JP2004202724A - 樹脂フィルムの洗浄機 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用済みの樹脂フィルムに付いた泥等を洗浄水を使わないでも十分に洗浄できる乾式洗浄機を提供する。
【解決手段】樹脂フィルムの洗浄機1において、回転駆動される回転軸3と、この回転軸3に結合される複数の回転円盤4と、回転軸3を貫通させる複数の固定円盤6と、各回転円盤4及び各固定円盤6の間に画成されて樹脂フィルムが通過させるラビリンス間隙5と、このラビリンス間隙5に樹脂フィルムを投入する投入口7と、ラビリンス間隙5から排出される樹脂フィルムを回収して排出する排出口10と、各回転円盤4または各固定円盤6の一方に設けられ他方に摺接するブラシ8,9とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】樹脂フィルムの洗浄機1において、回転駆動される回転軸3と、この回転軸3に結合される複数の回転円盤4と、回転軸3を貫通させる複数の固定円盤6と、各回転円盤4及び各固定円盤6の間に画成されて樹脂フィルムが通過させるラビリンス間隙5と、このラビリンス間隙5に樹脂フィルムを投入する投入口7と、ラビリンス間隙5から排出される樹脂フィルムを回収して排出する排出口10と、各回転円盤4または各固定円盤6の一方に設けられ他方に摺接するブラシ8,9とを備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂フィルムを再利用するための洗浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
畑等で使用された使用済みの農業用のポリエチレン製フィルム、ビニール製フィルム等を再生する場合、フィルムに付いた泥等の汚れを洗浄する必要があった。
【0003】
従来、この種の再生装置として、図2に示すように、破砕されたフィルム廃棄物から汚泥等の異物を分離除去する水洗式の洗浄機101を備えるものがあった。この洗浄機101は、円筒形の洗浄槽102と、洗浄槽102内に入れられた洗浄液とフィルム廃棄物と旋回させるロータ103と、洗浄済みのフィルム廃棄物を外部に取り出す取出パイプ104と、取出パイプ104中に取付けられた開閉弁105とからなる。ロータ103が回転すると、投入されたフィルム片が水槽102内の洗浄液と一緒に旋回流動し、フィルム廃棄物に付いた汚れを落とすようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−170937号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような水洗式の洗浄機101はフィルム廃棄物を洗浄するのに大量の洗浄水を使うため、洗浄水を浄化処理する設備や、洗浄後のフィルム廃棄物を乾燥させる設備が必要となり、設備コスト及びランニングコストが高くなるという問題点があった。
【0006】
また、従来、洗浄水を使わない乾式の洗浄機として、多数のピンが突出した回転体を備え、ピンが樹脂フィルムに衝突する衝撃力によって汚れを剥離させるものがあった。
【0007】
しかしながら、この場合、厚みのあるビニール製フィルム等に付着した汚れを十分に落とすことができないという問題点があった。
【0008】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、使用済みの樹脂フィルムに付いた泥等を洗浄水を使わないでも十分に洗浄できる洗浄機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、樹脂フィルムの洗浄機において、回転駆動される回転軸と、この回転軸に結合される複数の回転円盤と、回転軸を貫通させる複数の固定円盤と、各回転円盤及び各固定円盤の間に画成されて樹脂フィルムが通過させるラビリンス間隙と、このラビリンス間隙に樹脂フィルムを投入する投入口と、ラビリンス間隙から排出される樹脂フィルムを回収して排出する排出口と、各回転円盤または各固定円盤の一方に設けられ他方に摺接するブラシとを備えたことを特徴とするものとした。
【0010】
第2の発明は、第1の発明において、各回転円盤と各固定円盤を両者の間に画成されるラビリンス間隙が略一定間隔を持つようにそれぞれテーパ状に形成したことを特徴とするものとした。
【0011】
【発明の作用および効果】
第1の発明によると、投入口から投入される樹脂フィルムは、相対回転する各回転円盤及び各固定円盤間のラビリンス間隙を通って排出口へと向かう過程で、各ブラシとこれが摺接する各固定円盤または各回転円盤の間で摩擦力が繰り返し与えられることによって破砕片の表面に付いた汚れが効果的に掻き落とされる。これにより、例えば畑で使用された樹脂フィルム等の汚れを洗浄水を使わないでも十分に落とすことが可能となる。
【0012】
また、この洗浄機は樹脂フィルムの投入、洗浄、排出を連続して行うため、高い処理効率が得られる。
【0013】
