JP2004191139A - 漏水監視機能付水道メータ蓋および水道メータ - Google Patents

漏水監視機能付水道メータ蓋および水道メータ Download PDF

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Abstract

【課題】統計的手法による漏水検査を、比較的少ない装置および工事の費用コストでもって、効果的に行わせる。さらに、戸別の漏水点検作業も、全体の作業負担をそれほど増やすことなく、検針と同時に効率良く行わせる。
【解決手段】給水管に接続されて給水量を計量する水道メータ10本体に着脱可能に取付けられてその水道メータ10本体の計量表示パネル部12を開閉可能に覆う水道メータ蓋20に、水道メータ10本体から検出される特定の音響振動に基づいて上記給水管における漏水発生の可能性を判定する漏水判定手段31,30,40と、その判定内容を外部へ出力する出力手段51,52と、上記各手段の動作電源を供給する内蔵電源60を備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、水道事業にて使用される水道メータ蓋および水道メータに関し、とくに、配水管から需要家宅へ分岐された給水管に接続されて給水量(水道使用量)を計量する水道メータと、そのメータ本体の計量表示パネル部を開閉可能に覆う水道メータ蓋であって、漏水監視機能を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
水道事業では、水資源の管理、浄水や給水の施設維持、需要家宅ごとの検針および課金など種々の業務が必要となるが、その中でもとくに、検針と漏水対策が経常的に行うべき業務として大きな比重を占めている。
需要家宅への給水は配水管から分岐された給水管を通して行われる。給水管には水道メータが接続されて給水量(水道使用量)が計量される。計量結果はメータ本体の計量表示パネル部に表示される。この計量表示パネル部は埃や泥で汚れないようにするため、開閉可能な水道蓋で覆われている。水道メータ全体も蓋付きのメータ升の中に設置されている。
検針作業は、メータ升の蓋を開ける、メータ蓋を開ける、計量表示パネル部の計量値(給水量)を読み取って記録する、メータ蓋を閉じる、メータ升の蓋を閉じる、といった手順で行われる。この一連の手順作業を需要家宅ごとに定期的に行う。
漏水対策は、地中に埋設された配/給水管の漏水を探知して修復するのであるが、漏水の多くは給水管で発生する。このため、漏水対策では主に、その給水管において漏水が発生していないかを監視し、漏水が発生したならばいち早く修理する必要がある。そうしないと、経済的な損失だけではなく、貴重な水資源、自然環境の損失にもなってしまう。
【0003】
漏水対策で肝要なのは漏水個所の早期発見である。そこで、従来から種々の漏水探査技術あるいは漏水監視技術が開発されている。それらの技術のほとんどは、漏水個所を音響振動、磁気、電磁波などの物理的方法により直接実時間的に発見しようとするものである。しかし、それらの物理的方法は生活活動に伴って生じる騒音や振動等のノイズに影響されやすく、漏水個所を高確率で発見するのには不十分であった。このため、現状では、探査の精度を高めるために、ノイズの少ない深夜の短い時間帯をねらって探査を行っているが、この場合でも漏水を見分けるには高度の人的熟練技が必要であり、非常に広範囲に分散して敷設された膨大な数の戸別給水管には対応しきれない。このため、給水管の漏水を高確率で早期発見することはできず、その発見までの間に多大の漏水損失が累積するのを避け得なかった。
【0004】
上述したように従来の物理的方法による漏水探査技術には限界があったが、最近、従来の物理的方法とはまったく異なる技術発想により、給水管における漏水を高確率で早期発見するのに適した漏水監視装置(特許第3263044号)が開発された。この漏水監視装置は、給水管に伝わる特定の音響振動をレベル弁別しながら検出し、この検出により上記音響振動の途切れ状態に関する情報を得て漏水発生の可能性(漏水が発生していない可能性としてよい)を統計的に判定処理するものである。これは、漏水は一定水量で停止することなく連続的であり、騒音や水道水の利用による通常の流水は断続的/不規則的であるということに着目したものであって、漏水が発生していない可能性、言い換えれば漏水発生の可能性を高確度で判定することができる。
