JP2004187547A

JP2004187547A - Reel seat

Info

Publication number: JP2004187547A
Application number: JP2002358044A
Authority: JP
Inventors: Kazuma Taniguchi; 一真谷口; Yukinobu Shiotani; 幸信塩谷; Masahiko Matsumoto; 聖比古松本; Shiyoutaro Tanigawa; 尚太郎谷川
Original assignee: Shimano Inc
Current assignee: Shimano Inc
Priority date: 2002-12-10
Filing date: 2002-12-10
Publication date: 2004-07-08

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a reel seat with which a fishing rod used by an angler is disposed at a desire position. <P>SOLUTION: This reel seat 12 is equipped with a seat body 20 and locking members 21 and 22. The seat body 20 has a housing 23, which is inserted into a butt rod 17. The locking members 21 and 22 are inserted into the end parts 28 and 33 of the housing 23, respectively reduced in diameters and engaged with the seat 20 while fastening the butt rod 17. The locking members 21 and 22 are equipped with slits 32. The locking members 21 and 22 are both formed in a tapered shape. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術の分野】
この発明は、釣用リールが装着されるタイプの釣竿の構造、詳しくは、釣用リールを保持するリールシート構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
例えば、磯釣り等では、一般に釣用リールが使用され、釣用リールは、釣竿のリールシートに装着され保持される。
図４は、一般的な磯釣用の釣竿の正面図である。同図が示すように、一般に釣竿１は、円筒状に形成された釣竿構成部材（「節」と称される。）２〜６が振出式に組み立てられており、釣竿構成部材６（「元節６」と称される。）にリールシート７が設けられている。
【０００３】
同図では、リールシート７は元節６と一体的に形成されているが、元節６の製造上、リールシート７は元節６と共に成形されるものではなく、通常は、リールシート７が元節６とは別部材として構成され、これが元節６に組み付けられる。そして、両者は、所定の仕上作業によって面が滑らかに連続するように形成される。
ところで、リールシート７の位置、特に元節６の後端からリールシート７までの距離Ｄは、当該釣竿１の仕様に応じて適切に設定する必要がある（例えば、非特許文献１参照）。なぜなら、リールシート７は、釣用リールを固定するものであると共に、釣人が釣竿１を保持する際に実際に把持する部分であるところ、例えば釣竿１が大型の魚をターゲットとするような仕様であるときは、釣人が大型の魚とファイトするために（いわゆる腰だめを容易にするために）上記距離Ｄは長く設定されることが望ましく、また、釣竿１が中小型の魚をターゲットとするような仕様であるときは、釣竿の操作性向上のために上記距離Ｄは短く設定されることが望ましいからである。
【０００４】
【非特許文献１】
株式会社シマノ２０００ＦｉｓｈｉｎｇＴａｃｋｌｅＣａｔａｌｏｇｕｅ（第５０頁）
【０００５】
しかしながら、従来の釣竿では、元節に対するリールシートの位置は固定されたものであり、例えば釣人の体格や好み等によってはリールシートの位置が当該釣人にマッチしない場合もあった。
そこで、本発明の目的は、釣人が使用する釣竿の所望の位置に配置することができるリールシートを提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
（１）上記目的を達成するため、本願に係るリールシートは、釣用リールの脚部を保持し得る一対のフード部を備え、釣竿本体が挿通される筒状に形成されたシート本体と、内径が拡縮可能な可撓性を有する筒状に形成され、上記釣竿本体が挿通された状態で上記シート本体の端部に嵌め込まれることによって内径が縮小されて上記釣竿本体を把持するロック部材とを有することを特徴とするものである。
【０００７】
