JP2004191681A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動手段を簡略化し、小型化を図るとともに、適用範囲を拡大することのできる表示装置を提供する。
【解決手段】第1の表示対象物20と、この第1の表示対象物20に対して傾斜配置させて設けられ、第1の表示対象物20を所定方向から目視可能に映し出して表示する表示板14と、表示板14の背後に配置される第2の表示対象物22と、表示板14の位置を移動する移動手段36とを有し、移動手段36は、目視可能な表示対象物を第1の表示対象物20から第2の表示対象物22に変更する。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示装置に関し、特に、実体物である表示対象物を切り替え表示する表示装置に関する。
【0002】
【背景技術】
本願出願人は、実体物の入れ替わりを容易に表示でき、しかもリアリティがあり、かつ迫力のある表示を行うことを目的として、概ね所定方向から目視されるところの表示位置に現出される複数の表示物と、各表示物毎に設けられており、この表示物を前記表示位置に現出した状態と視界から隠した状態とに切り替える出没手段とを有し、前記表示位置には1つの表示物だけが現出されるとともに、他の表示物は隠れた状態に保持され、前記表示位置にある表示物の前記出没手段が作動して隠されたとき、それと同期して隠れた状態にある表示物の1つの出没手段が作動して当該表示物が前記表示位置に現出される表示装置を先に提案した(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−88498号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような表示装置においては、出没手段として表示位置に配置した実体物を目隠板で覆って隠すことで、2つの表示物を表示位置に現出した状態と視界から隠した状態とに切り替えるようにするとともに、2つの表示物の一方を破裂前の状態とし、他方を破裂時を表示する破片物とし、この破片物を打撃装置によって打ち上げるようにしている。
【0005】
そのため、目隠板を駆動するための駆動手段と、破片物を打ち上げるための駆動装置とを個別に取り付けており、この個別の駆動手段によって機構が複雑で、大型のものとなってしまい、表示装置の適用範囲に制限を受けることとなる。
【0006】
本発明の目的は、駆動手段を簡略化し、小型化を図るとともに、適用範囲を拡大することのできる表示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の表示装置は、第1の表示対象物と、
この第1の表示対象物に対して傾斜させて設けられ、前記第1の表示対象物を所定方向から目視可能に映し出して表示する表示板と、
前記表示板の背後に配置される第2の表示対象物と、
前記表示板の位置を移動する移動手段とを有し、
前記移動手段は、目視可能な表示対象物を前記第1の表示対象物から第2の表示対象物に変更することを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、移動手段により表示板を移動させて、目視可能な表示対象物を第1の表示対象物から第2の表示対象物に変更することで、目隠板等の駆動・設置スペースを省略し、省スペース化による小型化を図るとともに、この移動手段の構成も表示板の移動のみですむため、構成も簡略なものとすることができ、種々の表示装置やゲーム装置などに用いることができ、適用範囲を拡大することができる。
【0009】
本発明の他の表示装置は、第1の表示対象物と、
この第1の表示対象物に対して傾斜させて設けられ、前記第1の表示対象物を所定方向から目視可能に映し出して表示する表示板と、
前記表示板の背後に目視可能に配置される第2の表示対象物と、
前記第1の表示対象物と前記第2の表示対象物との両方を目視できる状態と、第2の表示対象物だけ目視できる状態とに前記表示板を移動させる移動手段と、
を有することを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、目隠板等の駆動・設置スペースを省略し、省スペース化による小型化を図るとともに、この移動手段の構成も表示板の移動のみですむため、構成も簡略なものとすることができ、種々の表示装置やゲーム装置などに用いることができ、適用範囲を拡大することができる。
【0011】
