JP2004191275A - 電源システム、電源システムの表示装置、及び表示装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数台の電源装置12A、12Bを備え、各電源装置12A、12Bは、それぞれに接続される発電装置14A、14Bによって発電された電力に基づいて累積積算電力量値を求めるコントローラ18A、18Bを備えた電源システムにおいて、各コントローラ18A、18Bにより求められた累積積算電力量値に基づき、これら累積積算電力量値の合計である合計累積積算電力量値を求め、この合計累積積算電力量値を示す数値情報を表示部22に表示する制御を行うリモートコントローラ21を有する1台の表示装置13を備えた。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、発電装置によって発電した電力を系統電源に応じた電力に変換する電源装置を複数台備えた電源システム、この電源システムの表示装置、及び表示装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、複数台の電源装置を備え、各電源装置は、それぞれに接続される発電装置によって発電された電力を系統電源に応じた電力に変換する電源システムが知られている。
【0003】
従来、各電源装置のそれぞれにリモートコントローラを有する表示装置を接続し、各表示装置は、それぞれの発電装置により発電された電力の累積積算電力量のデータに基づく表示を行うようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−305634号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の電源システムでは、各表示装置において個別の累積積算電力量値の表示は行っているが、発電装置全体としての合計の累積積算電力量を表示するようにはなっていないため、発電装置の発電量の確認に時間を要するという問題があった。
【0006】
また、例えば電源装置がリセットされる場合や電源装置を交換する場合、電源装置に接続されている発電装置の累積積算電力量に関するデータ等が失われてしまい、発電装置の発電量の確認に支障をきたすという問題があった。
【0007】
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、発電量の確認作業の効率化を図る電源システム、電源システムの表示装置、及び表示装置の制御方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、複数台の電源装置を備え、各電源装置は、それぞれに接続される発電装置によって発電された電力に基づいて累積積算電力量値を求める累積積算手段を備えた電源システムにおいて、各電源装置の累積積算手段から累積積算電力量値を受信し、前記累積積算電力量値の合計である合計累積積算電力量値を求める合計累積積算手段と、表示部とを有し、前記合計累積積算電力量値を示す数値情報を、前記表示部を構成する合計累積積算電力量表示部に表示する表示装置を備えたことを特徴としている。
【0009】
この場合において、各電源装置は、それぞれの積算手段により求められた累積積算電力量値を送信する送信手段を備え、前記表示装置は、各電源装置の送信手段により送信された累積積算電力量の値を受信する受信手段と、受信したそれぞれの累積積算電力量値を記憶する記憶手段とを備えてもよい。
【0010】
また、前記受信手段は、それぞれの前記送信手段により送信される累積積算電力量値を所定の時間間隔で受信するように設定され、
前記表示装置は、記憶した累積積算電力量値に基づいて、所定期間における発電装置全体の積算電力量値を求める積算手段を備え、この積算手段により求められた前記積算電力量値を示す数値情報を、前記表示部を構成する積算電力量表示部に表示するようにしてもよい。
【0011】
さらに、前記合計累積積算電力量表示部に表示される前記合計累積積算電力量値を示す数値情報が、前記合計累積積算電力量表示部の表示可能な所定上限値を超える場合、前記合計累積積算電力量表示部の表示を表示可能な値に補正するようにしてもよい。
【0012】
さらにまた、前記積算電力量表示部に表示される前記積算電力量値を示す数値情報が、前記積算電力量表示部の表示可能な所定上限値を超える場合、前記積算電力量表示部への表示を前記所定上限値に維持するようにしてもよい。
【0013】
また、発電装置によって発電された電力に基づいて累積積算電力量値を求める累積積算手段を有する電源装置を複数台備えた電源システムに設けられる電源システムの表示装置であって、各電源装置の累積積算手段から累積積算電力量値を受信し、前記累積積算電力量値の合計である合計累積積算電力量値を求める合計累積積算手段と、表示部とを有し、前記合計累積積算電力量値を示す数値情報を、前記表示部を構成する合計累積積算電力量表示部に表示することを特徴としている。
【0014】
この場合において、各電源装置により送信された累積積算電力量の値を受信する受信手段と、受信したそれぞれの累積積算電力量の値を記憶する記憶手段とを備えてもよい。
【0015】
また、前記受信手段は、それぞれの電源装置により送信される累積積算電力量の値を所定の時間間隔で受信するように設定され、記憶した累積積算電力量値に基づいて、所定期間における発電装置全体の積算電力量値を求める積算手段を備え、この積算手段により求められた前記積算電力量値を示す数値情報を、前記表示部を構成する積算電力量表示部に表示するようにしてもよい。
【0016】
さらに、前記合計累積積算電力量表示部に表示される前記合計累積積算電力量値を示す数値情報が、前記合計累積積算電力量表示部の表示可能な所定上限値を超える場合、前記合計累積積算電力量表示部の表示を表示可能な値に補正するようにしてもよい。
【0017】
さらにまた、前記積算電力量表示部に表示される前記積算電力量値を示す数値情報が、前記積算電力量表示部の表示可能な所定上限値を超える場合、前記積算電力量表示部への表示を前記所定上限値に維持するようにしてもよい。
【0018】
また、発電装置によって発電された電力に基づいて累積積算電力量値を求める累積積算手段を有する電源装置を複数台備えた電源システムに設けられる表示装置の制御方法であって、前記累積積算電力量値の合計である合計累積積算電力量値を求める過程と、この合計累積積算電力量値を示す数値情報を表示する過程とを備えたことを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を、図面に基づき説明する。図1は、本実施の形態に適用した電源システムの概略構成を示している。
【0020】
図1に示すように、電源システム10は、複数台(例えば、2台)の電源装置12A、12Bと、1台の表示装置13とを備えている。この表示装置13と、各電源装置12A、12Bとは、それぞれ通信ライン▲1▼、▲2▼で接続されている。
【0021】
各電源装置12A、12Bの電力入力端は、それぞれ発電装置としての太陽電池モジュール14A、14Bに接続される。各電源装置12A、12Bの電力出力端は、系統電源15に接続される。また、負荷16は、系統電源15に接続される。
【0022】
各電源装置12A、12Bは、直流電力を系統電源15と同期のとれた交流電力に変換するインバータ部17A、17Bと、電源装置12A、12Bの制御を行うコントローラ18A、18Bとを備えている。
【0023】
これにより、電源システム10は、各太陽電池モジュール14A、14Bから出力された直流電力をインバータ部17A、17Bによって系統電源15に応じた交流電力に変換して、系統電源15へ出力する系統連系発電システムを形成している。
【0024】
また、表示装置13は、リモートコントローラ21と、例えばLCD等を用いた表示部22とを備えている。リモートコントローラ21は、各コントローラ18A、18Bと通信を行い、各コントローラ18A、18Bから受信したデータに基づいて、表示部22への表示の制御を行ったり、図示を省略した操作スイッチの操作に応じたデータを各コントローラ18A、18Bに送信する制御を行っている。
【0025】