この構成によれば、ロック部材及びシート本体が順に釣竿本体に嵌め込まれる。これにより、釣竿本体は、ロック部材及びシート本体に貫通した状態となり、シート本体は、釣竿本体の所望の位置に配置される。
この状態で、ロック部材がシート本体の端部に嵌め込まれる。具体的には、ロック部材は、釣竿本体とシート本体との隙間に挿入される。これにより、ロック部材は変形してその内径が縮小され、釣竿本体がロック部材によって締め付けられる。一方、ロック部材は、シート本体と釣竿本体との隙間に圧入されることになるから、当該ロック部材は、シート本体に対して固定される。したがって、シート本体は、ロック部材を介して釣竿本体に固定されることになる。
ここで、釣竿本体に対するシート本体の相対的位置は、釣竿使用者の所望の位置に設定され得るものであり、シート本体は、釣竿本体の後端部から所望の距離で且つ釣竿本体の周方向に所望の角度で配置され得る。
【０００８】
（２）上記ロック部材は、軸方向に沿ってスリットが形成されることにより内径の拡縮が許容されるように構成されているのが好ましい。
これにより、ロック部材の内径を拡縮させるための構造がきわめて簡単なものとなる。
しかも、スリットが形成されることにより、ロック部材の縮径変形量が大きくなる。したがって、釣竿の仕様によっては釣竿本体の外径が種々変化するが、釣竿本体の外径が変化したとしてもロック部材は、これに対応してシート本体を当該釣竿本体に固定することができる。また、釣竿の仕様によっては釣竿本体にテーパが形成される場合があるが、このテーパが大きい場合であってもロック部材がこれに対応してシート本体を当該釣竿本体に固定することができる。
【０００９】
（３）上記ロック部材は、テーパ状に形成されているのが好ましい。
この構成では、ロック部材がシート本体に嵌め込まれることによって、当該嵌め込み量（挿入量）に比例してロック部材の内径が縮小される。したがって、釣竿本体は、ロック部材によって確実に締め付けられ固定される。
特に、上記ロック部材の軸方向寸法が５ｍｍ〜５０ｍｍに設定され、上記ロック部材は、１／１０００〜１００／１０００のテーパが形成されているのが望ましい。
この構成では、ロック部材が軽量且つコンパクトに形成される。しかも、釣竿本体の寸法（外径やテーパの大きさ）が種々変化されても、ロック部材の内径が十分に縮小され得るので、当該釣竿本体は、確実にロック部材により保持され、シート本体が当該釣竿本体に固定される。
【００１０】
（４）また、釣竿本体と、これに上記リールシートが取り付けられることによって、釣竿が構成される。
この釣竿では、シート本体が釣竿本体（例えば元節）の所望の位置に所望の姿勢（釣竿本体の周方向に対して所望の角度）に配設される。したがって、釣竿使用者は、体格に応じて及び好みに応じて自己にマッチした位置にリールシートを配置することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
【００１２】
図１は、本発明の一実施形態に係る釣竿１０の正面図である。
この釣竿１０は、いわゆるインナーガイドタイプである。釣竿１０は、釣竿本体１１と、リールシート１２とを備えている。このリールシート１２は、釣人が釣竿１０を保持する際に実際に釣竿１０を把持する部分であり、いわゆるグリップを兼ねている。
本実施形態に係る釣竿１０の特徴とするところは、リールシート１２の構造にあり、このリールシート１２が後に詳述される構造を備えることによって、リールシート１２は、釣人の所望の位置及び姿勢に配設されるようになっている。
【００１３】
釣竿本体１１は、５つの筒状部材１３〜１７から構成されている。各筒状部材１３〜１７は、それぞれ「節」と称され、釣竿本体１１の先端側から順に第１番節１３、第２番節１４と称される。第４番節１６は、特に「元上節」と称され、第５番節１７は、特に「元節」と称される。
各節１３〜１７は、既知の要領で構成される。例えば、カーボンプリプレグが所定形状に裁断され、これが筒状に巻回されることによって、円筒状の節１３〜１７が形成される。
この釣竿１０では、第４番節１６（すなわち元上節１６）が第５番節１７（すなわち元節１７）に対して伸縮するズーム機構を搭載している。もっともこのズーム機構は任意的なものであって、当該機構は省略される場合もある。
【００１４】
第１番節１３は第２番節１４の内部に引き出し自在に収容されている。また、第１番節１３の先端には、釣糸が導き出されるトップガイド１８が設けられている。第１番節１３はテーパ状に形成されており、先端部の外径よりも後端部の外径の方が大きくなるように形成されている。そして、第１番節１３の後端径は、第２番節１４の先端径よりも大きく設定されており、第１番節１３を第２番節１４から引き出した際に、第１番節１３の後端部分が第２番節１４の先端部分とかみ合って両者が固定されるようになっている。
なお、第２番節１４と第３番節１５との関係及び第３番節１５と元上節１６との関係も同様である。
【００１５】
また、第２番節１４ないし元節１７の先端部には、当該部分の剛性を向上させ、隣り合う節のかみ合いを確実なものとするために、リングＲ１〜Ｒ４が装着されている。
さらに、元上節１６の先端側の所定位置には図示しない釣糸導入孔が設けられており、この釣糸導入孔に釣糸を導くための導入ガイド１９が取り付けられている。なお、上記トップガイド１８及び導入ガイド１９は、既知の構成であるので、その詳しい説明は省略される。