さらに加えて、第1の表示対象物と第2の表示対象物が同時に表示板に映る瞬間を持つことにより、より自然に表示の変化がなされる。
【0012】
本発明においては、前記表示板は、前記移動手段により一辺が回動可能に固定され、上下または横方向の回動によって前記第1の表示対象物の表示位置と視界から隠れる位置とに移動可能にすることができる。
【0013】
このような構成とすることにより、適用対象物の取り付けスペースに応じて表示板を上下または横方向に回動させることにより、より一層適用範囲を拡大することができる。
【0014】
また、本発明においては、前記表示板は、下辺が回動可能に固定され、前記移動手段により上辺側が傾斜立上り状態で支持されて表示板の下方に配置された前記第1の表示対象物を表示可能にすることができる。
【0015】
このような構成とすることにより、移動手段により表示板の上辺側を傾斜立上り状態で支持することで、表示板の下方に配置された第1の表示対象物を目視可能に表示することができ、上下方向での取り付けスペースを有する適用対象物に対して有効なものとなる。
【0016】
この場合、前記表示板は、前記移動手段により支持状態が解除されることで上部側が自重で下方に回動し、前記第1の表示対象物上を覆って視界から隠れるようにすることができる。
【0017】
このような構成とすることにより、移動手段による支持解除によって表示板が自重で下方に回動することで、簡単な構成で、駆動手段を用いることなく視界から隠れる状態とすることができる。
【0018】
また、前記表示板は、付勢手段により下方回動方向に付勢され、前記移動手段により支持状態が解除されることで上部側が下方に回動し、前記第1の表示対象物上を覆って視界から隠れるようにすることができる。
【0019】
このような構成とすることにより、付勢手段によって表示板の下方への回動動作を速やかに行わせることができ、表示切り替えを迅速に行わせることができる。
【0020】
本発明においては、前記表示板は、ハーフミラーにて形成することができる。
【0021】
このような構成とすることにより、第1の表示対象物から第2の表示対象物に表示を切り替える際に、第1の表示対象物から第2の表示対象物への表示の移行が連動するような場合に、不自然な感じを与えることなく連続した移行状態を呈することができる。
【0022】
例えば、第1の表示対象物が破裂前、第2の表示対象物が破裂後の破片の飛散を表示する場合、破裂前の形態をぎりぎりまで表示しつつ、破裂後の破片の飛散の表示も始めることができ、突然切り替わるような違和感をなくすことができる。
【0023】
本発明においては、前記第2の表示対象物は配置される位置が変更可能とされ、前記移動手段は、前記第2の表示対象物が所定位置に配置されるタイミングに合わせて前記表示板を移動させることができる。
【0024】
このような構成とすることにより、第2の表示対象物の表示位置が変更された際に、そのタイミングにあわせて表示板を移動させることで、変更された表示位置の第2の表示対象物を確実に表示することができる。
【0025】
本発明においては、前記第1の表示対象物は破裂前の完全形態物で、前記第2の表示対象物は破裂後の複数の破片形態物とされ、
前記破片形態物の表示時に前記複数の破片形態物を上方に跳ね上げる跳上手段を有するものとすることができる。
【0026】
このような構成とすることにより、普段見えている完全形態物が突然破片形態物の跳上動作に変化するので、動きが予想できず、動作時に新鮮な驚きを与えることができる。
【0027】
この場合、前記破片形態物は、飛び出し防止用の透明カバーにて覆われ、前記透明カバー内には、跳ね上げられた複数の破片形態物が前方位置で、かつ、上方にいくにしたがって広がる状態を形成する飛散方向制御板を設けることができる。
【0028】
このような構成とすることにより、飛散方向制御板によってあたかも完全形態物が破裂して飛散しているかのごとき状態を呈することができる。
【0029】
このような場合、前記跳上手段は、一端が回動可能に固定された跳上板と、前記跳上板を上方に付勢する付勢手段とを有し、
前記移動手段は、前記表示板との係合部及び前記跳上板との係合部を有し揺動可能にされたレバーと、前記レバーを持ち上げて前記表示板を下辺を回動中心として傾斜状態で立ち上がり保持すると共に、前記跳上板を下方に押しつけた状態で保持し、かつ、前記表示板及び跳上板との保持状態を解除するカムと、前記カムを回転駆動する駆動手段とを有するものとすることができる。
【0030】
