JP2004207677A - 光デバイスおよび増幅媒体用光ファイバ - Google Patents

光デバイスおよび増幅媒体用光ファイバ Download PDF

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誠 山田
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Abstract

【課題】EDF及び光部品のファイバピッグテールをEDFA内でコンパクトに巻いても、曲げによる光学特性の劣化が無く、ファイバを曲げることに起因する破断に対しての信頼性を確保すること。
【解決手段】信号光が入力される光アイソレータ21、入力信号光と励起光を合波する光合分波器22、増幅媒体である光ファイバ24、増幅光を出力する光アイソレータ23および励起光源25を備え、光ファイバ24はボビン27に巻かれ、他の光部品等とともに光ファイバ増幅器のケース28に収納される。励起波長が、1480nmの場合は、励起光が光ファイバ24の外部に漏れることを防ぐため、無反射終端29を備え、光ファイバ25と光アイソレータ23との間に光合分波器26を有する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光デバイスおよび光ファイバ増幅器の増幅媒体である光ファイバに関し、より詳細には、外形を小型化するための光デバイスのおよび光ファイバ増幅器の増幅媒体である光ファイバに関する。
【0002】
【従来の技術】
Er添加光ファイバを増幅媒体に用いたEr添加光ファイバ増幅器(以下EDFAという)は、1.55μmあるいは1.58μm通信帯を利用する光通信システムの重要な構成部品として精力的な研究・開発が行われ、今日、デジタル信号を伝送する幹線伝送系からアナログ信号を伝送する光CATV等まで幅広く利用されている。
【0003】
図10に従来のEDFAの基本構成を示す。EDFA28は、増幅媒体であるEr添加光ファイバ(EDF)24、Er添加光ファイバへ励起光を供給する励起光源(通常は、980nmあるいは1480nm帯発振の半導体レーザ)25、信号光と励起光を合波する光合分波器22、光増幅器の発振を抑えるための光アイソレータ21、23等により構成される。このように、EDFA28は、多くの構成部品により構成される。
【0004】
これまでその形態は、(1)卓上あるいはラックに設置して光伝送評価及び伝送システム用として用いられるデスクトップ型またはラックマウント型、(2)デスクトップ型またはラックマウント型等に組み込まれるボード型(なお、(1)及び(2)はそのサイズ及び形態から、本技術分野においては「光システム製品」とも呼ばれるような比較的大きな外形であると認識されている)、および(3)デスクトップ型、ラックマウント型及びボード型に取り付けられるブロック(ゲインモジュール)型の3種類があった。
【0005】
以上の形態中、サイズとしては、ブロック(ゲインモジュール)型が最も小型であり、近年そのMSA(Multi Source Agreement)により規格化及び小型化(90×72×12mm)が進められている。また、近年、名刺サイズを有するEDFAゲインモジュール(Lightwaves2020社カタログ参照、サイズ50×45.6×8mm)も開発・販売がされている。
【0006】
しかしながら従来のEDFAは、内部で使用されるEDFを一定の巻径以上でコイル上に巻き収納しなければならず、結果的にサイズが大きくなっていた。このため、小型化が達成され、汎用的に利用されている半導体レーザダイオード(LD)やフォトダイオード(PD)等の光デバイスと異なり、利用範囲に限界があった。すなわち、例えば通常の光通信システムで用いられるLDモジュール(26×12.7×7.6)と同等のEDFAモジュールは存在していなかった。ここで、EDFAモジュールがLDモジュールと同等のサイズでは具体性にかけるが、LDモジュールの最大寸法26mm角以下になればLDモジュールと同等になったとする(以下、LDモジュールサイズとは26mm角以下とする)。この26mm角は名刺サイズの約1/6であり、従来技術である名詞サイズ大のEDFAモジュールから、そのサイズを1/6にするには、きわめて大きな技術的な進歩性が求められる。
【0007】
EDFAの小型化については、EDFの収納可能な最小の巻径の限界を提案する従来技術がある(例えば、特許文献1および2参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開平7−283468号公報
【特許文献2】
特開平7−15058号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術では、EDFの最小巻径に関しての検討が不十分であり、例えば、特許文献1では、ファイバ(外径125μm)に関して曲げと損失及び偏波特性に関して検討しているのみであり、ファイバ強度の検討がなされていない。また、巻径40mmまでの検討しかされていないため、EDFAのより一層の小型化を進めることができないという問題がある。
【0010】
さらに、小型のEDFAを実現するためには、EDFの他に、EDFAを構成する光部品(励起光源、光合分波器、光アイソレータ等)に関しての小型化に関する検討が必要不可欠である。従来、各々の光部品は、それ自体の小型化が進められてきたが、光部品の入力または出力端として重要な役割を担うファイバピッグテールに関して検討がなされていなかったため、光部品自体は小型化したが、そのファイバピッグテールの巻径はEDF同様縮小化に限界があったため、結局、EDFAの小型化が進まないという問題がある。
【0011】
また、近年分散補償ファイバユニットの小型化のため、ファイバ外径を80μmにする等の技術が使われ始めている。しかし、同技術をEDFAモジュールに適用する場合、分散補償ファイバユニットはそれ自体の容量低減を図るだけで小型化が実現できるが、EDFと光増幅器構成部品から構成されるEDFAモジュールでは、単にファイバ外径を80μmにすればEDFAモジュールを構成できるものではなく、EDFAと光増幅器構成部品とを総合的に設計あるいは実装しなければならないという特殊事情がある。
【0012】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、EDFAモジュールの小型化を図り、これまで”光システム製品”あるいは”ゲインブロック”としてしか使用されてこなかったEDFAを、小型化されたLD、PDまたは半導体LD増幅器と同様に”光デバイス”と位置づけられるいわば”EDFAデバイス”と呼ばれるような小型の光デバイスを構築すること及び小型の光ファイバ増幅器の増幅媒体である光ファイバを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、コア部およびクラッド部の少なくとも一方にレーザ遷移準位を有する希土類元素または遷移金属を添加した増幅媒体用光ファイバと、光ファイバを励起する励起光を発生する励起光源と、励起光源からの励起光及び入力光を結合して光ファイバに導く光部品と、光ファイバからの増幅光を出力する光アイソレータと、光ファイバ、励起光源、光部品および光アイソレータを収容するケースとを含む光ファイバ増幅器において、光ファイバの外径dEDF(μm)と、光ファイバをケース内に格納可能な最小の曲率直径DEDF(μm)とを、26≦dEDF≦3.372×D DF/1000を満たすよう定めたことを特徴とする。
【0014】
請求項2に記載の発明は、コア部およびクラッド部の少なくとも一方にレーザ遷移準位を有する希土類元素または遷移金属を添加した増幅媒体用光ファイバと、光ファイバを励起する励起光を発生する励起光源と、励起光源からの励起光及び入力光を結合して光ファイバに導く光部品と、光ファイバからの増幅光を出力する光アイソレータと、光ファイバ、励起光源、光部品および光アイソレータを収容するケースとを含む光ファイバ増幅器において、光ファイバの外径dEDF(μm)と、光ファイバを前記ケース内に格納可能な最小の曲率直径DEDF(μm)とを、26≦dEDF≦3.089×DEDF/1000を満たすように定めたことを特徴とする。
【0015】
請求項3に記載の発明は、コア部およびクラッド部の少なくとも一方にレーザ遷移準位を有する希土類元素または遷移金属を添加した増幅媒体用光ファイバと、光ファイバを励起する励起光を発生する励起光源と、励起光源からの励起光及び入力光を結合して光ファイバに導く光部品と、光ファイバからの増幅光を出力する光アイソレータと、光ファイバ、励起光源、光部品および光アイソレータを収容するケースとを含む光ファイバ増幅器において、励起光源、光部品及び光アイソレータのファイバピッグテールのうちの少なくとも1つのファイバピッグテールの外径dPIG(μm)と、少なく1つのファイバピッグテールをケース内に格納可能な最小の曲率直径DPIG(μm)とを、26≦dPIG≦2.8714×DPIG/1000を満たすように定めたことを特徴とする。
【0016】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の光ファイバ増幅器において、さらに、光ファイバの外径dEDF(μm)と、光ファイバをケース内に格納可能な最小の曲率直径DEDF(μm)とを、26≦dEDF≦3.089×DEDF/1000を満たすように定めたことを特徴とする。