【0005】
この装置を給水管に取付けておけば、高度の人的熟練を要することなく、ノイズの影響を統計的に排除して、その給水管における漏水の有無を高確率で判定することができる。さらに、この漏水監視装置を水道メータ付近の給水管にあらかじめ取付けておけば、その水道メータを検針するついでに漏水の有無を検査することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許第3263044号の漏水監視装置は給水管ごとに漏水の有無を判定するのに適したものであるが、これを使って実効のある漏水対策を行うためには、できるだけ多くの給水管に取付ける必要がある。漏水発生の頻度は全体としては必ずしも多くなく、むしろ低率である。ただし、その母数となる給水戸数が非常に多いこと、漏水による水の損失は連続的で1個所でも大量になることなどを考慮すると、率としては低くても、全体として失われる水の量は甚大である。これを可及的に少なくすることが漏水対策の目的である。
【0007】
上記漏水監視装置を使って実効のある漏水対策を行わせるためには、広範囲に分散する膨大な数の戸別給水管のすべてにその監視装置を取付けて置くことが望ましい。しかし、そのほとんどが地中に埋設されている給水管に上記監視装置を取付けるためには、装置および取付け工事に多大の費用コストが必要となる。
【0008】
また、その漏水監視装置の判定状態を定期的に戸別点検する業務が新たに発生する。この業務は、上述したように、水道メータの検針時に行うことにより、ある程度の合理化は可能であるが、従来は1個所で済んだ点検作業が2個所に増えるため、一戸あたりの単位作業量は大幅に増加し、全体としては大幅な負担増となる。
【0009】
この発明は以上のような技術的背景を鑑みてなされたもので、その目的は、特許第3263044号のような統計的処理を取り入れた漏水監視技術による漏水検査を、比較的少ない装置および工事の費用コストでもって、効果的に行わせることができる技術を提供することにある。さらに、戸別の漏水点検作業も、全体の作業負担をそれほど増やすことなく、検針と同時に効率良く行わせることができるようにすることも目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の手段は、給水管に接続されて給水量を計量する水道メータ本体に着脱可能に取付けられてその水道メータ本体の計量表示パネル部を開閉可能に覆う水道メータ蓋であって、水道メータ本体から検出される物理情報に基づいて上記給水管における漏水発生の可能性を判定する漏水判定手段と、その判定内容を外部へ出力する出力手段と、上記各手段の動作電源を供給する内蔵電源とを備えたことを特徴とする。
【0011】
上記手段によれば、特許第3263044号のような統計的処理を取り入れた漏水監視技術による漏水検査を、比較的少ない装置および工事の費用コストでもって、効果的に行わせることができる。さらに、戸別の漏水点検作業も、全体の作業負担をそれほど増やすことなく、検針と同時に効率良く行わせることができる。
【0012】
上記手段は次のように構成することで上記効果をさらに有効なものとすることができる。すなわち、上記漏水判定手段は、給水管から水道メータ本体に伝わる特定の音響振動をレベル弁別しながら検出し、この検出により上記音響振動の途切れ状態に関する情報を得て漏水発生の可能性を統計的に判定処理することを特徴とする。これにより、特許第3263044号の漏水監視技術を用いて上記効果を得ることができる。
【0013】
上記出力手段には、漏水判定手段の判定内容を光学的に表示する表示装置が適している。この表示装置は蓋の外側から視認可能な状態で設ける。このような出力手段としては、たとえば、漏水判定手段の判定内容を発光素子の点灯駆動により発光表示させるものが、視認性が良好で使いやすい。
