JP2004189847A - Anisotropically peelable pressure-sensitive adhesive tape - Google Patents

Anisotropically peelable pressure-sensitive adhesive tape Download PDF

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JP2004189847A JP2002358309A JP2002358309A JP2004189847A JP 2004189847 A JP2004189847 A JP 2004189847A JP 2002358309 A JP2002358309 A JP 2002358309A JP 2002358309 A JP2002358309 A JP 2002358309A JP 2004189847 A JP2004189847 A JP 2004189847A
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pressure
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anisotropically
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Toshio Tada
俊生 多田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a pressure-sensitive adhesive tape exhibiting different peelability depending on the direction to peel and making firm adhesion in the specific direction compatible with excellent peelability in the direction other than the specific direction and producible by a simple method. <P>SOLUTION: This anisotropically peelable pressure-sensitive adhesive tape has anisotropic peelability and comprises at least one pressure-sensitive adhesive layer formed on at least one surface of a substrate. Irregularly shaped rigid particles and/or fibers are oriented and dispersed in at least one layer of the substrate and/or the pressure-sensitive adhesive layer. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、簡便な方法により作製することができる異方剥離性粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】
粘着テープでは、接着力が強固であるほど剥離性が低下して、剥離の際に被着体に重大な損傷を与えてしまうことがある。今日、粘着テープに求められる性能はその用途により様々であるが、用途によっては強固な接着力と優れた剥離性とが要求されることがある。
【0003】
これに対して、特許文献1には、部分的に配向及び部分的に結晶化したエラストマーを含む感圧接着剤層を有する感圧接着剤製品(粘着テープ)が開示されている。この粘着テープは、剥離する方向により異なる剥離性を示すものである。このような異方剥離性を示す粘着テープは、特定方向に対する強固な接着性と、特定方向以外の方向に対する優れた剥離性とを両立させることができる。これにより、被着体との強固な接着を実現することができるとともに、使用後には剥離性に優れた方向から剥がすことにより、容易に剥離することができる。
【0004】
しかしながら、この粘着テープでは、特定のエラストマーを配合することを要し、また、これらのエラストマーを部分的に配向及び部分的に結晶化するのも容易ではなかった。
そこで、より簡便な方法により作製することができる異方剥離性を示す粘着テープが求められていた。
【0005】
【特許文献1】
特表2000−502379号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記現状に鑑み、簡便な方法により作製することができる異方剥離性粘着テープを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明1は、基材の少なくとも一方の面に少なくとも一層の粘着剤層が形成されている異方剥離性を有する粘着テープであって、前記基材及び/又は前記粘着剤層の少なくとも一層中に、異方形状の剛体粒子及び/又は繊維が配向して分散している異方剥離性粘着テープである。
【0008】
本発明2は、少なくとも一層の粘着剤層からなる異方剥離性を有する粘着テープであって、前記粘着剤層の少なくとも一層中に、異方形状の剛体粒子及び/又は繊維が配向して分散している異方剥離性粘着テープである。
なお、本明細書においてテープには、シート状、フィルム状のものも含まれる。以下に本発明を詳述する。
【0009】
本発明1は基材の少なくとも一方の面に少なくとも一層の粘着剤層が形成されている異方剥離性粘着テープである。
本発明1の粘着テープとしては、基材の一方の面にのみ粘着剤層が形成されている片面粘着テープであってもよいし、基材の両方の面に粘着剤層が形成されている両面粘着テープであってもよい。
【0010】
本発明1の異方剥離性粘着テープは、異方剥離性を示す。
本明細書において異方剥離性を示すとは、被着体に貼り付けた異方剥離性粘着テープを軸x及び前記軸xに直交する軸yの方向に剥離する際の初期剥離強度をFx及びFyとしたときに、Fx/Fy>1.5となるような軸xが少なくとも1つ存在することを意味する。
【0011】
本発明1の異方剥離性粘着テープでは、上記基材及び/又は上記粘着剤層の少なくとも一層中に、異方形状の剛体粒子及び/又は繊維が配向して分散している。これにより、本発明1の異方剥離性粘着テープは異方剥離性を発揮し、上記異方形状の剛体粒子及び/又は繊維が配向している長軸方向では強固な接着性を示すのに対し、短軸方向では優れた剥離性を示す。
即ち、粘着テープを被着体から剥離する際、粘着テープが柔軟な場合には、粘着テープをめくるようにして容易に剥離することができる。一方、粘着テープが硬い場合には剥離は困難となる。これは粘着テープが硬い場合には剥離のための応力が分散してしまい、より大きな力が必要となるのに対し、粘着テープが柔軟である場合には応力が集中するため小さな力で剥離が可能であるためと考えられる。本発明1の異方剥離性粘着テープは、上記異方形状の剛体粒子及び/又は繊維が配向している長軸方向では硬いので強固な接着性を示し、短軸方向では柔軟であるので優れた剥離性を示す。また、この効果は、基材や粘着剤層中の他の成分の組成によらず得ることができる。
なお、本明細書において、異方形状の剛体粒子及び/又は繊維が配向して分散しているとは、各々の異方形状の剛体粒子や繊維がその長軸を同一方向にほぼ揃えた状態で分散していることを意味する。
また、上記異方形状の剛体粒子及び/又は繊維は基材にのみ含有されていてもよく、粘着剤層のみに含有されていてもよく、基材及び粘着剤層に含有されていてもよい。
【0012】
上記異方形状の剛体粒子及び繊維としては特に限定されず、例えば、金属、層状珪酸塩、ガラス等の無機物質;硬化された樹脂等の有機物質等からなるものが挙げられる。
上記異方形状の剛体粒子及び繊維は、基材及び粘着剤層中の樹脂成分の弾性率の少なくとも5倍以上の弾性率を有することが好ましい。5倍未満であると、充分な異方剥離性が得られないことがある。より好ましくは10倍以上、更に好ましくは100倍以上である。
【0013】
