JP2004206306A - 情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型表示用の表示ファイルでなくとも、小型の表示画面にて閲覧者が手間をかけることなく快適なブラウジングを行えるようにする。
【解決手段】画像データとテキストデータとを備えるファイルを表示可能な情報処理装置であって、該情報処理装置は、前記ファイルから画像を抽出し(ステップS602)、抽出された画像が表示される領域を識別し(ステップS603)、識別された画像の属する領域内のテキストデータを抽出し(ステップS604)、抽出された画像を第1の表示手段に表示し(ステップS605)、抽出されたテキストデータを第2の表示手段に表示(ステップS606)する機能を備える。
【選択図】 図6
【解決手段】画像データとテキストデータとを備えるファイルを表示可能な情報処理装置であって、該情報処理装置は、前記ファイルから画像を抽出し(ステップS602)、抽出された画像が表示される領域を識別し(ステップS603)、識別された画像の属する領域内のテキストデータを抽出し(ステップS604)、抽出された画像を第1の表示手段に表示し(ステップS605)、抽出されたテキストデータを第2の表示手段に表示(ステップS606)する機能を備える。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データとテキストデータとを備えるファイルを小型の表示画面に表示するための表示処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネットの普及により、画像データとテキストデータとが混在するマルチメディア文書のフォーマットとして、例えばHTML形式が一般的に用いられている。
【0003】
HTML形式で表記したファイルの場合、WEBブラウザを装備した端末装置ならば、ハードウェアやオペレーティングシステムによらずにその内容を閲覧することができるため、インターネットのホームページに限ること無く、電子アルバムなどの特定用途にも広く使用されている。
【0004】
しかしながら、このようなマルチメディア文書を表示サイズの限られた小型の携帯用端末装置等で表示しようとすると、文字などが小さくて非常に見づらくなってしまう。
【0005】
そこで、このような状況を改善すべく、例えば、複数の表示領域を設けて全体像とその全体像上の部分領域とを異なる表示領域に表示(部分領域については拡大表示)する方式等が考案されている。
【0006】
また、一方ではPHSや携帯電話、カーナビゲーション装置などの小型の表示装置用に、あらかじめマルチメディア文書をカスタマイズして作成することも行われている。例えば、下記特許文献1では、縮小されたコンテンツデータを表示し、ユーザの指示に応じて任意の部分を拡大表示する携帯端末についての記載がある。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−312360号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術において示したような、全体像と部分領域とを異なる表示領域に表示する方式では、拡大表示する部分領域を毎回指定しなければならず、手間がかかるという問題がある。
【0009】
また、インターネットのホームページやデジタル写真を閲覧する電子アルバムなどの用途では、一般に大型の表示装置に表示する場合を想定してファイルが作成されているため、大型表示用のファイルの他に上述のような小型表示用のファイルを持つことは不経済である上に、管理も煩雑になるという欠点がある。
【0010】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、小型表示用の表示ファイルでなくとも、小型の表示画面にて閲覧者が手間をかけることなく快適なブラウジングを行えるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明に係る情報処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
画像データとテキストデータとを備えるファイルを表示可能な情報処理装置であって、
前記ファイルから画像データを抽出する画像データ抽出手段と、
前記抽出された画像データが表示される領域を判定する領域判定手段と、
前記ファイルから、前記判定された領域に属するテキストデータを抽出するテキストデータ抽出手段と、
前記抽出された画像データを表示する第1の表示手段と、
前記抽出されたテキストデータを表示する第2の表示手段とを備える。
【0012】
【発明の実施の形態】
【第1の実施形態】
図1は本発明の第1の実施形態にかかる情報処理装置(小型の表示装置を有する携帯端末)のブロック図であって、101はCPU、102は操作部、103は画像データを表示可能な第1の表示部、104はテキストデータを表示するための第2の表示部、105はプッシュスイッチ、106は画像フォーマットを解析するフォーマット解析部、107は記憶装置(メモリ)、108はHTMLファイルをやり取りするための通信部である。
【0013】
図2は本実施形態にかかる携帯端末を含む電子アルバムシステムを示したもので、201はHTML型式で記述したマルチメディアファイルである電子アルバムデータを蓄積し、HTTPサーバ機能により他の端末に対し電子アルバムデータを配信するための主装置、202は本実施形態にかかる携帯端末、203はWEBブラウザをインストールしたデスクトップ型コンピュータであり、主装置201と、携帯端末202と、デスクトップ型コンピュータ203とは、それぞれTCP/IPプロトコルのネットワーク204で接続されている。
【0014】
図5は主装置201に蓄積された電子アルバムデータの一例であって、デスクトップ型コンピュータ203で閲覧(ブラウジング)した場合の表示画面の一例を図3(301)に示す(つまり、図5は大型表示用に作成されたマルチメディア文書である)。なお、図5の左端の数字は説明のために行数を示したもので本来のデータには付加されていない。
【0015】
図5において第8行から第31行は図3の2行×2列の表302を表現しており、第8行の<TR>タグから第18行の</TR>タグまでが表302の第1行の領域の内容を、第19行の<TR>タグから第30行の</TR>タグまでが表302の第2行の領域の内容を表現している。
【0016】
さらに、第9行の<TD>タグから第13行の</TD>タグまでが表302の第1行第1列のセル303に示す領域の内容を、第14行の<TD>タグから第17行の</TD>タグまでが表302の第1行第2列セル304に示す領域の内容を表わしている。
【0017】
セル303を表わす<TD>タグと</TD>タグとの間に記載された情報について詳しく説明すると、第10行の<IMG>タグにより画像307の画像データ名とデータサイズとが記載され、第11〜第12行にコメント308のテキストデータが記載されている。
【0018】
以下同様にセル305、306の内容(309乃至314)も<TD>タグと</TD>タグとの間に記載された情報が表現されたものである。
【0019】
図6は本発明の第1の実施形態にかかる情報処理装置のCPU101の動作を示すフローチャートであって、ステップS601において表示対象となるHTMLファイルの解析を開始する。解析対象である前記HTMLファイルは通信部108から受信したものでも、あらかじめメモリ107に蓄積されていたものでもよく特に限定しない。
【0020】
ステップS602では、前記HTMLファイルを<IMG>タグが検出されるまで順次解析する。なお、<IMG>タグは前述の通り画像データを示しているものである。
【0021】
図5の電子アルバムデータにおいてはまず第10行の、
<IMG SRC=“IMAGES/ヒナギク.JPG” WIDTH=“185”HEIGHT=“167”>
が画像データとして検出される。<IMG>タグを検出した場合は、次にこの画像データが表示される領域を判定する(ステップS603)。
【0022】
領域を判定する方法としては、前述の表(テーブル)302を表わす<TABLE>タグと</TABLE>タグの組、テーブル内の列を表わす<TR>タグと</TR>タグの組、列内のデータを表わす<TD>タグと</TD>タグの組のほかに、フレームを表わす<FRAME>タグと</FRAME>タグの組、あるいは表示内容の大枠である<BODY>タグと</BODY>タグの組の、いずれか一組のタグにより形成される領域を、画像データが表示される領域と判定する方法が挙げられる。また、単に<HR>タグの様な水平線を示すタグにより形成される領域を画像データが表示される領域と判定するようにしてもよい。