【0014】
上記出力手段を外部からの操作に応答して所定時間だけ動作させる制御手段を備えることにより、その出力手段を駆動する電池の寿命を大幅に延ばすことができ、たとえば水道メータが通常8年ごとに交換されることに合わせて、少なくとも8年以上無交換で使用できるようにすることも可能である。この場合、上記操作を非接触で行わせるインターフェイス手段を備えるとよい。
【0015】
また、上記漏水判定手段は、水道メータ本体の計量表示パネル部を覆う透明カバー面に接触して音響振動を検出するセンサを有し、このセンサを使って給水管から水道メータ本体に伝わる特定の音響振動をレベル弁別しながら検出し、この検出により上記音響振動の途切れ状態に関する情報を得て漏水発生の可能性を統計的に判定処理することを特徴とすることにより、次のような効果が得られる。
【0016】
すなわち、水道メータ本体に伝わった振動が透明ガラスカバーを介して振動センサに伝わる。このとき、そのガラスカバーは一種のダイヤフラムとして機能し、給水管からの振動を効率良く受けて振動する。その振動の最大点となる中心付近に振動センサを接触させることにより、振動センサは水流に伴う振動を高感度かつ高SN比で受信・検出することができる。
【0017】
さらに、上記漏水判定手段は、メータ蓋を開閉可能に軸支するヒンジに接触して音響振動を検出するセンサを有し、このセンサを使って給水管から水道メータ本体に伝わる特定の音響振動をレベル弁別しながら検出し、この検出により上記音響振動の途切れ状態に関する情報を得て漏水発生の可能性を統計的に判定処理することを特徴とする構成も可能である。この構成によれば、振動センサをメータ蓋から隠して設けることができる、メータ蓋の裏側(内側)を通常のメータ蓋と同じように平坦化できる、といった利点が得られる。
【0018】
上記漏水判定手段の判定内容を外部データ機器へ非接触伝送させるデータインターフェイス手段を備えれば、1回に取得できるデータ量が多く、かつその取得データを現場で電子データとして記憶して持ち帰り、それをコンピュータに転送して処理にかけることができるといった利点が得られる。
【0019】
本発明の手段はあらかじめ水道メータとして構成しても所定の効果を得ることができる。すなわち、上述した手段を有する水道メータ蓋が取付けられた水道メータにより、統計的処理を取り入れた漏水監視技術による漏水検査を、比較的少ない装置および工事の費用コストでもって、効果的に行わせることができる。さらに、戸別の漏水点検作業も、全体の作業負担をそれほど増やすことなく、検針と同時に効率良く行わせることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
===水道メータ蓋の構成===
図1は、本発明の技術が適用された水道メータ蓋の要部における一実施例を上側面図と側断面図で示す。図2は、その水道メータ蓋20が取付けられた水道メータ10の閉蓋状態と開蓋状態をそれぞれ側面図で示す。
【0021】
同図に示す水道メータ蓋20は、外形状的には従来の水道メータ蓋と同じに形成され、従来の水道メータ蓋と同様、給水管に接続されて給水量を計量する水道メータ10本体に着脱可能に取付けられてその水道メータ10本体の計量表示パネル部12を開閉可能に覆う。
【0022】
このため、同図に示すメータ蓋20は、円盤状の蓋部の側部から互いに平行な一対の蝶番ボス部22が延設されるとともに、その一対の蝶番ボス部22に水平方向に貫通する蝶番ネジ孔23が形成されている。この蝶番ボス部22とメータ10本体側の蝶番ボス部14との間にネジ蝶番(ヒンジ)25を介在させることにより、メータ蓋20が計量表示パネル部12を開閉可能に覆うように軸支されている。このメータ蓋20は従来のメータ蓋と外形および寸法に互換性を持つように構成され、メータ10本体には従来のメータ蓋と交換する形式で着脱可能に取付けることができる。
【0023】