このような構成とすることにより、1つの駆動手段により表示板の保持及び回動、跳上板の跳ね上げ動作を行うことができ、より簡単な構成で、小型のものとすることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0032】
図1〜図7は、本発明の一実施の形態に係る表示装置を示す図である。
【0033】
この表示装置10は、図1〜図6に示すように、筐体12のほぼ中央に表示板14が配設されている。
【0034】
筐体12は、前面のほぼ中央部分が開口16として形成されている。
【0035】
表示板14は、ハーフミラーにて形成されたもので、下辺が両側のピン18を介して筐体12に対し回動可能に固定され、上辺側が開口16側に傾いた状態で設けられている。
【0036】
そして、この表示板14の下方位置に第1の表示対象物20が配置され、かつ、開口16側からの目視方向背後の目視できない隠れた位置に第2の表示対象物22(図4〜図7参照)が配置されている。
【0037】
第1の表示対象物20は、カップの形状を模した実体物で、筐体12の底部に斜めに配置されるような形態として形成され、この第1の表示対象物20に対して表示板14が傾斜させて設けられた状態となり、この第1の表示対象物20を所定方向、具体的には開口16方向から目視可能に表示板14に映し出して第1の表示対象物20の虚像24を形成できるようになっている。
【0038】
第2の表示対象物22は、完成形態物であるカップとしての第1の表示対象物20が破裂した後の破片形態物である複数の破片として形成されている。
【0039】
また、この第2の表示対象物22は、跳上手段26によって上方に跳ね上げられ、開口16から目視して表示板14の背後に配置される。さらに、表示板14がハーフミラーのように透過性である場合、第2の表示対象物22が跳上手段26によって跳ね上げられた後、視界に入る位置に達すると目視可能となる。
【0040】
従って、第2の表示対象物22の跳ね上げタイミング(出現タイミング)にあわせて、後述する移動手段36によって表示板14を移動して、第1の表示対象物20の反射線を目視できないようにすることで、第1の表示対象物20が見えなくなるのとほぼ同時に第2の表示対象物22を出現させる(目視可能にする)ことができる。これにより、自然に第1の表示対象物20が第2の表示対象物22に入れ替わるような演出が可能となる。
【0041】
跳上手段26は、図3、図5に示すように、一端(図中向かって左端)が回動可能に固定されて他端が上下に回動できるようにされ、かつ、上面に第2の表示対象物22を載置可能にされた跳上板28と、この跳上板28の他端と筐体12の上側部との間に掛け渡された付勢手段30とを有し、この付勢手段30によって跳上板28が上方に付勢され、この付勢力によって跳上板28上の第2の表示対象物22を跳ね上げるようにしている。
【0042】
付勢手段30としては、本実施の形態ではスプリングが用いられているが、ゴム等の弾性部材を用いるようにしてもよい。
【0043】
また、跳上板28を板バネで構成することで、第2の表示対象物22を跳ね上げるようにしたり、あるいは跳上板28を用いずに空気等の噴出などで跳ね上げるようにしてもよい。
【0044】
また、表示板14の背後で、第2の表示対象物22との間には、透明カバー32が設けられ、この透明カバー32で第2の表示対象物22を覆うことにより、第2の表示対象物22が表示位置から飛び出してしまうのを防止するようにしている。
【0045】
さらに、透明カバー32内には、図7に示すように、下方から上方にいくに従って広がり、かつ内方に突出する状態とされた飛散方向制御板34が設けられ、この飛散方向制御板34によって跳ね上げられた複数の第2の表示対象物22が前方位置で、かつ、上方にいくに従って広がる状態を形成するようにし、実際に破片が飛び散っているような状態を呈するようにしている。
【0046】
この飛散方向制御板34は筐体12と一体化してもよく、あるいはこの飛散方向制御板34を省略することも可能である。
【0047】
また、透明カバー32と筐体12の間に水等の液体や密度の高いガス等を満たすことにより、スローモーションのように破片を跳ね上げさせることもできる。
【0048】
そして、表示板14を、図2、図4、図6に示すように、移動手段36によって、第1の表示対象物20が目視可能となる表示位置Aと、第1の表示対象物20が視界から隠れる(目視不可能となる)位置Bとに移動可能にして、第1の表示対象物20が表示されているときに第2の表示対象物22を視界から隠し、第1の表示対象物20を視界から隠しつつ、第2の表示対象物22が表示されるようにしている。
