JP2004192498A - 医療及び福祉関連情報管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】経営情報の管理に伴う経営戦略の立案と、医療や福祉でのCRM(Customer Relationship Management)の実現とを図ることができるようにする。
【解決手段】医事システム20からの医療に関わる患者情報及び経営情報と、介護システム30からの福祉に関わる利用者情報及び経営情報とが送信されると、管理システム40により管理されているサーバ10により患者情報及び利用者情報から同一人物のマッチングが行われるとともに、医療に関わる患者情報及び経営情報と、福祉に関わる利用者情報及び経営情報とが統合データベース(DB)に登録され統合管理されるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】医事システム20からの医療に関わる患者情報及び経営情報と、介護システム30からの福祉に関わる利用者情報及び経営情報とが送信されると、管理システム40により管理されているサーバ10により患者情報及び利用者情報から同一人物のマッチングが行われるとともに、医療に関わる患者情報及び経営情報と、福祉に関わる利用者情報及び経営情報とが統合データベース(DB)に登録され統合管理されるようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の医療機関や介護施設を有する経営者が、各医療機関や介護施設の患者情報、利用者情報、経営情報をインターネットを利用して効果的に参照及び閲覧することができ、併せて各医療機関や介護施設でそれぞれ個別に登録されている同一人物の情報のマッチングも行うことができる医療及び福祉関連情報管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば複数の介護施設や複数の医療機関を有する経営者は、各医療機関や介護施設で月単位程度毎にまとめられた帳票を元に経営情報を管理している。帳票は、各医療機関や介護施設に導入されているシステムもしくは手集計において患者数、利用者数、収入実績、通院状況、サービス利用状況等の集計により、まとめられたものである。また、帳票は、月単位程度毎に郵送もしくは手渡し等で経営者に提出されている。そして、経営者は、各医療機関や介護施設からの帳票を一つの帳票にまとめるための再集計を行う。
このようなことから、集計結果を得るために長い時間がかかってしまう。また、各医療機関や介護施設でまとめられた帳票が郵送もしくは手渡し等で経営者に提出されることより、事務作業の労力がかかってしまう。しかも、各医療機関や介護施設側で、経営者に提出した経営情報のフィードバックのための仕組みが確立されていない。
【0003】
そこで、特許文献1では、経営情報の集計の事務作業を省くことができる仕組みを提案している。これは、各医療機関や介護施設で月単位程度毎に集計を行っていたものを、経営情報DB(データベース)を活用することにより、法人本部で自動で集計を行うことができるようにしたものである。また、各医療機関や介護施設で月単位毎に集計を行ったものを、インターネットを介して送信することにより、経営情報DBが構築可能となり、集計結果を郵送したり担当者が法人本部に持参したりする手間が削減されるようにしたものである。また、経営情報を、法人本部、各医療機関、各介護施設でインターネットを介し、参照することにより、正確な経営判断を迅速に下すことができるようにしたものである。
【0004】
【特許文献1】
特願2002−181407
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した特許文献1では、医療機関を利用した場合に割り当てられる患者番号と、介護施設を利用した場合に割り当てられる利用者番号とが違うと、同一人物であっても違う人物として扱われてしまう。そのため、各医療機関や介護施設の患者情報や利用者情報がそれぞれ個別に管理されてしまうことになり、トータルサービス向上が阻害されたり、医療事故防止や事務の煩雑さが軽減されない等の問題がある。このようなことから、経営情報の管理に併せて、医療や福祉でのCRM(Customer Relationship Management)を実現することができるシステムの構築が望まれていた。
【0006】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、経営情報の管理に伴う経営戦略の立案と、医療や福祉でのCRM(Customer Relationship Management)の実現とを図ることができる医療及び福祉関連情報管理システムを提供することができるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の医療及び福祉関連情報管理システムは、サーバと、このサーバに対し通信ネットワークを介して接続された医事システム、介護システム及び管理システムとを備える医療及び福祉関連情報管理システムであって、サーバは、医事システムからの医療に関わる患者情報及び経営情報と、介護システムからの福祉に関わる利用者情報及び経営情報とを統合管理する統合データベースと、患者情報及び利用者情報から同一人物のマッチングを行う患者・利用者情報マッチング手段とを有し、医事システムは、患者情報及び経営情報を蓄積する医事システムデータベースと、蓄積した患者情報及び経営情報をサーバへ送信する手段と、統合データベースによって統合管理されている患者情報、利用者情報、経営情報を参照する手段とを有し、介護システムは、利用者情報及び経営情報を蓄積する介護システムデータベースと、蓄積した利用者情報及び経営情報をサーバへ送信する手段と、統合データベースによって統合管理されている患者情報、利用者情報、経営情報を参照する手段とを有し、管理システムは、サーバを管理する機能と、統合データベースによって統合管理されている患者情報、利用者情報、経営情報を参照する手段とを有することを特徴とする。
また、サーバは、医事システム及び介護システムからの経営情報を集計する経営情報集計手段と、この経営情報集計手段によって集計された経営情報を統合し、表やグラフで閲覧可能となるように処理する経営情報処理手段と、医事システム及び介護システムからの患者情報及び利用者情報を集計する患者・利用者情報集計手段と、医事システム及び介護システムからの患者情報及び利用者情報の検索依頼に基づき、統合データベースに蓄積されている患者情報及び利用者情報を検索し、その結果を、医事システム及び介護システムに通知する患者・利用者情報検索手段とを有するようにすることもできる。
