JP2004206384A - 可搬型情報記憶媒体、情報処理装置、ソフトウェア配布システム、情報処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents
可搬型情報記憶媒体、情報処理装置、ソフトウェア配布システム、情報処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Download PDFInfo
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Abstract
【目的】装置本体のコストを低く抑えながら安価なメディアを使用し、しかも、ユーザ操作が容易な方法でソフトウェアの販売・配布方法を実現することができる情報処理装置を提供すること。
【構成】通信手段と、可搬型情報記憶媒体接続手段と、通信手段を用いてサーバ端末装置からソフトウェアを内部記憶媒体にダウンロードする情報転送手段と、ソフトウェア格納手段と、該ソフトウェア格納領域に格納したソフトウェアを管理するためのソフトウェア管理手段とを含んで情報処理装置を構成し、前記可搬型情報記憶媒体接続手段は、可搬型情報記憶媒体を収容する収納空間と、記憶媒体の挿入開始を検知する挿入開始検知手段と、記憶媒体の上記収納空間への挿入中に、記憶媒体のバーコードを走査し記録されている所定の情報を読み取るバーコード読み取り手段とを具備する。
【選択図】 図1
【構成】通信手段と、可搬型情報記憶媒体接続手段と、通信手段を用いてサーバ端末装置からソフトウェアを内部記憶媒体にダウンロードする情報転送手段と、ソフトウェア格納手段と、該ソフトウェア格納領域に格納したソフトウェアを管理するためのソフトウェア管理手段とを含んで情報処理装置を構成し、前記可搬型情報記憶媒体接続手段は、可搬型情報記憶媒体を収容する収納空間と、記憶媒体の挿入開始を検知する挿入開始検知手段と、記憶媒体の上記収納空間への挿入中に、記憶媒体のバーコードを走査し記録されている所定の情報を読み取るバーコード読み取り手段とを具備する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可搬型情報記憶媒体、情報処理装置、ソフトウェアの配布システム、情報処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータ(以下、PCとする)やゲーム機器等の情報機器において使用するのに適した各種ソフトウェアが有料で提供されている。その提供形態としては、フロッピーディスクやCD−ROM等のメディアにソフトウェアが書き込まれた状態で販売する、所謂パッケージ販売の形態が主流であったが、近年では、インターネットの普及により、ネットワークに接続してサーバからソフトウェアをダウンロードするダウンロード販売の形態も用いられるようになってきた。
【0003】
ネットワークからソフトウェアをダウンロードして使用する最も一般的な方法は以下のような方法である。即ち、ネットワーク上の検索サイトで自分が使用したいソフトウェアを検索し、検索に引っ掛かったサイトのWebサーバにWebブラウザで接続し、表示されるページに従って、料金の支払いのためにクレジット番号を入力し、その後にダウンロードを開始してローカル端末に蓄積する。
【0004】
又、別の方法として、以下のような方法が考案されている。
【0005】
例えば、特開平11−143719号公報には、公衆ダウンロードシステムが提案されている。これは、サーバ401と通信回線で接続されたダウンロード端末があり、ユーザはダウンロードを実行すべき情報を特定するダウンロードID情報が格納された記録媒体をダウンロード端末に装填し、端末は格納された情報に基づいてデータをサーバからダウンロードし、記録媒体に書き込みを行うシステムである。
【0006】
又、特開平09−288576号には、CD−ROM等の記憶媒体にプロテクトを掛けられた状態でソフトウェアをユーザに予め配布しておき、ユーザが購入した時間分だけ使用可能となる権利コードをコンピュータ通信でユーザの端末に配布する方法が提案されている。
【0007】
又、特開2000−092004では、サービス利用者は予め放送センターとソフトウェア利用契約を結び、その結果与えられた利用者識別情報と利用可能なソフトウェア名の一覧から成る利用可能ソフトウェア情報を格納した可搬形蓄積装置が後からセンターからユーザ宅に送られてくる。その後、センターから送られてくるソフトウェアを受信して端末で使用する。使用状況に応じた課金情報がセンターに送信され、契約に基づいて課金される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ユーザにとって容易で、特別な知識を有さなくても誰でも安心して利用できるのは、パッケージ販売の形態であるが、それには以下の問題があった。
【0009】
即ち、ソフトウェアのサイズが年々増大しており、ソフトウェアを格納するメディアも大容量記録メディアが必要になっている。
【0010】
その記録メディアとしてCD−ROM等の大容量記憶メディアを用いてソフトウェアを格納して配布する方法では、メディア自体のコストは比較的安価であるが、CD−ROMドライブ等の読み取り装置側の価格が高価であるため、装置本体のコストが高くなってしまうという問題があった。
【0011】
一方、ICカード等の蓄積メモリメディアの場合は、読み取り装置側が安価に実現できるため、装置本体のコストは低くなるが、メディア自体の容量当たり単価が高く、大容量のソフトウェアを配布するとメディアのコストが非常に高くなってしまうという問題があった。
【0012】
一方、一般的なダウンロード販売の形態では、ユーザが望みのダウンロードサイトをネットワーク上で探索し、見つかったサイトのURLを入力し、クレジット番号を入力するというように、ダウンロードを開始するまでに複雑な操作をユーザが行わなければならない問題があった。又、代金の支払いにクレジットカード番号を入力するためユーザが不安を感じることがあるという問題があった。
【0013】
又、特開平11−143719号のシステムでは、ダウンロードされたデータはダウンロードIDを格納している記録媒体に書き込まれるため、ユーザが保有する記録媒体は、ダウンロードするソフトウェアのサイズに応じた大きな記憶容量を必要とするため、コストが高くなるという問題があった。
【0014】
更に、特開平09−288576号では、予め配布されるCD−ROM等の媒体を装置が読み込み可能である必要があるが、CD−ROMドライブはカードリーダ等と比較すると高価であり、その分だけ装置のコストが高くつくという、パッケージ販売の場合と同様な問題があった。
【0015】
又、特開2000−092004では、サービス利用者は予めソフトウェア利用契約を結ぶ必要があり手間が掛かる。更に、契約締結の結果、利用者識別情報が記入された状態でICカードがセンターから送られてくるため、店頭でICカードを購入して持ち帰り、それをすぐ使用するということができないという問題があった。
【0016】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、装置本体のコストを低く抑えながら安価なメディアを使用し、しかも、ユーザ操作が容易な方法でソフトウェアの販売・配布方法を実現することができる可搬型情報記憶媒体、情報処理装置、ソフトウェア配布システム、情報処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、ネットワークに接続し、前記ネットワークからソフトウェアをダウンロードして実行する情報処理装置に着脱可能に構成された可搬型情報記憶媒体は、前記ソフトウェアの識別情報と、前記ソフトウェアが格納されているネットワーク上のロケーション情報を格納するためのバーコード領域を有しているものとしたことを特徴とする。
【0018】
又、本発明は、ネットワーク上のサーバ端末装置と通信するための通信手段と、前記ネットワークを介して取得するソフトウェアに係る情報が記録されているバーコード領域を有する可搬型情報記憶媒体を接続する可搬型情報記憶媒体接続手段と、前記通信手段を用いて上記サーバ端末装置からソフトウェアを内部記憶媒体にダウンロードする情報転送手段と、前記内部記憶媒体内にダウンロードしたソフトウェアを前記内部記憶媒体のソフトウェア格納領域に格納するためのソフトウェア格納手段と、前記ソフトウェア格納領域に格納したソフトウェアを管理するためのソフトウェア管理手段とを有し、前記可搬型情報記憶媒体接続手段は、前記可搬型情報記憶媒体を収容する収納空間と、前記記憶媒体の挿入開始を検知する挿入開始検知手段と、前記記憶媒体の上記収納空間への挿入中に、前記記憶媒体のバーコードを走査し記録されている所定の情報を読み取るバーコード読み取り手段とを含んで情報処理装置を構成したことを特徴とする。
【0019】
更に、本発明は、ソフトウェア提供会社から提供されるソフトウェアを販売店を介してユーザに配布するソフトウェア配布システムとして、前記ソフトウェア提供会社は、外部からネットワークアクセスしてソフトウェアをダウンロードするためのサーバ端末装置と、前記サーバ端末装置に接続されたユーザ情報データベース及び少なくとも1種類以上のソフトウェアを格納するファイルサーバ端末装置とを有し、前記ユーザは、ソフトウェアをダウンロードして実行するための情報処理装置を有し、前記ソフトウェア提供会社は、前記ソフトウェアの使用権に係るライセンス情報とネットワーク上でのロケーションを示す情報をバーコードで記録した可搬型情報記憶媒体を前記販売店に納入し、前記販売店は、前記可搬型情報記憶媒体をユーザに販売し、前記ユーザは前記可搬型情報記憶媒体を販売店から購入した前記可搬型情報記憶媒体を前記情報処理装置に装填してバーコード情報を読み取り、前記ソフトウェア提供会社から前記ソフトウェアをダウンロードして実行することを特徴とする。
【0020】
又、本発明は、情報処理方法として、ネットワーク上のサーバ端末装置と通信するための通信ステップと、前記ネットワークを介して取得するソフトウェアに係る情報がバーコードで記録されている可搬型情報記憶媒体を接続する可搬型情報記憶媒体接続ステップと、前記サーバ端末装置からソフトウェアを内部記憶媒体にダウンロードする情報転送ステップと、前記内部記憶媒体内にダウンロードしたソフトウェアを前記内部記憶媒体のソフトウェア格納領域に格納するためのソフトウェア格納ステップと、前記ソフトウェア格納領域に格納したソフトウェアを管理するためのソフトウェア管理ステップと、前記可搬型情報記憶媒体が前記可搬型情報記憶媒体接続ステップに接続されたときに、前記可搬型情報記憶媒体のバーコードに記録されている所定の情報を読み取る外部記憶媒体情報読み取りステップとを行うことを特徴とする。
【0021】
又、本発明は、各手段の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録してコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を構成したことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0023】
<実施の形態1>
一般の汎用情報処理装置は通常、アプリケーションを購入し、それをハードディスク等の内蔵ストレージに追加することにより、新たな機能を実現することができる。ユーザは、通常、販売店でアプリケーションが記録されたCDやフロッピーディスク等の外部記録媒体を購入し、情報処理装置に付属するフロッピーディスクドライブやCD−ROMドライブ等の外部記録媒体読み取り手段を用いて、購入した媒体に記録されたプログラムを読み込み、内蔵ストレージにアプリケーションプログラムを格納する。このとき、ソフトウェアのインストールプログラムを実行することにより、自動的に内蔵ストレージにプログラムが格納される場合と手動でプログラムをコピーする場合があるが、どちらも購入した記録媒体に格納されているソフトウェアを内蔵ストレージにコピーすることは同じである。インストール終了後は内蔵ストレージからプログラムを読み出して実行することが可能になる。
【0024】
しかし、上記のような通常のアプリケーション販売方法では、外部記憶媒体はソフトウェアを全て格納するのに必要なだけの大記憶容量が必要であり、それを接続する記憶媒体読み込み装置も高価なものとなっている。
【0025】
