JP2004202473A - 選別及び濾過用フィルター - Google Patents
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Abstract
【課題】安価で容易に製作で、単純な構成で使用用途が広く且つ簡易に使用できる選別及び濾過用フィルターを提供すること。
【解決手段】バネなど弾発付勢部材の線条及び平板状直線で平面又は円錐の渦巻き状に形成又は筒状又はその両方を組合わせて形成し、また選別及び濾過用フィルターの各隣り合う線条との隙間の調整が出来るように、該選別及び濾過用フィルターに調整用支持棒などの隙間調整装置を設けている。
【選択図】 図1
【解決手段】バネなど弾発付勢部材の線条及び平板状直線で平面又は円錐の渦巻き状に形成又は筒状又はその両方を組合わせて形成し、また選別及び濾過用フィルターの各隣り合う線条との隙間の調整が出来るように、該選別及び濾過用フィルターに調整用支持棒などの隙間調整装置を設けている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、篩など選別及び異物などの濾過用のフィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
従来、篩など選別及び異物などの濾過用のフィルターに関する多くのものが提供され、例えば「特開平11−293736号公報」の排水口ゴミ補足器のように、金網状の物を使用してメッシュフィルターの構成が示され、この金網状の物は特に他にも多く特許出願され、一般市場にも提供されている。
【0003】
【特許文献2】
また、「特開平6−248766号公報」の雨水排水管のようにキャップ状で立てスリット状のフィルター24が示され、該フィルター24で雨水排水管20にゴミの流入を防ぐ事が示されている。
【0004】
【特許文献3】
さらに、「特開平8−049273号公報」の排水口用簡易フィルターのように円形の薄い基板4に多くの開口6と突片10が示され、その突片10により髪の毛を補足して開口6から排水する排水口用簡易フィルターが示されている。
【0005】
【特許文献4】
またさらに、「特開平11−303172号公報」の排水口フィルターのように平板状で排水可能な穴2を設けた物が示され、その穴2でゴミや髪の毛を引っかけやすくした構成が示されている。
【0006】
【特許文献5】
加えて、「特開2000−288470号公報」の振動篩のように網を使用する物が示され、その篩網13によって選別することが示されている。
【0007】
【特許文献6】
さらに加えて、「特開2000−189898号公報」の廃棄物選別装置のように角状の穴の篩孔7bが示され、その篩孔7bを有する篩7で風力選別する旨が示されている。
【0008】
上記に示した通り、多くは網を利用し、また丸又は角状の孔、鋳物又はプレスでカップ状に形成した物の周面にスリット形成した物が示され、また一般市場では選別及び濾過用フィルターを網でカップ状又は平板状に形成した物が最も多く提供され、選別用では廃棄物、プラスチック、粉粒体の選別など、濾過用として電気温水ポット、食器洗浄機、雨水排水管のフィルターなどに使用されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来、異物などの濾過用のフィルターとして特許文献1から特許文献4までに見られるように、金網状の物と、キャップ状で立てスリット状の物と、平板の突片により掛止する物と、平板状で排水可能な穴を設けた物などが示されているものが主に出願されており、これら共通しての問題が、今日のデフレスパイラルに至るコスト削減で、極限までの原価低減に至り、上記のものを使用しての原価低減が難しく、新たなコストの安いフィルターの要求と、吸排水効率と異物の補足効率向上の要求があった。
【0010】
また、従来の篩など選別用のフィルターとして特許文献5及び特許文献6に見られるように、上記特許文献と略同様で、振動篩のように網を使用するもの、つまり網の目の大きさによって選別する物と、角状の穴の篩孔とする物が示され、これらの物が主に出願されており、上記と同様コストが安く、さらに選別効率の良いものの要求があった。
【0011】
