JP2004206243A - アンテナ一体型非接触icカード読取/書込装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、非接触ICカードに電磁誘導により電力と送信データを供給し、非接触ICカードから受信データを負荷変動により取得するループアンテナと、共振整合回路部と無線送信部および無線受信部を制御する制御部とを搭載した制御基板をシールドケース内に収納し、ループアンテナとシールドケースを同一平面上に隣接して配置し組み立てた構成としたものである。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、非接触ICカードに電力と送信データを供給し、非接触ICカードから受信データを負荷変動により取得する近傍型(通信距離:概〜1m)読取/書込装置に関し、アンテナと制御基板を一体化することにより小型化したアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ICカードを用いたリーダライタシステムは、一般に非接触ICカードシステムと呼ばれ、例えば13.56MHzの周波数帯を利用した物流システム、交通システム、航空貨物管理システム等々に実用化されつつある。このシステムは、1枚の樹脂製カード上にICチップとアンテナコイルを備えたICカードと、このICカードとの通信を行う読取/書込装置とを備え、この読取/書込装置にはループアンテナが備えられ、このループアンテナにより電力と送信データを常時または間欠に送信し、この電力と送信データを受信できる範囲内にあるICカードからの受信データを得るものである。
【0003】
一例として、(特許文献1)に記載された従来の非接触ICカードシステムおよびループアンテナを図5に示す。なお、図5は従来の非接触ICカード読取/書込装置を示す概念図である。図5に示すように、アンテナ部(ループアンテナ)201と読取/書込装置(リーダライタ(R/W))203とは同軸ケーブル202で接続され、更に、読取/書込装置203は制御装置204に接続されている。そして、搬送ライン205上を搬送される荷物206には、非接触ICカード(ICタグ)207が貼付され、この非接触ICカード207と読取/書込装置203に接続されたアンテナ部201とで電力供給とデータの送受信が行われ、荷物206の仕分けや管理等がなされる。そして、図5で示されるように、従来のアンテナ部201と読取/書込装置203は、離れた場所に設置され、その間を長い同軸ケーブル202にて接続されている。
【0004】
このアンテナ部201と長い同軸ケーブル202と読取/書込装置203の関係を簡略して図6に示す。なお、図6は従来の非接触ICカード読取/書込装置の簡略図である。図6において従来の近傍型非接触ICカード読取/書込装置は、ループアンテナ208と、これを収納した樹脂製のアンテナレドーム209から成るアンテナ部201と、そのアンテナ部201に電力と送信データを供給し、また受信データを取得する読取/書込装置203とに分離され、そしてアンテナ部201と読取/書込装置203は、同軸ケーブル202により接続された構成である。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−279362号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように従来の近傍型非接触ICカード読取/書込装置は、アンテナ部201と読取/書込装置203は分離され、同軸ケーブル202により接続された構成である。このため、これらの装置を設置する際、この同軸ケーブル202の引き回しにより、近接するアンテナ部201が同軸ケーブル202より影響を受け、共振周波数のズレ(変移)が生じ、アンテナ共振回路部のトリマーコンデンサー(図示せず)等にて共振周波数の調整が必要と言う課題があった。
【0007】
また、場合によっては設置場所の制限により同軸ケーブル202の長さが非常に長くなり、ケーブル伝送損失の増加による送信電力の低下や受信データの損失、さらに同軸ケーブル202の長さが長くなる事による周囲からの妨害波やノイズを受けやすくなるという課題があった。
【0008】
本発明は上記のような課題を解決し、設置場所の制限や同軸ケーブルの引き回しによる影響を受けにくく、アンテナの共振周波数の調整が不要で、設置時の利便性が高く、安定した特性を得ることができる小型のアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記従来の課題を解決するために本発明のアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置は、非接触ICカードに電磁誘導により電力と送信データを供給し、非接触ICカードから受信データを負荷変動により取得する円形または概矩形または多角形のループアンテナと、ループアンテナを所望の周波数に共振させるための共振回路および伝送線路とのインピーダンス整合を目的とした整合回路を構成した共振整合回路部と、共振整合回路部を介しループアンテナに電力と送信データを供給する無線送信部およびループアンテナから共振整合回路部を介して受信データを取得する無線受信部を設け、共振整合回路部と無線送信部および無線受信部を制御する制御部とを搭載した制御基板をシールドケース内に収納し、ループアンテナとシールドケースを同一平面上に隣接して配置し組み立てた構成としたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、非接触ICカードに電磁誘導により電力と送信データを供給し、非接触ICカードから受信データを負荷変動により取得する円形または概矩形または多角形のループアンテナと、ループアンテナを所望の周波数に共振させるための共振回路および伝送線路とのインピーダンス整合を目的とした整合回路を構成した共振整合回路部と、共振整合回路部を介しループアンテナに電力と送信データを供給する無線送信部およびループアンテナから共振整合回路部を介して受信データを取得する無線受信部を設け、共振整合回路部と無線送信部および無線受信部を制御する制御部とを搭載した制御基板をシールドケース内に収納し、ループアンテナとシールドケースを同一平面上に隣接して配置し組み立てたことを特徴とするアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置であり、共振整合回路部と無線送信部および無線受信部を制御する制御部とを搭載した制御基板をシールドケース内に収納することで、不要電磁波の外部への漏洩低減および、外部から到来する妨害波の浸入低減、並びに、自ら発する送信信号の受信回路への回り込みを低減する。また、ループアンテナとシールドケースを同一平面上に隣接して配置し組み立てることにより、設置時の同軸ケーブルの引き回しによる影響をなくし、同軸ケーブルの影響による共振周波数のズレ(変移)が生じる事が無く共振周波数の調整が不要となる。
