JP2004202855A - 発泡成形品の製造方法及び成形用金型 - Google Patents

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博之 窪田
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Abstract

【課題】ファスナ付きウレタンフォーム等の発泡成形品をスムーズに且つ高歩留りにて製造することができる発泡成形品の製造方法を提供する。
【解決手段】下型40のキャビティ側面のレール取付座42にレール12が固定されている。このレール12の凹部の底面にファスナ8が配置されている。レール12にファスナ8を保持させた後、ウレタン原料液を注入して発泡させ、発泡後にウレタンフォームを脱型する。この脱型に際しては、可動部44を前進させ、アンダーカット部43内のウレタン発泡体(図1では図示略)を押し縮める。これにより、アンダーカット部43がレール取付座42及びレール12と干渉することがないので、脱型がスムーズに行われると共に、ウレタンフォームに亀裂が入ることも防止される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は発泡成形品の製造方法及び成形用金型に係り、例えば車両のシートパッド等の発泡成形品に面ファスナ等のファスナを一体成形する発泡成形品の製造方法等に適用される発泡成形品の製造方法及び成形用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両用クッション材等として、ウレタン等の合成樹脂発泡成形品が広く用いられている。この合成樹脂発泡成形品は、下型と、この下型の開放部を覆って着脱可能に配設され、下型との間に密閉空間を形成する上型と、上記下型と上型との密閉空間を合成樹脂発泡成形品用材料が供給されるキャビティとする金型を用い、上記キャビティ内に合成樹脂発泡成形品用材料を供給し、上下型を閉じて合成樹脂発泡成形品用材料を発泡、硬化して脱型することにより製造される(特開2002−160235号公報)。
【0003】
この発泡成形品の表面に表皮材が設けられることがある。例えば、各種車両のシートやドアの内装品等に、発泡ウレタンに布等の表皮材を組み付けたクッション材が用いられている。この発泡ウレタンと表皮材は、ウレタンに固定された面ファスナ等のファスナによって着脱自在に組み付けられることがある。特に、吊り意匠をシートに設ける場合には、図2のように、吊り意匠を成形品の外面から凹嵌する凹条の部分に位置させる。なお、図2(a)はシート1の斜視図、図2(b)は図2(a)のB−B線に沿う断面図である。
【0004】
このシート1はシートクッション2、シートバック3及びヘッドレスト4を備えており、該シートクッション2の上面及びシートバック3の前面に吊り意匠5が設けられている。このシート1は、ウレタンフォーム6に表皮材7を被せたものである。吊り意匠5は、シート表面から凹陥する凹条模様であり、この吊り意匠5の溝底面に臨むようにしてウレタンフォーム6にファスナ8が設けられている。表皮材7に設けられたファスナ9が該ファスナ8に結合される。このファスナ8はウレタンフォーム6に一体成形される。ファスナ8,9は、いずれもベルト状の基盤と、該基盤の一方の面(ファスニング面)に設けられた係合突起(フック又はループ)を備えている。このフックとループとが係合することによりファスナ8,9同士が結合される。
【0005】
ウレタンフォームの表面に上記ファスナを配設するために、ウレタンとファスナとの一体成形が従来より行われている。この場合、液体発泡原料がファスナのファスニング面に浸入して付着することがないように、例えば上記ファスニング面を凹形断面形状のレールで覆ってから成形型に液体状の発泡樹脂原料を流し込むようにしている。
【0006】
図3,4はこの従来方法を説明するものであり、図3は発泡後の金型の断面図、図4はファスナ8とレール12との係合関係を示す斜視図である。この方法では、下型10及び上型11よりなる成形金型を用い、ファスナ8を発泡成形品であるウレタンフォーム6に一体成形により取付ける。
【0007】
成形金型の下型10にレール12が固定され、このレール12にファスナ8が保持されている。このレール12は上向きコ字形断面形状のものであり、当然ながら図7の通り係合突起8bは下向きとされ、レール12内に配置され、アンカー8cが上向きとされる。8aは基盤を示す。
【0008】
ウレタンを発泡させた後、成形品は図3,4の上方に脱型される。
【0009】
【特許文献】
特開2002−160235号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
図5のように、吊り意匠をシートの側面にも設けるようにしたシート21が用いられることが考えられている。このシート21は、シートクッション22、シートバック23及びヘッドレスト24を有するものであり、シートクッション22の上面及び側面にそれぞれ吊り意匠25,26が設けられている。
【0011】
このシート側面の吊り意匠26を形成するためには、図9のようにレール12を下型30の側面のレール取付座12にレール12を横向きに取り付け、このレール12にファスナ8を嵌着する。符号31は上型を示す。
【0012】
ウレタンの発泡後には、ウレタンフォーム36を図6の上方に脱型する。
【0013】
ところが、この場合、レール12がキャビティ側面から突出しており、且つこの突出高さが大きいため、図7に示すようにウレタンフォーム36を上方に引き上げたときにレール12の下側のウレタンがレール12に引掛かり、ウレタンフォーム36にファスナ8の側縁に沿って亀裂が入ってしまうことがある。また、ファスナがレールから上手く外れずに、ウレタンフォームからファスナが剥がれてしまうことがある。
【0014】
本発明は、このようにレール等の凸部が脱型方向から見て側方から出っ張るようにキャビティ側面に設けられている場合に、発泡成形品をスムーズに脱型することができ、発泡成形品に亀裂が生じることを防止することができる発泡成形品の製造方法及びそのための金型を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の発泡成形品の製造方法は、金型内に発泡樹脂原料を供給して発泡させ、その後脱型する発泡成形品の製造方法であって、該金型のキャビティ面に凸部が設けられ、該凸部の隣接領域がアンダーカット部となっており、脱型に際しては、成形品が該アンダーカット部から該凸部の方向に脱型される発泡成形品の製造方法において、該アンダーカット部をキャビティ面から前進可能とし、成形品の脱型に際し、該アンダーカット部を前進させてアンダーカット部の成形品を押圧することを特徴とするものである。
【0016】
また、本発明の成形用金型は、キャビティ面に凸部が設けられ、該凸部の隣接領域がアンダーカット部となっており、成形品が該アンダーカット部から該凸部の方向に脱型される成形用金型において、該アンダーカット部を前進させる前進機構を備えたことを特徴とするものである。
【0017】
かかる本発明の発泡成形品の製造方法及び成形用金型では、脱型に際しキャビティ面のアンダーカット部を前進させるので、ウレタンフォーム等の成形品の脱型をスムーズに行うことができると共に、成形品に亀裂が生じることを防止できる。
【0018】
この脱型に際しては、アンダーカット部を凸部と同等又はそれよりも前方にまで前進させることが好ましい。
【0019】
この前進のための機構としてはシリンダが好適であるが、これに限定されるものではない。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。図1は実施の形態に係る発泡成形品の製造方法に用いられる成形金型の断面図であって、(a)は可動部の後退時、(b)図は可動部の前進時を示している。
【0021】
この実施の形態は、前記図5に示すように側面に吊り意匠26を有するシートを成形するものであり、この金型は、下型40と上型41とからなる。下型40のキャビティ側面のレール取付座42にレール12が固定されている。このレール12の凹部の底面にファスナ8が配置されている。
【0022】
このレール取付座42及びレール12が下型40のキャビティ側面から突出する凸部となっており、この凸部の下側に隣接する領域がアンダーカット部43となっている。
【0023】
下型40のキャビティ側面のうち、このアンダーカット部43に臨む面が可動部44となっている。この可動部44は、シリンダ45のピストンロッド46の先端に取り付けられている。このシリンダ45は下型40に固定されている。ピストンロッド46を後退限まで後退させると、可動部44が下型40に密着する。ピストンロッド46を前進限まで前進させると、可動部44の前面はレール12の前面と略面一状となる。なお、可動部44の前面がレール12の前面よりも前方にまで前進するようにシリンダ45として機長の大きなものを用いてもよい。シリンダとしてはエアシリンダ、油圧シリンダ等を用いることができる。
【0024】
図1(a)の通り可動部44を後退させた状態にてレール12にファスナ8を保持させた後、ウレタン原料液を注入して発泡させ、発泡後にウレタンフォームを脱型する。この脱型に際しては、上型41を取り外した後、図1(b)のように可動部44を前進させ、アンダーカット部43内のウレタン発泡体(図1では図示略)を押し縮める。これにより、成形品のうちアンダーカット部43内の部分がレール取付座42及びレール12と干渉することが解消されるので、脱型がスムーズに行われると共に、ウレタンフォームに亀裂が入ることも防止される。
【0025】
なお、可動部44をレール12と面一又はそれよりも前方にまで前進させアンダーカット部43のウレタンを圧縮すると、ファスナ8もレール12から抜け出すようになり、ファスナ8もレール12に引掛かることなくスムーズに脱型される。
【0026】
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、シリンダ以外の可動部前進機構を採用してもよい。本発明は、ファスナ付き発泡成形品以外の成形品の成形にも適用することができる。
【0027】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によるとファスナ付きウレタンフォーム等の発泡成形品をスムーズに且つ高歩留りにて製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る発泡成形品の製造方法に用いられる成形金型の断面図である。
【図2】(a)図は自動車のシートの斜視図、(b)図は(a)図のB−B線に沿う断面図である。
【図3】図5のシートの成形方法を示す断面図である。
【図4】図5のシートの成形方法を示す斜視図である。
【図5】自動車のシートの斜視図である。
【図6】図5のシートの成形方法を示す断面図である。
【図7】図5のシートの成形後の脱型方法の説明図である。
【符号の説明】
1,21 シート
5,25,26 吊り意匠
6,36 ウレタンフォーム
8 ファスナ
10,40 下型
11,41 上型
12 レール
44 可動部
45 シリンダ