つまり、上記金網を使用する物は、所定形状の該金網周端の始末に薄板などを被せ成型しているが、この作業にコストが掛かり、また立てスリットのキャップ状フィルターは、鋳物などで成型する物であり、木型又は金型の費用と成型後の仕上げ等によるコスト、また平板の突片又は排水可能な丸穴又は角穴を設けた物は、プレスにより製造するが、その金型の費用に多くのコストが掛かり、上述のように従来の物では、コスト削減に限界があった。
【0012】
そして上述のように、異物などの濾過用のフィルターと、篩など選別用のフィルターは、通過する物とさせない物を所定の網の目などで、濾過用又は選別用としてそれぞれ利用し、この通過する物とさせないとする機能を最も安く効率的に出来るフィルターが待たれる所であった。
【0013】
またさらに、選別及び濾過用フィルターは、特に濾過用のフィルターとして使用する時、その濾過する隙間、つまり網の目などに異物などが詰まり、取り除くのに手間が掛かり、例えばキッチンなど流し台の排水口の野菜屑受けの網の目に野菜屑やご飯粒が詰まり、取り除くのに手間が掛かったり、又取り除くのに嫌悪感があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の問題点を解決するために、本発明は、第一に、バネなど弾発付勢部材の線条及び平板状直線で平面又は円錐の渦巻き状に形成又は筒状又はその両方を組合わせて形成する、つまり、渦巻き又は筒状(コイル状)に形成した各隣り合う線条又は平板状直線との隙間で選別及び異物などの濾過用のフィルターとしているので安価に製作でき、また異物が網の目などに詰まってもバネを伸び縮させて簡単に取り除ける。
【0015】
また、第二に選別及び濾過用フィルターの各隣り合う線条との隙間の調整が出来るように、該選別及び濾過用フィルターに調整用支持棒などの隙間調整装置を設け、上記各隣り合う線条の隙間の調整をすることで、選別する物の大きさを簡易に連続して変更できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の選別及び濾過用フィルターは、バネなど弾発付勢部材の線条及び平板状直線で平面の渦巻き状に形成して、吸排水口の異物などの濾過用のフィルター、又は選別する物の大きさ別に分ける選別用フィルターとして使用する。
【0017】
また、円錐の渦巻き状に形成又は筒状に形成し、又はその渦巻き状と筒状(コイル状)の両方を組合わせて形成して、上述のように吸排水口の異物などの濾過用のフィルター、又は選別する物の大きさ別に分ける選別用フィルターとして使用する。
【0018】
さらに、該選別及び濾過用フィルターに調整用支持棒などの隙間調整装置を設け、その選別及び濾過用フィルターの各隣り合う線条の隙間の調整をすることで、選別する物の大きさを簡易に連続して適宜変更可能に使用する。
【0019】
【実施例】
本発明の実施例を図面に基づいて説明する濾過用フィルターの第1実施例で、図1に於て、1は容器状のフィルターで、該容器状フィルター1は、線条2を底面から渦巻き状に巻きながら所定径まで形成し、続けて所定深さの容器状に形成し、該開口部3に線条2を連続して直角に立てるようにして取っ手4を形成している。
【0020】
また、該容器状フィルター1の渦巻き状及び筒状(コイル状)に巻かれた、各線条2の隙間Aは密巻から所定間隔を持って巻かれ、補足物の大きさに合わせてそれぞれ間隔が選ばれる。
【0021】
該容器状フィルター1を使用する物の使用例として、図2に示すように、電気温水ポット5の容器内底部の排水口6に嵌挿して使用する。これは、近年この、電気温水ポット5を利用して食品を煮炊きする、例えばインスタントラーメンなどを直接該容器に入れて煮る消費者が存在し、該ポットの送水管がつまりトラブルの原因になっているため、それを回避するため金網のフィルターが取り付けられているのが現状である。
【0022】
第2実施例の図3に於て、線条2を渦巻き状に巻きながら所定径まで形成して渦巻状フィルター7として形成し、中心に封止部材8を設け、また渦巻状に巻かれた該線条2の各隙間Aを一定間隔に保っている。
【0023】
その渦巻状フィルター7を使用する一使用例として、図4に示すように、台所用流し台のシンク9の野菜屑受け10の排水溝11に該渦巻状フィルター7を嵌合させて、渦巻状に巻かれた該線条2の各隙間Aにより野菜屑が掛り排水され使用する。
