JP2004190322A - Shutter for emergency exit - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通路又は出入り口に設けられた一対の対向案内レールに沿ってスラット又はシャッターシートが昇降する構造のシャッターにおいて、非常時における避難用の非常口を備えてなる非常口付シャッターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の通路又は出入り口に設けられた一対の対向案内レールに沿ってスラット又はシャッターシートが昇降する構造の非常口付シャターとして、鋼製シャッターのスラットが係合するガイドレールを室内側部材と室外側部材とに分割し、非常時には前記室外側部材による前記スラットの拘束を解いて、前記スラットを押し開いて避難するもの(例えば、特許文献1参照。)、シャッターシートの一部にドア部を形成し、非常時には操作部材及び操作力伝達部材によりラッチを後退させて開錠し前記ドア部から避難するもの(例えば、特許文献2参照。)、シャッターシートの中央部に垂直のスリットを設け、前記シャッターシートを前記スリット部で互いに重ね合わせると共に下端にウェイトバーを設け、このウェイトバーの前記スリット部対向端に永久磁石を設け、非常時には前記スリット部を開いて避難するもの(例えば、特許文献3参照。)等がある。
【0003】
また、本願特許出願人が出願中の非常口付シャッターとして、左右の案内レールとシャッターシート等遮蔽部分の略全体を人がくぐり抜け可能な高さまで跳ね上げて手で支えながら通過し、避難するもの(以下「前方跳ね上げ方式」という。特願2002−128263号参照。)、左右の案内レールのいずれか一方の上端寄りの適宜の点とシャッターシート下端のウェイト部材の幅方向の適宜の中間点との2点を斜めに結ぶ直線を中心として人がくぐり抜け可能なくぐり戸を構成し、跳ね上げて手で支えながら通過し、避難するもの(以下「斜方跳ね上げ方式」という。特願2002−272486号参照。)がある。
【0004】
【特許文献1】特開平9−217568号公報(図4)
【特許文献2】特開2000−297572号公報(図1−4)
【特許文献3】特許第3085200号公報(図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の一対の対向案内レールに沿ってスラットが昇降する非常口付シャッターにおいては、非常時におけるスラットの押し開きに必要な操作力が大きく、また、車椅子等に必要な開放面積が得られないため、老人、子供、負傷者又は車椅子の身体障害者等においては、非常時の避難が困難であるという問題点があった。
【0006】
また、従来の一対の対向案内レールに沿ってシャッターシートが昇降する、シャッターシートの一部にドア部又は垂直スリット部を形成する方式(以下「スリット部開閉方式」という。)の非常口付シャッターにおいては、シャッターシートは巻取装置により巻き取り・繰り出しが可能である必要があり、したがって、シャッターシートの一部に形成されたドア部又はスリット部も巻取装置により巻き取り及び繰り出しが可能である必要があるため、ラッチ等はシャッターシートの下部にしか配設することができない。このような構成上の制約により、前記スリット部開閉方式の非常口付シャッターにおいては、特に建物の火災時等における避難設備として使用した場合に、非常口を開けない状態においても風圧等によりシャッターシートに形成したスリット部の隙間から煙やガス等が避難路側へ漏洩するという問題点があった。
【0007】
前記前方跳ね上げ方式及び斜方跳ね上げ方式の非常口付シャッターは、前記スリット部開閉方式の非常口付シャッターの問題点を解決できるという特徴を有するものである。しかし、前記前方跳ね上げ方式及び斜方跳ね上げ方式の非常口付シャッターは、跳ね上げ部材の重量が重い場合に、老人、子供、負傷者又は車椅子の身体障害者等の避難が困難となる場合がありえる。また、前記斜方跳ね上げ方式においては、三角形のくぐり戸を構成してなるため、その構成上、避難者が多い場合等において、避難に十分な非常口通路が確保できない場合がありえる。
【0008】
前述の状況に鑑み本発明が解決しようとするところは、避難時に跳ね上げ部材の重量を手で支える必要がなく軽い操作力で開閉操作が行えると共に避難に十分な非常口通路を確保でき、したがって老人、子供、負傷者又は車椅子の身体障害者等でも容易に避難可能な非常口付シャッターを提供することにある。また、本発明の他の課題は、建物の火災時等における避難設備として使用した場合において、当該シャッターの遮炎・遮煙性能を向上することができる非常口付シャッターを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題解決のため、通路又は出入り口開口の左右端近傍に略垂直に配設された一対の対向案内レールと、前記一対の対向案内レールに左右端縁部を係合するスラット又はシャッターシートと、前記一対の対向案内レールの上方に配設されると共に前記一対の対向案内レールと固定され、前記スラット又はシャッターシートの巻き取り・繰り出しを行い、前記スラット又はシャッターシートを前記一対の対向案内レールに沿って昇降させる巻取ローラーを内蔵する巻取装置と、前記一対の対向案内レールのいずれか一方及びその上方の巻取装置の少なくともどちらかとその近傍の前記開口端との間に配設された、略鉛直の回動軸を有するヒンジ部材とを備え、前記一対の対向案内レール、前記スラット又はシャッターシート及び前記巻取装置からなる開き戸を構成してなるものである。
【0010】
また、本発明は、通路又は出入り口開口の左右端近傍に略垂直に配設された一対の対向案内レールと、前記一対の対向案内レールに左右端縁部を係合するスラット又はシャッターシートと、前記一対の対向案内レールの上方に配設され、前記スラット又はシャッターシートの巻き取り・繰り出しを行い、前記スラット又はシャッターシートを前記一対の対向案内レールに沿って昇降させる巻取ローラーを内蔵する巻取装置と、前記スラット又はシャッターシートが閉じた状態で、前記通路又は出入り口開口の上部にて、前記スラット又はシャッターシートを略水平方向に分離可能に係合する上側分割芯材及び下側分割芯材と、前記一対の対向案内レールのいずれか一方とその近傍の前記開口端との間に配設された、略鉛直の回動軸を有するヒンジ部材とを備え、前記一対の対向案内レール、前記下側分割芯材及び前記スラット又はシャッターシートの前記下側分割芯材の下部分からなる開き戸を構成してなるものである。
【0011】
ここで、前記開き戸の閉時にラッチが動作して前記開き戸の閉状態を維持するラッチ機構と、非常時に前記ラッチを解除して前記開き戸を開く操作手段とを備えると好ましい。
