
Then, MOS transistors Tr1 to Tr6 are turned on / off by a control signal from
[0100]
In this case, the Zener diodes DT1 to DT3 absorb the surge voltage even if the surge voltage is superimposed on the AC voltage generated by the
[0101]
When the
[0102]
The
[0103]
Then,
[0104]
Then, MOS transistors Tr1 to Tr6 are turned on / off by a control signal from
[0105]
In this case,
[0106]
As described above, the MOS transistors Tr1 to Tr6 are arranged on the
[0107]
In addition, the
[0108]
Due to these factors, the
[0109]
Since the MOS transistors Tr1 to Tr6 are fixed to the
[0110]
FIG. 9 shows a block diagram of an
[0111]
[0112]
The
[0113]
[0114]
[0115]
The
[0116]
The
[0117]
The
[0118]
The
[0119]
The
[0120]
The
[0121]
As described above, the
[0122]
[0123]
The
[0124]
Further, the
[0125]
Fuel injection valve 190 controls fuel injection under the control of
[0126]
[0127]
The
[0128]
VSC-
[0129]
The
[0130]
The operation of the
[0131]
The generator motor according to the present invention may be the
[0132]
Each of the
[0133]
The
[0134]
FIG. 11 shows a plan view of the MOS transistor Tr1 shown in FIG. 10 and a cross-sectional view of the MOS transistor Tr1 and the
[0135]
The
[0136]
The source S is preferably made of Al-Ni-Au. In this case, aluminum (Al) is formed so as to be in contact with silicon (Si) that is the material of MOS transistor Tr1. That is, the source S is manufactured by sequentially depositing aluminum (Al), nickel (Ni), and gold (Au) on the MOS transistor Tr1 (Si). This makes it possible to improve the adhesive force between the
[0137]
When the plane electrode 92 is connected to the source S of the MOS transistor Tr2 and the
[0138]
The MOS transistors Tr2 to Tr6 shown in FIG. 10 are also connected to the
[0139]
Thus, in the
[0140]
FIG. 12 shows the relationship between the temperature rise of the MOS transistors Tr1 to Tr6 shown in FIG. 10 and the bus bar area / element area. In FIG. 12, curves k1 and k2 represent the relationship between the temperature rise of the MOS transistors Tr1 to Tr6 and the bus bar area / element area when the MOS transistors Tr1 to Tr6 are connected to the
[0141]
Referring to FIG. 12, by connecting MOS transistors Tr1 to Tr6 to
[0142]
Then, in a region equal to or lower than the allowable limit of the element temperature rise, the temperatures of the MOS transistors Tr1 to Tr6 are higher during the power generation operation represented by the curve k4 than during the motor operation represented by the curve k3. Therefore, in the present invention, when the
[0143]
As a result, the heat generated in the MOS transistors Tr1 to Tr6 is transmitted to the
[0144]
By connecting the MOS transistors Tr1 to Tr6 to the
[0145]
Therefore, when the area of the MOS transistors Tr1 to Tr6 is constant, the area of the
[0146]
It goes without saying that the
[0147]
In the present invention, the
[0148]
Further, in the present invention, the
[0149]
Further, in the present invention,
[0150]
Further, in the generator motor according to the present invention, the area ratio between the element area and the bus bar area (bus bar area / element area) may be 5 or more.
[0151]
According to the embodiment of the present invention, in the generator motor, the plurality of switching elements that control the current flowing through the coil of the alternator that functions as the generator and the drive motor are the same as the electrode plate that fixes the plurality of switching elements. Since the plurality of switching elements are fixed to the electrode plate via the buffer material made of the material, the plurality of switching elements can be effectively cooled.
[0152]
Further, according to the embodiment of the present invention, in the generator motor, the area of each of the plurality of switching elements controlling the current flowing through the coil of the alternator functioning as the generator and the drive motor, and the plurality of switching elements Since the area ratio with respect to the area of the electrode plate to be fixed is 6 or more, a plurality of switching elements can be cooled effectively.
[0153]
In the present embodiment, the eco-run ECU and the engine ECU are provided separately, but it goes without saying that their functions can be integrated into one engine control ECU. Further, the transmission of the present embodiment is not limited to the AT (so-called automatic transmission), and may be a combination of a known transmission such as CVT or MT.