【0023】
なお、本実施形態では説明の簡略化のため<TD>タグと</TD>タグの組を唯一、画像データが表示される領域として判定することとする。<IMG>タグを検出した第10行から前方に<TD>タグをサーチする。図5の電子アルバムデータにおいては第9行で検出する。次に第10行から後方に</TD>タグをサーチする。これは第13行で検出する。つまり、第9行の<TD WIDTH=“34%”>タグから第13行の</TD>タグまでが一つの領域と判定される。
【0024】
次にこの領域中に含まれるテキストデータをすべて抽出する。図5のサンプルでは第11行の「自然植物:ヒナギク」、及び第12行の「撮影日時: 2000/10/10」が領域内のテキストデータである(ステップS604)。
【0025】
次にステップS602で検出した、<IMG>タグに対応するJPEG形式の画像データ“IMAGES/ヒナギク.JPG”を抽出し、JPEGデコードして画像データ用の第1の表示部103に表示する(ステップS605)。
【0026】
表示する際には第1の表示部103の大きさに合わせて適宜拡大または縮小して表示することが可能である。
【0027】
さらにステップS604で抽出したテキストデータをテキストデータ用の第2の表示部104に表示する(ステップS606)。
【0028】
仮にテキストデータが第2の表示部104で一度に表示できない場合は、自動あるいは手動によりスクロールするようにすることで全てのテキストデータを表示することもできる。
【0029】
図4の(a)は抽出された画像データ及びテキストデータを表示した様子を示したもので、第1の表示部103には画像データ“IMAGE/ヒナギク.JPG”が、第2の表示部104には「自然植物:ヒナギク」、「撮影日時: 2000/10/10」のテキストデータがそれぞれ表示されている。
【0030】
ここでプッシュスイッチ105が押下されると(ステップS607)、次の画像の検索を開始し、図4の(b)に示すように画像データとテキストデータとを表示する。
【0031】
以上の説明から明らかなように、本実施形態によれば、大型表示用に作成されたマルチメディア文書を小型の表示装置にて閲覧することが可能となるため、大型表示用と小型表示用の表示ファイルを持つ必要が無くなる。
【0032】
また、小型の表示装置にて閲覧するにあたっては、画像データが表示される領域が自動的に判定され当該領域ごとに表示されるため、閲覧者は手間をかけることなく快適なブラウジングを行うことが可能となる。
【0033】
【第2の実施形態】
上記第1の実施形態においては、抽出される画像データをすべて表示することとしたが、これに限られず、必要な画像データのみを表示するようにしてもよい。
【0034】
図7は本発明の第2の実施形態にかかる情報処理装置(小型の表示装置を有する携帯端末)におけるCPU101の動作を示すフローチャートである。なお、本実施形態にかかる情報処理装置についても上記第1の実施形態にかかる情報処理装置と同様の構成を有するものとする。
【0035】
まず、ステップS701において表示対象となるHTMLファイルの解析を開始する。解析対象である前記HTMLファイルは通信部108から受信したものでも、あらかじめメモリ107に蓄積されていたものでもよく特に限定しない。
【0036】
ステップS702では前記HTMLファイルを<IMG>タグが検出されるまで順次解析する。なお、<IMG>タグは前述の通り画像データを示しているものである。
【0037】
一般的なインターネットのホームページでは、<IMG>タグ内で記述する画像データのなかには矢印等の記号、リンクアイコンなどの小画像やバナー広告など、本来意図して参照する必要の無い画像データも多く含まれている。
【0038】
これらの画像データは一般的にGIF形式で提供されることが多い。一方、写真などの高階調画像はJPEG形式で提供されることが多く、256階調より高階調の写真データはGIF形式ではサポートされないため、ほとんどの場合JPEG形式で提供されている。
【0039】
そこで、ステップS702で検出した<IMG>タグ内の画像ファイル形式をその拡張子より判断し、JPEG形式である場合のみ表示用画像データを検出したと判定する(ステップS703)。次にこの画像データが表示される領域を判定する(ステップS704)。
【0040】
領域を判定する方法としては、前述の表(テーブル)302を表わす<TABLE>タグと</TABLE>タグの組、テーブル内の列を表わす<TR>タグと</TR>タグの組、列内のデータを表わす<TD>タグと</TD>タグの組のほかに、フレームを表わす<FRAME>タグと</FRAME>タグの組、表示内容の大枠である<BODY>タグと</BODY>タグの組の、いずれか一組のタグにより形成される領域を画像データが表示される領域と判定する方法が挙げられる。また、単に<HR>タグの様な水平線を示すタグにより形成される領域を画像データが表示される領域と判定するようにしてもよい。
【0041】
なお、本実施形態では説明の簡略化のため<TD>タグと</TD>タグの組を唯一、画像データが表示される領域として判定することとする。以降は第1の実施形態と同様にステップS703で検出した、<IMG>タグに対応するJPEG形式の画像データを抽出し、JPEGデコードして画像データ用の第1の表示部103に表示する(ステップS706)。
【0042】
表示する際には第1の表示部103の大きさに合わせて適宜拡大または縮小して表示することが可能である。
【0043】
さらにステップS705で抽出したテキストデータをテキストデータ用の第2の表示部104に表示する(ステップS707)。
【0044】
仮にテキストデータが第2の表示部104で一度に表示できない場合は、自動あるいは手動によりスクロールするようにすることで全てのテキストデータを表示することもできる。
【0045】
ここでプッシュスイッチ105が押下されると(ステップS708)、次の画像の検索を開始し、次の画像データとテキストデータとを表示する。
【0046】
以上説明したように、本実施形態によれば、<IMG>タグ内で記述された画像データのうち、所定の拡張子を有する画像データを抽出することで、参照する必要のない画像データを表示しないようにすることが可能となる。
【0047】
【第3の実施形態】
上記第2の実施形態においては、<IMG>タグに対応する画像データのうち、所定の拡張子を有する画像データを抽出することとしたが、これに限られない。本実施形態では、所定のデータサイズまたは画素数を有する画像データを抽出する場合について説明する。
【0048】
図8は本発明の第3の実施形態におけるCPU101の動作を示すフローチャートであって、ステップS801において表示対象となるHTMLファイルの解析を開始する。解析対象である前記HTMLファイルは通信部108から受信したものでも、あらかじめメモリ107に蓄積されていたものでもよく特に限定しない。
【0049】
ステップS802では前記HTMLファイルを<IMG>タグが検出されるまで順次解析する。なお、<IMG>タグは前述の通り画像データを示しているものである。
【0050】
一般的なインターネットのホームページでは<IMG>タグ内で記述する画像データのなかには矢印等の記号、リンクアイコンなどの小画像やバナー広告など本来意図して参照する必要の無い画像も多く含まれている。
【0051】
これらの画像は一般的に写真などの高階調画像に比べてデータサイズあるいは画素数が小さい。
【0052】
そこで、ステップS802で検出した<IMG>タグ内の画像データを取得し、そのデータサイズをあらかじめ設定した値と比較して設定値以上である場合のみ表示用画像データを検出したと判定する(ステップS803)。次にこの画像データが表示される領域を判定する(ステップS804)。
【0053】
領域を判定する方法としては、前述の表(テーブル)302を表わす<TABLE>タグと</TABLE>タグの組、テーブル内の列を表わす<TR>タグと</TR>タグの組、列内のデータを表わす<TD>タグと</TD>タグの組のほかに、フレームを表わす<FRAME>タグと</FRAME>タグの組、表示内容の大枠である<BODY>タグと</BODY>タグの組の、いずれか一組のタグにより形成される領域を画像データが表示される領域と判定する方法が挙げられる。また、単に<HR>タグの様な水平線を示すタグにより形成される領域を画像データが表示される領域と判定するようにしてもよい。
【0054】
