JP2004191349A - 大まかな測定および細密な測定から波長を決定する装置および方法 - Google Patents

大まかな測定および細密な測定から波長を決定する装置および方法 Download PDF

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    • G01J9/00Measuring optical phase difference; Determining degree of coherence; Measuring optical wavelength
    • G01J9/02Measuring optical phase difference; Determining degree of coherence; Measuring optical wavelength by interferometric methods
    • G01J9/0246Measuring optical wavelength

Abstract

【課題】大まかな波長応答性と細密な波長応答性を決定した後これら2つの応答性を組み合わせて絶対波長を導き出すことにより、光信号の絶対波長を決定するための装置および方法を提供する。
【解決手段】大まかな波長応答性と細密な波長応答性から光信号の波長を決定するための装置。大まかな波長応答性は光学フィルタを用いて得る。適切な検出器で波長依存性の応答性を検出し、それを処理ロジックに送信する。細密な波長応答性は干渉パターンを作成できる干渉計を用いて得る。2つの検出器を干渉パターン内に互いに横方向に距離を置いて配置し、各位置で強度応答性を検出する。強度応答性を細密な波長応答性を決定するユニットに送信する。最後に、決定された大まかな波長応答性と細密な波長応答性を用いて処理ロジックで波長を決定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、概して、大まか(coarse)および細密な(fine)波長測定によって光信号の波長を決定する装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
多くの応用分野において、安定した制御可能な波長で光出力を発生することができる光源が必要とされる。例えば、波長分割多重(WDM)や高密度波長分割多重(DWDM)通信では、安定した制御可能な波長で光信号を供給できる半導体レーザダイオードが不可欠となっている。ほとんどのソリッドステートの供給源がそうであるように、半導体レーザダイオードは、温度変化による出力波長のシフト、閾値電流の変化、劣化および/または老朽化に直面する。こういった波長のシフトによって、通信ネットワーク全体の作動に影響する外乱が発生しうる。
【0003】
高密度波長分割多重(DWDM)に基づく実際の光通信ネットワークでは、複数の半導体レーザからの光が単一の光ファイバに結集される。これらの信号のクロストークを防ぐためには、システム内の各レーザを異なる波長に調節することが不可欠である。より具体的には、各レーザの周波数を規定の周波数グリッド(いわゆるITU周波数グリッド)から選択する。
【0004】
多くは波長ロッキングや波長ロッカーと呼ばれる様々な方法および装置があり、これらは、入力光周波数とITUグリッド周波数との差に比例した出力を発生するものである。波長ロッカーは、透過フィルタ、反射フィルタ、干渉フィルタ、ファブリペロ・エタロンなどの1つ以上の光学フィルタと、対応する検出器を使用して波長の読み出しを提供する。こういったアプローチは単純であるが、波長分解能に限界がある。一般的に、得られた波長の読み出しはエラー信号に変換され、該エラー信号は、レーザ温度、電流または他の作動パラメータを調節するためのフィードバック信号として、レーザ周波数を所望のグリッド周波数に近い状態に保つために使用される。
【0005】
波長の読み出しを提供するために1つ以上の光学フィルタを使用する従来技術による波長ロッカーの例として、米国特許第4,815,081号;6,122,301号;6,400,737号;6,289,028号および4,172,663号が挙げられる。より具体的に言うと、Mahlein等による米国特許第4,815,081号には、第一の光検出装置と波長選択式光学フィルタの使用が開示されている。フィルタを通過する電力の一部は、第二の光電検出器に供給される。検出器は、レーザを制御するために、それぞれ光パワーと発光波長を測定し、入射電流のための2つの制御信号を生成するために使用される。Tei等による米国特許第6,122,301号には、安定した発光が可能なレーザ光源を生成するために、干渉フィルタと、波長測定のための2つの検出器を使用することが開示されている。Broutin等による米国特許第6,400,737号には、温度調節された波長安定化レーザの利得を自動的に調整するために、閉ループフィードバック制御システムにおける干渉計に基づく波長ロッカーを改良することが開示されている。Munks等による米国特許第6,289,028号には、少なくとも1つの光学フィルタに基づくレーザ発光波長のモニタリングおよび制御のための方法および装置が開示されている。該方法によると、1つ以上の光学フィルタによって、レーザ放射から2つの別個のビームが派生される。ビーム比較素子が、フィルタ処理されたそれらの第一のビームと第二のビームを比較し、該レーザの波長と定値の波長との偏差を表すエラー信号を生成する。フィルタは、波長ロッキングの地点が、2つの検出器からの信号が同等である波長となるように配置される。フィルタの傾斜は、この波長(「交差する波長(crossing wavelength)」とも呼ばれる)を設定するために選ばれる。最後に、Byer等による米国特許第4,172,663号には、光波長計測器における1つ以上の干渉計の使用が開示されている。
【0006】
波長ロッキングのための他の従来技術によるアプローチは、干渉パターンを作成し、複数の検出器、例えば検出器アレーによって検出された干渉縞のシフトから波長の変化を決定することに基づく。例えば、Snyderによる米国特許第4,173,442号には、反射モードで空間的な干渉パターン(つまり干渉縞)を生成するために、平行ビームにおいてくさび型(wedged)干渉計(フィゾー干渉計)を使用することが開示されている。縞は、光電受信機、典型的には検出器アレーに画像化され、縞が最小(「ゼロ交差」とも呼ばれる)であると計測された位置から波長が決定される。波長を決定するために干渉パターンのシフトを使用するさらに他のアプローチに関しては、米国特許第3,967,211号;5,420,687号および5,798,859号を参照のこと。
