JP2004201024A - ソフトウェア無線機の自己診断方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】受信可能な通信システムの方式毎に自己診断を可能とする。
【解決手段】第1の方式で送信アンテナ5から送信テスト信号を送信するとともに、その一部を分配部4で分配し、切替スイッチ7を介してソフトウェア受信部8に供給し、メモリ9aに蓄積する。送信テスト信号は中継機12で受信され、他の方式のテスト信号に変換して、その方式のソフトウェアとともに、送信する。切替スイッチ7は受信アンテナ6側に切り替えられ、まず、ソフトウェアが受信される。このソフトウェアが良好に受信する受信状態が設定されてこのソフトウェアに制御部11で入れ替えられ、このソフトウェアのもとに、中継機12からの他の方式のテスト信号が良好に受信されてメモリ9bに蓄積される。これらメモリ9a,9bのテスト信号は順番に読み出され、ソフトウェア演算部10で復調,解析され、この方式の受信での診断が行なわれる。
【選択図】 図1
【解決手段】第1の方式で送信アンテナ5から送信テスト信号を送信するとともに、その一部を分配部4で分配し、切替スイッチ7を介してソフトウェア受信部8に供給し、メモリ9aに蓄積する。送信テスト信号は中継機12で受信され、他の方式のテスト信号に変換して、その方式のソフトウェアとともに、送信する。切替スイッチ7は受信アンテナ6側に切り替えられ、まず、ソフトウェアが受信される。このソフトウェアが良好に受信する受信状態が設定されてこのソフトウェアに制御部11で入れ替えられ、このソフトウェアのもとに、中継機12からの他の方式のテスト信号が良好に受信されてメモリ9bに蓄積される。これらメモリ9a,9bのテスト信号は順番に読み出され、ソフトウェア演算部10で復調,解析され、この方式の受信での診断が行なわれる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動無線システムなどに使用され、ソフトウェアでもって機能を変更できるようにしたソフトウェア無線機に係り、特に、その自己診断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯無線端末などの無線機の診断方法としては、図3に示すような方法が採られていた。この無線機は、送信時には、制御部100の制御のもとに、変調部101が送信信号を所定の周波数帯に変調し、増幅部102が変調部101からの送信信号を電力増幅する。電力増幅された送信信号は、分配器103を通り、送信アンテナ104から送信される。また、受信時には、制御部100の制御のもとに、受信部106が受信アンテナ105から信号を受信して増幅し、復調部107がこの受信部106から出力される受信信号を復調する。
【0003】
かかる無線機を診断する場合には、分配器103から導かれる端子108にスペクトラムアナライザ109やパワーメータ110などの診断装置を接続し、制御部100からテスト信号を出力することにより、変調部101で変調され、増幅部102で電力増幅されたこのテスト信号を分配器103から診断装置に供給するようにする。スペクトラムアナライザ109はこの変調・増幅されたテスト信号の周波数スペクトラムを分析し、また、パワーメータ110はテスト信号の送信電力が適正か否かを分析する。このようにして、無線機の送信系を診断をすることができる。
【0004】
なお、このような診断装置を無線機に備え付け、分配器103で分配したテスト信号を、専用の受信部を介して、この診断装置に供給し、送信系の自己診断をするようにすることもできる。
【0005】
また、他の従来例として、図4に示す構成でもって自己診断を可能とした無線機も知られている。この無線機では、その診断をする場合、受信部207と送信部208とを同時に起動し、送信部208において、置換発振回路204から予め定められた電波諸元(変調特性など)のテスト信号を発振し、送信回路205で変調・増幅して送信アンテナ206から送信する。この送信アンテナ206から送信される電波211の一部は、受信部207において、受信アンテナ201から受信回路202で受信され、増幅されて分析処理回路203に供給される。この分析処理回路203では、この受信されたテスト信号が分析され、その分析結果が照合回路209に供給されて置換発振回路204の出力と照合される。この照合の結果、異常がないと確認したときには、その確認結果210を出力する。これによると、送受信に関わる全ての装置が自己診断に用いられることになる(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
一方、ソフトウェアにより、無線機能を実現する、いわゆるソフトウェア無線機が実用化されつつある。これは、デジタル信号プロセサ(DSP)とその上で動作するソフトウェアとによって実現されるものであって、ソフトウェアを変更するだけで、受信機能を変更可能とするものである。
【0007】
その一例として、図5に示すように、DSP部300と、DSP部300上で動作するソフトウェア301と、周波数変換部やA/D変換部,D/A変換部からなるアナログ部302と、ループバック部303とから構成されており、受信時には、デジタルの受信信号がアナログ部302でデジタル信号に変換されてDSP部300に供給される。DSP部300では、ソフトウェア301に従って、このデジタル信号の復調などの処理がなされて受信データが再生される。また、送信時には、DSP部300において、ソフトウェア301に従って、データの変調などの処理がなされてデジタルの送信信号が生成され、この送信信号はアナログ部302でアナログ信号に変換されて送信される。