各コントローラ18A、18Bは、それそれマイクロコンピュータ23A、23Bと、それぞれの通信ライン▲1▼、▲2▼に接続される送受信手段としてのUART(Universal Asynchronous Receiver-Transmitter)24A、24Bとを備えている。
【0026】
また、リモートコントローラ21は、マイクロコンピュータ25と、それぞれの通信ライン▲1▼、▲2▼に接続される送受信手段としてのUART26A、26Bとを備えている。
【0027】
UART24AとUART26Aとの間では通信ライン▲1▼を通じてシリアル通信が行われ、UART24BとUART26Bとの間では通信ライン▲2▼を通じてシリアル通信が行われる。
【0028】
つまり、リモートコントローラ21とコントローラ18Aとの通信、及びリモートコントローラ21とコントローラ18Bとの通信は、それぞれ独立して行われる。
【0029】
リモートコントローラ21のマイクロコンピュータ25は、CPU31と、ROM32と、RAM33とを備えている。
【0030】
CPU31は、ROM32内の制御プログラム32Aに従って、リモートコントローラ21全体、ひいては表示装置13全体の制御を行う。つまり、CPU31が制御プログラム32Aに基づいて動作することで、リモートコントローラ21が動作することとなる。ROM32は、制御プログラム32Aを含む制御用データをあらかじめ記憶している。RAM33は、各種データを一時的に記憶する。
【0031】
各コントローラ18A、18Bは、それぞれインバータ部17A、17Bの制御を行うほか、それぞれ太陽電池モジュール14A、14Bの発電電力の検出、及びこの発電電力に基づいて累積積算電力量の値の算出を行っている。そして、各コントローラ18A、18Bは、発電電力の値を示すデータ及び算出した累積積算電力量の値を示すのデータを通信ライン▲1▼、▲2▼に送出する制御を行っている。この累積積算電力量の算出は、それぞれの電源装置12A、12Bの起動後から行われる。
【0032】
本実施の形態では、電源システム10は、複数台(例えば、2台)の電源装置12A、12Bと、リモートコントローラ21及び表示部22を有する1台の表示装置13と、を備えている。
【0033】
この表示部22には、発電装置としての太陽電池モジュール14A、14B全体の累積積算電力量値を示す数値情報を表示する合計累積積算電力量表示部22Aと、所定期間として例えば1日間における太陽電池モジュール14A、14B全体の積算電力量値を示す数値情報を表示する積算電力量表示部22Bと、現在の太陽電池モジュール14A、14B全体の発電電力を示す数値情報を表示する発電電力表示部22Cと、電源装置12A、12Bのうちいずれか一方の累積積算電力量値を示す数値情報、発電電力を示す数値情報、動作情報及びエラー情報等を表示する個別情報表示部22Dとを備えている。
【0034】
以下、リモートコントローラ21の動作、つまり制御プログラム32Aに基づくCPU31の動作について、図2、及び図4〜図10のフローチャート、並びに図3の通信メイン処理を示すデータ遷移図を参照しながら説明する。
【0035】
まず、図2に示す、CPU31のメイン処理動作を示すメインフローチャートを参照しながら説明する。
【0036】
CPU31は、リモートコントローラ21全体の初期化動作であるイニシャル処理を実行する(ステップS1)。
【0037】
そして、CPU31は、10[msec]経過したか否かを判断する(ステップS2)。
【0038】
10[msec]経過している場合(ステップS2;Yes)、デモモード中であるか否かを判断する(ステップS3)。このデモモードとは、例えば、太陽光発電による発電による二酸化炭素排出量の削減値等を表示するモードである。
【0039】
デモモード中でない場合(ステップS3;No)、CPU31は、リモートコントローラ21の不図示の各種タイマの動作の処理であるタイマ処理を実行する(ステップS4)。
【0040】
次に、CPU31は、リモートコントローラ21の基盤検査中であるか否かを判断する(ステップS5)。つまり、不図示のリモートコントローラ21の基盤に以上があるか否かを判断する。
【0041】
基盤検査中でない場合(ステップS5;No)、CPU31は、リモートコントローラ21の不図示の各種スイッチの操作を受け付けるSW入力処理を実行し(ステップS6)、各種スイッチの操作に基づく処理であるSW処理を実行する(ステップS7)。
【0042】
そして、CPU31は、各コントローラ18A、18Bとリモートコントローラ21との通信において、受信したデータのエラーチェックを行う通信メイン処理(ステップS8)を実行した後、受信したデータの解析処理を行うシリアルデータ解析処理を実行する(ステップS9)。
【0043】
次に、CPU31は、不図示のブザーの鳴音制御の処理を行うブザー処理(ステップS10)と、処理された受信データを表示部22へ表示するための編集を行う表示編集処理(ステップS11)と、時刻の管理や時刻表示のための時計処理(ステップS12)と、待機して各種チェック動作を行うスタンバイチェック処理(ステップS13)とを順次実行する。
【0044】
そして、ステップS13の処理を終了した場合、又はステップS2において10[msec]経過していない場合、表示編集処理を実行し(ステップS14)、ステップS2に戻る。
【0045】
ステップS3の判断において、デモモード中である場合、デモモードにおける表示を行うために受信した累積積算電力量値等に基づいて編集する表示編集処理を実行し(ステップS15)、デモモードを終了するデモ用タイマ処理を実行し(ステップS16)、ステップS2に戻る。
【0046】
ステップS5の判断において、基盤検査中である場合、基盤検査30秒カウント中であるか否かを判断する(ステップS17)。基盤検査30秒カウント中である場合(ステップS17;Yes)、処理基盤検査SW処理を実行し(ステップS18)、ステップS8の処理に移行する。
【0047】
ステップS17の判断において、基盤検査30秒カウント中でない場合(ステップS17;No)、つまり、基盤検査30秒カウント終了の場合、基盤検査チェックフラグクリア(ステップS19)、ブザー出力禁止処理(ステップS20)、及びRAM33のクリア(ステップS21)を順次実行し、イニシャル処理へ移行する。
【0048】
以上のメイン処理動作において、ステップS8の「通信メイン処理」、及びステップS9の「シリアルデータ解析処理」について説明する。
【0049】
ここで、各コントローラ18A、18Bにおいて送信される発電電力値及び累積積算電力量値を含むデータ(以下、「電力データ」という。)は、例えば、13[byte]であるものとする。
【0050】
この電力データには、それぞれの電源装置12A、12Bの動作情報に関するデータ及びエラー情報に関するデータが含まれている。
【0051】
そして、各コントローラ18A、18Bでは、この電力データを送信するときは、この電力データの1キャラクタ(1[byte])毎にパリティチェック用のパリティデータを付加して送信するようにしている。
【0052】
図3は、データ遷移図である。図3中、通信メイン処理、及びシリアルデータ解析処理は、それぞれ図2におけるステップS8、S9に相当する。
【0053】
まず、各UART26A、26B(図1)は、それぞれの通信ライン▲1▼、▲2▼(図1)から、電力データを受信している場合、この電力データの1キャラクタ(1[byte])毎に正常に受信したか否かを判別する。
【0054】
例えば、所定の監視時間内に1[byte]の電力データとパリティデータとを受信した場合は、正常に受信したと判別する。また、1[byte]の電力データとパリティデータとの受信に所定の監視時間を超えた場合は、正常に受信していない、つまり受信エラーと判別する。
【0055】
次に、各UART26A、26B(図1)は、正常に受信したと判別した場合、受信データ(電力データの1キャラクタ及びパリティデータ)をCPU31に出力するため、CPU31に対して割り込みを行う。そして、CPU31は、割り込み処理に移行し(図3中ステップS31)、各URAT26A、26Bから受信データを入力する。受信データを入力したCPU31は、パリティチェック要求フラグをセットし、ステップS8の通信メイン処理に移行し、通信メイン処理におけるパリティチェック処理を行う。