【0007】
あいにく、先行技術による波長ロッカーの性能は、通常、高価なオンボード熱電制御を採用せずに半導体レーザの作動領域全体に高精度の温度補償を施すにあたって直面する問題によって制限される。エタロンを使用する波長ロッカーでは、温度がエタロン内での光路長に影響を与え、これは最終的に、ロックレーザの波長エラーとなる。また、この設計には、高精度のエタロン(多くは、マルチエレメントのエアスペース設計)は高価であるという欠点と、波長ロッカーは絶対波長を測定しないため、レーザが走っている波長チャネルを決定することができないという欠点もある。
【0008】
先行技術では、検波計の使用も開示されている。こういった装置は、光信号の細密な波長を決定する。実際、複数の波長を同時に非常に精密に測定できる検波計もある。あいにく、そういった装置は一般的に、通信業界で適用するには大きすぎ、高価すぎる。
【0009】
つい最近、光ビームの正確な波長をモニタするアプローチが、Greenによる米国特許第6,331,892号で提案されている。ここでは、検出器で測定された建設的干渉(干渉による強め合い)と相殺的干渉(干渉による弱め合い)を生成するために、干渉計が使用される。干渉計での第二ビームが横断する最大および最小の経路長は、配置の微調整が可能な(micro−positionable)半導体再帰反射体またはミラーで精密に制御される。第二ビームの経路に沿って測定された再帰反射体の振動を使用すると、正確且つ反復的な波長測定を行うことができる。また、該文献は、配置の微調整が可能な再帰反射体がない場合、3つの異なる位置における縞パターンのサンプリングをするための3つのセンサを組み合わせて、干渉パターンを測定する検出器とできることも開示している。これらの位置は、各検出器からの信号間の位相シフトが約90度となるように選択されるのが好ましく、これらの位置においてセンサは概して波長変化に鈍感となるため、いかなる検出器からの信号も干渉パターンの最高点または最低点を超えないようにできる。これは、縞の最高点および最低点における干渉パターンの傾斜がゼロであるからである。
上記の開示によって多くの先行技術の問題が解決されるが、波長情報を得るためには、干渉パターンにおける振動再帰反射体または3つのセンサなどの複雑な装置が依然必要である。
【0010】
干渉計と、90度の位相関係での干渉パターンから生じたセンサ信号とを用いてレーザ周波数を測定および安定化するための方法および装置が、Mueller−Wirtsによる米国特許第6,178,002号に開示されている。該特許は、レーザ周波数の補正を行うために、くさび型干渉計の透過および反射信号の双方を分析する。しかし、該アプローチは、絶対波長を決定できないので、波長ロッキングだけのためのものである。
【0011】
総じて、最後の2つの先行技術によるアプローチの波長分解能は高いが、検出器からの情報を大量に処理する(例えば縞の間隔を決定するために曲線を当てはめる)必要がある。こういった方法および装置の主な欠点は、エラーが関連している特定のチャネルを容易且つ手軽に確定できない点である。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、光信号の波長を決定できる装置、特に、細密な波長情報を提供するためには空間的な干渉縞/パターンのサンプリング用に検出器を2つだけ使用し、大まかな波長情報を提供するためには補助フィルタと、関連する検出器との組み合わせを使用する装置を提供することである。基本的に、本発明の目的は、大まかな波長応答性と細密な波長応答性を決定した後これら2つの応答性を組み合わせて絶対波長を導き出すことにより、光信号の絶対波長を決定するための装置と、関連する方法論を提供することである。
【0013】
本発明のさらなる目的は、大まかな波長応答性と細密な波長応答性の機能を、製造が容易で安価な単一の装置に統合することである。
【0014】
本発明のこれらの利点および他の利点を、以下の説明で明らかとする。
【0015】
先行技術の問題に対処するために、本発明は、大まかな波長応答性と細密な波長応答性から光信号の波長を決定するための装置を提供する。大まかな波長応答性は、光信号に対する波長依存性の応答性を有する光学フィルタから、検出メカニズムによって得られる。光学フィルタは、変化する反射および/または透過レベルなど、波長依存性の応答性が電気的である素子、または波長依存性の応答性が光学的である素子であってよい。検出メカニズムは、任意の適切な検出器または回路であり、これは、光学フィルタによって供給される波長依存性の応答性の種類、つまり電気的か光学的か、に応じて決定される。細密な波長応答性を得るためには、当該装置は、光信号を受信し、そこから干渉パターンを作成するための干渉計を備える。2つの光検出器が、干渉パターン内に互いに横方向に距離を置いて、つまり位相からπ/4または90度の干渉パターン内の位置に、配置される。該2つの光検出器は2つの対応する強度信号を生成し、そこからユニットが細密な波長応答性を決定する。当該装置は、また、大まかなおよび細密な波長応答性から波長を決定するための処理ロジックも備える。
【0016】
1つの実施形態において、干渉計はエタロン、好ましくはくさびエタロン(wedge etalon)である。光信号は、所定の角度からエタロンに入射し、エタロンの前面にまたは前面から反射された光と、エタロンの裏面にまたは裏面から反射された光との間の干渉パターンを得る。きれいな干渉パターンを得るために、当該装置は、高次反射が干渉計から2つの光検出器へ伝搬するのを防ぐための孔なども備える。
【0017】
本発明の装置では、波長依存性の応答性を生成するために様々な種類の光学フィルタが採用されうる。光学フィルタは、線形の波長依存性の応答性を有する波長フィルタであるのが好ましい。1つの特定の実施形態において、光学フィルタは透過フィルタである。より具体的には、透過フィルタはコーティングである。別の実施形態では、光学フィルタは反射フィルタである。ここでも、反射フィルタとしてコーティングを使用できる。
【0018】
当該装置の好適な実施形態では、干渉計と光学フィルタが統合される。特に、干渉計はエタロンであり、光学フィルタはエタロンの裏面に付着されるコーティングである。ここで、コーティングは反射フィルタとして機能する。該実施形態では、コーティングは線形の波長依存性の応答性を有することが好ましい。さらに、該実施形態では、大まかな波長応答性を決定するための検出メカニズムを、干渉パターン内に互いに横方向に距離を置いて配置された2つの光検出器の組み合わせとすることができる。
