JP2004188736A - 電子黒板装置及び電子黒板制御装置 - Google Patents

電子黒板装置及び電子黒板制御装置 Download PDF

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JP2004188736A JP2002358528A JP2002358528A JP2004188736A JP 2004188736 A JP2004188736 A JP 2004188736A JP 2002358528 A JP2002358528 A JP 2002358528A JP 2002358528 A JP2002358528 A JP 2002358528A JP 2004188736 A JP2004188736 A JP 2004188736A
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Abstract

【課題】コンピュータネットワークを介して接続されたコミュニケーションシステムにおいて、利用者のセキュリティ権限を確保しながらコミュニケーションを円滑かつ効率的に行うことができる電子黒板装置及び電子黒板制御装置を提供する。
【解決手段】電子黒板装置1は、電子黒板制御装置3と、タッチパネル付き表示装置4と、電子ペン5とを備えており、電子ペン5による入力情報及び他の電子黒板装置1から受け取る情報を電子黒板制御装置3がタッチパネル付き表示装置4へ表示制御するもので、利用者権限に応じたセキュリティが確保される黒板装置である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータネットワークを用いた分散型のコミュニケーションシステムに利用される電子黒板装置及び電子黒板制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、黒板やホワイトボードに代わり、電子黒板装置が会議、プレゼンテーション、教育などの場で使われるようになってきている。これは、例えば、図7に示すような外観のもので、表示部71の前面にタッチパネル面を配置した入力部72を設け、手書きもしくはタッチペンなどで書き込んだ文字や絵等のビジュアルデータをコンピュータ73上に取り込んで、表示部71に表示するような装置である。このような電子黒板装置においては、予め用意されたテキスト情報もしくは画像情報と入力された手書きの情報とを合成して表示できるようになっているので、会議を効率的に進めることができるとともに、電子的な議事録を作成することが可能となっている。
【0003】
そしてこのような電子黒板装置にさらに通信機能を組み込み、遠隔地間を通信回線で接続することにより、電子会議システムとして利用することも可能となっている。
【0004】
尚、この出願に関連する先行技術文献情報としては、次のものがある。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−43484公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような遠隔地間の電子会議システムを利用して電子会議を行う場合には、会議に参加する利用者全員が同じ情報を共有しながら会議を進めていくことになるため、特定の利用者間だけで特定の情報を共有することはできないという課題がある。例えば、具体的には、ある建設工事に関する案件について施工管理会社、資材供給会社、建設現場の3者が上記電子黒板装置を用いて電子会議を行うような場合、施工管理会社が資材供給会社にはある指示を出したいが、その施工管理会社が電子黒板に書き込んだ指示情報を建設現場には見られたくないという場合があったとしても、上記のような電子会議システムにおいては、その指示情報は建設現場にも伝達されてしまうということになる。
