JP2004191902A - 地図経路等情報管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】地図と路線経路の景観写真と施設情報をリンクし、一元的に管理する操作性に優れた地図経路等情報管理システムを提供する。
【解決手段】本システムは、ファイル作成部1と編集部2と表示部3とからなる。ファイル作成部1では、地図ファイル11、動画ファイル12、施設ファイル13を作成する。編集部2では、管理ソフト(MAPIII)を用いて、基本距離の編集21、ポイントの編集22、付近の編集23、文字の編集24、ルートの編集25を行う。表示部3では、地図ウインドウ31、動画ウインドウ32、高低縦断図ウインドウ33を表示する。本発明では、地図ファイル11、動画ファイル12、施設ファイル13をリンクテーブルで関連付け、地図経路等の情報を効率的に管理する。
【選択図】 図1
【解決手段】本システムは、ファイル作成部1と編集部2と表示部3とからなる。ファイル作成部1では、地図ファイル11、動画ファイル12、施設ファイル13を作成する。編集部2では、管理ソフト(MAPIII)を用いて、基本距離の編集21、ポイントの編集22、付近の編集23、文字の編集24、ルートの編集25を行う。表示部3では、地図ウインドウ31、動画ウインドウ32、高低縦断図ウインドウ33を表示する。本発明では、地図ファイル11、動画ファイル12、施設ファイル13をリンクテーブルで関連付け、地図経路等の情報を効率的に管理する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地図経路等情報管理システム、特にラスター地図上の経路等と動画の連動表示とをリンクさせた地図経路等情報管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、地図上の経路とその動画を直感的に表示する技術は、特許文献1で知られている。また、地図と動画と道路施設情報等とをもった道路管理システムも、特許文献2、3で知られている。
【特許文献1】特開2001−4389号
【特許文献2】特開平11−15837号
【特許文献3】特開2001−297400号
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1は、単純に景観情報を動画としてデータベース化し、地図と連動させて動画を表示するもので、施設情報等のデータファイリング機能を備えていない。一方、特許文献2は、道路施設情報ウインドウと、施設の写真、図面等の静止画ウインドウと、道路施設を撮影した動画ウインドウと、地図ウインドウとをリンクさせたものである。特許文献3は、地図と動画景観情報と簡単なデータファイルをリンクさせたものである。しかしながら、特許文献2及び特許文献3には、動画表示の起点を経路上の任意の位置に自在にジャンプさせる機能を備えていないので、操作性に難点がある。
【0004】
本発明は、上記のごとき課題を解決したもので、地図と動画と各種データファイリング等をリンクした軽くて操作性に優れた地図経路等情報管理システムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した本発明の地図経路等情報管理システムは、地図上の経路等と経路等の景観動画とを連動表示するビデオ道路管理システムであって、白地図に測定位置をプロットしてスキャニングし、ラスター地図に変換する手段と、測定位置を記録した白地図に基づき、起点から各測定位置までの距離及び時間を記録しながらビデオ撮影し、撮影された動画をデジタル変換し、任意のフレームに分割して記録する手段と、白地図の各測定位置座標に、起点から各測定位置座標までの距離及び経過時間をリンクさせたテーブルを作成する手段と、ラスター地図の経路等の上に動画と連動して移動するマークを設定する手段と、各測定位置座標間の距離を直線とみなして任意に分割し、分割された経路等の分割位置と対応する分割動画フレームとを同期させる手段とを備え、経路等の上のマークと動画を任意の位置から連動表示することを特徴としている。
【0006】
本発明では、望ましくはリンクテーブルに白地図の測定位置での高低情報を持たせ、かつ高低情報をラスター地図と動画とに連動して選択的に表示する手段を設ける。
【0007】
また本発明では、画面上に表示されているラスター地図の任意の場所にテキスト、画像等からなる各種のデータをファイルする手段を設けることができる。
【0008】