【0012】
また、前記スラット又はシャッターシートの下部に芯材を設け、前記スラット又はシャッターシートが閉じた状態で、前記一対の対向案内レールと前記芯材とを連結するラッチ機構を備えると好ましい。
【0013】
また、前記スラット又はシャッターシートが閉じた状態で、前記一対の対向案内レールと前記下側分割芯材とを連結するラッチ機構を備えると好ましい。
【0014】
また、前記シャッターシートの巻き取り時に前記上側分割芯材及び下側分割芯材が前記巻取ローラーの外周面から突出しないように、前記巻取ローラーに切り欠き部を形成すると好ましい。
【0015】
また、前記開き戸が閉じた状態で当接する戸当たりを備え、前記開き戸及び戸当たり間に可撓性のシール部材を配設すると好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る非常口付シャッターの概念図であり、一対の対向案内レールに沿ってシャッターシートが昇降する構造の非常口付シャッターの例を示している。また、図1の(a)は正面図、(b)は平面図であり、図において、101は本発明の実施の形態1に係る非常口付シャッター、WL、WRは側壁、CLは天井面、FLは床面、Sは通路(避難路)である。また、1はシャッターシート、2は天井面CL近傍に配設された、シャッターシート1の巻き取り・繰り出しを行う巻取装置、3及び4は、各々、巻取装置2下方に配設され、床面FL近傍から巻取装置2まで側壁WL及びWR近傍に略鉛直に配設された一対の対向案内レール、5は側壁WLの壁端と案内レール3との間に配設された、略鉛直の回動軸を有するヒンジ部材、6はウェイト部材である。巻取装置2には、シャッターシート1の巻き取り・繰り出しを行う巻取ローラー及びこの巻取ローラーを駆動するモータ及び伝達機構等からなる駆動機構が内蔵されており、下部にシャッターシート1を通す開口が形成されている。また、巻取装置2と一対の対向案内レール3及び4とは固定されている。なお、巻取装置2は、前記駆動機構を有しないもの、すなわち手動によりシャッターシート1の巻き取り・繰り出しを行うものであってもよい。あるいは、巻取装置2は、シャッターシート1の巻き取りのみを自動で行い、シャッターシート1の繰り出しはシャッターシート1の自重により行うものであってもよい。
【0017】
ヒンジ部材5は、側壁WLの壁端と巻取装置2との間に配設してもよい。また、ヒンジ部材5は、側壁WLの壁端ではなく、側壁WRの壁端と案内レール4及び巻取装置2の少なくともどちらかとの間に配設してもよい。さらに、ヒンジ部材5は、図1のような蝶番ではなく吊軸等としてもよい。
【0018】
図1において、巻取装置2と一対の対向案内レール3及び4とにより三方枠が形成されており、シャッターシート1が閉じた状態で、シャッターシート1、巻取装置2、左右の案内レール3及び4等非常口付シャッター101の略全体がヒンジ部材5、5の略鉛直の回動軸を中心として回動し、開き戸として開閉する構成となっている。
【0019】
非常時において、シャッターシート1が図1(a)のように閉じている場合、避難者は、非常口付シャッター101を図1(b)の矢印Aのように開いて、避難に必要なスペースを確保し、矢印Bの方向に避難する。このように、非常口付シャッター101の略全体が開き戸として開閉するため、避難に十分な通路(避難路)Sを確保することができる。すなわち、例えばエレベーターの乗り場戸のような狭いスペースにおいても、有効開口に近い開口を持つ非常口付シャッターを設置することができる。また、略鉛直の回動軸を持つヒンジ部材5、5が該開き戸の重量を支持するため、避難者が重量を手で支える必要がなく軽い操作力で開閉操作を行うことができる。
【0020】
なお、一対の対向案内レールに沿ってスラットが昇降する非常口付シャッターにおいても、図1と同様の構成が採用できる。
【0021】
以下において、本発明の実施の形態1の概念として示した図1の各部の構成について詳細に説明する。
【0022】
図2は、一対の対向案内レール及びシャッターシートの構造並びに開き戸の開閉機構の例を示す水平断面図であり、図1と同一符号は同一又は相当部分を示している。図2において、1aは対向案内レール3、4内部の空間間に亘る横幅と、巻取装置2から床面FLまで届く長さとを有するシート体、1bはシート体1aの両端縁部、1cは両端縁部1b、1bに沿って全長に亘りその表裏に重ねて配設され、且つ、外側端縁をシート体1aの端縁部1bに対し縫着にて密着した計4片の帯状部材、1dは端縁縫着部、1eは遊端部、3a及び4aはそれぞれ案内レール3及び4の開口部、3b及び4bはそれぞれ案内レール3及び4の対向傾斜壁、7及び8は戸当たり、9は適宜の高さに設けられた開き戸の開閉機構、10は水平方向に進出付勢されたラッチ具、11はノブ又はレバー等のラッチ具を後退させる操作手段、12は戸当たり8に形成されたラッチ用受け座である。ラッチ具10及び操作手段11は案内レール4に取り付けられおり、ラッチ具10及びラッチ用受け座12がラッチ機構を構成し、このラッチ機構と操作手段11により開き戸の開閉機構9が構成される。
【0023】
シャッターシート1は、左右端の端縁縫着部1d、1dを案内レール3、4の開口部3a、4aにそれぞれ挿入し、帯状部材1c、1cの内側端即ち遊端部1e、1eがシート体1aから開くようにして、シート体1aと対面する面を案内レール3、4の対向傾斜壁3b、4bの裏面にそれぞれ当接させる。これによって、シャッターシート1の各端縁部1bそれぞれの帯状部材1c、1cが、案内レール3(4)の対向傾斜壁3b、3b(4b、4b)の裏面に接して煙やガス等の通過を遮るとともに、案内レール3(4)の対向傾斜壁3b、3b(4b、4b)先端が帯状部材1cの端縁縫着部1dと対峙して、シャッターシート1が案内レール3(4)から抜け出さず、且つ、案内レール3、4内部の空間に沿って昇降可能に支持される。
【0024】
また、前記開き戸が閉じた状態(図2の状態)で、前記開き戸を構成する左右の案内レール3及び4はそれぞれ戸当たり7及び8に当接し、ラッチ具10がラッチ用受け座12に係合し、前記開き戸は開かないように維持される。非常時には、操作手段11を操作してラッチ具10を後退させてラッチ用受け座12から外すことにより、図2の矢印A方向に簡単に前記開き戸を開けることができる。このように、前記開き戸の施錠又は開錠を簡単に切り替えることができ、避難を迅速に行うことができる。
【0025】
以上の説明においては、ラッチ具10及び操作手段11を開き戸側に配設する場合について説明したが、ラッチ具10及び操作手段11を固定側、すなわち戸当たり8又は側壁WRに配設し、開き戸側にはラッチ用受け座12を形成してもよい。