【0008】
また、かかる送信信号はループバック部303によって折り返され、受信信号として、DSP部300に供給される。DSP部300では、ソフトウェア301に従って、この受信信号が復調処理され、受信データとして再生される。この受信データともとの送信データとが比較され、DSP部300の動作確認が行なわれる。このようにして、ソフトウェア無線機でのDSP部300の自己診断が行なわれる(例えば、特許文献2参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開2001ー116828号公報
【0010】
【特許文献2】
特開2001ー189702号公報。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ソフトウェア無線機としても、例えば、850MHz帯の通信システムといった決まった方式の無線信号を受信するものばかりでなく、異なる周波数帯で方式が異なる(即ち、通信システムが異なる)無線信号を受信可能としたソフトウェア無線機も提案されている。これは、中継機から異なる方式の信号を送信可能とするものであり、これとともに、かかる方式の周波数帯の送信信号を受信可能とするソフトウェアを受信側の携帯無線機に送信するものである。この携帯無線機では、このソフトウェアを受信すると、現在備えているソフトウェアをこの受信したソフトウェアと入れ替え、この入れ替えたソフトウェアに従って、中継機からの送信信号を受信し、処理するものである。
【0012】
このようなソフトウェア無線機の例としては、現在携帯電話システムを例に採ると、例えば、ドコモ方式では、850MHz帯が使用され、欧州でのGSM(Global System for Mobile communications)方式では、1.5GHz帯が使用され、PHS(Personal Hady-phone System)では、5GHz帯が使用されており、夫々毎に独自のシステムが構築されているが、このような異なる方式の通信システム間で通信を可能とするものが考えられている。通常、このような異なる方式のシステム間で通信を可能とする場合には、基地局が発信元の信号を発信先の方式,周波数帯の信号に変換し、発信先に送信することが考えられるが、ソフトウェア無線機に対しては、基地局が発信元の信号を、そのままの周波数帯,方式で、ソフトウェアとともに送信し、このソフトウェア無線機では、この周波数帯,方式で受信するものも考えられている。
【0013】
しかしながら、このようなソフトウェア受信機に対しても、夫々の周波数帯,方式に対し、正しく受信が可能であるか否かの自己診断ができるようにすることが望まれる。
【0014】
本発明の目的は、かかる要望に鑑みてなされたものであって、その目的は、受信可能な通信システムの方式毎に自己診断を可能としたソフトウェア無線機の自己診断方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、ソフトウェア無線機の送信部からテスト信号を特定方式で中継機に送信し、中継機は、特定方式のテスト信号を受信して特定方式とは異なる異種方式のテスト信号に変換し、異種方式に対するソフトウェアとともに、ソフトウェア無線機に送信し、ソフトウェア無線機の受信部で、上記送信部から特定方式のテスト信号の一部を受信するとともに、中継機からのソフトウェアを受信し、ソフトウェアに基づいて異種方式の受信可能状態に設定することにより、中継機からの異種方式のテスト信号を受信し、受信した特定方式のテスト信号と異種方式のテスト信号とを解析して異種方式の信号受信でのソフトウェア無線機の診断を行なうものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明によるソフトウェア無線機の自己診断方法の一実施形態を示すブロック図であって、1はソフトウェア無線機、2は変調部、3は増幅部、4は分配部、5は送信アンテナ、6は受信部、7は切替スイッチ、8はソフトウェア受信部、9a,9bはメモリ、10はソフトウェア演算部、11は制御部、12は中継機、13は上位装置である。なお、ここでは、このソフトウェア無線機を携帯電話とするが、本発明はこれに限るものではない。また、以下では、方式が異なる信号は、その送信周波数帯も異なるものとする。
【0017】
同図において、変調部2,増幅部3、分配部4及び送信アンテナ5は通常の送信部を構成するものであって、上記のGSM,ドコモ,PHSといったような携帯電話方式のうちのこのソフトウェア無線機1が属する携帯電話システムの方式(以下、第1方式という)の送信信号を変調部2でこの第1方式の周波数帯(このソフトウェア無線機1が、例えば、PHSシステムのものであるときには、5GHz帯、GSM方式のシステムのものであるときには、1.5GHz帯、ドコモ方式のシステムのものであるときには、850MHz帯である)に変調し、増幅部3で電力増幅した後、分配部4を介して送信アンテナ5から送信する。
【0018】