なお、本実施形態では説明の簡略化のため<TD>タグと</TD>タグの組を唯一、画像データが表示される領域として判定することとする。以降は第1の実施形態と同様にステップS803で検出した<IMG>タグに対応するJPEG形式の画像データを抽出し、JPEGデコードして画像データ用の第1の表示部103に表示する(ステップS806)。
【0055】
表示する際には第1の表示部103に大きさに合わせて適宜拡大または縮小して表示することが可能である。
【0056】
さらにステップS805で抽出したテキストデータをテキストデータ用の第2の表示部104に表示する(ステップS807)。
【0057】
仮にテキストデータが第2の表示部104で一度に表示できない場合は、自動あるいは手動によりスクロールするようにすることで全てのテキストデータを表示することができる。
【0058】
ここでプッシュスイッチ105が押下されると(ステップS808)、次の画像の検索を開始し次の画像データとテキストデータを表示する。
【0059】
以上説明したように、本実施形態によれば、<IMG>タグ内で記述された画像データのうち、所定のデータサイズまたは画素数を有する画像データを抽出することで、参照する必要のない画像データを表示しないようにすることが可能となる。
【0060】
【第4の実施形態】
上記第1の実施形態では、<TABLE>タグと</TABLE>タグの組、テーブル内の列を表わす<TR>タグと</TR>タグの組、列内のデータを表わす<TD>タグと</TD>タグの組のほかに、フレームを表わす<FRAME>タグと</FRAME>タグの組、あるいは表示内容の大枠である<BODY>タグと</BODY>タグの組の、いずれか一組のタグにより形成される領域を画像データが表示される領域と判定することとしたが、これに限られない。
【0061】
本実施形態では、<IMG>タグを包含する1組のタグ間に、テキストデータが存在しなかった場合には、段階的にタグ間隔を拡大していくようにすることも可能である。
【0062】
図9は本発明の第4の実施形態にかかる情報処理装置のCPU101の動作を示すフローチャートであって、ステップS901において表示対象となるHTMLファイルの解析を開始する。解析対象である前記HTMLファイルは通信部108から受信したものでも、あらかじめメモリ107に蓄積されていたものでもよく特に限定しない。
【0063】
ステップS902では前記HTMLファイルを<IMG>タグを検出するまで順次解析を行う。なお、<IMG>タグは前述の通り画像データを示しているものである。
【0064】
<IMG>タグを検出した場合、それより前方最近傍の<TD>タグ及び後方最近傍の</TD>タグを検索する(ステップS903)。
【0065】
ステップS903で検索した<TD>タグと</TD>タグの間にテキストデータが存在した場合は、これを前記画像データが表示される領域に属するテキストデータと判定する(ステップS904)。
【0066】
もしも<TD>タグと</TD>タグの間にテキストデータが存在しなかった場合は、<IMG>タグより前方最近傍の<TR>タグ及び後方最近傍の</TR>タグを検索する(ステップS905)。
【0067】
ステップS905で検索した<TR>タグと</TR>タグの間にテキストデータが存在した場合はこれを前記画像データが表示される領域に属するテキストデータと判定する(ステップS906)。
【0068】
もしも<TR>タグと</TR>タグの間にテキストデータが存在しなかった場合は、<IMG>タグより前方最近傍の<TABLE>タグ及び後方最近傍の</TABLE>タグを検索する(ステップS907)。
【0069】
ステップS907で検索した<TABLE>タグと</TABLE>タグの間にテキストデータが存在した場合は、これを前記画像データが表示される領域に属するテキストデータと判定する(ステップS908)。
【0070】
もしも<TABLE>タグと</TABLE>タグの間にテキストデータが存在しなかった場合は、<BODY>タグ及び</BODY>タグを検索する(ステップS909)。
【0071】
ステップS909で検索した<BODY>タグと</BODY>タグの間にテキストデータが存在した場合は、これを前記画像データが表示される領域に属するテキストデータと判定する(ステップS910)。
【0072】
ステップS904、S906、S908、S910においてテキストデータが検出された場合は、そのテキストデータを抽出し(ステップS911)、以降は第1の実施形態と同様にステップS902で検出した<IMG>タグに対応する画像データを抽出し、フォーマット解析部106により画像データの形式に合わせてデコードし、画像データ用の第1の表示部103に表示する(ステップS912)。
【0073】
表示する際には第1の表示部103の大きさに合わせて適宜拡大または縮小して表示することが可能である。
【0074】
さらに、ステップS911で抽出したテキストデータをテキストデータ用の第2の表示部104に表示する(ステップS913)。
【0075】
仮にテキストデータが第2の表示部104で一度に表示できない場合は、自動あるいは手動によりスクロールするようにすることで全てのテキストデータを表示することもできる。
【0076】
ここでプッシュスイッチ105が押下されると(ステップS914)、次の画像の検索を開始し順次画像データとテキストデータを表示する。
【0077】
以上説明したように本実施形態によれば、<IMG>タグを包含する一組のタグの間にテキストデータが存在しなかった場合には、当該一組のタグを包含する他の一組のタグの間に記載されたテキストデータを抽出することで(つまり、タグ間隔を拡大してテキストデータを抽出することで)、大型表示用に作成されたマルチメディア文書を小型の表示装置にて不自由なく閲覧できると共に、表示された画像データとテキストデータとの関連性の精度を向上させることができる。
【0078】
【他の実施形態】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0079】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0080】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0081】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0082】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0083】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0084】
なお、本発明に係る実施態様の例を以下に列挙する。
【0085】
[実施態様1] 画像データとテキストデータとを備えるファイルを表示可能な情報処理装置であって、
前記ファイルから画像データを抽出する画像データ抽出手段と、
前記抽出された画像データが表示される領域を判定する領域判定手段と、
前記ファイルから、前記判定された領域に属するテキストデータを抽出するテキストデータ抽出手段と、
前記抽出された画像データを表示する第1の表示手段と、
前記抽出されたテキストデータを表示する第2の表示手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【0086】
[実施態様2] 前記画像データ抽出手段は、
前記ファイルに記載された画像データの属性を示す情報に対応する画像データを、前記ファイルから抽出することを特徴とする実施態様1に記載の情報処理装置。
【0087】
[実施態様3] 前記領域判定手段は、
前記ファイルに記載された画像データの属性を示す情報に基づいて、該画像データが表示される領域を判定することを特徴とする実施態様1に記載の情報処理装置。
【0088】
[実施態様4] 前記ファイルはHTMLファイルであり、前記画像データの属性を示す情報は、<IMG>タグであること特徴とする実施態様2または3に記載の情報処理装置。
【0089】
[実施態様5] 前記領域判定手段は、前記<IMG>タグを含む、<table>タグと</table>タグの組、または、<TR>タグと</TR>タグの組、または、<FRAME>タグと</FRAME>タグの組、または、<BODY>タグと</BODY>タグの組、のいずれか一組のタグにより形成される領域を、前記画像データが表示される領域と判定することを特徴とする実施態様4に記載の情報処理装置。
【0090】
[実施態様6] 前記第1の表示手段は、
