JP2004197089A - 新しい紙ロールの始端部を古い使い切った紙ロールの終端部に連結するための接着テープ - Google Patents
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Abstract
【課題】 新しい紙ロールの始端部を使い切ったロールの終端部に連結するための接着テープ。
【解決手段】新しく準備されたウエッブと古いウエッブを接触した時、ウエッブ間に大きな圧縮を行う構造物を提供する。フライングでの重ね継ぎを行う場合接合が開始される部位における圧縮の集中は二つの接着層を重ね合わせることによって達成される。両方の異る接着剤から構成され、新しいロールの始端部に取り付けるための第1の接着剤は、高い剪断抵抗をもつようにつくられ、他方使い切った材料ウエッブの終端部に取り付けるための第2の接着層は、高い粘着性をもつ。接着テープは、第1の接着層が接着テープの幅全体に亙って被覆され、第2の接着層は僅かに一つの区域、即ち連結すべき材料ウエッブの走行方向に見て前方の区域にだけ被覆される。この場合二つの層の重なり合った区域は大きく、第2の層が被覆された範囲に一致している。
【選択図】 なし
【解決手段】新しく準備されたウエッブと古いウエッブを接触した時、ウエッブ間に大きな圧縮を行う構造物を提供する。フライングでの重ね継ぎを行う場合接合が開始される部位における圧縮の集中は二つの接着層を重ね合わせることによって達成される。両方の異る接着剤から構成され、新しいロールの始端部に取り付けるための第1の接着剤は、高い剪断抵抗をもつようにつくられ、他方使い切った材料ウエッブの終端部に取り付けるための第2の接着層は、高い粘着性をもつ。接着テープは、第1の接着層が接着テープの幅全体に亙って被覆され、第2の接着層は僅かに一つの区域、即ち連結すべき材料ウエッブの走行方向に見て前方の区域にだけ被覆される。この場合二つの層の重なり合った区域は大きく、第2の層が被覆された範囲に一致している。
【選択図】 なし
Description
本発明は新しい紙ロールの始端部を古い使い切った紙ロールの終端部に連結するための接着テープに関する。
紙を製造する際、例えば特殊な被覆またはカレンダー掛け操作によって、滑らかさ、光沢および比重、並びに引っ張り強さを増加させる紙の仕上げ操作において、また紙の処理工程においては、これらの操作を連続的に行わう場合にだけ要求される、互いに相容性をもった品質を与える多くの工程が存在している。例えば被膜の厚さは、被覆を行うべきウエッブと被膜を滑らかに引き延ばすドクター・ナイフの刃との間の距離ばかりではなく、ウエッブの進行速度にもに依存する。さらに、被覆すべき製品の温度および被覆材料の温度も一部影響を与える。この両方の温度はウエッブの速度が一定の場合にだけ意味をもっている。
さらにこのような技術的な要求に加えて、準備時間を省きその結果高い効率が得られることが連続処理工程をできるだけ有利に行うための因子である。
加速を行う際、およびその後の短い時間の間不連続になった操作を再始動させために、また避けられない装着を行う(settling−in event)場合に必要な消費のために、廃棄物として失われる走行した紙の長さは得られる速度のほぼ二乗比例して増加する。
機械の走行速度が劇的に増加したために、操作に中断がないことの重要性はここ30年に亙って著しく増加した。印刷の分野においては、最高の走行速度はこれまで新聞の印刷における速度であったし、現在もそうである。この分野では高速度で使用し得る特別なインクが得られるようになった1980年代以来、その速度は毎時30km〜60kmに達し、1961年においても通常の速度は1.39〜4.16m/秒(=毎時5〜15km)であった。この点に関しては、例えば非特許文献1の75頁の図4を参照されたい。同じ速度範囲は該非特許文献1の80頁、第1および2行目に示されており、また80頁以降86頁に至る表2および8を参照されたい。この報告書はPERGAMON PRESSから出版されている。
製紙工業においては、インクの転写速度を考慮する必要がない場合、事実上最近10年の間に最高毎時120kmの走行速度が達成され、これらの高速機械は次第に多く使用されるようになり、現在では主力になっている。
しかし紙は任意の長さをもった連続製品として供給することも配布することもできない。そうではなく、紙は長いけれど有限の長さの巻取り長をもった巻き物の形をしている。従ってこの種のリールは断面がアルキメデスの螺旋の形を示している。何故ならば、紙の厚さはリールの直径に比べて非常に薄いから、この種の紙のリールはロールの外観を示し、従ってこれらの紙のリールは、当業界の専門家の専門用語では「紙ロール」と呼ばれている。
巻かれた長さが有限であるために、紙の製造または仕上げ或いは加工を連続的に行うためには、新しいロールの始端部を古いロールの一つの端に連結しなければならない問題が起こる。必要な連続性を実現するためには、速度を低下せずに紙が走行している間にこのような連結を行わなければならない。このような状況におけるロールの交換は当業界の専門家によって「フライング(flying)」と呼ばれている。
ロールの交換を行うために既に多くの種類の接着テープが開示されている。例えば1960年に公開され、それ以降の当業界の専門家には公知のいわゆる現代的な重ね継ぎ用の接着テープの母体となった特許文献1には、実質的に二つの部分から成る接着テープが記載されており、「下側にある紙片」と記載されているその一つの部分4は実際の重ね継ぎ機能、即ち古いウエッブの終端部と新しいウエッブの始端部との間を連結する機能を行うことを目的としており、部分1または5は、フライングでの重ね継ぎを行う前に古いウエッブと同期させて加速しなければならない新しいロールの最も上の巻取り層(winding)を上から二番目の巻取り層に固定する機能を行うことを目的としている。この後者の機能は正しくは「ロールの固定」と呼ばれる。この特許文献には、新しく準備されたロールを古いウエッブの上に圧し付けることにより重ね継ぎを行った場合、直ちに要求される必要な分離可能性をロールの固定により如何にして得るかが詳細に記述されている。最初に述べた機能を最適化するためには、該特許文献の図3には永久的な粘着性をもつ接着剤(当時は湿らせてはじめて粘着性をもつ接着剤と区別して明確に表現するためにこのように呼ばれていた。現在では「圧感性接着剤」と呼ばれている)の使用に関連して、切り込み10によって二つに分割されたカバー・テープ(ここではまたライニング材と呼ばれる)を用い、最初に新しいロールの始端部の下方に接着するための第1の接着区域を露出させ、その後はじめてウエッブの終端部の下方に接着するための第2の接着区域が露出するようにすることが記載されている。