また、患者・利用者情報マッチング手段は、患者情報に含まれる患者番号、氏名、年齢、住所、連絡先を示す患者属性情報と、利用者情報に含まれる利用者番号、氏名、年齢、住所、連絡先を示す利用者属性情報とから同一人物かどうかのマッチングを行い、同一人物である場合には、患者属性情報と利用者属性情報とを管理番号によりひも付けして統合データベースに登録するようにすることもできる。
本発明の医療及び福祉関連情報管理方法は、サーバと、このサーバに対し通信ネットワークを介して接続された医事システム、介護システム及び管理システムとを備え、医療及び福祉に関わる情報を管理する医療及び福祉関連情報管理方法であって、サーバ側にて、医療に関わる患者情報及び経営情報と、福祉に関わる利用者情報及び経営情報とが統合管理される工程と、患者情報及び利用者情報から同一人物のマッチングが行われる工程と、医事システム側にて、患者情報及び経営情報が蓄積される工程と、蓄積された患者情報及び経営情報が送信される工程と、統合管理されている患者情報、利用者情報、経営情報が参照される工程と、介護システム側にて、利用者情報及び経営情報が蓄積される工程と、蓄積された利用者情報及び経営情報が送信される工程と、統合管理されている患者情報、利用者情報、経営情報が参照される工程と、管理システム側にて、サーバが管理される工程と、統合管理されている患者情報、利用者情報、経営情報が参照される工程とを有することを特徴とする。
また、経営情報が集計される工程と、集計された経営情報が統合され、表やグラフで閲覧可能となるように処理される工程と、患者情報及び利用者情報が集計される工程と、医事システム及び介護システムからの患者情報及び利用者情報の検索依頼に基づき、統合管理されている患者情報及び利用者情報が検索され、その結果が、医事システム及び介護システムに通知される工程とを有するようにすることもできる。
また、患者情報に含まれる患者番号、氏名、年齢、住所、連絡先を示す患者属性情報と、利用者情報に含まれる利用者番号、氏名、年齢、住所、連絡先を示す利用者属性情報とから同一人物かどうかのマッチングが行われる工程と、マッチングにより、同一人物である場合には、患者属性情報と利用者属性情報とが管理番号によりひも付けされて統合管理される工程とを有するようにすることもできる。
本発明に係る医療及び福祉関連情報管理システムにおいては、医事システムからの医療に関わる患者情報及び経営情報と、介護システムからの福祉に関わる利用者情報及び経営情報とが送信されると、管理システムにより管理されているサーバにより患者情報及び利用者情報から同一人物のマッチングが行われるとともに、医療に関わる患者情報及び経営情報と、福祉に関わる利用者情報及び経営情報とが統合データベースに登録され統合管理される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の医療及び福祉関連情報管理システムの一実施の形態を示す図、図2〜図6は、図1の医療及び福祉関連情報管理システムによる医療及び福祉関連情報管理方法を説明するための図である。
図1に示す患者及び経営情報の収集システムは、サーバ10、医事システム20、介護システム30、管理システム40を備え、サーバ10に対し、医事システム20、介護システム30、管理システム40がそれぞれ通信ネットワークを介して接続されている。通信ネットワークとしては、たとえばインターネットやLANを用いることができる。なお、医事システム20及び介護システム30は、複数であってもよい。
【0009】
サーバ10は、医事システム20からの医療に関わる患者情報及び経営情報と介護システム30からの福祉に関わる利用者情報及び経営情報とを統合管理したり、患者情報、利用者情報、経営情報の集計結果を、医事システム20、介護システム30、管理システム40によって参照・閲覧できるようにする機能を有するものであり、これら患者情報、利用者情報、経営情報を蓄積して統合管理する統合データベース(DB)を有している。
また、サーバ10は、経営情報集計手段、経営情報処理手段、患者・利用者情報集計手段、患者・利用者情報マッチング手段、患者・利用者情報検索手段を有している。
経営情報集計手段は、医事システム20及び介護システム30からの経営情報を集計するものである。経営情報処理手段は、経営情報集計手段によって集計された経営情報を統合し、表やグラフで閲覧可能となるように処理するものである。患者・利用者情報集計手段は、医事システム20及び介護システム30からの患者情報及び利用者情報を集計するものである。
【0010】
患者・利用者情報マッチング手段は、患者情報及び利用者情報から同一人物のマッチングを行うものである。また、患者・利用者情報マッチング手段によってマッチングがとられると、図2に示すように、同一人物の患者番号及び利用者番号が管理番号によりひも付け(統一)されて統合データベース(DB)に蓄積される。患者・利用者情報マッチング手段によるマッチングについては、後述する。なお、患者番号は、病院を利用した場合に割り当てられる番号であり、利用者番号は、介護施設を利用した場合に割り当てられる番号である。
患者・利用者情報検索手段は、医事システム20及び介護システム30からの患者情報及び利用者情報の検索依頼に基づき、統合データベースに蓄積されている患者情報及び利用者情報を検索し、その結果を、医事システム20及び介護システム30に通知するものである。
【0011】
医事システム20は、サーバ10に患者情報及び経営情報を送信したり、サーバ10からの患者情報、利用者情報、経営情報を取り込んだりする機能を有している。ここで、患者情報には、患者基本情報が含まれている。患者基本情報には、患者番号、氏名、年齢、住所、連絡先等を示す患者属性情報と、診療日時、診療科名、保険名、担当医師名等を示す処方・既往歴情報とが含まれている。また、経営情報には、収入実績(科毎、保険毎、医師毎等)、患者数(年齢毎、地域毎、保険毎、科毎、医師毎、疾病毎等)、ベッド稼働率、通院状況等が含まれている。また、医事システム20は、後述の図3に示す医事システムデータベース(DB)21を有している。この医事システムデータベース(DB)21には、上述した患者情報及び経営情報が蓄積される。また、医事システム20は、サーバ10からの患者情報、利用者情報、経営情報の集計結果を表示する機能を有している。これにより、サーバ10からの患者情報、利用者情報、経営情報の集計結果を参照又は閲覧することができる。
【0012】
介護システム30は、サーバ10に利用者情報及び経営情報を送信したり、サーバ10から患者情報、利用者情報、経営情報の集計結果を取り込んだりする機能を有している。利用者情報には、利用者番号、氏名、年齢、住所、連絡先等を示す利用者属性情報と、要介護度、保険名、担当名、利用サービス名等を示す介護情報とが含まれている。また、経営情報には、収入実績(サービス毎、要介護度毎、科毎、保険毎等)、利用者数(サービス毎、要介護度毎、年齢毎、地域毎、保険毎、科毎等)、介護サービス利用率、介護サービス利用状況等が含まれている。また、介護システム30は、後述の図3に示す介護システムデータベース(DB)31を有している。この介護システムデータベース(DB)31には、上述した利用者情報及び経営情報が蓄積される。また、介護システム30は、サーバ10からの患者情報、利用者情報、経営情報の集計結果を表示する機能を有している。これにより、サーバ10からの患者情報、利用者情報、経営情報の集計結果を参照又は閲覧することができる。
