JP2004189097A - Car seat structure - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、衝突等により発生する着座者尻部のサブマリン移動を適切に阻止可能とする車両用シート構造、特に、可動式のサブマリン規制部材をシートクッションの前部に内設した車両用シート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、自動車等の急減速、あるいは急停車時、着座者はその慣性力のもとで前方に移動しようとするが、このような人体の前方慣性移動は、着座者の上体を適宜拘束するシートベルトによって通常は阻止される。しかし、特に衝突時等の過大な前方慣性力の発生時においては、着座者の尻部がシートクッションに沈み込みながら前方に移動する尻滑り現象、いわゆるサブマリン現象を生じることがあることから、このサブマリン現象の防止対策が、車両用シートにおける課題の一つとして挙げられている。
【0003】
このような、着座者尻部の前方移動(サブマリン移動)を規制する構成、いわゆるサブマリン対策としては、尻部の前方移動を規制する規制部材(サブマリン規制部材)をシートクッション前部等に内設することが一般的に知られている。しかし、このサブマリン規制部材には、サブマリン移動時の過大な荷重(サブマリン荷重)に抗するだけの剛性が要求されることから、このサブマリン規制部材の固定的な配設のもとでは、通常着座時の着座者に対し、クッション性低下に起因する違和感、および不快感等を与える虞がある。
【0004】
そこで、着座者に不快感等を与えない構成として、たとえば、通常時、サブマリン規制部材を下方位置に待機させ、衝突等が発生したときにこのサブマリン規制部材を尻部の移動路上(サブマリン軌道上)に移動させる、いわゆる可動式のものが提供されている。
【0005】
そして、この可動式の構成として、たとえば、駆動部材となるエアバッグの膨張によってサブマリン規制部材を上方のサブマリン軌道上に移動させる特開平7−81466号公報に開示の構成や、シートベルトに掛かる負荷に連動させてサブマリン規制部材を上方のサブマリン軌道上に移動させる特開2002−2345号公報に開示の構成等が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前出の前者特開平7−81466号公報に開示された、いわゆるエアバッグ駆動式のものは、サブマリン規制部材となる板材を、衝撃等の検出に伴ったエアバッグの膨張によって後傾させ、それに伴ったシートクッション前部の持ち上げ、および保持により、着座者尻部のサブマリン移動を阻止しようとするものであるため、その作動の確実性、および機能性は十分に高く得られるものとなっている。しかし、衝突時の衝撃等を検出するセンサや、エアバッグを膨張させるためのインフレータ等の駆動手段が必要であるため、その構成の複雑化に伴ったコストの増大化が避けられず、またこれら構成部材に起因するシートの重量増加も避けられない。
【0007】
さらに、このようなエアバッグを用いた構成においては、その作動後における再生が難しく、その都度の交換作業が必要となることから、このエアバッグ駆動式のものにおいては、その再生作業の複雑化、および再生コストの上昇が伴うことも否定できない。
【0008】
これに対し、前出の後者特開2002−2345号公報に開示された、いわゆるシートベルト連動式のものは、着座者の前方慣性移動によるシートベルトの牽引を駆動源とし、このシートベルトによるベルトバックルの牽引力によってサブマリン規制部材を尻部のサブマリン軌道上に上昇させるものであるため、前者特開平7−81466号公報に開示された構成と比較した場合、エアバッグ、およびインフレータ等の駆動手段を不要とする点において、そのコストの低減化、および重量の低減等が十分にはかられる。また、衝撃の鎮静後においては、リターンばね等の付勢力のもとで、サブマリン規制部材はその初期位置に強制的に戻されるため、再生作業の煩雑化等も十分に防止可能となる。
【0009】
ところで、この後者特開2002−2345号公報に開示された構成においては、シートが、シートスライド装置等のその取り付けベースに対してスライド可能に支持され、この取り付けベースに対するシートの前方スライドに伴って、サブマリン規制部材が上方に移動されるものとなっている。
【0010】
そのため、その構成自体が大型化することは避けられず、それに起因する構成の煩雑化も伴われやすい。
【0011】
そして、シート自体を移動させる構成であるため、その作動時においては、シートが、その衝撃発生前の着座位置より前方に位置することになる。つまり、シートの前方に位置するステアリングやインパネ等に自ら接近することになりかねないため、場合によっては、その安全性の点において劣ることも否定できない。
【0012】
さらに、この構成においては、通常時のシートの前方移動を規制しなければならないため、衝突時等の過大な前方慣性力に対応させた強大な付勢力のもとで、シートを初期位置に付勢、保持することが容易に予測できる。そして、シートに作用する前方慣性力が弱まると、シートは、この付勢力のもとで初期位置に強制的に戻されることになるが、この付勢力が強大であると仮定すると、初期位置への復帰時における二次的な衝撃の発生も容易に想像できることから、このような点における安全性の低下も、この公知の構成においては否定できない。
【0013】
また、この公知の構成においては、サブマリン規制部材の上昇をシートの前方移動に連動させているにすぎないため、シートに作用する慣性力が弱まると、サブマリン規制部材も自ずと下方に戻されることになる。つまり、着座者尻部のサブマリン移動のもとでサブマリン規制部材が瞬間的に上がっても、その上昇位置の継続は着座者の前方慣性力に依存されることになるため、着座者からの荷重伝達状況によっては、このサブマリン規制部材による移動規制が十分でなくなる虞も否定できなくなる。
【0014】
この発明は、構成の複雑化等を伴うことなく、着座者尻部のサブマリン移動を適切に阻止可能とした車両用シート構造の提供を目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に示すこの発明の車両用シート構造においては、シートクッションの左右幅方向に延びるサブマリン規制部材が、下方の待機位置と上方の作動後位置との間を移動可能に、その中間位置の枢着された、左右一対の揺動自在な支持アームの前腕間に架設、固定されるとともに、係合ピンを一体的に持つこの支持アームの後腕が、その後端基部の枢着された回動自在な作動プレートに対し、その前端部に設けられた対応するガイド孔への係合ピンの挿入配置のもとで連動可能に連結されている。
【0016】
また、引張ばねの付勢力を作動プレートに付与し、この作動プレートの回動範囲を、引張ばねのデッドポイントを含む範囲として上限ストッパ、および下限ストッパにより規定することで、その付勢力を作動プレートに対する上方付勢力、および下方付勢力としてデッドポイントを境に振り分け可能とするとともに、衝突時の過大な前方慣性力による牽引移動の可能なシートベルト部材が、サブマリン規制部材の待機位置に一致する回動上限位置の作動プレートをその回動下限位置方向に牽引可能に、対応する可動部材に対し、所定の連結手段を介して連動可能に連結されている。
【0017】
そして、シートベルト部材が前方慣性力のもとで牽引され、かつ、これに連動する作動プレートが引張ばねのデッドポイントを超えて下方回動したとき、これに伴う支持アームの揺動により、サブマリン規制部材を、着座者尻部のサブマリン移動を規制可能とする作動後位置に移動させるとともに、ガイド孔に規定された作動後保持部による係合ピンの係合、保持により、このサブマリン規制部材を、その作動後位置に固定的に係止、保持可能としている。