第2の発明によると、ラビリンス間隙はテーパ状の各回転円盤と各固定円盤の間に略一定間隔を持つよう画成されていることにより、投入口から投入された樹脂フィルムが相対回転する各回転円盤及び各固定円盤間のラビリンス間隙を通って排出口へと向かう。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0015】
図1は本発明の樹脂フィルムの乾式洗浄機1を示し、この洗浄機1は使用済みの農業用のポリエチレン製フィルム、ビニール製フィルム等の樹脂フィルムを再生する再生装置に備えられる。この再生装置は、図示しない粉砕器によってある程度の大きさに破砕された樹脂フィルムが洗浄機1に投入され、洗浄機1によって樹脂フィルムに付いた泥等が分離され、各洗浄機1から排出された後に所定の処理行程を経て再生材料がつくられる。
【0016】
洗浄機1は円筒状のケース2の中心に回転可能に支持される回転軸3と、この回転軸3に結合される複数の回転円盤4と、回転軸3を貫通させる複数の固定円盤6と、回転軸3の外周面と各回転円盤4及び固定円盤6の間に画成されて樹脂フィルムが通過させるラビリンス間隙5と、このラビリンス間隙5に樹脂フィルムを投入する投入口7と、ラビリンス間隙5から排出される樹脂フィルムを回収して排出する排出口10とを備える。
【0017】
回転軸3は略垂直方向に延びる配置とし、各回転円盤4の下面に各固定円盤6の上面に摺接するブラシ8が設けられ、各固定円盤6の下面に各回転円盤4の上面に摺接するブラシ9が設けられる。
【0018】
各ブラシ8,9は例えば合成樹脂材料よりなる多数のブラシ毛からなり、その弾性復元力により各回転円盤4、各固定円盤6に押し付けられ、摺接するようになっている。
【0019】
各回転円盤4と各固定円盤6は両者の間に画成されるラビリンス間隙5が略一定間隔を持つようにテーパ状に形成される。
【0020】
各回転円盤4は円盤状の上板11及び下板12とからなり、この上板11及び下板12の中央開口部が回転軸3に結合されている。各回転円盤4は上板11及び下板12の間隔が径方向外側に向かって次第に小さくなるテーパ状に形成される。
【0021】
各固定円盤6は円盤状の上板13及び下板14とからなり、この上板13及び下板14の外周端部がケース2に結合されている。各回転円盤4は上板13及び下板14の間隔が径方向内側に向かって次第に小さくなるテーパ状に形成される。上板13及び下板14の中央開口部が回転軸3にラビリンス間隙5を持って対峙している。
【0022】
回転軸3はその下端部にプーリ19が結合され、このプーリ19に図示しないベルトが掛け回され、動力源からの回転が伝達される。
【0023】
ケース2の上端部は、ケース2に結合される部材15とハウジング22と、回転軸3に結合されるフランジ17によって閉塞される。
【0024】
ケース2の下端部材16とハウジング20と、回転軸3に結合されるフランジ18によって画成される空間にプーリ19およびベルトが収められる。下端部材16には複数の穴23が形成される。ラビリンス間隙5から出た樹脂フィルムの破砕片はこの穴23を通って排出口10へと向かう。
【0025】
ケース2の下端部材16にはロート状部材21が結合され、このロート状部材21の底部に排出口10が開口している。
【0026】
以上のように構成されて、次に作用について説明する。
【0027】
ラビリンス間隙5はテーパ状の各回転円盤4と各固定円盤6の間に略一定間隔を持つよう画成されていることにより、図示しない送りブロアを介して投入口7からケース2内に投入された樹脂フィルムの破砕片は、相対回転する各回転円盤4及び各固定円盤6間のラビリンス間隙5を通って排出口10へと向かう。
【0028】
樹脂フィルムの破砕片は、ラビリンス間隙5を通って排出口10へと向かう過程で、各ブラシ8とこれが摺接する各固定円盤6の間、各ブラシ9とこれが摺接する各回転円盤4の間で摩擦力が繰り返し与えられることによって破砕片の表面に付いた汚れが剥離される。
【0029】
各ブラシ8,9は多数のブラシ毛がその弾性復元力により各回転円盤4、各固定円盤6に押し付けられて摺接することにより、樹脂フィルムの破砕片に付着した泥等が効果的に掻き落とされる。
【0030】
こうして乾式洗浄機1にて洗浄された樹脂フィルムは図示しない送りブロアを介してサイクロンに送られ、樹脂フィルムから分離した泥や塵埃が遠心力によって取り除かれた後、所定の処理行程を経て再生材料となる。
【0031】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す樹脂フィルムの洗浄機の断面図。
【図2】従来例を示す樹脂フィルムの洗浄機の断面図。
【符号の説明】
1 洗浄機
2 ケース
3 回転軸
4 回転円盤
5 固定円盤
6 ラビリンス間隙
7 投入口
8 ブラシ
9 ブラシ
10 排出口
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂フィルムを再利用するための洗浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
畑等で使用された使用済みの農業用のポリエチレン製フィルム、ビニール製フィルム等を再生する場合、フィルムに付いた泥等の汚れを洗浄する必要があった。
【0003】