前記画像データ抽出手段により抽出した画像データを、拡大または縮小して表示することを特徴とする実施態様1に記載の情報処理装置。
【0091】
[実施態様7] 前記第2の表示手段は、
前記テキストデータ抽出手段により抽出したテキストデータを、スクロール機能により全体表示することを特徴と実施態様1に記載の情報処理装置。
【0092】
[実施態様8] 前記画像データ抽出手段は、
前記<IMG>タグに対応する画像データのうち、所定の拡張子を有する画像データを抽出することを特徴とする実施態様4に記載の情報処理装置。
【0093】
[実施態様9] 前記画像データ抽出手段は、
前記<IMG>タグに対応する画像データのうち、所定のデータサイズを有する画像データを抽出することを特徴とする実施態様4に記載の情報処理装置。
【0094】
[実施態様10] 前記画像データ抽出手段は、
前記<IMG>タグに対応する画像データのうち、所定の画素数を有する画像データを抽出することを特徴とする実施態様4に記載の情報処理装置。
【0095】
[実施態様11] HTMLファイルを表示可能な情報処理装置であって、前記HTMLファイルから、<IMG>タグを抽出する<IMG>タグ抽出手段と、
前記<IMG>タグ抽出手段により抽出された<IMG>タグを包含する一組のタグの間に記載されたテキストデータを、前記HTMLファイルから抽出するテキストデータ抽出手段と、
前記<IMG>タグで指定された画像データを表示する第1の表示手段と、
前記抽出されたテキストデータを表示する第2の表示手段と
を備えることを特徴とした情報処理装置。
【0096】
[実施態様12] 前記テキストデータ抽出手段は、
前記<IMG>タグを包含する一組のタグの間にテキストデータが存在しなかった場合には、該一組のタグを包含する他の一組のタグの間に記載されたテキストデータを抽出することを特徴とする実施態様10に記載の情報処理装置。
【0097】
[実施態様13] 前記<IMG>タグを包含する一組のタグは、<TD>タグと</TD>タグ、あるいは<TR>タグと</TR>タグ、あるいは<TABLE>タグと</TABLE>タグ、あるいは<BODY>タグと</BODY>タグのいずれかであることを特徴とする実施態様11または12に記載の情報処理装置。
【0098】
[実施態様14] 画像データとテキストデータとを備えるファイルを表示するための情報処理方法であって、
前記ファイルから画像データを抽出する画像データ抽出工程と、
前記抽出された画像データが表示される判定を判定する領域判定工程と、
前記ファイルから、前記判定された領域に属するテキストデータを抽出するテキストデータ抽出工程と、
前記抽出された画像データを表示する第1の表示工程と、
前記抽出されたテキストデータを表示する第2の表示工程と
を備えることを特徴とする情報処理方法。
【0099】
[実施態様15] 前記画像データ抽出工程は、
前記ファイルに記載された画像データの属性を示す情報に対応する画像データを、前記ファイルから抽出することを特徴とする実施態様14に記載の情報処理方法。
【0100】
[実施態様16] 前記領域判定工程は、
前記ファイルに記載された画像データの属性を示す情報に基づいて、該画像データが表示される領域を判定することを特徴とする実施態様14に記載の情報処理方法。
[実施態様17] 前記ファイルはHTMLファイルであり、前記画像データの属性を示す情報は、<IMG>タグであること特徴とする実施態様15または16に記載の情報処理方法。
【0101】
[実施態様18] 前記領域判定工程は、前記<IMG>タグを含む、<table>タグと</table>タグの組、または、<TR>タグと</TR>タグの組、または、<FRAME>タグと</FRAME>タグの組、または、<BODY>タグと</BODY>タグの組、のいずれか一組のタグにより形成される領域を、前記画像データが表示される領域と判定することを特徴とする実施態様17に記載の情報処理方法。
【0102】
[実施態様19] 前記第1の表示工程は、
前記画像データ抽出工程により抽出した画像データを、拡大または縮小して表示することを特徴とする実施態様14に記載の情報処理方法。
【0103】
[実施態様20] 前記第2の表示工程は、
前記テキストデータ抽出工程により抽出したテキストデータを、スクロール機能により全体表示することを特徴と実施態様14に記載の情報処理方法。
【0104】
[実施態様21] 前記画像データ抽出工程は、
前記<IMG>タグに対応する画像データのうち、所定の拡張子を有する画像データを抽出することを特徴とする実施態様17に記載の情報処理方法。
【0105】
[実施態様22] 前記画像データ抽出工程は、
前記<IMG>タグに対応する画像データのうち、所定のデータサイズを有する画像データを抽出することを特徴とする実施態様17に記載の情報処理方法。
【0106】
[実施態様23] 前記画像データ抽出工程は、
前記<IMG>タグに対応する画像データのうち、所定の画素数を有する画像データを抽出することを特徴とする実施態様17に記載の情報処理方法。
【0107】
[実施態様24] HTMLファイルを表示するための情報処理方法であって、
前記HTMLファイルから、<IMG>タグを抽出する<IMG>タグ抽出工程と、
前記<IMG>タグ抽出工程により抽出された<IMG>タグを包含する一組のタグの間に記載されたテキストデータを、前記HTMLファイルから抽出するテキストデータ抽出工程と、
前記<IMG>タグで指定された画像データを表示する第1の表示工程と、
前記抽出されたテキストデータを表示する第2の表示工程と
を備えることを特徴とした情報処理方法。
【0108】
[実施態様25] 前記テキストデータ抽出工程は、
前記<IMG>タグを包含する一組のタグの間にテキストデータが存在しなかった場合には、該一組のタグを包含する他の一組のタグの間に記載されたテキストデータを抽出することを特徴とする実施態様24に記載の情報処理方法。
【0109】
[実施態様26] 前記<IMG>タグを包含する一組のタグは、<TD>タグと</TD>タグ、あるいは<TR>タグと</TR>タグ、あるいは<TABLE>タグと</TABLE>タグ、あるいは<BODY>タグと</BODY>タグのいずれかであることを特徴とする実施態様24または25に記載の情報処理方法。
【0110】
[実施態様27] 実施態様14乃至26のいずれか1つに記載の情報処理方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラム。
【0111】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、小型表示用の表示ファイルでなくとも、小型の表示画面にて閲覧者が手間をかけることなく快適なブラウジングを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる情報処理装置のブロック図である。
【図2】本発明の実施形態にかかる情報処理装置を備える電子アルバムシステムを示した図である。
【図3】電子アルバムデータをデスクトップ型コンピュータで閲覧した場合の表示画面の一例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態にかかる情報処理装置の表示例を示す図である。
【図5】電子アルバムデータの一例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態にかかる情報処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施形態にかかる情報処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施形態にかかる情報処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】本発明の第4の実施形態にかかる情報処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データとテキストデータとを備えるファイルを小型の表示画面に表示するための表示処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネットの普及により、画像データとテキストデータとが混在するマルチメディア文書のフォーマットとして、例えばHTML形式が一般的に用いられている。
【0003】
HTML形式で表記したファイルの場合、WEBブラウザを装備した端末装置ならば、ハードウェアやオペレーティングシステムによらずにその内容を閲覧することができるため、インターネットのホームページに限ること無く、電子アルバムなどの特定用途にも広く使用されている。