さらに本発明では、白地図のスキャンニングに際し、白地図上に一定の基準距離を示す線分を引き、両端点にマークを記入しておき、基準距離線分の長さをピクセル値で定義して、変換されたラスター地図上の距離に反映させる手段を設けて、変換による誤差を補正するのが望ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、図面に従って本発明の実施の形態を詳述する。図1は、本発明の地図経路等情報管理システム(R−MAP)の概要を示す。図1において、ファイル作成部1では、地図ファイル11、動画ファイル12、施設ファイル13を作成する。編集部2では、基本距離の編集21、ポイントの編集22、付近の編集23、文字の編集24、ルートの編集25を行う。表示部3では、地図ウインドウ31、動画ウインドウ32、高低縦断図ウインドウ33を表示する。演算部4には、R−MAPの基本プログラム41が格納されており、この基本プログラム41において、ファイル作成部1、編集部2、表示部3を管理している。
【0010】
ファイル作成部1における地図ファイル11、動画ファイル12、施設ファイル13の作成は、図2の(イ)(ロ)(ハ)に示す手順で行う。図2(イ)において、地図ファイル11の作成は、次の手順による。白地図加工ステップ111では、例えば、1/5000程度の白地図を用い、白地図上の対象経路に一定のピッチで測定位置をプロットする。各測定位置の間隔は任意に設定できる。例えば、100mあるいは200m間隔と1000m毎にマークをつける。その他、必要に応じて、例えばカーブとか曲がり角には任意にマークをつけることができる。このマークは異なった色を付しておくとよい。白地図上には、基準距離を示す一定長、例えば500mの線分端点にマークを付しておくと、後述するラスター地図変換後に正確な距離を知るうえで望ましい。加工された白地図はパソコン取り込みステップ112でスキャナによりパソコンにとりこむ。取り込まれたデジタル白地図をデジタル変換ステップ113でJPEGまたはGIFに変換してラスター地図を得、R−MAPにファイルとして保存する。地図の表示サイズはA0程度、500キロバイト以内が操作性上望ましい。白地図に代えて、CADにより地図ファイルを作成することもできる。
【0011】
図2(ロ)において、動画ファイル12の作成は次の手順による。ビデオ撮影ステップ121では、デジタルビデオカメラを用い、対象経路を移動体で走行しながら撮影する。移動体は、車でもヘリコプターでもよい。カメラには、必要に応じて広角レンズや魚眼レンズを用い、経路周辺の景観を幅広く撮影することもできる。撮影時には、移動体の距離メーターを測定位置毎に読み上げて音声入力する。起点から測定位置までの経過時間は、ビデオにより自動的に記録される。パソコン取り込みステップ122では、デジタルビデオカメラからキャプチャーボードによりmpeg1で取り込み、R−MAPのファイルとして保存する。圧縮比率は、320×240ピクセル程度が望ましい。
【0012】
本発明では、必要に応じて、図2(ハ)に示すように、施設ファイルを作成できる。施設ファイルは、任意の文字、数値、図面、画像等を、例えばワード、エクセル等のウインドウズソフトを用いて作成し、R−MAPのファイルとして保存する。
【0013】
図1の編集部2における基本距離の編集21作業は、次のとおり行う。R−MAPの基本距離編集で、ラスター地図を呼び出し、白地図上であらかじめ設定された基本距離500mの端点マークの0mの位置でマウスボタンを押し、そのままドラッグして500mの端点マークまで持っていき、その中心にきた時に右ボタンをはなす。次いで、数値入力欄に500mと入力し、基本距離編集を終了する。これにより、ラスター地図上の任意の地点をクリックしてドラッグすれば、その間の距離が自動生成する。
【0014】
図1の編集部2におけるポイントの編集22は、図3に示す。図3において、R−MAPのポイント編集で、地図ファイル11と動画ファイル12を開き、対象経路の各測定位置のXY座標値と、起点からXY座標までの距離、起点からXY座標までの経過時間、XY座標に高さをテーブル221に示すよう入力する。このときXY座標値は、測定位置をクリックすれば自動的に生成される。経過時間に関しても、動画を操作して所望の測定位置で停止すれば、起点からその測定位置までの経過時間が自動的に記録される。起点からXY座標までの距離とXY座標の高さは、白地図から手動で入力する。このリンクテーブルに基づき、ラスター地図と動画と高低縦断図が完全にリンクする。
【0014】
同時に図1の演算部4の基本プログラム41には、ラスター地図の経路等の上に動画と連動する移動マークが自動発生するように設定してある。また、各測定位置座標間の距離を直線とみなして任意に分割し、分割された経路等の分割位置と、分割位置に対応する分割動画フレームとを同期させてある。これによって、経路上の任意の位置から動画をスタートさせることができる。