【0017】
請求項5に記載の発明は、請求項1、2または4に記載の光ファイバ増幅器において、光ファイバは、フッ化物ファイバ、テルライトファイバ、多成分ガラスファイバまたは石英系ファイバであることを特徴とする。
【0018】
請求項6に記載の発明は、請求項3または4に記載の光ファイバ増幅器において、ファイバピッグテールは、フッ化物ファイバ、テルライトファイバ、多成分ガラスファイバまたは石英系ファイバであることを特徴とする。
【0019】
請求項7に記載の発明は、請求項1、2または4に記載の光ファイバ増幅器において、コア部またはクラッド部は、エリビウム(Er)、ツリウム(Tm)、プランセオジウム(Pr)およびホロニウム(Ho)の少なくとも1つを添加されていることを特徴とする。
【0020】
請求項8に記載の発明は、請求項3または4に記載の光ファイバ増幅器において、ファイバピッグテールのコア部またはクラッド部は、エリビウム(Er)、ツリウム(Tm)またはプランセオジウム(Pr)を添加されていることを特徴とする。
【0021】
請求項9に記載の発明は、請求項1、2、4、5または7に記載の光ファイバ増幅器において、DEDFは、35mm以下であることを特徴とする。
【0022】
請求項10に記載の発明は、請求項3、4、6または8に記載の光ファイバ増幅器において、DPIGは、35mm以下であることを特徴とする。
【0023】
請求項11に記載の発明は、請求項1、2、4、5または7に記載の光ファイバ増幅器において、DEDFは、24mm以下であることを特徴とする。
【0024】
請求項12に記載の発明は、請求項3、4、6または8に記載の光ファイバ増幅器において、DPIGは、24mm以下であることを特徴とする。
【0025】
請求項13に記載の発明は、請求項1、2、4、5、7または11に記載の光ファイバ増幅器において、dEDFは、125μm未満であることを特徴とする。
【0026】
請求項14に記載の発明は、請求項3、4、6、8、10または12に記載の光ファイバ増幅器において、dPIGは、125μm未満であることを特徴とする。
【0027】
請求項15に記載の発明は、請求項1、2、4、5、7または11に記載の光ファイバ増幅器において、dEDFは、72.1μm以下であることを特徴とする。
【0028】
請求項16に記載の発明は、請求項3、4、6、8、10または12に記載の光ファイバ増幅器において、dPIGは、72.1μm以下であることを特徴とする。
【0029】
請求項17に記載の発明は、請求項1ないし16のいずれかに記載の光ファイバ増幅器において、光部品はV溝基盤に配置され、押さえ板により固定される光ファイバアレイを構成することを特徴とする。
【0030】
請求項18に記載の発明は、請求項17記載の光ファイバ増幅器において、V溝基盤のV溝ピッチは125μmであることを特徴とする。
【0031】
請求項19に記載の発明は、請求項1ないし18のいずれかに記載の光ファイバ増幅器において、入力光を入力する入力光ファイバと増幅光を出力する出力光ファイバとをさらに備え、入力光ファイバおよび出力光ファイバ少なくともいずれかの直径が、dEDFまたはdPIGと異なることを特徴とする。
【0032】
請求項20に記載の発明は、コア部およびクラッド部の少なくとも一方にレーザ遷移準位を有する希土類元素または遷移金属を添加したファイバピッグテールを有する1つまたは複数の光部品と、1つまたは複数の光部品を収容するケースとを含む光デバイスにおいて、1つまたは複数の光部品のうち少なくとも1つのファイバピッグテールの外径dPIG(μm)と、少なく1つのファイバピッグテールをケース内に格納可能な最小の曲率直径DPIG(μm)とを、26≦dPIG≦2.8714×DPIG/1000を満たすように定めたことを特徴とする。
【0033】
請求項21に記載の発明は、請求項20記載の光デバイスにおいて、ファイバピッグテールは、フッ化物ファイバ、テルライトファイバ、多成分ガラスファイバまたは石英系ファイバであることを特徴とする。
【0034】
請求項22に記載の発明は、請求項20記載の光デバイスにおいて、ファイバピッグテールのコア部またはクラッド部は、エリビウム(Er)、ツリウム(Tm)、プランセオジウム(Pr)およびホロニウム(Ho)の少なくとも1つを添加されていることを特徴とする。
【0035】
請求項23に記載の発明は、請求項20、21または22に記載の光デバイスにおいて、DPIGは、35mm以下であることを特徴とする。
【0036】
請求項24に記載の発明は、請求項20、21または22に記載の光デバイスにおいて、DPIGは、24mm以下であることを特徴とする。
【0037】
請求項25に記載の発明は、請求項20ないし24のいずれかに記載の光デバイスdPIGは、125μm未満であることを特徴とする。
【0038】
請求項26に記載の発明は、請求項20ないし24のいずれかに記載の光デバイスにおいて、dPIGは、72.1μm以下であることを特徴とする。
【0039】
請求項27に記載の発明は、請求項20ないし26のいずれかに記載の光デバイスにおいて、光部品はV溝基盤に配置され、押さえ板により固定される光ファイバアレイを構成することを特徴とする。
【0040】
請求項28に記載の発明は、請求項27記載の光デバイスにおいて、V溝基盤のV溝ピッチは125μmであることを特徴とする。
【0041】
請求項29に記載の発明は、請求項20ないし28のいずれかに記載の光デバイスにおいて、入力光を入力する入力光ファイバと増幅光を出力する出力光ファイバとをさらに備え、入力光ファイバおよび出力光ファイバ少なくともいずれかの直径が、dPIGと異なることを特徴とする。
【0042】
請求項30に記載の発明は、光ファイバ増幅器の内部に組み込まれた増幅媒体である光ファイバであって、光ファイバの外径dEDF(μm)と、光ファイバを光ファイバ増幅器のケース内に格納可能な最小の曲率直径DEDF(μm)とを、26≦dEDF≦3.372×DEDF/1000を満たすように定めたことを特徴とする。
【0043】
請求項31に記載の発明は、光ファイバ増幅器の内部に組み込まれた増幅媒体である光ファイバであって、光ファイバの外径dEDF(μm)と、光ファイバを光ファイバ増幅器のケース内に格納可能な最小の曲率直径DEDF(μm)とを、26≦dEDF≦3.089×DEDF/1000を満たすように定めたことを特徴とする。
【0044】
請求項32に記載の発明は、請求項30または31に記載の光ファイバであって、光ファイバは、コア部またはクラッド部にレーザ遷移準位を有する希土類元素または遷移金属を添加したことを特徴とする。
【0045】
請求項33に記載の発明は、請求項32に記載の光ファイバであって、コア部またはクラッド部は、エリビウム(Er)、ツリウム(Tm)、プランセオジウム(Pr)およびホロニウム(Ho)の少なくとも1つを添加されていることを特徴とする。
【0046】
請求項34に記載の発明は、請求項32記載の光ファイバであって、光ファイバは、フッ化物ファイバ、テルライトファイバ、多成分ガラスファイバまたは石英系ファイバであることを特徴とする。
【0047】
請求項35に記載の発明は、請求項30ないし34のいずれかに記載の光ファイバであって、DEDFは、35mm以下であることを特徴とする。
【0048】
請求項36に記載の発明は、請求項30ないし34のいずれかに記載の光ファイバであって、DEDFは、24mm以下であることを特徴とする。
【0049】
請求項37に記載の発明は、請求項30ないし36のいずれかに記載の光ファイバであって、dEDFは、125μm未満であることを特徴とする。
【0050】
請求項38に記載の発明は、請求項30ないし36のいずれかに記載の光ファイバであって、dEDFは、72.1μm以下であることを特徴とする。
【0051】
以上により、EDF及び光部品のファイバピッグテール等をEDFA内でコンパクトに巻いても、曲げによる光学特性の劣化が無く、ファイバを曲げることに起因する破断に対しての信頼性を確保することができる。すなわち、EDFA内で使用するEDF及び光部品のファイバピッグテール等を、光学特性を劣化させ、かつファイバ曲げに起因する破断に対し信頼性を低下させることなく、可能な限り小さい曲率で実装することにより、実用的な小型EDFAデバイスを実現することができる。
【0052】
ここで、EDFおよびファイバピッグテール等の巻径を小さくした場合に懸念される損失増加に関しては、ファイバの比屈折率Δnを増加することにより解決できることが公知であった。例えば図5に示すように、ファイバ巻直径:15mmに対しても、比屈折率Δnを1.6%以上にすることにより、曲げによる損失増加を無視できる。図5は、光ファイバ比屈折差と曲げ損失との関係を表したグラフを示す図であり、論文:J. Sakai and T. Kimura, ”Bending loss of propagation modes in arbitrary−index profile optical fibers”, Applied Optics, Vol.17, no.10, pp1499−1506, 1978を参考に計算し作成された。また、曲げ損失は波長依存性があり、長波長ほど曲げによる損失の増加が顕著になる。このため、本図では、EDFAで用いる最長波長1620nmでの曲げ損を示している。