【0056】
このパリティチェック処理において、CPU31は、受信した電力データの1キャラクタのパリティを計算する。そして、パリティ計算の結果と受信したパリティデータとを比較し、パリティが正常であった場合、この電力データの1キャラクタを確定データとしてRAM33に格納する。
【0057】
ここで、RAM33には、1つの通信ラインあたり、少なくとも電力データ分(13[byte])の確定データを格納するための領域が確保されている。そして、CPU31は、電力データ(13[byte])のパリティが正常であった場合、受信解析要求フラグをセットする。この受信解析要求フラグは、それぞれの通信ライン▲1▼、▲2▼の通信ごとに設定される。そして、電力データのうち、累積積算電力量値を示すデータ(以下、「累積積算電力量データ」という。)を、RAM33に設定された累積積算受信データアドレスに格納する。そして、ステップS9のシリアルデータ解析処理へ移行する。この累積積算受信データアドレスは、各電源装置12A、12Bに対応して複数(2つ)設定されている。
【0058】
パリティが異常であった場合、CPU31は、確定データを全て破棄(消去)する。つまり、確定データを保持するための領域をクリアする。
【0059】
また、各UART26A、26B(図1)は、受信エラーと判別した場合、受信エラーであることを示すデータをCPU31に出力するため、CPU31に対して割り込みを行う。そして、CPU31は、受信エラー割り込み処理を行い(図3中、ステップS32)、受信エラーフラグをセットする。そして、ステップS8の通信メイン処理に移行し、通信メイン処理における受信エラー処理を行う。
【0060】
この受信エラー処理において、CPU31は、受信エラーフラグをクリアするとともに確定データを全て破棄(消去)する。つまり、確定データを格納するための領域をクリアする。
【0061】
以上の図3に基づく説明で、それぞれの通信ライン▲1▼、▲2▼(図1)上では、独立して通信が行われているので、一方の通信ラインが受信エラー等になっても、他方の通信ラインでは、引き続き通信メイン処理が継続される。言い換えれば、それぞれの通信ライン▲1▼、▲2▼(図1)を用いた通信は、独立して行われている。
【0062】
また、各UART26A、26Bは、13[Byte]の電力データを全て受信したら、所定の時間間隔の後に次の電力データを受信するように設定される。そして、RAM33内には、所定の時間間隔でそれぞれのUART26A、26Bにより受信された累積積算電力量値のデータを含む13[Byte]の電力データが格納されることとなる。
【0063】
ここで、電源装置12A、12Bの故障等の異常や人為操作により電源装置12A、12Bが再起動(つまり、リセット)されることがある。そして、電源装置12A、12Bがリセットされる場合、電源装置12A、12Bのコントローラ18A、18Bにおいて記憶していた累積積算電力量値を示すデータが消去される。また、電源装置12A、12Bを交換する場合も、交換後の電源装置のコントローラには、これまでの累積積算電力量値を示すデータは記憶されていない。
【0064】
しかし、電源装置12A、12Bがリセットされた場合や電源装置12A、12Bを交換した場合であっても、表示装置13のRAM33に累積積算電力量値のデータが記憶されているので、データが失われることがない。
【0065】
次に、シリアルデータ解析処理について説明する。
【0066】
以下、通信▲1▼とは、リモートコントローラ21とコントローラ18Aとの通信のことであり、通信▲2▼とは、リモートコントローラ21とコントローラ18Bとの通信のことであるものとする。
【0067】
通信メイン処理にて、13[Byte]の受信データが全て正常であった場合、通信▲1▼、▲2▼のそれぞれにおいて、通信解析要求フラグがセットされるので、CPU31は、それぞれの通信▲1▼、▲2▼のシリアルデータ解析処理を行う。
【0068】
図4〜図10は、リモートコントローラ21の動作、具体的には制御プログラム32Aに基づくCPU31のシリアルデータ解析処理の動作を示すフローチャートである。
【0069】
図4及び図5は、シリアルデータ解析処理の概要を示すフローチャートである。図4において、(a)は、通信▲1▼の場合であり、(b)は、通信▲2▼の場合である。シリアルデータ解析処理では、図4に示す受信解析処理の後、図5に示す受信データ解析処理を行うものである。以下、図4及び図5を参照しながらシリアルデータ解析処理における受信解析処理及び受信データ解析処理について説明する。
【0070】
まず、図4(a)のフローチャートを参照し、通信▲1▼の受信解析処理について説明する。
【0071】
CPU31は、受信解析有りか否かを判別する(ステップS41)。即ち、受信解析要求フラグがセットされているか否かを判別する。
【0072】
受信解析なしの場合(ステップS41;No)、即ち、受信解析要求フラグがセットされていない場合、図2におけるブザー処理(S10)に移行する。
【0073】
受信解析有り場合(ステップS41;Yes)、即ち、受信解析要求フラグがセットされている場合、CPU31は、受信解析要求をクリアする(ステップS42)。つまり、通信▲1▼によりセットされた受信解析要求フラグをリセットする。
【0074】
次に、CPU31は、「URAT通信2処理フラグ」をリセットする(ステップS43)。
【0075】
ここで、「URAT通信2処理フラグ」がリセットされている場合は、通信▲1▼によって電力データを受信してRAM33に電力データが記憶されていることを意味する。また、「URAT通信2処理フラグ」がセットされている場合は、通信▲2▼によって電力データを受信してRAM33に電力データが記憶されていることを意味する。
【0076】
次に、CPU31は、「通信3秒監視タイマ」をセットする(ステップS44)。つまり、「通信3秒監視タイマ」をセットしてから3秒間亘って通信▲2▼を監視する。
【0077】
そして、CPU31は、URAT通信▲2▼動作中であるか否かを判別する(ステップS45)。つまり、通信▲2▼を行っているか否かを判別する。
【0078】
URAT通信▲2▼動作中である場合(ステップS45;Yes)、CPU31は、2台接続状態をリセットする(ステップS46)。つまり、UART26A、26Bをリセットする。
【0079】
次に、通信▲1▼における受信データのうち、発電電力の数値情報に関するデータ、動作情報に関するデータ、及びエラー記録/表示情報に関するデータをクリアし(ステップS47)、上段通信ライン▲1▼用の表示用の情報(つまり、表示用の発電電力の数値情報、動作情報、及びエラー記録/表示情報)をクリアする(ステップS48)。そして、受信データ解析処理(図5)に移行する。
【0080】
ステップS45において、URAT通信▲2▼動作中でない場合(ステップS45;No)、CPU31は、2台接続状態をセットする(ステップS49)。つまり、UART26A、26Bをセットする。そして、受信データ解析処理(図5)に移行する。
【0081】
次に、図4(b)のフローチャートを参照し、通信▲2▼の受信解析処理について説明する。
【0082】
CPU31は、受信解析有りか否かを判別する(ステップS51)。即ち、通信ライン▲2▼に対応した受信解析要求フラグがセットされているか否かを判別する。
【0083】
受信解析なしの場合(ステップS51;No)、図2におけるブザー処理(S10)に移行する。
【0084】
受信解析有り場合(ステップS51;Yes)、CPU31は、受信解析要求をクリアする(ステップS52)。つまり、通信▲2▼によりセットされた受信解析要求フラグをリセットする。
【0085】
次に、CPU31は、「URAT通信2処理フラグ」をセットする(ステップS53)。
【0086】
次に、CPU31は、「通信3秒監視タイマ」をセットする(ステップS54)。これによって、3秒間通信▲1▼を監視する。
【0087】
そして、URAT通信▲1▼動作中であるか否かを判別する(ステップS55)。つまり、通信▲1▼を行っているか否かを判別する。
【0088】