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、コンピュータネットワークを介して接続されたコミュニケーションシステムにおいて、利用者のセキュリティ権限を確保しながらコミュニケーションを円滑かつ効率的に行うことができる電子黒板装置及び電子黒板制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、コンテンツ情報を表示する表示装置と、前記表示装置に表示させる入力情報を受け付ける入力装置と、前記入力情報の前記表示装置への表示制御を行う電子黒板制御装置と、を有する電子黒板装置をコンピュータネットワークを介して複数接続することにより、前記入力情報を相互に通信可能とするコミュニケーションシステムにおける前記電子黒板装置であって、前記電子黒板制御装置は、前記コミュニケーションシステムに共通に用いられる前記コンテンツ情報を記憶している共通情報記憶手段と、複数の前記電子黒板装置それぞれに関して、情報表示の可否レベルを示すセキュリティレベル情報を、前記電子黒板装置を一意に定める識別情報と関連付けて記憶しているセキュリティレベル情報記憶手段と、自己及び他の前記入力装置からの前記入力情報を前記識別情報と対応付けて受け付ける情報受信手段と、前記共通に用いられる前記コンテンツ情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記情報受信手段で受け付けた前記識別情報に関連付いている前記セキュリティレベル情報と自己の前記セキュリティレベル情報との比較に基づいて、前記入力情報の前記表示手段への表示制御を行う表示制御手段と、を有することを要旨とする。
【0009】
ここで、コンテンツとは、電子化された素材をいい、映像、画像、音声、文字、数値情報などの属性及びその媒体を問わず、デジタル化された情報に係わるコンテンツすべてをいう。
【0010】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の発明において、前記情報受信手段は、前記入力情報を複数の前記電子黒板装置ごとにそれぞれ異なるレイヤー情報として記憶し、前記表示制御手段は、前記レイヤー情報及び前記共通に用いられる前記コンテンツ情報を重ね合わせて前記表示手段に表示させることを要旨とする。
【0011】
請求項3記載の本発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記表示制御手段は、自己の前記電子黒板装置に関する前記セキュリティレベル情報のレベルが他の前記電子黒板装置に関する前記セキュリティレベル情報のレベルと同等もしくは高い場合には、前記入力情報を表示させることを要旨とする。
【0012】
請求項4記載の本発明は、請求項1乃至3記載のいずれか1項に記載の発明において、前記入力装置は、前記表示装置の前面にタッチパネル面を配置したタッチパネル入力手段を有することを要旨とする。
【0013】
請求項5記載の本発明は、請求項4記載の発明において、前記タッチパネル入力手段は、自己の前記電子黒板装置と無線により通信可能であり、前記レイヤー及び表示色を選択可能な電子ペンの接触により入力情報を受け付けることを要旨とする。
【0014】
請求項6記載の本発明は、コンテンツ情報を表示する表示装置と、前記表示装置に表示させる入力情報を受け付ける入力装置と、前記入力情報の前記表示装置への表示制御を行う電子黒板制御装置と、を有する電子黒板装置をコンピュータネットワークを介して複数接続することにより、前記入力情報を相互に通信可能とするコミュニケーションシステムにおける前記電子黒板制御装置であって、前記コミュニケーションシステムに共通に用いられる前記コンテンツ情報を記憶している共通情報記憶手段と、複数の前記電子黒板装置それぞれに関して、情報表示の可否レベルを示すセキュリティレベル情報を、前記電子黒板装置を一意に定める識別情報と関連付けて記憶しているセキュリティレベル情報記憶手段と、自己及び他の前記入力装置からの前記入力情報を前記識別情報と対応付けて受け付ける情報受信手段と、前記共通に用いられる前記コンテンツ情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記情報受信手段で受け付けた前記識別情報に関連付いている前記セキュリティレベル情報と自己の前記セキュリティレベル情報との比較に基づいて、前記入力情報の前記表示手段への表示制御を行う表示制御手段と、を有することを要旨とする。
【0015】
請求項7記載の本発明は、請求項6記載の発明において、前記情報受信手段は、前記入力情報を複数の前記電子黒板装置ごとにそれぞれ異なるレイヤー情報として記憶し、前記表示制御手段は、前記レイヤー情報及び前記共通の前記コンテンツ情報を重ね合わせて前記表示手段に表示させることを要旨とする。
【0016】
請求項8記載の本発明は、請求項6又は7記載の発明において、前記表示制御手段は、自己の前記電子黒板装置に関する前記セキュリティレベル情報のレベルが他の前記電子黒板装置に関する前記セキュリティレベル情報のレベルと同等もしくは高い場合には、前記入力情報を表示させることを要旨とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0018】