【0024】
第3実施例の図5及び図6に於て、平板渦巻状フィルター12は、直線の平板13を渦巻状に所定径まで巻き形成し、中心に封止部材8を設け、また渦巻状に巻かれた該平板8の各隙間Bを一定間隔に保って使用され、使用例として上記第2実施例の台所用流し台のシンク9の他、浴室の排水口等がある。
【0025】
しかして、第4実施例で篩など選別用のフィルターの使用例の図7に於て、選別フィルター14は、第2実施例の渦巻状フィルター7と略同様に形成したものを使用し、該選別フィルター14を筒15の底面部内周端に装着し、該選別フィルター14の下部に、該選別フィルター14を支持する支持棒16を設け、中心部には封止部材8を設けている。
【0026】
そこで、選別用フィルターとして使用する時、筒15に選別する大小混在した顆粒状体17を投入して揺動する事で、選別フィルター14の渦巻状に巻かれた該各線条2の隙間Aより小さい径の顆粒状体17が篩落ちる。
【0027】
また、第5実施例に於て、上記選別フィルター14と略同様の機能のもので、図8に示すように、線条2を所定隙間Aを持ってコイル状に巻形成してコイル状選別用フィルター18として形成し、それを篩容器体19とし、一方端を投入口20とし、他方端を排出口21として形成し、22は投入用受皿である。
【0028】
そこで、選別フィルターとして使用する時、投入用受皿22から投入口20に選別する大小混在した顆粒状体17を投入して揺動する事で、コイル状選別用フィルター18のコイル状に巻形成された該各線条2の隙間Aより小さい径の顆粒状体17が篩落ち、該隙間より大きい径の顆粒状体17は、他方端の排出口21より排出される。
【0029】
さらに、第6実施例に於て、上記選別フィルターと略同様で、相違点は大小混在した顆粒状体17の選別する粒径の大きさを可変できる点にあり、図9に示すように、上記第1実施例の容器状フィルター1と略同様に形成された選別可変用容器状フィルター23で、該選別可変用容器状フィルター23の底面中央に可変支持棒24を設けている。
【0030】
またそこで、選別用フィルターとして使用する時、先ず、大小混在した顆粒状体17の選別する粒径に対応した各線条2の隙間Aを設定し、それは可変支持棒24を上下に動かす事で、コイル状に巻形成された該各線条2の隙間Aが可変され、所望する粒径に合わせて所望隙間に設定する。
【0031】
その状態で、図9の上部投入口25より選別する大小混在した顆粒状体17を投入して揺動する事で、選別可変用容器状フィルター23のコイル状に巻かれた該各線条2の隙間Aより小さい径の顆粒状体17が篩落ちる。
【0032】
加えて、第7実施例に於て、上記選別可変用容器状フィルター23と略同様で、相違点は投入圧によって、大小混在した顆粒状体17の選別する粒径の大きさを自動で可変できる点にあり、図10に示すように、密巻のコイル状に形成した選別可変用筒状フィルター26で、その先端側を板27で封止し、基端側に封止板28を有する圧送口29を設けている。
【0033】
そして、自動選別用フィルターとして使用する時、先ず、大小混在した顆粒状体17の選別する粒径に応じて圧送する圧力を設定し、圧送口29より選別する大小混在した顆粒状体17を圧送し、その圧力でコイル状に巻形成された該各線条2の隙間Aが所定間隔に保持され、その隙間Aより小さい径の顆粒状体17が篩落ちる。
【0034】
また、隙間Aより大きい径の顆粒状体17は、篩い落し行程を設定し、つまり選別可変用筒状フィルター26を引き延し、隙間Aの間隔を大きくすることで選別外の隙間Aより大きい径の顆粒状体17が取出せる。
【0035】
此処で、投入される顆粒状体17は、空気による粉体又は顆粒体を圧送し、また水と共に泥状のもの又はゲル状のものなどを圧送しての選別に適している。
【0036】
なお、本発明は異物などの濾過用のフィルターとして、または篩など選別用のフィルターとして、連続する線条及び直線の板状で所定の隙間の大きさに予め設定し及びこの隙間を可変することで、通過する物とさせない物を隙間にて選択的に機能させるものであり、この機能を篩など選別及び濾過という機能に限定することなく、上述の構成でこの機能を適宜他の物に変更して使用しても好ましい。