【0019】
本発明の方法は、光信号に対する波長依存性の応答性を有する光学フィルタを提供し、該光学フィルタの波長依存性の応答性から大まかな波長応答性を決定することによって、光信号の波長を決定するように設計されている。当該方法はさらに、干渉パターンを作成するために光信号を干渉計に通過させることと、2つの光検出器を干渉パターン内に互いに横方向に距離を置いて配置することを含む。2つの光検出器は、細密な波長応答性を決定するために使用される2つの対応する強度信号を生成する。このようにして、光信号の波長が、大まかなおよび細密な波長応答性から決定される。
【0020】
干渉計がエタロンであり、光学フィルタがエタロンの裏面に付着される反射性コーティングである好適な実施形態では、大まかな波長応答性は、全強度測定から決定できる。該応答性は特に、干渉パターン内に配置された2つの検出器の信号を加えることによって得られる全強度から得られる。
【0021】
別の実施形態では、干渉パターン内に配置された2つの検出器から得られた2つの強度信号が、x−y面に座標で示される。一方、大まかな波長応答性がz軸に沿って座標で示される。この、細密な波長応答性と大まかな波長応答性の三次元表示は、螺旋状のパターンをたどり、非常に効果的な光信号の波長の視覚化を実現する。
【0022】
本発明の詳細な説明およびさらなる好適な実施形態は、添付の図面を参照して以下に記述する。
【0023】
【好ましい実施形態の詳細な説明】
図1は、本発明の実施形態による光信号12の波長を決定するための装置10の線図である。光信号12は、用途および要件に応じて、例えば半導体レーザダイオード(図示せず)などの光源から直接得てもよく、あるいは、例えばWDMまたはDWDMネットワーク(図示せず)などの光回路から引き出してもよい。該実施形態では、光信号12は、ITUグリッド周波数に対応する別個の波長λないしλで情報を運ぶ通信信号である。一時に使用される波長は常に1つだけである。ここでは、光信号12は波長λで伝搬しており、他の波長は破線で示したように休止している。
【0024】
ビームスプリッタ13の形態のタップは、光信号12のごく一部12’をパワー検出器15に転送するために、光信号12の経路上に設けられる。パワー検出器15は、転送された光信号の一部12’に基づいて、光信号12の入力基準パワーPrefを決定する。
【0025】
ビームスプリッタ13を通過した後、光信号12は干渉計14へと進む。干渉計14は、マッハツェンダ、マイケルソン、フィゾー、ファブリペロ・エタロンなどのくさびエタロン、または他の適切な干渉計であってよい。干渉法の基準原理にしたがって、干渉計14は、光信号12を2つのビームP1λ およびP2λ に分割し、干渉パターン16を生成するためにそれらを再結合する。干渉計14はまた、光信号12を光学フィルタ18に通過させるように構成されている。あるいは、光信号12は、図2に示したように、まずビームスプリッタなどの分割器11で分割されてから、一部分が干渉計14に供給され、別の一部分が光学フィルタ18に供給されてもよい。
【0026】
再度図1を参照する。光学フィルタ18は、波長依存性の応答性を有する透過および反射フィルタである。特に、フィルタ18は信号12を透過および反射し、信号12の反射された部分20と透過された部分22を作り出す。換言すると、部分20,22は、フィルタ18の波長依存性の応答性を表す。反射および透過された部分20,22の強度は、信号12の波長の関数として変化する。光学フィルタ18は、部分20,22の、波長の関数としての強度変化が線形となるように、線形の波長依存性の応答性を有することが好ましい。
【0027】
検出メカニズム24が、フィルタ18の波長依存性の応答性から大まかな波長応答性25を決定するために設けられる。該実施形態では、検出メカニズム24は、反射された部分20を受信するための第一光検出器24Aと、透過された部分22を受信するための第二光検出器24Bを備える。換言すると、フィルタ18の反射率Rと透過率Tが、光検出器24A,24Bによってモニターされる。光検出器24A,24Bは大まかな演算回路24Cに接続されている。回路24Cは、反射率Rと透過率Tの測定から、大まかな波長応答性を導き出すように設計されている。
【0028】
別の実施形態では、検出メカニズム24は、第一光検出器24Aのみ、または第二光検出器24Bのみを備えていてもよいことに注意されたい。該実施形態では、反射された部分20のみ、または透過された部分22のみが、それぞれ第一光検出器24Aまたは第二光検出器24Bによって測定される。この場合、大まかな波長応答性は、回路24Cで、反射率Rまたは透過率Tから導き出される。
【0029】
さらに別の実施形態では、光学フィルタ18は、直接的且つ電子的な波長依存性の応答性、特に線形の電子的な波長依存性の応答性26を生成する種類のものであってもよい。この場合、光学フィルタ18は、光トランジスタ、光ダイオードまたは他の適切な素子であってよい。また、該代替実施形態では、検出メカニズム24は、破線で示したように、大まかな演算回路24C’を備える。
【0030】
装置10は、互いに横方向に距離32を置いて干渉パターン16内に配置された2つの光検出器28,30を備える。換言すると、光検出器28,30は、位相からπ/4または90度の干渉パターン16内の位置に配置される。あるいは、光検出器28,30は、互いに3π/4、5π/4、7π/4など異なる横方向の距離を置いて配置されてもよい。光検出器28,30は、ユニットまたは細密な演算回路36が細密な波長応答性38を決定する元となる2つの対応する強度信号34A,34Bを生成する。
【0031】
装置10はまた、大まかなおよび細密な波長応答性25,38から光信号12の波長を決定するための処理ロジック40も備える。処理ロジック40は任意の適切な回路であってよく、好ましくは、光信号12の算出された波長λcalcをユーザに示すためのディスプレイ42を備える。当業者であれば、実際の適用においては、大まかな演算回路24C、細密な演算回路36および処理ロジック40を全て統合し、例えばコンピュータまたは他の適切な情報処理回路などの単一の電子装置とできることがわかるであろう。
【0032】