本実施の形態では、外部記憶媒体と外部記憶媒体読み込み手段を共に安価に実現するために、外部記憶媒体には、ソフトウェアの識別情報とネットワーク上におけるロケーションに関する情報を格納しておくだけの小さな容量とし、ソフトウェアの実態は格納されているロケーション情報が示すネットワーク上のサーバからダウンロードする。又、外部記憶媒体の記録方式にはバーコードを使用し、外部記憶媒体には表面にバーコードが印刷されたカードサイズの厚紙を、外部記憶媒体接続手段にはカードを収納するカードスロットを有し、情報の読み込みにはカードスロット入り口近辺に設けられたバーコードリーダーを用いる。
【0026】
図1に本発明の可搬型情報記憶媒体、情報処理装置、ソフトウェアの配布システム、情報処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の一実施の形態のシステム構成図を示す。
【0027】
本実施の形態に係る情報処理装置100は、システムコントローラ1、プログラムを格納するROM2、一時記憶を格納するRAM3、装置IDを格納するEEPROM4、ソフトウェアとソフトウェアの管理情報及びユーザ情報を格納する内蔵ストレージ5、ユーザ入力i/f6、ユーザが操作するマウス7とキーボード8、映像出力i/f9、モニタ10、可搬型情報記憶媒体接続手段200、LAN18に接続されるLANi/f15とから構成される。
【0028】
外部記憶接続手段200の収納部11は、カード型情報記憶媒体を収納するための機構であり、カードスロット等で構成される。収納部11の手前の入り口には、挿入開始検知手段12、バーコード読取手段13及びカード取り出し検知手段14が設けられている。挿入開始検知手段12は、収納部11へカード型情報記憶媒体の挿入開始を検知するための手段であり、マイクロスイッチ等から構成される。収納部11へのカード型情報記憶媒体の挿入開始が検知されると、バーコード読込手段13がアクティブになる。バーコード読込手段13は、接触型映像センサーで構成され、カード表面の所定の位置に印刷されたバーコード情報をカードを挿入する動作によって読み込み、順次RAM3に記憶する。カード取り出し検知手段14は、カードが収納部11から取り出されたことを検知するための機構であり、マイクロスイッチ等から構成されている。
【0029】
システムコントローラ1は、電源が投入されるとROM2からプログラムを読み出して実行を開始する。ユーザが最初に装置を使用するときには、モニタ10に使用ユーザ情報を入力するようにメッセージが表示される。ユーザはキーボード8を使用して、必要な使用ユーザ情報を入力する。
【0030】
入力した情報は、ユーザ入力i/f6を通してシステムコントローラ1が受信する。システムコントローラ1は、入力された使用ユーザ情報を内蔵ストレージ5の所定の領域に格納する。入力する使用ユーザ情報の種類は、ユーザ名、住所、電話番号とする。使用ユーザ情報の入力が終了すると、情報処理装置100は通常の動作状態になる。
【0031】
情報処理装置100には、ROM2に格納されたプログラムを実行する他に、モニタ10に表示されるメニューからユーザがマウス7を操作して処理を選択することにより、予め内蔵ストレージ5に格納されているアプリケーションを読み出して実行することができる。更に、アプリケーションを購入し、内蔵ストレージ5にソフトウェアを後から追加することにより、追加アプリケーションを実行することができる。
【0032】
アプリケーションの購入からアプリケーションの実行までの大まかな処理手順を図2に示す。
【0033】
図2の主要な構成要素は、ユーザ宅300、ソフトウェア提供会社400、販売店500である。ソフトウェア提供会社400は、
1)販売店500にソフトウェア情報がカード表面のバーコードで記録されたバーコードカード302を納入する。
【0034】
2)ユーザ307は、販売店500に赴き、販売員501からバーコードカード302を購入する。バーコードカード302は一般的なカードサイズの厚紙の表面に、図示されているようにメーカ認証情報とソフトウェア情報がバーコードにより記録されている。
【0035】
上記バーコードカード302に格納されるソフトウェア情報には、少なくとも製品コード、バージョン番号、ソフトウェアのネットワーク上のロケーション等のソフトウェアに到達するために必要な情報と、正当な購入者であることを示す情報であるシリアル番号とライセンスキーがバーコードにより格納されている。
【0036】
3)ユーザは、ユーザ宅にすでに設置してある情報処理装置301にバーコードカード302を挿入する。情報処理装置301は、挿入開始検知手段によりカードの挿入を検知すると、
4)バーコード読み取り手段を動作させ、カードの挿入に従ってバーコードを読み取り、バーコードを解読したソフトウェア情報をメモリ306に格納する。その後に、LAN600経由でソフトウェア情報内のソフトウェアロケーション(URL)であるソフトウェア提供会社のサーバ401にアクセスする。情報処理装置301はサーバへアクセスすると、
5)メモリに306格納したソフトウェア情報、EEPROM304に格納した装置ID情報、内蔵ストレージ305に格納されたユーザ情報をサーバ401へ送信する。
【0037】
6)サーバはユーザ情報管理データベース402に受信した情報を格納する。その後、ソフトウェア情報管理データベース404により、ファイルサーバ403内のソフトウエア格納場所を特定し、ユーザ端末にソフトウェアを送信する。
【0038】
7)ユーザ端末はサーバ401からソフトウェアを受信して、
8)内蔵ストレージ305に蓄積し、ソフトウェアを実行する。
【0039】
ユーザがソフトウェアの実行を終了し、
9)バーコードカード302を取り出すと、取り出し検知手段によりカードの取り出しが検知され、
10)ソフトウェアが内蔵ストレージから削除される。アプリケーションを再度使用するためには、再びバーコードカード302を挿入し、処理3)から処理が実行される。
【0040】
上記の説明で全体的な処理の流れを説明した。
【0041】
次に、3)バーコードカード302の挿入から9)内蔵ストレージから削除までの、本実施の形態の情報処理装置における処理を図3を用いて更に詳細に説明する。
【0042】
ユーザがバーコードカードを収納部11(図1)のスロットに挿入すると、挿入開始検知手段12(図1)により、バーコードカードの挿入開始が検知され(ステップS101)、バーコード読み取り手段13(図1)により、バーコードカードに記入されているバーコード情報の読み取りが開始される(ステップS102)。読み取ったバーコードを解読し、正しく解読できなければ処理を終了する(S103)。正しく解読できたら、読み取ったソフトウェア識別情報とネットワーク上でのロケーション情報をメモリに格納する(ステップS104)(図1)。
【0043】
次に、ネットワークへの接続処理に進む。バーコードカードから読み込まれたURL情報を元にLANi/f15(図1)を介して接続リクエストを送る。URLが指し示す場所はソフトウェア提供会社400(図2)が運用管理するソフトウェアダウンロードサーバ401(図2)であり、サーバ401に接続される(ステップS105)。
【0044】
バーコードカードに書き込まれているメーカ認証情報とサーバ401上の認証情報により相互認証を行う(ステップS107)。互いの正当性が確認されると、内蔵ストレージ5(図1)に格納されている使用ユーザ情報とEEPROM4(図1)に格納されている装置ID及びRAM3(図1)に読み込んだダウンロードするソフトウェア情報である製品コード、シリアル番号、ライセンスキーをサーバ401に送る(ステップS108)。
【0045】
サーバ401(図2)では、受け取った製品コードとシリアル番号の組が既にユーザ情報データベース402(図2)に登録済みでないか否かを調べる。今、ユーザはカードを購入して最初に装置へ挿入したところなので、データベースには登録されていない。そのため、正当なユーザからのアクセスと判断する。サーバはユーザ端末へユーザOKを返し、ユーザ端末はユーザOKを受信する(ステップS109)。
【0046】
サーバ401は、次に受信したソフトウェア情報をソフトウェア情報データベース404(図2)に問い合わせ、製品コード、シリアル番号、ライセンスキーの組み合わせが正しいか否かチェックする(ステップS110)。チェックがエラーとなれば、サーバはユーザ端末にライセンスキーNGを送信し、ユーザ端末は処理を終了する。チェックが正しければ、受信したソフトウェア情報とユーザ情報及び装置IDを、ユーザ情報データベース402(図2)に登録する。その後に、ファイルサーバ403(図2)上のソフトウェア格納場所を特定し、所望のソフトウェアをユーザ情報端末に送信する。
【0047】
ユーザ情報端末は、ダウンロードサーバからソフトウェアを受信し(ステップS111)、内蔵ストレージ5(図1)に蓄積する(ステップS111)。ダウンロードが終了するとアプリケーション起動処理に進む(ステップS112)。
【0048】
図4にアプリケーション起動処理のフローチャートを示す。
【0049】
内蔵ストレージ5(図1)に蓄積したソフトウェアをメモリに読み込み、アプリケーションを起動する(ステップS201)。ユーザはマウスで操作し、モニタに表示される画面を見てアプリケーションを使用する。
【0050】
アプリケーションの使用中にユーザがバーコードカード16(図1)を収納部11(図1)から取り出すと、取り出し検知手段14(図1)により、カードの取り出しが検知され(ステップS202)、取り出し処理に進む(ステップS203)。
【0051】
取り出し処理を図5に示す。現在アプリ起動中か否かを判断し(ステップS301)、アプリ起動中なのでアプリの実行を中断して、警告メッセージをモニタに表示する(ステップS302)。
【0052】
ユーザがカードを再挿入すると、カードの挿入が検知され(ステップS303)、バーコード読み取り手段でバーコード読み取りを開始し、カードのソフトウェア情報を読み取る(ステップS304)。読み取られたソフトウェア情報は、メモリに格納したソフトウェア情報と一致するので、警告メッセージを消去して、アプリケーションの実行を再開し(ステップS305)、処理の継続を示す戻り値とともに処理を戻る。
【0053】
図4のステップ203から処理を抜けて、その戻り値を調べる(ステップS204)。取り出し処理S203からの戻り値が処理の継続であるので、ステップS205に進み、カードの取り出しによるアプリケーションの実行中断から復帰する。
【0054】
取り出し処理内でユーザがカードを挿入しない場合には、ユーザがマウス操作でアプリ終了を選択すると(ステップS306)、アプリケーションの終了処理が行われる(ステップS307)。その後、既にカードが取り出されているので、内蔵ストレージからソフトウェアを削除し(ステップS308)、終了を示す戻り値とともに処理を戻る。
【0055】
図4のステップ203から処理を抜けて、その戻り値を調べる(ステップS204)。戻り値が処理終了であるので、アプリ起動処理を終了し、ステップS112(図3)から抜けて処理を終了する。
【0056】
アプリケーションの実行中に、ユーザがマウス操作によるユーザインタフェース操作でアプリケーションの終了を選択すると(ステップS205)、アプリケーションを終了し、アプリケーションを再起動するためのメニューを表示する(ステップS206)。
【0057】
ここでユーザがカードを取り出さず(ステップS207)、アプリの再起動を選択すると(ステップS209)、アプリ起動処理の先頭に戻ってアプリを再起動する(ステップS201)。
【0058】
アプリ終了中にユーザがカードを取り出すと、カード取り出し検知手段によりカードの取り出しが検知され(ステップS207)、取り出し処理に進む(ステップS208)。
【0059】
取り出し処理ではアプリが起動中か否かを判断する(ステップS301)(図5)。今、アプリケーションは終了しているので、内蔵ストレージからソフトウェアを削除し(ステップS308)、処理終了の戻り値と共に処理を戻る。図4のステップS208から処理を抜けてアプリ起動処理を終了し、図3のステップS112から抜けて全ての処理を終了する。
【0060】
これで、ユーザが最初に情報処理装置はカードを挿入し、サーバへアクセスするときの処理の説明が終了した。
【0061】