【0049】
移動手段36は、レバー38と、カム40と、駆動手段42とを有する。
【0050】
レバー38は、レバー本体44の一端、具体的には開口16側端部にカム40と係合するカム係合部46を有し、他端側に跳上板28の上面と係合する跳上板係合部48を有し、さらに中間位置から上方に突出して表示板14と係合する表示板係合部50を有し、レバー本体44が回転軸52を中心に揺動可能に筐体12の側面下部に取り付けられている。
【0051】
この場合、表示板係合部50は、表示板14の側部に一体的に設けたアーム54の先端に位置するローラ56と係合する状態となっている。
【0052】
アーム54は、表示板14の下端部側に表示板14の後方側に延びるように取り付けられており、筐体12の側面対応位置に形成した孔部58より筐体12の外方に突出した状態となっている。
【0053】
孔部58は、表示板14が表示位置Aと視界から隠れる位置Bとの間で移動できるようにほぼ扇状の形状とされている。
【0054】
また、アーム54は、付勢手段59を介して、筐体12の開口16側上側部と連結され、この付勢手段59によって、表示板14が表示位置Aから視界から隠れる位置Bへと移動する方向へ付勢された状態となっている。
【0055】
付勢手段59は、本実施の形態ではスプリングが用いられているが、ゴム等の弾性部材を用いるようにしてもよい。
【0056】
カム40は、レバー38のカム係合部46を掬い上げる掬い上げ部60と、この掬い上げたカム係合部46を乗り上げ状態で保持する乗り上げ部62と、カム係合部46の乗り上げ部62に対する乗り上げ状態を解除する乗り上げ解除部64とを有するほぼ半円形状のものとされている。
【0057】
なお、レバー38のカム係合部46が掬い上げ部60によって確実に掬い上げできるように、筐体12の側面下部にはレバー38が下方に移動した際の位置決め部材66が取り付けられている。
【0058】
駆動手段42は、カム40を図2、図6中矢印で示す反時計方向に回転駆動するもので、本実施の形態ではギヤードモータが用いられている。
【0059】
そして、表示板14が、例えば図2の二点鎖線で示すように、視界から隠れる位置B、すなわち水平状態に位置するとき、レバー38のカム係合部46はカム40の乗り上げ部62から解除されて、図中二点鎖線で示すように、位置決め部材66上に当接した状態となっており、カム40の掬い上げ部60が図中二点鎖線で示すようにカム係合部46と係合していない状態となっている。
【0060】
従って、レバー38の跳上板係合部48及び表示板係合部50は、跳上板28及び表示板14のアーム54を押し付けていない状態となっている。
【0061】
この状態から、駆動手段42によりカム40を反時計方向に回転させると、掬い上げ部60がレバー38のカム係合部46に係合して掬い上げ、カム係合部46を徐々に持ち上げていく。
【0062】
これに伴って、跳上板係合部48及び表示板係合部50が跳上板28及び表示板14のアーム54、具体的にはローラ56を付勢手段30及び59の付勢力に抗して押し付けていく。
【0063】
そして、レバー38のカム係合部46が上限位置に達すると、カム係合部46はカム40の乗り上げ部62に乗り上げてその状態を維持することとなる。
【0064】
これによって、跳上板28は、跳上板係合部48によって最下位位置まで押し下げられ、表示板14は表示板係合部50によって表示位置Aで停止した状態を維持することとなり、この状態が表示切り替え待機状態となる。
【0065】
この状態で表示板14には、第1の表示対象物20が映し出され、その虚像24が表示板14の背後に形成されることとなる。
【0066】
次に、この表示切り替え待機状態から表示切り替えを行うには、駆動手段42を駆動し、カム40をさらに反時計方向に回転させる。
【0067】
すると、カム40の乗り上げ部62に乗り上げていたレバー38のカム係合部46が乗り上げ解除部64位置で乗り上げ状態が解除され、この乗り上げ状態の解除によって図5及び図6に示すように、付勢手段30、59の付勢力によって、レバー38のカム係合部46が下方に揺動して位置決め部材66に当接することとなる。
【0068】
これによって、レバー38の跳上板係合部48及び表示板係合部50による跳上板28及び表示板14への押し付け力が解除され、付勢手段59の付勢力によって表示板14が表示位置Aから視界から隠れる位置Bへと回動して第1の表示対象物20を隠しつつ、かつ、付勢手段30の付勢力によって跳上板28が破片である第2の表示対象物22を跳ね上げ表示する。