管理システム40は、サーバ10を管理する機能と、サーバ10の統合データベース(DB)に蓄積されている患者情報、利用者情報、経営情報を参照・閲覧できるようにする機能とを有している。
【0013】
次に、上述したサーバ10による患者情報及び利用者情報からの同一人物のマッチングについて説明する。
まず、図3に示すように、サーバ10に、医事システムデータベース21に蓄積されている患者情報と介護システムデータベース31に蓄積されている利用者情報とがそれぞれ医事システム20及び介護システム30によって送信されると、サーバ10の患者・利用者情報集計手段により、これら患者情報及び利用者情報から上述した患者属性情報及び利用者属性情報が抽出され、患者属性情報データ一覧と利用者属性情報データ一覧とが得られる(ステップ301,302)。ここで、患者属性情報及び利用者属性情報には、新規登録分や変更分が含まれている。
【0014】
次いで、統合データベース(DB)に蓄積されている患者情報及び利用者情報の検索が行われる(ステップ303)。ここでの検索は、患者属性情報データ一覧及び利用者属性情報データ一覧に含まれているデータが統合データベース(DB)に蓄積されているか否かを調べることである。この場合の検索は、患者属性情報データ一覧及び利用者属性情報データ一覧に示されている個々の患者や利用者毎に行われる。また、その検索は、患者番号、利用者番号、氏名、住所等のその他の属性情報に基づいて行われる。
検索の結果、患者属性情報データ一覧及び利用者属性情報データ一覧に示されているいずれかの患者情報及び利用者情報が統合データベース(DB)に蓄積されていない場合、その患者情報及び利用者情報が統合データベース(DB)に新規登録される(ステップ304)。この場合、同一人物の患者番号、利用者番号及び氏名、性別、生年月日、住所等が管理番号によって統一されて統合データベース(DB)に登録される。ここで、患者番号又は利用者番号のいずれか一方がない場合は、そのない方の番号が空欄とされる。
【0015】
これに対し、検索の結果、患者属性情報データ一覧及び利用者属性情報データ一覧に示されているいずれかの患者情報及び利用者情報が統合データベース(DB)に蓄積されていて、患者番号、利用者番号、氏名、住所等のその他の属性情報のいずれかに変更がある場合は、統合データベース(DB)のデータ更新が行われる(ステップ305)。すなわち、患者属性情報データ一覧の中で、たとえばいずれかの人物の患者番号が追加されている場合、同一人物かどうかのメッセージが出され(ステップ306)、同一人物である場合にはデータ更新となる。これにより、管理番号の後の空欄箇所に患者番号が追加される。
また、上述したマッチングは、たとえば図4に示すような画面にて行うことができる。この画面では、上述した病院側の患者属性情報データ一覧と介護施設側の利用者属性情報データ一覧とが表示される。病院側の患者属性情報データ一覧は画面の左側に表示され、介護施設側の利用者属性情報データ一覧は画面の右側に表示される。
【0016】
また、患者の氏名や利用者の氏名は、「あ〜わ」のボタンのいずれかをクリックすることで選択することができる。「あ〜わ」のボタンのいずれかをクリックすると、そのクリックした氏名に対応する患者属性情報や利用者属性情報が表示される。また、画面には、一致判別欄11が設けられているため、その一致判別欄11の内容を確認することで、患者属性情報と利用者属性情報との間での不一致個数を判別することができる。そして、一致判別欄11と患者属性情報と利用者属性情報とを確認し、同一人物である場合には結合ボタン12をクリックすることで、結合処理される。この結合処理は、上述した患者・利用者情報マッチング手段によって行われる。なお、このような画面は、医事システム20、介護システム30、管理システム40のいずれによって表示されるようにしてもよい。
次に、病院側で、新患登録を行う場合の概念について説明すると、図5に示すように、医事システム20に患者検索画面を表示させ、ここで患者Aの患者属性情報を入力すると、医事システムデータベース(DB)21又は統合データベース(DB)から患者Aの患者属性情報が検索され、いずれからも検索できない場合は新患登録画面にて新患登録が行われる(ステップ501〜504)。
【0017】
以上のような処理を具体的に説明すると、図6に示すように、医事システム20に患者検索画面が表示された状態で、患者Aを検索するために、患者Aの患者属性情報のうち、たとえば氏名を入力する(ステップ601)。すると、医事システムデータベース(DB)21に登録されている患者属性情報が検索される(ステップ602)。医事システムデータベース(DB)21に患者Aの患者属性情報が登録されていなければ、インターネットを介して統合データベース(DB)へのアクセスが行われ、統合データベース(DB)から患者Aの患者属性情報が検索される(ステップ603)。
ここで、医事システムデータベース(DB)21及び統合データベース(DB)のいずれにも患者Aの患者属性情報が登録されていなければ、上述したように新患登録画面にて新患登録が行われる。これに対し、医事システムデータベース(DB)21に患者Aの患者属性情報が登録されている場合、医事システムデータベース(DB)21から患者Aの患者属性情報を示すデータが取り込まれる(ステップ605)。また、医事システムデータベース(DB)21に患者Aの患者属性情報が登録されておらず、統合データベース(DB)に患者Aの患者属性情報が登録されている場合、統合データベース(DB)から患者Aの患者属性情報を示すデータが取り込まれる(ステップ605)。そして、患者Aの患者属性情報を確認し、患者Aの患者属性情報に間違いがなければ登録となる(ステップ606)。
【0018】
ここで、医事システムデータベース(DB)21に患者Aの患者属性情報が登録されておらず、統合データベース(DB)に患者Aの患者属性情報が登録されている場合、患者Aの患者属性情報は利用者番号、氏名、年齢、住所、連絡先等となっている。そこで、その患者属性情報に患者番号を入力することで、患者Aの患者属性情報が登録される。この患者Aの患者基本情報は、医事システムデータベース(DB)21に登録されるとともに、上述した患者属性情報データ一覧に含まれることで、マッチングがとられた後、統合データベース(DB)のデータ更新が行われる。なお、ここでは、病院側での新患登録を行う場合について説明したが、介護施設側でも、介護システム30により同様の処理によって新たな利用者の登録を行うことができる。