【0018】
また、この発明の請求項2においては、作動プレートのガイド孔が、係合ピンの移動可能な蛇行状の長孔として概略形成されるとともに、その孔端部が、サブマリン規制部材をその待機位置に保持する待機位置保持部、およびサブマリン規制部材をその作動後位置で保持する作動後保持部としてそれぞれ規定されている。そして、その待機位置保持部が、作動プレートと支持アームとの回動軌跡のずれを保障することで、回動上限位置からの作動プレートの下方回動、およびこれに伴った支持アームの揺動を保障可能とする形状に規定、形成されるとともに、他方、作動後保持部が、この回動軌跡のずれを利用することで、回動下限位置からの作動プレートの上方回動、およびこれに伴った支持アームの揺動を規制可能する形状に規定、形成されている。
【0019】
さらに、この発明の請求項3においては、作動プレートと、作動プレートの後端部枢支点の後方位置に配された所定の係止片との間に架設、張設された引張コイルばねであり、そのデッドポイントが、回動上限位置、および回動下限位置の中間位置より回動上限位置寄りに規定されている。
【0020】
また、この発明の請求項4においては、シートベルト部材が、リターンばねの付勢力のもとでその初期位置に付勢、保持され、作動プレートの回動に連動する可動部材にこのシートベルト部材を連動可能に連結する連結手段として、シートベルト部材との一体的な軸線移動の可能な、有可撓性のケーブルワイヤが利用されるとともに、ケーブルワイヤの連結される可動部材として、支持アーム後腕の係合ピンが利用されている。
【0021】
そして、このケーブルワイヤの対応端が、支持アーム後腕の係合ピンに、連結具を介して連結されるとともに、この連結具が、その内部での係合ピンの摺動を可能とする長孔を有した長手リングとして形成されている。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0023】
図1、図2に示すように、この発明に係る車両用シート構造10においては、着座者尻部のサブマリン移動を阻止可能とするサブマリン規制部材12が、シートクッション14の前部に可動に内設されている。
【0024】
なお、このサブマリン規制部材12の内設されるシートクッション14の形状、構造自体に、特に制限は設けられないため、このシートクッションの形状、構造等に対する詳細な説明は、ここでは省略するものとする。強いてあげるならば、後述するベースプレート16の固定の容易なパンフレーム等をシートクッションフレームとした構成のシートクッション14であることが望ましい。
【0025】
たとえば、左右一対のベースプレート16が、その左右離間位置においてシートクッションフレーム(図示しない)にそれぞれ立設、固定されている。そして、この発明においては、シートクッション14の左右幅方向に延びるサブマリン規制部材12が、その中間位置の枢着された、左右一対の揺動自在な支持アーム18の前腕18a間に架設、固定されるとともに、係合ピン20を一体的に持つこの支持アームの後腕18bが、その後端基部の枢着された回動自在な作動プレート22に対し、その前端部に設けられた対応するガイド孔24への係合ピンの挿入配置のもとで連動可能に連結されている。
【0026】
なお、支持アーム18は、枢支ピン26によりベースプレート16に枢着され、また、作動プレート22は、その対応位置、つまり、図示のような支持アームに対する後部位置に配設されて、枢支ピン28により、同一のベースプレートに対して枢着される。
【0027】
この作動プレート22に対しては、引張ばね30からの付勢力が付与されている。そして、この引張ばね30からの付勢力のもとで、この作動プレート22は時計方向、および反時計方向にそれぞれ回動可能となっている。
【0028】
この引張ばね30としては、たとえば、作動プレート22に突設された係止ピン32と、作動プレートの後端基部の枢支点、つまり枢支ピン28の後方位置に配された係止片、たとえば係止ピン34との間に架設、張設された引張コイルばねが例示できる。
【0029】
そして、この発明においては、作動プレート22の回動範囲が、回動方向への付勢力をこの作動プレートに付与する引張ばね(引張コイルばね)30のデッドポイントを含む範囲として、上限ストッパ36、および下限ストッパ38により規定されている。
【0030】
ここで、この引張ばね30のデッドポイントについて説明する。
【0031】
ここでいう引張ばね30のデッドポイントとは、作動プレート22の枢支点である枢支ピン28とこの作動プレートでの引張ばねの係止ピン32とを結ぶ想定線40上に、引張ばねの軸心42の重なる位置をいい、このデッドポイントより略上方側に引張ばねの軸心のある図1に示す状態においては、この引張ばねの付勢力が作動プレートを時計方向(図中略上方)に付勢する力として作用し、また、このデッドポイントより略下方側に引張ばねの軸心のある図2に示す状態においては、この引張ばねの付勢力が作動プレートを反時計方向(図中略下方)に付勢する力として作用する。
【0032】
つまり、この構成においては、単一の引張ばね30によって、各回動方向への付勢力を作動プレート22に付与することが可能となるとともに、その付勢方向の振り分けが、作動プレートを付勢力に抗して回動させることによって、デッドポイントを境に自動的になされるものとなる。
【0033】
なお、上限ストッパ36、および下限ストッパ38は、作動プレート22の係合可能な形状、構成であれば足り、たとえば、ベースプレート16の部分的な切起しによりなる切起し片を、これら上限ストッパ、および下限ストッパの簡易的な構成として例示することができる。
【0034】
また、引張ばね30のデッドポイントは、作動プレート22の回動上限位置寄りに規定することが望ましい。
【0035】
ところで、上述したようにこの発明においては、この、引張ばね30からの付勢力の付与された作動プレート22が、この作動プレートのガイド孔24と後腕の係合ピン20との組み合わせを介して、支持アーム18に連動可能に連結されている。
【0036】
ここで、この発明においては、上限ストッパ36によって規定された作動プレート22の回動上限位置が、支持アーム前腕のサブマリン規制部材12を下方の待機位置に保持する待機対応位置として(図1参照)、また、下限ストッパ38によって規定されたその回動下限位置が、サブマリン規制部材を上方の作動後位置に保持する作動後対応位置として(図2参照)、それぞれ規定されている。そして、各対応位置において支持アーム18、ひいてはサブマリン規制部材12の位置を規定可能に、作動プレートのガイド孔24は形成されている。
【0037】
なお、ここでいうサブマリン規制部材12の待機位置とは、着座者に剛的な不快感を与えない、通常の状態におけるサブマリン規制部材の位置であり、また、その作動後位置とは、サブマリン移動によって着座者尻部が前方移動するであろうサブマリン軌跡に整列する、いわゆる規制位置である。
【0038】
この作動プレートのガイド孔24は、係合ピン20の内部移動の可能な蛇行状の長孔として概略形成されるとともに、その孔端部24a,24bが、サブマリン規制部材12の待機位置に係合ピン20、つまりは支持アーム18を保持する待機位置保持部、およびサブマリン規制部材の作動後位置に支持アーム(係合ピン)を保持する作動後保持部として、それぞれ規定されている。そして、この待機位置保持部24aが、作動プレート22と支持アーム18との回動軌跡のずれを保障することで、回動上限位置からの作動プレートの下方回動、およびこれに伴った支持アームの揺動を保障可能とする形状に規定、形成されるとともに、これに対し、作動後保持部24bは、この回動軌跡のずれを利用することで、回動下限位置からの作動プレートの上方回動、およびこれに伴った支持アームの揺動を規制可能とする形状に規定、形成されている。
