【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波診断システム及び超音波撮像条件設定方法に係り、特に過去に診断した診断モードや診断条件を容易に読み出し設定することができる超音波診断システム及び超音波撮像条件設定方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
超音波診断の多くは、被検体の同一診断部位に対して複数回診断を行い、経時的な変化を観察する。つまり病変を比較する際には、過去に診断を行なった診断モードや診断条件と同じ設定で診断しなければならない。従来、診断モードや診断条件等はカルテに記載しており、カルテを参考にして診断の度に再度条件設定を行っていた。
【０００３】
公知例として、次の2件がある。まず第一に超音波診断装置の例であり、被検体IDと関連づけて記憶部に保存された診断モードや診断条件を、キーボードからの被検体IDの入力により読み出す手段を備えた超音波診断装置である（特許文献1参照）。
【０００４】
【特許文献１】
特開平7-163557号公報
【０００５】
そして第二に医用画像検査システムの例であり、診断モードや診断条件や診断画像を、関連して保管・管理する機能を備えた医用画像検査システムである（特許文献2参照）。
【０００６】
【特許文献２】
特開平9-81646号公報
【０００７】
【発明が解決しようとしている課題】
しかしながら、第一の公知例では前回の診断モードや診断条件を読み出す際に、被検体IDをキーボードから入力をする必要があった。被検体が多数の場合、決められた短い診断時間内で、一人一人前回の診断モードや診断条件を、カルテを見ながら入力するのは手間がかかった。また、第二の公知例は、診断の予約管理を行なうシステムではないため、管理装置側と診断装置側で、当日に診断を行う被検体の診断リストや診断の進行状況を、リアルタイムに共有することはできなかった。
【０００８】
本発明の第1の目的は、被検体の過去の診断モードや診断条件を、容易に読み出し設定することができる超音波診断システム及び超音波撮像条件設定方法を提供することである。
【０００９】
本発明の第2の目的は、各超音波診断装置における当日の診断リストと診断の進行状況を、病院内の管理装置側と診断装置側で共有して把握できる超音波診断システムを提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、被検体に対し超音波を送受信し得られたエコー信号に基いて超音波画像を表示する手段と、前記被検体が過去に診断した時の診断モードや診断条件、診断画像を含む診断情報を記憶する記憶手段とを備えた超音波診断装置と、診断の予約がされている被検体の診断リストを作成する手段を備えたコンピュータと、前記超音波診断装置と前記コンピュータを接続する通信手段とから成る超音波診断システムにおいて、前記診断リストを前記超音波診断装置に表示させ、1つの被検体を選択する手段と、該選択された被検体の前記診断情報を読み出す手段とを備えたことを特徴とする超音波診断システムによって達成される。
【００１１】
また、前記被検体の診断に要した時間を計測する手段を備え、前記時間を前記コンピュータ或いは前記超音波診断装置の前記診断リスト上に表示させることを特徴とする請求項1記載の超音波診断システムによって達成される。
【００１２】
また、被検体に対し超音波を送受信し得られたエコー信号に基いて超音波画像を表示する手段と、前記被検体が過去に診断した時の診断モードや診断条件、診断画像を含む診断情報を記憶する記憶手段とを備えた超音波診断装置と、診断の予約がされている被検体の診断リストを作成する手段を備えたコンピュータと、前記超音波診断装置と前記コンピュータを接続する通信手段とから成る超音波診断システムの超音波撮像条件設定方法において、前記診断リストを前記超音波診断装置に表示させるステップと、1つの被検体を選択するステップと、該選択された被検体の前記診断情報を読み出すステップと、前記診断情報に基づいて診断モードや診断条件を設定するステップとを含むことを特徴とする超音波撮像条件設定方法によって達成される。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面により詳細に説明する。
まず、本発明において適用される超音波診断装置の構成を図1に示す。図1において、1は超音波を生成する送信部、2は超音波の送受信の切り替えを行う送受分離部、3は被検体に対して超音波を照射する探触子、4は被検体より反射されたエコー信号を受信する受信部、5は受信された信号の超音波白黒画像処理やカラーマッピング処理を行う信号処理部、6は前記処理された信号を画像データに変換するデジタルスキャンコンバータ（以下、DSCと呼ぶ。）部、7は前記画像データを表示する表示部、8は超音波診断装置の操作卓であるキーボード、9は超音波診断装置全体を制御する制御部である。更に10と11は、被検体の過去の診断モードや診断条件や診断画像を被検体IDと関連づけて保存するための、被検体情報記憶回路と記憶部である。また、13は後述する予約管理センターにおいて作成した診断リストを表示部7に表示するためのソフトウエアを制御するソフトウエア制御部、14は各被検体の診断に要した時間を計測するためのカウンタ部である。
【００１４】
