JP2004196698A - 歯磨き剤 - Google Patents

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秀恒 小林
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Abstract

【課題】高いマイナスイオンを口中に含んで迅速かつ効果的に発生させることにより、口臭予防や、歯垢や煙草ヤニ等の沈着物の排除を十分かつ効果的に行うことができると共に、農作物に付着した除草剤や殺虫剤等が口中に入り込むことによるアトピー性皮膚炎等を予防する抗菌作用を発揮する歯磨き剤を提供することである。
【解決手段】貴陽石の粉末が、成分として配合されていることを特徴とする歯磨き剤であって、前記貴陽石が、2.0〜15.0μmであり、成分として1.5〜10.0重量%配合されている歯磨き剤である。
【選択図】なし。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、貴陽石の粉末が成分として含有されている歯磨き剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、歯磨き剤は、潤滑剤、発泡剤、粘結剤、研磨剤、香味剤、薬剤、pH調製剤、精製水等を成分として、これらを混合して構成されることが知られている。
【0003】
潤滑剤は、歯磨き剤に湿り気を与えるためのものであり、グリセリンやソルビット等が用いられる。発泡剤は、口中に歯磨き剤を拡散させるためのもので、ラウリル酸ナトリウム等が用いられる。粘結剤は、歯磨き剤中の粉と液体とを分離させないようにするためのものであり、アルギン酸ナトリウム、CMC等のカルボキシメチルセルロース等が用いられる。研磨剤は、歯への沈着物を取り除くものであり、粉体の内部に細孔を多数有する珪素酸アルミニウム、ハイドロキシアバタイト等が使用される。香味剤は、口中に爽快感を与えるためのものであり、ペパーミントやハッカ油、その他合成香料などが使用される。薬剤は、虫歯や歯周病などを予防するためのものであり、洗浄剤、殺菌剤、消炎剤などのほか、酵素剤が用いられることもある。pH調製剤は、歯のエナメル質への補給するために歯磨き剤を特定のアルカリ性pH値に調整するために配合され、炭酸カルシウム等が用いられる。精製水は、歯磨き剤に水分を与えるためのものである。
【0004】
従来の歯磨き剤には、上記した成分のほか、真珠岩や松脂岩、トルマリン(電気石)などの、マイナスイオンを発生するある種の鉱物類を配合したものもある。
【0005】
このマイナスイオンを発生するある種の鉱物類を配合した歯磨き剤によれば、マイナスイオンの作用により、その抗酸化作用により口臭予防や、歯を軽くブラッシングするだけで、歯のエナメル質を傷つけることなく、歯に付着した歯垢や煙草ヤニ等の沈着物を効率よく取り除くことができること、さらに、歯茎の細胞を活性化することにより、歯茎の血行をよくして歯周病をも予防できる抗菌作用を発揮することも知られている(特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−152216号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記した従来のマイナスイオンを発生する鉱物を含む歯磨き剤は、研磨剤による研磨作用と比較して、歯のエナメル質を傷つけることなく歯磨きを行うことができる点で優れている。しかし、真珠岩や松脂岩、トルマリン(電気石)などの鉱物類を歯磨き剤の成分として配合しただけでは、歯磨き剤への配合できる量的限界から、いずれの鉱物も、発生するマイナスイオン量が少なく、歯垢や煙草ヤニ等の汚れを取り除いたり、歯周病を予防するために歯茎の血行をよくするには、なおも不十分である。
【0008】
そこで、本発明は、高いマイナスイオンを口中に迅速かつ効果的に発生させることにより、口臭予防や、歯垢や煙草ヤニ等の沈着物の排除を十分に行うことができると共に、農作物に付着した除草剤や殺虫剤等が口中に入り込むことによるアトピー性皮膚炎等を予防する抗菌作用を発揮する歯磨き剤を提供することを目的とした。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本発明の歯磨き剤は、貴陽石の粉末が、成分として配合されていることを特徴とする。