また、上記異方形状の剛体粒子及び/又は繊維と基材及び/又は粘着剤層中の樹脂成分との接着力が、少なくとも、上記粘着剤層と被着体との接着力よりも高いことが好ましい。上記異方形状の剛体粒子及び/又は繊維と基材及び/又は粘着剤層中の樹脂成分との接着力が粘着剤層と被着体との接着力よりも低いと、本発明の異方剥離性粘着テープを被着体から剥離する際に上記異方形状の剛体粒子及び/又は繊維のまわりで基材及び/又は粘着剤層中の樹脂成分が凝集破壊を起こし、充分な異方剥離性が得られないことがある。
【0014】
上記異方形状の剛体粒子の形状としては特に限定されず、例えば、針状、板状、楕円形状、燐片状等が挙げられる。
上記の剛体粒子は、アスペクト比が2以上になる軸が少なくとも一つ存在することが好ましい。アスペクト比が2未満であると、剛体粒子の長軸方向における剥離の防止効果を得ることができないことがある。
【0015】
上記異方形状の剛体粒子及び繊維の大きさとしては特に限定されないが、長径の好ましい下限は10μmである。10μm未満であると、異方形状の剛体粒子及び繊維の長軸方向における剥離の防止効果を得ることができなくなることがある。
【0016】
上記異方形状の剛体粒子及び/又は繊維の配合量の好ましい下限は、上記基材及び/又は上記粘着剤層に対して体積分率で0.0001、好ましい上限は10である。0.0001未満であると、異方形状の剛体粒子及び/又は繊維の長軸方向における剥離の防止効果を得ることができなくなることがあり、10を超えると、粘着テープの接着性が不充分となったり、表面平滑性が悪化したりすることがある。より好ましい下限は0.001、より好ましい上限は1である。
【0017】
上記基材としては剛体でなければ特に限定されないが、例えば、接着前後に光による刺激で粘着剤層を硬化させる場合には、光を透過又は通過するものであることが好ましく、例えば、アクリル、オレフィン、ポリカーボネート、塩化ビニル、ABS、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロン、ウレタン、ポリイミド等の透明な樹脂からなるシート、網目状の構造を有するシート、孔が開けられたシート等が挙げられる。
【0018】
上記粘着剤層は、通常、主成分として粘着性ポリマーを含有する。
上記粘着性ポリマーとしては特に限定されず、例えば、分子内に官能基を持った(メタ)アクリル系ポリマー(以下、官能基含有(メタ)アクリル系ポリマーともいう)等が挙げられる。なお、本明細書において、(メタ)アクリルとは、メタクリル又はアクリルを意味する。
【0019】
上記官能基含有(メタ)アクリル系ポリマーは、常温で粘着性を有し、一般の(メタ)アクリル系ポリマーの場合と同様に、アルキル基の炭素数が通常2〜18の範囲にあるアクリル酸アルキルエステル及び/又はメタクリル酸アルキルエステルを主モノマーとし、これと官能基含有モノマーと、更に必要に応じてこれらと共重合可能な他の改質用モノマーとを常法により共重合させることにより得られるものである。上記官能基含有(メタ)アクリル系ポリマーの重量平均分子量は通常20万〜200万である。
【0020】
上記官能基含有モノマーとしては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸等のカルボキシル基含有モノマー;アクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシエチル等のヒドロキシル基含有モノマー;(メタ)アクリロイル基含有モノマー;グリシジル基含有モノマー;ビニル基含有モノマー等が挙げられる。
【0021】
上記共重合可能な他の改質用モノマーとしては、例えば、酢酸ビニル、アクリロニトリル、スチレン等の一般の(メタ)アクリル系ポリマーに用いられている各種のモノマーが挙げられる。
【0022】
上記粘着性ポリマーは、分子内にラジカル重合性の不飽和結合を有するものであってもよい。これにより、粘着性ポリマーをラジカル重合により三次元網状化して適度に硬化させることができ、粘着剤層の一体性を高めて剥離を容易することができる。上記分子内にラジカル重合性の不飽和結合を有する粘着性ポリマーを製造する方法としては、例えば、官能基含有(メタ)アクリル系ポリマーと、分子内に上記官能基と反応する官能基及びラジカル重合性の不飽和結合を有する化合物(以下、官能基含有不飽和化合物という)とを反応させる方法が挙げられる。
【0023】
上記粘着剤層は、更に必要に応じて、粘着性ポリマーに硬化反応させるための触媒、架橋剤、粘着性付与剤等を含有していてもよい。
【0024】
上記硬化反応させるための触媒としては、光重合開始剤、熱重合開始剤等が挙げられる。
上記光重合開始剤としては特に限定されず、例えば、メトキシアセトフェノン等のアセトフェノン誘導体化合物;ベンゾインプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル等のベンゾインエーテル系化合物;ベンジルジメチルケタール、アセトフェノンジエチルケタール等のケタール誘導体化合物;フォスフィンオキシド誘導体化合物;ビス(η5−シクロペンタジエニル)チタノセン誘導体化合物、ベンゾフェノン、ミヒラーケトン、クロロチオキサントン、トデシルチオキサントン、ジメチルチオキサントン、ジエチルチオキサントン、α−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシメチルフェニルプロパン等の光ラジカル重合開始剤が挙げられる。これらの光重合開始剤は、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0025】
上記熱重合開始剤としては特に限定されず、例えば、熱により分解して活性ラジカルを発生するもの等が挙げられる。このような熱重合開始剤としては、例えば、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエール、t−ブチルハイドロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、パラメンタンハイドロパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド等が挙げられる。なかでも、熱分解温度が高いことから、クメンハイドロパーオキサイド、パラメンタンハイドロパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド等が好適である。これらの熱重合開始剤のうち市販されているものとしては特に限定されないが、例えば、パーブチルD、パーブチルH、パーブチルP、パーメンタH(以上、日本油脂社製)等が好適である。これらの熱重合開始剤は、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0026】
上記架橋剤は、通常、粘着性ポリマーと架橋反応を行うための官能基を有する。上記架橋剤の有する官能基は、粘着性ポリマーの有する官能基に応じて選択される。上記架橋剤の有する官能基と粘着性ポリマーの有する官能基の組み合わせとしては特に限定されず、例えば、(メタ)アクリロイル基−(メタ)アクリロイル基;グリシジル基、ヒドロキシル基−カルボキシル基;ビニル基−ビニル基等が挙げられる。なお、本明細書において、(メタ)アクリロイルとは、メタクリロイル又はアクリロイルを意味する。
このような架橋剤としては特に限定されず、例えば、1,9−ノナンジオールジアクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールモノヒドロキシペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、1,4−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、市販のオリゴエステル(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの架橋剤は、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0027】
上記粘着性付与剤としては特に限定されず、例えば、脂肪族水酸基含有化合物、芳香族水酸基含有化合物、脂肪族グリシジル基含有化合物、芳香族グリシジル基含有化合物等が好適に用いられる。これらの化合物は、モノマー、オリゴマー、ポリマーのいずれの状態であってもよく、水酸基又はグリシジル基は分子骨格の末端、側鎖、分子骨格内のいずれの部位にあってもよい。また、水酸基及びグリシジル基の数は1分子あたり1個以上であることが好ましく、2個以上であることがより好ましい。