URAT通信▲1▼動作中である場合(ステップS55;Yes)、つまり通信▲1▼を行っている場合、CPU31は、2台接続状態をリセットする(ステップS56)。つまり、UART26A、26Bをリセットする。
【0089】
次に、通信▲2▼における受信データのうち、発電電力の数値情報に関するデータ、動作情報に関するデータ、及びエラー記録/表示情報に関するデータをクリアし(ステップS57)、上段通信ライン▲2▼用の表示用の情報をクリアする(ステップS58)。そして、受信データ解析処理(図5)に移行する。
【0090】
ステップS55において、URAT通信▲1▼動作中でない場合(ステップS55;No)、CPU31は、2台接続状態をセットする(ステップS59)。つまり、UART26A、26Bをセットする。そして、受信データ解析処理(図5)に移行する。
【0091】
次に、図5に示す受信データ解析処理に移行した場合、まず、通信受信の10秒タイマがCPU31によってセットされる(ステップS61)。つまり、10秒間割り込みが禁止される。これによって、この10秒の経過後、受信動作が開始される。言い換えれば、各UART26A、26Bが所定の時間間隔(例えば、10秒)で受信するように設定されている。
【0092】
次に、CPU31は、上段用の表示用の情報をセットする(ステップS62)。つまり、通信▲1▼または通信▲2▼における発電電力の数値情報、動作情報、及びエラー記録/表示情報を表示部22に表示する制御を行う。
【0093】
そして、CPU31は、発電電力(通信▲1▼+▲2▼)を表示用に変換する(ステップS63)。つまり、CPU31は、発電装置14A、14B全体の発電電力の値を示す数値情報を表示部22の発電電力表示部22Cに表示可能な値に変換する。
【0094】
次に、CPU31は、累積積算データ編集処理を行う(ステップS64)。そして、CPU31は、エラー表示/記録、データ記録/表示を行い(ステップS65)、ブザー処理(ステップS10;図1)に移行する。
【0095】
つまり、ステップS65では、累積積算電力量値の合計である合計累積積算電力量値を示す数値情報を、合計累積積算電力量表示部22Aに表示する。また、所定期間として例えば1日間における太陽電池モジュール14A、14B全体の積算電力量値を示す数値情報を、積算電力量表示部22Bに表示する。また、現在の太陽電池モジュール14A、14B全体の発電電力を示す数値情報を、発電電力表示部22Cに表示する。
【0096】
これらステップS61〜S65は、通信▲1▼、▲2▼を監視しながら処理を行っている。
【0097】
図6〜図10は、図5のステップS64における累積積算データ編集処理の詳細を示すフローチャートである。
【0098】
まず、図6において、CPU31は、「Workフラグ」をクリアする(ステップS71)。
【0099】
次に、CPU31は、通信ライン▲2▼の「累積積算受信データアドレス」を指定する(ステップS72)。通信ライン▲2▼の「累積積算受信データアドレス」とは、通信▲2▼に対応したRAM33における「累積積算受信データアドレス」のことである。
【0100】
ここで、「累積積算受信データアドレス」は、2つ設定されており、通信▲1▼、▲2▼のそれぞれに対応している。この通信ライン▲2▼の「累積積算受信データアドレス」には、通信▲2▼における最新の累積積算電力量データが格納されている。つまり、通信ライン▲2▼の「累積積算受信データアドレス」に対応して、通信▲2▼における最新の累積積算電力量データがRAM33内に格納されている。
【0101】
最新の累積積算電力量データとは、所定の時間間隔(例えば、10秒)で電力データの受信を行っているが、受信した最新の電力データに含まれる累積積算電力量データのことである。言い換えれば、今回受信した累積積算電力量データである。
【0102】
そして、CPU31は、「URAT通信2処理フラグ」なしであるか否かを判別する(ステップS73)。「URAT通信2処理フラグ」なしの場合(ステップS73;Yes)、CPU31は、通信ライン▲1▼の「累積積算受信データアドレス」を指定する(ステップS74)。このRAM33における通信ライン▲1▼の「累積積算受信データアドレス」には、通信▲1▼における最新の累積積算電力量データが格納されている。
【0103】
このステップS74により、通信ライン▲2▼の「累積積算受信データアドレス」の指定が解除されることとなる。
【0104】
ステップS74の処理の終了後、或いは「URAT通信2処理フラグ」ありの場合(ステップS73;No)、CPU31は、現在受信した累積データを「Work」に転送する(ステップS75)。ここで、「Work」とは、RAM33内に確保された作業領域である。つまり、CPU31は、指定した「累積積算受信データアドレス」に格納されている最新の累積積算電力量データを「Work」に転送(複写)する。
【0105】
次に、CPU31は、「現在受信した累積値」>“99999.999”であるか否かを判別する(ステップS76)。つまり、CPU31は、指定した「累積積算受信データアドレス」に格納されている最新の累積積算電力量データの示す値が、“99999.999”よりも大きいか否かを判別する。
【0106】
「現在受信した累積値」>“99999.999”である場合(ステップS76;Yes)、表示部22の個別情報表示部22Dにおいて表示範囲外のため累積積算データ編集処理は終了し、ステップS65(図5)に移行する。
【0107】
「現在受信した累積値」>“99999.999”でない場合(ステップS76;No)、CPU31は、RAM33における通信ライン▲2▼の「累積積算受信データアドレス」を指定する(ステップS77)。次に、CPU31は、RAM33における通信ライン▲2▼の「1つ前の累積積算受信データアドレス」を指定する(ステップS78)。
【0108】
RAM33における通信ライン▲2▼の「1つ前の累積積算受信データアドレス」には、通信▲2▼において前回受信した累積積算電力量データが格納されている。
【0109】
そして、「URAT通信2処理フラグ」なしであるか否かを判別する(ステップS79)。「URAT通信2処理フラグ」なしの場合(ステップS79;Yes)、CPU31は、RAM33における通信ライン▲1▼の「累積積算受信データアドレス」を指定する(ステップS80)。次に、CPU31は、RAM33における通信ライン▲1▼の「1つ前の累積積算受信データアドレス」を指定する(ステップS81)。RAM33における通信ライン▲1▼の「1つ前の累積積算受信データアドレス」には、通信▲1▼において前回受信した累積積算電力量データが格納されている。
【0110】
ステップS80、S81により、RAM33における通信ライン▲2▼の「累積積算受信データアドレス」の指定、およびRAM33における通信ライン▲2▼の「1つ前の累積積算受信データアドレス」の指定が解除されることとなる。
【0111】
次に、CPU31は、前回値と最新累積データを比較する(ステップS82)。つまり、CPU31は、指定したRAM33における「1つ前の累積積算受信データアドレス」に格納されている前回受信した累積積算電力量データと、指定したRAM33における「累積積算受信データアドレス」に格納されている最新の累積積算電力量データとを比較する。この比較において、「前回」>「今回」であるか否かを判別する(ステップS83)。
【0112】
ここで、「前回」とは、前回受信した累積積算電力量値のことであり、「今回」とは、今回受信した累積積算電力量値、つまり最新の累積積算電力量値のことである。
【0113】
ステップS83は、電源装置がリセットされたか否かを判別している。
【0114】
「前回」>「今回」でない場合(ステップS83;No)、つまり、電源装置がリセットされていない場合、「前回」≦「今回」のため、CPU31は、「Workフラグ」をセットする(ステップS84)。つまり、「前回」≦「今回」の情報をこのステップS84で作成する。
【0115】
ステップS84の処理の終了後、或いは「前回」>「今回」である場合(ステップS83;Yes)、図7に示すように、CPU31は、RAM33における通信ライン▲2▼の「累積積算受信データアドレス」を指定する(ステップS85)。そして、「URAT通信2処理フラグ」なしであるか否かを判別する(ステップS86)。「URAT通信2処理フラグ」なしの場合(ステップS86;Yes)、CPU31は、RAM33における通信ライン▲1▼の「累積積算受信データアドレス」を指定する(ステップS87)。