メータ蓋20の円盤状蓋部は、外観的には従来のものとほぼ同じであるが、内部に空間部が形成されている。この空間部には、振動センサ31、アナログ回路部30、デジタル回路部40、赤色LED(発光ダイオード)51、青色LED52、磁気センサ56、および電池60などが適当な基板に実装されて収容されている。そして、特許第3263044号に開示されているアルゴリズムにより、漏水発生の可能性(漏水が発生していない可能性)を判定処理する漏水監視機能が構成されている。
【0024】
振動センサ31は、たとえば圧電素子(ピエゾ素子)などであって、メータ蓋20を閉じたときに水道メータ10本体の計量表示パネル部12を覆う透明ガラスカバー13面の中心付近に接触して音響振動を受信・検出する。
【0025】
給水管には水流に伴う振動が伝わるが、この振動は水道メータ10本体にも伝わる。この水道メータ10本体に伝わった振動が透明ガラスカバー13を介して振動センサ31に伝わる。このとき、そのガラスカバー13は一種のダイヤフラムとして機能し、給水管からの振動を効率良く受けて振動する。その振動の最大点となる中心付近に振動センサ31の感知部を接触させることにより、振動センサ31は水流に伴う振動を高感度かつ高SN比で受信・検出することができる。なお、計量表示パネル部12の透明カバー13はガラス以外の透明板、たとえばアクリル板等の樹脂性カバーであってもよい。
【0026】
アナログ回路部30とデジタル回路部40は、水道メータ10本体を介して検出される音響振動に基づいて給水管における漏水発生の可能性を判定する漏水判定手段を構成する。すなわち、アナログ回路部30は、振動センサ31が受信・検出した音響振動を周波数弁別およびレベル弁別しながら検出する。デジタル回路部40は、振動センサ31とアナログ回路部30とにより検出およびレベル弁別された特定周波数域の音響振動の途切れ状態に関する情報を取得し、この取得情報に基づいて漏水発生の可能性(換言すれば、漏水が発生していない可能性)を統計的に判定処理する。なお、アナログ回路部30とデジタル回路部40の具体的な回路実施例は後述するが、前述した特許第3263044号に開示されている公知のものが応用できる。
【0027】
LED51,52は、上記漏水判定手段の判定内容を外部へ出力する出力手段を構成し、その点灯の有無がメータ蓋20の上方から視認できる状態で実装されている。デジタル回路部40が出力する判定内容は赤と青の2つのLED(発光素子)51,52の選択的な点灯駆動により発光表示される。判定内容が「漏水発生の可能性が無し」の場合は青色LED52が点灯駆動され、「漏水発生の可能性が有り」の場合は赤色LED51が点灯駆動される。LED51,52は比較的電流消費の少ない発光素子なので、その点灯駆動は連続的に行わせてもよいが、電池60の長寿命化のためには間けつ的に行わせることが望ましい。上記デジタル回路部40にはその間けつ的点灯を行わせるための制御手段も含まれている。
【0028】
磁気センサ56はリードスイッチあるいはホールセンサなどを用いて構成され、外部(メータ蓋の上)からの操作に非接触で応答して動作する非接触受信手段を構成する。上記LED51,52の点灯駆動は、この磁気センサ56に対して行われる非接触の操作により所定時間だけ行われる。これにより、上記LED51,52の駆動電源を供給する電池60の寿命を大幅に延ばすことができる。上記デジタル回路部40にはそのための制御手段も組込まれている。また、この磁気センサ56が受信する操作信号は、要すれば、デジタル回路部40のリセットや設定変更の操作にも用いることができる。
【0029】
電池60は内蔵電源として、メータ蓋20に組込まれた各種電子回路/素子に動作電源を供給する。この電池60にはコイン型のリチウム電池などが適している。電池60は、水道メータが通常8年ごとに交換されることに合わせて、少なくとも8年以上無交換で使用できるものが望ましい。これはたとえば、アナログ回路部30をインターバル動作させるとともに、リチウム電池のような高エネルギー密度の電池を使用することにより達成可能である。
【0030】
===水道メータ蓋の使用方法===