一方、上述した医事システム20からの収入実績(科毎、保険毎、医師毎等)、患者数(年齢毎、地域毎、保険毎、科毎、医師毎、疾病毎等)、ベッド稼働率、通院状況等の経営情報と、介護システム30からの収入実績(サービス毎、要介護度毎、科毎、保険毎等)、利用者数(サービス毎、要介護度毎、年齢毎、地域毎、保険毎、科毎等)、介護サービス利用率、介護サービス利用状況等の経営情報とがサーバ10に送信されると、サーバ10の経営情報集計手段により、それぞれの経営情報が集計される。その後、経営情報処理手段により、経営情報集計手段によって集計された経営情報が統合され、表やグラフで閲覧可能となるように処理される。このような処理にあっては、市販されている経営分析ソフトを用いるようにしてもよい。このようにして処理された経営情報は、上述した医事システム20、介護システム30、管理システム40によって参照又は閲覧することができる。
【0019】
このように、本実施の形態では、医事システム20からの医療に関わる患者情報及び経営情報と、介護システム30からの福祉に関わる利用者情報及び経営情報とが送信されると、管理システム40により管理されているサーバ10により患者情報及び利用者情報から同一人物のマッチングが行われるとともに、医療に関わる患者情報及び経営情報と、福祉に関わる利用者情報及び経営情報とが統合データベース(DB)に登録され統合管理されるようにした。
これにより、病院を利用する患者の患者情報に含まれる患者番号、氏名、年齢、住所、連絡先を示す患者属性情報と、介護施設を利用する利用者の利用者情報に含まれる利用者番号、氏名、年齢、住所、連絡先を示す利用者属性情報とから同一人物かどうかのマッチングを行い、同一人物である場合には、患者属性情報と利用者属性情報とが管理番号によりひも付けされて統合データベース(DB)に登録され統合管理されるので、病院側又は介護施設側で同一人物かどうかの特定が容易となりCRM(Customer Relationship Management)の実現が可能となる。
また、このようにCRM(Customer Relationship Management)の実現により、病院を利用する患者や介護施設を利用する利用者の囲い込みが可能となるため、同業他社との競争市場で優位なポジショニングを得ることができ、健全な経営を実現するができる。
また、医事システム20からの経営情報と、介護システム30からの経営情報とがサーバ10の統合データベース(DB)に統合管理されるとともに、表やグラフで閲覧可能となるように処理されるため、各病院や介護施設からの個別に出されていた帳票や経営資料が一つの仕組みで参照可能となり、経営戦略の立案に役立てることができる。
つまり、たとえば病院を利用している患者にとっては、介護施設を初めて利用する場合、病院側の患者属性情報が用いられることで、患者は改めて自分の情報を伝えることが不要となる。また、たとえば患者の情報は上述したように、一元管理されているため、初めて介護施設を利用するときでも、先の病院と同じケアを受けることが可能となり、安心感がある。
一方、経営側の立場では、上述したように、患者や利用者の情報が一元管理されているため、個々の患者や利用者に合ったサービスの提供等が容易となる。つまり、個々の患者や利用者に合ったケアを含め、新たな病院や介護施設の紹介がしやすくなる。また、患者や利用者の情報が一元管理されているため、病院や介護施設を受ける対象がどの地域に、何人ぐらいいるか等の把握ができ、患者や利用者を顧客としてとらえることにより、収益をあげることができる。
【0020】
【発明の効果】
以上の如く本発明に係る医療及び福祉関連情報管理システムによれば、経営情報の管理に伴う経営戦略の立案と、医療や福祉でのCRM(Customer Relationship Management)の実現とを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の医療及び福祉関連情報管理システムの一実施の形態を示す図である。
【図2】図1の医療及び福祉関連情報管理システムによる医療及び福祉関連情報管理方法を説明するための図である。
【図3】図1の医療及び福祉関連情報管理システムによる医療及び福祉関連情報管理方法を説明するための図である。
【図4】図1の医療及び福祉関連情報管理システムによる医療及び福祉関連情報管理方法を説明するための図である。
【図5】図1の医療及び福祉関連情報管理システムによる医療及び福祉関連情報管理方法を説明するための図である。
【図6】図1の医療及び福祉関連情報管理システムによる医療及び福祉関連情報管理方法を説明するための図である。
【符号の説明】
10 サーバ
11 一致判別欄
12 結合ボタン
20 医事システム
21 医事システムデータベース(DB)
30 介護システム
31 介護システムデータベース(DB)
40 管理システム
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の医療機関や介護施設を有する経営者が、各医療機関や介護施設の患者情報、利用者情報、経営情報をインターネットを利用して効果的に参照及び閲覧することができ、併せて各医療機関や介護施設でそれぞれ個別に登録されている同一人物の情報のマッチングも行うことができる医療及び福祉関連情報管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば複数の介護施設や複数の医療機関を有する経営者は、各医療機関や介護施設で月単位程度毎にまとめられた帳票を元に経営情報を管理している。帳票は、各医療機関や介護施設に導入されているシステムもしくは手集計において患者数、利用者数、収入実績、通院状況、サービス利用状況等の集計により、まとめられたものである。また、帳票は、月単位程度毎に郵送もしくは手渡し等で経営者に提出されている。そして、経営者は、各医療機関や介護施設からの帳票を一つの帳票にまとめるための再集計を行う。
このようなことから、集計結果を得るために長い時間がかかってしまう。また、各医療機関や介護施設でまとめられた帳票が郵送もしくは手渡し等で経営者に提出されることより、事務作業の労力がかかってしまう。しかも、各医療機関や介護施設側で、経営者に提出した経営情報のフィードバックのための仕組みが確立されていない。
【0003】
そこで、特許文献1では、経営情報の集計の事務作業を省くことができる仕組みを提案している。これは、各医療機関や介護施設で月単位程度毎に集計を行っていたものを、経営情報DB(データベース)を活用することにより、法人本部で自動で集計を行うことができるようにしたものである。また、各医療機関や介護施設で月単位毎に集計を行ったものを、インターネットを介して送信することにより、経営情報DBが構築可能となり、集計結果を郵送したり担当者が法人本部に持参したりする手間が削減されるようにしたものである。また、経営情報を、法人本部、各医療機関、各介護施設でインターネットを介し、参照することにより、正確な経営判断を迅速に下すことができるようにしたものである。