【0116】
ステップS87の処理の終了後、或いは「URAT通信2処理フラグ」ありの場合(ステップS86;No)、CPU31は、現在受信した累積データを「Work」に転送する(ステップS88)。つまり、CPU31は、指定した「累積積算受信データアドレス」に格納されている最新の累積積算電力量データを「Work」に転送(複写)する。
【0117】
次に、CPU31は、通信ライン▲2▼の「1つ前の累積積算受信データアドレス」を指定する(ステップS89)。そして、「URAT通信2処理フラグ」なしであるか否かを判別する(ステップS90)。「URAT通信2処理フラグ」なしの場合(ステップS90;Yes)、CPU31は、通信ライン▲1▼の「1つ前の累積積算受信データアドレス」を指定する(ステップS91)。
【0118】
CPU31は、前回値と最新値の差分を取得する(ステップS92)。つまり、CPU31は、前回受信した累積積算電力量値と、今回受信した累積積算電力量値(最新の累積積算電力量値)との差分を演算する。この差分値を(A)とする。
【0119】
次に、CPU31は、「Workフラグ」ありか否かを判別する(ステップS93)。つまり、「前回」≦「今回」であるか否かを判別する。
【0120】
「Workフラグ」なしの場合(ステップS93;No)、つまり「前回」>「今回」である場合、1kWデータを「Work」に転送する(ステップS94)。
【0121】
「Workフラグ」ありの場合(ステップS93;Yes)、つまり「前回」≦「今回」である場合、3kWデータを「Work」に転送する(ステップS95)。
【0122】
ここで、1kWデータとは、1[kWh]を示すデータであり、3kWデータとは、3[kWh]を示すデータである。つまり、これらデータは、所定の有効範囲を示すデータである。
【0123】
ステップS94又はステップS95の処理後のWork内のデータの示す値を(B)とする。
【0124】
次に、CPU31は、(|A−B|)を演算し(ステップS96)、この演算の結果、差分値(A)が有効範囲外であるか否かを判別する(ステップS97)。言い換えれば、ステップS96及びS97では、差分値(A)が、所定の有効範囲内であるか否かを判別する。
【0125】
差分値(A)が所定の有効範囲内である場合(ステップS97;No)、CPU31は、「Workフラグ」ありか否かを判別する(ステップS98)。つまり、「前回」≦「今回」であるか否かを判別する。言い換えれば、ステップS98では、今回受信した累積積算電力量値と、前回受信した累積積算電力量値とに基づいて電源装置がリセットされたか否かを判別している。
【0126】
つまり、今回受信した累積積算電力量値が、前回受信した累積積算電力量値よりも低い場合、電源装置がリセットされたと判別している。また、今回受信した累積積算電力量値が、前回受信した累積積算電力量値以上の場合、電源装置がリセットされていないと判別している。
【0127】
ステップS97において、差分値(A)が所定の有効範囲外であるか、またはステップS98において、「Workフラグ」なしの場合、CPU31の処理は、リセット処理・オーバーフロー処理(図8)に移行する。
【0128】
つまり、CPU31が、電源装置がリセットされたと判別した場合、リセット処理・オーバーフロー処理(図8)に移行する。
【0129】
ステップS98において、「Workフラグ」ありの場合、CPU31の処理は、累積データSave処理(図10)に移行する。
【0130】
まず、リセット処理・オーバーフロー処理について図8及び図9を参照しながら説明する。
【0131】
CPU31は、通信ライン▲2▼の「1つ前の累積積算受信データアドレス」を指定する(ステップS99)。そして、「URAT通信2処理フラグ」なしであるか否かを判別する(ステップS100)。「URAT通信2処理フラグ」なしの場合(ステップS100;Yes)、CPU31は、通信ライン▲1▼の「1つ前の累積積算受信データアドレス」を指定する(ステップS101)。
【0132】
ステップS101の処理の終了後、或いは「URAT通信2処理フラグ」ありの場合(ステップS100;No)、CPU31は、1つ前の累積データを「Work」に転送する(ステップS102)。つまり、CPU31は、「1つ前の累積積算受信データアドレス」に格納されている前回受信した累積積算電力量データを「Work」に転送(複写)する。
【0133】
次に、CPU31は、RAM33における通信ライン▲2▼の「前日までの累積積算受信データアドレス」を指定する(ステップS103)。そして、「URAT通信2処理フラグ」なしであるか否かを判別する(ステップS104)。「URAT通信2処理フラグ」なしの場合(ステップS104;Yes)、CPU31は、RAM33における通信ライン▲1▼の「前日までの累積積算受信データアドレス」を指定する(ステップS105)。
【0134】
ここで、RAM33における通信ライン▲1▼(又は▲2▼)の「前日までの累積積算受信データアドレス」には、通信▲1▼(又は▲2▼)において受信した前日までの累積積算電力量データが格納されている。この前日までの累積積算電力量データとは、前日において最後に受信した電力データに含まれる累積積算電力量データのことである。
【0135】
ステップS105の処理の終了後、或いは「URAT通信2処理フラグ」ありの場合(ステップS104;No)、CPU31は、前回値と前日までの累積データの差分を取得する(ステップS106)。つまり、CPU31は、前回受信した累積積算電力量値と、前日の最後に受信した累積積算電力量値との差分を演算する。この差分値を(C)とする。
【0136】
次に、CPU31は、RAM33における通信ライン▲2▼の「変化量Saveアドレス」を指定する(ステップS107)。このとき、RAM33における通信ライン▲2▼の「変化量Saveアドレス」内のデータをRAM33内の領域「D」に転送(複写)する。
【0137】
そして、CPU31は、「URAT通信2処理フラグ」なしであるか否かを判別する(ステップS108)。「URAT通信2処理フラグ」なしの場合(ステップS108;Yes)、CPU31は、RAM33における通信ライン▲1▼の「変化量Saveアドレス」を指定する(ステップS109)。このとき、RAM33における通信ライン▲1▼の「変化量Saveアドレス」内のデータを、RAM33内の領域「D」に転送(複写)する。
【0138】
ステップS109の処理の終了後、或いは「URAT通信2処理フラグ」ありの場合(ステップS108;No)、CPU31は、「Reset発生フラグ」ありか否かを判別する(ステップS110)。
【0139】
ステップS110において「Reset発生フラグ」ありの場合(ステップS110;Yes)、CPU31は、ステップS106で取得した差分値(C)と、領域「D」に格納されている値とを加算する(ステップS111)。つまり、1日以内に何度もリセットが発生した場合、当日の全ての変化量を加算するための処理を行う。
【0140】
そして、ステップS110で「Reset発生フラグ」ありの場合は、ステップS111における加算結果を、「変化量Saveアドレス」に格納し、ステップS110で「Reset発生フラグ」なしの場合は、差分値(C)を、「変化量Saveアドレス」に格納する(ステップS112)。
【0141】
次に、図9に示すように、CPU31は、通信ライン▲2▼の「前日の累積積算受信データアドレス」を指定する(ステップS113)。この通信ライン▲2▼の「前日の累積積算受信データアドレス」には、通信▲2▼において受信した「前日の累積積算電力量データ」が格納されている。この「前日の累積積算電力量データ」とは、前日における1日分の積算電力量値を示すデータである。前日における1日分の積算電力量値は、前日の最後に受信した累積積算電力量値と、前前日の最後に受信した累積積算電力量値との差分である。
【0142】