また、受信アンテナ6,切替スイッチ7,ソフトウェア受信部8及びソフトウェア演算部10は受信部を形成している。切替スイッチ7は、通常、受信アンテン6側に閉じて、図示しない基地局からの無線信号の受信が可能な状態にあるが、後述する自己診断時には、制御部11により、受信アンテナ6側と送信部での分配部4側とに切り替えられる。また、ソフトウェア受信部8には、後述する自己診断時に用いるメモリ9a,9bが設けられている。さらに、ソフトウェア演算部10は、復調機能と解析機能とを備えており、後述するように、ソフトウェア受信部8から信号を復調するとともに、後述する自己診断時には、同様にして復調されたテスト信号を解析する。。
【0019】
また、ソフトウェア受信部8及びソフトウェア演算部10は、ソフトウェアに従った機能で動作する。即ち、中継機12など外部の装置からソフトウェアが送信されて提供されるが、この提供されるソフトウェアが受信アンテナ6からソフトウェア受信部8で受信され、ソフトウェア演算部10で復調されて制御部11に供給され、制御部11では、このようにして新たなソフトウェアがソフトウェア演算部10から供給されると、これまでのソフトウェアをこの新たなソフトウェアと入れ替え(但し、第1方式のソフトウェアは、後述する自己診断で第1方式のテスト信号を用いることから、常に保持されている)、この新たなソフトウェアに従って、ソフトウェア受信部8の受信機能やソフトウェア演算部10の復調機能を変更する。
【0020】
このソフトウェア無線機1の自己診断を行なう場合には、少なくともこのソフトウェア無線機1からの送信信号を受信可能であり、かつこのソフトウェア無線機1が受信可能な携帯電話の方式(ここでは、3個の方式とし、これらを、以下、第2,第3,第4方式という)の信号を送信する機能を備えた中継機12を用いる。この中継機12としては、診断専用の無線機であっても、また、携帯電話であってもよい。
【0021】
制御部11は第1方式のテスト信号を発生する。このテスト信号は、送信信号と同様に、変調部2で第1方式の周波数帯に変調され、増幅部3で電力増幅された後、分配部4を介して送信アンテナ5から送信される。また、分配部4では、この送信テスト信号の一部が分配され、受信部の切替スイッチ7に供給される。
【0022】
一方、受信部では、制御部11の制御のもとに、まず、第1方式のソフトウェアにより、ソフトウェア受信部8の受信機能が第1方式の送信テスト信号を良好に受信する状態に設定され、切替スイッチ7が送信部の分配部4側に閉じて、この分配部4からの送信テスト信号の一部がこの切替スイッチ7を介してソフトウェア受信部8に供給され、メモリ9aに蓄積保存される。しかる後、切替スイッチ7は受信アンテナ6側に閉じる。
【0023】
一方、送信アンテナ5から送信された送信テスト信号は、中継機12に受信される。中継機12は、このテスト信号の第2〜第4の方式のうちの1つの方式(ここでは、第2の方式とする)のテスト信号(当然、周波数帯も、この第2方式の周波数帯となる)に変換し、これを第2方式に対するソフトウェアとともに送信する。
【0024】
ソフトウェア無線機1では、上記のように、分配部4からの第1方式の送信テスト信号をソフトウェア受信部8のメモリ9aに蓄積すると、切替スイッチ7が受信アンテナ6側に切り替わって受信モードとなる。これにより、まず、中継機12から送信される第2方式のソフトウェアが受信アンテナ6から切替スイッチ7を介してソフトウェア受信部8に供給されるが、受信モードでは、このとき、制御部11がソフトウェア受信部8の機能を第1,第2,第3,第4方式の受信可能な状態に順に変更するとともに、これに同期して、ソフトウェア演算部10の復調機能を、第1,第2,第3,第4方式の復調可能な状態に順に変更する。このような制御状態でソフトウェア受信部8で受信されたソフトウェアは、その先頭部の無信号部がソフトウェア演算部10に供給されて復調され、解析されるが、ソフトウェア受信部8が第2方式の周波数帯を受信可能な状態となり、かつソフトウェア演算部10の復調機能が第2方式の周波数帯を良好に復調する状態になったとき、ソフトウェア演算部10の解析結果が良好となる。制御部11は、この解析結果から、ソフトウェア受信部8の受信機能をそのときの受信周波数帯の受信状態に設定し、ソフトウェア演算部10の復調機能をそのときの受信周波数帯の復調特性に設定する。この状態で、ソフトウェア演算部10は続いて供給される第2方式のソフトウェアを復調し、これを制御部11に供給する。
【0025】
これにより、制御部11では、前に保持している第1方式以外の方式のソフトウェアに代わって保持されることになり、このソフトウェア無線機1のソフトウェアが新たな第2方式のソフトウェアに入れ替えられたことになって、ソフトウェア受信部8が第2方式のテスト信号を良好に受信可能な状態となり、ソフトウェア演算部10が第2方式のテスト信号を良好に復調可能な状態となる。そして、かかる状態で、中継機12から送信される第2方式のテスト信号が受信アンテナ6及び切替スイッチ7を介して良好にソフトウェア受信部8に受信され、メモリ9bに蓄積保存されることになる。
【0026】
なお、メモリ9a,9bへのテスト信号の蓄積順序は、以上とは逆の順序であってもよい。
【0027】