【0015】
図1の編集部2における付近の編集23は、以下の手順で行う。R−MAPの付近の編集で、ラスター地図の経路上の任意の位置をクリックして、付近リスト表示名入力欄に地名を入れ、追加ボタンを押す。これにより、付近情報入力位置をクリックすると、その位置の静止画を表示したり、または動画の基点となる。
【0016】
図1の編集部2における文字の編集24は、以下の手順で行なう。R−MAPの文字の編集で、ラスター地図上の任意の位置をクリックして、文字入力欄に文字、数字等を入れる。次いで、クリック位置の施設ファイルにリンクを張る。これにより、施設ファイルのデータを表示できる。
【0017】
図1の編集部2におけるルートの編集25は、以下の手順で行なう。R−MAPのルートの編集では、各種データを格納した地域毎のフォルダーを選択し、ラスター地図上の任意の位置をクリックしながら、所望のルートを設定、保存する。これにより設定されたルートをクリックすると、地域フォルダー内のデータが表示される。
【0018】
図1の表示部3では、R−MAPの基本プログラム41で所望の地域フォルダーを指定すると、その地域のラスター地図ウィンドウ31と動画ウィンドウ32の経路起点が表示される。後は必要に応じて、動画ウインドウ32をクリックすれば、ラスター地図ウインドウ31上に発生した移動マークと動画が連動して表示される。再度クリックすれば停止する。移動の始点は、経路起点にかぎらず、経路上の任意の点にジャンプすることができる。高低ウインドウ33は、R−MAPの表示から任意に起動できる。本発明では、前述のようにラスター地図、動画、高低縦断図はリンクしているので、動画移動画面の経路の高低をリアルタイムで視認できる。
【0019】
【発明の効果】
本発明のR−MAPは、以上のように構成することにより、以下のごとき実用上の利点を有する。
(1) ビデオカメラとスキャナーさえあれば、データ作成、編集を手軽に行え、低価額で操作性にすぐれている。
(2) ラスター地図上で、現場の景観と施設情報等を簡単にみることができる。
(3) 動画機能に加えて、各種の施設、履歴情報を持つことができるので、道路管理はもとより、河川管理、観光案内、交通事故多発地区の検証、防止、マラソンコース案内等に利用できる。特に高低情報は、マラソンコースの案内に有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地図経路等情報管理システムの概要を示す概念図である。
【図2】図1の各ファイルの作成手順を示す流れ図である。
【図3】図1のリンクテーブルの編集作業を示す概念図である。
【図4】図1の地図ウインドウ、動画ウインドウ、高低ウインドウを一画面で表示した例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 ファイル作成部
11 地図ファイル
111 白地図加工
112 パソコン取り込み
113 デジタル変換
12 動画ファイル
121 ビデオ撮影
122 パソコン取り込み
13 施設ファイル
131 データ作成
2 編集部
21 基本距離の編集
22 ポイントの編集
23 付近の編集
24 文字の編集
25 ルートの編集
3 表示部
31 地図ウインドウ
32 動画ウインドウ
33 高低ウインドウ
4 演算部
41 基本プログラム
【発明の属する技術分野】
本発明は、地図経路等情報管理システム、特にラスター地図上の経路等と動画の連動表示とをリンクさせた地図経路等情報管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、地図上の経路とその動画を直感的に表示する技術は、特許文献1で知られている。また、地図と動画と道路施設情報等とをもった道路管理システムも、特許文献2、3で知られている。
【特許文献1】特開2001−4389号
【特許文献2】特開平11−15837号
【特許文献3】特開2001−297400号
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1は、単純に景観情報を動画としてデータベース化し、地図と連動させて動画を表示するもので、施設情報等のデータファイリング機能を備えていない。一方、特許文献2は、道路施設情報ウインドウと、施設の写真、図面等の静止画ウインドウと、道路施設を撮影した動画ウインドウと、地図ウインドウとをリンクさせたものである。特許文献3は、地図と動画景観情報と簡単なデータファイルをリンクさせたものである。しかしながら、特許文献2及び特許文献3には、動画表示の起点を経路上の任意の位置に自在にジャンプさせる機能を備えていないので、操作性に難点がある。