【0037】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、特に、バネなど弾発付勢部材の線条及び平板状直線で平面又は円錐の渦巻き状に形成又は筒状又はその両方を組合わせて形成しているので、
【0038】
従来の網を利用したものより簡易で安価に製作でき、また使用するフィルターがバネであるためフィルターを装着する装着部分の寸法が、従来よりラフに製作されても無理なく装着でき、さらに異物が隙間に詰まってもバネを伸び縮させて簡単に取り除け掃除の手間が軽減され、総合的に見た時のコストの低減がより大きく図れ、また簡易に使用でき、形状が渦巻き及びコイル状で有ることから吸排水する時、その線条にそって水が渦巻き状に流れ、吸排水時の抵抗が少なく効率がよい。
【0039】
また、選別及び濾過用フィルターの各隣り合う線条との隙間の調整が出来るように、該選別及び濾過用フィルターに調整用支持棒などの隙間調整装置を設けているので、
【0040】
選別する物の大きさを簡易、且つ容易に連続して変更でき選別効率が良く、また選別する物が隙間に詰ってもバネを伸び縮させて簡単に取り除け掃除の手間が軽減され、簡易で安価に製作でき総合的にコストの低減が図れ、よって実用上著大なる効果を奏す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の一部を略した正面図である。
【図2】本発明の第1実施例の使用状態を示す要部の正面図である。
【図3】本発明の第2実施例の平面図である。
【図4】本発明の第2実施例の使用状態を示す要部の正面部分断面図である。
【図5】本発明の第3実施例の正面断面図である。
【図6】本発明の第3実施例の平面図である。
【図7】本発明の第4実施例の使用状態を示す要部の正面部分断面図である。
【図8】本発明の第5実施例の使用状態を示す要部の正面部分断面図である。
【図9】本発明の第6実施例の使用状態を示す要部の正面図である。
【図10】本発明の第7実施例の使用状態を示す要部の正面部分断面図である。
【符号の説明】
1 容器状フィルター
2 線条
7 渦巻状フィルター
12 平板渦巻状フィルター
13 平板
14 選別フィルター
18 コイル状選別用フィルター
23 選別可変用容器状フィルター
24 可変支持棒
26 選別可変用筒状フィルター
27 板
28 封止板
29 圧送口
【発明の属する技術分野】
本発明は、篩など選別及び異物などの濾過用のフィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
従来、篩など選別及び異物などの濾過用のフィルターに関する多くのものが提供され、例えば「特開平11−293736号公報」の排水口ゴミ補足器のように、金網状の物を使用してメッシュフィルターの構成が示され、この金網状の物は特に他にも多く特許出願され、一般市場にも提供されている。
【0003】
【特許文献2】
また、「特開平6−248766号公報」の雨水排水管のようにキャップ状で立てスリット状のフィルター24が示され、該フィルター24で雨水排水管20にゴミの流入を防ぐ事が示されている。
【0004】
【特許文献3】
さらに、「特開平8−049273号公報」の排水口用簡易フィルターのように円形の薄い基板4に多くの開口6と突片10が示され、その突片10により髪の毛を補足して開口6から排水する排水口用簡易フィルターが示されている。
【0005】
【特許文献4】
またさらに、「特開平11−303172号公報」の排水口フィルターのように平板状で排水可能な穴2を設けた物が示され、その穴2でゴミや髪の毛を引っかけやすくした構成が示されている。
【0006】
【特許文献5】
加えて、「特開2000−288470号公報」の振動篩のように網を使用する物が示され、その篩網13によって選別することが示されている。
【0007】
【特許文献6】
さらに加えて、「特開2000−189898号公報」の廃棄物選別装置のように角状の穴の篩孔7bが示され、その篩孔7bを有する篩7で風力選別する旨が示されている。
【0008】