本発明の実施の形態に係る電子黒板装置1を説明する前に、図2を用いて、電子黒板装置1を用いた電子会議システム100の概念を説明する。尚、図2は、電子黒板に映し出される画像イメージを説明する図であり、画面dis0は討議ベース画面、画面dis1は建設現場p4の画面、画面dis2は資材供給会社p3の画面、画面dis3は設計会社p2の画面、画面dis4は施工管理会社p1の画面である。
【0019】
例えば、ある建設工事に関する案件について施工管理会社p1、設計会社p2、資材供給会社p3、建設現場p4の4者がそれぞれ電子黒板装置1を用いて電子会議を行う場合を考える。ここで、予め設定された各社のセキュリティクラスは、施工管理会社p1がDクラス、設計会社p2がCクラス、資材供給会社p3がBクラス、建設現場p4がAクラスとなっており、セキュリティの程度はA<B<C<Dの順に高くなっていて、高いセキュリティクラスは同等もしくは低いセキュリティクラスの情報を参照することができるようになっていると仮定する。図2によれば、会議のベースとなる討議ベース資料ob0は4者に映し出されているが、その他の4者が書き込む情報は上記セキュリティクラスに従って表示制御されている。例えば、セキュリティクラスBである資材供給会社p3が書いたコメントob2は、施工管理会社p1及び設計会社p2の画面上には映し出されるが、建設現場p4の画面には映し出されない。同様にして、セキュリティクラスがCである設計会社p2は、資材業者p3及び建設現場p4の書き込むコメントob1及びob2は見ることができるが、施工管理会社p1の書いたコメントob4を見ることはできない。このように、本実施の形態に係る電子会議システム100は、電子会議に参加する利用者のセキュリティ権限に応じてやりとりする情報を表示制御することができるコンピュータシステムとなっている。
【0020】
次に、本発明の実施の形態に係る電子黒板装置1について説明する。
【0021】
図1は、本発明の実施の形態に係る電子黒板装置1の構成及び電子会議システム100の構成を説明する図である。電子会議システム100は、複数の電子黒板装置1とコンピュータネットワーク2とから構成されており、これにより、複数の電子黒板装置1が相互に通信可能となり、電子黒板装置1を用いた電子会議が可能となっている。
【0022】
電子黒板装置1は、電子黒板制御装置3と、タッチパネル付き表示装置4と、電子ペン5とを備えており、電子ペン5による入力情報及び他の電子黒板装置1から受け取る情報を電子黒板制御装置3がタッチパネル付き表示装置4へ表示制御するもので、利用者権限に応じたセキュリティが確保される黒板装置である。
【0023】
タッチパネル付き表示装置4は、表示部41(図示せず)の前面にタッチパネル機能を有する入力部42(図示せず)を設けており、該入力部42は、電子ペン5によって書き込まれた情報を電子黒板制御装置3に送信するようになっている。また、電子黒板制御装置3から送信される情報を表示部41に表示するようになっている。
【0024】
電子ペン5は、タッチパネル付表示装置4に対して入力情報を書き込むツールであり、これにより電子黒板装置1は自己の書き込んだ情報の入力が可能となっている。また、電子ペン3は、無線通信機能を備えているため、電子黒板制御装置3と通信可能となっており、これにより、電子ペン5は、自己のペン属性情報d1(電子ペンID、バッファ選択番号、表示色などに関する情報)を送信するようになっている。尚、このペン属性情報d1は予め初期設定されているが、自ら変更して使用することも可能となっている。ここで、電子黒板装置1において使用される電子ペン5は1つであっても、複数であってもよく、複数の場合においては、電子ペン5に設定されたペン属性情報d1のバッファ選択NO、表示色などを重複しないように設定して使用すればよい。これにより、複数の利用者が混同することなく同一の電子黒板装置1に書き込むことが可能となる。
【0025】
電子黒板制御装置3は、電子ペン認識部31、セキュリティ・レベルメイン管理処理部32、タッチパネル入力部33、データ制御部34、ディスプレー・バッファ群35、ディスプレー・バッファ選択制御部36、ネットワーク制御部37及び会議情報記憶部38を備えている。
【0026】
電子ペン認識部31は、現在使用されている電子ペン5を電子ペン5からの無線通信により認識するもので、電子ペンID、バッファ選択番号、表示色などの電子ペン属性情報d1を受信して、セキュリティ・レベルメイン管理処理部32に転送するようになっている。