作動中、装置10は、大まかな波長応答性25と細密な波長応答性38を組み合わせることによって光信号12の波長を決定する。該実施形態において、光信号12の波長は、ITUグリッドの波長λないしλから選択された波長λである。光信号12の波長が変化すると、干渉パターン16が、破線で示したようにシフトする。干渉パターン16のシフトは、細密な波長応答性38の変化をもたらす。一方、反射された部分20と透過された部分22の強度も変化し、よって大まかな波長応答性25も変化する。
【0033】
細密な波長応答性38を得るために、光検出器28,30は、干渉パターン16に沿った別個の地点に、光強度に対応する電気的信号34A,34Bを提供する。このようにして、各光検出器28,30は、正弦波が変化する強度信号34A,34Bを検出するが、横方向に距離が開いているので、一方は、もう一方に対して90度位相シフトした信号を検出することとなる。これら2つの強度信号34A,34Bは、任意の基準周波数からの周波数オフセットの関数として図3に示されている。
【0034】
好適な実施形態では、細密な演算回路36は、図4に示されたように、光検出器28,30から得られた強度信号34A,34Bを分析する、または、x−y面に座標で示す。こうすることによって、細密な演算回路36は円グラフ44を作成する。グラフ44は、光信号12の波長変化に伴い干渉パターン16がシフトするのに応じて強度信号34A,34Bをx軸およびy軸に沿ってグラフ表示することによって作成された、位置の軌跡に対応する。グラフ44は環状であり、その半径は光信号12のパワーに比例する。グラフ44は、光信号12の波長が干渉計14の自由スペクトル領域(FSR)の整数倍増加または減少すると、繰り返し始める。したがって、グラフ44は、光信号12の実際の波長を決定するには十分でない。
【0035】
説明のために、干渉計14の1つのFSR内の複数の動作中の波長λないしλが、グラフ44の対応する地点に表されている。この実施例では、動作中の波長λないしλは、干渉計14の1つのFSR内に含まれるITUグリッド(例えば25GHz隔てられたチャネル;Δλ=25GHz)の均等に離間されたチャネルに対応する。よって、FSRはグラフ44の「軌道」を表し:
FSR=jΔλ
として表すことができる。
もちろん、当業者であれば、これは、FSRが動作中の波長λないしλの整数jをちょうど含む特別な場合を表すことがわかるであろう。概して、これが真である必要はなく、FSR≠jΔλの場合は下記の通りである。
【0036】
上述の理由によって、グラフ44上での地点の位置付けは波長を特定するのに十分でないため、細密な演算回路36だけが細密な波長応答性38を決定する。換言すると、細密な波長応答性38は、強度信号34A,34Bに対応する軌道上の地点を特定する。FSR=jΔλである場合、この地点は、次のように、FSRで隔てられた可能な波長の数を示す:
λ∈{λ,λ+jΔλ,λ+2jΔλ,...λ+NjΔλ}
または
λ∈{λ,λ+FSR,λ+2FSR,...λ+N・FSR}
ここで、N・FSRは、光信号12に有効な波長の全領域に及ぶ。表記を簡単にするために、当該集合での波長をλx+njとして表す。ここでn=0,1,2,...Nである。
【0037】
該集合の個々の波長λx+njは全てグラフ44上の同一地点に対応するため、演算回路36はそれらを区別できない。そのため、その不明瞭さを解消するために、大まかな演算回路24Cからの大まかな波長応答性25が必要となる。大まかな波長応答性25は、集合の波長λx+njの中から実際の波長λを選択できる程度の十分な解像度を有していなくてはならない。つまり、大まかな波長応答性25と、したがって光学フィルタ18は、波長λおよびλ+Δλを分解できるほどには正確でなくてもよい。
【0038】
好適には、大まかな波長応答性25は、z軸に沿って座標に示され、図5に示したようなグラフ46が作成される。細密な波長応答性38と大まかな波長応答性25のグラフ46での三次元表示は、ヘリックス(円柱螺旋)または螺旋状のパターンをたどり、光信号12の波長λの極めて単純な視覚化を可能とする。特に、連続的な軌道上にある波長λおよびλx+jがz軸に沿って現在どのように分解されているかをはっきりと確認できる。
【0039】
当業者であれば、実際には、グラフ46の連続的な波長λおよびλx+jは、x−y面での軌道上の全く同一の地点に対応するわけではなく、わずかにオフセットされていることに気付くであろう。換言すると、これらの連続的な波長はx−y面でわずかに分解されている。これは、この場合、干渉計14のFSRがjΔλと完全に等しいわけではない、つまりFSR≠jΔλであるからである。
【0040】
該実施例において、装置10によって受信された光信号12の実際の動作中の波長はλであり、ITUグリッドで規定された波長λないしλの1つに相当する。処理ロジック40は、波長λをグラフ46に表示されたλないしλのうち最も近い波長に適合させて波長λを決定する。当業者であれば、光信号12をそれぞれ波長λないしλで装置10に通過させることによって、まず装置10を較正することが望ましいことがわかるであろう。また、ITUグリッドの最も近い波長に適合させる前に、算出された波長λcalcをディスプレイ42に表示すると有利である。これは、波長λがITUグリッド規定の最も近い波長とどの程度異なっているかをユーザに知らせるために行うことができる。この場合、光信号12を調整するために、例えば光信号12を発する半導体レーザダイオードを調整することによって、または、光信号12を供給する任意のWDMまたはDWDMネットワークに適切な他の修正作業を行うことによって修正措置を講じることができる。
【0041】
パワーの変動の影響を受ける波長λの測定を行うためには、パワー検出器15から得られる光信号12の基準パワーPrefを使用して強度信号34A,34Bと大まかな波長応答性25を正常化することが有利である。これは、強度信号34A,34Bと波長応答性25をPrefで割ることによって、または、当業者に周知の他の適切な正常化技術で行える。図4の座標を参照すると、強度信号34A,34Bの該正常化によって、グラフ44の半径が光信号12のパワーと無関係になる。
【0042】
当業者であれば、図4および5の座標は本発明の方法をよりよく説明するためだけに提供されたものであることがわかるであろう。実際には、こういった座標の作成は必要ない。代わりに、図4および5に示した座標に相当する信号25および38の自動分析を実行するように処理ロジック40をプログラミングできる。
【0043】