【0004】
【特許文献1】
特願2002−181407
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した特許文献1では、医療機関を利用した場合に割り当てられる患者番号と、介護施設を利用した場合に割り当てられる利用者番号とが違うと、同一人物であっても違う人物として扱われてしまう。そのため、各医療機関や介護施設の患者情報や利用者情報がそれぞれ個別に管理されてしまうことになり、トータルサービス向上が阻害されたり、医療事故防止や事務の煩雑さが軽減されない等の問題がある。このようなことから、経営情報の管理に併せて、医療や福祉でのCRM(Customer Relationship Management)を実現することができるシステムの構築が望まれていた。
【0006】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、経営情報の管理に伴う経営戦略の立案と、医療や福祉でのCRM(Customer Relationship Management)の実現とを図ることができる医療及び福祉関連情報管理システムを提供することができるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の医療及び福祉関連情報管理システムは、サーバと、このサーバに対し通信ネットワークを介して接続された医事システム、介護システム及び管理システムとを備える医療及び福祉関連情報管理システムであって、サーバは、医事システムからの医療に関わる患者情報及び経営情報と、介護システムからの福祉に関わる利用者情報及び経営情報とを統合管理する統合データベースと、患者情報及び利用者情報から同一人物のマッチングを行う患者・利用者情報マッチング手段とを有し、医事システムは、患者情報及び経営情報を蓄積する医事システムデータベースと、蓄積した患者情報及び経営情報をサーバへ送信する手段と、統合データベースによって統合管理されている患者情報、利用者情報、経営情報を参照する手段とを有し、介護システムは、利用者情報及び経営情報を蓄積する介護システムデータベースと、蓄積した利用者情報及び経営情報をサーバへ送信する手段と、統合データベースによって統合管理されている患者情報、利用者情報、経営情報を参照する手段とを有し、管理システムは、サーバを管理する機能と、統合データベースによって統合管理されている患者情報、利用者情報、経営情報を参照する手段とを有することを特徴とする。
また、サーバは、医事システム及び介護システムからの経営情報を集計する経営情報集計手段と、この経営情報集計手段によって集計された経営情報を統合し、表やグラフで閲覧可能となるように処理する経営情報処理手段と、医事システム及び介護システムからの患者情報及び利用者情報を集計する患者・利用者情報集計手段と、医事システム及び介護システムからの患者情報及び利用者情報の検索依頼に基づき、統合データベースに蓄積されている患者情報及び利用者情報を検索し、その結果を、医事システム及び介護システムに通知する患者・利用者情報検索手段とを有するようにすることもできる。
また、患者・利用者情報マッチング手段は、患者情報に含まれる患者番号、氏名、年齢、住所、連絡先を示す患者属性情報と、利用者情報に含まれる利用者番号、氏名、年齢、住所、連絡先を示す利用者属性情報とから同一人物かどうかのマッチングを行い、同一人物である場合には、患者属性情報と利用者属性情報とを管理番号によりひも付けして統合データベースに登録するようにすることもできる。
本発明の医療及び福祉関連情報管理方法は、サーバと、このサーバに対し通信ネットワークを介して接続された医事システム、介護システム及び管理システムとを備え、医療及び福祉に関わる情報を管理する医療及び福祉関連情報管理方法であって、サーバ側にて、医療に関わる患者情報及び経営情報と、福祉に関わる利用者情報及び経営情報とが統合管理される工程と、患者情報及び利用者情報から同一人物のマッチングが行われる工程と、医事システム側にて、患者情報及び経営情報が蓄積される工程と、蓄積された患者情報及び経営情報が送信される工程と、統合管理されている患者情報、利用者情報、経営情報が参照される工程と、介護システム側にて、利用者情報及び経営情報が蓄積される工程と、蓄積された利用者情報及び経営情報が送信される工程と、統合管理されている患者情報、利用者情報、経営情報が参照される工程と、管理システム側にて、サーバが管理される工程と、統合管理されている患者情報、利用者情報、経営情報が参照される工程とを有することを特徴とする。
また、経営情報が集計される工程と、集計された経営情報が統合され、表やグラフで閲覧可能となるように処理される工程と、患者情報及び利用者情報が集計される工程と、医事システム及び介護システムからの患者情報及び利用者情報の検索依頼に基づき、統合管理されている患者情報及び利用者情報が検索され、その結果が、医事システム及び介護システムに通知される工程とを有するようにすることもできる。
また、患者情報に含まれる患者番号、氏名、年齢、住所、連絡先を示す患者属性情報と、利用者情報に含まれる利用者番号、氏名、年齢、住所、連絡先を示す利用者属性情報とから同一人物かどうかのマッチングが行われる工程と、マッチングにより、同一人物である場合には、患者属性情報と利用者属性情報とが管理番号によりひも付けされて統合管理される工程とを有するようにすることもできる。
本発明に係る医療及び福祉関連情報管理システムにおいては、医事システムからの医療に関わる患者情報及び経営情報と、介護システムからの福祉に関わる利用者情報及び経営情報とが送信されると、管理システムにより管理されているサーバにより患者情報及び利用者情報から同一人物のマッチングが行われるとともに、医療に関わる患者情報及び経営情報と、福祉に関わる利用者情報及び経営情報とが統合データベースに登録され統合管理される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の医療及び福祉関連情報管理システムの一実施の形態を示す図、図2〜図6は、図1の医療及び福祉関連情報管理システムによる医療及び福祉関連情報管理方法を説明するための図である。
図1に示す患者及び経営情報の収集システムは、サーバ10、医事システム20、介護システム30、管理システム40を備え、サーバ10に対し、医事システム20、介護システム30、管理システム40がそれぞれ通信ネットワークを介して接続されている。通信ネットワークとしては、たとえばインターネットやLANを用いることができる。なお、医事システム20及び介護システム30は、複数であってもよい。