従来、この種の再生装置として、図2に示すように、破砕されたフィルム廃棄物から汚泥等の異物を分離除去する水洗式の洗浄機101を備えるものがあった。この洗浄機101は、円筒形の洗浄槽102と、洗浄槽102内に入れられた洗浄液とフィルム廃棄物と旋回させるロータ103と、洗浄済みのフィルム廃棄物を外部に取り出す取出パイプ104と、取出パイプ104中に取付けられた開閉弁105とからなる。ロータ103が回転すると、投入されたフィルム片が水槽102内の洗浄液と一緒に旋回流動し、フィルム廃棄物に付いた汚れを落とすようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−170937号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような水洗式の洗浄機101はフィルム廃棄物を洗浄するのに大量の洗浄水を使うため、洗浄水を浄化処理する設備や、洗浄後のフィルム廃棄物を乾燥させる設備が必要となり、設備コスト及びランニングコストが高くなるという問題点があった。
【0006】
また、従来、洗浄水を使わない乾式の洗浄機として、多数のピンが突出した回転体を備え、ピンが樹脂フィルムに衝突する衝撃力によって汚れを剥離させるものがあった。
【0007】
しかしながら、この場合、厚みのあるビニール製フィルム等に付着した汚れを十分に落とすことができないという問題点があった。
【0008】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、使用済みの樹脂フィルムに付いた泥等を洗浄水を使わないでも十分に洗浄できる洗浄機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、樹脂フィルムの洗浄機において、回転駆動される回転軸と、この回転軸に結合される複数の回転円盤と、回転軸を貫通させる複数の固定円盤と、各回転円盤及び各固定円盤の間に画成されて樹脂フィルムが通過させるラビリンス間隙と、このラビリンス間隙に樹脂フィルムを投入する投入口と、ラビリンス間隙から排出される樹脂フィルムを回収して排出する排出口と、各回転円盤または各固定円盤の一方に設けられ他方に摺接するブラシとを備えたことを特徴とするものとした。
【0010】
第2の発明は、第1の発明において、各回転円盤と各固定円盤を両者の間に画成されるラビリンス間隙が略一定間隔を持つようにそれぞれテーパ状に形成したことを特徴とするものとした。
【0011】
【発明の作用および効果】
第1の発明によると、投入口から投入される樹脂フィルムは、相対回転する各回転円盤及び各固定円盤間のラビリンス間隙を通って排出口へと向かう過程で、各ブラシとこれが摺接する各固定円盤または各回転円盤の間で摩擦力が繰り返し与えられることによって破砕片の表面に付いた汚れが効果的に掻き落とされる。これにより、例えば畑で使用された樹脂フィルム等の汚れを洗浄水を使わないでも十分に落とすことが可能となる。
【0012】
また、この洗浄機は樹脂フィルムの投入、洗浄、排出を連続して行うため、高い処理効率が得られる。
【0013】
第2の発明によると、ラビリンス間隙はテーパ状の各回転円盤と各固定円盤の間に略一定間隔を持つよう画成されていることにより、投入口から投入された樹脂フィルムが相対回転する各回転円盤及び各固定円盤間のラビリンス間隙を通って排出口へと向かう。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0015】
図1は本発明の樹脂フィルムの乾式洗浄機1を示し、この洗浄機1は使用済みの農業用のポリエチレン製フィルム、ビニール製フィルム等の樹脂フィルムを再生する再生装置に備えられる。この再生装置は、図示しない粉砕器によってある程度の大きさに破砕された樹脂フィルムが洗浄機1に投入され、洗浄機1によって樹脂フィルムに付いた泥等が分離され、各洗浄機1から排出された後に所定の処理行程を経て再生材料がつくられる。
【0016】
洗浄機1は円筒状のケース2の中心に回転可能に支持される回転軸3と、この回転軸3に結合される複数の回転円盤4と、回転軸3を貫通させる複数の固定円盤6と、回転軸3の外周面と各回転円盤4及び固定円盤6の間に画成されて樹脂フィルムが通過させるラビリンス間隙5と、このラビリンス間隙5に樹脂フィルムを投入する投入口7と、ラビリンス間隙5から排出される樹脂フィルムを回収して排出する排出口10とを備える。
【0017】
回転軸3は略垂直方向に延びる配置とし、各回転円盤4の下面に各固定円盤6の上面に摺接するブラシ8が設けられ、各固定円盤6の下面に各回転円盤4の上面に摺接するブラシ9が設けられる。
【0018】
各ブラシ8,9は例えば合成樹脂材料よりなる多数のブラシ毛からなり、その弾性復元力により各回転円盤4、各固定円盤6に押し付けられ、摺接するようになっている。
【0019】
各回転円盤4と各固定円盤6は両者の間に画成されるラビリンス間隙5が略一定間隔を持つようにテーパ状に形成される。
【0020】
各回転円盤4は円盤状の上板11及び下板12とからなり、この上板11及び下板12の中央開口部が回転軸3に結合されている。各回転円盤4は上板11及び下板12の間隔が径方向外側に向かって次第に小さくなるテーパ状に形成される。