上述した漏水監視機能付の水道メータ蓋20は、既存の規格化された水道メータに取付けて使用する。その取付けはドライバ1本だけも行え、給水管に接続するといった大掛かりな工事は不要である。漏水発生の可能性を判定するための音響振動(物理情報)は給水管から検出しなければならないが、水道メータ蓋20として構成することにより、水道メータ10本体からその音響振動を検出することができる。つまり、水道メータ10本体が給水管からの音響振動を伝達する良好な音響カプラを構成する。したがって、給水管と直接音響結合させる必要はない。
【0031】
水道メータ10は需要家宅の給水管にメータ升の中で接続されている。水道メータの検針は定期的(1〜3月/回)に行われる。検針は、メータ升の蓋を開ける、メータ蓋20を開ける、計量表示パネル部12の計量値(給水量)を読み取って記録する、メータ蓋20を閉じる、メータ升の蓋を閉じる、といった手順で行われる。
【0032】
この検針に際し、メータ蓋20の上から磁気ペンあるいは磁気棒などを使って上記磁気センサ56を感応させる操作を行うと、上記LED51,52が漏水発生の可能性を赤または青の色分けで発光表示する。これにより、水道メータ10の検針と同時に漏水発生の可能性をチェックすることができる。検針員は、1個所の検査だけでもって、検針と漏水検査の両作業をほぼ同時に完了させることができる。その漏水検査は、検針のために水道メータ蓋20を開ける際に行うことができるので、検針の作業手順にほぼ吸収されて、新たな作業手順はほとんど生じない。
【0033】
上述した実施例の水道メータ蓋によれば、特許第3263044号のような統計的処理を取り入れた漏水監視技術による漏水検査を、比較的少ない装置および工事の費用コストでもって、効果的に行わせることができる。さらに、戸別の漏水点検作業も、全体の作業負担をそれほど増やすことなく、検針と同時に効率良く行わせることができる。
【0034】
===回路部の実施例===
図3は、本発明の実施例に適したアナログ回路部30とデジタル回路部40およびその周辺回路の実施例を示す。同図において、アナログ回路部30とデジタル回路部40は、それぞれ1チップのICで構成されているが、アナログ、デジタルの各信号処理系統の回路要素が1チップのIC内に組み込まれた構成とすることもできる。もちろん、一部あるいは全ての回路要素を個別の素子で構成することもできる。また、主要な回路機能をCPUでソフトウェア的に構成することもできる。次に、具体的な回路構成と動作について説明する。
【0035】
<アナログ回路部>
振動センサ31は、給水管を伝わる音響振動を水道メータ10本体から検出して微弱な電気信号(音響信号)に変換する。アナログ回路部30はその音響信号の処理系統をなす。振動センサ31から出力された音響信号は増幅器32によって増幅される。周波数フィルタ33はその増幅信号中から、通水音の弁別には不要な周波数帯域の信号をカットする。検波回路34はフィルタ33を通過した音響信号を整流および積分により包絡線検波する。この検波出力Vsは電圧比較器35にて所定の基準電圧値Vrと比較される。この比較結果は”H”(ハイレベル)または”L”(ロウレベル)の2値論理で出力される。この2値論理出力がアナログ回路部30の出力信号Voutとなる。
【0036】
アナログ回路部30の出力信号Voutは、上記音響振動が所定レベル以上(Vs>Vr)のときに”H”となり、反対に所定レベル以下(Vs<Vr)のときに”L”となる。これにより、振動センサ31とアナログ回路部30は、給水管から水道メータ本体に伝わる特定の音響振動をレベル弁別しながら検出する。そして、この検出により、上記音響振動の途切れ状態に関する情報が取得される。なお、瞬間的な振動の発生や停止などは、漏水発生の可能性を判定するための情報としては不要なので、適宜な時定数を設定するなどしてキャンセルさせるようにするとよい。
【0037】
<デジタル回路部>