【0027】
タッチパネル入力部33は、電子ペン5により書き込まれた画像情報d2をタッチパネル付表示装置4の入力部42を介して受信、蓄積し、該画像情報d2をデータ制御部34に転送するものである。
【0028】
ネットワーク制御部37は、コンピュータネットワーク2を介して他の電子黒板装置1から送信された情報d3(他の電子黒板装置1のID、セキュリティレベル、バッファNOなどの属性情報d31及び他の電子黒板装置3に書き込まれた画像情報d32)を受信し、属性情報d31はセキュリティ・レベルメイン管理処理部32に転送し、画像情報d32はデータ制御部34に転送するものである。また、電子ペン5により書き込まれた画像情報d2をデータ制御部34を介して受け取り、コンピュータネットワーク2を介して他の電子黒板装置1に送信するものである。
【0029】
セキュリティ・レベルメイン管理処理部32は、電子黒板制御装置3の中枢となる部分であり、自己及び他の電子黒板装置1のセキュリティ情報を管理、処理するようになっている。ここで、セキュリティ・レベルメイン管理処理部32は、図3に示すような、自己及び他の電子黒板装置1に関するセキュリティ情報d10を記憶しているセキュリティテーブルdb0を備えており、電子ペン認識部31及びネットワーク制御部37から受け取った電子ペン属性情報d1及び属性情報d31に変更があった場合には、セキュリティテーブルdb0を更新するようになっている。
【0030】
そして、セキュリティテーブルdb0に記憶されたセキュリティ情報d10に基づいて、自他のセキュリティレベルの比較を行い、自己の電子黒板装置1のセキュリティレベルが他の電子黒板装置1のセキュリティレベルより高いか同等である場合には、他の電子黒板装置1から送信された画像情報d32を閲覧可能とするもので、その場合には、他の電子黒板装置1に相当するバッファ番号をディスプレー・バッファ選択制御部36に送信するようになっている。
【0031】
会議情報記憶部38は、電子会議で用いられる資料など、電子会議システム100において、会議のベースとなる情報を記憶している記憶域であり、利用者からの指示により選択された会議情報d5がデータ制御部34に転送されるようになっている。尚、会議情報記憶部38に記憶される情報としては、映像、画像、音声、文字、数値情報などの属性及びその媒体を問わず、デジタル化された情報にすべてが含まれる。
【0032】
データ制御部34は、タッチパネル入力部33及びネットワーク制御部37から転送された画像情報d2及びd32を、セキュリティ・レベルメイン管理処理部32に記憶されたバッファ番号に従って、それぞれのディスプレー・バッファ351、…、354に転送するものである。また、会議情報記憶部38に記憶された会議情報d5を、ディスプレー・バッファ350に転送するものである(ディスプレー・バッファ350は討議ベース用バッファとなっている)。
【0033】
ディスプレー・バッファ群35は、複数のディスプレー・バッファ350、351、…、354を備えており、データ制御部34から転送された、自己の電子黒板装置1に書き込まれた画像情報d2、他の電子黒板装置1に書き込まれた画像情報d32及び会議情報d5をそれぞれのディスプレー・バッファ350、351…に記憶するものである。尚、本実施の形態においては、ディスプレー・バッファを5つのレイヤーとして説明するが、6つ以上であってもよいのはもちろんであり、ディスプレー・バッファ(利用者)の数に制限はない。
【0034】
ディスプレー・バッファ選択制御部36は、セキュリティ・レベルメイン管理処理部32から受け取った、閲覧可能となっているバッファ番号及びバッファ番号0を基に、該バッファ番号の画像情報d2,d32,d5のレイヤーを合成して(重ね合わせて)、合成した画像情報d6をタッチパネル付表示装置4に表示させるものである。
【0035】
次に、本発明の実施の形態に係る電子黒板装置1の動作を図4乃至6を用いて説明する。尚、図4は、電子黒板装置1立ち上げ時の電子黒板制御装置3の動作を説明するシーケンス図であり、図5は、電子ペン5により情報入力をした場合の電子黒板制御装置3の動作を説明するシーケンス図であり、図6は、他の電子黒板装置1から入力情報を受信した場合の電子黒板制御装置3の動作を説明するシーケンス図である。
【0036】
(1) 電子黒板装置1立ち上げ時
