JP2004189721A - 化粧品用皮膚湿潤化系 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒトの皮膚を湿潤化するための化粧組成物に関する。
【解決手段】グルコノラクトンとグリセリンとジグリセリンとを含み、グリセリン対ジグリセリンの重量比が約100:1−約1:100の範囲であり、グリセリンとジグリセリンとの合計量に対するグルコノラクトンの相対重量比が約100:1−約1:00の範囲であり、グリセリンとジグリセリンとの相対重量比が約10:1−1:10の範囲であることを特徴とする化粧品用湿潤化系が提供される。
【選択図】なし

Description

本発明はヒトの皮膚を湿潤化するための化粧組成物に関する。
皮膚が滑らかな感触及び美的に好ましい外観を維持するためにはある程度の水分量が必要である。水分は蒸発によって、また、セッケンや洗剤のような刺激性化学物質に接触することによって失われる。皮膚の乾燥は、化粧組成物のビヒクルを介して湿潤剤を塗布することによって防止できる。
ある種の化粧組成物には、メーキャップ化粧品、皮脂、垢及び油を身体表面から除去する役割の乳化剤(界面活性剤)が配合されている。適切に配合されたクレンジング剤は、それまでに塗布されていた白粉、頬紅、ファンデーション下地、メーキャップ用ケーキ及び口紅を迅速にかつ効率的に除去するであろう。しかしながら、清浄化に必要な乳化成分と湿潤化に必要な成分とはしばしばある程度の不適合性を有している。機能性が損なわれることもある。
米国特許第4,829,092号(Nelsonら)は、グリセロール(グリセリン)とジグリセロール(ジグリセリン)との間の相乗的湿潤効果を報告している。けれどもよりいっそう優れた系が必要とされている。
従って、これまでに入手可能であった系よりも強力な効果をもつような湿潤化系が要望されている。技術の改良は、機能性の低下に導くような乳化剤と関連化学物質との間の拮抗作用を克服するであろう。
(i)グルコノラクトンと、
(ii)グリセリンと、
(iii)ジグリセリンと、
を含み、グリセリン及びジグリセリンが約100:1−約1:100の相対重量比で存在すること、及び、グルコノラクトンがグリセリンとジグリセリンとの合計量に対して約100:1−約1:100の範囲の相対重量比で存在することを特徴とする化粧組成物が提供される。
グルコノラクトンとグリセリンとジグリセリンとの組合せが極めて優れた湿潤化レベルを果たし得ることがここに知見された。3成分の各々の当量は組合せの当量よりもはるかに小さい。改善された湿潤化効果は低いpH、特に約6よりも低いpHで特に明らかである。
グリセリンとジグリセリンとの相対重量比は、約100:1−約1:100の範囲、好ましくは約10:1−約1:10の範囲、より好ましくは約3:1−約1:3の範囲、最適には約2:1−約1:2の範囲、最も特別には約1:1でよい。グリセリンとジグリセリンとの合計量に対するグルコノラクトンの相対重量比は約100:1−約1:100の範囲、好ましくは約10:1−約1:10の範囲、より好ましくは約3:1−約1:3の範囲、最適には約2:1−約1:2の範囲、最も特別には約1:1でよい。
グルコノラクトン、グリセリン及びジグリセリンの各々の量は、約0.01−約30重量%、好ましくは約0.5−約25重量%、より好ましくは約1−約15重量%、いっそう好ましくは約3−約8重量%の範囲でよい。これらの材料の合計量は、化粧組成物の重量の約0.5−約50重量%、好ましくは約2−約20重量%、最適には約8−約15重量%の範囲でよい。本発明の系は酸性及びアルカリ性の双方のpH範囲で作用し得る。本発明の系は比較的低いpHで特に効果的である。例えば、pHが約1.5−約6.8、好ましくは約2.5−約5.8、最適には約3−約5pH単位の範囲でよい。
本発明に使用された“グルコノラクトン”という用語は、グルコノラクトン化合物だけでなく加水分解産物であるグルコン酸も含意する。特に水性媒体中ではグルコン酸とそのラクトンとの間に平衡が存在するのが普通である。従って、本明細書中で使用されたグルコノラクトンという用語は、グルコノラクトンとグルコン酸との任意の割合の混合物を意味する。
本発明の組成物はまた化粧的に許容される担体を含むであろう。担体の量は、1−99.9%、好ましくは約70−約95%、最適には約80−約90%の範囲でよい。有用な担体としては、水、皮膚緩和剤、脂肪酸、脂肪アルコール、保湿剤、増粘剤及びそれらの組合せがある。担体は水性、無水性またはエマルジョンでよい。好ましくは組成物が、水性特に水と油とから成るW/O型またはO/W型エマルジョンである。水が存在するとき、水は約5−約95重量%、好ましくは約20−約70重量%、最適には約35−約60重量%の範囲の量で存在するとよい。