そして、CPU31は、「URAT通信2処理フラグ」ありであるか否かを判別する(ステップS114)。「URAT通信2処理フラグ」ありの場合(ステップS114;Yes)、CPU31は、通信ライン▲1▼の「前日の累積積算受信データアドレス」を指定する(ステップS115)。この通信ライン▲1▼の「前日の累積積算受信データアドレス」には、通信▲1▼において受信した「前日の累積積算電力量データ」が格納されている。
【0143】
ステップS115の処理の終了後、或いは「URAT通信2処理フラグ」なしの場合(ステップS114;No)、CPU31は、前日の累積データを「Work」に転送(複写)する(ステップS116)。つまり、CPU31は、指定した「前日の累積積算受信データアドレス」に格納されている「前日の累積積算電力量データ」を「Work」に転送(複写)する。
【0144】
次に、CPU31は、通信ライン▲2▼の最新の累積積算データアドレスを指定する(ステップS117)。つまり、CPU31は、通信ライン▲2▼の「累積積算受信データアドレス」を指定する。そして、「URAT通信2処理フラグ」なしであるか否かを判別する(ステップS118)。
【0145】
ステップS118において「URAT通信2処理フラグ」なしの場合(ステップS118;Yes)、CPU31は、通信ライン▲1▼の最新の累積積算データアドレスを指定する(ステップS119)。つまり、CPU31は、通信ライン▲1▼の「累積積算受信データアドレス」を指定する。
【0146】
ステップS119の処理の終了後、或いはステップS118において「URAT通信2処理フラグ」ありの場合(ステップS118;No)、CPU31は、前日値と現在の最新累積データを加算する(ステップS120)。
【0147】
つまり、リセットが生じる前の電源装置の累積積算電力量値が、表示装置13のRAM33に記憶されているので、このRAM33の累積積算電力量値に基づいて、リセット後に受信した累積積算電力量値を補正している。
【0148】
具体的に、CPU31は、前日における1日分の積算電力量値と、今回受信した累積積算電力量値(最新の累積積算電力量値)とを加算することで、今回受信した累積積算電力量値を補正している。ここで、この加算結果を(E)とする。
【0149】
そして、CPU31は、(E>99999.999)であるか否かを判別する(ステップS121)。
【0150】
ステップS121において、(E>99999.999)である場合、CPU31は、(E−99999.999)を演算する(ステップS122)。このステップS122の演算は、Eの結果の補正を意味する。
【0151】
次に、CPU31は、(E/100)を演算して、この演算結果を(F)とする(ステップS123)。そして、この演算結果(F)を「本日の累積積算電力量データ」とする(ステップS124)。ここで、「本日の累積積算電力量データ」とは、今回受信した累積積算電力量値の表示用のデータである。そして、今回受信した累積積算電力量値を示す数値情報は、表示部22の個別情報表示部22Dに表示される。
【0152】
次に、CPU31は、通信ライン▲2▼の最新累積積算受信データアドレスを指定する(ステップS125)。つまり、CPU31は、通信ライン▲2▼の「累積積算受信データアドレス」を指定する。
【0153】
次に、CPU31は、通信ライン▲2▼の「前日の累積積算受信データアドレス」を指定する(ステップS126)。そして、「URAT通信2処理フラグ」ありか否かを判別する(ステップS127)。
【0154】
「URAT通信2処理フラグ」なしの場合(ステップS127;No)、CPU31は、通信ライン▲1▼の最新累積積算受信データアドレスを指定する(ステップS128)。つまり、CPU31は、通信ライン▲1▼の「累積積算受信データアドレス」を指定する。次に、CPU31は、通信ライン▲1▼の「前日の累積積算受信データアドレス」を指定する(ステップS129)。
【0155】
ステップS129の処理の終了後、或いはステップS127において「URAT通信2処理フラグ」ありの場合(ステップS127;Yes)、CPU31は、最新累積積算値を前日の累積エリアにSaveする(ステップS130)。つまり、CPU31は、指定した「累積積算受信データアドレス」に格納されている最新の累積積算電力量データを、「前日の累積積算受信データアドレス」に格納する。
【0156】
次に、CPU31は、「Work」エリアを初期化し(ステップS131)、「Reset発生フラグ」をセットし(ステップS132)、CPU31の処理は、累積データSave処理(図10)に移行する。
【0157】
上記ステップS113〜S132は、電源装置にリセットが生じた場合の累積積算電力量データの補正処理を示している。
【0158】
次に、図10に示す累積データSave処理について説明する。
【0159】
CPU31は、「Work」エリアを初期化する(ステップS133)。次に、CPU31は、通信▲1▼において受信した最新の累積積算値と、通信▲2▼において受信した最新の累積積算値とを加算して合計累積積算電力量値を算出する(ステップS134)。つまり、CPU31は、通信▲1▼に対応するRAM33内の「累積積算受信データアドレス」に格納されている今回受信した累積積算電力量値と、通信▲2▼に対応するRAM33内の「累積積算受信データアドレス」に格納されている今回受信した累積積算電力量値とを加算して、合計累積積算電力量値を求めている。
【0160】
次にCPU31は、ステップS134の加算結果である合計累積積算電力量値が99999.999よりも大きいか否かを判別する(ステップS135)。つまり、このステップS135では、合計累積積算電力量表示部22Aに表示される合計累積積算電力量値を示す数値情報が、合計累積積算電力量表示部22Aの表示可能な所定上限値を超えるか否かを判別している。
【0161】
合計累積積算電力量値が99999.999よりも大きい場合(ステップS135;Yes)、つまり、合計累積積算電力量表示部22Aに表示される合計累積積算電力量値を示す数値情報が、合計累積積算電力量表示部22Aの表示可能な所定上限値を超える場合、CPU31は、合計累積積算電力量表示部22Aの表示を表示可能な値となるように合計累積積算電力量値を補正する(ステップS136)。この補正処理は、例えば、合計累積積算電力量値を99999.999以下の値となるように補正する。
【0162】
このとき、合計累積積算電力量値を、99999.999に補正するのが好ましい。つまり、合計累積積算電力量表示部22Aへの表示を所定上限値に維持するようにするのが好ましい。
【0163】
次に、CPU31は、(合計累積積算電力量値/100)を演算する(ステップS137)。この演算結果の値を(G)とする。そして、CPU31は、この演算結果(G)を、表示用の累積積算エリアに転送する(ステップS138)。これによって、合計累積積算電力量値を示す数値情報が、表示部22の合計累積積算電力量表示部22Aに表示されることとなる。
【0164】
仮に、合計累積積算電力量表示部に表示される合計累積積算電力量値を示す数値情報が、合計累積積算電力量表示部の表示可能な所定上限値を超える場合、合計累積積算電力量値の補正を行わないと、表示部における表示が正しく行われない、いわゆるオーバーフロー状態となる。このオーバーフロー状態のときは、表示部において、例えば、エラーを示す表示が表示されることがある。
【0165】
本実施の形態では、合計累積積算電力量表示部22Aに表示される合計累積積算電力量値を示す数値情報が、合計累積積算電力量表示部22Aの表示可能な所定上限値を超える場合、実際の合計累積積算電力量値の数値情報よりも低い値が、合計累積積算電力量表示部22Aに表示されることになるが、オーバーフロー状態を防止することができるので、表示の正確性が向上する。
【0166】
次に、CPU31は、通信ライン▲2▼の最新の累積積算データアドレスを指定する(ステップS139)。更に、CPU31は、通信ライン▲2▼の1つ前の累積積算データアドレスを指定する(ステップS140)。そして、CPU31は、「URAT通信2処理フラグ」なしであるか否かを判別する(ステップS141)。
【0167】
「URAT通信2処理フラグ」なしの場合(ステップS141;Yes)、CPU31は、通信ライン▲1▼の最新の累積積算データアドレスを指定する(ステップS142)。
【0168】