【0069】
この場合、普段見えている完全形態物が突然破片形態物の跳ね上げ動作に変化するので、動きが予想できず、動作時に新鮮な驚きを与えることができる。
【0070】
また、表示板14はハーフミラーにて形成されているため、第1の表示対象物20から第2の表示対象物22に表示を切り替える際に、カップから破片への表示の移行を連動させて、言い換えると、カップがまだ見えているときに破片の表示が始まるようにさせて、カップと破片が同時に見えている期間をつくることができる。
【0071】
この効果により、不自然な感じを与えることなく連続した移行状態を呈することができる。
【0072】
また、第2の表示対象物22は、飛散方向制御板34によって飛散方向が制御されているため、あたかも破裂した破片が飛散しているような状態を呈し、現実味のある表示を行うことができる。
【0073】
さらに、本実施の形態においては、筐体12の上部にLED基板68を配置し、このLED基板68に第1の表示対象物20及び第2の表示対象物22を照射する複数の照明であるLED70を取り付け、表示板14に映し出す第1の表示対象物20の表示と、実体物である第2の表示対象物22の表示とを明瞭なものとするようにしている。
【0074】
また、LED70の照射をやめることにより、第2の表示対象物22等が目立たなくなるため、それを利用して表示板14を戻すようにしている。
【0075】
このように、この実施の形態における表示装置10は、1つの駆動手段42により表示板14の保持及び回動、跳上板28の跳ね上げ動作を行うことができ、簡単な構成で、小型のものとすることができ、適用対象物を拡大することができる。
【0076】
図8及び図9には、本発明の他の実施の形態を示す。
【0077】
この実施の形態では、パチンコ遊技機100に前記実施の形態に係る表示装置10を取り付けた例を示すもので、図8及び図9にはパチンコ遊技機100の盤面102が示されている。
【0078】
このパチンコ遊技機100の盤面102には、その中央部分に液晶等画像表示手段を用いて構成された表示部104が配置されている。
【0079】
表示部104には、パチンコ遊技機100の遊技演出画像及びその他必要な情報が表示される。
【0080】
表示部104の両側に普通図柄入賞口として機能するスルーチャッカー106が配置され、さらに表示部104の下方には、特別図柄始動入賞口として機能しスタートチャッカーと呼ばれる始動入賞口108と、大当り入賞口110が設けられ、さらに下端部にはアウト玉入口112が設けられている。
【0081】
遊技者が図示せぬハンドルを把持し、回転操作することより、打球供給皿に蓄えられたパチンコ玉は、打球発射機構により発射され、外レール114及び内レール116との間を外レール114に案内されて円弧状の軌道を描いて上方へ時計回りに転動していき、盤面102内を落下していく。
【0082】
盤面102には、図示したスルーチャッカー106及び始動入賞口108以外に、図示しない複数の通常入賞口が配置されている。
【0083】
各入賞口に玉が入ると、スイッチ等の検出手段により検出される。入賞口に玉が入ると、賞球が打球供給皿に払い出される。
【0084】
入賞しなかった玉は、アウト玉入口112に入って回収される。
【0085】
始動入賞口108に玉が入ってまた通過して入賞すると、所与のルールに従い、特別遊技状態を発生させるための特別図柄抽選処理が行われる。
【0086】
本実施の形態では、この特別図柄抽選処理により、特別遊技状態として大当りの権利を遊技者に付与するか否かの決定が行われる。
【0087】
このとき表示部104には、演技演出画像の一部として複数の図柄の組み合わせを用いて抽選演出画像の表示が行われ、すべての図柄が揃うと大当りとなり、大当り入賞口110が開き、多くの玉が払い出される状態に制御される。
【0088】
スルーチャッカー106に玉が入ってまたは通過して入賞すると、スタートチャッカーとしての始動入賞口108の入賞確率を所与のルールに従い所定の短時間高めるための、いわゆる普通図柄抽選処理が行われる。
【0089】
そして、この普通図柄抽選処理により、始動入賞口108を所定の短時間開くことを指示する当りの決定が行われると、始動入賞口108が一定時間、例えば3秒間開き、その時間経過後、始動入賞口108が閉じる。
【0090】
これにより特別図柄抽選処理の回数が増え、遊技者に対し大当りの期待感を抱かせることができる。
【0091】
また、盤面102の表示部104の隣には、抽選演出を行うための抽選演出用役物として前述の表示装置10が設けられている。