好適な実施形態で上述の原理を採用する装置50を図6に示した。装置50は、DWDMネットワーク56のファイバ54を通って伝搬する光信号52の動作中の波長をモニタするように設計されている。ネットワーク56は、モニタリング用にネットワーク56から光信号52の一部、例えば全強度の数パーセント、を転送するためのカプラ58の形態のタップを備える。先述した実施形態のように、光信号52は、ITUグリッドで規定された任意の波長λないしλで伝搬可能である。この場合、光信号52は波長λで伝搬する。
【0044】
カプラ58は、光信号52を装置50のファイバ60に連結する。示した実施形態では、カプラ58の次に、入力パワー基準値Prefを提供するために、装置50のパワー検出器65が使用される。カプラ59は、こういった目的のために、光信号52のごく一部をパワー検出器65に連結するために使用される。
【0045】
ファイバ60の出力面は、光信号52を発し、オプティック66を用いて統合干渉計62および光学フィルタ64上でそれをコリメートするように設計される。該実施形態では、オプティック66は焦点レンズであるが、当業者であれば、光信号52を適切に統合干渉計62および光学フィルタ64に確実に転送するために、代わりに様々な光学素子が使用可能であることがわかるであろう。
【0046】
当該好適な実施形態では、干渉計62は、前面68と裏面70を有するくさびエタロンである。より具体的には、エタロン62は、平行でない表面68,70を有する溶融石英板である。好ましくは、エタロン62は、互いにほぼ平行な前面68と裏面70を有する光学的に研磨された誘電性の板であり、これらの面は距離「d」だけ離れている。距離「d」は数十分の1ミリメートル程度であり、該板は、λないしλの所望の波長領域で光学的に透明な材料から作られる。
【0047】
光学フィルタ64は、裏面70に付着されたコーティングの形態の反射フィルタである。好適には、コーティング64は、λないしλの波長領域にわたる反射フィルタである。実際には、コーティング64の波長依存性の応答性、つまりその反射率は、λないしλの波長領域にわたって波長に対して線形であることが最も好ましい。
【0048】
当業者であれば、波長依存性の応答性が透過率を含むコーティング64を使用することも可能であることがわかるであろう。そういった実施形態では、透過された信号部分72のモニタリングが、破線で示したように、コーティング64を備える裏面70の後ろに位置する光検出器74によって実行される。一般的には、反射性コーティングとしてのみ機能するコーティング64を使用することが好ましい。
【0049】
干渉計64は、その前面68に反射された第一ビーム78と、その裏面に反射された第二ビーム80との間の干渉パターン76を作成する。具体的には、第二ビーム80がくさび干渉計64を透過し、裏面70で内部反射を受ける。第二ビーム80は、その後前面68を透過し、第一ビーム78に干渉し、干渉パターン76を形成する。一般的に82で示される高次反射の、干渉パターン76への破壊的な影響を除去するために、孔84がビーム経路に設けられる。孔84は高次反射82を妨げる。
【0050】
装置50は、互いに横方向に距離を置いて干渉パターン76内の2つのサンプリング地点に配置された2つの光検出器86,88、例えば光ダイオードを備える。もちろん、光検出器86,88は、3π/4、5π/4など異なる横方向の距離を置いて配置されてもよい。さらに、光検出器86,88は、ビーム78,80の軸の交差地点に配置される。該地点は、光信号52のくさびエタロン62への入射角、くさびエタロン62の厚さ、くさびエタロン62のくさび角度、および光検出器86,88への距離によって決まる。光検出器86,88がビーム78,80の軸の交差地点に配置されない場合、光信号52の幅が増加するかまたはくさびエタロン62の厚さが減少しなければ、それらは干渉を記録しない。しかし、これらの測定は、状況によっては、くさびエタロン62上での線形透過フィルタコーティング64の使用を妨げえる。というのは、ビーム78,80が光検出器86,88に到達する前に、くさびエタロン62内で複数の反射を阻止することはできないためである。
【0051】
当該実施形態では、くさびエタロン62の近傍且つ光検出器86,88の前にスリットペア89が設けられる。スリットペア89は、横方向の距離の制約とビーム78,80の軸の交差地点とに対応する干渉パターン76における2つのサンプリング地点を画定するために使用される。光検出器86,88は、スリットペア89の後ろの2つのサンプリング地点に配置される。当該実施形態では、光検出器86,88の検出面は、光検出器86,88の活動的な検出エリアと同一平面上にあり、ビーム78,80の軸の交差地点を含む。
【0052】
光検出器86,88は、2つの対応する強度信号を生成するように設計されており、処理ロジック90に連結されている。当該実施形態では、処理ロジック90は、大まかなおよび細密な波長応答性演算回路の両方を含む。
【0053】
作動中、処理ロジック90は、光検出器86,88から読み出しを得る。これら読み出しは、干渉パターン76での光信号52の対応する光強度レベルまたはパワーレベルD1およびD2を表す。加えて、処理ロジック90は、光信号52の信号表示基準パワーPrefを、パワー検出器65から受信する。
【0054】
コーティング70の波長依存性の応答性が透過率を含み、光検出器74がその測定に使用される実施形態では、処理ロジック90はさらに、光信号52の透過された信号部分72に対応するパワーレベルD3を受信する。この場合、パワーレベルD3は、大まかな波長応答性を表す。
【0055】
処理回路90は、上述したように、大まかなおよび細密な波長応答性から光信号52の波長を得るためにルックアップテーブルを含むのが好ましい。このために、ルックアップテーブルは、細密な波長応答性を表すパワーレベルD1およびD2と、大まかな波長応答性を表すパワーレベルD3と関係しており、光信号12のパワーの変動とは無関係であるのが好都合である。先述した実施形態と同様に、これは、全パワーレベルD1、D2およびD3を基準パワーPrefで割ることによって、または、当業者に周知の他の適切な正常化技術で行える。次いで、ルックアップテーブルが、上述したように、軌道および波長パターンのヘリックスに基づいて生成される。当業者であれば、実際には、この場合の処理回路90の機能性と、先述した実施形態の処理ロジック40の機能性は、波長λの決定時に演算素子および処理ステップを共有できることがわかるであろう。
【0056】