【0004】
本発明は、上記のごとき課題を解決したもので、地図と動画と各種データファイリング等をリンクした軽くて操作性に優れた地図経路等情報管理システムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した本発明の地図経路等情報管理システムは、地図上の経路等と経路等の景観動画とを連動表示するビデオ道路管理システムであって、白地図に測定位置をプロットしてスキャニングし、ラスター地図に変換する手段と、測定位置を記録した白地図に基づき、起点から各測定位置までの距離及び時間を記録しながらビデオ撮影し、撮影された動画をデジタル変換し、任意のフレームに分割して記録する手段と、白地図の各測定位置座標に、起点から各測定位置座標までの距離及び経過時間をリンクさせたテーブルを作成する手段と、ラスター地図の経路等の上に動画と連動して移動するマークを設定する手段と、各測定位置座標間の距離を直線とみなして任意に分割し、分割された経路等の分割位置と対応する分割動画フレームとを同期させる手段とを備え、経路等の上のマークと動画を任意の位置から連動表示することを特徴としている。
【0006】
本発明では、望ましくはリンクテーブルに白地図の測定位置での高低情報を持たせ、かつ高低情報をラスター地図と動画とに連動して選択的に表示する手段を設ける。
【0007】
また本発明では、画面上に表示されているラスター地図の任意の場所にテキスト、画像等からなる各種のデータをファイルする手段を設けることができる。
【0008】
さらに本発明では、白地図のスキャンニングに際し、白地図上に一定の基準距離を示す線分を引き、両端点にマークを記入しておき、基準距離線分の長さをピクセル値で定義して、変換されたラスター地図上の距離に反映させる手段を設けて、変換による誤差を補正するのが望ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、図面に従って本発明の実施の形態を詳述する。図1は、本発明の地図経路等情報管理システム(R−MAP)の概要を示す。図1において、ファイル作成部1では、地図ファイル11、動画ファイル12、施設ファイル13を作成する。編集部2では、基本距離の編集21、ポイントの編集22、付近の編集23、文字の編集24、ルートの編集25を行う。表示部3では、地図ウインドウ31、動画ウインドウ32、高低縦断図ウインドウ33を表示する。演算部4には、R−MAPの基本プログラム41が格納されており、この基本プログラム41において、ファイル作成部1、編集部2、表示部3を管理している。
【0010】
ファイル作成部1における地図ファイル11、動画ファイル12、施設ファイル13の作成は、図2の(イ)(ロ)(ハ)に示す手順で行う。図2(イ)において、地図ファイル11の作成は、次の手順による。白地図加工ステップ111では、例えば、1/5000程度の白地図を用い、白地図上の対象経路に一定のピッチで測定位置をプロットする。各測定位置の間隔は任意に設定できる。例えば、100mあるいは200m間隔と1000m毎にマークをつける。その他、必要に応じて、例えばカーブとか曲がり角には任意にマークをつけることができる。このマークは異なった色を付しておくとよい。白地図上には、基準距離を示す一定長、例えば500mの線分端点にマークを付しておくと、後述するラスター地図変換後に正確な距離を知るうえで望ましい。加工された白地図はパソコン取り込みステップ112でスキャナによりパソコンにとりこむ。取り込まれたデジタル白地図をデジタル変換ステップ113でJPEGまたはGIFに変換してラスター地図を得、R−MAPにファイルとして保存する。地図の表示サイズはA0程度、500キロバイト以内が操作性上望ましい。白地図に代えて、CADにより地図ファイルを作成することもできる。
【0011】
図2(ロ)において、動画ファイル12の作成は次の手順による。ビデオ撮影ステップ121では、デジタルビデオカメラを用い、対象経路を移動体で走行しながら撮影する。移動体は、車でもヘリコプターでもよい。カメラには、必要に応じて広角レンズや魚眼レンズを用い、経路周辺の景観を幅広く撮影することもできる。撮影時には、移動体の距離メーターを測定位置毎に読み上げて音声入力する。起点から測定位置までの経過時間は、ビデオにより自動的に記録される。パソコン取り込みステップ122では、デジタルビデオカメラからキャプチャーボードによりmpeg1で取り込み、R−MAPのファイルとして保存する。圧縮比率は、320×240ピクセル程度が望ましい。