次に、本発明の実施形態において適用される前記超音波診断装置と、同一病院内に設置した予約管理センター内の端末とを通信ケーブルによって接続して構成した超音波診断システムの図を、図2に示す。図2において、左側は予約管理センターであり、ワークステーション（以下、WSと略称する）やパーソナルコンピュータ（以下、PCと略称する）等の端末15を設置した。右側は診察室であり、超音波診断装置16を設置した。端末15と超音波診断装置16は、例えばローカルエリアネットワーク（以下、LANと略称する）等の通信ケーブル17によって接続されている。超音波診断装置16の操作卓は、診断リストと診断画像の画面を切り替えるための表示切り替えボタン18、診断リストからカーソルにより被検体を選択するためのトラックボール19、診断モード・診断条件入力ボタン20、超音波送信のON、OFFを制御するためのフリーズボタン21、診断の途中あるいは終了した際に、診断モードや診断条件、診断画像を被検体IDと関連づけて記憶部11へ書き込むための書き込みボタン22、各被検体の診断の終了を入力するための診断終了ボタン23等より構成した。
【００１５】
当日に診断する被検体の診断リストは、予約管理センターにおいて作成する。このリストは、被検体ID、氏名、性別、年齢、診断部位、参考診断時間、実診断時間を表示するものである。ここで、参考診断時間とは、一日の診断可能な時間を予定診断被検体数で割った値であり、被検体一人あたりの診断時間の目安となるものである。これに対して実診断時間とは、各々の被検体の診断において要した時間であり、後述するカウンタ部14によって計測するものである。本発明の実施形態では、作成した診断リストは、通信ケーブル17を介して超音波診断装置側に表示する。予約管理センターにおいて診断リストに変更がある場合には、随時最新のリストを超音波診断装置に提供する。
【００１６】
診断リストの表示例を図3の24に示す。太線で囲ったカーソル25は、これから診断する被検体を選択するためのものである。このカーソル25を合せることによって、操作者はIDマニュアル入力をする必要なく、容易に診断する被検体の選択を行うことができる。被検体が初診である場合には、診断リスト24上には、被検体ID、氏名、性別、年齢のみが表示されているが、被検体が2回目以降の診断である場合には、被検体情報記憶回路10により被検体のIDを照合することによって、記憶部11内に記憶されている過去の診断時の診断部位を表示でき、更に診断モードや診断条件を読み出すことができる。また、診断が終了した際には、過去に診断を行った際の診断画像を読み出し、1つの画面上にいくつかを並べて、当日の画像と比較することもできる。
【００１７】
更に超音波診断装置の表示切り替えボタン18を用いることにより、画面表示を診断リスト24から診断画像に切り替えることができる。診断画像の画面の例を図4の26に示す。画面左上側に、被検体ID、氏名、診断部位を表示する。また、画面左下に、診断モードや診断条件を表示する。被検体が初診である場合には、最初無記入であり診断モード・診断条件入力ボタン20により入力するが、被検体が2回目以降の診断である場合には、前回の診断時における診断モードや診断条件が自動的に設定される。また、画面右下に、カウンタ部14により計測した時間を単位を（時：分）として表示する。カウンタ部14は、診断開始時、フリーズボタン21を解除して超音波を被検体に照射してから、診断終了時、診断終了ボタン23を押すまでの実診断時間を計測する。実診断時間は、診断リスト24に付加され、更に通信ケーブル17を介して予約管理センターの端末15上の診断リスト24においても表示される。
【００１８】
次に、本発明の実施形態における超音波診断装置の診断手順例を、図5を用い説明する。
（ステップ１）
予約管理センター内の端末15において作成された、診断日当日の診断リスト24（図3）を超音波診断装置の画面に表示する。診断リスト24は、ソフトウェア制御部13の制御により、DSC部6等を介して表示部7へ表示される。予約管理センターにおいて作成された診断リストに変更がある場合には、随時最新のリストが超音波診断装置に提供される。
【００１９】
（ステップ２）
診断リスト24上でカーソル25を合せることにより、これから診断する被検体を選択する。
【００２０】
（ステップ３）
選択した被検体が初診である場合と2回目以降である場合とで、場合分けをする。初診である場合は（ステップ4）へ、2回目以降である場合は（ステップ6）へ移る。
【００２１】
（ステップ４）
表示切り替えボタン18を用い、画面の表示を診断リスト22から診断画像26に切り替える。
【００２２】
（ステップ５）
（ステップ2）で選択した被検体が初診である場合には、診断画像25においては画面上の診断モードや診断条件欄は無記入であるので、診断モード・診断条件入力ボタン20を用い入力する。
【００２３】
（ステップ６）
表示切り替えボタン18を用い、画面の表示を診断リスト24から診断画像26に切り替える。（ステップ2）で選択した被検体が2回目以降である場合には、過去に診断を行った際の診断モードや診断条件が、被検体情報記憶回路10を用い、記憶部11より読み出され、自動設定される。（前回と違う診断モードや診断条件で診断を行う場合には、診断モード・診断条件入力ボタン20を用い再入力する。）
【００２４】
（ステップ７）
フリーズボタン21を解除することにより、探触子から超音波が送信され診断が開始される。同時に連動して制御されているカウンタ部14が、診断に要した時間を計測するためにカウントを始める。
【００２５】
（ステップ８）
診断の途中に診断条件を変える等の理由で超音波の送信を止める時は、フリーズボタン21を押し、診断を中止する。その時も、カウンタ部14でのカウントはストップしない。
【００２６】
（ステップ９）
診断の途中あるいは終了した際に、診断画像を保存したい場合には、書き込みボタン22を押すことにより、被検体ID等と関連づけて、被検体情報記憶回路10を用い記憶部11に記憶する。同時に診断した際の診断モードや診断条件も記憶する。
（ステップ１０）