[0154]
Furthermore, in the present embodiment, the eco-run system is used, but the present invention can be applied to a hybrid vehicle that can generate a large driving force using a motor. The present invention can be realized by replacing the
[0155]
The embodiments disclosed this time are to be considered in all respects as illustrative and not restrictive. The scope of the present invention is defined by the terms of the claims, rather than the description of the embodiments, and is intended to include any modifications within the scope and meaning equivalent to the terms of the claims.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a generator motor according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view of the MOS transistor Tr1 shown in FIG. 1 and a cross-sectional view of the MOS transistor Tr1 and
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line AA shown in FIG.
FIG. 4 is a sectional structural view in a region of a MOS transistor Tr1 shown in FIG.
FIG. 5 is a sectional structural view for explaining a conventional fixing method of a MOS transistor.
FIG. 6 is a plan view for calculating an area ratio between a MOS transistor and an electrode plate.
FIG. 7 is a diagram showing a relationship between an element temperature rise and a bus bar area / element area.
FIG. 8 is a circuit block diagram of the generator motor and the battery shown in FIG.
FIG. 9 is a schematic block diagram of an engine system including the generator motor shown in FIG.
FIG. 10 is another plan view of the generator motor according to the present invention.
11 is a plan view of the MOS transistor Tr1 shown in FIG. 10 and a cross-sectional view of the MOS transistor Tr1 and the
12 is a diagram showing a relationship between a temperature rise of MOS transistors Tr1 to Tr6 and a bus bar area / element area shown in FIG.
FIG. 13 is a perspective view of a conventional starting generator.
[Explanation of symbols]
Reference Signs List 10 battery, 20 control circuit, 21 DT1, DT2, DT3 Zener diode, 22 capacitor, 23 U-phase arm, 24 V-phase arm, 25 W-phase arm, 26 power supply, 27 MOS driver, 28 synchronous rectifier, 29, 30 control Part, 40, Tr1 to Tr6 MOS transistor, 41 diode, 50 alternator, 50A, 301B rotation axis, 51 U phase coil, 51A, 52A, 53A one end, 52 V phase coil, 53 W phase coil, 54 rotor coil, 55 Rotor, 56, 57 stator, 58 brush, 60 rotation angle sensor, 70 custom IC, 81, 82A-82C, 83 electrode plate, 84 substrate, 84A-84D terminal, 85A-85D, 86A-86F, GL wiring, 87 Terminals, 91 to 96 plane electrodes, 100, 101 generator motor, 11 0 engine, 110a crankshaft, 120 torque converter, 130 automatic transmission, 130a output shaft, 140, 150, 160 pulley, 170 belt, 172 accessories, 174 starter, 180 electric hydraulic pump, 190 fuel injection valve, 200 engine system , 210 electric motor, 220 throttle valve, 230 eco-run ECU, 240 engine ECU, 250 VSC-ECU, 300 starting generator, 301 motor section, 301A end face, 302 drive section, 302A cylinder member, 302B power module, 303 radial direction, 304 longitudinal direction, 811,813 solder, 812 cushioning material, 820 DBC, 821 ceramic, 822,823 copper, 830 heat sink, FU1, FU2 fuse, L1 positive bus, L2 negative bus .
Claims (6)
前記モータに供給される電流を制御する複数のスイッチング素子と、
前記複数のスイッチング素子を連結するバスバーとを備え、
前記バスバーと前記スイッチング素子との面積比率は、5以上である、発電電動装置。A motor functioning as a generator and a motor,
A plurality of switching elements for controlling the current supplied to the motor,
A bus bar connecting the plurality of switching elements,
The generator motor, wherein an area ratio between the bus bar and the switching element is 5 or more.
電源ラインを構成する第1のバスバーと、
前記モータのコイルに接続される第2のバスバーと、
アースラインを構成する第3のバスバーとを含み、
前記複数のスイッチング素子は、
前記第1のバスバー上に設置された複数の第1のスイッチング素子と、
前記第2のバスバー上に設置された複数の第2のスイッチング素子とを含み、
前記発電電動装置は、
前記複数の第1のスイッチング素子を前記第2のバスバーに接続する複数の第1の平面電極と、
前記複数の第2のスイッチング素子を前記第3のバスバーに接続する複数の第2の平面電極とをさらに備える、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の発電電動装置。The bus bar,
A first bus bar constituting a power supply line;
A second bus bar connected to a coil of the motor;
A third bus bar constituting an earth line,
The plurality of switching elements,
A plurality of first switching elements installed on the first bus bar;
A plurality of second switching elements installed on the second bus bar,
The generator motor,
A plurality of first planar electrodes connecting the plurality of first switching elements to the second bus bar;
The generator motor according to any one of claims 1 to 5, further comprising a plurality of second planar electrodes connecting the plurality of second switching elements to the third bus bar.
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