【0004】
しかしながら、このようなマルチメディア文書を表示サイズの限られた小型の携帯用端末装置等で表示しようとすると、文字などが小さくて非常に見づらくなってしまう。
【0005】
そこで、このような状況を改善すべく、例えば、複数の表示領域を設けて全体像とその全体像上の部分領域とを異なる表示領域に表示(部分領域については拡大表示)する方式等が考案されている。
【0006】
また、一方ではPHSや携帯電話、カーナビゲーション装置などの小型の表示装置用に、あらかじめマルチメディア文書をカスタマイズして作成することも行われている。例えば、下記特許文献1では、縮小されたコンテンツデータを表示し、ユーザの指示に応じて任意の部分を拡大表示する携帯端末についての記載がある。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−312360号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術において示したような、全体像と部分領域とを異なる表示領域に表示する方式では、拡大表示する部分領域を毎回指定しなければならず、手間がかかるという問題がある。
【0009】
また、インターネットのホームページやデジタル写真を閲覧する電子アルバムなどの用途では、一般に大型の表示装置に表示する場合を想定してファイルが作成されているため、大型表示用のファイルの他に上述のような小型表示用のファイルを持つことは不経済である上に、管理も煩雑になるという欠点がある。
【0010】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、小型表示用の表示ファイルでなくとも、小型の表示画面にて閲覧者が手間をかけることなく快適なブラウジングを行えるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明に係る情報処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
画像データとテキストデータとを備えるファイルを表示可能な情報処理装置であって、
前記ファイルから画像データを抽出する画像データ抽出手段と、
前記抽出された画像データが表示される領域を判定する領域判定手段と、
前記ファイルから、前記判定された領域に属するテキストデータを抽出するテキストデータ抽出手段と、
前記抽出された画像データを表示する第1の表示手段と、
前記抽出されたテキストデータを表示する第2の表示手段とを備える。
【0012】
【発明の実施の形態】
【第1の実施形態】
図1は本発明の第1の実施形態にかかる情報処理装置(小型の表示装置を有する携帯端末)のブロック図であって、101はCPU、102は操作部、103は画像データを表示可能な第1の表示部、104はテキストデータを表示するための第2の表示部、105はプッシュスイッチ、106は画像フォーマットを解析するフォーマット解析部、107は記憶装置(メモリ)、108はHTMLファイルをやり取りするための通信部である。
【0013】
図2は本実施形態にかかる携帯端末を含む電子アルバムシステムを示したもので、201はHTML型式で記述したマルチメディアファイルである電子アルバムデータを蓄積し、HTTPサーバ機能により他の端末に対し電子アルバムデータを配信するための主装置、202は本実施形態にかかる携帯端末、203はWEBブラウザをインストールしたデスクトップ型コンピュータであり、主装置201と、携帯端末202と、デスクトップ型コンピュータ203とは、それぞれTCP/IPプロトコルのネットワーク204で接続されている。
【0014】
図5は主装置201に蓄積された電子アルバムデータの一例であって、デスクトップ型コンピュータ203で閲覧(ブラウジング)した場合の表示画面の一例を図3(301)に示す(つまり、図5は大型表示用に作成されたマルチメディア文書である)。なお、図5の左端の数字は説明のために行数を示したもので本来のデータには付加されていない。
【0015】
図5において第8行から第31行は図3の2行×2列の表302を表現しており、第8行の<TR>タグから第18行の</TR>タグまでが表302の第1行の領域の内容を、第19行の<TR>タグから第30行の</TR>タグまでが表302の第2行の領域の内容を表現している。
【0016】
さらに、第9行の<TD>タグから第13行の</TD>タグまでが表302の第1行第1列のセル303に示す領域の内容を、第14行の<TD>タグから第17行の</TD>タグまでが表302の第1行第2列セル304に示す領域の内容を表わしている。
【0017】
セル303を表わす<TD>タグと</TD>タグとの間に記載された情報について詳しく説明すると、第10行の<IMG>タグにより画像307の画像データ名とデータサイズとが記載され、第11〜第12行にコメント308のテキストデータが記載されている。
【0018】
以下同様にセル305、306の内容(309乃至314)も<TD>タグと</TD>タグとの間に記載された情報が表現されたものである。
【0019】
図6は本発明の第1の実施形態にかかる情報処理装置のCPU101の動作を示すフローチャートであって、ステップS601において表示対象となるHTMLファイルの解析を開始する。解析対象である前記HTMLファイルは通信部108から受信したものでも、あらかじめメモリ107に蓄積されていたものでもよく特に限定しない。
【0020】
ステップS602では、前記HTMLファイルを<IMG>タグが検出されるまで順次解析する。なお、<IMG>タグは前述の通り画像データを示しているものである。
【0021】
図5の電子アルバムデータにおいてはまず第10行の、
<IMG SRC=“IMAGES/ヒナギク.JPG” WIDTH=“185”HEIGHT=“167”>
が画像データとして検出される。<IMG>タグを検出した場合は、次にこの画像データが表示される領域を判定する(ステップS603)。
【0022】
領域を判定する方法としては、前述の表(テーブル)302を表わす<TABLE>タグと</TABLE>タグの組、テーブル内の列を表わす<TR>タグと</TR>タグの組、列内のデータを表わす<TD>タグと</TD>タグの組のほかに、フレームを表わす<FRAME>タグと</FRAME>タグの組、あるいは表示内容の大枠である<BODY>タグと</BODY>タグの組の、いずれか一組のタグにより形成される領域を、画像データが表示される領域と判定する方法が挙げられる。また、単に<HR>タグの様な水平線を示すタグにより形成される領域を画像データが表示される領域と判定するようにしてもよい。
【0023】
なお、本実施形態では説明の簡略化のため<TD>タグと</TD>タグの組を唯一、画像データが表示される領域として判定することとする。<IMG>タグを検出した第10行から前方に<TD>タグをサーチする。図5の電子アルバムデータにおいては第9行で検出する。次に第10行から後方に</TD>タグをサーチする。これは第13行で検出する。つまり、第9行の<TD WIDTH=“34%”>タグから第13行の</TD>タグまでが一つの領域と判定される。
【0024】
次にこの領域中に含まれるテキストデータをすべて抽出する。図5のサンプルでは第11行の「自然植物:ヒナギク」、及び第12行の「撮影日時: 2000/10/10」が領域内のテキストデータである(ステップS604)。
【0025】
次にステップS602で検出した、<IMG>タグに対応するJPEG形式の画像データ“IMAGES/ヒナギク.JPG”を抽出し、JPEGデコードして画像データ用の第1の表示部103に表示する(ステップS605)。
【0026】
表示する際には第1の表示部103の大きさに合わせて適宜拡大または縮小して表示することが可能である。
【0027】
さらにステップS604で抽出したテキストデータをテキストデータ用の第2の表示部104に表示する(ステップS606)。
【0028】
仮にテキストデータが第2の表示部104で一度に表示できない場合は、自動あるいは手動によりスクロールするようにすることで全てのテキストデータを表示することもできる。
【0029】
図4の(a)は抽出された画像データ及びテキストデータを表示した様子を示したもので、第1の表示部103には画像データ“IMAGE/ヒナギク.JPG”が、第2の表示部104には「自然植物:ヒナギク」、「撮影日時: 2000/10/10」のテキストデータがそれぞれ表示されている。
【0030】