【0009】
サーバ10は、医事システム20からの医療に関わる患者情報及び経営情報と介護システム30からの福祉に関わる利用者情報及び経営情報とを統合管理したり、患者情報、利用者情報、経営情報の集計結果を、医事システム20、介護システム30、管理システム40によって参照・閲覧できるようにする機能を有するものであり、これら患者情報、利用者情報、経営情報を蓄積して統合管理する統合データベース(DB)を有している。
また、サーバ10は、経営情報集計手段、経営情報処理手段、患者・利用者情報集計手段、患者・利用者情報マッチング手段、患者・利用者情報検索手段を有している。
経営情報集計手段は、医事システム20及び介護システム30からの経営情報を集計するものである。経営情報処理手段は、経営情報集計手段によって集計された経営情報を統合し、表やグラフで閲覧可能となるように処理するものである。患者・利用者情報集計手段は、医事システム20及び介護システム30からの患者情報及び利用者情報を集計するものである。
【0010】
患者・利用者情報マッチング手段は、患者情報及び利用者情報から同一人物のマッチングを行うものである。また、患者・利用者情報マッチング手段によってマッチングがとられると、図2に示すように、同一人物の患者番号及び利用者番号が管理番号によりひも付け(統一)されて統合データベース(DB)に蓄積される。患者・利用者情報マッチング手段によるマッチングについては、後述する。なお、患者番号は、病院を利用した場合に割り当てられる番号であり、利用者番号は、介護施設を利用した場合に割り当てられる番号である。
患者・利用者情報検索手段は、医事システム20及び介護システム30からの患者情報及び利用者情報の検索依頼に基づき、統合データベースに蓄積されている患者情報及び利用者情報を検索し、その結果を、医事システム20及び介護システム30に通知するものである。
【0011】
医事システム20は、サーバ10に患者情報及び経営情報を送信したり、サーバ10からの患者情報、利用者情報、経営情報を取り込んだりする機能を有している。ここで、患者情報には、患者基本情報が含まれている。患者基本情報には、患者番号、氏名、年齢、住所、連絡先等を示す患者属性情報と、診療日時、診療科名、保険名、担当医師名等を示す処方・既往歴情報とが含まれている。また、経営情報には、収入実績(科毎、保険毎、医師毎等)、患者数(年齢毎、地域毎、保険毎、科毎、医師毎、疾病毎等)、ベッド稼働率、通院状況等が含まれている。また、医事システム20は、後述の図3に示す医事システムデータベース(DB)21を有している。この医事システムデータベース(DB)21には、上述した患者情報及び経営情報が蓄積される。また、医事システム20は、サーバ10からの患者情報、利用者情報、経営情報の集計結果を表示する機能を有している。これにより、サーバ10からの患者情報、利用者情報、経営情報の集計結果を参照又は閲覧することができる。
【0012】
介護システム30は、サーバ10に利用者情報及び経営情報を送信したり、サーバ10から患者情報、利用者情報、経営情報の集計結果を取り込んだりする機能を有している。利用者情報には、利用者番号、氏名、年齢、住所、連絡先等を示す利用者属性情報と、要介護度、保険名、担当名、利用サービス名等を示す介護情報とが含まれている。また、経営情報には、収入実績(サービス毎、要介護度毎、科毎、保険毎等)、利用者数(サービス毎、要介護度毎、年齢毎、地域毎、保険毎、科毎等)、介護サービス利用率、介護サービス利用状況等が含まれている。また、介護システム30は、後述の図3に示す介護システムデータベース(DB)31を有している。この介護システムデータベース(DB)31には、上述した利用者情報及び経営情報が蓄積される。また、介護システム30は、サーバ10からの患者情報、利用者情報、経営情報の集計結果を表示する機能を有している。これにより、サーバ10からの患者情報、利用者情報、経営情報の集計結果を参照又は閲覧することができる。
管理システム40は、サーバ10を管理する機能と、サーバ10の統合データベース(DB)に蓄積されている患者情報、利用者情報、経営情報を参照・閲覧できるようにする機能とを有している。
【0013】
次に、上述したサーバ10による患者情報及び利用者情報からの同一人物のマッチングについて説明する。
まず、図3に示すように、サーバ10に、医事システムデータベース21に蓄積されている患者情報と介護システムデータベース31に蓄積されている利用者情報とがそれぞれ医事システム20及び介護システム30によって送信されると、サーバ10の患者・利用者情報集計手段により、これら患者情報及び利用者情報から上述した患者属性情報及び利用者属性情報が抽出され、患者属性情報データ一覧と利用者属性情報データ一覧とが得られる(ステップ301,302)。ここで、患者属性情報及び利用者属性情報には、新規登録分や変更分が含まれている。
【0014】
次いで、統合データベース(DB)に蓄積されている患者情報及び利用者情報の検索が行われる(ステップ303)。ここでの検索は、患者属性情報データ一覧及び利用者属性情報データ一覧に含まれているデータが統合データベース(DB)に蓄積されているか否かを調べることである。この場合の検索は、患者属性情報データ一覧及び利用者属性情報データ一覧に示されている個々の患者や利用者毎に行われる。また、その検索は、患者番号、利用者番号、氏名、住所等のその他の属性情報に基づいて行われる。
検索の結果、患者属性情報データ一覧及び利用者属性情報データ一覧に示されているいずれかの患者情報及び利用者情報が統合データベース(DB)に蓄積されていない場合、その患者情報及び利用者情報が統合データベース(DB)に新規登録される(ステップ304)。この場合、同一人物の患者番号、利用者番号及び氏名、性別、生年月日、住所等が管理番号によって統一されて統合データベース(DB)に登録される。ここで、患者番号又は利用者番号のいずれか一方がない場合は、そのない方の番号が空欄とされる。
【0015】
これに対し、検索の結果、患者属性情報データ一覧及び利用者属性情報データ一覧に示されているいずれかの患者情報及び利用者情報が統合データベース(DB)に蓄積されていて、患者番号、利用者番号、氏名、住所等のその他の属性情報のいずれかに変更がある場合は、統合データベース(DB)のデータ更新が行われる(ステップ305)。すなわち、患者属性情報データ一覧の中で、たとえばいずれかの人物の患者番号が追加されている場合、同一人物かどうかのメッセージが出され(ステップ306)、同一人物である場合にはデータ更新となる。これにより、管理番号の後の空欄箇所に患者番号が追加される。
また、上述したマッチングは、たとえば図4に示すような画面にて行うことができる。この画面では、上述した病院側の患者属性情報データ一覧と介護施設側の利用者属性情報データ一覧とが表示される。病院側の患者属性情報データ一覧は画面の左側に表示され、介護施設側の利用者属性情報データ一覧は画面の右側に表示される。