【0026】
次に、本発明の実施の形態1に係る非常口付シャッターを、建物の火災時等における避難設備として使用する場合について説明する。前記開き戸が閉じた状態において、前記開き戸を構成する巻取装置2、左右の案内レール3及び4が当接する戸当たり(例えば図2の7及び8)を設け、巻取装置2、左右の案内レール3及び4と戸当たりとの間に可撓性のシール部材を配設することにより、巻取装置2、左右の案内レール3及び4と戸当たりとの間から避難路側への煙等の漏洩を抑制することができる。また、シャッターシート1と左右の案内レール3及び4との間は、図2のような構成を採用することにより、前記のとおりシャッターシート1の各端縁部1bそれぞれの帯状部材1c、1cが、案内レール3(4)の対向傾斜壁3b、3b(4b、4b)の裏面に接しているため、シャッターシート1と左右の案内レール3及び4との間から避難路側への煙等の漏洩を抑制することができる。さらに、シャッターシート1が通過する巻取装置2下部の開口にも可撓性のシール部材を配設することにより開口部のシール化が可能である。さらにまた、床面FLとウェイト部材6との間隙には可撓性のシール部材をウェイト部材6下部に配設することにより、床面FLとウェイト部材6との間隙から避難路側への煙等の漏洩を抑制することができる。
【0027】
シャッターシート1は、例えば耐熱性繊維からなる基布にフッ素樹脂等の耐熱性樹脂をコーティングして形成するとよい。また、巻取装置2、左右の案内レール3及び4と戸当たりとの間、巻取装置2下部の開口、並びに、床面FLとウェイト部材6との間隙に配設する前記シール部材は、耐熱性の可撓性素材を用いて形成するとよい。例えば、前記シール部材としては、シリコンゴムやフッ素ゴム等の合成ゴムを用いることができる。
【0028】
以上のとおり、本発明の実施の形態1に係る非常口付シャッターを建物の火災時等における避難設備として使用する場合において、煙等の漏洩を抑制することができ、且つ、本発明はスリット部開閉方式ではないため、風圧等がかかってもシャッターシートから煙等が避難路側へ漏洩することはない。
【0029】
また、図2の開き戸の開閉において、手動で開き戸を開いた後に自動で開き戸を閉じることができる、住居用等に一般的に使用されているドアクローザを用いれば、避難者が操作手段11を操作して図2の矢印A方向に前記開き戸を開けて避難した後に前記開き戸を確実に閉じることができるため、本発明に係る非常口付シャッターにおいて、避難後の防火・防煙機能を確保することができる。あるいは、ドアクローザではなく、ヒンジ部材5を吊軸として、この吊軸をモータ等により回転させて開き戸を駆動する構成、又は、アーム等を介してモータ等により開き戸を駆動する構成としてもよい。
【0030】
以上の説明においては、巻取装置2と一対の対向案内レール3及び4とにより三方枠を形成して、開き戸を構成する場合について説明したが、図1のシャッターシート1下部のウェイト部材6を芯材となる剛性を持つようにアルミニウム、鋼等により形成し、シャッターが閉じた状態で、芯材であるウェイト部材6と案内レール3及び4とをラッチ機構等により連結してもよい。この場合は、巻取装置2、一対の対向案内レール3及び4並びに前記芯材からなる開き戸の四方枠が形成されるため、さらに剛性が高く安定した開き戸の扉枠を構成することができる。
【0031】
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2に係る非常口付シャッターの概念図であり、一対の対向案内レールに沿ってシャッターシートが昇降する構造の非常口付シャッターの例を示している。図3の(a)は正面図、(b)は平面図であり、図において、実施の形態1の図1と同一符号は同一又は相当部分を示している。図3において、102は本発明の実施の形態2に係る非常口付シャッター、13は分割芯材、13aは上側分割芯材、13bは下側分割芯材、14は下部芯材である。上側分割芯材13a及び下側分割芯材13b並びに下部芯材14は、芯材となる剛性を持つように、アルミニウム、鋼等の金属、又は、エンジニアリングプラスチック等により形成されている。また、上側分割芯材13a及び下側分割芯材13bは、シャッターシート1が閉じた状態で、通路Sの上部にて、略水平方向に分離可能に係合している。また、シャッターシート1の巻き取り・繰り出しを行う巻取装置2は天井内に固定されている。
【0032】
図3において、シャッターシート1が閉じた状態で、下側分割心材13b、下側分割芯材13b下部のシャッターシート1及び一対の対向案内レール3及び4等がヒンジ部材5、5の略鉛直の回動軸を中心として回動し、開き戸として開閉する構成となっている。
【0033】
非常時において、シャッターシート1が閉じている場合、避難者は、非常口付シャッター102の下側分割芯材13b及びその下部を図3(b)の矢印Aのように開いて、避難に必要なスペースを確保し、矢印Bの方向に避難する。このように、非常口付シャッター102の下側分割芯材13b及びその下部が開き戸として開閉するため、避難に十分な通路(避難路)Sを確保することができる。すなわち、例えばエレベーターの乗り場戸のような狭いスペースにおいても、有効開口に近い開口を持つ天井収納式の非常口付シャッターを設置することができる。また、略鉛直の回動軸を持つヒンジ部材5、5が該開き戸の重量を支持するため、避難者が重量を手で支える必要がなく軽い操作力で開閉操作を行うことができる。実施の形態1の構成と比較して、巻取装置2が回動しないため、前記開き戸の慣性モーメントが小さくなり、前記開き戸を開閉するための操作力をさらに低減することができる。
【0034】
なお、一対の対向案内レールに沿ってスラットが昇降する非常口付シャッターにおいても、図3と同様の構成が採用できる。
【0035】
以下において、本発明の実施の形態2の概念として示した図3の各部の構成について詳細に説明する。
【0036】
図4は、分割芯材の動作説明図であり、シャッターシート1が下降してシャッターが閉じた状態を示しており、図3と同一符号は同一又は相当部分を示している。また、図4(a)は前記開き戸の閉時を、図4(b)は前記開き度の開時を示しており、図において、2aは巻取装置2に内蔵された巻取ローラー、7は戸当たりである。図4(a)のように、上側分割芯材13aと下側分割芯材13bの係合時には分割芯材13上下のシャッターシート1が一体となり、巻取ローラー2aによるシャッターシート1の巻き取り・繰り出しが可能に構成されている。また、シャッターが閉じた状態で、図4(b)のように、上側分割芯材13aと下側分割芯材13bとは略水平方向に分離可能に形成されている。このような構成により、シャッターが閉じた状態で、図3(b)の矢印Aのように、下側分割芯材13b及びその下部を、ヒンジ部材5、5の略鉛直の回動軸を中心として回動させ、開き戸として開閉することができる。