皮膚緩和性物質は化粧的に許容される担体として役立つ。これらはシリコーン油、合成エステル及び炭化水素の形態でよい。皮膚緩和剤の量は、約0.1−約95重量%、好ましくは約1−約50重量%の範囲内の任意の値でよい。
シリコーン油は揮発性品種と不揮発性品種とに分類される。本文中で使用された“揮発性”という用語は、周囲温度で測定可能な蒸気圧を有している物質を意味する。揮発性シリコーン油は好ましくは、3−9個、好ましくは4−5個のケイ素原子を有している環状(シクロメチコーン)または線状のポリジメチルシロキサンから選択される。
皮膚緩和性物質として使用される不揮発性シリコーン油としては、ポリアルキルシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン及びポリエーテルシロキサンコポリマーがある。本発明に有用な本質的に不揮発性のポリアルキルシロキサンとしては例えば、25℃で約5×10−6−0.1m/秒の粘度をもつポリジメチルシロキサンがある。本発明組成物に使用し得る好ましい不揮発性皮膚緩和剤は、25℃で約1×10−5−約4×10−4/秒の粘度を有しているポリジメチルシロキサンである。
別のクラスの不揮発性シリコーンは乳化性及び非乳化性のシリコーンエラストマーである。この部類の代表は、Dow Corning 9040、General Electric SFE 839及びShin−Etsu KSG−18として入手可能なジメチコーン/ビニルジメチコーンクロスポリマーである。Silwax WS−L(ジメチコーンコポリオールラウレート)のようなシリコーンワックスを使用してもよい。
エステル皮膚緩和剤としては:
(1)10−20個の炭素原子を有している脂肪酸のアルケニルまたはアルキルエステル。その例は、イソアラキジルネオペンタノエート、イソノニルイソナノノエート、オレイルミリステート、オレイルステアレート及びオレイルオレエート;
(2)エトキシル化脂肪アルコールの脂肪酸エステルのようなエーテル−エステル;
(3)多価アルコールエステル。エチレングリコールモノ−及びジ−脂肪酸エステル、ジエチレングリコールモノ−及びジ−脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール(200−6000)モノ−及びジ−脂肪酸エステル、プロピレングリコールモノ及びジ−脂肪酸エステル、ポリプロピレングリコール2000モノオレエート、ポリプロピレングリコール2000モノステアレート、エトキシル化プロピレングリコールモノステアレート、グリセリルモノ−及びジ−脂肪酸エステル、ポリグリセロールポリ−脂肪エステル、エトキシル化グリセリルモノ−ステアレート、1,3−ブチレングリコールモノステアレート、1,3−ブチレングリコールジステアレート、ポリオキシエチレンポリオール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルが好適な多価アルコールエステルである。ペンタエリトリトール、トリメチロールプロパン及びC−C30アルコールのネオペンチルグリコールエステルが特に有用である;
(4)蜜蝋、鯨蝋及びトリベヘニンワックスのようなワックスエステル;
(5)コレステロール脂肪酸エステルのようなステロールエステル;
(6)スクロースポリベヘネート及びスクロースポリコットンシーデート(sucrose polycottonseedate)のような脂肪酸の糖エステル;
がある。
化粧的に許容される適当な担体となり得る炭化水素としては、ペトロラタム、鉱油、C11−C13のイソパラフィン、ポリアルファオレフィンがあり、特に、Presperse Inc.からPermethyl 101Aとして市販されているイソヘキサデカンがある。
10−30個の炭素原子を有している脂肪酸も化粧的に許容される担体として適当である。この部類の代表は、ペラルゴン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リシノール酸、アラキジン酸、ベヘン酸及びエルカ酸である。
10−30個の炭素原子を有している脂肪アルコールはまた別の部類の化粧的に許容される有用な担体である。この部類の代表は、ステアリルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール及びセチルアルコールである。
多価アルコール型の保湿剤も化粧的に許容される担体として使用できる。典型的な多価アルコールとしてはポリアルキレングリコールがあり、より好ましくはアルキレンポリオール及びそれらの誘導体、例えば、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール及びそれらの誘導体、ソルビトール、ヒドロキシプロピルソルビトール、ヘキシレングリコール、1,3−ブチレングリコール、イソプレングリコール、1,2、6−ヘキサントリオール、エトキシル化グリセロール、プロポキシル化グリセロール及びそれらの混合物がある。保湿剤の量は、組成物の重量の0.5−50重量%、好ましくは1−15重量%の範囲内の任意の値でよい。