情報処理装置に2度目以降にカードを挿入した場合には、図3のステップS109では、サーバ上のユーザ情報データベース402(図2)に既に登録がされているので、製品コードとシリアル番号及びユーザ情報の組み合わせが、データベース402(図2)上に登録されている組み合わせと一致するか否かが判定される。通常の使用では、情報が一致するので、ユーザ判定はOKとなる。ユーザ端末はサーバからユーザOKを受信し、次の処理に処理が続けられる。
【0062】
もし、ユーザがバーコードカードを紛失又は盗難され、正当な所有者ではない第三者がバーコードカードを入手し、他の情報処理装置からサーバへアクセスしようとした場合には、初回に登録した場合と比べて装置IDとユーザ情報が異なるため、ユーザ判定でエラーとなる。サーバからユーザNGが返され、ステップS109のユーザ判定がNGとなり、処理を終了する。これにより、不正な使用者にバーコードカードが使用されることを防ぐことができる。
【0063】
以上に説明した実施の形態1においては、アプリケーションソフトウェアの実行中にバーコードカード302を情報処理装置から抜き取ったときには、アプリケーションの実行を中断したが、別の実施方法としてアプリケーションの実行を中断しないで継続し、アプリケーションの終了後にソフトウェアを削除しても良い。この場合の処理は、図3の開始フロー及び図4のアプリ起動処理までは同じである。異なるのはカード取り出し処理である。
【0064】
今、サーバからプログラムのダウンロードが完了し、ユーザがアプリを使用中である場合を想定する。ここで、ユーザがバーコードカードを装置の収納部から取り出すと、取り出し検知手段でカードの取り出しが検知され(ステップS202)(図4)、カードの取り出し処理に進む(ステップS202)(図4)。
【0065】
<実施の形態2>
実施の形態2におけるカードの取り出し処理を図6に示す。
【0066】
アプリが起動中か否かを調べる(ステップS401)。アプリ起動中なので、引き続きアプリの実行を継続し、カードが取り出されたことを示すフラグをメモリ上に立てておく(ステップS402)。
【0067】
ここでユーザがカードを挿入すると、カード挿入開始検知手段でカードの挿入が検知され(ステップS403)、バーコードリーダ読み取り手段でカードのソフトウェア情報が読み取られる(S404)。読み取った情報はメモリ上のソフトウェア情報と一致するので、処理の継続を戻り値として取り出し処理を終了する。図4ステップS203から処理を抜ける。その戻り値を調べ(ステップS204)、戻り値が処理継続なので、ステップS205に進み、アプリの実行が引き続き継続される。
【0068】
取り出し処理内で、ユーザがカードを挿入しないで、アプリケーションの通常の終了操作を行いアプリを終了させると(ステップS405)(図6)、アプリの実行を終了し(ステップS406)、ソフトウェアを内蔵ストレージから削除する(ステップS407)。処理終了を戻り値として取り出し処理を終了する。図4のステップS203から処理を抜ける。その戻り値を調べ(ステップS204)、戻り値が処理終了なので、アプリ起動処理を終了し、全ての処理を終了する。
【0069】
アプリ終了中にユーザがカードを取り出すと、カードの取り出しが検知され(ステップS207)(図4)、取り出し処理に進む(ステップS208)。取り出し処理ではアプリが起動中か否かを判断し(ステップS301)、アプリケーションは終了しているので、内蔵ストレージからソフトウェアを削除し(ステップS407)、処理終了の戻り値と共に処理を戻る。図4のステップS208から処理を抜けて、アプリ起動処理を終了し、図3のステップS112から抜けて全ての処理を終了する。
【0070】
以上に説明した、実施の形態1,2においては、バーコードカードを情報処理装置から抜き取ったときにソフトウェアを削除したが、ソフトウェアを削除しないで、アプリケーションソフトウェアを実行するメニューのみを削除して、ユーザがソフトウェアを起動することを禁止しても良い。この形態を実施の形態3として以下に説明する。
【0071】
<実施の形態3>
本実施の形態においても、情報処理装置の物理的な構成は実施の形態1における図1のシステム構成と同じである。又、図2に示したユーザと販売店とソフトウェア提供会社との間の手順も同じである。
【0072】
図7に基づいて本実施の形態におけるプログラムダウンロード処理を説明する。
【0073】
ユーザが購入したバーコードカードを情報処理装置に挿入してから(ステップS501)サーバへアクセスを開始し、使用ユーザ情報と装置ID及びソフトウェア情報を送信するまで(S508)は、実施の形態1で既に説明した図3のステップS101からステップS108までと処理は同じであるため説明を省略する。
【0074】
図7のステップS509からの処理を説明する。内蔵ストレージ内の所定のソフトウェア情報管理エリアを調べ、カードから読み取ったソフトウェア情報と合致するソフトウェアが内蔵ストレージに格納されているか否かを調べる(ステップS509)。ユーザがカードを購入後最初に装置にカードを挿入した場合には、装置内にはソフトウェアがダウンロードされてないので一致する情報が無く、ソフトウェアが保存されてないことを示すバージョン番号であるバージョンゼロをサーバに送る(ステップS510)。
【0075】
サーバは、受信したバージョン情報を一旦メモリに格納しておき、ユーザ判定とライセンス判定を先に行う。即ち、受信した製品コードとシリアル番号の組が既にユーザ情報データベース402(図2)に登録済みでないか否かを調べる。今、ユーザはバーコードカードを購入してから初めて装置にカードを挿入したので、未だデータベースに登録されてない。ユーザOKと判定される(ステップS512)。
【0076】
サーバは、次に受信したソフトウェア情報をソフトウェア情報データベース404(図2)に問い合わせ、製品コード、シリアル番号、ライセンスキーの組み合わせが正しいか否かチェックする(ステップS513)。
【0077】
チェックがOKとなると、サーバは受信したソフトウェア情報とユーザ情報及び装置IDを、ユーザ情報データベース402(図2)に登録する。次に、ソフトウェア情報データベース404(図2)を調べ、ユーザ端末から受信したソフトウェアバージョンとサーバ上の最新のソフトウェアバージョンとを比較する(ステップS514)。
【0078】
サーバはユーザ端末からバージョン番号ゼロを受信しているので、サーバ上のバージョンの方が新しいと判断し、ソフトウェアのダウンロード処理を開始する。ユーザ端末にダウンロードするソフトウェアのバージョン番号を送信し、引き続きソフトウェアを送信する。
【0079】
ユーザ端末は、サーバから最新ソフトウェアのバージョン情報を受信し、内蔵ストレージのソフトウェア情報格納領域に保存する。引き続いて、ソフトウェアを受信し、内蔵ストレージのダウンロードソフトウェア格納領域に蓄積する(ステップS516)。ダウンロードが終了するとアプリケーション起動処理に進む(ステップS517)。
【0080】
アプリケーション起動処理は、実施の形態1,2で既に説明した図4と同じなので説明は省略する。
【0081】
図8を用いてカード取り出し処理を説明する。
【0082】
現在アプリ起動中か否かを判断し(ステップS601)、アプリ起動中なのでアプリの実行を中断して、警告メッセージをモニタに表示する(ステップS602)。
【0083】
ユーザがカードを再挿入すると、カードの挿入が挿入開始検知手段で検知され、バーコード読み取り手段でバーコード読み取りを開始し、バーコードを解読して、カードのソフトウェア情報を読み取る(ステップS604)。読み取られたソフトウェア情報は、メモリに格納したソフトウェア情報と一致するので、警告メッセージを消去して、アプリケーションの実行を再開し(ステップS605)、処理の継続を示す戻り値とともに処理を戻る。
【0084】
図4のステップS203から処理を抜け、その戻り値を調べる(ステップS204)。戻り値が処理継続であるので、ステップS205に進み、カードの取り出しによるアプリケーションの実行中断から復帰し、アプリの使用を継続する。
【0085】
カード取り出し処理内で、ユーザがカードを挿入しない場合には、ユーザはマウス操作でアプリ終了を選択する(ステップS606)。アプリケーションの終了処理が行われる(ステップS607)。内蔵ストレージに格納されているソフトウェア及びソフトウェア情報はそのまま残し、メニューからソフトウェア起動メニューを削除してユーザがソフトウェアを起動することをできなくする(ステップS608)。終了を示す戻り値とともに処理を戻る。
【0086】
図4のステップS203から処理を抜け、その戻り値を調べる(ステップS204)。戻り値が処理終了であるので、アプリ起動処理を全て終了し、ステップS112(図3)から抜けて処理を終了する。
【0087】
アプリケーション実行中に、ユーザがマウス操作によるユーザインタフェース操作でアプリケーションの終了を選択すると(ステップS205)(図4)、アプリケーションを終了し、アプリケーションを再起動するためのメニューを表示する(ステップS206)。
【0088】
ここでユーザがカードを取り出さず(ステップS207)、アプリの再起動を選択すると(ステップS209)、アプリ起動処理の先頭に戻ってアプリを再起動する(ステップS201)。ユーザがカードを取り出すとカード取り出し検知手段によりカードの取り出しが検知され(ステップS207)、ステップS208に進み、再び取り出し処理に進む。
【0089】
ステップS601(図8)でアプリが起動中か否かを判断し、今、アプリケーションは終了しているので、内蔵ストレージに格納されているソフトウェア及びソフトウェア情報はそのまま残し、メニューからソフトウェア起動メニューを削除してユーザがソフトウェアを起動することをできなくする(ステップS608)。終了を示す戻り値とともに処理を戻る。
【0090】
図4のステップS208から処理を抜けて、アプリ起動処理を全て終了し、図3のステップS112から抜けて全ての処理を終了する。
【0091】
次に、ユーザが2度目にカードを装置に挿入した場合の処理を図7ステップS509から説明する。内蔵ストレージ内の所定のソフトウェア情報管理エリアを調べ、カードから読み取ったソフトウェア情報と合致するソフトウェアが内蔵ストレージに格納されているか否かを調べる(ステップS509)。一致するソフトウェア情報があるので、ソフトウェア情報格納領域に保存されているソフトウェアバージョン情報をダウンロードサーバに送信する(ステップS511)。
【0092】
サーバは、受信したバージョン情報を一旦メモリに格納しておき、ユーザ判定を先に行う。即ち、受信した製品コードとシリアル番号の組が既にユーザ情報データベース402(図2)に登録済みでないか否かを調べる。ユーザは既に一度サーバからプログラムをダウンロードしているので、データベースに登録されている。製品コード、シリアル番号、ユーザ情報及び装置IDから成るデータベース上のユーザ情報とユーザ端末から受信したユーザ情報を比較する。両者が一致しない場合にはユーザ判定NGを端末に返し、端末は処理を終了する。両者が一致すれば、ユーザ判定OKを端末に返し、次のステップに進む(ステップS512)。
【0093】
サーバは、次に受信したソフトウェア情報をソフトウェア情報データベース404(図2)に問い合わせ、製品コード、シリアル番号、ライセンスキーの組み合わせが正しいか否かチェックする(ステップS513)。
【0094】
チェックがOKとなると、サーバは受信したソフトウェア情報とユーザ情報及び装置IDを、ユーザ情報データベース402(図2)に登録する。次に、ソフトウェア情報データベース404(図2)を調べ、ユーザ端末から受信したソフトウェアバージョンとサーバ上の最新のソフトウェアバージョンとを比較する(ステップS514)。
【0095】
サーバ上のバージョンが新しくなければ、内蔵ストレージ内のソフトウェアを使用する指示がサーバから送られる。ユーザ端末は内蔵ストレージ内のソフトウェアを使用する指示を受信して(ステップS515)、内蔵ストレージ内のソフトウェアを起動する処理に進む(ステップS517)。
【0096】
以上に説明した実施の形態3においては、アプリケーションソフトウェアの実行中にバーコードカードを情報処理装置から抜き取ったときには、アプリケーションの実行を中断したが、別の実施方法としてアプリケーションの実行を中断せずに継続し、アプリケーションの終了後にソフトウェアの起動メニューを削除しても良い。この場合の処理は、図7の開始フロー及び図4のアプリ起動処理までは同じである。処理が異なるのはアプリの取り出しフローである。