【0028】
上記脂肪族水酸基含有化合物としては、例えば、ポリヒドロキシアルカン、アルキレングリコール、炭素数が2〜4のアルキレン基を有するポリオキシアルキレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール等を含む長鎖ポリオール、水酸基末端ポリアルカジエン、ビスフェノールAのポリエチレングリコール付加物(炭素数1〜30)、ビスフェノールAのポリエチレングリコール付加物(炭素数1〜30)、ポリエステル樹脂以外の水酸基末端ポリエステル、水酸基末端ポリカプロラクトン、水酸基末端ポリカーボネート、アクリルポリオール、エチレン−酢酸ビニル共重合体の(部分)けん化物、ポリビニルアルコール、ひまし油、ケトン樹脂、キシレン樹脂及びこれらの脂肪族、芳香族水酸基含有化合物の共重合体や変成物等が挙げられる。これらは単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0029】
上記粘着剤層の粘着力としては、本発明の異方剥離性粘着テープの用途により特に限定されないが、粘着テープの異方形状の剛体粒子及び/又は繊維が配向している長軸方向の剛性に比較して過大ではないことが好ましい。上記粘着剤層の粘着力が粘着テープの異方形状の剛体粒子及び/又は繊維が配向している長軸方向の剛性に比較して過大であると、実質上異方剥離性が発現しないことがある。即ち、本発明の異方剥離性粘着テープの異方剥離性は、上述のように粘着テープの上記異方形状の剛体粒子及び/又は繊維が配向している長軸方向と短軸方向の剛性の差によって発現するものであるが、上記粘着剤層の粘着力が過大になると、この剛性の差が実質的に意味をなさなくなることがある。本発明の異方剥離性粘着テープの異方剥離性は、上記粘着剤層の粘着力が比較的低いときに、より顕著に発現する。
【0030】
本発明1の粘着テープの製造方法としては特に限定されず、例えば、基材の原料の混合物に異方形状の剛体粒子を混入して分散させ、押出し等の公知の方法により異方形状の剛体を配向させた状態で基材を成形し、この基材上に公知の粘着剤の製造方法により作製した粘着剤を公知の方法により塗工する方法;粘着剤層の原料の混合物に異方形状の剛体粒子を混入して分散させ、押出しコーティング等の公知の方法により異方形状の剛体粒子を配向させた状態でこの分散体を基材上に塗工する方法等が挙げられる。
【0031】
本発明1の粘着テープは、上述の構成よりなることにより、基材及び/又は粘着剤層中に含まれる上記剛体粒子及び/又は繊維の長軸方向では強固な接着性を示すのに対し、短軸方向では優れた剥離性を示し、容易に剥離することができるという、優れた異方剥離性を示す。
【0032】
本発明2の粘着テープは、少なくとも一層の粘着剤層からなる異方剥離性粘着テープであって、粘着剤層の少なくとも一層中に、異方形状の剛体粒子及び/又は繊維が配向して分散しており、被着体に貼り付けた異方剥離性粘着テープを軸x及び該軸xに直交する軸yの方向に剥離する際の初期剥離強度をFx及びFyとしたときに、Fx/Fy>1.5となるような軸xが少なくとも1つ存在する異方剥離性粘着テープである。
本発明2の粘着テープとしては、基材を有さない自立テープ(ノンサポートテープ)が挙げられる。
【0033】
本発明2の粘着テープでは、上記粘着剤層の少なくとも一層中に、異方形状の剛体粒子及び/又は繊維が配向して分散している。これにより、本発明2の粘着テープは、上記異方形状の剛体粒子及び/又は繊維の長軸方向では強固な接着性を示すのに対し、短軸方向では優れた剥離性を示す。また、この効果は、粘着剤層中の他の成分の組成によらず得ることができる。
【0034】
本発明2の粘着テープにおける上記異方形状の剛体粒子及び繊維としては、本発明1の粘着テープに用いることができるものと同様のものを、同様の配合量で使用することができる。
【0035】
本発明2の粘着テープにおける上記粘着剤層は、通常、主成分として粘着性ポリマーを含有し、必要に応じて、粘着性ポリマーに硬化反応させるための触媒、架橋剤、粘着性付与剤等を含有していてもよい。これらの粘着性ポリマー、粘着性ポリマーに硬化反応させるための触媒、架橋剤、粘着性付与剤としては、上述した本発明1の粘着テープに用いることができるものと同様のものを使用することができる。
【0036】
本発明2の粘着テープの製造方法としては特に限定されず、例えば、粘着剤層の原料の混合物に異方形状の剛体粒子を混入して分散させ、押出し等の公知の方法により異方形状の剛体粒子を配向させた状態でこの分散体を成形する方法等が挙げられる。
【0037】
本発明2の粘着テープは、上述の構成よりなることにより、基材及び/又は粘着剤層中に含まれる上記剛体粒子及び/又は繊維の長軸方向では強固な接着性を示すのに対し、短軸方向では優れた剥離性を示し、容易に剥離することができるという、優れた異方剥離性を示す。
【0038】
本発明1又は2の粘着テープの用途としては特に限定されず、例えば、回路転写テープ、包装テープ、化粧テープ、表面保護テープ、マスキングテープ、ダイシングテープ、バックグラインドテープ等が挙げられる。
本発明1又は2の粘着テープが適用される被着体としては特に限定されないが、大きな面積を有すること、剛体であること、平滑であることが好ましい。被着体がたわむことが可能な柔軟なものであると、異方形状の剛体粒子の長軸方向でも被着体をめくるようにして剥離することができるので強固な接着性が得られないことがあり、逆に被着体が剛体であると、本発明1又は2の粘着テープが異方形状の剛体粒子を含有していることにより、剛体同士の強い接着力を得ることができる。また、被着体が曲面を有するものであると、本発明1又は2の粘着テープは異方形状の剛体粒子を含有するため、被着体に密着させることができないことがある。
【0039】
【実施例】
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
【0040】
(実施例1)
重量平均分子量が約40万のアクリルポリマー100重量部(弾性率6×10Pa、比重1.1g/cm)を酢酸エチルに溶解させ、これに長径150μm、弾性率5×10Paの針状の剛体粒子(比重1.1g/cm)1重量部と
光開始剤(「イルガキュア651」、チバスペシャルティーケミカル社製、50%酢酸エチル溶液)1重量部とを混合添加し、酢酸エチル溶液を調製した。
【0041】
得られた酢酸エチル溶液を、片面にコロナ処理を施した厚さ38μmの透明なポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムのコロナ処理を施した面上に乾燥皮膜の厚さが約50μmとなるようにドクターナイフで塗工し、溶剤を揮発させ塗工溶液を乾燥させた。得られた粘着剤層は乾燥状態で粘着性を示した。この粘着剤層に、表面に離型処理が施された厚さ38μmのPETフィルムを貼り合わせた後、3日間40℃で養生して、粘着剤層中に針状の剛体粒子を含む粘着テープを得た。
【0042】
光学顕微鏡により粘着テープの粘着剤層を観察したところ、針状の剛体粒子が酢酸エチル溶液の塗工方向に配向していることが確認できた。この針状の剛体粒子の配向方向をx軸方向とし、x軸に直交する方向をy軸方向とした。
粘着テープをx軸方向に平行に25mm幅で切り出し、また、y軸方向に平行に25mm幅で切り出し、x軸試料とy軸試料とを得た。
得られた試料から表面に離型処理が施された厚さ38μmのPETフィルムを剥がし、粘着剤層を平滑なガラス板に貼り付けた。それぞれの方向に対してテンシロン型引張試験機(オリエンテック社製)を用いて剥離速度300mm/分で90°剥離試験を行い、初期剥離強度を測定した。また、剥離前に、粘着剤層の表面に紫外線を照射した場合における初期剥離強度も測定した。
結果を表1に示した。
【0043】
(実施例2)
ポリエチレンテレフタレート(弾性率6×10Pa、比重1.3g/cm
を押出機にて加熱して溶融可塑化し、長径150μm、弾性率5×10Pa、比重1.1の針状の剛体粒子を添加混合し、Tダイスより押出成形して、厚さ38μmの透明なPETフィルムを得た。得られたPETフィルムの片面にコロナ処理を施した。
【0044】
重量平均分子量が約40万のアクリルポリマー100重量部を酢酸エチルに溶解し、更に光重合開始剤(「イルガキュア651」、チバスペシャルティーケミカル社製、50%酢酸エチル溶液)1重量部を混合添加し、酢酸エチル溶液を調製した。