【0011】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1において、ループアンテナに共振整合回路部を近接配置して接続し、共振整合回路部と無線送信部および無線受信部間の電力および送受信データの受け渡しのために、ループアンテナの最大径の概1/4以下の長さの同軸ケーブルを用いた事を特徴とするアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置であり、同軸ケーブルの長さをループアンテナの最大径の概1/4以下にした事により、製造組み立て時の自由度が増し、組み立て時の利便性が向上すると共に、電気的にも電気長が短く同軸ケーブルの引き回しによる影響およびケーブル伝送損失を軽減できる。
【0012】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1において、ループアンテナと、無線送信部および無線受信部との電力および送受信データの受け渡しに、制御基板上に設けた共振整合回路部からのびるマイクロストリップライン伝送線路に、直接ループアンテナを接続する構成を用いた事を特徴とするアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置であり、同軸ケーブルを無くした事によるコストダウンおよび同軸ケーブルの引き回しによる影響およびケーブル伝送損失をなくし、さらに製造時の組み立て行程を削減することができる。
【0013】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3において、ループアンテナと前記シールドケースを一つの樹脂製ケース内に収納した事を特徴とするアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置であり、一つの樹脂製のケース内に収納したことにより、設置時の利便性を大幅に改善するものである。
【0014】
請求項5に記載の発明は、非接触ICカード等の無線通信媒体と通信を行うループアンテナと、無線通信媒体とループアンテナとで通信を行うための通信制御手段を搭載した制御基板とを備え、ループアンテナと通信制御手段を搭載した制御基板を同一平面上に隣接して配置したことを特徴とするアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置であり、設置時の同軸ケーブルの引き回しによる影響をなくし、同軸ケーブルの影響による共振周波数のズレ(変移)が生じる事が無く共振周波数の調整が不要となる。
【0015】
請求項6に記載の発明は、請求項5において、通信制御手段を搭載した制御基板をシールドケース内に収納したことを特徴とするアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置であり、不要電磁波の外部への漏洩低減および、外部から到来する妨害波の浸入低減、並びに、自ら発する送信信号の受信回路への回り込みを低減することができる。
【0016】
請求項7に記載の発明は、請求項5,6において、ループアンテナと通信制御手段を搭載した制御基板を一つの筐体内に収納したことを特徴とするアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置であり、設置時の利便性を大幅に改善するものである。
【0017】
上記のように本発明により、設置場所の制限を受けず、アンテナの共振周波数の調整が不要で設置時の利便性の高い小型のアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置を提供する事ができる。
【0018】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図4を用いて説明する。なお、本発明における非接触ICカードの定義は、いわゆるカードに限定されるものではなく、非接触で読取/書込装置との通信を行うことができる無線通信媒体である。よって、用途によってはICタグ、IDタグ、識別ラベルと呼ばれるものを含む。
【0019】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置の構成を示す透視斜視図、図2は本発明の実施の形態1におけるアンテナ一体型非接触ICカードシステムの動作説明図である。
【0020】
図1、図2において、1はループアンテナであり、後述する非接触ICカード102に電力と送信データを供給し、非接触ICカード102から受信データを負荷変動により取得する。ループアンテナ1の形状は、円形、或いは、概略矩形のループ状となっている。更に、2はループアンテナ1に電力と送信データを供給する無線送信部、3はループアンテナ1からの受信データを取得する無線受信部、4は無線送信部2および無線受信部3を制御する制御部、5は無線送信部2、無線受信部3および制御部4を搭載した制御基板、6は無線送信部2、無線受信部3、制御部4および制御基板5を収納するシールドケースである。また、7はループアンテナ1、無線送信部2、無線受信部3、制御部4、制御基板5、およびシールドケース6を収納する樹脂製のケースである。なお、図1、図2においては、ケース7の内部を明らかにするためケース7を透過状態で図示し、シールドケース6についても同様に透過状態で図示している。