【0053】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
本発明の最大の特徴は、第1の特徴としてEDFA内で使用するEDF及び光部品のファイバピッグテールの外径を通常の光ファイバの外径である125μmに比べて細く、特にLDモジュールサイズとするためには72.1μm以下とすると共に、光ファイバの外径dEDF(μm)と、光ファイバを光ファイバ増幅器内に格納可能な最小の曲率直径DEDF(μm)とが、dEDF<125μmであって、
26≦dEDF≦3.372×DEDF/1000 (式1)
または、
26≦dEDF≦3.089×DEDF/1000 (式2)
という条件を満たし、また、光部品及び光アイソレータのファイバピッグテールの外径dPIG(μm)と、ファイバピッグテールを光ファイバ増幅器内に格納可能な最小の曲率直径DPIG(μm)とが、
26≦dPIG≦2.8714×DPIG/1000 (式3)
という条件を満たす点にある。加えて、dEDFまたはdPIGが125μm未満または72.1μm以下であることも本発明の特徴である。
【0054】
同条件を満たすことにより、EDF及び光部品・ファイバピッグテールをEDFA内でコンパクトに巻いても、曲げによる光学特性の劣化無く、ファイバ曲げに起因する破断に対しての信頼性が確保できる。すなわち、EDFA内で使用するEDF及び光部品・ファイバピッグテールを可能な限り小さい曲率でかつ、光学特性の劣化無く、ファイバ曲げに起因する破断に対する信頼性の劣化を抑えて、実装することにより、実用的な小型EDFAデバイスが実現できる。
【0055】
なお、EDF及び光部品・ファイバピッグテールを小さく曲げた場合に懸念される損失増加に関しては、ファイバの比屈折率Δnを増加することにより解決できることが公知である。例えば図6に示すように、ファイバ巻直径:15mmに対しても、比屈折率Δnを1.6%以上にすることにより、曲げによる損失増加を無視できる(図6は論文:J. Sakai and T. Kimura, ”Bending loss of propagation modes in arbitrary−index profile optical fibers”, Applied Optics, Vol.17, no.10, pp1499−1506, 1978を参考に計算した。さらに、曲げ損失は波長依存性があり、長波長ほど曲げによる損失の増加が顕著になる。このため、本図では、EDFAで用いる最長波長1620nmでの曲げ損を示している)。
【0056】
さらに第2の特徴としては、本発明ではEDFAモジュールの入出力ファイバとEDFA内部で用いられるファイバ外径が異なる。EDFA内部には上記本発明の第1の特徴で述べた細径ファイバを用いて、光学特性の劣化無くファイバ曲げに起因する破断に対する信頼性の劣化を抑えた実装を実現する一方、EDFAモジュールに光信号を入出力するファイバのファイバ外径を125μmとする。これにより、同EDFAモジュールを他のモジュールあるいは光デバイスと低損失で容易に接続が可能となる。
【0057】
本発明の第1の特徴を以下に詳細に説明する。
【0058】
EDFAを小型化する場合、EDFA内で使用するEDF及び光部品のファイバピッグテール等が可能な最小の曲げ径(最小の曲率直径)をより小さくする必要がある。
しかし、光ファイバの曲げ径を小さくした場合、従来技術で説明したように損失増加の他に、PMD特性の劣化、破断確率増加(曲げによる破損)が懸念される。
【0059】
曲げによるPMD特性の劣化、破断確率の増加は、ファイバ外径を小さくすることで抑えることができる。図1に、ファイバ外径に対するPMD:5ps/kmを実現するのに必要な最小の曲率直径と破断に起因する故障確率FIT=100以下を実現するのに必要な最小の曲率直径、および光部品のファイバピッグテールのファイバ外径に対する破断に起因する故障確率FIT=1以下を実現するのに必要な最小の曲率直径の関係を示す。図に示すように、FIT=100以下を実現するのに必要なEDFの最小の曲率直径及びFIT=1以下を実現するのに必要なファイバピッグテールの最小の曲率直径は、PMD特性の劣化を抑えるのに必要な最小の曲率直径より厳しく、上記の故障確率を得ることができる最小の曲率直径を使用すればPMD特性の劣化も抑えられることが分かる。
【0060】
なお、図1のPMD特性は、論文:J. Sakai and T. Kimura, ”Birefringence and Polarization Characteristics of Single−mode Optical Fibers Under Elastics Deformations”, IEEE QE, Vol.QE−17, no.6, pp1041−1051, 1981で導出された次式をもとに数値計算した
【0061】
【数1】
Figure 2004207677
【0062】
ここで、Dはファイバ直径巻径、dはファイバ外径、Eはヤング率(=7.6x1010(N/m))、Cは光弾性係数(=3.44x10−7(cm/kg))、cは光速、aはコア半径、Vは光ファイバの正規化周波数を示す。また、H(V)は光ファイバコア中の正規化横方向位相定数Uとクラッド中の正規化横方向位相定数Wを用いて、
【0063】
【数2】
Figure 2004207677
【0064】
と表すことができる。なお、J,Jは各々0次及び1次の第一種ベッセル関数である。また、図1に示す数値計算には、比屈折率Δn:1.0%、カットオフ波長:0.95μmを有するファイバを仮定して実施した。なお、実用上EDFAで求められるPMD特性は0.1〜0.2psであるのに対し、EDFA内で使用するEDF長が最大20m程度であることから、EDF長20mにおいてPMD 0.1psを達成するのに必要な値を導出し、PMDは5ps/kmという条件とした。ただし、PMD:5ps/kmを満たす直線は、ファイバ諸元に対して、大きな差異はなく、d≦3.372Dであれば低PMD特性を有するEDFAを実現できる。したがって、以下に考察する故障確率について、必ずしも厳しい条件が要求されないシステムにおいては、式1の条件を満たすことにより光ファイバ増幅器の小型化が可能である。
【0065】
次に、破断に起因する故障確率は、以下に示す様に計算した。
長さLの光ファイバの強度は、そのファイバ中に存在するクラック中、最も弱い強度を有するクラックにより規定される。この条件での光ファイバの累積破断確率F(S)は、S以下の強度を有するクラックの単位長さ当たりの数をN(S)とすると、微少区間長Δlに強度S(l)以下のクラックが存在する確率F(S、Δl)がF(S、Δl)=1−exp(−N(S)・Δl)で表せる(R. Olshansky and R.D. Maurer, ”Tensile strength and fatigue of optical fibers”, J. Appl. Phys., Vol.47, pp.4497−4499, 1976参照)。また、i個の微少区間長が連続した区間長iΔlの合成破断確率F(S、iΔl)は、F(S、iΔl)=1−exp(−Σ(N(S)・Δl))となるため、
【0066】
【数3】
Figure 2004207677
【0067】
と表される(Δl→0、iΔl→L)。ここでlは光ファイバの長手方向の座標を示している。また、初期強度がワイブル分布に従う光ファイバにスクリーニング試験を施した時のクラック数分布N(S)は、強度分布がワイブル分布に従う光ファイバの累積クラック分布N(Si)が、N(Si)=(Si/S、(S,mはワイブル分布定数)となる(R. Olshansky and R.D. Maurer, ”Tensile strength and fatigue of optical fibers”, J. Appl. Phys., Vol.47, pp.4497−4499, 1976参照)。また、強度Siのクラックに応力σ、時間tのスクリーニング試験を施した後の強度Sは、光ファイバに応力σを付加前後の強度Si、Sfの関係が、Sin−2−Sf n−2=(1/B)∫ σdt、B=2/(AY(n−2)KIC n−2)、(KICは破断靱性、Yはクラック形状係数、tは負荷時間、A及びnは環境条件により決まるクラック成長パラメータ)と表すことができ、Snp−2=Si np−2−σ np/Bとなる(np及びBは各々スクリーニング雰囲気中のn値、B値)ため、
【0068】
【数4】
Figure 2004207677
【0069】
と表すことができる。ここで、Nはスクリーニング試験における単位長さ当たりの破断回数、Cはスクリーニング試験を通過した光ファイバの最低強度を表すパラメータであり、C=γ/σ となる(γはスクリーニング応力の除荷時の疲労係数、Y. Mitunaga, Y. Katsuyama, H. Kobayashi and Y. Ishida, ”Failure prediction for long length optical fiber based on proof testing”, J. Appl. Phys., Vol.53, pp.4847−4853, 1982参照)。式5及び式6より、スクリーニング試験を通過した長さLの光ファイバに、強度S(l)以下のクラックの存在する確率は、
【0070】
【数5】
Figure 2004207677
【0071】