【0021】
各固定円盤6は円盤状の上板13及び下板14とからなり、この上板13及び下板14の外周端部がケース2に結合されている。各回転円盤4は上板13及び下板14の間隔が径方向内側に向かって次第に小さくなるテーパ状に形成される。上板13及び下板14の中央開口部が回転軸3にラビリンス間隙5を持って対峙している。
【0022】
回転軸3はその下端部にプーリ19が結合され、このプーリ19に図示しないベルトが掛け回され、動力源からの回転が伝達される。
【0023】
ケース2の上端部は、ケース2に結合される部材15とハウジング22と、回転軸3に結合されるフランジ17によって閉塞される。
【0024】
ケース2の下端部材16とハウジング20と、回転軸3に結合されるフランジ18によって画成される空間にプーリ19およびベルトが収められる。下端部材16には複数の穴23が形成される。ラビリンス間隙5から出た樹脂フィルムの破砕片はこの穴23を通って排出口10へと向かう。
【0025】
ケース2の下端部材16にはロート状部材21が結合され、このロート状部材21の底部に排出口10が開口している。
【0026】
以上のように構成されて、次に作用について説明する。
【0027】
ラビリンス間隙5はテーパ状の各回転円盤4と各固定円盤6の間に略一定間隔を持つよう画成されていることにより、図示しない送りブロアを介して投入口7からケース2内に投入された樹脂フィルムの破砕片は、相対回転する各回転円盤4及び各固定円盤6間のラビリンス間隙5を通って排出口10へと向かう。
【0028】
樹脂フィルムの破砕片は、ラビリンス間隙5を通って排出口10へと向かう過程で、各ブラシ8とこれが摺接する各固定円盤6の間、各ブラシ9とこれが摺接する各回転円盤4の間で摩擦力が繰り返し与えられることによって破砕片の表面に付いた汚れが剥離される。
【0029】
各ブラシ8,9は多数のブラシ毛がその弾性復元力により各回転円盤4、各固定円盤6に押し付けられて摺接することにより、樹脂フィルムの破砕片に付着した泥等が効果的に掻き落とされる。
【0030】
こうして乾式洗浄機1にて洗浄された樹脂フィルムは図示しない送りブロアを介してサイクロンに送られ、樹脂フィルムから分離した泥や塵埃が遠心力によって取り除かれた後、所定の処理行程を経て再生材料となる。
【0031】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す樹脂フィルムの洗浄機の断面図。
【図2】従来例を示す樹脂フィルムの洗浄機の断面図。
【符号の説明】
1 洗浄機
2 ケース
3 回転軸
4 回転円盤
5 固定円盤
6 ラビリンス間隙
7 投入口
8 ブラシ
9 ブラシ
10 排出口
Claims (2)
- 回転駆動される回転軸と、この回転軸に結合される複数の回転円盤と、回転軸を貫通させる複数の固定円盤と、各回転円盤及び各固定円盤の間に画成されて樹脂フィルムが通過させるラビリンス間隙と、このラビリンス間隙に樹脂フィルムを投入する投入口と、ラビリンス間隙から排出される樹脂フィルムを回収して排出する排出口と、各回転円盤または各固定円盤の一方に設けられ他方に摺接するブラシとを備えたことを特徴とする樹脂フィルムの洗浄機。
- 前記各回転円盤と前記各固定円盤を両者の間に画成される前記ラビリンス間隙が略一定間隔を持つようにそれぞれテーパ状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の樹脂フィルムの洗浄機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002371620A JP2004202724A (ja) | 2002-12-24 | 2002-12-24 | 樹脂フィルムの洗浄機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002371620A JP2004202724A (ja) | 2002-12-24 | 2002-12-24 | 樹脂フィルムの洗浄機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004202724A true JP2004202724A (ja) | 2004-07-22 |
Family
ID=32810458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002371620A Pending JP2004202724A (ja) | 2002-12-24 | 2002-12-24 | 樹脂フィルムの洗浄機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004202724A (ja) |
-
2002
- 2002-12-24 JP JP2002371620A patent/JP2004202724A/ja active Pending
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