各被検体のすべての診断が終了すると、診断終了ボタン23を押す。このことによって、カウンタ部14のカウントが中止され、実診断時間を記憶する。
【００２７】
（ステップ１１）
表示切り替えボタン18を押すと、再び診断リスト22が画面上に表示する。その際に、カウンタ部で計測した実診断時間がリスト上に付加される。この時間は、通信ケーブル17を介して予約管理センターの端末15に表示した診断リスト上でも見ることができる。
【００２８】
（ステップ１２）
診断した被検体が初診である場合と2回目以降である場合とで、場合分けをする。初診である場合は（エンド）へ、2回目以降である場合は（ステップ13）へ移る。
【００２９】
（ステップ１３）
診断した被検体が2回目以降である場合には1つの画面上に、過去に被検体を診断した際に保存されていた画像と当日の画像とを並べることにより、比較することもできる。
【００３０】
以上のように、本発明では超音波診断装置と、同一病院内に設置された予約管理センター内の端末とを通信ケーブルで接続した超音波診断システムにおいて、予約管理センターの端末において作成した診断リストをリアルタイムに超音波診断装置の画面上で表示できるようにしたので、最新の診断リストを超音波診断装置側で得ることが可能となり、その診断リストからカーソルを用いることによって被検体を選択できるので、容易に過去に診断を行なった際の診断モードや診断条件、診断画像を読み出すことが可能となった。
【００３１】
さらに本発明では、超音波診断装置内に設置されたカウンタ部によって、各被検体の実診断時間を計測できるようにし、その時間を予約管理センターの端末でも表示できるようにしたので、予約管理センター側でも各超音波診断装置における被検体診断の進行状況を把握することが可能となった。
【００３２】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種種に変形して実施できるものである。
【００３３】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明によれば、被検体の過去の診断モードや診断条件を容易に読み出すことができる。また、各超音波診断装置における当日の診断リストと診断の進行状況を、病院内の管理装置側と診断装置側で共有して把握できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態における超音波診断装置の構成図。
【図２】本発明の実施形態における予約管理センター内の端末と、診察室内の超音波診断装置を接続した超音波診断システムの図。
【図３】本発明の実施形態における診断リストの表示図。
【図４】本発明の実施形態における診断画像の表示図。
【図５】本発明の実施形態における超音波診断装置を用いた診断手順を示す図。
【符号の説明】
１３…ソフトウエア制御部
１４…カウンタ部
１８…表示切り替えボタン
２３…診断終了ボタン
２４…診断リスト
２５…カーソル[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an ultrasonic diagnostic system and an ultrasonic imaging condition setting method, and more particularly, to an ultrasonic diagnostic system and an ultrasonic imaging condition setting method capable of easily reading and setting a diagnosis mode and a diagnosis condition diagnosed in the past.
[0002]
[Prior art]
In many ultrasonic diagnoses, the same diagnosis site of a subject is diagnosed a plurality of times, and changes over time are observed. In other words, when comparing the lesions, the diagnosis must be made in the same setting as the diagnosis mode or diagnosis condition used in the past. Conventionally, the diagnosis mode, the diagnosis condition, and the like are described in a medical chart, and the condition is set again each time a diagnosis is performed with reference to the medical chart.
[0003]
There are the following two known examples. First, an example of an ultrasonic diagnostic apparatus is provided, which includes means for reading a diagnostic mode and a diagnostic condition stored in a storage unit in association with an object ID by inputting an object ID from a keyboard. (See Patent Document 1).