このようにして、メモリ9a,9bに夫々のテスト信号が蓄積されると、次に、制御部11の制御のもとに、メモリ9a,9bに蓄積されているテスト信号を読み出し、これをソフトウェア10で復調して解析する。この場合、メモリ9aから第1方式のテスト信号を読み出すときには、もともと備えている第1方式のソフトウェアにより、ソフトウェア演算部10の復調特性をこの第1方式のテスト信号を良好に復調する第1方式の周波数帯に設定し、メモリ9bから第2方式のテスト信号を読み出すときには、中継機12から提供されて入れ替えた第2方式のソフトウェアにより、ソフトウェア演算部10の復調特性をこの第2方式のテスト信号を良好に復調する第1方式の周波数帯に設定する。
【0028】
このようにして、第1,第2方式のテスト信号とも、ソフトウェア演算部10で良好に復調され、それらの復調結果が解析されて比較されることにより、このソフトウェア無線機1の、特に、受信部の第2方式に対する自己診断が行なわれる。診断結果が異常な場合には、ソフトウェア演算部10はこの旨を制御部11に通知する。制御部11は、この通知を受けると、異常であることを表示する。
【0029】
他の方式、即ち、第3,第4の方式についても、夫々毎に、これと同様の処理が行なわれるものであり、上記と同様にして、第3方式の自己診断の場合には、制御部11で新たに第3方式のソフトウェアに入れ替えられ、第4方式の自己診断の場合には、制御部11で新たに第4方式のソフトウェアに入れ替えられることになる。
【0030】
このようにして、制御部11での異常の表示は、上記の方式毎に行なわれ、これにより、ユーザは、どの方式が異常であるかを容易に知ることができ、ソフトウェア無線機1が受信可能な全ての方式に対し、受信機能の自己診断が可能となる。
【0031】
また、ソフトウェア無線機1を管理する上位装置13がある場合に、送信部を用いて異常とする解析結果をこの上位装置13に送信するようにしてもよい。また、ソフトウェア演算部10で復調して得られたテスト信号のデータをこの上位装置13に送り、そこで解析するようにしてもよい。また、このソフトウェア無線機1が固定の無線機であって、有線でこの上位装置13に接続されているときには、異常の解析結果やテスト信号のデータを有線でこの上位装置13に送るようにしてもよい。
【0032】
また、上記実施形態では、受信部に切替スイッチ7を設け、ソフトウェア受信部8への送信テスト信号と受信テスト信号との取り込みを時分割的に行なうようにしたが、他の実施形態として、図2に示すように、ソフトウェア受信部8で、同時に、分配部4からの送信テスト信号と受信アンテナ6からの受信テスト信号とを受信し、パラレルな動作でこれらテスト信号のメモリ9a,9bの蓄積を行なうようにしてもよい。勿論、この場合には、ソフトウェア受信部8は分配部4からの第1方式の送信テスト信号を受信する機能と、他の複数の方式を、上記のように、ソフトウェアで切り替え設定可能な受信機能とを有している。
【0033】
なお、以上の実施形態は、携帯電話システムを例にして説明したが、これに限らず、自動車電話など、異なる周波数帯を用いる他の無線機によるシステムにも適用可能であることはいうまでもない。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、異なる複数の方式の信号が受信可能なソフトウェア受信機において、夫々の方式毎にテスト信号を用いることができるものであるから、夫々の方式毎に自己診断が可能となり、かかるソフトウェア受信機に対する信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるソフトウェア無線機の自己診断方法の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】本発明によるソフトウェア無線機の自己診断方法の他の実施形態を示すブロック図である。
【図3】無線機の診断方法の一従来例を示すブロック図である。
【図4】無線機の自己診断方法の一従来例を示すブロック図である。
【図5】ソフトウェア無線機とその自己診断方法の一従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ソフトウェア無線機
2 変調部
3 増幅部
4 分配部
5 送信アンテナ
6 受信部
7 切替スイッチ
8 ソフトウェア受信部
9a,9b メモリ
10 ソフトウェア演算部
11 制御部
12 中継機
13 上位装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動無線システムなどに使用され、ソフトウェアでもって機能を変更できるようにしたソフトウェア無線機に係り、特に、その自己診断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯無線端末などの無線機の診断方法としては、図3に示すような方法が採られていた。この無線機は、送信時には、制御部100の制御のもとに、変調部101が送信信号を所定の周波数帯に変調し、増幅部102が変調部101からの送信信号を電力増幅する。電力増幅された送信信号は、分配器103を通り、送信アンテナ104から送信される。また、受信時には、制御部100の制御のもとに、受信部106が受信アンテナ105から信号を受信して増幅し、復調部107がこの受信部106から出力される受信信号を復調する。
【0003】
かかる無線機を診断する場合には、分配器103から導かれる端子108にスペクトラムアナライザ109やパワーメータ110などの診断装置を接続し、制御部100からテスト信号を出力することにより、変調部101で変調され、増幅部102で電力増幅されたこのテスト信号を分配器103から診断装置に供給するようにする。スペクトラムアナライザ109はこの変調・増幅されたテスト信号の周波数スペクトラムを分析し、また、パワーメータ110はテスト信号の送信電力が適正か否かを分析する。このようにして、無線機の送信系を診断をすることができる。