デジタル回路部40は、所定の時間スケジュールにしたがって上記アナログ回路部30を制御するとともに、アナログ回路部30の出力信号Voutに基づいて給水管を伝わる振動が途切れた回数を計数する。この計数値は漏水発生可能性の判定データとなる。判定回路48は、所定期間における計数値を所定値と比較して漏水発生の可能性を論理判定する。計数値が所定値を越えた場合は漏水発生の可能性が無い(または低い)と判定し、その反対の場合は漏水発生の可能性が有り(または高い)と判定する。前述した2つのLED51,52は、その判定に基づいて選択的に点灯駆動される。
【0038】
カレンダ回路43は、クロック発生器42からのクロックパルスを使って現在の日付と時刻のデータを生成する。コントローラ44は、複数の時間設定データをレジスタにあらかじめ格納し、カレンダ回路43から取得される時刻データにしたがい、その複数の時間設定データにより定められる所定の時間スケジュールで電源制御スイッチ61をオン/オフさせる制御を行う。コントローラ44は、スイッチ61をオンさせる動作に連動して、タイマ制御信号Vcを”H”にセットする動作も行う。
【0039】
アナログ回路部30は、上記時間スケジュールにしたがって電源が供給されることで間けつ的に動作(インターバル動作)させられる。この実施例では、1日(24時間)を1監視サイクルとし、各サイクルごとに1回の測定時間が設定されている。この測定時間は、通常の流水や環境振動が比較的少ないと思われる午前2時〜5時の3時間に設定されている。この測定時間内では、3分間隔で2秒間ずつの動作時間が設定されている。すなわち、毎日午前2時になると、2秒間動作して2分58秒休止することを午前5時まで繰り返して1日分(1監視サイクル)の測定を完了する。次の日も午前2時から同じことを繰り返す。
【0040】
タイマ41はクロック発生器42からのクロックパルスを計数することで時間を計測し、あらかじめ設定されている時間の計測を完了するごとに、音途切れ検出信号としてパルスを1つ出力する。このパルスによってカウンタ45が増進(インクリメント)される。タイマ41には、約2秒間分のクロックパルス数を計数する計時レジスタが格納されている。この計時レジスタが2秒間分のパルス数を計数するごとにカウンタ45を1ずつ歩進させる。
【0041】
タイマ41のクロックパルス計数値は、AND回路46を介して入力される”L”のリセット信号Vresでリセットされる。AND回路46は反転と非反転の2つの論理入力を有し、反転側にはアナログ回路部30の出力信号Voutが入力され、正転側にはタイマ制御信号Vcが入力される。Vcが”H”でVoutが”L”になると、リセット信号Vresが非能動レベルである”H”となって、タイマ41がクロックパルス計数すなわち時間計測を行う動作モードとなる。
【0042】
アナログ回路部30が動作させられる2秒の間、給水管から伝わる特定周波数域の音響振動が所定レベル以下を維持し続けると、タイマ41は計数完了(キャリーアップ)して音途切れ検出信号を出力する。この検出信号によってカウンタ45が増進される。なお、タイマ41の計時レジスタによる計測時間すなわち音途切れ検出信号の出力条件となるクロックパルス計数値は、アナログ回路部30が動作を開始してからVoutを出力するまでの遅延時間や、Vresが”L”になってからタイマ41が実際にクロックパルスを計数しはじめるまでの遅延時間などを考慮して、2秒より僅かに短い所定時間分に設定されている。
【0043】
なお、上記時間スケジュールやタイマの計時時間等は上記の例に限定されるものではなく、任意の最適状態に設定すればよい。また、状況に応じて適宜変更させるようにしてもよい。
【0044】
<ユーザインターフェイス>
この実施例では、ユーザインターフェイスとして、漏水判定の結果を表示出力するLED51,52と磁気センサ56を備える。磁気センサ56は、磁気ペンあるいは磁気棒などで非接触操作されて電気的信号な操作信号を生成する。この操作信号は、LED51,52による発光表示動作を所定時間だけ行わせるトリガー信号(タイマ起動信号)として使われる。また、とくに図示はしていないが、カレンダ回路43の日付/時刻データを修正するための校正データなどを非接触受信するインターフェイスも、必要に応じて備えられる。