得られた酢酸エチル溶液を、得られた片面にコロナ処理を施した厚さ38μmの透明なPETフィルムのコロナ処理を施した面上に乾燥皮膜の厚さが約50μmとなるようにドクターナイフで塗工し、溶剤を揮発させ塗工溶液を乾燥させた。得られた粘着剤層は乾燥状態で粘着性を示した。この粘着剤層に、表面に離型処理が施された厚さ38μmのPETフィルムを貼り合わせた後、3日間40℃で養生して、基材中に針状の剛体粒子を含む粘着テープを得た。
【0045】
光学顕微鏡により粘着テープの基材を観察したところ、針状の剛体粒子が基材PETフィルムの押出方向に配向していることが確認できた。この針状の剛体粒子の配向方向をx軸方向とし、x軸に直交する方向をy軸方向とした。
粘着テープをx軸方向に平行に25mm幅で切り出し、また、y軸方向に平行に25mm幅で切り出し、x軸試料とy軸試料とを得た。
得られた試料から表面に離型処理が施された厚さ38μmのPETフィルムを剥がし、粘着剤層を平滑なガラス板に貼り付けた。それぞれの方向に対してテンシロン型引張試験機(オリエンテック社製)を用いて剥離速度300mm/分で90°剥離試験を行い、初期剥離強度を測定した。また、剥離前に、粘着剤層の表面に紫外線を照射した場合における初期剥離強度も測定した。
結果を表1に示した。
【0046】
(比較例1)
剛体粒子を配合しなかったこと以外は実施例1と同様にして、粘着テープを得た。
任意の方向をx軸方向とし、x軸に直交する方向をy軸方向とした。
粘着テープをx軸方向に平行に25mm幅で切り出し、また、y軸方向に平行に25mm幅で切り出し、x軸試料とy軸試料とを得た。
得られた試料から表面に離型処理が施された厚さ38μmのPETフィルムを剥がし、粘着剤層を平滑なガラス板に貼り付けた。それぞれの方向に対してテンシロン型引張試験機(オリエンテック社製)を用いて剥離速度300mm/分で90°剥離試験を行い、初期剥離強度を測定した。また、剥離前に、粘着剤層の表面に紫外線を照射した場合における初期剥離強度も測定した。
結果を表1に示した。
【0047】
【表1】

Figure 2004189847
【0048】
表1より、針状の剛体粒子を粘着剤層中に配向して分散した実施例1で作製した粘着テープ、及び、針状の剛体粒子を基材中に配向して分散した実施例2で作製した粘着テープでは、Fx/Fy>1.5となり、明確な異方剥離性が認められた。これに対し、剛性粒子を含有しない比較例1で作製した粘着テープでは異方剥離性は認められなかった。
また、紫外線を照射することにより粘着剤層中の樹脂を架橋させて粘着剤層の粘着力を減少させたところ、実施例1及び実施例2で作製した粘着テープの異方剥離性がより一層顕著になった。このような効果は剛性粒子を含有しない比較例1で作製した粘着テープでは全く認められなかった。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、簡便な方法により作製することができる異方剥離性粘着テープを提供できる。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an anisotropically peelable pressure-sensitive adhesive tape that can be produced by a simple method.
[0002]
[Prior art]
In the case of an adhesive tape, the stronger the adhesive strength, the lower the releasability, which may cause serious damage to the adherend during peeling. Today, the performance required of pressure-sensitive adhesive tapes varies depending on the application, but depending on the application, strong adhesive strength and excellent releasability may be required.
[0003]
On the other hand, Patent Literature 1 discloses a pressure-sensitive adhesive product (pressure-sensitive adhesive tape) having a pressure-sensitive adhesive layer including a partially oriented and partially crystallized elastomer. This pressure-sensitive adhesive tape exhibits different peeling properties depending on the peeling direction. The pressure-sensitive adhesive tape exhibiting such anisotropic peelability can achieve both strong adhesiveness in a specific direction and excellent peelability in directions other than the specific direction. As a result, strong adhesion to the adherend can be realized, and the film can be easily peeled off after use by peeling it from a direction excellent in peelability.
[0004]
However, this pressure-sensitive adhesive tape requires a specific elastomer to be compounded, and it is not easy to partially orientate and partially crystallize these elastomers.
Thus, there has been a demand for an adhesive tape exhibiting anisotropic releasability, which can be produced by a simpler method.
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Unexamined Patent Publication No. 2000-502379
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and has as its object to provide an anisotropic peelable pressure-sensitive adhesive tape that can be produced by a simple method.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention 1 is a pressure-sensitive adhesive tape having anisotropic release property in which at least one pressure-sensitive adhesive layer is formed on at least one surface of a base material, wherein at least one of the base material and / or the pressure-sensitive adhesive layer is provided. Anisotropically peelable pressure-sensitive adhesive tapes in which anisotropically rigid particles and / or fibers are oriented and dispersed.