と表すことができる。但しα=m/(n−2)、β= (n−2)/(n−2)である。従って単位長さ当たりの光ファイバの破断確率λは、λ=−ln(1−F)/Lであるため以下のように表される。
【0072】
【数6】
Figure 2004207677
【0073】
ここでEは光ファイバの弾性率、e(=σ/E)はスクリーニング試験歪みである。eは、実使用時に光ファイバに加わる種々の歪みeに対する等価歪みであり、
【0074】
【数7】
Figure 2004207677
【0075】
と表すことができる。以上より、スクリーニング試験を通過した長さLの光ファイバの破断確率λは、
【0076】
【数8】
Figure 2004207677
【0077】
となる。また、FITと破断確率λの関係は、
【0078】
【数9】
Figure 2004207677
【0079】
となり、さらに、ファイバ外径をdとすると、直径Dに巻かれた光ファイバの巻による歪みeは、
【0080】
【数10】
Figure 2004207677
【0081】
と表すことができる(立蔵、保苅、久木田、”曲がりのある光ファイバの寿命に関する考察”、電子通信学会論文誌、技術談話室、Vol.J66−B, No.9, pp.1183−1184, 1983参照)。
【0082】
以上、記載した式7乃至9を用いることにより、図1に示す破断に起因する故障確率を計算した。なお、計算に用いた各パラメータの値は通常の光ファイバ計算で用いられるt=1、α=0.1、β=γ=1、N=0.1、np=n=22、e=0.01を使用した。また、本発明では、EDFは、その最大使用長としは20mでFIT値としては100以下が求められると想定し、図1においてもこれを満たすd及びDの関係を表す直線を示した。一方、ファイバピッグテールは、その最大使用長としは1mでFIT値としては1以下が求められると想定した(ファイバピッグテールのFIT値を厳しくしたのは、ファイバピッグテールはあくまで、光デバイスに付加するものであり、光部品の信頼性はその本体により決定されるべきであると考えられるため、ファイバピッグテールが光部品本体の信頼性を大きく低下させない値としてFIT値を1とした)。
【0083】
また、光ファイバの外径は一般に数μmにすることが可能だが、本発明ではファイバ外径の最小値を26μmとしている。これは図6に示す実測値により求めた値である。図6は、ファイバの比屈折率差Δn=0.3,1.2,2.4,3.4%において、各々カットオフ波長0.95、1.40μmを有する計8種類のファイバに対してファイバ外形を小さくしていって、0.1dB/mの過剰損が生ずる最大のファイバ外径を示す。したがって、ファイバ外形が26μm以上であれば、過剰損を無視することができる。なお、図5Δn=1.2%、カットオフ波長0.95μmの光ファイバのファイバ外径と損失増の関係を示す。比屈折率差△n等の上記各種諸元の光ファイバに対して、図5に示す関係をそれぞれ求め、図6に示すグラフを得た。図6より、ファイバ外径を26μm以上であれば、実用的なEDF及び光部品のピッグテールで用いられるファイバに対してファイバ外径を小さくすることによる過剰損増を抑えられることが分かる。なお、ファイバ外径を小さくすることによる過剰損増は光ファイバを伝搬する光の分布が光ファイバのクラッド部だけでなく、光ファイバの外部に塗布されるファイバ被覆層にしみ出すことにより生ずる。また、過剰損は実用的には、EDF全長で2dB以下にする必要があるため、EDFの最大使用長を20m程度と考え、0.1dB/mという条件とした。
【0084】
以上で示したように、EDF及びファイバピッグテールを小さく巻く場合、ファイバ外径を小さくすることにより、PMD特性の劣化と破断確率増加(曲げによる破損)を抑えて巻径も小さくできることが分かる。さらに、ファイバ巻径は、PMD特性の劣化による制限に比べ、曲げによる破断確率増による制限のほうがより厳しいことが理解される。
【0085】
すなわち、EDFAの小型化のために必要不可欠な、EDF及びファイバピッグテールの巻径低減には、ファイバ外径の低減が必要不可欠であり、上述の式2または式3を満たすことにより、実用的な信頼性を有し、かつPMD特性を劣化させることなくEDFAを小型化することができる。
【0086】
また、LDモジュールサイズ(26mm角)のEDFAモジュールを実現する場合に、ファイバの巻直径(最小曲率直径)は24mm(LDモジュールのパッケージ肉厚は1mm程度であるため)であるため、図1より、実用的な信頼性を有しかつPMDの劣化のない小型EDFAモジュールを実現するためには、ファイバ外径を72.1μm以下にすることにより実現できることがわかる。
【0087】
図7は、細計ファイバを用いた光ファイバアレイを説明するための図であるが、光ファイバアレイ73には光ファイバ71は、それから伸びた光導波路72を介して接続される。EDF及び光部品のファイバピッグテールのうち複数をV溝基盤を用いて光ファイバアレイ73を作製し、光導波路72との光実装を行う場合、V溝基盤のV溝ピッチであるDpitは狭ピッチのものが125μmである(なお、V溝のピッチは作製により任意に変更可能であるが、現在市販されている多くのV溝のピッチが250μmと125μmであり、価格の観点から考えると一般的のピッチを有するV溝を用いることが実装コストを下げるのに有効である)。図7より明らかなようにV溝ピッチDpit(μm)とEDFあるいは光部品のファイバピッグテールの外径2d(μm)との関係は、
【0088】
【数11】
Figure 2004207677
【0089】
となり、これにより信頼性の高いV溝接続が可能な光ファイバアレイが実現できる。なお、図8に示すようなV溝構成も可能であるが、信頼性上問題が発生する(例えば、ファイバ外径80μm、V溝ピッチ125μmの8芯ファイバを用いたファイバアレイと光導波路の接続のFITは129であったがファイバ外径を70μmに変更することによりFITを55に低減できた)。このことより一般に作製されているV溝のピッチが125μmであるため、このV溝を用いた光ファイバアレイを作製する場合には、EDF及び光部品・ファイバピッグテールの外径を72.1μm以下にすることにより実現でき、これにより低価格で信頼性上問題のない光ファイバアレイを用いて光導波路との実装が実現できる。
【0090】
なお、ファイバ外径を72.1μm以下にすることは、石英系ファイバに対してのみならず、コア部あるいはクラッド部にレーザ遷移準位を有する希土類元素または遷移金属を添加したフッ化物ファイバ、テルライトファイバ、多成分ガラスファイバを用いる場合においても、125μmピッチのV溝を用いる上で有効である。
【0091】
次に本発明の第2の特徴を詳細に説明する。前記本発明の第1項目ではEDFA内に実装されるEDFA及び光増幅器構成部品のファイバピッグテールに関するものである。しかし実際に小型EDFAモジュールを他の光モジュールあるいは光デバイスと光ファイバを用いて光接続する場合、小型EDFAモジュールのファイバピッグテールのファイバ外径を前記光モジュールあるいは光デバイスに接続されているファイバピッグテールのファイバ外径と同じにすることにより通常の融着接続器を用いることにより簡便にかつ低損失で接続できる。
【0092】
しかし、小型EDFAモジュールのファイバピッグテールのファイバ外径が125μm未満であると、光モジュールあるいは光デバイスのファイバピッグテール(外径125μm)と接続する場合、融着条件を正確に調整する等の条件出しが必要となる。現在、ファイバ外径80μmのファイバと125μmファイバを融着する融着接続器が新製品として販売されているが、小型EDFAモジュールを他の光モジュールあるいは光デバイスに接続する際に、この新型の融着接続器を用意しなければならず、製造コストを増加させることとなる(通常の融着接続器では80μmと125μmファイバの融着は実現不可能であった)。
【0093】
従って、小型EDFAモジュールのファイバピッグテールのファイバ外径を125μmにすることにより従来の通常の融着接続器が使用でき新たな設備投資を不要となり、それに伴う製品価格の増加を抑えることに大きく貢献できる。なお、通常EDFAモジュールでの入出力には図8に示すように光アイソレータが良く用いられ、このため光アイソレータの2つのファイバピッグテールのうち、一方をファイバ外径125μm、もう一方のファイバ外径を本発明の第1の特徴に適合するようにするものが多く小型EDFAモジュールで有効である。
【0094】
なお、本発明はEDFAモジュールに関して上記技術を開発したが、EDFA以外の複数の光モジュールあるいは光デバイスから構成される光モジュールに対しても同技術が適用でき光モジュールの小型化に大きく寄与する。
【0095】
以下に、図面を参照して本発明の実施例を説明する。以下に開示する実施例は本発明の単なる例示に過ぎず、本発明の範囲を何等限定するものではない。
【0096】
【実施例】
図2は、本発明の実施例の構成を示す図であり、図2(a)は励起波長が980nmの場合を、図2(b)は励起波長が1480nmの場合をそれぞれ示している。光ファイバ増幅器は、信号光が入力される光アイソレータ21、入力信号光と励起光を合波する光合分波器22、増幅媒体である光ファイバ24、増幅光を出力する光アイソレータ23および励起光源25を備えている。ここで、光ファイバ24はボビン27に巻かれ、他の光部品等とともに光ファイバ増幅器のケース28に収納されている。励起波長が、1480nmの場合は、図2(b)に示すように励起光が光ファイバ24の外部に漏れることを防ぐため、光ファイバ25と光アイソレータ23との間に光合分波器26および無反射終端29を有する。図2において、・印は励起光源25、光アイソレータ21、23、光合分波器22、26および光ファイバ24相互間の接続部を示している。