またこの文献には既に、ロールの固定ユニットとしての役目をする接着剤の区域は、引き抜かれた紙の繊維が接着剤上に残る結果、それが裂けた後、重ね継ぎが行われるまで非粘着性の状態に保たれることが記載されている(第2欄第27および28行参照)。
最後に述べた問題は1961年の特許文献2にさらに詳細に取り扱われている。該特許文献2には第2欄第63行から第3欄第11行において、ロールを固定する接着剤をその操作を行った後に非粘着の状態のままにし得る可能性が記載されており、その重要性が強調されている。すぐ前に挙げた特許文献1と同様に、該特許文献2でも「タブ(tab)」または「タグ(tag)]或いは「ラベル(label)」と呼ばれるロールのウエッブの軸方向の幅の部分だけを接合するテープを提供することで満足している。このことは連結機能および固定機能に対しても同じである。接合されていない区域は垂直の方向に対して鋭角をなして切断され、ヒラヒラした状態になったり裂けたりすることを防いでいる。
新しいロールの周辺におけるウエッブの速度を使い切った紙ウエッブの速度に近づけるために新しいロールの回転を加速することは、フライングでの重ね継ぎを行うためには連結を行う前に必要であるが、この際そのロールのコイルの内部では遠心力が働き、周辺部には空気力学的な力が作用する。両方の範疇に属する力は増加する速度の二乗で増大する。この理由のために重ね継ぎを比較的速い速度で行う場合には、ロールを固定する強さをかなり増加させなければならない。このため最近の数十年間、速度の変化に応じて接着区域を増加させることにより、ロールを固定する力およびウエッブを連結する力の両方が増加させられてきた。この目的のためには先ず第1に、タブの数(従って終端部における紙の切断部における「V」字部分の数)を増加させ、最後に新しいロールの軸全体に亙って接合を行う。
上記特許文献1および2の両方では、新しいウエッブの始端部および古いウエッブのの終端部が両方ともタブの同じ側に位置するようにつくられた重ね継ぎ部分を想定している。(分離可能なロールの固定材は下側に配置されている。)これによって紙ウエッブの端の両方が隣接して配置される。その結果、二つの連結部が互いに重なって配列された重ね継ぎに比べ、連結して組み立てられたウエッブの中では撓み剛性が増加した区域が明らかに長くなっているが、三つの層、即ち古いウエッブの末尾端を含む三つの層が互いに重なっている場合でも、互いに接合されているのは二つの層だけであって三つの層ではないという事実のために、この重ね継ぎ区域において撓み剛性はそれほど劇的には増加しない。この種の重ね継ぎは「同じ側の(equal−sided)」重ね継ぎと呼ばれる。
このような同じ側の重ね継ぎは特許文献3にも記載されている。この特許は互いに片方の後方に存在する二つの重ね継ぎ用接着区域のライニング材に切込みを入れることに焦点を合わせているが、フライングでの重ね継ぎのための最終用途を考えてはおらず、従って恐らくはロールの固定に対する使用を挙げてはいない。このため、また小さい残留した「末尾端」、典型的にはフライングでの重ね継ぎの末尾端が完全に切り取られ、「突き合わせ状の重ね継ぎ(butt splice)」が生じるという事実のために、当業界の専門家はこの重ね継ぎは静止的に、換言すれば静置した状態で行うべきであり、紙の走行を中断せずにフライングは行えないと結論している。特許文献4は同じ特許群の一部である。
他方、特許文献5はやはりロール固定材が分離できること、および固定材が引き裂かれた後ロールの固定材がもはや粘着性をもたない状態になるような接着剤の必要性を取り扱っており、この目的のために既に特許文献1および2に提案されているものと全く同じ種類の切り離し可能な紙を提案している。
同様に特許文献6には、分離可能なロール固定材に関する問題が記載されており、これは切り離し可能な紙の裏地12、および圧感性接着層14および16(一つは該裏地12の上面に、また一つはその底面にある)を有し、これらは使用時までそれぞれライニング用のテープ18または20で保護されている接着テープが示されている。
また特許文献7には、ロールの固定に対し全く限定をしていない接着テープが記載されている。この接着テープは両面接着テープであるが、片側だけ、即ち表側の面だけが隣接した配置で古い使い切ったロールの終端部を新しいロールの始端部に連結するための目的をもっている。従ってこの場合も重ね継ぎは片側だけの重ね継ぎである。
この場合この両面接着テープの底側の接着剤は、連結操作開始時においてほぼ新しいロールの巻取り層が終る点で、上から2番目の巻取り層に接着されるように設計されている。次に、最も上にある巻取り層は、それが上部の接着層の一部、例えば3番目を占めるような方法で接着テープの上側においてその上に接着される。下部の接着層によって一緒に保持された新しいロールは次に正しいウエッブの速度に加速され、即ち同期され、その後、なお連結されていない上部の接着層の部分によって古いロールの終端部に取り付けられる。
取り付けの瞬間においてロールからウエッブの引き出しを許すためには、それまでは必須であった新しいロールの保持をなくさなければならない。この場合これは紙の裏地を切り離すことによって行われる。このような解決法は既に上記の特許文献2の第3欄、第9行、および特許文献5に明らかに記載されている。これらの特許文献に既に説明されているように、この両面接着テープの下方の接着層が過剰に残存していても、紙の残留物は該接着層に接着しているから、紙の製造、仕上げ或いは加工操作における以後の処理操作を妨害することはない。
しかしこの解決法の欠点は、完全には制御できない方法で紙の切り離しが行われるために、紙の裏地の強度が悪影響を受けることである。不利な場合には、紙の裏地が広い範囲に亙って弱くなり、紙の裏地の残った部分が十分な強度および安定性をもって古いロールの紙と新しいロールの紙との間の境界の橋渡しをもはや十分には行えなくなる可能性があろう。このような場合裂けが起こるであろう。連続製造操作に対して冒頭に述べた必要条件のため、またこの必要条件が満たされない場合には大量の廃棄物が出るため、さらにこれらの同じ製造工場で起こる中断時間のための資金は極めて大きいために、大きな工場において裂けが1回起こることによるコストは約15 000ユーロに達する。
従って現在の当業界の専門家にはもっと古い特許文献8の方が有利なようにに思われる。この場合、古い紙ウエッブの終端部と新しい紙ウエッブの始端部との間に架橋に似た接合をつくるために実質的に上側にだけ接着層をもった接着テープを用いる。この接着層の被覆シートは長手方向の継ぎ目(9)により互いに分離された二つの部分(4および5)から構成されている。裏地の下側には、好ましくは接着テープの一つの端に、同様にカバー・シート(8)をもった狭い接着用の細片(7または70)が被覆されている。