【００１６】
図２は、釣竿１０の要部拡大正面図であり、リールシート１２の構造を詳細に示している。
リールシート１２は、元節１７に設けられている。リールシート１２は、釣用リール（図示せず）を着脱自在に保持するためのものである。この釣竿１０では、リールシート１２は、元節１７と一体的に形成されている。ただし、従来の釣竿と同様に、リールシート１２は、元節１７の製造工程において元節１７と共に成形されるものではなく、リールシート１２が元節１７とは別部材として構成され、これが後述のように元節１７に組み付けられるようになっている。
【００１７】
リールシート１２は、シート本体２０と、ロック部材２１，２２とを備えている。シート本体２０及びロック部材２１，２２は、後述のように元節１７に嵌め込まれて固定されている。
シート本体２０は、全体として筒状に形成されており、筐体２３と可動フード２４とを備えている。
筐体２３は、例えば、ポリブチレンテレフタレート（ＰＢＴ）、ナイロン、金属等により一体的に形成されている。筐体２３は、図２が示すように、円筒状に形成されており、元節１７に嵌め込まれている。筐体２３には、釣用リールの脚部の一方を収容保持するフード２５が一体的に形成されている。
【００１８】
また、筐体２３の内径は、元節１７の外径に対応されて設定される。本実施形態では、筐体２３の内径は、１５ｍｍ〜３０ｍｍの範囲で適宜設定される。これにより、筐体２３は、釣竿の仕様に応じて変更される元節１７の外径に対応することができ、種々の使用の釣竿に適用され得る。
可動フード２４は、筐体２３に取り付けられている。可動フード２４は、釣用リールの他方の脚部を収容保持する。筐体２３には、軸方向（図中左右方向）に沿ってスライド溝２６が形成されており、可動フード２４は、このスライド溝２６に係合している。これにより、可動フード２４は、図中左右にスライド可能となっており、可動フード２４が図中左側にスライドすることにより、可動フード２４とフード２５との間で釣用リールの脚部が挟持固定される。
【００１９】
図３は、ロック部材２１の構造を示す斜視図である。
ロック部材２１は、筒状に形成されており、元節１７に嵌め込まれる。図２が示すように、ロック部材２１は、元節１７に嵌め込まれたシート本体２０の先端側（図中左側）に配置され、その一端部２７側から筐体２３の端部２８に嵌め込まれる。具体的には、ロック部材２１は、筐体２３と元節１７との隙間に圧入される。
【００２０】
ロック部材２１は、例えば、ポリブチレンテレフタレート（ＰＢＴ）、ナイロン等のほか、ゴム等の弾性部材により構成されている。図３が示すように、ロック部材２１は、本体２９とフランジ部３０とを備えている。
本体２９は、円筒状に形成され、その肉厚が０．２ｍｍ〜５ｍｍ程度に設定されている。また、フランジ部３０は、本体２９の他端部３１に当該本体２９と一体的に形成されている。
フランジ部３０が形成されることにより、ロック部材２１が上記筐体２３に嵌め込まれる作業が容易となる。もっとも、このフランジ部３０は省略されてもよい。
【００２１】
本実施形態では、本体２９はテーパ状に形成されており、一端部２７の外径が他端部３１の外径よりも小さく設定されている。本体２９のテーパは、１／１０００〜１００／１００００程度に設定される。また、本体２９の軸方向寸法Ｌは、５ｍｍ〜５０ｍｍ程度に設定される。
さらに、本実施形態では、ロック部材２１に、軸方向に沿ってスリット３２が形成されている。このスリット３２の幅寸法ｓは、０．２ｍｍ〜３ｍｍ程度に設定される。このスリット３２が形成されることにより、ロック部材２１は、きわめて容易にその内径が変化（拡縮）するようになっている。
【００２２】
なお、ロック部材２２は、ロック部材２１と同様の構成である。したがって、ロック部材２２についての説明は省略される。ただし、図２が示すように、ロック部材２２は元節１７に嵌め込まれ、シート本体２０の後端側（図中右側）に配置され、その一端部２７側から筐体２３の端部３３に嵌め込まれる。具体的には、ロック部材２２は、ロック部材２１と同様に、筐体２３と元節１７との隙間に圧入される。
【００２３】
本実施形態に係る釣竿では、次のようにしてリールシート１２が固定される。
まず、ロック部材２２、シート本体２０及びロック部材２１が、順に元節１７の先端側から嵌め込まれる。これにより、元節１７は、ロック部材２２、シート本体２０及びロック部材２１に貫通した状態となる。シート本体２０の筐体２３は、前述の寸法に設定されているから、シート本体２０は、元節１７の所望の位置に配置され得る。
【００２４】
この状態で、ロック部材２１，２２がシート本体２０筐体２３の端部２８，３３にそれぞれ嵌め込まれる。これにより、ロック部材２１，２２は変形し、その内径が縮小される。つまり、元節１７がロック部材２１，２２によって締め付けられる。
一方、ロック部材２１，２２は、前述のように筐体２３と元節１７との隙間に圧入されることになるから、ロック部材２１，２２は、シート本体２０に対して固定される。したがって、シート本体２０は、ロック部材２１，２２を介して元節１７に固定されることになる。