[0008]
The present invention 2 is an adhesive tape having anisotropic peelability comprising at least one adhesive layer, wherein anisotropic rigid particles and / or fibers are oriented and dispersed in at least one of the adhesive layers. Anisotropically peelable adhesive tape.
In this specification, the tape includes a sheet-like film and a film-like tape. Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0009]
The present invention 1 is an anisotropically peelable pressure-sensitive adhesive tape having at least one pressure-sensitive adhesive layer formed on at least one surface of a substrate.
The pressure-sensitive adhesive tape of the present invention 1 may be a single-sided pressure-sensitive adhesive tape having a pressure-sensitive adhesive layer formed only on one surface of a substrate, or a pressure-sensitive adhesive layer formed on both surfaces of a substrate. It may be a double-sided adhesive tape.
[0010]
The anisotropic peelable pressure-sensitive adhesive tape of the first invention exhibits anisotropic peelability.
In the present specification, the term "show anisotropic peelability" means that the initial peel strength at the time of peeling the anisotropic peelable adhesive tape attached to the adherend in the direction of the axis x and the axis y orthogonal to the axis x is Fx And Fy, there is at least one axis x such that Fx / Fy> 1.5.
[0011]
In the anisotropically peelable pressure-sensitive adhesive tape of the first aspect, anisotropically-shaped rigid particles and / or fibers are oriented and dispersed in at least one of the base material and / or the pressure-sensitive adhesive layer. Thereby, the anisotropically peelable pressure-sensitive adhesive tape of the present invention 1 exhibits anisotropically peelable property and exhibits strong adhesiveness in the major axis direction in which the anisotropically shaped rigid particles and / or fibers are oriented. On the other hand, it shows excellent peelability in the short axis direction.
That is, when the pressure-sensitive adhesive tape is flexible when peeling the pressure-sensitive adhesive tape from the adherend, the pressure-sensitive adhesive tape can be easily peeled off by being turned. On the other hand, when the pressure-sensitive adhesive tape is hard, peeling becomes difficult. This is because when the adhesive tape is hard, the stress for peeling is dispersed and a larger force is required.On the other hand, when the adhesive tape is flexible, the stress is concentrated and the peeling is performed with a small force. It is considered possible. The anisotropic peelable pressure-sensitive adhesive tape of the present invention 1 is hard in the major axis direction in which the above-described anisotropically shaped rigid particles and / or fibers are oriented, exhibits strong adhesiveness, and is excellent in the minor axis direction because it is flexible. It shows releasability. Further, this effect can be obtained irrespective of the composition of the other components in the base material and the pressure-sensitive adhesive layer.
In the present specification, the term "anisotropically-shaped rigid particles and / or fibers are oriented and dispersed" means that each anisotropically-shaped rigid particle or fiber has its major axis almost aligned in the same direction. Means dispersed.
Further, the anisotropic rigid particles and / or fibers may be contained only in the substrate, may be contained only in the pressure-sensitive adhesive layer, or may be contained in the substrate and the pressure-sensitive adhesive layer. .
[0012]
The anisotropic rigid particles and fibers are not particularly limited, and include, for example, inorganic substances such as metals, layered silicates, and glasses; and organic substances such as cured resins.
The anisotropically shaped rigid particles and fibers preferably have an elastic modulus of at least five times the elastic modulus of the resin component in the base material and the pressure-sensitive adhesive layer. If it is less than 5 times, sufficient anisotropic peelability may not be obtained. It is more preferably at least 10 times, even more preferably at least 100 times.
[0013]
Further, the adhesive force between the anisotropically shaped rigid particles and / or fibers and the base material and / or the resin component in the adhesive layer is at least higher than the adhesive force between the adhesive layer and the adherend. Is preferred. If the adhesive strength between the anisotropically shaped rigid particles and / or fibers and the base material and / or the resin component in the pressure-sensitive adhesive layer is lower than the adhesive strength between the pressure-sensitive adhesive layer and the adherend, the anisotropic shape of the present invention When the peelable pressure-sensitive adhesive tape is peeled from the adherend, the resin component in the base material and / or the pressure-sensitive adhesive layer causes cohesive failure around the anisotropically shaped rigid particles and / or fibers, and sufficient anisotropic peeling is performed. May not be obtained.
[0014]
The shape of the rigid particles having an anisotropic shape is not particularly limited, and examples thereof include a needle shape, a plate shape, an elliptical shape, and a scaly shape.
It is preferable that the rigid particles have at least one axis having an aspect ratio of 2 or more. If the aspect ratio is less than 2, the effect of preventing separation of the rigid particles in the major axis direction may not be obtained.
[0015]
The size of the anisotropic rigid particles and fibers is not particularly limited, but a preferable lower limit of the major axis is 10 μm. If it is less than 10 μm, it may not be possible to obtain the effect of preventing separation of the anisotropic rigid particles and fibers in the major axis direction.
[0016]
A preferred lower limit of the amount of the anisotropically shaped rigid particles and / or fibers is 0.0001 in volume fraction with respect to the base material and / or the pressure-sensitive adhesive layer, and a preferred upper limit is 10. If it is less than 0.0001, it may not be possible to obtain the effect of preventing peeling in the major axis direction of the anisotropic rigid particles and / or fibers. If it exceeds 10, the adhesiveness of the pressure-sensitive adhesive tape is insufficient. Or the surface smoothness may be degraded. A more preferred lower limit is 0.001, and a more preferred upper limit is 1.
[0017]
The substrate is not particularly limited as long as it is not a rigid body.For example, in the case where the pressure-sensitive adhesive layer is cured by light stimulation before and after bonding, it is preferable to transmit or pass light, for example, acrylic, Examples include a sheet made of a transparent resin such as olefin, polycarbonate, vinyl chloride, ABS, polyethylene terephthalate (PET), nylon, urethane, and polyimide, a sheet having a network structure, and a sheet having holes.
[0018]
The pressure-sensitive adhesive layer usually contains a pressure-sensitive adhesive polymer as a main component.
The adhesive polymer is not particularly limited, and examples thereof include a (meth) acrylic polymer having a functional group in a molecule (hereinafter, also referred to as a functional group-containing (meth) acrylic polymer). In this specification, (meth) acryl means methacryl or acryl.