【0097】
図3は、本発明の実施例の光ファイバ増幅器内の実装状態を示す概略図であり、図3(a)は励起波長が980nmの場合を、図3(b)は励起波長が1480nmの場合をそれぞれ示している。図3に示すように、増幅媒体であるEDF24はボビン27に巻かれ、光ファイバ増幅器に収納されている。ボビン27の大きさ、すなわちEDFの巻き直径が光ファイバ増幅器全体の大きさを定める要因であることが図3より理解される。また、入力または出力端として、励起光源25はファイバピッグテール31、光合分波器22はファイバピッグテール32、光アイソレータ21、23はそれぞれファイバピッグテール33、34を有している。さらに、励起波長が、1480nmの場合は、図3(b)に示すように、光合分波器26はファイバピッグテール35を有する。
【0098】
EDFAが十分小型化されたと認識できる装置サイズは、以下の第1〜10実施例では、小型化されたLDやPDのサイズを考慮すると40mm(縦)×40mm(横)以下と考えられるので、本実施例では、これ以下のEDFAを作製した。なお、EDFAパッケージのサイズを40mm(縦)×40mm(横)以下にする場合、EDF及びファイバピッグテールの最小の巻直径は、パッケージの肉厚及びファイバの巻厚を考慮すると35mm以下とする必要があり、本実施例では、最小巻直径を35mm以下とし、装置の厚みは7mmとした。
【0099】
また、第11〜15実施例については、LDモジュールサイズ(26mm角)以下のEDFAを作製した。なお、EDFAパッケージのサイズを26mm(縦)×26mm(横)以下にする場合、EDF及び光部品のファイバピッグテールの最小巻直径は、パッケージの肉厚及びファイバの巻厚を考慮すると24mm以下とする必要があり、本実施例では、最小巻直径を24mm以下とし、EDFAパッケージの厚みは7mmとした。
【0100】
なお、図11、12は第1〜19実施例の結果をまとめた表を示す図である。
【0101】
(第1実施例)本実施例で使用した励起光源は、1480nm帯のレーザダイオード(LD)で、そのパッケージサイズは13mm(縦)×7.6mm(横)×3mm(厚)のMini−DILパッケージのものを用いた。また、同LDのファイバピッグテール(UV被覆)は、比屈折率差1.6%、カットオフ波長0.95μmであり、ファイバ外径は80μmである。さらに、ファイバピッグテールのUV被覆厚は、EDFA内の容量を有効に使用するため20μmとした。なお、1480nm帯LDのFITは、ファイバピッグテールに曲げがない場合400以下であった。
【0102】
本実施例で使用したEDFは、比屈折率差1.6%、カットオフ波長0.95μm、Er添加濃度は2000ppm、ファイバ外径は80μm、ファイバ長は20m、ファイバピッグテールのUV被覆厚は20μmであり、30mmを最小巻き直径となるようにコンパクトにボビンに巻いてEDFA内に実装した。光アイソレータは、長さ16mm、直径3mmφ、ファイバピッグテール(UV被覆)は、比屈折率差1.6%、カットオフ波長0.95μm、ファイバ外径は80μmである。さらに、ファイバピッグテールのUV被覆厚は20μmである。また、FITは、ファイバピッグテールに曲げがない場合25以下である。
【0103】
光合分波器は、長さ8mm、直径3mmφ、ファイバピッグテール(UV被覆)は、比屈折率差1.6%、カットオフ波長0.95μm、ファイバ外径は80μmである。さらに、ファイバピッグテールのUV被覆厚は20μmである。また、FITは、ファイバピッグテールに曲げがない場合、24以下である。本実施例では、上記光部品及びEDFは、融着により接続して小型のEDFAデバイスを実現した。
実現したEDFAデバイスの信号利得は、図11に示すように18dB以上の実用的利得を有すると共に、PMD特性はEDFA全体として0.6ps以下であり、実用的な低PMD特性を有しており、また、曲げによるPMD増加が無視できるほど小さい(0.2ps以下)ことが分かる。また、FITは、EDFA全体として、607以下であり、実用的なFIT値を有しており、また、曲げによるFIT増加は109以下であり、高信頼のEDFAデバイスが実現できたことが分かる。
【0104】
(第2実施例)本実施例で使用した励起光源は980nm帯のレーザダイオード(LD)で、外形は第1実施例と同様である。また、同LDのファイバピッグテールのファイバ外径は55μmである。さらに、ファイバピッグテールのUV被覆厚は15μmである。なお、980nm帯LDのFITは、ファイバピッグテールに曲げがない場合460以下であった。EDFのファイバ外径は55μmで、ファイバ長は10m、ファイバピッグテールのUV被覆厚は、15μmであり、20mmを最小巻き直径となるようにコンパクトに巻いてEDFA内に実装した。
【0105】
光アイソレータおよび光合分波器のファイバ外径は55μmであり、ファイバピッグテールのUV被覆厚は15μmである。さらに、ファイバピッグテールのUV被覆厚は15μmである。図11に示すように、PMDはEDFA全体として0.5ps以下であり、実用的な低PMD特性を有している。また、曲げによるPMD増加が無視できるほど小さい(0.1ps以下)ことが分かる。さらに、FITは、EDFA全体ととして、640以下であり、実用的なFIT値を有しており、また、曲げによるFIT増加は106以下であり、高信頼のEDFAデバイスが実現できたことが分かる。
【0106】
(第3実施例)本実施例で使用した励起光源は、第2実施例と同様であり、LD用ファイバピッグテール(UV被覆)ファイバ外径は55μmである。ファイバピッグテールのUV被覆厚は10μmである。なお、LDのFITは第2実施例と同様であった。
EDFのファイバ外径は55μm、ファイバ長は2m、ファイバピッグテールのUV被覆厚は10μmであり、25mmを最小巻き直径となるようにコンパクトに巻いてEDFA内に実装した。光アイソレータおよび波器のファイバ径は55μmであり、ファイバピッグテールのUV被覆厚は10μmである。
【0107】
実現したEDFAデバイスの信号利得は、第2実施例と同様図11に示すように18dB以上の実用的利得を得られ、高信頼のEDFAデバイスが実現できたことが分かる。
【0108】
(第4実施例)本実施例で使用した励起光源は、第2実施例と同様であり、LD用ファイバピッグテール(UV被覆)ファイバ外径は50μmである。ファイバピッグテールのUV被覆厚は20μmである。なお、LDのFITは第2実施例と同様である。EDFのファイバ外径は50μm、ファイバ長は5m、ファイバピッグテールのUV被覆厚は20μmであり、18mmを最小巻き直径となるようにコンパクトに巻いてEDFA内に実装した。光アイソレータおよび波器のファイバ径は50μmであり、ファイバピッグテールのUV被覆厚は20μmである。
【0109】
実現したEDFAデバイスの信号利得は、第2実施例と同様図11に示すように18dB以上の実用的利得を得られ、高信頼のEDFAデバイスが実現できたことが分かる。
【0110】
(第5実施例)本実施例で使用するEDFは、比屈折率差1.6%、カットオフ波長0.95μm、Er添加濃度は2000ppm、ファイバ外径は90μmである。ファイバ長は20m、ファイバピッグテールのUV被覆厚は20μmである。また、EDFの最小巻径は25mmでボビンに巻いてEDFA内に実装した。なお、以上の条件から分かるとおり、本実施例では上述の式1を満たさず、したがって、EDFのPMD値は5ps/kmを超えることとなる。
【0111】
本実施例で使用する励起光源は、第1実施例と同様である。LDのファイバピッグテール(UV被覆)は、比屈折率差1.6%、カットオフ波長0.95μmであり、ファイバ外径は90μm、ファイバピッグテールのUV被覆厚は20μmである。なお、1480nm帯LDのFITは、ファイバピッグテールに曲げがない場合400以下である。光アイソレータは、長さ16mm、直径3mmφ、ファイバピッグテール(UV被覆)は、比屈折率差1.6%、カットオフ波長0.95μm、ファイバ外径は90μmである。さらに、ファイバピッグテールのUV被覆厚は、20μmである。また、FITは、ファイバピッグテールに曲げがない場合25以下である。
【0112】
本実施例で使用する光合分波器は、長さ8mm、直径3mmφ、ファイバピッグテール(UV被覆)は、比屈折率差1.6%、カットオフ波長0.95μm、ファイバ外径は90μmである。さらに、ファイバピッグテールのUV被覆厚は20μmである。また、FITは、ファイバピッグテールに曲げがない場合、24以下である。
【0113】
本条件から、本実施例においては、励起光源、光アイソレータ及び光合分波器ファイバピッグテールは、上述の式3の条件を満たさないものである(ただし、上述の式1の条件も満たさないことによる増幅媒体である光ファイバのPMD特性劣化に比べ、EDF長に比べてピッグテール長が1m以下と短いため、式3の条件が満たされなくても本実施例でのピッグテールの巻によるPMDの増加は無視できる)。
【0114】
以上をまとめると、図11に示すように、ファイバの曲げによるPMDの劣化及び信頼性の著しく低下することとなる。