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-7-163557
The second is an example of a medical image inspection system, which is a medical image inspection system having a function of storing and managing diagnostic modes, diagnostic conditions, and diagnostic images in a related manner (see Patent Document 2).
[0006]
[Patent Document 2]
JP 9-81646 A
[Problems to be solved by the invention]
However, in the first known example, it is necessary to input the subject ID from the keyboard when reading the previous diagnosis mode or diagnosis condition. In the case of a large number of subjects, it is troublesome to input the previous diagnostic mode and the diagnostic conditions while viewing the medical chart within a predetermined short diagnostic time. Further, since the second known example is not a system for performing appointment management of a diagnosis, the management device side and the diagnosis device side share a diagnosis list and a diagnosis progress of a subject to be diagnosed on the day in real time. I couldn't do that.
[0008]
A first object of the present invention is to provide an ultrasonic diagnostic system and an ultrasonic imaging condition setting method capable of easily reading and setting past diagnostic modes and diagnostic conditions of a subject.
[0009]
A second object of the present invention is to provide an ultrasonic diagnostic system capable of grasping the diagnosis list and the progress of the diagnosis of each ultrasonic diagnostic apparatus on the day on a management apparatus side and a diagnostic apparatus side in a hospital in a shared manner. It is.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The above object includes means for displaying an ultrasonic image based on an echo signal obtained by transmitting and receiving an ultrasonic wave to and from a subject, and a diagnostic mode and a diagnostic condition when the subject has diagnosed in the past, including a diagnostic image. An ultrasonic diagnostic apparatus having storage means for storing diagnostic information, a computer having means for creating a diagnosis list of a subject for which diagnosis is reserved, and connecting the ultrasonic diagnostic apparatus to the computer In an ultrasonic diagnostic system comprising communication means, the ultrasonic diagnostic apparatus displays the diagnostic list, includes means for selecting one subject, and means for reading the diagnostic information of the selected subject. This is achieved by an ultrasonic diagnostic system.