【0004】
なお、このような診断装置を無線機に備え付け、分配器103で分配したテスト信号を、専用の受信部を介して、この診断装置に供給し、送信系の自己診断をするようにすることもできる。
【0005】
また、他の従来例として、図4に示す構成でもって自己診断を可能とした無線機も知られている。この無線機では、その診断をする場合、受信部207と送信部208とを同時に起動し、送信部208において、置換発振回路204から予め定められた電波諸元(変調特性など)のテスト信号を発振し、送信回路205で変調・増幅して送信アンテナ206から送信する。この送信アンテナ206から送信される電波211の一部は、受信部207において、受信アンテナ201から受信回路202で受信され、増幅されて分析処理回路203に供給される。この分析処理回路203では、この受信されたテスト信号が分析され、その分析結果が照合回路209に供給されて置換発振回路204の出力と照合される。この照合の結果、異常がないと確認したときには、その確認結果210を出力する。これによると、送受信に関わる全ての装置が自己診断に用いられることになる(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
一方、ソフトウェアにより、無線機能を実現する、いわゆるソフトウェア無線機が実用化されつつある。これは、デジタル信号プロセサ(DSP)とその上で動作するソフトウェアとによって実現されるものであって、ソフトウェアを変更するだけで、受信機能を変更可能とするものである。
【0007】
その一例として、図5に示すように、DSP部300と、DSP部300上で動作するソフトウェア301と、周波数変換部やA/D変換部,D/A変換部からなるアナログ部302と、ループバック部303とから構成されており、受信時には、デジタルの受信信号がアナログ部302でデジタル信号に変換されてDSP部300に供給される。DSP部300では、ソフトウェア301に従って、このデジタル信号の復調などの処理がなされて受信データが再生される。また、送信時には、DSP部300において、ソフトウェア301に従って、データの変調などの処理がなされてデジタルの送信信号が生成され、この送信信号はアナログ部302でアナログ信号に変換されて送信される。
【0008】
また、かかる送信信号はループバック部303によって折り返され、受信信号として、DSP部300に供給される。DSP部300では、ソフトウェア301に従って、この受信信号が復調処理され、受信データとして再生される。この受信データともとの送信データとが比較され、DSP部300の動作確認が行なわれる。このようにして、ソフトウェア無線機でのDSP部300の自己診断が行なわれる(例えば、特許文献2参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開2001ー116828号公報
【0010】
【特許文献2】
特開2001ー189702号公報。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ソフトウェア無線機としても、例えば、850MHz帯の通信システムといった決まった方式の無線信号を受信するものばかりでなく、異なる周波数帯で方式が異なる(即ち、通信システムが異なる)無線信号を受信可能としたソフトウェア無線機も提案されている。これは、中継機から異なる方式の信号を送信可能とするものであり、これとともに、かかる方式の周波数帯の送信信号を受信可能とするソフトウェアを受信側の携帯無線機に送信するものである。この携帯無線機では、このソフトウェアを受信すると、現在備えているソフトウェアをこの受信したソフトウェアと入れ替え、この入れ替えたソフトウェアに従って、中継機からの送信信号を受信し、処理するものである。
【0012】
このようなソフトウェア無線機の例としては、現在携帯電話システムを例に採ると、例えば、ドコモ方式では、850MHz帯が使用され、欧州でのGSM(Global System for Mobile communications)方式では、1.5GHz帯が使用され、PHS(Personal Hady-phone System)では、5GHz帯が使用されており、夫々毎に独自のシステムが構築されているが、このような異なる方式の通信システム間で通信を可能とするものが考えられている。通常、このような異なる方式のシステム間で通信を可能とする場合には、基地局が発信元の信号を発信先の方式,周波数帯の信号に変換し、発信先に送信することが考えられるが、ソフトウェア無線機に対しては、基地局が発信元の信号を、そのままの周波数帯,方式で、ソフトウェアとともに送信し、このソフトウェア無線機では、この周波数帯,方式で受信するものも考えられている。
【0013】
しかしながら、このようなソフトウェア受信機に対しても、夫々の周波数帯,方式に対し、正しく受信が可能であるか否かの自己診断ができるようにすることが望まれる。
【0014】