この接着細片の紙に対する接着力は、その別の側によって接着細片が接着した接着テープの裏地に対する力より実質的に強いと言われている。この狭い接着細片はこの接着テープを、従って最も上の巻取り層を新しい紙ロールの上から2番目の巻取り層に固定する働きをし、ここに述べられた接合強度の比は、接着テープによってこの新しいロールの始端部を古いロールの終端部に連結する際にこの接合を分離させる目的をもっている。特定的に述べれば接着細片(7または70)がロール(この場合はドラムと呼ばれている)の上に残るように、即ち橋渡しをしている接着テープから引き離されるように分離させる目的をもっている。第2欄、第12および13行に示されているように、該接着細片(7または70)は両面接着テープであることもできる。
この文献には、橋渡しをした接着テープから引き離された後、上から2番目の巻取り層の上に残った接着細片(7または70)の残留物が引き離し面の上でもはや粘着性をもたないことについては全く触れられていない。しかし、それが粘着性をもたないままでいることの必要性は当業界の専門家にとっては長年に亙り自明である(上記特許文献1および2、およびまた特許文献5参照)から、当業界の専門家にとってはこのことは明白である。
製紙工業に使用するためには、接着テープ全体が再パルプ化可能であり、従って裏地の接着剤も紙からつくられなければならないことが必要である。紙の裏地の上で、接着細片(7または70)に面した側において引き離しを促進する最も簡単な方法は、その場所の所で紙の裏地を粗くする方法である。
特許文献9には同様にフライングでロールを交換する(略して「フライングでの重ね継ぎ」と呼ぶ)際に重ね継ぎに用いるための接着テープが記載されている。上記の従来法とは異なりこの特許文献では(例えば該特許の請求項1の最後の特徴を参照のこと)、遠心力の保護が取り除かれた後新しいロールの上から2番目の層(巻取り層)の外側の表面は非粘着性の状態で残ることが強調されており、このようにする場合、引用されてはいないが該特許文献では上記特許文献2および1からさらに詳細な考察が引き出されている。
前記の特許文献1および3と同様に特許文献9では,準備すべき新しいロールの上に半径方向に外側へ位置している接着テープの接着剤の側を、換言すれば一つの限定に従って「第1の区域」と呼ばれる重ね継ぎ部分の裏地の一部の区域を、重ね継ぎのために隣接して位置した二つの接着層に分割する。これらの層の中の第1の層の目的は、新しいロールの先導端を裏地の部分に固定することであり、第2の層の目的はこの裏地の部分を使い切ったロールのさらに他のウエッブ材料に固定することである。この第1の層は実質的に裏地部分の第1の長手方向の縁からその中心の方へ向って位置した「第1の位置」まで裏地の幅全体に亙って延びるように意図され、第2の接着層は裏地部分の第2の長手方向の縁の方へ向って位置した「第2の位置」まで該第1の位置の後方でそれと重なることなく裏地部分の幅全体に亙って延びるように意図されている。これらの実施例のすべてにおいて両方の接着剤は同じ接着剤から一つになった部分としてつくられる。
この特許文献の図面、特に図6には、該「第1の部分」はライニング用のテープが縦切りされている点と一致し、従って二つの半分の部分10および11に分割されていることが示されている。該特許文献の図11は、より高価ではあるが取り扱いが容易な具体化例を示しているが、これに従えばライニング用のテープの両方の半分部分10および11は互いに同じ面をなして位置しているのではなく、屋根のタイルのように中心部分において他のものの上に位置し、掴み易いように突き出したライニング用のテープのフィルム状の端部をつくっている。
特許文献9の場合でも、第2の接着層は、特にその始端部において、第1の接着層に比べ滑りおよび剪断においてさらに大きな負荷がかかるという問題が残っている。この理由は次の通りである。即ち、静止状態のロールの場合、第1の接着層は新しいロールの紙に接着することができ、さらに重ね継ぎ部分を迅速につくることにより秒単位で長い時間、実際には分単位の範囲で接着剤をその場所に与え、完全な安定性を得ることができる。これに対し第2の接着層はミリ秒の範囲内で必要な安定性を示さねばならず、100%の同期は決して得られないという事実のためにさらに多くの負荷がかかるので、接触の際に残っているウエッブの速度の僅かな差が一挙に放出され、同時に連結部には小さい滑りと最高の剪断応力が起こる。
この問題を解決するために、これまで実質的に市販されてきたtesa(R)のEasySplice(R)類の製品におけるように、高い負荷がかかる第2の接着層の幅を第1の接着剤に比べて広くし、紙の走行方向に見て第2の接着層を第1の接着層よりも長くすることは当業界の専門家には良く知られている。
またtesa(R)のEasySplice(R)類の製品は、ロールの固定を分離する機構をもっている。即ち特許文献1および2に既に記載されているように紙を縦切りすることにより、新しいロールの最も上の巻取り層と上から2番目の巻取り層との間の一時的な連結を分離する機構をもっている。特許文献10に記載されているように、この場合上記特許文献に引用された接着層(7/70)は、ほぼその中心において引き離された際に切り離される種類の紙の裏地をもつ両面接着テープで置き換えられる。この点に関しては上記に引用された特許文献6と類似している。しかし、特許文献10に従えば、切り離されるのは主要な紙の裏地ではなく、下方の接着細片の中に配置された第2の紙の裏地に過ぎない。この第2の裏地は新しいロールと古いロールとの間の橋渡しの強度および安定性に対して重要ではない。
EasySplice(R)類の製品に関する他の特許は特許文献11〜14である。
フライングでの重ね継ぎを行うこと、およびこの目的に適した接着テープに関する他の特許は特許文献15〜21である。さらに、写真のロール・フィルム等のパッケージの固定材としては特許文献22が知られている。また特許文献10に関連した研究報告とは別に、特許文献23〜26がある。
US−A 2,920,835。
US−A 3,006,568。
FI−890287、1989年1月19日フィンランドで出願(出願番号:81997)、1990年9月28日公告。
WO 90/08032、1990年7月26日公告。
WO 91/08159、1991年6月13日公告。
CA 2,113,932、1994年1月21日出願、1995年3月21日公告。
DE 195 44 010 C2、1995年11月27日出願、1997年5月28日公告。
DE 40 33 900 A1、1990年10月25日出願、1991年10月10日公告。