まず、電子黒板装置1を立ち上げると、電子黒板制御装置3の電子ペン認識部31が、電子ペン5から電子ペン属性情報d1を受信し、該情報d1をセキュリティ・レベルメイン管理処理部32に転送する(ステップS1〜S3)。セキュリティ・レベルメイン管理処理部32では、電子ペン属性情報d1を受信すると、セキュリティテーブルdb0の同一電子ペンIDのバッファ情報d113a、d113b、…を参照して、送信された情報d1が記憶されているバッファ情報d113a、d113b、…と異なる場合には、セキュリティテーブルdb0を更新する(ステップS4、S5)。これは、通常、電子ペン5に記憶されているバッファ番号は1(デフォルト値)となっているが、変更される場合があり、また、複数の電子ペン5を用いる場合を想定したものである。
【0037】
これにより、電子黒板制御装置3は、現在使用されている電子ペン5を認識することができるので、自己の書き込んだ画像情報d2を表示制御することが可能となる。
【0038】
尚、このような電子ペン5の認識は、立ち上げ時だけでなく、定期的な無線通信により、認識するようにしてもよい。
【0039】
(2) 電子ペン5により情報入力した場合
まず、電子ペン5により入力された画像情報d2がタッチパネル付き表示装置4から電子黒板制御装置3のタッチパネル入力部33に送信されるので、タッチパネル入力部33は、該画像情報d2を蓄積し、データ制御部34に転送する(ステップS11〜S13)。
【0040】
次に、データ制御部34は、画像情報d2を受け付けるとともに、セキュリティ・レベルメイン管理処理部32のセキュリティテーブルdb0から自己の電子黒板装置1に関するバッファ番号を取得して、該バッファ番号に従って該当のディスプレー・バッファ351、…、354に画像情報d2を書き込むとともに、ネットワーク制御部34に画像情報d2を転送する(ステップS14〜S18、S20)。
【0041】
これにより、ネットワーク制御部34は、受け取った画像データd2をコンピュータネットワーク2を介して他の電子黒板装置1に送信する(ステップS19)。
【0042】
一方、ディスプレー・バッファ選択制御部36は、セキュリティ・レベルメイン管理処理部32から転送されたバッファ番号を基に、該当のディスプレー・バッファ350、…、354に書き込まれた画像情報d2、d32及び会議情報d5を取り込んで、画像合成し、合成された画像情報d6をタッチパネル付き表示装置4に送信する(ステップS21〜S25)。
【0043】
最後に、タッチパネル付き表示装置4は、送信された画像情報d6を表示部41に表示する(ステップS26)。
【0044】
これにより、自己の電子ペン5が書き込んだ画像情報d2は、自己の電子黒板装置1に表示されるとともに、他の電子黒板装置1にも送信される。
【0045】
(3)他の電子黒板装置1から情報を受信した場合
まず、電子黒板制御装置3のネットワーク制御部37が、他の電子黒板装置1から送信された情報d3を受信し、該情報d3の属性情報d31をセキュリティ・レベルメイン管理部32に、画像情報d32をデータ制御部34に転送する(ステップS31〜S34)。
【0046】
セキュリティ・レベルメイン管理処理部32は、セキュリティテーブルdb0の他の電子黒板装置1に関するセキュリティ情報d12を参照して、転送された属性情報d32が記憶されているd121a,d121b,…と異なる場合には、セキュリティテーブルdb0を更新する(ステップS35)。尚、バッファ番号に関しては、自他の電子黒板装置1のバッファ番号が同一とならないように、優先度を持った一定の規則に従って、調整して更新するようになっている。
【0047】
次に、データ制御部34は、セキュリティ・レベルメイン管理部32のセキュリティテーブルdb0の情報d121a、d121b、…から該当IDのバッファ番号を取得して、該バッファ番号のディスプレー・バッファ351、…354に画像情報d32を書き込む(ステップS36〜S39)。
【0048】
そして、ディスプレー・バッファ選択制御部36は、セキュリティ・レベルメイン管理処理部32から転送されたバッファ番号を基に、該当のディスプレー・バッファ350、…、354に書き込まれた画像情報d2、d32及び会議情報d5を取り込んで、画像合成し、合成された画像情報d6をタッチパネル付き表示装置4に送信する(ステップS40〜S44)。
【0049】
最後に、タッチパネル付き表示装置4は、送信された画像情報d6を表示部41に表示する(ステップS45)。
【0050】
これにより、他の電子黒板装置1に書き込まれた画像情報d32も自己の電子黒板装置1のセキュリティレベルに応じて、自己の電子黒板装置1に表示させることができる。