[0019]
The above functional group-containing (meth) acrylic polymer has tackiness at room temperature, and, like the general (meth) acrylic polymer, acrylic acid having an alkyl group having usually 2 to 18 carbon atoms. Alkyl ester and / or methacrylic acid alkyl ester as a main monomer, obtained by copolymerizing this with a functional group-containing monomer and, if necessary, another modifying monomer copolymerizable therewith in a conventional manner. It is something that can be done. The weight average molecular weight of the functional group-containing (meth) acrylic polymer is usually 200,000 to 2,000,000.
[0020]
Examples of the functional group-containing monomer include carboxyl group-containing monomers such as acrylic acid and methacrylic acid; hydroxyl group-containing monomers such as hydroxyethyl acrylate and hydroxyethyl methacrylate; (meth) acryloyl group-containing monomers; glycidyl group-containing monomers A vinyl group-containing monomer and the like.
[0021]
Examples of other copolymerizable modifying monomers include various monomers used in general (meth) acrylic polymers such as vinyl acetate, acrylonitrile, and styrene.
[0022]
The adhesive polymer may have a radical polymerizable unsaturated bond in the molecule. Thereby, the adhesive polymer can be formed into a three-dimensional network by radical polymerization and cured appropriately, and the peeling of the adhesive layer can be facilitated by increasing the integrity of the adhesive layer. As a method for producing the adhesive polymer having a radically polymerizable unsaturated bond in the molecule, for example, a (meth) acrylic polymer having a functional group, a functional group reacting with the functional group in the molecule and radical polymerization are used. And a compound having an unsaturated bond (hereinafter, referred to as a functional group-containing unsaturated compound).
[0023]
The pressure-sensitive adhesive layer may further contain a catalyst for causing a curing reaction with the pressure-sensitive polymer, a crosslinking agent, a tackifier, and the like, if necessary.
[0024]
Examples of the catalyst for the curing reaction include a photopolymerization initiator and a thermal polymerization initiator.
The photopolymerization initiator is not particularly limited and includes, for example, acetophenone derivative compounds such as methoxyacetophenone; benzoin ether compounds such as benzoin propyl ether and benzoin isobutyl ether; ketal derivative compounds such as benzyl dimethyl ketal and acetophenone diethyl ketal; Fin oxide derivative compounds such as bis (η5-cyclopentadienyl) titanocene derivative compound, benzophenone, Michler's ketone, chlorothioxanthone, todecylthioxanthone, dimethylthioxanthone, diethylthioxanthone, α-hydroxycyclohexyl phenyl ketone, 2-hydroxymethylphenylpropane and the like Photo-radical polymerization initiators are exemplified. These photopolymerization initiators may be used alone or in combination of two or more.
[0025]
The thermal polymerization initiator is not particularly limited, and includes, for example, those which decompose by heat to generate active radicals. Examples of such a thermal polymerization initiator include dicumyl peroxide, di-t-butyl peroxide, t-butylperoxybenzoyl, t-butyl hydroperoxide, benzoyl peroxide, cumene hydroperoxide and diisopropyl. Benzene hydroperoxide, paramenthane hydroperoxide, di-t-butyl peroxide and the like can be mentioned. Among them, cumene hydroperoxide, paramenthane hydroperoxide, di-t-butyl peroxide, and the like are preferable because of high thermal decomposition temperature. Among these thermal polymerization initiators, commercially available ones are not particularly limited. For example, perbutyl D, perbutyl H, perbutyl P, permentor H (all manufactured by NOF Corporation) and the like are preferable. These thermal polymerization initiators may be used alone or in combination of two or more.
[0026]
The crosslinking agent usually has a functional group for performing a crosslinking reaction with the adhesive polymer. The functional group of the crosslinking agent is selected according to the functional group of the adhesive polymer. The combination of the functional group of the crosslinking agent and the functional group of the adhesive polymer is not particularly limited, and examples thereof include a (meth) acryloyl group- (meth) acryloyl group; a glycidyl group, a hydroxyl group-carboxyl group; And a vinyl group. In addition, in this specification, (meth) acryloyl means methacryloyl or acryloyl.
Such a crosslinking agent is not particularly limited. For example, 1,9-nonanediol diacrylate, trimethylolpropane tri (meth) acrylate, tetramethylolmethanetetra (meth) acrylate, pentaerythritol tri (meth) acrylate, pentane Erythritol tetra (meth) acrylate, dipentaerythritol monohydroxypenta (meth) acrylate, dipentaerythritol hexa (meth) acrylate, 1,4-butylene glycol di (meth) acrylate, 1,6-hexanediol di (meth) acrylate And polyethylene glycol di (meth) acrylate, commercially available oligoester (meth) acrylate and the like. These crosslinking agents may be used alone or in combination of two or more.
[0027]
The tackifier is not particularly limited, and for example, an aliphatic hydroxyl group-containing compound, an aromatic hydroxyl group-containing compound, an aliphatic glycidyl group-containing compound, an aromatic glycidyl group-containing compound, and the like are preferably used. These compounds may be in any state of a monomer, an oligomer, or a polymer, and the hydroxyl group or the glycidyl group may be located at an end of a molecular skeleton, a side chain, or any site in a molecular skeleton. In addition, the number of hydroxyl groups and glycidyl groups is preferably one or more per molecule, more preferably two or more.
[0028]
Examples of the aliphatic hydroxyl group-containing compound include polyhydroxyalkanes, alkylene glycols, polyoxyalkylene glycols having an alkylene group having 2 to 4 carbon atoms, long-chain polyols including polytetramethylene ether glycol, etc. Diene, polyethylene glycol adduct of bisphenol A (C1-30), polyethylene glycol adduct of bisphenol A (C1-30), hydroxyl-terminated polyester other than polyester resin, hydroxyl-terminated polycaprolactone, hydroxyl-terminated polycarbonate, acrylic Polyols, (partially) saponified ethylene-vinyl acetate copolymers, polyvinyl alcohol, castor oil, ketone resins, xylene resins, and copolymers and modified products of these aliphatic and aromatic hydroxyl group-containing compounds And the like. These may be used alone or in combination of two or more.