DE 694 07 822 T2、EP 0 757 657 B1に対するドイツ語訳、PCTとして1994年10月27日出願、1995年11月2日公告。
DE 196 32 689 A1(およびこれから誘導されたEP 0 831 046 B1)。
DE 196 28 317 A1。
DE 198 30 673 A1。
DE 198 30 674 A1。
DE 199 02 179 A1。
US−A 2,377,971。
DE−B 12 67 930。
EP 0 566 880 B1。
EP 0 696 254 B1。
DE 38 34 334 A1。
WO 93/12025。
DE 42 10 329 A1。
DE−B 10 06 786。
GB 2 294 235 A。
WO 91/08159 A。
WO 95/29115 A。
EP 0418 527 A。
デンマーク、Elsinoreで1961年に開催されたInternational Printing Research Institute Conferenceの報告書の中の、W.H. Banks著、"Problems in High Speed Printing"
本発明はそれ自身特許文献9の用語における「第2の接着層」が高い負荷にまで使用できるようにするさらなる方法またはさらなる手段を提供することを目的としている。
該特許文献9(本出願人の考えでは本発明に最も近い従来法)に従って組み立てられた包括的な特徴から出発し、以下に述べるように、二つの材料ウエッブ(I,II)を連結するための、好ましくは新しい紙ロール(P)の始端部(A)を古い使い切った紙ロールの終端部(E)に連結するための接着テープ(K)において、
(a)該テープ(K)は連結すべき材料ウエッブ(I,II)の上方において少なくとも実質的に横方向に接着するのに適しており、
(b)該テープ(K)は好ましくは紙から構成された裏地(1)を有し、
(c)裏地(1)の上面には第1の接着層(2.1)および第2の接着層(2.2)が配置され、
(d)該第1の接着層(2.1)は新しい材料ウエッブ(I)の始端部(A)(=先導端)に取り付けられるように意図され、
(e)他方該第2の接着層(2.2)は古い使い切った材料ウエッブ(II)の終端部(E)に取り付けられるように意図され、
(f)第1の接着層(2.1)は接着テープ(K)の幅の寸法の中において裏地(1)の第1の境界縁部(4.1)の近傍の第1の位置(a)から接着テープ(K)の二つの境界縁部(4.1,4.2)の間或いは第2の境界縁部(4.2)の所にある第2の位置(b)へと延び、
(g)該第2の接着層(2.2)は接着テープ(K)の幅の寸法の中において接着テープ(K)の裏地(1)の二つの境界縁部(4.1,4.2)の間にある第3の位置(c)から裏地(1)の他の境界縁部(4.2)の近傍にある第4の位置(d)へと延びている接着テープに対し、本発明により提供される解決法は、
(h)該第2の位置(b)は第3の位置(c)に比べ裏地(1)の第1の境界縁部(4.1)から遠くにあり、従って
(i)第2の接着層(2.2)は第1の接着層(2.1)と重なっている接着テープを提供することである。
(a)該テープ(K)は連結すべき材料ウエッブ(I,II)の上方において少なくとも実質的に横方向に接着するのに適しており、
(b)該テープ(K)は好ましくは紙から構成された裏地(1)を有し、
(c)裏地(1)の上面には第1の接着層(2.1)および第2の接着層(2.2)が配置され、
(d)該第1の接着層(2.1)は新しい材料ウエッブ(I)の始端部(A)(=先導端)に取り付けられるように意図され、
(e)他方該第2の接着層(2.2)は古い使い切った材料ウエッブ(II)の終端部(E)に取り付けられるように意図され、
(f)第1の接着層(2.1)は接着テープ(K)の幅の寸法の中において裏地(1)の第1の境界縁部(4.1)の近傍の第1の位置(a)から接着テープ(K)の二つの境界縁部(4.1,4.2)の間或いは第2の境界縁部(4.2)の所にある第2の位置(b)へと延び、
(g)該第2の接着層(2.2)は接着テープ(K)の幅の寸法の中において接着テープ(K)の裏地(1)の二つの境界縁部(4.1,4.2)の間にある第3の位置(c)から裏地(1)の他の境界縁部(4.2)の近傍にある第4の位置(d)へと延びている接着テープに対し、本発明により提供される解決法は、
(h)該第2の位置(b)は第3の位置(c)に比べ裏地(1)の第1の境界縁部(4.1)から遠くにあり、従って
(i)第2の接着層(2.2)は第1の接着層(2.1)と重なっている接着テープを提供することである。
二つの接着層が重なり合っている結果として、本発明に従った重ね合わされた区域では比較的厚い接着剤の厚さが得られる。即ち、接触の開始時においては重なり合った区域では比較的大きな圧縮が行われ、その結果不可避的な同期の僅かな欠如が起こる間の滑りが減少する。このような滑りの減少は、その後で接触する接合区域における単位面積当たりの圧縮が、開始時に圧縮が集中することによって減少した場合でも、該後で接触する接合区域の単位面積当たりの耐荷重能力に対して有利である。この利点は、製品の信頼性をさらに増加させる形、および/または接着テープを狭くする形で使用することができ、これによって重ね継ぎの部位がロールの対などのような装置を通過する際に起こる走行の均一性の擾乱をさらに減少させることができる。
二つの異なった接合を行う場合に対し異なった接合区域をさらに最適化するためには、この二つの接合区域は2種の異なった接着剤から適切な方法でつくられる。
この場合、第1の接着層(2.1)、即ち新しいロールの始端部、即ち先導端を固定してそれを古いウエッブの終端部に連結する前に望ましくないウエッブの引き出しが行われないようにする接着層、換言すればいわゆる静止時において全部の剪断抵抗を受け持つことができる下記において第1の接着層と呼ばれる接着層の組成は、第2の接着層に比べて高い剪断抵抗をもつようにしなければならない。このような高い剪断抵抗は好ましくは2倍、特に好ましくは4倍ほど高い。
剪断抵抗の測定は次のようにして行われる:
25μmのポリエステル・フィルムの上に、1m2当たり25gの接着剤が被覆されるような厚さで接着剤を被覆する。乾燥し、可能な交叉結合を行わせた後、幅13mm、長さ20mmの細片を切り出し、規定のタイプの紙、好ましくはグラビア紙のStoraEnso社の“Neopress T 54”または被覆用の基質紙、例えば135g/m2のMediaprintに接合する。接合区域は寸法が13mm×20mmの矩形である。