【0051】
従って、本実施の形態の電子黒板装置1によれば、利用者ごとに設定されたセキュリティレベルに応じて情報のやりとりをしつつ電子会議を行うことができるので、特定の利用者間においても特定の情報を共有させることが可能となり、参加者全員の意思疎通が図れるだけではなく、特定利用者間における意思疎通も図ることができ、以て、円滑かつ効率的に会議を進行させることができる。
【0052】
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、本発明の実施の形態に対して種々の変形や変更を施すことができる。例えば、上記実施の形態の電子黒板装置1においては、電子会議システム100に用いられる場合について説明したが、本発明は電子会議システム100に利用される場合に限定されるものではなく、例えば、遠隔地間における学習システム、その他のコンピュータネットワークを介したコミュニケーションシステムにも適用できる。
【0053】
ここで、学習システムに適用される場合においては、教師及び生徒にそれぞれ電子黒板装置が用意されており、教師が生徒全員に対して出題した問題(共通ベース画面)に対して、生徒が解答を書き込み、これに対して教師が添削をするものである。尚、この学習システムにおいては、教師側のセキュリティレベルが生徒側のセキュリティレベルより高く設定されており、セキュリティレベルが高い者が低い者の情報を見ることができるとともに、低いセキュリティレベルのディスプレー・バッファに情報を書き込むことも可能となっているので、教師が生徒各々のディスプレー・バッファに添削することができ、各生徒は自分が書いた解答に対する添削を確認することができる。このため、本学習システムの教師側の電子黒板装置は、複数のディスプレー・バッファを重ね合わせるのではなく、画面分割して同時に複数のディスプレー・バッファを表示するようになっており、これにより、教師は複数の生徒の解答を同時に見ること及び添削することが可能となる。従って、本学習システムによれば、教師及び生徒が同一の場所にいなくても、個別指導に近い教育指導を行うことができる。
【0054】
尚、上記実施の形態においては、電子ペン5及びタッチパネル付表示装置4を用い情報入力を行ったが、入力方法はこれに限定されるわけではなく、キーボードによる入力などその他の入力方法でもよいのはもちろんである。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、コンピュータネットワークを介して接続されたコミュニケーションシステムにおいて、利用者のセキュリティ権限を確保しながらコミュニケーションを円滑かつ効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電子黒板装置の概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る電子黒板装置を用いた電子会議システムの概念を説明する図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る電子黒板制御装置に記憶されるセキュリティに関する情報を説明する図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る電子黒板装置の装置立ち上げ時の電子黒板制御装置の動作を説明するシーケンス図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る電子黒板装置の電子ペンにより入力処理を行った時の電子黒板制御装置の動作を説明するシーケンス図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る電子黒板。
【図7】従来の電子黒板装置の外観図である。
【符号の説明】
1 電子会議システム
2 コンピュータネットワーク
3 電子黒板制御装置
4 タッチパネル付表示装置
5 電子ペン
31 電子ペン認識部
32 セキュリティ・レベルメイン管理処理部
33 タッチパネル入力部
34 データ制御部
35 ディスプレー・バッファ群
36 ディスプレー・バッファ選択制御部
37 ネットワーク制御部
38 会議情報記憶部
100 電子会議システム
350,351,352,353,354 ディスプレー・バッファ

Claims (8)