【0039】
図1を見るとわかるように、作動プレート22がその回動上限位置にあるときは、ガイド孔の待機位置保持部24aへの係合ピン20の移動規制によってサブマリン規制部材12はその待機位置に保持される。そして、後述する特定の外力により、この作動プレート22が引張ばね30の付勢力に抗してその回動上限位置から下方に強制的に回動されれば、ガイド孔24内での係合ピン20の移動のもとで、支持アーム18の揺動、および作動プレート22の回動はいずれも保障される。
【0040】
ここで、引張ばね30の付勢力に抗して作動プレート22を回動させるのは、作動プレートが引張ばねのデッドポイントを下方に超えるまでで足りる。そして、作動プレート22が引張ばね30のデッドポイントを下方に超えると、この引張ばねからの付勢力は、作動プレートを下方に付勢する力として作用するため、この付勢力のもとで、作動プレートは下限ストッパ38によって回動規制される回動下限位置まで、支持アーム18の揺動を伴って回動される。
【0041】
図2に示すように、作動プレート22は、下限ストッパ38との係合のもとで、その回動下限位置に付勢、保持される。そして、この回動下限位置に作動プレート22があるとき、支持アームの係合ピン20はガイド孔の作動後保持部24bに係合され、その移動規制により、支持アーム18、つまりサブマリン規制部材12がその作動後位置に固定的に保持される。
【0042】
ここで、回動上限位置からその下方に作動プレート22を強制的に回動させる外力として、この発明においては、衝突等の緊急時における着座者の前方移動を規制するシートベルトの構成部材(シートベルト部材)からの力(前方慣性力)を利用するものとしている。そして、この発明の実施の形態においては、このシートベルト部材として、シートベルトのタング(図示しない)の装着されるバックル(ベルトバックル)44を例示するものとする。
【0043】
このベルトバックル(シートベルト部材)44は、略く字形状の回動自在なリンク46の上部片46aに、枢支ピン48を介して連結、支持され、このリンクに付与されたリターンばね50からの付勢力のもとで、その初期位置、たとえば下限ストッパ52によって規制される下限位置に付勢、保持されている。
【0044】
リンク46の支点は、たとえば枢支ピン54により規定されている。そして、たとえば、この枢支ピン54に巻装配置したねじりばねをリターンばね50とし、このリターンばねの各端末をベルトバックルの枢支ピン48、および所定の係止片56に係止することによって、ベルトバックル44の初期位置方向への付勢力をリンク46に付与可能に構成されている。
【0045】
なお、このリンク46は、たとえば、シートクッション14の左右側部に配されたサイドフレーム等に枢着されるとともに、前出の下限ストッパ52、係止片56、およびリンクの回動上限位置を規定する後述の上限ストッパ58は、このサイドフレーム等に一体に突設されるものとする。
【0046】
このベルトバックル44は、たとえば、作動プレート22の回動に連動される可動部材に対し、連結手段60を介して連動可能に連結されている。
【0047】
この連結手段60として、たとえば、ベルトバックル44との一体的な軸線移動の可能な、有可撓性のケーブルワイヤが利用できる。そして、このケーブルワイヤ(連結手段)60の一端60aが、リンク46の下部片46bにねじ止め等のもとで連結、枢着されるとともに、このケーブルワイヤの他端60bが、作動プレートとの連動部材、たとえば支持アームの係合ピン20に、連結具62を介して、その牽引方向への連動を可能に連結されている。
【0048】
なお、このケーブルワイヤ60の外装各端部は、ブラケット64を介してサイドフレーム、およびベースプレート16等に係止されている。
【0049】
この実施の形態においては、連結具62が、たとえば、その内部での係合ピン20の摺動を可能とする長孔66を有した長手リングとして具体化されている。そして、この長手リング(連結具)62は、図1に示すように、作動プレート22の回動上限位置での係合ピン20を下方に牽引可能に、この係合ピンに対して引っ掛けられる。
【0050】
図1に実線で示す位置が、リターンばね50からの付勢力のもとで付勢、保持されたベルトバックル44の初期位置であり、サブマリン規制部材12が待機位置にあるシートの通常状態においては、作動プレート22がその回動上限位置に付勢、保持されているため、図示のように、引掛片62の上部が、この係合ピンに掛かる状態にある。
【0051】
なお、リターンばね50の付勢力としては、通常時、たとえば通常の走行時における急停車や急加速等での前方慣性力に十分に抗する力が要求される。つまり、衝突等の緊急時に発生する過大な前方慣性力の作用時においてのみベルトバックル44を移動可能とする力として、このリターンばね50の付勢力は設定される。
【0052】
たとえば、衝突等の緊急時、着座者の慣性前方移動のもとでシートベルト、ひいてはベルトバックル44が矢印で示すような前方斜め上方に引っ張られると、これに伴うリンク46の回動のもとで、係合ピン20、および作動プレート22は、その下方に牽引される。
【0053】
なお、作動プレート22に付与される引張ばね30からの付勢力は、この作動プレートを回動上限位置、および回動下限位置にそれぞれ保持可能とする程度の付勢力であれば足りるため、ベルトバックル44のためのリターンばね50の付勢力より、通常は十分に小さく設定される。つまり、リターンばね50の付勢力に抗してベルトバックル44を引っ張る過大な前方慣性力であれば、作動プレート22は引張ばね30の付勢力に抗してその下方に付勢されることになる。
【0054】
そして、ベルトバックル44の移動に伴って作動プレート22が下方に回動し、その回動位置が引張ばね30のデッドポイントを下方に超えると、作動プレートは、この引張ばねの下方付勢力のもとで、ベルトバックルによる牽引とは無関係に自力で下方に回動されることになり、この作動プレートの自力回動のもとで、サブマリン規制部材12は着座者の尻部の前方移動を規制可能とするその作動後位置(規制位置)に強制的に移動される(図2参照)。
【0055】
つまり、この発明におけるベルトバックル44の移動範囲(ストローク)は、作動プレート22の回動上限位置から引張ばね30のデッドポイントを下方に超える位置までで足り、図1に実線で示すベルトバックルの位置と一点鎖線で示す位置とを比較するとわかるように、そのストロークは十分に小さく抑えられる。
【0056】
なお、このベルトバックル44のストロークは、前出の下限ストッパ56、および上限ストッパ58によるリンク46に対する回動規制のもとで規定される。
【0057】
このように、ベルトバックル44の牽引に連動してその規制位置に移動したサブマリン規制部材12は、ガイド孔24の作動後保持部24bによる係合ピン20の移動規制のもとで固定的に保持されるため、この固定的なサブマリン規制部材による移動規制により、着座者尻部の前方移動、つまりサブマリン移動は確実に防止可能となる。
【0058】
上記のように、この発明の車両用シート構造10においては、連動する作動プレート22、および支持アーム18を、シートクッション内部においてその適当範囲内で回動、揺動可能に配設、支持するとともに、これらの回動、あるいは揺動を、ケーブルワイヤ60によりベルトバックル44の移動に連動させれば足りるため、その構成の複雑化が十分に抑制される。
【0059】
そして、シートクッション14を前方にスライドさせることなく、サブマリン規制部材12の移動のみによって着座者尻部のサブマリン移動を規制、阻止する構成であるため、その大型化も十分に防止可能となる。
【0060】