【0021】
次に、上記のアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置を使用した通信の動作について説明する。図2において、101はアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置(以下、読取/書込装置と言うこともある。)を示し、102は非接触ICカードであり、103は非接触ICカードのアンテナコイル、104は非接触ICカードに搭載されたICである。更に、105は読取/書込装置101と接続されたコントロール端末である。
【0022】
まず、アンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置101から非接触ICカード102へ電力のみが供給される場合(スタンバイモード)、図2において、アンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置101では一定振幅の高周波信号が発振回路(図示せず)から無線送信部2へ供給されここで増幅され、給電線路を介してループアンテナ1に送られる。非接触ICカード102においては、アンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置101のループアンテナ1と電磁結合されたアンテナコイル103を介して高周波信号がIC104に供給される。この高周波信号は、IC104内の整流回路(図示せず)で整流され、非接触ICカード102の各部に必要な所定の電源電圧が生成される。
【0023】
次に、アンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置101から非接触ICカード102へデータが送信される場合(送信モード)について説明する。図1、図2において、アンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置101ではコントロール端末105などからのデータが制御部4を介して無線送信部2へ送られる。この無線送信部2では、上述したスタンバイモードと同様に一定振幅の高周波信号が供給されており、この高周波信号がデータで変調されて変調高周波信号が出力される。この変調高周波信号が給電線を介してループアンテナ1に送られる。そこで、非接触ICカード102においては、アンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置101のループアンテナ1と電磁結合されたアンテナコイル103を介して高周波信号がIC104に供給される。この高周波信号は、上述したスタンバイモードと同様に整流回路で整流され、非接触ICカード102の各部に必要な所定の電源電圧が生成される。また、アンテナコイル103の出力信号はIC104内の受信回路(図示せず)にも供給され、この部分でデータが復調され、メモリ(図示せず)に書き込まれる。
【0024】
最後に、アンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置101が非接触ICカード102からデータを受信する場合(受信モード)について説明する。アンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置101の無線送信部2からは上述したスタンバイモードと同様に無変調で一定振幅の高周波信号が出力され、ループアンテナ1、アンテナコイル103を介して非接触ICカード102に送られて、上述したスタンバイモードの場合と同様に非接触ICカード102の各部に必要な所定の電源電圧が生成される。一方、非接触ICカード102においては、メモリ(図示せず)から読み出されたデータに応じて、例えばアンテナコイル103に接続された負荷抵抗(図示せず)とスイッチ(図示せず)とからなり、データの“1”、“0”ビットに応じて、このスイッチがオン、オフされる。読取/書込装置101においては、上記のようにスイッチがオン、オフすると、アンテナコイル103に対する負荷が変動し、電磁誘導によりループアンテナ1側のインピーダンスが変動し結果として高周波電流の振幅が変動する。即ち、この高周波電流は非接触ICカード102のデータによって振幅変調される。この変調高周波信号が無線受信部3で復調されてデータが得られる。このデータは制御部4で処理されて、コントロール端末105などに送られる。
【0025】
ここで、上述したように、発振回路から供給された一定振幅の高周波信号は無線送信部2で増幅されるが、その増幅にはE級増幅器(Eクラスアンプ)を用いることが好ましい。E級増幅器を用いることによって、高効率動作を実現することが可能となる。よって、送信出力を上げても発熱を抑えることができる。
【0026】
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2におけるアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置を示す平面図である。なお、図3においても、ケース7の内部を明らかにするためケース7を透過状態で図示している。
【0027】
図3に示すように、無線送信部2および無線受信部3は、分配合成回路部11を介して、ループアンテナ1に近接して配置された共振整合回路部9に、同軸ケーブル10によって接続されている。同軸ケーブル10の長さをループアンテナ1の最大径の概1/4以下の長さ以下にした事により、製造組み立て時の自由度が増し、組み立て時の利便性が向上すると共に、電気的にも電気長が短く同軸ケーブル10の引き回しによる影響およびケーブル伝送損失を軽減したものである。なお、本実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、無線送信部2、無線受信部3、制御部4等を搭載した制御基板5を収納するシールドケース6を設けても良いのは言うまでもない。
【0028】
(実施の形態3)
図4は本発明の実施の形態3におけるアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置を示す平面図である。なお、図4においても、ケース7の内部を明らかにするためケース7を透過状態で図示している。