あるいは、処理回路90は、パワーレベルD3を測定せずに光信号52の波長を決定することもできる。この場合、大まかな波長応答性は単に、検出器86,88の双方から得られた合計パワーD1+D2である。よって、ルックアップテーブルは、D1、D2とD1+D2の合計だけに基づく波長決定情報を含む。ここでも、D1、D2およびD1+D2を基準パワーPrefで割って測定を正常化し、入力パワー変動の影響を受けなくすることが有利である。
【0057】
該実施形態によると、光信号52の波長は、ヘリックスではなく図7に示したような二次元の渦巻き92から決定される。渦巻き92は、大まかな波長応答性を表す合計パワーD1+D2が波長の関数として変化し、それにより軌道の半径が変化することによって生成される。くさびエタロン62のFSRが、渦巻き92の連続的な軌道上の波長λおよびλx+jの間隔を決定することに注意されたい。渦巻き92の場合、この間隔が非常に狭く、密接した「重なり」ができている。こういった重なりによって、渦巻き92の連続的な軌道上の波長間の区別が困難になる。くさびエタロン62のFSRを適切に選択することで、この間隔を変える、または重なりを軽減することが好適である。
【0058】
図8の二次元の渦巻き94は、FSRを変えることによって、渦巻き94の連続的な軌道上の波長λとλx+jとの重なりに及ぼされる影響を示す。明らかに、該FSRで作成された渦巻き94は、連続的な軌道上の波長λとλx+jとの重なりが大幅に軽減している、つまり間隔が広がっているので、測定に好適である。このように、くさびエタロン62の適切なFSRを選択し、処理ロジック90を利用すると、大まかなおよび細密な波長の読み出し双方のために検出された応答性によって、光信号52の波長を迅速に決定できるようになる。実際には、本発明の装置および方法は、間隔が25GHzであるチャネルについて、渦巻きの各地点が1チャネルに対応する渦巻き曲線を生成するために効果的に利用できる。
【0059】
【実施例】
以下の実施例は、図6を参照して上述された実施形態に類似の装置を設計するために使用される特定のパラメータを当業者に示すためのものである。該実施例は例示のみを目的とし、本発明を制限するものではない。該実施例では、サンプル光信号52が、400GHzのエタロン62の前面68を通って伝搬する。該エタロンの裏面70は反射率60%のコーティング64を備える。光信号52は、屈折し、裏面70から前面68へと反射され、そして第二ビーム80の形態で前面68を通過する際に再び屈折する。また、光信号52の一部は、第一ビーム78の形態で、エタロン62の前面68に反射される。
【0060】
基本的にエタロン62は、伝搬方向がわずかに異なる光信号52の2部分に相当するビーム78,80に、光信号52を分割する。エタロン62は、生成した反射されたビーム78,80の間に所望のビーム角が生成され、該所望のビーム角が光検出器86,88で干渉パターン76を作成するように設計される。
【0061】
33μmの空間的周期は、ビーム伝搬角α=1.545/33=46.8mradにおける隔たりに相当する。この角度を達成するためには、45度の入射角で配置された溶融石英くさび型干渉計62が、以下の式:
【式1】
Figure 2004191349
によって与えられるくさび角を有するようにする。
【0062】
干渉計62の厚さは、干渉計における第一および第二ビーム78,80の分離と、入射角によって決定される。角度αが46.8mradの場合、交差地点をくさび62の下流3.5mmに配置することが必要なくさび62の厚さは、溶融石英で約0.22mmであり、これは、約500GHzのFSR、または25GHzで20チャネルに相当する。
【0063】
上述した装置の波長分解能は、検出器86,88および電子機器の信号対雑音比(V_sig/V_rms noiseとして電圧で定義される)によって決まる。本来、2つの強度検出器86および88は最終的な波長分解能を決定するために存在し、一方、フィルタ検出器は隣接する軌道を区別するためだけに使用される。検出軌道に沿った経路長(電圧)は単純にπVmaxであり、ここでVmaxは検出器86または88のいずれかにおける最大の信号である。よって、周波数分解能は:
【式2】
Figure 2004191349
であり、または、上述の実施例および検出器の信号対雑音比が500:1である場合、波長決定装置によって得られる分解能はほぼ250MHzである。フィルタ検出手段の必須S/Nは、周波数領域全体(C−およびL−バンドの場合10THz)で軌道の数を超えていなくてはならない。上述の実施例の場合もやはり、これは、フィルタ検出手段の信号対雑音比約25に相当する。異なるエタロンを選択することで、3つの検出器全てのS/N要件のバランスをとることができる。例えば、3つの検出器全てにおけるS/N比が200で、エタロンの自由スペクトル領域が約50GHzである場合、全体的な装置の分解能は80MHzである。25GHzのエタロンで検出器S/Nが1000:1の場合、原理的には、分解能は10MHz以上となる。
【0064】
検出ピッチは例えば25ミクロンのオーダーであってよく、光検出器86,88(図示したように長方形)の活動的なエリアは幅15ミクロン、高さ50ミクロンであってよく、長方形のエリアは約10ミクロン隔てられている。
【0065】
当業者であれば、上記のパラメータは単なる例として挙げられたものであることがわかるであろう。概して、光検出器の長方形の活動的なエリアは、干渉パターンがサンプリングされるエリアとして利用されうると考えられる。しかし、検出エリアそのものを干渉パターンのサンプリングのためのサンプリングエリアとして利用すると、くさびエタロンを製造する際の許容誤差が厳しくなることもあり、これは望ましくない。よって、図6に示したスリットペアを使用して干渉パターンをサンプリングできる所定の2つの別個の地点を設けることが好ましい。
【0066】
フィルタは、波長依存性の応答性が電子的応答である任意の適切な装置、例えば、大まかな波長測定を決定できる程度に精密な感光性素子であってよい。フィルタは、透過フィルタ、反射フィルタ、または波長フィルタからなり、好ましくは線形の波長依存性の応答性を示す。フィルタは離接されていてもよく、または例えば図6に示したようにエタロンの裏面に付着されたコーティング、例えば(1520−1620nmの領域にわたる)線形反射率が60%程度および10−90%のコーティングの形態であってもよい。
【0067】
好適には、光検出器は、波長を決定するためにビームの強度を検出する。しかし、当業者には理解されるように、ビームの位相も利用可能である。
【0068】