【0010】
本発明の歯磨き剤に配合される貴陽石は、地球の地殻変動の際に、400℃以上の高温熱水にさらされて形成された従来既知の鉱物である。この貴陽石は、特定の種類の鉱物素材で組成されていることは必ずしも要件でないが、例えば、無水珪素のほか、酸化アルミニウム、酸化鉄等のマイナスイオン発生に富む鉱物材料を含んでいることが好ましい。
【0011】
本発明における貴陽石は、特に限定されないが、2.0〜15.0μmの微粉末(パウダー)に粉砕したものであることが好ましい。この範囲の大きさの微粉末であれば、歯磨き剤に含む他の成分と同じ程度の粒度だからである。この貴陽石の粉末は、例えば、ボールミル等で粉砕することにより、1cm3 当たり4800〜24000個のパウダー状の粉末を得ることができる。貴陽石の粉末の粒度がこの範囲より大き過ぎると、ブラッシング時における、貴陽石自体の物理的作用により、歯のエナメル質を傷つけることになる。また、この粒度が前記の範囲より小さ過ぎると、マイナスイオンを有効に発生させることができない。本発明の歯磨き剤において貴陽石は、その粉末をそのまま、あるいはゲル化し、又は液化して他の成分に均一に混合することができる。
【0012】
本発明の歯磨き剤は、貴陽石の粉末を他の歯磨き剤の成分と共に、常温下で混合することによって製造することができる。本発明の歯磨き剤としては、練り歯磨き剤のほか、粉歯磨き剤等とすることができる。
【0013】
この貴陽石の粉末の配合量は0.5〜10.0重量%で配合されているのが好ましい。この粉末体の配合量が0.5重量%未満であると、その発生するマイナスイオンによる効果が不十分となり、また、その配合量が10.0重量%を超える場合は、他の成分との配合の量的関係の限界となる。
【0014】
【実施例】
(試験例1)貴陽石の粉末によるマイナスイオンの発生量
貴陽石をボールミルにより2.0〜15.0μmに粉砕してパウダー状の粉末とした。この貴陽石は、表1に示すような成分元素からなる。
【0015】
【表1】
Figure 2004196698
【0016】
この貴陽石の粉末をイオン交換水に10.0重量%の割合で混合して試験液を得た。予め、イオン交換水の酸化還元電位を測定し、さらに、上記した試験液の酸化還元電位を測定した。ここで、酸化還元電位の測定は、所定量の試験液に白金電極を浸漬して、経時による電位差を読み取った。この結果、酸化還元電位から見出された電位差は、イオン交換水では20分後に+71mvであったのに対し、試験液においては、イオン交換水との混合時から20分後に−52mvであった。すなわち、貴陽石は、水溶液中で容易かつ迅速にマイナスイオンが発生し、電気的にプラスイオン状態にある水道水をマイナスイオン状態に変換することができることが判る。
【0017】
(試験例2)従来既知の鉱物材料(トルマリン粉末、炭酸カルシウム、無水ケイ酸およびヒドロキシアパタイト)を用いて酸化還元電位を測定した。これらの鉱物原料をイオン交換水に10.0重量%で混合して試験液を調整し、それぞれの試験液の経時による酸化還元電位を測定し、個々の電位差を見出したものを図1に示した。
【0018】
図1の結果から、貴陽石の粉末による酸化還元電位に基づくマイナスイオンの発生量は、従来の鉱物材料による場合と比較して,極めて高いことが分かる。すなわち、貴陽石の粉末によるマイナスイオンの発生量は、一般に高いマイナスイオンの発生が認められているトルマリンの粉末による場合と比較しても、格段に高いことが判る。
【0019】
(実施例1、2)貴陽石の粉末としては、表1に示すものを使用し、表2に示す成分及び配合量で配合した練り歯磨き剤をそれぞれ作成し、これらを実施例1及び2の試料とした。また、実施例1の試料に、さらにヒドロキシアパタイトを配合し実施例2の試料とした。
【0020】
【表2】
Figure 2004196698
【0021】