25μmのポリエステル・フィルムの上に、1m2当たり25gの接着剤が被覆されるような厚さで接着剤を被覆する。乾燥し、可能な交叉結合を行わせた後、幅13mm、長さ20mmの細片を切り出し、規定のタイプの紙、好ましくはグラビア紙のStoraEnso社の“Neopress T 54”または被覆用の基質紙、例えば135g/m2のMediaprintに接合する。接合区域は寸法が13mm×20mmの矩形である。
接合中に一定の圧力がかかるようにするために、重さ2kgのローラを用いて2回ゆっくりと試料の上からローラをかける。このようにしてつくられた試料に対し、1kp(=9.865N)の錘りを用いて接合面に平行に荷重をかけ、接着剤の細片が紙の上に留まっている時間を測定する。
異なった接着剤をもっと効果的に区別するためには、異なった試験温度で試験を行うことができる。特記しない限り試験温度は室温、即ち約21℃である。
剪断抵抗がさらに増加し、従って失敗の頻度が減少するという利点と共に、接着剤のこのような特化法を用いれば重ね継ぎ用の接着テープの第1の接着層を特に狭く保つことができる。即ち連結すべき紙の走行方向に見て該接着層を特に短くするすることができる。このようにして接合区域を短くできれば、重ね継ぎを行った部位がロールの対、または他の方向変換ロール、或いは他の作業装置を通過する場合に伴って生じる紙の走行の均一性の擾乱が減少する。
第1の接着層は第2の接着層よりも好ましくは少なくとも40%大きい剪断抵抗をもっている。最適の場合には第1の接着層の剪断抵抗は少なくとも3倍大きい。
第2の接着剤、即ち全速力で走行している古い使い切った材料のウエッブ(好ましくは紙のウエッブ)の終端部に非常に短い接触時間の間取り付けることを意図されている第2の接着層(2.2)の接着剤の組成は、第1の接着剤の組成に比べ大きな粘着力をもつように調合することが推奨される。得られるこの自由度を活用するためには、第1の接着剤の粘着力に比べ第2の接着剤の粘着力が少なくとも3倍、好ましくは8〜12倍大きくなるようにすることが推奨される。この場合、第2の接着剤の剪断抵抗は第1の接着剤よりも小さいことが許される。少なくともこれが許される場合、この欠点を相殺するために第2の接着層は原理的にはそれ自身は公知の方法で第1の接着層よりも幅を広くし、連鎖(chain)は最も弱い連結の強さと同じ程度でしかないという指示に合致させなければならない。
現在では非均一性は、新しいロールの始端部を取り付ける作用をする第1の結合区域が接着テープの幅の約40%を占め、残りの60%が古い使い切ったウエッブに取り付けれることによる程度であることが知られているが、2種の異なった特化された接着剤を用いた場合、好ましくはこの非均一性は30%から70%および20%から80%の間の値に増加する。この理由は、特に高い剪断抵抗に対して特化された第1の区域の接着剤の組成物によって品質の改善がさらに大きくなり、従って高い粘着性をもつように特化された第2の区域の接着剤の組成物に比べ接合区域の幅を減少させ得ることである。
2種の異なった接着剤を使う場合には、重ね合わされた区域において強力な(もっと粘着性がある)接着剤をもった接着層を弱い接着層の上に重ねること、即ち第2の接着層を第1の接着層の上に重ねることがさらに推奨される。従って、粘着性の大きい方の接着層が接合すべき片方の相手(この場合は紙)に面して配置され、最初の接合が大きいという利点が最大になる。そのためには粘着性の大きい方の接着層を重ね合わせ区域において接着テープの裏地から遠くに位置させる必要があるが、その下にある第1の接着層が推奨されるように著しい剪断抵抗性をもっている場合には特に、これによって破壊的な効果が生じることは殆どない。
本発明の他の発展に従えば、第1の接着層は接着テープの幅全体に亙って延びている。この配置でも第2の接着層が接触区域に入り始める際に圧縮の増加が達成される。この変形は、第1の接着層が全区域に亙って被覆されていない変形、換言すれば特徴(k)の言葉に従って第1の接着層が接着テープの二つの境界縁部の間にある第2の位置(b)まで延びている変形に比べ、つくるのが容易である。特定的に述べれば、この変形では、そうでなければ第2の接着層が裏地の上にくる部位において気泡を含む危険性が避けられる。剥がれはこのような気泡の含有が原因で起こることができる。
第1の接着層が全区域に亙っているこの具体化例においても、両方の接着剤に対して異なった接着剤を使用することが推奨される。この場合も粘着性が強い方の(第2の)接着層を上側に、換言すれば裏地から大きな距離をおいて配置しなければならない。他方剪断抵抗の大きい方の(第1の)接着層は底側に、換言すれば裏地に対して近くに、好ましくは直接裏地の上に配置する。
高い剪断抵抗をもった第1の接着層が裏地全部に亙り完全に且つ直接その上に配置されている場合にはまさに、実際に裏地の引き裂け伝播抵抗が明らかに増加するという最初は予想外と思われる効果が示される。経験に従えば、これに対する理由は或る種の間隙架橋効果である。この場合、既に極端に小さくなっている引き裂き速度をさらに低下させるか、または紙の走行速度をさらに高くするか、或いは裏地の厚さをさらに薄くする目的でこの利点を使用することができる。裏地を薄くすると、重ね継ぎ部分が移動する際の円滑な走行の妨害をさらに減少させることができる。
第1の接着層を全区域に亙って被覆しない変形に対して指定された好適な具体化例は、第1の接着層を全区域に亙って被覆する場合の変形に対しても同様に適用することができる。従って特に、さらなる発展に従えば高い粘着性をもっている第2の接着層が接着テープの幅の60%より多くの区域に亙って延びていることがこの場合も好適である。
これとは対照的に、第1の接着層がこれに反して全区域に亙って被覆されていない変形は、接着剤を少量で取り扱うことができ、従って幾分廉価にすることができると言う利点をもち、また第2に、重ね継ぎ部分における曲げ剛性が最大の区域を小さく保ち、従って当業界の現状の技術に比べ製造または加工される紙の円滑な走行を改善することができるという利点をもっている。
本発明を用いれば、好ましくは二つの紙ウエッブを連結する接着細片の寸法を狭くすることができ、これによって紙をさらに処理する際の細片が及ぼす破壊的な影響を最低限度に抑制することができる。例えば、重ね継ぎ部分を含むロールの不均衡が減少するであろう。しかしその代わりに、或いはこれに加えて、第2の接着層を最適化して滑りを大きくし、同期の不一致の結果連結の際に生じるジャーク(jerk)を特に穏やかにすることができる。これは紙の許容し得る走行速度をさらに増加させる鍵となることができよう。