【0037】
また、図5は、巻取ローラー2aにシャッターシート1を巻き取った状態を示す説明図である。上側分割芯材13aと下側分割芯材13bとが係合した状態で、巻取ローラー2aによりシャッターシート1を巻き取ると、巻取ローラー2aには、シャッターシート1の巻き取り時に分割芯材13が巻取ローラー2aの外周面から突出しないように切り欠き部2bが形成されており、この切り欠き部2b上に分割芯材13が収容されるようにシャッターシート1が巻き取られる。このように、分割芯材13の厚みがシャッターシート1の巻き取り・繰り出しに影響しないため、巻取ローラー2aによるシャッターシート1の巻き取り・繰り出しの信頼性が向上する。なお、切り欠き部2bの形状は、図5のような平面形状に限定されず、シャッターシート1の巻き取り時に分割芯材13が巻取ローラー2aの外周面から突出しない形状であればよい。
【0038】
図6は、一対の対向案内レール及びシャッターシートの構造並びに開き戸の開閉機構の例を示す断面図であり、図6(a)は水平断面図、図6(b)は部分縦断面図である。また、実施の形態1の図2と同一符号は同一又は相当部分を示しており、シャッターシート1の構成及びシャッターシートと対向案内レール3、4との関係並びに開閉機構の動作は実施の形態1と同様である。図6において、14はシャッターシート1の下部に設けられた下部芯材、15は水平方向に進出付勢されたラッチ具、16はラッチ用受け座、17はラッチ解除ピン、18は鉛直方向下向きの凸部、19は凸部18が嵌合する嵌合穴、20は下部芯材14の下部に取り付けられたシール部材であり、ラッチ具16及び凸部18は下部芯材14に形成されており、ラッチ用受け座16及び嵌合穴18は案内レール3及び4下部に形成されている。また、ラッチ具15及びラッチ用受け座16がラッチ機構を構成している。
【0039】
図7は、図6(b)のX−X断面図であり、ラッチ具15、ラッチ用受け座16、凸部18、嵌合穴19周りの構成を示している。ラッチの解除は、図6のようなラッチ解除ピン17により、ラッチ用受け座16の孔からラッチ具15を押してラッチ具15を後退させることにより行うことができる。
【0040】
図6及び図7において、巻取装置によりシャッターシート1を繰り出し、シャッターシート1が下降してシャッターが閉じた状態で、水平方向に進出付勢されたラッチ具15はラッチ用受け座16に係合する。また、凸部18は嵌合穴19に嵌合する。このような構成により、案内レール3及び4と下部芯材14は連結され、案内レール3、下部芯材14及び案内レール4からなる開き戸の三方枠が形成され、剛性が高く安定した開き戸の扉枠を構成することができる。
【0041】
また、シャッターが閉じた状態で、案内レール3及び4と下側分割芯材13bとをラッチ機構により連結してもよい。この場合は、案内レール3、下側分割芯材13b及び案内レール4からなる開き戸の三方枠が形成され、剛性が高く安定した開き戸の扉枠を構成することができる。
【0042】
さらに、シャッターが閉じた状態で、案内レール3及び4と下部芯材14、並びに、案内レール3及び4と下側分割芯材13bとをラッチ機構により連結してもよい。この場合は、下側分割芯材13b、案内レール3、下部芯材14及び案内レール4からなる開き戸の四方枠が形成され、さらに剛性が高く安定した開き戸の扉枠を構成することができる。
【0043】
本発明の実施の形態2に係る非常口付シャッターを建物の火災時等における避難設備として使用する場合の構成は、実施の形態1の構成と同様であり、図6における下部芯材14の下部に取り付けられたシール部材20が、実施の形態1における床面FLとウェイト部材6との間隙に配設された可撓性のシール部材に相当する。また、図3〜図5の上側分割芯材13aと下側分割芯材13bの係合面にも適宜の厚さの可撓性のシール部材を配設することにより、煙等の漏洩を抑制することができる。
【0044】
以上の説明においては、一対の対向案内レール3及び4を、天井面CL、床面FL、側壁WL及び側壁WRからなる通路開口の左右端近傍(側壁WL、WRの壁端近傍)に配設する場合について説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。例えば、パネル連結等により仕切られた空間の仕切り壁の適宜の位置に形成された、出入り口開口の左右端近傍に一対の対向案内レール3及び4を配設し、本願発明の非常口付シャッターを設置することが可能であり、設置の自由度の高い非常口付シャッターを得ることができる。
【0045】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る非常口付シャッターは、通路又は出入り口開口の左右端近傍に略垂直に配設された一対の対向案内レールと、前記一対の対向案内レールに左右端縁部を係合するスラット又はシャッターシートと、前記一対の対向案内レールの上方に配設されると共に前記一対の対向案内レールと固定され、前記スラット又はシャッターシートの巻き取り・繰り出しを行い、前記スラット又はシャッターシートを前記一対の対向案内レールに沿って昇降させる巻取ローラーを内蔵する巻取装置と、前記一対の対向案内レールのいずれか一方及びその上方の巻取装置の少なくともどちらかとその近傍の前記開口端との間に配設された、略鉛直の回動軸を有するヒンジ部材とを備え、前記一対の対向案内レール、前記スラット又はシャッターシート及び前記巻取装置からなる開き戸を構成したので、軽い操作力で開閉操作が行えると共に避難に十分な非常口通路を確保できるという効果を奏する。
【0046】
また、本発明の請求項2に係る非常口付シャッターは、通路又は出入り口開口の左右端近傍に略垂直に配設された一対の対向案内レールと、前記一対の対向案内レールに左右端縁部を係合するスラット又はシャッターシートと、前記一対の対向案内レールの上方に配設され、前記スラット又はシャッターシートの巻き取り・繰り出しを行い、前記スラット又はシャッターシートを前記一対の対向案内レールに沿って昇降させる巻取ローラーを内蔵する巻取装置と、前記スラット又はシャッターシートが閉じた状態で、前記通路又は出入り口開口の上部にて、前記スラット又はシャッターシートを略水平方向に分離可能に係合する上側分割芯材及び下側分割芯材と、前記一対の対向案内レールのいずれか一方とその近傍の前記開口端との間に配設された、略鉛直の回動軸を有するヒンジ部材とを備え、前記一対の対向案内レール、前記下側分割芯材及び前記スラット又はシャッターシートの前記下側分割芯材の下部分からなる開き戸を構成したので、さらに軽い操作力で開閉操作が行えると共に避難に十分な非常口通路を確保できるという効果を奏する。