増粘剤は本発明の組成物の化粧的に許容される担体の一部として使用できる。典型的な増粘剤としては、架橋アクリレート(例えば、Carbopol 982(R))、疎水的に改質されたアクリレート(例えば、Carbopol 1382(R))、セルロース誘導体及び天然ガムがある。有用なセルロース誘導体としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルメトセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルセルロース及びヒドロキシメチルセルロースがある。本発明に適した天然ガムとしては、グアー、キサンタン、スクレロチウム、カラゲナン、ペクチン及びこれらのガムの組合せがある。無機物も増粘剤として使用でき、特に、ベントナイト及びヘクトライトのようなクレー、ヒュームドシリカ、また、マグネシウムアルミニウムシリケート(Veegum(R))のようなシリケートを使用できる。増粘剤の量は0.0001−10重量%、通常は0.001−1重量%、最適には0.01−0.5重量%の範囲でよい。
本発明の化粧組成物は任意の形態でよい。これらの形態には、ローション、クリーム、ロールオン配合物、スティック、ムース、エアロゾル及び非エアロゾルのスプレー、パッド塗布配合物、拭取りシート(towelette)及び貼付パッチなどがある。
本発明の化粧組成物中にはまた界面活性剤が存在し得る。界面活性剤が存在するとき、その全濃度は組成物の重量の約0.1−約40重量%、好ましくは約1−約20重量%、最適には約1−約5重量%の範囲でよい。界面活性剤は、アニオン性、非イオン性、カチオン性及び両性の界面活性剤から成るグループから選択され得る。特に好ましい非イオン性界面活性剤は、1モルの疎水性化合物あたり2−100モルのエチレンオキシドまたはプロピレンオキシドと縮合したC10−C20の脂肪アルコールまたは脂肪酸の疎水性化合物;2−20モルのアルキレンオキシドと縮合したC−C10のアルキルフェノール;エチレングリコールのモノ−及びジ−脂肪酸エステル;脂肪酸モノグリセリド;ソルビタンモノ−及びジ−C−C20脂肪酸;ポリオキシエチレンソルビタン並びにそれらの組合せである。アルキルポリグリコシド及び糖脂肪アミド(例えば、メチルグルコンアミド)も適当な非イオン性界面活性剤である。
好ましいアニオン性界面活性剤としては、セッケン、アルキルエーテルスルフェート及び−スルホネート、アルキルスルフェート及び−スルホネート、アルキルベンゼンスルホネート、アルキル−及びジアルキルスルホスクシネート、C−C20アシルイセチオネート、C−C20アルキルエーテルホスフェート、C−C20サルコシネート及びそれらの組合せがある。
日光遮断有効物質も本発明の組成物に含有させ得る。特に好ましい材料は、Parsol MCX(R)として入手可能なエチルヘキシルp−メトキシシンナメート、Parsol 1789(R)として入手可能なアボベンゼン(Avobenzene)、及び、オキシベンゾンとして知られたベンゾフェノン−3である。微細二酸化チタン、酸化亜鉛、ポリエチレン及びその他の種々のポリマーのような無機の日光遮断有効物質を使用してもよい。日光遮断剤が存在するとき、その量は一般には0.1−30重量%、好ましくは2−20重量%、最適には4−10重量%の範囲でよい。
潜在的に有害な微生物の増殖を防御するために本発明の化粧組成物に保存剤を含有させるのが望ましい。本発明の組成物に適した伝統的な保存剤は、パラヒドロキシ安息香酸のアルキルエステルである。もっと最近になって使用されるようになった別の保存剤はヒダントイン誘導体、プロピオン酸塩及び種々の第四アンモニウム化合物である。化粧品化学者は適当な保存剤に詳しく、保存剤チャレンジテストに合格し製品に安定性を与える保存剤を造作なく選択できる。特に好ましい保存剤は、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、イミダゾリジニルウレア、デヒドロ酢酸ナトリウム及びベンジルアルコールである。保存剤は、組成物の用途を考慮に入れて、また、保存剤とエマルジョン中のその他の成分との間の潜在的不適合性とを考慮に入れて選択しなければならない。保存剤は組成物の重量の0.01−2重量%の範囲の量で使用されるのが好ましい。
本発明の組成物はまたビタミンを含有し得る。代表的な水溶性ビタミンは、ナイアシンアミド、ニコチン酸及びその塩、ビタミンB、ビタミンB、ビタミンC及びビオチンである。有用な水不溶性ビタミンとしては、ビタミンA(レチノール)、ビタミンAパルミテート、アスコルビルテトライソパルミテート、ビタミンE(トコフェロール)、ビタミンEアセテート及びDL−パンテノールがある。本発明の組成物中にビタミン類が存在するとき、その総量は0.001−10重量%、好ましくは0.01−1重量%、最適には0.1−0.5重量%の範囲でよい。