本発明の目的は、かかる要望に鑑みてなされたものであって、その目的は、受信可能な通信システムの方式毎に自己診断を可能としたソフトウェア無線機の自己診断方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、ソフトウェア無線機の送信部からテスト信号を特定方式で中継機に送信し、中継機は、特定方式のテスト信号を受信して特定方式とは異なる異種方式のテスト信号に変換し、異種方式に対するソフトウェアとともに、ソフトウェア無線機に送信し、ソフトウェア無線機の受信部で、上記送信部から特定方式のテスト信号の一部を受信するとともに、中継機からのソフトウェアを受信し、ソフトウェアに基づいて異種方式の受信可能状態に設定することにより、中継機からの異種方式のテスト信号を受信し、受信した特定方式のテスト信号と異種方式のテスト信号とを解析して異種方式の信号受信でのソフトウェア無線機の診断を行なうものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明によるソフトウェア無線機の自己診断方法の一実施形態を示すブロック図であって、1はソフトウェア無線機、2は変調部、3は増幅部、4は分配部、5は送信アンテナ、6は受信部、7は切替スイッチ、8はソフトウェア受信部、9a,9bはメモリ、10はソフトウェア演算部、11は制御部、12は中継機、13は上位装置である。なお、ここでは、このソフトウェア無線機を携帯電話とするが、本発明はこれに限るものではない。また、以下では、方式が異なる信号は、その送信周波数帯も異なるものとする。
【0017】
同図において、変調部2,増幅部3、分配部4及び送信アンテナ5は通常の送信部を構成するものであって、上記のGSM,ドコモ,PHSといったような携帯電話方式のうちのこのソフトウェア無線機1が属する携帯電話システムの方式(以下、第1方式という)の送信信号を変調部2でこの第1方式の周波数帯(このソフトウェア無線機1が、例えば、PHSシステムのものであるときには、5GHz帯、GSM方式のシステムのものであるときには、1.5GHz帯、ドコモ方式のシステムのものであるときには、850MHz帯である)に変調し、増幅部3で電力増幅した後、分配部4を介して送信アンテナ5から送信する。
【0018】
また、受信アンテナ6,切替スイッチ7,ソフトウェア受信部8及びソフトウェア演算部10は受信部を形成している。切替スイッチ7は、通常、受信アンテン6側に閉じて、図示しない基地局からの無線信号の受信が可能な状態にあるが、後述する自己診断時には、制御部11により、受信アンテナ6側と送信部での分配部4側とに切り替えられる。また、ソフトウェア受信部8には、後述する自己診断時に用いるメモリ9a,9bが設けられている。さらに、ソフトウェア演算部10は、復調機能と解析機能とを備えており、後述するように、ソフトウェア受信部8から信号を復調するとともに、後述する自己診断時には、同様にして復調されたテスト信号を解析する。。
【0019】
また、ソフトウェア受信部8及びソフトウェア演算部10は、ソフトウェアに従った機能で動作する。即ち、中継機12など外部の装置からソフトウェアが送信されて提供されるが、この提供されるソフトウェアが受信アンテナ6からソフトウェア受信部8で受信され、ソフトウェア演算部10で復調されて制御部11に供給され、制御部11では、このようにして新たなソフトウェアがソフトウェア演算部10から供給されると、これまでのソフトウェアをこの新たなソフトウェアと入れ替え(但し、第1方式のソフトウェアは、後述する自己診断で第1方式のテスト信号を用いることから、常に保持されている)、この新たなソフトウェアに従って、ソフトウェア受信部8の受信機能やソフトウェア演算部10の復調機能を変更する。
【0020】
このソフトウェア無線機1の自己診断を行なう場合には、少なくともこのソフトウェア無線機1からの送信信号を受信可能であり、かつこのソフトウェア無線機1が受信可能な携帯電話の方式(ここでは、3個の方式とし、これらを、以下、第2,第3,第4方式という)の信号を送信する機能を備えた中継機12を用いる。この中継機12としては、診断専用の無線機であっても、また、携帯電話であってもよい。
【0021】
制御部11は第1方式のテスト信号を発生する。このテスト信号は、送信信号と同様に、変調部2で第1方式の周波数帯に変調され、増幅部3で電力増幅された後、分配部4を介して送信アンテナ5から送信される。また、分配部4では、この送信テスト信号の一部が分配され、受信部の切替スイッチ7に供給される。
【0022】
一方、受信部では、制御部11の制御のもとに、まず、第1方式のソフトウェアにより、ソフトウェア受信部8の受信機能が第1方式の送信テスト信号を良好に受信する状態に設定され、切替スイッチ7が送信部の分配部4側に閉じて、この分配部4からの送信テスト信号の一部がこの切替スイッチ7を介してソフトウェア受信部8に供給され、メモリ9aに蓄積保存される。しかる後、切替スイッチ7は受信アンテナ6側に閉じる。
【0023】
一方、送信アンテナ5から送信された送信テスト信号は、中継機12に受信される。中継機12は、このテスト信号の第2〜第4の方式のうちの1つの方式(ここでは、第2の方式とする)のテスト信号(当然、周波数帯も、この第2方式の周波数帯となる)に変換し、これを第2方式に対するソフトウェアとともに送信する。
【0024】