[0029]
The adhesive force of the pressure-sensitive adhesive layer is not particularly limited depending on the use of the anisotropically peelable pressure-sensitive adhesive tape of the present invention, but the rigidity in the long axis direction in which the anisotropically shaped rigid particles and / or fibers of the pressure-sensitive adhesive tape are oriented. Is preferably not excessively large. If the adhesive force of the pressure-sensitive adhesive layer is too large compared to the rigidity in the major axis direction in which the anisotropically shaped rigid particles and / or fibers of the adhesive tape are oriented, practically no anisotropic releasability is exhibited. There is. That is, the anisotropic peelability of the anisotropically peelable pressure-sensitive adhesive tape of the present invention is determined by the rigidity in the long axis direction and the short axis direction in which the above-described anisotropically shaped rigid particles and / or fibers of the pressure-sensitive adhesive tape are oriented. However, if the adhesive force of the pressure-sensitive adhesive layer becomes excessive, the difference in rigidity may become substantially meaningless. The anisotropic peelability of the anisotropically peelable pressure-sensitive adhesive tape of the present invention is more remarkably exhibited when the pressure-sensitive adhesive layer has a relatively low adhesive strength.
[0030]
The method for producing the pressure-sensitive adhesive tape of the present invention 1 is not particularly limited. For example, anisotropically-shaped rigid particles are mixed and dispersed in a mixture of raw materials of a base material, and anisotropically-shaped rigid particles are formed by a known method such as extrusion. A method in which a base material is formed in a state in which is oriented, and a pressure-sensitive adhesive prepared by a known method for producing a pressure-sensitive adhesive is applied on the substrate by a known method; And dispersing the particles by mixing known rigid particles, and applying the dispersion onto a substrate in a state where the anisotropic rigid particles are oriented by a known method such as extrusion coating.
[0031]
The pressure-sensitive adhesive tape of the first aspect of the invention has the above-described configuration, and exhibits strong adhesion in the major axis direction of the rigid particles and / or fibers contained in the base material and / or the pressure-sensitive adhesive layer. In the minor axis direction, it exhibits excellent peelability, and exhibits excellent anisotropic peelability in that it can be easily peeled.
[0032]
The pressure-sensitive adhesive tape of the second invention is an anisotropically peelable pressure-sensitive adhesive tape comprising at least one pressure-sensitive adhesive layer, and anisotropically-shaped rigid particles and / or fibers are oriented and dispersed in at least one of the pressure-sensitive adhesive layers. When the initial peel strength at the time of peeling the anisotropically peelable adhesive tape attached to the adherend in the direction of the axis x and the axis y orthogonal to the axis x is Fx / Fy, Fx / Fy This is an anisotropic peelable pressure-sensitive adhesive tape having at least one axis x such that Fy> 1.5.
As the pressure-sensitive adhesive tape of the second invention, a self-supporting tape (non-support tape) having no base material can be used.
[0033]
In the pressure-sensitive adhesive tape of the second aspect, anisotropically-shaped rigid particles and / or fibers are oriented and dispersed in at least one of the pressure-sensitive adhesive layers. As a result, the pressure-sensitive adhesive tape of the second aspect of the present invention exhibits strong adhesiveness in the major axis direction of the anisotropic rigid particles and / or fibers, but exhibits excellent peelability in the minor axis direction. Further, this effect can be obtained irrespective of the composition of other components in the pressure-sensitive adhesive layer.
[0034]
As the above-mentioned anisotropically shaped rigid particles and fibers in the pressure-sensitive adhesive tape of the second invention, those which can be used for the pressure-sensitive adhesive tape of the first invention can be used in the same amount.
[0035]
The pressure-sensitive adhesive layer in the pressure-sensitive adhesive tape of the present invention 2 usually contains a pressure-sensitive polymer as a main component, and if necessary, a catalyst for causing a curing reaction to the pressure-sensitive polymer, a crosslinking agent, a tackifier, and the like. It may be contained. As the adhesive polymer, the catalyst for causing the adhesive polymer to undergo a curing reaction, a cross-linking agent, and a tackifier, the same ones that can be used for the above-described adhesive tape of the present invention 1 can be used. it can.
[0036]
The method for producing the pressure-sensitive adhesive tape of the present invention 2 is not particularly limited. For example, anisotropically shaped rigid particles are mixed and dispersed in a mixture of raw materials for the pressure-sensitive adhesive layer, and the anisotropically shaped particles are extruded by a known method such as extrusion. A method of molding the dispersion in a state where the rigid particles are oriented can be used.
[0037]
While the pressure-sensitive adhesive tape of the second aspect of the invention has the above-described structure, the rigid particles and / or fibers contained in the base material and / or the pressure-sensitive adhesive layer exhibit strong adhesiveness in the major axis direction, In the minor axis direction, it exhibits excellent peelability, and exhibits excellent anisotropic peelability in that it can be easily peeled.
[0038]
The application of the pressure-sensitive adhesive tape of the present invention 1 or 2 is not particularly limited, and examples thereof include a circuit transfer tape, a packaging tape, a decorative tape, a surface protection tape, a masking tape, a dicing tape, a back grinding tape, and the like.
The adherend to which the pressure-sensitive adhesive tape of the present invention 1 or 2 is applied is not particularly limited, but preferably has a large area, is rigid, and is smooth. If the adherend is flexible enough to bend, the adherend can be peeled off even in the long axis direction of the anisotropic rigid particles, so that strong adhesion cannot be obtained. On the contrary, when the adherend is a rigid body, the adhesive tape of the present invention 1 or 2 contains anisotropic rigid particles, so that a strong adhesive force between the rigid bodies can be obtained. Further, when the adherend has a curved surface, the pressure-sensitive adhesive tape of the first or second aspect of the present invention may not be able to adhere to the adherend because the adhesive tape contains anisotropic rigid particles.
[0039]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to Examples, but the present invention is not limited to these Examples.
[0040]
(Example 1)
100 parts by weight of an acrylic polymer having a weight average molecular weight of about 400,000 (elasticity: 6 × 10 4 Pa, specific gravity: 1.1 g / cm 3 ) is dissolved in ethyl acetate, and a long diameter of 150 μm and an elasticity of 5 × 10 8 Pa are dissolved therein. 1 part by weight of acicular rigid particles (specific gravity 1.1 g / cm 3 ) and 1 part by weight of a photoinitiator (“Irgacure 651”, manufactured by Ciba Specialty Chemicals, 50% ethyl acetate solution) are mixed and added. An ethyl solution was prepared.
[0041]
The obtained ethyl acetate solution was coated with a doctor knife so that the thickness of a dry film was about 50 μm on a corona-treated surface of a transparent polyethylene terephthalate (PET) film having a thickness of 38 μm and a corona treatment on one side. And the solvent was volatilized to dry the coating solution. The obtained pressure-sensitive adhesive layer showed tackiness in a dry state. A pressure-sensitive adhesive tape containing needle-like rigid particles in the pressure-sensitive adhesive layer, after bonding a 38-μm-thick PET film having a surface subjected to a release treatment to the pressure-sensitive adhesive layer, and curing at 40 ° C. for 3 days. Got.