【0097】
今、サーバからプログラムのダウンロードが完了し、ユーザがアプリを使用中である場合を想定する。ここで、ユーザがアプリをカードから取り出すと取り出し検知手段でカードの取り出しが検知され(ステップS202)(図4)、アプリの取り出し処理に進む(ステップS202)(図4)。
【0098】
<実施の形態4>
本実施の形態におけるアプリの取り出し処理を図9に示す。
【0099】
アプリが起動中か否かを調べる(ステップS701)。アプリ起動中なので、引き続きアプリの実行を継続し、カードが取り出されたことを示すフラグをメモリ上に立てておく。
【0100】
ここで、ユーザがカードを挿入すると、カード挿入開始検知手段でカードの挿入が検知され、バーコードリーダ読み取り手段でカードのソフトウェア情報が再び読み取られる(S704)。読み取った情報はメモリ上のソフトウェア情報と一致するので、処理の継続を戻り値として取り出し処理を終了する。図4のステップS704で戻り値が調べられ、ステップS705に進み、アプリの実行が引き続き継続される。
【0101】
ユーザがカードを挿入せずにアプリの終了を選択すると(ステップS705)、アプリの実行を終了し(ステップS706)、内蔵ストレージに格納されているソフトウェア及びソフトウェア情報はそのまま残し、メニューからソフトウェア起動メニューを削除してユーザがソフトウェアを起動することをできなくする(ステップS608)。終了を示す戻り値とともに処理を戻る。
【0102】
図4のステップS204に処理が戻り、戻り値を調べる(ステップS204)。戻り値が処理終了であるので、アプリ起動処理を全て終了し、ステップS112(図3)から抜けて処理を終了する。
【0103】
アプリケーション実行中に、ユーザがマウス操作によるユーザインタフェース操作でアプリケーションの終了を選択すると(ステップS205)、アプリケーションを終了し、アプリケーションを再起動するためのメニューを表示する(ステップS206)。
【0104】
ここで、ユーザがカードを取り出さず(ステップS207)、アプリの再起動を選択すると(ステップS209)、アプリ起動処理の先頭に戻ってアプリを再起動する(ステップS201)。ユーザがカードを取り出すとカード取り出し検知手段によりカードの取り出しが検知され(ステップS207)、ステップS208に進み、再び取り出し処理に進む(図8)。
【0105】
ステップS601でアプリが起動中か否かを判断し、今、アプリケーションは終了しているので、内蔵ストレージに格納されているソフトウェア及びソフトウェア情報はそのまま残し、メニューからソフトウェア起動メニューを削除してユーザがソフトウェアを起動することをできなくする(ステップS608)。終了を示す戻り値とともに処理を戻る。
【0106】
図4のステップS208から処理を抜けて、アプリ起動処理を全て終了し、図3のステップS112から抜けて全ての処理を終了する。
【0107】
<本発明の他の実施の形態>
尚、以上に説明した本実施形態の各手段は、コンピュータのCPU或はMPU、RAM、ROM等で構成されるものであり、RAMやROMに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。従って、コンピュータが上記機能を果たすように動作させるプログラムを、例えばCD−ROMのような記録媒体に記録し、コンピュータに読み込ませることによって実現できるものである。上記プログラムを記録する記録媒体としては、CD−ROM以外に、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、不揮発性メモリカード等を用いることができる。
【0108】
又、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)或は他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合や、供給されたプログラムの処理の全て或は一部がコンピュータの機能拡張ボードや機能拡張ユニットにより行われて上述の実施形態の機能が実現される場合も、斯かるプログラムは本発明の実施形態に含まれる。
【0109】
又、本発明をネットワーク環境で利用するべく、全部或は一部のプログラムが他のコンピュータで実行されるようになっていても良い。例えば、画面入力処理は、遠隔端末コンピュータで行われ、各種判断、ログ記録等は他のセンターコンピュータ等で行われるようにしても良い。
【0110】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、容量が少なくて低コストの可搬型情報記憶媒体を使用してソフトウェアの使用権を販売することが可能となり、ユーザの手を何ら煩わせることなく、ソフトウェアをサーバ端末装置から自動的にダウンロードして実行させることができる。
【0111】
又、可搬型情報記憶媒体を取り外したときはソフトウェアが削除されるため、可搬型情報記憶媒体を所有する人のみがソフトウェアを実行することが可能となり、ソフトウェアの不正実行を防止することができる。
【0112】
更に、装置IDを可搬型情報記憶媒体に記入することにより、装置とソフトウェアとを一対一に対応させることが可能となるため、可搬型情報記憶媒体を紛失したり盗難にあったりした場合にも不正使用を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るソフトウェア配布システムの構成例を示す図である。
【図3】ソフトウェアダウンロード時のメイン処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】アプリケーション起動処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】バーコードカード取り出し処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態2におけるバーコードカード取り出し処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態3におけるソフトウェアダウンロード時のメイン処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態3におけるバーコードカード取り出し処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態4バーコードカード取り出し処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 システムコントローラ
2 ROM
3 RAM
4 EEPROM
5 内蔵ストレージ
6 ユーザ入力インタフェース
7 マウス
8 キーボード
9 映像出力インタフェース
10 モニタ
11 バーコードカード収納部
12 バーコードカード挿入開始検知手段
13 バーコード読み取り手段
14 バーコードカード取り出し検知手段
15 LAMi/f
16 外部記憶手段(バーコードカード)
17 ソフトウェア情報記録部(バーコード)
18 LAN
10 本実施の形態の情報処理システム
200 可搬型情報記憶媒体(バーコードカード)接続手段
300 ユーザ宅
301 本実施の形態の情報処理システム
302 バーコードカード
303 バーコードカード収納スロット
304 EEPROMに格納された装置ID
305 内蔵ストレージ
306 メモリに読み込まれたソフトウェア情報
307 ユーザ
400 ソフトウェア提供会社
401 ソフトウェアダウンロードサーバ
402 ユーザ情報データベース
403 ファイルサーバ
404 ソフトウェア情報データベース
500 販売店
501 店員
600 LAN
【発明の属する技術分野】
本発明は、可搬型情報記憶媒体、情報処理装置、ソフトウェアの配布システム、情報処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータ(以下、PCとする)やゲーム機器等の情報機器において使用するのに適した各種ソフトウェアが有料で提供されている。その提供形態としては、フロッピーディスクやCD−ROM等のメディアにソフトウェアが書き込まれた状態で販売する、所謂パッケージ販売の形態が主流であったが、近年では、インターネットの普及により、ネットワークに接続してサーバからソフトウェアをダウンロードするダウンロード販売の形態も用いられるようになってきた。
【0003】
ネットワークからソフトウェアをダウンロードして使用する最も一般的な方法は以下のような方法である。即ち、ネットワーク上の検索サイトで自分が使用したいソフトウェアを検索し、検索に引っ掛かったサイトのWebサーバにWebブラウザで接続し、表示されるページに従って、料金の支払いのためにクレジット番号を入力し、その後にダウンロードを開始してローカル端末に蓄積する。
【0004】
又、別の方法として、以下のような方法が考案されている。
【0005】
例えば、特開平11−143719号公報には、公衆ダウンロードシステムが提案されている。これは、サーバ401と通信回線で接続されたダウンロード端末があり、ユーザはダウンロードを実行すべき情報を特定するダウンロードID情報が格納された記録媒体をダウンロード端末に装填し、端末は格納された情報に基づいてデータをサーバからダウンロードし、記録媒体に書き込みを行うシステムである。
【0006】
又、特開平09−288576号には、CD−ROM等の記憶媒体にプロテクトを掛けられた状態でソフトウェアをユーザに予め配布しておき、ユーザが購入した時間分だけ使用可能となる権利コードをコンピュータ通信でユーザの端末に配布する方法が提案されている。
【0007】
又、特開2000−092004では、サービス利用者は予め放送センターとソフトウェア利用契約を結び、その結果与えられた利用者識別情報と利用可能なソフトウェア名の一覧から成る利用可能ソフトウェア情報を格納した可搬形蓄積装置が後からセンターからユーザ宅に送られてくる。その後、センターから送られてくるソフトウェアを受信して端末で使用する。使用状況に応じた課金情報がセンターに送信され、契約に基づいて課金される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ユーザにとって容易で、特別な知識を有さなくても誰でも安心して利用できるのは、パッケージ販売の形態であるが、それには以下の問題があった。
【0009】
即ち、ソフトウェアのサイズが年々増大しており、ソフトウェアを格納するメディアも大容量記録メディアが必要になっている。
【0010】
その記録メディアとしてCD−ROM等の大容量記憶メディアを用いてソフトウェアを格納して配布する方法では、メディア自体のコストは比較的安価であるが、CD−ROMドライブ等の読み取り装置側の価格が高価であるため、装置本体のコストが高くなってしまうという問題があった。
【0011】
一方、ICカード等の蓄積メモリメディアの場合は、読み取り装置側が安価に実現できるため、装置本体のコストは低くなるが、メディア自体の容量当たり単価が高く、大容量のソフトウェアを配布するとメディアのコストが非常に高くなってしまうという問題があった。
【0012】
一方、一般的なダウンロード販売の形態では、ユーザが望みのダウンロードサイトをネットワーク上で探索し、見つかったサイトのURLを入力し、クレジット番号を入力するというように、ダウンロードを開始するまでに複雑な操作をユーザが行わなければならない問題があった。又、代金の支払いにクレジットカード番号を入力するためユーザが不安を感じることがあるという問題があった。
【0013】
又、特開平11−143719号のシステムでは、ダウンロードされたデータはダウンロードIDを格納している記録媒体に書き込まれるため、ユーザが保有する記録媒体は、ダウンロードするソフトウェアのサイズに応じた大きな記憶容量を必要とするため、コストが高くなるという問題があった。
【0014】
更に、特開平09−288576号では、予め配布されるCD−ROM等の媒体を装置が読み込み可能である必要があるが、CD−ROMドライブはカードリーダ等と比較すると高価であり、その分だけ装置のコストが高くつくという、パッケージ販売の場合と同様な問題があった。
【0015】
又、特開2000−092004では、サービス利用者は予めソフトウェア利用契約を結ぶ必要があり手間が掛かる。更に、契約締結の結果、利用者識別情報が記入された状態でICカードがセンターから送られてくるため、店頭でICカードを購入して持ち帰り、それをすぐ使用するということができないという問題があった。