【0029】
図4に示すように、無線送信部2および無線受信部3は、分配合成回路部11を介して、制御基板5上に設けたマイクロストリップライン伝送線路12、共振整合回路部9およびマイクロストリップライン伝送線路8a、8bを介して、ループアンテナ1に接続されている。実施の形態3では、同軸ケーブルを無くした事により、同軸ケーブルの引き回しによる影響を削減すると共に、ケーブル伝送損失が生じなくなり、さらに製造時の組み立て行程を削減しコストダウン化が可能となる。なお、本実施の形態3においても、実施の形態1と同様に、無線送信部2、無線受信部3、制御部4等を搭載した制御基板5を収納するシールドケース6を設けても良いのは言うまでもない。
【0030】
また、以上の実施の形態1〜3で説明したように、無線送信部2、無線受信部3および制御部4を搭載した制御基板5を収納するシールドケース6とループアンテナ1とを一つの筐体、例えば、樹脂製のケース7内に収納することで、設置時の利便性を大幅に改善することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上のように本発明により、設置時の同軸ケーブルの引き回しによるアンテナ共振周波数の調整というわずらわしさが解消できるという効果とともに、ケーブル損失の増加による送信電力の低下や受信データの損失低減、さらに周囲からの妨害波やノイズの影響を受け難くなると言う効果があり、また設置場所の制限を受けにくく、設置時の利便性の高い小型のアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置を提供する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置の構成を示す透視斜視図
【図2】本発明の実施の形態1におけるアンテナ一体型非接触ICカードシステムの動作説明図
【図3】本発明の実施の形態2におけるアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置を示す平面図
【図4】本発明の実施の形態3におけるアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置を示す平面図
【図5】従来の非接触ICカード読取/書込装置を示す概念図
【図6】従来の非接触ICカード読取/書込装置の簡略図
【符号の説明】
1 ループアンテナ
2 無線送信部
3 無線受信部
4 制御部
5 制御基板
6 シールドケース
7 ケース
8a、8b、12 マイクロストリップライン伝送線路
9 共振整合回路部
10 同軸ケーブル
11 分配合成回路部
101 アンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置
102 非接触ICカード
103 アンテナコイル
104 IC
105 コントロール端末
Claims (7)
- 非接触ICカードに電磁誘導により電力と送信データを供給し、前記非接触ICカードから受信データを負荷変動により取得する円形または概矩形または多角形のループアンテナと、前記ループアンテナを所望の周波数に共振させるための共振回路および伝送線路とのインピーダンス整合を目的とした整合回路を構成した共振整合回路部と、前記共振整合回路部を介し前記ループアンテナに電力と送信データを供給する無線送信部および前記ループアンテナから前記共振整合回路部を介して受信データを取得する無線受信部を設け、前記共振整合回路部と前記無線送信部および無線受信部を制御する制御部とを搭載した制御基板をシールドケース内に収納し、前記ループアンテナと前記シールドケースを同一平面上に隣接して配置し組み立てたことを特徴とするアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置。
- 前記ループアンテナに前記共振整合回路部を近接配置して接続し、前記共振整合回路部と前記無線送信部および無線受信部間の電力および送受信データの受け渡しのために、前記ループアンテナの最大径の概1/4以下の長さの同軸ケーブルを用いた事を特徴とする請求項1に記載のアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置。
- 前記ループアンテナと、前記無線送信部および無線受信部との電力および送受信データの受け渡しに、前記制御基板上に設けた前記共振整合回路部からのびるマイクロストリップライン伝送線路に、直接前記ループアンテナを接続する構成を用いた事を特徴とする請求項1に記載のアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置。
- 前記ループアンテナと前記シールドケースを一つの樹脂製ケース内に収納した事を特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載のアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置。
- 非接触ICカード等の無線通信媒体と通信を行うループアンテナと、前記無線通信媒体と前記ループアンテナとで通信を行うための通信制御手段を搭載した制御基板とを備え、前記ループアンテナと前記通信制御手段を搭載した制御基板を同一平面上に隣接して配置したことを特徴とするアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置。
- 前記通信制御手段を搭載した制御基板をシールドケース内に収納したことを特徴とする請求項5に記載のアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置。
- 前記ループアンテナと前記通信制御手段を搭載した制御基板を一つの筐体内に収納したことを特徴とする請求項5,6いずれか1項に記載のアンテナ一体型非接触ICカード読取/書込装置。
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