【0012】
本発明では、必要に応じて、図2(ハ)に示すように、施設ファイルを作成できる。施設ファイルは、任意の文字、数値、図面、画像等を、例えばワード、エクセル等のウインドウズソフトを用いて作成し、R−MAPのファイルとして保存する。
【0013】
図1の編集部2における基本距離の編集21作業は、次のとおり行う。R−MAPの基本距離編集で、ラスター地図を呼び出し、白地図上であらかじめ設定された基本距離500mの端点マークの0mの位置でマウスボタンを押し、そのままドラッグして500mの端点マークまで持っていき、その中心にきた時に右ボタンをはなす。次いで、数値入力欄に500mと入力し、基本距離編集を終了する。これにより、ラスター地図上の任意の地点をクリックしてドラッグすれば、その間の距離が自動生成する。
【0014】
図1の編集部2におけるポイントの編集22は、図3に示す。図3において、R−MAPのポイント編集で、地図ファイル11と動画ファイル12を開き、対象経路の各測定位置のXY座標値と、起点からXY座標までの距離、起点からXY座標までの経過時間、XY座標に高さをテーブル221に示すよう入力する。このときXY座標値は、測定位置をクリックすれば自動的に生成される。経過時間に関しても、動画を操作して所望の測定位置で停止すれば、起点からその測定位置までの経過時間が自動的に記録される。起点からXY座標までの距離とXY座標の高さは、白地図から手動で入力する。このリンクテーブルに基づき、ラスター地図と動画と高低縦断図が完全にリンクする。
【0014】
同時に図1の演算部4の基本プログラム41には、ラスター地図の経路等の上に動画と連動する移動マークが自動発生するように設定してある。また、各測定位置座標間の距離を直線とみなして任意に分割し、分割された経路等の分割位置と、分割位置に対応する分割動画フレームとを同期させてある。これによって、経路上の任意の位置から動画をスタートさせることができる。
【0015】
図1の編集部2における付近の編集23は、以下の手順で行う。R−MAPの付近の編集で、ラスター地図の経路上の任意の位置をクリックして、付近リスト表示名入力欄に地名を入れ、追加ボタンを押す。これにより、付近情報入力位置をクリックすると、その位置の静止画を表示したり、または動画の基点となる。
【0016】
図1の編集部2における文字の編集24は、以下の手順で行なう。R−MAPの文字の編集で、ラスター地図上の任意の位置をクリックして、文字入力欄に文字、数字等を入れる。次いで、クリック位置の施設ファイルにリンクを張る。これにより、施設ファイルのデータを表示できる。
【0017】
図1の編集部2におけるルートの編集25は、以下の手順で行なう。R−MAPのルートの編集では、各種データを格納した地域毎のフォルダーを選択し、ラスター地図上の任意の位置をクリックしながら、所望のルートを設定、保存する。これにより設定されたルートをクリックすると、地域フォルダー内のデータが表示される。
【0018】
図1の表示部3では、R−MAPの基本プログラム41で所望の地域フォルダーを指定すると、その地域のラスター地図ウィンドウ31と動画ウィンドウ32の経路起点が表示される。後は必要に応じて、動画ウインドウ32をクリックすれば、ラスター地図ウインドウ31上に発生した移動マークと動画が連動して表示される。再度クリックすれば停止する。移動の始点は、経路起点にかぎらず、経路上の任意の点にジャンプすることができる。高低ウインドウ33は、R−MAPの表示から任意に起動できる。本発明では、前述のようにラスター地図、動画、高低縦断図はリンクしているので、動画移動画面の経路の高低をリアルタイムで視認できる。
【0019】
【発明の効果】
本発明のR−MAPは、以上のように構成することにより、以下のごとき実用上の利点を有する。
(1) ビデオカメラとスキャナーさえあれば、データ作成、編集を手軽に行え、低価額で操作性にすぐれている。
(2) ラスター地図上で、現場の景観と施設情報等を簡単にみることができる。
(3) 動画機能に加えて、各種の施設、履歴情報を持つことができるので、道路管理はもとより、河川管理、観光案内、交通事故多発地区の検証、防止、マラソンコース案内等に利用できる。特に高低情報は、マラソンコースの案内に有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地図経路等情報管理システムの概要を示す概念図である。
【図2】図1の各ファイルの作成手順を示す流れ図である。