【0016】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、装置本体のコストを低く抑えながら安価なメディアを使用し、しかも、ユーザ操作が容易な方法でソフトウェアの販売・配布方法を実現することができる可搬型情報記憶媒体、情報処理装置、ソフトウェア配布システム、情報処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、ネットワークに接続し、前記ネットワークからソフトウェアをダウンロードして実行する情報処理装置に着脱可能に構成された可搬型情報記憶媒体は、前記ソフトウェアの識別情報と、前記ソフトウェアが格納されているネットワーク上のロケーション情報を格納するためのバーコード領域を有しているものとしたことを特徴とする。
【0018】
又、本発明は、ネットワーク上のサーバ端末装置と通信するための通信手段と、前記ネットワークを介して取得するソフトウェアに係る情報が記録されているバーコード領域を有する可搬型情報記憶媒体を接続する可搬型情報記憶媒体接続手段と、前記通信手段を用いて上記サーバ端末装置からソフトウェアを内部記憶媒体にダウンロードする情報転送手段と、前記内部記憶媒体内にダウンロードしたソフトウェアを前記内部記憶媒体のソフトウェア格納領域に格納するためのソフトウェア格納手段と、前記ソフトウェア格納領域に格納したソフトウェアを管理するためのソフトウェア管理手段とを有し、前記可搬型情報記憶媒体接続手段は、前記可搬型情報記憶媒体を収容する収納空間と、前記記憶媒体の挿入開始を検知する挿入開始検知手段と、前記記憶媒体の上記収納空間への挿入中に、前記記憶媒体のバーコードを走査し記録されている所定の情報を読み取るバーコード読み取り手段とを含んで情報処理装置を構成したことを特徴とする。
【0019】
更に、本発明は、ソフトウェア提供会社から提供されるソフトウェアを販売店を介してユーザに配布するソフトウェア配布システムとして、前記ソフトウェア提供会社は、外部からネットワークアクセスしてソフトウェアをダウンロードするためのサーバ端末装置と、前記サーバ端末装置に接続されたユーザ情報データベース及び少なくとも1種類以上のソフトウェアを格納するファイルサーバ端末装置とを有し、前記ユーザは、ソフトウェアをダウンロードして実行するための情報処理装置を有し、前記ソフトウェア提供会社は、前記ソフトウェアの使用権に係るライセンス情報とネットワーク上でのロケーションを示す情報をバーコードで記録した可搬型情報記憶媒体を前記販売店に納入し、前記販売店は、前記可搬型情報記憶媒体をユーザに販売し、前記ユーザは前記可搬型情報記憶媒体を販売店から購入した前記可搬型情報記憶媒体を前記情報処理装置に装填してバーコード情報を読み取り、前記ソフトウェア提供会社から前記ソフトウェアをダウンロードして実行することを特徴とする。
【0020】
又、本発明は、情報処理方法として、ネットワーク上のサーバ端末装置と通信するための通信ステップと、前記ネットワークを介して取得するソフトウェアに係る情報がバーコードで記録されている可搬型情報記憶媒体を接続する可搬型情報記憶媒体接続ステップと、前記サーバ端末装置からソフトウェアを内部記憶媒体にダウンロードする情報転送ステップと、前記内部記憶媒体内にダウンロードしたソフトウェアを前記内部記憶媒体のソフトウェア格納領域に格納するためのソフトウェア格納ステップと、前記ソフトウェア格納領域に格納したソフトウェアを管理するためのソフトウェア管理ステップと、前記可搬型情報記憶媒体が前記可搬型情報記憶媒体接続ステップに接続されたときに、前記可搬型情報記憶媒体のバーコードに記録されている所定の情報を読み取る外部記憶媒体情報読み取りステップとを行うことを特徴とする。
【0021】
又、本発明は、各手段の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録してコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を構成したことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0023】
<実施の形態1>
一般の汎用情報処理装置は通常、アプリケーションを購入し、それをハードディスク等の内蔵ストレージに追加することにより、新たな機能を実現することができる。ユーザは、通常、販売店でアプリケーションが記録されたCDやフロッピーディスク等の外部記録媒体を購入し、情報処理装置に付属するフロッピーディスクドライブやCD−ROMドライブ等の外部記録媒体読み取り手段を用いて、購入した媒体に記録されたプログラムを読み込み、内蔵ストレージにアプリケーションプログラムを格納する。このとき、ソフトウェアのインストールプログラムを実行することにより、自動的に内蔵ストレージにプログラムが格納される場合と手動でプログラムをコピーする場合があるが、どちらも購入した記録媒体に格納されているソフトウェアを内蔵ストレージにコピーすることは同じである。インストール終了後は内蔵ストレージからプログラムを読み出して実行することが可能になる。
【0024】
しかし、上記のような通常のアプリケーション販売方法では、外部記憶媒体はソフトウェアを全て格納するのに必要なだけの大記憶容量が必要であり、それを接続する記憶媒体読み込み装置も高価なものとなっている。
【0025】
本実施の形態では、外部記憶媒体と外部記憶媒体読み込み手段を共に安価に実現するために、外部記憶媒体には、ソフトウェアの識別情報とネットワーク上におけるロケーションに関する情報を格納しておくだけの小さな容量とし、ソフトウェアの実態は格納されているロケーション情報が示すネットワーク上のサーバからダウンロードする。又、外部記憶媒体の記録方式にはバーコードを使用し、外部記憶媒体には表面にバーコードが印刷されたカードサイズの厚紙を、外部記憶媒体接続手段にはカードを収納するカードスロットを有し、情報の読み込みにはカードスロット入り口近辺に設けられたバーコードリーダーを用いる。
【0026】
図1に本発明の可搬型情報記憶媒体、情報処理装置、ソフトウェアの配布システム、情報処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の一実施の形態のシステム構成図を示す。
【0027】
本実施の形態に係る情報処理装置100は、システムコントローラ1、プログラムを格納するROM2、一時記憶を格納するRAM3、装置IDを格納するEEPROM4、ソフトウェアとソフトウェアの管理情報及びユーザ情報を格納する内蔵ストレージ5、ユーザ入力i/f6、ユーザが操作するマウス7とキーボード8、映像出力i/f9、モニタ10、可搬型情報記憶媒体接続手段200、LAN18に接続されるLANi/f15とから構成される。
【0028】
外部記憶接続手段200の収納部11は、カード型情報記憶媒体を収納するための機構であり、カードスロット等で構成される。収納部11の手前の入り口には、挿入開始検知手段12、バーコード読取手段13及びカード取り出し検知手段14が設けられている。挿入開始検知手段12は、収納部11へカード型情報記憶媒体の挿入開始を検知するための手段であり、マイクロスイッチ等から構成される。収納部11へのカード型情報記憶媒体の挿入開始が検知されると、バーコード読込手段13がアクティブになる。バーコード読込手段13は、接触型映像センサーで構成され、カード表面の所定の位置に印刷されたバーコード情報をカードを挿入する動作によって読み込み、順次RAM3に記憶する。カード取り出し検知手段14は、カードが収納部11から取り出されたことを検知するための機構であり、マイクロスイッチ等から構成されている。
【0029】
システムコントローラ1は、電源が投入されるとROM2からプログラムを読み出して実行を開始する。ユーザが最初に装置を使用するときには、モニタ10に使用ユーザ情報を入力するようにメッセージが表示される。ユーザはキーボード8を使用して、必要な使用ユーザ情報を入力する。
【0030】
入力した情報は、ユーザ入力i/f6を通してシステムコントローラ1が受信する。システムコントローラ1は、入力された使用ユーザ情報を内蔵ストレージ5の所定の領域に格納する。入力する使用ユーザ情報の種類は、ユーザ名、住所、電話番号とする。使用ユーザ情報の入力が終了すると、情報処理装置100は通常の動作状態になる。
【0031】
情報処理装置100には、ROM2に格納されたプログラムを実行する他に、モニタ10に表示されるメニューからユーザがマウス7を操作して処理を選択することにより、予め内蔵ストレージ5に格納されているアプリケーションを読み出して実行することができる。更に、アプリケーションを購入し、内蔵ストレージ5にソフトウェアを後から追加することにより、追加アプリケーションを実行することができる。
【0032】
アプリケーションの購入からアプリケーションの実行までの大まかな処理手順を図2に示す。
【0033】
図2の主要な構成要素は、ユーザ宅300、ソフトウェア提供会社400、販売店500である。ソフトウェア提供会社400は、
1)販売店500にソフトウェア情報がカード表面のバーコードで記録されたバーコードカード302を納入する。
【0034】
2)ユーザ307は、販売店500に赴き、販売員501からバーコードカード302を購入する。バーコードカード302は一般的なカードサイズの厚紙の表面に、図示されているようにメーカ認証情報とソフトウェア情報がバーコードにより記録されている。
【0035】
上記バーコードカード302に格納されるソフトウェア情報には、少なくとも製品コード、バージョン番号、ソフトウェアのネットワーク上のロケーション等のソフトウェアに到達するために必要な情報と、正当な購入者であることを示す情報であるシリアル番号とライセンスキーがバーコードにより格納されている。
【0036】
3)ユーザは、ユーザ宅にすでに設置してある情報処理装置301にバーコードカード302を挿入する。情報処理装置301は、挿入開始検知手段によりカードの挿入を検知すると、
4)バーコード読み取り手段を動作させ、カードの挿入に従ってバーコードを読み取り、バーコードを解読したソフトウェア情報をメモリ306に格納する。その後に、LAN600経由でソフトウェア情報内のソフトウェアロケーション(URL)であるソフトウェア提供会社のサーバ401にアクセスする。情報処理装置301はサーバへアクセスすると、
5)メモリに306格納したソフトウェア情報、EEPROM304に格納した装置ID情報、内蔵ストレージ305に格納されたユーザ情報をサーバ401へ送信する。
【0037】
6)サーバはユーザ情報管理データベース402に受信した情報を格納する。その後、ソフトウェア情報管理データベース404により、ファイルサーバ403内のソフトウエア格納場所を特定し、ユーザ端末にソフトウェアを送信する。
【0038】
7)ユーザ端末はサーバ401からソフトウェアを受信して、
8)内蔵ストレージ305に蓄積し、ソフトウェアを実行する。
【0039】
ユーザがソフトウェアの実行を終了し、
9)バーコードカード302を取り出すと、取り出し検知手段によりカードの取り出しが検知され、
10)ソフトウェアが内蔵ストレージから削除される。アプリケーションを再度使用するためには、再びバーコードカード302を挿入し、処理3)から処理が実行される。
【0040】
上記の説明で全体的な処理の流れを説明した。
【0041】
次に、3)バーコードカード302の挿入から9)内蔵ストレージから削除までの、本実施の形態の情報処理装置における処理を図3を用いて更に詳細に説明する。
【0042】
ユーザがバーコードカードを収納部11(図1)のスロットに挿入すると、挿入開始検知手段12(図1)により、バーコードカードの挿入開始が検知され(ステップS101)、バーコード読み取り手段13(図1)により、バーコードカードに記入されているバーコード情報の読み取りが開始される(ステップS102)。読み取ったバーコードを解読し、正しく解読できなければ処理を終了する(S103)。正しく解読できたら、読み取ったソフトウェア識別情報とネットワーク上でのロケーション情報をメモリに格納する(ステップS104)(図1)。
【0043】