【0115】
(第6実施例)本実施例で使用するEDFその他のファイバ外径は80μmであり、これ以外の条件は第5実施例と同様である。
【0116】
本条件から、本実施例では、上述の式1の条件を満たすが、式2の条件は満たさないものであり、図11に示すように、ファイバの曲げによるPMDの劣化は無いが、FIT値が100以上となるという結果を得た。
【0117】
(第7実施例)本実施例で使用するEDFその他のファイバ外径は70μmであり、励起光源は980nm帯のレーザダイオード(LD)である。これ以外の条件は第5実施例と同様である。なお、980nm帯LDのFITは、ファイバピッグテールに曲げがない場合460以下である。
【0118】
本条件から、本実施例では、上述の式1乃至3の条件を満たすものであり、図11に示すように、曲げによるPMD増加が無視できるほど小さく高信頼のEDFAデバイスが実現できたことが分かる。
【0119】
(第8実施例)本実施例で使用するEDFは、比屈折率差2.4%、カットオフ波長0.90μm、Er添加濃度は2000ppm、ファイバ外径は90μmである。ファイバ長は20m、ファイバピッグテールのUV被覆厚は20μmである。また、EDFの最小巻径は25mmで巻いてEDFA内に実装した。なお、本実施例では上述の式1及び2の条件を満たさない。
【0120】
本実施例で使用する励起光源は、1480nm帯のレーザダイオード(LD)で、LDのパッケージは13mm(縦)×7.6mm(横)×3mm(厚)のMini−DILパッケージのものを用いた。また、LDのファイバピッグテール(UV被覆)は、比屈折率差2.4%、カットオフ波長0.90μmであり、ファイバ外径は、90μm、ファイバピッグテールのUV被覆厚は20μmである。なお、1480nm帯LDのFITはファイバピッグテールに曲げがない場合400以下である。
【0121】
本実施例で使用する光アイソレータは、長さ16mm、直径3mmφ、ファイバピッグテール(UV被覆)は、比屈折率差2.4%、カットオフ波長0.90μm、ファイバ外径は、90μmである。さらに、ファイバピッグテールのUV被覆厚は20μmである。また、FITは、ファイバピッグテールに曲げがない場合25以下である。光合分波器は、長さ8mm、直径3mmφ、ファイバピッグテール(UV被覆)は、比屈折率差2.4%、カットオフ波長0.90μm、ファイバ外径は90μmである。さらに、ファイバピッグテールのUV被覆厚は20μmである。また、FITは、ファイバピッグテールに曲げがない場合24以下である。
【0122】
本条件から、本実施例においては、励起光源、光アイソレータ及び光合分波器ファイバピッグテールは、上述の式3の条件を満たさないものである(ただし、上述の式1の条件も満たさないことによる増幅媒体である光ファイバのPMD特性劣化に比べ、EDF長に比べてピッグテール長が1m以下と短いため、式3の条件が満たされなくても本実施例でのピッグテールの巻によるPMDの増加は無視できる)。
【0123】
以上をまとめると、図11に示すように、ファイバの曲げによるPMDの劣化及び信頼性の著しく低下することとなる。
【0124】
(第9実施例)本実施例で使用するEDFその他のファイバ外径は80μmであり、これ以外の条件は第8実施例と同様である。
【0125】
本条件から本実施例においては、上述の式1の条件を満たすが、式2の条件は満たさないものであり、図11に示すように、ファイバの曲げによるPMDの劣化は無いが、FIT値が100以上となるという結果を得た。
【0126】
(第10実施例)本実施例で使用するEDFその他のファイバ外径は70μmであり、励起光源は980nm帯のレーザダイオード(LD)である。これ以外の条件は第8実施例と同様である。なお、980nm帯LDのFITは、ファイバピッグテールに曲げがない場合460以下である。
【0127】
本条件から、本実施例では、上述の式1乃至3の条件を満たすものであり、図11に示すように、曲げによるPMD増加が無視できるほど小さく高信頼のEDFAデバイスが実現できたことが分かる。
【0128】
(第11実施例)本実施例において使用する励起光源は、980nm帯のレーザダイオード(LD)であり、LDのパッケージは10mm(縦)×5mm(横)×2mm(厚)の特殊パッケージのものを用いた。また、同LDのファイバピッグテール(UV被服)は、比屈折率差2.6%、カットオフ波長0.95μmであり、ファイバ外径は55μmである。さらに、ファイバピッグテールのUV被服厚は、EDFA内の容量を有効に使用するために15μmである。なお、980nm帯LDのFITはファイバピッグテールに曲げがない場合460以下であった。
【0129】
また、本実施例において使用するEDFは、比屈折率差2.6%、カットオフ波長0.95μm、Er添加濃度は2900ppm、ファイバ外径は55μm、ファイバ長は3m、ファイバピッグテールのUV被服厚は15μmであり、24mmの最小巻き直径となるようにコンパクトに巻いてEDFA内に実装した。
【0130】
さらに、本実施例において使用する光アイソレータは、長さ13mm、直径2.5mmφ、ファイバピッグテール(UV被服)は、比屈折率差2.6%、カットオフ波長0.95μmであり、ファイバ外径は、55μmである。さらに、ファイバピッグテールのUV被服厚は、15μmである。また、FITは、ファイバピッグテールに曲げがない場合、25以下である。
【0131】
また、本実施例において使用する光合分波器は、長さ7mm、直径2.5mmφ、ファイバピッグテール(UV被服)は、比屈折率差2.6%、カットオフ波長0.95μmであり、ファイバ外径は55μmである。さらに、ファイバピッグテールのUV被服厚は、15μmである。また、FITは、ファイバピッグテールに曲げがない場合24以下である。
【0132】
本実施例では、上記光部品及びEDFは、融着により接続して小型EDFAデバイスを実現した。
【0133】
実現したEDFAデバイスの信号利得は、図12に示すように18dB以上の実用的利得を有すると共に、PMDは、EDFA全体として、0.5ps以下であり、実用的な低PMD特性を実現した。また、FITは、EDFA全体として、640以下であり、実用的なFIT値を有しており、また、曲げによるFIT増加が106以下であり、高信頼のEDFAデバイスが実現できたことが分かる。
【0134】
(第12実施例)本実施例において使用するLDのファイバピッグテール(UV被服)のファイバピッグテールのUV被服厚は、EDFA内の容量を有効に使用するために、10μmであり、EDFのEr添加濃度は3500ppm、ファイバ長は1.5m、ファイバピッグテールのUV被服厚は10μmである。本実施例において使用する光アイソレータは、ファイバピッグテールのUV被服厚が10μmであり、光合分波器は、ファイバピッグテールのUV被服厚が10μmである。その他については実施例11と同様である。
【0135】
本実施例では、上記光部品及びEDFは、融着により接続して小型EDFAデバイスを実現した。実現したEDFAデバイスの信号利得は、表3に示すように18dB以上の実用的利得を有すると共に、PMDは、EDFA全体として、0.5ps以下であり、実用的な低PMD特性を実現した。また、FITは、EDFA全体として、640以下であり、実用的なFIT値を有しており、また、曲げによるFIT増加が106以下であり、高信頼のEDFAデバイスが実現できたことが分かる。
【0136】
(第13実施例)本実施例において使用する励起光源は、ファイバ外径が50μmであり、ファイバピッグテールのUV被服厚は、EDFA内の容量を有効に使用するために、20μmである。本実施例において使用するEDFは、Er添加濃度が、4000ppm、ファイバ外径が50μm、ファイバ長が5m、ファイバピッグテールのUV被服厚が20μmであり、18mmの最小巻き直径となるようにコンパクトに巻いてEDFA内に実装した。
【0137】
本実施例において使用する光アイソレータは、ファイバ外径が50μmであり、ファイバピッグテールのUV被服厚が20μmである。また、光合分波器は、ファイバ外径が50μmであり、ファイバピッグテールのUV被服厚が20μmである。本実施例では、上記光部品及びEDFは、融着により接続して小型EDFAデバイスを実現した。その他については、実施例12と同様である。
【0138】
実現したEDFAデバイスの信号利得は、表3に示すように18dB以上の実用的利得を有すると共に、PMDは、EDFA全体として、0.5ps以下であり、実用的な低PMD特性を実現した。また、FITは、EDFA全体として、640以下であり、実用的なFIT値を有しており、また、曲げによるFIT増加が106以下であり、高信頼のEDFAデバイスが実現できたことが分かる。
【0139】
(第14実施例)本実施例において使用する励起光源は、ファイバピッグテール(UV被服)のファイバ外径が70μmである。さらに、EDFは、ファイバ外径が70μmであり、23mmの最小巻き直径となるようにコンパクトに巻いてEDFA内に実装した。
【0140】
本実施例において使用する光アイソレータは、ファイバピッグテール(UV被服)のファイバ外径が70μmであり、光合分波器は、ファイバ外径が70μmである。その他の点については実施例13と同様である。
【0141】