【0047】
また、本発明の請求項3に係る非常口付シャッターは、請求項1又は2に係る非常口付シャッター構成に加え、前記開き戸の閉時にラッチが動作して前記開き戸の閉状態を維持するラッチ機構と、非常時に前記ラッチを解除して前記開き戸を開く操作手段とを備えたので、請求項1又は2に係る発明の効果に加え、前記開き戸の施錠又は開錠を簡単に切り替えることができ、避難を迅速に行うことができるという効果を奏する。
【0048】
また、本発明の請求項4に係る非常口付シャッターは、請求項1又は2に係る非常口付シャッター構成に加え、前記スラット又はシャッターシートの下部に芯材を設け、前記スラット又はシャッターシートが閉じた状態で、前記一対の対向案内レールと前記芯材とを連結するラッチ機構を備えたので、請求項1又は2に係る発明の効果に加え、剛性が高く安定した開き戸の扉枠を構成することができるという効果を奏する。
【0049】
また、本発明の請求項5に係る非常口付シャッターは、請求項2に係る非常口付シャッター構成に加え、前記スラット又はシャッターシートが閉じた状態で、前記一対の対向案内レールと前記下側分割芯材とを連結するラッチ機構を備えたので、請求項2に係る発明の効果に加え、剛性が高く安定した開き戸の扉枠を構成することができるという効果を奏する。
【0050】
また、本発明の請求項6に係る非常口付シャッターは、請求項2に係る非常口付シャッター構成に加え、前記シャッターシートの巻き取り時に前記上側分割芯材及び下側分割芯材が前記巻取ローラーの外周面から突出しないように、前記巻取ローラーに切り欠き部を形成したので、請求項2に係る発明の効果に加え、前記巻取ローラーによる前記シャッターシートの巻き取り・繰り出しの信頼性を向上することができるという効果を奏する。
【0051】
また、本発明の請求項7に係る非常口付シャッターは、請求項1〜6に係る非常口付シャッター構成に加え、前記開き戸が閉じた状態で当接する戸当たりを備え、前記開き戸及び戸当たり間に可撓性のシール部材を配設したので、請求項1〜6に係る発明の効果に加え、避難路側への煙等の漏洩を抑制することができ、当該シャッターの遮炎・遮煙性能を向上することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る非常口付シャッターの概念図である。
【図2】一対の対向案内レール及びシャッターシートの構造並びに開き戸の開閉機構の例を示す水平断面図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係る非常口付シャッターの概念図である。
【図4】分割芯材の動作説明図である。
【図5】巻取ローラーにシャッターシートを巻き取った状態を示す説明図である。
【図6】一対の対向案内レール及びシャッターシートの構造並びに開き戸の開閉機構の例を示す断面図である。
【図7】図6のX−X断面図である。
【符号の説明】
1 シャッターシート
2 巻取装置
2a 巻取ローラー
2b 切り欠き部
3 案内レール
4 案内レール
5 ヒンジ部材
7 戸当たり
8 戸当たり
9 開閉機構
10 ラッチ具
11 操作手段
12 ラッチ用受け座
13 分割芯材
13a 上側分割芯材
13b 下側分割芯材
14 下部芯材
15 ラッチ具
16 ラッチ用受け座
17 ラッチ解除ピン
20 シール部材
101 非常口付シャッター
102 非常口付シャッター
WL 側壁
WR 側壁
CL 天井面
FL 床面
S 通路(避難路)[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE
[0002]
[Prior art]
As a conventional shutter with an emergency exit having a structure in which a slat or a shutter sheet moves up and down along a pair of opposed guide rails provided at a conventional passageway or doorway, a guide rail with which a slat of a steel shutter is engaged includes an indoor member and an outdoor member. In the case of emergency, the restraint of the slat by the outdoor member is released, and the slat is pushed open to evacuate (for example, see Patent Document 1). A door portion is formed in a part of the shutter sheet. In an emergency, a latch is retracted by an operating member and an operating force transmitting member to unlock and evacuate from the door portion (for example, see Patent Document 2). The sheets are overlapped with each other at the slit portion and a weight bar is provided at the lower end, and the slit portion of the weight bar is provided. A permanent magnet provided in the direction end, in an emergency which evacuation opening the slit portion (e.g.,
[0003]