[0011]
2. The ultrasonic diagnostic apparatus according to claim 1, further comprising means for measuring a time required for the diagnosis of the subject, and displaying the time on the diagnosis list of the computer or the ultrasonic diagnostic apparatus. Achieved by the system.
[0012]
A means for displaying an ultrasonic image based on an echo signal obtained by transmitting and receiving an ultrasonic wave to and from a subject; and a diagnostic mode and a diagnostic condition when the subject has been diagnosed in the past, and diagnostic information including a diagnostic image. Ultrasonic diagnostic apparatus comprising: a storage unit for storing the diagnostic information; a computer comprising: a unit for creating a diagnosis list of a subject for which a diagnosis is reserved; and a communication unit for connecting the ultrasonic diagnostic apparatus to the computer. An ultrasonic imaging condition setting method for an ultrasonic diagnostic system, comprising the steps of: displaying the diagnosis list on the ultrasonic diagnostic apparatus; selecting one subject; and performing the diagnosis on the selected subject. The step of reading information and the step of setting a diagnostic mode and a diagnostic condition based on the diagnostic information. It is.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
First, the configuration of an ultrasonic diagnostic apparatus applied in the present invention is shown in FIG. In FIG. 1, 1 is a transmission unit that generates ultrasonic waves, 2 is a transmission / reception separation unit that switches transmission and reception of ultrasonic waves, 3 is a probe that irradiates ultrasonic waves to the object, and 4 is a reflection from the object. A receiving unit for receiving the received echo signal; a signal processing unit for performing ultrasonic black-and-white image processing and color mapping of the received signal; and a digital scan converter (hereinafter referred to as 6) for converting the processed signal into image data. , DSC)), a display unit 7 for displaying the image data, a keyboard 8 as an operation console of the ultrasonic diagnostic apparatus, and a control unit 9 for controlling the entire ultrasonic diagnostic apparatus. Further, reference numerals 10 and 11 denote a subject information storage circuit and a storage unit for storing past diagnostic modes, diagnostic conditions, and diagnostic images of the subject in association with the subject ID. Reference numeral 13 denotes a software control unit that controls software for displaying a diagnosis list created by the reservation management center, which will be described later, on the display unit 7, and 14 denotes a counter that measures the time required for diagnosis of each subject. Department.
[0014]
Next, a diagram of an ultrasonic diagnostic system configured by connecting the ultrasonic diagnostic apparatus applied in the embodiment of the present invention and a terminal in a reservation management center installed in the same hospital by a communication cable, See Figure 2. In FIG. 2, the left side is a reservation management center, on which terminals 15 such as a workstation (hereinafter abbreviated as WS) and a personal computer (hereinafter abbreviated as PC) are installed. The right side is the examination room, where the ultrasonic diagnostic equipment 16 was installed. The terminal 15 and the ultrasonic diagnostic apparatus 16 are connected by a communication cable 17 such as a local area network (hereinafter abbreviated as LAN). The console of the ultrasonic diagnostic apparatus 16 includes a display switching button 18 for switching between a diagnostic list and a diagnostic image screen, a trackball 19 for selecting a subject from the diagnostic list with a cursor, and a diagnostic mode / diagnostic condition input button 20. A freeze button 21 for controlling ON / OFF of ultrasonic transmission, a write button for writing a diagnostic mode, a diagnostic condition, and a diagnostic image to the storage unit 11 in association with a subject ID during or during diagnosis. 22, a diagnosis end button 23 for inputting the end of diagnosis of each subject.