【図3】図1のリンクテーブルの編集作業を示す概念図である。
【図4】図1の地図ウインドウ、動画ウインドウ、高低ウインドウを一画面で表示した例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 ファイル作成部
11 地図ファイル
111 白地図加工
112 パソコン取り込み
113 デジタル変換
12 動画ファイル
121 ビデオ撮影
122 パソコン取り込み
13 施設ファイル
131 データ作成
2 編集部
21 基本距離の編集
22 ポイントの編集
23 付近の編集
24 文字の編集
25 ルートの編集
3 表示部
31 地図ウインドウ
32 動画ウインドウ
33 高低ウインドウ
4 演算部
41 基本プログラム
Claims (4)
- 地図上の経路等と経路等の景観動画とを連動表示するビデオ画像管理システムであって、白地図に測定位置をプロットしてスキャニングし、ラスター地図に変換する手段と、測定位置を記録した白地図に基づき、起点から各測定位置までの距離及び時間を記録しながらビデオ撮影し、撮影された動画をデジタル変換し、任意のフレームに分割して記録する手段と、白地図の各測定位置座標に、起点から各測定位置座標までの距離及び経過時間をリンクさせたテーブルを作成する手段と、ラスター地図の経路等の上に動画と連動して移動するマークを設定する手段と、各測定位置座標間の距離を直線とみなして任意に分割し、分割された経路等の分割位置と対応する分割動画フレームとを同期させる手段とを備え、経路等の上のマークと動画を任意の位置から連動表示することを特徴とする地図経路等情報管理システム。
- リンクテーブルが白地図の測定位置での高低情報を有し、かつ高低情報をラスター地図と動画とに連動して選択的に表示する手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の地図経路等情報管理システム。
- 画面上に表示されているラスター地図の任意の場所にテキスト、画像等からなる各種のデータをファイルする手段を有することを特徴とする請求項1記載の地図経路等情報管理システム。
- 白地図のスキャンニングに際し、白地図上に一定の基準距離を示す線分を引き、両端点にマークを記入しておき、基準距離線分の長さをピクセル値で定義し、変換されたラスター地図上の距離に反映させる手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のビデオ動画による地図経路等情報管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002383285A JP2004191902A (ja) | 2002-12-12 | 2002-12-12 | 地図経路等情報管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002383285A JP2004191902A (ja) | 2002-12-12 | 2002-12-12 | 地図経路等情報管理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004191902A true JP2004191902A (ja) | 2004-07-08 |
Family
ID=32767056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002383285A Pending JP2004191902A (ja) | 2002-12-12 | 2002-12-12 | 地図経路等情報管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004191902A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104580868A (zh) * | 2013-10-09 | 2015-04-29 | 财团法人资讯工业策进会 | 行程产生装置及行程产生方法 |
-
2002
- 2002-12-12 JP JP2002383285A patent/JP2004191902A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104580868A (zh) * | 2013-10-09 | 2015-04-29 | 财团法人资讯工业策进会 | 行程产生装置及行程产生方法 |
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