In addition, as a shutter with an emergency exit filed by the present applicant, an evacuation shutter that passes through substantially the entire left and right guide rails and a shutter sheet or other shielding portion to a height at which a person can pass through and supports it with his / her hand and escapes ( Hereinafter, this is referred to as a “forward flipping method.” See Japanese Patent Application No. 2002-128263.) An appropriate point near the upper end of one of the left and right guide rails and an appropriate intermediate point in the width direction of the weight member at the lower end of the shutter seat. A passable door is constructed around a straight line connecting the two points diagonally, through which a person can pass through and evacuate while passing up while supporting with his / her hand (hereinafter, referred to as “oblique flip-up method”. 272486).
[0004]
[Patent Document 1] JP-A-9-217568 (FIG. 4)
[Patent Document 2] Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-297572 (FIGS. 1-4)
[Patent Document 3] Japanese Patent No. 3085200 (FIG. 4)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In a conventional shutter with an emergency exit in which a slat rises and descends along a pair of conventional guide rails, the operating force required to push and open the slat in an emergency is large, and since an open area required for a wheelchair or the like cannot be obtained, There is a problem that it is difficult to evacuate the elderly, children, injured persons, physically handicapped persons, and the like in an emergency.
[0006]
Further, in a conventional shutter with an emergency exit of a type in which a door portion or a vertical slit portion is formed in a part of the shutter sheet (hereinafter, referred to as a "slit portion opening / closing method"), the shutter sheet moves up and down along a pair of opposed guide rails. The shutter sheet needs to be able to be wound and unwound by a winding device, so that a door or a slit formed on a part of the shutter sheet can be wound and unwound by the winding device. Because of the necessity, the latch and the like can be arranged only under the shutter sheet. Due to such a structural limitation, in the case of the shutter with an emergency exit of the slit opening and closing method, particularly when used as an evacuation facility in the event of a fire in a building, etc., the shutter sheet is formed on the shutter sheet by wind pressure even when the emergency exit is not opened. There is a problem that smoke, gas, and the like leak from the gap of the slit portion to the evacuation road side.
[0007]
The forward-opening type and the obliquely upward-opening type shutter with an emergency exit are characterized in that they can solve the problem of the slit-type opening / closing type emergency exit shutter. However, when the weight of the flip-up member is large, it is difficult to evacuate an elderly person, a child, an injured person, or a disabled person in a wheelchair. It is possible. Further, in the oblique flip-up method, since a triangular door is formed, an emergency exit passage sufficient for evacuation may not be able to be secured when there are many evacuees due to the structure.