該実施形態では、反射率の高いコーティングが使用され、その結果、付加的な反射、特に高次反射(必要とされる以外の)の干渉計から光検出器への到達が防止された。これは、図示したように孔84によって達成される。
【0069】
当業者であれば、くさび型エタロンの温度依存性によって、温度変化が装置全体の性能に著しく影響しうることは周知であろう。しかし、本発明による波長決定装置の波長応答性には「不感帯(dead zones)」がないため、例えばくさび型エタロンに搭載されたサーミスタおよびソフトウェアのルックアップテーブルによって温度の影響を最小限にできる。したがって、熱的動作における「崖(cliff)」はなく、検出器の有効なS/Nの低下があるだけで、これは適切な熱機械設計によって最小限にできる。
【0070】
加えて、くさび62からの光信号52の反射は角度をなして生じるため、前面および裏面の反射係数は光信号52の入力偏光によって決まる。偏光の結果生じた雑音は、装置の分解能の低下につながりうる。したがって、装置を偏光と無関係にするために、光信号52に対して傾斜する全光学面で誘電性コーティングを採用すると好都合である。
【0071】
波長決定装置が偏光と無関係な第二の実施形態では、複屈折材料の小片、例えば適切に順応させたニオブ酸リチウム、サファイアまたはカルサイトなどを使用して、直交する偏光を、特定の距離だけ互いに位置がずれた2つの独立のビームに分離することができる。偏光を回転させるための2分の1波長板を1つのビーム上で採用して、確実に双方のビームがオプティック上で同一の反射および透過係数を受けるようにすることができる。同一のエタロンおよび線形の透過フィルタの組み合わせを用いると、互いに重ねて配置された2組の独立した検出器を使用して各偏光の波長が独立に測定される。光検出アセンブリを注文設計することによって、製造費を大幅に増加させることなく、検出器の数を倍増できる。
【0072】
当業者であれば、本発明の技術範囲から逸脱しない程度に上述の実施形態に様々な変更が加えられうることは明らかであろう。したがって、本発明の範囲は、請求項とその法的均等物によって決定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による光信号の波長を決定するための装置の線図である。
【図2】図1の装置の一部分の別の実施形態の線図である。
【図3】任意の基準周波数からの周波数オフセットの関数として、縞パターン内の2つの光ダイオードからの信号応答性を示す。
【図4】2つの検出器の信号が互いに対して座標で示されている場合に得られる、二次元空間での例示的な座標(円形曲線)を示す。
【図5】本発明の好適な方法にしたがって、検出器からの細密および大まかな波長が互いに対して座標で示されている場合に得られる、三次元空間でのヘリックス曲線の例示的な座標を示す。
【図6】本発明の好適な実施形態による光信号の波長を決定するための装置の線図である。
【図7】2つの検出器の信号が互いに対して座標で示されている場合に得られる、それぞれが干渉計のFSRに対応している複数の軌道に関する、二次元空間での例示的な座標(渦巻き状/斜交曲線)を示す。
【図8】チャネル地点がより広く離間するようにエタロンFSRが選択されている場合の、波長の関数としての例示的な座標(渦巻き状/オフセット曲線)を示す。
【符号の簡単な説明】
10 装置
11 分割器
12 光信号
13 ビームスプリッタ
14 干渉計
15 パワー検出器
16 干渉パターン
18 光学フィルタ
20 反射された部分
22 透過された部分
24 検出メカニズム
24A 第一光検出器
24B 第二光検出器
24C 大まかな演算回路
25 大まかな波長応答性
28 光検出器
30 光検出器
32 横方向の距離
34A 強度信号
34B 強度信号
36 細密な演算回路
38 細密な波長応答性
40 処理ロジック
42 ディスプレイ
44 円グラフ
46 グラフ
50 装置
52 光信号
54 ファイバ
56 DWDMネットワーク
58 カプラ
59 カプラ
60 ファイバ
62 統合干渉計/エタロン
64 光学フィルタ/コーティング
65 パワー検出器
66 オプティック
68 前面
70 裏面
72 透過された部分
74 光検出器
76 干渉パターン
78 第一ビーム
80 第二ビーム
82 高位の反射
84 孔
86 光検出器
88 光検出器
89 スリットペア
90 処理ロジック/処理回路
92 渦巻き
94 渦巻き

Claims (48)

  1. 光信号の波長を決定するための装置であって:
    a)光信号に対する波長依存性の応答性を提供する光学フィルタと;
    b)波長依存性の応答性から大まかな波長応答性を決定する検出手段と;
    c)光信号を受信し、そこから干渉パターンを生成する干渉計と;
    d)干渉パターン内に互いに横方向に距離を置いて配置された、2つの対応する強度信号を生成するための2つの光検出器と;
    e)2つの強度信号から細密な波長応答性を決定するユニットと;
    f)大まかな波長応答性と細密な波長応答性から波長を決定する処理ロジックを備える装置。
  2. 干渉計がエタロンからなる、請求項1に記載の装置。
  3. エタロンはくさびエタロンである、請求項2に記載の装置。
  4. 高次反射が干渉計から2つの光検出器に伝搬するのを実質的に防止する孔をさらに備える、請求項1に記載の装置。
  5. 波長依存性の応答性が線形である、請求項1に記載の装置。
  6. 光フィルタが透過フィルタである、請求項1に記載の装置。
  7. 透過フィルタがコーティングからなる、請求項6に記載の装置。
  8. 光フィルタが反射フィルタである、請求項1に記載の装置。
  9. 反射フィルタがコーティングからなる、請求項8に記載の装置。
  10. 干渉計がエタロンであり、該エタロンの裏面にコーティングが付着されている、請求項9に記載の装置。
  11. 波長依存性の応答性が線形である、請求項9に記載の装置。
  12. 光信号の波長を決定するための装置であって:
    a)光信号に対する波長依存性の応答性を提供する光学フィルタと;
    b)波長依存性の応答性から大まかな波長応答性を決定する検出器と;
    c)光信号を受信し、そこから干渉パターンを作成する干渉計と;
    d)干渉パターン内に互いに横方向に距離を置いて配置された、2つの対応する強度信号を生成するための2つの光検出器と;
    e)大まかな波長応答性と細密な波長応答性から波長を決定する処理ロジックを備える装置。