【0092】
そして、表示装置10と表示部104とを連動させて抽選演出を行うようにしている。
【0093】
例えば、表示部104では、例えばシューティングデバイスの画像を表示し、大当りのときに、シューティングデバイスから玉が発射される画像118を表示し、このとき、第1の表示対象物20から第2の表示対象物22へと表示装置10の表示を切り替え、破片を飛散させるようにしている。
【0094】
このようにすることで、実体物で構成されたカップが破砕されて飛び散る状態を抽選演出に組み込むことができるので、リアルで迫力のある抽選演出を行うことができ、単に液晶表示部に抽選表示画像を表示するだけの遊技機との差別化を図ることができる。
【0095】
なお、本実施の形態では、表示装置10を表示部104の隣に配置する場合を例にとり説明したが、これに限らず、例えば表示装置10を盤面上の表示部104から離れた場所に配置する場合でもよい。
【0096】
表示装置10の構成及び作用は、前記実施の形態と同様につき説明を省略する。
【0097】
なお、パチスロ遊技機に本表示装置10を取り付けてもよい。
【0098】
図10には、本発明のさらに他の実施の形態を示す。
【0099】
この実施の形態では、表示装置10を射撃ゲーム装置120として用いる場合を示している。
【0100】
この射撃ゲーム装置120は、光線銃122にて、表示板14に映し出された第1の表示対象物20の虚像24を狙って光線124、例えばキセノン光線を照射し、この光線124が虚像24に命中すると、光線124は表示板14の表面で反射されて第1の表示対象物20に照射され、第1の表示対象物20に設けた受光センサー126がこの光線124を感知するようになっている。
【0101】
そして、受光センサ126が光線124を感知すると、移動手段36を駆動させ、第1の表示対象物20から第2の表示対象物22へと切り替え表示し、あたかもカップが被弾して破砕し飛び散る状態を演出するようになっている。
【0102】
表示装置10の構成及び作用は、前記実施の形態と同様につき説明を省略する。
【0103】
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の形態に変形可能である。
【0104】
例えば、前記実施の形態では、第1の表示対象物としてカップの形態のものを採用し、第2の表示対象物としてその破片を用いているが、この例に限定されるものではなく、第1の表示対象物と第2の表示対象物とが連続した動作を関連付けるものであれば種々の形態のものを採用することが可能である。
【0105】
また、前記実施の形態では、表示板としてハーフミラーを用いたが、この例に限らず、鏡や透明ガラスなど第1の表示対象物を反射表示できるものであれば種々のものを採用することもできる。
【0106】
さらに、前記実施の形態では、表示板の下辺を回動可能に固定し、上辺部側を回動させるようにしているが、この例に限らず、一辺が回動可能に固定され、上下または横方向の回動によって第1の表示対象物の表示位置と視界から隠れる位置とに移動可能にしてもよい。
【0107】
この場合、第1の表示対象物は、表示板に映し出して視認可能な位置、例えば表示板の上下または左右位置に配置すればよい。
【0108】
また、上辺を回動可能に固定する場合及び左右辺を回動可能に固定する場合には、表示板が視界から隠れる位置に付勢する付勢手段を設けるとよい。
【0109】
さらに、前記実施の形態では、表示板の下辺を回動可能に固定し、かつ付勢手段にて視界から隠れる方向に付勢するようにしているが、この例に限らず、付勢手段を省略して、移動手段により支持状態が解除されることで上部側が自重で下方に回動し、第1の表示対象物上を覆って視界から隠れるような構成とすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る表示装置の正面図である。
【図2】図1の移動手段側から見た側面図である。
【図3】本実施の形態に係る表示装置の内部構造を示す一部破断正面図である。
【図4】本実施の形態に係る表示装置の内部構造を示す側面図である。
【図5】第1の表示対象物から第2の表示対象物に切り替え表示した状態を示す図3対応の正面図である。
【図6】図5の状態を示す側面図である。
【図7】透明カバー及び飛散方向制御板の状態を示す斜視図である。
【図8】本実施の形態に係る表示装置をパチンコ遊技機に適用した状態を示す盤面の正面図である。
【図9】図8の表示装置の取り付け状態を示す縦断面図である。