【００２５】
前述のように、元節１７に対するシート本体２０の相対的位置は、当該釣竿１０の使用者の所望の位置に設定され得るものであるから、シート本体２０は、元節１７の後端部３５（図１参照）から所望の距離の位置に配置される。また、筐体２３が筒状に形成され、これが元節１７に嵌め込まれるから、シート本体２０は、元節１７の周方向に対して所望の角度で配置され得る。
このように、釣竿１０では、シート本体２０が元節１７に対して釣人の所望の位置・姿勢に配置されるので、釣人は、自己の体格、好みに応じて最も使いやすい位置にリールシート１２を設置することができる。その結果、釣竿１０は、釣人にとって、きわめて使い心地の良いものとなる。
【００２６】
特に、本実施形態に係る釣竿１０では、ロック部材２１，２２は、軸方向に沿ってスリット３２が形成されることにより内径の拡縮が許容されるように構成されているので、ロック部材２１，２２の内径を拡縮させるための構造がきわめて簡単なものとなる。
しかも、スリット３２が形成されることにより、ロック部材２１，２２の縮径変形量が大きくなる。したがって、釣竿の仕様によっては元節１７の外径が種々変化されるが、元節１７の外径が変化されたとしても、ロック部材２１，２２は、これに対応して確実に縮径され、シート本体２０は、元節１７確実に固定される。
また、釣竿の仕様によっては元節１７に所定のテーパが形成される場合があるが、このテーパが大きい場合であっても、ロック部材２１，２２がこれに対応して縮径され、シート本体２０は、元節１７に確実に固定される。
【００２７】
さらに、本実施形態に係る釣竿１０では、ロック部材２１，２２は、テーパ状に形成されているので、ロック部材２１，２２が筐体２３に嵌め込まれることによって、当該嵌め込み量（挿入量）に比例してロック部材２１，２２の内径が縮小される。したがって、元節１７は、ロック部材２１，２２によって確実に締め付けられ、シート本体２０と一層確実に固定される。
特に、ロック部材２１，２２の軸方向寸法及びテーパが前述のように設定されているから、ロック部材２１，２２が軽量且つコンパクトに形成され、釣竿１０全体として大幅に重量が増加することはないという利点がる。
しかも、ロック部材２１，２２が上記寸法に設定されることにより、ロック部材２１，２２の内径の拡縮が十分な範囲で行われるから、釣竿の仕様に応じて元節１７の寸法（外径やテーパの大きさ）が種々変化されても、元節１７とシート本体２０とは、確実に固定される。
【００２８】
本実施形態では、シート本体２０が元節１７に固定されるために一対のロック部材２１，２２が用いられているが、少なくともロック部材２１，２２のいずれか一方のみが用いられることにより、元節１７とシート本体２０との固定は実現され得る。
また、本実施形態では、ロック部材２１，２２が前述の材料から構成され、スリット３２が形成されることにより、ロック部材２１，２２の内径が容易且つ大きく拡縮するようになっているが、ロック部材が、例えばゴム等により構成されることも可能である。これにより、ロック部材は、その内径の拡縮が許容され、上記ロック部材２１，２２によるシート本体２０の固定と同様の要領でシート本体２０が元節１７に固定され得る。もっとも、ロック部材を構成する材料はゴム等に限定されるものではなく、要するに、その内径の拡縮が許容される可撓性を有するように構成されていればよい。
なお、ロック部材の内径の拡縮が許容される構造であるならば、上記ロック部材２１，２２に設けられたスリット３２は、省略され得る。
【００２９】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、シート本体の釣竿本体に対する取付位置が調整され得るので、例えば元節の所望の位置にリールシートが配置される。その結果、釣人は、自己の体格、好みに応じて最も使いやすい位置にリールシートを配置することができ、当該リールシートが採用された釣竿は、きわめて使い心地の良いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明の一実施形態に係る釣竿の正面図である。
【図２】図２は、本発明の一実施形態に係る釣竿の要部拡大正面図である。
【図３】図３は、本発明の一実施形態に係る釣竿に適用されるロック部材の構造を示す斜視図である。
【図４】図４は、一般的な磯釣用の釣竿の正面図である。
【符号の説明】
１０・・・釣竿
１１・・・釣竿本体
１２・・・リールシート
１７・・・元節
２０・・・シート本体
２１・・・ロック部材
２２・・・ロック部材
２３・・・筐体
２７・・・ロック部材の一端部
２８・・・筐体の端部
２９・・・本体
３０・・・フランジ部
３１・・・ロック部材の他端部
３２・・・スリット
３３・・・筐体の端部
３５・・・元節の後端部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a structure of a fishing rod on which a fishing reel is mounted, and more particularly, to a reel seat structure for holding a fishing reel.