さらに、サブマリン規制部材12をその作動後位置に固定的に保持する構成であるため、ベルトバックル44に対する着座者からの牽引力が弱まっても、サブマリン規制部材はその作動後位置、つまりは規制位置に固定的に残される。従って、ベルトバックル44の牽引を伴わない尻部のみの二次的な前方移動、たとえばリバウンド等に対しても十分に対応可能となる。
【0061】
また、前方へのシートクッション14のスライドを伴わない構成であるため、シートクッション自体の前後位置を変えることなく、着座者尻部のサブマリン移動を規制することが可能となる。つまり、着座者自体がシート前方にあるステアリングやインパネ等に必要以上に接近することを防止できるため、この点においてもその安全性が一層向上される。
【0062】
そして、この発明においては、単一の引張ばね30の付勢力を、そのデッドポイントの利用により上方付勢力、および下方付勢力として振り分けて利用しているため、この点においても、その構成の複雑化が確実に防止可能となる。
【0063】
また、この発明においては、サブマリン規制部材12が、作動プレート22に付与された引張ばね30の付勢力、およびガイド孔の作動後保持部24bの形状のもとでその作動後位置(規制位置)に保持されているにすぎないため、作動プレートを引張ばねの付勢力に抗して強制的に上方移動させることで、サブマリン規制部材をその作動後位置から待機位置に戻すことも可能となる。つまり、サブマリン規制部材12をその作動後位置に固定的に保持する構成であっても、ガイド孔24の形状をこの実施の形態での形状とすることで、その再生作業の簡単化も十分に可能となる。
【0064】
このように、この発明の車両用シート構造10は、簡単な構成であるにも拘らず、その機能性、および作動性能にも優れている。従って、この発明の車両用シート構造10は、実用性の点において優れているということができる。
【0065】
ここで、この発明の実施の形態においては、長手リング62を介して、ケーブルワイヤの対応端部60bを係合ピン20に連結しているが、これはベルトバックル44のストロークとは無関係に作動プレート22を移動させるための措置であるため、たとえば、この作動プレートの回動上限位置からその回動下限位置までの全回動範囲に、ベルトバックルのストロークを一致させる構成であれば、このような長手リングを用いることなく、ケーブルワイヤの対応端部を係合ピン、あるいは作動プレートに直接的に連結してもよい。
【0066】
しかしながら、引張ばね30の付勢力のもとで作動プレート22の回動されるこの発明においては、引張ばねのデッドポイントを下方に超える位置まで、作動プレートを下方回動させれば足り、ベルトバックル44のストロークは、この、引張ばねのデッドポイントを下方に超える位置まであればよいため、この実施の形態における構成によれば、ベルトバックルのストロークの抑制化が十分にはかられる。
【0067】
このようにベルトバックル44のストロークが抑えられれば、前方慣性力の作用時、シートベルトが必要以上に伸びる、つまり着座者が過剰に前方移動する、ということがないため、この点においても、その安全性が一層向上される。
【0068】
さらに、ベルトバックル44の移動によりシートベルトが対応量伸びたとしても、この構成であれば、その量は、作動プレート22の全回動範囲に一致させた場合に比較して僅かとなる。そして、ベルトバックル44のためのリターンばね50の付勢力が比較的大きいとはいえ、この付勢力のもとで戻されるベルトバックルの量は十分に小さいため、着座者に与えられる二次的な衝撃は十分に抑えられることから、この点からも、その安全性は十分に高く確保可能となる。
【0069】
なお、この発明の実施の形態においては、このベルトバックル44を、リターンばね50の付勢力のもとでその初期位置に戻している。このような構成によれば、たとえシートベルトがベルトバックル44の移動のもとで一旦伸びたとしても、このベルトバックルの位置は初期位置に瞬時に戻され、なおかつ、その初期位置での保持力は、リターンばね50の持つ付勢力であることから、リバウンド等にも十分対応可能なシートベルトの初期状態が円滑に確保可能となる。従って、この点においても、その安全性が一層向上される。
【0070】
また、この発明の実施の形態においては、ベルトバックル44をリンク46によって支持しているが、このベルトバックルは、シートベルトでの牽引のもとで移動可能であれば足りるため、これに限定されず、たとえば、リンク等を用いることなく、直線的な移動を可能にガイドレール等によって支持する構成としてもよい。
【0071】
しかしながら、この実施の形態のようなリンク46を利用すれば、ベルトバックル44の移動量を増幅してケーブルワイヤの対応端60a、つまりは作動プレート22に伝達することが容易に可能となるため、ベルトバックルの移動量を抑制する場合においては、このような構成が有効であるといえる。
【0072】
また、この実施の形態においては、連結手段としてケーブルワイヤ60を例示しているが、ベルトバックル44の移動を作動プレート22に伝達し連動させれば足りるため、これに限定されるものではない。
【0073】
さらに、この実施の形態においては、シートベルト部材としてベルトバックル44を例示しているが、着座者の前方慣性移動により牽引される部材であれば足りるため、シートベルトの他の構成部材をここでいうシートベルト部材として利用してもよい。しかし、ベルトバックル44が通常、シートクッション14の後部側端等に一体的に設けられることを考えれば、その構成の複雑化等を招くことなく利用可能となることから、その利用性は十分に高いといえる。
【0074】
また、この実施の形態においては、引張ばね30として引張コイルばねを例示しているが、デッドポイントを規定しつつ、作動プレート22に回動付勢力を付与可能とすれば足りるため、これに限定されず、他の引張系のばね部材を、この引張ばねとして利用してもよい。
【0075】
しかしながら、引張コイルばねを引張ばね30として利用すれば、その簡単な構成にもかかわらず、作動プレート22に適切な付勢力を付与することが十分に可能となるとともに、デッドポイントの明確な規定も容易に可能となる。
【0076】
ここで、この実施の形態においては、この引張ばね30のデッドポイントが、作動プレート22の全回動範囲の、回動上限位置寄りに規定されている。このような構成によれば、回動上限位置からデッドポイントまでの作動プレート22の回動量が十分に抑制されるため、サブマリン規制部材12の移動に要するベルトバックル44の移動量がこの点においても十分に抑制可能となる。
【0077】
上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、この発明を何等限定するものでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
【0078】
【発明の効果】
上記のように、この発明に係る車両用シート構造によれば、連動する作動プレート、および支持アームを、シートクッション内部においてその適当範囲内で回動、揺動可能に配設、支持するとともに、これらの回動、あるいは揺動を、連結手段によりシートベルト部材の移動に連動させれば足りるため、その構成の複雑化が十分に抑制されるとともに、その大型化も十分に防止可能となる。
【0079】
そして、サブマリン規制部材をその作動後位置に固定的に保持する構成であるため、シートベルト部材に対する着座者からの牽引力が弱まっても、サブマリン規制部材はその作動後位置、つまりは規制位置に固定的に残される。従って、着座者尻部の二次的な移動に対しても十分に対応可能なサブマリン対策が、この発明によれば容易に提供可能となる。
【0080】