次に、ネットワークへの接続処理に進む。バーコードカードから読み込まれたURL情報を元にLANi/f15(図1)を介して接続リクエストを送る。URLが指し示す場所はソフトウェア提供会社400(図2)が運用管理するソフトウェアダウンロードサーバ401(図2)であり、サーバ401に接続される(ステップS105)。
【0044】
バーコードカードに書き込まれているメーカ認証情報とサーバ401上の認証情報により相互認証を行う(ステップS107)。互いの正当性が確認されると、内蔵ストレージ5(図1)に格納されている使用ユーザ情報とEEPROM4(図1)に格納されている装置ID及びRAM3(図1)に読み込んだダウンロードするソフトウェア情報である製品コード、シリアル番号、ライセンスキーをサーバ401に送る(ステップS108)。
【0045】
サーバ401(図2)では、受け取った製品コードとシリアル番号の組が既にユーザ情報データベース402(図2)に登録済みでないか否かを調べる。今、ユーザはカードを購入して最初に装置へ挿入したところなので、データベースには登録されていない。そのため、正当なユーザからのアクセスと判断する。サーバはユーザ端末へユーザOKを返し、ユーザ端末はユーザOKを受信する(ステップS109)。
【0046】
サーバ401は、次に受信したソフトウェア情報をソフトウェア情報データベース404(図2)に問い合わせ、製品コード、シリアル番号、ライセンスキーの組み合わせが正しいか否かチェックする(ステップS110)。チェックがエラーとなれば、サーバはユーザ端末にライセンスキーNGを送信し、ユーザ端末は処理を終了する。チェックが正しければ、受信したソフトウェア情報とユーザ情報及び装置IDを、ユーザ情報データベース402(図2)に登録する。その後に、ファイルサーバ403(図2)上のソフトウェア格納場所を特定し、所望のソフトウェアをユーザ情報端末に送信する。
【0047】
ユーザ情報端末は、ダウンロードサーバからソフトウェアを受信し(ステップS111)、内蔵ストレージ5(図1)に蓄積する(ステップS111)。ダウンロードが終了するとアプリケーション起動処理に進む(ステップS112)。
【0048】
図4にアプリケーション起動処理のフローチャートを示す。
【0049】
内蔵ストレージ5(図1)に蓄積したソフトウェアをメモリに読み込み、アプリケーションを起動する(ステップS201)。ユーザはマウスで操作し、モニタに表示される画面を見てアプリケーションを使用する。
【0050】
アプリケーションの使用中にユーザがバーコードカード16(図1)を収納部11(図1)から取り出すと、取り出し検知手段14(図1)により、カードの取り出しが検知され(ステップS202)、取り出し処理に進む(ステップS203)。
【0051】
取り出し処理を図5に示す。現在アプリ起動中か否かを判断し(ステップS301)、アプリ起動中なのでアプリの実行を中断して、警告メッセージをモニタに表示する(ステップS302)。
【0052】
ユーザがカードを再挿入すると、カードの挿入が検知され(ステップS303)、バーコード読み取り手段でバーコード読み取りを開始し、カードのソフトウェア情報を読み取る(ステップS304)。読み取られたソフトウェア情報は、メモリに格納したソフトウェア情報と一致するので、警告メッセージを消去して、アプリケーションの実行を再開し(ステップS305)、処理の継続を示す戻り値とともに処理を戻る。
【0053】
図4のステップ203から処理を抜けて、その戻り値を調べる(ステップS204)。取り出し処理S203からの戻り値が処理の継続であるので、ステップS205に進み、カードの取り出しによるアプリケーションの実行中断から復帰する。
【0054】
取り出し処理内でユーザがカードを挿入しない場合には、ユーザがマウス操作でアプリ終了を選択すると(ステップS306)、アプリケーションの終了処理が行われる(ステップS307)。その後、既にカードが取り出されているので、内蔵ストレージからソフトウェアを削除し(ステップS308)、終了を示す戻り値とともに処理を戻る。
【0055】
図4のステップ203から処理を抜けて、その戻り値を調べる(ステップS204)。戻り値が処理終了であるので、アプリ起動処理を終了し、ステップS112(図3)から抜けて処理を終了する。
【0056】
アプリケーションの実行中に、ユーザがマウス操作によるユーザインタフェース操作でアプリケーションの終了を選択すると(ステップS205)、アプリケーションを終了し、アプリケーションを再起動するためのメニューを表示する(ステップS206)。
【0057】
ここでユーザがカードを取り出さず(ステップS207)、アプリの再起動を選択すると(ステップS209)、アプリ起動処理の先頭に戻ってアプリを再起動する(ステップS201)。
【0058】
アプリ終了中にユーザがカードを取り出すと、カード取り出し検知手段によりカードの取り出しが検知され(ステップS207)、取り出し処理に進む(ステップS208)。
【0059】
取り出し処理ではアプリが起動中か否かを判断する(ステップS301)(図5)。今、アプリケーションは終了しているので、内蔵ストレージからソフトウェアを削除し(ステップS308)、処理終了の戻り値と共に処理を戻る。図4のステップS208から処理を抜けてアプリ起動処理を終了し、図3のステップS112から抜けて全ての処理を終了する。
【0060】
これで、ユーザが最初に情報処理装置はカードを挿入し、サーバへアクセスするときの処理の説明が終了した。
【0061】
情報処理装置に2度目以降にカードを挿入した場合には、図3のステップS109では、サーバ上のユーザ情報データベース402(図2)に既に登録がされているので、製品コードとシリアル番号及びユーザ情報の組み合わせが、データベース402(図2)上に登録されている組み合わせと一致するか否かが判定される。通常の使用では、情報が一致するので、ユーザ判定はOKとなる。ユーザ端末はサーバからユーザOKを受信し、次の処理に処理が続けられる。
【0062】
もし、ユーザがバーコードカードを紛失又は盗難され、正当な所有者ではない第三者がバーコードカードを入手し、他の情報処理装置からサーバへアクセスしようとした場合には、初回に登録した場合と比べて装置IDとユーザ情報が異なるため、ユーザ判定でエラーとなる。サーバからユーザNGが返され、ステップS109のユーザ判定がNGとなり、処理を終了する。これにより、不正な使用者にバーコードカードが使用されることを防ぐことができる。
【0063】
以上に説明した実施の形態1においては、アプリケーションソフトウェアの実行中にバーコードカード302を情報処理装置から抜き取ったときには、アプリケーションの実行を中断したが、別の実施方法としてアプリケーションの実行を中断しないで継続し、アプリケーションの終了後にソフトウェアを削除しても良い。この場合の処理は、図3の開始フロー及び図4のアプリ起動処理までは同じである。異なるのはカード取り出し処理である。
【0064】
今、サーバからプログラムのダウンロードが完了し、ユーザがアプリを使用中である場合を想定する。ここで、ユーザがバーコードカードを装置の収納部から取り出すと、取り出し検知手段でカードの取り出しが検知され(ステップS202)(図4)、カードの取り出し処理に進む(ステップS202)(図4)。
【0065】
<実施の形態2>
実施の形態2におけるカードの取り出し処理を図6に示す。
【0066】
アプリが起動中か否かを調べる(ステップS401)。アプリ起動中なので、引き続きアプリの実行を継続し、カードが取り出されたことを示すフラグをメモリ上に立てておく(ステップS402)。
【0067】
ここでユーザがカードを挿入すると、カード挿入開始検知手段でカードの挿入が検知され(ステップS403)、バーコードリーダ読み取り手段でカードのソフトウェア情報が読み取られる(S404)。読み取った情報はメモリ上のソフトウェア情報と一致するので、処理の継続を戻り値として取り出し処理を終了する。図4ステップS203から処理を抜ける。その戻り値を調べ(ステップS204)、戻り値が処理継続なので、ステップS205に進み、アプリの実行が引き続き継続される。
【0068】
取り出し処理内で、ユーザがカードを挿入しないで、アプリケーションの通常の終了操作を行いアプリを終了させると(ステップS405)(図6)、アプリの実行を終了し(ステップS406)、ソフトウェアを内蔵ストレージから削除する(ステップS407)。処理終了を戻り値として取り出し処理を終了する。図4のステップS203から処理を抜ける。その戻り値を調べ(ステップS204)、戻り値が処理終了なので、アプリ起動処理を終了し、全ての処理を終了する。
【0069】
アプリ終了中にユーザがカードを取り出すと、カードの取り出しが検知され(ステップS207)(図4)、取り出し処理に進む(ステップS208)。取り出し処理ではアプリが起動中か否かを判断し(ステップS301)、アプリケーションは終了しているので、内蔵ストレージからソフトウェアを削除し(ステップS407)、処理終了の戻り値と共に処理を戻る。図4のステップS208から処理を抜けて、アプリ起動処理を終了し、図3のステップS112から抜けて全ての処理を終了する。
【0070】
以上に説明した、実施の形態1,2においては、バーコードカードを情報処理装置から抜き取ったときにソフトウェアを削除したが、ソフトウェアを削除しないで、アプリケーションソフトウェアを実行するメニューのみを削除して、ユーザがソフトウェアを起動することを禁止しても良い。この形態を実施の形態3として以下に説明する。
【0071】
<実施の形態3>
本実施の形態においても、情報処理装置の物理的な構成は実施の形態1における図1のシステム構成と同じである。又、図2に示したユーザと販売店とソフトウェア提供会社との間の手順も同じである。
【0072】
図7に基づいて本実施の形態におけるプログラムダウンロード処理を説明する。
【0073】
ユーザが購入したバーコードカードを情報処理装置に挿入してから(ステップS501)サーバへアクセスを開始し、使用ユーザ情報と装置ID及びソフトウェア情報を送信するまで(S508)は、実施の形態1で既に説明した図3のステップS101からステップS108までと処理は同じであるため説明を省略する。
【0074】
図7のステップS509からの処理を説明する。内蔵ストレージ内の所定のソフトウェア情報管理エリアを調べ、カードから読み取ったソフトウェア情報と合致するソフトウェアが内蔵ストレージに格納されているか否かを調べる(ステップS509)。ユーザがカードを購入後最初に装置にカードを挿入した場合には、装置内にはソフトウェアがダウンロードされてないので一致する情報が無く、ソフトウェアが保存されてないことを示すバージョン番号であるバージョンゼロをサーバに送る(ステップS510)。
【0075】
サーバは、受信したバージョン情報を一旦メモリに格納しておき、ユーザ判定とライセンス判定を先に行う。即ち、受信した製品コードとシリアル番号の組が既にユーザ情報データベース402(図2)に登録済みでないか否かを調べる。今、ユーザはバーコードカードを購入してから初めて装置にカードを挿入したので、未だデータベースに登録されてない。ユーザOKと判定される(ステップS512)。
【0076】
サーバは、次に受信したソフトウェア情報をソフトウェア情報データベース404(図2)に問い合わせ、製品コード、シリアル番号、ライセンスキーの組み合わせが正しいか否かチェックする(ステップS513)。
【0077】
チェックがOKとなると、サーバは受信したソフトウェア情報とユーザ情報及び装置IDを、ユーザ情報データベース402(図2)に登録する。次に、ソフトウェア情報データベース404(図2)を調べ、ユーザ端末から受信したソフトウェアバージョンとサーバ上の最新のソフトウェアバージョンとを比較する(ステップS514)。
【0078】
サーバはユーザ端末からバージョン番号ゼロを受信しているので、サーバ上のバージョンの方が新しいと判断し、ソフトウェアのダウンロード処理を開始する。ユーザ端末にダウンロードするソフトウェアのバージョン番号を送信し、引き続きソフトウェアを送信する。
【0079】
ユーザ端末は、サーバから最新ソフトウェアのバージョン情報を受信し、内蔵ストレージのソフトウェア情報格納領域に保存する。引き続いて、ソフトウェアを受信し、内蔵ストレージのダウンロードソフトウェア格納領域に蓄積する(ステップS516)。ダウンロードが終了するとアプリケーション起動処理に進む(ステップS517)。
【0080】