[0042]
Observation of the pressure-sensitive adhesive layer of the pressure-sensitive adhesive tape with an optical microscope confirmed that the needle-like rigid particles were oriented in the direction of application of the ethyl acetate solution. The orientation direction of the needle-like rigid particles was defined as the x-axis direction, and the direction orthogonal to the x-axis was defined as the y-axis direction.
The adhesive tape was cut out in a width of 25 mm parallel to the x-axis direction, and cut out in a width of 25 mm parallel to the y-axis direction to obtain an x-axis sample and a y-axis sample.
A 38 μm-thick PET film having a surface subjected to a release treatment was peeled off from the obtained sample, and an adhesive layer was attached to a smooth glass plate. A 90 ° peel test was performed in each direction using a Tensilon type tensile tester (manufactured by Orientec) at a peel speed of 300 mm / min, and the initial peel strength was measured. Further, before peeling, the initial peel strength when the surface of the pressure-sensitive adhesive layer was irradiated with ultraviolet rays was also measured.
The results are shown in Table 1.
[0043]
(Example 2)
Polyethylene terephthalate (elastic modulus 6 × 10 7 Pa, specific gravity 1.3 g / cm 3 )
Is heated and melt-plasticized by an extruder, and needle-like rigid particles having a major axis of 150 μm, an elastic modulus of 5 × 10 8 Pa and a specific gravity of 1.1 are added and mixed, and extruded from a T-die to form a sheet having a thickness of 38 μm. A transparent PET film was obtained. One side of the obtained PET film was subjected to corona treatment.
[0044]
100 parts by weight of an acrylic polymer having a weight average molecular weight of about 400,000 is dissolved in ethyl acetate, and 1 part by weight of a photopolymerization initiator (“Irgacure 651”, a 50% ethyl acetate solution manufactured by Ciba Specialty Chemicals) is added and mixed. Then, an ethyl acetate solution was prepared.
The obtained ethyl acetate solution was treated with a doctor knife so that the thickness of the dry film was about 50 μm on the corona-treated surface of a 38 μm-thick transparent PET film having one side subjected to corona treatment. Coating was performed, the solvent was evaporated, and the coating solution was dried. The obtained pressure-sensitive adhesive layer showed tackiness in a dry state. A 38 μm-thick PET film having a release treatment applied to the surface of the pressure-sensitive adhesive layer is bonded to the pressure-sensitive adhesive layer, and then cured at 40 ° C. for 3 days. Obtained.
[0045]
Observation of the base material of the pressure-sensitive adhesive tape with an optical microscope confirmed that the needle-like rigid particles were oriented in the extrusion direction of the base PET film. The orientation direction of the needle-like rigid particles was defined as the x-axis direction, and the direction orthogonal to the x-axis was defined as the y-axis direction.
The adhesive tape was cut out in a width of 25 mm parallel to the x-axis direction, and cut out in a width of 25 mm parallel to the y-axis direction to obtain an x-axis sample and a y-axis sample.
A 38 μm-thick PET film having a surface subjected to a release treatment was peeled off from the obtained sample, and an adhesive layer was attached to a smooth glass plate. A 90 ° peel test was performed in each direction using a Tensilon type tensile tester (manufactured by Orientec) at a peel speed of 300 mm / min, and the initial peel strength was measured. Further, before peeling, the initial peel strength when the surface of the pressure-sensitive adhesive layer was irradiated with ultraviolet rays was also measured.
The results are shown in Table 1.
[0046]
(Comparative Example 1)
An adhesive tape was obtained in the same manner as in Example 1 except that no hard particles were blended.
An arbitrary direction is defined as an x-axis direction, and a direction orthogonal to the x-axis is defined as a y-axis direction.
The adhesive tape was cut out in a width of 25 mm parallel to the x-axis direction, and cut out in a width of 25 mm parallel to the y-axis direction to obtain an x-axis sample and a y-axis sample.
A 38 μm-thick PET film having a surface subjected to a release treatment was peeled off from the obtained sample, and an adhesive layer was attached to a smooth glass plate. A 90 ° peel test was performed in each direction using a Tensilon type tensile tester (manufactured by Orientec) at a peel speed of 300 mm / min, and the initial peel strength was measured. Further, before peeling, the initial peel strength when the surface of the pressure-sensitive adhesive layer was irradiated with ultraviolet rays was also measured.
The results are shown in Table 1.
[0047]
[Table 1]
Figure 2004189847
[0048]
From Table 1, the pressure-sensitive adhesive tape prepared in Example 1 in which needle-like rigid particles were oriented and dispersed in the pressure-sensitive adhesive layer, and Example 2 in which needle-like rigid particles were oriented and dispersed in a base material, In the produced pressure-sensitive adhesive tape, Fx / Fy> 1.5, and clear anisotropic peeling property was recognized. On the other hand, the pressure-sensitive adhesive tape prepared in Comparative Example 1 containing no rigid particles did not exhibit anisotropic peelability.
Further, when the resin in the pressure-sensitive adhesive layer was cross-linked by irradiating ultraviolet rays to reduce the adhesive force of the pressure-sensitive adhesive layer, the anisotropic peelability of the pressure-sensitive adhesive tapes manufactured in Examples 1 and 2 was further improved. Became noticeable. Such an effect was not observed at all with the pressure-sensitive adhesive tape prepared in Comparative Example 1 containing no rigid particles.
[0049]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the anisotropic peelable adhesive tape which can be produced by a simple method can be provided.

Claims (2)

基材の少なくとも一方の面に少なくとも一層の粘着剤層が形成されている異方剥離性を有する粘着テープであって、
前記基材及び/又は前記粘着剤層の少なくとも一層中に、異方形状の剛体粒子及び/又は繊維が配向して分散している
ことを特徴とする異方剥離性粘着テープ。
An adhesive tape having anisotropic peelability in which at least one adhesive layer is formed on at least one surface of the substrate,
Anisotropically peelable pressure-sensitive adhesive tape, wherein anisotropically-shaped rigid particles and / or fibers are oriented and dispersed in at least one of the substrate and / or the pressure-sensitive adhesive layer.
少なくとも一層の粘着剤層からなる異方剥離性を有する粘着テープであって、
前記粘着剤層の少なくとも一層中に、異方形状の剛体粒子及び/又は繊維が配向して分散している
ことを特徴とする異方剥離性粘着テープ。
An adhesive tape having anisotropic peelability comprising at least one adhesive layer,
Anisotropically peelable pressure-sensitive adhesive tape, wherein anisotropically shaped rigid particles and / or fibers are oriented and dispersed in at least one of the pressure-sensitive adhesive layers.
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