ここでプッシュスイッチ105が押下されると(ステップS607)、次の画像の検索を開始し、図4の(b)に示すように画像データとテキストデータとを表示する。
【0031】
以上の説明から明らかなように、本実施形態によれば、大型表示用に作成されたマルチメディア文書を小型の表示装置にて閲覧することが可能となるため、大型表示用と小型表示用の表示ファイルを持つ必要が無くなる。
【0032】
また、小型の表示装置にて閲覧するにあたっては、画像データが表示される領域が自動的に判定され当該領域ごとに表示されるため、閲覧者は手間をかけることなく快適なブラウジングを行うことが可能となる。
【0033】
【第2の実施形態】
上記第1の実施形態においては、抽出される画像データをすべて表示することとしたが、これに限られず、必要な画像データのみを表示するようにしてもよい。
【0034】
図7は本発明の第2の実施形態にかかる情報処理装置(小型の表示装置を有する携帯端末)におけるCPU101の動作を示すフローチャートである。なお、本実施形態にかかる情報処理装置についても上記第1の実施形態にかかる情報処理装置と同様の構成を有するものとする。
【0035】
まず、ステップS701において表示対象となるHTMLファイルの解析を開始する。解析対象である前記HTMLファイルは通信部108から受信したものでも、あらかじめメモリ107に蓄積されていたものでもよく特に限定しない。
【0036】
ステップS702では前記HTMLファイルを<IMG>タグが検出されるまで順次解析する。なお、<IMG>タグは前述の通り画像データを示しているものである。
【0037】
一般的なインターネットのホームページでは、<IMG>タグ内で記述する画像データのなかには矢印等の記号、リンクアイコンなどの小画像やバナー広告など、本来意図して参照する必要の無い画像データも多く含まれている。
【0038】
これらの画像データは一般的にGIF形式で提供されることが多い。一方、写真などの高階調画像はJPEG形式で提供されることが多く、256階調より高階調の写真データはGIF形式ではサポートされないため、ほとんどの場合JPEG形式で提供されている。
【0039】
そこで、ステップS702で検出した<IMG>タグ内の画像ファイル形式をその拡張子より判断し、JPEG形式である場合のみ表示用画像データを検出したと判定する(ステップS703)。次にこの画像データが表示される領域を判定する(ステップS704)。
【0040】
領域を判定する方法としては、前述の表(テーブル)302を表わす<TABLE>タグと</TABLE>タグの組、テーブル内の列を表わす<TR>タグと</TR>タグの組、列内のデータを表わす<TD>タグと</TD>タグの組のほかに、フレームを表わす<FRAME>タグと</FRAME>タグの組、表示内容の大枠である<BODY>タグと</BODY>タグの組の、いずれか一組のタグにより形成される領域を画像データが表示される領域と判定する方法が挙げられる。また、単に<HR>タグの様な水平線を示すタグにより形成される領域を画像データが表示される領域と判定するようにしてもよい。
【0041】
なお、本実施形態では説明の簡略化のため<TD>タグと</TD>タグの組を唯一、画像データが表示される領域として判定することとする。以降は第1の実施形態と同様にステップS703で検出した、<IMG>タグに対応するJPEG形式の画像データを抽出し、JPEGデコードして画像データ用の第1の表示部103に表示する(ステップS706)。
【0042】
表示する際には第1の表示部103の大きさに合わせて適宜拡大または縮小して表示することが可能である。
【0043】
さらにステップS705で抽出したテキストデータをテキストデータ用の第2の表示部104に表示する(ステップS707)。
【0044】
仮にテキストデータが第2の表示部104で一度に表示できない場合は、自動あるいは手動によりスクロールするようにすることで全てのテキストデータを表示することもできる。
【0045】
ここでプッシュスイッチ105が押下されると(ステップS708)、次の画像の検索を開始し、次の画像データとテキストデータとを表示する。
【0046】
以上説明したように、本実施形態によれば、<IMG>タグ内で記述された画像データのうち、所定の拡張子を有する画像データを抽出することで、参照する必要のない画像データを表示しないようにすることが可能となる。
【0047】
【第3の実施形態】
上記第2の実施形態においては、<IMG>タグに対応する画像データのうち、所定の拡張子を有する画像データを抽出することとしたが、これに限られない。本実施形態では、所定のデータサイズまたは画素数を有する画像データを抽出する場合について説明する。
【0048】
図8は本発明の第3の実施形態におけるCPU101の動作を示すフローチャートであって、ステップS801において表示対象となるHTMLファイルの解析を開始する。解析対象である前記HTMLファイルは通信部108から受信したものでも、あらかじめメモリ107に蓄積されていたものでもよく特に限定しない。
【0049】
ステップS802では前記HTMLファイルを<IMG>タグが検出されるまで順次解析する。なお、<IMG>タグは前述の通り画像データを示しているものである。
【0050】
一般的なインターネットのホームページでは<IMG>タグ内で記述する画像データのなかには矢印等の記号、リンクアイコンなどの小画像やバナー広告など本来意図して参照する必要の無い画像も多く含まれている。
【0051】
これらの画像は一般的に写真などの高階調画像に比べてデータサイズあるいは画素数が小さい。
【0052】
そこで、ステップS802で検出した<IMG>タグ内の画像データを取得し、そのデータサイズをあらかじめ設定した値と比較して設定値以上である場合のみ表示用画像データを検出したと判定する(ステップS803)。次にこの画像データが表示される領域を判定する(ステップS804)。
【0053】
領域を判定する方法としては、前述の表(テーブル)302を表わす<TABLE>タグと</TABLE>タグの組、テーブル内の列を表わす<TR>タグと</TR>タグの組、列内のデータを表わす<TD>タグと</TD>タグの組のほかに、フレームを表わす<FRAME>タグと</FRAME>タグの組、表示内容の大枠である<BODY>タグと</BODY>タグの組の、いずれか一組のタグにより形成される領域を画像データが表示される領域と判定する方法が挙げられる。また、単に<HR>タグの様な水平線を示すタグにより形成される領域を画像データが表示される領域と判定するようにしてもよい。
【0054】
なお、本実施形態では説明の簡略化のため<TD>タグと</TD>タグの組を唯一、画像データが表示される領域として判定することとする。以降は第1の実施形態と同様にステップS803で検出した<IMG>タグに対応するJPEG形式の画像データを抽出し、JPEGデコードして画像データ用の第1の表示部103に表示する(ステップS806)。
【0055】
表示する際には第1の表示部103に大きさに合わせて適宜拡大または縮小して表示することが可能である。
【0056】
さらにステップS805で抽出したテキストデータをテキストデータ用の第2の表示部104に表示する(ステップS807)。
【0057】
仮にテキストデータが第2の表示部104で一度に表示できない場合は、自動あるいは手動によりスクロールするようにすることで全てのテキストデータを表示することができる。
【0058】
ここでプッシュスイッチ105が押下されると(ステップS808)、次の画像の検索を開始し次の画像データとテキストデータを表示する。
【0059】
以上説明したように、本実施形態によれば、<IMG>タグ内で記述された画像データのうち、所定のデータサイズまたは画素数を有する画像データを抽出することで、参照する必要のない画像データを表示しないようにすることが可能となる。
【0060】
【第4の実施形態】
上記第1の実施形態では、<TABLE>タグと</TABLE>タグの組、テーブル内の列を表わす<TR>タグと</TR>タグの組、列内のデータを表わす<TD>タグと</TD>タグの組のほかに、フレームを表わす<FRAME>タグと</FRAME>タグの組、あるいは表示内容の大枠である<BODY>タグと</BODY>タグの組の、いずれか一組のタグにより形成される領域を画像データが表示される領域と判定することとしたが、これに限られない。
【0061】
本実施形態では、<IMG>タグを包含する1組のタグ間に、テキストデータが存在しなかった場合には、段階的にタグ間隔を拡大していくようにすることも可能である。
【0062】