[0002]
Problems to be solved by the prior art and the invention
For example, in surf fishing and the like, a fishing reel is generally used, and the fishing reel is mounted and held on a reel sheet of a fishing rod.
FIG. 4 is a front view of a general fishing rod for surf fishing. As shown in the figure, the fishing rod 1 is generally composed of fishing rod constituent members (referred to as “knots”) 2 to 6 formed in a cylindrical shape in a swing-out manner, and the fishing rod constituent member 6 (“former”). A “reel sheet 7” is provided on the reel sheet 7.
[0003]
In the figure, although the reel sheet 7 is formed integrally with the base section 6, the reel sheet 7 is not formed together with the base section 6 due to the manufacture of the base section 6. It is configured as a separate member from the main joint 6, and is assembled to the main joint 6. Both are formed so that the surfaces are smoothly continuous by a predetermined finishing operation.
By the way, the position of the reel sheet 7, particularly the distance D from the rear end of the base section 6 to the reel sheet 7, needs to be appropriately set according to the specifications of the fishing rod 1 (for example, see Non-Patent Document 1). The reason is that the reel sheet 7 is used to fix the fishing reel and is a portion that the angler actually grips when holding the fishing rod 1. For example, the reel sheet 7 is designed so that the fishing rod 1 targets a large fish. In the case of, the distance D is desirably set to be long in order for the angler to fight with a large fish (so as to facilitate so-called waist holding). This is because when the specification is such that the distance D is set to be short in order to improve the operability of the fishing rod.
[0004]
[Non-patent document 1]
Shimano Corporation 2000 Fishing Tackle Catalog (page 50)
[0005]
However, in the conventional fishing rod, the position of the reel sheet with respect to the original clause is fixed, and the position of the reel sheet may not match the angler depending on, for example, the physique and preference of the angler.
Therefore, an object of the present invention is to provide a reel sheet that can be arranged at a desired position on a fishing rod used by a fisherman.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
(1) In order to achieve the above object, a reel sheet according to the present application includes a pair of hood portions capable of holding leg portions of a fishing reel, and a sheet body formed in a tubular shape through which a fishing rod body is inserted; A lock member that is formed in a tubular shape having an inner diameter that is expandable and contractible and that is fitted into an end of the sheet body while the fishing rod body is inserted so that the inner diameter is reduced and the fishing rod body is gripped. Which is characterized by having
[0007]
According to this configuration, the lock member and the seat body are fitted into the fishing rod body in order. As a result, the fishing rod body penetrates the lock member and the seat body, and the seat body is disposed at a desired position on the fishing rod body.
In this state, the lock member is fitted into the end of the seat body. Specifically, the lock member is inserted into a gap between the fishing rod main body and the seat main body. As a result, the lock member is deformed to reduce its inner diameter, and the fishing rod body is tightened by the lock member. On the other hand, since the lock member is pressed into the gap between the seat body and the fishing rod body, the lock member is fixed to the seat body. Therefore, the seat body is fixed to the fishing rod body via the lock member.
Here, the relative position of the sheet main body with respect to the fishing rod main body can be set to a desired position of the fishing rod user, and the seat main body is at a desired distance from the rear end of the fishing rod main body and in the circumferential direction of the fishing rod main body. At a desired angle.
[0008]
(2) It is preferable that the lock member is configured such that a slit is formed along the axial direction so that expansion and contraction of the inner diameter is allowed.
Thus, the structure for expanding and contracting the inner diameter of the lock member becomes extremely simple.
In addition, since the slit is formed, the amount of diameter reduction deformation of the lock member increases. Therefore, the outer diameter of the fishing rod main body varies depending on the specifications of the fishing rod, but even if the outer diameter of the fishing rod main body changes, the lock member can fix the seat main body to the fishing rod main body correspondingly. Further, depending on the specifications of the fishing rod, a taper may be formed in the fishing rod main body. Even when the taper is large, the lock member can fix the seat main body to the fishing rod main body correspondingly.
[0009]
(3) The lock member is preferably formed in a tapered shape.