実現したEDFAデバイスの信号利得は、表3に示すように18dB以上の実用的利得を有すると共に、PMDは、EDFA全体として、0.5ps以下であり、実用的な低PMD特性を実現した。また、FITは、EDFA全体として、640以下であり、実用的なFIT値を有しており、また、曲げによるFIT増加が106以下であり、高信頼のEDFAデバイスが実現できたことが分かる。
【0142】
(第15実施例)本実施例において使用する励起光源は、1480nm帯のレーザダイオード(LD)、LDのパッケージは10mm(縦)×5mm(横)×2mm(厚)の特殊パッケージのものを用いた。なお、1480nm帯LDのFITは、ファイバピッグテールに曲げがない場合、各々400以下であった。本実施例において使用するEDFは、22mmの最小巻き直径となるようにコンパクトに巻いてEDFA内に実装した。その他については、実施例14と同様である。
【0143】
本実施例では、上記光部品及びEDFは、融着により接続して小型EDFAデバイスを実現した。実現したEDFAデバイスの信号利得は、表3に示すように18dB以上の実用的利得を有すると共に、PMDは、EDFA全体として、0.5ps以下であり、実用的な低PMD特性を実現した。また、FITは、EDFA全体として、607以下であり、実用的なFIT値を有しており、また、曲げによるFIT増加が106以下であり、高信頼のEDFAデバイスが実現できたことが分かる。
【0144】
(第16実施例)図9は本実施例の光ファイバ増幅器を示す図である。図2に示すEDFAデバイスで用いる光合分波器22、26を、図9に示すように2つの1.48/1.55μmWDM合分波部92、93からなる光波導波回路35に変更して実施した。光導波回路35は、縦5mm、横7mmである。光導波路回路35と接続する光ファイバ(EDF24、光アイソレータ21のファイバピッグテール、励起光源25のファイバピッグテール)は、125μmピッチのV溝基盤を用いて光ファイバアレイ91を作製した。光ファイバアレイ91と光導波回路35の光ファイバアレイ接続面を研磨して光学接続する。なお、光導波路回路35自身及びそれと光ファイバアレイ91の接続部のFITは60である。また、本実施例で使用した部品は光合分波器22、26以外は実施例15と同一のものを用いた。本実施例で実現したEDFAデバイスは、信号利得22dB(@1550nm)、PMD<0.5であり、実用的な信号利得と低PMD特性を実現した。また、FITは、EDFA全体として643以下であり、実用的なFIT値を有しており、高信頼のEDFAデバイスが実現できた。
【0145】
(第17実施例)本実施例は、図9に示す2つの1.48/1.55μmWDM合分波部92、93からなる光波導波回路35(縦5mm、横7mm)を用いると共に、EDF24として、Er添加テルライトファイバ(比屈折率差1.6%、カットオフ波長0.95μm、Er添加濃度2000ppm)を用い、ファイバ外径は71μmである。また、EDFAパッケージ28のサイズは65mm(縦)×40mm(横)×8mm(厚)であり、使用した部品は光合分波器22、26及びEDFAパッケージ28以外は実施例15と同一のものである。図12に、本実施例で実現したEDFAデバイスの特性を示す。本実施例では、実施例16と同様にEDF24光アイソレータ21のファイバピッグテール、励起光源25のファイバピッグテールは125μmピッチのV溝基板を用いて光ファイバアレイ91を作製し、光ファイバアレイ91と光導波回路35の光ファイバアレイ接続面を研磨して光学接続してEDFAデバイスを実現した。なお、光導波路回路35自身及びそれと光ファイバアレイ36の接続部のFITは83であり、ファイバ外径125μm時のFIT(158)に比べファイバ外径を72.1μm以下である71μmにすることによりその特性が大きく改善し高信頼のEDFAデバイスが実現できた。
【0146】
(第18実施例)本実施例は、EDF24として、Er添加フッ化物ファイバ(比屈折率差1.6%、カットオフ波長0.95μm、Er添加濃度2000ppm)を用いる以外は第17実施例と同様である。なお、光導波路回路35自身及びそれと光ファイバアレイ91との接続部のFITは105であり、ファイバ外径125μm時のFIT(231)に比べファイバ外径を72.1μm以下である71μmにすることによりその特性が大きく改善し高信頼のEDFAデバイスが実現できた。
【0147】
(第19実施例)本実施例は、EDF24として、Er添加多成分ガラスファイバ(アルミノシリケイト系多成分ファイバ、比屈折率差1.9%、カットオフ波長0.94μm、Er添加濃度4000ppm)を用いる以外は第17実施例と同様である。なお、光導波路回路35自身及びそれと光ファイバアレイ91との接続部のFITは、89であり、ファイバ外径125μm時のFIT(205)に比べファイバ外径を72.1μm以下である71μmにすることによりその特性が大きく改善し高信頼のEDFAデバイスが実現できた。
【0148】
以上の実施例では、EDF及び光部品のファイバピッグテール等のファイバ諸元として比屈折率差を1.6%、カットオフ波長0.95μm、及び比屈折率差2.4%、カットオフ波長0.90μmのものを用いたが、最小の巻直径に対して損失増加が無視できる比屈折率差及びカットオフ波長を有するファイバ諸元を有するファイバ構造であれば同様な結果が得られる。同様にEDFの添加濃度に関しても、本実施例では2000ppmを用いたが、これに限定されるものでない。
【0149】
また、Er添加テルライトファイバとして、比屈折率差1.6%、カットオフ波長0.95μm、Er添加濃度2000ppm、Er添加フッ化物ファイバとして、比屈折率差1.6%、カットオフ波長0.95μm、Er添加濃度2000ppm及びEr添加多成分ガラスファイバとしてアルミノシリケイト系多成分ファイバ、比屈折率差1.9%、カットオフ波長0.94μm、Er添加濃度4000ppmのものを用いたが他のファイバ諸元でも同様な結果が得られる。さらに、Erを添加したファイバに関して記述したが、本技術はエリビウム(Er)、ツリウム(Tm)、プラセオジム(Pr)またはホロニウム(Ho)を添加したファイバに対しても有効である。
【0150】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、EDFおよびEDFAを構成する光部品のファイバピッグテールのファイバ外径を125μm以下にすると共に、EDFの外径とEFDAに実装する際の最小の曲率直径とが一定の関係を満たすことにより、PMD特性を劣化させることなくEDFAもしくは光デバイスの小型化を実現し、また、さらに実用的な信頼性を有しながらEDFAもしくは光デバイスの小型化を実現することができる。
【0151】
さらに、上記技術において、EDFとEDFAモジュールを構成する光部品のモジュール内に実装されるファイバピッグテールのファイバ外径を72.1μm以下にすることによりLDモジュールと同等のサイズのEDFAが実現できるという利点と、125μmピッチのV溝基板を用いた光ファイバアレイを用いて光導波回路との高信頼のV溝接続が実現できると言う利点がある。
【0152】
また、EDFAモジュールへ光信号を入出力するファイバのファイバ外径を125μmとすることにより、同EDFAモジュールを他のモジュールあるいは光デバイスと低損失或いは容易に接続できるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファイバ外径に対するPMD:5ps/kmを実現するのに必要な最小の曲率直径と破断に起因する故障確率FIT=100以下を実現するのに必要な最小の曲率直径、および光部品のファイバピッグテールのファイバ外径に対する破断に起因する故障確率FIT=1以下を実現するのに必要な最小の曲率直径の関係を説明するためのグラフを示す図である。
【図2】本発明の実施例の構成を示す図であり、(a)は励起波長が980nmの場合を、(b)は励起波長が1480nmの場合をそれぞれ示している
【図3】本発明の実施例の光ファイバ増幅器内の実装状態を示す概略図であり、(a)は励起波長が980nmの場合を、(b)は励起波長が1480nmの場合をそれぞれ示している。
【図4】ファイバ外形を小さくすることによる過剰損が増大するファイバ外形と比屈折差との関係を表したグラフを示す図である。
【図5】ファイバ外形と損失増の関係を表したグラフを示す図である。
【図6】光ファイバ比屈折差と曲げ損失との関係を表したグラフを示す図である。
【図7】細径ファイバを用いた一実施形態の光ファイバアレイを示す図である。
【図8】細径ファイバを用いた一実施形態の光ファイバアレイを示す図である。
【図9】V溝基盤を用いた一実施形態の光ファイバアレイを示す図である。
【図10】従来のEDFAの基本構成を示す図である。
【図11】本発明の実施例を説明するための表を示す図である。
【図12】本発明の実施例を説明するための表を示す図である。
【符号の説明】
21、23 光アイソレータ
22、26 光合分波器
24、71 光ファイバ
25 励起光源
27 ボビン
28 ケース
29 無反射終端
31、35 ファイバピッグテール
72 光導波路
73、91 光ファイバアレイ
74、75 多心ファイバ
92、93 WDM合分波部

Claims (38)