【0045】
LED51,52は、漏水判定手段の判定内容を外部へ出力する出力手段をなすが、これとは別の出力手段として、図中に破線で示すように、上記カウンタ45の計数値を数値表示するLCD(液晶表示器)54を備えてもよい。上記カウンタ45の計数値は、漏水発生の可能性(漏水が発生していない可能性)の度合を数値化して示すので、精度の高い判断資料を提供することができる。また、LCD54は、カレンダ回路43の日付/時刻データやデジタル回路部の各種設定内容などの表示にも使える。
【0046】
LED51,52やLCD54などは漏水判定手段の判定内容を光学的に表示する表示装置であるが、判定内容を外部へ出力する出力手段としては、非光学的な表示装置たとえば音響的な表示装置も好適である。具体的には、漏水判定手段の判定内容を発音素子の駆動により音響表示させればよい。さらに、その判定内容を音色または発音ピッチで音響表現させれば、漏水発生の可能性または漏水が発生していない可能性を複数段階に分けて表示させることもできる。発音素子は、圧電型の電気音響変換素子などを使えば非常に少ない電力で駆動できるが、上述したLEDと同様に時限駆動および/または間けつ駆動させることにより、その電力消費をさらに低減させて電池寿命を大幅に延ばすことができる。
【0047】
また、上記出力手段は、漏水判定手段の判定内容を外部データ機器へ非接触伝送させるデータインターフェイスであってもよい。非接触伝送方式としては、磁気カプラ、ブルートゥースのような微電力無線インターフェイス、赤外線による空間伝送などが好適である。この場合、判定内容はその非接触データインターフェイスに対応するデータ端末を使用して取得することになるが、1回に取得できるデータ量が多く、かつその取得データを現場で電子データとして記憶して持ち帰り、それをコンピュータに転送して処理にかけることができるといった利点が得られる。
【0048】
===水道メータ蓋の構成2===
図4は、本発明による水道メータ蓋20の要部における別の実施例を側断面図で示す。同図に示す水道メータ蓋20は、基本的には上述したものと同様であり、その相違点に着目して説明すると、この実施例では、メータ蓋20を開閉可能に軸支しているネジ蝶番25に前記振動センサ31を接触させて音響振動の受信・検出を行わせている。給水管からメータ本体に伝わって音響振動はネジ蝶番25にも良好に伝わる。したがって、このネジ蝶番25に伝わる音響振動を検出することによっても、漏水発生の可能性を判定するための物理情報を確実に得ることができる。
【0049】
また、この実施例では、振動センサ31をメータ蓋20の内部に隠して設けることができる、メータ蓋の裏側(内側)を通常のメータ蓋と同じように平坦化できる、といった利点が得られる。
【0050】
===漏水監視機能付き水道メータ===
上述した水道メータ蓋20は既存の水道メータの交換部品として使用することができるが、あらかじめ水道メータ10と一体組み合わせて商品化させてもよい。
【0051】
また、上述した水道メータ蓋20に組込まれる漏水監視機能は、水道メータ10本体内に組込んでも所定の効果を得ることができる。この場合、水道メータ10本体には給水管の音響振動が直接伝わるので、その音響振動の検出が容易になるといった利点が生じる。
【0052】
以上、本発明をその代表的な実施例に基づいて説明したが、本発明は上述した以外にも種々の態様が可能である。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、統計的処理を取り入れた漏水監視技術による漏水検査を、比較的少ない装置および工事の費用コストでもって、効果的に行わせることができる。さらに、戸別の漏水点検作業も、全体の作業負担をそれほど増やすことなく、検針と同時に効率良く行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による漏水監視機能付水道メータ蓋の要部における一実施例を示す上側面図および側断面図である。