[0015]
The diagnosis list of the subject to be diagnosed on the day is created at the reservation management center. This list displays the subject ID, name, gender, age, diagnosis site, reference diagnosis time, and actual diagnosis time. Here, the reference diagnosis time is a value obtained by dividing a day's diagnosable time by the number of scheduled diagnosis subjects, and is a standard of the diagnosis time per subject. On the other hand, the actual diagnosis time is the time required for the diagnosis of each subject, and is measured by the counter unit 14 described later. In the embodiment of the present invention, the created diagnosis list is displayed on the ultrasonic diagnostic apparatus side via the communication cable 17. When there is a change in the diagnosis list in the reservation management center, the latest list is provided to the ultrasonic diagnostic apparatus at any time.
[0016]
A display example of the diagnosis list is shown at 24 in FIG. A cursor 25 surrounded by a bold line is used to select a subject to be diagnosed. By aligning the cursor 25, the operator can easily select a subject to be diagnosed without having to manually input an ID. If the subject is a first-time visit, only the subject ID, name, gender, and age are displayed on the diagnosis list 24, but if the subject is a second or subsequent diagnosis, the subject By collating the ID of the subject with the information storage circuit 10, the diagnosis site stored in the storage unit 11 at the time of the past diagnosis can be displayed, and the diagnosis mode and the diagnosis conditions can be read. When the diagnosis has been completed, it is also possible to read out the diagnostic images obtained when the diagnosis was made in the past, arrange some of them on one screen, and compare them with the images of the day.
[0017]
Further, the screen display can be switched from the diagnostic list 24 to the diagnostic image by using the display switching button 18 of the ultrasonic diagnostic apparatus. An example of a diagnostic image screen is shown in FIG. The subject ID, name, and diagnosis site are displayed on the upper left of the screen. In addition, a diagnosis mode and a diagnosis condition are displayed at the lower left of the screen. If the subject is the first consultation, it is initially blank and entered using the diagnostic mode / diagnosis condition input button 20, but if the subject is the second or subsequent diagnosis, the diagnostic mode and the diagnostic mode in the previous diagnosis are used. The diagnostic conditions are set automatically. In addition, the time measured by the counter unit 14 is displayed as a unit (hour: minute) at the lower right of the screen. The counter unit 14 measures the actual diagnosis time from when the freeze button 21 is released to irradiate the subject with ultrasonic waves at the start of the diagnosis to when the diagnosis end button 23 is pressed at the end of the diagnosis. The actual diagnosis time is added to the diagnosis list 24, and is also displayed in the diagnosis list 24 on the terminal 15 of the reservation management center via the communication cable 17.
[0018]
Next, an example of a diagnostic procedure of the ultrasonic diagnostic apparatus according to the embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
(Step 1)
The diagnosis list 24 (FIG. 3) on the day of the diagnosis created on the terminal 15 in the reservation management center is displayed on the screen of the ultrasonic diagnostic apparatus. The diagnosis list 24 is displayed on the display unit 7 via the DSC unit 6 and the like under the control of the software control unit 13. When there is a change in the diagnosis list created by the reservation management center, the latest list is provided to the ultrasonic diagnostic apparatus as needed.
[0019]
(Step 2)
By positioning the cursor 25 on the diagnosis list 24, a subject to be diagnosed is selected.
[0020]
(Step 3)
The case is divided depending on whether the selected subject is the first consultation or the case of the second and subsequent times. If it is the first consultation, go to (Step 4), and if it is the second or later visit, go to (Step 6).
[0021]
(Step 4)
Using the display switching button 18, the screen display is switched from the diagnosis list 22 to the diagnosis image 26.
[0022]
(Step 5)
When the subject selected in (Step 2) is the first consultation, the diagnostic mode and the diagnostic condition column on the screen are blank in the diagnostic image 25, and thus are input using the diagnostic mode / diagnostic condition input button 20. .