Claims (8)

  1. 金型内に発泡樹脂原料を供給して発泡させ、その後脱型する発泡成形品の製造方法であって、
    該金型のキャビティ面に凸部が設けられ、該凸部の隣接領域がアンダーカット部となっており、
    脱型に際しては、成形品が該アンダーカット部から該凸部の方向に脱型される発泡成形品の製造方法において、
    該アンダーカット部をキャビティ面から前進可能とし、成形品の脱型に際し、該アンダーカット部を前進させてアンダーカット部の成形品を押圧することを特徴とする発泡成形品の製造方法。
  2. 請求項1において、アンダーカット部を前記凸部と同等又はそれよりも前方にまで前進させることを特徴とする発泡成形品の製造方法。
  3. 請求項1又は2において、前記アンダーカット部をシリンダにより前進させることを特徴とする発泡成形品の製造方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記金型は上型及び下型を有しており、前記凸部及びアンダーカット部は該下型に設けられていることを特徴とする発泡成形品の製造方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、前記樹脂はウレタンであることを特徴とする発泡成形品の製造方法。
  6. キャビティ面に凸部が設けられ、該凸部の隣接領域がアンダーカット部となっており、
    成形品が該アンダーカット部から該凸部の方向に脱型される成形用金型において、
    該アンダーカット部を前進させる前進機構を備えたことを特徴とする発泡成形品の成形用金型。
  7. 請求項6において、該前進機構は、該アンダーカット部を該凸部と同等又はそれよりも前方にまで前進させることを特徴とする発泡成形品の成形用金型。
  8. 請求項6又は7において、該前進機構はシリンダであることを特徴とする発泡成形品の成形用金型。
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