【0016】
また、患者の氏名や利用者の氏名は、「あ〜わ」のボタンのいずれかをクリックすることで選択することができる。「あ〜わ」のボタンのいずれかをクリックすると、そのクリックした氏名に対応する患者属性情報や利用者属性情報が表示される。また、画面には、一致判別欄11が設けられているため、その一致判別欄11の内容を確認することで、患者属性情報と利用者属性情報との間での不一致個数を判別することができる。そして、一致判別欄11と患者属性情報と利用者属性情報とを確認し、同一人物である場合には結合ボタン12をクリックすることで、結合処理される。この結合処理は、上述した患者・利用者情報マッチング手段によって行われる。なお、このような画面は、医事システム20、介護システム30、管理システム40のいずれによって表示されるようにしてもよい。
次に、病院側で、新患登録を行う場合の概念について説明すると、図5に示すように、医事システム20に患者検索画面を表示させ、ここで患者Aの患者属性情報を入力すると、医事システムデータベース(DB)21又は統合データベース(DB)から患者Aの患者属性情報が検索され、いずれからも検索できない場合は新患登録画面にて新患登録が行われる(ステップ501〜504)。
【0017】
以上のような処理を具体的に説明すると、図6に示すように、医事システム20に患者検索画面が表示された状態で、患者Aを検索するために、患者Aの患者属性情報のうち、たとえば氏名を入力する(ステップ601)。すると、医事システムデータベース(DB)21に登録されている患者属性情報が検索される(ステップ602)。医事システムデータベース(DB)21に患者Aの患者属性情報が登録されていなければ、インターネットを介して統合データベース(DB)へのアクセスが行われ、統合データベース(DB)から患者Aの患者属性情報が検索される(ステップ603)。
ここで、医事システムデータベース(DB)21及び統合データベース(DB)のいずれにも患者Aの患者属性情報が登録されていなければ、上述したように新患登録画面にて新患登録が行われる。これに対し、医事システムデータベース(DB)21に患者Aの患者属性情報が登録されている場合、医事システムデータベース(DB)21から患者Aの患者属性情報を示すデータが取り込まれる(ステップ605)。また、医事システムデータベース(DB)21に患者Aの患者属性情報が登録されておらず、統合データベース(DB)に患者Aの患者属性情報が登録されている場合、統合データベース(DB)から患者Aの患者属性情報を示すデータが取り込まれる(ステップ605)。そして、患者Aの患者属性情報を確認し、患者Aの患者属性情報に間違いがなければ登録となる(ステップ606)。
【0018】
ここで、医事システムデータベース(DB)21に患者Aの患者属性情報が登録されておらず、統合データベース(DB)に患者Aの患者属性情報が登録されている場合、患者Aの患者属性情報は利用者番号、氏名、年齢、住所、連絡先等となっている。そこで、その患者属性情報に患者番号を入力することで、患者Aの患者属性情報が登録される。この患者Aの患者基本情報は、医事システムデータベース(DB)21に登録されるとともに、上述した患者属性情報データ一覧に含まれることで、マッチングがとられた後、統合データベース(DB)のデータ更新が行われる。なお、ここでは、病院側での新患登録を行う場合について説明したが、介護施設側でも、介護システム30により同様の処理によって新たな利用者の登録を行うことができる。
一方、上述した医事システム20からの収入実績(科毎、保険毎、医師毎等)、患者数(年齢毎、地域毎、保険毎、科毎、医師毎、疾病毎等)、ベッド稼働率、通院状況等の経営情報と、介護システム30からの収入実績(サービス毎、要介護度毎、科毎、保険毎等)、利用者数(サービス毎、要介護度毎、年齢毎、地域毎、保険毎、科毎等)、介護サービス利用率、介護サービス利用状況等の経営情報とがサーバ10に送信されると、サーバ10の経営情報集計手段により、それぞれの経営情報が集計される。その後、経営情報処理手段により、経営情報集計手段によって集計された経営情報が統合され、表やグラフで閲覧可能となるように処理される。このような処理にあっては、市販されている経営分析ソフトを用いるようにしてもよい。このようにして処理された経営情報は、上述した医事システム20、介護システム30、管理システム40によって参照又は閲覧することができる。
【0019】
このように、本実施の形態では、医事システム20からの医療に関わる患者情報及び経営情報と、介護システム30からの福祉に関わる利用者情報及び経営情報とが送信されると、管理システム40により管理されているサーバ10により患者情報及び利用者情報から同一人物のマッチングが行われるとともに、医療に関わる患者情報及び経営情報と、福祉に関わる利用者情報及び経営情報とが統合データベース(DB)に登録され統合管理されるようにした。
これにより、病院を利用する患者の患者情報に含まれる患者番号、氏名、年齢、住所、連絡先を示す患者属性情報と、介護施設を利用する利用者の利用者情報に含まれる利用者番号、氏名、年齢、住所、連絡先を示す利用者属性情報とから同一人物かどうかのマッチングを行い、同一人物である場合には、患者属性情報と利用者属性情報とが管理番号によりひも付けされて統合データベース(DB)に登録され統合管理されるので、病院側又は介護施設側で同一人物かどうかの特定が容易となりCRM(Customer Relationship Management)の実現が可能となる。
また、このようにCRM(Customer Relationship Management)の実現により、病院を利用する患者や介護施設を利用する利用者の囲い込みが可能となるため、同業他社との競争市場で優位なポジショニングを得ることができ、健全な経営を実現するができる。
また、医事システム20からの経営情報と、介護システム30からの経営情報とがサーバ10の統合データベース(DB)に統合管理されるとともに、表やグラフで閲覧可能となるように処理されるため、各病院や介護施設からの個別に出されていた帳票や経営資料が一つの仕組みで参照可能となり、経営戦略の立案に役立てることができる。
つまり、たとえば病院を利用している患者にとっては、介護施設を初めて利用する場合、病院側の患者属性情報が用いられることで、患者は改めて自分の情報を伝えることが不要となる。また、たとえば患者の情報は上述したように、一元管理されているため、初めて介護施設を利用するときでも、先の病院と同じケアを受けることが可能となり、安心感がある。