  1. コンテンツ情報を表示する表示装置と、前記表示装置に表示させる入力情報を受け付ける入力装置と、前記入力情報の前記表示装置への表示制御を行う電子黒板制御装置と、を有する電子黒板装置をコンピュータネットワークを介して複数接続することにより、前記入力情報を相互に通信可能とするコミュニケーションシステムにおける前記電子黒板装置であって、
    前記電子黒板制御装置は、
    前記コミュニケーションシステムに共通に用いられる前記コンテンツ情報を記憶している共通情報記憶手段と、
    複数の前記電子黒板装置それぞれに関して、情報表示の可否レベルを示すセキュリティレベル情報を、前記電子黒板装置を一意に定める識別情報と関連付けて記憶しているセキュリティレベル情報記憶手段と、
    自己及び他の前記入力装置からの前記入力情報を前記識別情報と対応付けて受け付ける情報受信手段と、
    前記共通に用いられる前記コンテンツ情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記情報受信手段で受け付けた前記識別情報に関連付いている前記セキュリティレベル情報と自己の前記セキュリティレベル情報との比較に基づいて、前記入力情報の前記表示手段への表示制御を行う表示制御手段と、
    を有することを特徴とする電子黒板装置。
  2. 前記情報受信手段は、前記入力情報を複数の前記電子黒板装置ごとにそれぞれ異なるレイヤー情報として記憶し、前記表示制御手段は、前記レイヤー情報及び前記共通に用いられる前記コンテンツ情報を重ね合わせて前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1記載の電子黒板装置。
  3. 前記表示制御手段は、自己の前記電子黒板装置に関する前記セキュリティレベル情報のレベルが他の前記電子黒板装置に関する前記セキュリティレベル情報のレベルと同等もしくは高い場合には、前記入力情報を表示させることを特徴とする請求項1又は2記載の電子黒板装置。
  4. 前記入力装置は、前記表示装置の前面にタッチパネル面を配置したタッチパネル入力手段を有することを特徴とする請求項1乃至3記載のいずれか1項に記載の電子黒板装置。
  5. 前記タッチパネル入力手段は、自己の前記電子黒板装置と無線により通信可能であり、前記レイヤー及び表示色を選択可能な電子ペンの接触により入力情報を受け付けることを特徴とする請求項4記載の電子黒板装置。
  6. コンテンツ情報を表示する表示装置と、前記表示装置に表示させる入力情報を受け付ける入力装置と、前記入力情報の前記表示装置への表示制御を行う電子黒板制御装置と、を有する電子黒板装置をコンピュータネットワークを介して複数接続することにより、前記入力情報を相互に通信可能とするコミュニケーションシステムにおける前記電子黒板制御装置であって、
    前記コミュニケーションシステムに共通に用いられる前記コンテンツ情報を記憶している共通情報記憶手段と、
    複数の前記電子黒板装置それぞれに関して、情報表示の可否レベルを示すセキュリティレベル情報を、前記電子黒板装置を一意に定める識別情報と関連付けて記憶しているセキュリティレベル情報記憶手段と、
    自己及び他の前記入力装置からの前記入力情報を前記識別情報と対応付けて受け付ける情報受信手段と、
    前記共通に用いられる前記コンテンツ情報を前記表示手段に表示させるとともに、前記情報受信手段で受け付けた前記識別情報に関連付いている前記セキュリティレベル情報と自己の前記セキュリティレベル情報との比較に基づいて、前記入力情報の前記表示手段への表示制御を行う表示制御手段と、
    を有することを特徴とする電子黒板制御装置。
  7. 前記情報受信手段は、前記入力情報を複数の前記電子黒板装置ごとにそれぞれ異なるレイヤー情報として記憶し、前記表示制御手段は、前記レイヤー情報及び前記共通の前記コンテンツ情報を重ね合わせて前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項6記載の電子黒板制御装置。
  8. 前記表示制御手段は、自己の前記電子黒板装置に関する前記セキュリティレベル情報のレベルが他の前記電子黒板装置に関する前記セキュリティレベル情報のレベルと同等もしくは高い場合には、前記入力情報を表示させることを特徴とする請求項6又は7記載の電子黒板制御装置。
JP2002358528A 2002-12-10 2002-12-10 電子黒板装置及び電子黒板制御装置 Pending JP2004188736A (ja)

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