次に二つの例示的な具体化例を参照して本発明を詳細に説明する。その第1の具体化例は図1〜7に二次元的に描かれており、第2の具体化例は図8〜14に描かれている。簡単のために、第3の次元は描かれていない。この場合描かれた断面が描かれた接着テープの長さ全体および連結すべき紙ウエッブの幅全体に亙って一定であるから、このことは許されるであろう。さらに、本発明の重ね継ぎ用の接着テープの2.5cm〜7cm(用途に依存する)の所での好適な幅は、新しい紙ロールの直径に比べて数桁ほど小さい。この直径は現在の標準的な実施操作の場合80cm〜3mである。新しいロールの対応する紙ウエッブの断面の曲率が描かれていないのはこの理由のためである。
図1は本発明の重ね継ぎ用の接着テープKを示すが、その第1の接着層2.1は接着テープの幅全体に亙って延びてはいず、その代わり「a」の記号が付けられた第1の位置から、「b」の位置まで延びている。aは第1の境界縁部4.1の少なくとも近傍に位置していなければならないが、この具体化例においては第1の位置aは正確に境界縁部4.1の所にある。位置bはこの図においてはaのさらに右側に位置しているが、それでも右側に示された第2の境界縁部4.2に比べ、左側に示されている第1の境界縁部4.1に近い位置を占めている。
該接着テープKの第2の接着層2.2は裏地1の同じ側に延びている。本明細書においてもこの接着層を上面と呼ぶことにする。特定的に述べれば、この層は位置cから位置dまで延びている。位置cはまた「第3の位置」と呼ばれ、位置dは「第4の位置」とも呼ばれる。この場合における本発明の特別な特徴は位置cが位置bよりも第1の境界縁部4.1に近いことである。換言すれば、この図で選ばれた側から指定した場合、cの方がbよりも左側にある。両方の実施具体化例においては第4の位置dは裏地の他の(右側の)境界縁部4.2の近傍にあるばかりでなく、事実上正確にその場所に位置している。
cがbの左側にあるという特徴のために、区域a−bとc−dは重なり、二つの接着層2.1と2.2はcとbとの間で重なり合っている。好適具体化例におけるように両方の接着層が異なった接着剤でつくられているならば、この場合左側に描かれている第1の接着層2.1は右側にあってその上に重なっている第2の接着層2.2よりも大きな剪断抵抗をもっており、他方第2の接着層(2.2)は高い粘着性をもっていなければならない。
両方の接着層2.1および2.2はそれ自身は公知の方法でそれぞれライニング用のテープ3.1および3.2でライニングされていなければならない。勿論この場合ライニング用のテープ3.1は、さらに右側へ延びている接着層2.1が決して接着層2.2によって覆われない程度にしか右側へ延びていないことが必要である。
本発明の接着テープKは、ライニング材(またはライニング用テープ)3.1の左の境界縁部が正確に左の境界縁部4.1の所に位置し、ライニング材3.2の右の境界縁部が正確に右側の境界縁部4.2の所に位置していれば、製造は特に簡単であろう。しかし、本発明の接着テープKは、ライニング用のテープ3.1および3.2が少なくとも片側においてライニングされた接合区域を越えて或る程度突き出している方が使用が容易である。何故ならば、その場合には取り外しを始める目的で指で容易に把持できるからである。この状況は図1に示されている。但し後のすべての図面においては、第1にこの廉価な解決法を例示するために、第2には本発明に対して何が重要であるかに注意を集中させるために、この詳細部分は省略されている。
図8〜14に描かれた例示的な具体化例に対しここで裏地1として選ばれた材料は、高い強度をもっているが水には溶解し、従って再パルプ化し得る紙である。接着層を被覆する前に、接着促進剤を用いて裏地1の片側または両側を処理することができる。
本明細書においても二つの接着層の反対側の裏地の側を底面と呼ぶことにするが、この側には分離可能な固定材5が適切な方法で存在している。この固定材の目的は、加速を行う際に早まった紙の引き出しが行われないように新しい紙ロールを固定することである。但し新しい紙ロールは図2以降でしか示されていない。本発明のための分離可能な固定材は任意所望の設計が可能である。しかしDE 196 28 317.5号からそれ自身は公知の、そこに図示されているような固定材が好適である。この固定材5はその接着層5.1および5.3の間に分離可能な紙の層5.2をもっており、これは該固定材を開いた時にほぼ中央の面に沿って分離する。この場合、該分離可能な紙が、その間に配置された分離可能な接着層の接着力よりも大きな凝集性をもつように選ばれた二つの層から構成されているか、或いはこの紙が表面の区域において大きな緻密度をもつようにつくられ従って中央の区域に比べて表面の方が強くなっているか、或いはまたその他の手段によるかのいずれの手段で分離特性を得ているかは重要なことではない。
貯蔵および輸送の間でもその機能能力を確実に保持するために、この分離可能な固定材の下部の接着層5.3はライニング用のテープをもっている。これには記号3.3が付けられている。このライニング用のテープはまた同じ面をもつように仕上げることもできるが、ここに示されているように少なくとも片側が突き出しているように設計することが好ましい。また図8〜14に示されているように、例えばワックスを塗るかシリコーン処理を行ってライニング用のテープ3.2がその底面に対してだけではなく上面に対しても剥離性をもっている場合には、ライニング用のテープ3.3を全く省略することもできる。この場合には、上面がまた3.3の機能を果たす。
図2は図1と同じ接着テープを示すが、この場合下方のライニング材3.3が既に取り去られ、接着テープKは接着層5.3によって紙の層P2に、或いは新しい紙ロールの上から2番目の巻取り層に接着されている。
図3は図2と同じ図であるが、この場合ライニング用のテープ3.1は既に接着区域2.1から取り外されている。
図4は図3と同じ図であるが、この場合は新しい紙ロールの最も上方の層P1(=最も上方の、即ち最後の巻取り層)が接着区域2.1の部分区域に既に接着されている。この区域はライニング用のテープ3.1を前以て取り外すことによって露出され、その後でこのように準備された新しい紙ロールが固定され、その結果、最大の同期を得る目的で古い紙ウエッブ(ここではまだ示されていない)の回転速度に到達できるのに十分な遠心力および巻込み対する抵抗が得られる。しかしこれはその直後にはまだ起ってはいない。
図5は図4と同じ図を示すが、接着層2.2からライニング用のテープ3.2を取り去った後の図であり、この後で接合の準備ができた接着層2.2をもった紙ロールは実際に加速される。
図6は、図5に従って準備された新しい紙ロールの最も外側の巻付け層P1のウエッブ速度、即ちn×π×Dが古い紙ロールのウエッブ速度nと一致するような回転速度nに達し、この新しい紙ロールが古い紙ウエッブの端Eへ導かれてそれに対して圧し付けられ、その後二つの紙ウエッブが接合される瞬間を示している。