In this configuration, by fitting the lock member into the seat body, the inner diameter of the lock member is reduced in proportion to the fitted amount (insertion amount). Therefore, the fishing rod main body is securely tightened and fixed by the lock member.
In particular, it is preferable that the axial dimension of the lock member is set to 5 mm to 50 mm, and the lock member has a taper of 1/1000 to 100/1000.
With this configuration, the lock member is formed to be lightweight and compact. In addition, even when the dimensions (outer diameter and taper size) of the fishing rod main body are variously changed, the inner diameter of the lock member can be sufficiently reduced, so that the fishing rod main body is securely held by the lock member, and the seat main body can be held. It is fixed to the fishing rod body.
[0010]
(4) Further, a fishing rod is constituted by the fishing rod main body and the reel sheet attached thereto.
In this fishing rod, the sheet main body is disposed at a desired position on the fishing rod main body (for example, the original section) in a desired posture (a desired angle with respect to the circumferential direction of the fishing rod main body). Therefore, the fishing rod user can arrange the reel sheet at a position that matches himself according to his physique and his preference.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on preferred embodiments with reference to the drawings as appropriate.
[0012]
FIG. 1 is a front view of a fishing rod 10 according to one embodiment of the present invention.
This fishing rod 10 is a so-called inner guide type. The fishing rod 10 includes a fishing rod body 11 and a reel sheet 12. The reel sheet 12 is a part where the angler actually holds the fishing rod 10 when holding the fishing rod 10, and also serves as a so-called grip.
The feature of the fishing rod 10 according to the present embodiment lies in the structure of the reel sheet 12, and the reel sheet 12 is provided with a structure described in detail later. It is to be arranged in.
[0013]
The fishing rod body 11 is composed of five cylindrical members 13 to 17. Each of the tubular members 13 to 17 is referred to as a “knot”, and is referred to as a first knot 13 and a second knot 14 in order from the tip side of the fishing rod main body 11. The fourth node 16 is particularly called “elementary upper section”, and the fifth node 17 is especially called “elementary node”.
Each of the sections 13 to 17 is configured in a known manner. For example, the carbon prepreg is cut into a predetermined shape, and this is wound into a cylindrical shape, whereby cylindrical nodes 13 to 17 are formed.
The fishing rod 10 has a zoom mechanism in which the fourth node 16 (ie, the former upper node 16) expands and contracts with respect to the fifth node 17 (ie, the former node 17). However, this zoom mechanism is optional, and the mechanism may be omitted in some cases.
[0014]
The first node 13 is housed inside the second node 14 so as to be freely drawn out. Further, a top guide 18 from which the fishing line is led is provided at the tip of the first node 13. The first node 13 is formed in a tapered shape so that the outer diameter of the rear end portion is larger than the outer diameter of the front end portion. The rear end diameter of the first node 13 is set to be larger than the front end diameter of the second node 14, and when the first node 13 is pulled out from the second node 14, the first node 13 The rear end portion 13 engages with the front end portion of the second node 14 so that both are fixed.
The relationship between the second node 14 and the third node 15 and the relationship between the third node 15 and the former upper node 16 are the same.
[0015]
Rings R1 to R4 are attached to the distal end portions of the second node 14 to the original node 17 in order to improve the rigidity of the portion and ensure the engagement of the adjacent nodes.
Further, a fishing line introduction hole (not shown) is provided at a predetermined position on the distal end side of the former upper section 16, and an introduction guide 19 for guiding a fishing line to the fishing line introduction hole is attached. Since the top guide 18 and the introduction guide 19 have a known configuration, a detailed description thereof will be omitted.
[0016]
FIG. 2 is an enlarged front view of a main part of the fishing rod 10 and shows the structure of the reel sheet 12 in detail.
The reel sheet 12 is provided in the base section 17. The reel sheet 12 is for holding a fishing reel (not shown) in a detachable manner. In this fishing rod 10, the reel sheet 12 is formed integrally with the base section 17. However, like the conventional fishing rod, the reel sheet 12 is not formed together with the base section 17 in the manufacturing process of the base section 17, and the reel sheet 12 is configured as a separate member from the base section 17, which will be described later. In this way, it can be assembled to the original clause 17.
[0017]
The reel seat 12 includes a seat body 20 and lock members 21 and 22. The seat body 20 and the lock members 21 and 22 are fitted and fixed to the main joint 17 as described later.
The seat body 20 is formed in a cylindrical shape as a whole, and includes a housing 23 and a movable hood 24.
The housing 23 is integrally formed of, for example, polybutylene terephthalate (PBT), nylon, metal, or the like. As shown in FIG. 2, the housing 23 is formed in a cylindrical shape, and is fitted into the main joint 17. A hood 25 for accommodating and holding one of the legs of the fishing reel is formed integrally with the housing 23.