【図2】本発明の一実施例による水道メータ蓋が取付けられた水道メータの閉蓋状態と開蓋状態をそれぞれ示す側面図である。
【図3】本発明にて使用されるアナログ/デジタル回路部の実施例を示す回路図である。
【図4】本発明による水道メータ蓋の要部における別の実施例を示す側断面図である。
【符号の説明】
10 水道メータ 12 計量表示パネル部
13 透明ガラスカバー 14 蝶番ボス部(メータ本体)
20 水道メータ蓋 22 蝶番ボス部(メータ蓋)
23 蝶番ネジ孔 25 ネジ蝶番(ヒンジ)
30 アナログ回路部 31 振動センサ
32 増幅器 33 周波数フィルタ
34 検波回路 35 電圧比較器
40 デジタル回路部 41 タイマ
42 クロック発生器 43 カレンダ時計回路
44 コントローラ 45 カウンタ
46 AND回路 48 判定回路
51 赤色LED(発光ダイオード) 52 青色LED
54 LCD(液晶表示器) 56 磁気センサ
60 電池(内蔵電源) 61 電源制御スイッチ
Vr 基準電圧値 Vs 検波出力
Vout アナログ回路部の出力信号 Vc タイマ制御信号
Vres リセット信号

Claims (10)

  1. 給水管に接続されて給水量を計量する水道メータ本体に着脱可能に取付けられてその水道メータ本体の計量表示パネル部を開閉可能に覆う水道メータ蓋において、水道メータ本体から検出される物理情報に基づいて上記給水管における漏水発生の可能性を判定する漏水判定手段と、その判定内容を外部へ出力する出力手段と、上記各手段の動作電源を供給する内蔵電源とを備えたことを特徴とする漏水監視機能付水道メータ蓋。
  2. 請求項1において、上記漏水判定手段は、給水管から水道メータ本体に伝わる特定の音響振動をレベル弁別しながら検出し、この検出により上記音響振動の途切れ状態に関する情報を得て漏水発生の可能性を統計的に判定処理することを特徴とする漏水監視機能付水道メータ蓋。
  3. 請求項1または2において、上記出力手段は、漏水判定手段の判定内容を光学的に表示する表示装置であって、蓋の外側から視認可能な状態で設けられていることを特徴とする漏水監視機能付水道メータ蓋。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、上記出力手段は、漏水判定手段の判定内容を発光素子の点灯駆動により発光表示させるようにしたことを特徴とする漏水監視機能付水道メータ蓋。
  5. 請求項3または4において、上記出力手段を外部からの操作に応答して所定時間だけ動作させる制御手段を備えたことを特徴とする漏水監視機能付水道メータ蓋。
  6. 請求項5において、上記操作を非接触で行わせるインターフェイス手段を備えたことを特徴とする漏水監視機能付水道メータ蓋。
  7. 請求項1〜6のいずれかにおいて、上記漏水判定手段は、水道メータ本体の計量表示パネル部を覆う透明カバー面に接触して音響振動を検出するセンサを有し、このセンサを使って給水管から水道メータ本体に伝わる特定の音響振動をレベル弁別しながら検出し、この検出により上記音響振動の途切れ状態に関する情報を得て漏水発生の可能性を統計的に判定処理することを特徴とする漏水監視機能付水道メータ蓋。
  8. 請求項1〜6のいずれかにおいて、上記漏水判定手段は、メータ蓋を開閉可能に軸支するヒンジに接触して音響振動を検出するセンサを有し、このセンサを使って給水管から水道メータ本体に伝わる特定の音響振動をレベル弁別しながら検出し、この検出により上記音響振動の途切れ状態に関する情報を得て漏水発生の可能性を統計的に判定処理することを特徴とする漏水監視機能付水道メータ蓋。
  9. 請求項1〜8のいずれかにおいて、上記漏水判定手段の判定内容を外部データ機器へ非接触伝送させるデータインターフェイス手段を備えたことを特徴とする漏水監視機能付水道メータ蓋。
  10. 請求項1〜9のいずれかの水道メータ蓋が取付けられた水道メータ。
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