もう1つの補助成分は酵素成分である。特に好ましい酵素成分は、Brooks Company,USAからBiocell SODとして市販されているスーパーオキシドジスムターゼである。
本発明の組成物に皮膚美白剤を含有させてもよい。代表的な物質は、胎盤エキス、乳酸、ナイアシンアミド、アルブチン、コウジ酸、レゾルシノール及び4−置換レゾルシノールのようなレゾルシノール誘導体、並びに、それらの組合せである。これらの成分の量は、組成物の重量の約0.1−約10重量%、好ましくは約0.5−約2重量%の範囲でよい。
別の任意成分は皮膚剥脱剤である。その代表は、アルファ−ヒドロキシカルボン酸及びベータ−ヒドロキシカルボン酸並びにそれらの塩である。前者としてはグリコール酸、乳酸及びリンゴ酸が好ましい。サリチル酸はベータ−ヒドロキシカルボン酸の代表である。これらの物質が存在するとき、その量は組成物の重量の約0.1−約15重量%の範囲でよい。
場合によっては本発明の組成物に様々な薬草エキスを含有させ得る。その代表は、緑茶、カミツレ及び甘草及びそれらのエキスの組合せである。このようなエキスは水溶性であるかまたは水不溶性でありそれぞれに応じて親水性もしくは疎水性の溶媒に担持される。水及びエタノールが好ましい抽出溶媒である。
抗菌剤も本発明の組成物に含有され得る。代表は、トリクロサン、トリクロカルバン、Octopyrox(R)及び亜鉛ピリチオンである。その量は組成物の重量の約0.01−約5重量%、好ましくは約0.1−約0.5重量%の範囲でよい。
色素、着香料、乳白剤及び研磨剤も本発明の組成物に含有させ得る。これらの物質の各々は約0.05−約5重量%、好ましくは0.1−3重量%の範囲でよい。
“含む”という用語の意味はその後に記述された要素に限定されることなく、主要なまたは副次的な機能的重要性をもつ明記されない要素を含意する。言い換えると、段階、要素または任意選択要素を完全に網羅する必要はない。“含んでいる”または“有している”という用語が使用されているときは、これらの用語の意味は上記に定義の“含む”に等価である。
処理実施例及び比較実施例を除いて、または、別の明白な指示がある場合を除いて、材料の量を示す本文中のすべての数値は“約”という用語で修飾されていることを理解されたい。
以下の実施例は本発明の実施態様を十分に説明するであろう。本文中及び特許請求の範囲に示したすべての部、パーセンテージ及び割合は、異なる指示がない限り重量基準の値である。
本発明の湿潤化系を含有する皮膚用クリームの詳細を次表に示す。
本発明の湿潤化系を使用した油中水型の外用液体メーキャップ用ファンデーションを次表に記載する
この実施例では本発明の湿潤化系を含有する皮膚用クリームを示す。
イソヘキサデカン、Presperse Inc.,South Plainfield,NJ
ポリアクリルアミド(及び)C13−14のイソパラフィン(及び)Laureth−7、Seppic Corporation,Fairfield,NJ
ジメチコーン(及び)ジメチコノール、Dow Corning Corp.Midland,MI
ソルビタンモノステアレート及びスクロココエート、ICI Americas Inc.,Wilmington,DE
脂肪酸のスクロースエステル
DMDMヒダントイン(及び)ヨードプロピニルブチルカーバメート、Lonza Inc.,Fairlawn,NJ
本発明の代表的な粉末状化粧組成物の詳細を次表に示す。
比較的無水性の本発明の組成物を次表に示す。
本発明に適したエアロゾル包装の発泡性濃縮クレンジング剤の概略を次表に示す。
92重量%の表示濃縮物と8%の噴射剤とを使用してエアロゾルを調製した。噴射剤としてはジメチルエーテルとイソブタンとプロパンとを併用した。これらの成分をスプレー放出ノズルをもつ耐圧性金属スプレー缶に包装した。
化粧用貼付パッチも本発明に従って配合できる。20gの蒸留水中の30gの2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸モノマーと5gのメチレン−ビス−アクリルアミドの1%水溶液とを混合することによって接着性ヒドロゲルを調製する。次に、0.4%の過硫酸マグネシウム触媒で溶液を活性化する。ヒドロゲル溶液に触媒を混合した後間もなく、5mlの水に入れた0.1gのグリセリン/ジグリセリン/グルコノラクトンの1:1:1混合物を添加する。得られた溶液をポリプロピレンと親水性ポリエステルとの50/50ブレンドに塗布し凝固させる。得られた付着ヒドロゲルを熱風炉に入れ、40℃で24時間加温する。ヒドロゲルの最終含水率は50%である。接着性ヒドロゲルにポリスチレン支持層を張る。