更に、CPU31は、通信ライン▲1▼の1つ前の累積積算データアドレスを指定する(ステップS143)。
【0169】
ステップS143の処理の終了後、或いは「URAT通信2処理フラグ」ありの場合(ステップS141;No)、CPU31は、最新累積値を1つ前の累積エリアにデータ転送する(ステップS144)。
【0170】
これらステップS139〜S144により、最新累積値がバックアップされることとなる。つまり、「累積積算データアドレス」に格納されているデータが「1つ前の累積積算データアドレス」に格納されることとなる。
【0171】
次に、CPU31は、「Power_On_Reset」時の初回受信要求ありか否かを判別する(ステップS145)。つまり、電源装置において再起動された時の初回受信要求ありか否かを判別する。
【0172】
要求ありの場合(ステップS145;Yes)、通信ライン▲1▼の1つ前の累積積算データアドレスを指定する(ステップS146)。
【0173】
ステップS146の処理の終了後、或いはステップS145において要求なしの場合(ステップS145;No)、CPU31は、現在の最新累積積算値を前日の累積エリアに転送する(ステップS147)。
【0174】
次に、CPU31は、現在の最新累積積算値を本日の累積エリアに転送する(ステップS148)。
【0175】
次に、CPU31は、通信▲1▼、▲2▼の最新累積積算値を通信▲1▼、▲2▼用の前日累積積算エリアに転送し(ステップS149)、累積積算データ編集処理を終了する。
【0176】
図10は、終日の累積データ履歴計算処理のフローチャートを示している。この処理は、1日の最後の電力データを受信した後に行われる処理である。
【0177】
まず、CPU31は、「Work」エリアを初期化する(ステップS151)。
【0178】
次に、CPU31は、通信▲2▼の累積取得を行う(ステップS152)。この通信▲2▼の累積取得とは、(最終累積データ)−(前日累積データ)の演算を行うことである。そして、この演算結果を(H)とする。
【0179】
ここで、このステップS152における最終累積データとは、1日の最後に受信した電力データのうち、「累積積算受信データアドレス」に格納されている最新の累積積算電力量データのことである。また、ステップS152における前日累積データとは、「前日までの累積積算受信データアドレス」に格納されている前日までの累積積算電力量データのことである。
【0180】
そして、CPU31は、演算結果である(H)をRAM33の所定の領域に退避させる(ステップS153)。
【0181】
次に、CPU31は、通信▲1▼の累積取得を行う(ステップS154)。この通信▲1▼の累積取得とは、(最終累積データ)−(前日累積データ)の演算を行うことである。そして、この演算結果を(I)とする。
【0182】
次に、CPU31は、通信▲1▼、▲2▼の合計累積データを算出する(ステップS155)。この算出結果を(J)とする。ここで、合計累積データは、
J=(H+I)/100
の計算式で算出される。
【0183】
つまり、CPU31は、UART26A、26Bによりそれぞれ受信した累積積算電力量値に基づいて、1日間における太陽電池モジュール14A、14B全体の積算電力量値を求め(積算手段)、この積算電力量値を、表示部22の積算電力量表示部22Bに表示するための表示用のデータに変換している。これによって、表示部22の積算電力量表示部22Bには、1日間における太陽電池モジュール14A、14B全体の積算電力量値を示す数値情報が表示されることとなる。
【0184】
具体的には、CPU31は、本日の最後に受信した累積積算電力量値から前日の最後に受信した累積積算電力量値を減算して、終日(1日間)における太陽電池モジュール14A、14B全体の積算電力量値を求め、この積算電力量値を示す数値情報を表示部22の積算電力量表示部22Bに表示するようにしている。
【0185】
次に、CPU31は、「Reset発生フラグ」ありか否かを判別する(ステップS156)。「Reset発生フラグ」ありの場合(ステップS156;Yes)、CPU31は、通信▲1▼、▲2▼の変化量加算を行う(ステップS157)。つまり、この演算結果を(K)とすると、
K=J+(通信▲1▼に対応する変化量)+(通信▲1▼に対応する変化量)
の計算式によって通信▲1▼、▲2▼の変化量加算が行われる。
【0186】
ここで、通信▲1▼に対応する変化量とは、通信▲1▼に対応する「変化量Saveアドレス」に格納されているデータの示す値のことである。また、通信▲2▼に対応する変化量とは、通信▲2▼に対応する「変化量Saveアドレス」に格納されているデータの示す値のことである。
【0187】
つまり、所定期間内(1日間内)に電源装置にリセットが発生した場合、リセット前に受信した累積積算電力量値とリセット後に受信した累積積算電力量値との差分を変化量としてRAM33に記憶しておく。また、所定期間内(1日間内)に複数回電源装置にリセットが発生した場合、リセット前に受信した累積積算電力量値とリセット後に受信した累積積算電力量値との差分の合計を変化量としてRAM33に記憶しておく。そして、本日の最後に受信した累積積算電力量値から前日の最後に受信した累積積算電力量値を減算し、この減算結果に変化量を加算して、1日間の積算電力量値を求めている。ここで、所定期間は、積算電力量値を求める期間である。これによって、電源装置にリセットが発生しても、正確に所定期間(1日間)内の積算電力量値の数値情報の表示を行うことができる。
【0188】
ここで、「Reset発生フラグ」なしである場合(ステップS156;No)、図示は省略するが、J=Kとする。
【0189】
次に、ステップS157の処理の終了後、或いは「Reset発生フラグ」なしである場合(ステップS156;No)の場合、CPU31は、演算結果(K)が、99.9よりも大きいか否かを判別する(ステップS158)。
【0190】
つまり、このステップS158では、積算電力量表示部22Bに表示される積算電力量値を示す数値情報が、積算電力量表示部22Bの表示可能な所定上限値を超えるか否かを判別している。
【0191】
99.9よりも大きい場合(ステップS158;Yes)、演算結果(K)を99.9にする(ステップS159)。
【0192】
つまり、積算電力量表示部22Bに表示される積算電力量値を示す数値情報が、積算電力量表示部22Bの表示可能な所定上限値を超える場合、CPU31は、積算電力量表示部22Bへの表示を所定上限値に維持するようにしている。これによって、表示部22の積算電力量表示部22Bにおけるオーバーフロー状態を防止することができるので、表示の正確性が向上し、発電量の確認作業の効率が向上する。
【0193】
ステップS159の処理の終了後、或いは演算結果(K)が99.9以下の場合(ステップS158;No)、CPU31は、演算結果(K)を終日累積積算データにする(ステップS160)。
【0194】
次に、CPU31は、累積履歴データ更新を行う(ステップS161)。
【0195】
そして、CPU31は、通信▲1▼、▲2▼の最新累積を前日累積エリアにバックアップし(ステップS162)、「Reset発生フラグ」をクリアし(ステップS163)、通信▲1▼、▲2▼の変化量エリアを初期化する(ステップS164)。
【0196】
以上、本実施の形態によれば、表示装置13が、各電源装置12A、12Bのコントローラ18A、18Bにより求められた累積積算電力量値の合計である合計累積積算電力量値を求め、この合計累積積算電力量値を示す情報を表示部22の合計累積積算電力量表示部22Aに表示する制御を行うリモートコントローラ21を備えたことから、複数台の電源装置を備えた電源システムであっても、1台の表示装置13で合計累積積算電力量値を確認することができるので、発電量の確認作業を効率的に行うことができる。
【0197】
また、本実施の形態によれば、UART26A、26Bで受信したそれぞれの累積積算電力量の値を表示装置13側のRAM33に記憶するようにしたことから、電源装置12A、12Bにリセットが生じても、データが失われることがない。したがって、実際の合計累積積算電力量或いは所定期間の太陽電池モジュール14A、14B全体の積算電力量とかけ離れた情報が表示部22に表示されるのを防止することができるので、発電量の確認作業を効率的に行うことができる。