最後に図7は、毎時約120kmのウエッブ速度から始まり、新しい紙ロールの固定材5が引き裂かれる様子を示している。これは約1/2ミリ秒〜1ミリ秒後に起こり、それに伴って新しい紙ロールの最も上の層P1が上から2番目の層P2から切り離される。その後で次の巻付け層を取り外すこともできる。
図8〜14は第2の特に好適な例示的具体化例であり、これは完全に類似した順序で示されている。前の図2〜7に既に示した場合と同様に、図9〜14では接着テープの幅(好ましくは7cm)に比べて紙の巻取りによる僅かな曲率(ロールの直径は約2m)は無視されている。
図8は本発明の重ね継ぎ用の接着テープKを示し,上面の上に配置されたその接着区域2は接着テープの幅全体に亙って延びている。従って位置「b」は、それが位置「d」の正確に下方へ来るように右側へずらされている。図1と全く同様に、位置「a」は第1の境界縁部4.1の近傍に位置しており、好ましくは図示されているようにその上に載っている。同様に、「d」は第2の境界縁部4.2の所に或いはその上に位置している。
この例示的な具体化例においても、接着テープKの第2の接着層2.2は第1の接着層2.1と同じ裏地1の側に延びている。
第1の実施例と同じ記号を使うと、第1の接着層2.1は位置「a」から位置「b」へと延び、第2の接着層2.2は位置「c」から位置「d」へと延びている。本発明の特別の特徴は、位置「c」が位置[b」に比べ第1の境界縁部4.1に近いことである。換言すれば、これらの図で選ばれた標記においては、cはbよりも左側にある。
cがbの左側にあるという特別の特徴の結果、区域a−bおよびc−dは重なり、二つの接着層2.1および2.2はcとbとの間で重なっている。従ってこの例においては重なり合った部分の幅は第2の接着層2.2の幅に等しい。
好適具体化例におけるように、両方の接着層が異なった接着剤からつくられている場合、ここでは左側にまた或いはさらに下方に描かれた接着層2.1は、右側に重なり合って位置している第2の接着層2.2に比べて高い剪断抵抗をもっていなければならず、他方第2の接着層(2.2)は高い粘着性をもっていなければならない。
二つの接着層2.1および2.2はそれ自身は公知の方法でそれぞれライニング用のテープ3.1および3.2でライニングされていなければならない。勿論この場合ライニング用のテープ3.1はさらに右側に延びている接着層2.1がどんな場合でも接着層2.2によって覆われない程度にしか右側に延びていないことが必要である。特に簡単な方法で本発明の接着テープKをつくるためには、この場合(図1とは異なり)ライニング材(またはライニング用のテープ)3.1の左側の境界縁部は左側の境界縁部4.1の上に正確に位置し、ライニング材3.2の右側の境界縁部は右側の境界縁部4.2の上に正確に位置している。
二つの接着層があるのとは反対側の裏地1の側は本明細書においても底面と呼ばれるが、この面には図1において既に詳細に説明した分離可能な固定材5が存在している。これは新しい紙ロールPが加速を行う際早まって引き出されないように固定する機能をもっている。新しい紙ロールは図9以降にしか描かれていない。本発明においは任意所望の設計をもった固定材を使用することができる。しかしここにも示されているようにDE 196 28 317.5号記載のものが好適である。二つの接着層5.1と5.3との間には、固定材を開いた時にほぼ中心の面に沿って分離する分離可能な紙の層5.2が存在している。
図9は図8と同じ接着テープを示すが、この場合接着層5.3により既に紙の層P2に、即ち新しい紙ロールの上から2番目の巻取り層に接着されている。
図10は図9と同じ図を示すが、この場合はライニング用のテープ3.1が既に接着区域2.1の露出可能な部分から取り外すされている。
図11は図10と同じ図であるが、この場合は新しい紙ロールの最も上にある紙の層(=最も上にある即ち最終の巻取り層)は、前以てライニング用のテープ3.1を取り除くことによって露出した接着区域2.1のの部分区域に既に接着されている。この後でこのように準備された新しい紙ロールが固定され、その結果この紙ロールは遠心力および巻き込みに対して十分な抵抗性をもっている。
図12は図11と同じ図を示すが、ライニング用のテープ3.2を接着層2.2から取り除いた後の図である。その後で、接合の準備ができた接着層2.2をもった紙ロールは実際に加速される。
図13では、図12に従って準備された新しい紙ロールは、外周部におけるそのウエッブの速度、即ちn×π×Dが古い紙ウエッブのウエッブの速度と実質的に一致した回転速度nに既に達している。この図は、その上に古い紙ウエッブの端Eが導かれて圧し付けられ、その後で新しい紙ウエッブの上部の巻取り層P1に接合される(実際の重ね継ぎ部分をつくる)様子を示している。
最後に図14は、毎時約120kmのウエッブ速度から始まり、固定材5が引き裂ける様子を示している。この引き裂けは新しい紙ロールの二つの周辺面P1およびP2の間で約1/2ミリ秒〜1ミリ秒後に起こる。固定材がこのように開いた後に次の巻き付けられた層も取り外すことができる。
要約すると本発明によれば、フライングでの重ね継ぎを行う際、避けることができない同期機構の小さい障害に対して良好な許容性を与えるために、新しい準備されたウエッブが古いウエッブと接触し始める時に、二つのウエッブの間で大きな圧縮を行うことができる。このような接合開始部位における圧縮の集中は、少なくとも小さい重ね合わせ区域において二つの接着層を互いに重ね合わせることによって達成される。
本発明の有利な発展においては、両方の接着層は異なった接着剤から構成され、新しいロールの始端部(A)を取り付けるための第1の接着層は、達成し得る粘着性と競合するとしても、特に高い剪断抵抗を有するように開発され、他方古い使い切った材料のウエッブを取り付けるための第2の接着層は高い粘着性をもつように開発されている。
本発明の接着テープは、接着テープの幅全体に亙って第1の接着層が被覆され、第2の接着層は一つの区域だけに、即ち結合させる材料のウエッブの走行方向に見て前方の区域だけに被覆されている場合、特に容易に製造することができる。この場合、二つの層の重なった区域は大きく、第2の層が延びた区域と一致している。
特に本発明は重ね継ぎ材で連結されていると思われる引き裂かれた部分の割合をさらに減少させる作用をする。
以降の図は第2の特に好適な例示的具体化例を示す図でであり、これらは完全に同様な順序で示されている。
第1の接着層が接着テープの幅全体に亙って延びていない本発明の重ね継ぎ用接着テープ。
図8と同じ接着テープであるが、既に新しい紙ロールの紙の層、即ち該ロールの上から2番目の巻取り層に接着されている本発明の接着テープ。
図9と同じ図であるが、この場合第1の接着層からライニング用のテープが取り外されている本発明の接着テープ。