また、前方へのシートクッションのスライドを伴わない構成であるため、着座者自体がシート前方にあるステアリングやインパネ等に必要以上に接近することを防止することが十分に可能となる。従って、その安全性が一層向上される。
【0081】
そして、単一の引張ばねの付勢力を、そのデッドポイントの利用により上方付勢力、および下方付勢力として振り分けて利用しているため、この点においても、その構成の複雑化が確実に防止可能となる。
【0082】
また、作動プレートに付与された引張ばねの付勢力、および係合ピンの挿入配置されたガイド孔の形状のもとで、サブマリン規制部材をその作動後位置に固定的に保持するにすぎないため、作動プレートを、引張ばねの付勢力に抗して強制的に上方移動させることで、サブマリン規制部材をその作動後位置から待機位置に戻すことも可能となる。つまり、サブマリン規制部材をその作動後位置に固定的に保持する構成であっても、その再生作業の簡単化が十分に可能となる。
【0083】
このように、この発明の車両用シート構造は、簡単な構成であるにも拘らず、その機能性、および作動性能にも優れている。従って、この発明の車両用シート構造は、実用性の点において優れているということができる。
【0084】
また、この発明の請求項2の構成によれば、ガイド孔の形状が明確に具体化されているため、作動プレートの各位置での係合ピンの動作が適正に得られる。
【0085】
さらに、この発明の請求項3の構成によれば、その簡単な構成にもかかわらず、作動プレートに適切な付勢力を付与することが十分に可能となるとともに、デッドポイントの明確な規定も容易に可能となる。
【0086】
そして、この引張ばねのデッドポイントを、作動プレートの全回動範囲の回動上限位置寄りに規定することで、回動上限位置からデッドポイントまでの作動プレートの回動量が十分に抑制されるため、サブマリン規制部材の移動に要するシートベルト部材の移動量が十分に抑制可能となる。
【0087】
また、この発明の請求項4の構成によれば、サブマリン規制部材の移動に要するシートベルト部材のストロークが十分に抑制できる。そして、シートベルト部材のストロークが抑えられれば、前方慣性力の作用時、シートベルトが必要以上に伸びる、つまり着座者が過剰に前方移動する、ということがないため、この点においても、その安全性が一層向上される。
【0088】
さらに、シートベルト部材をリターンばねの付勢力のもとで初期位置に戻すため、リバウンド等にも十分対応可能となり、この点においても、その安全性が一層向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】作動前における、この発明に係る車両用シート構造の概略側面図である。
【図2】作動後における、車両用シート構造の概略側面図である。
【符号の説明】
10 車両用シート構造
12 サブマリン規制部材
18 支持アーム
20 係合ピン
22 作動プレート
24 ガイド孔
30 引張ばね(引張コイルばね)
44 ベルトバックル(シートベルト部材)[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle seat structure capable of appropriately preventing a submarine movement of a seated person's buttocks caused by a collision or the like, and in particular, a vehicle seat structure in which a movable submarine regulating member is provided in a front portion of a seat cushion. About.
[0002]
[Prior art]
For example, when a vehicle suddenly decelerates or stops, a seated person attempts to move forward under the inertia force. Such a forward inertial movement of the human body is caused by a seat that appropriately restrains the upper body of the seated person. Usually blocked by a belt. However, especially when an excessive forward inertia force occurs at the time of a collision or the like, a butt-slip phenomenon in which the seated part of the occupant moves forward while sinking in the seat cushion, a so-called submarine phenomenon, may occur. Prevention of the submarine phenomenon has been cited as one of the issues in vehicle seats.
[0003]
As a configuration for restricting the forward movement of the occupant's buttocks (submarine movement), as a so-called submarine countermeasure, a regulating member (submarine regulating member) for regulating the forward movement of the buttocks is provided inside the front portion of the seat cushion or the like. It is generally known that However, since the submarine restricting member is required to have rigidity enough to withstand an excessive load (submarine load) during the movement of the submarine, the submarine restricting member is usually seated under a fixed arrangement. There is a possibility that the occupant at the time may feel uncomfortable, uncomfortable, etc. due to the reduced cushioning property.
[0004]
Therefore, as a configuration that does not cause discomfort or the like to the occupant, for example, in a normal state, the submarine regulating member is made to stand by at a lower position, and when a collision or the like occurs, the submarine regulating member is moved on the moving path of the buttocks (on the submarine orbit). ), That is, a so-called movable type.