【図10】本実施の形態の表示装置を射撃ゲーム装置に用いた状態を示す側面図である。
【符号の説明】
10 表示装置
14 表示板
20 第1の表示対象物
22 第2の表示対象物
26 跳上手段
28 跳上板
30、59 付勢手段
32 透明カバー
34 飛散方向制御板
36 移動手段
38 レバー
40 カム
42 駆動手段
46 カム係合部
48 跳上板係合部
50 表示板係合部
52 回転軸
54 アーム
56 ローラ
58 孔部
70 LED
100 パチンコ遊技機
120 射撃ゲーム装置

Claims (11)

  1. 第1の表示対象物と、
    この第1の表示対象物に対して傾斜させて設けられ、前記第1の表示対象物を所定方向から目視可能に映し出して表示する表示板と、
    前記表示板の背後に配置される第2の表示対象物と、
    前記表示板の位置を移動する移動手段とを有し、
    前記移動手段は、目視可能な表示対象物を前記第1の表示対象物から第2の表示対象物に変更することを特徴とする表示装置。
  2. 第1の表示対象物と、
    この第1の表示対象物に対して傾斜させて設けられ、前記第1の表示対象物を所定方向から目視可能に映し出して表示する表示板と、
    前記表示板の背後に目視可能に配置される第2の表示対象物と、
    前記第1の表示対象物と前記第2の表示対象物との両方を目視できる状態と、第2の表示対象物だけ目視できる状態とに前記表示板を移動させる移動手段と、
    を有することを特徴とする表示装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記表示板は、一辺が回動可能に固定され、前記移動手段により上下または横方向の回動によって前記第1の表示対象物の表示位置と視界から隠れる位置とに移動可能にされていることを特徴とする表示装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記表示板は、下辺が回動可能に固定され、前記移動手段により上辺側が傾斜立上り状態で支持されて表示板の下方に配置された前記第1の表示対象物を表示可能とすることを特徴とする表示装置。
  5. 請求項4において、
    前記表示板は、前記移動手段により支持状態が解除されることで上部側が自重で下方に回動し、前記第1の表示対象物上を覆って視界から隠れることを特徴とする表示装置。
  6. 請求項4において、
    前記表示板は、付勢手段により下方回動方向に付勢され、前記移動手段により支持状態が解除されることで上部側が下方に回動し、前記第1の表示対象物上を覆って視界から隠れることを特徴とする表示装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかにおいて、
    前記表示板は、ハーフミラーにて形成されていることを特徴とする表示装置。
  8. 請求項1〜7において、
    前記第2の表示対象物は配置される位置が変更可能とされ、前記移動手段は、前記第2の表示対象物が所定位置に配置されるタイミングに合わせて前記表示板を移動させることを特徴とする表示装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかにおいて、
    前記第1の表示対象物は破裂前の完全形態物で、前記第2の表示対象物は破裂後の複数の破片形態物とされ、
    前記破片形態物の表示時に前記複数の破片形態物を上方に跳ね上げる跳上手段を有することを特徴とする表示装置。
  10. 請求項9において、
    前記破片形態物は、飛び出し防止用の透明カバーにて覆われ、前記透明カバー内には、跳ね上げられた複数の破片形態物が前方位置で、かつ、上方にいくにしたがって広がる状態を形成する飛散方向制御板が設けられていることを特徴とする表示装置。
  11. 請求項9または10において、
    前記跳上手段は、一端が回動可能に固定された跳上板と、前記跳上板を上方に付勢する付勢手段とを有し、
    前記移動手段は、前記表示板との係合部及び前記跳上板との係合部を有し揺動可能にされたレバーと、前記レバーを持ち上げて前記表示板を下辺を回動中心として傾斜状態で立ち上がり保持すると共に、前記跳上板を下方に押しつけた状態で保持し、かつ、前記表示板及び跳上板との保持状態を解除するカムと、前記カムを回転駆動する駆動手段とを有することを特徴とする表示装置。
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