[0008]
In view of the situation described above, the present invention is intended to solve the problem. It is not necessary to support the weight of the flip-up member by hand at the time of evacuation, the opening / closing operation can be performed with a light operating force, and a sufficient emergency exit passage for evacuation can be secured. It is an object of the present invention to provide an emergency exit shutter that can be easily evacuated even by a child, an injured person, a disabled person in a wheelchair, or the like. Another object of the present invention is to provide a shutter with an emergency exit that can improve the flame-blocking and smoke-blocking performance of the shutter when used as an evacuation facility in the event of a fire in a building or the like.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the present invention provides a pair of opposed guide rails disposed substantially vertically near the left and right ends of a passage or an entrance opening, and a slat that engages the left and right edge portions with the pair of opposed guide rails. Or, the shutter sheet is disposed above the pair of opposed guide rails and is fixed to the pair of opposed guide rails, and winds and unwinds the slat or shutter sheet, and holds the slat or shutter sheet in the pair. A take-up device having a built-in take-up roller that moves up and down along the opposing guide rail; and between one of the pair of opposing guide rails and at least one of the take-up devices above the pair and the open end in the vicinity thereof. A hinge member having a substantially vertical rotation axis, the pair of opposed guide rails, the slat or shutter sheet, and In which by comprising constitute a hinged door consisting Kimakito device.
[0010]
Further, the present invention provides a pair of opposed guide rails disposed substantially vertically near the left and right ends of the passage or the entrance opening, and a slat or shutter seat that engages the left and right edges with the pair of opposed guide rails, A winding roller which is disposed above the pair of opposed guide rails, and has a built-in take-up roller for winding and unwinding the slat or shutter sheet and moving the slat or shutter sheet up and down along the pair of opposed guide rails. An upper split core member and a lower split core for engaging the slat or shutter sheet substantially horizontally in a separable manner above the passage or the entrance opening when the slat or shutter sheet is closed. A member having a substantially vertical rotation axis, disposed between the material and one of the pair of opposed guide rails and the opening end in the vicinity thereof. And a di-member, said pair of opposing guide rails, is made to constitute the hinged door made of the lower portion of the lower split core of the lower split core and said slat or shutter sheet.
[0011]
Here, it is preferable to include a latch mechanism for operating a latch when the hinged door is closed to maintain the closed state of the hinged door, and operating means for releasing the latch and opening the hinged door in an emergency.
[0012]
In addition, it is preferable that a core material is provided below the slat or the shutter sheet, and a latch mechanism is provided for connecting the pair of opposed guide rails and the core material in a state where the slat or the shutter sheet is closed.
[0013]
Further, it is preferable that a latch mechanism for connecting the pair of opposed guide rails and the lower divided core member when the slat or the shutter sheet is closed is provided.
[0014]
Further, it is preferable that a cutout portion is formed in the winding roller so that the upper split core material and the lower split core material do not protrude from the outer peripheral surface of the winding roller when winding the shutter sheet.
[0015]
Further, it is preferable that a door stop to be brought into contact with the hinged door in a closed state is provided, and a flexible seal member is disposed between the hinged door and the door stop.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIG. 1 is a conceptual diagram of an emergency exit shutter according to
[0017]
The
[0018]
In FIG. 1, a three-way frame is formed by a winding
[0019]
In an emergency, when the
[0020]
It should be noted that the same configuration as in FIG. 1 can also be employed in an emergency exit shutter in which the slats move up and down along a pair of opposed guide rails.
[0021]
Hereinafter, the configuration of each unit in FIG. 1 shown as a concept of the first embodiment of the present invention will be described in detail.
[0022]
FIG. 2 is a horizontal sectional view showing an example of a structure of a pair of opposed guide rails and a shutter sheet and an opening / closing mechanism of a hinged door, and the same reference numerals as those in FIG. In FIG. 2,
[0023]
The
[0024]
When the hinged door is closed (the state shown in FIG. 2), the left and
[0025]
In the above description, the case where the
[0026]
Next, a case where the shutter with an emergency exit according to
[0027]
The
[0028]
As described above, in the case where the shutter with an emergency exit according to
[0029]
In the opening and closing of the hinged door in FIG. 2, the evacuee operates the operating means 11 by using a door closer that is commonly used for residences and the like, which can automatically close the hinged door after manually opening the hinged door. Then, after the door is opened and evacuated in the direction of arrow A in FIG. 2, the door can be securely closed, so that the fireproof and smokeproof function after evacuation can be ensured in the shutter with an emergency exit according to the present invention. it can. Alternatively, instead of the door closer, the
[0030]
In the above description, the case where the take-up
[0031]
FIG. 3 is a conceptual diagram of an emergency exit shutter according to
[0032]
In FIG. 3, when the
[0033]
In an emergency, when the
[0034]
It should be noted that the same configuration as that of FIG. 3 can be adopted also in a shutter with an emergency exit in which the slats move up and down along a pair of opposed guide rails.
[0035]
Hereinafter, the configuration of each unit in FIG. 3 shown as the concept of the second embodiment of the present invention will be described in detail.