図10と同じ図であるが、この場合は新しい紙ロールの最も上の紙の層(=最も上の即ち最終的な巻取り層)が、ライニング用のテープを前以て取り除くことにより露出された第1の接着層の部分区域に既に接着されており、その後でこのように準備された新しい紙ロールが固定され、その結果遠心力に対して抵抗性が得られる。
図11と同じ図であるが、第2の接着層からライニング用のテープを取り外した後の図であり、この後で接合の準備ができた紙ロールは実際に加速される。
図12によって準備され補正された回転速度へ加速された新しい紙ロールが古い紙ウエッブの上へと導かれ、それに対して圧し付けられる様子を示す図。その後でこの二つの紙ウエッブは接合される。
約1/2ミリ秒〜1ミリ秒後に起こる新しい紙ロールPの固定材が引き裂ける様子を示す図。これによって次の巻き付けられた層も同様に取り外すことができる。
下記の参照記号のリストは本発明の記述の一部である。
参照記号のリスト
a: 裏地1の第1の境界縁部4.1の少なくとも近傍の(正確な位置を含む)「第1の位置」を示す部位。
a: 裏地1の第1の境界縁部4.1の少なくとも近傍の(正確な位置を含む)「第1の位置」を示す部位。
b: 位置aよりも裏地1の他の境界縁部4.2に近い「第2の位置」を示す部位。但しbは該境界縁部4.2の上にあることもできる(第2の例示的具体化例参照)。
c: 接着テープKの裏地1の二つの境界縁部4.1および4.2の間にある第3の位置を示す部位。従来法ではこれはbの所かまたはさらに4.2の方にあるが、本発明に従えばbよりも4.1に近い所にあり、このことは二つの接着層が重なっていることを意味する。
d: 裏地(1)の他の境界縁部(4.2)の近傍に位置する第4の位置を示す部位。
A: Pの始端部。
E: 古い使い切った紙ロールの端。
K: 接着テープ。
P: 新しい紙ロールの層、特にP1は新しい紙ロールPの最も上の(或いは最終の)層、P2は新しい紙ロールPの上から2番目の(即ち終りから2番目の)層である。
I: 連結すべき二つの材料ウエッブの第1の(新しいロールの)ウエッブ。
II: 連結すべき二つの材料ウエッブの第2の(古いロールの)ウエッブ。
1: 接着テープの裏地。
2: 接着層。特に2.1は新しいロールPの始端部Aが引き出されないように固定するための裏地の上面にある第1の接着層であり、2.2は裏地1の上面の上にある第2の接着層である。
3: ライニング用のテープ。特に3.1は接着層2.1の上のライニング用のテープであり、3.2は接着層2.2の上のライニング用のテープ、3.3は接着層5.3の下のライニング用のテープである。
4: 裏地1の境界縁部。即ち4.1は第1の境界縁部、4.2は第2の境界縁部である。
5: 新しいロールPの分離可能な固定材。5.1は裏地1を取り付けるための分離可能な固定材5の接着層。5.2は固定材5を解除し、従ってウエッブを引き出すために新しい紙ロールを緩めるための分離可能な紙であり、5.3は新しい紙ロールPの上から2番目の層P2を取り付けるための分離可能な固定材5の接着層である。
Claims (13)
- 二つの材料ウエッブ(I,II)を連結するための、特に新しい紙ロール(P)の始端部(A)を古い使い切った紙ロールの終端部(E)に連結するための接着テープ(K)において、
(a)該テープ(K)は連結すべき材料ウエッブ(I,II)の上方において少なくとも実質的に横方向に接着するのに適しており、
(b)該テープ(K)は好ましくは紙から構成された裏地(1)を有し、
(c)裏地(1)の上面には第1の接着層(2.1)および第2の接着層(2.2)が配置され、
(d)該第1の接着層(2.1)は新しい材料ウエッブ(I)の始端部(=先導端)に取り付けられるように意図され、
(e)他方該第2の接着層(2.2)は古い使い切った材料ウエッブ(II)の終端部(E)に取り付けられるように意図され、
(f)該第1の接着層(2.1)は接着テープの幅の寸法の中において裏地(1)の第1の境界縁部(4.1)の近傍の第1の位置(a)から接着テープ(K)の二つの境界縁部(4.1,4.2)の間或いはその第2の境界縁部(4.2)の所にある第2の位置(b)へと延び、
(g)該第2の接着層(2.2)は接着テープ(K)の幅の寸法の中において接着テープ(K)の裏地(1)の二つの境界縁部(4.1,4.2)の間にある第3の位置(c)から裏地(1)の他の境界縁部(4.2)の近傍にある第4の位置(d)へと延びており、
ここで
(h)該第2の位置(b)は第3の位置(c)に比べ裏地(1)の第1の境界縁部(4.1)から遠くにあり、従って
(i)第2の接着層(2.2)は第1の接着層(2.1)と重なっていることを特徴とする接着テープ。 - 二つの接着層(2.1,2.2)は異なった接着剤から構成されていることを特徴とする請求項1記載の接着テープ(K)。
- 第1の接着層(2.1)の接着剤は第2の接着層(2.2)の接着剤よりも大きな剪断抵抗をもっていることを特徴とする請求項2記載の接着テープ(K)。
- 第1の接着剤の剪断抵抗は第2の接着剤の剪断抵抗よりも少なくとも40%大きいことを特徴とする請求項3記載の接着テープ(K)。
- 第1の接着剤の剪断抵抗は第2の接着剤の剪断抵抗の少なくとも3倍、特に好ましくは約15倍であることを特徴とする請求項4記載の接着テープ(K)。
- 第2の接着剤の粘着性は第1の接着剤の粘着性よりも大きいことを特徴とする請求項2記載の接着テープ(K)。
- 第2の接着剤の粘着性は第1の接着剤の粘着性よりも大きいことを特徴とする請求項3記載の接着テープ(K)。
- 第2の接着剤の粘着性は第1の接着剤の粘着性より少なくとも3倍大きく、好ましくは8〜12倍であり、ここで両方の粘着性は温度25℃においてPSTC−6に従って測定された値であることを特徴とする請求項6または7記載の接着テープ(K)。
- 第1の接合区域はテープ(K)の幅の最大30%しか占めていないことを特徴とする上記請求項のいずれか一つ記載の接着テープ(K)。
- 重なり合った区域において剪断抵抗の大きい方の接着層(2.1)は剪断抵抗が小さい方の接着層(2.2)の下方にあることを特徴とする上記請求項のいずれか一つ記載の接着テープ(K)。
- 重なり合った区域において粘着性の大きい方の接着層(2.2)は粘着性が小さい方の接着層(2.1)の上方にあることを特徴とする上記請求項のいずれか一つ記載の接着テープ(K)。
- 第1の接着層(2.1)はテープ(K)の幅全体に亙って延びていることを特徴とする上記請求項のいずれか一つ記載の接着テープ(K)。
- 幅は35mmよりも狭いことを特徴とする上記請求項のいずれか一つ記載の接着テープ(K)。
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