一方、経営側の立場では、上述したように、患者や利用者の情報が一元管理されているため、個々の患者や利用者に合ったサービスの提供等が容易となる。つまり、個々の患者や利用者に合ったケアを含め、新たな病院や介護施設の紹介がしやすくなる。また、患者や利用者の情報が一元管理されているため、病院や介護施設を受ける対象がどの地域に、何人ぐらいいるか等の把握ができ、患者や利用者を顧客としてとらえることにより、収益をあげることができる。
【0020】
【発明の効果】
以上の如く本発明に係る医療及び福祉関連情報管理システムによれば、経営情報の管理に伴う経営戦略の立案と、医療や福祉でのCRM(Customer Relationship Management)の実現とを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の医療及び福祉関連情報管理システムの一実施の形態を示す図である。
【図2】図1の医療及び福祉関連情報管理システムによる医療及び福祉関連情報管理方法を説明するための図である。
【図3】図1の医療及び福祉関連情報管理システムによる医療及び福祉関連情報管理方法を説明するための図である。
【図4】図1の医療及び福祉関連情報管理システムによる医療及び福祉関連情報管理方法を説明するための図である。
【図5】図1の医療及び福祉関連情報管理システムによる医療及び福祉関連情報管理方法を説明するための図である。
【図6】図1の医療及び福祉関連情報管理システムによる医療及び福祉関連情報管理方法を説明するための図である。
【符号の説明】
10 サーバ
11 一致判別欄
12 結合ボタン
20 医事システム
21 医事システムデータベース(DB)
30 介護システム
31 介護システムデータベース(DB)
40 管理システム
Claims (6)
- サーバと、このサーバに対し通信ネットワークを介して接続された医事システム、介護システム及び管理システムとを備える医療及び福祉関連情報管理システムであって、
前記サーバは、
前記医事システムからの医療に関わる患者情報及び経営情報と、前記介護システムからの福祉に関わる利用者情報及び経営情報とを統合管理する統合データベースと、
前記患者情報及び利用者情報から同一人物のマッチングを行う患者・利用者情報マッチング手段とを有し、
前記医事システムは、
前記患者情報及び経営情報を蓄積する医事システムデータベースと、
前記蓄積した患者情報及び経営情報を前記サーバへ送信する手段と、
前記統合データベースによって統合管理されている患者情報、利用者情報、経営情報を参照する手段とを有し、
前記介護システムは、
前記利用者情報及び経営情報を蓄積する介護システムデータベースと、
前記蓄積した利用者情報及び経営情報を前記サーバへ送信する手段と、
前記統合データベースによって統合管理されている患者情報、利用者情報、経営情報を参照する手段とを有し、
前記管理システムは、
前記サーバを管理する機能と、
前記統合データベースによって統合管理されている患者情報、利用者情報、経営情報を参照する手段とを有する
ことを特徴とする医療及び福祉関連情報管理システム。 - 前記サーバは、
前記医事システム及び介護システムからの経営情報を集計する経営情報集計手段と、
この経営情報集計手段によって集計された経営情報を統合し、表やグラフで閲覧可能となるように処理する経営情報処理手段と、
前記医事システム及び介護システムからの患者情報及び利用者情報を集計する患者・利用者情報集計手段と、
前記医事システム及び介護システムからの患者情報及び利用者情報の検索依頼に基づき、前記統合データベースに蓄積されている患者情報及び利用者情報を検索し、その結果を、前記医事システム及び介護システムに通知する患者・利用者情報検索手段とを有する
ことを特徴とする請求項1に記載の医療及び福祉関連情報管理システム。 - 前記患者・利用者情報マッチング手段は、前記患者情報に含まれる患者番号、氏名、年齢、住所、連絡先を示す患者属性情報と、前記利用者情報に含まれる利用者番号、氏名、年齢、住所、連絡先を示す利用者属性情報とから同一人物かどうかのマッチングを行い、同一人物である場合には、前記患者属性情報と利用者属性情報とを管理番号によりひも付けして前記統合データベースに登録することを特徴とする請求項1又は2に記載の医療及び福祉関連情報管理システム。
- サーバと、このサーバに対し通信ネットワークを介して接続された医事システム、介護システム及び管理システムとを備え、医療及び福祉に関わる情報を管理する医療及び福祉関連情報管理方法であって、
前記サーバ側にて、
前記医療に関わる患者情報及び経営情報と、前記福祉に関わる利用者情報及び経営情報とが統合管理される工程と、
前記患者情報及び利用者情報から同一人物のマッチングが行われる工程と、
前記医事システム側にて、
前記患者情報及び経営情報が蓄積される工程と、
前記蓄積された患者情報及び経営情報が送信される工程と、
前記統合管理されている患者情報、利用者情報、経営情報が参照される工程と、
前記介護システム側にて、
前記利用者情報及び経営情報が蓄積される工程と、
前記蓄積された利用者情報及び経営情報が送信される工程と、
前記統合管理されている患者情報、利用者情報、経営情報が参照される工程と、
前記管理システム側にて、
前記サーバが管理される工程と、
前記統合管理されている患者情報、利用者情報、経営情報が参照される工程とを有する
ことを特徴とする医療及び福祉関連情報管理方法。 - 前記経営情報が集計される工程と、
前記集計された経営情報が統合され、表やグラフで閲覧可能となるように処理される工程と、
前記患者情報及び利用者情報が集計される工程と、
前記医事システム及び介護システムからの患者情報及び利用者情報の検索依頼に基づき、前記統合管理されている患者情報及び利用者情報が検索され、その結果が、前記医事システム及び介護システムに通知される工程とを有する
ことを特徴とする請求項4に記載の医療及び福祉関連情報管理方法。 - 前記患者情報に含まれる患者番号、氏名、年齢、住所、連絡先を示す患者属性情報と、前記利用者情報に含まれる利用者番号、氏名、年齢、住所、連絡先を示す利用者属性情報とから同一人物かどうかのマッチングが行われる工程と、
前記マッチングにより、同一人物である場合には、前記患者属性情報と利用者属性情報とが管理番号によりひも付けされて統合管理される工程とを有する
ことを特徴とする請求項4又は5に記載の医療及び福祉関連情報管理方法。
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Cited By (3)
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-
2002
- 2002-12-13 JP JP2002361828A patent/JP2004192498A/ja active Pending
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