【0198】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0199】
例えば、上記実施の形態では、電源装置が2台の場合について説明したが、この2台に限らず、3台以上であってもよい。
【0200】
また、上記の実施の形態では、表示装置の表示部が1つの場合について説明したが、表示部が複数あってもよい。
【0201】
また、上記の実施の形態では、所定期間として1日間の場合について説明したが、これに限るものではなく、任意の期間に設定可能である。例えば、所定期間として1ヶ月間であってもよいし、1年間であってもよいし、2年間であってもよい。
【0202】
また、上記の実施の形態では、表示部22において、合計累積積算電力量表示部22Aと積算電力量表示部22Bがそれぞれ異なる枠に個別に設けられている場合について説明しているが、表示部22において、合計累積積算電力量表示部と積算電力量表示部が共通の枠であってもよい。この場合、表示部における共通の枠は、合計累積積算電力量値を示す数値情報を表示する場合は、合計累積積算電力量表示部となり、積算電力量値を示す数値情報を表示する場合は、積算電力量表示部となる。
【0203】
【発明の効果】
本発明によれば、発電量の確認作業を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源システムの一実施の形態を示すブロック図である。
【図2】表示装置のリモートコントローラの動作を示すメインフローチャートである。
【図3】メインフローチャートにおける通信メイン処理へのデータの遷移を示すデータ遷移図である。
【図4】メインフローチャートにおけるシリアルデータ解析処理の概要を示す概要フローチャートである。
【図5】図4の概要フローチャートの続きを示す概要フローチャートである。
【図6】図5の概要フローチャートの累積積算データ編集処理の詳細を示すフローチャートである。
【図7】図6のフローチャートの続きを示すフローチャートである。
【図8】図7のリセット処理・オーバーフロー処理を示すフローチャートである。
【図9】図8のフローチャートの続きを示すフローチャートである。
【図10】図7及び図9の累積データSave処理を示すフローチャートである。
【図11】終日の累積データ履歴計算処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 電源システム
12A、12B 電源装置
13 表示装置
14A、14B 太陽電池モジュール(発電装置)
18A、18B コントローラ(累積積算手段)
21 リモートコントローラ(合計累積積算手段、積算手段、記憶手段)
22 表示部
22A 合計累積積算電力量表示部
22B 積算電力量表示部
24A、24B UART(送信手段)
26A、26B UART(受信手段)
31 CPU
33 RAM(記憶手段)
▲1▼、▲2▼ 通信ライン
Claims (11)
- 複数台の電源装置を備え、各電源装置は、それぞれに接続される発電装置によって発電された電力に基づいて累積積算電力量値を求める累積積算手段を備えた電源システムにおいて、
各電源装置の累積積算手段から累積積算電力量値を受信し、前記累積積算電力量値の合計である合計累積積算電力量値を求める合計累積積算手段と、表示部とを有し、前記合計累積積算電力量値を示す数値情報を、前記表示部を構成する合計累積積算電力量表示部に表示する表示装置を備えたことを特徴とする電源システム。 - 請求項1に記載の電源システムにおいて、
各電源装置は、それぞれの積算手段により求められた累積積算電力量値を送信する送信手段を備え、
前記表示装置は、各電源装置の送信手段により送信された累積積算電力量の値を受信する受信手段と、受信したそれぞれの累積積算電力量値を記憶する記憶手段とを備えたことを特徴とする電源システム。 - 請求項2に記載の電源システムにおいて、
前記受信手段は、それぞれの前記送信手段により送信される累積積算電力量値を所定の時間間隔で受信するように設定され、
前記表示装置は、記憶した累積積算電力量値に基づいて、所定期間における発電装置全体の積算電力量値を求める積算手段を備え、この積算手段により求められた前記積算電力量値を示す数値情報を、前記表示部を構成する積算電力量表示部に表示することを特徴とする電源システム。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電源システムにおいて、
前記合計累積積算電力量表示部に表示される前記合計累積積算電力量値を示す数値情報が、前記合計累積積算電力量表示部の表示可能な所定上限値を超える場合、前記合計累積積算電力量表示部の表示を表示可能な値に補正するようにしたことを特徴とする電源システム。 - 請求項3に記載の電源システムにおいて、
前記積算電力量表示部に表示される前記積算電力量値を示す数値情報が、前記積算電力量表示部の表示可能な所定上限値を超える場合、前記積算電力量表示部への表示を前記所定上限値に維持するようにしたことを特徴とする電源システム。 - 発電装置によって発電された電力に基づいて累積積算電力量値を求める累積積算手段を有する電源装置を複数台備えた電源システムに設けられる電源システムの表示装置であって、
各電源装置の累積積算手段から累積積算電力量値を受信し、前記累積積算電力量値の合計である合計累積積算電力量値を求める合計累積積算手段と、表示部とを有し、前記合計累積積算電力量値を示す数値情報を、前記表示部を構成する合計累積積算電力量表示部に表示することを特徴とする電源システムの表示装置。 - 請求項6に記載の電源システムの表示装置において、
各電源装置により送信された累積積算電力量の値を受信する受信手段と、受信したそれぞれの累積積算電力量の値を記憶する記憶手段とを備えたことを特徴とする電源システムの表示装置。 - 請求項7に記載の電源システムの表示装置において、
前記受信手段は、それぞれの電源装置により送信される累積積算電力量の値を所定の時間間隔で受信するように設定され、
記憶した累積積算電力量値に基づいて、所定期間における発電装置全体の積算電力量値を求める積算手段を備え、この積算手段により求められた前記積算電力量値を示す数値情報を、前記表示部を構成する積算電力量表示部に表示することを特徴とする電源システムの表示装置。 - 請求項6乃至8のいずれか一項に記載の電源システムの表示装置において、
前記合計累積積算電力量表示部に表示される前記合計累積積算電力量値を示す数値情報が、前記合計累積積算電力量表示部の表示可能な所定上限値を超える場合、前記合計累積積算電力量表示部の表示を表示可能な値に補正するようにしたことを特徴とする電源システムの表示装置。 - 請求項8に記載の電源システムの表示装置において、
前記積算電力量表示部に表示される前記積算電力量値を示す数値情報が、前記積算電力量表示部の表示可能な所定上限値を超える場合、前記積算電力量表示部への表示を前記所定上限値に維持するようにしたことを特徴とする電源システムの表示装置。 - 発電装置によって発電された電力に基づいて累積積算電力量値を求める累積積算手段を有する電源装置を複数台備えた電源システムに設けられる表示装置の制御方法であって、
前記累積積算電力量値の合計である合計累積積算電力量値を求める過程と、
この合計累積積算電力量値を示す数値情報を表示する過程とを備えたことを特徴とする表示装置の制御方法。
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JP2011118942A (ja) * | 2011-03-10 | 2011-06-16 | Fujitsu Ltd | データ集計装置およびデータ集計プログラム |
JP2016086603A (ja) * | 2014-10-28 | 2016-05-19 | 株式会社ノーリツ | パワーコンディショナ |
-
2002
- 2002-12-13 JP JP2002361746A patent/JP2004191275A/ja active Pending
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