アプリケーション起動処理は、実施の形態1,2で既に説明した図4と同じなので説明は省略する。
【0081】
図8を用いてカード取り出し処理を説明する。
【0082】
現在アプリ起動中か否かを判断し(ステップS601)、アプリ起動中なのでアプリの実行を中断して、警告メッセージをモニタに表示する(ステップS602)。
【0083】
ユーザがカードを再挿入すると、カードの挿入が挿入開始検知手段で検知され、バーコード読み取り手段でバーコード読み取りを開始し、バーコードを解読して、カードのソフトウェア情報を読み取る(ステップS604)。読み取られたソフトウェア情報は、メモリに格納したソフトウェア情報と一致するので、警告メッセージを消去して、アプリケーションの実行を再開し(ステップS605)、処理の継続を示す戻り値とともに処理を戻る。
【0084】
図4のステップS203から処理を抜け、その戻り値を調べる(ステップS204)。戻り値が処理継続であるので、ステップS205に進み、カードの取り出しによるアプリケーションの実行中断から復帰し、アプリの使用を継続する。
【0085】
カード取り出し処理内で、ユーザがカードを挿入しない場合には、ユーザはマウス操作でアプリ終了を選択する(ステップS606)。アプリケーションの終了処理が行われる(ステップS607)。内蔵ストレージに格納されているソフトウェア及びソフトウェア情報はそのまま残し、メニューからソフトウェア起動メニューを削除してユーザがソフトウェアを起動することをできなくする(ステップS608)。終了を示す戻り値とともに処理を戻る。
【0086】
図4のステップS203から処理を抜け、その戻り値を調べる(ステップS204)。戻り値が処理終了であるので、アプリ起動処理を全て終了し、ステップS112(図3)から抜けて処理を終了する。
【0087】
アプリケーション実行中に、ユーザがマウス操作によるユーザインタフェース操作でアプリケーションの終了を選択すると(ステップS205)(図4)、アプリケーションを終了し、アプリケーションを再起動するためのメニューを表示する(ステップS206)。
【0088】
ここでユーザがカードを取り出さず(ステップS207)、アプリの再起動を選択すると(ステップS209)、アプリ起動処理の先頭に戻ってアプリを再起動する(ステップS201)。ユーザがカードを取り出すとカード取り出し検知手段によりカードの取り出しが検知され(ステップS207)、ステップS208に進み、再び取り出し処理に進む。
【0089】
ステップS601(図8)でアプリが起動中か否かを判断し、今、アプリケーションは終了しているので、内蔵ストレージに格納されているソフトウェア及びソフトウェア情報はそのまま残し、メニューからソフトウェア起動メニューを削除してユーザがソフトウェアを起動することをできなくする(ステップS608)。終了を示す戻り値とともに処理を戻る。
【0090】
図4のステップS208から処理を抜けて、アプリ起動処理を全て終了し、図3のステップS112から抜けて全ての処理を終了する。
【0091】
次に、ユーザが2度目にカードを装置に挿入した場合の処理を図7ステップS509から説明する。内蔵ストレージ内の所定のソフトウェア情報管理エリアを調べ、カードから読み取ったソフトウェア情報と合致するソフトウェアが内蔵ストレージに格納されているか否かを調べる(ステップS509)。一致するソフトウェア情報があるので、ソフトウェア情報格納領域に保存されているソフトウェアバージョン情報をダウンロードサーバに送信する(ステップS511)。
【0092】
サーバは、受信したバージョン情報を一旦メモリに格納しておき、ユーザ判定を先に行う。即ち、受信した製品コードとシリアル番号の組が既にユーザ情報データベース402(図2)に登録済みでないか否かを調べる。ユーザは既に一度サーバからプログラムをダウンロードしているので、データベースに登録されている。製品コード、シリアル番号、ユーザ情報及び装置IDから成るデータベース上のユーザ情報とユーザ端末から受信したユーザ情報を比較する。両者が一致しない場合にはユーザ判定NGを端末に返し、端末は処理を終了する。両者が一致すれば、ユーザ判定OKを端末に返し、次のステップに進む(ステップS512)。
【0093】
サーバは、次に受信したソフトウェア情報をソフトウェア情報データベース404(図2)に問い合わせ、製品コード、シリアル番号、ライセンスキーの組み合わせが正しいか否かチェックする(ステップS513)。
【0094】
チェックがOKとなると、サーバは受信したソフトウェア情報とユーザ情報及び装置IDを、ユーザ情報データベース402(図2)に登録する。次に、ソフトウェア情報データベース404(図2)を調べ、ユーザ端末から受信したソフトウェアバージョンとサーバ上の最新のソフトウェアバージョンとを比較する(ステップS514)。
【0095】
サーバ上のバージョンが新しくなければ、内蔵ストレージ内のソフトウェアを使用する指示がサーバから送られる。ユーザ端末は内蔵ストレージ内のソフトウェアを使用する指示を受信して(ステップS515)、内蔵ストレージ内のソフトウェアを起動する処理に進む(ステップS517)。
【0096】
以上に説明した実施の形態3においては、アプリケーションソフトウェアの実行中にバーコードカードを情報処理装置から抜き取ったときには、アプリケーションの実行を中断したが、別の実施方法としてアプリケーションの実行を中断せずに継続し、アプリケーションの終了後にソフトウェアの起動メニューを削除しても良い。この場合の処理は、図7の開始フロー及び図4のアプリ起動処理までは同じである。処理が異なるのはアプリの取り出しフローである。
【0097】
今、サーバからプログラムのダウンロードが完了し、ユーザがアプリを使用中である場合を想定する。ここで、ユーザがアプリをカードから取り出すと取り出し検知手段でカードの取り出しが検知され(ステップS202)(図4)、アプリの取り出し処理に進む(ステップS202)(図4)。
【0098】
<実施の形態4>
本実施の形態におけるアプリの取り出し処理を図9に示す。
【0099】
アプリが起動中か否かを調べる(ステップS701)。アプリ起動中なので、引き続きアプリの実行を継続し、カードが取り出されたことを示すフラグをメモリ上に立てておく。
【0100】
ここで、ユーザがカードを挿入すると、カード挿入開始検知手段でカードの挿入が検知され、バーコードリーダ読み取り手段でカードのソフトウェア情報が再び読み取られる(S704)。読み取った情報はメモリ上のソフトウェア情報と一致するので、処理の継続を戻り値として取り出し処理を終了する。図4のステップS704で戻り値が調べられ、ステップS705に進み、アプリの実行が引き続き継続される。
【0101】
ユーザがカードを挿入せずにアプリの終了を選択すると(ステップS705)、アプリの実行を終了し(ステップS706)、内蔵ストレージに格納されているソフトウェア及びソフトウェア情報はそのまま残し、メニューからソフトウェア起動メニューを削除してユーザがソフトウェアを起動することをできなくする(ステップS608)。終了を示す戻り値とともに処理を戻る。
【0102】
図4のステップS204に処理が戻り、戻り値を調べる(ステップS204)。戻り値が処理終了であるので、アプリ起動処理を全て終了し、ステップS112(図3)から抜けて処理を終了する。
【0103】
アプリケーション実行中に、ユーザがマウス操作によるユーザインタフェース操作でアプリケーションの終了を選択すると(ステップS205)、アプリケーションを終了し、アプリケーションを再起動するためのメニューを表示する(ステップS206)。
【0104】
ここで、ユーザがカードを取り出さず(ステップS207)、アプリの再起動を選択すると(ステップS209)、アプリ起動処理の先頭に戻ってアプリを再起動する(ステップS201)。ユーザがカードを取り出すとカード取り出し検知手段によりカードの取り出しが検知され(ステップS207)、ステップS208に進み、再び取り出し処理に進む(図8)。
【0105】
ステップS601でアプリが起動中か否かを判断し、今、アプリケーションは終了しているので、内蔵ストレージに格納されているソフトウェア及びソフトウェア情報はそのまま残し、メニューからソフトウェア起動メニューを削除してユーザがソフトウェアを起動することをできなくする(ステップS608)。終了を示す戻り値とともに処理を戻る。
【0106】
図4のステップS208から処理を抜けて、アプリ起動処理を全て終了し、図3のステップS112から抜けて全ての処理を終了する。
【0107】
<本発明の他の実施の形態>
尚、以上に説明した本実施形態の各手段は、コンピュータのCPU或はMPU、RAM、ROM等で構成されるものであり、RAMやROMに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。従って、コンピュータが上記機能を果たすように動作させるプログラムを、例えばCD−ROMのような記録媒体に記録し、コンピュータに読み込ませることによって実現できるものである。上記プログラムを記録する記録媒体としては、CD−ROM以外に、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、不揮発性メモリカード等を用いることができる。
【0108】
又、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)或は他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合や、供給されたプログラムの処理の全て或は一部がコンピュータの機能拡張ボードや機能拡張ユニットにより行われて上述の実施形態の機能が実現される場合も、斯かるプログラムは本発明の実施形態に含まれる。
【0109】
又、本発明をネットワーク環境で利用するべく、全部或は一部のプログラムが他のコンピュータで実行されるようになっていても良い。例えば、画面入力処理は、遠隔端末コンピュータで行われ、各種判断、ログ記録等は他のセンターコンピュータ等で行われるようにしても良い。
【0110】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、容量が少なくて低コストの可搬型情報記憶媒体を使用してソフトウェアの使用権を販売することが可能となり、ユーザの手を何ら煩わせることなく、ソフトウェアをサーバ端末装置から自動的にダウンロードして実行させることができる。
【0111】
又、可搬型情報記憶媒体を取り外したときはソフトウェアが削除されるため、可搬型情報記憶媒体を所有する人のみがソフトウェアを実行することが可能となり、ソフトウェアの不正実行を防止することができる。
【0112】
更に、装置IDを可搬型情報記憶媒体に記入することにより、装置とソフトウェアとを一対一に対応させることが可能となるため、可搬型情報記憶媒体を紛失したり盗難にあったりした場合にも不正使用を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るソフトウェア配布システムの構成例を示す図である。
【図3】ソフトウェアダウンロード時のメイン処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】アプリケーション起動処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】バーコードカード取り出し処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態2におけるバーコードカード取り出し処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態3におけるソフトウェアダウンロード時のメイン処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態3におけるバーコードカード取り出し処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態4バーコードカード取り出し処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 システムコントローラ
2 ROM
3 RAM
4 EEPROM
5 内蔵ストレージ
6 ユーザ入力インタフェース
7 マウス
8 キーボード
9 映像出力インタフェース
10 モニタ
11 バーコードカード収納部