上記に示した通り、多くは網を利用し、また丸又は角状の孔、鋳物又はプレスでカップ状に形成した物の周面にスリット形成した物が示され、また一般市場では選別及び濾過用フィルターを網でカップ状又は平板状に形成した物が最も多く提供され、選別用では廃棄物、プラスチック、粉粒体の選別など、濾過用として電気温水ポット、食器洗浄機、雨水排水管のフィルターなどに使用されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来、異物などの濾過用のフィルターとして特許文献1から特許文献4までに見られるように、金網状の物と、キャップ状で立てスリット状の物と、平板の突片により掛止する物と、平板状で排水可能な穴を設けた物などが示されているものが主に出願されており、これら共通しての問題が、今日のデフレスパイラルに至るコスト削減で、極限までの原価低減に至り、上記のものを使用しての原価低減が難しく、新たなコストの安いフィルターの要求と、吸排水効率と異物の補足効率向上の要求があった。
【0010】
また、従来の篩など選別用のフィルターとして特許文献5及び特許文献6に見られるように、上記特許文献と略同様で、振動篩のように網を使用するもの、つまり網の目の大きさによって選別する物と、角状の穴の篩孔とする物が示され、これらの物が主に出願されており、上記と同様コストが安く、さらに選別効率の良いものの要求があった。
【0011】
つまり、上記金網を使用する物は、所定形状の該金網周端の始末に薄板などを被せ成型しているが、この作業にコストが掛かり、また立てスリットのキャップ状フィルターは、鋳物などで成型する物であり、木型又は金型の費用と成型後の仕上げ等によるコスト、また平板の突片又は排水可能な丸穴又は角穴を設けた物は、プレスにより製造するが、その金型の費用に多くのコストが掛かり、上述のように従来の物では、コスト削減に限界があった。
【0012】
そして上述のように、異物などの濾過用のフィルターと、篩など選別用のフィルターは、通過する物とさせない物を所定の網の目などで、濾過用又は選別用としてそれぞれ利用し、この通過する物とさせないとする機能を最も安く効率的に出来るフィルターが待たれる所であった。
【0013】
またさらに、選別及び濾過用フィルターは、特に濾過用のフィルターとして使用する時、その濾過する隙間、つまり網の目などに異物などが詰まり、取り除くのに手間が掛かり、例えばキッチンなど流し台の排水口の野菜屑受けの網の目に野菜屑やご飯粒が詰まり、取り除くのに手間が掛かったり、又取り除くのに嫌悪感があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の問題点を解決するために、本発明は、第一に、バネなど弾発付勢部材の線条及び平板状直線で平面又は円錐の渦巻き状に形成又は筒状又はその両方を組合わせて形成する、つまり、渦巻き又は筒状(コイル状)に形成した各隣り合う線条又は平板状直線との隙間で選別及び異物などの濾過用のフィルターとしているので安価に製作でき、また異物が網の目などに詰まってもバネを伸び縮させて簡単に取り除ける。
【0015】
また、第二に選別及び濾過用フィルターの各隣り合う線条との隙間の調整が出来るように、該選別及び濾過用フィルターに調整用支持棒などの隙間調整装置を設け、上記各隣り合う線条の隙間の調整をすることで、選別する物の大きさを簡易に連続して変更できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の選別及び濾過用フィルターは、バネなど弾発付勢部材の線条及び平板状直線で平面の渦巻き状に形成して、吸排水口の異物などの濾過用のフィルター、又は選別する物の大きさ別に分ける選別用フィルターとして使用する。
【0017】
また、円錐の渦巻き状に形成又は筒状に形成し、又はその渦巻き状と筒状(コイル状)の両方を組合わせて形成して、上述のように吸排水口の異物などの濾過用のフィルター、又は選別する物の大きさ別に分ける選別用フィルターとして使用する。
【0018】
さらに、該選別及び濾過用フィルターに調整用支持棒などの隙間調整装置を設け、その選別及び濾過用フィルターの各隣り合う線条の隙間の調整をすることで、選別する物の大きさを簡易に連続して適宜変更可能に使用する。
【0019】
【実施例】
本発明の実施例を図面に基づいて説明する濾過用フィルターの第1実施例で、図1に於て、1は容器状のフィルターで、該容器状フィルター1は、線条2を底面から渦巻き状に巻きながら所定径まで形成し、続けて所定深さの容器状に形成し、該開口部3に線条2を連続して直角に立てるようにして取っ手4を形成している。