[0023]
(Step 6)
Using the display switching button 18, the screen display is switched from the diagnostic list 24 to the diagnostic image 26. If the subject selected in (Step 2) is the second time or later, the diagnostic mode and the diagnostic conditions at the time of performing the diagnosis in the past are read out from the storage unit 11 using the subject information storage circuit 10. , Automatically set. (If the diagnosis is to be performed in a different diagnosis mode or diagnosis condition from the previous time, re-input is performed using the diagnosis mode / diagnosis condition input button 20.)
[0024]
(Step 7)
When the freeze button 21 is released, the ultrasound is transmitted from the probe and the diagnosis is started. At the same time, the counter unit 14, which is controlled in conjunction, starts counting to measure the time required for diagnosis.
[0025]
(Step 8)
When the transmission of the ultrasonic wave is stopped for the reason such as changing the diagnosis condition during the diagnosis, the freeze button 21 is pressed to stop the diagnosis. At that time, the counting by the counter section 14 is not stopped.
[0026]
(Step 9)
If the user wishes to save the diagnostic image during or after the diagnosis, the user presses the write button 22 to store the diagnostic image in the storage unit 11 using the subject information storage circuit 10 in association with the subject ID and the like. At the same time, a diagnosis mode and a diagnosis condition at the time of diagnosis are also stored.
(Step 10)
When all the diagnoses of each subject are completed, the diagnosis end button 23 is pressed. As a result, the counting of the counter unit 14 is stopped, and the actual diagnosis time is stored.
[0027]
(Step 11)
When the display switching button 18 is pressed, the diagnosis list 22 is displayed on the screen again. At this time, the actual diagnosis time measured by the counter unit is added to the list. This time can also be viewed on the diagnosis list displayed on the terminal 15 of the reservation management center via the communication cable 17.
[0028]
(Step 12)
The cases are classified depending on whether the diagnosed subject is the first consultation or the second and subsequent times. If it is the first consultation, go to (End), and if it is the second or later time, go to (Step 13).
[0029]
(Step 13)
If the diagnosed subject is the second time or later, the images stored when the subject was diagnosed in the past and the images of the day can be compared on a single screen.
[0030]
As described above, in the present invention, in the ultrasonic diagnostic system in which the ultrasonic diagnostic apparatus and the terminal in the reservation management center installed in the same hospital are connected by the communication cable, the diagnosis list created in the terminal of the reservation management center Can be displayed on the screen of the ultrasonic diagnostic apparatus in real time, so that the latest diagnostic list can be obtained on the ultrasonic diagnostic apparatus side, and the subject can be selected by using the cursor from the diagnostic list. This makes it possible to easily read out a diagnosis mode, a diagnosis condition, and a diagnosis image when a diagnosis was made in the past.
[0031]
Furthermore, in the present invention, the actual diagnosis time of each subject can be measured by the counter unit installed in the ultrasonic diagnostic apparatus, and the time can be displayed on the terminal of the reservation management center. On the side, it has become possible to grasp the progress of the subject diagnosis in each ultrasonic diagnostic apparatus.
[0032]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be variously modified and implemented without departing from the gist of the present invention.
[0033]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to easily read out a past diagnosis mode and a diagnosis condition of a subject. In addition, the diagnosis list of the day and the progress of the diagnosis in each ultrasonic diagnostic apparatus can be shared and grasped by the management apparatus side and the diagnostic apparatus side in the hospital.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of an ultrasonic diagnostic apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram of an ultrasonic diagnostic system in which a terminal in a reservation management center and an ultrasonic diagnostic apparatus in an examination room are connected according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a display diagram of a diagnosis list according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a display diagram of a diagnostic image according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a diagram showing a diagnostic procedure using the ultrasonic diagnostic apparatus according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
13 Software control unit 14 Counter unit 18 Display switching button 23 Diagnosis end button 24 Diagnosis list 25 Cursor