図9は本発明の第4の実施形態にかかる情報処理装置のCPU101の動作を示すフローチャートであって、ステップS901において表示対象となるHTMLファイルの解析を開始する。解析対象である前記HTMLファイルは通信部108から受信したものでも、あらかじめメモリ107に蓄積されていたものでもよく特に限定しない。
【0063】
ステップS902では前記HTMLファイルを<IMG>タグを検出するまで順次解析を行う。なお、<IMG>タグは前述の通り画像データを示しているものである。
【0064】
<IMG>タグを検出した場合、それより前方最近傍の<TD>タグ及び後方最近傍の</TD>タグを検索する(ステップS903)。
【0065】
ステップS903で検索した<TD>タグと</TD>タグの間にテキストデータが存在した場合は、これを前記画像データが表示される領域に属するテキストデータと判定する(ステップS904)。
【0066】
もしも<TD>タグと</TD>タグの間にテキストデータが存在しなかった場合は、<IMG>タグより前方最近傍の<TR>タグ及び後方最近傍の</TR>タグを検索する(ステップS905)。
【0067】
ステップS905で検索した<TR>タグと</TR>タグの間にテキストデータが存在した場合はこれを前記画像データが表示される領域に属するテキストデータと判定する(ステップS906)。
【0068】
もしも<TR>タグと</TR>タグの間にテキストデータが存在しなかった場合は、<IMG>タグより前方最近傍の<TABLE>タグ及び後方最近傍の</TABLE>タグを検索する(ステップS907)。
【0069】
ステップS907で検索した<TABLE>タグと</TABLE>タグの間にテキストデータが存在した場合は、これを前記画像データが表示される領域に属するテキストデータと判定する(ステップS908)。
【0070】
もしも<TABLE>タグと</TABLE>タグの間にテキストデータが存在しなかった場合は、<BODY>タグ及び</BODY>タグを検索する(ステップS909)。
【0071】
ステップS909で検索した<BODY>タグと</BODY>タグの間にテキストデータが存在した場合は、これを前記画像データが表示される領域に属するテキストデータと判定する(ステップS910)。
【0072】
ステップS904、S906、S908、S910においてテキストデータが検出された場合は、そのテキストデータを抽出し(ステップS911)、以降は第1の実施形態と同様にステップS902で検出した<IMG>タグに対応する画像データを抽出し、フォーマット解析部106により画像データの形式に合わせてデコードし、画像データ用の第1の表示部103に表示する(ステップS912)。
【0073】
表示する際には第1の表示部103の大きさに合わせて適宜拡大または縮小して表示することが可能である。
【0074】
さらに、ステップS911で抽出したテキストデータをテキストデータ用の第2の表示部104に表示する(ステップS913)。
【0075】
仮にテキストデータが第2の表示部104で一度に表示できない場合は、自動あるいは手動によりスクロールするようにすることで全てのテキストデータを表示することもできる。
【0076】
ここでプッシュスイッチ105が押下されると(ステップS914)、次の画像の検索を開始し順次画像データとテキストデータを表示する。
【0077】
以上説明したように本実施形態によれば、<IMG>タグを包含する一組のタグの間にテキストデータが存在しなかった場合には、当該一組のタグを包含する他の一組のタグの間に記載されたテキストデータを抽出することで(つまり、タグ間隔を拡大してテキストデータを抽出することで)、大型表示用に作成されたマルチメディア文書を小型の表示装置にて不自由なく閲覧できると共に、表示された画像データとテキストデータとの関連性の精度を向上させることができる。
【0078】
【他の実施形態】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0079】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0080】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0081】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0082】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0083】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0084】
なお、本発明に係る実施態様の例を以下に列挙する。
【0085】
[実施態様1] 画像データとテキストデータとを備えるファイルを表示可能な情報処理装置であって、
前記ファイルから画像データを抽出する画像データ抽出手段と、
前記抽出された画像データが表示される領域を判定する領域判定手段と、
前記ファイルから、前記判定された領域に属するテキストデータを抽出するテキストデータ抽出手段と、
前記抽出された画像データを表示する第1の表示手段と、
前記抽出されたテキストデータを表示する第2の表示手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【0086】
[実施態様2] 前記画像データ抽出手段は、
前記ファイルに記載された画像データの属性を示す情報に対応する画像データを、前記ファイルから抽出することを特徴とする実施態様1に記載の情報処理装置。
【0087】
[実施態様3] 前記領域判定手段は、
前記ファイルに記載された画像データの属性を示す情報に基づいて、該画像データが表示される領域を判定することを特徴とする実施態様1に記載の情報処理装置。
【0088】
[実施態様4] 前記ファイルはHTMLファイルであり、前記画像データの属性を示す情報は、<IMG>タグであること特徴とする実施態様2または3に記載の情報処理装置。
【0089】
[実施態様5] 前記領域判定手段は、前記<IMG>タグを含む、<table>タグと</table>タグの組、または、<TR>タグと</TR>タグの組、または、<FRAME>タグと</FRAME>タグの組、または、<BODY>タグと</BODY>タグの組、のいずれか一組のタグにより形成される領域を、前記画像データが表示される領域と判定することを特徴とする実施態様4に記載の情報処理装置。
【0090】
[実施態様6] 前記第1の表示手段は、
前記画像データ抽出手段により抽出した画像データを、拡大または縮小して表示することを特徴とする実施態様1に記載の情報処理装置。
【0091】
[実施態様7] 前記第2の表示手段は、
前記テキストデータ抽出手段により抽出したテキストデータを、スクロール機能により全体表示することを特徴と実施態様1に記載の情報処理装置。
【0092】
[実施態様8] 前記画像データ抽出手段は、
前記<IMG>タグに対応する画像データのうち、所定の拡張子を有する画像データを抽出することを特徴とする実施態様4に記載の情報処理装置。
【0093】
[実施態様9] 前記画像データ抽出手段は、
前記<IMG>タグに対応する画像データのうち、所定のデータサイズを有する画像データを抽出することを特徴とする実施態様4に記載の情報処理装置。
【0094】
[実施態様10] 前記画像データ抽出手段は、
前記<IMG>タグに対応する画像データのうち、所定の画素数を有する画像データを抽出することを特徴とする実施態様4に記載の情報処理装置。
【0095】
[実施態様11] HTMLファイルを表示可能な情報処理装置であって、前記HTMLファイルから、<IMG>タグを抽出する<IMG>タグ抽出手段と、
前記<IMG>タグ抽出手段により抽出された<IMG>タグを包含する一組のタグの間に記載されたテキストデータを、前記HTMLファイルから抽出するテキストデータ抽出手段と、
前記<IMG>タグで指定された画像データを表示する第1の表示手段と、
前記抽出されたテキストデータを表示する第2の表示手段と
を備えることを特徴とした情報処理装置。
【0096】
[実施態様12] 前記テキストデータ抽出手段は、
前記<IMG>タグを包含する一組のタグの間にテキストデータが存在しなかった場合には、該一組のタグを包含する他の一組のタグの間に記載されたテキストデータを抽出することを特徴とする実施態様10に記載の情報処理装置。
【0097】
[実施態様13] 前記<IMG>タグを包含する一組のタグは、<TD>タグと</TD>タグ、あるいは<TR>タグと</TR>タグ、あるいは<TABLE>タグと</TABLE>タグ、あるいは<BODY>タグと</BODY>タグのいずれかであることを特徴とする実施態様11または12に記載の情報処理装置。