  13. 干渉計がくさびエタロンからなる、請求項12に記載の装置。
  14. 高次反射が干渉計から2つの光検出器に伝搬するのを実質的に防止する孔をさらに備える、請求項12に記載の装置。
  15. 光信号の基準パワーPrefを検出するパワー検出器をさらに備える、請求項12に記載の装置。
  16. 光フィルタが波長フィルタからなり、そこで波長依存性の応答性が線形である、請求項12に記載の装置。
  17. 光フィルタが透過フィルタである、請求項12に記載の装置。
  18. 光フィルタが反射フィルタである、請求項12に記載の装置。
  19. 干渉計近傍に配置された、干渉パターンにおける2つのサンプリング地点を画定するためのスリットペアをさらに備え、2つの光検出器が該2つのサンプリング地点に配置される、請求項12に記載の装置。
  20. 干渉計が2つのビームを生成し、該2つのビームの軸は交差地点を有し、2つの光検出器は、該2つの光検出器の検出面が該交差地点を含むように配置される、請求項12に記載の装置。
  21. 光信号の波長を決定するための装置であって:
    a)前面、裏面およびコーティングを備えるくさびエタロンであって、前面を通して光信号を受信し、そこから干渉パターンを作成するくさびエタロンと;
    b)干渉パターン内に互いに横方向に距離を置いて配置された、2つの対応する強度信号を生成するための2つの光検出器と;
    c)2つの強度信号からから波長を決定する処理ロジック
    を備える装置。
  22. 2つの強度信号の合計パワーが大まかな波長応答性からなる、請求項21に記載の装置。
  23. コーティングが光信号に対する線形の波長依存性の応答性を有する、請求項21に記載の装置。
  24. コーティングが裏面に付着されている、請求項23に記載の装置。
  25. 線形の波長依存性の応答性が透過率または反射率を含む、請求項24に記載の装置。
  26. 波長依存性の応答性が透過率を含み、当該装置が透過率を測定するための光検出器をさらに備える、請求項25に記載の装置。
  27. 高次反射がくさびエタロンから2つの光検出器に伝搬するのを実質的に防止する孔をさらに備える、請求項21に記載の装置。
  28. 光信号の基準パワーPrefを検出するパワー検出器をさらに備える、請求項21に記載の装置。
  29. くさびエタロン近傍に配置された、干渉パターンにおける2つのサンプリング地点を画定するためのスリットペアをさらに備え、2つの光検出器が該2つのサンプリング地点に配置される、請求項21に記載の装置。
  30. くさびエタロンが2つのビームを生成し、該2つのビームの軸は交差地点を有し、2つの光検出器は、該2つの光検出器の検出面が該交差地点を含むように配置される、請求項21に記載の装置。
  31. 光信号の波長を決定するための方法であって:
    a)光信号に対する波長依存性の応答性を有する光学フィルタを提供することと;
    b)光信号を光学フィルタに通過させることと;
    c)波長依存性の応答性から大まかな波長応答性を決定することと;
    d)干渉パターンを作成するために、光信号を干渉計に通過させることと;
    e)2つの対応する強度信号を生成するために、2つの光検出器を干渉パターン内に互いに横方向に距離を置いて配置することと;
    f)2つの強度信号から細密な波長応答性を決定することと;
    g)大まかな波長応答性と細密な波長応答性から波長を決定すること
    を含む方法。
  32. 大まかな波長応答性が合計パワーの測定によって2つの光検出器から決定される、請求項31に記載の方法。
  33. 光学フィルタを干渉計に統合することをさらに含む、請求項31に記載の方法。
  34. 高次反射が干渉計から2つの光検出器に伝搬するのを実質的に防止することをさらに含む、請求項31に記載の方法。
  35. 光信号の波長を決定するための方法であって:
    a)光信号を、該光信号に対する波長依存性の応答性を有する光学フィルタに通過させることと;
    b)波長依存性の応答性から大まかな波長応答性を決定することと;
    c)干渉パターンを作成するために、光信号を干渉計に通過させることと;
    d)2つの対応する強度信号を生成するために、互いに横方向に離間した2つのサンプリング地点で縞パターンをサンプリングすることと;
    e)大まかな波長応答性と2つの強度信号から波長を決定すること
    を含む方法。
  36. 干渉計は前面および裏面を備えるくさびエタロンであり、該前面を通して該くさびエタロン内に光信号を導入することによって干渉パターンが生成される、請求項35に記載の方法。
  37. 高次反射が干渉計から2つの光検出器に伝搬するのを実質的に防止することをさらに含む、請求項35に記載の方法。
  38. 光信号の基準パワーPrefを測定し、該基準パワーを用いて2つの強度信号を正常化することをさらに含む、請求項35に記載の方法。
  39. 光学フィルタは線形の波長応答性を有するように選択される、請求項35に記載の方法。
  40. 波長依存性の応答性が透過率を含む、請求項35に記載の方法。
  41. 波長依存性の応答性が反射率を含む、請求項35に記載の方法。
  42. スリットペアを通して干渉パターンを画像化することをさらに含む、請求項35に記載の方法。
  43. 光信号の波長を決定するための方法であって:
    a)干渉パターンを作成するために、光信号を、前面、裏面およびコーティングを備えるくさびエタロンに通過させることと;
    b)2つの対応する強度信号を生成するために、互いに横方向に離間した2つのサンプリング地点で縞パターンをサンプリングすることと;
    c)2つの強度信号から波長を決定すること
    を含む方法。
  44. コーティングは線形の波長応答性を示すように選択される、請求項43に記載の方法。
  45. コーティングが裏面に付着される、請求項44に記載の方法。
  46. 干渉パターンを孔に通過させることによって、高次反射が干渉計から2つの光検出器に伝搬するのを実質的に防止することをさらに含む、請求項43に記載の方法。
  47. 光信号の基準パワーPrefを測定し、該基準パワーを用いて2つの強度信号を正常化することをさらに含む、請求項43に記載の方法。
  48. スリットペアを通して干渉パターンを画像化することをさらに含む、請求項43に記載の方法。
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