ソフトウェア無線機1では、上記のように、分配部4からの第1方式の送信テスト信号をソフトウェア受信部8のメモリ9aに蓄積すると、切替スイッチ7が受信アンテナ6側に切り替わって受信モードとなる。これにより、まず、中継機12から送信される第2方式のソフトウェアが受信アンテナ6から切替スイッチ7を介してソフトウェア受信部8に供給されるが、受信モードでは、このとき、制御部11がソフトウェア受信部8の機能を第1,第2,第3,第4方式の受信可能な状態に順に変更するとともに、これに同期して、ソフトウェア演算部10の復調機能を、第1,第2,第3,第4方式の復調可能な状態に順に変更する。このような制御状態でソフトウェア受信部8で受信されたソフトウェアは、その先頭部の無信号部がソフトウェア演算部10に供給されて復調され、解析されるが、ソフトウェア受信部8が第2方式の周波数帯を受信可能な状態となり、かつソフトウェア演算部10の復調機能が第2方式の周波数帯を良好に復調する状態になったとき、ソフトウェア演算部10の解析結果が良好となる。制御部11は、この解析結果から、ソフトウェア受信部8の受信機能をそのときの受信周波数帯の受信状態に設定し、ソフトウェア演算部10の復調機能をそのときの受信周波数帯の復調特性に設定する。この状態で、ソフトウェア演算部10は続いて供給される第2方式のソフトウェアを復調し、これを制御部11に供給する。
【0025】
これにより、制御部11では、前に保持している第1方式以外の方式のソフトウェアに代わって保持されることになり、このソフトウェア無線機1のソフトウェアが新たな第2方式のソフトウェアに入れ替えられたことになって、ソフトウェア受信部8が第2方式のテスト信号を良好に受信可能な状態となり、ソフトウェア演算部10が第2方式のテスト信号を良好に復調可能な状態となる。そして、かかる状態で、中継機12から送信される第2方式のテスト信号が受信アンテナ6及び切替スイッチ7を介して良好にソフトウェア受信部8に受信され、メモリ9bに蓄積保存されることになる。
【0026】
なお、メモリ9a,9bへのテスト信号の蓄積順序は、以上とは逆の順序であってもよい。
【0027】
このようにして、メモリ9a,9bに夫々のテスト信号が蓄積されると、次に、制御部11の制御のもとに、メモリ9a,9bに蓄積されているテスト信号を読み出し、これをソフトウェア10で復調して解析する。この場合、メモリ9aから第1方式のテスト信号を読み出すときには、もともと備えている第1方式のソフトウェアにより、ソフトウェア演算部10の復調特性をこの第1方式のテスト信号を良好に復調する第1方式の周波数帯に設定し、メモリ9bから第2方式のテスト信号を読み出すときには、中継機12から提供されて入れ替えた第2方式のソフトウェアにより、ソフトウェア演算部10の復調特性をこの第2方式のテスト信号を良好に復調する第1方式の周波数帯に設定する。
【0028】
このようにして、第1,第2方式のテスト信号とも、ソフトウェア演算部10で良好に復調され、それらの復調結果が解析されて比較されることにより、このソフトウェア無線機1の、特に、受信部の第2方式に対する自己診断が行なわれる。診断結果が異常な場合には、ソフトウェア演算部10はこの旨を制御部11に通知する。制御部11は、この通知を受けると、異常であることを表示する。
【0029】
他の方式、即ち、第3,第4の方式についても、夫々毎に、これと同様の処理が行なわれるものであり、上記と同様にして、第3方式の自己診断の場合には、制御部11で新たに第3方式のソフトウェアに入れ替えられ、第4方式の自己診断の場合には、制御部11で新たに第4方式のソフトウェアに入れ替えられることになる。
【0030】
このようにして、制御部11での異常の表示は、上記の方式毎に行なわれ、これにより、ユーザは、どの方式が異常であるかを容易に知ることができ、ソフトウェア無線機1が受信可能な全ての方式に対し、受信機能の自己診断が可能となる。
【0031】
また、ソフトウェア無線機1を管理する上位装置13がある場合に、送信部を用いて異常とする解析結果をこの上位装置13に送信するようにしてもよい。また、ソフトウェア演算部10で復調して得られたテスト信号のデータをこの上位装置13に送り、そこで解析するようにしてもよい。また、このソフトウェア無線機1が固定の無線機であって、有線でこの上位装置13に接続されているときには、異常の解析結果やテスト信号のデータを有線でこの上位装置13に送るようにしてもよい。
【0032】
また、上記実施形態では、受信部に切替スイッチ7を設け、ソフトウェア受信部8への送信テスト信号と受信テスト信号との取り込みを時分割的に行なうようにしたが、他の実施形態として、図2に示すように、ソフトウェア受信部8で、同時に、分配部4からの送信テスト信号と受信アンテナ6からの受信テスト信号とを受信し、パラレルな動作でこれらテスト信号のメモリ9a,9bの蓄積を行なうようにしてもよい。勿論、この場合には、ソフトウェア受信部8は分配部4からの第1方式の送信テスト信号を受信する機能と、他の複数の方式を、上記のように、ソフトウェアで切り替え設定可能な受信機能とを有している。
【0033】
なお、以上の実施形態は、携帯電話システムを例にして説明したが、これに限らず、自動車電話など、異なる周波数帯を用いる他の無線機によるシステムにも適用可能であることはいうまでもない。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、異なる複数の方式の信号が受信可能なソフトウェア受信機において、夫々の方式毎にテスト信号を用いることができるものであるから、夫々の方式毎に自己診断が可能となり、かかるソフトウェア受信機に対する信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるソフトウェア無線機の自己診断方法の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】本発明によるソフトウェア無線機の自己診断方法の他の実施形態を示すブロック図である。