[0005]
As the movable structure, for example, a structure disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-81466 in which a submarine regulating member is moved on an upper submarine track by inflation of an airbag serving as a driving member, or a load applied to a seat belt A configuration disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-2345, in which a submarine regulating member is moved on an upper submarine orbit in conjunction with a submarine orbit, is known.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The so-called airbag drive type disclosed in the former Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 7-81466 discloses that a plate material serving as a submarine regulating member is tilted backward by inflation of an airbag accompanying detection of an impact or the like. By lifting and holding the front portion of the seat cushion, the movement of the submarine at the buttocks of the seated occupant is prevented, so that the operation reliability and functionality are sufficiently high. . However, since a sensor for detecting an impact or the like at the time of a collision and a driving means such as an inflator for inflating an airbag are required, an increase in cost due to the complicated configuration is unavoidable. An increase in the weight of the sheet due to the constituent members is inevitable.
[0007]
Furthermore, in the configuration using such an airbag, it is difficult to regenerate the airbag after the operation, and replacement work is required each time. Therefore, in the airbag driven type, the regeneration operation is complicated. It cannot be denied that there will be an increase in the cost of recycling.
[0008]
On the other hand, the so-called seat belt interlocking type disclosed in the above-mentioned Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-2345 uses the pulling of the seat belt by the forward inertial movement of the occupant as a driving source, and the belt by the seat belt is used. Since the submarine regulating member is raised on the submarine track of the buttocks by the traction force of the buckle, when compared with the configuration disclosed in the former JP-A-7-81466, driving means such as an airbag and an inflator are used. In terms of eliminating the need, the cost and weight can be reduced sufficiently. Further, after the impact is calmed down, the submarine regulating member is forcibly returned to its initial position under the biasing force of the return spring or the like, so that the complication of the regenerating operation can be sufficiently prevented.
[0009]
By the way, in the configuration disclosed in JP-A-2002-2345, the seat is slidably supported on its mounting base such as a seat slide device, and the seat is slid forward with respect to this mounting base. The submarine regulating member is moved upward.
[0010]
Therefore, the configuration itself is inevitably increased in size, and the configuration is liable to be complicated.
[0011]
Since the seat itself is moved, the seat is located forward of the seating position before the occurrence of the impact during the operation. That is, since the driver may approach the steering wheel, instrument panel, and the like located in front of the seat by himself / herself, in some cases, it cannot be denied that the safety is poor.
[0012]
Further, in this configuration, since the forward movement of the seat during normal operation must be regulated, the seat is moved to the initial position under a strong urging force corresponding to an excessive forward inertia force at the time of a collision or the like. It is easy to predict the momentum and retention. Then, when the forward inertial force acting on the seat is weakened, the seat is forcibly returned to the initial position under this urging force, but assuming that this urging force is strong, the seat is moved to the initial position. Since it is easy to imagine the occurrence of a secondary impact at the time of return of the vehicle, the reduction of safety in such a point cannot be denied in this known configuration.
[0013]
In addition, in this known configuration, since the elevation of the submarine regulating member is merely linked to the forward movement of the seat, when the inertial force acting on the seat weakens, the submarine regulating member is naturally returned downward. Become. In other words, even if the submarine regulating member rises momentarily under the movement of the submarine at the buttocks bottom, the continuation of the ascending position depends on the forward inertial force of the occupant. Depending on the state of transmission, it is undeniable that the movement of the submarine restricting member may not be sufficiently restricted.
[0014]
An object of the present invention is to provide a vehicle seat structure capable of appropriately preventing the submarine movement of the buttocks of the occupant without complicating the configuration.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, in the vehicle seat structure according to the first aspect of the present invention, the submarine regulating member extending in the width direction of the seat cushion extends between the lower standby position and the upper post-operation position. The rear arm of the support arm, which is movably mounted between the forearms of a pair of left and right swingable support arms pivotally mounted at the intermediate position, is fixed, and has an integral engagement pin. The end base is pivotally connected to a rotatable operating plate, which is pivotally mounted, with an engaging pin inserted into a corresponding guide hole provided at a front end thereof.
[0016]
Further, the urging force of the tension spring is applied to the operation plate, and the rotation range of the operation plate is defined by the upper limit stopper and the lower limit stopper as a range including the dead point of the tension spring. The upper and lower urging forces can be distributed around the dead point, and the seat belt member that can be towed by the excessive forward inertia force at the time of the collision matches the standby position of the submarine regulating member. The operation plate at the upper movement limit position is connected to the corresponding movable member via a predetermined connection means so that the operation plate can be pulled in the direction of the lower rotation limit position.
[0017]
Then, when the seat belt member is pulled under the forward inertia force and the operating plate interlocked with the seat belt member is rotated downward beyond the dead point of the tension spring, the swing of the supporting arm causes the submarine to rotate. The restricting member is moved to the post-operation position where the movement of the submarine of the occupant's buttocks can be restricted, and the engagement and holding of the engagement pin by the post-operation holding portion defined in the guide hole allows the submarine restricting member to be moved. , And can be fixedly locked and held in a position after the operation.
[0018]
According to a second aspect of the present invention, the guide hole of the operation plate is generally formed as a meandering elongated hole in which the engagement pin is movable, and the end of the hole is provided with the submarine regulating member in the standby position. , And a post-operation holding unit that holds the submarine regulating member at its post-operation position. Then, the standby position holding unit guarantees a deviation of the rotation trajectory between the operation plate and the support arm, thereby rotating the operation plate downward from the rotation upper limit position and swinging the support arm accordingly. On the other hand, the post-operation holding portion utilizes the deviation of the rotation trajectory to allow the operation plate to rotate upward from the rotation lower limit position, and It is defined and formed in a shape that can regulate the swing of the supporting arm that accompanies it.
[0019]
Further, according to a third aspect of the present invention, there is provided a tension coil spring which is installed and stretched between the operating plate and a predetermined locking piece disposed at a position rearward of the rear end pivot point of the operating plate. The dead point is defined closer to the rotation upper limit position than the rotation upper limit position and the intermediate position between the rotation lower limit position.
[0020]
According to a fourth aspect of the present invention, the seat belt member is urged and held to its initial position under the urging force of the return spring, and the movable member interlocked with the rotation of the operation plate is provided with the seat belt member. As a connecting means for operatively connecting the cable arm, a flexible cable wire capable of moving integrally with the seat belt member is used, and as a movable member to which the cable wire is connected, a support member is provided. An arm engagement pin is utilized.
[0021]
A corresponding end of the cable wire is connected to an engaging pin of the rear arm of the support arm via a connecting tool, and the connecting tool allows the engaging pin to slide inside the connecting pin. It is formed as a longitudinal ring with holes.