【0020】
また、該容器状フィルター1の渦巻き状及び筒状(コイル状)に巻かれた、各線条2の隙間Aは密巻から所定間隔を持って巻かれ、補足物の大きさに合わせてそれぞれ間隔が選ばれる。
【0021】
該容器状フィルター1を使用する物の使用例として、図2に示すように、電気温水ポット5の容器内底部の排水口6に嵌挿して使用する。これは、近年この、電気温水ポット5を利用して食品を煮炊きする、例えばインスタントラーメンなどを直接該容器に入れて煮る消費者が存在し、該ポットの送水管がつまりトラブルの原因になっているため、それを回避するため金網のフィルターが取り付けられているのが現状である。
【0022】
第2実施例の図3に於て、線条2を渦巻き状に巻きながら所定径まで形成して渦巻状フィルター7として形成し、中心に封止部材8を設け、また渦巻状に巻かれた該線条2の各隙間Aを一定間隔に保っている。
【0023】
その渦巻状フィルター7を使用する一使用例として、図4に示すように、台所用流し台のシンク9の野菜屑受け10の排水溝11に該渦巻状フィルター7を嵌合させて、渦巻状に巻かれた該線条2の各隙間Aにより野菜屑が掛り排水され使用する。
【0024】
第3実施例の図5及び図6に於て、平板渦巻状フィルター12は、直線の平板13を渦巻状に所定径まで巻き形成し、中心に封止部材8を設け、また渦巻状に巻かれた該平板8の各隙間Bを一定間隔に保って使用され、使用例として上記第2実施例の台所用流し台のシンク9の他、浴室の排水口等がある。
【0025】
しかして、第4実施例で篩など選別用のフィルターの使用例の図7に於て、選別フィルター14は、第2実施例の渦巻状フィルター7と略同様に形成したものを使用し、該選別フィルター14を筒15の底面部内周端に装着し、該選別フィルター14の下部に、該選別フィルター14を支持する支持棒16を設け、中心部には封止部材8を設けている。
【0026】
そこで、選別用フィルターとして使用する時、筒15に選別する大小混在した顆粒状体17を投入して揺動する事で、選別フィルター14の渦巻状に巻かれた該各線条2の隙間Aより小さい径の顆粒状体17が篩落ちる。
【0027】
また、第5実施例に於て、上記選別フィルター14と略同様の機能のもので、図8に示すように、線条2を所定隙間Aを持ってコイル状に巻形成してコイル状選別用フィルター18として形成し、それを篩容器体19とし、一方端を投入口20とし、他方端を排出口21として形成し、22は投入用受皿である。
【0028】
そこで、選別フィルターとして使用する時、投入用受皿22から投入口20に選別する大小混在した顆粒状体17を投入して揺動する事で、コイル状選別用フィルター18のコイル状に巻形成された該各線条2の隙間Aより小さい径の顆粒状体17が篩落ち、該隙間より大きい径の顆粒状体17は、他方端の排出口21より排出される。
【0029】
さらに、第6実施例に於て、上記選別フィルターと略同様で、相違点は大小混在した顆粒状体17の選別する粒径の大きさを可変できる点にあり、図9に示すように、上記第1実施例の容器状フィルター1と略同様に形成された選別可変用容器状フィルター23で、該選別可変用容器状フィルター23の底面中央に可変支持棒24を設けている。
【0030】
またそこで、選別用フィルターとして使用する時、先ず、大小混在した顆粒状体17の選別する粒径に対応した各線条2の隙間Aを設定し、それは可変支持棒24を上下に動かす事で、コイル状に巻形成された該各線条2の隙間Aが可変され、所望する粒径に合わせて所望隙間に設定する。
【0031】
その状態で、図9の上部投入口25より選別する大小混在した顆粒状体17を投入して揺動する事で、選別可変用容器状フィルター23のコイル状に巻かれた該各線条2の隙間Aより小さい径の顆粒状体17が篩落ちる。
【0032】
加えて、第7実施例に於て、上記選別可変用容器状フィルター23と略同様で、相違点は投入圧によって、大小混在した顆粒状体17の選別する粒径の大きさを自動で可変できる点にあり、図10に示すように、密巻のコイル状に形成した選別可変用筒状フィルター26で、その先端側を板27で封止し、基端側に封止板28を有する圧送口29を設けている。
【0033】