[0018]
The inner diameter of the housing 23 is set corresponding to the outer diameter of the base section 17. In the present embodiment, the inner diameter of the housing 23 is appropriately set in a range of 15 mm to 30 mm. Thus, the housing 23 can correspond to the outer diameter of the main joint 17 changed according to the specifications of the fishing rod, and can be applied to fishing rods of various uses.
The movable hood 24 is attached to the housing 23. The movable hood 24 accommodates and holds the other leg of the fishing reel. A slide groove 26 is formed in the housing 23 along the axial direction (the left-right direction in the figure), and the movable hood 24 is engaged with the slide groove 26. As a result, the movable hood 24 is slidable left and right in the figure, and by sliding the movable hood 24 to the left in the figure, the legs of the fishing reel are pinched between the movable hood 24 and the hood 25. Fixed.
[0019]
FIG. 3 is a perspective view illustrating the structure of the lock member 21.
The lock member 21 is formed in a tubular shape, and is fitted into the base joint 17. As shown in FIG. 2, the lock member 21 is disposed on the distal end side (left side in the figure) of the seat body 20 fitted into the base joint 17, and fitted into the end 28 of the housing 23 from one end 27 thereof. . Specifically, the lock member 21 is pressed into a gap between the housing 23 and the main joint 17.
[0020]
The lock member 21 is made of, for example, an elastic member such as rubber in addition to polybutylene terephthalate (PBT), nylon and the like. As shown in FIG. 3, the lock member 21 includes a main body 29 and a flange portion 30.
The main body 29 is formed in a cylindrical shape, and its thickness is set to about 0.2 mm to 5 mm. The flange 30 is formed integrally with the main body 29 at the other end 31 of the main body 29.
The formation of the flange portion 30 facilitates the work of fitting the lock member 21 into the housing 23. However, the flange portion 30 may be omitted.
[0021]
In the present embodiment, the main body 29 is formed in a tapered shape, and the outer diameter of the one end 27 is set smaller than the outer diameter of the other end 31. The taper of the main body 29 is set to about 1/1000 to 100 / 10,000. The axial dimension L of the main body 29 is set to about 5 mm to 50 mm.
Further, in the present embodiment, a slit 32 is formed in the lock member 21 along the axial direction. The width dimension s of the slit 32 is set to about 0.2 mm to 3 mm. The formation of the slit 32 allows the inner diameter of the lock member 21 to be changed (expanded / reduced) very easily.
[0022]
The lock member 22 has the same configuration as the lock member 21. Therefore, description of the lock member 22 is omitted. However, as shown in FIG. 2, the lock member 22 is fitted into the base joint 17, is disposed on the rear end side (the right side in the figure) of the seat body 20, and from the one end 27 side to the end 33 of the housing 23. It is fitted. Specifically, the lock member 22 is press-fitted into the gap between the housing 23 and the base joint 17, similarly to the lock member 21.
[0023]
In the fishing rod according to the present embodiment, the reel sheet 12 is fixed as follows.
First, the lock member 22, the seat body 20, and the lock member 21 are fitted in order from the distal end side of the base joint 17. As a result, the main joint 17 penetrates the lock member 22, the seat body 20, and the lock member 21. Since the housing 23 of the seat body 20 is set to the dimensions described above, the seat body 20 can be arranged at a desired position of the main joint 17.
[0024]
In this state, the lock members 21 and 22 are fitted into the ends 28 and 33 of the housing 23 of the seat body 20, respectively. Thereby, the lock members 21 and 22 are deformed, and their inner diameters are reduced. That is, the main joint 17 is tightened by the lock members 21 and 22.
On the other hand, the lock members 21 and 22 are pressed into the gap between the housing 23 and the main joint 17 as described above, so that the lock members 21 and 22 are fixed to the seat body 20. Therefore, the seat body 20 is fixed to the base joint 17 via the lock members 21 and 22.
[0025]
As described above, the relative position of the seat body 20 with respect to the main joint 17 can be set to a position desired by the user of the fishing rod 10. (See FIG. 1). Further, since the housing 23 is formed in a tubular shape and is fitted into the main joint 17, the seat body 20 can be arranged at a desired angle with respect to the circumferential direction of the main joint 17.
As described above, in the fishing rod 10, the seat body 20 is arranged at the desired position and posture of the angler with respect to the main joint 17, so that the angler can move the reel seat 12 to the position that is most easy to use according to his or her physique and preference. Can be installed. As a result, the fishing rod 10 is extremely comfortable for the angler.