[0022]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0023]
As shown in FIGS. 1 and 2, in a
[0024]
Since the shape and structure of the
[0025]
For example, a pair of left and
[0026]
The
[0027]
A biasing force from a
[0028]
As the
[0029]
In the present invention, the rotation range of the operation plate 22 is defined as a range including a dead point of the tension spring (tensile coil spring) 30 that applies a biasing force in the rotation direction to the operation plate. And the
[0030]
Here, the dead point of the
[0031]
Here, the dead point of the
[0032]
That is, in this configuration, it is possible to apply the urging force in each rotation direction to the operating plate 22 by the
[0033]
The
[0034]
Further, it is desirable that the dead point of the
[0035]
By the way, as described above, in the present invention, the operating plate 22 to which the urging force from the
[0036]
Here, in the present invention, the rotation upper limit position of the operation plate 22 defined by the
[0037]
In addition, the standby position of the
[0038]
The
[0039]
As can be seen from FIG. 1, when the operation plate 22 is at the upper rotation limit position, the
[0040]
Here, the actuation plate 22 is rotated against the urging force of the
[0041]
As shown in FIG. 2, the operating plate 22 is urged and held at its lower rotation limit position under engagement with the
[0042]
Here, in the present invention, as an external force for forcibly rotating the operation plate 22 below the rotation upper limit position, in the present invention, a component (seat) of a seat belt that restricts forward movement of a seated person in an emergency such as a collision. The force (forward inertia force) from the belt member) is used. In the embodiment of the present invention, a buckle (belt buckle) 44 to which a tongue (not shown) of a seat belt is attached is exemplified as the seat belt member.
[0043]
The belt buckle (seat belt member) 44 is connected and supported via a
[0044]
The fulcrum of the
[0045]
The
[0046]
The belt buckle 44 is operably connected to a movable member that is interlocked with the rotation of the operation plate 22 via a connecting
[0047]
As the connecting
[0048]
Each end of the
[0049]
In this embodiment, the connecting
[0050]
The position shown by the solid line in FIG. 1 is the initial position of the belt buckle 44 urged and held under the urging force from the
[0051]
Note that the urging force of the
[0052]
For example, in the event of an emergency such as a collision, if the seat belt and, consequently, the belt buckle 44 are pulled obliquely upward and forward as indicated by the arrow under the inertial forward movement of the seated person, the
[0053]
The urging force from the
[0054]
When the operation plate 22 pivots downward with the movement of the belt buckle 44 and the rotational position exceeds the dead point of the
[0055]
In other words, the movement range (stroke) of the belt buckle 44 in the present invention is sufficient from the rotation upper limit position of the operation plate 22 to a position below the dead point of the
[0056]
Note that the stroke of the belt buckle 44 is defined under the rotation restriction on the
[0057]
In this way, the
[0058]
As described above, in the
[0059]
And since it is the structure which restricts and prevents the submarine movement of the seated person's buttocks only by the movement of the
[0060]
Furthermore, since the configuration is such that the
[0061]
In addition, since the
[0062]
In the present invention, since the urging force of the
[0063]
Further, in the present invention, the
[0064]
As described above, the
[0065]
Here, in the embodiment of the present invention, the
[0066]
However, in the present invention in which the operation plate 22 is rotated under the urging force of the
[0067]
If the stroke of the belt buckle 44 is suppressed in this manner, the seat belt does not extend more than necessary when the forward inertia force is applied, that is, the seated person does not move excessively forward. Safety is further improved.
[0068]
Furthermore, even if the seat belt is extended by a corresponding amount due to the movement of the belt buckle 44, the amount of this configuration is slightly smaller than that in the case where the entire rotation range of the operation plate 22 is matched. Although the urging force of the
[0069]
In the embodiment of the present invention, the belt buckle 44 is returned to its initial position under the urging force of the
[0070]
Further, in the embodiment of the present invention, the belt buckle 44 is supported by the
[0071]
However, if the
[0072]
Further, in this embodiment, the
[0073]
Further, in the present embodiment, the belt buckle 44 is illustrated as the seat belt member, but any other member that is towed by the forward inertial movement of the occupant is sufficient. It may be used as a seat belt member. However, considering that the belt buckle 44 is generally provided integrally with the rear end of the
[0074]
Further, in this embodiment, a tension coil spring is exemplified as the
[0075]
However, if a tension coil spring is used as the
[0076]
Here, in this embodiment, the dead point of the
[0077]
The embodiments described above are for explaining the present invention, and do not limit the present invention in any way, and all modifications and alterations within the technical scope of the present invention are included in the present invention. Needless to say.
[0078]
【The invention's effect】
As described above, according to the vehicle seat structure according to the present invention, the interlocking operation plate and the support arm are arranged and supported so as to be pivotable and swingable within an appropriate range within the seat cushion, It is sufficient that these rotations or swings are linked to the movement of the seat belt member by the connecting means, so that the configuration is not sufficiently complicated and the size thereof can be sufficiently prevented.
[0079]
Since the submarine regulating member is fixedly held at the post-operation position, even if the traction force from the occupant to the seat belt member is weakened, the submarine regulating member is fixed at the post-operation position, that is, the regulation position. Is left. Therefore, according to the present invention, it is possible to easily provide a submarine countermeasure that can sufficiently cope with the secondary movement of the buttocks of the seated person.
[0080]
Further, since the seat cushion does not slide forward, it is possible to sufficiently prevent the occupant from approaching the steering, instrument panel, and the like in front of the seat more than necessary. Therefore, the safety is further improved.
[0081]
In addition, since the urging force of a single tension spring is distributed and used as an upper urging force and a lower urging force by using the dead point, it is possible to reliably prevent the configuration from being complicated even in this point. It becomes.
[0082]
Further, under the biasing force of the tension spring applied to the operation plate and the shape of the guide hole in which the engaging pin is inserted and arranged, the submarine regulating member is only fixedly held at the post-operation position. By forcibly moving the operation plate upward against the urging force of the tension spring, the submarine regulating member can be returned from the post-operation position to the standby position. That is, even if the submarine regulating member is fixedly held at the post-operation position, the regeneration operation can be sufficiently simplified.
[0083]
As described above, the vehicle seat structure of the present invention is excellent in functionality and operation performance despite its simple configuration. Therefore, it can be said that the vehicle seat structure of the present invention is excellent in practicality.
[0084]
According to the configuration of the second aspect of the present invention, since the shape of the guide hole is clearly embodied, the operation of the engagement pin at each position of the operation plate can be properly obtained.
[0085]
Further, according to the third aspect of the present invention, it is possible to sufficiently apply an appropriate urging force to the operation plate despite the simple configuration, and it is also easy to clearly define the dead point. Becomes possible.