12 バーコードカード挿入開始検知手段
13 バーコード読み取り手段
14 バーコードカード取り出し検知手段
15 LAMi/f
16 外部記憶手段(バーコードカード)
17 ソフトウェア情報記録部(バーコード)
18 LAN
10 本実施の形態の情報処理システム
200 可搬型情報記憶媒体(バーコードカード)接続手段
300 ユーザ宅
301 本実施の形態の情報処理システム
302 バーコードカード
303 バーコードカード収納スロット
304 EEPROMに格納された装置ID
305 内蔵ストレージ
306 メモリに読み込まれたソフトウェア情報
307 ユーザ
400 ソフトウェア提供会社
401 ソフトウェアダウンロードサーバ
402 ユーザ情報データベース
403 ファイルサーバ
404 ソフトウェア情報データベース
500 販売店
501 店員
600 LAN
Claims (25)
- ネットワークに接続し、前記ネットワークからソフトウェアをダウンロードして実行する情報処理装置に着脱可能に構成された可搬型情報記憶媒体であって、
前記ソフトウェアの識別情報と、前記ソフトウェアが格納されているネットワーク上のロケーション情報を格納するためのバーコード領域を有していることを特徴とする可搬型情報記憶媒体。 - 前記バーコード領域には、ソフトウェア情報として、少なくとも製品コード、バージョン番号、ソフトウェアのネットワーク上のロケーション情報及び前記ソフトウェアの正当な購入者であることを示すシリアル番号を含むライセンス情報が格納されていることを特徴とする請求項1記載の可搬型情報記憶媒体。
- ネットワーク上のサーバ端末装置と通信するための通信手段と、前記ネットワークを介して取得するソフトウェアに係る情報が記録されているバーコード領域を有する可搬型情報記憶媒体を接続する可搬型情報記憶媒体接続手段と、前記通信手段を用いて上記サーバ端末装置からソフトウェアを内部記憶媒体にダウンロードする情報転送手段と、前記内部記憶媒体内にダウンロードしたソフトウェアを前記内部記憶媒体のソフトウェア格納領域に格納するためのソフトウェア格納手段と、前記ソフトウェア格納領域に格納したソフトウェアを管理するためのソフトウェア管理手段とを有し、前記可搬型情報記憶媒体接続手段は、前記可搬型情報記憶媒体を収容する収納空間と、前記記憶媒体の挿入開始を検知する挿入開始検知手段と、前記記憶媒体の上記収納空間への挿入中に、前記記憶媒体のバーコードを走査し記録されている所定の情報を読み取るバーコード読み取り手段とを具備することを特徴とする情報処理装置。
- 前記ソフトウェア管理手段は、前記バーコード読み取り手段により読み取られた情報から少なくともソフトウェア識別情報と、前記ソフトウェアのネットワーク上でのロケーション情報とを抽出して管理することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
- 前記情報転送手段は、前記ソフトウェア管理手段からの指示に基づいて、上記通信手段を用いて上記ロケーションで示されるサーバ端末装置にアクセスし、前記ソフトウェア識別情報で示されるソフトウェアをソフトウェア格納領域にダウンロードすることを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
- 前記ソフトウェア管理手段は、前記ソフトウェア格納領域にダウンロードされたソフトウェアを実行させるソフトウェア起動処理を行うことを特徴とする請求項3〜5の何れかに記載の情報処理装置。
- 前記内部記憶媒体は、不揮発性メモリと揮発性メモリと内蔵ストレージから構成され、前記不揮発性メモリには装置を一意に識別する装置識別情報を格納し、前記内蔵ストレージ又は前記不揮発性メモリの少なくとも何れか1つにはユーザが記入した使用ユーザ情報を格納し、前記ソフトウェア管理手段は、前記通信手段により前記サーバ装置へ接続したときに、前記ソフトウェア識別情報と前記装置識別情報と前記ユーザ情報とを上記サーバ装置へ送信することを特徴とする請求項3〜6の何れかに記載の情報処理装置。
- 前記ソフトウェア管理手段は、前記内部記憶媒体のソフトウェア格納領域内に前記ソフトウェア識別情報で示されるソフトウェアがダウンロードされていない場合には、前記ソフトウェア格納領域にソフトウェアをダウンロードする処理を実行することを特徴とする請求項3〜7の何れかに記載の情報処理装置。
- 前記ソフトウェア管理手段は、前記ソフトウェア格納領域にソフトウェアがダウンロードされた後に、前記ソフトウェアを実行する処理を行うことを特徴とする請求項3〜8の何れかに記載の情報処理装置。
- 前記ソフトウェア管理手段は、前記内部記憶媒体のソフトウェア格納領域内に前記ソフトウェア識別情報で示されるソフトウェアがダウンロードされている場合は、前記サーバ端末装置上のソフトウェアのバージョンと、前記ソフトウェア格納領域内のソフトウェアのバージョンとを比較する処理を行い、前記バージョンが一致するときには内部記憶媒体内のソフトウェアの実行を開始する処理を行い、前記サーバ端末装置上ソフトウェアのバージョンの方が新しいときには、前記ソフトウェアを前記サーバ端末装置からソフトウェア格納領域にダウンロードし、そのソフトウェアの実行を開始する処理を行うことを特徴とする請求項3〜9の何れかに記載の情報処理装置。
- 前記可搬型情報記憶媒体接続手段は、前記可搬型情報記憶媒体が前記収納空間から取り出されたことを検知する取り出し検知手段を有し、前記ソフトウェア管理手段は、前記検知手段により前記記憶媒体の取り出しが検知されたときに所定の処理を行うことを特徴とする請求項3〜10の何れかに記載の情報処理装置。
- 前記ソフトウェア管理手段は、前記可搬型情報記憶媒体が取り出されたときに、前記ソフトウェア格納領域に格納されているソフトウェアを削除する削除処理を行うことを特徴とする請求項3〜11の何れかに記載の情報処理装置。
- 前記ソフトウェア管理手段は、前記ソフトウェア格納領域に格納されているソフトウェアの実行中に、前記可搬型情報記憶媒体が取り出されたときに、前記ソフトウェア格納領域に格納されているソフトウェアの実行を中断してユーザに警告する媒体取り出し警告処理と、前記媒体取り出し警告処理による警告の後でユーザ入力受付状態にするユーザ入力受付処理とを行うことを特徴とする請求項3〜12の何れかに記載の情報処理装置。
- 前記ソフトウェア管理手段は、前記ユーザに警告する処理が行われた後で、前記可搬型情報記憶媒体が再度挿入されたときには、前記ソフトウェアの実行を再開する実行再開処理を行うことを特徴とする請求項3〜13の何れかに記載の情報処理装置。
- 前記ソフトウェア管理手段は、前記ユーザ入力受付状態において、ユーザがソフトウェアの実行終了を選択したときは前記ソフトウェアの実行を終了し、その後に前記ソフトウェアを前記内部記憶媒体から削除するソフトウェア削除処理を行うことを特徴とする請求項3〜14の何れかに記載の情報処理装置。
- 前記ソフトウェア管理手段は、前記ソフトウェアの実行中に前記可搬型情報記憶媒体が取り出されたときに、前記ソフトウェアの実行はそのまま継続し、その後にユーザが前記ソフトウェアの実行を終了したときに、前記内部記憶媒体から削除するソフトウェア削除処理を行うことを特徴とする請求項3〜15の何れかに記載の情報処理装置。
- 前記ソフトウェア管理手段は、前記可搬型情報記憶媒体が前記可搬型情報記憶媒体接続手段に装填されたままの状態で前記ソフトウェアを終了したときには、前記ソフトウェアの再起動を行うメニューをメニュー画面に表示して、ユーザ入力により前記ソフトウェアの再起動を可能とし、更に前記ソフトウェアの終了後に前記可搬型情報記憶媒体が装置から取り出されたときは、前記ソフトウェアの再起動を行うメニューをメニュー画面から削除して、ユーザ入力による前記ソフトウェアの再起動を不可能とする処理を行うことを特徴とする請求項3〜16の何れかに記載の情報処理装置。
- 前記ソフトウェア管理手段は、前記ソフトウェアの実行中に前記可搬型情報記憶媒体が取り出されたときに、前記ソフトウェアの実行を中断する処理を行い、その後、前記警告メッセージを表示してユーザ入力受付状態になった後、前記可搬型情報記憶媒体が再度挿入されたときには、前記ソフトウェアの実行を再開する処理を実行することを特徴とする請求項3〜17の何れかに記載の情報処理装置。
- 前記ソフトウェア管理手段は、前記ユーザ入力受付状態において、ユーザがソフトウェアの実行終了を選択したときは前記ソフトウェアの実行を終了する処理と、前記ソフトウェアの再起動を行うメニューをメニュー画面から削除して、ユーザ入力による前記ソフトウェアの再起動を不可能とする処理とを行うことを特徴とする請求項3〜18の何れかに記載の情報処理装置。
- 前記ソフトウェア管理手段は、前記ソフトウェアの実行中に前記可搬型情報記憶媒体が取り出されたときに、前記ソフトウェアの実行をそのまま継続し、その後、ユーザがソフトウェアの実行を終了したときに、前記ソフトウェアの再起動を行うメニューをメニュー画面から削除して、ユーザ入力による前記ソフトウェアの再起動を不可能とする処理を行うことを特徴とする請求項3〜19の何れかに記載の情報処理装置。
- ソフトウェア提供会社から提供されるソフトウェアを販売店を介してユーザに配布するシステムであって、
前記ソフトウェア提供会社は、外部からネットワークアクセスしてソフトウェアをダウンロードするためのサーバ端末装置と、前記サーバ端末装置に接続されたユーザ情報データベース及び少なくとも1種類以上のソフトウェアを格納するファイルサーバ端末装置とを有し、前記ユーザは、ソフトウェアをダウンロードして実行するための情報処理装置を有し、
前記ソフトウェア提供会社は、前記ソフトウェアの使用権に係るライセンス情報とネットワーク上でのロケーションを示す情報をバーコードで記録した可搬型情報記憶媒体を前記販売店に納入し、前記販売店は、前記可搬型情報記憶媒体をユーザに販売し、前記ユーザは前記可搬型情報記憶媒体を販売店から購入した前記可搬型情報記憶媒体を前記情報処理装置に装填してバーコード情報を読み取り、前記ソフトウェア提供会社から前記ソフトウェアをダウンロードして実行することを特徴とするソフトウェア配布システム。 - 前記情報処理装置は、前記サーバに対して、前記可搬型情報記憶媒体のバーコードから読み取ったソフトウェア識別情報及びソフトウェアの正当な所有者であることを証明するライセンス情報と、前記ユーザの所持する情報処理装置に格納された装置識別情報と、前記ユーザ入力により前記情報処理装置に格納されているユーザ情報とを送信し、
前記サーバ端末装置は、受信したソフトウェア識別情報とライセンス情報の組に該当するデータを前記ユーザ情報管理データベースで検索し、データベースに登録されていない場合には、前記ソフトウェア識別情報及びライセンス情報と装置識別子とユーザ情報とを新規にデータベースに登録し、既にデータベースに登録されている場合には、登録されている装置識別子及びユーザ情報と受信した装置識別子及びユーザ情報とを比較し、両者が一致した場合にはソフトウェアのダウンロードを許可し、一致しない場合にはソフトウェアのダウンロードを許可しないことを特徴とする請求項22記載のソフトウェア配布システム。 - ネットワーク上のサーバ端末装置と通信するための通信ステップと、
前記ネットワークを介して取得するソフトウェアに係る情報がバーコードで記録されている可搬型情報記憶媒体を接続する可搬型情報記憶媒体接続ステップと、
前記サーバ端末装置からソフトウェアを内部記憶媒体にダウンロードする情報転送ステップと、
前記内部記憶媒体内にダウンロードしたソフトウェアを前記内部記憶媒体のソフトウェア格納領域に格納するためのソフトウェア格納ステップと、
前記ソフトウェア格納領域に格納したソフトウェアを管理するためのソフトウェア管理ステップと、
前記可搬型情報記憶媒体が前記可搬型情報記憶媒体接続ステップに接続されたときに、前記可搬型情報記憶媒体のバーコードに記録されている所定の情報を読み取る外部記憶媒体情報読み取りステップとを行うことを特徴とする情報処理方法。 - 前記請求項3〜23の何れか1項に記載の各手段の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
- 前記請求項24に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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