  1. コア部およびクラッド部の少なくとも一方にレーザ遷移準位を有する希土類元素または遷移金属を添加した増幅媒体用光ファイバと、該光ファイバを励起する励起光を発生する励起光源と、該励起光源からの励起光及び入力光を結合して前記光ファイバに導く光部品と、前記光ファイバからの増幅光を出力する光アイソレータと、前記光ファイバ、前記励起光源、前記光部品および前記光アイソレータを収容するケースとを含む光ファイバ増幅器において、
    前記光ファイバの外径dEDF(μm)と、前記光ファイバを前記ケース内に格納可能な最小の曲率直径DEDF(μm)とを、
    26≦dEDF≦3.372×DEDF/1000
    を満たすよう定めたことを特徴とする光ファイバ増幅器。
  2. コア部およびクラッド部の少なくとも一方にレーザ遷移準位を有する希土類元素または遷移金属を添加した増幅媒体用光ファイバと、該光ファイバを励起する励起光を発生する励起光源と、該励起光源からの励起光及び入力光を結合して前記光ファイバに導く光部品と、前記光ファイバからの増幅光を出力する光アイソレータと、前記光ファイバ、前記励起光源、前記光部品および前記光アイソレータを収容するケースとを含む光ファイバ増幅器において、
    前記光ファイバの外径dEDF(μm)と、前記光ファイバを前記ケース内に格納可能な最小の曲率直径DEDF(μm)とを、
    26≦dEDF≦3.089×DEDF/1000
    を満たすように定めたことを特徴とする光ファイバ増幅器。
  3. コア部およびクラッド部の少なくとも一方にレーザ遷移準位を有する希土類元素または遷移金属を添加した増幅媒体用光ファイバと、該光ファイバを励起する励起光を発生する励起光源と、該励起光源からの励起光及び入力光を結合して前記光ファイバに導く光部品と、前記光ファイバからの増幅光を出力する光アイソレータと、前記光ファイバ、前記励起光源、前記光部品および前記光アイソレータを収容するケースとを含む光ファイバ増幅器において、
    前記励起光源、前記光部品及び前記光アイソレータのファイバピッグテールのうちの少なくとも1つのファイバピッグテールの外径dPIG(μm)と、該少なく1つのファイバピッグテールを前記ケース内に格納可能な最小の曲率直径DPIG(μm)とを、
    26≦dPIG≦2.8714×DPIG/1000
    を満たすように定めたことを特徴とする光ファイバ増幅器。
  4. さらに、前記光ファイバの外径dEDF(μm)と、前記光ファイバを前記ケース内に格納可能な最小の曲率直径DEDF(μm)とを、
    26≦dEDF≦3.089×DEDF/1000
    を満たすように定めたことを特徴とする請求項3に記載の光ファイバ増幅器。
  5. 前記光ファイバは、フッ化物ファイバ、テルライトファイバ、多成分ガラスファイバまたは石英系ファイバであることを特徴とする請求項1、2または4に記載の光ファイバ増幅器。
  6. 前記ファイバピッグテールは、フッ化物ファイバ、テルライトファイバ、多成分ガラスファイバまたは石英系ファイバであることを特徴とする請求項3または4に記載の光ファイバ増幅器。
  7. 前記コア部または前記クラッド部は、エリビウム(Er)、ツリウム(Tm)、プランセオジウム(Pr)およびホロニウム(Ho)の少なくとも1つを添加されていることを特徴とする請求項1、2または4に記載の光ファイバ増幅器。
  8. 前記ファイバピッグテールのコア部またはクラッド部は、エリビウム(Er)、ツリウム(Tm)またはプランセオジウム(Pr)を添加されていることを特徴とする請求項3または4に記載の光ファイバ増幅器。
  9. 前記DEDFは、35mm以下であることを特徴とする請求項1、2、4、5または7に記載の光ファイバ増幅器。
  10. 前記DPIGは、35mm以下であることを特徴とする請求項3、4、6または8に記載の光ファイバ増幅器。
  11. 前記DEDFは、24mm以下であることを特徴とする請求項1、2、4、5または7に記載の光ファイバ増幅器。
  12. 前記DPIGは、24mm以下であることを特徴とする請求項3、4、6または8に記載の光ファイバ増幅器。
  13. 前記dEDFは、125μm未満であることを特徴とする請求項1、2、4、5、7または11に記載の光ファイバ増幅器。
  14. 前記dPIGは、125μm未満であることを特徴とする請求項3、4、6、8、10または12に記載の光ファイバ増幅器。
  15. 前記dEDFは、72.1μm以下であることを特徴とする請求項1、2、4、5、7または11に記載の光ファイバ増幅器。
  16. 前記dPIGは、72.1μm以下であることを特徴とする請求項3、4、6、8、10または12に記載の光ファイバ増幅器。
  17. 前記光部品はV溝基盤に配置され、押さえ板により固定される光ファイバアレイを構成することを特徴とする請求項1ないし16のいずれかに記載の光ファイバ増幅器。
  18. 前記V溝基盤のV溝ピッチは125μmであることを特徴とする請求項17記載の光ファイバ増幅器。
  19. 前記入力光を入力する入力光ファイバと前記増幅光を出力する出力光ファイバとをさらに備え、該入力光ファイバおよび該出力光ファイバ少なくともいずれかの直径が、前記dEDFまたはdPIGと異なることを特徴とする請求項1ないし18のいずれかに記載の光ファイバ増幅器。
  20. コア部およびクラッド部の少なくとも一方にレーザ遷移準位を有する希土類元素または遷移金属を添加したファイバピッグテールを有する1つまたは複数の光部品と、該1つまたは複数の光部品を収容するケースとを含む光デバイスにおいて、
    前記1つまたは複数の光部品のうち少なくとも1つのファイバピッグテールの外径dPIG(μm)と、該少なく1つのファイバピッグテールを前記ケース内に格納可能な最小の曲率直径DPIG(μm)とを、
    26≦dPIG≦2.8714×DPIG/1000
    を満たすように定めたことを特徴とする光デバイス。
  21. 前記ファイバピッグテールは、フッ化物ファイバ、テルライトファイバ、多成分ガラスファイバまたは石英系ファイバであることを特徴とする請求項20記載の光デバイス。
  22. 前記ファイバピッグテールのコア部またはクラッド部は、エリビウム(Er)、ツリウム(Tm)、プランセオジウム(Pr)およびホロニウム(Ho)の少なくとも1つを添加されていることを特徴とする請求項20記載の光デバイス。
  23. 前記DPIGは、35mm以下であることを特徴とする請求項20、21または22に記載の光デバイス。
  24. 前記DPIGは、24mm以下であることを特徴とする請求項20、21または22に記載の光デバイス。
  25. 前記dPIGは、125μm未満であることを特徴とする請求項20ないし24のいずれかに記載の光デバイス。
  26. 前記dPIGは、72.1μm以下であることを特徴とする請求項20ないし24のいずれかに記載の光デバイス。
  27. 前記光部品はV溝基盤に配置され、押さえ板により固定される光ファイバアレイを構成することを特徴とする請求項20ないし26のいずれかに記載の光デバイス。
  28. 前記V溝基盤のV溝ピッチは125μmであることを特徴とする請求項27記載の光デバイス。
  29. 前記入力光を入力する入力光ファイバと前記増幅光を出力する出力光ファイバとをさらに備え、該入力光ファイバおよび該出力光ファイバ少なくともいずれかの直径が、前記dPIGと異なることを特徴とする請求項20ないし28のいずれかに記載の光デバイス。
  30. 光ファイバ増幅器の内部に組み込まれた増幅媒体である光ファイバであって、
    該光ファイバの外径dEDF(μm)と、前記光ファイバを前記光ファイバ増幅器のケース内に格納可能な最小の曲率直径DEDF(μm)とを、
    26≦dEDF≦3.372×DEDF/1000
    を満たすように定めたことを特徴とする光ファイバ。
  31. 光ファイバ増幅器の内部に組み込まれた増幅媒体である光ファイバであって、
    該光ファイバの外径dEDF(μm)と、前記光ファイバを前記光ファイバ増幅器のケース内に格納可能な最小の曲率直径DEDF(μm)とを、
    26≦dEDF≦3.089×DEDF/1000
    を満たすように定めたことを特徴とする光ファイバ。
  32. 前記光ファイバは、コア部またはクラッド部にレーザ遷移準位を有する希土類元素または遷移金属を添加したことを特徴とする請求項30または31に記載の光ファイバ。
  33. 前記コア部または前記クラッド部は、エリビウム(Er)、ツリウム(Tm)、プランセオジウム(Pr)およびホロニウム(Ho)の少なくとも1つを添加されていることを特徴とする請求項32に記載の光ファイバ。
  34. 前記光ファイバは、フッ化物ファイバ、テルライトファイバ、多成分ガラスファイバまたは石英系ファイバであることを特徴とする請求項32記載の光ファイバ。
  35. 前記DEDFは、35mm以下であることを特徴とする請求項30ないし34のいずれかに記載の光ファイバ。
  36. 前記DEDFは、24mm以下であることを特徴とする請求項30ないし34のいずれかに記載の光ファイバ。
  37. 前記dEDFは、125μm未満であることを特徴とする請求項30ないし36のいずれかに記載の光ファイバ。
  38. 前記dEDFは、72.1μm以下であることを特徴とする請求項30ないし36のいずれかに記載の光ファイバ。
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