(比較例1)比較例2における歯磨き剤の成分について、貴陽石の粉末に代えて、トリマリン粉末を配合したものを比較例1の試料とし、表3に示す。
【0022】
【表3】
Figure 2004196698
【0023】
上記した各試料について、それぞれ次のテストを行った。試料10gを量りとり、イオン交換水で全量を100mL攪拌溶解した。その溶解から20分経過後に、水溶液の酸化還元電位を測定した。この測定により見出された電位差を表4に示した。次いで、男女それぞれ10名の合計20名を選び、朝、昼及び夕の食事後の1日3回歯磨きを行なわせた。この歯磨き操作を20日間つづけた後、歯磨き具合を、大変きれいになったとき、きれいであるとき、普通のとき、及びきれいにならないときのいずれの区分に該当するかを調べ、その人数を表4に示した。また、この抗菌化作用により、口臭の防止作用が、特に大きい、大きい、普通、及び小さいとする、いずれかの区分の人数を表4に示した。
【0024】
【表4】
Figure 2004196698
【0025】
表4の結果から、実施例1、2の試料の水容液については、比較例1との対比において、生じる酸化還元電位は格段に大きい。すなわち、本発明の歯磨き剤によれば、それを口中の酸化還元電位差から、大量のマイナスイオンが口内に生じていることが分かる。また、このマイナスイオンによる抗酸化作用により、口臭の防止作用が、比較例1の試料による場合と比べ、特に大きい人が多くなっていることから、実施例1、2の試料による場合には、口臭の防止作用が有効に発揮していることが分かる。
【0026】
実施例1、2による歯磨き具合については、比較例1の試料による場合と比べて大変優れていることが分かる。すなわち、実施例1、2の試料による歯磨き度合は、比較例1の試料による場合との比べて、大変きれいなる割合が多い。この歯磨き度合が高いのは、生じたマイナスイオン量が比較例1の試料による場合と比べて格段に大きいことに基づくものである。
【0027】
このように、実施例1、2の歯磨き剤において発生するマイナスイオン量によれば、従来の歯磨き剤によるものと比較して、歯磨き度合について格段に優れている。すなわち、本発明の歯磨き剤におけるマイナスイオンによれば、歯への付着物をより効果的に取り除くことができると共に、活性酸素種の強い酸化力を効果的に消滅させることができる。これより、活性酸素の強い抗菌力を効果的に発揮することが分かる。
【0028】
表4の結果における、実施例1の試料と実施例2の試料との対比において、その歯磨き度合の結果に違いが少ないことから、貴陽石の粉末に基づくマイナスイオンによれば、研磨剤としてのハイドロキシアパタイトに匹敵する作用も発揮していることが分かる。
【0029】
【発明の効果】
上述したように本発明の歯磨き剤は構成されているから、次のような効果を発揮する。本発明の歯磨き剤は、貴陽石の粉末を配合して歯磨き剤を構成したから、歯磨き操作に際し、より大量のマイナスイオンが迅速に口中に生じさせることができる。これにより、歯への付着物をより容易に取り除くことができると共に、口内を洗浄することができる。また、生じたマイナスイオンにより、口内臭気の防臭や活性酸素種の強い酸化力を効果的に消滅させることができる。このように、本発明の歯磨き剤によれば、従来の歯磨き剤はなし得なかった作用、効果が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の歯磨き剤における貴陽石の粉末により生じる酸化還元電位の電位差の経時変化を示すグラフである。
【符号の説明】
a 貴陽石の粉末による酸化還元電位
b トルマリンの粉末による酸化還元電位
c 炭酸カルシウムによる酸化還元電位
d 無水ケイ酸による酸化還元電位
e ヒドロキシアパタイト
f イオン交換水

Claims (2)

  1. 貴陽石の粉末が、成分として配合されていることを特徴とする歯磨き剤。
  2. 貴陽石が、2.0〜15.0μmの粉末であって、成分として0.5〜10.0重量%配合されている請求項1に記載された歯磨き剤。
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