【図3】無線機の診断方法の一従来例を示すブロック図である。
【図4】無線機の自己診断方法の一従来例を示すブロック図である。
【図5】ソフトウェア無線機とその自己診断方法の一従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ソフトウェア無線機
2 変調部
3 増幅部
4 分配部
5 送信アンテナ
6 受信部
7 切替スイッチ
8 ソフトウェア受信部
9a,9b メモリ
10 ソフトウェア演算部
11 制御部
12 中継機
13 上位装置
Claims (2)
- ソフトウェア無線機の送信部からテスト信号を特定方式で中継機に送信し、
該中継機は、該特定方式のテスト信号を受信して該特定方式とは異なる異種方式のテスト信号に変換し、該異種方式に対するソフトウェアとともに、該ソフトウェア無線機に送信し、
該ソフトウェア無線機の受信部で、該送信部から該特定方式のテスト信号の一部を受信するとともに、該中継機からの該ソフトウェアを受信し、該ソフトウェアに基づいて該異種方式の受信可能状態に設定することにより、該中継機からの該異種方式のテスト信号を受信し、受信した該特定方式のテスト信号と該異種方式のテスト信号とを解析して該異種方式の信号受信での該ソフトウェア無線機の診断を行なう
ことを特徴とするソフトウェア無線機の自己診断方法。 - 請求項1において、
前記特定方式は、携帯電話システムでの使用周波数帯が異なるシステムの方式であることを特徴とするソフトウェア無線機の自己診断方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002367126A JP2004201024A (ja) | 2002-12-18 | 2002-12-18 | ソフトウェア無線機の自己診断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2002367126A JP2004201024A (ja) | 2002-12-18 | 2002-12-18 | ソフトウェア無線機の自己診断方法 |
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---|---|
JP2004201024A true JP2004201024A (ja) | 2004-07-15 |
Family
ID=32764120
Family Applications (1)
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JP2002367126A Pending JP2004201024A (ja) | 2002-12-18 | 2002-12-18 | ソフトウェア無線機の自己診断方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004201024A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7720506B1 (en) | 2006-07-28 | 2010-05-18 | Rockwell Collins, Inc. | System and method of providing antenna specific front ends for aviation software defined radios |
US7831255B1 (en) | 2006-07-31 | 2010-11-09 | Rockwell Collins, Inc. | System and method of providing automated availability and integrity verification for aviation software defined radios |
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-
2002
- 2002-12-18 JP JP2002367126A patent/JP2004201024A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
US7885409B2 (en) | 2002-08-28 | 2011-02-08 | Rockwell Collins, Inc. | Software radio system and method |
US7720506B1 (en) | 2006-07-28 | 2010-05-18 | Rockwell Collins, Inc. | System and method of providing antenna specific front ends for aviation software defined radios |
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