本発明による使い捨て一回使用型の身体拭取り用製品を記載する。70/30ポリエステル/レーヨンから成る重量1.8g、寸法15cm×20cmの拭取りシートを製造する。次表に示す成分から成る組成物をこの拭取りシートに含浸させる。
本発明組成物の湿潤化効果をin vitro水和試験によって評価した。方法は、凍結乾燥したブタの皮膚(2.5cm×3.0cm)(計量済み)を使用し、これをサンプル溶液に入れて25℃で一夜インキュベートする。対照として蒸留水を使用した。紙タオルで余剰サンプルを除去した後、ブタの皮膚を計量し、次いでシリカゲルによって1日以上乾燥した。乾燥した皮膚(計量済み)を80%湿度の環境(飽和塩化アンモニウム溶液使用)に移し、25℃で一夜インキュベートした。
水和率(%)=80%湿度でインキュベーション後の含水率/乾燥したブタ皮膚の重量
表Iはこれらの試験の結果を示す。水和率が大きいほど湿潤化効果が優れている。
pHに関しては、グルコノラクトンを含有するサンプルはpH3.8であったが、その他のサンプルはpH5.5−5.7であった。
Glu=グルコノラクトン
Gly=グリセリン
Digly=ジグリセリン
表Iの結果は、水和率の相乗的改善を果たすためにはグルコノラクトン、グリセリン及びジグリセリンの3つの要素全部が必要であることを示す。
また用量応答実験シリーズも行った。この試験の結果を表IIに示す。
サンプル7(水)以外のすべての組成物のpHは3.8であった。
3成分系の濃度を増加させることによって水和率も増加した。
伸び率試験を利用して別のin vitro試験シリーズを行った。この手順では、水和試験と同じブタの皮膚を使用するが、皮膚サンプルの寸法が5cm×40mmでありスタンドに固定するという違いがある。次に皮膚をサンプルに室温で2−4時間浸漬させた。対照として蒸留水を使用した。余剰のサンプルを紙タオルで除去し、皮膚をスタンド上で乾燥させた。乾燥後、皮膚を75%湿度、20℃の室に移し、24時間以上インキュベートした。伸び率をDiastron Companyによって販売されている“Miniature Tensile Meter”によって測定した。伸び率は、100g荷重下の伸び率であると定義される。伸び率の値が大きくなっていることは湿潤化が改善されていることを表す。結果を表IIIに示す。
pHについては、グルコノラクトン含有サンプルはpH3.8であったがその他のサンプルはpH5.5−5.7であった。
グルコノラクトンとグリセリンとジグリセリンとの組合せだけが伸び率の有意な増加を果たした。別の成分の存在パーセンテージを3倍にしても(サンプル5、6及び7)三成分系(サンプル1)と等価の伸び率は得られなかった。
伸び率試験で用量応答も評価した。結果を表IVに示す。
pH=全組成物で3.8
この表は、合計レベルが約9%を上回る三成分系が極めて有意な伸び率の値を与えることを示す。
上記の記載及び実施例は本発明の選択実施態様を示す。当業者はこれらに基づいて本発明の要旨及び範囲に包含される変更及び修正に想到し得るであろう。

Claims (7)

  1. (i)グルコノラクトンと、
    (ii)グリセリンと、
    (iii)ジグリセリンと、
    を含み、グリセリン及びジグリセリンが約100:1−約1:100の相対重量比で存在すること、及び、グルコノラクトンがグリセリンとジグリセリンとの合計量に対して約100:1−約1:100の範囲の相対比で存在することを特徴とする化粧組成物。
  2. グルコノラクトンがグリセリンとジグリセリンとの合計量に対して約10:1−約1:10の相対比で存在することを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. グルコノラクトンがグリセリンとジグリセリンとの合計量に対して約2:1−約1:2の相対重量比で存在することを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  4. グリセリンとジグリセリンとの相対重量比が約10:1−約1:10の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  5. グリセリンとジグリセリンとの相対重量比が約2:1−約1:2の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  6. pHが約1.5−約6.8の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  7. pHが約2.5−約5.8の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
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