[0026]
In particular, in the fishing rod 10 according to the present embodiment, the lock members 21 and 22 are configured such that the slits 32 are formed along the axial direction so that the expansion and contraction of the inner diameter is allowed. The structure for expanding / contracting the inner diameter of 22 becomes extremely simple.
In addition, since the slit 32 is formed, the amount of diameter reduction deformation of the lock members 21 and 22 increases. Therefore, depending on the specifications of the fishing rod, the outer diameter of the main joint 17 is variously changed. However, even if the outer diameter of the main joint 17 is changed, the lock members 21 and 22 are reliably reduced in diameter corresponding to this. The seat body 20 is securely fixed to the base joint 17.
Also, depending on the specifications of the fishing rod, a predetermined taper may be formed in the base section 17, but even when the taper is large, the locking members 21 and 22 are reduced in diameter correspondingly, and the seat body is reduced. 20 is securely fixed to the element 17.
[0027]
Furthermore, in the fishing rod 10 according to the present embodiment, since the lock members 21 and 22 are formed in a tapered shape, when the lock members 21 and 22 are fitted into the housing 23, the fitting amount (insertion amount) is reduced. The inside diameters of the lock members 21 and 22 are reduced in proportion. Therefore, the main joint 17 is securely tightened by the lock members 21 and 22 and is more securely fixed to the seat body 20.
In particular, since the axial dimensions and the taper of the lock members 21 and 22 are set as described above, the lock members 21 and 22 are formed to be lightweight and compact, and the weight of the fishing rod 10 as a whole does not increase significantly. There is an advantage.
In addition, since the lock members 21 and 22 are set to the above dimensions, the inner diameters of the lock members 21 and 22 can be expanded or contracted within a sufficient range. Even if the taper size) is variously changed, the base joint 17 and the seat body 20 are securely fixed.
[0028]
In the present embodiment, the pair of lock members 21 and 22 are used to fix the seat body 20 to the base joint 17, but the use of at least one of the lock members 21 and 22 reduces The fixing of the joint 17 and the seat body 20 can be realized.
Further, in the present embodiment, the lock members 21 and 22 are made of the above-described material, and the slits 32 are formed so that the inner diameters of the lock members 21 and 22 can be easily and largely expanded and contracted. The member can be made of, for example, rubber or the like. Accordingly, the inner diameter of the lock member is allowed to expand and contract, and the seat body 20 can be fixed to the base joint 17 in the same manner as the fixing of the seat body 20 by the lock members 21 and 22. However, the material forming the lock member is not limited to rubber or the like, but in short, it is sufficient that the lock member is configured to have flexibility that allows the inner diameter of the lock member to be increased or decreased.
If the structure allows the inner diameter of the lock member to be increased or decreased, the slit 32 provided in the lock members 21 and 22 may be omitted.
[0029]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, since the mounting position of the sheet main body with respect to the fishing rod main body can be adjusted, for example, the reel sheet is arranged at a desired position of the original section. As a result, the angler can arrange the reel sheet at the most convenient position according to his or her physique and preference, and the fishing rod employing the reel sheet becomes extremely comfortable to use.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a fishing rod according to one embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged front view of a main part of a fishing rod according to one embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a perspective view showing a structure of a lock member applied to the fishing rod according to one embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a front view of a general fishing rod for surf fishing.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Fishing rod 11 ... Fishing rod main body 12 ... Reel seat 17 ... Original section 20 ... Seat main body 21 ... Lock member 22 ... Lock member 23 ... Housing 27 ... One end portion 28 of the lock member End portion 29 of the housing Main body 30 Flange portion 31 Other end portion 32 of the lock member Slit 33 End portion of the housing 35 ... rear end of the original section

Claims

A pair of hood portions that can hold the legs of the fishing reel, a sheet body formed into a cylindrical shape through which the fishing rod body is inserted,
A lock member that is formed in a tubular shape having an inner diameter that is expandable and contractible and that is fitted to the end of the sheet body while the fishing rod body is inserted so that the inner diameter is reduced and the fishing rod body is gripped; Reel sheet having a.

The lock member,
2. The reel sheet according to claim 1, wherein a slit is formed along the axial direction so that expansion and contraction of the inner diameter is allowed.

The reel seat according to claim 1, wherein the lock member is formed in a tapered shape.

The axial dimension of the lock member is set to 5 mm to 50 mm,
The reel sheet according to claim 3, wherein the lock member has a taper of 1/1000 to 100/1000.

Fishing rod body,
A fishing rod comprising the reel seat according to any one of claims 1 to 4 inserted through the fishing rod body.