[0086]
And, by defining the dead point of the tension spring near the rotation upper limit position of the entire rotation range of the operation plate, the rotation amount of the operation plate from the rotation upper limit position to the dead point is sufficiently suppressed. In addition, the amount of movement of the seat belt member required for moving the submarine regulating member can be sufficiently suppressed.
[0087]
Further, according to the configuration of claim 4 of the present invention, the stroke of the seat belt member required for moving the submarine regulating member can be sufficiently suppressed. If the stroke of the seatbelt member is suppressed, the seatbelt does not extend more than necessary when the inertia force is applied, that is, the occupant does not move forward excessively. The performance is further improved.
[0088]
Further, since the seat belt member is returned to the initial position under the urging force of the return spring, it is possible to sufficiently cope with rebound and the like, and in this respect, its safety is further improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic side view of a vehicle seat structure according to the present invention before operation.
FIG. 2 is a schematic side view of the vehicle seat structure after operation.
[Explanation of symbols]
10 Vehicle seat structure
12 Submarine regulation members
18 Support arm
20 Engagement pin
22 Working plate
24 Guide holes
30 Tension spring (Tension coil spring)
44 Belt buckle (seat belt member)
Claims (4)
シートクッションの左右幅方向に延びるサブマリン規制部材が、下方の待機位置と上方の作動後位置との間を移動可能に、その中間位置の枢着された、左右一対の揺動自在な支持アームの前腕間に架設、固定されるとともに、係合ピンを一体的に持つこの支持アームの後腕が、その後端基部の枢着された回動自在な作動プレートに対し、その前端部に設けられた対応するガイド孔への係合ピンの挿入配置のもとで連動可能に連結され、
引張ばねの付勢力を作動プレートに付与し、この作動プレートの回動範囲を、引張ばねのデッドポイントを含む範囲として上限ストッパ、および下限ストッパにより規定することで、その付勢力を作動プレートに対する上方付勢力、および下方付勢力としてデッドポイントを境に振り分け可能とするとともに、衝突時の過大な前方慣性力による牽引移動の可能なシートベルト部材が、サブマリン規制部材の待機位置に一致する回動上限位置の作動プレートをその回動下限位置方向に牽引可能に、対応する可動部材に対し、所定の連結手段を介して連動可能に連結され、
シートベルト部材が前方慣性力のもとで牽引され、かつ、これに連動する作動プレートが引張ばねのデッドポイントを超えて下方回動したとき、これに伴う支持アームの揺動により、サブマリン規制部材を、着座者尻部のサブマリン移動を規制可能とする作動後位置に移動させるとともに、ガイド孔に規定された作動後保持部による係合ピンの係合、保持により、このサブマリン規制部材を、その作動後位置に固定的に係止、保持可能としたことを特徴とする車両用シート構造。In the vehicle seat structure in which a submarine regulating member is installed inside the front of the seat cushion,
A submarine regulating member extending in the left-right width direction of the seat cushion is movable between a lower standby position and an upper post-operation position. A rear arm of the support arm, which is erected and fixed between the forearms and integrally has an engagement pin, is provided at the front end of a rotatable operating plate pivotally attached to the rear end base. It is connected to be able to interlock under the insertion arrangement of the engaging pin into the corresponding guide hole,
The urging force of the tension spring is applied to the operation plate, and the rotation range of the operation plate is defined by the upper limit stopper and the lower limit stopper as a range including the dead point of the tension spring. The upper limit of the rotation that the seat belt member that can be distributed around the dead point as the urging force and the lower urging force and that can be towed by excessive forward inertia force at the time of collision matches the standby position of the submarine regulating member The operation plate at the position can be pulled in the direction of the lower rotation limit position, and connected to the corresponding movable member via a predetermined connection means so as to be interlocked,
When the seatbelt member is pulled under the forward inertial force and the operating plate interlocking with the seatbelt member is rotated downward beyond the dead point of the tension spring, the swing of the supporting arm causes the submarine regulating member. Is moved to the post-operation position where the movement of the submarine of the seated occupant can be restricted, and the submarine restriction member is moved by engaging and holding the engagement pin by the post-operation holding portion defined in the guide hole. A vehicle seat structure characterized in that it can be fixedly locked and held at a position after operation.
その待機位置保持部が、作動プレートと支持アームとの回動軌跡のずれを保障することで、回動上限位置からの作動プレートの下方回動、およびこれに伴った支持アームの揺動を保障可能とする形状に規定、形成されるとともに、他方、作動後保持部が、この回動軌跡のずれを利用することで、回動下限位置からの作動プレートの上方回動、およびこれに伴った支持アームの揺動を規制可能とする形状に規定、形成された請求項1記載の車両用シート構造。The guide hole of the operation plate is formed as a meandering elongated hole in which the engagement pin is movable, and the end of the hole has a standby position holding portion that holds the submarine restriction member at the standby position, and a submarine restriction. A post-actuation holding part for holding the member in its post-actuation position,
The standby position holding section guarantees a deviation of the rotation trajectory between the operation plate and the support arm, thereby guaranteeing downward rotation of the operation plate from the rotation upper limit position and swinging of the support arm accompanying the rotation. In addition to being defined and formed in a shape that allows the operation plate, the post-operation holding portion utilizes the deviation of the rotation locus, thereby causing the operation plate to rotate upward from the rotation lower limit position and to accompany this. 2. The vehicle seat structure according to claim 1, wherein the vehicle seat structure is defined and formed in a shape capable of restricting the swing of the support arm.
作動プレートの回動に連動する可動部材にこのシートベルト部材を連結する連結手段として、シートベルト部材との一体的な軸線移動の可能な、有可撓性のケーブルワイヤが利用されるとともに、ケーブルワイヤの連結される可動部材として、支持アーム後腕の係合ピンが利用され、
このケーブルワイヤの対応端が、支持アーム後腕の係合ピンに、連結具を介して連結されるとともに、この連結具が、その内部での係合ピンの摺動を可能とする長孔を有した長手リングとして形成された請求項1ないし3のいずれか記載の車両用シート構造。The seat belt member is urged and held at its initial position under the urging force of the return spring,
As a connecting means for connecting the seat belt member to a movable member interlocked with the rotation of the operation plate, a flexible cable wire capable of moving integrally with the seat belt member is used, and a flexible cable is used. As a movable member to which the wire is connected, an engagement pin of the rear arm of the support arm is used,
The corresponding end of the cable wire is connected to the engaging pin of the rear arm of the support arm via a connecting tool, and the connecting tool has an elongated hole that allows the engaging pin to slide inside the connecting pin. The vehicle seat structure according to any one of claims 1 to 3, wherein the vehicle seat structure is formed as a longitudinal ring.
Priority Applications (1)
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