【0098】
[実施態様14] 画像データとテキストデータとを備えるファイルを表示するための情報処理方法であって、
前記ファイルから画像データを抽出する画像データ抽出工程と、
前記抽出された画像データが表示される判定を判定する領域判定工程と、
前記ファイルから、前記判定された領域に属するテキストデータを抽出するテキストデータ抽出工程と、
前記抽出された画像データを表示する第1の表示工程と、
前記抽出されたテキストデータを表示する第2の表示工程と
を備えることを特徴とする情報処理方法。
【0099】
[実施態様15] 前記画像データ抽出工程は、
前記ファイルに記載された画像データの属性を示す情報に対応する画像データを、前記ファイルから抽出することを特徴とする実施態様14に記載の情報処理方法。
【0100】
[実施態様16] 前記領域判定工程は、
前記ファイルに記載された画像データの属性を示す情報に基づいて、該画像データが表示される領域を判定することを特徴とする実施態様14に記載の情報処理方法。
[実施態様17] 前記ファイルはHTMLファイルであり、前記画像データの属性を示す情報は、<IMG>タグであること特徴とする実施態様15または16に記載の情報処理方法。
【0101】
[実施態様18] 前記領域判定工程は、前記<IMG>タグを含む、<table>タグと</table>タグの組、または、<TR>タグと</TR>タグの組、または、<FRAME>タグと</FRAME>タグの組、または、<BODY>タグと</BODY>タグの組、のいずれか一組のタグにより形成される領域を、前記画像データが表示される領域と判定することを特徴とする実施態様17に記載の情報処理方法。
【0102】
[実施態様19] 前記第1の表示工程は、
前記画像データ抽出工程により抽出した画像データを、拡大または縮小して表示することを特徴とする実施態様14に記載の情報処理方法。
【0103】
[実施態様20] 前記第2の表示工程は、
前記テキストデータ抽出工程により抽出したテキストデータを、スクロール機能により全体表示することを特徴と実施態様14に記載の情報処理方法。
【0104】
[実施態様21] 前記画像データ抽出工程は、
前記<IMG>タグに対応する画像データのうち、所定の拡張子を有する画像データを抽出することを特徴とする実施態様17に記載の情報処理方法。
【0105】
[実施態様22] 前記画像データ抽出工程は、
前記<IMG>タグに対応する画像データのうち、所定のデータサイズを有する画像データを抽出することを特徴とする実施態様17に記載の情報処理方法。
【0106】
[実施態様23] 前記画像データ抽出工程は、
前記<IMG>タグに対応する画像データのうち、所定の画素数を有する画像データを抽出することを特徴とする実施態様17に記載の情報処理方法。
【0107】
[実施態様24] HTMLファイルを表示するための情報処理方法であって、
前記HTMLファイルから、<IMG>タグを抽出する<IMG>タグ抽出工程と、
前記<IMG>タグ抽出工程により抽出された<IMG>タグを包含する一組のタグの間に記載されたテキストデータを、前記HTMLファイルから抽出するテキストデータ抽出工程と、
前記<IMG>タグで指定された画像データを表示する第1の表示工程と、
前記抽出されたテキストデータを表示する第2の表示工程と
を備えることを特徴とした情報処理方法。
【0108】
[実施態様25] 前記テキストデータ抽出工程は、
前記<IMG>タグを包含する一組のタグの間にテキストデータが存在しなかった場合には、該一組のタグを包含する他の一組のタグの間に記載されたテキストデータを抽出することを特徴とする実施態様24に記載の情報処理方法。
【0109】
[実施態様26] 前記<IMG>タグを包含する一組のタグは、<TD>タグと</TD>タグ、あるいは<TR>タグと</TR>タグ、あるいは<TABLE>タグと</TABLE>タグ、あるいは<BODY>タグと</BODY>タグのいずれかであることを特徴とする実施態様24または25に記載の情報処理方法。
【0110】
[実施態様27] 実施態様14乃至26のいずれか1つに記載の情報処理方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラム。
【0111】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、小型表示用の表示ファイルでなくとも、小型の表示画面にて閲覧者が手間をかけることなく快適なブラウジングを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる情報処理装置のブロック図である。
【図2】本発明の実施形態にかかる情報処理装置を備える電子アルバムシステムを示した図である。
【図3】電子アルバムデータをデスクトップ型コンピュータで閲覧した場合の表示画面の一例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態にかかる情報処理装置の表示例を示す図である。
【図5】電子アルバムデータの一例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態にかかる情報処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施形態にかかる情報処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施形態にかかる情報処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】本発明の第4の実施形態にかかる情報処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。
Claims (1)
- 画像データとテキストデータとを備えるファイルを表示可能な情報処理装置であって、
前記ファイルから画像データを抽出する画像データ抽出手段と、
前記抽出された画像データが表示される領域を判定する領域判定手段と、
前記ファイルから、前記判定された領域に属するテキストデータを抽出するテキストデータ抽出手段と、
前記抽出された画像データを表示する第1の表示手段と、
前記抽出されたテキストデータを表示する第2の表示手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002373104A JP2004206306A (ja) | 2002-12-24 | 2002-12-24 | 情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002373104A JP2004206306A (ja) | 2002-12-24 | 2002-12-24 | 情報処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004206306A true JP2004206306A (ja) | 2004-07-22 |
Family
ID=32811504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002373104A Withdrawn JP2004206306A (ja) | 2002-12-24 | 2002-12-24 | 情報処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004206306A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008152345A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc | 表示処理装置、表示処理方法、表示処理プログラム、及び携帯端末装置 |
-
2002
- 2002-12-24 JP JP2002373104A patent/JP2004206306A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008152345A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc | 表示処理装置、表示処理方法、表示処理プログラム、及び携帯端末装置 |
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