そして、自動選別用フィルターとして使用する時、先ず、大小混在した顆粒状体17の選別する粒径に応じて圧送する圧力を設定し、圧送口29より選別する大小混在した顆粒状体17を圧送し、その圧力でコイル状に巻形成された該各線条2の隙間Aが所定間隔に保持され、その隙間Aより小さい径の顆粒状体17が篩落ちる。
【0034】
また、隙間Aより大きい径の顆粒状体17は、篩い落し行程を設定し、つまり選別可変用筒状フィルター26を引き延し、隙間Aの間隔を大きくすることで選別外の隙間Aより大きい径の顆粒状体17が取出せる。
【0035】
此処で、投入される顆粒状体17は、空気による粉体又は顆粒体を圧送し、また水と共に泥状のもの又はゲル状のものなどを圧送しての選別に適している。
【0036】
なお、本発明は異物などの濾過用のフィルターとして、または篩など選別用のフィルターとして、連続する線条及び直線の板状で所定の隙間の大きさに予め設定し及びこの隙間を可変することで、通過する物とさせない物を隙間にて選択的に機能させるものであり、この機能を篩など選別及び濾過という機能に限定することなく、上述の構成でこの機能を適宜他の物に変更して使用しても好ましい。
【0037】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、特に、バネなど弾発付勢部材の線条及び平板状直線で平面又は円錐の渦巻き状に形成又は筒状又はその両方を組合わせて形成しているので、
【0038】
従来の網を利用したものより簡易で安価に製作でき、また使用するフィルターがバネであるためフィルターを装着する装着部分の寸法が、従来よりラフに製作されても無理なく装着でき、さらに異物が隙間に詰まってもバネを伸び縮させて簡単に取り除け掃除の手間が軽減され、総合的に見た時のコストの低減がより大きく図れ、また簡易に使用でき、形状が渦巻き及びコイル状で有ることから吸排水する時、その線条にそって水が渦巻き状に流れ、吸排水時の抵抗が少なく効率がよい。
【0039】
また、選別及び濾過用フィルターの各隣り合う線条との隙間の調整が出来るように、該選別及び濾過用フィルターに調整用支持棒などの隙間調整装置を設けているので、
【0040】
選別する物の大きさを簡易、且つ容易に連続して変更でき選別効率が良く、また選別する物が隙間に詰ってもバネを伸び縮させて簡単に取り除け掃除の手間が軽減され、簡易で安価に製作でき総合的にコストの低減が図れ、よって実用上著大なる効果を奏す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の一部を略した正面図である。
【図2】本発明の第1実施例の使用状態を示す要部の正面図である。
【図3】本発明の第2実施例の平面図である。
【図4】本発明の第2実施例の使用状態を示す要部の正面部分断面図である。
【図5】本発明の第3実施例の正面断面図である。
【図6】本発明の第3実施例の平面図である。
【図7】本発明の第4実施例の使用状態を示す要部の正面部分断面図である。
【図8】本発明の第5実施例の使用状態を示す要部の正面部分断面図である。
【図9】本発明の第6実施例の使用状態を示す要部の正面図である。
【図10】本発明の第7実施例の使用状態を示す要部の正面部分断面図である。
【符号の説明】
1 容器状フィルター
2 線条
7 渦巻状フィルター
12 平板渦巻状フィルター
13 平板
14 選別フィルター
18 コイル状選別用フィルター
23 選別可変用容器状フィルター
24 可変支持棒
26 選別可変用筒状フィルター
27 板
28 封止板
29 圧送口
Claims (2)
- バネなど弾発付勢部材の線条及び平板状直線で平面又は円錐の渦巻き状に形成又は筒状又はその両方を組合わせて形成したことを特徴とする選別及び濾過用フィルター。
- 請求項1の選別及び濾過用フィルターの各隣り合う線条との隙間の調整が出来るように、該選別及び濾過用フィルターに調整用支持棒などの隙間調整装置を設けたことを特徴とする選別及び濾過用フィルター。
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- 2002-12-25 JP JP2002383618A patent/JP2004202473A/ja active Pending
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