[0036]
FIG. 4 is an explanatory diagram of the operation of the divided core material, showing a state where the
[0037]
FIG. 5 is an explanatory diagram illustrating a state where the
[0038]
6A and 6B are cross-sectional views illustrating the structure of a pair of opposed guide rails and a shutter sheet, and an example of an opening / closing mechanism of a hinged door. FIG. 6A is a horizontal cross-sectional view, and FIG. . The same reference numerals as in FIG. 2 of the first embodiment denote the same or corresponding parts, and the structure of the
[0039]
FIG. 7 is a cross-sectional view taken along the line XX of FIG. 6B, and shows the configuration around the
[0040]
6 and 7, in a state where the
[0041]
Further, the
[0042]
Further, with the shutter closed, the
[0043]
The configuration when the shutter with an emergency exit according to the second embodiment of the present invention is used as an evacuation facility in the event of a fire in a building or the like is the same as the configuration of the first embodiment. The attached
[0044]
In the above description, the pair of
[0045]
【The invention's effect】
In the shutter with an emergency exit according to
[0046]
In addition, the shutter with an emergency exit according to
[0047]
In addition, the shutter with an emergency exit according to
[0048]
Further, the shutter with an emergency exit according to
[0049]
The shutter with an emergency exit according to
[0050]
The shutter with an emergency exit according to a sixth aspect of the present invention is the shutter with the emergency exit according to the second aspect, wherein the upper divided core material and the lower divided core material are formed by the winding roller when the shutter sheet is wound. The notch is formed in the take-up roller so as not to protrude from the outer peripheral surface of the shutter sheet. Therefore, in addition to the effect of the invention according to
[0051]
Further, the shutter with an emergency exit according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a conceptual view of an emergency exit shutter according to
FIG. 2 is a horizontal sectional view showing an example of a structure of a pair of opposed guide rails and a shutter sheet, and an example of a mechanism for opening and closing a hinged door.
FIG. 3 is a conceptual diagram of an emergency exit shutter according to
FIG. 4 is an explanatory diagram of an operation of a divided core material.
FIG. 5 is an explanatory diagram illustrating a state in which a shutter sheet is wound around a winding roller.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing the structure of a pair of opposed guide rails and a shutter sheet, and an example of an opening / closing mechanism of a hinged door.
FIG. 7 is a sectional view taken along line XX of FIG. 6;
[Explanation of symbols]
1 Shutter sheet
2 Winding device
2a Winding roller
2b Notch
3 guide rail
4 guide rail
5 Hinge members
7 per house
8 per house
9 Opening / closing mechanism
10 Latch tool
11 operation means
12 Latch seat
13 split core material
13a Upper split core material
13b Lower split core material
14 Lower core material
15 Latch tool
16 Latch seat
17 Latch release pin
20 Seal members
101 Emergency exit shutter
102 Emergency exit shutter
WL side wall
WR side wall
CL ceiling surface
FL floor
S passage (evacuation route)
Claims (7)
前記一対の対向案内レールに左右端縁部を係合するスラット又はシャッターシートと、
前記一対の対向案内レールの上方に配設されると共に前記一対の対向案内レールと固定され、前記スラット又はシャッターシートの巻き取り・繰り出しを行い、前記スラット又はシャッターシートを前記一対の対向案内レールに沿って昇降させる巻取ローラーを内蔵する巻取装置と、
前記一対の対向案内レールのいずれか一方及びその上方の巻取装置の少なくともどちらかとその近傍の前記開口端との間に配設された、略鉛直の回動軸を有するヒンジ部材とを備え、
前記一対の対向案内レール、前記スラット又はシャッターシート及び前記巻取装置からなる開き戸を構成してなる非常口付シャッター。A pair of opposed guide rails disposed substantially vertically near the left and right ends of the passage or doorway opening,
A slat or shutter seat that engages left and right edges with the pair of opposed guide rails,
The slat or the shutter sheet is disposed above the pair of opposed guide rails and fixed to the pair of opposed guide rails, and winds and unwinds the slat or the shutter sheet. A winding device that incorporates a winding roller that moves up and down along;
A hinge member having a substantially vertical rotation axis, disposed between at least one of the pair of opposed guide rails and at least one of the winding devices above the opening end and the opening end in the vicinity thereof;
An emergency exit shutter comprising a hinged door including the pair of opposed guide rails, the slat or shutter sheet, and the winding device.
前記一対の対向案内レールに左右端縁部を係合するスラット又はシャッターシートと、
前記一対の対向案内レールの上方に配設され、前記スラット又はシャッターシートの巻き取り・繰り出しを行い、前記スラット又はシャッターシートを前記一対の対向案内レールに沿って昇降させる巻取ローラーを内蔵する巻取装置と、
前記スラット又はシャッターシートが閉じた状態で、前記通路又は出入り口開口の上部にて、前記スラット又はシャッターシートを略水平方向に分離可能に係合する上側分割芯材及び下側分割芯材と、
前記一対の対向案内レールのいずれか一方とその近傍の前記開口端との間に配設された、略鉛直の回動軸を有するヒンジ部材とを備え、
前記一対の対向案内レール、前記下側分割芯材及び前記スラット又はシャッターシートの前記下側分割芯材の下部分からなる開き戸を構成してなる非常口付シャッター。A pair of opposed guide rails disposed substantially vertically near the left and right ends of the passage or doorway opening,
A slat or shutter seat that engages left and right edges with the pair of opposed guide rails,
A winding roller which is provided above the pair of opposed guide rails, and has a built-in take-up roller for winding and unwinding the slat or shutter sheet and moving the slat or shutter sheet up and down along the pair of opposed guide rails. Taking device,
In a state where the slat or shutter sheet is closed, an upper divided core and a lower divided core that engage the separable slat or shutter sheet in a substantially horizontal direction at an upper portion of the passage or the entrance opening,
A hinge member having a substantially vertical rotation axis, disposed between any one of the pair of opposed guide rails and the opening end in the vicinity thereof;
An emergency exit shutter comprising a pair of opposing guide rails, the lower divided core, and a hinged door comprising a lower portion of the lower divided core of the slat or shutter sheet.
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-
2002
- 2002-12-11 JP JP2002359032A patent/JP2004190322A/en active Pending
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